JP2000025951A - 鋼板搬送装置 - Google Patents

鋼板搬送装置

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JP2000025951A
JP2000025951A JP10196948A JP19694898A JP2000025951A JP 2000025951 A JP2000025951 A JP 2000025951A JP 10196948 A JP10196948 A JP 10196948A JP 19694898 A JP19694898 A JP 19694898A JP 2000025951 A JP2000025951 A JP 2000025951A
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JP
Japan
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magnetic
bearing
steel sheet
sheet steel
static pressure
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JP10196948A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Suzuki
伸幸 鈴木
Takami Ozaki
孝美 尾崎
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延鋼板等の鋼板の搬送に用いられ、鋼板表
面に傷が付かず、騒音も小さくでき、メンテナンスフリ
ー化も可能な鋼板搬送装置を提供する。 【解決手段】 鋼板Wを、静圧支持と磁気支持とを併用
して支持する鋼板支持手段8を設ける。鋼板支持手段8
は、鋼板Wの搬送経路Lの下方に経路方向に沿って配列
された複数の静圧気体軸受1と、搬送経路Lの上方に経
路方向に沿って配列された複数の磁気軸受2とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延鋼板等の鋼
板を非接触で搬送する鋼板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】圧延鋼板
等の鋼板の搬送は、ローラコンベヤで行われる場合が多
い。しかし、コンベヤローラと鋼板との接触により、鋼
板表面に傷が付くことがある。また、金属同志の接触で
大きな騒音が生じる。このため、潤滑剤を頻繁に供給す
る必要があり、メンテナンスに手間がかかるうえ、鋼板
を油で汚すことになる。コンベヤローラに樹脂被覆等を
設け、傷付き防止や騒音低下を図ったものもあるが、樹
脂被覆の耐久性が悪い。
【0003】この発明の目的は、上記課題を解消するこ
とであり、鋼板表面に傷が付かず、騒音も小さくでき、
メンテナンスフリー化も可能な鋼板搬送装置を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の鋼板搬送装置
は、鋼板を搬送する装置であって、鋼板を、静圧支持と
磁気支持とを併用して支持する鋼板支持手段を設けたも
のである。この構成の鋼板搬送装置によると、鋼板を静
圧および磁力で支持するため、非接触で支持できる。そ
のため、鋼板表面に傷が付かず、騒音も小さくでき、ま
た潤滑油の供給等を不要にでき、メンテナンスフリー化
も可能となる。さらに、静圧支持と磁気支持とを併用す
るため、静圧支持の優れた動剛性と、磁気軸受の優れた
静剛性を併せ持つ支持構造とでき、種々の搬送速度に対
して、鋼板を安定して送ることができる。
【0005】この発明において、前記鋼板支持手段は、
鋼板の搬送経路の下方に経路方向に沿って配列された複
数の静圧気体軸受と、前記搬送経路の上方に経路方向に
沿って配列された複数の磁気軸受とからなるものとして
も良い。この構成の場合、鋼板は、下面から静圧気体軸
受の静圧により浮上状態に支持され、かつ上面から磁気
軸受の磁気吸引力で支持されることになる。
【0006】静圧気体軸受の配列における個々の静圧気
体軸受と、磁気軸受の配列における個々の磁気軸受と
は、互いに搬送方向の略同じ位置に配置しても良い。こ
れにより、互いに対応する静圧気体軸受の支持中心と磁
気軸受の支持中心とが略一致させることができ、両軸受
の制御が容易になる。
【0007】また、この発明において、鋼板支持手段
は、鋼板の搬送経路の上方に経路方向に沿って配列され
た複数の静圧磁気複合軸受であっても良い。静圧磁気複
合軸受は、静圧気体軸受と磁気軸受とを複合させたもの
とする。磁気軸受は、コアおよびコイルを有し鋼板を磁
気吸着力で支持するものである。静圧気体軸受は、軸受
面形成部材およびこの軸受面形成部材の静圧軸受面に開
口した絞りを有し前記磁気吸着力に抗して静圧軸受面と
鋼板との間に軸受隙間を静圧で得るものである。この構
成の場合、磁気軸受で鋼板を吸着しながら、静圧気体軸
受により隙間を確保し、非接触状態を安定して保つこと
ができる。そのため、磁気軸受の制御が容易である。
【0008】静圧磁気複合軸受において、コアが軸受面
形成部材を兼ねるもとし、このコアに絞りを設けても良
い。このようにコアと軸受隙間成形部材とを兼用させる
ことにより、部品点数が削減され、またコンパクトな構
成となる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1と共
に説明する。この鋼板搬送装置は、鋼板Wの搬送経路L
の下方および上方に、鋼板Wを支持する静圧気体軸受1
および磁気軸受2を経路方向に沿って各々複数配列した
ものである。これら複数の静圧気体軸受1および磁気軸
受2により、鋼板支持手段8が構成される。静圧気体軸
受1の配列における個々の静圧気体軸受1と、磁気軸受
2の配列における個々の磁気軸受2とは、互いに搬送方
向の略同じ位置に配置され、互いに対を成す。同図は、
この鋼板搬送装置の一部を示すものであり、静圧気体軸
受1および磁気軸受2は任意個数配置される。鋼板W
は、例えば帯状の圧延鋼板である。静圧気体軸受1は、
軸受面形成部材3およびこの軸受面形成部材3の静圧軸
受面3aに開口した絞り4を有し、静圧軸受面3aと鋼
板Wとの間の隙間d1に生じる静圧で鋼板Wを支持する
ものである。絞り4は、軸受面形成部材3の下面の給気
口5に連通して形成され、空気圧源等の圧縮気体供給源
(図示せず)に接続されている。磁気軸受2は、コア6
およびコイル7を有する電磁石で構成され、鋼板Wを磁
気吸着力で支持するものである。コア6は、側面形状が
馬蹄形とされ、その両端となる搬送方向の前後部分が磁
極6a,6bとされている。
【0010】この構成の鋼板搬送装置によると、鋼板W
は、静圧気体軸受1の静圧軸受面3aと鋼板Wの下面の
間に生じる静圧と、磁気軸受2の磁気吸着力により、鋼
板Wが非接触で支持される。鋼板Wの搬送力は、適宜の
手段で与えられる。このように鋼板Wが非接触で支持さ
れるため、鋼板表面に傷が付かず、騒音も小さくでき
る。また、潤滑油の供給等を不要にでき、メンテナンス
フリー化も可能となる。しかも、静圧気体軸受1は優れ
た動剛性を有し、磁気軸受2は優れた静剛性が得られる
ため、両軸受1,2の併用により、種々の搬送速度に対
して、鋼板Wを安定して送ることができる。また、各静
圧気体軸受1と磁気軸受2とは、互いに同じ搬送方向位
置で上下に配置されているため、各静圧気体軸受1の支
持中心と磁気軸受2の支持中心とを略一致させることが
でき、両軸受1,2の制御が容易になる。
【0011】図2は、この発明の第2の実施形態を示
す。この鋼板搬送装置は、鋼板Wの搬送経路Lの上方に
経路方向に沿って複数の静圧磁気複合軸受10を配列し
たものである。これら静圧磁気複合軸受10の配列によ
り鋼板支持手段20が構成される。静圧磁気複合軸受1
0は、静圧気体軸受11と磁気軸受12とが複合された
ものである。同図はこの鋼板搬送装置の一部を示す図で
あり、静圧磁気複合軸受10は、搬送経路Lに沿って任
意個数並べて配置される。鋼板Wは、例えば帯状の圧延
鋼板である。磁気軸受12は、コア13およびコイル1
4を有する電磁石で構成され、鋼板Wを磁気吸着力で支
持するものである。コア13は、側面形状が馬蹄形とさ
れ、その両端となる搬送方向の前後部分が磁極13a,
13bとされている。静圧気体軸受11は、静圧軸受面
13aに開口した絞り16を有し、前記磁気吸着力に抗
して静圧軸受面15と鋼板Wとの間に軸受隙間d2を静
圧で得るものである。静圧軸受面15は、磁気軸受12
のコア13における片方の磁極13aの下面からなり、
コア13は、静圧気体軸受11の軸受面形成部材を兼用
する。絞り16は、コア13の上面の給気口17に連通
して形成され、空気圧源等の圧縮気体供給源(図示せ
ず)に接続されている。
【0012】この構成の鋼板搬送装置の場合、磁気軸受
12で板材Wを吸着力により持ち上げながら、静圧気体
軸受11の静圧により軸受隙間d2を確保し、非接触状
態を安定して保つことができる。そのため、磁気軸受1
2の制御が容易である。この構成の場合も、鋼板Wが非
接触で支持されるため、鋼板Wの表面に傷がつかず、騒
音も小さくできる。また、潤滑油の供給等を不要にで
き、メンテナンスフリー化も可能となる。しかも、磁気
軸受12のコア13と静圧気体軸受11の軸受隙間形成
部材とが兼用されるので、部品点数が削減され、コンパ
クトな構成となる。
【0013】
【発明の効果】この発明の鋼板搬送装置は、静圧支持と
磁気支持とを併用して鋼板を支持する鋼板支持手段を設
けたため、鋼板表面に傷が付かず、騒音も小さくでき、
またメンテナンスフリー化も可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる鋼板搬送装置の
破断側面図である。
【図2】この発明の他の実施形態にかかる鋼板搬送装置
の破断側面図である。
【符号の説明】
1…静圧気体軸受 2…磁気軸受 3…軸受面形成部材 4…絞り 6…コア 7…コイル 8…鋼板支持手段 10…静圧磁気複合軸受 11…静圧気体軸受 12…磁気軸受 13…コア 14…コイル 16…絞り 20…鋼板支持手段 L…搬送経路 W…鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F021 AA03 AA06 BA00 CA02 3J102 AA01 AA02 BA05 CA16 CA20 DA03 DA09 EA02 EA06 EA13 GA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を搬送する装置であって、鋼板を、
    静圧支持と磁気支持とを併用して支持する鋼板支持手段
    を設けた鋼板搬送装置。
  2. 【請求項2】 鋼板支持手段が、鋼板の搬送経路の下方
    に経路方向に沿って配列された複数の静圧気体軸受と、
    前記搬送経路の上方に経路方向に沿って配列された複数
    の磁気軸受とからなる請求項1記載の鋼板搬送装置。
  3. 【請求項3】 静圧気体軸受の配列における個々の静圧
    気体軸受と、磁気軸受の配列における個々の磁気軸受と
    を、互いに搬送方向の略同じ位置に配置した請求項2記
    載の鋼板搬送装置。
  4. 【請求項4】 鋼板支持手段が、鋼板の搬送経路の上方
    に経路方向に沿って配列された複数の静圧磁気複合軸受
    であり、各静圧磁気複合軸受は、コアおよびコイルを有
    し前記鋼板を磁気吸着力で支持する磁気軸受と、軸受面
    形成部材およびこの軸受面形成部材の静圧軸受面に開口
    した絞りを有し前記磁気吸着力に抗して前記静圧軸受面
    と鋼板との間に軸受隙間を静圧で得る静圧気体軸受とが
    複合されたものである請求項1記載の鋼板搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記コアが前記軸受面形成部材を兼ね、
    このコアに前記絞りを設けた請求項4記載の鋼板搬送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107758351A (zh) * 2016-08-16 2018-03-06 阳程科技股份有限公司 磁性传动的输送方法
CN107758351B (zh) * 2016-08-16 2019-11-22 阳程科技股份有限公司 磁性传动的输送方法

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