JP2000021438A - 蓄電池 - Google Patents

蓄電池

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JP2000021438A
JP2000021438A JP10185240A JP18524098A JP2000021438A JP 2000021438 A JP2000021438 A JP 2000021438A JP 10185240 A JP10185240 A JP 10185240A JP 18524098 A JP18524098 A JP 18524098A JP 2000021438 A JP2000021438 A JP 2000021438A
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drainage
chambers
electrolyte
hole
drain
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Yuji Furuichi
雄司 古市
Nobuyuki Hashimoto
信幸 橋本
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】充電する手間を省き、電解液を交換するだけで
直ちに使用可能で、しかも電解液の交換が極めて容易な
蓄電池とする。 【解決手段】電解液を入れる容器2を隔壁3aにより複
数の室に仕切り、それぞれの室に少なくとも一対の電極
板を設けた蓄電池において、隔壁3aにより仕切られた
複数の室の底にそれぞれ穿設された第1の排水孔3c
と、容器2の底板に長手方向に延出して設けられ、前記
複数の室の底にそれぞれ穿設された第1の排水孔と連通
する長穴3dと、この長穴内に移動又は回転可能に装着
され、少なくとも一端が閉鎖された筒形状又は円筒形状
で、外周に前記複数の室の第1の排水孔とそれぞれ接続
する第2の排水孔14eを有し、これら第2の排水孔と
連通する少なくとも1つの第3の排水孔14fを有する
排水部材14とを備えた蓄電池1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返し充放電可
能な蓄電池に係り、詳しくは電解液を交換することによ
り充電の手間を省くと共に、電解液の交換が極めて容易
な蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、繰り返し充放電可能な蓄電池と
しては、鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、リチ
ウムイオン蓄電池等があるが、このうち自動車やバイク
用には主として鉛蓄電池が使用されている。この鉛蓄電
池の一例を図8に示す。鉛蓄電池24では、二酸化鉛の
陽極板25と金属鉛の陰極板26を一定の間隔を隔てて
並設し、数枚の陽極板25と陰極板26を並列につない
で組み合わせて極板群29を形成し、この極板群29を
例えば6個、容器30中の電解液である希硫酸中に入れ
ている。
【0003】また、数枚の極板25,26はそれぞれバ
ー27,28で連結され、上部に外に接続するためのポ
ール27a,28aが立設されている。容器30は電槽
31と蓋32からなり、電槽31は各極板群29を独立
して電解液に入れるため隔壁31aで仕切られ、電槽3
1の底にはくら31bが設けられている。そして、蓋3
2には陽極端子33と陰極端子35と電解液を注入する
注入口36が極板群29の数だけ並んでいる。各電極は
内部で直列につながれて、最終の陽極端子33と陰極端
子35が蓋32上に出るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な鉛蓄電池では、放電により電気容量が低下すると、充
電する必要があるが、充電装置に接続して充電するの
に、普通充電では少ない電流を流して時間を長くかけね
ばならず、通常数時間位必要であり、充電に手間がかか
ると共に、すぐ使用したい場合には、間に合わないとい
う問題があった。一方、急速充電では、大容量の充電装
置により大電流を供給して1時間程で充電が完了する
が、専用の大容量の充電装置が必要なことと、蓄電池に
相当な負担がかかるという問題があった。
【0005】また、基本的には各注入口36から電解液
を補充することはあっても、入れ換えるような構造には
なっておらず、更に排水口が設けられていない。電解液
を入れ換えるとすると、蓋32を取り外すか、又は各注
入口36を開口して、容器30を傾けて電解液を流出さ
せ、次いで各注入口36から新しい電解液を注入しなけ
ればならず、大変な手間がかかり面倒であった。
【0006】そこで、本発明は、充電する手間を省き、
電解液を交換するだけで直ちに使用可能で、しかも電解
液の交換が極めて容易なように構成し、もって上述した
課題を解決した蓄電池を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蓄電池は、
電解液を入れる容器を隔壁により複数の室に仕切り、そ
れぞれの室に少なくとも一対の電極板を設けた蓄電池に
おいて、前記隔壁により仕切られた複数の室の底にそれ
ぞれ穿設された第1の排水孔と、前記容器の底板に設け
られ、前記複数の室の底にそれぞれ穿設された第1の排
水孔と連通する長穴と、この長穴に装着され、前記容器
の複数の室の底にそれぞれ穿設された第1の排水孔を閉
鎖して複数の室内の電解液の排水を阻止すると共に、第
1の排水孔を開口させて複数の室内の電解液を同時に排
水するよう切り換える排水部材とを備えてなるものであ
る。
【0008】また、本発明に係る蓄電池は、前記排水部
材が前記長穴内を移動可能又は回転可能に装着され、少
なくとも一端が閉鎖された筒形状又は円筒形状で、外周
に前記複数の室の第1の排水孔とそれぞれ接続する第2
の排水孔を穿設し、これら第2の排水孔と連通する少な
くとも1つの第3の排水孔を有してなるものである。ま
た、本発明に係る蓄電池は、前記容器の上板に前記複数
の室に電解液を注入するための共通の注入口を1つ設け
てなるものである。
【0009】また、本発明に係る蓄電池では、排水部材
が複数の室の底にそれぞれ穿設された第1の排水孔を閉
鎖するので、複数の室内の電解液の排水が阻止される。
一方、排水部材を切換操作して、第1の排水孔を開口さ
せると、複数の室内の電解液が同時に排水される。
【0010】また、複数の室の第1の排水孔と排水部材
の第2の排水孔とが接続しない状態では、複数の室の電
解液の排水が阻止される。一方、排水部材を移動又は回
動させ、複数の室の第1の排水孔と排水部材の第2の排
水孔とを接続させると、複数の室内の電解液が同時に排
水部材の第3の排水孔から排水される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
蓄電池の実施の形態の一例を説明する。図1は本発明に
係る蓄電池の斜視図、図2はその側断面図である。図1
及び図2に示すように、蓄電池1は鉛蓄電池で、電解液
である希硫酸を入れる電槽3と蓋5からなる容器2と、
この電槽3内の隔壁3aで仕切られた複数の室内にそれ
ぞれ入れられた極板群6と、各室内の電解液を排出する
ための排水部材14とから概略構成されている。
【0012】先ず、極板群6について説明する。二酸化
鉛の陽極板7と金属鉛の陰極板8を一定の間隔を隔てて
並設し、数枚の陽極板7と陰極板8を並列につないで組
み合わせて極板群6を形成している。そして、数枚の極
板7,8はそれぞれバー9,10で連結され、上部に外
に接続するためのポール9a,10aが立設されてい
る。この極板群6を例えば6個、それぞれ電槽3内の隔
壁3aで仕切られた各室内の電解液である希硫酸中に入
れている。なお、陽極板7と陰極板8の間には、絶縁物
でつくられた多孔性のセパレーターを挟んでおき、接触
を防ぐようになっている。
【0013】次に、容器2について説明する。容器2は
電槽3と蓋5からなり、電槽3は各極板群6を独立して
電解液に入れるため隔壁3aで複数の室(例えば、ここ
では6室)に仕切られている。電槽3の隔壁3aで仕切
られた各室内の底の左右両側にはそれぞれ極板群6を支
持するための支持台3bが設けられ、各室内の底の中央
には第1の排水孔である排水孔3cが穿設されている。
即ち、各室内の底の中央には、奥の室から順番に排水孔
3c-1,3c-2,3c-3,3c-4,3c-5,3c-6が穿
設されている。従って、各室内には左右の支持台3b上
に極板群6が載せられ、電解液が一定の深さで満たされ
ていることになる。そして、電槽3の前側板には電解液
の水位を確認するための電解液確認窓13が設けられて
いる。
【0014】また、電槽3の底板の略中央には長手方向
に延出して長穴3dが穿設され、この長穴3dには排水
部材14が密接して回転可能に装着されている。この長
穴3dの入口側には雌ネジ3d-1が螺刻され、更に、長
穴3dの雌ネジ3d-1より奥の位置には排水口3eが下
方向に向けて穿設されている。
【0015】次に、各室内の電解液を排出するための排
水部材について説明する。図3は排水部材14の斜視図
であり、排水部材14は両端が閉鎖されたパイプ部14
aと、このパイプ部14aの一端に連結しパイプ部14
aより大径で周部にローレットが刻まれた把持部14b
と、パイプ部14aの把持部14bとの連結箇所に螺刻
された前記長穴3dの雌ネジ3d-1と螺合する雄ネジ部
14cとから形成されている。排水部材14の雄ネジ部
14cより先端側にはOリング15を嵌着するためのO
リング溝14dが刻設されている。更に、排水部材14
のパイプ部14aの外周には先端から順に第2の排水孔
である孔14e-1,14e-2,14e-3,14e-4,14e-
5,14e-6が一直線上に所定間隔で穿設されており、
この孔14e-1,14e-2,14e-3,14e-4,14e
-5,14e-6はそれぞれ電槽3の排水孔3c-1,3c-
2,3c-3,3c-4,3c-5,3c-6と接続(連通)可能
になっている。更に、排水部材14のパイプ部14aの
孔14e-6近傍と反対側の外周部位には第3の排水孔で
ある孔14fが穿設されており、この孔14fは電槽3
の排水口3eと連通可能となっている。即ち、パイプ部
14aの孔14e-1,14e-2,14e-3,14e-4,1
4e-5,14e-6と孔14fはパイプ部14aの内部の
孔を介して連通している。
【0016】従って、排水部材14はパイプ部14aが
長穴3dに密着しており、長穴3dの雌ネジ3d-1と排
水部材14の雄ネジ部14cが螺合しており、排水部材
14のOリング溝14dにはOリング15が嵌着されて
いる。そして、排水部材14の把持部14bを把持し
て、回転させ、排水部材14の各孔14eとそれぞれ電
槽3の各排水孔3cとが接続(連通)する位置となる
と、排水部材14の孔14fと電槽3の排水口3eの位
置が一致して接続(連通)するように構成されている。
【0017】また、図2に示すように、蓋5の略中央に
は電解液を注入するための注入口5aが穿設され、注入
口5aには栓16が螺合されている。この栓16は、電
解液がこぼれないようにし、充放電のとき発生するガス
を抜くと共に、ガス中の硫酸霧を分離して電解液に戻す
ためのものである。蓋5の長手方向の両端にはそれぞれ
電極端子17,18が突設され、極板群6の各電極は内
部で直列につながれて、陽極端子17と陰極端子18が
蓋5上に出るようになっている。
【0018】また、図4及び図5は蓄電池の作動説明図
であり、分かりやすくするため極板群6を省略してあ
る。蓄電池1は通常は図4に示すように、電解液が一定
の水位まで充填された状態にある。この状態では、排水
部材14は閉状態にあり、排水部材14のパイプ部14
aの各孔14eは電槽3の各排水孔3cと反対側の位置
にあり、従って電解液は排水部材14に流出することは
ない。
【0019】また、放電では、陽極板、陰極板ともに電
解液の硫酸と反応して硫酸鉛となるために、電解液中の
硫酸が消費されて濃度が低下し、一方、充電では、放電
とは逆の反応により、硫酸の濃度は上昇することにな
る。それゆえ、電解液の中の硫酸の濃度は、放電作用に
比例して減る傾向にあり、栓16を緩めて取り外し注入
口5aから比重計を入れて比重を測定すると、測定され
た比重値により充電状態を知ることができる。
【0020】そして、放電により硫酸の濃度が低下する
と(即ち、充電量が少なくなると)、図5に示すよう
に、栓16を緩めて取り外し、排水部材14の把持部1
4bを把持して回転させ、排水部材14のパイプ部14
aの各孔14eと電槽3の各排水孔3cとを位置合わせ
して接続し、かつパイプ部14aの孔14fと電槽3の
排水口3eとを位置合わせして接続すると、即ち排水部
材14は開状態となり、電槽3内の各室の電解液はパイ
プ部14aの各孔14eを介してパイプ部14a内に流
入し、孔14fを介して電槽3の排水口3eから流出
し、電槽3内の各室の電解液を全て同時に短時間で排出
することができる。その際、Oリング15により電解液
の漏れを防止することができる。
【0021】電槽3内の電解液の排出が完了すると、図
4に示すように、排水部材14の把持部14bを把持し
て図5とは逆方向に回転させ、排水部材14を閉状態と
し、即ち排水部材14のパイプ部14aの各孔14eと
電槽3の各排水孔3cとの位置が一致しないようにし、
電槽3の各排水孔3cを閉じた状態にして、この状態で
注入口5aから充電量の多い新たな電解液を注入するこ
とにより、充電が完了する。この際、注入口5aから充
電量の多い新たな電解液を注入すると、電解液は各隔壁
3aを越流して各室に流入し、全ての室が電解液で満た
されたならば、排水部材14の把持部14bを回転し
て、排水部材14を開状態として、電解液を電槽3の排
水口3eから流出させる。そして、電解液確認窓13で
電解液が所定の水位となったことを確認して、排水部材
14の把持部14bを上記と逆方向に回転して、排水部
材14を閉状態とすることにより、各室の電解液の水位
を全て所定水位とすることができる。
【0022】従って、排水部材14を回転させることに
より、電槽3の各室の電解液を全て同時に短時間で安全
に排出することができ、注入口5aから充電量の多い新
たな電解液を注入して、充電量の少ない古い電解液と充
電量の多い新たな電解液とを交換することにより、直ち
に充電することができ、面倒な充電操作や長時間充電さ
せる必要がなく、極めて簡便である。
【0023】また、電槽3の各室に電解液を注入するの
に、従来のように各室の注入口から個別に電解液を注入
する必要がなく、1つの注入口から電解液を注入すれば
よい。しかも各室の電解液の水位を一定にするのに、従
来のように容器を傾けたり、ひっくり返す必要がなく、
排水部材14を回転させるだけで各室の電解液の水位を
一定にすることができ、極めて簡便である。
【0024】また、図6は第2の実施の形態を示し、蓄
電池20の電槽3の底板の略中央には長手方向に延出し
て長穴3d´が貫設されているが、この長穴3d´には
前記排水口3eが設けられていない。それゆえ、この長
穴3d´に装着され、長穴3d´の雌ネジ部3d´-1と
螺合する雄ネジ部21cを有する排水部材21は、前記
排水口3eと接続する前記孔14fが穿設されておら
ず、その代わりにパイプ部21aの先端が開口されて孔
21gが設けられ、この孔21gから電槽3内の各室の
電解液が排出するようになっており、その他は上述した
第1の実施の形態の蓄電池1と同様に構成されている。
【0025】従って、排水部材21の把持部21bを把
持して回転させ、排水部材21のパイプ部21aの各孔
21eと電槽3の各排水孔3cとを位置合わせして接続
すると、電槽3内の各室の電解液はパイプ部21aの各
孔21eを介してパイプ部21a内に流入し、孔21g
から流出し、電槽3内の各室の電解液を全て同時に短時
間で排出することができる。これにより、電槽3の側面
から電解液を排出するので、電槽3の底面から電解液を
排出するのに比して、排出方向の自由度が増すと共に、
孔21gの口径が大きいため、一層短時間で排出するこ
とができる。
【0026】また、図7は第3の実施の形態を示し、蓄
電池22の蓋5の裏面には注入口5aから注入された電
解液を各室に分岐するための分岐部23が長手方向に延
出して設けられている。この分岐部23は正面視箱型で
下面に奥から順に孔23a-1,23a-2,23a-3,
23a-4,23a-5,23a-6が明けられており、それ
ぞれの孔はそれぞれの室の上方に位置し、注入口5aか
らの距離に応じて均等な注入量となるようそれぞれの孔
の大きさが決められている。そして、電槽3内の各室を
仕切る仕切壁3a´は蓋5の裏面まで上方に延出し、各
仕切壁3a´を貫通するように前記分岐部23が設けら
れている。この仕切壁3a´により、各室は隔離され、
各室の電解液は混ざり合うことはない。その他は上述し
た第1の実施の形態の蓄電池1と同様に構成されてい
る。従って、分岐部23により、電槽3の各室に電解液
を均等に分配でき、即ち各室の電解液の水位を等しく一
定にすることができる。なお、第3の実施の形態では、
電槽3内の各室を仕切る仕切壁3a´を蓋5の裏面まで
上方に延出させたが、これに限らず、第1及び第2の実
施の形態の仕切壁3aのように上端と蓋5の裏面との間
に一定の間隔があるように形成してもよいことは勿論で
ある。
【0027】なお、上述第1乃至第3の実施の形態で
は、鉛蓄電池としたが、これに限らず、ニッケル・カド
ミウム蓄電池等他の電解液を用いた蓄電池としてもよい
ことは勿論である。
【0028】また、排水部材14,21を回転式とした
が、これに限らず、排水部材を角パイプ形状とし、長穴
3d,3d´内を長手方向に摺動可能に構成してもよ
く、この場合も、上述実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0029】更に、排水部材に排水孔を設けず、単に排
水部材を長穴内に挿脱可能に装着するように構成しても
よく、この場合も、上述実施の形態と同様の効果が得ら
れる。
【0030】また、電槽を6室とし、極板群を6個とし
たが、これに限らず、電槽を他の複数室とし、極板群を
他の複数個としてもよいことは勿論である。
【0031】また、電槽に電解液確認窓を設けたが、こ
れに限定されるわけではなく、電槽が半透明であれば電
解液の水位を確認できるので、電解液確認窓を設けなく
てもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る蓄電
池によれば、排水部材を移動又は回転させることによ
り、容器内の各室の電解液を全て同時に短時間で安全に
排出することができる。
【0033】また、充電量の少ない古い電解液と充電量
の多い新たな電解液とを交換することにより、直ちに充
電することができ、面倒な充電操作や長時間充電させる
必要がなく、極めて簡便である。
【0034】また、容器内の各室に電解液を注入するの
に、従来のように各室の注入口から個別に電解液を注入
する必要がなく、1つの注入口から電解液を注入すれば
よく、しかも各室の電解液の水位を一定にするのに、従
来のように容器を傾けたり、ひっくり返す必要がなく、
排水部材を移動又は回転操作させるだけで各室の電解液
の水位を一定にすることができ、迅速かつ簡便に電解液
の注入と水位調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉛蓄電池の一部切り欠いた斜視図
である。
【図2】本発明に係る鉛蓄電池の側断面図である。
【図3】排水部材の斜視図である。
【図4】蓄電池の作動説明図であり、排水部材が閉の状
態を示している。
【図5】蓄電池の作動説明図であり、排水部材が開の状
態を示している。
【図6】第2の実施の形態を示す鉛蓄電池の側断面図で
ある。
【図7】第3の実施の形態を示す鉛蓄電池の側断面図で
ある。
【図8】従来の鉛蓄電池の概略構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,20,22 蓄電池 2 容器 3 電槽 3a 仕切壁 3b 支持台 3c-1,3c-2,3c-3,3c-4,3c-5,3c-6 排
水孔(第1の排水孔) 3d 長穴 3e 排水口 5 蓋 5a 注入口 6 極板群 7 電極板(陽極板) 8 電極板(陰極板) 13 電解液確認窓 14,21 排水部材 14a,21a パイプ部 14b,21b 把持部 14c,21c 雄ネジ部 14e-1,14e-2,14e-3,14e-4,14e-5,
14e-6,21e-1,21e-2,21e-3,21e-4,
21e-5,21e-6 孔(第2の排水孔) 14f,21g 孔(第3の排水孔) 15 Oリング 16 栓 17 陽極端子 18 陰極端子 23 分岐部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA00 FF02 5H023 AA01 BB00 CC01 CC11 DD06 DD10 5H028 AA07 BB02 BB03 CC01 CC05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液を入れる容器を隔壁により複数の
    室に仕切り、それぞれの室に少なくとも一対の電極板を
    設けた蓄電池において、 前記隔壁により仕切られた複数の室の底にそれぞれ穿設
    された第1の排水孔と、 前記容器の底板に設けられ、前記複数の室の底にそれぞ
    れ穿設された第1の排水孔と連通する長穴と、 この長穴に装着され、前記容器の複数の室の底にそれぞ
    れ穿設された第1の排水孔を閉鎖して複数の室内の電解
    液の排水を阻止すると共に、第1の排水孔を開口させて
    複数の室内の電解液を同時に排水するよう切り換える排
    水部材と、 を備えてなることを特徴とする蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記排水部材が前記長穴内を移動可能に
    装着され、少なくとも一端が閉鎖された筒形状で、外周
    に前記複数の室の第1の排水孔とそれぞれ接続する第2
    の排水孔を穿設し、これら第2の排水孔と連通する少な
    くとも1つの第3の排水孔を有し、 前記複数の室の第1の排水孔と前記排水部材の第2の排
    水孔とが接続しない状態では、複数の室の電解液の排水
    が阻止されると共に、前記排水部材を移動させ、複数の
    室の第1の排水孔と排水部材の第2の排水孔とを接続さ
    せると、複数の室内の電解液を同時に排水部材の前記第
    3の排水孔から排水してなることを特徴とする請求項1
    に記載の蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記排水部材が前記長穴内を回転可能に
    装着され、少なくとも一端が閉鎖された円筒形状で、外
    周に前記複数の室の第1の排水孔とそれぞれ接続する第
    2の排水孔を穿設し、これら第2の排水孔と連通する少
    なくとも1つの第3の排水孔を有し、 前記複数の室の第1の排水孔と前記排水部材の第2の排
    水孔とが接続しない状態では、複数の室の電解液の排水
    が阻止されると共に、前記排水部材を回転させ、複数の
    室の第1の排水孔と排水部材の第2の排水孔とを接続さ
    せると、複数の室内の電解液を同時に排水部材の前記第
    3の排水孔から排水してなることを特徴とする請求項1
    に記載の蓄電池。
  4. 【請求項4】 前記容器の上板に前記複数の室に電解液
    を注入するための共通の注入口を1つ設けてなることを
    特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
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