JP2000002785A - プラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装置 - Google Patents
プラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装置Info
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- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Control By Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 「故障モード影響解析」の迅速化を図ると共
に、信頼性・保全性上の重要機器の選定と推奨保全作業
の選定を簡便に行うことにある。 【解決手段】 プラント用機器において、「機器」,
「故障モード」,「故障原因」,「推奨保全作業ガイダ
ンス」の各データについて、1つの「機器」に対して適
切な「故障モード」を設定するような関係付けを行った
データベースを記憶装置3に格納し、「機器」・「故障
モード」に対応する「故障率」,「評価時間」,「故障
発生確率評価式」,「バァンバーム重要度」等を使用し
た「故障発生確率」や「各種重要度評価式の値」の定量
的な計算を行う演算装置1を設ける。これらの解析は、
重要度計算や推奨保全作業選定のワークシートを用い、
記憶装置に格納する。この「故障モード影響解析」は、
表示装置3の画面上でメニュー方式で操作し、重要機器
の抽出と推奨保全作業ガイダンスを出力する。
に、信頼性・保全性上の重要機器の選定と推奨保全作業
の選定を簡便に行うことにある。 【解決手段】 プラント用機器において、「機器」,
「故障モード」,「故障原因」,「推奨保全作業ガイダ
ンス」の各データについて、1つの「機器」に対して適
切な「故障モード」を設定するような関係付けを行った
データベースを記憶装置3に格納し、「機器」・「故障
モード」に対応する「故障率」,「評価時間」,「故障
発生確率評価式」,「バァンバーム重要度」等を使用し
た「故障発生確率」や「各種重要度評価式の値」の定量
的な計算を行う演算装置1を設ける。これらの解析は、
重要度計算や推奨保全作業選定のワークシートを用い、
記憶装置に格納する。この「故障モード影響解析」は、
表示装置3の画面上でメニュー方式で操作し、重要機器
の抽出と推奨保全作業ガイダンスを出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力、火力、化
学等の各種プラントのシステム信頼性・保全性を評価す
るプラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装
置に関する。
学等の各種プラントのシステム信頼性・保全性を評価す
るプラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラントに用いる機器の保全方式
は、定期検査における時間計画保全を主体とするもので
あった。定期検査は、法令に基づく原子炉及び付属設備
やタービン設備の定期検査の他に電力会社が行う自主点
検があり、ここでは機器毎の検査内容や点検周期は、プ
ラントの安全性や機器の重要性を定性的に考慮して定め
られていたが、別の観点、例えば機器の故障がプラント
の計画外停止や装置損傷頻度を引き起こす確率の大きさ
の程度等によって、機器毎の検査内容や点検周期が決め
られている訳ではなかった。そのため、当該機器の故障
がプラントの計画外停止や装置損傷頻度を引き起こす確
率が小さいものでも、大がかりな保全を行ったり、逆に
当該機器の故障がプラントの計画外停止や装置損傷頻度
を引き起こす確率が大きいものでも、十分な保全が成さ
れないケースもある。近年では、「信頼性重視保全」や
「リスク評価に基づく検査指針」などプラントの信頼度
や装置損傷頻度等のリスクの観点からの重要な保全対象
機器の抽出及び保全内容を選定する考え方が米国より導
入され、その試行が始められている。
は、定期検査における時間計画保全を主体とするもので
あった。定期検査は、法令に基づく原子炉及び付属設備
やタービン設備の定期検査の他に電力会社が行う自主点
検があり、ここでは機器毎の検査内容や点検周期は、プ
ラントの安全性や機器の重要性を定性的に考慮して定め
られていたが、別の観点、例えば機器の故障がプラント
の計画外停止や装置損傷頻度を引き起こす確率の大きさ
の程度等によって、機器毎の検査内容や点検周期が決め
られている訳ではなかった。そのため、当該機器の故障
がプラントの計画外停止や装置損傷頻度を引き起こす確
率が小さいものでも、大がかりな保全を行ったり、逆に
当該機器の故障がプラントの計画外停止や装置損傷頻度
を引き起こす確率が大きいものでも、十分な保全が成さ
れないケースもある。近年では、「信頼性重視保全」や
「リスク評価に基づく検査指針」などプラントの信頼度
や装置損傷頻度等のリスクの観点からの重要な保全対象
機器の抽出及び保全内容を選定する考え方が米国より導
入され、その試行が始められている。
【0003】以下に、従来技術による「信頼性重視保
全」の評価手順を説明する。まず、第1ステップでは、
システムの機能とシステムのプロセスや関連するシステ
ム機能解析、影響度評価のため、系統図、仕様書(系統
設計仕様書)、機器取扱説明書、インターロック線図、
運転・保守データ、特性寿命試験データなどのデータを
収集し、システム機能とシステムのプロセスや関連する
システムとの機能上の関連を記述した機能ブロック図を
作成する。第2ステップでは、システムを構成する機器
を機能別に分類し、システム機能、外部及び内部とのイ
ンターフェースを明確にすることによって、機能故障を
摘出する機能故障解析を行う。第3ステップでは、機能
故障解析で抽出された機能故障について、その故障モー
ドがサブシステム、システム、プラントへの影響を評価
し、致命的機器・故障モードを摘出する「故障モード影
響解析」を行い、可能な場合には、機器が故障した場合
のプラント停止に至る頻度・アンアベイラビリティなど
の定量的な評価ができる「フォルトツリー解析」を行
い、致命的機器を抽出する。第4ステップでは、「ロジ
ックツリー解析」により、機器・故障モードに対する適
切な保全方式を決定する。「ロジックツリー解析」は、
各機器・故障モードを保全方式決定ロジックにかけ、最
も適切にして効果のある予防保全作業を選びだそうとす
る論理的手法であり、最終的に5つの保全方式(状態監
視保全・時間計画保全・故障検出保全・設計変更候補・
事後保全)が選択される。第5ステップでは、「ロジッ
クツリー解析」により抽出した保全作業と現行の保全作
業を比較し、適用可能で最も効果のある予防保全作業を
選択する。
全」の評価手順を説明する。まず、第1ステップでは、
システムの機能とシステムのプロセスや関連するシステ
ム機能解析、影響度評価のため、系統図、仕様書(系統
設計仕様書)、機器取扱説明書、インターロック線図、
運転・保守データ、特性寿命試験データなどのデータを
収集し、システム機能とシステムのプロセスや関連する
システムとの機能上の関連を記述した機能ブロック図を
作成する。第2ステップでは、システムを構成する機器
を機能別に分類し、システム機能、外部及び内部とのイ
ンターフェースを明確にすることによって、機能故障を
摘出する機能故障解析を行う。第3ステップでは、機能
故障解析で抽出された機能故障について、その故障モー
ドがサブシステム、システム、プラントへの影響を評価
し、致命的機器・故障モードを摘出する「故障モード影
響解析」を行い、可能な場合には、機器が故障した場合
のプラント停止に至る頻度・アンアベイラビリティなど
の定量的な評価ができる「フォルトツリー解析」を行
い、致命的機器を抽出する。第4ステップでは、「ロジ
ックツリー解析」により、機器・故障モードに対する適
切な保全方式を決定する。「ロジックツリー解析」は、
各機器・故障モードを保全方式決定ロジックにかけ、最
も適切にして効果のある予防保全作業を選びだそうとす
る論理的手法であり、最終的に5つの保全方式(状態監
視保全・時間計画保全・故障検出保全・設計変更候補・
事後保全)が選択される。第5ステップでは、「ロジッ
クツリー解析」により抽出した保全作業と現行の保全作
業を比較し、適用可能で最も効果のある予防保全作業を
選択する。
【0004】しかしながら、従来技術の「信頼性重視保
全」においては、「フォルトツリー解析」にある程度の
初期投資が必要なことは勿論のこと、比較的解析が簡便
な「故障モード影響解析」についても体系的かつ効果的
なガイドラインが特になかったことから、「信頼性重視
保全」は労力がかかる割には解析効率が悪いとみなす向
きもあった。わが国の原子力プラントは、成熟期に入
り、プラント高経年化に伴う保全強化や定期検査短縮に
よる保全合理化など保全管理に関するニーズが出てきて
いる。これまで、原子力、火力、化学プラント等におけ
る予防保全の対象となる機器の抽出及び実際の保全内容
の決定は、通産省告示、電力会社の自主点検基準などに
基づいて行われてきた。また、保全方式も時間計画保全
を主体とし、プラント運転中のトラブルを可能な限りな
くそうとするものであった。
全」においては、「フォルトツリー解析」にある程度の
初期投資が必要なことは勿論のこと、比較的解析が簡便
な「故障モード影響解析」についても体系的かつ効果的
なガイドラインが特になかったことから、「信頼性重視
保全」は労力がかかる割には解析効率が悪いとみなす向
きもあった。わが国の原子力プラントは、成熟期に入
り、プラント高経年化に伴う保全強化や定期検査短縮に
よる保全合理化など保全管理に関するニーズが出てきて
いる。これまで、原子力、火力、化学プラント等におけ
る予防保全の対象となる機器の抽出及び実際の保全内容
の決定は、通産省告示、電力会社の自主点検基準などに
基づいて行われてきた。また、保全方式も時間計画保全
を主体とし、プラント運転中のトラブルを可能な限りな
くそうとするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の保全方式では、
機器の故障がプラントの計画外停止や装置損傷頻度を引
き起こす確率が小さいものでも、大がかりな保全を行う
ため、プラント基数の増大やプラント高経年化に伴う保
全強化に対応困難な状況に立ち至っている。また、現行
の時間計画保全を主体とする予防保全計画の策定におい
て、機器の重要度や保全有効性の評価は、多分に定性的
かつ決定論的な評価であり、必ずしも「フォルトツリー
解析」や確率論的安全評価に基づいた定量的(確率論
的)な重要度評価が行われている訳ではなかった。近
年、「信頼性重視保全」や「リスク評価に基づく検査指
針」などアンアベイラビリティ、装置損傷頻度などの観
点からの致命的な予防保全対象機器の抽出及び保全内容
を選定する考え方が試行されつつある。しかしながら、
信頼性解析に多くの労力をかける割には保全の合理化の
メリットが少ないとの見方がある一方、いまだ保全作業
を合理化する際に普遍性に富んだ手順が確立されていな
い、という課題がある。
機器の故障がプラントの計画外停止や装置損傷頻度を引
き起こす確率が小さいものでも、大がかりな保全を行う
ため、プラント基数の増大やプラント高経年化に伴う保
全強化に対応困難な状況に立ち至っている。また、現行
の時間計画保全を主体とする予防保全計画の策定におい
て、機器の重要度や保全有効性の評価は、多分に定性的
かつ決定論的な評価であり、必ずしも「フォルトツリー
解析」や確率論的安全評価に基づいた定量的(確率論
的)な重要度評価が行われている訳ではなかった。近
年、「信頼性重視保全」や「リスク評価に基づく検査指
針」などアンアベイラビリティ、装置損傷頻度などの観
点からの致命的な予防保全対象機器の抽出及び保全内容
を選定する考え方が試行されつつある。しかしながら、
信頼性解析に多くの労力をかける割には保全の合理化の
メリットが少ないとの見方がある一方、いまだ保全作業
を合理化する際に普遍性に富んだ手順が確立されていな
い、という課題がある。
【0006】本発明の課題は、「信頼性重視保全」の解
析過程における「故障モード影響解析」の迅速化を図る
と共に、信頼性・保全性上の重要機器の選定と推奨保全
作業の選定を簡便に行うことにある。
析過程における「故障モード影響解析」の迅速化を図る
と共に、信頼性・保全性上の重要機器の選定と推奨保全
作業の選定を簡便に行うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、機器信頼性
データベース及び推奨保全データベースにおける「機
器」、「故障モード」、「故障原因」、「推奨保全作業
ガイダンス」のデータベースの項目について、キーワー
ドによるデータを準備し、1つの「機器」に対して適切
な「故障モード」を設定する関係付けをデータベースの
項目間で「機器」と「故障モード」との間、「故障モー
ド」と「故障原因」との間、「故障原因」と「推奨保全
作業ガイダンス」との間に予め設定することによって、
解決される。ここで、機器信頼性データベースにおける
「機器」及び「故障モード」に対応する「プラントへの
影響」と「故障率」から重要機器を判定する。また、機
器信頼性データベースにおける「機器」及び「故障モー
ド」に対応する「故障率」、「故障発生確率評価式」及
びキーボード入力した「評価時間」から故障発生確率を
計算し、重要機器を判定する。また、機器信頼性データ
ベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応する
「故障率」と「故障発生確率評価式」に加えてキーボー
ド入力した「バァンバーム(Birnbaum)重要
度」及び「プラントまたはシステム全体の故障発生確率
値」を使用して、着目する機器・故障モードの各種重要
度評価式を近似的に計算し、前記重要評価式の一般的な
判定値により重要機器を判定する。また、機器保全デー
タベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応す
る「故障原因」と「推奨保全作業ガイダンス」から、重
要機器の「推奨保全作業ガイダンス」を出力する。ま
た、上記課題は、表示装置に出力した重要度計算ワーク
シートに機器信頼性データベースからのデータを選択入
力すると共に、他のデータの入力を入力データとして演
算処理し、重要機器を抽出する機能を有する重要度計算
編集処置部と、表示装置に出力した推奨保全作業選定ワ
ークシートに機器保全データベースからのデータを選択
入力すると共に、他のデータの入力を入力データとして
演算処理し、重要機器の推奨保全作業ガイダンスを出力
する機能を有する推奨保全編集処置部を具備することに
よって、解決される。ここで、重要度計算編集処置部
は、重要度評価データベースに格納されている重要度計
算ワークシートに重要機器を示す。また、推奨保全編集
処置部は、推奨保全データベースに格納されている推奨
保全作業選定ワークシートに推奨保全作業ガイダンスを
示す。
データベース及び推奨保全データベースにおける「機
器」、「故障モード」、「故障原因」、「推奨保全作業
ガイダンス」のデータベースの項目について、キーワー
ドによるデータを準備し、1つの「機器」に対して適切
な「故障モード」を設定する関係付けをデータベースの
項目間で「機器」と「故障モード」との間、「故障モー
ド」と「故障原因」との間、「故障原因」と「推奨保全
作業ガイダンス」との間に予め設定することによって、
解決される。ここで、機器信頼性データベースにおける
「機器」及び「故障モード」に対応する「プラントへの
影響」と「故障率」から重要機器を判定する。また、機
器信頼性データベースにおける「機器」及び「故障モー
ド」に対応する「故障率」、「故障発生確率評価式」及
びキーボード入力した「評価時間」から故障発生確率を
計算し、重要機器を判定する。また、機器信頼性データ
ベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応する
「故障率」と「故障発生確率評価式」に加えてキーボー
ド入力した「バァンバーム(Birnbaum)重要
度」及び「プラントまたはシステム全体の故障発生確率
値」を使用して、着目する機器・故障モードの各種重要
度評価式を近似的に計算し、前記重要評価式の一般的な
判定値により重要機器を判定する。また、機器保全デー
タベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応す
る「故障原因」と「推奨保全作業ガイダンス」から、重
要機器の「推奨保全作業ガイダンス」を出力する。ま
た、上記課題は、表示装置に出力した重要度計算ワーク
シートに機器信頼性データベースからのデータを選択入
力すると共に、他のデータの入力を入力データとして演
算処理し、重要機器を抽出する機能を有する重要度計算
編集処置部と、表示装置に出力した推奨保全作業選定ワ
ークシートに機器保全データベースからのデータを選択
入力すると共に、他のデータの入力を入力データとして
演算処理し、重要機器の推奨保全作業ガイダンスを出力
する機能を有する推奨保全編集処置部を具備することに
よって、解決される。ここで、重要度計算編集処置部
は、重要度評価データベースに格納されている重要度計
算ワークシートに重要機器を示す。また、推奨保全編集
処置部は、推奨保全データベースに格納されている推奨
保全作業選定ワークシートに推奨保全作業ガイダンスを
示す。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプ
ラント用機器の信頼性・保全性評価装置の全体構成を示
す。図1に示すように、プラント用機器の信頼性・保全
性評価装置は、演算制御装置1、記憶装置2、表示装置
3、入力装置4、出力装置5とから構成する。演算制御
装置1は、キーボードなどの入力装置4より入力指示さ
れるコマンドまたは各種データ入力を処理する対話部1
1、データをディスプレイに表示する表示部12、重要
度計算ワークシート及び重要機器の推奨保全作業ガイダ
ンスなど演算結果を出力装置5に出力する印刷部13、
重要度計算編集処置部14、推奨保全編集処置部15か
ら構成する。重要度計算編集処置部14は、機器信頼性
データベース21及び推奨保全データベース24におけ
る「機器」、「故障モード」、「故障原因」、「推奨保
全作業ガイダンス」のデータベースの項目について、キ
ーワードでデータを準備し、1つの「機器CA」に対し
て適切な「故障モードMA,故障モードMB,故障モー
ドMC」を設定する関係付けをデータベースの項目間で
「機器」と「故障モード」との間、「故障モード」と
「故障原因」との間、「故障原因」と「推奨保全作業ガ
イダンス」との間のように予め設定し、重要度計算ワー
クシートを出力するための基データとなる記憶装置2の
重要度評価データベース23を編集する。推奨保全編集
処置部15は、機器保全データベース22における「機
器」及び「故障モード」に対応する「故障原因」及び
「推奨保全作業ガイダンス」から、重要機器の「推奨保
全作業ガイダンス」を選択、出力し、重要機器の推奨保
全作業ガイダンスを出力するための基データとなる記憶
装置2の推奨保全データベース24を編集する。記憶装
置2は、プラント用機器において、機器・故障モードに
対応するプラントなどへの影響、故障率、評価時間、故
障発生確率評価式、バァンバーム(Birnbaum)
重要度を示す機器信頼性データベース21、機器・故障
モードの故障原因に対応する推奨保全作業ガイダンスと
の関係を示す機器保全データベース22、機器重要度の
計算結果を示す重要度評価データベース23、重要機器
の推奨保全作業ガイダンスを示す推奨保全データベース
24を格納する。
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプ
ラント用機器の信頼性・保全性評価装置の全体構成を示
す。図1に示すように、プラント用機器の信頼性・保全
性評価装置は、演算制御装置1、記憶装置2、表示装置
3、入力装置4、出力装置5とから構成する。演算制御
装置1は、キーボードなどの入力装置4より入力指示さ
れるコマンドまたは各種データ入力を処理する対話部1
1、データをディスプレイに表示する表示部12、重要
度計算ワークシート及び重要機器の推奨保全作業ガイダ
ンスなど演算結果を出力装置5に出力する印刷部13、
重要度計算編集処置部14、推奨保全編集処置部15か
ら構成する。重要度計算編集処置部14は、機器信頼性
データベース21及び推奨保全データベース24におけ
る「機器」、「故障モード」、「故障原因」、「推奨保
全作業ガイダンス」のデータベースの項目について、キ
ーワードでデータを準備し、1つの「機器CA」に対し
て適切な「故障モードMA,故障モードMB,故障モー
ドMC」を設定する関係付けをデータベースの項目間で
「機器」と「故障モード」との間、「故障モード」と
「故障原因」との間、「故障原因」と「推奨保全作業ガ
イダンス」との間のように予め設定し、重要度計算ワー
クシートを出力するための基データとなる記憶装置2の
重要度評価データベース23を編集する。推奨保全編集
処置部15は、機器保全データベース22における「機
器」及び「故障モード」に対応する「故障原因」及び
「推奨保全作業ガイダンス」から、重要機器の「推奨保
全作業ガイダンス」を選択、出力し、重要機器の推奨保
全作業ガイダンスを出力するための基データとなる記憶
装置2の推奨保全データベース24を編集する。記憶装
置2は、プラント用機器において、機器・故障モードに
対応するプラントなどへの影響、故障率、評価時間、故
障発生確率評価式、バァンバーム(Birnbaum)
重要度を示す機器信頼性データベース21、機器・故障
モードの故障原因に対応する推奨保全作業ガイダンスと
の関係を示す機器保全データベース22、機器重要度の
計算結果を示す重要度評価データベース23、重要機器
の推奨保全作業ガイダンスを示す推奨保全データベース
24を格納する。
【0009】図2は、図1の機器信頼性データベース2
1のテーブル構成を示す。図2に示すように、機器信頼
性データベース21のテーブルには、機器名、故障モー
ド、機器が故障した場合のローカル・システム・プラン
トへの影響、その機器・故障モードの故障率、故障発生
確率評価式を格納する。図3は、図1の機器保全データ
ベース22のテーブル構成を示す。図3に示すように、
機器保全データベース22のテーブルには、機器名、故
障モード、その機器・故障モードの故障原因、その故障
原因に対応する推奨保全作業ガイダンスを格納する。
1のテーブル構成を示す。図2に示すように、機器信頼
性データベース21のテーブルには、機器名、故障モー
ド、機器が故障した場合のローカル・システム・プラン
トへの影響、その機器・故障モードの故障率、故障発生
確率評価式を格納する。図3は、図1の機器保全データ
ベース22のテーブル構成を示す。図3に示すように、
機器保全データベース22のテーブルには、機器名、故
障モード、その機器・故障モードの故障原因、その故障
原因に対応する推奨保全作業ガイダンスを格納する。
【0010】図4は、図1の重要度計算編集処置部14
で行う処理のフローチャートを示す。重要度計算編集処
置部14は、表示装置3の画面上に出力した重要度計算
ワークシートに機器信頼性データベース21からのデー
タを選択及び他のデータの入力を入力データとして演算
処理し、重要機器を抽出する機能を有する。まず、始め
にステップ401で重要度計算方式を選択する。重要度
計算方式は、重要機器の判定方法の違いにより3通りあ
る。1番目の判定方法は、重要機器の判定値を「プラン
トへの影響」のα以上、かつ「故障率」のβ以上とする
ものである。2番目の判定方法は、重要機器の判定値を
「故障発生確率」のγ以上とするものである。3番目の
判定方法は、重要機器の判定値を「重要度評価式の計算
値」で重要度評価式の判定値δ以上とするものである。
重要度計算方式毎に重要度計算ワークシートの項目が異
なる。なお、α、β、γ、δはそれぞれ基準値を表わ
す。次に、ステップ402で機器及び故障モードを選定
する。これは、各重要度計算方式とも共通である。表示
装置3の画面上に出力した重要度計算ワークシートにお
いて、項目の「機器」をピックすると、機器信頼性デー
タベース21からの機器メニュー「機器CA,機器C
B,機器CC,機器CD」が出力される。ここで、重要
度計算ワークシートを図5、図6、図7に示す(詳細は
後述する。)。この中から1つの機器「機器CA」を選
択する。次に、重要度計算ワークシートにおいて、項目
の「故障モード」をピックすると、「機器CA」にリン
クされた「故障モードMA,故障モードMB」の故障モ
ードメニュー画面が出力される。この中から1つの「故
障モードMA」を選択する。ステップ403では、「機
器」及び「故障モード」から「故障率」を自動的に同定
する。機器信頼性データベース21から「機器CA」及
び「故障モードMA」にリンクした「故障率」が重要度
計算ワークシートにおける項目の「故障率」に自動的に
同定される。
で行う処理のフローチャートを示す。重要度計算編集処
置部14は、表示装置3の画面上に出力した重要度計算
ワークシートに機器信頼性データベース21からのデー
タを選択及び他のデータの入力を入力データとして演算
処理し、重要機器を抽出する機能を有する。まず、始め
にステップ401で重要度計算方式を選択する。重要度
計算方式は、重要機器の判定方法の違いにより3通りあ
る。1番目の判定方法は、重要機器の判定値を「プラン
トへの影響」のα以上、かつ「故障率」のβ以上とする
ものである。2番目の判定方法は、重要機器の判定値を
「故障発生確率」のγ以上とするものである。3番目の
判定方法は、重要機器の判定値を「重要度評価式の計算
値」で重要度評価式の判定値δ以上とするものである。
重要度計算方式毎に重要度計算ワークシートの項目が異
なる。なお、α、β、γ、δはそれぞれ基準値を表わ
す。次に、ステップ402で機器及び故障モードを選定
する。これは、各重要度計算方式とも共通である。表示
装置3の画面上に出力した重要度計算ワークシートにお
いて、項目の「機器」をピックすると、機器信頼性デー
タベース21からの機器メニュー「機器CA,機器C
B,機器CC,機器CD」が出力される。ここで、重要
度計算ワークシートを図5、図6、図7に示す(詳細は
後述する。)。この中から1つの機器「機器CA」を選
択する。次に、重要度計算ワークシートにおいて、項目
の「故障モード」をピックすると、「機器CA」にリン
クされた「故障モードMA,故障モードMB」の故障モ
ードメニュー画面が出力される。この中から1つの「故
障モードMA」を選択する。ステップ403では、「機
器」及び「故障モード」から「故障率」を自動的に同定
する。機器信頼性データベース21から「機器CA」及
び「故障モードMA」にリンクした「故障率」が重要度
計算ワークシートにおける項目の「故障率」に自動的に
同定される。
【0011】ステップ404は、1番目の重要機器の判
定方法について評価するものであり、表示装置3の画面
上に出力した重要度計算ワークシートにおいて、項目の
「プラントへの影響」をピックすると、機器信頼性デー
タベース21からのプラントへの影響メニュー「影響E
A,影響EB,影響EC,‥‥,影響EY,影響EZ」
が出力される。この中から1つのプラントへの影響「影
響EC」を選択する。プラントへの影響の「影響EA,
影響EB,影響EC」は、重要機器の判定値を「プラン
トへの影響」のα以上に該当する。また、ステップ40
3で「機器」及び「故障モード」から自動的に同定した
「故障率」が重要度計算ワークシートにおける項目の
「故障率」に自動的に出力される。この「故障率」の数
値と判定値βを比較し、重要機器かどうかの判定を行
う。この場合の重要度計算ワークシート(手順1)の一
例を図5に示す。図5において、重要度計算ワークシー
トの各項目「機器」、「故障モード」、「影響」、「影
響度」、「故障率」、「重要,重要でない」に対し
て、”系統隔離電動弁”は、”開維持失敗”、”原子炉
停止”、”高”、”2.00E−08”、”重要でな
い”、また、”バックアップスクラムパイロット弁”
は、”開閉失敗”、”維持基準によるプラント停
止”、”高”、”1.00E−05”、”重要”・・・
であり、故障率判定値は”1.00E−05”であるこ
とを示す。ステップ405では、これらの評価結果は、
重要度計算ワークシートとして、重要度評価データベー
ス23に格納する。このあとステップ402に戻り、こ
れを繰り返す。
定方法について評価するものであり、表示装置3の画面
上に出力した重要度計算ワークシートにおいて、項目の
「プラントへの影響」をピックすると、機器信頼性デー
タベース21からのプラントへの影響メニュー「影響E
A,影響EB,影響EC,‥‥,影響EY,影響EZ」
が出力される。この中から1つのプラントへの影響「影
響EC」を選択する。プラントへの影響の「影響EA,
影響EB,影響EC」は、重要機器の判定値を「プラン
トへの影響」のα以上に該当する。また、ステップ40
3で「機器」及び「故障モード」から自動的に同定した
「故障率」が重要度計算ワークシートにおける項目の
「故障率」に自動的に出力される。この「故障率」の数
値と判定値βを比較し、重要機器かどうかの判定を行
う。この場合の重要度計算ワークシート(手順1)の一
例を図5に示す。図5において、重要度計算ワークシー
トの各項目「機器」、「故障モード」、「影響」、「影
響度」、「故障率」、「重要,重要でない」に対し
て、”系統隔離電動弁”は、”開維持失敗”、”原子炉
停止”、”高”、”2.00E−08”、”重要でな
い”、また、”バックアップスクラムパイロット弁”
は、”開閉失敗”、”維持基準によるプラント停
止”、”高”、”1.00E−05”、”重要”・・・
であり、故障率判定値は”1.00E−05”であるこ
とを示す。ステップ405では、これらの評価結果は、
重要度計算ワークシートとして、重要度評価データベー
ス23に格納する。このあとステップ402に戻り、こ
れを繰り返す。
【0012】ステップ406は、2番目の重要機器の判
定方法について評価するものであり、表示装置3の画面
上に出力した重要度計算ワークシートにおいて、「故障
率」についてはステップ404と同様に自動的に出力さ
れ、「評価時間」をキーボード入力する。「故障発生確
率評価式」は、重要度計算ワークシート項目の「故障発
生確率評価式」をピックすると、機器信頼性データベー
ス21から図10に示す表1の故障発生確率評価式メニ
ューが出力される。この中から該当する「故障発生確率
評価式」を選択する。その結果、機器・故障モードに対
応する故障発生確率が「故障発生確率評価式」に基づい
て計算される。この「故障発生確率」の数値と判定値γ
を比較し、重要機器かどうかの判定を行う。この場合の
重要度計算ワークシート(手順2)の一例を図6に示
す。図6において、重要度計算ワークシートの各項目
「機器」、「故障モード」、「故障率」、「評価時
間」、「故障発生確率評価式」、「故障発生確率」、
「重要,重要でない」に対して、”系統隔離電動弁”
は、”開維持失敗”、”2.00E−08”、”876
0”、”継続運転故障”、”1.75E−04”、”重
要でない”、また、”バックアップスクラムパイロット
弁”は、”開閉失敗”、”1.00E−05”、”72
0”、”待機中故障”、”7.20E−03”、”重
要”・・・であり、故障発生率判定値は”1.00E−
3”であることを示す。ステップ407では、これらの
評価結果は、重要度計算ワークシートとして、重要度評
価データベース23に格納する。このあとステップ40
2に戻り、ステップ403,ステップ406及びステッ
プ407を繰り返す。
定方法について評価するものであり、表示装置3の画面
上に出力した重要度計算ワークシートにおいて、「故障
率」についてはステップ404と同様に自動的に出力さ
れ、「評価時間」をキーボード入力する。「故障発生確
率評価式」は、重要度計算ワークシート項目の「故障発
生確率評価式」をピックすると、機器信頼性データベー
ス21から図10に示す表1の故障発生確率評価式メニ
ューが出力される。この中から該当する「故障発生確率
評価式」を選択する。その結果、機器・故障モードに対
応する故障発生確率が「故障発生確率評価式」に基づい
て計算される。この「故障発生確率」の数値と判定値γ
を比較し、重要機器かどうかの判定を行う。この場合の
重要度計算ワークシート(手順2)の一例を図6に示
す。図6において、重要度計算ワークシートの各項目
「機器」、「故障モード」、「故障率」、「評価時
間」、「故障発生確率評価式」、「故障発生確率」、
「重要,重要でない」に対して、”系統隔離電動弁”
は、”開維持失敗”、”2.00E−08”、”876
0”、”継続運転故障”、”1.75E−04”、”重
要でない”、また、”バックアップスクラムパイロット
弁”は、”開閉失敗”、”1.00E−05”、”72
0”、”待機中故障”、”7.20E−03”、”重
要”・・・であり、故障発生率判定値は”1.00E−
3”であることを示す。ステップ407では、これらの
評価結果は、重要度計算ワークシートとして、重要度評
価データベース23に格納する。このあとステップ40
2に戻り、ステップ403,ステップ406及びステッ
プ407を繰り返す。
【0013】ステップ408は、3番目の重要機器の判
定方法について評価するものであり、表示装置3の画面
上に出力した重要度計算ワークシートにおいて、「故障
率」、「評価時間」、「故障発生確率評価式」について
の入力及び故障発生確率の計算は、ステップ406と同
様であるが、ここでは新たに「バァンバーム(Birn
baum)重要度」及び「プラントまたはシステム全体
の故障発生確率値」をキーボード入力する。これらの入
力データから、Criticality重要度を計算
し、「重要度評価式の計算値(重要度尺度)」と判定値
δとを比較することによつて重要機器を判定する。例え
ば、Criticality重要度:(P(top|A
=1)−P(top|A=0))・P(A)/P(to
p)は、図11に示す表2の重要度評価式の定義に示す
ように、ステップ406と同様にして求めた着目機器・
故障モード:Aの故障発生確率:P(A)と入力した着
目機器・故障モード:Aのバァンバーム(Birnba
um)重要度:P(top|A=1)−P(top|A
=0)及びプラントまたはシステム全体の故障発生確率
値:P(top)によって計算される。また、Crit
icality重要度から図11の表2に示すFuss
ell−Vesely重要度やRisk Achiev
ement Worthなどの各種重要度評価式が近似
的に計算できる。これらの近似的に得られたFusse
ll−Vesely重要度やRiskAchievem
ent Worthなどに対しては、一般水準の重要度
尺度の判定値δを使用でき、これは、「故障モード影響
解析」ベースでも「フォルトツリー解析」と同じ程度の
解析精度で重要度評価式の値が得られることを示してい
る。この場合の重要度計算ワークシート(手順3)の一
例を図7に示す。図7において、重要度計算ワークシー
トの各項目「機器」、「故障モード」、、「評価時
間」、「故障発生確率評価式」、「故障発生確率」、
「バンバーム重要度」、「プラント全体の故障発生確
率」、「重要度」、「重要,重要でない」に対して、”
系統隔離電動弁”は、”開維持失敗”、”876
0”、”継続運転故障”、”1.75E−04”、”
3.00E−03”、”1.00E−03”、”5.2
5E−05”、”重要でない”、また、”バックアップ
スクラムパイロット弁”は、”開閉失敗”、”72
0”、”待機中故障”、”7.20E−03”、”7.
20E−03”、”1.00E−03”、”5.20E
−03”、”重要”・・・であり、重要度判定値は”
1.00E−4”であることを示す。ステップ409で
は、これらの評価結果は、重要度計算ワークシートとし
て、重要度評価データベース23に格納する。このあと
ステップ402に戻り、ステップ403,ステップ40
8及びステップ409を繰り返す。
定方法について評価するものであり、表示装置3の画面
上に出力した重要度計算ワークシートにおいて、「故障
率」、「評価時間」、「故障発生確率評価式」について
の入力及び故障発生確率の計算は、ステップ406と同
様であるが、ここでは新たに「バァンバーム(Birn
baum)重要度」及び「プラントまたはシステム全体
の故障発生確率値」をキーボード入力する。これらの入
力データから、Criticality重要度を計算
し、「重要度評価式の計算値(重要度尺度)」と判定値
δとを比較することによつて重要機器を判定する。例え
ば、Criticality重要度:(P(top|A
=1)−P(top|A=0))・P(A)/P(to
p)は、図11に示す表2の重要度評価式の定義に示す
ように、ステップ406と同様にして求めた着目機器・
故障モード:Aの故障発生確率:P(A)と入力した着
目機器・故障モード:Aのバァンバーム(Birnba
um)重要度:P(top|A=1)−P(top|A
=0)及びプラントまたはシステム全体の故障発生確率
値:P(top)によって計算される。また、Crit
icality重要度から図11の表2に示すFuss
ell−Vesely重要度やRisk Achiev
ement Worthなどの各種重要度評価式が近似
的に計算できる。これらの近似的に得られたFusse
ll−Vesely重要度やRiskAchievem
ent Worthなどに対しては、一般水準の重要度
尺度の判定値δを使用でき、これは、「故障モード影響
解析」ベースでも「フォルトツリー解析」と同じ程度の
解析精度で重要度評価式の値が得られることを示してい
る。この場合の重要度計算ワークシート(手順3)の一
例を図7に示す。図7において、重要度計算ワークシー
トの各項目「機器」、「故障モード」、、「評価時
間」、「故障発生確率評価式」、「故障発生確率」、
「バンバーム重要度」、「プラント全体の故障発生確
率」、「重要度」、「重要,重要でない」に対して、”
系統隔離電動弁”は、”開維持失敗”、”876
0”、”継続運転故障”、”1.75E−04”、”
3.00E−03”、”1.00E−03”、”5.2
5E−05”、”重要でない”、また、”バックアップ
スクラムパイロット弁”は、”開閉失敗”、”72
0”、”待機中故障”、”7.20E−03”、”7.
20E−03”、”1.00E−03”、”5.20E
−03”、”重要”・・・であり、重要度判定値は”
1.00E−4”であることを示す。ステップ409で
は、これらの評価結果は、重要度計算ワークシートとし
て、重要度評価データベース23に格納する。このあと
ステップ402に戻り、ステップ403,ステップ40
8及びステップ409を繰り返す。
【0014】図8は、図1の推奨保全編集処置部15で
行う処理のフローチャートを示す。推奨保全編集処置部
15は、表示装置3の画面上に出力した推奨保全作業選
定ワークシートに機器保全データベース22からのデー
タを選択し、入力データとして演算処理し、重要機器の
推奨保全作業ガイダンスを出力する機能を有する。ま
ず、始めにステップ501で重要機器を選択する。重要
度評価データベース23から表示装置3の画面上に出力
した重要度計算ワークシートにおいて、項目の「重要,
重要でない」欄の「重要」をピックすると、推奨保全デ
ータベース24から表示装置3の画面上に前記「重要」
機器の「機器」、「故障モード」が記載された推奨保全
作業選定ワークシートが出力される。推奨保全作業選定
ワークシートの一例を図9に示す。図9において、推奨
保全作業選定ワークシートの各項目「機器」、「故障モ
ード」、、「故障モード」、「故障原因」、「推奨タス
ク」、「点検頻度」に対して、”系統隔離電動弁”
は、”開維持失敗”、”ディスク/システムの疲労、エ
ロージョン”、”詳細な清掃、点検及び潤滑実施”、”
1回/月”、また、”バックアップスクラムパイロット
弁”は、”開閉失敗”、”空気漏洩”、”フルストロー
ク試験実施。アクションレベルの決定とトレンドデータ
の収集。外観検査。”、”1回/月”、また、”電動ポ
ンプ”は、”継続運転失敗”、”軸受固着”、”詳細な
清掃、点検及び潤滑実施”、”1回/4年”・・・であ
ることを示す。次に、ステップ502で推奨保全作業選
定ワークシートにおいて、項目の「故障原因」をピック
すると、表示装置3の画面上に機器保全データベース2
2から「機器CL」及び「故障モードMM」にリンクさ
れた故障原因メニュー「故障原因FA,故障原因FB,
・・・」が出力される。この中から1つの機器「故障原
因FA」を選択する。次に、ステップ503で推奨保全
作業ガイダンスを選定する。表示装置3の画面上に出力
した推奨保全作業選定ワークシートにおいて、項目の
「推奨タスク」をピックすると、機器保全データベース
22からの推奨保全作業ガイダンスのメニュー「推奨保
全作業ガイダンスGA,推奨保全作業ガイダンスGB,
・・・」が画面上に出力される。この中から1つ実行可
能な「推奨保全作業ガイダンスGA」を選択する。ステ
ップ504では、これらの評価結果は、推奨保全作業選
定ワークシートとして、推奨保全データベース24に格
納する。このあとステップ501に戻り、これを繰り返
す。
行う処理のフローチャートを示す。推奨保全編集処置部
15は、表示装置3の画面上に出力した推奨保全作業選
定ワークシートに機器保全データベース22からのデー
タを選択し、入力データとして演算処理し、重要機器の
推奨保全作業ガイダンスを出力する機能を有する。ま
ず、始めにステップ501で重要機器を選択する。重要
度評価データベース23から表示装置3の画面上に出力
した重要度計算ワークシートにおいて、項目の「重要,
重要でない」欄の「重要」をピックすると、推奨保全デ
ータベース24から表示装置3の画面上に前記「重要」
機器の「機器」、「故障モード」が記載された推奨保全
作業選定ワークシートが出力される。推奨保全作業選定
ワークシートの一例を図9に示す。図9において、推奨
保全作業選定ワークシートの各項目「機器」、「故障モ
ード」、、「故障モード」、「故障原因」、「推奨タス
ク」、「点検頻度」に対して、”系統隔離電動弁”
は、”開維持失敗”、”ディスク/システムの疲労、エ
ロージョン”、”詳細な清掃、点検及び潤滑実施”、”
1回/月”、また、”バックアップスクラムパイロット
弁”は、”開閉失敗”、”空気漏洩”、”フルストロー
ク試験実施。アクションレベルの決定とトレンドデータ
の収集。外観検査。”、”1回/月”、また、”電動ポ
ンプ”は、”継続運転失敗”、”軸受固着”、”詳細な
清掃、点検及び潤滑実施”、”1回/4年”・・・であ
ることを示す。次に、ステップ502で推奨保全作業選
定ワークシートにおいて、項目の「故障原因」をピック
すると、表示装置3の画面上に機器保全データベース2
2から「機器CL」及び「故障モードMM」にリンクさ
れた故障原因メニュー「故障原因FA,故障原因FB,
・・・」が出力される。この中から1つの機器「故障原
因FA」を選択する。次に、ステップ503で推奨保全
作業ガイダンスを選定する。表示装置3の画面上に出力
した推奨保全作業選定ワークシートにおいて、項目の
「推奨タスク」をピックすると、機器保全データベース
22からの推奨保全作業ガイダンスのメニュー「推奨保
全作業ガイダンスGA,推奨保全作業ガイダンスGB,
・・・」が画面上に出力される。この中から1つ実行可
能な「推奨保全作業ガイダンスGA」を選択する。ステ
ップ504では、これらの評価結果は、推奨保全作業選
定ワークシートとして、推奨保全データベース24に格
納する。このあとステップ501に戻り、これを繰り返
す。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
「機器」、「故障モード」、「故障原因」、「推奨保全
作業ガイダンス」の各項目間のデータに予め関係付けを
行っていることから、「機器」の選定から最終出力であ
る「推奨保全作業ガイダンス」までの選択が表示装置の
画面上で効率的に短期間で解析することができる。しか
も、各項目間のデータのリンクは、いわばエンジニアリ
ングの集約結果であることから、一連のメニュー画面の
選択でもって精度の高い解析結果が得られる。また、
「機器」・「故障モード」に対応する「故障率」、「評
価時間」、「故障発生確率評価式」、「バァンバーム
(Birnbaum)重要度」及び「プラントまたはシ
ステム全体の故障発生確率値」を使用し、「故障発生確
率」や「各種重要度評価式の値」を近似的に計算するこ
とから、定量的な重要機器の判定が可能となると共に、
「故障モード影響解析」ベースで「フォールトツリー解
析」並の解析精度で短期間に解析を実行することができ
る。このため、設計工数の低減が可能となり、「信頼性
重視保全」における初期投資を大幅に低減することがで
きる。
「機器」、「故障モード」、「故障原因」、「推奨保全
作業ガイダンス」の各項目間のデータに予め関係付けを
行っていることから、「機器」の選定から最終出力であ
る「推奨保全作業ガイダンス」までの選択が表示装置の
画面上で効率的に短期間で解析することができる。しか
も、各項目間のデータのリンクは、いわばエンジニアリ
ングの集約結果であることから、一連のメニュー画面の
選択でもって精度の高い解析結果が得られる。また、
「機器」・「故障モード」に対応する「故障率」、「評
価時間」、「故障発生確率評価式」、「バァンバーム
(Birnbaum)重要度」及び「プラントまたはシ
ステム全体の故障発生確率値」を使用し、「故障発生確
率」や「各種重要度評価式の値」を近似的に計算するこ
とから、定量的な重要機器の判定が可能となると共に、
「故障モード影響解析」ベースで「フォールトツリー解
析」並の解析精度で短期間に解析を実行することができ
る。このため、設計工数の低減が可能となり、「信頼性
重視保全」における初期投資を大幅に低減することがで
きる。
【図1】本発明の一実施形態に係るプラント用機器の信
頼性・保全性評価装置の全体構成図。
頼性・保全性評価装置の全体構成図。
【図2】図1の機器信頼性データベースのテーブル構成
図
図
【図3】図1の機器保全データベースのテーブル構成図
【図4】図1の重要度計算編集処置部のフローチャート
【図5】重要度計算ワークシート(手順1)の一例図
【図6】重要度計算ワークシート(手順2)の一例図
【図7】重要度計算ワークシート(手順3)の一例図
【図8】図1の推奨保全編集処置部のフローチャート
【図9】推奨保全作業選定ワークシートの一例図
【図10】表1 故障発生確率評価式タイプの表図
【図11】表2 重要度評価式の表図
1…演算制御装置、2…記憶装置、3…表示装置、4…
入力装置、5…出力装置、11…対話部、12…表示
部、13…印刷部、14…重要度計算編集処置部、15
…推奨保全編集処置部、21…機器信頼性データベー
ス、22…機器保全データベース、23…重要度評価デ
ータベース、24…推奨保全データベース
入力装置、5…出力装置、11…対話部、12…表示
部、13…印刷部、14…重要度計算編集処置部、15
…推奨保全編集処置部、21…機器信頼性データベー
ス、22…機器保全データベース、23…重要度評価デ
ータベース、24…推奨保全データベース
フロントページの続き Fターム(参考) 2G075 BA17 DA18 DA20 EA01 EA03 FB04 FB07 FB16 FB18 FC06 FC11 FC18 GA24 GA35 5B042 AA09 CC05 FA04 FA05 FD15 FD16 FD29 5H215 AA01 AA15 BB14 BB18 CC07 CX01 5H223 AA01 DD03 DD09 EE30
Claims (8)
- 【請求項1】 プラント用機器において、機器・故障モ
ードに対応するプラントへの影響、故障率、故障発生確
率評価式を示す機器信頼性データベースと、機器・故障
モードの故障原因に対応する推奨保全作業ガイダンスと
の関係を示す機器保全データベースと、機器重要度の計
算結果を示す重要度評価データベースと、重要機器の推
奨保全作業ガイダンスを示す推奨保全データベースを記
憶し、前記各データベースを取り出して演算処理し、重
要機器の抽出と推奨保全作業ガイダンスを出力するプラ
ント用機器の信頼性・保全性評価方法において、 前記機器信頼性データベース及び前記推奨保全データベ
ースにおける「機器」、「故障モード」、「故障原
因」、「推奨保全作業ガイダンス」のデータベースの項
目について、キーワードによるデータを準備し、1つの
「機器」に対して適切な「故障モード」を設定する関係
付けをデータベースの項目間で前記「機器」と前記「故
障モード」との間、前記「故障モード」と前記「故障原
因」との間、前記「故障原因」と前記「推奨保全作業ガ
イダンス」との間に予め設定することを特徴とするプラ
ント用機器の信頼性・保全性評価方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記機器信頼性デー
タベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応す
る「プラントへの影響」と「故障率」から重要機器を判
定することを特徴とするプラント用機器の信頼性・保全
性評価方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記機器信頼性デー
タベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応す
る「故障率」、「故障発生確率評価式」及びキーボード
入力した「評価時間」から故障発生確率を計算し、重要
機器を判定することを特徴とするプラント用機器の信頼
性・保全性評価方法。 - 【請求項4】 請求項1において、前記機器信頼性デー
タベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応す
る「故障率」と「故障発生確率評価式」に加えてキーボ
ード入力した「バァンバーム(Birnbaum)重要
度」及び「プラントまたはシステム全体の故障発生確率
値」を使用して、着目する機器・故障モードの各種重要
度評価式を近似的に計算し、前記重要評価式の一般的な
判定値により重要機器を判定することを特徴とするプラ
ント用機器の信頼性・保全性評価方法。 - 【請求項5】 請求項1において、前記機器保全データ
ベースにおける「機器」及び「故障モード」に対応する
「故障原因」と「推奨保全作業ガイダンス」から、重要
機器の「推奨保全作業ガイダンス」を出力することを特
徴とするプラント用機器の信頼性・保全性評価方法。 - 【請求項6】 プラント用機器において、機器・故障モ
ードに対応するプラントへの影響、故障率、故障発生確
率評価式を示す機器信頼性データベースと、機器・故障
モードの故障原因に対応する推奨保全作業ガイダンスと
の関係を示す機器保全データベースと、機器重要度の計
算結果を示す重要度評価データベースと、重要機器の推
奨保全作業ガイダンスを示す推奨保全データベースを記
憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶されている前記各
データベースを取り出して演算処理し、重要機器の抽出
と推奨保全作業ガイダンスを出力する演算制御装置と、
表示装置と、入出力装置を有するプラント用機器の信頼
性・保全性評価装置において、 前記表示装置に出力した重要度計算ワークシートに前記
機器信頼性データベースからのデータを選択入力すると
共に、他のデータの入力を入力データとして演算処理
し、重要機器を抽出する機能を有する重要度計算編集処
置部と、前記表示装置に出力した推奨保全作業選定ワー
クシートに前記機器保全データベースからのデータを選
択入力すると共に、他のデータの入力を入力データとし
て演算処理し、重要機器の推奨保全作業ガイダンスを出
力する機能を有する推奨保全編集処置部を具備すること
を特徴とするプラント用機器の信頼性・保全性評価装
置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記重要度計算編集
処置部は、前記重要度評価データベースに格納されてい
る重要度計算ワークシートに重要機器を示すことを特徴
とするプラント用機器の信頼性・保全性評価装置。 - 【請求項8】 請求項6において、前記推奨保全編集処
置部は、前記推奨保全データベースに格納されている推
奨保全作業選定ワークシートに推奨保全作業ガイダンス
を示すことを特徴とするプラント用機器の信頼性・保全
性評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18691598A JP2000002785A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | プラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18691598A JP2000002785A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | プラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000002785A true JP2000002785A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=16196928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18691598A Pending JP2000002785A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | プラント用機器の信頼性・保全性評価方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000002785A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003303014A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-24 | Toshiba Corp | プラント機器の保守管理方法および装置 |
JP2006252311A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | 設備保全計画支援システムおよびその支援方法 |
JP2008015775A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Toshiba Corp | プラントの保全支援システムおよびその保全支援方法 |
JP2020181468A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 株式会社東芝 | 設備機器・部品の故障評価装置及び故障評価方法 |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP18691598A patent/JP2000002785A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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