JP2000001200A - 宇宙機の姿勢を決定する改良された方法および装置 - Google Patents

宇宙機の姿勢を決定する改良された方法および装置

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JP2000001200A JP11104640A JP10464099A JP2000001200A JP 2000001200 A JP2000001200 A JP 2000001200A JP 11104640 A JP11104640 A JP 11104640A JP 10464099 A JP10464099 A JP 10464099A JP 2000001200 A JP2000001200 A JP 2000001200A
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マラーキー アラステア
Joseph Gore
ゴア ジョセフ
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サート アンソニー
Weiguo Chen
チェン ウエイゴ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙機の姿勢の決定を改善し、衛星間リンク
の捕捉時間を改善するための方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 予想リンクベクトルは、好ましくは、宇
宙機間の予想位置座標における相違を測定することによ
って、第1の宇宙機と第2の宇宙機との間で確立され
る。測定リンクベクトルは、宇宙機間に通信信号ビーム
を確立することによって得られる。予想リンクベクトル
と測定リンクベクトルとは比較され、第1の宇宙機にお
ける姿勢オフセットの量が決定される。この方法は、姿
勢センサに対して得られる姿勢データよりもより正確な
姿勢データを提供することができる。さらに、再び測定
リンクベクトルおよび予想リンクベクトルを用いて、捕
捉リンクベクトル発生は、宇宙機の動的な姿勢動きとは
独立され、それによって捕捉時間が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星などの宇
宙機用の姿勢感知およびインターサテライトリンク(以
下、「ISL」と呼ぶ)捕捉(acquisitio
n)の分野に向けられている。
【0002】
【従来の技術】近年、宇宙ベースの通信システムにおい
て、静止軌道において協働的に動作しISLによりリン
クされた複数の衛星、すなわち「コンステレーション」
を提供する傾向がある。上記コンステレーションは、特
定の応用分野において必要とされるように、無線周波
数、マイクロ波、または光波長で動作し得る。Moto
rola Inc.により製造されている「イリジウ
ム」システムは、現在軌道上で作動している、このよう
なシステムである。いくつかの他のシステム、例えば、
TeledesicおよびCelestriが開発中で
ある。これらの衛星コンステレーションにおいて、シス
テム内の各衛星は、ISLを用いて複数の他の衛星に通
信する。従って、各衛星は、そのISLターミナルを指
し示し(ポインティング)、同時に複数の他の衛星から
ISL信号を捕捉することができなければならない。
【0003】宇宙機上でのISLポインティングおよび
捕捉は、典型的には、宇宙機の姿勢オフセットと宇宙機
速度ベクトルに対するISLターミナルの整合とに関し
て補正された、宇宙機速度ベクトルに対して決定され
る。ISLポインティングにおいて、宇宙機の姿勢、す
なわち、宇宙機速度ベクトルに対する宇宙機のロール、
ピッチ、およびヨー(yaw)の回転角度を正確に知る
ことが非常に重要である。従来の典型的な適用におい
て、ISLビーム幅は、宇宙機の姿勢およびISLター
ミナルの整合の不明確さよりも有意に大きい。そのた
め、ISLポインティングは、「開ループ」モードで動
作され得る。この開ループモードにおいて、各宇宙機
は、純粋に予測であるデータ、すなわち、宇宙機の位置
に関して予測された知見、ISLビームがポインティン
グするターゲット宇宙機の予測された位置、および宇宙
機の変化する姿勢と標準座標基準に対するISLターミ
ナルの整合とに関して予測された知見に基づくデータを
用いて1以上のISLターミナルをポインティングす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の適用に
おいて、宇宙機は、独立体として動作する。各宇宙機
は、太陽センサ、星センサ、および地球地平線(リム)
センサなどの搭載姿勢センサの使用により、それ自体の
姿勢を判定する。センサ位置における、各軸(ロール、
ピッチおよびヨー)に沿った0.1度までの姿勢に関す
る知見は、典型的には、高価ではあるが、これらのセン
サによって達成可能である。しかし、宇宙機の物理的歪
曲および運動が起こると、ISLポインティングに関す
る知見の不明確さは増大する。
【0005】姿勢判定およびポインティングをより精密
にするためには、最新世代の衛星コンステレーションが
必要である。より高い通信データ速度に対する要望が増
大することにより、より短い動作波長および高利得(狭
ビーム)を有するISLが必要となっている。ポインテ
ィングの正確度を増大させることが、高利得ISLの可
能性を実現するための重要な考慮事項となり、ますます
精密な姿勢の評価が要求されている。姿勢に関する知見
の正確な評価は、より高価なセンサシステムを必要とす
る。このようなセンサは連続的に活性であり、宇宙機か
らパワーを引き出す。そのため、このようなセンサは、
搭載電力消費の増加を必要とする。さらに、ISLビー
ム幅が減少するにつれて、宇宙機の姿勢の不明確さがI
SLビーム幅の重要な要素である点がある。これを超え
ると、宇宙機上のメカニズムおよび推力による宇宙機の
振動および運動の変化がISLポインティングにとって
重要な問題となる更なる点に到達する。
【0006】これらの問題点は、ISLを確立するため
に光波長が用いられる際に特に懸念される。Teled
esicおよびCelestriなどの次世代衛星コン
ステレーションは、コンステレーションにより確立され
た通信ネットワークに必要とされる高データレートを支
持するために、光波長ISLを必要とする(RF IS
Lを用いるイリジウムとは異なる)。光ISLは概し
て、0.01度未満のビーム幅で動作する。従って、光
ISLは、「閉ループ」モード、すなわち、ISLター
ミナル内のトラッキング回路が入ってくる受信信号を追
跡し、送信および受信ビームの両方の方向を操作するた
めに、受信信号をポインティングコントローラに供給す
るモードで動作しなければならない。一旦2つのISL
ターミナル間にリンクが確立されると、2つのISLタ
ーミナルは概してトラッキングシステムを用いてリンク
を維持し得る。このトラッキングシステムは、宇宙機の
姿勢を特に知ることなく、宇宙機プラットホーム妨害
(disturbance)を補償する。上記トラッキ
ングシステムは、プラットホーム間の相対運動の結果起
こる送信−受信ポインティングの差(すなわち、ポイン
トアヘッド情報)を補正するために、ターミナルが位置
する宇宙機間の関係に関する知見のみを必要とする。
【0007】しかし、捕捉段階において、2つの宇宙機
間にリンクが初期に確立されると、姿勢および宇宙機間
の関係に関するデータが重要である。なぜなら、ISL
ターミナルは、リンクが確立されるまで、開ループで制
御されるからである。多くの場合、この捕捉段階は、不
明確さのフィールド(「FOU」)に亘ってビームを走
査することにより実行される。FOUは、宇宙機の不明
確さを含み且つ通常これに支配されるサーチ領域であ
る。捕捉時間(すなわち、2つの宇宙機間のリンクを確
立するための時間)は、最小でも、FOUの領域に対し
て線形に増大する。さらに、捕捉プロセス中に姿勢が変
化した場合、または宇宙機の振動または移動が送信ビー
ム幅に対して有意である場合、リンクを捕捉する可能性
は低下するか、または少なくとも捕捉時間が有意に増大
する。多くの適用において、捕捉の可能性および時間
は、特に宇宙機リンクが多くの宇宙機間で急速に大幅に
変化する条件を含むコンステレーションにおいて重要で
ある。従って、上昇するISLポインティングの正確度
に関する問題は、スペースネットワークの機能性にとっ
て最も重要になりつつある。
【0008】これらの新しいコンステレーションにおけ
る宇宙機の姿勢に関する知見は、主要宇宙機通信アンテ
ナ(地球上の地上局と通信する)のポインティングにお
いても重要である。これらの宇宙機に提案されている大
容量のデータ伝送を実行するために、主要通信アンテナ
は、多くの狭い高利得ビームを生成し、それにより、周
波数の再使用および費用効果性の良好なユーザ(地上)
ターミナルを可能にする。姿勢に関する知見のエラーは
さらに、これらの狭いビームのポインティングに影響を
与える。
【0009】従来のシステムに関連する上述の問題およ
び欠点などにより、宇宙機のための非常に正確かつ安定
した飛行姿勢データを提供する方法が必要である。
【0010】また、一次通信のより狭いビームも必要で
ある。
【0011】また、宇宙機本体またはアンテナプラット
フォームの改善された安定処理および/あるいは安定処
理の改善された知識が必要である。
【0012】また、船上飛行姿勢センサの依存度を低減
させる必要もある。
【0013】また、ISL信号捕捉の間に飛行姿勢のド
リフト、過渡(transient)、および振動に非常に鈍感な
スキームも必要である。
【0014】また、ISL信号捕捉中に宇宙機からの飛
行姿勢データを減少させる必要もある。
【0015】また、ISLにリンクされた宇宙機のコン
ステレーション内のISLに対する捕捉時間を減少させ
る必要もある。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の必要性などは、宇
宙機の飛行姿勢を決定するための本発明の方法および装
置によって満たされる。第1の宇宙機と他の任意の宇宙
機の間の第1のISLリンクは、宇宙機の飛行姿勢を決
定する船上飛行姿勢センサを有する宇宙機のための予想
軌道データを用いて開ループ方法で確立される。リンク
ベクトルは、第1の飛行船上のISLターミナルおよび
開ループの予想ベクトルによって形成された差異によっ
て測定され、第1の宇宙機の飛行姿勢のより正確な測定
値を提供する。第1の宇宙機から第2のリンクを確立す
るために、宇宙機はこの測定値を利用し、飛行姿勢セン
サーからのデータを向上させることにより、飛行姿勢の
エラー、FOU、よって、第2のリンクならびにそれに
続くリンクの捕捉時間を減少する。第2のリンクが確立
された後に第1の宇宙機から形成される任意の後のリン
クは、宇宙機飛行姿勢エラーが確立されたリンク上で測
定されたデータを用いて完全に補償され得るので、セン
サからの宇宙機飛行姿勢データを必要としない。更に、
宇宙機から複数のリンクが確立された場合、各リンクの
予想ポインティングと実際ポインティングとを比較する
ことによって決定された飛行姿勢データは、非常に正確
な飛行姿勢データを宇宙機に提供するために利用され
る。
【0017】本発明の第1の宇宙機の姿勢を決定する方
法は、該第1の宇宙機と第2の宇宙機との間の予想リン
クベクトルを計算するステップと、該第1の宇宙機と該
第2の宇宙機とを接続するリンクから測定リンクベクト
ルを得るステップと、該予想リンクベクトルおよび該測
定リンクベクトルにおける差を比較して、該第1の宇宙
機の姿勢を決定するステップと、を包含し、このことに
より、上記の目的が達成される。
【0018】前記予想リンクベクトルを確立するステッ
プが、前記第1の宇宙機と少なくとも1つの他の宇宙機
との間の予想位置座標における差を決定することを含ん
でもよい。
【0019】リンクされた宇宙機からの位置データを前
記第1の宇宙機に与え、前記予想位置座標を決定するス
テップをさらに含んでもよい。
【0020】前記予想リンクベクトルを前記第1の宇宙
機の宇宙機座標系に参照させるステップをさらに含んで
もよい。
【0021】前記宇宙機座標系が、宇宙機速度ベクトル
に対して既知の配列状態にあると仮定され、前記参照さ
せるステップが、前記リンクベクトルを軌道位置座標系
から該宇宙機座標系に変換することを含んでもよい。
【0022】前記予想リンクベクトルが、前記第2の宇
宙機の範囲、アジマス、および高さを前記第1の宇宙機
に関連づける座標を有する変換関数を用いて変換されて
もよい。
【0023】前記比較するステップが、前記予想リンク
ベクトルと前記測定リンクベクトルとの間のアジマスお
よび高さの差を測定することを含んでもよい。
【0024】複数のそれぞれの宇宙機間で複数の予想お
よび測定リンクベクトルを確立し、該それぞれの予想お
よび測定リンクベクトルを比較して、前記第1の宇宙機
における姿勢オフセットの量を決定することをさらに含
んでもよい。
【0025】本発明の第1の宇宙機から第2の宇宙機へ
の開ループポインティングを確立する方法は、該第1の
宇宙機と該第2の宇宙機との間の一次予想リンクベクト
ルを計算するステップであって、該一次予想リンクベク
トルが、該第1の宇宙機と少なくとも1つのそれぞれの
他の宇宙機との間の少なくとも1つの二次予想リンクベ
クトルに関連して定義される、ステップと、該第1の宇
宙機と該少なくとも1つのそれぞれの他の宇宙機との間
の少なくとも1つの測定リンクベクトルを得るステップ
と、該一次予想リンクベクトルおよび該少なくとも1つ
の測定リンクベクトルを用いることによって、該第1の
宇宙機と該第2の宇宙機との間のISLリンクのための
開ループポインティングを確立するステップと、を包含
し、このことにより、上記の目的が達成される。
【0026】前記一次予想リンクベクトルを確立するス
テップが、前記第1の宇宙機と前記少なくとも1つの他
の宇宙機との間の予想位置座標における差を決定するこ
とを含んでもよい。
【0027】リンクされた宇宙機からの位置データを前
記第1の宇宙機に与え、前記予想位置座標として用いる
ステップをさらに含んでもよい。
【0028】前記開ループポインティングが、走査ビー
ムプロセスを用いて前記第2の宇宙機を捕捉することを
さらに含んでもよい。
【0029】本発明の衛星間リンクを宇宙機間に提供す
るためのターミナルは、該ターミナルを宇宙機に接続
し、ポインティング角が参照できる座標系を提供するた
めの機械的インターフェースと、入ってくる受信ビーム
から通信データを、遠隔ターミナルを用いて衛星間リン
クに沿って回収するための受信ユニットと、通信データ
を出て行く送信ビームとして該衛星間リンクに沿って該
遠隔ターミナルに発するための送信ユニットと、該入っ
てくる受信ビームおよび出て行く送信ビームを該機械的
インターフェースに参照されたそれぞれの所望のポイン
ティング角で操作し、該衛星間リンクを維持するための
操作ユニットと、該入ってくる受信ビームの入射方向を
モニタするためのトラックユニットと、該機械的インタ
ーフェースに参照された該操作手段の実際のポインティ
ング角を正確に測定するための測定ユニットと、該測定
ユニットからデータを受信し、該データを該座標系と比
較して宇宙機の姿勢の変更を測定し、該操作ユニットを
制御し、該ポインティング角を補正して宇宙機の姿勢の
変更を補償し、該衛星間リンクを維持するための制御ユ
ニットと、を含み、このことにより、上記の目的が達成
される。
【0030】最初に、前記遠隔ターミナルから入ってく
る受信ビーム信号を検出し、正しいポインティング角を
決定して衛星間リンクを確立するための捕捉ユニットを
さらに含んでもよい。
【0031】前記宇宙機が、複数の前記ターミナルを含
み、該ターミナルのそれぞれが、互いにかつ前記宇宙機
座標系に位置的に関連してもよい。
【0032】1つより多くの前記ターミナルが姿勢デー
タを提供するために用いられてもよい。
【0033】前記制御ユニットがマイクロプロセッサ装
置を含んでもよい。
【0034】前記操作ユニットが、前記送信および受信
ビームを操作するためのアクティブな光学素子を含んで
もよい。
【0035】前記ターミナルが、前記宇宙機の姿勢を決
定するために用いられ得る姿勢データを該宇宙機に提供
してもよい。
【0036】前記提供された姿勢データが、前記宇宙機
の姿勢を制御するために用いられてもよい。
【0037】前記ターミナルが、宇宙機上の安定したプ
ラットフォームを制御するための姿勢データを提供して
もよい。
【0038】理解されるように、本発明は本発明から逸
脱することなく、他のおよび別の実施形態も可能であ
り、多数の詳細は多くの点で改変が可能である。よっ
て、図面および説明は例示的ではなく、制限的ではない
とみなされるべきである。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明による閉ループ追跡ISL
ターミナル10を図1に示す。ターミナル10は、好ま
しくはコンピュータまたは埋め込まれたマイクロプロセ
ッサ装置である制御ユニット12を含む。この制御ユニ
ット12は、EPROM、EEPROM、またはフラッ
シュROMなどの不揮発性メモリ装置に好ましくは格納
されたプログラムされたコンピュータソフトウェア命令
を介してISL機能を制御する。操作ユニット14は、
メカニズム(例えば、活性光学)または他の手段を含ん
で提供され、それぞれの望ましいポインティング角度で
出て行く送信ビームおよび入ってくる受信ビームを操作
する。追跡ユニット16は遠隔ターミナルからの入って
くる受信ビームの方向を監視し、ポインティング訂正を
操作メカニズムに提供するために用いられる。操作ユニ
ット14および追跡ユニット16は、測定ユニット18
に連結される。測定ユニット18は、ターミナル座標シ
ステムに参照されたターミナル10の実際のポインティ
ング角度を測定する。送信ユニット20は、追跡ユニッ
ト16によって決定された入射の方向にリンクされた方
向にターミナル10から通信データおよび捕捉/追跡光
学ビームを出て行く送信ビームとして発し、衛星間のリ
ンクを確立する。受信ユニット22は、ISLターミナ
ル受信ビームによって受信されたISLに沿って入って
くる信号から通信データを回収する。捕捉ユニット24
は、受信ビーム上に入ってくる信号を初めに検出し、且
つISLを確立するためにターミナル10のための正確
なポインティング角度を決定するために用いられる。機
械インタフェース26は、ターミナル10を宇宙機30
に接続するために用いられ、それにポインティング角度
が参照され得る。宇宙機30は、複数のこのようなIS
Lターミナル10を支持し得る。ターミナル10とそれ
らの機械インタフェース26のそれぞれとの機械的な関
係は、宇宙機の位置情報を決定するための参照フレーム
を設けるように正確に知られる。本発明の1つの局面で
は、1つ以上のISLターミナルが飛行姿勢データを提
供するために用いられる。
【0040】宇宙機の姿勢を正確に決定する方法が、本
発明によって提供される。本発明の方法を用いると、宇
宙機を他の宇宙機に接続するISLターミナルの実際の
ポインティング角度を測定し、そしてこれらの測定され
た角度を宇宙機間のリンクベクトルに対する予測された
ポインティング角度と比べることによって、宇宙機の姿
勢がわかる。宇宙機座標系で見た予測と実測のリンクベ
クトルの差は、宇宙機の姿勢のオフセットのより正確な
測定値を提供する。
【0041】ISLターミナルによって提供される姿勢
データは、コンピュータで実施される工程によって決定
される。好ましくは、これらの工程は、ターミナル12
または宇宙機自体などに搭載される、ソフトウェア制御
のオンボードコンピュータによって実行される。宇宙機
が、姿勢制御または一次通信アンテナの向きの変更など
の場合に定期的に発生し得るような、姿勢の決定を必要
とするとき、図7に示されるようなコンピュータシーケ
ンスが用いられる。このシーケンスは、例示であり、同
じ機能を満足する別のシーケンスは、本発明の範囲を超
えない。従来のシステムおよび本発明のシステムにおけ
る宇宙機についての第1のリンクの場合、パス70に続
く。ここで、宇宙機は、複数のオンボード姿勢センサー
をコンピュータ処理することで姿勢データを得る。
【0042】本発明の実施において、宇宙機が現時点で
1つのISLリンクを確立させている場合は、コンピュ
ータシーケンス72に続く。オンボードセンサー74か
ら姿勢データを得ることに加えて、コンピュータは、予
測リンクベクトル76を計算し、そしてまたリンクを支
持するISLターミナルから実測リンクベクトル78を
得る。次に、これらのリンクベクトルを比較し残差姿勢
誤差の推定値を得る。次に、この残差姿勢誤差は、より
正確な姿勢推定値80を提供するために使用される。
【0043】本発明のさらなる実施において、宇宙機が
現時点で1つ以上のISLリンクを確立させている場
合、コンピュータシーケンス82に続く。このシーケン
スに対し、オンボードセンサーから姿勢データを得そし
て使用することは、選択自由であり、そして好ましい実
施においては実行されない。コンピュータは、確立され
たリンクの各々について予測リンクベクトル84を計算
し、そしてまたリンクを支持するISLターミナルから
実測リンクベクトル86を得る。次に、実測および予測
リンクベクトルの各対は、姿勢の推定値を得るために比
較される。次に、これらの姿勢の推定値は、組み合わさ
れて、より正確な姿勢推定値88を生成する。
【0044】コンピュータにより実施される本発明の方
法の派生は、本明細書に従う。図2は、地球の回りを周
回する2つの宇宙機30および32を例示する。各宇宙
機30および32は、実際にある瞬間時刻tに、リモー
ト座標参照を参照するカーテシアン座標系(^x,^
y,^z)(通常地球中心34)で定義されるある位置
→Piに位置づけられる。各宇宙機はまた、同じ座標系
で定義された、同じ瞬間時刻の速度ベクトル→Vi36
に沿って移動している。なお、本明細書において
【数1】 を(^x,^y,^z)と記載し、
【数2】 を→Vと記載することがある。ここで、 →Pi=P(xi,yi,zi,t)
【数3】 すなわち、位置の時間微分 宇宙機30から宇宙機32への実際のポインティングベ
クトルは、同じ座標系においてリンクベクトル→L21
8で記述される: →L21=→P2−→P1 図3に示されるように、各宇宙機30および32は一般
に、自分の物理座標(^xs,^ys,^zs)を参照す
る自分自身の座標系を維持する。この物理座標をISL
ターミナルの機械的インターフェース26が参照する。
各宇宙機は、時間経過とともに自分の物理座標を宇宙機
姿勢センサースイート(suite)によって決定され
るある誤差範囲内で正しい方向に置き、宇宙機速度ベク
トル36と既知の配置関係(自分の姿勢)にあるように
自分の座標系を維持する。誤差がない場合は、リンクベ
クトルは、宇宙機30の座標系40において以下のよう
に再定義される: →S21=A・S・→L21 S=f(→V1) A=g(Att1) ここで:→S21は、宇宙機30の座標系40において定
義されるリンクベクトル→L21を逆にした形である。
【0045】Sは、姿勢オフセットなしに地球中心座標
系34を理想的な宇宙機30座標系へ変換する直交変換
行列であり、そして宇宙機30の速度ベクトル→V1
関数である。
【0046】Aは、理想的な宇宙機座標系を真の宇宙機
30座標系40へ変換する直交変換行列であり、宇宙機
30姿勢オフセットAtt1の関数である。
【0047】リンクベクトルは、図3に示すように、宇
宙機デカルト座標(^xS、^yS、^zS)または宇宙
機球面座標(RS、θS、φS)のいずれでも表すことが
できる。但し、RSは、宇宙機30および32間の有効
距離(range)(距離(distance))であり、θSは、方位
角、即ち、速度ベクトル→V1(名目上の宇宙機x軸)
と、速度ベクトルおよび軌道平面に対する法線の両方を
含む平面にリンクベクトル→L21を投射したものとの間
の角度であり、φSは、仰角、即ち、リンクベクトル→
21と、速度ベクトルおよび軌道平面に対する法線の両
方を含む平面にリンクベクトル→L21を投射したものと
の間の角度である。
【0048】宇宙機座標系に加えて、各ISLターミナ
ル10は、一般に、宇宙機との機械的インターフェース
26に対して参照される自身の球面座標系を有する。I
SLターミナル座標系における宇宙機30上のISLタ
ーミナル10のポインティングベクトルと、宇宙機座標
系において規定される2つの宇宙機30および32を互
いに関係付けるリンクベクトルとの間の関係は、以下の
式によって与えられる。 →T21=B・→S21 但し、→T21は、ISLターミナル座標系において規定
されるISLターミナルポインティングベクトルであ
り、Bは、宇宙機30座標系40からISLターミナル
10座標系への変換を行うための直交変換行列である。
【0049】従って、ターミナル座標系におけるISL
ターミナル10ポインティングベクトルと地球中心座標
系におけるリンクベクトルとの間には、以下に示す既知
の関係がある。
【0050】→T21=B・A・S・→L21 変換行列は直交行列であるので、ISLターミナルポイ
ンティングベクトル→T21が既知であれば、上記の関係
を用いて、以下のように、Aひいては宇宙機姿勢を求め
ることができる。
【0051】→X=A・→Yの形を持つ(B-1・→
21)=A・(S・→L21) g-1(A)=Att1 前記の式は、理想的な誤差の無い系を仮定している。し
かし、姿勢センサをベースにした従来の開ループISL
ポインティングでは、ISLポインティングベクトルの
予測に以下の誤差が生じる。
【0052】1.2つの宇宙機の位置が宇宙機30によ
って正確には予測されないので、リンクベクトル→L21
の予測に誤差Δ→L21が生じる。
【0053】2.宇宙機30は、その真の速度ベクトル
を正確には知らないので、速度誤差Δ→V1が生じ、ひ
いては、変換行列Sの予測に誤差ΔSが生じる。
【0054】3.宇宙機30は、姿勢センサの姿勢誤差
ΔAtt1のために、予測された速度ベクトルに対する
座標軸整合を正確には知らないので、変換行列Aの予測
に誤差ΔAが生じる。
【0055】4.宇宙機30座標系40とターミナル機
械的インターフェース26との間の関係が、構造的歪み
に起因して誤差を有し、これにより、変換行列Bの予測
に誤差ΔBが生じ得る。
【0056】5.内部の機械および測定効果(internal
mechanical and measurement effects)に起因して、I
SLターミナル10は、搭載インターフェース26に対
して、ポインティングベクトル命令と比較した場合に、
得られたポインティングベクトルに内部誤差を有し、こ
れにより、命令されたポインティングベクトルに対する
実際のポインティングベクトルΔ→T21に誤差を生じ得
る。
【0057】従って、開ループ命令によって得られるポ
インティングベクトル→TΔ21は、以下の式によって与
えられる。
【0058】→TΔ21=(B+ΔB)・(A+ΔA)・
(S+ΔS)・(→L21+Δ→L21)+Δ→T21 得られたポインティングベクトル→TΔ21と必要なポイ
ンティングベクトル→T21との間の主要誤差項(dominan
t error term)は、名目上ΔAである(即ち、宇宙機姿
勢知識誤差(spacecraft attitude knowledge error)か
ら)ことに留意されたい。
【0059】本発明の姿勢決定局面を実施する場合、実
際のISLリンク(即ち、通信ビーム)が2つの宇宙機
30および32を接続し、宇宙機30上のISLターミ
ナル10を使用して宇宙機30との機械的インターフェ
ース26に対する実際のリンクについてのポインティン
グ角を測定し、これにより、幾分測定誤差を伴う真のポ
インティングベクトル→T21を提供する。これを用いて
宇宙機の姿勢を求める場合には、前の予測誤差の一部も
適用される。関係する誤差は以下に示す1〜4である。
【0060】1.2つの宇宙機の位置が宇宙機30によ
って正確には予測されないので、リンクベクトル→L21
の予測に誤差Δ→L21が生じる。
【0061】2.宇宙機30は、その真の速度ベクトル
を正確には知らないので、速度誤差Δ→V1が生じ、ひ
いては、変換行列Sの予測に誤差ΔSが生じる。
【0062】3.宇宙機30座標系40とターミナル機
械的インターフェース26との間の関係が、構造的歪み
に起因して誤差を有し、これにより、変換行列Bの予測
に誤差ΔBが生じ得る。
【0063】4.内部の機械および測定効果に起因し
て、ISLターミナル10は、搭載インターフェース2
6に対して、得られたポインティングベクトルの測定に
内部誤差を有し、これにより、実際のベクトル→T21
対して測定ポインティングベクトルΔΨ→T21に誤差を
生じ得る。
【0064】従って、あるエラーΔΨAtt1を含む姿
勢の概算値は、
【0065】
【数4】
【0066】である。
【0067】この式におけるエラーコントリビュータ
は、通常、オンボード姿勢センサからのエラーよりも小
さいので、得られた姿勢概算値はより正確であり、つま
りΔΨAtt1<ΔAtt1となる。
【0068】従って、宇宙機の姿勢オフセットの測定と
同様に、宇宙機30から宇宙機32までのポインティン
グ角度を測定し、その測定値を宇宙機30によって規定
される座標系40と関連付けられたベクトルに変換し、
宇宙機30によって決定される予測されたベクトルとこ
の座標系40内の測定されたベクトルとを比較すること
によって姿勢が求められる。オンボード姿勢センサから
のデータの姿勢の精度を上げるために姿勢データを用い
得、1つ以上のISLリンクが構築されている場合に
は、宇宙機に他の姿勢センサをオフさせるまたは一度I
SLリンクが構築されると精度の低いセンサで動作させ
る。次に、向上した姿勢情報が狭ビーム主要通信アンテ
ナ(narrower beam primary communication antenna)の
使用を認め、宇宙機全体またはアンテナプラットフォー
ムの安定性を向上させる。
【0069】通常、姿勢を概算する際の上記エラーコン
トリビュータの変化速度は、姿勢の動き、特に太陽電池
の動作等の宇宙機での過渡的な事象(transient event)
に起因する姿勢の動きと比較して遅い。更に、主要な残
差エラー期間は、当初、宇宙機の軌道ダイナミクスおよ
び宇宙機軌道情報に関係づけられた期間となり、これは
時間を超えて低減され得る。対照的に、姿勢制御および
姿勢情報は、姿勢センサの性能が任務寿命期間内に劣化
しているので、時間の経過と共に劣化する。更に、本発
明により提供される姿勢の精度は、宇宙機30および3
2がGPS等の位置決定センサまたは正確なグラウンド
トラッキングデータを有する場合に、更に向上され得
る。ISLを横断する(across)位置データを共有するこ
とにより、エラーΔ→L21およびΔ→V1が最小化され
得る。更に、宇宙機30が宇宙機32以外の宇宙機につ
いての他のISLリンクを有する場合、姿勢(Att1
+ΔΨAtt1)について利用可能な複数の概算値があ
ることが分かる。そして、これらの複数の概算値を結合
することにより、得られる姿勢の概算値に付随するエラ
ーは低減される。
【0070】本発明の別の局面では、コンピュータシー
ケンスを図8に示すが、宇宙機30からのISLリンク
が複数存在するために、捕捉プロセスは、低い周波数の
振動および過渡を含む、時間の経過と共に変化する宇宙
機の姿勢のオフセット、エラーおよび姿勢に対する感度
が低くなる。図4に示すように、宇宙機42は、複数の
宇宙機44および46を有するISLリンク50および
52を有し、新たなISLリンクを以前に連結されたこ
とのない宇宙機48で初期化することを必要とする。名
目上、宇宙機48へのリンクはベクトル54上にある。
捕捉プロセスは、好適には、図5に示すような走査プロ
セスであり、ここで第1の宇宙機上の1つのISLター
ミナル60は、別の宇宙機上のISLターミナル66に
よって検知されることを意図して、不確実性の領域(the
field of uncertainty)64上のビーム62を走査す
る。ISLターミナル60および66の両方が不確実性
の領域64と同じまたはそれよりも大きな捕捉領域を有
する。
【0071】従来のシステムでは、このプロセスは捕捉
を命令するシステムが、ISLターミナル60を同じ宇
宙機上の他のISLターミナルから独立して動作する必
要があり、システムは、上述のように宇宙機の速度ベク
トルについて決定され、ISLターミナル実装インター
フェースと宇宙機速度ベクトルとの公知の関係および宇
宙機姿勢センサによって測定された宇宙機の姿勢につい
て修正された概算された開ループポインティングベクト
ルを提供する。しかし宇宙機の姿勢は小さな振動および
過渡によって動力学的にかき乱され(purturbed)、姿勢
情報内にエラーを生成する。また、宇宙機の速度ベクト
ルに対するターミナル配列(terminal alignment)の情報
は、特に宇宙機に歪みが生じた際にエラーとなり得る。
このプロセスでは、不確実性の領域が(i)姿勢情報つま
り速度ベクトルと宇宙機の座標系との関係におけるエラ
ー、(ii)宇宙機座標系へのターミナル配列エラーの情報
におけるエラー、(iii)地球中心座標系(earth centered
coordinate system)内の宇宙機速度ベクトルの情報に
おけるエラー、(iv)地球中心座標系内の宇宙機位置の情
報におけるエラー、および(v)実装インターフェースに
関するターミナル内のエラーを包む必要がある。
【0072】結果として、走査ビームの幅および走査パ
ターンは、少なくとも、姿勢分析能(attitude resoluti
on)および利用可能な精度、真の姿勢からのエラーにお
ける力学的変化、振動および過渡のレベル、および宇宙
機の歪みの変化について考慮せねばならない。これらの
結果として、捕捉走査ビームの幅およびパターンを抑制
する姿勢の精度および宇宙機の安定性について厳しい要
求がなされる。更にこのような従来のシステムでは、I
SL開ループポインティングベクトルが振動および過渡
に起因する時間を超える予測不可能な関数である宇宙機
42の現在の姿勢に依存するので、宇宙機48へのIS
Lポインティングベクトルは、捕捉の間にリアルタイム
で更新されねばならない。従来のシステムがこれらの要
求に対して適当でないのに対して、本発明はこれらの要
求を取り扱うのに適している。
【0073】本発明の方法を用いると、必要とされるポ
インティングベクトルは、宇宙機48への予測ベクトル
と、既に宇宙機42にリンクされている宇宙機44およ
び46への予測ベクトルとの間の関係として規定され
る。従って、新しいベクトル54は、現存するリンク5
0、52によって規定されるリンク座標系に関連して予
測される。リンク間の関係は、地球中心座標系内で、す
なわち宇宙機の姿勢についての知識を必要とせずに予測
され得る。次に、宇宙機44、46へのリンク50、5
2に対する宇宙機42からの実際のリンクベクトルが、
ISL端末によって測定され、宇宙機座標系、またはす
べてのISL端末に共通である他の基準座標系に変換さ
れ、リンク座標系と基準座標系とを関連付けるために使
用される。次に、既知の(予測された)関係を真の(測
定された)ポインティングベクトルに適用することによ
って、端末60に対するポインティング命令が基準座標
系内で決定される。地球中心座標系からこの基準座標系
への変換は、回転(直交マトリックス変換)を含むだけ
であるため、このような変換後もリンクベクトル間の角
度関係は維持される。すなわちリンク座標系内での関係
は影響を受けない。好適なリンク座標系は、図6に示さ
れるように規定される。図6では、宇宙機48へのリン
クベクトル62(ベクトル54から引き出される)は、
現存するリンクベクトル64、66(リンクベクトル5
0、52から引き出される)の両方が存在する面に関連
して規定される。好適なゼロ角度ベクトル→V068
は、2つのリンクベクトル64、66間の中ほどに存在
するベクトルとして面内に規定される。
【0074】座標系内のリンクベクトルを予測リンクベ
クトルに対して規定したため、測定リンクベクトルを用
いることによって作成される座標系は、以下のエラーに
依存する。
【0075】1.宇宙機44、46の位置は宇宙機42
によって正確に予測されていないため、リンクベクトル
→L21および→L3150、52の予測にエラーが生じ
る。
【0076】2.ISL端末座標系間の関係についての
知識は、構造的な歪みによりエラーとなり得、この結
果、リンク50、52のための測定データの訂正にエラ
ーが生じ得る。
【0077】3.ISL端末は、それぞれの実際のポイ
ンティングベクトルを搭載インタフェース26に対して
測定するとき、内部の機械的なおよび測定上の影響によ
り内部エラーを有し得、この結果、リンク50、52に
対するポインティングベクトルの測定にエラーが生じ得
る。
【0078】リンクされる予定のISL端末に続いて送
られる命令は、さらに以下の別のエラーを有し得る。
【0079】4.宇宙機48の位置は宇宙機42によっ
て正確に予測されていないため、リンクベクトル→L41
54の予測にエラーが生じる。
【0080】5.ISL端末座標系間の関係についての
知識は、構造的な歪みによりエラーとなり得、この結
果、リンク54に対して使用されるISL端末へのポイ
ンティング命令の変換にエラーが生じ得る。
【0081】6.ISL端末は、その実際のポインティ
ングベクトルを搭載インタフェース26に対して制御す
るとき、内部の機械的なおよび測定上の影響により内部
エラーを有し得、この結果、リンク54に対して実現さ
れたポインティングベクトルにエラーが生じ得る。
【0082】これらのエラー状態のいずれも急速に変化
するエラーではなく、姿勢のオフセット、振動または過
渡に対しても、宇宙機の速度ベクトルについての知識に
対しても顕著に敏感ではない。従って、新しい座標系の
作成は、姿勢の正確な測定を必要とせずに姿勢および速
度を経時に追跡する正確な手段である。
【0083】従って、新しい座標系は、捕捉プロセス中
は安定し得る。よって、捕捉走査ビーム幅およびパター
ンについての、さらに宇宙機から必要とされる姿勢精
度、ならびに振動および過渡の許容レベルについての要
件は、本発明の方法では実質的に緩められる。
【0084】宇宙機42のISL端末間の機械的な関係
が既知であり一定である場合は、これらの搭載インタフ
ェースと宇宙機座標基準との間の関係についての知識の
精度は重要ではなく、このため宇宙機の歪みの衝撃が除
去される。従って、ISL端末は宇宙機との共通の機械
的インタフェース26を共有し得、すべてがこの共通イ
ンタフェースに堅固に取り付けられ得る。インタフェー
スはさらに、宇宙機に柔軟に取り付けられ得、これによ
り高周波マイクロ振動を宇宙機から受動的に減衰隔離す
ることができ、ISL端末での追跡の制約が減少する。
【0085】本発明では、不確実性の分野に属する多数
のエラーは、特に姿勢の不確実性のほとんどの部分は、
宇宙機42に対して除去されている。従って、走査パタ
ーンに必要とされるサーチ領域が減少し、これにより、
捕捉プロセスのほとんどの期間がFOUを横断する開ル
ープ走査に必要とされる時間であるため、捕捉時間が改
善される。さらに、上記の関係は姿勢についての正確な
知識に依存しないため、ポインティングデータは予め計
算され得るか、またはISL端末コントローラ内で伝達
され得る関係を規定する式として表され得る。これによ
り、宇宙機のコンピュータならびに飛行姿勢および位置
センサへの制約が実質的に低減される。すべての宇宙機
が、GPSなどの位置決定センサを有するか、または正
確な地面追跡データを有するならば、不確実性はさらに
低減され得る。既に確立されているISLリンクにわた
って軌道データを共有することによって、位置および速
度エラーによる不確実性は最小限にされ得る。
【0086】上記に加え、宇宙機48は、常に不確実領
域全体を調査しているので、捕捉されるためにISL接
続を確立する必要がないことにさらに留意されたい。従
って、コンステレーション中の少数の(2〜3)の宇宙
機がISLリンクを確立すれば、これらの宇宙機は常
に、上記の捕捉ポインティングデータの提供方法を用い
て次の宇宙機に対する捕捉プロセスにおいて、走査モー
ドで用いられ得る。このようにして、コンステレーショ
ン中の最初の少数の接続された宇宙機は、従来のアプロ
ーチによる開ループ捕捉を必要とする。捕捉時間はコン
ステレーションを提供する(populate)初期フェーズにお
いては一般に重要でないため、これらの初期接続には、
宇宙機およびターミナルの要求を制約させない。
【0087】さらに本発明の方法により、いったん初期
リンクが確立されると宇宙機42上のISLターミナル
については不確実領域が実質的に減少するため、捕捉プ
ロセスを改変してISLターミナルの複雑さを減少させ
るようにする可能性も考えられる。上述の捕捉プロセス
のこの改変バージョンにおいて、第1の宇宙機上のIS
Lターミナルは、不確実領域上を複数回ビームで走査す
る。第2の宇宙機上のISLターミナルは、不確実領域
より小さい視野領域を有しており、第1のISLターミ
ナルが不確実領域全体を走査する度毎に一回動くよう
に、この視野領域を不確実領域に対してステップしてい
く。受信視野領域は、同じ宇宙機上において他のISL
リンクが確立されていないときのみに、すなわち初期の
捕捉についてのみステップされるだけでよいようなサイ
ズにされ得る。視野の減少により、光学系および捕捉検
出器のサイズおよび複雑さに関する制約が緩和される。
【0088】本発明のさらなる局面において、複数の
(3以上)リンクを用いて、ターミナル座標系と宇宙機
座標系との間の関係の知識の精度を改善し得る。これに
より、ターミナルのうちいずれかがリンク接続を変更し
なければならない場合において捕捉ポインティング知識
が改善される。
【0089】この本発明の局面において、システムが本
発明による姿勢決定局面を実施する際、コントローラは
まず、本発明の第1の局面において説明したように、全
ての既存のリンクおよび用いられていればその他のセン
サの測定に基づいて更新された、姿勢変換行列Aを決定
する。次にコントローラは、この決定された変換行列A
を用いてこれらの既存のリンクの全てについてターミナ
ルポインティングベクトルを再予測し、これらの予測値
を実際に測定されたターミナルポインティングベクトル
と比較する。次に比較差を用いて、ターミナル座標系と
宇宙機座標系との間の関係の推定値を訂正する。
【0090】同様にして、システムが本発明によるリン
ク座標系局面を実施する際、コントローラはリンク座標
系および、全ての接続されたリンクベクトルと予測され
たゼロ角度参照ベクトル→V0との間の予測された関係
を決定する。コントローラはまた、搭載された参照座標
系中において実際のゼロ角度ベクトルを決定することに
より、測定されたリンクベクトルデータを用いてリンク
座標系をこの搭載座標系に対し参照する(reference)。
次にコントローラは、測定されたリンクベクトルと実際
のゼロ角度ベクトルとの間の角度を決定する。次にこれ
らの角度を予測された角度に対して比較する。次に比較
差を用いてターミナル座標系間の関係の推定値を訂正す
る。
【0091】
【発明の効果】従って本発明は、複数のISLおよび宇
宙機をコンステレーション状に用い、宇宙機の軌道パラ
メータの正確な知識を提供し、ISLポインティングベ
クトルを動的に測定する能力を提供することにより、高
精度かつ安定な姿勢データをISLターミナルから宇宙
機に提供することを可能にする。これによって、より狭
いビームの通信アンテナを用いること、宇宙機全体また
はアンテナプラットホームの安定化、およびISLがア
クティブである間において宇宙機上の他の姿勢センサの
利用を無くすかあるいは減らすことが可能になることに
より、電力の温存および/または宇宙機姿勢データの信
頼性を高めることが可能になる。本発明はまた、捕捉プ
ロセス中の宇宙機の姿勢のドリフトや変異および振動に
対する高い許容度を提供し、捕捉したい宇宙機からの姿
勢知識を得るためのISL要求が減少させ、ISLによ
ってリンクされた複数の宇宙機を含むシステム中におけ
るISLの捕捉時間を減少させ、捕捉用のISLターミ
ナルの複雑さを減少させる。
【0092】本発明を低地球軌道通信コンステレーショ
ンに関して説明したが、このタイプの宇宙機に限定され
ない。観察プラットホームの安定化および付随する効果
のため、および通信リンクと天文的観察または地球上観
察とを用いた複数使用宇宙機などのための、2つ以上の
宇宙機、静止コンステレーション、地球資源宇宙機を用
いる長距離ベースライン無線または光学的天文学など
の、その他の場合にも応用可能である。
【0093】上記のように、本発明は以前のシステムに
関連する多くの問題を解決し、改善された能力、効率、
および信頼性を提供する。しかし、付属の請求項で表現
される本発明の原則および範囲内において、当業者は本
発明の性質を説明するために本明細書において記載し例
示した部材の詳細、材料および構成の様々な変更をなし
得ることが、理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単一のISLターミナルを示すブ
ロック図である。
【図2】本発明によるISLによってリンクされた軌道
上の2つの宇宙機の位置関係を示す図である。
【図3】本発明によって実施される座標変換関係を示す
図である。
【図4】本発明によるISL信号捕捉に対する宇宙機の
関係を示す図である。
【図5】ISL捕捉段階に対するビームと視野との関係
を示す。
【図6】改善された捕捉のために本発明によって得られ
た新しい座標システムである。
【図7】本発明による宇宙機の飛行姿勢決定のためのI
SLターミナルを利用するコンピュータ実行型方法の工
程を示すフローチャートである。
【図8】本発明による捕捉段階にあるISLターミナル
を制御するコンピュータ実行型方法の工程を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 ISLターミナル 12 制御ユニット 14 操作ユニット 16 追跡ユニット 18 測定ユニット 20 送信ユニット 22 受信ユニット 24 捕捉ユニット 26 機械インタフェース 30 宇宙機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599050343 1600 Commerce Street, Boulder, Colorado 80301, U.S.A. (72)発明者 ジョセフ ゴア カナダ国 エヌ1ティー 1エム3 オン タリオ, ケンブリッジ, チャンバーレ イン ドライブ 51 (72)発明者 アンソニー サート アメリカ合衆国 コロラド 80303, ボ ルダー, タントラ ドライブ 662 (72)発明者 ウエイゴ チェン カナダ国 エヌ1ティー 1ジー2 オン タリオ, ケンブリッジ, ベン ドライ ブ 28

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の宇宙機の姿勢を決定する方法であ
    って、 該第1の宇宙機と第2の宇宙機との間の予想リンクベク
    トルを計算するステップと、 該第1の宇宙機と該第2の宇宙機とを接続するリンクか
    ら測定リンクベクトルを得るステップと、 該予想リンクベクトルおよび該測定リンクベクトルにお
    ける差を比較して、該第1の宇宙機の姿勢を決定するス
    テップと、 を包含する方法。
  2. 【請求項2】 前記予想リンクベクトルを確立するステ
    ップが、前記第1の宇宙機と少なくとも1つの他の宇宙
    機との間の予想位置座標における差を決定することを含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 リンクされた宇宙機からの位置データを
    前記第1の宇宙機に与え、前記予想位置座標を決定する
    ステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記予想リンクベクトルを前記第1の宇
    宙機の宇宙機座標系に参照させるステップをさらに含
    む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記宇宙機座標系が、宇宙機速度ベクト
    ルに対して既知の配列状態にあると仮定され、前記参照
    させるステップが、前記リンクベクトルを軌道位置座標
    系から該宇宙機座標系に変換することを含む、請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記予想リンクベクトルが、前記第2の
    宇宙機の範囲、アジマス、および高さを前記第1の宇宙
    機に関連づける座標を有する変換関数を用いて変換され
    る、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記比較するステップが、前記予想リン
    クベクトルと前記測定リンクベクトルとの間のアジマス
    および高さの差を測定することを含む、請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 複数のそれぞれの宇宙機間で複数の予想
    および測定リンクベクトルを確立し、該それぞれの予想
    および測定リンクベクトルを比較して、前記第1の宇宙
    機における姿勢オフセットの量を決定することをさらに
    含む、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1の宇宙機から第2の宇宙機への開ル
    ープポインティングを確立する方法であって、 該第1の宇宙機と該第2の宇宙機との間の一次予想リン
    クベクトルを計算するステップであって、該一次予想リ
    ンクベクトルが、該第1の宇宙機と少なくとも1つのそ
    れぞれの他の宇宙機との間の少なくとも1つの二次予想
    リンクベクトルに関連して定義される、ステップと、 該第1の宇宙機と該少なくとも1つのそれぞれの他の宇
    宙機との間の少なくとも1つの測定リンクベクトルを得
    るステップと、 該一次予想リンクベクトルおよび該少なくとも1つの測
    定リンクベクトルを用いることによって、該第1の宇宙
    機と該第2の宇宙機との間のISLリンクのための開ル
    ープポインティングを確立するステップと、 を包含する方法。
  10. 【請求項10】 前記一次予想リンクベクトルを確立す
    るステップが、前記第1の宇宙機と前記少なくとも1つ
    の他の宇宙機との間の予想位置座標における差を決定す
    ることを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 リンクされた宇宙機からの位置データ
    を前記第1の宇宙機に与え、前記予想位置座標として用
    いるステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記開ループポインティングが、走査
    ビームプロセスを用いて前記第2の宇宙機を捕捉する
    (acquire)ことをさらに含む、請求項9に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 衛星間リンクを宇宙機間に提供するた
    めのターミナルであって、 該ターミナルを宇宙機に接続し、ポインティング角が参
    照できる座標系を提供するための機械的インターフェー
    スと、 入ってくる受信ビームから通信データを、遠隔ターミナ
    ルを用いて衛星間リンクに沿って回収するための受信ユ
    ニットと、 通信データを出て行く送信ビームとして該衛星間リンク
    に沿って該遠隔ターミナルに発するための送信ユニット
    と、 該入ってくる受信ビームおよび出て行く送信ビームを該
    機械的インターフェースに参照されたそれぞれの所望の
    ポインティング角で操作し、該衛星間リンクを維持する
    ための操作ユニットと、 該入ってくる受信ビームの入射方向をモニタするための
    トラックユニットと、該機械的インターフェースに参照
    された該操作手段の実際のポインティング角を正確に測
    定するための測定ユニットと、 該測定ユニットからデータを受信し、該データを該座標
    系と比較して宇宙機の姿勢の変更を測定し、該操作ユニ
    ットを制御し、該ポインティング角を補正して宇宙機の
    姿勢の変更を補償し、該衛星間リンクを維持するための
    制御ユニットと、 を含むターミナル。
  14. 【請求項14】 最初に、前記遠隔ターミナルから入っ
    てくる受信ビーム信号を検出し、正しいポインティング
    角を決定して衛星間リンクを確立するための捕捉ユニッ
    トをさらに含む、請求項13に記載のターミナル。
  15. 【請求項15】 前記宇宙機が、複数の前記ターミナル
    を含み、該ターミナルのそれぞれが、互いにかつ前記宇
    宙機座標系に位置的に関連する、請求項13に記載のタ
    ーミナル。
  16. 【請求項16】 1つより多くの前記ターミナルが姿勢
    データを提供するために用いられる、請求項15に記載
    のターミナル。
  17. 【請求項17】 前記制御ユニットがマイクロプロセッ
    サ装置を含む、請求項13に記載のターミナル。
  18. 【請求項18】 前記操作ユニットが、前記送信および
    受信ビームを操作するためのアクティブな光学素子を含
    む、請求項13に記載のターミナル。
  19. 【請求項19】 前記ターミナルが、前記宇宙機の姿勢
    を決定するために用いられ得る姿勢データを該宇宙機に
    提供する、請求項13に記載のターミナル。
  20. 【請求項20】 前記提供された姿勢データが、前記宇
    宙機の姿勢を制御するために用いられる、請求項19に
    記載のターミナル。
  21. 【請求項21】 前記ターミナルが、宇宙機上の安定し
    たプラットフォームを制御するための姿勢データを提供
    する、請求項13に記載のターミナル。
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