JP2000001584A - 高勾配付き屋根上で使用するための難燃性epdm屋根材膜組成物 - Google Patents

高勾配付き屋根上で使用するための難燃性epdm屋根材膜組成物

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JP2000001584A JP11124920A JP12492099A JP2000001584A JP 2000001584 A JP2000001584 A JP 2000001584A JP 11124920 A JP11124920 A JP 11124920A JP 12492099 A JP12492099 A JP 12492099A JP 2000001584 A JP2000001584 A JP 2000001584A
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ジエイムズ・エイ・デイビス
William F Barham Jr
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Gregory A Brandt
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃焼抵抗性が向上しており、直線1フィート
当たり少なくとも1インチという勾配を有する屋根上で
用いるのに適した屋根材のための難燃性シート材料 【解決手段】 エチレン−プロピレン−ジエンターポリ
マーを含有し、最高で約2重量%の結晶化度を有するベ
ースポリマー100部当たり約85〜約175重量部の
不燃性無機充填剤;約30〜約50重量部の加工材料;
約50〜約80重量部の難燃剤;約1.5〜約10重量
部の硫黄硬化パッケージを含む。このシート材料はAS
TM D2863−91試験で少なくとも40パーセン
トという極限酸素指数(LOI)を有する。屋根を被覆
する方法は、この屋根シート材料の隣接する端を重ね、
屋根シート材料の重なっている層を接着剤により一緒に
継ぎ合わせ、連続屋根材膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術的分野】本発明は一般的に難燃性シート材料に関
し、特にそれが高い勾配を有する屋根上で用いるために
適している程の向上した燃焼抵抗性を示す難燃性EPD
M−ベース屋根材膜(roofing membran
e)に関する。特にこれらの好ましくはスクリム−強化
された難燃性EPDM屋根材膜は比較的低いプロセス油
負荷、比較的高い不燃性無機充填剤のレベルならびに少
なくともデカブロモジフェニルオキシド(DBDPO)
又は同様の臭素−含有添加剤及び三酸化アンチモン(S
23)を含有する難燃剤パッケージを有し、屋根材膜
はASTM D2863−91に従って試験されるとき
少なくとも40パーセント酸素という極限酸素指数(L
OI)を有する。
【0002】
【発明の背景】エチレン−プロピレン−ジエンターポリ
マー(EPDM)は多様な用途において広く利用されて
いる。例えばそれは高分子ゴムシート材料として特に有
用であり、それはその優れた物理的性質、柔軟性、耐候
性及び熱老化抵抗性の故に工業的及び商業的陸屋根を覆
うための単層屋根材膜として受け入れられてきた。その
ような屋根材膜は典型的に加硫又は硬化された状態で屋
根表面に適用され、覆われている屋根を介する水分の浸
透を防ぐための有効な障壁として働く。
【0003】これらのEPDM屋根材膜は典型的にEP
DM又はEPDMと他のポリマー、例えばエチレン−プ
ロピレンコポリマー(EPM)又はエチレン−ブテンコ
ポリマーとの混合物を適当な強化及び非−強化充填剤、
プロセス油及び他の所望の成分、例えば可塑剤、抗−分
解剤、結晶化度−強化促進剤、接着性−強化促進剤など
と適当な密閉式ミキサー中で配合し、得られる配合物を
所望のゴムシートに圧延することにより製造される。次
いで必要なら、得られる複合シートを1種もしくはそれ
以上の加硫剤及び/又は適合する加硫促進剤の存在下で
加硫することにより屋根材膜を硬化させることができ
る。今日、硫黄又は硫黄含有化合物、例えばメルカプタ
ンなどの加硫剤が通常用いられるが、他の薬剤を用いる
か又は他の化合物の存在下で加硫及び硬化を行うことも
できる。例えばトリアジン又は有機過酸化物の存在下で
エチレン−ブテンコポリマーを硬化することができる。
他の変法として、放射線架橋促進剤の使用により電離線
による硬化も示唆されている。
【0004】EPDM−ベースシート材料及び特に屋根
材膜の1つの大きな欠点は、それらに耐燃性又は燃焼抵
抗性が欠けていることである。言い換えると、EPDM
は他のオレフィン系エラストマーと同様に可燃性であ
り、屋根材膜は防火性でない。種々の組成物の耐燃性又
は燃焼抵抗性を比較するために少なくとも1つの試験が
アメリカ標準試験法(American Standa
rd TestingMethod(ASTM))とし
て示された。特にASTM D2863−91は、一般
に組成物の燃焼抵抗性に相関する極限酸素指数(LO
I)の測定を規定している。すなわち一般にLOIが高
い程組成物の燃焼抵抗性が高い。
【0005】LOIは、ゴム又はプラスチック材料の有
炎燃焼を丁度維持するような酸素と窒素の流動混合物中
の酸素の最小濃度を測定することにより決定される。
【0006】過去において、典型的EPDM−ベース屋
根材膜は、典型的には約18〜22パーセント酸素とい
う程度の比較的低いLOI値を示し、原料ポリマー自身
の成形飾り板(plaques)は約18〜19パーセ
ント酸素というLOI値を有していた。これらの屋根材
膜はいくつかの可燃性材料を含有しており、点火される
と易燃性であった。
【0007】オレフィン系エラストマーを用いている製
品、例えばEPDM屋根材膜の耐燃性又は燃焼抵抗性を
向上させるために、米国特許第4,839,412及び
4,851,463号に示されている通り、難燃性充填
剤、例えば三酸化アンチモン、デカブロモジフェニルオ
キシド(DBDPO)、デクロラン(塩素化脂環式炭化
水素)、アルミナ三水和物及び塩素化もしくは臭素化パ
ラフィンが製品の組成物中に導入され、組み入れられて
きた。しかしながら、これらの製品のいくつか及び特に
熱可塑性を示すオレフィン系屋根材膜がこれらの難燃性
充填剤を受け入れる容量がいくらか制限されることが期
待されている。過剰量の充填剤はしばしば物理的性質、
柔軟性及び/又は加工性さえも失わせる。
【0008】かくして耐燃性及び燃焼抵抗性を向上させ
るためにポリマー性シート材料及び屋根材膜において多
くの場合に難燃性充填剤が用いられてきたが、加えるこ
とができる難燃性充填剤の量は必然的に制限され、従っ
てこれらの難燃性充填剤を含有する製品の燃焼抵抗性も
制限されている。要するに、EPDM−ベース屋根材膜
の耐燃性又は燃焼抵抗性を向上させる試みが成されてき
たが、これまで当該技術はASTM D2863−91
に従って試験した時に屋根シート材料膜(roof s
heeting membrane)が少なくとも40
パーセントという極限酸素指数(LOI)を有するよう
に耐燃性を向上させる方法を見いだしていない。高勾配
を有する屋根を含むすべての屋根について、及び特に直
線1フィート当たり(per linear foo
t)1インチ又はそれ以上の勾配を有する勾配付き屋根
上で用いるためには、Underwriter Lab
oratoryのUL−790 Test for F
ire Resistance of Roof Co
vering Materialsなどの屋根被覆材料
(roof covering materials)
のためのアメリカ易燃性試験規格(national
flammability testingstand
ards)を満たすか又は越える屋根材膜を提供するた
めには、ASTM D2863−91に従って試験され
る場合の少なくとも40パーセント酸素というLOIが
必要であることが見いだされた。
【0009】先行技術の屋根材膜は、そのような高勾配
付き屋根に適用されるとそのような標準規格を満たさな
かった。例えば米国特許第4,810,565号は難燃
性EPDM材料の上層及び非−難燃性EPDM材料の下
層を含む難燃性エラストマー状EPDM屋根シート複合
材料を開示している。その利点の中でこの特許は、標準
的EPDM材料がいくつかの屋根材集成物において試験
規格UL−790の合格を可能とする必要な手段とし
て、続いて適用されるコーティングの除去に特に言及し
ている。これは本質的に平らな屋根、すなわち直線1フ
ィート当たり1インチ未満の勾配を有する屋根のために
開発される屋根材膜の場合は正しいが、高勾配付き屋
根、すなわち直線1フィート当たり1インチ以上の勾配
を有する屋根上では複合シートは試験規格UL−790
に合格しないと考えられる。事実、本明細書下記におい
て示す通り、複合材料の上層として単独で(その下層な
しで)用いられる好ましい難燃性EPDM材料でさえ、
ASTM D2863−91に従って試験される時には
40パーセント酸素というLOIを有してはいない。
【0010】従って難燃剤の使用は耐燃性又は燃焼抵抗
性を向上させる有効な手段を与えてはいるが、これらの
添加剤を特に高勾配付き屋根上ですべてのEPDM屋根
材膜を有効に不燃性とするのに全く十分な量で与えるこ
とはできない。かくしてEPDM屋根材膜組成物が直線
1フィート当たり1インチもしくはそれ以上の勾配を有
する屋根に関する試験規格UL−790を満たすかもし
くは越えるように、ASTM D2863−91に従っ
て試験される時に少なくとも40という極限酸素指数
(LOI)を有するEPDM屋根材膜組成物の必要性が
存在する。さらに屋根材膜の物理的性質は著しく変化し
てはならない。
【0011】
【発明の概略】かくして本発明の目的は、燃焼抵抗性が
向上した加硫性エラストマー状屋根シート材料を提供す
ることである。
【0012】本発明の他の目的は、高勾配用途において
燃焼抵抗性が向上した加硫性エラストマー状屋根シート
材料を提供することである。
【0013】本発明のさらに他の目的は、ASTM D
2863−91に従って試験される時に少なくとも40
パーセント酸素という極限酸素指数を有する上記の加硫
性エラストマー状屋根シート材料を提供することであ
る。
【0014】本発明のさらに他の目的は、優れた長期耐
熱老化性、オゾン抵抗性及び耐候性を示す上記の加硫性
エラストマー状屋根シート材料を提供することである。
【0015】本発明のさらに他の目的は、制限されない
勾配の屋根の用途のための防火標準規格UL−790
Test for Fire Resistance
for Roof Covering Materia
lsに成功裏に合格するであろう上記の加硫性エラスト
マー性屋根シート材料を提供することである。
【0016】本発明のさらに他の目的は、寸法安定性が
向上した加硫性エラストマー状屋根シート材料を提供す
ることである。
【0017】本発明のさらに他の目的は、135℃にお
いて約37〜43ムーニー単位というムーニー粘度を有
する非硬化膜配合物からの加硫性エラストマー状屋根シ
ート材料を提供することである。
【0018】本発明のさらなる目的は、高勾配用途にお
いて燃焼抵抗性が向上した加硫性エラストマー状屋根シ
ート材料を用いる屋根の被覆の方法を提供することであ
る。
【0019】一般的に本発明は:少なくとも1種のエチ
レン−プロピレン−ジエンターポリマーを含有し、約2
重量%迄の結晶化度を有するベースポリマー;ベースポ
リマーの100部当たり約85〜約175重量部の少な
くとも1種の不燃性無機充填剤;ベースポリマーの10
0部当たり約30〜約50重量部の加工材料;ベースポ
リマーの100部当たり約50〜約80重量部の少なく
とも1種の難燃剤パッケージ;ならびにベースポリマー
の100部当たり約1.5〜約10重量部の硫黄硬化パ
ッケージを含み、少なくとも40%の不燃性材料を含有
しており、ASTM D2863−91に従って試験さ
れるとき少なくとも40パーセント酸素という極限酸素
指数(LOI)を有している屋根材のための難燃性シー
ト材料を提供する。
【0020】本発明は又、少なくとも1種のエチレン−
プロピレン−ジエンターポリマーを含有し、約2重量%
迄の結晶化度を有するベースポリマー;ベースポリマー
の100部当たり約85〜約175重量部の少なくとも
1種の不燃性無機充填剤;ベースポリマーの100部当
たり約30〜約50重量部の加工材料;ベースポリマー
の100部当たり約50〜約80重量部の少なくとも1
種の難燃剤;ならびにベースポリマーの100部当たり
約1.5〜約10重量部の硫黄硬化パッケージを含む難
燃性ポリマー組成物から製造される加硫性エラストマー
状屋根シート材料の層を、覆われている屋根に適用し;
層の隣接する端を重ね;重ねられた領域を接着剤で継ぎ
合わせて許容され得る継ぎ目を形成することを含み、組
成物が少なくとも40パーセントの不燃性材料を含有し
ており、シート材料がASTMD2863−91に従っ
て試験されるとき少なくとも40パーセント酸素という
極限酸素指数(LOI)を有する屋根の被覆方法も提供
する。
【0021】当該技術分野における熟練者に明らかにな
るであろう前記の目的の少なくとも1つもしくはそれよ
り多くを下記の明細に言及してさらに詳細に記載する。
【0022】
【発明の好ましい実施態様】上記の通り、本発明は屋根
材のための難燃性エラストマー状シート材料を目的とし
ており、特に高勾配又は直線1フィート当たり少なくと
も1インチ、そしてより好ましくは直線1フィート当た
り約3インチの勾配を有する屋根上で用いるのに適した
シート材料を目的としている。これまで、高勾配付き屋
根のためのEPDM−ベース屋根シート材料は、アメリ
カ防火標準規格としてのUL−790に示されている極
限条件に耐えることができなかった。事実、EPDM−
ベース屋根シート材料でASTM D2863−91に
従って試験される時に少なくとも40パーセント酸素と
いうLOIを達成したものはないと考えられている。本
発明の屋根シート材料はこれらの標準規格を満たす。
【0023】本発明の屋根シート材料はベースポリマー
としてEPDMを含み、場合により約20パーセント迄
のEPMをEPDMと置き換えて含むことができる。E
PDMという用語はASTM−D−1418−94に見
られるその定義の意味で用いられ、エチレン、プロピレ
ン及び残留不飽和部分を側鎖中に有するジエンモノマー
のターポリマーを意味するものとする。そのようなター
ポリマーの代表的製造法は、それに限られるわけではな
いが、米国特許第3,280,082号に見いだされ、
その開示は引用することにより本明細書の内容となる。
他の例示的方法は、例えばRubber and Ch
emistry & Technology,Vol.
45,No.1,Division of Rubbe
r Chemistry(March 1992);M
orton,Rubber Technology,2
d ed.,Chapter 9,Van Nostr
and Reinhold Company,New
York(1973);Polymer Chemis
try of Synthetic Elastome
rs,Part II,High Polymer S
eries,Vol.23,Chapter 7,Jo
hn Wiley & Sons,Inc.New Y
ork(1969);Encyclopedia of
Polymer Science and Tech
nology,Vol,6,pp.367−68,In
terface Publishers,a divi
sion of John Wiley & Son
s,Inc.,New York(1967);Enc
yclopedia of Polymer Scie
nce and Technology,Vol.5,
p.494,Interface Publisher
s,a division of John Wile
y & Sons,Inc.,New York(19
66);ならびにSynthetic Rubber
Manual,8th ed.,Internatio
nal Institute of Syntheti
c Rubber Producers,Inc.(1
980)に見いだすことができる。EPMという用語は
ASTM D1418−94に見られるその定義の意味
で用いられ、エチレンとプロピレンのコポリマーを意味
するものとする。
【0024】EPDMターポリマーの製造に用いられる
ジエンモノマーは好ましくは非−共役ジエンである。用
いることができる非−共役ジエンの代表的例はジシクロ
ペンタジエン;アルキルジシクロペンタジエン;1,4
−ペンタジエン;1,4−ヘキサジエン;1,5−ヘキ
サジエン;1,4−ヘプタジエン;2−メチル−1,5
−ヘキサジエン;シクロオクタジエン;1,4−オクタ
ジエン;1,7−オクタジエン;5−エチリデン−2−
ノルボルネン;5−n−プロピリデン−2−ノルボルネ
ン;5−(2−メチル−2−ブテニル)−2−ノルボル
ネンなどである。
【0025】本発明の好ましいターポリマーは実質的に
非晶質である。すなわちゴム膜又はシート材料のベース
成分として用いられる少なくとも1種のEPDMターポ
リマーは2重量パーセント未満の結晶化度を有していな
ければならない。本発明で用いられる好ましいエラスト
マー状ポリマーは約55〜約70重量パーセントのエチ
レン及び約1〜約12重量パーセントのジエンを有する
ことができ、ポリマーの残りがプロピレン又は他の何ら
かの類似のオレフィン型ポリマーである。
【0026】本難燃性屋根シート材料は、組成物のため
の単独のエラストマー状ポリマーとして100重量部の
非晶質EPDMを含むことができることが認められる。
しかしながら、2重量パーセント未満の結晶化度を有す
る1種以上のEPDM及び場合によりEPMも用いるこ
とができ、全体的結晶化度のパーセンテージが2パーセ
ント以下に留まる限り、結晶性EPDM又はEPMでさ
え用いることができることが認められる。
【0027】結晶性及び半−結晶性EPDM及びEPM
ポリマーは本発明の実施に必要ではないが、非晶質及び
半−結晶性EPDM及びEPMのブレンドを本発明の実
施に用いることができる。但し得られるポリマーのブレ
ンドは約2重量パーセント以下の結晶化度を有する。結
晶性ポリマー及び/又はEPMの使用は、得られる組成
物のLOIをわずかに下げ得ることが認められる。よっ
て使用されるこれらの成分の量に深い注意が必要であ
る。
【0028】半結晶性及び結晶性EPDM及びEPM材
料は一般に、当該技術分野において既知の通り、少なく
とも2重量パーセント及びそれ以上、約13重量パーセ
ントまでの結晶化度を有する材料として定義される。こ
れらの材料が非晶質EPDM及び/又はEPM材料より
高い結晶化度を有する場合、非晶質材料とのブレンドを
用いることは本発明の範囲内である。非晶質及び結晶性
材料の相対的量は変化させることができるが、非晶質成
分が大部分、すなわち通常EPDM又はEPM材料の1
00重量%の量の内、少なくとも80重量%を構成する
であろう。ブレンドを用いる場合、非晶質ポリマー材料
の好ましい用途に適合して、EPDM又はEPDM/E
PMブレンドが約2重量%未満の結晶化度を有するため
に、それらの結晶化度を考慮に入れた相対的量でそれら
を配合しなければならない。
【0029】本発明によるそのようなブレンドにおいて
有用であるために、結晶性EPDM成分は、もし用いら
れるなら、少なくとも約2重量パーセントのエチレン成
分か
【0030】
【外1】 を有していなければならない。しかしながら、この場合
も結晶性成分よりはむしろ非晶質EPDM及び場合によ
りEPMが用いられる。
【0031】2重量パーセント未満の結晶化度を有する
特に好ましいEPDMはUniroyal Chemi
cal Co.からRoyaleneRの商標の下に入
手可能であり、約47±5のムーニー粘度(125℃に
おけるML/4)、約69又は70重量パーセントのエ
チレン含有率及び約2.7重量パーセントの不飽和度を
有している。
【0032】Uniroyal Chemical C
o.からRoyaleneRの商品名の下に入手可能な
他のEPDMは約63のムーニー粘度(125℃におけ
るML/4);約69重量パーセントのエチレン含有率
及び約2.5〜2.7重量パーセントの第3のモノマー
を有し、ターポリマーの残りはプロピレンである。この
非晶質EPDMターポリマーは2重量パーセント未満の
結晶化度及び約62〜63のムーニー粘度(125℃に
おけるML/4)を有する。もちろんEPDM及びEP
Mベースポリマーのすべてが可燃性材料であることが認
められる。
【0033】上記で議論したEPDM及び場合によりE
PMのような可燃性オレフィン系ポリマーの他に、本発
明の屋根材膜組成物は充填剤、難燃剤パッケージ、加工
助剤及び硬化剤ならびに硬化活性化剤を含む他の任意の
成分も含むことができ、それらのすべてを下記に記載す
る。屋根材膜組成物中で用いられる充填剤、難燃剤、加
工材料、硬化剤及び他の添加剤の量は下記において、ほ
とんどの場合はEPDMターポリマーであろうベースポ
リマーの100重量部当たりの重量部として表す。従っ
て「phr」という用語が用いられる場合、それは10
0重量部のベースポリマー当たりの重量部を意味すると
理解されるであろう。
【0034】充填剤に関し、適した充填剤は可燃性及び
不燃性材料ならびにそれらの混合物から成る群より選ば
れる。しかしながら、より多量の不燃性材料及びより少
量の可燃性材料が非常に望ましく、好ましい。可燃性材
料の例にはカーボンブラック、粉砕されたビチューメン
性石炭充填剤(ground bitiminousc
oal filler)及びプロセス油などの有機材料
が含まれる。不燃性材料の例には有機及び無機材料の両
方が含まれるが、好ましくはクレー、無機充填剤などが
含まれる。好ましくはこれらの材料をベースポリマー1
00部当たり85〜175重量部そしてより好ましくは
ベースポリマー100部当たり約110〜150重量部
の範囲の量で調製物に加えることができ、可燃性材料よ
り実質的に多量の不燃性材料が、好ましくは少なくとも
1対1.5そしてより好ましくは1対2に近い比率で用
いられる。
【0035】カーボンブラック及び石炭充填剤などの有
機可燃性材料はEPDMターポリマー100部当たり約
30部〜約90部(phr)の範囲の量で用いることが
できる。カーボンブラック及び石炭充填剤は可燃性材料
なので、それらの使用は好ましくは約40〜約75ph
rの範囲の量に制限されなければならない。
【0036】本発明において有用なカーボンブラックは
本明細書下記に開示する目的に適したいずれのカーボン
ブラックであることもできる。好ましいのはファーネス
ブラック、例えばGPF(汎用ファーネス)、FEF
(速−押出ファーネス(fast−extrusion
furnace))及びSRF(半−強化ファーネス
(semi−reinforcing furnac
e))である。最も好ましいのは、約60nmの平均粒
度及び約1.80g/ccの比重を有する石油−由来の
ブラック強化充填剤であるN650 HiStr GP
Fブラックである。
【0037】粉砕された石炭充填剤などの他の可燃性材
料も本発明の屋根材膜組成物における充填剤の一部とし
て用いることができる。粉砕された石炭とは、低揮発性
ビチューメン性石炭に由来する乾燥微粉砕ブラック粉末
である。粉砕された石炭は典型的に最小0.26ミクロ
ンから最大2.55ミクロンの範囲の粒度を有し、透過
型電子顕微鏡を用いて50個の粒子について測定したと
き0.69±0.46の平均粒度を有する。粉砕された
石炭は、ASTM D−1512に従って試験したとき
約7.0のpHを有する水性スラリを生成する。この型
の好ましい粉砕された石炭はAustin Black
と称され、それは約1.255±0.03の比重、約
4.58%の灰分含量及び約0.65%の硫黄分含量を
有する。Austin BlackはBluefiel
d,VirginiaのCoalFillers,In
c.から商業的に入手可能である。用いるなら、量は約
10〜約35phrの範囲であり、約10〜約20ph
rが好ましい。
【0038】不燃性材料に関しては、本発明の屋根材膜
組成物のための不燃性充填剤として用いることができる
多くの型の材料がある。不燃性材料に関して特に有用且
つ好ましいのは非−ブラック無機充填剤である。これら
の無機充填剤は本質的に、強化、熱老化抵抗性、圧粉体
強さ性能(green strength perfo
rmance)及び耐燃性を一般的に助ける無機材料で
ある。この類の充填剤に含まれる複数の異なる無機材料
がある。例えばこれらの無機充填剤には、ハードクレ
ー、ソフトクレー、化学的に改質されたクレー、水洗さ
れたクレー及び焼成クレーを含む複数の異なる型のクレ
ーが含まれる。本発明で用いるのに適した無機充填剤の
他の例には雲母、タルク、アルミナ三水和物、三酸化ア
ンチモン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、シリカ及び
それらの混合物が含まれる。水酸化マグネシウム及び硼
酸カルシウム鉱石などのさらに別の無機物質も用いるこ
とができる。いくつかの場合には、これらの充填剤が完
全に又は部分的に「ブラック」充填剤、すなわちカーボ
ンブラック及び他の石油−由来材料に取って代わること
ができる。しかしながら一般的に、1種もしくはそれ以
上のこれらの無機充填剤がベースポリマー100部当た
り約85重量部〜約175重量部の範囲の量で用いられ
る。
【0039】通常、4つの基本的型のクレーのいずれも
ゴムエラストマーのための充填剤として用いられる。ク
レー充填剤の種々の型には空気浮遊(airfloat
ed)、水洗、焼成及び表面処理又は化学的改質クレー
が含まれる。
【0040】空気浮遊クレーは最も安価であり、最も広
く用いられる。それはハード及びソフトの2つの一般的
群に分けられ、広い範囲の強化及び負荷の可能性を与え
る。もし用いるなら、ハードクレーはEPDM100部
当たり約50部〜約150部(phr)の量で、好まし
くは約75〜110phrの量で用いることができる。
好ましい空気浮遊ハードクレーはJ.M.Huber
CorporationからBarden RR;及び
LGBRの商品名の下に、Kentucky−Tenn
essee Clay Company,koalin
Division,Sandersville,GA
からSuprexRの商品名の下に商業的に入手可能で
ある。
【0041】もし用いるなら、空気浮遊ソフトクレーは
EPDM100部当たり約75部〜約175部(ph
r)の範囲の量で、好ましくは約80〜125phrの
量で用いることができる。好ましい空気浮遊ソフトクレ
ーはJ.M.Huber Corporationから
K−78Rの商品名の下に、Evans Clay C
ompanyからHi−White RRの商品名の下
に、及びKentucky−Tennessee Cl
ay Company,koalin Divisio
n,Sandersville,GAからParago
Rの商品名の下に入手可能である。特に好ましいのは
約6.25±1.25のpH、クレー100グラム当た
り33グラムという吸油量及び約2.58の比重を有す
るという特徴ある空気浮遊ソフトクレーであるHi−W
hite RRである。このクレーは2ミクロンより微
細でもある。
【0042】通常、水洗クレーは半−強化充填剤と考え
られる。この特定の種類のクレーは水−分別法によって
粒度に関してより厳密に制御されている。この方法は制
御された粒度範囲内のクレーの生産を可能にする。水洗
クレーの好ましい量は上記の空気浮遊ソフトクレーの好
ましい量に非常に類似している。好ましい水洗クレーの
いくつかにはPolyfilR DL、PolyfilR
F、Polyfil R FB、PolyfilR HG
−90、PolyfilR K及びPolyfilR
Bが含まれ;すべてJ.M.Huber Corpor
ationから商業的に入手可能である。
【0043】第3の型のクレーは焼成クレーを含む。ク
レーは通常約14パーセントの水和水を含有し、このほ
とんどは焼成により除去され得る。除去される結合水の
量は焼成の程度を決定する。焼成クレーの好ましい範囲
は上記の空気浮遊ハードクレーの好ましい量に非常に類
似している。好ましい焼成クレーのいくつかにPoly
filR 40、PolyfilR 70及びPolyf
ilR 80が含まれ、すべてJ.M.Huber C
orporationから商業的に入手可能である。
【0044】最後の型のクレーは化学的に改質された強
化クレーを含む。個々の粒子の表面を多官能性シランカ
ップリング剤で改質することにより、クレーに架橋機能
が与えられる。化学的に改質されたクレーEPDM10
0部当たり約50部〜約150部(phr)の量で、好
ましくは約75〜125phrの量で用いられる。通常
ほとんどのこれらのクレーの比重は25℃において約
2.60である。好ましい化学的に改質されたクレーは
J.M.Huber Corporationから商業
的に入手可能であり、NucapR、NulokR及びP
olyfilRの商品名の下に入手可能なものが含まれ
る。他の好ましい化学的に改質されたクレーはKent
ucky−Tennessee Clay Compa
nyからMercapR 100及びMercapR
00の商品名の下に商業的に入手可能である。
【0045】クレーの代替品として、珪酸塩が本発明で
実用性を有し得る。例えば合成非晶質珪酸カルシウム、
例えばJ.M.Huber CompanyからHub
ersorbRの商品名の下に商業的に入手可能なもの
を用いることができる。1つの特定の珪酸塩、Hube
rsorbR 600は3.2マイクロメーターの平均
粒度(Coulter Counter Method
により)、珪酸カルシウム100g当たり450mlの
吸油量、300m2/グラムのBET(Brunave
r−Emmet−Teller窒素吸着法)表面積及び
10のpH(5%溶液)を有するという特徴がある。
【0046】本発明の組成物において用いることができ
る他の珪酸塩には、J.M.Huber Compan
yからZeolexRの商品名の下に入手可能な沈降非
晶質アルミノ珪酸ナトリウムが含まれる。Zeolex
23は約75m2/グラムのBET表面積、20℃に
おいて約1.51の屈折率及び20グラムの珪酸塩を8
0グラムの脱イオン水を用いてスラリ化することにより
測定される約10.2のpHを有する。比較としてZe
olex 80は約115m2/グラムのBET表面
積、20℃における約1.55の屈折率及び約7のpH
を有する。平均粒度、密度、物理的形態及び吸油性は互
いに類似している。
【0047】非−ブラック充填剤として強化性シリカ
を、好ましくは1種又はそれ以上の上記の化学的に改質
されたクレーと組み合わせて用いることもできる。シリ
カ(二酸化ケイ素)はケイ素元素を用いており、それを
非常に安定なやり方で2つの酸素原子と結合している。
一般にシリカは湿式処理された水和シリカとして分類さ
れ、それは水中における化学反応によりそれが製造さ
れ、それが水から超微細球形粒子として沈殿するからで
ある。しかしながら実際は、結晶性及び非晶質(非結晶
性)の2種の異なる形態のシリカがある。基本的結晶形
態のシリカは石英であるが、他の2つの結晶形態のシリ
カがあり、それはあまり一般的でない−トリジマイト及
びクリストバライトである。他方、X−線回折により同
定され得る通り、ケイ素及び酸素原子が不規則な形態で
配置されることができる。この形態のシリカは非晶質
(非結晶性)として分類され、それはX−線回折により
測定されるとき結晶性シリカは検出されないからであ
る。最も好ましい形態のシリカ、すなわち微粒子水和非
晶質シリカはPPG Industries,Inc.
及びJ.M.Huber Corporationから
粉立ちの少ない粒状形態で入手可能である。これらのシ
リカは典型的にPPG IndustriesからHi
SilR及びSileneRの商品名の下に入手可能であ
る。強化性シリカは一般に表面積(BET法によるm2
/グラム)あるいは電子顕微鏡又はCoulter C
ounter Methodにより測定したときの粒度
に関して特徴がある。
【0048】これらの珪酸塩はEPDMターポリマー1
00部当たり約10部〜約110部(phr)の量で、
好ましくは約10〜30phrの量で用いることができ
る。有用な上の範囲はこの型の充填剤により与えられる
高粘度により制限される。
【0049】さらに別の充填剤には炭酸カルシウム、二
酸化チタン、タルク(珪酸マグネシウム)、雲母(珪酸
アルミニウムナトリウム及びカリウムの混合物)、アル
ミナ三水和物、三酸化アンチモン、水酸化マグネシウム
及び硼酸カルシウム鉱石が含まれる。これらの充填剤の
量は、用いられる他の特定の充填剤の数及び量に依存し
て著しく変わり得るが、典型的にそれはベースポリマー
100部当たり約20〜約75重量部の範囲の量で用い
られる。これらの無機充填剤の中でタルクが特に好まし
い。
【0050】1つの特に有用な形態のタルクはLuze
nac America,Inc.から商業的に入手可
能なMistron Vapor Talc(MVT)
である。Mistron Vapor Talc(MV
T)は、2.75の比重を有する柔らかく超微細な白い
板状粉末である。化学的にMistron Vapor
Talcは1.7ミクロンのメジアン粒度(medi
an particle size)、18m2/グラ
ムの平均表面積及び20ポンド/フィート3のかさ密度
(タップド(tapped))を有する粉砕された珪酸
マグネシウムである。
【0051】他の有用な充填剤には化学式Al23・3
2Oを有する微粉砕された無臭結晶性白色粉末である
アルミナ三水和物が含まれる。アルミナ三水和物は本発
明において、EPDMターポリマー又は他のポリオレフ
ィンの圧粉体強さを増すために用いることができる。ア
ルミナ三水和物は好ましくは約0.1ミクロン〜約5ミ
クロンそしてより好ましくは約0.5ミクロン〜約2.
5ミクロンの範囲の平均粒度を有する。
【0052】本発明の場合に用いるのに適した1つの好
ましい粉砕アルミナ三水和物は約2.42の比重及び約
64〜65重量パーセントの灰分を有する。アルミナ三
水和物はDalton,GeorgiaのFlankl
in IndustrialMineralsから商業
的に入手可能である。とりわけアルミナ三水和物を、本
発明のEPDM−ベース屋根材膜組成物において、難燃
剤及び煙抑制剤として別々に有利に用いることもでき
る。
【0053】アルミナ三水和物の他の源はNorcro
ss,GeorgiaのJ.M.Huber Corp
orationからMicralの商標の下に入手可能
である。これらのアルミナ三水和物は約1.1ミクロン
〜約1.5ミクロンのメジアン粒度、約2.42の比
重、約64〜65重量%の灰分及び約34.65重量パ
ーセントの1000oFにおける灼熱減量を有する。
【0054】本発明に適したさらに別の有用な不燃性無
機充填剤は硼酸カルシウムの鉱石である。この充填剤は
American Borate Company,V
irginia Beach,VirginiaからC
olemaniteRの商品名の下に種々の粒度等級で
入手可能であり、化学式Ca2611・5H2Oを有す
る。Colemaniteは約2.4の比重を有する。
この鉱石は約0.1〜約5ミクロンそしてより好ましく
は約0.5ミクロン〜約2.5ミクロンの平均粒度を有
する。
【0055】本発明の屋根材膜組成物において用いるの
に特に適していることができるさらに別の無機充填剤は
水酸化マグネシウムである。水酸化マグネシウム(Mg
(OH)2は微粉砕された白色粉末であり、それは非常
に有効な煙抑制剤ならびに難燃剤である。Mg(OH)
2が煙を減少させるのに非常に有効であることは十分に
実証されている。かくしてこの無機充填剤は、耐煙性と
耐燃性が大事である場合に特に有用であると思われる。
その目的のために、この無機充填剤は多くの場合に組成
物中のシリカ又はいずれかのクレーなどの他の無機充填
剤に取って代わるであろう。
【0056】商用銘柄の水酸化マグシネウムはMart
in Marietta Magnesia Spec
ialties,Inc.からMagShieldの商
品名の下に入手可能である。MagShield Sは
約6.9ミクロンの平均粒度を有する標準的寸法の水酸
化マグネシウムである。MagShield Mは約
1.9ミクロンの平均寸法を有する。これらの銘柄の水
酸化マグネシウムは両方とも約98.5パーセントの純
度であり、約0.3パーセントの乾燥減量及び約30.
9重量パーセントの灼熱減量ならびに23℃において約
2.38の比重を有する。
【0057】本明細書上記に記載の通り、本発明のEP
DM−ベース膜組成物はさらに難燃剤を含有する。一般
に当該技術分野においてEPDMエラストマーに難燃性
を与えるのに有用であるとして既知のいずれの難燃剤も
該組成物中で用いることができる。かくして用いること
ができる難燃剤にはハロゲン化芳香族化合物、例えばテ
トラブロモビスフェノール−Aのビス−(アクリルオキ
シエチル)エーテル、デカブロモジフェニルオキシドな
ど;臭素化化合物、例えば臭素化エーテル、臭素化イミ
ドなど;塩素化ポリエチレン;水和金属酸化物、例えば
アルナ三水和物;ならびに三酸化アンチモン及び硼酸亜
鉛が含まれる。
【0058】本発明の好ましい実施態様において、難燃
剤パッケージが本組成物に加えられる。ゴム組成物と共
に用いるために商業的に入手可能な多様な難燃剤パッケ
ージがある。一般に屋根材膜組成物中に導入される難燃
剤系は、種々の比率の(ratios of)デカブロ
モジフェニルオキシド(DBDPO)又は関連する臭素
含有添加剤及び三酸化アンチモンを含む種々の型の材料
からなっていることができる。好ましい難燃剤パッケー
ジの場合、デカブロモジフェニルオキシド(DBDP
O)が三酸化アンチモンと約1:1〜4:1の範囲のD
BDPO:三酸化アンチモンの比率で組み合わされ、好
ましい比率は3:1である。もっと一般的には、EPD
M組成物中で用いられる難燃剤パッケージの量はポリマ
ー100重量部当たり約50〜約80、好ましくは50
〜70重量部の範囲であることができる。
【0059】1つの特に有用な難燃剤パッケージがAn
zon Chemical Companyから入手可
能である。このパッケージは85パーセント活性であ
り、パッケージのための結合剤として15重量パーセン
トのEPDMターポリマーを含有している。パッケージ
は三酸化アンチモンとデカブロモジフェニルオキシドの
混合物も含んでいる。用いられる場合、これらの添加剤
パッケージはEPDMターポリマー100部当たり約5
0〜約70重量部(phr)の範囲の量で用いられるこ
とが期待される。そのような難燃剤パッケージは本組成
物で用いられるEPDMターポリマーのある割合を含有
し得ることがさらに認められる。
【0060】本発明の屋根材膜組成物は又1種又はそれ
以上の加工材料も含有することができる。加工材料は一
般に組成物の加工挙動を向上させるため(すなわち混合
時間を短縮し且つシート生成の速度を増すため)に含め
られ、それにはプロセス油、ワックス類及び他の類似の
添加剤が含まれる。プロセス油はEPDMターポリマー
100部当たり約30部〜約50部(phr)のプロセ
ス油の範囲の量で、好ましくは約40phr〜約50p
hr未満の範囲の量そしてより好ましくは47phr未
満の量で含めることができる。これは先行技術のEPD
M−ベース屋根シート材料で用いられるより実質的に少
ないプロセス油であることが認められる。
【0061】好ましいプロセス油はパラフィン系油、例
えばSunpar 2280であり、それはSun O
il Companyから入手可能である。ナフテン系
石油を含む他の石油由来の油も有用である。液体ハロゲ
ン化パラフィンは軟化剤又はエキステンダーとして作用
することができ、多くの場合に難燃剤としても望まし
い。
【0062】好ましい液体塩素化パラフィンはDove
rguard 5761であり、それは約59重量パー
セントの塩素を特徴とし、軟化剤ならびに難燃剤の両方
として用いることができる。この液体パラフィンは25
℃において約20ポアズの粘度及び23℃において約
1.335g/ccの比重を有する。本発明において実
用性を有する他の液体パラフィンは液体臭素化塩素化パ
ラフィン難燃剤、すなわち30及び29重量パーセント
のそれぞれ臭素及び塩素を有するDoverguard
8207Aである。Doverguard 8207
Aは50℃において約1.42g/ccの比重を有す
る。両液体ハロゲン化パラフィンはICCIndust
ries,Inc.の子会社であるDover Che
micalCorporationから商業的に入手可
能である。
【0063】均質剤も、一般にEPDMターポリマー1
00部当たり10重量部未満の量でそして好ましくは約
2〜5重量部の量で加えることができる。1つの特に適
した均質剤がStruktol CompanyからS
truktol 40 MSの商品名の下にフレーク及
び錠剤形態で入手可能である。好ましい均質剤は23℃
において約1.06g/ccの比重を有する暗褐色芳香
族炭化水素樹脂の混合物から成る。
【0064】さらに別の型の有用な加工助剤はフェノー
ル樹脂である。フェノール樹脂は組成物に粘着力及び圧
粉体強さならびに長期耐老化性を与えることが既知であ
る。用いられる場合、そのような充填剤は典型的にEP
DMターポリマー100部当たり10重量部未満、より
好ましくは約2〜4重量部という少量で用いられる。好
ましいフェノール樹脂は23℃において1.025g/
ccの比重を有するXR−14652A3であり、So
vereign Chemical Companyか
ら商業的に入手可能である。
【0065】好ましい実施態様においてマスターバッチ
を生成するために混合される上記の成分の他に、酸化亜
鉛及びステアリン酸などの硬化活性剤を場合によりマス
ターバッチに加え、その一部とすることができる。これ
らの活性剤の量は加工の必要性に依存して変わり得る
が、約5phrの酸化亜鉛及び約1phrのステアリン
酸をマスターバッチに加えるのが通常である。これらの
硬化活性剤は本明細書下記で説明する硫黄硬化パッケー
ジの場合に特に有用である。
【0066】屋根材膜組成物は、屋根上でのその利用の
前に組成物の完全な架橋又は硬化を行うために、硬化剤
及び少なくとも1種の有機促進剤を含有する硬化パッケ
ージも含むことができる。典型的に組成物はある時間、
確実に架橋するために高められた温度で加硫される。数
種の周知の硬化剤のいずれを用いてもポリマー組成物を
硬化させることができるが、好ましくは本発明の硬化パ
ッケージは硫黄及び1種又はそれ以上の硫黄加硫促進剤
を含む。
【0067】一般に本発明の屋根材膜組成物中で用いら
れる硫黄/促進剤硬化パッケージは、用いられる硫黄の
量にもよるが、約1.5〜約10phrの範囲の量で与
えられる。
【0068】記載した通り、本発明で用いられる硫黄及
び硫黄−含有硬化系は典型的に1種又はそれ以上の硫黄
加硫促進剤を含む。通常用いられる適した促進剤には、
例えばチオウレア類、例えばエチレンチオウレア、N,
N−ジブチルチオウレア、N,N−ジエチルチオウレア
など;チウラムモノスルフィド類及びジスルフィド類、
例えばテトラメチルチウラムモノスルフィド(TMTM
S)、テトラブチルチウラムジスルフィド(TBTD
S)、テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD
S)、テトラエチルチウラムモノスルフィド(TETM
S)、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド(D
PTH)など;ベンゾチアゾールスルフェンアミド類、
例えばN−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾールス
ルフェンアミド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチア
ゾールスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2
−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−tert−
ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(TB
BS)など;他のチアゾール促進剤、例えば(MBT)
2−メルカプトベンゾチアゾール、(MBTS)ベノチ
アゾールジスルフィド(MBTS)、2−メルカプトイ
ミダゾリン、N,N−ジフェニルグアナジン、N,N−
ジ−(2−メチルフェニル)−グアナジン、2−メルカ
プトベンゾチアゾール、2−(モルホリノジチオ)ベン
ゾチアゾールジスルフィド、亜鉛2−メルカプトベンゾ
チアゾールなど;ジチオカーバメート類、例えばテルル
ジエチルジチオカーバメート、銅ジメチルジチオカーバ
メート、ビスマスジメチルジチオカーバメート、カドミ
ウムジエチルジチオカーバメート、鉛ジメチルジチオカ
ーバメート、亜鉛ジエチルジチオカーバメート、亜鉛ジ
メチルジチオカーバメート及び亜鉛ジブチルジチオカー
バメート(ZDBDC)が含まれる。
【0069】前記のリストは排他的なものではなく、ポ
リマーブレンド中で用いられるEPDMターポリマーの
硬化に有効であることが当該技術分野で既知の他の加硫
剤も利用できることを認識しなければならない。さらな
る加硫剤のリストに関してはThe Vanderbi
lt Rubber Handbook,RT Van
derbilt Co.,Norwalk CT 06
855(1990)を参照されたい。これらの硫黄供与
体−型促進剤を元素硫黄の代わりに、又はそれと共に用
いることができることも理解されねばならない。硫黄硬
化パッケージにおいて用いられるべき硫黄の適した量は
当業者が容易に決定することができ、一般に約0.25
〜2.0phrの範囲であり、促進剤の量も当業者が容
易に決定することができ、一般に硫黄の量、選ばれる加
硫促進剤及びEPDM−ベース屋根材膜組成物の最終目
的もしくは用途にもよるが約1.5〜約10phrの範
囲である。
【0070】本発明におけるEPDM膜組成物のための
さらに別の加硫系は、上記で示した化合物のリストから
加硫剤及び促進剤を賢明に選ぶことにより、不適当な実
験なしでポリマー加硫の技術分野における熟練者が容易
に得ることができるか又は開発することができる。
【0071】本明細書上記で示した種々の成分を含む得
られる組成物は少なくとも40パーセントの不燃性材
料、より好ましくは少なくとも約45パーセントの不燃
性材料を含む。かくして難燃剤は燃焼抵抗性の改良を助
けるのみでなく、可燃性材料の量が減少しているという
ことも助けている。特に、本組成物が他のEPDM組成
物と比較して低いプロセス油負荷量を有し、一方、屋根
材膜組成物において用いられる不燃性充填剤の量も実質
的に増加していることが認められる。この多量の不燃性
材料と難燃剤の組み合わせは、ASTM 2863−9
1により試験される時に少なくとも40パーセント酸素
というLOIを有する膜を与える。
【0072】本発明の組成物はBrabender、B
anbury、Sigma−ブレードミキサー、二本ロ
ールミル又は粘性で比較的均一な混合物の生成に適した
他のミキサーなどの通常のゴム配合装置を用い、通常の
手段により調製することができる。混合法は用いられる
ポリマーの特定の型ならびに用いられる充填剤、プロセ
ス油ワックス類及び他の成分などの多様な因子に依存す
る。用いられる実際の成分によっては、成分を一度で同
時に加えることができ、又充填剤、油などを最初に装填
してポリマーを最後に加えることもでき、あるいはより
通常の方法でポリマーを最初に加えることもできる。
【0073】混合サイクルは一般に約3〜6分の範囲で
ある。ゴム及び充填剤の一部をほとんど又は全く油なし
で最初に加え、残りの充填剤及び油を追加的に増量して
加える増量法によって、一般により良い混合が得られ
る。充填剤、可塑剤などに加えて、EPM又はEPDM
の一部を添加することによっても迅速混合及び良い分散
を達成することができる。油の一部を控え、次いでそれ
を増量的に加えることによりこの方法をさらに修正する
ことができる。
【0074】EPDMポリマーの早すぎる架橋を防ぐた
めに、硫黄硬化パッケージ(硫黄/促進剤)は典型的に
は混合サイクルの最後近辺に比較的低温で加えられる。
好ましい様式においてB型Banbury密閉式ミキサ
ーを用いる場合は、本発明の非−ブラック無機充填剤
(すなわち未処理クレー、処理クレー、タルク、雲母な
ど)などの乾燥もしくは粉末状材料を最初に加え、続い
て液体プロセス油そして最後にポリマーを加える(この
型の混合を逆転混合法と呼ぶことができる)。
【0075】より良い充填剤分散を望む場合、2−段階
混合を用いることができる。次いでゴム性組成物を圧延
によりシートに成形することができる。本発明の組成物
を押出などの他の方法を用いて種々の型の製品に成形す
ることもできる。
【0076】得られるゴム状組成物を圧延又は押出など
のいずれかの既知の方法でシート形態で製造し、次いで
シートを所望の寸法に切断することができる。一般に、
得られる混合物を通常のシート形成法、例えばロール練
り、圧延又は押出により5〜200ミル、好ましくは3
5〜60ミルの範囲の厚さのシートにする。好ましくは
混合物を、屋根材用途で用いるための非−強化EPDM
ゴムシートのためにRoofing Council
of the Rubber Manufacture
rs Association(RMA)により確立さ
れた製造標準規格に規定されている最小の厚さである少
なくとも40ミル(0.040−インチ)のシートにす
る。多くの場合、混合物は40〜45ミルの厚さのシー
トにされるが、それはこれが商業的に用いられる大部分
の「単層」屋根材膜の場合の厚さだからである。シート
材料を視覚検査し、硬化の後に所望の長さ及び幅の寸法
に切断することができる。
【0077】場合により本発明の屋根シート材料を当該
技術分野において周知の通りスクリムを用いて強化する
ことができることも認められる。しかしながらスクリム
−強化は必ずしも必要ではなく、いくつかの屋根材用途
においては望ましくないこともあり得る。
【0078】屋根シート材料膜は典型的には機械的ゴム
商品のために開発された試験法を用いて物理的性質に関
して評価される。典型的性質には中でも引張強さ、モジ
ュラス、極限伸び、引裂抵抗、耐オゾン性、吸水度及び
硬化配合物硬度が含まれる。
【0079】さらに、得られる屋根シート材料の燃焼抵
抗性が評価される。屋根シート材料は他のシート材料と
比較して燃焼抵抗性が著しく向上していることが見いだ
された。事実、本発明の屋根シート材料は40という極
限酸素指数を有する。従って得られるシート材料を高勾
配の屋根、すなわち直線1フィート当たり少なくとも1
インチの勾配を有する屋根に適用することができる。以
前にはそのように改良された燃焼抵抗性を与えるEPD
M−ベースシート材料はなかった。
【0080】屋根を被覆する方法は、本明細書に記載の
EPDM−ベース屋根シート材料を用いることにより実
施される。屋根下部構造の上で、他の点では通常のやり
方でシートをロールから巻出す時に、隣接するシート層
の継ぎ目を重ねる。継ぎ目の幅は建築者、建築業者又は
屋根葺き業者により指定される要求に基づいて変えるこ
とができ、かくして本発明を制限することはない。継ぎ
目は例えばFirestone Building P
roducts CompanyからSA−1065と
して商業的に入手可能なブチル−ベースラップ添え継ぎ
接着剤などの通常の接着剤を用いて接合される。適用は
スプレー、ブラシ、綿棒又は当該技術分野において既知
の他の手段により容易にすることができる。
【0081】又、テープとそれに伴うプライマー、例え
ばQuick SeamテープとQuick Prim
eプライマーを用いて現場継ぎ目(field sea
ms)を形成することもでき、その両方はCarme
l,IndianaのFirestone Build
ing Products Companyから商業的
に入手可能である。
【0082】本発明の実施を示すために、本発明の難燃
性ブラックEPDM組成物を調製し、物理的試験に供す
る。その特定の屋根シート材料組成物は約45パーセン
トの不燃性材料を含有した。組成及び物理的試験の結果
を本明細書下記の表Iに示す。
【0083】 表I スクリム−強化(SR)−難燃性(FR)ブラックEPDM配合物 実施例 ポリマー100部当たりの部 EPDM1 91.52 カーボンブラック2 46.0 石炭充填剤3 16.26 プロセス油4 45.0 タルク5 27.09 未処理ソフトクレー6 95.0 難燃剤パッケージ7 56.62 酸化亜鉛 5.0 ステアリン酸 1.48 硫黄 0.90 促進剤8 2.10 フェノール樹脂9 3.50 合計 390.47 1.RoyaleneRの商品名の下に入手可能な非晶
質EPDM 2.N−650 Hi Str GPF Black 3.1.255の比重を有する微粉砕ビチューメン性石
炭充填剤 4.Sunpar 2280 5.Mistron Vapor Talc(MVT) 6.HiWhite R クレー 7.Fyrebloc 1DB−385R3 8.ベンゾチアジルジスルフィド 9.23℃において1.025g/ccの比重を有する
p−オクチルフェノール樹脂。Sovereign C
hemical Companyから琥珀色のフレーク
の形態で入手可能。
【0084】 表I(続き) スクリム−強化(SR)−難燃性(FR)ブラックEPDM配合物160℃における流動計−ミニダイ、3oの弧 スコーチ時間、分:秒 10:03 50%硬化までの時間、分:秒 17:50 90%硬化までの時間、分:秒 26:32 最小トルク、ポンド−インチ 8:45 最大トルク、ポンド−インチ 26:75135℃におけるムーニースコーチ−大ローター 最小粘度、Mu 44.3 T5、分 43.923℃における応力−歪特性 −160℃において30分硬化したスラブ非老化 100%モジュラス、psi 445 300%モジュラス、psi 630 破断点引張強さ、psi 1140 破断点伸び、% 850116℃において28日間熱老化 100%モジュラス、psi 970 300%モジュラス、psi 1230 破断点引張強さ、psi 1365 破断点伸び、% 40023℃におけるダイC引裂特性 −160℃において30分硬化したスラブ非老化 ポンド/インチ 231116℃において28日間熱老化 ポンド/インチ 198 表I(続き) スクリム−強化(SR)−難燃性(FR)ブラックEPDM配合物ショアー“A”硬度 非老化−23℃で試験 72 116℃において28日間熱老化−23℃で試験 83 比重(計算値) 1.4186 極限酸素指数(%酸素) 40.9 好ましい膜組成物(「実施例」)の物理的性質の中で最
も顕著なのはゴム性組成物に関する40.9パーセント
酸素というLOIである。この「高勾配」屋根材膜組成
物は他のEPDM−ベース膜組成物と比較して著しく向
上した燃焼抵抗性を有する。
【0085】酸素指数試験は高さが60cmで直径が
8.4cmの垂直ガラス管を用いており、その中にその
底の端において棒又はストリップがクランプによって垂
直に保持されている。酸素及び窒素の制御された混合物
が底におけるガラスビーズの床を介して管の底内に量り
込まれ、気体の均一な流れを与える。試料をその上端に
おいて点火し、試料は上から下にろうそくのように燃焼
する。連続的燃焼を許す雰囲気を酸素指数(O.I.)
として決定する。O.I.は2インチ又は3分間の燃焼
のどちらか早い方の間、燃焼をやっと維持するであろう
酸素−窒素混合物中の酸素の最小の割合である。
【0086】実施例において、EPDM−ベース膜組成
物はRoyaleneRの商品名の下に入手可能な10
0%の本質的に非晶質のEPDM、2種類のブラック−
型充填剤(すなわちN−650 Histr GPFカ
ーボンブラック及び石炭充填剤)、ブラック充填剤の量
のほとんど2倍の量の2種類の無機充填剤(すなわちH
iWhite R ソフトクレー及びMistron
Vaporタルク)、プロセス油(Sunpar 22
80)、85%活性の難燃剤パッケージを特徴としてお
り、難燃剤パッケージは15重量%のEPDMターポリ
マーを含有し、そのターポリマーはベースポリマーの一
部として計算され、それにより合計100部のEPDM
となり、パッケージの残りは63.75重量パーセント
のデカブロモジフェニルオキシド(DBDPO)及び2
1.25重量パーセントの三酸化アンチモン(Sb
23)を含有している。酸化亜鉛及びステアリン酸なら
びに硫黄硬化パッケージ及びフェノール性粘着付与樹脂
も組成物に加えられた。
【0087】実施例1を含む硬化特性及びスコーチ測定
値を測定し、表Iに示した。完全に配合された難燃性組
成物の硬化特性を、Monsanto Oscilla
ting Disc Rheometerを用いて測定
した(ASTM D 2084−81)。用いられた特
定の条件は、100rpmで運転されるミニダイアタッ
チメントを用いることならびにテスト中160℃(32
oF)における3oの弧の達成(effecting
of a 3o arc at 160℃)を含んだ。
難燃性組成物の配合物加工特性はMonsanto V
iscometer(MV−2000E)を用いて測定
した。特定の試験条件は実際の試験の間に135℃(2
75oF)で運転される大ローター(直径が1.5イン
チ)ダイアタッチメントを用いることを含んだ。ムーニ
ー粘度計は、完全に配合された難燃性組成物の配合物粘
度及び加工(スコーチ)安全性を含む有用な情報を与え
た。難燃性組成物の硬化特性及び加工安全性を測定し、
本明細書上記の表Iに報告した。試験の目的のために、
ASTM D 412(Method A−dumbb
ell and straight specimen
s)に従ってダンベル−形の試料をそれぞれの45ミル
の厚さのスラブ(160℃において30分間圧縮成形)
から切断した。モジュラス、引張強さ及び破断点伸びの
測定値は、卓上モデル(table model)In
stronR Tester,Model 4301を
用いて得、試験結果をASTM D 412に従って計
算した。すべてのダンベル−形試料を約24時間硬化さ
せ、それに続いて試験を23℃で行った。
【0088】45ミルの硬化された平らなゴムスラブの
引裂特性は、ダイC(90oの角度のダイ)を用いて
得、ASTM D 624によって測定した。ダイC引
裂試料は試験の前に切り込まれなかった(not ni
cked)。ポンド/インチにおける引裂抵抗は卓上モ
デルInstronRテスター、Model 4301
を用いて得、試験結果をASTM D 624に従って
計算した。試験は23℃で行った。ショアー“A”硬度
試験は23℃でASTM D 2240に従い、Sho
re Instrument & Manufactu
ring Company,Inc.,Freepor
t,N.Y.により製造されるDurometer T
ype A 硬度測定器を用いて行った。硫黄架橋の熱
安定性は硬化された45ミルの厚さのスラブを押込空気
オーブンにおいて116℃で28日間乾熱に暴露するこ
とにより測定した。最初の又は非老化の場合の引張強
さ、破断点伸び及びダイC引裂抵抗と比較して、難燃性
組成物は116℃で28日間老化されると優れた熱安定
性を有することが見いだされた(表Iを参照された
い)。難燃性組成物の非老化及び熱老化の場合の物理的
性質を本明細書上記の表Iに示す。熱老化された場合の
物理的性質及びLOI測定値は、この特定の組成物が難
燃性配合物として用いるのに十分に適していることを明
らかにしている。
【0089】硫黄架橋の熱安定性は、硬化された加硫ゴ
ムを押込空気オーブン中で116℃において28日間乾
熱に暴露することにより決定した。最初の又は非老化の
場合の破断点引張強さ及びダイC引裂特性と比較して、
熱老化された加硫ゴムは116℃で28日間老化される
と優れた熱安定性を有することが見いだされた(表Iを
参照されたい)。
【0090】 表II スクリム−強化(SR)−難燃性(FR)ブラックEPDM膜老化条件 非老化 116℃において28日間熱老化 23℃における破断強さ Lbf.(機械方向) 367 463 Lbf.(横断方向) 373 45723℃におけるタング形引裂強さ Lbf.(機械方向) 62.4 28.2 Lbf.(横断方向) 61.3 30.823℃におけるゴムの層から層への接着性 ポンド/インチ(機械方向) 11.2 8.0 ポンド/インチ(横断方向) 9.90 7.6ショアー“A”硬度 23℃で試験 72 82 工場生産のスクリム−強化(SR)−難燃性(FR)E
PDM膜(配合は表Iにおける実施例1として同定)の
試料を破断強さ及びタング形引裂抵抗ならびにゴムの層
から層への剥離接着性及びショアー“A”硬度に関して
試験した(表IIを参照されたい)。これらの試験を1
16℃における28日間の熱老化の前後の両方に膜の試
料について行った。破断強さはASTM D 751
(GrabTest Method)に従って4x6イ
ンチの試料について測定した。これらの試料をInst
ronR Tester,Model 4301を用
い、1分当たり12インチのクロスヘッド速度で23℃
において引っ張った。116℃における28日間の老化
の後、スクリム−強化(SR)−難燃性(FR)EPD
M膜の破断強さは機械方向及び横断(横)方向の両方に
おいて強さが増し続けた。言い換えると、熱老化は60
ミルのスクリム−強化膜の破断強さに不利に影響を与え
るように見えなかった。機械方向で試験された試料は圧
延ロール列理に方向的に平行であり、横断もしくは横方
向で調製され、試験された試験試料はその方向が圧延ロ
ール列理の方向に垂直であった。スクリム−強化(S
R)−難燃性(FR)EPDM膜のタング形引裂抵抗は
3x8インチの試料について、ASTM D 751に
見いだすことができるTongue Tear Tes
t−Method Bを用いて決定した。タング形引裂
試験試料をInstronRTester,Model
4301を用い、1分当たり2インチのクロスヘッド
速度という速度で引っ張った。
【0091】2つのゴム層の間の接着性はInstro
R剥離試験を用いて評価した。116℃における28
日間の熱老化の前後の両方に、1インチの幅の試験試料
につき、ゴム層をInstronR Tester.M
odel 4301を用いて1分当たり2インチの速度
で離した。非老化もしくは最初の剥離接着性の値と比較
すると、116℃における28日間の老化の後に保持さ
れているインチ当たりのポンドにおける接着性の量は7
1〜77%であった。最後に、ショアー“A”硬度試験
をASTM D 2240に従って23℃で行った。硬
化された配合物の硬度の値は硬度に無機充填物が加えら
れた難燃性組成物の典型的値であった。
【0092】上記の試験の他に、表Iに挙げた膜組成物
から製造される屋根シート材料を防火試験標準規格UL
−790の下に、高勾配環境、すなわち直線1フィート
当たり1インチか又はそれ以上の傾きの勾配において、
Underwriterの実験室による試験に供した。
次いで屋根シート材料を、4インチのイソシアヌレート
フォーム断熱材を覆っている半−インチの繊維板に接着
し、それを幅が40インチで長さが8フィートのデッキ
の上に設置した。これは760℃±10℃の火炎温度及
び12mph±0.5mphの風速で10分かけて行わ
れる工業標準試験である。デッキに点火し、膜を覆う火
炎の広がりは10分内で6フィート未満でなければなら
ない。実施例に基づく屋根材は燃焼試験(UL−79
0)に合格した。
【0093】結果として、前記の実施例及び明細書の開
示から、非晶質EPDMターポリマー又は合わされた結
晶度が最高で約2重量パーセントである非晶質及び半−
結晶性EPDMターポリマーのブレンドの使用を、優れ
た継ぎ合わせ及び物理的性質ならびに高勾配用途のため
の向上した燃焼抵抗性を有する屋根シート材料の製造に
用いることができることが明らかになるべきである。
【0094】本発明は本明細書上記に示した特定の実施
例又は本明細書に例示した特定の型の非晶質EPDMタ
ーポリマーに、あるいは本明細書に示した他の典型的加
工助剤又は充填剤の開示により制限されず、実施例は単
に本発明の実施を示すために記載したものであることが
理解されねばならない。同様に、本発明は例示した特定
の充填剤、加工材料及び添加剤あるいはそれらの量に必
ずしも制限されない。当該技術分野における熟練者は他
の非晶質ターポリマー(及びコポリマー)あるいは充填
剤、加工助剤などを本明細書上記に示した開示に従って
容易に選択できる。
【0095】上記の性質を見ると、本発明の組成物は屋
根材膜の製造において価値がある。充填剤が加えられた
ポリマー組成物から屋根材膜を製造するために通常用い
られるいずれの方法によっても本発明の組成物から成形
される屋根材膜を製造することができる。例えば通常の
圧延法により膜を成形することができる。本明細書上記
に記載した通り、本発明の組成物から成形される屋根材
膜は場合によりスクリム強化されることができる。
【0096】かくして本明細書に開示した変数のいずれ
も本明細書に開示し、記載した本発明の範囲から逸脱す
ることなく容易に決定し、制御することができると思わ
れる。さらに、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲内
に含まれるすべての修正及び変法を含むものとする。
【0097】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。 1.少なくとも1種のエチレン−プロピレン−ジエンタ
ーポリマーを含有し、約2重量%迄の結晶化度を有する
ベースポリマー;該ベースポリマーの100部当たり約
85〜約175重量部の少なくとも1種の不燃性無機充
填剤;該ベースポリマーの100部当たり約30〜約5
0重量部の加工材料;該ベースポリマーの100部当た
り約50〜約80重量部の少なくとも1種の難燃剤;な
らびに該ベースポリマーの100部当たり約1.5〜約
10重量部の硬化パッケージを含み、少なくとも40%
の不燃性材料を含有しており、ASTM D2863−
91に従って試験されるとき少なくとも40パーセント
酸素という極限酸素指数(LOI)を有している屋根材
のための難燃性シート材料。 2.さらに該ベースポリマー100部当たり約30〜9
0重量部の少なくとも1種のブラック充填剤を含む上記
1項に記載の難燃性シート材料。 3.該ベースポリマーがさらに第2のエチレン−プロピ
レン−ジエンターポリマーを含む上記1項に記載の難燃
性シート材料。 4.該ベースポリマーがさらに該少なくとも1種のター
ポリマーとの混合物を形成するポリマーを含み、該混合
物を形成する該ポリマーは、炭素数が少なくとも2のモ
ノマーから製造されるコポリマーから成る群より選択さ
れ、該ベースポリマーの全体的結晶化度が約2重量パー
セント迄となるような相対的割合で該ターポリマーと配
合される上記1項に記載の難燃性シート材料。 5.該不燃性無機充填剤がハードクレー、ソフトクレ
ー、化学的に改質されたクレー、雲母、タルク、アルミ
ナ三水和物、炭酸カルシウム、二酸化チタン、非晶質沈
降水和シリカ及びそれらの混合物から成る群より選択さ
れる上記1項に記載の難燃性シート材料。 6.該不燃性無機充填剤がソフトクレー及びタルクを含
む上記5項に記載の難燃性シート材料。 7.該加工材料がパラフィン系油、ナフテン系石油及び
ワックス類ならびにそれらの混合物から成る群より選択
される上記1項に記載の難燃性シート材料。 8.該少なくとも1種の難燃剤が少なくとも1種の臭素
−含有添加剤及び三酸化アンチモン(Sb23)を含有
する難燃剤パッケージである上記1項に記載の難燃性シ
ート材料。 9.該臭素−含有添加剤がデカブロモジフェニルオキシ
ド(DBDPO)である上記8項に記載の難燃性シート
材料。 10.該硬化パッケージが約0.5〜約2重量部の硫黄
及び約1〜約8重量部の少なくとも1種の硫黄加硫促進
剤を含む上記1項に記載の難燃性シート材料。 11.該少なくとも1種の硫黄加硫促進剤がベンゾチア
ゾリルジスルフィドを含む上記10項に記載の難燃性シ
ート材料。 12.シート材料が約45パーセントの不燃性材料を含
有する上記1項に記載の難燃性シート材料。 13.シート材料が直線1フィート当たり少なくとも1
インチという勾配を有する勾配付き屋根のためのUL−
790 Test for Fire Resista
nce of Roof Covering Mate
rialsに合格する上記1項に記載の難燃性シート材
料。 14.少なくとも1種のエチレン−プロピレン−ジエン
ターポリマーを含有し、約2重量%迄の結晶化度を有す
るベースポリマー;該ベースポリマーの100部当たり
約85〜約175重量部の少なくとも1種の不燃性無機
充填剤;該ベースポリマーの100部当たり約30〜約
50重量部の加工材料;該ベースポリマーの100部当
たり約50〜約80重量部の少なくとも1種の難燃剤;
ならびに該ベースポリマーの100部当たり約1.5〜
約10重量部の硫黄硬化パッケージを含む難燃性ポリマ
ー組成物から製造される屋根シート材料の層を、覆われ
ている屋根に適用し;該層の隣接する端を重ね;重ねら
れた領域を接着剤で継ぎ合わせて許容され得る継ぎ目を
形成することを含み、該組成物が少なくとも40パーセ
ントの不燃性材料を含有しており、該シート材料がAS
TM D2863−91に従って試験されるとき少なく
とも40パーセント酸素という極限酸素指数(LOI)
を有する屋根を被覆する方法。 15.該組成物がさらに該ベースポリマー100部当た
り約30〜90重量部の少なくとも1種のブラック充填
剤を含む上記14項に記載の方法。 16.該少なくとも1種の不燃性無機充填剤がハードク
レー、ソフトクレー、化学的に改質されたクレー、雲
母、タルク、アルミナ三水和物、炭酸カルシウム、二酸
化チタン、非晶質沈降水和シリカ及びそれらの混合物か
ら成る群より選択される上記14項に記載の方法。 17.該少なくとも1種の難燃剤が少なくとも臭素−含
有添加剤及び三酸化アンチモン(Sb23)を含有する
難燃剤パッケージである上記14項に記載の方法。 18.該臭素−含有添加剤がデカブロモジフェニルオキ
シド(DBDPO)である上記17項に記載の方法。 19.該硬化パッケージが約0.5〜約2重量部の硫黄
及び約1〜約8重量部の少なくとも1種の硫黄加硫促進
剤を含む上記14項に記載の方法。 20.該少なくとも1種の硫黄加硫促進剤がベンゾチア
ジルジスルフィドを含む上記19項に記載の方法。 21.該組成物が約45パーセントの不燃性材料を含有
する上記14項に記載の方法。 22.シート材料が直線1フィート当たり少なくとも1
インチという勾配を有する勾配付き屋根のためのUL−
790 Test for Fire Resista
nce of Roof Covering Mate
rialsに合格する上記14項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・エフ・バーハム・ジユニア アメリカ合衆国アーカンソー州71857プレ スコツト・ハイウエイ24ウエスト1406 (72)発明者 グレゴリー・エイ・ブラント アメリカ合衆国インデイアナ州46077ザイ オンズビル・クレイコート25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種のエチレン−プロピレン
    −ジエンターポリマーを含有し、約2重量%迄の結晶化
    度を有するベースポリマー;該ベースポリマーの100
    部当たり約85〜約175重量部の少なくとも1種の不
    燃性無機充填剤;該ベースポリマーの100部当たり約
    30〜約50重量部の加工材料;該ベースポリマーの1
    00部当たり約50〜約80重量部の少なくとも1種の
    難燃剤;ならびに該ベースポリマーの100部当たり約
    1.5〜約10重量部の硬化パッケージを含み、少なく
    とも40%の不燃性材料を含有しており、ASTM D
    2863−91に従って試験されるとき少なくとも40
    パーセント酸素という極限酸素指数(LOI)を有して
    いる屋根材のための難燃性シート材料。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種のエチレン−プロピレン
    −ジエンターポリマーを含有し、約2重量%迄の結晶化
    度を有するベースポリマー;該ベースポリマーの100
    部当たり約85〜約175重量部の少なくとも1種の不
    燃性無機充填剤;該ベースポリマーの100部当たり約
    30〜約50重量部の加工材料;該ベースポリマーの1
    00部当たり約50〜約80重量部の少なくとも1種の
    難燃剤;ならびに該ベースポリマーの100部当たり約
    1.5〜約10重量部の硫黄硬化パッケージを含む難燃
    性ポリマー組成物から製造される屋根シート材料の層
    を、覆われている屋根に適用し;該層の隣接する端を重
    ね;重ねられた領域を接着剤で継ぎ合わせて許容され得
    る継ぎ目を形成することを含み、該組成物が少なくとも
    40パーセントの不燃性材料を含有しており、該シート
    材料がASTM D2863−91に従って試験される
    とき少なくとも40パーセント酸素という極限酸素指数
    (LOI)を有する屋根を被覆する方法。
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