JP2000000294A - 脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート - Google Patents
脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シートInfo
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Abstract
載置して使用される臭気除去用シートや、帽子や鬘の内
面側に取り付けて使用される汗取り用シートに関し、脱
臭効果が優れているとともに安全性にも優れた脱臭剤、
並びにこのような脱臭剤を具備した臭気除去用シート及
び汗取り用シートを提供することを課題とする。 【解決手段】 多孔質の炭又はトルマリン鉱石を含有し
たことを特徴とする。
Description
臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート、
さらに詳しくは、脱臭剤、及びその脱臭剤を具備させて
靴底に載置して使用される臭気除去用シートや、帽子や
鬘の内面側に取り付けて使用される汗取り用シートに関
する。
り、脱臭剤としては種々のものが使用されているが、い
ずれも脱臭効果が十分でないものや、また脱臭効果があ
っても人体に対する安全性に問題のあるものであった。
用シートとしても、従来より種々のものが市販されてい
るが、いずれもその効能は十分ではない。
合に帽子の内側の部分が湿潤することがあり、これに対
する対策を講じたような帽子は開発されていない。
めになされたもので、脱臭効果が優れているとともに安
全性にも優れた脱臭剤、並びにこのような脱臭剤を具備
した臭気除去用シート及び汗取り用シートを提供するこ
とを課題とする。
題を解決するために、脱臭剤と、その脱臭剤を具備した
汗取り用シート及び臭気除去用シートとしてなされたも
ので、脱臭剤としての特徴は、多孔質の炭又はトルマリ
ン鉱石が含有されていることにある。
のものが用いられる。
る。
にすることによって得られるもので、得られた粉体の粒
子は、一般の多孔性物質に比べても著しく空隙が多い多
孔質物質である。
cm3あたり表面積が20アールにもなり、一般に多孔性物
質として知られている木炭が1cm3あたりの表面積10ア
ールであることに比べると、約2倍の表面積を有し、こ
れが優れた吸着効果の要因となっている。
ケージ圧3気圧、100 ℃〜150 ℃、20〜30分の条件下で
行う。
され、硬度7.25、比重3.05の六方晶系の結晶構造を有す
る。
一般の誘電体のように電場の中におかなくても電気分極
を生ずる性質を有する。
6(BO3)3Si6O18(OH)4で表される。
i、Alのうちから任意に選択される金属元素を意味
し、XがMgの場合にはドラバイト(苦土電気石)と称
され、XがFe又はMnの場合にはショール(鉄電気
石)と称され、XがLi又はAlの場合にはエルバイト
(リチア電気石)と称されている。
吸着,消臭効果と、トルマリン鉱石の静電力による吸着
効果によって、優れた脱臭効果が生ずることを見い出し
て完成されたものであるが、両者を混合することによっ
て、竹炭の脱臭効果を半永久的に保持することができる
という相乗的な効果も有する。
ずる性質によって静電気が生じ、これが竹炭の活性化を
促進することとなるのである。
末を含有させることが可能である。
臭力を有する。
臭力が増大する。
分を含有させることが可能である。
臭力を有する。
シアニンポリカルボン酸を含有することも可能である。
は、単独でも消臭剤として用いられるものであるが、そ
れ自体が高価なものであるため、本発明においては上記
竹の炭やトルマリン鉱石とともに脱臭剤に含有される。
ることも可能である。
ある。
シート等に含浸させることが可能である。
ことも可能である。
ルコニウムに添加することによって使用するのが好まし
く、これによって水に対して溶出することがなく、また
肌に直接触れた場合の安全性も確保され、さらに銀イオ
ン単独に用いる場合に比べて抗菌効果も向上するという
利点がある。
る効果をも有する。従って、このような銀を配合した脱
臭剤を帽子や鬘の内面側に塗着し或いはこのような脱臭
剤を具備させたシートを帽子や鬘の内面側に取り付けた
場合には、頭髪が静電気を帯びるのを防止することがで
きる。
有し、従って、炭と銀との併用により静電気の除去効果
が向上する。
ことによって汗取り用シート及び臭気除去用シートとし
て使用することができる。
成は次のとおりである。 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 8〜10% トルマリン鉱石の粉末 5〜8% 青竹の皮の粉末 2〜3% 熊笹のエキス 1% 金属フタロシアニンポリカルボン酸 1% 銀イオン 1%
末、青竹の皮の粉末、熊笹のエキス、金属フタロシアニ
ンポリカルボン酸、銀の効果は上述のとおりである。
成は次のとおりである。 成分 配合量(重量%) 竹炭の粉末 8〜10% トルマリン鉱石の粉末 5〜8% 青竹の皮の粉末 1% 熊笹のエキス 1% 金属フタロシアニンポリカルボン酸 1% 銀イオン 1% カテキン類の粉末 1% 竹酢液 適量
緑茶の中に含まれる成分であるが、抗酸化力を有する。
む食品類は、空気中に放置しておくと、比較的容易に変
質して風味を低下させ、不快臭を発生させる。
魚介類等に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、鮮度を
保持する作用を有するのである。
のである。
粉末、カテキン類の粉末、青竹の皮の粉末、熊笹のエキ
ス、金属フタロシアニンポリカルボン酸のみでは、強ア
ルカリ性となるため、酸性の竹酢液を配合してpHを6.
8 〜7程度に維持するのである。
による脱臭効果を試験した。
100ppmの状態となるように充填した内容積11.4L のガラ
ス製の容器内に、竹の炭の粉末を具備させた30cm角のシ
ートを入れた。
ppm に減少し、30分後には5ppmに減少し、60分後には3p
pmに減少した。
する吸着効果が非常に良好であることが裏付けられた。
かった。
の粉末による消臭効果を試験した。
m の濃度で充填した内容積11.4L の箱の中に、竹の炭の
粉末を具備させた30cm角のシートを入れた。
ppm に減少し、30分後には12ppm に減少し、60分後には
10ppm に減少し、さらに120 分後には8ppm に減少し
た。
ンに対する吸着効果が非常に良好であることが裏付けら
れた。
トの一例としての靴底用シートの実施例である。図1に
おいて、1は靴底の形に模して形成された靴底用シート
のシート本体で、コルク層2の上面に布層3が貼着され
ることによって形成されている。
設けられた脱臭剤で、前記実施例1や実施例2の組成か
らなるものであるが、バインダーを兼ねた基剤としてポ
リカーボネート樹脂が用いられ、混練されてシート本体
1の上面に塗着されている。
ずつ斜めに配列されるように点在して設けられている。
で、前記脱臭剤4が設けられた部分以外のシート本体1
上に多数固着されている。
以外のシート本体1上にポリウレタン樹脂を塗布し、硬
化する前に多数のガラスビーズ5,…を散布し、ポリウ
レタン樹脂の硬化後に、脱臭剤4上に散布されているガ
ラスビーズ5のみを除去する。
脂が存在しないので、脱臭剤4上のガラスビーズ5は容
易に除去することができ、上記のように脱臭剤4が設け
られた部分以外のシート本体1上に多数のガラスビーズ
5,…を固着することが可能となるのである。
ート6は、靴の底部に載置して使用されるものである。
設けられた脱臭剤には、吸着効果の優れた竹の炭の粉末
が含有されているため、臭気の要因となる成分や湿気が
この竹の炭の粉末に速やかに吸着されることとなり、所
定の脱臭効果が得られ、また足の蒸れも好適に防止され
ることとなる。
の静電力による吸着効果によっても優れた脱臭効果が生
ずることとなる。
皮の粉末、熊笹の抽出成分、銀によって強い殺菌力が生
ずるので、水虫等に対しても効果を生ずる。
ガラスビーズ5,…が設けられているため、ガラスビー
ズ5が足の裏面に当たり、ツボを刺激するという効果を
有する他、一般の靴の中敷のようにへこみが生ずること
もないという利点がある。
剤4が設けられた部分以外のシート本体1上に固着され
ているため、上記のような種々の脱臭剤の効果がガラス
ビーズ5によって遮断されることもないのである。
備されているため、そのコルク層2が水分を好適に吸収
する。
は、上記のような竹炭の粉末、トルマリン鉱石の粉末の
吸着効果と相乗的に作用して、靴内の湿気を好適に防止
し、ひいては脱臭剤中に含有されている各種の殺菌成分
とともに水虫等の予防にもなる。
り付けられる汗取り用シートの実施例である。
図に示すように帯状にして帽子8の内面側に取り付けら
れている。
例1や実施例2の組成からなる脱臭剤が具備されてい
る。
ーボネート樹脂に混練されて汗取り用シート7に塗着さ
れている。
うな脱臭剤が具備されているため、その脱臭剤に含有さ
れた竹の炭の粉末やトルマリン鉱石の吸着効果により、
汗が速やかに吸着され、従って好適な汗取り効果が得ら
れることとなる。
因となる成分も吸着され、上記実施例3と同様の脱臭効
果が得られることとなる。
皮の粉末、熊笹の抽出成分、銀等の殺菌力によって、頭
髪の雑菌等も好適に滅菌することができる。
剤が具備される場合の実施例である。
臭剤が、鬘の内面側に塗着されることによって脱臭剤が
具備される。
リカーボネート樹脂に混練されて鬘の内面側に塗着され
る。
竹の炭の粉末やトルマリン鉱石の吸着効果により、汗が
吸収され、好適な汗取り効果が得られる。
ので、優れた脱臭効果も得られる。
末、熊笹の抽出成分、銀等の殺菌力によって、頭髪の雑
菌等の滅菌効果も得られる。
施例2では、脱臭剤として上記のような組成のものを用
いたが、脱臭剤の組成は上記実施例1,2に限定される
ものではない。
末が含有されていればよいのである。
粉末は、少なくとも一方が含有されていればよい。
可能である。これらを配合した場合には、脱臭効果がよ
り良好となる。
用いたが、竹の炭の性状としては、粉末状のものに限定
されない。
ず、たとえば笹炭や備長炭、さらにはヒノキの木炭等を
使用することも可能である。
ルプの滓等を炭化したものを用いることも可能である。
い。
面に布層3が貼着されて靴底用シートのシート本体が構
成されていたため、上記のような好ましい効果が得られ
たが、シート本体1の素材はこれに限定されるものでは
ない。
形が2条ずつ斜めに配列されるように点在して脱臭剤が
シート本体1上に設けられていたが、脱臭剤をシート本
体1に具備させる態様は該実施例に限定されない。
にガラスビーズが多数固着されていたため、上記のよう
な好ましい効果が得られたが、このようなガラスビーズ
を設けることも本発明に必須の条件ではない。
ト7に脱臭剤を具備させ、帽子の内面側にその汗取り用
シート7を取り付けることによって帽子の内面側に脱臭
剤を具備させたが、帽子の内面側に脱臭剤を具備させる
手段はこれに限定されるものではなく、たとえば帽子の
生地に直接脱臭剤を塗着することによって具備させても
よい。
直接脱臭剤を塗着したが、たとえば上記実施例4のよう
な汗取り用シート7を鬘の内面側に取り付けることによ
って脱臭剤を具備させることも可能である。
ートを靴底用シートとして使用する場合について説明し
たが、臭気除去用シートの用途はこれに限定されるもの
ではない。
7を帽子の内面側に取り付けるシートとして使用した
が、汗取り用シート7の用途も該実施例4に限定される
ものではない。
記実施例の靴底用のシート、帽子、鬘に限定されるもの
ではなく、就寝用のシーツや枕カバー、さらには頭部に
着用するナイトキャップ等に具備させることも可能であ
り、その対象物は問うものではない。
質の炭又はトルマリン鉱石とを含有したものであるた
め、多孔性物質である炭によって、臭気の成分が速やか
に吸着,分解され、またトルマリン鉱石によって電気的
に分解され、臭気の要因となる成分を分解できるので、
従来の脱臭剤に比べると、その脱臭効果が著しく良好と
なる。
分解とトルマリン鉱石の電気的分解による相乗効果によ
って、脱臭効果はさらに向上することとなる。
用いているため、人体に対する影響も少なく、安全性も
維持できるという利点がある。
気も炭によって吸着されるため、湿気等も好適に除去さ
れ、たとえば靴底用のシートや帽子や鬘の内面に取り付
けられるシートとして使用した場合に、単に脱臭効果の
みならず、発汗防止やむれ防止効果をも得ることができ
る。
酸を含有させた場合には、脱臭効果が一層良好になる。
銀を配合した場合には、殺菌効果が良好になるという利
点がある。
斜視図。
Claims (9)
- 【請求項1】 多孔質の炭又はトルマリン鉱石が含有さ
れていることを特徴とする脱臭剤。 - 【請求項2】 炭又はトルマリン鉱石が粉末である請求
項1記載の脱臭剤。 - 【請求項3】 炭が竹の炭である請求項1記載の脱臭
剤。 - 【請求項4】 青竹の皮の粉末が含有されている請求項
1記載の脱臭剤。 - 【請求項5】 熊笹の抽出成分が含有されている請求項
1記載の脱臭剤。 - 【請求項6】 金属フタロシアニンポリカルボン酸が含
有されている請求項1記載の脱臭剤。 - 【請求項7】 銀が含有されている請求項1記載の脱臭
剤。 - 【請求項8】 請求項1乃至7記載の脱臭剤が具備され
てなることを特徴とする臭気除去用シート。 - 【請求項9】 請求項1乃至7記載の脱臭剤が具備され
てなることを特徴とする汗取り用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10168277A JP2000000294A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10168277A JP2000000294A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000000294A true JP2000000294A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15865044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10168277A Pending JP2000000294A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 脱臭剤と、その脱臭剤を具備した臭気除去用シート及び汗取り用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000000294A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000073060A1 (fr) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Keiko Kondo | Feuille flexible |
US6649090B2 (en) | 2000-08-29 | 2003-11-18 | Gantan Beauty Industry Co., Ltd. | Liquid composition, flavor modification material, flavor modification method, air-conditioning material, interior/exterior construction material, freshness preservation material, storage, equipment, room interior items and fittings and equipment |
FR2982770A1 (fr) * | 2011-11-18 | 2013-05-24 | Oreal | Utilisation cosmetique de composes catalytiques d'oxydation choisis parmi les porphyrines, les phthalocyanines et/ou les porphyrazines comme agent deodorant |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP10168277A patent/JP2000000294A/ja active Pending
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
WO2000073060A1 (fr) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Keiko Kondo | Feuille flexible |
US6649090B2 (en) | 2000-08-29 | 2003-11-18 | Gantan Beauty Industry Co., Ltd. | Liquid composition, flavor modification material, flavor modification method, air-conditioning material, interior/exterior construction material, freshness preservation material, storage, equipment, room interior items and fittings and equipment |
FR2982770A1 (fr) * | 2011-11-18 | 2013-05-24 | Oreal | Utilisation cosmetique de composes catalytiques d'oxydation choisis parmi les porphyrines, les phthalocyanines et/ou les porphyrazines comme agent deodorant |
WO2013072487A3 (en) * | 2011-11-18 | 2014-06-12 | L'oreal | Cosmetic use of catalytic oxidation compounds chosen from porphyrins, phthalocyanines and/or porphyrazines as deodorant agent |
US9622953B2 (en) | 2011-11-18 | 2017-04-18 | L'oreal | Cosmetic use of catalytic oxidation compounds chosen from porphyrins, phthalocyanines and/or porphyrazines as deodorant agent |
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