JP2000016981A - 高比放射能c−11標識ラクロプライドの製造方法 - Google Patents
高比放射能c−11標識ラクロプライドの製造方法Info
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- JP2000016981A JP2000016981A JP10184622A JP18462298A JP2000016981A JP 2000016981 A JP2000016981 A JP 2000016981A JP 10184622 A JP10184622 A JP 10184622A JP 18462298 A JP18462298 A JP 18462298A JP 2000016981 A JP2000016981 A JP 2000016981A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高比放射能C−11標識ラクロプライドの製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る方法は、(1)14N(p、α)11C
反応により、11Cラベル化二酸化炭素([11C]CO2)を
合成し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4によりLi(11CH3O)4
Alとし、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨウ化水素により、11
Cラベル化ヨウ化メチルを合成し、(4)前記ヨウ化メチル
を低流速の不活性ガスにより、3、5−ジクロロ−2、
6−ジヒドロキシ−N−[(1−エチル−2−ピロリジ
ニル)メチル]ベンズアミドを溶解した加熱ジメチルス
ルホキシド中に導入してOメチル化することを特徴とす
る。
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る方法は、(1)14N(p、α)11C
反応により、11Cラベル化二酸化炭素([11C]CO2)を
合成し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4によりLi(11CH3O)4
Alとし、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨウ化水素により、11
Cラベル化ヨウ化メチルを合成し、(4)前記ヨウ化メチル
を低流速の不活性ガスにより、3、5−ジクロロ−2、
6−ジヒドロキシ−N−[(1−エチル−2−ピロリジ
ニル)メチル]ベンズアミドを溶解した加熱ジメチルス
ルホキシド中に導入してOメチル化することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高比放射能のC−
11標識ラクロプライドを合成する製造方法に関する。
11標識ラクロプライドを合成する製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】神経伝達物質の1種であるドーパミンの
D2神経受容体を生体計測するために、ポジトロンエミ
ッショントモグラフィー(PET)により画像化・定量
化することが広く行われている。この目的で、ラクロプ
ライドのフェノール性のOメトキシ基のメチル基をポジ
トロン標識元素である炭素11で標識したC−11標識
ラクロプライドが製造され使用されている(J.Label.Co
mp.Radiochem.,24,931-940(1987)。
D2神経受容体を生体計測するために、ポジトロンエミ
ッショントモグラフィー(PET)により画像化・定量
化することが広く行われている。この目的で、ラクロプ
ライドのフェノール性のOメトキシ基のメチル基をポジ
トロン標識元素である炭素11で標識したC−11標識
ラクロプライドが製造され使用されている(J.Label.Co
mp.Radiochem.,24,931-940(1987)。
【0003】さらに、上記PETによる生体計測では、
できるだけ生体に影響を与えずに測定を行う必要があ
り、このためにはできるだけ比放射能の高い標識ラクロ
プライドの使用が好ましい。
できるだけ生体に影響を与えずに測定を行う必要があ
り、このためにはできるだけ比放射能の高い標識ラクロ
プライドの使用が好ましい。
【0004】しかし従来の製造方法によれば、十分に比
放射能の高い標識ラクロプライドを製造することが困難
であり、多量の標識ラクロプライドを投与する必要があ
った。このため、生体へ好ましくない影響を与えること
となり、生体に関する正確な測定結果が得られないとい
う問題があった。
放射能の高い標識ラクロプライドを製造することが困難
であり、多量の標識ラクロプライドを投与する必要があ
った。このため、生体へ好ましくない影響を与えること
となり、生体に関する正確な測定結果が得られないとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PET計測
に好適な高比放射能のC−11標識ラクロプライドの製
造方法を提供することを目的とする。
に好適な高比放射能のC−11標識ラクロプライドの製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点を解決するべく鋭意研究し、(1)14N(p、
α)11C反応により、11Cラベル化二酸化炭素([11C]CO
2)を合成し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4によりLi(11C
H3O)4Alとし、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨウ化水素によ
り、11Cラベル化ヨウ化メチルを合成し、(4)前記ヨウ化
メチルとラクロプライドの前駆体であるデスメチルラク
ロプライド(3、5−ジクロロ−2、6−ジヒドロキシ
−N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]ベ
ンズアミド)との反応により、フェノール性のOH基を
メチル化してメトキシ基とする際に、反応溶媒としてジ
メチルスルホキシド(DMSO)を加熱条件下で使用
し、かつ、前記ヨウ化メチルの導入速度を最適化するこ
とにより、高比放射能のC−11標識ラクロプライドを
製造可能とする方法を見出し本発明を完成した。
技術の問題点を解決するべく鋭意研究し、(1)14N(p、
α)11C反応により、11Cラベル化二酸化炭素([11C]CO
2)を合成し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4によりLi(11C
H3O)4Alとし、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨウ化水素によ
り、11Cラベル化ヨウ化メチルを合成し、(4)前記ヨウ化
メチルとラクロプライドの前駆体であるデスメチルラク
ロプライド(3、5−ジクロロ−2、6−ジヒドロキシ
−N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]ベ
ンズアミド)との反応により、フェノール性のOH基を
メチル化してメトキシ基とする際に、反応溶媒としてジ
メチルスルホキシド(DMSO)を加熱条件下で使用
し、かつ、前記ヨウ化メチルの導入速度を最適化するこ
とにより、高比放射能のC−11標識ラクロプライドを
製造可能とする方法を見出し本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、高比放射能のC−1
1標識ラクロプライドを合成する製造方法において、
(1)14N(p、α)11C反応により、11Cラベル化二酸化炭素
([11C]CO2)を合成し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4
によりLi(11CH3O)4Alとし、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨ
ウ化水素により、11Cラベル化ヨウ化メチルを合成し、
(4)前記ヨウ化メチルを低流速の不活性ガスにより、
3、5−ジクロロ−2、6−ジヒドロキシ−N−[(1
−エチル−2−ピロリジニル)メチル]ベンズアミドを
溶解した加熱ジメチルスルホキシド中に導入してOメチ
ル化することを特徴とする方法を提供するものである。
1標識ラクロプライドを合成する製造方法において、
(1)14N(p、α)11C反応により、11Cラベル化二酸化炭素
([11C]CO2)を合成し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4
によりLi(11CH3O)4Alとし、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨ
ウ化水素により、11Cラベル化ヨウ化メチルを合成し、
(4)前記ヨウ化メチルを低流速の不活性ガスにより、
3、5−ジクロロ−2、6−ジヒドロキシ−N−[(1
−エチル−2−ピロリジニル)メチル]ベンズアミドを
溶解した加熱ジメチルスルホキシド中に導入してOメチ
ル化することを特徴とする方法を提供するものである。
【0008】以下、実施の形態に従って本発明を説明す
る。
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る方法は、種々のPE
T測定の対象物や測定条件下でも使用可能な、十分に高
い比放射能(GBq/μmol、若しくはmCi/μmolで表す)を有
し、かつ十分な生産量(GBqで表す)のC11標識ラク
ロプライドを提供するものである。
T測定の対象物や測定条件下でも使用可能な、十分に高
い比放射能(GBq/μmol、若しくはmCi/μmolで表す)を有
し、かつ十分な生産量(GBqで表す)のC11標識ラク
ロプライドを提供するものである。
【0010】具体的には、1回の合成操作で、実質的純
度100%のC11標識ラクロプライドであって、比放射能
が少なくとも30GBq/μmol、若しくは800mCi/μmol以
上、さらに、必要ならば比放射能が少なくとも47GBq/μ
mol、若しくは1290mCi/μmol以上のものが提供可能とな
るものである。
度100%のC11標識ラクロプライドであって、比放射能
が少なくとも30GBq/μmol、若しくは800mCi/μmol以
上、さらに、必要ならば比放射能が少なくとも47GBq/μ
mol、若しくは1290mCi/μmol以上のものが提供可能とな
るものである。
【0011】以下の説明では、図3に示すように、一例
として総生産量(GBqで表す)で約0.2〜3.95のものが製
造可能となる合成装置について説明する。
として総生産量(GBqで表す)で約0.2〜3.95のものが製
造可能となる合成装置について説明する。
【0012】(製造条件)本発明に係る高比放射能C1
1標識ラクロプライドの製造方法は、図1及び図2に示
したように、まず14N(p、α)11C反応により、11Cラベル
化二酸化炭素([11C]CO2)を合成し、得られた二酸化
炭素をLiAlH4によりLi(11CH3O)4Alとし、さらにLi(11CH
3O)4Alをヨウ化水素により、11Cラベル化ヨウ化メチル
([11C]CH3I)を合成し、そのヨウ化メチルとラクロ
プライドの前駆体であるデスメチルラクロプライド
(3、5−ジクロロ−2、6−ジヒドロキシ−N−
[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]ベンズア
ミド)との反応の各ステップにより、フェノール性のO
H基をメチル化してC11標識ラクロプライドを得、得
られた粗生成物を単離精製するステップからなるもので
ある。
1標識ラクロプライドの製造方法は、図1及び図2に示
したように、まず14N(p、α)11C反応により、11Cラベル
化二酸化炭素([11C]CO2)を合成し、得られた二酸化
炭素をLiAlH4によりLi(11CH3O)4Alとし、さらにLi(11CH
3O)4Alをヨウ化水素により、11Cラベル化ヨウ化メチル
([11C]CH3I)を合成し、そのヨウ化メチルとラクロ
プライドの前駆体であるデスメチルラクロプライド
(3、5−ジクロロ−2、6−ジヒドロキシ−N−
[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]ベンズア
ミド)との反応の各ステップにより、フェノール性のO
H基をメチル化してC11標識ラクロプライドを得、得
られた粗生成物を単離精製するステップからなるもので
ある。
【0013】係る製造方法により本発明の目的である高
比放射能C11標識ラクロプライドを得るためには、各
反応が高選択的かつ高収率であることが必要である。さ
らに、最終精製物として高比放射能C11標識ラクロプ
ライドを得るためには、各反応が高選択的かつ高収率で
あることが必要であるのみならず、合成(又は調整)か
ら単離精製までの全所用時間ができるだけ短いことが必
要である。
比放射能C11標識ラクロプライドを得るためには、各
反応が高選択的かつ高収率であることが必要である。さ
らに、最終精製物として高比放射能C11標識ラクロプ
ライドを得るためには、各反応が高選択的かつ高収率で
あることが必要であるのみならず、合成(又は調整)か
ら単離精製までの全所用時間ができるだけ短いことが必
要である。
【0014】従って、本発明は、高比放射能C11標識
ラクロプライドを得るため、各ステップでの反応が高選
択的かつ高収率であるのみならず、最終の単離精製まで
の全所用時間も最適化するものである。また、係る最適
化のために、本発明においては通常全てのステップを遠
隔操作する必要があるため、上記各ステップにより得ら
れる中間体等を不活性ガス流により次のステップへと運
ぶことが好ましく、この場合には上記不活性ガスの流量
の制御が重要となる。
ラクロプライドを得るため、各ステップでの反応が高選
択的かつ高収率であるのみならず、最終の単離精製まで
の全所用時間も最適化するものである。また、係る最適
化のために、本発明においては通常全てのステップを遠
隔操作する必要があるため、上記各ステップにより得ら
れる中間体等を不活性ガス流により次のステップへと運
ぶことが好ましく、この場合には上記不活性ガスの流量
の制御が重要となる。
【0015】すなわち、本発明は、Oメチル化反応溶媒
としてジメチルスルホキシド(DMSO)を使用するこ
とを特徴とし、かつ該反応はDMSOを加熱条件下で適
当な反応時間で使用するものである。係るDMSOの加
熱条件は、好ましくは150℃以上であり、さらに好ま
しくは180℃以上である。DMSOの1気圧下での沸
点は186℃であることが知られていることから、上記
温度はその上限としてDMSOの該沸点を含むものであ
る。溶媒DMSOの温度が該温度より低い場合には、11
Cラベル化ヨウ化メチルとデスメチルラクロプライドと
の反応が遅くなるため、該反応に要する時間が長くな
り、従って、得られるC11標識ラクロプライドの比放
射能が低くなる。係る温度では、導入される11Cラベル
化ヨウ化メチルのDMSO中の濃度(放射能活性の最大
値で判断可能である)は、より低温でのDMSOに比較
して小さくはなるが、反応には十分な濃度で存在する。
としてジメチルスルホキシド(DMSO)を使用するこ
とを特徴とし、かつ該反応はDMSOを加熱条件下で適
当な反応時間で使用するものである。係るDMSOの加
熱条件は、好ましくは150℃以上であり、さらに好ま
しくは180℃以上である。DMSOの1気圧下での沸
点は186℃であることが知られていることから、上記
温度はその上限としてDMSOの該沸点を含むものであ
る。溶媒DMSOの温度が該温度より低い場合には、11
Cラベル化ヨウ化メチルとデスメチルラクロプライドと
の反応が遅くなるため、該反応に要する時間が長くな
り、従って、得られるC11標識ラクロプライドの比放
射能が低くなる。係る温度では、導入される11Cラベル
化ヨウ化メチルのDMSO中の濃度(放射能活性の最大
値で判断可能である)は、より低温でのDMSOに比較
して小さくはなるが、反応には十分な濃度で存在する。
【0016】さらに、本発明に係る製造方法は、前記
(4)において、11Cラベル化ヨウ化メチルのDMSO中へ
の導入の速度を最適化することを特徴とするものであ
る。すなわち、11Cラベル化ヨウ化メチルは、上記(1)〜
(3)により、不活性ガスによりDMSO中に導入される
ものであるが、係る導入の流速を最適化することが必要
である。係る最適化の方法には特に制限はない。不活性
ガス(例えば窒素ガス)の種類(例えば窒素ガス)、11
Cラベル化ヨウ化メチルの濃度、反応装置の形状等に依
存し、DMSO中での濃度が最大となる流速(放射能活
性の最大値で判断可能である)が設定可能である。該流
速があまりに大きい場合は、十分な量の11Cラベル化ヨ
ウ化メチルが蓄積されず、デスメチルラクロプライドと
の反応に時間がかかり、結果として、比放射能の低いC
11標識ラクロプライドが得られることとなる。
(4)において、11Cラベル化ヨウ化メチルのDMSO中へ
の導入の速度を最適化することを特徴とするものであ
る。すなわち、11Cラベル化ヨウ化メチルは、上記(1)〜
(3)により、不活性ガスによりDMSO中に導入される
ものであるが、係る導入の流速を最適化することが必要
である。係る最適化の方法には特に制限はない。不活性
ガス(例えば窒素ガス)の種類(例えば窒素ガス)、11
Cラベル化ヨウ化メチルの濃度、反応装置の形状等に依
存し、DMSO中での濃度が最大となる流速(放射能活
性の最大値で判断可能である)が設定可能である。該流
速があまりに大きい場合は、十分な量の11Cラベル化ヨ
ウ化メチルが蓄積されず、デスメチルラクロプライドと
の反応に時間がかかり、結果として、比放射能の低いC
11標識ラクロプライドが得られることとなる。
【0017】(製造装置)図3は、本発明に係る方法を
使用する装置の1つの好ましい態様を示したものであ
る。以下、各装置について説明する。
使用する装置の1つの好ましい態様を示したものであ
る。以下、各装置について説明する。
【0018】(a)[11C]CO2発生装置系11 Cラベル化二酸化炭素([11C]CO2)を発生する装置
1には、発生した[11C]CO2を不活性ガスにより第1反
応容器に移動する不活性ガス流系を有する。係る不活性
ガス流系は、ガス供給源2からバルブ3を通じて該発生
装置に流入する。このガス圧力は圧力計4でモニターさ
れる。該流入したガスにより、発生した[11C]CO2をバ
ルブ5、弁6を通じて流量制御装置8に流入する。該流
量が制御されたガス系の圧力は、圧力計7、9でモニタ
ーされる。該流量制御装置8から流出した[11C]CO2を
含むガスは三方バルブ10を通じて排気系又は、バルブ
11を通じて第1反応容器12へ導入される。係る[11
C]CO2発生装置1については特に限定ななく、通常公知
の装置、又は市販されている装置を好ましく使用でき
る。発生能力としては、5GBq程度であることが好ま
しい。
1には、発生した[11C]CO2を不活性ガスにより第1反
応容器に移動する不活性ガス流系を有する。係る不活性
ガス流系は、ガス供給源2からバルブ3を通じて該発生
装置に流入する。このガス圧力は圧力計4でモニターさ
れる。該流入したガスにより、発生した[11C]CO2をバ
ルブ5、弁6を通じて流量制御装置8に流入する。該流
量が制御されたガス系の圧力は、圧力計7、9でモニタ
ーされる。該流量制御装置8から流出した[11C]CO2を
含むガスは三方バルブ10を通じて排気系又は、バルブ
11を通じて第1反応容器12へ導入される。係る[11
C]CO2発生装置1については特に限定ななく、通常公知
の装置、又は市販されている装置を好ましく使用でき
る。発生能力としては、5GBq程度であることが好ま
しい。
【0019】さらに、発生した[11C]CO2を移動させる
不活性ガス流系についても特に制限はないが、少なくと
も流量制御装置8(具体的にはBlooks社 585
0iが挙げられる)を備えることが好ましい。また、流
路は可能な限り短くすることが好ましい。
不活性ガス流系についても特に制限はないが、少なくと
も流量制御装置8(具体的にはBlooks社 585
0iが挙げられる)を備えることが好ましい。また、流
路は可能な限り短くすることが好ましい。
【0020】(b)ヨウ化水素水供給系 第1反応容器12へヨウ化水素水を、バルブ13を通じ
て供給するヨウ化水素水容器14と、該ヨウ化水素水1
8を第1反応容器へ移動するための不活性ガス系(不活
性ガス源17と、圧力計16および三方バルブ13から
なる)を有する。係るヨウ化水素水18はあらかじめ該
ヨウ化水素水容器14にいれておくおくことが好まし
く、その容量についても特に制限はないが0.5ml程
度であることが好ましい。ヨウ化水素水の濃度は通常
は、約55%程度である。さらに、ヨウ化水素水を第1
反応容器へ移動するための不活性ガス系についても特に
制限はないが、窒素のような不活性ガスにより第1反応
容器へ迅速に移動するための圧力を最適化することは容
易である。
て供給するヨウ化水素水容器14と、該ヨウ化水素水1
8を第1反応容器へ移動するための不活性ガス系(不活
性ガス源17と、圧力計16および三方バルブ13から
なる)を有する。係るヨウ化水素水18はあらかじめ該
ヨウ化水素水容器14にいれておくおくことが好まし
く、その容量についても特に制限はないが0.5ml程
度であることが好ましい。ヨウ化水素水の濃度は通常
は、約55%程度である。さらに、ヨウ化水素水を第1
反応容器へ移動するための不活性ガス系についても特に
制限はないが、窒素のような不活性ガスにより第1反応
容器へ迅速に移動するための圧力を最適化することは容
易である。
【0021】(c) 第1反応容器12は、11Cラベル化二
酸化炭素([11C]CO2)とLiAlH4により、Li(11CH3O)4A
lを中間体として調製し、さらにヨウ化水素との反応に
より11Cラベル化ヨウ化メチルを合成する装置である。
従って、該反応容器12には、あらかじめ所定量のLiAl
H4を適当な溶媒に溶解、あるいは懸濁しておき、所定の
温度の下で上記[11C]CO2を不活性ガス流を用いて該溶
媒中に導入する。ここで、溶媒として特には制限はなく
LiAlH4と反応しない無水の極性溶媒であれば好ましく用
いることができる。具体的には、無水のテトラヒドロフ
ラン(THF)が挙げられる。
酸化炭素([11C]CO2)とLiAlH4により、Li(11CH3O)4A
lを中間体として調製し、さらにヨウ化水素との反応に
より11Cラベル化ヨウ化メチルを合成する装置である。
従って、該反応容器12には、あらかじめ所定量のLiAl
H4を適当な溶媒に溶解、あるいは懸濁しておき、所定の
温度の下で上記[11C]CO2を不活性ガス流を用いて該溶
媒中に導入する。ここで、溶媒として特には制限はなく
LiAlH4と反応しない無水の極性溶媒であれば好ましく用
いることができる。具体的には、無水のテトラヒドロフ
ラン(THF)が挙げられる。
【0022】第1反応容器12は、係る溶媒を加熱する
目的で、その外周が温度調節されるべく温度調節装置1
9が設けられている。該溶媒の冷却加熱温度は通常−1
0℃付近から、溶媒の沸点付近である(例えばTHFで
は、約80℃程度)。温度は温度計20によりモニター
される。係る温度調節装置19は、温度調節された空気
によるもの、温度調節された液体媒体によるものが挙げ
られる。さらに、該溶媒を沸点付近になるまで加熱して
反応を加速完了させるため、該第1反応容器内には冷却
管21(および冷却水用バルブ59)が設けられる。図
3には空気の加熱装置22と冷却装置23による温度調
節された空気によるものが示されている。係る温度調節
用の空気は空気源24から、バルブ25、スピードコン
トローラー26を通じて供給され、圧力は圧力計27、
28で維持されモニターされる。
目的で、その外周が温度調節されるべく温度調節装置1
9が設けられている。該溶媒の冷却加熱温度は通常−1
0℃付近から、溶媒の沸点付近である(例えばTHFで
は、約80℃程度)。温度は温度計20によりモニター
される。係る温度調節装置19は、温度調節された空気
によるもの、温度調節された液体媒体によるものが挙げ
られる。さらに、該溶媒を沸点付近になるまで加熱して
反応を加速完了させるため、該第1反応容器内には冷却
管21(および冷却水用バルブ59)が設けられる。図
3には空気の加熱装置22と冷却装置23による温度調
節された空気によるものが示されている。係る温度調節
用の空気は空気源24から、バルブ25、スピードコン
トローラー26を通じて供給され、圧力は圧力計27、
28で維持されモニターされる。
【0023】次に、第1反応容器内で上記中間体である
Li(11CH3O)4Alを調製した後、不活性ガス流中で溶媒で
あるTHFを加熱蒸発させ、バルブ29、30を通じて
排気系31へ除去される。得られる中間体であるLi(11C
H3O)4Alに、さらにHI溶液を加えて11Cラベル化ヨウ化メ
チル([11C]CH3I)を調製する。この際、約70℃に
なるまで加熱して反応を加速完了させる。また、第1反
応容器内の放射活性を放射線計測器32でモニターす
る。
Li(11CH3O)4Alを調製した後、不活性ガス流中で溶媒で
あるTHFを加熱蒸発させ、バルブ29、30を通じて
排気系31へ除去される。得られる中間体であるLi(11C
H3O)4Alに、さらにHI溶液を加えて11Cラベル化ヨウ化メ
チル([11C]CH3I)を調製する。この際、約70℃に
なるまで加熱して反応を加速完了させる。また、第1反
応容器内の放射活性を放射線計測器32でモニターす
る。
【0024】(d) 第2反応容器33は、さらに11Cラベ
ル化ヨウ化メチル([11C]CH3I)と、デスメチルラク
ロプライドとの反応によりC11標識ラクロプライドを
合成する装置である。
ル化ヨウ化メチル([11C]CH3I)と、デスメチルラク
ロプライドとの反応によりC11標識ラクロプライドを
合成する装置である。
【0025】該反応容器33には、あらかじめ所定量の
デスメチルラクロプライドを適当な溶媒に溶解、あるい
は懸濁しておき、所定の温度の下で上記[11C]CH3Iを
不活性ガス流を用いて該溶媒中に導入する。ここで、溶
媒として特には制限はなくジメチルホルムアミド(DM
F)やジメチルスルホキシド(DMSO)等の極性溶媒
であれば好ましく用いることができ、特にDMSOが好
ましい。
デスメチルラクロプライドを適当な溶媒に溶解、あるい
は懸濁しておき、所定の温度の下で上記[11C]CH3Iを
不活性ガス流を用いて該溶媒中に導入する。ここで、溶
媒として特には制限はなくジメチルホルムアミド(DM
F)やジメチルスルホキシド(DMSO)等の極性溶媒
であれば好ましく用いることができ、特にDMSOが好
ましい。
【0026】第2反応容器33は、係る溶媒を加熱する
目的で、その外周が温度調節されるべく温度調節装置3
4が設けられている。該溶媒の冷却加熱温度は通常−1
0℃付近から、溶媒の沸点付近(例えばDMSOでは、
約186℃程度)である。係る温度調節装置は、温度調
節された空気によるもの、温度調節された液体媒体によ
るものが挙げられる。温度は温度計37によりモニター
される。さらに、該溶媒を沸点付近になるまで加熱して
反応を加速完了させるためである。図3には空気の加熱
装置35と冷却装置36による温度調節された空気によ
るものが示されている。係る温度調節用の空気は空気源
24から、バルブ25、スピードコントローラー26を
通じて供給され、圧力は圧力計27、28で維持されモ
ニターされる。また、第2反応容器内の放射活性を放射
線計測器32でモニターする。
目的で、その外周が温度調節されるべく温度調節装置3
4が設けられている。該溶媒の冷却加熱温度は通常−1
0℃付近から、溶媒の沸点付近(例えばDMSOでは、
約186℃程度)である。係る温度調節装置は、温度調
節された空気によるもの、温度調節された液体媒体によ
るものが挙げられる。温度は温度計37によりモニター
される。さらに、該溶媒を沸点付近になるまで加熱して
反応を加速完了させるためである。図3には空気の加熱
装置35と冷却装置36による温度調節された空気によ
るものが示されている。係る温度調節用の空気は空気源
24から、バルブ25、スピードコントローラー26を
通じて供給され、圧力は圧力計27、28で維持されモ
ニターされる。また、第2反応容器内の放射活性を放射
線計測器32でモニターする。
【0027】具体的には、所定値(例えば5mg)のデ
スメチルラクロプライドをDMSO(例えばDMSO
1mlとNaOH(5N,10μl)の混合溶液)に溶解
し、温度を所定温度(例えば180℃)に加熱しなが
ら、[11C]CH3Iを不活性ガス流を用いて該溶媒中に導
入する。また、[11C]CH3Iは第1反応容器12の水溶
液から不活性ガス流により移動されるものであり水分を
多く含むものであり、バルブ39、40を通じて、乾燥
装置38(例えば、アスカライト/P2O5)を用いて乾燥
することが好ましい。係る乾燥[11C]CH3Iの導入は不
活性ガスと共に、三方バルブ42を通じてなされるた
め、その流量により、第2反応容器33の反応溶媒中の
[11C]CH3Iの達する飽和濃度が変化する。従って、そ
の流量はあまりに大きい場合には、十分な飽和濃度に達
しないこととなる。好ましくは約50ml/minであ
る。さらに、反応温度については、迅速に反応完了させ
るために約180℃程度が好ましい。第2反応容器中で
のOメチル化反応は、室温に比較して係る高温条件では
極めて迅速に進行完了する。具体的には約5分程度で完
了し、従ってこのステップにおいて通常大きく減衰する
放射能を高く維持したまま精製ステップへ移すことが可
能となる。さらに第2反応容器33には他の溶媒43を
バルブ41を通じて追加可能なシリンジ式の装置44お
よびシリンジ駆動用バルブ60を備える。このシリンジ
は、空気源24から供給される。第2反応容器33内の
圧力調節はバルブ45、30によりなされる。
スメチルラクロプライドをDMSO(例えばDMSO
1mlとNaOH(5N,10μl)の混合溶液)に溶解
し、温度を所定温度(例えば180℃)に加熱しなが
ら、[11C]CH3Iを不活性ガス流を用いて該溶媒中に導
入する。また、[11C]CH3Iは第1反応容器12の水溶
液から不活性ガス流により移動されるものであり水分を
多く含むものであり、バルブ39、40を通じて、乾燥
装置38(例えば、アスカライト/P2O5)を用いて乾燥
することが好ましい。係る乾燥[11C]CH3Iの導入は不
活性ガスと共に、三方バルブ42を通じてなされるた
め、その流量により、第2反応容器33の反応溶媒中の
[11C]CH3Iの達する飽和濃度が変化する。従って、そ
の流量はあまりに大きい場合には、十分な飽和濃度に達
しないこととなる。好ましくは約50ml/minであ
る。さらに、反応温度については、迅速に反応完了させ
るために約180℃程度が好ましい。第2反応容器中で
のOメチル化反応は、室温に比較して係る高温条件では
極めて迅速に進行完了する。具体的には約5分程度で完
了し、従ってこのステップにおいて通常大きく減衰する
放射能を高く維持したまま精製ステップへ移すことが可
能となる。さらに第2反応容器33には他の溶媒43を
バルブ41を通じて追加可能なシリンジ式の装置44お
よびシリンジ駆動用バルブ60を備える。このシリンジ
は、空気源24から供給される。第2反応容器33内の
圧力調節はバルブ45、30によりなされる。
【0028】(e) カラムクロマトグラフ装置が、第2
の反応容器33内で合成された粗生成物から、C11標
識ラクロプライドを単離精製するために用いられる。係
る精製用カラムクロマトグラフは迅速に、かつ精製純度
が実質的に100%であることが必要である。係る目的
を達成するために、種々のカラムクロマトグラフ装置が
使用可能である。図3には具体的に、カラム46、該ク
ロマトグラフ装置に必要な溶媒を供給する展開用溶媒4
7、検出器48、および展開溶媒用バルブ49、50が
示されている。さらに、圧力調製用の圧力容器51、お
よび圧力調製用バルブ52、およびバブラー56がバル
ブ57とともに設けられている。さらに、単離するべき
フラクションを保存するためのバルブ53および容器5
4、さらに不要フラクションを集める容器55が設けら
れる。放射能は放射能測定器56でモニターされる。
の反応容器33内で合成された粗生成物から、C11標
識ラクロプライドを単離精製するために用いられる。係
る精製用カラムクロマトグラフは迅速に、かつ精製純度
が実質的に100%であることが必要である。係る目的
を達成するために、種々のカラムクロマトグラフ装置が
使用可能である。図3には具体的に、カラム46、該ク
ロマトグラフ装置に必要な溶媒を供給する展開用溶媒4
7、検出器48、および展開溶媒用バルブ49、50が
示されている。さらに、圧力調製用の圧力容器51、お
よび圧力調製用バルブ52、およびバブラー56がバル
ブ57とともに設けられている。さらに、単離するべき
フラクションを保存するためのバルブ53および容器5
4、さらに不要フラクションを集める容器55が設けら
れる。放射能は放射能測定器56でモニターされる。
【0029】(f) 得られた最終製品であるC11標識
ラクロプライドは、容器54に充填され、PET測定に
供される。
ラクロプライドは、容器54に充填され、PET測定に
供される。
【0030】
【実施例】以下実施例に基づき本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
るが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
【0031】C11標識ラクロプライドの合成、精製 実施例1〜14 (1) [11C]CO2発生装置系中で、14N(p、α)11C反応に
より、[11C]CO2 5GBqを合成した。
より、[11C]CO2 5GBqを合成した。
【0032】(2) 得られた[11C]CO2を、ガス供給源
から流入されたN2ガス流(1atm、400ml/分)
を用いて第1反応容器内に導入した。この時第1反応容
器内には、あらかじめ溶媒であるTHFにLiAlH4を溶解
させておいた。第1反応容器を−15℃として[11C]C
O2を導入し、Li(11CH3O)4Alを合成した。
から流入されたN2ガス流(1atm、400ml/分)
を用いて第1反応容器内に導入した。この時第1反応容
器内には、あらかじめ溶媒であるTHFにLiAlH4を溶解
させておいた。第1反応容器を−15℃として[11C]C
O2を導入し、Li(11CH3O)4Alを合成した。
【0033】(3) 第1反応容器内でTHFを80℃で
加熱蒸発させ、バルブを通じてこれを除去した後、室温
に冷却し、Li(11CH3O)4Alに、N2ガス流(0.5at
m)を用いて濃度55%のHI溶液0.5mlを加え、
70℃で加熱し[11C]CH3Iを合成した。(4) 生成した
気体状の[11C]CH3Iを、N2ガス流(1atm)をキャ
リヤとして、乾燥装置を通じて低流速(約50ml/分
以下)で第2反応容器内に導入した。この時第2反応容
器内にはあらかじめデスメチルラクロプライド(5m
g)を、DMSO(1ml)とNaOH(5N、10μl)
の混合溶液に溶解させておいた。そして第2反応容器を
加熱しながら、[11C]CH3Iを供給した。放射能が最大
となったところで、[11C]CH3Iの供給を停止し、さら
に180℃で5分間反応させ、C11標識ラクロプライ
ドの粗生成物を合成した。
加熱蒸発させ、バルブを通じてこれを除去した後、室温
に冷却し、Li(11CH3O)4Alに、N2ガス流(0.5at
m)を用いて濃度55%のHI溶液0.5mlを加え、
70℃で加熱し[11C]CH3Iを合成した。(4) 生成した
気体状の[11C]CH3Iを、N2ガス流(1atm)をキャ
リヤとして、乾燥装置を通じて低流速(約50ml/分
以下)で第2反応容器内に導入した。この時第2反応容
器内にはあらかじめデスメチルラクロプライド(5m
g)を、DMSO(1ml)とNaOH(5N、10μl)
の混合溶液に溶解させておいた。そして第2反応容器を
加熱しながら、[11C]CH3Iを供給した。放射能が最大
となったところで、[11C]CH3Iの供給を停止し、さら
に180℃で5分間反応させ、C11標識ラクロプライ
ドの粗生成物を合成した。
【0034】(5) 生成したC11標識ラクロプライド
粗生成物をN2ガス流(1atm)を用いてカラムクロマ
トグラフに移送し単離精製した。最終収量は平均1.3
76GBqであった。
粗生成物をN2ガス流(1atm)を用いてカラムクロマ
トグラフに移送し単離精製した。最終収量は平均1.3
76GBqであった。
【0035】得られた結果(生産量、比放射能等)を表
1に示す。
1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】比較例1〜14 原料(デスメチルラクロプライド)の量を1mgとし、
溶媒としてDMF(0.5ml)を使用し、ヨウ化メチ
ル流速を200ml/minとし、ヨウ化メチルトラッ
プ条件を約-15℃,約1分45秒間とした以外は前記実施例
と同様にしてC11標識ラクロプライドを得た。最終収
量は平均0.216GBqであった。
溶媒としてDMF(0.5ml)を使用し、ヨウ化メチ
ル流速を200ml/minとし、ヨウ化メチルトラッ
プ条件を約-15℃,約1分45秒間とした以外は前記実施例
と同様にしてC11標識ラクロプライドを得た。最終収
量は平均0.216GBqであった。
【0038】得られた結果(生産量、比放射能等)を表
2に示す。
2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明は、Oメチル化反応溶媒としてジ
メチルスルホキシド(DMSO)を使用し、かつDMS
Oを加熱条件下(150℃以上、好ましくは180℃以
上)で適当な反応時間で使用するものである。溶媒DM
SOの温度が係る高温度では、11Cラベル化ヨウ化メチ
ルとデスメチルラクロプライドとの反応が極めて迅速に
進行するため、該反応に要する時間が短くなり、従っ
て、最終製品として得られるC11標識ラクロプライド
の比放射能が高くなる。
メチルスルホキシド(DMSO)を使用し、かつDMS
Oを加熱条件下(150℃以上、好ましくは180℃以
上)で適当な反応時間で使用するものである。溶媒DM
SOの温度が係る高温度では、11Cラベル化ヨウ化メチ
ルとデスメチルラクロプライドとの反応が極めて迅速に
進行するため、該反応に要する時間が短くなり、従っ
て、最終製品として得られるC11標識ラクロプライド
の比放射能が高くなる。
【図1】本発明に係る方法に用いることが可能な、ラク
ロプライドの合成経路を示す図である。
ロプライドの合成経路を示す図である。
【図2】本発明に係る方法による高比放射能C11標識
ラクロプライドの製造方法を示す図である。
ラクロプライドの製造方法を示す図である。
【図3】本発明に係る方法を用いることが可能な高比放
射能C11標識ラクロプライドの製造装置の一例を示す
図である。
射能C11標識ラクロプライドの製造装置の一例を示す
図である。
1…[11C]CO2発生装置、2…ガス供給源、3…バル
ブ、4…圧力計、5…バルブ、6…弁、7…圧力計、8
…流量制御装置、9…圧力計、10…三方バルブ、11
…バルブ、12…第1反応容器、13…三方バルブ、1
4…ヨウ化水素水容器、15…三方バルブ、16…圧力
計、17…不活性ガス源、18…ヨウ化水素水、19…
温度調節装置、20…温度計、21…冷却管、22…空
気加熱装置、23…空気冷却装置、24…空気源、25
…バルブ、26…スピードコントローラー、27…圧力
計、28…圧力計、29…バルブ、30…バルブ、31
…排気系、32…放射線計測器、33…第2反応容器、
34…温度調節装置、35…空気加熱装置、36…空気
冷却装置、37…温度計、38…乾燥装置、39…バル
ブ、40…バルブ、41…三方バルブ、42…三方バル
ブ、43…溶媒、44…シリンジ式装置、45…バル
ブ、46…カラム、47…展開用溶媒、48…検出器、
49…展開溶媒用三方バルブ、50…展開溶媒用バル
ブ、51…圧力容器、52…圧力調製用バルブ、53…
三方バルブ、54…容器、55…容器、56…放射能測
定器、57…三方バルブ、58…バブラー。
ブ、4…圧力計、5…バルブ、6…弁、7…圧力計、8
…流量制御装置、9…圧力計、10…三方バルブ、11
…バルブ、12…第1反応容器、13…三方バルブ、1
4…ヨウ化水素水容器、15…三方バルブ、16…圧力
計、17…不活性ガス源、18…ヨウ化水素水、19…
温度調節装置、20…温度計、21…冷却管、22…空
気加熱装置、23…空気冷却装置、24…空気源、25
…バルブ、26…スピードコントローラー、27…圧力
計、28…圧力計、29…バルブ、30…バルブ、31
…排気系、32…放射線計測器、33…第2反応容器、
34…温度調節装置、35…空気加熱装置、36…空気
冷却装置、37…温度計、38…乾燥装置、39…バル
ブ、40…バルブ、41…三方バルブ、42…三方バル
ブ、43…溶媒、44…シリンジ式装置、45…バル
ブ、46…カラム、47…展開用溶媒、48…検出器、
49…展開溶媒用三方バルブ、50…展開溶媒用バル
ブ、51…圧力容器、52…圧力調製用バルブ、53…
三方バルブ、54…容器、55…容器、56…放射能測
定器、57…三方バルブ、58…バブラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 典弘 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 4C069 AA07 BB08 BB16 4C085 HH03 JJ02 KA29 KB56 LL13
Claims (2)
- 【請求項1】 高比放射能のC−11標識ラクロプライ
ドを合成する製造方法において、(1)14N(p、α)11C反応
により、11Cラベル化二酸化炭素([11C]CO2)を合成
し、(2)前記二酸化炭素をLiAlH4によりLi(11CH3O)4Alと
し、(3)前記Li(11CH3O)4Alをヨウ化水素により、11Cラ
ベル化ヨウ化メチルを合成し、(4)前記ヨウ化メチルを
低流速の不活性ガスにより、3、5−ジクロロ−2、6
−ジヒドロキシ−N−[(1−エチル−2−ピロリジニ
ル)メチル]ベンズアミドを溶解した加熱ジメチルスル
ホキシド中に導入してOメチル化することを特徴とする
方法。 - 【請求項2】 前記ステップ(4)においてジメチルスル
ホキシドを少なくとも180℃に加熱することを特徴と
する請求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10184622A JP2000016981A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 高比放射能c−11標識ラクロプライドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10184622A JP2000016981A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 高比放射能c−11標識ラクロプライドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016981A true JP2000016981A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16156464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10184622A Pending JP2000016981A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 高比放射能c−11標識ラクロプライドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000016981A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001089445A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-04-03 | Seitai Kino Kenkyusho:Kk | デメチルラクロプライドの非求核性酸塩およびこれを用いる[c−11]ラクロプライドの製造法 |
KR100333501B1 (ko) * | 2000-01-19 | 2002-04-25 | 박호군 | 벤즈아미드 화합물 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP10184622A patent/JP2000016981A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001089445A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-04-03 | Seitai Kino Kenkyusho:Kk | デメチルラクロプライドの非求核性酸塩およびこれを用いる[c−11]ラクロプライドの製造法 |
KR100333501B1 (ko) * | 2000-01-19 | 2002-04-25 | 박호군 | 벤즈아미드 화합물 및 그 제조방법 |
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