JP2000000256A - 脛骨補綴装置並びにその組立方法 - Google Patents

脛骨補綴装置並びにその組立方法

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JP2000000256A
JP2000000256A JP15150098A JP15150098A JP2000000256A JP 2000000256 A JP2000000256 A JP 2000000256A JP 15150098 A JP15150098 A JP 15150098A JP 15150098 A JP15150098 A JP 15150098A JP 2000000256 A JP2000000256 A JP 2000000256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持部材がベース部材によって垂直方向に且
つ捻れ方向に保持されるように、互いに結合されたベー
ス部材と支持部材とを有する脛骨補綴装置を提供するこ
と 【解決手段】 脛骨補綴装置が、基端側支持面12と、
基端側支持面12を実質的に2分する中央に位置決めさ
れ基端方向にフレア状になっている突出部16とを有す
るベース支持部材10を有する。また一対の基端側支持
面32,34と、先端方向にテーパしており突出部16
をスライド可能に包囲するように寸法決めされた先端側
の溝42とを有する支持面部材30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膝関節の基端脛骨
面を置換するための補綴装置に関する。特に本発明は、
脛骨ベースプレート、脛骨インサート、インサート支持
部材および支持ネジに関する。
【0002】本発明は米国特許第4,550,448
号、第4,653,488号、第4,834,756
号、第4,944,756号、第5,035,700号
および第5,192,324号に関連する。これらの番
号の参照によりその内容がここに組み込まれたものとす
る。
【0003】
【従来の技術】従来知られた膝補綴装置には幾つかのタ
イプがある。一つのタイプは「再表面化タイプ」と呼ば
れることがある。これらの補綴装置では、先端大腿骨と
基端脛骨の関節表面を、各々金属およびプラスチック製
の顆タイプの関節支持部材で再表面を形成する。これら
の補綴装置は、適切な回転および移動の自由度を提供
し、また利用可能な接合空間の限界内に部材を収容する
ように最小限の骨切除を要求する。膝蓋骨大腿関節もま
た、同様に第3の補綴部材によって再表面化することが
できる。大腿部、脛骨および膝蓋骨の補綴再表面化部材
は、セメントを使用するか、生物学的骨内植固定手段に
よって、各々外科的に準備された隣接する骨構造に固着
される。
【0004】大腿部材は、合金構造(コバルト−クロム
合金や6A14Vチタン合金)であり、本来の先端大腿
骨、即ち膝関節の大腿骨側部と同じ形状とジオメトリ
の、多重径設計(multi−radius desi
gn)の内側(medial)および側部(later
al)の顆部支持面を提供する。通常、脛骨部材は、先
端の金属ベース部材と基端の係合プラスチック(int
erlocking plastic)、例えばUHM
WPE(超高分子量ポリエチレン)、コンポーネント即
ちインサートを有する。プラスチック脛骨プラトー支持
面は、係合する大腿顆の関節ジオメトリに大体一致する
ように多重径ジオメトリの凹部となっている。全膝補綴
装置の再表面化タイプでは、大腿部材と脛骨部材とが膝
関節の各側に位置決めされ、互いに機械的に接続即ち連
係されてはいない。
【0005】脛骨プラトー支持面ジオメトリは、関節接
触適合の所望の広がりや関連した移動(内側ー側部およ
び前方ー後方)および回転(軸および内反ー外反)第2
大腿ー脛骨動作によって、種々の形態を仮定しなければ
ならない。これらの種々の副次動作により、再表面化さ
れた膝が、膝関節の周りの靱帯や筋肉構造と関連して本
来の生体機構的方法で機能する。生育可能な柔らかい組
織構造は、大腿および脛骨支持面の接触を機能的に維持
しており、膝関節の安定性を達成するために必要なレベ
ルの強制力を提供し、屈伸動作のような主要動作と軸回
転のような副次動作を制御して減速させる。更に周囲の
組織構造と移植された膝補綴装置との間の機能的な相互
作用は、適切に設計された補綴装置の関節面の突然の動
作障害や衝撃負荷を最小にして、コンパクトな固定接点
での過剰な重圧を防止する。それにもかかわらず、脛骨
プラトー支持面は、擦り切れと重圧に耐えるように十分
に設計されなければならない。早熟のポリエチレンの擦
り切れは、追加の外科手術を必要とし、金属ベースプレ
ートの破損にもつながる。
【0006】UHMWPE製の脛骨支持部材は、上方に
延びる柱状構造を有し、この構造は部材中心線の僅かに
前方側でプラトー支持面の間に位置決めされている。こ
の構造は、後方十字靱帯代用物として機能し、大腿部材
の平行移動をさせ、前方負荷と後方負荷とを被りやす
い。通常、柱状構造は、支持部材の中空になった延長部
として形成され、金属挿入支持部材がその中空の延長部
内に置かれる。これらの部材は、「スタビライザインサ
ート」と呼ばれる。
【0007】脛骨補綴装置の材料的及び幾何学的要求に
加えて、重要な組立の要求がある。即ち、プラスチック
支持部材は使用時に、金属製のベース部材に固定して取
り付けなければならない。また金属製のインサート(イ
ンサート)は、剪断応力に耐えるようにベース部材に取
り付けなければならない。この組立の要求は、特に「モ
ジュラタイプの脛骨補綴装置」で必要である。
【0008】モジュラタイプの補綴装置は、整形外科医
が広く使用できる。モジュラ補綴装置は、外科医が個々
の患者の解剖学的構造に合うように補綴装置をカスタマ
イズすることができる。従ってこれらのモジュラシステ
ムは通常、幾つかの異なるタイプとサイズのベース部材
を提供し、また幾つかの異なるタイプとサイズのプラス
チック支持部材を提供する。補綴装置は、移植直前に外
科医が組み立てる。従って、補綴装置の寸法と構造的な
側面においてどのような妥協もすることなしに、補綴装
置を容易に組み立てることが重要である。
【0009】Heldreth等に付与されたアメリカ
特許第5,405,396号には、プラスチック支持部
材を、「あり継ぎ構造」と同様な後方のトング(ton
gue)と溝を介して金属ベース部材に取り付けること
が開示されている。ベース部材の後方部分には溝が設け
られ、支持部材の後方部分にはトングが設けられてい
る。あり継ぎ機構は、ベース部材に形成される実質的に
V字形状のフレア状の突出部と、プラスチック支持部材
の底部に形成される中央に位置決めされた実質的にV字
形状のフレア状の凹所とを有する。ベース部材の中央よ
り僅かに前方のベース部材上に支持部材を配置し、トン
グが溝に係合してV字形状の突出部がV字形状の凹所に
係合するまで支持部材を後方下方側へスライドすること
によって、支持部材をベース部材に取り付ける。この構
造は、ある状況では支持部材をベース部材に適切に結合
することができるが、係合面が比較的小さい。比較的小
さな補綴装置の場合には、この形態では十分な結合力を
提供できず、支持部材がベース部材から外れがちであ
る。Heldreth等はまた、ベース部材内のV字形
状の突出部の前方中央に位置決めされたネジ孔を開示し
ている。ネジ孔は、補強部材を固定し、およびステムの
延長部分を取り付けるためのネジを受け入れるために使
用する。しかしネジとネジ孔の位置と形態は、ネジに剪
断応力と後方の負荷を掛ける。
【0010】ホフマン等に付与されたアメリカ特許第
4,963,152号は、非対称の補綴脛骨部材を開示
しており、この補綴脛骨部材は、プラスチック支持部材
が、一対の後方トングと溝との結合および単一の中央前
方スナップロックを介して金属ベース部材に結合してい
る。この形態はHeldreth等の特許に開示された
形態よりも一層弱い結合力しか提供できないであろう。
【0011】Forteに付与されたアメリカ特許第
5,358,527号は、多くの実施形態を含む全膝補
綴装置を開示している。Forteの幾つかの実施形態
では、あり継ぎタイプの結合から成る、プラスチック支
持部材と金属ベース部材との間の結合を示している。ベ
ース部材には、中央に位置するV字形状のフレア状の突
出部が設けられ、この突出部は後方部分で拡がり、外側
に曲がって、ベース部材の内側と側方のエッジに沿って
続く一対の後方リップを形成する。プラスチック支持部
材には、係合する中央凹所と周囲のフレア状の端部とが
形成される。ベース部材におけるフレア状の突出部は前
方のネジ孔を有し、支持部材は支持部材をベース部材に
更に固定するネジを受け入れるための対応する孔を有す
る。Forteに示される結合構造は、支持部材とベー
ス部材との間の強い結合を提供するように思えるが、幾
つかの欠点がある。周囲のリップは、プラスチック支持
部材の厚さをその端部で薄くすることを要求するため、
ベース部材の早期の擦り切れと、その後の損傷の危険性
がある。更に、もしネジが十分に締められていないか、
ネジが弛んだ場合には、中央のあり継ぎ部のV字形状に
より、ベース部材に対する支持部材の幾らかの捻れ運動
を許容してしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、支持
部材がベース部材によって垂直方向に且つ捻れ方向に保
持されるように、互いに結合されたベース部材と支持部
材とを有する脛骨補綴装置を提供することである。
【0013】また本発明の他の目的は、補綴装置のサイ
ズが比較的小さいとき、互いに固定して結合できるベー
ス部材と支持部材とを有する脛骨補綴装置を提供するこ
とである。
【0014】本発明の他の目的は、互いに容易に結合す
ることができるベース部材と支持部材とを有する脛骨補
綴装置を提供することである。
【0015】本発明の更に他の目的は、ベース部材と、
補強柱を有する安定支持部材とを有する脛骨補綴装置を
提供することである。
【0016】本発明の更に他の目的は、ベース部材と安
定支持部材とを有し、安定支持部材が補強柱と固定ネジ
とを有し、固定ネジが後方に掛かる剪断負荷に増加した
抵抗力を備えるとともに前方/後方での保持力を提供す
るような脛骨補綴装置を提供することである。
【0017】本発明の更に他の目的は、脛骨ベースプレ
ート用の係合構造と、インサートの支持部分の厚さが係
合構造により妥協されないインサートを提供することで
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】これらの目的に従って、
本発明の脛骨補綴装置は、金属ベース支持部材(ベース
プレート)、プラスチック支持面部材(インサート)、
スタビライザインサート支持部材および肩付きネジを有
する。ベースプレートは、実質的にベースプレートの前
端からベースプレートの後端へ延び、実質的に平行な一
対のあり継ぎ縁部を規定する、中央に位置し基端方向に
フレア状になっている突出部、すなわちレールを有す
る。直立した後方側ストップが、その後方端に隣接した
レールの上面に位置決めされ、後方側に角度の付いて曲
がったネジ孔が、レールの前方部分に設けられる。支持
部材(インサート)は、下方即ち先端方向にテーパした
凹所即ち溝を有し、この溝はベースプレート上のレール
を受け入れるように寸法決めされている。またインサー
トは、ベースプレートのレール上の後方ストップがイン
サート支持部材に係合できるために後方ストップ受け入
れ凹所を有する。中空の直立スタビライザがインサート
の中央部分に形成され、ネジ受け入れ孔がスタビライザ
の前方のインサートに形成されている。スタビライザイ
ンサート支持部材はL字形状であり、インサートの中空
スタビライザ部分の内側に固定するような寸法を有す
る。支持部材のベースには、肩付きネジにが入り込む端
ぐり孔が形成され、この肩付きネジはインサートのネジ
受け入れ孔とベースプレートを貫通して挿入され、ベー
スプレート内へ螺合する。支持部材の孔がインサートの
孔に整合するようにスタビライザ支持部材をインサート
の中空スタビライザ内へ挿入し(典型的には予め組み立
てられた副組立品となっている)、支持部材がレール上
のストップに係合するまでベースプレートのレール上
に、後方へインサートをスライドし、インサートと支持
部材の孔を貫通して肩付きのネジを挿入し、そしてベー
スプレートのネジ付き部分の中へネジを螺合することに
より、脛骨補綴装置が組み立てられる。
【0019】すなわち本発明の脛骨補綴装置は、a)基
端側支持面と、前記基端側支持面を実質的に2分する中
央に位置決めされ基端方向にフレア状になっている突出
部とを有するベース支持部材と、b)一対の基端側支持
面と、先端方向にテーパしており前記基端方向にフレア
状になっている突出部をスライド可能に包囲するように
寸法決めされた先端側の溝とを有する支持面部材とを備
える。
【0020】前記基端方向にフレア状になっている突出
部は、実質的に平行な一対のあり継ぎ縁部を規定しても
よい。
【0021】前記ベース支持部材は、前記基端方向にフ
レア状になっている突出部分の前方部分に位置決めされ
た第1ネジ受け入れ孔を有し、前記支持面部材は、前記
先端方向にテーパした溝が前記基端方向にフレア状にな
っている突出部を包囲しているとき、前記第1ネジ受け
入れ孔と整合する前方側の第2ネジ受け入れ孔を有して
もよい。
【0022】脛骨補綴装置が更に、c)前記第2ネジ受
け入れ孔を貫通し、前記第1ネジ受け入れ孔に螺合する
ように寸法決めされた肩付きネジを有してもよい。
【0023】前記支持面部材が、中央に位置決めされた
直立した中空スタビライザを有してもよい。
【0024】脛骨補綴装置が更に、d)ベース部分と直
立部分とを有する実質的にL字形状の支持部材を有し、
前記ベース部分が端ぐりされた第3のネジ受け入れ孔を
有し、前記直立部分が前記中空スタビライザの内側に固
定できるように寸法決めされ、前記肩付きネジが前記第
3ネジ受け入れ孔を介して前記ベース部分に係合するよ
うな寸法を有してもよい。
【0025】前記基端方向にフレア状になっている突出
部分は、前記第1、第2及び第3のネジ受け入れ孔が整
合しているときに前記支持部材と当接する直立する後方
側ストップを有してもよい。
【0026】また本発明の脛骨補綴装置は、a)基端側
の支持面と、中央に位置決めした第1あり継ぎ部と、お
よび先端側のネジ付き部分と基端側のネジなし部分とを
有する前側の第1ネジ受け入れ孔とを備えるベース支持
部材と、b)一対の基端側支持面と、先端側の第2あり
継ぎ部と、および前側の第2ネジ受け入れ孔とを有し、
前記第2あり継ぎ部が、前記第1、第2ネジ受け入れ孔
が互いに整合した状態で前記第1あり継ぎ部と係合する
ような寸法を有する、支持面部材と、c)前記第2ネジ
受け入れ孔を貫通し、前記第1受け入れ孔の前記先端側
のネジ付き部分と螺合するような寸法を有する肩付きネ
ジとを備えることを特徴とする。
【0027】この場合、前記支持面部材が中央に位置決
めされた直立した中空スタビライザを有してもよい。
【0028】また脛骨補綴装置が更に、d)ベース部分
と直立部分とを有する実質的にL字形状の支持部材を有
し、前記ベース部分が端ぐりされた第3のネジ受け入れ
孔を有し、前記直立部分が前記中空スタビライザの内側
に固定できるように寸法決めされ、前記肩付きネジが前
記第3ネジ受け入れ孔を介して前記ベース部分に係合す
るような寸法を有していてもよい。
【0029】また上記第1あり継ぎ部が、前記第1、第
2及び第3のネジ受け入れ孔が整合しているときに前記
支持部材と当接する直立する後方側のストップを有して
いてもよい。
【0030】また本発明の脛骨補綴装置は、a)基端側
支持面と、直立する後方側のストップを有する中央に位
置決めされた第1あり継ぎ部とを有するベース支持部材
と、b)一対の基端側支持面と、直立する中空スタビラ
イザと、および中央に位置決めされた先端側の第2あり
継ぎ部とを有し、前記第2あり継ぎ部が前記第1あり継
ぎ部をスライド可能に包囲するような寸法を有する、支
持面部材と、c)前記第2あり継ぎ部が前記第1あり継
ぎ部をスライド可能に包囲しているときに、前記直立す
る中空スタビライザの内側に固定され、前記後方側のス
トップに当接するように寸法決めされたスタビライザ支
持部材とを備えることを特徴とする。
【0031】また本発明の脛骨インサートは、基端側支
持面と、中央に位置決めされ前記基端側支持面を実質的
に2分する基端方向にフレア状になっている突出部とを
有する脛骨ベースプレートに使用するための脛骨インサ
ートであって、前記脛骨インサートが一対の基端側支持
面と先端方向にテーパした先端側の溝とを有する支持面
部材を有し、前記先端方向にテーパした溝は前記基端方
向にフレア状になっている突出部をスライド可能に包囲
するように寸法決めされていることを特徴とする。
【0032】この場合、前記支持面部材が、中央に位置
決めされた直立する中空スタビライザと前方側のネジ受
け入れ孔とを有していてもよい。
【0033】また本発明の脛骨ベースプレートは、一対
の基端側支持面と先端方向にテーパした先端側の溝とを
有する脛骨インサートを使用するための脛骨ベースプレ
ートであって、前記脛骨ベースプレートが基端側の支持
面と、中央に位置決めされ基端方向にフレア状になって
いる突出部とを有するベース支持部材を有し、該突出部
が前記支持面を実質的に2分し、且つ前記脛骨インサー
トの先端方向にテーパした溝をスライド可能に包囲する
ように寸法決めされていることを特徴とする。
【0034】この脛骨ベースプレートが更に、前記基端
方向にフレア状になっている突出部の後方側部分に位置
決めされた直立したストップを有していてもよい。
【0035】前記基端方向にフレア状になっている突出
部は、前方側のネジ受け入れ孔を有し、該孔は先端側の
ネジ付き部分と基端側のネジなし部分とを有していても
よい。
【0036】前記ネジ受け入れ孔は、肩付きネジを受け
入れるように寸法決めされていてもよい。
【0037】また本発明の脛骨補綴装置の組立方法は、
a)基端側支持面と、該基端側支持面を実施的に2分す
る中央に位置決めされた基端方向にフレア状になってい
る突出部とを有するベース支持部材を準備する行程と、
b)一対の基端側支持面と先端方向にテーパした溝とを
有する支持面部材を準備する行程と、c)前記先端方向
にテーパした溝が前記基端方向にフレア状になっている
突出部を包囲するように前記ベース支持部材上に前記支
持面をスライドさせる行程とを備えることを特徴とす
る。
【0038】また本発明の脛骨補綴装置の組立方法は、
a)基端側支持面と、中央に位置決めされた第1あり継
ぎ部と、先端側のネジ付き部分及び基端側のネジなし部
分を有する前方側の第1ネジ受け入れ孔とを有するベー
ス支持部材を準備する工程と、b)一対の基端側支持面
と、先端側の第2あり継ぎ部と、前方側の第2ネジ受け
入れ孔とを有する支持面部材を準備する工程と、c)前
記第2ネジ受け入れ孔を貫通して、前記第1ネジ受け入
れ孔において先端側のネジ付き部分に螺合するように寸
法決めされた肩付きネジを準備する工程と、d)前記第
2あり継ぎ部が前記第1あり継ぎ部と係合し、前記第
1、第2のネジ受け入れ孔が互いに整合するように、前
記支持面部材を前記ベース支持部材にスライドさせる行
程と、e)前記第1、第2のネジ受け入れ孔を介して前
記肩付きネジを挿入する行程と、f)前記第1ネジ受け
入れ孔のネジ付き部分の中へ前記ネジを螺合する行程と
を備えることを特徴とする。
【0039】この場合、更に、g)ベース部分と直立部
分とを有するほぼL字形状の支持部材を準備する工程で
あって、前記ベース部分が端ぐりされた第3のネジ受け
入れ孔を有し、前記支持面部材が前記直立部分を受け入
れるように寸法決めされた中空スタビライザ部分を有す
る、該準備工程と、h)前記スライドする行程の前に、
前記スタビライザ部分の中へ前記支持部材の直立部分を
挿入して、前記第3のネジ受け入れ孔を前記第2のネジ
受け入れ孔と整合させる行程とを備えていてもよい。
【0040】また本発明の脛骨補綴装置の他の組立方法
は、a)基端側支持面と、直立した後方側のストップを
有する中央に位置決めされた第1あり継ぎ部とを有する
ベース支持部材を準備する工程と、b)一対の基端側支
持面と、直立した中空スタビライザと、中央に位置決め
された先端側の第2あり継ぎ部とを有する支持面部材を
準備する工程と、c)前記直立した中空スタビライザの
内側に固定できる寸法を有するスタビライザ支持部材を
準備する工程と、d)前記中空のスタビライザ内へ前記
スタビライザ支持部材を挿入する行程と、e)第2のあ
り継ぎ部が第1のあり継ぎ部を包囲して、前記スタビラ
イザ支持部材が前記後方側のストップに当接するよう
に、前記ベース支持部材に前記支持面部材をスライドさ
せる行程とを備えることを特徴とする。
【0041】また本発明の脛骨補綴装置の他の組立方法
は、a)基端側の支持面と、直立した後方側のストップ
を有する中央に位置決めされた第1あり継ぎ部とを有す
るベース支持部材を準備する工程と、b)一対の基端側
支持面と、内部に挿入されたスタビライザ支持部材を有
する直立した中空のスタビライザと、中央に位置決めさ
れた先端側の第2あり継ぎ部とを有する支持面部材を準
備する工程と、c)第2のあり継ぎ部が第1のあり継ぎ
部を包囲して、前記スタビライザ支持部材が前記後方側
のストップに当接するように、前記ベース支持部材に前
記支持面部材をスライドさせる行程とを備えることを特
徴とする。
【0042】本発明の脛骨補綴装置は種々のサイズおよ
び厚さで作成してもよく、9mm(支持面の厚さ)のよ
うな小さいものでもよい。本発明の更なる目的と利点
が、添付した図面に関連した詳細な説明を参照すること
により、当業者に明らかになるであろう。
【0043】
【発明の実施の形態】図1〜図6に関し、本発明の脛骨
ベースプレート即ちベース支持部材10は、上側即ち基
端側の対称的な支持面12と下側即ち先端側の取り付け
ステム14とを含む。上面12は、基端方向にフレア状
になっている突出部即ちレール16によりほぼ2分され
ており、該レールはベースプレートの前後方向のほぼ全
幅に亘り延びており、以下に詳細に述べるように、第1
あり継ぎ部を形成している。レール16には、後方側に
直立したストップ18が形成され、前方側に後方側へ角
度(ほぼ12 1/2)が付いて形成される端ぐりされ
たネジ孔20が形成される。ステム14は後方側へ角度
(ほぼ3 1/2)がついて延びていることが好まし
く、後方側へ角度(ほぼ25 1/2)が付いて形成さ
れたフィン22,24により支持されていることが好ま
しい。ベース支持部材10は、コバルトクロム(ビタリ
ウム)合金でできていることが好ましい。
【0044】図7〜図12に関して、スタビライザ脛骨
インサート(支持面部材)30は対称的なプラスチック
(UHMWPE)製部材であり、該部材は2つの上面即
ち基端側ベアリング支持面32,34と、中央に直立し
た中空スタビライザ36とを有する。これら支持面3
2,34は大腿部材(図示せず)の先端顆に一致してお
り、またスタビライザ36は、後方十字靱帯の代わりと
して機能するように寸法決めされている。スタビライザ
36の前側には、ネジを受け入れる孔が形成されてい
る。図7,8および11に示すように、スタビライザ脛
骨インサート30の下面即ち先端面40は先端方向にテ
ーパした溝42によってほぼ2分されており、この溝4
2は上述のベースプレート10の基端方向にフレア状の
レール16と嵌合するような寸法を有し、またこれは第
2あり継ぎ部を構成している。溝42の後方側部分には
ストップ受け入れスロット44が形成され、以下詳細に
述べるように、ベースプレート10(図1)のストップ
18がこのスロット44を通過して、スタビライザ脛骨
インサート30に挿入できる。更にスタビライザ36と
ネジ孔38にアクセスする下側の中空部分の周りの溝4
2の領域には、インサート支持受け入れウエル46が形
成されている。以下詳細に説明するように、このウエル
46は、金属製のスタビライザ支持部材のベース部分を
受け入れるような寸法を有する。
【0045】上述したように、スタビライザ脛骨インサ
ート30は金属製(好ましくはコバルトクロム合金)の
支持部材を使用する。図13〜16は本発明のスタビラ
イザ支持部材50を示す。支持部材50はほぼL字形を
しており、ベース部分52と後方直立部分54とを有す
る。ベース部分52には、肩付きの後方に傾いた(ほぼ
12 1/2)前方側のネジ孔56が形成されている。
ベース部分52はスタビライザ脛骨インサート30(図
8)のウエル46内に嵌まるような寸法を有し、嵌まっ
た状態では中空スタビライザ36内へ直立部分54が延
び、孔56が孔38と整合するようになっている。
【0046】上記のことから、図17〜22に関して、
当業者は、上記の部材(ベースプレート10,インサー
ト30および支持部材50)を容易に組み立てて、図1
7〜22に示す脛骨補綴装置100を形成できることが
わかるであろう。図17と図22とに示すように、組立
の第1ステップでは、インサート30の中空スタビライ
ザ36の中へ支持部材50の直立部分54を配置して、
支持部材50のベース部分52をインサート30のウエ
ル46内に受け入れ、支持部材50の孔56がインサー
ト30の孔38と整合するようにする。上記の組立行程
の第1ステップにより得られた半組立部品は、組立品と
して利用される。
【0047】次に図17と図21に示すように、インサ
ートの後方端がベースプレート10の前方端に面し、イ
ンサート30の溝42がベースプレート10のレール1
6に整合するように、支持部材50を支持しているイン
サート30を位置決めする。インサート30を後方に押
し込み、レール16が溝42によって包囲されるように
し、また支持部材50のベース部分52がベースプレー
トのレール16上のストップ18に当接するようにす
る。ストップ18は、インサート30が更に後方へ動く
ことが防止し、インサートの孔38と支持部材50の孔
56とがベースプレート10の孔20と整合する位置に
インサート30を止める。そのように配置された部材1
0,30,50は、六角穴付き肩付きネジ60を38,
56,20に挿入して、ベースプレート10と螺合す
る。図17と図22に示すように、ベースプレート10
の孔20は、広いネジの切られていない、ネジ60の肩
部を受け入れる上部分即ち基端部分20Aと、ネジ60
のネジ付き部分を受け入れて螺合する下側即ち先端の細
いネジ付き部分20Bとを有する。図に示すように、ベ
ースプレート10のステム14は、ネジ付きのステムキ
ャップ70を有する。このキャップは、ステム14にス
テムの延長部分を接続するために外すことができる。
【0048】上記により当業者は、インサート30とベ
ースプレート10との中央でのあり継ぎ結合が、インサ
ートの優れたねじれ特性と垂直保持力を提供することが
わかるであろう。従来のソケットヘッドネジでなく肩付
きネジ60を使用することにより、インサートの前後の
固定に加えて、ネジが後方に付与される剪断負荷に対し
て高い抵抗となる。剪断負荷への増加した抵抗力は、ネ
ジ60の大きな径の肩部分によって達成される。従来の
ネジでは、抵抗力が上昇しないのは、ネジの形状に起因
することがわかった。更に補綴装置100はとても簡単
に組み立てることができ、組立時に部材を非常に注意深
く位置決めすることは必要ない。従来の多くの装置で要
求されるように、組立時にインサートの変形を必要とす
ることもない。またベースプレートへのインサートの結
合は、インサートの支持部分の厚さに干渉しない。
【0049】上述したように、本発明の脛骨補綴装置は
幾つかの異なるサイズで作ることができる。一例の実施
形態では、ベースプレート10は約6.20cm(約
2.44インチ)の横幅と約3.66cm(約1.44
インチ)の後方幅を有する。この実施形態では、支持面
12でのベースプレートの厚さは約0.297cm(約
0.117インチ)であり、レール16の高さは0.4
39cm(約0.173インチ)であり、ストップ18
の高さは支持面12から約0.726cm(約0.28
6インチ)である。レール16のフレアの角度は約60
と1/2であることが好ましい。ステム14は約3.0
0cm(約1.18インチ)の長さであり、1.33c
m(約0.525インチ)の外径を有する。インサート
30はベースプレート10に適合するように対応する寸
法を有する。この実施形態では、インサート30の支持
部分32,34の厚さ(予め設定されたゲージポイント
における)は、1.09cm(約0.430インチ)か
ら0.63cm(約0.247インチ)である。この実
施形態では、インサートの全体高さ(スタビライザ36
を含む)は、2.98cm(約1.174インチ)であ
る。本実施形態で使用された支持部材50は、1.90
cm(約0.748インチ)の全体高さを有する。支持
部材のベース部分は約1.28〜1.85cm(約0.
505〜0.729インチ)であり、ベース部分の孔の
直径は、0.90cm(約0.356インチ)の部分か
ら0.66cm(約0.258インチ)の部分に段が付
いている。本実施形態の肩付きネジ60は、1.61c
m(約0.635インチ)の全長、0.56cm(約
0.220インチ)のネジ付き部分の長さおよび0.6
1cm(約0.239インチ)の肩部の直径を有する。
【0050】脛骨補綴装置の部材と組み立てられた脛骨
補綴装置について説明してきた。本発明の特別な実施形
態について説明したが、本発明をそれに限定する意図は
なく、本発明は広範囲の技術で可能であり、明細書も同
様に読むことを意図している。特別の寸法を開示した
が、他の寸法を適用しても良い。また特別の角度を示し
たが、他の角度でも同様な結果が得られると認められ
る。更にストップに関して特別な形態を示したが、他の
形態のストップも同様に使用することができる。更に本
発明の補綴装置が特別の材料からできていることを示し
たが、異なる材料でもここに開示した同様な機能を達成
することができる。従って当業者は、特許請求の範囲か
ら逸脱することなしに、本発明の他の変更をすることが
できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するベース支持部材(脛骨ベースプ
レート)の基端上部の斜視図である。
【図2】図1のベース支持部材の下方すなわち先端の斜
視図である。
【図3】図1のベース支持部材の上面図である。
【図4】図1のベース支持部材の底面図である。
【図5】図1のベース支持部材の後方側側面図である。
【図6】図1のベース支持部材の内側(すなわち側部)
側面図である。
【図7】本発明の支持面部材(スタビライザ脛骨インサ
ート)の上側すなわち基端側の斜視図である。
【図8】図7の支持面部材の下方側すなわち先端側の斜
視図である。
【図9】図7の支持面部材の上面図である。
【図10】図7の支持面部材の底面図である。
【図11】図7の支持面部材の後方側側面図である。
【図12】図7の支持面部材の内側(すなわち側部)側
面図である。
【図13】本発明のスタビライザインサート支持部材の
上面図である。
【図14】図13の支持部材の底面図である。
【図15】図13の支持部材の後方側側面図である。
【図16】図13の16−16線に沿って破断した支持
部材の断面図である。
【図17】本発明の組み立てられた脛骨補綴装置の上側
すなわち基端側の破断斜視図である。
【図18】図17の脛骨補綴装置の下方側すなわち先端
側の斜視図である。
【図19】図17の脛骨補綴装置の上面図である。
【図20】図17の脛骨補綴装置の底面図である。
【図21】図17の脛骨補綴装置の後方側側面図であ
る。
【図22】図17の脛骨補綴装置の内側(すなわち側
部)側面図である。
【符号の説明】
10 脛骨ベースプレート(ベース支持部材) 12 支持面 14 ステム 16 レール(第1あり継ぎ部) 18 ストップ 20 ネジ孔 20A ネジ付き部分(ネジの切られている部分) 20B ネジなし部分(ネジの切られていない部分) 22,24 フィン 30 スタビライザ脛骨インサート(支持面部材) 32,34 ベアリング支持面 36 中空スタビライザ 38 ネジ孔 40 先端面 42 溝 44 スロット 46 ウエル 50 支持部材 52 ベース部分 54 直立部分 56 ネジ孔 100 脛骨補綴装置

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)基端側支持面と、前記基端側支持面を
    実質的に2分する中央に位置決めされ基端方向にフレア
    状になっている突出部とを有するベース支持部材と、 b)一対の基端側支持面と、先端方向にテーパしており
    前記基端方向にフレア状になっている突出部をスライド
    可能に包囲するように寸法決めされた先端側の溝とを有
    する支持面部材とを備える脛骨補綴装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の脛骨補綴装置であって、 前記基端方向にフレア状になっている突出部は、実質的
    に平行な一対のあり継ぎ縁部を規定することを特徴とす
    る脛骨補綴装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の脛骨補綴装置であって、 前記ベース支持部材は、前記基端方向にフレア状になっ
    ている突出部分の前方部分に位置決めされた第1ネジ受
    け入れ孔を有し、 前記支持面部材は、前記先端方向にテーパした溝が前記
    基端方向にフレア状になっている突出部を包囲している
    とき、前記第1ネジ受け入れ孔と整合する前方側の第2
    ネジ受け入れ孔を有することを特徴とする脛骨補綴装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の脛骨補綴装置が更に、 c)前記第2ネジ受け入れ孔を貫通し、前記第1ネジ受
    け入れ孔に螺合するように寸法決めされた肩付きネジを
    有することを特徴とする脛骨補綴装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の脛骨補綴装置であって、 前記支持面部材が、中央に位置決めされた直立した中空
    スタビライザを有することを特徴とする脛骨補綴装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の脛骨補綴装置が更に、 d)ベース部分と直立部分とを有する実質的にL字形状
    の支持部材を有し、前記ベース部分が端ぐりされた第3
    のネジ受け入れ孔を有し、前記直立部分が前記中空スタ
    ビライザの内側に固定できるように寸法決めされ、前記
    肩付きネジが前記第3ネジ受け入れ孔を介して前記ベー
    ス部分に係合するような寸法を有することを特徴とする
    脛骨補綴装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の脛骨補綴装置であって、 前記基端方向にフレア状になっている突出部分は、前記
    第1、第2及び第3のネジ受け入れ孔が整合していると
    きに前記支持部材と当接する直立する後方側ストップを
    有することを特徴とする脛骨補綴装置。
  8. 【請求項8】a)基端側の支持面と、中央に位置決めし
    た第1あり継ぎ部と、および先端側のネジ付き部分と基
    端側のネジなし部分とを有する前側の第1ネジ受け入れ
    孔とを備えるベース支持部材と、 b)一対の基端側支持面と、先端側の第2あり継ぎ部
    と、および前側の第2ネジ受け入れ孔とを有し、前記第
    2あり継ぎ部が、前記第1、第2ネジ受け入れ孔が互い
    に整合した状態で前記第1あり継ぎ部と係合するような
    寸法を有する、支持面部材と、 c)前記第2ネジ受け入れ孔を貫通し、前記第1受け入
    れ孔の前記先端側のネジ付き部分と螺合するような寸法
    を有する肩付きネジとを備えることを特徴とする脛骨補
    綴装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の脛骨補綴装置であって、 前記支持面部材が中央に位置決めされた直立した中空ス
    タビライザを有することを特徴とする脛骨補綴装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の脛骨補綴装置が更に、 d)ベース部分と直立部分とを有する実質的にL字形状
    の支持部材を有し、前記ベース部分が端ぐりされた第3
    のネジ受け入れ孔を有し、前記直立部分が前記中空スタ
    ビライザの内側に固定できるように寸法決めされ、前記
    肩付きネジが前記第3ネジ受け入れ孔を介して前記ベー
    ス部分に係合するような寸法を有することを特徴とする
    脛骨補綴装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の脛骨補綴装置であっ
    て、前記第1あり継ぎ部が、前記第1、第2及び第3の
    ネジ受け入れ孔が整合しているときに前記支持部材と当
    接する直立する後方側のストップを有することを特徴と
    する脛骨補綴装置。
  12. 【請求項12】a)基端側支持面と、直立する後方側の
    ストップを有する中央に位置決めされた第1あり継ぎ部
    とを有するベース支持部材と、 b)一対の基端側支持面と、直立する中空スタビライザ
    と、および中央に位置決めされた先端側の第2あり継ぎ
    部とを有し、前記第2あり継ぎ部が前記第1あり継ぎ部
    をスライド可能に包囲するような寸法を有する、支持面
    部材と、 c)前記第2あり継ぎ部が前記第1あり継ぎ部をスライ
    ド可能に包囲しているときに、前記直立する中空スタビ
    ライザの内側に固定され、前記後方側のストップに当接
    するように寸法決めされたスタビライザ支持部材とを備
    えることを特徴とする脛骨補綴装置。
  13. 【請求項13】基端側支持面と、中央に位置決めされ前
    記基端側支持面を実質的に2分する基端方向にフレア状
    になっている突出部とを有する脛骨ベースプレートに使
    用するための脛骨インサートであって、前記脛骨インサ
    ートが一対の基端側支持面と先端方向にテーパした先端
    側の溝とを有する支持面部材を有し、前記先端方向にテ
    ーパした溝は前記基端方向にフレア状になっている突出
    部をスライド可能に包囲するように寸法決めされている
    ことを特徴とする脛骨インサート。
  14. 【請求項14】請求項13記載の脛骨インサートであっ
    て、 前記支持面部材が、中央に位置決めされた直立する中空
    スタビライザと前方側のネジ受け入れ孔とを有すること
    を特徴とする脛骨インサート。
  15. 【請求項15】一対の基端側支持面と先端方向にテーパ
    した先端側の溝とを有する脛骨インサートを使用するた
    めの脛骨ベースプレートであって、前記脛骨ベースプレ
    ートが基端側の支持面と、中央に位置決めされ基端方向
    にフレア状になっている突出部とを有するベース支持部
    材を有し、該突出部が前記支持面を実質的に2分し、且
    つ前記脛骨インサートの先端方向にテーパした溝をスラ
    イド可能に包囲するように寸法決めされていることを特
    徴とする脛骨ベースプレート。
  16. 【請求項16】請求項15記載の脛骨ベースプレートが
    更に、前記基端方向にフレア状になっている突出部の後
    方側部分に位置決めされた直立したストップを有するこ
    とを特徴とする脛骨ベースプレート。
  17. 【請求項17】請求項15記載の脛骨ベースプレートで
    あって、 前記基端方向にフレア状になっている突出部は、前方側
    のネジ受け入れ孔を有し、該孔は先端側のネジ付き部分
    と基端側のネジなし部分とを有することを特徴とする脛
    骨ベースプレート。
  18. 【請求項18】請求項17記載の脛骨ベースプレートで
    あって、 前記ネジ受け入れ孔は、肩付きネジを受け入れるように
    寸法決めされていることを特徴とする脛骨ベースプレー
    ト。
  19. 【請求項19】a)基端側支持面と、該基端側支持面を
    実施的に2分する中央に位置決めされた基端方向にフレ
    ア状になっている突出部とを有するベース支持部材を準
    備する行程と、 b)一対の基端側支持面と先端方向にテーパした溝とを
    有する支持面部材を準備する行程と、 c)前記先端方向にテーパした溝が前記基端方向にフレ
    ア状になっている突出部を包囲するように前記ベース支
    持部材上に前記支持面をスライドさせる行程とを備える
    ことを特徴とする脛骨補綴装置の組立方法。
  20. 【請求項20】a)基端側支持面と、中央に位置決めさ
    れた第1あり継ぎ部と、先端側のネジ付き部分及び基端
    側のネジなし部分を有する前方側の第1ネジ受け入れ孔
    とを有するベース支持部材を準備する工程と、 b)一対の基端側支持面と、先端側の第2あり継ぎ部
    と、前方側の第2ネジ受け入れ孔とを有する支持面部材
    を準備する工程と、 c)前記第2ネジ受け入れ孔を貫通して、前記第1ネジ
    受け入れ孔において先端側のネジ付き部分に螺合するよ
    うに寸法決めされた肩付きネジを準備する工程と、 d)前記第2あり継ぎ部が前記第1あり継ぎ部と係合
    し、前記第1、第2のネジ受け入れ孔が互いに整合する
    ように、前記支持面部材を前記ベース支持部材にスライ
    ドさせる行程と、 e)前記第1、第2のネジ受け入れ孔を介して前記肩付
    きネジを挿入する行程と f)前記第1ネジ受け入れ孔のネジ付き部分の中へ前記
    ネジを螺合する行程とを備えることを特徴とする脛骨補
    綴装置の組立方法。
  21. 【請求項21】請求項20記載の方法が更に、 g)ベース部分と直立部分とを有するほぼL字形状の支
    持部材を準備する工程であって、前記ベース部分が端ぐ
    りされた第3のネジ受け入れ孔を有し、前記支持面部材
    が前記直立部分を受け入れるように寸法決めされた中空
    スタビライザ部分を有する、該準備工程と、 h)前記スライドする行程の前に、前記スタビライザ部
    分の中へ前記支持部材の直立部分を挿入して、前記第3
    のネジ受け入れ孔を前記第2のネジ受け入れ孔と整合さ
    せる行程とを備える脛骨補綴装置の組立方法。
  22. 【請求項22】a)基端側支持面と、直立した後方側の
    ストップを有する、中央に位置決めされた第1あり継ぎ
    部とを有するベース支持部材を準備する工程と、 b)一対の基端側支持面と、直立した中空スタビライザ
    と、中央に位置決めされた先端側の第2あり継ぎ部とを
    有する支持面部材を準備する工程と、 c)前記直立した中空スタビライザの内側に固定できる
    寸法を有するスタビライザ支持部材を準備する工程と、 d)前記中空のスタビライザ内へ前記スタビライザ支持
    部材を挿入する行程と、 e)第2のあり継ぎ部が第1のあり継ぎ部を包囲して、
    前記スタビライザ支持部材が前記後方側のストップに当
    接するように、前記ベース支持部材に前記支持面部材を
    スライドさせる行程とを備えることを特徴とする脛骨補
    綴装置の組立方法。
  23. 【請求項23】a)基端側の支持面と、直立した後方側
    のストップを有する、中央に位置決めされた第1あり継
    ぎ部とを有するベース支持部材を準備する工程と、 b)一対の基端側支持面と、内部に挿入されたスタビラ
    イザ支持部材を有する直立した中空のスタビライザと、
    中央に位置決めされた先端側の第2あり継ぎ部とを有す
    る支持面部材を準備する工程と、 c)第2のあり継ぎ部が第1のあり継ぎ部を包囲して、
    前記スタビライザ支持部材が前記後方側のストップに当
    接するように、前記ベース支持部材に前記支持面部材を
    スライドさせる行程とを備えることを特徴とする脛骨補
    綴装置の組立方法。
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WO2012062594A1 (de) 2010-11-11 2012-05-18 Basf Se Wärmealterungsbeständige polyamide

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