JP2000028966A - 光信号の伝送方法および光学デバイス - Google Patents

光信号の伝送方法および光学デバイス

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JP2000028966A
JP2000028966A JP11171883A JP17188399A JP2000028966A JP 2000028966 A JP2000028966 A JP 2000028966A JP 11171883 A JP11171883 A JP 11171883A JP 17188399 A JP17188399 A JP 17188399A JP 2000028966 A JP2000028966 A JP 2000028966A
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    • G02F1/09Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
    • G02F1/093Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect used as non-reciprocal devices, e.g. optical isolators, circulators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度、低コスト複数光ファイバ光サーキュレ
ータを提供する。 【解決手段】第1の光伝搬路(30、32、34、及
び、36)から光ビームは第1の光学素子(50)によ
り、ほぼ平行な伝搬方向を有する第1と第2の偏光成分
に分割される。これら偏光成分は第1のレンズ(16)
により相互距離を漸進的に増大させる。さらに第2のレ
ンズ(20)により、第1と第2の偏光成分の伝搬方向
を変え、ほぼ平行に戻す。次いで非可逆光学素子(2
4)により第1と第2の偏光成分を側方にシフトさせ
る。その後第3のレンズ(22)により偏光成分を偏向
させて、相互の距離を漸進的に短縮する。さらに第2の
光学素子(58)により、第1と第2の偏光成分を結合
し、第2の光伝搬路(40、42、44、及び、46)
を介して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概ね非可逆光学デバ
イスに関し、特に複数光ファイバ間伝送に適応できる光
サーキュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ・テクノロジ分野の間断無き
革新により、種々の技術に光ファイバが使われるように
なった。光ファイバによる光信号の伝送を基礎にした通
信ネットワークの柔軟性と信頼性とは、光サーキュレー
タ及びアイソレータなどのアセンブリを用いて大幅に向
上する。光サーキュレータによれば入力光ファイバと出
力光ファイバのいずれに対しても双方向光ファイバを結
合できる。光アイソレータによって、光信号は、入力光
ファイバから出力光ファイバへの順方向の伝搬は行える
が、出力光ファイバから入力光ファイバへの逆方向の伝
搬は阻止される。
【0003】Kogaに対する米国特許第5,204,
771号の明細書には、3つの複屈折結晶と、2つの非
可逆回転子アセンブリを備えた光サーキュレータの記載
がある。2つの非可逆回転子アセンブリは、2つの隣接
する複屈折結晶間に配置されている。非可逆回転子アセ
ンブリは、ファラデー回転子、左二分の一波長板、及
び、右二分の一波長板から構成される。左二分の一波長
板は、右二分の一波長板によって生じる回転方向に対し
て逆の方向に、光ビームの偏光成分を回転させる。コガ
の光サーキュレータには、光サーキュレータ・アセンブ
リの1つの面に入力/出力ポートが含まれている。反対
側の面には、入力ポートが出力ポートの上に位置するよ
うにして、出力ポートと入力ポートが配置されている。
コガの光サーキュレータは、入力ポートが受光した光信
号を入力/出力ポートに伝送する働きをする。しかし、
入力/出力ポートが受光した光信号は、入力ポートに送
り返されずに、出力ポートに送られる。
【0004】Cheng他に対する米国特許第5,47
1,340号の明細書には、関心を引くもう1つの光サ
ーキュレータの記載がある。光アイソレーション及びサ
ーキュレーションの実施に必要な部品数を減らすため、
Cheng他の光サーキュレータは、光学アセンブリの
一方の端部でミラーを利用する。隣接する入力/出力ポ
ートは、光学アセンブリのミラーとは逆の端部に配置さ
れている。光学アセンブリには、第1の複屈折結晶、上
方と下方の二分の一波長板、第1のファラデー回転子、
第2の複屈折結晶、及び、第2のファラデー回転子が含
まれている。動作時、光ビームが、入力/出力ポートの
一方から光学アセンブリに入射する。第1の複屈折結晶
によって、光ビームが2つの偏光成分に分割される。隣
接する非可逆ファラデー回転子と、下方の二分の一波長
板によって、中心複屈折結晶による偏光成分の一方また
は両方の側方変位(ウォーク・オフ)に関して、偏光成
分が適切に整列させられる。偏光成分は、ミラーによる
光ビームの反射時に、第2のファラデー回転子によって
2回にわたって回転させられる。第1の複屈折結晶板に
よって、2つの偏光成分が再結合され、異なる入力/出
力ポートに出力される。
【0005】光サーキュレータ及びアイソレータを設計
する場合に考慮しなければならない要素がいくつか存在
する。Kransinski他に対する米国特許第5,
319,483号の明細書では、挿入損失及びクロスト
ークが、性能に関連した2つの考慮事項とみなされてい
る。挿入損失は、入射光と光学アセンブリを出射する光
とのパワー差である。挿入損失の主たる原因は、光の吸
収、及び、偏光分離と再結合の不完全であるとみなされ
ている。光サーキュレータにおけるクロストークは、入
力ファイバから意図した出力ファイバではないファイバ
への光の伝送である。Kransinski他は、光サ
ーキュレータにおけるクロストークの主たる原因は、光
学アセンブリにおけるさまざまな光学素子からの後方反
射であると断定している。該特許に記載のシステムは、
偏光分離をより完全なものにし、それによって、挿入損
失及びクロストークを低減させようとして、偏光分割立
方体の代わりに、複屈折結晶を利用している。さらに、
該システムは、光学アセンブリの光学素子を互いに光学
的に接触させることによって、後方反射を低減させるも
のである。
【0006】挿入損失のもう1つの原因は、光ファイバ
間における効率のよい結合の妨げになる、光学素子を通
って伝搬する際における光ビームの分散である。この問
題を軽減する方法の1つは、レンズを利用して、光ビー
ムを集束させることである。1997年6月17日に公
開された、Friskenによる国際特許協力条約に基
づく国際出願PCT/AU96/00800の国際公開
WO97/22034には、2つの光学アセンブリ間に
1対のレンズを備えた光サーキュレータの記載がある。
1対のレンズは、光サーキュレータを通って伝搬する光
ビームを集束させる働きをする。2つの光学アセンブリ
には、それぞれ、2つの複屈折結晶の間に、ファラデー
回転子と二分の一波長板が含まれている。2つの光学ア
センブリは、伝搬する光ビームの偏光成分に分離、回
転、及び、再結合操作を施して、光ファイバへのあるい
は光ファイバからの光ビームの循環を容易にする。
【0007】上述の性能に関連した問題以外に、製造に
関連した問題がある。光学アセンブリは、物理的に小形
で、材料のコスト及びいくつかのこうしたアセンブリを
収容する能力に関して利点をもたらすことが望ましい。
光サーキュレータ及びアイソレータの一方の側に入力/
出力ポートのアレイが設けられている場合、ポート間に
おけるコア間の間隔(すなわち、ピッチ)によって、光
学素子のアセンブリの幅及び長さを決めることが可能性
である。一般には、コリメータの利用に適応するため、
ピッチは少なくとも2mmである。アセンブリの最短幅
は、ピッチとアレイをなすポート数の積である。ルチル
が、光学アセンブリ内において所望のウォーク・オフ変
位を生じる複屈折結晶を形成するための一般的な材料で
ある。1mmのウォーク・オフ毎に、ルチル結晶の厚さ
は、約10mmなければならない。光学アセンブリにお
ける他の光学素子、例えば、ファラデー回転子の厚さに
よって、アセンブリの全体の厚さが増大する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】既知の光サーキュレー
タは、意図した目的に関してうまく機能するが、光サー
キュレータの設計に際しては、性能の向上及び製作コス
トの低減が所望される。
【0009】本発明の目的は、入力/出力ポートの密度
が高く、製作プロセスにおけるコスト効率がかなり優れ
た、通信ネットワーク内において光信号のような信号を
伝送する複数光ファイバを結合するための光サーキュレ
ータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】非可逆光学素子、できれ
ば、光サーキュレータ、及び、光信号の伝送方法におい
て、集束レンズに光学的に結合された補償レンズが利用
される。補償レンズは、集束レンズによって生じる整列
誤差を補正する働きをする。補償レンズは、その背面か
ら受けた発散光を屈折させて、平行な光にすることが可
能ないくつかのフラットな表面を持つ、正面を備えてい
ることが望ましい。さらに、補償レンズは、正面におい
て平行光を受けると、屈折させて、その背面から送り出
される光を収束させることができるのが望ましい。
【0011】本発明の第1の実施例では、非可逆光学デ
バイスには、2つの集束レンズ間において光学的に直列
をなす2つの補償レンズが含まれている。2つの集束レ
ンズは、同じ形状の収束レンズであることが望ましい。
本発明にとって致命的ではないが、集束レンズは、1:
4のイメージングが行えるように構成するのがよい。集
束レンズと同様、2つの補償レンズも、物理的に同じで
ある。2つの補償レンズは、その正面が向かい合わせに
なるように配置される。4つのレンズは、第1の集束レ
ンズと第1の補償レンズとの距離が、第2の補償レンズ
と第2の集束レンズとの距離に等しくなるように配置す
るのが望ましい。集束レンズ及び補償レンズによって、
光ファイバの結合効率がよくなる。循環機能が、2つの
光学アセンブリとシフト・プレートによって実現され
る。
【0012】第1の光学アセンブリには、ウォーク・オ
フ結晶、上方及び下方の二分の一波長板、及び、ファラ
デー回転子が含まれている。第1の光学アセンブリは、
光ビームを2つの直交する偏光成分に分離する働きを
し、2つの偏光成分の一方を回転させて、両方の偏光成
分が整列させられ、シフト・プレートによって、側方、
すなわち、正または負のx方向にシフトされるようにす
る。第2の光学アセンブリは、2つの偏光成分を再結合
し、所定の光ファイバを介して出力されるようにする。
第1と第2の光学アセンブリは、同じ構造であることが
望ましい。2つの光学アセンブリの唯一の相違は、第1
の光学アセンブリに対する第2の光学アセンブリの向で
ある。第2の光学アセンブリを180゜回転させると、
その正面と背面が、第1の光学アセンブリの正面と背面
に替わる。
【0013】第1の光学アセンブリの、従って、第2の
光学アセンブリの光学素子は、第1の光学アセンブリ及
び第2の光学アセンブリの動作に影響を及ぼすことな
く、いくつかの代替構成をなすように構成することが可
能である。第1に、ウォーク・オフ結晶は、光ビームの
偏光成分を分離するため、垂直方向、すなわち正または
負のy方向のウォーク・オフ方向を備えることが可能で
ある。第2に、上方及び下方の二分の一波長板は、ファ
ラデー回転子の前方またはファラデー回転子の後方に配
置することが可能である。唯一の判定基準は、光ビーム
の偏光成分の一方が、上方の二分の一波長板を通って進
行し、光ビームの偏光成分のもう一方が下方の二分の一
波長板を通って進行するように、二分の一波長板を配置
するということである。ファラデー回転子及び二分の一
波長板は、それぞれ、偏光成分を45゜回転させる。ウ
ォーク・オフ結晶のウォーク・オフ方向が、正のy方向
である場合、ファラデー回転子及び上方の二分の一波長
板によって、順方向に伝搬する偏光成分を時計廻り方向
に回転させ、下方の二分の一波長板によって、反時計廻
り方向に回転させることが可能である。代替案として、
ファラデー回転子及び上方の二分の一波長板によって、
反時計廻りに回転させ、下方の二分の一波長板によっ
て、時計廻りに回転させることも可能である。ウォーク
・オフ結晶のウォーク・オフ方向が、負のy方向である
場合、上方と下方の二分の一波長板の回転が逆になる。
【0014】望ましい実施例の場合、2つの補償レンズ
間に、シフト・プレートが配置される。シフト・プレー
トによって、順方向に伝搬する偏光成分だけが側方に変
位する。これは、第1の光学アセンブリによって生じる
偏光成分の配向に起因する。順方向において、シフト・
プレートを通って伝搬すると、全偏光成分の水平整列が
なされる。一方、逆方向の場合には、偏光成分の垂直整
列がなされる。
【0015】第1の実施例の非可逆光学素子は、第1と
第2の光ファイバを単一の第3の光ファイバに結合する
働きをする。例えば、第1と第2の光ファイバは、第2
の光学アセンブリに隣接して配置することが可能であ
り、一方、第3の光ファイバは、第1の光学アセンブリ
に隣接して配置することが可能である。第3の光ファイ
バからの光ビームは、第2の光ファイバに伝送され、一
方、第1の光ファイバからの光ビームは、第3の光ファ
イバに伝送される。しかし、第2の光ファイバからの光
ビームは、第3の光ファイバに伝送されない。
【0016】動作時、順方向に伝搬する光ビームは、第
1の光ファイバから第1の光アセンブリに入射する。光
ビームは、第1の光学アセンブリにおけるウォーク・オ
フ結晶によって第1と第2の偏光成分に分離される。第
1の偏光成分は、垂直偏光状態を示し、一方、第2の偏
光成分は、水平偏光状態を示す。次に、第1の偏光成分
は、第1の光学アセンブリによって90゜回転する。次
に、第1と第2の偏光成分が、第1の光学アセンブリを
出射して、第1の集束レンズに遭遇する。集束レンズ
は、まず、偏光成分を第1の集束レンズの焦点に収束さ
せる。しかし、焦点の通過後、偏光成分は、発散を開始
する。さらに、偏光成分の相対位置が、収束及び発散プ
ロセスによって反転する。次に、偏光成分は、第1の補
償レンズに入射する。各偏光成分は、補償レンズのフラ
ットな表面で屈折して、発散を中止し、他の偏光成分に
対して平行に伝搬する。
【0017】次に、偏光成分が、シフト・プレートを通
って伝搬し、正または負のx方向に変位する。偏光成分
は、次に、第2の補償レンズによって収束させられる。
再び、各偏光成分が、第2の補償レンズのフラットな表
面で屈折する。偏光成分は、補償レンズの焦点に収束
し、発散を開始する。偏光成分は、さらに、第2の集束
レンズを通過することによって、その伝搬方向が変化
し、再び、平行に伝搬することになる。第2の光学アセ
ンブリによって、第1の偏光成分が90゜回転し、第1
と第2の偏光成分が再結合する。光ビームの結合した偏
光成分は、第2の光ファイバに送られる。
【0018】第2の光ファイバから逆方向に伝搬する光
ビームは、第1の光ファイバに伝送されない。逆方向の
場合、第2の光学アセンブリによって生じる回転のため
に、光ビームの逆方向に伝搬する偏光成分が、シフト・
プレートによって変位することはない。従って、偏光成
分は、異なる伝搬光路を辿る。2つの補償レンズ及び2
つの集束レンズは、逆方向に伝搬する偏光成分に対し
て、順方向に伝搬する偏光成分の場合と正反対の作用を
及ぼす。この場合、第2の集束レンズは、偏光成分を収
束させ、一方、第1の集束レンズは、偏光成分を変化さ
せて、並列に伝搬するようにする。さらに、収束機能
は、第2の補償レンズではなく、第1の補償レンズによ
って実施される。
【0019】本発明の第2の実施例の場合、第2の光学
アセンブリ、第2の集束レンズ、及び、第2の補償レン
ズが、取り除かれている。代わりに、ミラー・アセンブ
リが、シフト・プレートの後方に配置されている。この
実施例の場合、光ファイバ・アレイにおける第1の光フ
ァイバから放出される順方向に伝搬する光ビームは、光
ファイバ・アレイにおいて隣接する第2の光ファイバに
逆方向に伝送される。第2の光ファイバから放出される
光ビームは、第3の光ファイバに伝送され、...以下
同様。
【0020】ミラー・アセンブリには、ミラーとファラ
デー回転子が含まれている。ファラデー回転子は、偏光
成分の偏光状態を変化させて、反射偏光成分が、シフト
・プレートによってもう1度シフトされないようにする
働きをする。ファラデー回転子は、反射前と、反射後に
もう1度、偏光成分を45゜回転させる。ファラデー回
転子の総合効果は、偏光成分が90゜回転することであ
る。
【0021】動作時、第1の光学アセンブリによって、
第1の光ファイバからの光ビームの偏光成分が分離さ
れ、偏光成分の一方が90゜回転する。偏光成分は、次
に、第1の集束レンズを通過して、発散する。次に、補
償レンズによって、偏光成分の伝搬方向が調整を受け、
平行に伝搬することになる。次に、偏光成分は、シフト
・プレートによって変位し、ミラー・アセンブリを通過
する。ミラー・アセンブリのファラデー回転子によっ
て、偏光成分は45゜回転する。偏光成分は、次に、ミ
ラーによって反射される。偏光成分は、再び、ファラデ
ー回転子を通過し、さらに、45゜回転することにな
る。
【0022】次に、偏光成分は、シフト・プレートを通
って伝搬する。しかし、偏光成分は、垂直位置まで回転
しているので、偏光成分が、シフト・プレートによって
変位することはない。偏光成分は、さらに、第1の補償
レンズ及び第1の集束レンズを通過する。逆の作用によ
り、補償レンズが、偏光成分を収束させ、次に、集束レ
ンズが、偏光成分に調整を加えて、平行に伝搬させる。
逆方向の場合、第1の光学アセンブリが偏光成分の一方
を回転させて、偏光成分を再結合させる。再結合した偏
光成分は、次に、光ファイバ・アレイにおいて第1の光
ファイバに対して隣接する光ファイバに伝送される。
【0023】複数光ファイバからの循環光信号を伝送す
る方法において、本発明による非可逆光学デバイスが利
用される。第1に、光ファイバ・アレイの第1の光ファ
イバからの光ビームが、マルチポート光サーキュレータ
の光学アセンブリによって受光される。光ビームは、次
に、光学アセンブリによって偏光成分に分離される。次
に、偏光成分の一方が回転し、両方の偏光成分が共通の
偏光状態になる。次に、偏光成分は発散させられて、互
いに離れることになる。偏光成分の発散プロセスにおい
て、偏光成分は、また、反転投射されることになる。
【0024】次に、偏光成分の向きが変えられ、偏光成
分は平行に伝搬する。向きを変えた後、偏光成分は、側
方に変位する。実施例の1つでは、偏光成分は、光ファ
イバ・アレイに向かって反射される。さらに、偏光成分
は、垂直位置まで回転する。次に、変位した偏光成分
は、収束させられて、偏光成分の離隔距離が短縮され
る。次に、収束偏光成分は、もう1度向きを変えられ
て、平行に伝搬する。偏光成分は平行に伝搬し、その一
方が垂直位置まで回転する。最後に、偏光成分が再結合
され、第2の光ファイバに伝送される。
【0025】本発明の利点の1つは、ファイバ間結合効
率が、補償レンズを用いることによって向上する点にあ
る。結果として、本発明を利用することによって、より
多くのファイバを結合することが可能になる。さらに、
本発明の両実施例に利用される光学アセンブリは、コン
パクトである。本発明のさらにもう1つの利点は、本発
明のもう1つの利点は、本発明の第1の実施例におい
て、第1と第2の光学アセンブリは物理的に同じである
ため、製作コストが低下するという点にある。最後に、
本発明の第2の実施例におけるミラー・アセンブリを利
用すると、デバイスの全体サイズが大幅に縮小され、同
時に、改善されたファイバ間結合が維持される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施例
によるマルチポート光サーキュレータ10が示されてい
る。マルチポート光サーキュレータ10には、第1の光
学アセンブリ12、第2の光学アセンブリ14、1対の
集束レンズ16及び18、1対の補償レンズ20及び2
2、及び、シフト・プレート24が含まれている。マル
チポート光サーキュレータ10は、2つの光ファイバ・
アレイ26と28の間に配置されている。光ファイバ・
アレイ26には、光伝搬路である光ファイバ30、3
2、34、及び、36が含まれている。光ファイバ30
〜36は、ファイバ・ホルダ38によって所定位置に配
置される。同様に、光ファイバ・アレイ28には、ファ
イバ・ホルダ48に納められた光ファイバ40、42、
44、及び、46が含まれている。
【0027】光ファイバ30〜36及び40〜46は、
モード・フィールド径(MFD)が約20μmの熱拡大
コア(TEC)ファイバである。光ファイバ・アレイ2
6及び28は、4つの光ファイバを備えるように示され
ているが、光ファイバ・アレイ26及び28に含まれる
光ファイバは、それより多くすることも、あるいは、そ
れより少なくすることも可能である。本発明にとって致
命的ではないが、TEC光ファイバ・アレイ26及び2
8のピッチは250μmである。
【0028】光学アセンブリ12には、ウォーク・オフ
結晶50、上方二分の一波長板52、下方二分の一波長
板54、及び、ファラデー回転子56が含まれている。
ウォーク・オフ結晶50は、順方向、すなわち、正のz
方向に伝搬する光ビームの垂直偏光成分を正のy方向に
変位させる。ウォーク・オフ結晶50は、ルチル(二酸
化チタンTiO2)またはバナジン酸イットリウム(Y
VO4)から造ることが可能である。さらに、安価なニ
オブ酸リチウム(LiNbO4)を利用して、ウォーク
・オフ結晶50を形成することも可能である。ウォーク
・オフ結晶50の厚さは、MFDが異なるため、光ファ
イバ30〜36及び40〜46のタイプによって決ま
る。MFDを拡大するには、ウォーク・オフ結晶50に
よる空間変位をより大きくすることが必要になる。
【0029】上方二分の一波長板52及び下方二分の一
波長板54は、変位した偏光成分が、上方二分の一波長
板52を通って伝搬し、水平偏光成分が、下方二分の一
波長板52を通って伝搬するように配置される。上方二
分の一波長板52及びファラデー回転子56は、順方向
に伝搬する偏光成分を90゜回転させる働きをする。し
かし、ファラデー回転子56の非可逆的性質のため、逆
方向、すなわち、負のz方向に伝搬する偏光成分に関し
て、上方二分の一波長板52及びファラデー回転子56
によって生じる回転は0゜である。逆に、下方二分の一
波長板54及びファラデー回転子56は、順方向に伝搬
する光ビームの偏光成分については0゜の回転を生じさ
せ、逆方向に伝搬する光ビームの偏光成分については9
0゜の回転を生じさせる働きをする。
【0030】集束レンズ16及び18は、順方向または
逆方向に進行する偏光成分を集束させるように構成され
ている。2つの集束レンズ16及び18は、物理的に同
じ収束レンズであることが望ましい。本発明にとって致
命的ではないが、集束レンズ16及び18は、1:4の
イメージングを行うことが可能である。4つのレンズ1
6、18、20、及び、22は、集束レンズ16と補償
レンズ20との距離が、補償レンズ22と集束レンズ1
8との距離に等しくなるように配置するのが望ましい。
動作時、集束レンズ16は、順方向に伝搬する偏光成分
を補償レンズ20に反転投射する。偏光成分は、集束レ
ンズ16に対する偏光成分の入射位置によって決まる角
度で、投射される。同様に、集束レンズ18は、逆方向
に伝搬する偏光成分を補償レンズ22に反転投射する。
補償レンズ20及び22は、集束レンズ16と集束レン
ズ18のいずれかから偏光成分を受光し、偏光成分を屈
折させて、集束レンズ16及び18によって生じた角度
を打ち消す。その結果、偏光成分は、伝搬方向に関係な
く、補償レンズ20と22間において互いに平行に伝搬
する。補償レンズ20は、集束レンズ16から、集束レ
ンズ16の焦点距離を超える距離をあけて配置するのが
望ましい。さらに、補償レンズ22は、集束レンズ18
から、集束レンズ18の焦点距離を超える距離をあけて
配置される。
【0031】シフト・プレート24は、補償レンズ20
と22の間に配置される。シフト・プレート24は、x
軸に対して平行なウォーク・オフ方向を備えるウォーク
・オフ結晶であることが望ましい。順方向と逆方向の両
方において、光ビームの偏光成分に適正な配向を施すこ
とによって、シフト・プレート24は、1方向だけにし
か伝搬しない偏光成分を変位させる。
【0032】第2の光学アセンブリ14には、やはり、
ウォーク・オフ結晶58、上方二分の一波長板60、下
方二分の一波長板62、及び、ファラデー回転子64が
含まれている。第2の光学アセンブリは、第1の光学ア
センブリ12に対する第2の光学アセンブリ14の配向
を除いて、第1の光学アセンブリ12と同じ構造である
ことが望ましい。第2の光学アセンブリ14は、第1の
光学アセンブリ12の鏡映である。換言すれば、第2の
光学アセンブリ14は、y軸まわりで180゜回転した
第1の光学アセンブリ12である。順方向に伝搬する光
ビームの場合、ファラデー回転子64と上方二分の一波
長板60によって、偏光成分が90゜回転するが、ファ
ラデー回転子64と下方二分の一波長板62によって生
じる回転は0゜である。逆方向に伝搬する光ビームの場
合、逆に、ファラデー回転子64と上方二分の一波長板
62によって生じる回転は0゜であるが、ファラデー回
転子64と下方二分の一波長板62によって、90゜の
回転が生じる。順方向に伝搬する垂直偏光成分について
は、ウォーク・オフ結晶58によって、負のy方向に変
位する。
【0033】図2、3、及び、4を参照すると、正面に
8つの表面68、70、72、74、76、78、8
0、及び、82を備えた補償レンズ66が、さまざまな
視点から示されている。上方表面68〜74は、ウォー
ク・オフ結晶50または58によって生じる光ビームの
変位偏光成分に作用する。下方表面76〜82は、他の
非変位偏光成分に作用する。上方表面及び下方表面は、
単一光ビームの偏光成分に作用する1対の表面を形成し
ている。例えば、光ビームの一方の偏光成分が上方表面
70を通過する場合、もう一方の偏光成分は、下方表面
78を通過する。同様に、表面68及び76、72及び
80、及び、74及び82は、残りの対を形成してい
る。表面68〜82は、水平中心線84及び垂直中心線
86に対して対称である。
【0034】補償レンズ66は、8つの表面68〜82
が正または負のz方向に向くように配置することが可能
である。図1の補償レンズ20は、正のz方向に向いた
補償レンズである。図1の補償レンズ22は、負のz方
向に向いた補償レンズである。動作時、補償レンズ66
は、光ビームの発散する偏光成分を屈折させて、平行に
伝搬させることが可能である。逆に、補償レンズ66
は、平行に伝搬する偏光成分を受光して、向きを変え、
収束するように伝搬させることが可能である。
【0035】図1のファイバ・ホルダ38及び48は、
半導体基板から構成することが可能である。ファイバ・
ホルダ38及び48にエッチングを施して、V字形の溝
を形成し、入力及び出力光ファイバ30〜36及び40
〜46を適正に配置することが可能である。図5には、
シリコン・ウェーハ92のような基板にエッチングされ
たV字形溝に配置された光ファイバ88が示されてい
る。従来の集積回路製作技術を利用して、溝90を形成
することが可能である。例えば、溝は、マスクを使って
溝を画定し化学エッチング液を利用するフォトリソグラ
フィ技法で形成することが可能である。本質的ではない
が、V字形溝90の一方の壁ともう一方の壁との角度
は、70.5゜が望ましい。ファイバ・ホルダ38及び
48には、図6に示すように、接着層96によって下方
シリコン・ウェーハ92に固定された、もう1つのエッ
チングを施したシリコン・ウェーハ94を含むことも可
能である。接着層の利用は、本発明にとって本質的では
ない。代替案として、ウェーハ・ボンディングを利用し
て、2つのシリコン・ウェーハ92及び94を取り付け
ることも可能である。
【0036】図7には、マルチポート光サーキュレータ
10の平面図が示されている。図7には、4つの伝搬光
路98、100、102、及び、104も示されてい
る。4つの伝搬光路98〜104は、ウォーク・オフ結
晶50または58によって生じる変位偏光成分がとる光
路を表していると考えられる。一方、4つの伝搬光路9
8〜104は、他の非変位偏光成分がとる光路を表して
いるとも考えられる。二重の表現になる理由は、x−z
平面において、2つの偏光成分が同じ光路を辿るためで
ある。光ビームの2つの偏光成分がとる光路間における
唯一の相違は、y方向にある。y軸に沿った光路の相違
については、図8に関連して後述する。
【0037】逆方向の場合、光ファイバ40〜46の任
意の1つからの光ビームは、同じ参照番号の伝搬光路9
8〜104を辿る。例えば、光ファイバ40からの光ビ
ームは、光学アセンブリを通って、負のz方向に伝搬
し、伝搬光路98を辿る。伝搬光路98は、当初、他の
伝搬光路100〜104の上に配置される。集束レンズ
18によって、光ビームが屈折すると、その時点で、伝
搬光路98は、他の伝搬光路の下に位置することにな
る。補償レンズ22によって光ビームの向きが変えられ
ると、伝搬光路98は、もう1度負のz方向になる。
【0038】シフト・プレート24を通って伝搬する
と、光ビームは、シフト・プレート24のウォーク・オ
フ特性によって影響されない。これは、光学アセンブリ
14によって逆方向に伝搬する光ビームが回転し、偏光
成分がシフト・プレート24のウォーク・オフ方向に対
して直交するように整列するためである。従って、シフ
ト・プレート24内に示された変位光路106、10
8、110、及び、112は、逆方向に伝搬する光ビー
ムに適用することができない。光ビームは、さらに、補
償レンズ20によって従来のやり方で屈折され、集束レ
ンズ16によって向きを変えられる。補償レンズ20及
び集束レンズ16の後、光ビームの伝搬光路98は、他
の伝搬光路100〜104の上方位置に戻る。伝搬光路
98は、光ファイバ30に通じている。従って、光ファ
イバ40からの光ビームが、光ファイバ30に結合され
る。同様に、光ファイバ42、44、及び、46からの
光ビームが、それぞれ、光ファイバ32、34、及び、
36に結合される。
【0039】順方向の場合、光ビームの偏光成分は、シ
フト・プレート24のウォーク・オフ特性によって影響
される。従って、光ビームの伝搬光路は、シフト・プレ
ート24によってシフトされる。例えば、光ファイバ3
6からの光ビームは、伝搬光路104を辿る。しかし、
光学アセンブリ12の働きによって、光ビームの偏光成
分とシフト・プレート24のウォーク・オフ方向が整列
するため、光ビームは、シフト・プレート24によって
変位する。光ビームは、変位光路106を通過し、その
後、伝搬光路102を辿る。従って、光ファイバ36か
らの光ビームは、光ファイバ44に結合される。同様
に、光ファイバ34及び32からの光ビームは、それぞ
れ、光ファイバ42及び40に結合される。しかし、光
ファイバ30からの光ビームは、光ファイバ40〜46
のどれにも伝送されない。光ファイバ30からの光ビー
ムは、シフト・プレート24によって変位し、光ファイ
バ40〜46のどれとも整列しない変位光路112を辿
る。
【0040】図8には、マルチポート光サーキュレータ
10の側面図が示されている。図8には、y軸に関する
2つの伝搬光路114及び116も示されている。2つ
の伝搬光路114及び116は、マルチポート光サーキ
ュレータ10を通る、光ファイバ30〜36及び40〜
46の1つからの光ビームの偏光成分がとる光路を表し
ている。
【0041】順方向の場合、光ビームは、光ファイバ・
アレイ26の光ファイバから光学アセンブリ12に入射
する。光ビームの垂直偏光成分は、ウォーク・オフ結晶
50によって正のy方向に変位する。従って、垂直偏光
成分は、伝搬光路114を辿るが、水平偏光成分は、伝
搬光路116を辿る。2つの偏光成分は、ウォーク・オ
フ結晶58によって再結合され、光ファイバ・アレイ2
8の光ファイバに伝送される。しかし、上述のように、
光ファイバ30からの光ビームは、光ファイバ・アレイ
28のどの光ファイバにも伝送されない。光ビームの逆
方向に伝搬する偏光成分も、同様に同じ光路114及び
116を辿る。
【0042】図9〜18には、光ファイバ30〜36か
らの光ビームの偏光成分に対するマルチポート光サーキ
ュレータ10の作用が例示されている。簡略化のため、
順方向、すなわち、正のz方向に伝搬する光ファイバ3
2及び34からの2つの光ビームだけしか示されていな
い。10枚の図のそれぞれが、光ファイバ・アレイ26
の位置から見た、マルチポート光サーキュレータ10の
光学素子の1つを通過する前及び通過した後における、
2光ビームの偏光成分の相対位置を示している。
【0043】図9には、光学アセンブリ12の正面の入
力ポート、すなわち、ウィンドウに入射しようとしてい
る、第1の対をなす直交偏光成分118及び120と、
第2の対をなす直交偏光成分122及び124が示され
ている。偏光成分118及び120は、位置126に配
置された入力ポートに入射しようとしている、光ファイ
バ32からの光ビームを表している。偏光成分122及
び124は、位置128に配置されたもう1つの入力ポ
ートに入射しようとしている、光ファイバ34からの光
ビームを表している。他の2つの位置130及び132
は、光学アセンブリ12の背面におけるポートの位置で
ある。位置130及び132は、光学アセンブリ14の
正面におけるポート位置でもあることが望ましい。さら
に、位置126及び128は、それぞれ、光ファイバ4
2及び44と整列した光学アセンブリ14の背面におけ
るポート位置を表すことが望ましい。詳細に後述するよ
うに、光ファイバ32からの第1の光ビームは、光ファ
イバ40に伝送されるが、光ファイバ34からの第2の
光ビームは、光ファイバ42に伝送される。
【0044】光ビームは、第1の光学アセンブリ12に
入射し、ウォーク・オフ結晶50に遭遇する。光ビーム
は、ウォーク・オフ結晶50を通過すると、整列した偏
光成分118及び122が、図9の下方左隅に矢印で示
すように、正のy方向に変位する。図10に示すよう
に、偏光成分118及び122は、それぞれ、位置13
0及び132に変位している。次に、偏光成分118及
び122は、上方二分の一波長板52を通過して、図1
1に示すように、図の左下隅の時計廻り方向に回転させ
られる。もう一方の偏光成分120及び124は、下方
二分の一波長板54を通過して、やはり、図11に示す
ように、反時計廻り方向に回転させられる。偏光成分1
18、120、122、及び、124は、次に、ファラ
デー回転子を通過して、図12に示すように、全て、時
計廻り方向に45゜回転させられる。ファラデー回転子
56と連係した上方二分の一波長板52の総合効果は、
時計廻り方向において偏光成分118及び122が90
゜回転することである。一方、下方二分の一波長板54
とファラデー回転子56の総合効果は、偏光成分120
及び124の回転が0゜になることである。
【0045】図12には、集束レンズ16に入射しよう
としている偏光成分118〜124が示されている。最
初に、集束レンズ16によって、偏光成分118〜12
4の伝搬光路が屈折し、偏光成分118〜124は収束
するように伝搬する。しかし、偏光成分118〜124
は、集束レンズ16の焦点距離に達すると、発散を開始
する。偏光成分118〜124は、補償レンズ20に達
すると、補償レンズ20に反転投射される。補償レンズ
20が、偏光成分118〜124の相対位置に影響を及
ぼすことはない。しかし、補償レンズ20は、偏光成分
118〜124の発散を中止しない。
【0046】シフト・プレート24に入射する前の偏光
成分118〜124を表した図13には、集束レンズ1
6の効果が示されている。図13には、4つの新たな位
置134、136、138、及び、140が示されてい
る。図12における上方左セクションの位置130にあ
った偏光成分118は、この時点において、下方右セク
ションの位置136についている。偏光成分120、1
22、及び、124の相対位置は、それぞれ、位置12
6、128、及び、132から位置140、134、及
び、138に変化している。
【0047】偏光成分118〜124は、図13に示す
位置から、シフト・プレート24を通過する。偏光成分
122及び124は、それぞれ、位置136及び140
に変位する。偏光成分118及び120は、それぞれ、
図14に示すように2つの新たな位置142及び144
に変位する。偏光成分118〜124は、次に、補償レ
ンズ22及び集束レンズ18に遭遇する。補償レンズ2
2及び集束レンズ18は、集束レンズ16及び補償レン
ズ20の効果を相殺する働きをする。補償レンズ22
は、集束レンズ18に偏光成分118〜124を反転投
射する。集束レンズ18は、補償レンズ22からの偏光
成分118〜124をz軸に平行な方向に屈折する。補
償レンズ22と集束レンズ18の総合効果は、偏光成分
118〜124の位置を変えて、集束レンズ16への入
射前の相対位置に戻すことである。
【0048】偏光成分122及び124は、この時点
で、図15に示すように、それぞれ、位置130及び1
26にある。さらに、偏光成分118及び120は、そ
れぞれ、2つの新たな位置146及び148にある。偏
光成分118〜124は、次に、ファラデー回転子64
を通過する。その結果、図16に示すように、偏光成分
118〜124は、ファラデー回転子64によって図示
矢印のように反時計廻り方向に45゜回転している。次
に、偏光成分118〜122は、図17に示すように、
上方二分の一波長板60によって反時計廻り方向に45
゜回転し、他の偏光成分120及び124は、下方二分
の一波長板62によって時計廻り方向に45゜回転す
る。ファラデー回転子64と上方二分の一波長板60の
総合効果は、反時計廻り方向において偏光成分118及
び122が90゜回転することである。一方、ファラデ
ー回転子64と下方二分の一波長板62の総合効果は、
偏光成分120及び124の回転が0゜になることであ
る。
【0049】図18において、偏光成分118〜124
が、ファイバ・ホルダ48の前において、ウォーク・オ
フ結晶58によって再結合される。偏光成分118は、
位置148まで変位し、偏光成分120と再結合する。
さらに、偏光成分122は、位置126まで変位し、偏
光成分124と再結合する。上述のように、光ファイバ
42は、位置126に整列する。従って、偏光成分11
8及び120は、光ファイバ42に伝送される。さら
に、位置148は、光ファイバ40と整列する。従っ
て、偏光成分122及び124は、光ファイバ40に伝
送される。同様に、光ファイバ36からの光ビームは、
光ファイバ44に伝送される。
【0050】図19〜28には、光ファイバ40及び4
2から光ファイバ30及び32に逆方向に伝搬する光ビ
ームが示されている。適用可能であれば、上記と同じ参
照番号を用いて、逆方向、すなわち、負のz方向におけ
るマルチポート光サーキュレータ10に沿った光ビーム
のそれぞれに異なる位置が示されている。図19を参照
すると、偏光成分150及び152を備えた逆方向に伝
搬する光ビームが、光ファイバ40から出射し、位置1
48から第2の光学アセンブリ14に入射しようとして
いる。さらに、偏光成分154及び156を備えた第2
の逆方向に伝搬する光ビームが、光ファイバ42から出
射し、位置126から光学アセンブリ14に入射しよう
としている。図20に示すように、偏光成分150〜1
56は、ウォーク・オフ結晶58を通過している。ウォ
ーク・オフ結晶58によって、偏光成分150及び15
4が、図20に示すように、それぞれ、位置146及び
130まで、正のy方向に変位している。
【0051】ウォーク・オフ結晶58の通過後、偏光成
分150及び154は、上方二分の一波長板60を通過
し、偏光成分152及び156は、下方二分の一波長板
62を通過する。偏光成分150及び154は、図21
に示すように、上方二分の一波長板60によって時計廻
り方向に45゜回転する。一方、偏光成分152及び1
56は、図21に示すように、下方二分の一波長板62
によって反時計廻り方向に45゜回転する。次に、偏光
成分150〜156は、ファラデー回転子64によっ
て、全て、反時計廻り方向に45゜回転する。図22に
示すように、偏光成分150〜156は、この時点で、
垂直位置についている。偏光成分150〜156は、次
に、集束レンズ18を通過する。
【0052】順方向に伝搬する偏光成分に対する集束レ
ンズ16及び補償レンズ20の効果と同じく、集束レン
ズ18は、図23に示すように偏光成分150〜156
を補償レンズ22に反転投射する。この時点において、
偏光成分150、152、154、及び、156が、そ
れぞれ、補償レンズ22の前方の位置142、144、
136、及び、140についている。図24において、
偏光成分150〜156は、シフト・プレート24を通
過してしまっている。偏光成分150〜156の偏光状
態は、シフト・プレート24のウォーク・オフ方向に直
交しているので、シフト・プレート24によって、偏光
成分150〜156のどれも影響を受けることはない。
【0053】次に、偏光成分150〜156は、補償レ
ンズ20及び集束レンズ16を通過する。偏光成分が補
償レンズ20及び集束レンズ16を逆方向に通過する効
果は、順方向に伝搬する偏光成分に対する補償レンズ2
2及び集束レンズ18の効果と同一である。補償レンズ
22は、偏光成分150〜156を集束レンズ16に反
転投射する。次に、偏光成分150〜156は、集束レ
ンズ16を通過する。図25では、偏光成分150、1
52、154、及び、156は、それぞれ、集束レンズ
16の前方の位置146、148、130、及び、12
6に示されている。集束レンズ16によって、偏光成分
150〜156の向きが変えられ、偏光成分150〜1
56の伝搬光路は、z軸と平行になっている。偏光成分
150〜145は、次に、光学アセンブリ12に入射
し、ファラデー回転子56に遭遇する。
【0054】図26では、偏光成分150〜156が、
ファラデー回転子56によって時計廻り方向に45゜回
転している。次に、図27に示すように、偏光成分15
0及び154が、上方二分の一波長板52によって反時
計廻り方向に45゜回転し、他の偏光成分152及び1
56が、下方二分の一波長板54によって時計廻り方向
に45゜回転する。ファラデー回転子56及び上方二分
の一波長板52の総合効果は、偏光成分150及び15
4の回転が0゜になることである。一方、ファラデー回
転子56及び下方二分の一波長板54の総合効果は、偏
光成分152及び156の回転が90゜になることであ
る。
【0055】偏光成分150及び154は、次に、図2
8に示すように、ウォーク・オフ結晶50によって、そ
れぞれ、負のy方向に位置148及び126まで変位す
る。上述のように、光ファイバ30は、位置148に整
列する。さらに、光ファイバ32は、位置126に整列
する。従って、偏光成分150及び152は、光ファイ
バ30に伝送され、逆方向において、光ファイバ40が
光ファイバ30に結合されることになる。同様に、偏光
成分154及び156は、光ファイバ32に伝送され、
逆方向において、光ファイバ42が光ファイバ32に結
合されることになる。同様に、光ビームの逆方向伝送の
場合、光ファイバ44は、光ファイバ34に結合され、
光ファイバ46は、光ファイバ36に結合される。
【0056】第1の光アセンブリ12の光学素子は、第
1の光学アセンブリの動作に影響を及ぼすことなく、い
くつかの代替構成をなすように構成することが可能であ
る。繰り返すが、第2の光学アセンブリ14は、第1の
光学アセンブリ12と構造が同じである。従って、光学
アセンブリ12の構成は、光学アセンブリ14の構成に
影響を及ぼすことになる。第1に、ウォーク・オフ結晶
50は、光ビームの偏光成分を分離するため、垂直方
向、すなわち、正または負のy方向にウォーク・オフ方
向を備えることが可能である。第2に、上方二分の一波
長板52及び下方二分の一波長板54は、ファラデー回
転子56の前方またはファラデー回転子56の後方に配
置することが可能である。唯一の問題は、光ビームの偏
光成分の一方は、上方二分の一波長板52を通過する
が、もう一方の偏光成分は、下方二分の一波長板を通過
するという点である。ファラデー回転子56と二分の一
波長板52及び54のそれぞれによって、偏光成分が4
5゜回転するのが望ましい。ウォーク・オフ結晶50の
ウォーク・オフ方向が、正のy方向である場合、ファラ
デー回転子56及び上方二分の一波長板52は、順方向
に伝搬する偏光成分を時計廻り方向に回転させることが
可能であり、下方二分の一波長板54は、反時計廻り方
向に回転させる。代替案では、ファラデー回転子56及
び上方二分の一波長板52は、反時計廻り方向に回転さ
せることが可能であり、下方二分の一波長板54は、時
計廻り方向に回転させる。ウォーク・オフ結晶50のウ
ォーク・オフ方向が、負のy方向である場合、上方二分
の一波長板52及び下方二分の一波長板54の回転は逆
になる。
【0057】マルチポート光サーキュレータ10は、図
示のように、8本の光ファイバを結合しているが、マル
チポート光サーキュレータ10は、追加光ファイバを結
合するように、少しばかりの修正を加えることは可能で
ある。追加光ファイバに適応するために必要な唯一の大
幅な修正は、補償レンズ20及び22の表面構成であ
る。光ファイバを2つ追加する毎に、補償レンズ20及
び22に1対の新たな表面が必要になる。
【0058】図29に戻ると、本発明の第2の実施例に
よるマルチポート光サーキュレータ160の透視図が示
されている。マルチポート光サーキュレータ160に
は、光学アセンブリ162、集束レンズ164、補償レ
ンズ166、及び、シフト・プレート168が含まれて
いる。光学アセンブリ162は、マルチポート光サーキ
ュレータ10の光学アセンブリ12と同じである。光学
アセンブリ162には、ウォーク・オフ結晶50、上方
二分の一波長板52及び下方二分の一波長板54、及
び、ファラデー回転子56が含まれている。図29に
は、光ファイバ・アレイ170も示されている。アレイ
170には、ファイバ・ホルダ180に納められた4つ
の光ファイバ172、174、176、及び、178が
含まれている。マルチポート光サーキュレータ10と同
様、マルチポート光サーキュレータ160は、より多い
か、または、より少ない光ファイバに適応するように修
正を加えることが可能である。マルチポート光サーキュ
レータ160には、さらに、ミラー・アセンブリ182
が含まれている。ミラー・アセンブリ182は、ファラ
デー回転子184とミラー186から構成されている。
【0059】マルチポート光サーキュレータ160は、
光ファイバ172〜176の1つから出射した光ビーム
を隣接光ファイバに伝送する働きをする。例えば、光フ
ァイバ172からの光ビームは、マルチポート光サーキ
ュレータ160を通って伝搬し、光ファイバ174に伝
送される。この構成の場合、光ファイバ172は、単方
向入力ファイバであり、光ファイバ178は、単方向出
力ファイバである。しかし、光ファイバ174及び17
6は、双方向入力/出力ファイバである。
【0060】動作時、光ビームは、光ファイバ172〜
176の1つから光学アセンブリ162に入射する。光
ビームは、最初に、光学アセンブリ162内において偏
光成分に分離される。次に、偏光成分は、マルチポート
光サーキュレータ10の光学アセンブリ12、集束レン
ズ16、補償レンズ20、及び、シフト・プレート24
を通過する光ビームの偏光成分と同様、光学アセンブリ
162の残りの部分、集束レンズ164、補償レンズ1
66、及び、シフト・プレート168を通過する。しか
し、マルチポート光サーキュレータ10とは異なり、偏
光成分は、マルチポート光サーキュレータ160のミラ
ー186によって反射される。従って、偏光成分は、も
う1度、シフト・プレート168、補償レンズ166、
集束レンズ164、及び、光学アセンブリ162を通っ
て伝搬する。
【0061】ミラー・アセンブリ182のファラデー回
転子184の機能は、偏光成分の偏光状態を変化させ
て、反射した光が、シフト・プレート168によっても
う1度シフトされないようにすることである。これは、
時計廻り方向と反時計廻り方向のいずれかに、光ビーム
の偏光成分を2回にわたって45゜回転させることによ
って実現する。ファラデー回転子の非可逆的性質のた
め、偏光成分は、まず、ファラデー回転子184を順方
向に通過する際に、45゜回転し、ファラデー回転子1
84を逆方向に通過する際に、同じ方向にさらに45゜
回転する。
【0062】図30には、マルチポート光サーキュレー
タ160の平面図が示されている。図30には、4つの
伝搬光路188、190、192、及び、194も示さ
れている。伝搬光路188〜194は、それぞれ、光フ
ァイバ172〜176の1つからの単一光ビームの両偏
光成分がとる可能性のある光路を表している。図7と同
様、4つの変位光路196、198、200、及び、2
02が、シフト・プレート168内に示されている。こ
れらの光路は、順方向に伝搬する偏光成分だけがとる。
逆方向の場合、偏光成分は、ファラデー回転子184に
よって垂直位置まで回転しているので、シフト・プレー
ト168の影響を受けない。こうして、光ファイバ17
2〜176のうちの1つからの光ビームは、隣接光ファ
イバに伝送される。
【0063】図31には、マルチポート光サーキュレー
タ160の側面図が示されている。図31には、y軸に
関して2つの伝搬光路204及び206も示されてい
る。2つの伝搬光路204及び206は、マルチポート
光サーキュレータ160を通る、光ファイバ・アレイ1
70における光ファイバ172〜178の1つからの光
ビームの偏光成分がとる光路を表している。光ビームの
偏光成分は、ミラー・アセンブリ182のミラー186
によって反射された後、順方向並びに逆方向に光路20
4及び206を辿る。
【0064】図32〜38には、ミラー16によって反
射される前に、マルチポート光サーキュレータ160を
通って順方向に伝搬する光ビームの偏光成分に対して施
される操作が示されている。やはり、簡略化のため、光
ファイバ174及び176からの2つの光ビームだけし
か示されていない。7つの図は、それぞれ、光ファイバ
・アレイ170の位置から見た、マルチポート光サーキ
ュレータ160における光学素子の1つを通過する前及
び通過した後の、2つの光ビームの偏光成分の相対位置
を表している。
【0065】図32には、光学アセンブリ162の正面
の入力ポート、すなわち、ウィンドウに入射しようとし
ている、第1の対をなす直交偏光成分208及び210
と第2の対をなす直交偏光成分212及び214が示さ
れている。偏光成分208及び210は、位置216に
配置された入力ポートに入射しようとしている、光ファ
イバ174からの光ビームを表している。偏光成分21
2及び214は、位置218に配置された入力ポートに
入射しようとしている、光ファイバ176からの光ビー
ムを表している。光ファイバ174と176は、それぞ
れ、位置216及び218に整列する。位置220に
は、光ファイバ178が整列する。他の位置222、2
24、及び、226は、光学アセンブリ162の背面の
ポート位置である。
【0066】光ビームは、第1の光学アセンブリ162
に入射し、ウォーク・オフ結晶50に遭遇する。偏光成
分210及び214は、図33に示すように、ウォーク
・オフ結晶50によって位置222及び224まで変位
する。偏光成分2210及び214は、次に、図34及
び35に示すように、上方二分の一波長板52及びファ
ラデー回転子56によって90゜回転する。しかし、下
方二分の一波長板54及びファラデー回転子56によっ
て生じる偏光成分208及び212は、0゜である。
【0067】次に、偏光成分208〜214は、マルチ
ポート光サーキュレータ10の集束レンズ16及び補償
レンズ20を通る偏光成分118〜124と同様、集束
レンズ164及び補償レンズ166を通って伝搬する。
図36には、偏光成分208〜214に対する集束レン
ズ164及び補償レンズ166の効果が示されている。
偏光成分208、210、212、及び、214は、そ
れぞれ、新たな位置34、230、232、及び、22
8に配置されている。偏光成分208〜214は、次
に、シフト・プレート168を通過し、図37に示すよ
うに、正のx方向に側方変位する。偏光成分212及び
214は、それぞれ、位置234及び230まで変位す
る。他の2つの偏光成分208及び210は、それぞ
れ、位置236及び238まで変位する。図38におい
て、偏光成分208〜214は、ファラデー回転子18
4によって時計廻り方向に45゜回転している。偏光成
分208〜214は、次に、ミラー186によって反射
される。
【0068】図39〜45には、マルチポート光サーキ
ュレータ160の背面におけるミラー186によって反
射された後、図29のマルチポート光サーキュレータ1
60を逆方向に通って伝搬する偏光成分に対して施され
る操作が示されている。やはり、7つの図は、それぞ
れ、光ファイバ・アレイ170の位置から見た、マルチ
ポート光サーキュレータ160における光学素子の1つ
を通過する前及び通過した後の、2つの光ビームの偏光
成分の相対位置を表している。
【0069】図39において、偏光成分208、21
0、212、及び、214は、ミラー186によって反
射されて、光ファイバ・アレイ170に向かって逆方向
に伝搬しているところである。偏光成分208〜214
は、次に、ファラデー回転子184を通過し、図40に
示すように、時計廻り方向にさらに45゜回転する。次
に、偏光成分208〜214は、シフト・プレート16
8を通過する。しかし、逆方向の場合、偏光成分208
〜214の偏光状態がシフト・プレート168のウォー
ク・オフ方向に対して直交しているので、偏光成分20
8〜214が、シフト・プレート168によって変位す
ることはない。
【0070】次に、偏光成分208〜214は、補償レ
ンズ166及び集束レンズ164を通って伝搬する。補
償レンズ166及び集束レンズ164は、図14及び1
5に示す偏光成分118〜124に対するマルチポート
光サーキュレータ10の集束レンズ18及び補償レンズ
2と同じように、偏光成分208〜214に対して作用
する。集束レンズ164の通過後、偏光成分208、2
10、212、及び、214は、それぞれ、図42に示
すように、位置2128、224、220、及び、22
6につく。偏光成分208〜214は、次に、ファラデ
ー回転子56を通って伝搬する。図43において、偏光
成分208〜214は、ファラデー回転子56によって
時計廻り方向に45゜回転している。偏光成分208及
び212は、図44に示すように、下方二分の一波長板
54によって時計廻り方向にさらに45゜回転する。し
かし、偏光成分210及び214は、上方二分の一波長
板52によって反時計廻り方向に45゜逆回転する。
【0071】最後に、偏光成分210及び214は、ウ
ォーク・オフ結晶50によって、それぞれ、位置218
及び220まで変位する。従って、偏光成分208及び
210は、ウォーク・オフ結晶50によって再結合さ
れ、位置218に整列した光ファイバ176に伝送され
る。同様に、偏光成分212及び214は、再結合さ
れ、位置220に整列した光ファイバ178に伝送され
る。同様に、光ファイバ172からの光ビームは、光フ
ァイバ174に伝送される。
【0072】図46には、本発明によるマルチポート光
サーキュレータを利用して複数光ファイバからの循環光
信号を伝送する方法が、流れ図として示されている。ま
ず、ステップ300では、マルチポート光サーキュレー
タの光学アセンブリによって、光ファイバ・アレイにお
ける第1の光ファイバからの光ビームが受光される。光
ビームは、次に、ステップ310において、光学アセン
ブリによって偏光成分に分離される。次に、偏光成分の
一方が、回転し、両偏光成分が共通の偏光状態を示すよ
うになる。偏光成分は、ステップ320において、発散
し、互いに遠ざかることになる。偏光成分を発散させる
ステップにおいて、偏光成分の反転投射も行われる。
【0073】次に、ステップ330において、偏光成分
の向きが変えられ、偏光成分は平行に伝搬する。向きが
変えられた後、偏光成分は、ステップ340に示すよう
に側方変位する。実施例の1つでは、偏光成分は、ステ
ップ350で示すように、光ファイバ・アレイに向かっ
て反射される。さらに、偏光成分は、ステップ360に
おいて、垂直位置まで回転させられる。次に、ステップ
370において、変位偏光成分は、収束させられ、偏光
成分の離隔距離が短縮される。次に、収束偏光成分の向
きが再び変えられて、平行に伝搬するようになる。偏光
成分は、平行に伝搬し、その一方が、垂直位置まで回転
させられる。最後に、ステップ380において、偏光成
分が再結合され、ステップ390において、第2の光フ
ァイバに伝送される。
【0074】以上開示した例は本発明を限定するための
ものではなく、本発明の広汎な実施を容易にするための
手段である。以下において、さらに本発明の実施を容易
にするための実施態様を例示する。
【0075】(実施態様1)光学アセンブリ(12;1
62)の前面に配置された入力ポートで光ビームを受光
するステップ(300)と、前記光学アセンブリ内にお
いて、前記光ビームを空間的に分離して、偏光成分にす
るステップ(310)と、前記偏光成分を発散させて、
前記偏光成分間の距離を漸進的に増大させるステップ
(320)と、前記発散偏光成分の向きを変えて、ほぼ
平行に伝搬させるステップ(330)と、少なくとも1
つの非可逆光学素子(24;168)を利用して、前記
偏光成分を側方に変位させるステップ(340)と、前
記偏光成分を収束させて、前記偏光成分間の前記距離を
漸進的に短縮させるステップ(370)と、前記偏光成
分を再結合して、前記光ビームを再形成するステップ
(380)と、所定の光伝搬路(40、42、44、及
び、46;172、174、176、及び、178)を
介して前記光ビームを伝送するステップ(390)が含
まれている、光信号の伝送方法。
【0076】(実施態様2)前記偏光成分の向きを変え
る前記ステップ(330)には、複数のフラットな表面
(68、70、72、74、76、78、80、及び、
82)を備えた補償レンズ(20;166)を利用し
て、前記偏光成分を屈折させるステップが含まれること
と、前記偏光成分のそれぞれが、前記複数のフラットな
表面のうちの特定のフラットな表面によって屈折させら
れることを特徴とする、実施態様1に記載の光信号の伝
送方法。
【0077】(実施態様3)さらに、前記偏光成分を空
間的に分離する前記ステップ(310)の後、及び、前
記偏光成分を再結合する前記ステップ(380)の前
に、前記偏光成分を反射して、前記光学アセンブリ(1
62)に戻すステップ(350)が含まれていることを
特徴とする、実施態様1に記載の光信号の伝送方法。
【0078】(実施態様4)さらに、前記光ビームを空
間的に分離する前記ステップ(310)の後、前記偏光
成分を垂直位置まで回転させるステップ(360)が含
まれることを特徴とする、実施態様3に記載の光信号の
伝送方法。
【0079】(実施態様5)前記偏光成分の前記発散ス
テップ(320)に、前記偏光成分を個別に集束させ
て、前記偏光成分の効率のよい伝送を可能にするステッ
プ(16及び18;164)が含まれていることを特徴
とする、実施態様1に記載の光信号の伝送方法。
【0080】(実施態様6)マルチポート非可逆光学デ
バイスであって、第1の光伝搬路(30、32、34、
及び、36)から光ビームを受光するように配置され
て、所定の方向に対してほぼ平行な伝搬方向を有する第
1と第2の偏光成分に分割する第1の光学素子(50)
と、前記第1の光学素子と光学的に直列をなし、前記第
1と第2の偏光成分を偏向させて、前記第1の偏光成分
と第2の偏光成分との距離が、前記第1の光学素子から
の距離に比例して漸進的に増大し、前記第1と第2の偏
光成分の前記伝搬方向が変化して、前記所定の方向に対
して平行ではない方向に伝搬するようにする、第1のレ
ンズ(16)と、前記第1のレンズに光学的に結合され
て、前記第1と第2の偏光成分の前記伝搬方向に調整を
加え、前記所定の方向に対してほぼ平行に戻す第2のレ
ンズ(20)と、前記第2のレンズに光学的に結合され
て、前記第1と第2の偏光成分を側方にシフトさせる非
可逆光学素子(24)と、前記非可逆光学素子に光学的
に結合されて、前記第1と第2の偏光成分を偏向させ
て、前記第1の偏光成分と第2の偏光成分との距離が、
前記非可逆光学素子からの距離に比例して漸進的に短縮
されるようにする第3のレンズ(22)と、前記第3の
レンズに光学的に結合されて、前記第1と第2の偏光成
分を結合し、第2の光伝搬路(40、42、44、及
び、46)を介して出力する第2の光学素子(58)が
含まれている、光学デバイス。
【0081】(実施態様7)前記第2のレンズ(20)
が、それぞれ、前記第1と第2の偏光成分を屈折させ
て、前記伝搬方向に調整を加えるように構成された第1
と第2のファセットを含む、複数のファセット(68、
70、72、74、76、78、80、及び、82)を
備えた補償レンズであることを特徴とする、実施態様6
に記載の光学デバイス。
【0082】(実施態様8)前記補償レンズ(20)
に、Nのファセット(68、70、72、74、76、
78、80、及び、82)が含まれることと、Nが前記
デバイスによって結合される光伝搬路(30、32、3
4、及び、36)の数に比例することを特徴とする、実
施態様7に記載の光学デバイス。
【0083】(実施態様9)前記第1の光学素子(5
0)、前記非可逆光学素子(24)、及び、前記第2の
光学素子(58)がウォーク・オフ結晶であることを特
徴とする、実施態様6、7、または、8に記載の光学デ
バイス。 (実施態様10)前記第1のレンズ(16)が収束レン
ズであることを特徴とする、実施態様6、7、8、また
は、9に記載の光学デバイス。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例によるマルチポート光
サーキュレータの透視図である。
【図2】 図1のマルチポート光サーキュレータにおけ
る補償レンズの正面図である。
【図3】 補償レンズの側面図である。
【図4】 補償レンズの平面図である。
【図5】 4つの光ファイバを正確に整列させるため、
V字形溝を備えたシリコン基板の端面図である。
【図6】 間に光ファイバを挟んで所定の位置につける
ための第2のシリコン基板を備えた、図3のシリコン・
ウェーハの部分透視図である。
【図7】 x方向の伝搬光路を示す、図1のマルチポー
ト光サーキュレータの平面図である。
【図8】 y方向の2つの伝搬光路を示す、図1のマル
チポート光サーキュレータの側面図である。
【図9】 図1のマルチポート光サーキュレータを順方
向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施され
る操作を示す図である。
【図10】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図11】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図12】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図13】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図14】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図15】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図16】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図17】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図18】 図1のマルチポート光サーキュレータを順
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図19】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図20】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図21】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図22】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図23】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図24】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図25】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図26】 図1のマルチポート光サーキュレータを逆
方向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施さ
れる操作を示す図である。
【図27】図1のマルチポート光サーキュレータを逆方
向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施され
る操作を示す図である。
【図28】図1のマルチポート光サーキュレータを逆方
向に通って伝搬する光ビームの偏光成分に対して施され
る操作を示す図である。
【図29】本発明の第2の実施例によるマルチポート光
サーキュレータの透視図である。
【図30】x方向の伝搬光路を示す、図29のマルチポ
ート光サーキュレータの平面図である。
【図31】y方向の伝搬光路を示す、図29のマルチポ
ート光サーキュレータの側面図である。
【図32】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図33】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図34】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図35】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図36】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図37】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図38】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の前に、順方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図39】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図40】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図41】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図42】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図43】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図44】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図45】図29のマルチポート光サーキュレータの背
面ミラーによる反射の後に、逆方向に伝搬する光ビーム
の偏光成分に対して施される操作を示す図である。
【図46】本発明による複数入力/出力光ファイバから
の光ビーム及び該光ファイバへの光ビームの循環方法に
関する流れ図である。
【符号の説明】
12、14 光学アセンブリ 16、18 収束レンズ 20、22 補償レンズ 24 シフトプレート 30−46 光伝搬路 50、58 ウォーク・オフ結晶 68−82 ファセット 162 光学アセンブリ 166 補償レンズ 172−178 光伝搬路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学アセンブリの前面に配置された入力ポ
    ートで光ビームを受光するステップと、 前記光学アセンブリ内において、前記光ビームを空間的
    に分離して、偏光成分にするステップと、 前記偏光成分を発散させて、前記偏光成分間の距離を漸
    進的に増大させるステップと、 前記発散偏光成分の向きを変えて、ほぼ平行に伝搬させ
    るステップと、 少なくとも1つの非可逆光学素子を利用して、前記偏光
    成分を側方に変位させるステップと、 前記偏光成分を収束させて、前記偏光成分間の前記距離
    を漸進的に短縮させるステップと、 前記偏光成分を再結合して、前記光ビームを再形成する
    ステップと、 所定の光伝搬路を介して前記光ビームを伝送するステッ
    プが含まれている、 光信号の伝送方法。
JP11171883A 1998-06-18 1999-06-18 光信号の伝送方法および光学デバイス Withdrawn JP2000028966A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US100,666 1998-06-18
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