JP2000018254A - 化成処理を施したブシュおよびその製造方法 - Google Patents

化成処理を施したブシュおよびその製造方法

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JP2000018254A
JP2000018254A JP10191136A JP19113698A JP2000018254A JP 2000018254 A JP2000018254 A JP 2000018254A JP 10191136 A JP10191136 A JP 10191136A JP 19113698 A JP19113698 A JP 19113698A JP 2000018254 A JP2000018254 A JP 2000018254A
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Hiroe Okawa
広衛 大川
Takeshi Shindo
剛 新藤
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Nippon Dia Clevite Co Ltd
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NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡潔構成でワイパーアームなどの腐食環境下
での電食の発生を防ぎ塗膜の剥離を防止する化成処理を
施したブシュおよびこのブシュを特別の装置を必要とせ
ず容易に製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の化成処理を施したブシュは、ス
テンレス鋼の裏金上に充填材入りのポリアミドイミド樹
脂がコーティングされて軸受部に樹脂層を形成するブシ
ュにおいて、該軸受部以外の裏金露出部をシュウ酸塩皮
膜で被覆することを特徴とする。さらに、化成処理を施
したブシュの製造方法は、イ)ステンレス鋼の裏金上に
充填材入りポリアミドイミド樹脂をコーティングした後
乾燥と焼成を行い、軸受層を形成する工程と、ロ)前記
ポリアミドイミド樹脂をコーティングした材料を巻き、
ブシュに加工する工程と、ハ)該ブシュの背面と端面に
シュウ酸塩皮膜を形成する工程とによることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブシュおよびその
製造方法に関し、特に、ワイパーアームなどの腐食環境
下での塗膜の剥離を防止する化成処理を施したブシュお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、ワイパーアームブシュ10が使
用される従来から一般的に知られているワイパー装置1
の説明図を示す。ワイパー装置1はワイパーアーム2を
備え、ワイパーアーム2はワイパーアームヘッド3と、
ワイパーアームヘッド3に回動可能に取り付けられたア
ーム4とで構成されている。ワイパーアームヘッド3は
駆動モータ(図示せず)と連結するワイパーシャフト6
に固定され、ワイパーアームブシュ10の取り付け用の
ブシュ取付穴3Aにワイパーアームブシュ10が圧入さ
れている。フランジ5Aを有するワイパーアームシャフ
ト5が、点線で示すごとく、アーム4の取付穴4Aに挿
入され、ワイパーアームヘッド3に圧入されるワイパー
アームブシュ10の軸受部11を通りアーム4の取付穴
4Bに挿入され、取付穴4Bの外側でかしめられてい
る。ワイパーアームシャフト5はワイパーアームブシュ
10に回動自在に取り付けられ、スプリング7がワイパ
ーアームヘッド3に取り付けられているフック7Aに掛
けられ、他端はアーム4の係止部(図示せず)に掛けら
れているため、アーム4はワイパーアームヘッド3に対
し矢印Q方向に押さえられながら回動可能に取り付けら
れている。
【0003】ワイパー装置1が作動するときにはワイパ
ーシャフト6の矢印P方向の往復回動によりアーム4の
先端に取り付けられたワイパーブレード(図示せず)が
ガラス面を払拭するが、ワイパーアームブシュ10によ
りアーム4が回動可能でスプリング7により常にアーム
4に矢印Q方向に押力が与えられているため、ワイパー
ブレードは車両の曲面ガラス面に沿って確実に払拭する
ことができる。
【0004】図4は、ワイパー装置1に使用されるワイ
パーアームブシュ10の図3に示したX−X断面図を示
す。ワイパーアームブシュ10は、ワイパー装置1に広
く使用され、ステンレス鋼が腐食防止上裏金に使用され
ている。ワイパーアームブシュ10は、例えばポリアミ
ドイミド樹脂がコーティングされたステンレス鋼の裏金
の材料を巻加工したもので、軸受部11に軸受樹脂層1
1Aが形成され、アルミのワイパーアームヘッド3に圧
入されている。ワイパーアームブシュ10にはワイパー
アームシャフト5が取り付けられ、ワイパーアームシャ
フト5はアーム4の取付穴4Aと取付穴4Bを挿通して
アーム4を取り付けている。ワイパーアームブシュ10
は、軸受樹脂層11Aが形成されており、アーム4を回
動自在に耐久性を確保して軸支することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たごとく従来のワイパーアームブシュ10は、ワイパー
アームヘッド3に取り付けアーム4を回動可能にするた
めにワイパー装置1に広く使用されているが、次のよう
な問題があった。
【0006】前記したごとくワイパーアームブシュ10
は、裏金としてステンレス鋼を使用しアルミのワイパー
アームヘッド3に圧入されているが、アルミとステンレ
ス鋼は金属同士で接しているため、雨滴や水分が介在す
ると電気的に卑なアルミと貴なステンレス鋼との間に腐
食電池が形成される腐食環境下で、ワイパーアームヘッ
ド3のアルミが腐食される恐れがある。このアルミの腐
食は、図4に部分的に拡大してに示すごとくワイパーア
ームヘッド3とその表面を覆う塗装層8との密着界面に
沿って例えば矢印Yで示すごとく進み、塗膜の剥離を引
き起こし、ワイパーアームヘッド3のみならずワイパー
装置1の品質感を損なう恐れがある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、簡潔構成でワイパーアームなどの腐食環境下での
電食の発生を防ぎ塗膜の剥離を防止する化成処理を施し
たブシュおよびこのブシュを特別の装置を必要とせず容
易に製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の化成処
理を施したブシュは、ステンレス鋼の裏金上に充填材入
りのポリアミドイミド樹脂がコーティングされて軸受部
に樹脂層を形成するブシュにおいて、該軸受部以外の裏
金露出部をシュウ酸塩皮膜で被覆することを特徴とす
る。
【0009】また、前記充填材は、二硫化モリブテン、
四フッ化エチレン樹脂、グラファイトおよびまたは窒化
ホウ素からなる固体潤滑剤とし、前記ポリアミドイミド
樹脂に対して10〜50%の重量比とすることを特徴と
する。
【0010】また、前記シュウ酸塩皮膜の厚さは、2〜
5μmとすることを特徴とする。
【0011】さらに、化成処理を施したブシュの製造方
法は、イ)ステンレス鋼の裏金上に充填材入りポリアミ
ドイミド樹脂をコーティング後乾燥と焼成を行い、軸受
層を形成する工程と、ロ)前記ポリアミドイミド樹脂を
コーティングした材料を巻き、ブシュに加工する工程
と、ハ)該ブシュの背面と端面にシュウ酸塩皮膜を形成
する工程とによることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0013】図1は、本発明に関わる化成処理を施した
ワイパーアームブシュ40の断面図を示す。ワイパーア
ームブシュ40は、ステンレス鋼が腐食防止上裏金に使
用され、軸受部41には充填材入りのポリアミドイミド
樹脂の軸受樹脂層42が形成されていると共に、該軸受
部41以外の端面43と背面44にシュウ酸塩皮膜45
を形成している。軸受部41の軸受樹脂層42は、ステ
ンレス鋼の裏金上に充填材入りのポリアミドイミド樹脂
をコーティングし、ポリアミドイミド樹脂をコーティン
グした材料を巻加工することによって軸受部41の面に
形成される。
【0014】シュウ酸塩皮膜45は、シュウ酸塩皮膜を
形成前の巻加工したワイパーアームブシュを、例えば4
5〜90℃のシュウ酸塩皮膜剤に3〜15分浸せきし、
ステンレス鋼の表面に不溶性のシュウ酸塩を付着させ、
形成することができる。シュウ酸塩皮膜剤は、シュウ酸
およびまたはシュウ酸塩を含む水溶液に促進剤が存在す
るもので、促進剤としては、亜硫酸ナトリウム、チオ硫
酸ナトリウム、二酸化マンガン、塩素酸ナトリウムやフ
ッ化物などが使用される。
【0015】形成される皮膜は主にシュウ酸第一鉄から
成り、他にもシュウ酸クロム、シュウ酸ニッケルが形成
されるが、水溶性のため殆ど皮膜中に残らない。また、
シュウ酸皮膜処理の前処理として、必要に応じて脱油、
酸洗を行うが、これらのアルカリ、酸(シュウ酸も含め
て)に対して上述の軸受部41にコーティングされてい
る充填材入りのポリアミドイミド樹脂は変質しない。シ
ュウ酸皮膜処理後、軸受部41のブシュ摩擦テストを実
施したが処理前後で摩擦量、摩擦係数に変化は認められ
なかった。
【0016】シュウ酸塩皮膜45は、上記したごとく容
易に形成することができると共に、耐食性・潤滑性に優
れ、隙間やエッジ部にも形成することができる。
【0017】ワイパーアームブシュ40は、アルミのワ
イパーアームヘッド3に圧入され、ワイパーアームブシ
ュ40にはワイパーアームシャフト5を介してアーム4
が取り付けられている。フランジ5Aを有するワイパー
アームシャフト5が、アーム4の取付穴4Aに挿入さ
れ、ワイパーアームブシュ40の軸受部41を通りアー
ム4の取付穴4Bにフランジ5Aが取付穴4A周辺のア
ーム4に当接するまで挿入され、取付穴4Bの外側でか
しめられている。ワイパーアームブシュ40は、ワイパ
ーアームシャフト5が回動自在となるように内径と軸受
樹脂層42の厚みが設定され、ワイパーアームヘッド3
には焼付塗装が行われている。
【0018】図2には、本発明に関わる化成処理を施し
たワイパーアームブシュ40の斜視図を示す。ワイパー
アームブシュ40は破断面46に示すごとく、軸受樹脂
層42とシュウ酸塩皮膜45で全面が被覆されている。
【0019】軸受樹脂層42の形成には充填材入りのポ
リアミドイミド樹脂を使用しているため、絶縁性と耐摩
耗性に優れると共に、耐熱性に優れワイパーアームブシ
ュ40の製造工程で焼成をする際の高温に耐えるものに
することができる。
【0020】ワイパーアームブシュ40は、以上述べた
ごとく充填材入りのポリアミドイミド樹脂の軸受樹脂層
42で軸受部41を覆い、シュウ酸塩皮膜45で端面4
3と背面45を覆い、ワイパーアームブシュ40を全面
的に覆うことにより、ワイパーアームヘッド3のアルミ
とワイパーアームブシュ40のステンレス鋼との直接接
触を避け、簡潔構成で雨滴などの腐食環境下でワイパー
アームヘッド3の電食の発生を確実に防ぎ塗膜の剥離を
防止することができる。
【0021】また、上記充填材は、二硫化モリブテン、
四フッ化エチレン樹脂、グラファイトおよびまたは窒化
ホウ素からなる固体潤滑剤を使用し、前記ポリアミドイ
ミド樹脂に対して10〜50%の重量比とするため、潤
滑性と耐摩耗性を向上させるものにすることができる。
【0022】さらに、樹脂層の厚さは、軸受樹脂層42
で5〜25μm、軸受部41以外の端面43と背面44
のシュウ酸塩皮膜45の厚さは、2〜5μmとすること
が特に有効である。すなわち、軸受樹脂層42を5〜2
5μmの厚さにすることにより軸受性能に優れた耐摩耗
性を的確のものとすることができ、シュウ酸塩皮膜45
を2〜5μmの厚さとすることにより、ワイパーアーム
ヘッド3に圧入するときの嵌合性に優れ、かつ、ワイパ
ーアームヘッド3の電食を防止するものとすることがで
きる。
【0023】次に、ワイパーアームブシュ40の製法に
つき説明する。
【0024】まず、ステンレス鋼の裏金上に充填材入り
ポリアミドイミド樹脂をコーティングし、コーティング
後乾燥と焼成を行う。次に、前記ポリアミドイミド樹脂
をコーティングした材料を切断し、ポリアミドイミド樹
脂をコーティングした面を内側にして巻き加工を行いブ
シュ形状に加工する。さらに、ブシュ形状に加工したも
のの背面と端面にシュウ酸塩皮膜45を形成する。
【0025】シュウ酸塩皮膜45の形成はシュウ酸塩皮
膜剤にディピングすることにより行うことができる。予
め定めた容量の容器にシュウ酸塩皮膜剤を入れ、前記し
たごとく、ポリアミドイミド樹脂をコーティングした材
料を巻加工し、シュウ酸塩皮膜45を形成前のワイパー
アームブシュを、シュウ酸塩皮膜剤に所定時間浸せき
し、ステンレス鋼の表面に不溶性のシュウ酸塩を付着さ
せ、シュウ酸塩皮膜45を容易に形成することができ
る。
【0026】以上述べたごとく簡潔工程により、特別の
装置を必要とせず容易にワイパーアームブシュ40を製
造することができる。
【0027】次に、一般的に行われている腐食試験によ
る効果確認結果につき述べる。
【0028】今回実施した腐食試験の条件は、 1.1サイクル24時間 2.1サイクルの試験項目 35℃ 5%ーー塩水噴霧試験 70℃ ーー乾燥 50℃ 5%ーー塩水浸漬 常温乾燥 3.試供品 化成処理を施したワイパーアームブシ
ュ40をワイパーアームヘッド3に圧入したもの。 4.N=3 5.30サイクル で行った。
【0029】腐食試験結果は、上記腐食試験を行った試
供品のすべてに白錆(白粉が発生する)の発生は見られ
ず、また、上記試供品のすべてに塗装面のふくれ(塗膜
の剥離など)も見られなかった。
【0030】なお、上記実施例ではワイパーアームヘッ
ド3に取り付けるワイパーアームブシュ30について述
べたが、もちろんこれに限定されることなくワイパーア
ームブシュ30と同様の化成処理を施したブシュを種々
のブシュハウジングに取り付け、同様の効果を上げるよ
うにすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の化成処理を施したブシュは、ス
テンレス鋼の裏金上に充填材入りのポリアミドイミド樹
脂がコーティングされて軸受部に樹脂層を形成するブシ
ュにおいて、該軸受部以外の裏金露出部をシュウ酸塩皮
膜で被覆するため、ブシュのハウジングのアルミとブシ
ュのステンレス鋼との直接接触を避け、簡潔構成で雨滴
などの腐食環境下でワイパーアームヘッドなどの電食の
発生を確実に防ぎ、塗膜の剥離を防止することができ
る。また、軸受部の樹脂層の形成には充填材入りのポリ
アミドイミド樹脂を使用しているため、絶縁性と耐摩耗
性に優れると共に、耐熱性に優れブシュの製造工程で焼
成をする際の高温に耐えるものにすることができる。さ
らに、軸受部以外を被覆しているシュウ酸塩皮膜は、容
易に形成することができると共に、耐食性・潤滑性に優
れ、隙間やエッジ部にも形成することができる。
【0032】また、前記充填材は、二硫化モリブテン、
四フッ化エチレン樹脂、グラファイトおよびまたは窒化
ホウ素からなる固体潤滑剤とし、前記ポリアミドイミド
樹脂に対して10〜50%の重量比とするため、潤滑性
と耐摩耗性を向上させるものにすることができる。
【0033】また、前記シュウ酸塩皮膜の厚さは、2〜
5μmとするため、ブシュのハウジングに圧入するとき
の嵌合性に優れ、かつ、ハウジング部の電食を防止する
ものとすることができる。
【0034】さらに、化成処理を施したブシュの製造方
法は、イ)ステンレス鋼の裏金上に充填材入りポリアミ
ドイミド樹脂をコーティングした後乾燥と焼成を行い、
軸受層を形成する工程と、ロ)前記ポリアミドイミド樹
脂をコーティングした材料を巻き、ブシュに加工する工
程と、ハ)該ブシュの背面と端面にシュウ酸塩皮膜を形
成する工程とによるため、簡潔工程により、特別の装置
を必要とせず容易に化成処理を施したブシュを製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる化成処理を施したワイパーアー
ムブシュの断面図を示す。
【図2】本発明に関わる化成処理を施したワイパーアー
ムブシュの斜視図を示す。
【図3】従来のワイパーアームブシュが使用される一般
的に知られているワイパー装置の説明図を示す。
【図4】一般的に知られているワイパー装置に使用され
る従来のワイパーアームブシュの図3に示したX−X断
面図を示す。
【符号の説明】
1 ワイパー装置 2 ワイパーアーム 3 ワイパーアームヘッド 4 アーム 5 ワイパーアームシャフト 6 ワイパーシャフト 10、40 ワイパーアームブシュ 41 軸受部 42 軸受樹脂層 43 端面 44 背面 45 シュウ酸塩皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AE04 AE05 AE12 AE22 3J011 DA02 QA04 QA05 SB02 SB12 SB15 SC03 SC05 SC14 SE02 SE06 SE10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼の裏金上に充填材入りのポ
    リアミドイミド樹脂がコーティングされて軸受部に樹脂
    層を形成するブシュにおいて、該軸受部以外の裏金露出
    部をシュウ酸塩皮膜で被覆することを特徴とする化成処
    理を施したブシュ。
  2. 【請求項2】 前記充填材は、二硫化モリブテン、四フ
    ッ化エチレン樹脂、グラファイトおよびまたは窒化ホウ
    素からなる固体潤滑剤とし、前記ポリアミドイミド樹脂
    に対して10〜50%の重量比とすることを特徴とする
    請求項1に記載の化成処理を施したブシュ。
  3. 【請求項3】 前記シュウ酸塩皮膜の厚さは、2〜5μ
    mとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の化成処理を施したブシュ。
  4. 【請求項4】 イ)ステンレス鋼の裏金上に充填材入り
    ポリアミドイミド樹脂をコーティングした後乾燥と焼成
    を行い、軸受層を形成する工程と、ロ)前記ポリアミド
    イミド樹脂をコーティングした材料を巻き、ブシュに加
    工する工程と、ハ)該ブシュの背面と端面にシュウ酸塩
    皮膜を形成する工程とにより製造することを特徴とする
    化成処理を施したブシュの製造方法。
JP10191136A 1998-07-07 1998-07-07 化成処理を施したブシュおよびその製造方法 Withdrawn JP2000018254A (ja)

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