JP2000008359A - ヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市 - Google Patents

ヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市

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JP2000008359A
JP2000008359A JP10176151A JP17615198A JP2000008359A JP 2000008359 A JP2000008359 A JP 2000008359A JP 10176151 A JP10176151 A JP 10176151A JP 17615198 A JP17615198 A JP 17615198A JP 2000008359 A JP2000008359 A JP 2000008359A
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heliport
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Ryoda Sato
亮拿 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害復旧時に海上において、応急的にヘリポ
ート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市等を構成する場
合または、海上に恒久的なヘリポート飛行場兼海上基地
兼多目的海上都市を構成する場合において、廉価で短時
間で施工でき、かつ使用後の撤去も簡単に出来る施設を
提供するものである。 【解決手段】 海上にターミナル部分を配置し、該ター
ミナル部分は海底に矢板又は鋼管杭Yにて固定し、該タ
ーミナル部分の間を、滑走路Kにより連結し、該ターミ
ナルと滑走路Kにより構成したヘリポート飛行場兼海上
基地兼多目的海上都市と陸地Tとの間を連絡橋Nにより
連結した。また、滑走路Kの部分を、深水部はタンカー
型とし、浅水部は面梁パネル胴体Gを複数組み合わせて
構成した。また、ターミナル及び滑走路Kの部分を、干
満の差等の海面の変化に対応すべく空室を設けて、伸縮
自在に矢板又は鋼管杭Yにより固定して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】災害復旧時に海上において、
応急的にヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市
等を構成する場合または、海上に恒久的なヘリポート飛
行場兼海上基地兼多目的海上都市を構成する場合におい
て、廉価で短時間で施工でき、かつ使用後の撤去も簡単
に出来る施設を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、海岸近接地を拡大利用するため
には、海岸や湾内の埋め立て工法が利用されていた。し
かし、埋め立て工法は地盤沈下や生態系破壊等の難問が
多発する結果となり、最近は浮島方式が多く利用される
ようになった。しかるに、この浮島方式も例えば飛行場
を作りたい時は、最低2000m×2500mにもな
り、ヘリコプター基地でさえ、1500m×1000m
は要求されるのである。故に、その支柱工事は非常に大
型となり、海洋環境を破壊し、魚介類や海草類に影響を
与え、生態系破壊等の難問の原因となっていた。即ち、
これら浮島方式の海上都市や飛行場基地の下部は、太陽
光線が到達しないので暗闇となり、風波による潮流の流
れを変化させて、微生物を含む生態系に大きな打撃を与
えることとなっていたのである。
【0003】また、いったん浮島等を敷設する工事を実
施すると、浮島が不要となった時にも、上部のタンカー
等の浮上部分は撤去できるが、支柱は無用の長物として
残り、海岸土砂の自然の営みを阻害し、百害あって一利
なしの悪影響を与えるのである。さらに、そこに生活す
る人々から発生する廃棄物は、公害として永久に海を汚
染し続けるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の観点から、本発
明は生態系や公害の影響のない海上都市や、飛行場基地
を提供しようとするものである。過去、多くの特許を取
得し、多数の出版物にも記載し防災型都市造りを提唱し
ているが、これらの技術を総合的に応用した海上基地造
りとして、その概要を説明する。この発明の要旨となる
のは、面梁構造の建造物と、中海式の海洋利用と、マル
チアークによる海中大型溶接や、耐防錆の溶射技術等
で、陸地にも近接して簡単に建造物を海中で固定する方
式、或いは自然を利用した発電技術や飲料水と塩の製
造、及び自動大型スポット溶接技術等である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、海上にターミ
ナル部分を配置し、該ターミナル部分は海底に矢板又は
鋼管杭Yにて固定し、該ターミナル部分の間を、滑走路
Kにより連結し、該ターミナルと滑走路Kにより構成し
たヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市と陸地
Tとの間を連絡橋Nにより連結したものである。請求項
2においては、請求項1記載のヘリポート飛行場兼海上
基地兼多目的海上都市において、滑走路Kの部分を、深
水部はタンカー型とし、浅水部は面梁パネル胴体Gを複
数組み合わせて構成したものである。請求項3において
は、請求項1記載のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目
的海上都市において、ターミナル及び滑走路Kの部分
を、干満の差等の海面の変化に対応すべく空室を設け
て、伸縮自在に矢板又は鋼管杭Yにより固定して構成し
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の具体例
として、海上ヘリポート基地について説明する。図1は
陸地から直接に車両で飛行場基地の甲板に乗り入れるこ
とが可能なヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都
市の平面図、図2は図1のヘリポート飛行場兼海上基地
兼多目的海上都市の直線部分の概略断面図、図3は図1
のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市におい
て、ターミナルA,Cの部分を面梁パネル胴体Gを2段
構成とした部分の断面図、図4は図1のヘリポート飛行
場兼海上基地兼多目的海上都市の中央部分の陸地側高速
道路から直接的に甲板上に大型車が出入りできる部分を
図示する側面断面図、図5は図1のヘリポート飛行場兼
海上基地兼多目的海上都市のターミナルA−A’間の拡
大平面図、図6は図1のヘリポート飛行場兼海上基地兼
多目的海上都市のターミナルA−A’部の側面断面図と
正面断面図、図7は大型の六角又は円形の高さ約75m
のタンカーの外部に厚肉パイプを溶接し、これをガイド
として矢板又は鋼管杭Yを打ち込んで海底に固定する方
式を示す断面図、図8は水深が10m〜20m付近の海
底固定の方法を示す図面であり、鋼管直径1m以上の筒
体の上部を面梁パネル胴体に補強金具によって固定し、
底部を海底に矢板又は鋼管杭Yを打ち込んで固定したも
のの断面図、図9は小型のヘリポート飛行場兼海上基地
兼多目的海上都市の構成を示す全体平面図、図10は面
梁パネル胴体Gにより構成した道路を連結する方式の断
面図、図11はタンカー固定して構成した滑走路Kの構
成を示す断面図、図12は面梁パネル胴体Gの連結部分
の実施例を示す図面である。
【0007】将来において天変地異が発生し、都市が壊
滅するような災害の発生の機会に見舞われる可能性があ
る。このような場合には、神戸大震災のように家も無
く、食糧もなく、寒さや熱気を防ぐ手だてもなく、特に
救急患者の医療体制も崩壊する可能性があるのである。
このような場合の対策として、ヘリポートや飛行場の役
目が大切となるのである。また、大型輸送用ヘリコプタ
ーや特殊装置の大型ヘリは勿論、多数の中小ヘリの他に
小型・中型の飛行機も発着させる基地が必要となるが、
従来の工法ではヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市を建設することは、前述したように、自然の良好
な環境を破壊する。そこで、場合によっては2000m
を越す滑走路Kとしても活用でき、大型ヘリも収納し、
多くの人員の生活が公害もなく保持できる生活用の基地
ともなって、しかも暗闇で生態系を破壊しないように配
慮して、ヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市
を改良したものである。
【0008】以下、添付の図面について述べる。図1
は、ヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市の平
面図である。陸地から直接に車両で、飛行場基地の甲板
に乗り入れることが可能である。図1の、A−D間の距
離が約1700mで、中央通路を臨時滑走路Kに利用す
ることにより、中型機が楽に発進できる。B−C間の滑
走路Kは小型機が発進できる距離を具備している。八角
形か円形のターミナルA・B・C・Dは、大型輸送機が
発着できる。四角形のターミナルA・B・C・Dは特殊
大型機が発着できる。勿論、夫々のターミナルA・B・
C・Dの内部空間は、格納用のエレベーターで構成され
ており、航空機の機体を密集格納すれば、大型機100
機を収納することができる。
【0009】それ以外の通路も幅50mに構成している
ので、中小のヘリコプターはどこからでも発着できる。
その道路の下部空間も、格納や修理・点検の他、多くの
宿泊室に利用できるので、多段式構成のベットにすれ
ば、2500人〜3000人は宿泊できる。図1におい
て、ターミナルHは一般生活廃棄物処理再生工場であ
り、マルチアークプラズマ炉により構成している。ま
た、ターミナルPはスポーツステーションであり、ター
ミナルQは海洋研究所、ターミナルRは気象観測所等に
構成している。そしてターミナルA・B・C・Dには、
航空機を昇降する為のエレベーターEが配置されてい
る。そして、ターミナルの間を連結する部分が滑走路K
に構成されており、陸地TとターミナルDとの間には、
連絡橋Nが架設されている。
【0010】また、滑走路Kと連絡橋N等により囲まれ
た部分は中海Sに構成されている。該中海Sは、周囲が
滑走路Kや連絡橋N等により囲まれているので、波が静
かであり、種々の用途に利用できる。図2は、本発明の
ヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市の直線部
分の概略断面図である。円筒胴体(直径11m)3ケを
並列に置いた構成としており、上面の甲板を通路又は滑
走路Kに利用するのである。内部空間は、3階〜4階の
建物として利用できる。この梁構造パネルの外部にパイ
プを取付、このパイプに矢板又は鋼管杭Yを打ち込んで
海底に固定している。この場合の水深は数m前後の浅い
海底とする。
【0011】図中、ターミナルA・B・Cの部分は、風
波を受け易いので、風力発電・波浪発電・干満発電や、
圧縮空気発電として、自然エネルギーを動力に利用す
る。特にターミナルAは沖に出ているので、深層水を汲
み上げ、マルチアークで飲料水と塩又は濃縮塩水を作る
部分としている。図3においては、ターミナルA・B・
Cの部分が風波が強く、台風や津波の対策として、海面
より高くして中海を平静にさせる。従ってこの近くで
は、面梁パネル胴体Gを2段としている。図4は、本発
明のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市の側
面概略図で、陸地側高速道路から、直接的に甲板上に大
型車が出入りできる構成を図示している。また、普通乗
用車は梁パネル胴体内の通路に直接出入りできるように
構成している。この最下部の壁面を透明パネルとすれば
天然水族館として利用できるのである。
【0012】また沖合に出る程、甲板の高さを上げてい
き、台風や津波にも大丈夫な構造としている。そして通
路で囲まれた全ての中海を平静にして台風時にも荷物の
積込みや積出しが行え、且つ養殖業も営めるように構成
している。図4と図5と図6においては、沖合のA・
A’のターミナル間は、面梁パネル胴体Gを、上下二段
として海面よりの高さに耐えるようにしてある。2段で
なく特別空間体を工場で製造し、これを現場で2段に溶
接して、上下2段の面梁パネル胴体Gとして取り付けて
もよい。
【0013】面梁パネル胴体Gは、上下2枚の鉄板の間
に、波板又はコルゲート板等の強度部材を挟持して、マ
ルチアークプラズマ溶接により、上下板と波板又はコル
ゲート板を溶接固定し、このような面梁パネルを筒型に
加工して、面梁パネル胴体Gとしたものである。図7
は、ターミナルAの固定方式を表す断面図である。即
ち、図7に示した構造は、大型の六角又は円形の高さ約
75mのタンカーの外部に厚肉パイプを溶接し、これを
ガイドとして矢板又は鋼管杭Yを打ち込んで海底に固定
する方式である。海面より甲板までを25mとしてい
る。
【0014】図8においては、水深が10m〜20mの
時の固定方式である。この方法は、水深が10m〜20
m付近の海底固定の方法を示すものであり、例として市
販の鋼管直径1m以上の筒体の上部を、面梁パネル胴体
に補強金具によって固定し、底部を海底に矢板又は鋼管
杭Yを打ち込んで固定する方式である。何れも海水に腐
食されないように防錆加工をする。例えば、マルチアー
クにて鉄とアルミニウム合金を溶射することによって
も、海水に腐食されない防錆加工とすることができる。
この時、アルミニウムの量を鉄の25%前後にする。以
上説明したヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都
市は不要のときは、海底の打ち込み矢板又は鋼管杭Yを
含めてすべて撤去することができる。
【0015】しかし、例えば、この基地が軍事用使用目
的で建設されたとしても、即、平和な文化都市として転
用利用できる。即ち、気象観測・海洋観測、または風力
発電・干満発電・波浪発電・太陽光発電・その他の用途
にも活用できる。また、中海や海洋開発として魚介類・
藻類の活性を図ることもできる。さらに、甲板は公園遊
歩道や魚釣り用桟橋として使用できる。ターミナルAの
沖付近は、大型機の格納庫又は桟橋としても使用でき
る。また大型船の格納庫は倉庫や加工工場或いはホテル
や総合会場や大型展示場や諸々の催し場にも利用でき
る。或いはマルチアーク炉等を設備することにより、船
で運搬してきたスモッジや汚染ヘドロ等の特別公害物の
処理再生工場(放射能汚染物質を含む)等様々の使い道
があるので軍事基地が不要になっても、平和利用や緊急
な救急活動の基地として使用できる。
【0016】これら個々の技術は、既に同一出願人によ
り特許取得又は出願中の技術であり、これを総合し、ヘ
リポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市をその時機
に応じた活用に変化させることができる。これにより、
多目的会場兼、廃棄物処理再生設備を有する住宅や、工
場、研究所を含む、新しい都市化が可能である。また温
暖化で海水が増加し、埋没都市が多発する。矢板又は鋼
管杭Yを継ぎ足して打ち込めば、建造物を海面に応じて
浮上させることができ、安全に生活ができる便利なもの
である。しかも工場生産で一貫生産できる工法が基本で
あるから、コストも格別に安く、緊急対応にも役立つ合
理的な海上都市を可能とするものである。図9は、図1
0に示す如く、面梁パネル胴体Gの3本を並列に配置し
た25m幅道路とにより陸地側に連結した小型のヘリポ
ート飛行場兼海上基地兼多目的海上都市を示している。
【0017】また、図11に示す如く、タンカーを工場
にて大量生産し、このタンカーの舷の側にパイプを溶接
し、このパイプをガイドとして、矢板又は鋼管杭Yを海
底に打ち込んで固定している。この固定したタンカーの
船尾をフェリーのように構成して、船内に自動車が乗り
入れ可能としている。該タンカ−の甲板までの高さに傾
斜を持たせて、滑走路Kに連結するか、エレベーター方
式で甲板に繋ぐことができる。面梁パネル胴体Gを用い
た通路は、水深1〜4mの浅瀬が長い時に、実施が可能
である。
【0018】図12においては、面梁パネル胴体Gを製
造する段階で径を徐々に大きく構成して、この徐々に大
きくなる面梁パネル胴体Gを連結することにより、連結
部を嵌合固定可能とすることが出来るのである。また、
全体の面梁パネル胴体Gを徐々にラッパ状に大きくし
て、全体のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上都
市を沖合に向けて、傾斜して高くなる構造とすることも
可能である。
【0019】また、滑走路Kの部分は、深水部はタンカ
ー型とし、浅水部は面梁パネル胴体Gを複数組み合わせ
て構成することも出来る。ターミナル及び滑走路Kの部
分は、干満の差、津波、温暖化等による海面の上昇変化
に対応するために、空室を形成し、伸縮自在に矢板又は
鋼管杭Yを固定する構成とすることも出来る。また矢板
又は鋼管杭Yを継ぎ足して調整することもできる。前記
空室は、海水の浸入出による発電にも利用できる。滑走
路Kは、例えば幅25m、長さ200mの甲板付きタン
カーと、面梁パネル胴体Gとを幅方向又は高さ方向に連
結固定して構成することも出来、またこのとき幅25m
から50m等の必要な滑走路幅又は道路幅にも対応可能
である。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1においては、海
上にターミナル部分を配置し、該ターミナル部分は海底
に矢板又は鋼管杭Yにて固定し、該ターミナル部分の間
を、滑走路Kにより連結し、該ターミナルと滑走路Kに
より構成したヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海上
都市と陸地Tとの間を連絡橋Nにより連結したので、コ
ストが安価な構成のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目
的海上都市を建設することが可能となったのである。ま
た、滑走路Kや連絡橋Nにより囲まれた空間は中海Sと
することが出来たので、この部分は風波がなく、安全な
海域として、養殖やその他の用途に使用することが出来
るのである。また、ターミナルの部分を矢板又は鋼管杭
Yにより固定して、その間を面梁パネル胴体Gにより構
成した滑走路Kにより連結するだけの構成であるので、
使用後に撤去する場合も簡単に出来るのである。
【0021】請求項2の如く、請求項1記載のヘリポー
ト飛行場兼海上基地兼多目的海上都市において、滑走路
Kの部分を、深水部はタンカー型とし、浅水部は面梁パ
ネル胴体Gを複数組み合わせて構成したことにより、面
梁パネル胴体G等は簡単に出来るので、コストが低く、
面梁パネル胴体G自体も簡単に製造することが出来るの
である。
【0022】請求項3の如く、請求項1記載のヘリポー
ト飛行場兼海上基地兼多目的海上都市において、ターミ
ナル及び滑走路Kの部分を、干満の差等の海面の変化に
対応すべく空室を設けて、伸縮自在に矢板又は鋼管杭Y
により固定して構成したことにより、海上に正式な建物
を建設する場合に比較して、ドックにおいて大量に製造
したタンカーWを搬送して、矢板又は鋼管杭Yで固定す
るだけであるので、建設も撤去も簡単に出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】陸地から直接に車両で飛行場基地の甲板に乗り
入れることが可能なヘリポート飛行場兼海上基地兼多目
的海上都市の平面図。
【図2】図1のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市の直線部分の概略断面図。
【図3】図1のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市において、ターミナルA,Cの部分を面梁パネル
胴体Gを2段構成とした部分の断面図。
【図4】図1のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市の中央部分の陸地側高速道路から直接的に甲板上
に大型車が出入りできる部分を図示する側面断面図。
【図5】図1のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市のターミナルA−A’間の拡大平面図。
【図6】図1のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市のターミナルA−A’部の側面断面図と正面断面
図。
【図7】大型の六角又は円形の高さ約75mのタンカー
の外部に厚肉パイプを溶接し、これをガイドとして矢板
又は鋼管杭Yを打ち込んで海底に固定する方式を示す断
面図。
【図8】水深が10m〜20m付近の海底固定の方法を
示す図面であり、鋼管直径1m以上の筒体の上部を面梁
パネル胴体に補強金具によって固定し、底部を海底に矢
板又は鋼管杭Yを打ち込んで固定したものの断面図。
【図9】小型のヘリポート飛行場兼海上基地兼多目的海
上都市の構成を示す全体平面図。
【図10】面梁パネル胴体Gにより構成した道路を連結
する方式の断面図。
【図11】タンカー固定して構成した滑走路Kの構成を
示す断面図。
【図12】面梁パネル胴体Gの連結部分の実施例を示す
図面。
【符号の説明】
A・A’・B・C・D ターミナル E エレベーター K 滑走路 N 連絡橋 G 面梁パネル胴体 T 陸地 W タンカー Y 矢板又は鋼管杭
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月24日(1998.6.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】しかし、例えば、この基地が軍事用使用目
的で建設されたとしても、即、平和な文化都市として転
用利用できる。即ち、気象観測・海洋観測、または風力
発電・干満発電・波浪発電・太陽光発電・その他の用途
にも活用できる。また、中海や海洋開発として魚介類・
藻類の活性を図ることもできる。さらに、甲板は公園遊
歩道や魚釣り用桟橋として使用できる。ターミナルAの
沖付近は、大型機の格納庫又は桟橋としても使用でき
る。また大型船の格納庫は倉庫や加工工場或いはホテル
や総合会場や大型展示場や諸々の催し場にも利用でき
る。或いはマルチアーク炉等を設備することにより、船
で運搬してきたスッジや汚染ヘドロ等の特別公害物の
処理再生工場(放射能汚染物質を含む)等様々の使い道
があるので軍事基地が不要になっても、平和利用や緊急
な救急活動の基地として使用できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海上にターミナル部分を配置し、該ター
    ミナル部分は海底に矢板又は鋼管杭Yにて固定し、該タ
    ーミナル部分の間を、滑走路Kにより連結し、該ターミ
    ナルと滑走路Kにより構成したヘリポート飛行場兼海上
    基地兼多目的海上都市と陸地Tとの間を連絡橋Nにより
    連結したことを特徴とするヘリポート飛行場兼海上基地
    兼多目的海上都市。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘリポート飛行場兼海上
    基地兼多目的海上都市において、滑走路Kの部分を、深
    水部はタンカー型とし、浅水部は面梁パネル胴体Gを複
    数組み合わせて構成したことを特徴とするヘリポート飛
    行場兼海上基地兼多目的海上都市。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のヘリポート飛行場兼海上
    基地兼多目的海上都市において、ターミナル及び滑走路
    Kの部分を、干満の差等の海面の変化に対応すべく空室
    を設けて、伸縮自在に矢板又は鋼管杭Yにより固定して
    構成したことを特徴とするヘリポート飛行場兼海上基地
    兼多目的海上都市。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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