JP2000000294A - 脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート - Google Patents

脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート

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JP2000000294A
JP2000000294A JP10168277A JP16827798A JP2000000294A JP 2000000294 A JP2000000294 A JP 2000000294A JP 10168277 A JP10168277 A JP 10168277A JP 16827798 A JP16827798 A JP 16827798A JP 2000000294 A JP2000000294 A JP 2000000294A
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Takehiko Oki
大木武彦
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Ohgi Technological Creation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭剤、及びその脱臭剤を具備させて靴底に
載置して使用される臭気除去用シートや、帽子や鬘の内
面側に取り付けて使用される汗取り用シートに関し、脱
臭効果が優れているとともに安全性にも優れた脱臭剤、
並びにこのような脱臭剤を具備した臭気除去用シート及
び汗取り用シートを提供することを課題とする。 【解決手段】 多孔質の炭又はトルマリン鉱石を含有し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭剤と、その脱
臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート、
さらに詳しくは、脱臭剤、及びその脱臭剤を具備させて
靴底に載置して使用される臭気除去用シートや、帽子や
鬘の内面側に取り付けて使用される汗取り用シートに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、脱臭剤としては種々のものが使用されているが、い
ずれも脱臭効果が十分でないものや、また脱臭効果があ
っても人体に対する安全性に問題のあるものであった。
【0003】一方、靴底に載置して使用される臭気除去
用シートとしても、従来より種々のものが市販されてい
るが、いずれもその効能は十分ではない。
【0004】さらに、帽子を着用する場合、発汗した場
合に帽子の内側の部分が湿潤することがあり、これに対
する対策を講じたような帽子は開発されていない。
【0005】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、脱臭効果が優れているとともに安
全性にも優れた脱臭剤、並びにこのような脱臭剤を具備
した臭気除去用シート及び汗取り用シートを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、脱臭剤と、その脱臭剤を具備した
汗取り用シート及び臭気除去用シートとしてなされたも
ので、脱臭剤としての特徴は、多孔質の炭又はトルマリ
ン鉱石が含有されていることにある。
【0007】炭又はトルマリン鉱石は、たとえば粉末状
のものが用いられる。
【0008】炭としては、たとえば竹の炭が用いられ
る。
【0009】竹の炭の粉末は、竹を乾留し、これを粉状
にすることによって得られるもので、得られた粉体の粒
子は、一般の多孔性物質に比べても著しく空隙が多い多
孔質物質である。
【0010】ちなみに、このような竹の炭の粉末は、1
cm3あたり表面積が20アールにもなり、一般に多孔性物
質として知られている木炭が1cm3あたりの表面積10ア
ールであることに比べると、約2倍の表面積を有し、こ
れが優れた吸着効果の要因となっている。
【0011】竹の乾留は、たとえば高圧蒸気釜によって
ケージ圧3気圧、100 ℃〜150 ℃、20〜30分の条件下で
行う。
【0012】一方、トルマリン鉱石は、通常電気石と称
され、硬度7.25、比重3.05の六方晶系の結晶構造を有す
る。
【0013】トルマリン鉱石は、極性の結晶体であり、
一般の誘電体のように電場の中におかなくても電気分極
を生ずる性質を有する。
【0014】トルマリン鉱石の組成は、NaX3Al
6(BO3)3Si618(OH)4で表される。
【0015】ここで、Xとは、Mg、Fe、Mn、L
i、Alのうちから任意に選択される金属元素を意味
し、XがMgの場合にはドラバイト(苦土電気石)と称
され、XがFe又はMnの場合にはショール(鉄電気
石)と称され、XがLi又はAlの場合にはエルバイト
(リチア電気石)と称されている。
【0016】本発明は、多孔質物質である竹の炭の粉の
吸着,消臭効果と、トルマリン鉱石の静電力による吸着
効果によって、優れた脱臭効果が生ずることを見い出し
て完成されたものであるが、両者を混合することによっ
て、竹炭の脱臭効果を半永久的に保持することができる
という相乗的な効果も有する。
【0017】すなわち、トルマリン鉱石の電極分極を生
ずる性質によって静電気が生じ、これが竹炭の活性化を
促進することとなるのである。
【0018】本発明の脱臭剤には、さらに青竹の皮の粉
末を含有させることが可能である。
【0019】この青竹の皮の粉末は、強い殺菌力及び消
臭力を有する。
【0020】そのままでも使用できるが、乾留すると消
臭力が増大する。
【0021】本発明の脱臭剤には、さらに熊笹の抽出成
分を含有させることが可能である。
【0022】この熊笹の抽出成分も、強い殺菌力及び消
臭力を有する。
【0023】さらに、本発明の脱臭剤には、金属フタロ
シアニンポリカルボン酸を含有することも可能である。
【0024】この金属フタロシアニンポリカルボン酸
は、単独でも消臭剤として用いられるものであるが、そ
れ自体が高価なものであるため、本発明においては上記
竹の炭やトルマリン鉱石とともに脱臭剤に含有される。
【0025】さらに、本発明の脱臭剤には、銀を含有す
ることも可能である。
【0026】この銀は、殺菌のために配合されるもので
ある。
【0027】銀は、銀イオンとして水溶液の状態にして
シート等に含浸させることが可能である。
【0028】また、粉末の状態でシート等に具備させる
ことも可能である。
【0029】銀イオンとして用いる場合には、リン酸ジ
ルコニウムに添加することによって使用するのが好まし
く、これによって水に対して溶出することがなく、また
肌に直接触れた場合の安全性も確保され、さらに銀イオ
ン単独に用いる場合に比べて抗菌効果も向上するという
利点がある。
【0030】この銀は、殺菌効果の他、静電気を除去す
る効果をも有する。従って、このような銀を配合した脱
臭剤を帽子や鬘の内面側に塗着し或いはこのような脱臭
剤を具備させたシートを帽子や鬘の内面側に取り付けた
場合には、頭髪が静電気を帯びるのを防止することがで
きる。
【0031】尚、このような静電気の除去作用は、炭も
有し、従って、炭と銀との併用により静電気の除去効果
が向上する。
【0032】上記のような脱臭剤をシートに具備させる
ことによって汗取り用シート及び臭気除去用シートとし
て使用することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0034】〔実施例1〕一実施例としての脱臭剤の組
成は次のとおりである。 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 8〜10% トルマリン鉱石の粉末 5〜8% 青竹の皮の粉末 2〜3% 熊笹のエキス 1% 金属フタロシアニンポリカルボン酸 1% 銀イオン 1%
【0035】残量は、基剤等が適宜配合される。
【0036】ここで、竹炭の粉末、トルマリン鉱石の粉
末、青竹の皮の粉末、熊笹のエキス、金属フタロシアニ
ンポリカルボン酸、銀の効果は上述のとおりである。
【0037】〔実施例2〕一実施例としての脱臭剤の組
成は次のとおりである。 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 8〜10% トルマリン鉱石の粉末 5〜8% 青竹の皮の粉末 1% 熊笹のエキス 1% 金属フタロシアニンポリカルボン酸 1% 銀イオン 1% カテキン類の粉末 1% 竹酢液 適量
【0038】残量は、基剤等が適宜配合される。
【0039】本実施例において配合したカテキン類は、
緑茶の中に含まれる成分であるが、抗酸化力を有する。
【0040】一般に、肉や油脂類等の不飽和脂肪酸を含
む食品類は、空気中に放置しておくと、比較的容易に変
質して風味を低下させ、不快臭を発生させる。
【0041】カテキン類は、このような肉類、油脂類、
魚介類等に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、鮮度を
保持する作用を有するのである。
【0042】一方、竹酢液は中和のために配合されるも
のである。
【0043】すなわち、竹炭の粉末、トルマリン鉱石の
粉末、カテキン類の粉末、青竹の皮の粉末、熊笹のエキ
ス、金属フタロシアニンポリカルボン酸のみでは、強ア
ルカリ性となるため、酸性の竹酢液を配合してpHを6.
8 〜7程度に維持するのである。
【0044】〔試験例1〕本試験例では、竹の炭の粉末
による脱臭効果を試験した。
【0045】臭気の要因となるアンモニアを、初濃度が
100ppmの状態となるように充填した内容積11.4L のガラ
ス製の容器内に、竹の炭の粉末を具備させた30cm角のシ
ートを入れた。
【0046】トリメチルアミンの濃度は、10分後には10
ppm に減少し、30分後には5ppmに減少し、60分後には3p
pmに減少した。
【0047】この結果、竹の炭の粉末のアンモニアに対
する吸着効果が非常に良好であることが裏付けられた。
【0048】尚、120 分後では、濃度は3ppmで変化はな
かった。
【0049】〔試験例2〕本試験例においても、竹の炭
の粉末による消臭効果を試験した。
【0050】臭気の要因となるトリメチルアミンを20pp
m の濃度で充填した内容積11.4L の箱の中に、竹の炭の
粉末を具備させた30cm角のシートを入れた。
【0051】トリメチルアミンの濃度は、10分後には13
ppm に減少し、30分後には12ppm に減少し、60分後には
10ppm に減少し、さらに120 分後には8ppm に減少し
た。
【0052】この結果、竹の炭の粉末のトリメチルアミ
ンに対する吸着効果が非常に良好であることが裏付けら
れた。
【0053】〔実施例3〕本実施例は、臭気除去用シー
トの一例としての靴底用シートの実施例である。図1に
おいて、1は靴底の形に模して形成された靴底用シート
のシート本体で、コルク層2の上面に布層3が貼着され
ることによって形成されている。
【0054】4は、前記シート本体1の上面に点在して
設けられた脱臭剤で、前記実施例1や実施例2の組成か
らなるものであるが、バインダーを兼ねた基剤としてポ
リカーボネート樹脂が用いられ、混練されてシート本体
1の上面に塗着されている。
【0055】この脱臭剤4は、細長い平行四辺形が2条
ずつ斜めに配列されるように点在して設けられている。
【0056】5は、略球形に形成されたガラスビーズ
で、前記脱臭剤4が設けられた部分以外のシート本体1
上に多数固着されている。
【0057】より詳しくは、脱臭剤4が設けられた部分
以外のシート本体1上にポリウレタン樹脂を塗布し、硬
化する前に多数のガラスビーズ5,…を散布し、ポリウ
レタン樹脂の硬化後に、脱臭剤4上に散布されているガ
ラスビーズ5のみを除去する。
【0058】この場合、脱臭剤4上にはポリウレタン樹
脂が存在しないので、脱臭剤4上のガラスビーズ5は容
易に除去することができ、上記のように脱臭剤4が設け
られた部分以外のシート本体1上に多数のガラスビーズ
5,…を固着することが可能となるのである。
【0059】そして、このような構成からなる靴底用シ
ート6は、靴の底部に載置して使用されるものである。
【0060】この場合において、シート本体1の上面に
設けられた脱臭剤には、吸着効果の優れた竹の炭の粉末
が含有されているため、臭気の要因となる成分や湿気が
この竹の炭の粉末に速やかに吸着されることとなり、所
定の脱臭効果が得られ、また足の蒸れも好適に防止され
ることとなる。
【0061】また、脱臭剤に含有されるトルマリン鉱石
の静電力による吸着効果によっても優れた脱臭効果が生
ずることとなる。
【0062】さらに、脱臭剤中に含有されている青竹の
皮の粉末、熊笹の抽出成分、銀によって強い殺菌力が生
ずるので、水虫等に対しても効果を生ずる。
【0063】さらに、シート本体1の上面には、多数の
ガラスビーズ5,…が設けられているため、ガラスビー
ズ5が足の裏面に当たり、ツボを刺激するという効果を
有する他、一般の靴の中敷のようにへこみが生ずること
もないという利点がある。
【0064】しかも、このガラスビーズ5,…は、脱臭
剤4が設けられた部分以外のシート本体1上に固着され
ているため、上記のような種々の脱臭剤の効果がガラス
ビーズ5によって遮断されることもないのである。
【0065】さらに、シート本体1にはコルク層2が具
備されているため、そのコルク層2が水分を好適に吸収
する。
【0066】このようなコルク層2の水分の吸収効果
は、上記のような竹炭の粉末、トルマリン鉱石の粉末の
吸着効果と相乗的に作用して、靴内の湿気を好適に防止
し、ひいては脱臭剤中に含有されている各種の殺菌成分
とともに水虫等の予防にもなる。
【0067】〔実施例4〕本実施例は、帽子の内側に取
り付けられる汗取り用シートの実施例である。
【0068】図3において、7は汗取り用シートで、同
図に示すように帯状にして帽子8の内面側に取り付けら
れている。
【0069】このような汗取り用シート7に、前記実施
例1や実施例2の組成からなる脱臭剤が具備されてい
る。
【0070】脱臭剤は、上記実施例3と同様に、ポリカ
ーボネート樹脂に混練されて汗取り用シート7に塗着さ
れている。
【0071】このような汗取り用シート7には上述のよ
うな脱臭剤が具備されているため、その脱臭剤に含有さ
れた竹の炭の粉末やトルマリン鉱石の吸着効果により、
汗が速やかに吸着され、従って好適な汗取り効果が得ら
れることとなる。
【0072】また、これらの吸着効果により、臭気の要
因となる成分も吸着され、上記実施例3と同様の脱臭効
果が得られることとなる。
【0073】さらに、脱臭剤中に含有されている青竹の
皮の粉末、熊笹の抽出成分、銀等の殺菌力によって、頭
髪の雑菌等も好適に滅菌することができる。
【0074】〔実施例5〕本実施例は、鬘の内側に脱臭
剤が具備される場合の実施例である。
【0075】上記実施例1や実施例2の組成からなる脱
臭剤が、鬘の内面側に塗着されることによって脱臭剤が
具備される。
【0076】脱臭剤は、上記実施例3や4と同様に、ポ
リカーボネート樹脂に混練されて鬘の内面側に塗着され
る。
【0077】本実施例においても、脱臭剤に含有された
竹の炭の粉末やトルマリン鉱石の吸着効果により、汗が
吸収され、好適な汗取り効果が得られる。
【0078】また、臭気の要因となる成分も吸着される
ので、優れた脱臭効果も得られる。
【0079】さらに、実施例4と同様に青竹の皮の粉
末、熊笹の抽出成分、銀等の殺菌力によって、頭髪の雑
菌等の滅菌効果も得られる。
【0080】〔その他の実施例〕尚、上記実施例1や実
施例2では、脱臭剤として上記のような組成のものを用
いたが、脱臭剤の組成は上記実施例1,2に限定される
ものではない。
【0081】要は、竹炭の粉末又はトルマリン鉱石の粉
末が含有されていればよいのである。
【0082】すなわち、竹炭の粉末とトルマリン鉱石の
粉末は、少なくとも一方が含有されていればよい。
【0083】また、キトサンの粉末等を配合することも
可能である。これらを配合した場合には、脱臭効果がよ
り良好となる。
【0084】さらに、上記実施例では、竹の炭の粉末を
用いたが、竹の炭の性状としては、粉末状のものに限定
されない。
【0085】また、炭の種類も該実施例の竹の炭に限ら
ず、たとえば笹炭や備長炭、さらにはヒノキの木炭等を
使用することも可能である。
【0086】また、ビール粕、麦の穀皮、米の籾殻、パ
ルプの滓等を炭化したものを用いることも可能である。
【0087】要は、多孔質の炭が用いられていればよ
い。
【0088】また、上記実施例3では、コルク層2の上
面に布層3が貼着されて靴底用シートのシート本体が構
成されていたため、上記のような好ましい効果が得られ
たが、シート本体1の素材はこれに限定されるものでは
ない。
【0089】さらに、該実施例3では、細長い平行四辺
形が2条ずつ斜めに配列されるように点在して脱臭剤が
シート本体1上に設けられていたが、脱臭剤をシート本
体1に具備させる態様は該実施例に限定されない。
【0090】さらに、該実施例3では、シート本体1上
にガラスビーズが多数固着されていたため、上記のよう
な好ましい効果が得られたが、このようなガラスビーズ
を設けることも本発明に必須の条件ではない。
【0091】さらに、上記実施例4では、汗取り用シー
ト7に脱臭剤を具備させ、帽子の内面側にその汗取り用
シート7を取り付けることによって帽子の内面側に脱臭
剤を具備させたが、帽子の内面側に脱臭剤を具備させる
手段はこれに限定されるものではなく、たとえば帽子の
生地に直接脱臭剤を塗着することによって具備させても
よい。
【0092】さらに、上記実施例5では、鬘の内面側に
直接脱臭剤を塗着したが、たとえば上記実施例4のよう
な汗取り用シート7を鬘の内面側に取り付けることによ
って脱臭剤を具備させることも可能である。
【0093】さらに、上記実施例3では、臭気除去用シ
ートを靴底用シートとして使用する場合について説明し
たが、臭気除去用シートの用途はこれに限定されるもの
ではない。
【0094】また、上記実施例4では、汗取り用シート
7を帽子の内面側に取り付けるシートとして使用した
が、汗取り用シート7の用途も該実施例4に限定される
ものではない。
【0095】さらに、脱臭剤を具備させる対象物も、上
記実施例の靴底用のシート、帽子、鬘に限定されるもの
ではなく、就寝用のシーツや枕カバー、さらには頭部に
着用するナイトキャップ等に具備させることも可能であ
り、その対象物は問うものではない。
【0096】
【発明の効果】叙上のように、本発明の脱臭剤は、多孔
質の炭又はトルマリン鉱石とを含有したものであるた
め、多孔性物質である炭によって、臭気の成分が速やか
に吸着,分解され、またトルマリン鉱石によって電気的
に分解され、臭気の要因となる成分を分解できるので、
従来の脱臭剤に比べると、その脱臭効果が著しく良好と
なる。
【0097】特に、両者を併用した場合には、炭の吸着
分解とトルマリン鉱石の電気的分解による相乗効果によ
って、脱臭効果はさらに向上することとなる。
【0098】また、天然物である炭やトルマリン鉱石を
用いているため、人体に対する影響も少なく、安全性も
維持できるという利点がある。
【0099】さらに、臭気の成分のみならず、水分,湿
気も炭によって吸着されるため、湿気等も好適に除去さ
れ、たとえば靴底用のシートや帽子や鬘の内面に取り付
けられるシートとして使用した場合に、単に脱臭効果の
みならず、発汗防止やむれ防止効果をも得ることができ
る。
【0100】さらに、金属フタロシアニンポリカルボン
酸を含有させた場合には、脱臭効果が一層良好になる。
【0101】さらに、青竹の皮の粉末、熊笹のエキス、
銀を配合した場合には、殺菌効果が良好になるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての靴底用シートの平面図。
【図2】同要部拡大断面図。
【図3】一実施例としての汗取り用シートの使用状態の
斜視図。
【符号の説明】
1…シート本体 4…脱臭剤 7…汗取り用シート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質の炭又はトルマリン鉱石が含有さ
    れていることを特徴とする脱臭剤。
  2. 【請求項2】 炭又はトルマリン鉱石が粉末である請求
    項1記載の脱臭剤。
  3. 【請求項3】 炭が竹の炭である請求項1記載の脱臭
    剤。
  4. 【請求項4】 青竹の皮の粉末が含有されている請求項
    1記載の脱臭剤。
  5. 【請求項5】 熊笹の抽出成分が含有されている請求項
    1記載の脱臭剤。
  6. 【請求項6】 金属フタロシアニンポリカルボン酸が含
    有されている請求項1記載の脱臭剤。
  7. 【請求項7】 銀が含有されている請求項1記載の脱臭
    剤。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の脱臭剤が具備され
    てなることを特徴とする臭気除去用シート。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7記載の脱臭剤が具備され
    てなることを特徴とする汗取り用シート。
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