WO2024057458A1 - レーザ装置及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents

レーザ装置及び電子デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2024057458A1
WO2024057458A1 PCT/JP2022/034458 JP2022034458W WO2024057458A1 WO 2024057458 A1 WO2024057458 A1 WO 2024057458A1 JP 2022034458 W JP2022034458 W JP 2022034458W WO 2024057458 A1 WO2024057458 A1 WO 2024057458A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
laser
light
modulation signal
amplifier
pulsed
Prior art date
Application number
PCT/JP2022/034458
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
誠二 野極
Original Assignee
ギガフォトン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ギガフォトン株式会社 filed Critical ギガフォトン株式会社
Priority to PCT/JP2022/034458 priority Critical patent/WO2024057458A1/ja
Priority to PCT/JP2023/024268 priority patent/WO2024057673A1/ja
Publication of WO2024057458A1 publication Critical patent/WO2024057458A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/068Stabilisation of laser output parameters
    • H01S5/0683Stabilisation of laser output parameters by monitoring the optical output parameters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

レーザ装置は、連続光を出射する半導体レーザと、連続光を増幅し、外部装置から受信する発光トリガ信号に同期して連続光をパルス光に変換する第1の増幅器と、半導体レーザと第1の増幅器との間の連続光の光路に配置された光位相変調器と、光位相変調器に与える変調信号を出力する変調信号生成器と、変調信号生成器を制御するプロセッサと、を備え、プロセッサは、発光トリガ信号と同期した同一パターンの変調信号を変調信号生成器に生成させ、同一パターンの変調信号を光位相変調器に与えることにより、パルス光の1パルスに相当する時間内に連続光の波長を変調し、パルス光のスペクトル線幅を調整する。

Description

レーザ装置及び電子デバイスの製造方法
 本開示は、レーザ装置及び電子デバイスの製造方法に関する。
 近年、半導体露光装置においては、半導体集積回路の微細化及び高集積化につれて、解像力の向上が要請されている。このため、露光用光源から放出される光の短波長化が進められている。例えば、露光用のガスレーザ装置としては、波長約248nmのレーザ光を出力するKrFエキシマレーザ装置、並びに波長約193nmのレーザ光を出力するArFエキシマレーザ装置が用いられる。
 KrFエキシマレーザ装置及びArFエキシマレーザ装置の自然発振光のスペクトル線幅は、350~400pmと広い。そのため、KrF及びArFレーザ光のような紫外線を透過する材料で投影レンズを構成すると、色収差が発生してしまう場合がある。その結果、解像力が低下し得る。そこで、ガスレーザ装置から出力されるレーザ光のスペクトル線幅を、色収差が無視できる程度となるまで狭帯域化する必要がある。そのため、ガスレーザ装置のレーザ共振器内には、スペクトル線幅を狭帯域化するために、狭帯域化素子(エタロンやグレーティング等)を含む狭帯域化モジュール(Line Narrowing Module:LNM)が備えられる場合がある。以下では、スペクトル線幅が狭帯域化されるガスレーザ装置を狭帯域化ガスレーザ装置という。
米国特許第5760408号 米国特許出願公開第2021/0226411号
概要
 本開示の1つの観点に係るレーザ装置は、連続光を出射する半導体レーザと、連続光を増幅し、外部装置から受信する発光トリガ信号に同期して前記連続光をパルス光に変換する第1の増幅器と、半導体レーザと第1の増幅器との間の連続光の光路上に配置された光位相変調器と、光位相変調器に与える変調信号を出力する変調信号生成器と、変調信号生成器を制御するプロセッサと、を備え、プロセッサは、発光トリガ信号と同期した同一パターンの変調信号を変調信号生成器に生成させ、同一パターンの変調信号を光位相変調器に与えることにより、パルス光の1パルスに相当する時間内に連続光の波長を変調し、パルス光のスペクトル線幅を調整する。
 本開示の他の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、連続光を出射する半導体レーザと、連続光を増幅し、外部装置から受信する発光トリガ信号に同期して前記連続光をパルス光に変換する第1の増幅器と、半導体レーザと第1の増幅器との間の連続光の光路上に配置された光位相変調器と、光位相変調器に与える変調信号を出力する変調信号生成器と、変調信号生成器を制御するプロセッサと、第1の増幅器から出力された第1のパルスレーザ光の波長を変換して第2のパルスレーザ光を出力する波長変換システムと、を備え、プロセッサは、発光トリガ信号と同期した同一パターンの変調信号を変調信号生成器に生成させ、同一パターンの変調信号を光位相変調器に与えることにより、パルス光の1パルスに相当する時間内に連続光の波長を変調し、パルス光のスペクトル線幅を調整するレーザ装置によって紫外線波長のレーザ光を生成し、レーザ光を露光装置に出力し、電子デバイスを製造するために、露光装置内で感光基板にレーザ光を露光することを含む。
 本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、比較例に係るレーザ装置の構成を概略的に示す。 図2は、複数パルスのうちの第11番目のパルスと第14番目のパルスのそれぞれのタイミングで重畳される白色雑音スペクトル波形と、20パルス平均の白色雑音スペクトル波形との例を示すグラフである。 図3は、第1番目のパルスから第5番目のパルスのそれぞれのパルスの光スペクトル波形と、26パルス平均の光スペクトル波形との例を示すグラフである。 図4は、実施形態1に係るレーザ装置の構成を概略的に示す。 図5は、スペクトル線幅の制御例1を示すフローチャートである。 図6は、シフトレジスタを用いた疑似ランダム信号発生器の例を示す。 図7は、図6に示す疑似ランダム信号発生器の真理値表である。 図8は、実施形態1の固体シーダにおけるタイムチャートの例である。 図9は、実施形態2に係るレーザ装置の構成を概略的に示す。 図10は、実施形態2の固体シーダにおけるタイムチャートの例である。 図11は、光位相変調器に周波数fmの正弦波を印加して変調した際のスペクトル形状の例を示すグラフである。 図12は、周波数掃引幅とスペクトル線幅との関係を示すグラフである。 図13は、スペクトル線幅の制御例2を示すフローチャートである。 図14は、変形例1に係る固体シーダの構成を概略的に示す。 図15は、変形例2に係る固体シーダの構成を概略的に示す。 図16は、露光装置の構成を概略的に示す。
実施形態
 -目次-
1.比較例に係るレーザ装置の概要
 1.1 構成
 1.2 動作
 1.3 課題
2.実施形態1
 2.1 構成
 2.2 動作
 2.3 疑似ランダム信号発生器の具体例
 2.4 タイムチャートの例
 2.5 作用・効果
 2.6 その他
3.実施形態2
 3.1 構成
 3.2 動作
 3.3 光スペクトルの形状変化の説明
 3.4 作用・効果
4.固体シーダの変形例1
 4.1 構成
 4.2 動作
 4.3 その他
5.固体シーダの変形例2
 5.1 構成
 5.2 動作
6.他の変形例
7.電子デバイスの製造方法について
8.その他
 以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
 1.比較例に係るレーザ装置の概要
 1.1 構成
 図1は、比較例に係るレーザ装置10の構成を概略的に示す。本開示の比較例とは、出願人のみによって知られていると出願人が認識している形態であって、出願人が自認している公知例ではない。
 レーザ装置10は、マスターオシレータ(Master Oscillator:MO)としての固体シーダ20と、パワーアンプ(Power Amplifier:PA)としてのエキシマ増幅器30と、モニタモジュール40と、出射口シャッタ46と、レーザ制御プロセッサ50と、を備える。
 固体シーダ20は、連続(Continuous Wave:CW)光を出力する半導体レーザシステム100と、光位相変調器104と、固体増幅器106と、波長変換システム108と、白色雑音発生器110と、固体シーダ制御プロセッサ112と、を含む。
 半導体レーザシステム100は、波長約773.6nmのCWレーザ光を出力する分布帰還型(Distributed Feedback :DFB)の半導体レーザを含む。半導体レーザシステム100は、半導体レーザの温度値及び/又は半導体レーザの素子を流れる電流値を制御することによって、発振波長が変更可能な構成である。
 光位相変調器104は、半導体レーザシステム100から出力されたCW光の位相を変調する。白色雑音発生器110は、光位相変調器104に変調信号を重畳する。
 固体増幅器106は、光位相変調器104の出力光をパルス光化して増幅する。固体増幅器106は、半導体光増幅器(Semiconductor Optical Amplifier:SOA)と、チタンサファイヤ結晶と、ポンピング用パルスレーザと、を含む。SOAにパルス電流を流すことによって、SOAは光位相変調器104から出力されたCW光をパルス増幅し、パルス増幅されたパルスレーザ光を出力する。チタンサファイヤ結晶は、SOAでパルス増幅されたパルスレーザ光の光路上に配置される。ポンピング用パルスレーザは、YLFレーザの第2高調波光を出力するレーザ装置である。YLF(イットリウムリチウムフルオライド)は、化学式LiYF4で表される固体レーザ結晶である。なお、固体増幅器106は、チタンサファイヤ結晶を用いる増幅器の代わりに、又はこれと組み合わせてファイバ増幅器を含む構成であってもよい。
 波長変換システム108は、非線形結晶を含み、入射したパルスレーザ光を波長変換して第2高調波発生を2回行い、入射したパルスレーザ光の4倍の光周波数を有するパルス光を発生させる波長変換システムである。波長変換システム108は、例えば、LBO結晶と、KBBF結晶と、を含む。「LBO」は化学式LiB35で表される。「KBBF」は化学式KBe2BO32で表される。波長変換システム108は、固体増幅器106から出力されたパルスレーザ光PL1を波長変換し、波長約193.4nmのパルスレーザ光PL2を出力する。
 固体シーダ制御プロセッサ112は、固体シーダ20が出力するレーザ光の波長、パワー、パルス波形、スペクトル線幅等を制御する。固体シーダ制御プロセッサ112は、レーザ制御プロセッサ50からの入力に基づいて、半導体レーザシステム100と、固体増幅器106と、波長変換システム108と、白色雑音発生器110と、を制御する。本明細書においてプロセッサとは、制御プログラムが記憶された記憶装置と、制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、を含む処理装置である。プロセッサは本開示に含まれる各種処理を実行するために特別に構成又はプログラムされている。
 エキシマ増幅器30は、チャンバ120と、パルスパワーモジュール(PPM)122と、充電器124と、凸面ミラー126と、凹面ミラー127と、を含む。チャンバ120は、ウインドウ134a、134bと、1対の電極135a、135bと、電気絶縁部材136と、を含む。チャンバ120の中には、図示しないガス供給装置からArFレーザガスが供給される。ArFレーザガスは、Arガスと、F2ガスと、Neガス、とを含む。
 PPM122は、スイッチ123と、図示しない充電コンデンサと、を含む。充電器124は、PPM122に供給するための電気エネルギを保持する。充電器124は図示しない充電コンデンサに接続される。充電器124は、レーザ制御プロセッサ50からの指令に従い、PPM122の充電コンデンサを充電する。
 PPM122は、電気絶縁部材136中のフィードスルーを介してチャンバ120内の電極135bと接続される。電極135aは接地電位に接続される。
 ウインドウ134a、134bは、電極135a、135b間での放電励起により、増幅されたパルスレーザ光が通過するように配置される。
 凸面ミラー126と凹面ミラー127とは、波長変換システム108から出力されたパルスレーザ光PL2が電極135a、135b間の放電空間を3回通過してビームが拡大するように配置される。
 モニタモジュール40は、ビームスプリッタ142、143と、スペクトルモニタ146と、光センサ148と、を含む。ビームスプリッタ142は、エキシマ増幅器30から出力されたパルスレーザ光PL3の光路上において、ビームスプリッタ142で反射したパルスレーザ光PL3がビームスプリッタ143に入射するように配置される。なお、ビームスプリッタ142は、モニタモジュール40の外側に配置されてもよい。
 ビームスプリッタ143は、ビームスプリッタ143で反射したパルスレーザ光PL3がスペクトルモニタ146に入射するように、かつビームスプリッタ143を透過したパルスレーザ光PL3が光センサ148に入射するように配置される。
 スペクトルモニタ146は、入射したパルスレーザ光PL3のスペクトルをモニタし、入射したパルスレーザ光PL3の発振波長を検出する。スペクトルモニタ146は、例えばエタロン分光器等であってよい。エタロン分光器は、サンプル光を拡散させる拡散板と、エタロンと、エタロンの出射側に配置された集光レンズと、干渉縞のパターンを検出するために集光レンズの焦点面に配置されたフォトダイオードアレイと、を含み、干渉縞の径を計測することによって波長を検出できる。
 光センサ148は、入射したパルスレーザ光PL3のパルスエネルギを検出する。光センサ148は、例えばフォトダイオード等であってよい。
 出射口シャッタ46は、レーザ装置10から外部に出力されるパルスレーザ光PL3の光路上に配置され、外部へのパルスレーザ光PL3の出力と遮光とを切り替え可能な構成となっている。ビームスプリッタ142を透過したパルスレーザ光PL3は、出射口シャッタ46を介してレーザ装置10から出射される。
 レーザ装置10は図示しないビームデリバリユニット(BDU)を介して露光装置80と接続される。BDUは、レーザ装置10から露光装置80へパルスレーザ光PL3を伝送する光学系である。レーザ装置10から出射されたパルスレーザ光PL3は、露光装置80に入射する。
 露光装置80は、露光制御プロセッサ86を含む。露光制御プロセッサ86は、露光装置80を制御する。また、露光制御プロセッサ86は、レーザ制御プロセッサ50と接続される。露光装置80は、本開示における「外部装置」の一例である。
 1.2 動作
 露光制御プロセッサ86は、目標波長と、目標スペクトル線幅と、目標パルスエネルギと、を含む各種パラメータをレーザ制御プロセッサ50に送信する。また、露光制御プロセッサ86は、発光トリガ信号Trをレーザ制御プロセッサ50に送信する。レーザ制御プロセッサ50は、露光制御プロセッサ86から受信した各種パラメータ及び発光トリガ信号Trに基づき、レーザ装置10を制御する。レーザ制御プロセッサ50は、発光トリガ信号Trに同期したトリガ信号Tr1、Tr2を出力する。トリガ信号Tr1はPPM122のスイッチ123に入力され、トリガ信号Tr2は固体増幅器106に入力される。
 固体シーダ20の動作は、次のとおりである。半導体レーザシステム100から波長約773.6nmのCWレーザ光が出力される。このCWレーザ光は、光位相変調器104により位相変調され、光スペクトルの形状が変化する。光スペクトルの形状が変化したCWレーザ光は、トリガ信号Tr2のタイミングで固体増幅器106内のSOAにパルス電流を流すと、パルス増幅され、SOAの下流に接続されたファイバ増幅器を含めた固体増幅器106にてさらに増幅され、光スペクトルの形状が変化したパルスレーザ光PL1が出力される。
 この増幅されたパルスレーザ光PL1は波長変換システム108に入射して、波長約193.4nmの第4高調波光に波長変換される。
 固体シーダ20から出力されるパルスレーザ光PL2の波長の可変範囲は、エキシマ増幅器30の増幅波長帯域である約193.2nm~193.5nmである。
 固体シーダ20から出力されたパルスレーザ光PL2がエキシマ増幅器30のチャンバ120の放電空間に入射するのと同期して放電が発生するように、PPM122のスイッチ123にトリガ信号Tr1が入力される。その結果、固体シーダ20から出力されたパルスレーザ光PL2はエキシマ増幅器30で3パス増幅される。
 エキシマ増幅器30によって増幅されたパルスレーザ光PL3は、モニタモジュール40のビームスプリッタ142とビームスプリッタ143とによってサンプルされ、スペクトルモニタ146及び光センサ148により光スペクトルとパルスエネルギとが計測される。
 エキシマ増幅器30から出力されたパルスレーザ光PL3の計測された光スペクトルから、中心波長が目標値である目標波長に近づくように、レーザ制御プロセッサ50は固体シーダ制御プロセッサ112に中心波長の制御信号を送る。固体シーダ制御プロセッサ112は、レーザ制御プロセッサ50から取得した制御信号に基づき、半導体レーザシステム100に温度値及び電流値の指令値を送る。半導体レーザシステム100は固体シーダ制御プロセッサ112から取得する温度値及び電流値の指令値に基づき半導体レーザシステム100の半導体レーザの温度や電流を変更して発振波長を変更する。
 また、エキシマ増幅器30から出力されたパルスレーザ光PL3の計測された光スペクトルから、スペクトル線幅が目標値である目標スペクトル線幅に近づくように、レーザ制御プロセッサ50は固体シーダ制御プロセッサ112にスペクトル線幅の制御信号を送る。固体シーダ制御プロセッサ112は、レーザ制御プロセッサ50から取得した制御信号に基づき、白色雑音発生器110から出力する変調信号の信号帯域幅やパワーを変更する。
 光位相変調器104は、白色雑音発生器110からの出力の信号帯域幅とパワーとにより光位相変調器104から出力されるレーザ光の光スペクトルを変化させる。
 さらに、レーザ制御プロセッサ50は、エキシマ増幅器30から出力されたパルスレーザ光PL3の計測されたパルスエネルギが目標値である目標パルスエネルギに近づくように、充電器124の充電電圧を変更する。
 1.3 課題
 半導体レーザの光スペクトルは非常に狭く、そのまま深紫外(DUV)光に波長変換しても露光装置80が要求するスペクトル線幅は得られない。半導体レーザの出力光を位相変調すると、元のスペクトルの周りに変調に起因したバンド(スペクトルの盛上り)が生ずる。変調信号に白色性の雑音を選ぶと位相変調された光スペクトルは白色性雑音の信号帯域幅や信号強度に応じたガウシアン形状のスペクトルになり得る。白色性雑音の信号帯域幅や信号強度を適切に選択することで光スペクトル線幅を目標の幅にすることが可能である。
 しかし、パルス光である場合、白色雑音発生器110においては、パルス幅(例えば、約30nsec)に相当する様な極めて短い時間内では光位相変調器104へ重畳する信号のスペクトル分布は、理想のガウシアン分布ではなく、多峰性の複雑な形を持つことやパルス毎に形状が異なることがわかった(図2参照)。そのために、位相変調後にパルス化された光スペクトルも複雑な形状となり、パルス毎にも光スペクトル形状は変化した(図3参照)。したがって、パルス毎のスペクトル線幅は安定しないという問題があった。
 図2は、複数パルスのうちの第11番目のパルスと第14番目のパルスのそれぞれのタイミングで重畳される白色雑音スペクトル波形と、20パルス平均の白色雑音スペクトル波形との例を示すグラフである。図2に示すように、白色雑音スペクトル波形は、平均化するとガウシアン形状に近いが、個別には複雑な形状を有し、パルス毎に大きく変化している。
 図3は、第1番目のパルスから第5番目のパルスのそれぞれのパルスの光スペクトル波形と、26パルス平均の光スペクトル波形との例を示すグラフである。図3に示すように、位相変調後の光スペクトル波形は複雑な形状を有し、パルス毎に光スペクトル形状は変化している。
 2.実施形態1
 2.1 構成
 図4は、実施形態1に係るレーザ装置11の構成を概略的に示す。図4に示す構成について、図1と異なる点を説明する。
 レーザ装置11は、図1の固体シーダ20の代わりに固体シーダ21を含む。固体シーダ21は、白色雑音発生器110の代わりに疑似ランダム信号発生器111を含む。疑似ランダム信号発生器111は、光位相変調器104に変調信号を重畳する。疑似ランダム信号発生器111は、例えば多段のシフトレジスタとデジタルフィルタとで構成されている。その他の構成は、図1と同様であってよい。
 疑似ランダム信号発生器111は本開示における「変調信号生成器」の一例である。固体増幅器106は本開示における「第1の増幅器」の一例であり、固体増幅器106から出力されるパルスレーザ光PL1は本開示における「第1のパルスレーザ光」の一例である。波長変換システム108から出力されるパルスレーザ光PL2は本開示における「第2のパルスレーザ光」の一例である。波長約193.2nm~193.5nmの範囲の波長は本開示における「紫外線波長」の一例である。エキシマ増幅器30は本開示における「第2の増幅器」の一例である。
 2.2 動作
 固体シーダ21の半導体レーザから波長約773.6nmのCWレーザ光が出力される。固体シーダ制御プロセッサ112は、疑似ランダム信号発生器111内のシフトレジスタへのリセット信号と、トリガ信号Tr2と同じタイミング信号とを疑似ランダム信号発生器111に送信する。
 疑似ランダム信号発生器111は、固体シーダ制御プロセッサ112からシフトレジスタへのリセット信号を受け取り、トリガ信号Tr2のタイミング信号により、トリガ信号2に同期して同一パターンの疑似ランダム信号を発生させる。疑似ランダム信号は、後段の可変帯域フィルタにより高い周波数成分の不要なスペクトル成分が除去される。
 光位相変調器104は、疑似ランダム信号発生器111からの適切な周波数帯域に制限された疑似ランダム信号によりCWレーザ光を位相変調して光スペクトルの形状を変化させる。
 可変帯域フィルタの遮断周波数を高周波数側に変更すると光のスペクトル線幅は広くなり、低周波数側に変更すると狭くなる。また、疑似ランダム信号発生器111内のシフトレジスタへのリセット信号を入れるタイミング等を変えることでも疑似ランダム信号の波形やスペクトル形状が変わり、光位相変調器104から出力されるレーザ光の光スペクトルも変わる。
 スペクトル線幅を制御する場合は、計測したスペクトル線幅に基づいて疑似ランダム信号の周波数を調整する。具体的には、可変帯域フィルタの遮断周波数を調整する。
 図5は、スペクトル線幅の制御例を示すフローチャートである。ステップS11において、レーザ制御プロセッサ50は、モニタモジュール40のスペクトルモニタ146を用いてパルスレーザ光PL3のスペクトル線幅を計測する。スペクトルモニタ146は本開示における「計測器」の一例である。
 ステップS12において、レーザ制御プロセッサ50は、計測されたスペクトル線幅が目標の範囲内か否かを判定する。
 ステップS12の判定結果がYES判定である場合、レーザ制御プロセッサ50はステップS11に戻る。ステップS12の判定結果がNO判定である場合、レーザ制御プロセッサ50は、ステップS13に移行する。
 ステップS13において、レーザ制御プロセッサ50は、固体シーダ制御プロセッサ112に指令を送り、固体シーダ制御プロセッサ112を介して光位相変調器104を制御する疑似ランダム信号の周波数を調整する。ステップS13の後、レーザ制御プロセッサ50はステップS11に戻る。
 その他の動作は、図1で説明した比較例に係るレーザ装置10の動作と同様であってよい。レーザ制御プロセッサ50及び固体シーダ制御プロセッサ112は本開示における「プロセッサ」の一例である。
 2.3 疑似ランダム信号発生器の具体例
 図6は、シフトレジスタ160を用いた疑似ランダム信号発生器111の例を示す。ここでは、シフトレジスタ160の例として4個のDフリップフロップFF1~FF4を用いた簡単な疑似ランダム信号発生器111を示す。
 疑似ランダム信号発生器111は、DフリップフロップFF1~FF4と、排他的論理和(XOR)回路162と、可変帯域フィルタ164と、増幅器166と、を含む。図6に示すように、4個のDフリップフロップFF1~FF4が直列に接続され、3段目のDフリップフロップFF3のQ2出力と、4段目のDフリップフロップFF4のQ3出力とがXOR回路162への入力となり、XOR回路162の出力が1段目のDフリップフロップFF1に帰還される構成となっている。4段目のDフリップフロップFF4のQ3出力は可変帯域フィルタ164に入力され、可変帯域フィルタ164からの出力が増幅器166によって増幅されて出力される。可変帯域フィルタ164の通過帯域は、固体シーダ制御プロセッサ112からの制御信号によって制御される。
 図7は、図6に示す疑似ランダム信号発生器111の真理値表である。図示のように、疑似ランダム信号発生器111は、クロックを16回カウントするごとに(周期15)、同じランダムパターン(疑似ランダムパターン)を繰り返す。Q3のデジタル出力をフィルタで帯域制限している。Q3の「0」又は「1」の配列が2進符号のランダムパターンとなる。
 図6及び図7に示す例は、周期が15の疑似ランダムパターンであるが、Dフリップフロップの個数やXOR回路を増やし、適切な位置から帰還することで、パターンの長さを2n-1に増やすことができる。ここでnはDフリップフロップの個数と等しい。
 クロックの周波数を上げることで、より高い周波数の帯域を持つ疑似ランダム信号を作成可能である。
 2.4 タイムチャートの例
 図8は、実施形態1の固体シーダ21におけるタイムチャートの例である。図8の最上段F8Aはトリガ信号Tr2の状態を示す。図8の上から2段目F8Bは、可変帯域フィルタ164通過後の疑似ランダム信号の波形を示す。図8の上から3段目F8Cは、SOA注入電流のタイミングを示す。図8の最下段F8Dは、SOAの出力波形を示す。
 図8における時間Taは、SOAの電流注入増加によりパルス増幅される時間である。この時間Taは、1パルスに相当する時間となり得る。目的の時間波形となる様な疑似ランダム信号の変調を受けた光がSOAの注入電流の増加による増幅のタイミングに合う様に、トリガ信号Tr2に対する第1の遅延時間(delay1)を調整する。
 トリガ信号Tr2のタイミングから第2の遅延時間(delay2)後にSOAにパルス電流(注入電流)を流す。delay2は、位相変調されたレーザ光がSOAに達し、SOAが増幅を開始するまでの時間とdelay1の時間との和である。
 SOAの注入電流増加開始のタイミングから第3の遅延時間(delay3)後にSOAからパルス光が出力される。delay3は、SOAに入射した連続光がSOAでパルス化された後、SOA内を伝搬して遅延した時間である。
 図8に示すように、トリガ信号Tr2のタイミングからdelay1後の所定期間(概ね時間Taの期間)において生成される疑似ランダム信号は、毎回同じパターンの波形となる。
 2.5 作用・効果
 実施形態1によれば、パルス光の発生のタイミングと同期しているトリガ信号Tr2に同期して同じパターンの疑似ランダム信号が生成され、光位相変調器104へ重畳されるため、毎パルス同一波形の変調信号が光位相変調器104へ重畳されることになり、重畳される信号のスペクトル形状も毎パルス同一となる。したがって、光位相変調器104から出力されるレーザ光の光スペクトルは毎パルス同一に変調されるため、光スペクトル形状は毎パルス同一となり、スペクトル線幅も毎パルス同一となり安定する。
 2.6 その他
 図4では、エキシマ増幅器30から出力されたパルスレーザ光PL3の一部をサンプリングしてスペクトルモニタ146によってスペクトル線幅を計測する例を示したが、スペクトル線幅の計測は、固体増幅器106によってパルス増幅された後のパルスレーザ光について行われればよい。例えば、固体増幅器106と波長変換システム108との間の光路上にビームスプリッタを配置し、固体増幅器106から出力されたパルスレーザ光PL1の一部をサンプリングしてスペクトルモニタ等の計測器に導く構成により、パルスレーザ光PL1のスペクトル線幅を計測してもよい。
 また、例えば、波長変換システム108とエキシマ増幅器30との間の光路上にビームスプリッタを配置して、波長変換システム108から出力されたパルスレーザ光PL2の一部をサンプリングしてスペクトルモニタ等の計測器に導き、パルスレーザ光PL2のスペクトル線幅を計測してもよい。
 つまり、固体増幅器106よりも下流側を伝搬するパルスレーザ光PL1、PL2、PL3のそれぞれは本開示における「第1の増幅器によりパルス増幅されたパルスレーザ光」の一例である。
 また、実施形態1では、半導体レーザのCW光を、SOAにパルス電流を流すことによってパルスレーザ光化しているが、パルスレーザ光を生成する方法はこの例に限定されない。例えば、半導体レーザのCW光を、固体増幅器106のチタンサファイヤ結晶の励起光をパルス光で励起することによってパルスレーザ光に増幅してもよい。
 また、SOAの代わりに光シャッタによって光パルス化する構成であってもよい。光シャッタの例としては、EO(Electro Optical)ポケルスセルと、偏光子と、を組合せた光シャッタでもよいし、あるいはEO効果を用いたマッハツェンダー方式の光変調器でもよい。
 3.実施形態2
 3.1 構成
 図9は、実施形態2に係るレーザ装置12の構成を概略的に示す。図9に示す構成について、図1と異なる点を説明する。図2に示すレーザ装置12は、図1の固体シーダ20の代わりに固体シーダ22を含む。固体シーダ22は、白色雑音発生器110の代わりに掃引周波数発生器180を含む。掃引周波数発生器180は、光位相変調器104に変調信号を重畳する。掃引周波数発生器180は、例えば、加える電圧によって発振周波数が変わる電圧制御発振器(VCO)で構成されている。掃引周波数発生器180は本開示における「変調信号生成器」の一例である。
 また、固体シーダ22は、光位相変調器104と固体増幅器106との間の光路上に光バンドパスフィルタ(BPF)182が配置される。その他の構成は、図1と同様であってよい。
 3.2 動作
 固体シーダ22の半導体レーザから波長約773.6nmのCWレーザ光が出力される。固体シーダ制御プロセッサ112は、トリガ信号Tr2を掃引周波数発生器180に送信する。掃引周波数発生器180は、トリガ信号Tr2のタイミングにdelay1の遅延時間を設けた後、所望の時間に亘って周波数をほぼ一定の掃引速度(単位時間当たりの周波数の変化量)で変化させて周波数を掃引し、周波数掃引信号を出力する。
 光位相変調器104は掃引周波数発生器180から与えられる周波数掃引信号によりCWレーザ光を位相変調して光スペクトルの形状を変化させる。
 図10は、実施形態2の固体シーダ22におけるタイムチャートの例である。図10には、上から順に、トリガ信号Tr2、周波数掃引信号の周波数変移、周波数掃引信号、SOAによる増幅前の光波形(CW光)、SOA注入電流、及びSOAの出力波形のそれぞれのチャートが示されている。
 なお、上から2段目に示す周波数掃引信号の周波数変移のグラフは、縦軸が周波数であり、ベースの周波数がfm、掃引幅がΔfの例を示す。すなわち、周波数掃引信号の周波数は、fmからfm+Δfまで変化し得る。なお、掃引幅ΔfはΔf<fmを満たす。図10では、周波数を正の方向に掃引する例を示すが、周波数の掃引は負の方向であってもよい。
 トリガ信号Tr2のタイミングに対してdelay1の遅延時間後に周波数掃引信号の周波数変移が開始され、時間Tbの期間、周波数が一定の割合で変化する。この時間Tbの周波数掃引信号によって変調された光が固体増幅器106内のSOAでパルス化されるようにdelay1が調整される。時間Tbは、図8で説明した時間Taと同等以上であり、概ね時間Taと同程度であることが望ましい。また、図10に示すdelay2及びdelay3は、図8と同様である。
 3.3 光スペクトルの形状変化の説明
 図11を参照して、光スペクトルの形状変化を説明する。光位相変調器104に周波数fmの正弦波を印加して変調した際のスペクトル形状を図11に示す。この時、キャリア周波数fcを中心として距離fmのサイドバンドが生じる(グラフF11A参照)。図11の上段に示すグラフF11Aにおいて、一点鎖線で示す光スペクトルSP0は、変調無し(変調前)のスペクトルを示している。また、実線で示す光スペクトルSP1は、周波数fmの正弦波を印加して変調した際のスペクトルを示している。
 固体シーダ制御プロセッサ112は、この変調周波数fmを掃引することでスペクトル幅を変化させる(グラフF11B参照)。図11の下段に示すグラフF11Bでは、破線で示す光スペクトルSP2から高周波側に実線で示す光スペクトルSP3の方向へ掃引される様子を示すが、低周波側に掃引する事も可能である。
 固体シーダ22は、グラフF11Bに示す周波数fc+fmの+1次のサイドバンドだけを使い、他のスペクトル成分(図11の例では、fc-3fm、fc-2fm、fc-fm、fc、fc+2fm、及びfc+3fmなどの成分)はカットする。このように、不要なスペクトル成分をカットするために、固体シーダ22には光位相変調器104の出力の後段に光バンドパスフィルタ182が配置される。グラフF11Bにおいて光バンドパスフィルタ182の透過特性の例を二点鎖線で示す。こうして、光バンドパスフィルタ182によって選択された光のスペクトル成分、例えば、fc+fm(+1次のサイドバンド)の成分だけが固体増幅器106に入力される。
 図12は、周波数掃引幅とスペクトル線幅との関係を示すグラフである。光のスペクトル線幅は変調周波数fmの掃引幅を増加すれば広がり、掃引幅を狭くすれば狭まるように変化する。図12に示すように、変調周波数fmの掃引幅とスペクトル線幅とは概ね線形の関係にある。
 スペクトル線幅を制御する場合は、モニタモジュールによって計測したスペクトル線幅に基づいて、目標スペクトル線幅が得られるように、変調周波数fmの掃引幅を調整する。
 図13は、スペクトル線幅の制御例2を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートについて、図5と異なる点を説明する。図13に示すフローチャートは、図5のステップS13の代わりに、ステップS14を含む。すなわち、ステップS12の判定結果がNO判定である場合、レーザ制御プロセッサ50は、ステップS14に移行する。
 ステップS14において、レーザ制御プロセッサ50は、固体シーダ制御プロセッサ112に指令を送り、固体シーダ制御プロセッサ112を介して光位相変調器104を制御する周波数掃引信号の掃引幅を調整する。ステップS14の後、レーザ制御プロセッサ50はステップS11に戻る。その他のステップは図5と同様であってよい。
 3.4 作用・効果
 実施形態2によれば、光位相変調器104に入力される変調信号の波形がトリガ信号Tr2と同期しているため、パルス化されるレーザ光は同一の波形で変調される。これにより、パルス毎に同一の光スペクトル形状となり、スペクトル線幅も同一となる。
 スペクトル線幅の制御を容易にするため、図12に示したように、変調周波数fmの掃引幅とスペクトル線幅との関係は線形性がよい。一定の掃引速度で周波数を掃引することで、矩形に近い光スペクトル波形が得られる。また、掃引速度を可変することで、多彩な形状の光スペクトルが得られる。
 4.固体シーダの変形例1
 4.1 構成
 図4で説明した固体シーダ21の変形例を説明する。図14は、変形例1に係る固体シーダ23の構成を概略的に示す。図14に示す固体シーダ23は、図4の固体シーダ21の代わりに適用することができる。固体シーダ23は、波長変換システム240に入力されるシード光が2つある構成であってもよい。
 固体シーダ23は、第1の固体レーザ装置200と、第2の固体レーザ装置210と、ダイクロイックミラー230と、波長変換システム240と、固体シーダ制御プロセッサ112と、疑似ランダム信号発生器111と、を含む。
 固体シーダ23は、第1の固体レーザ装置200から出力される波長約1554nmのパルスレーザ光PL4と第2の固体レーザ装置210から出力される波長約257.6nmのパルスレーザ光PL5とを波長変換システム240において2回和周波により波長約193.4nmのパルスレーザ光PL2に変換するシステム構成である。
 第1の固体レーザ装置200は、半導体レーザシステム204と、固体増幅器206と、を含む。半導体レーザシステム204は、図4に示した半導体レーザシステム100と同様の構成を適用することができ、発振波長が半導体レーザシステム100とは異なる。半導体レーザシステム204は、波長約1554nmにおいてシングル縦モードでCW発振する半導体レーザを含む。
 固体増幅器206は、光パラメトリック増幅器(Optical Parametric Amplifier:OPA)であってよい。OPAは、例えば、PPLN(periodically poled lithium niobate:周期的分極反転ニオブ酸リチウム結晶)やPPKTP(periodically poled KTP:周期的分極反転リン酸チタニルカリウム結晶)である。
 固体増幅器206は、ポンプ光として後述する1030nmのパルスレーザ光と、シード光として半導体レーザシステム204から出力されるレーザ光と、を入力されることによって、シード光をパルス増幅する構成である。
 第2の固体レーザ装置210は、半導体レーザシステム212と、光位相変調器104と、固体増幅器216と、2回の第2高調波発生を行い、光周波数が4倍になる様に波長変換する2つの非線形結晶であるLBO結晶220及びCLBO結晶222と、ダイクロイックミラー224と、を含む。「CLBO」は化学式CsLiB610で表される。
 半導体レーザシステム212は、図2に示した半導体レーザシステム100と同様の構成を適用することができ、発振波長が半導体レーザシステム100とは異なる。半導体レーザシステム212は、波長約1030nmにおいてシングル縦モードでCW発振する半導体レーザを含む。
 固体増幅器216は、例えば、Ybファイバ増幅器やYb:YAG結晶を含む構成であってよい。固体増幅器216は、固体増幅器106と同様の構成であってもよい。光位相変調器104は、半導体レーザシステム212と固体増幅器216との間の光路上に配置される。固体増幅器216は本開示における「第1の増幅器」の一例である。
 ダイクロイックミラー224は、LBO結晶220とCLBO結晶222との間の光路上に配置され、波長約515nmのパルスレーザ光を高透過し、波長約1030nmのパルスレーザ光を高反射する。ダイクロイックミラー224は、高反射された波長約1030nmのパルスレーザ光が固体増幅器206のポンプ光として入射するように配置される。ダイクロイックミラー224の代わりに、LBO結晶220と固体増幅器216の間に図示しないビームスプリッタを配置し、固体増幅器216から出射されパルスレーザ光をLBO結晶220と固体増幅器206とにそれぞれ入射するように分岐させてもよい。
 波長変換システム240は、CLBO結晶242及びCLBO結晶243と、回転ステージ252及び回転ステージ253と、を含む。CLBO結晶242及びCLBO結晶243は、それぞれピエゾ素子を含む回転ステージ252及び回転ステージ253の上に配置され、それぞれの結晶の入射角度が高速で変更できるように構成される。
 ダイクロイックミラー230は、第1の固体レーザ装置200から出力された波長約1554nmのパルスレーザ光PL4を高反射し、第2の固体レーザ装置210から出力された波長約257.6nmのパルスレーザ光PL5が高透過する構成であり、両パルスレーザ光が波長変換システム240に同軸で入射するように配置される。
 4.2 動作
 固体シーダ23では、第2の固体レーザ装置210から出力するパルスレーザ光PL5の波長を固定とし、第1の固体レーザ装置200から出力するパルスレーザ光PL4の波長をパルス毎に変えることにより、波長変換システム240から出力されるパルスレーザ光PL2の波長を変化させることができる。
 第2の固体レーザ装置210の動作は次のとおりである。固体シーダ制御プロセッサ112は、第2の固体レーザ装置210の発振波長を1030nmに固定する。すなわち、固体シーダ制御プロセッサ112は、半導体レーザシステム212における半導体レーザの電流値を一定として、半導体レーザを連続発振させ、半導体レーザからCWレーザ光を出力させる。
 半導体レーザシステム212から出力されたCWレーザ光は光位相変調器104によって位相変調されて固体増幅器216に入射する。疑似ランダム信号発生器111及び光位相変調器104の動作は、図4で説明した実施形態1と同様である。
 固体シーダ制御プロセッサ112は、トリガ信号Tr2に同期して、CWレーザ光を固体増幅器216によってパルス増幅させる。固体増幅器216は、波長1030nmのパルスレーザ光PL6を出力する。
 固体増幅器216から出力された波長1030nmのパルスレーザ光PL6は、LBO結晶220で波長515nmの第2高調波光に変換される。波長515nmの第2高調波光は、ダイクロイックミラー224を高透過して、CLBO結晶222によって波長257.6nmのパルスレーザ光PL5に変換される。
 ここで、ダイクロイックミラー224は、LBO結晶220で波長変換できなかった1030nmのパルスレーザ光を高反射し、第1の固体レーザ装置200の固体増幅器206のポンプ光として入射させる。
 一方、レーザ制御プロセッサ50及び固体シーダ制御プロセッサ112は、第1の固体レーザ装置200の半導体レーザシステム204における半導体レーザの温度値及び/又は電流値を制御することにより、第1の固体レーザ装置200から出力されるパルスレーザ光PL4の波長を1554nm付近で変化させることができる。固体シーダ制御プロセッサ112は、パルス毎に半導体レーザシステム204の発振波長を変化させてもよい。
 第1の固体レーザ装置200から出力された波長約1554nmのパルスレーザ光PL4とCLBO結晶222から出力された波長257.6nmのパルスレーザ光PL5とは、波長変換システム240のCLBO結晶242によって和周波混合され、波長約220.9nmのパルスレーザ光に波長変換される。さらに、CLBO結晶243によって、波長約220.9nmのパルスレーザ光と波長1554nmのパルスレーザ光とは和周波混合され、波長約193.4nmのパルスレーザ光PL2に波長変換される。そして、波長変換システム240からパルスレーザ光PL2が出力される。
 4.3 その他
 図14では、光位相変調器104を第2の固体レーザ装置210に配置する例を説明したが、光位相変調器104は、第1の固体レーザ装置200における半導体レーザシステム204のCWレーザ光の光路上に配置されてもよい。すなわち、光位相変調器104は、半導体レーザシステム204と固体増幅器206との間の光路上に配置されてもよい。
 5.固体シーダの変形例2
 5.1 構成
 図9で説明した固体シーダ22の変形例を説明する。図15は、変形例2に係る固体シーダ24の構成を概略的に示す。図15に示す固体シーダ24は、図9の固体シーダ22の代わりに適用することができる。図15に示す構成について、図14と異なる点を説明する。固体シーダ24は、図14における疑似ランダム信号発生器111の代わりに、掃引周波数発生器180を備え、光位相変調器104と固体増幅器216との間の光路上に光バンドパスフィルタ182を備える。その他の構成は、図14と同様であってよい。
 5.2 動作
 図15に示す掃引周波数発生器180、光位相変調器104、及び光バンドパスフィルタ182の動作は、図9で説明した実施形態2と同様である。
 半導体レーザシステム212から出力されたCWレーザ光は、掃引周波数発生器180から出力される周波数掃引信号が印加される光位相変調器104及び光バンドパスフィルタ182によって、所望の光スペクトル形状となり、毎パルス同一の光スペクトル形状となる。その他の動作は、図4で説明した実施形態1と同様である。図15に示す固体シーダ24についても、光位相変調器104は、第1の固体レーザ装置200における半導体レーザシステム204のCWレーザ光の光路上に配置されてもよい。
 6.他の変形例
 半導体レーザシステムに用いられる半導体レーザは、DFBレーザに限らず、分布反射型(Distributed Bragg Reflector:DBR)の半導体レーザであってもよいし、サンプルドグレーティング分布反射型(Sampled Grating Distributed Bragg Reflector:SG-DBR)の半導体レーザであってもよい。
 実施形態1及び実施形態2では、エキシマ増幅器として3マルチパス増幅器の例を示したが、マルチパス増幅器に限定されることなく、例えば、ファブリペロ共振器又はリング共振器等の光共振器を備えた増幅器であってもよい。
 実施形態1及び実施形態2では、固体シーダとArFエキシマ増幅器とを組み合わせた構成の例を示したが、この実施形態に限定されることなく、KrFレーザガスを含むエキシマ増幅器とKrFエキシマの増幅波長帯域で発振する固体シーダとの組み合わせであってもよい。具体例としては、固体シーダは、波長約745.2nmのパルスレーザ光を出力する半導体レーザシステムと、固体増幅器と、波長約248.4nmの第3高調波光に波長変換する波長変換システムであってもよい。この場合の波長変換素子は、第2高調波光に波長変換するLBO結晶と、第2高調波光及び基本波を和周波混合するCLBO結晶と、であってもよい。
 7.電子デバイスの製造方法について
 図16は、露光装置80の構成例を概略的に示す。露光装置80は、照明光学系806と投影光学系808とを含む。レーザ装置11はレーザ光を生成し、レーザ光を露光装置80に出力する。照明光学系806は、レーザ装置11から入射したレーザ光によって、レチクルステージRT上に配置された不図示のレチクルのレチクルパターンを照明する。投影光学系808は、レチクルを透過したレーザ光を、縮小投影してワークピーステーブルWT上に配置された不図示のワークピースに結像させる。ワークピースはフォトレジストが塗布された半導体ウエハ等の感光基板である。
 露光装置80は、レチクルステージRTとワークピーステーブルWTとを同期して平行移動させることにより、レチクルパターンを反映したレーザ光をワークピースに露光する。以上のような露光工程によって半導体ウエハにレチクルパターンを転写後、複数の工程を経ることで半導体デバイスを製造できる。半導体デバイスは本開示における「電子デバイス」の一例である。レーザ装置11の代わりに、レーザ装置12を適用してもよい。
 8.その他
 上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図している。したがって、特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかである。また、本開示の実施形態を組み合わせて使用することも当業者には明らかである。
 本明細書及び特許請求の範囲全体で使用される用語は、明記が無い限り「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」、「有する」、「備える」、「具備する」などの用語は、「記載されたもの以外の構成要素の存在を除外しない」と解釈されるべきである。また、修飾語「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。また、「A、B及びCの少なくとも1つ」という用語は、「A」「B」「C」「A+B」「A+C」「B+C」又は「A+B+C」と解釈されるべきである。さらに、それらと「A」「B」「C」以外のものとの組み合わせも含むと解釈されるべきである。

Claims (20)

  1.  連続光を出射する半導体レーザと、
     前記連続光を増幅し、外部装置から受信する発光トリガ信号に同期して前記連続光をパルス光に変換する第1の増幅器と、
     前記半導体レーザと前記第1の増幅器との間の前記連続光の光路に配置された光位相変調器と、
     前記光位相変調器に与える変調信号を出力する変調信号生成器と、
     前記変調信号生成器を制御するプロセッサと、を備え、
     前記プロセッサは、前記発光トリガ信号と同期した同一パターンの前記変調信号を前記変調信号生成器に生成させ、前記同一パターンの前記変調信号を前記光位相変調器に与えることにより、前記パルス光の1パルスに相当する時間内に前記連続光の波長を変調し、前記パルス光のスペクトル線幅を調整する、
     レーザ装置。
  2.  請求項1に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号は、疑似ランダム信号である、
     レーザ装置。
  3.  請求項2に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号生成器は、シフトレジスタを含む、
     レーザ装置。
  4.  請求項3に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号生成器は、可変帯域フィルタを含む、
     レーザ装置。
  5.  請求項4に記載のレーザ装置であって、
     前記プロセッサは、前記可変帯域フィルタの通過帯域を制御して前記スペクトル線幅を調整する、
     レーザ装置。
  6.  請求項5に記載のレーザ装置であって、
     前記プロセッサは、前記スペクトル線幅が目標スペクトル線幅よりも小さい場合に、前記可変帯域フィルタの遮断周波数を高周波側に変更し、前記スペクトル線幅が前記目標スペクトル線幅よりも大きい場合に、前記可変帯域フィルタの遮断周波数を低周波側に変更する、
     レーザ装置。
  7.  請求項1に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号は、周波数掃引信号である、
     レーザ装置。
  8.  請求項7に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号生成器は、掃引周波数発生器を含む、
     レーザ装置。
  9.  請求項8に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号生成器は、加える電圧によって発振周波数が変わる電圧制御発振器を含む、
     レーザ装置。
  10.  請求項8に記載のレーザ装置であって、
     前記変調信号生成器は、前記1パルスに相当する前記時間内に一定の掃引速度で周波数を掃引する、
     レーザ装置。
  11.  請求項8に記載のレーザ装置であって、さらに、
     前記光位相変調器と前記第1の増幅器との間の前記光路に光バンドパスフィルタを備える、
     レーザ装置。
  12.  請求項8に記載のレーザ装置であって、
     前記プロセッサは、前記周波数掃引信号の掃引幅を制御して前記スペクトル線幅を調整する、
     レーザ装置。
  13.  請求項12に記載のレーザ装置であって、
     前記プロセッサは、前記スペクトル線幅が目標スペクトル線幅よりも小さい場合に、前記掃引幅を増加させ、前記スペクトル線幅が前記目標スペクトル線幅よりも大きい場合に、前記掃引幅を減少させる、
     レーザ装置。
  14.  請求項1に記載のレーザ装置であって、さらに、
     前記第1の増幅器から出力された第1のパルスレーザ光の波長を変換して第2のパルスレーザ光を出力する波長変換システムを備える、
     レーザ装置。
  15.  請求項14に記載のレーザ装置であって、
     前記波長変換システムは、複数の非線形結晶を含み、
     前記波長変換システムから紫外線波長の前記第2のパルスレーザ光が出力される、
     レーザ装置。
  16.  請求項14に記載のレーザ装置であって、さらに、
     前記第2のパルスレーザ光を増幅する第2の増幅器を備える、
     レーザ装置。
  17.  請求項1に記載のレーザ装置であって、さらに、
     前記第1の増幅器によりパルス増幅されたパルスレーザ光のスペクトル線幅を計測する計測器を備え、
     前記プロセッサは、前記計測器によって計測されるスペクトル線幅が目標スペクトル線幅になるように前記変調信号生成器を制御する、
     レーザ装置。
  18.  請求項1に記載のレーザ装置であって、
     前記第1の増幅器は、半導体光増幅器を含む、
     レーザ装置。
  19.  請求項16に記載のレーザ装置であって、
     前記第2の増幅器は、エキシマ増幅器を含む、
     レーザ装置。
  20.  電子デバイスの製造方法であって、
     連続光を出射する半導体レーザと、
     前記連続光を増幅し、外部装置から受信する発光トリガ信号に同期して前記連続光をパルス光に変換する第1の増幅器と、
     前記半導体レーザと前記第1の増幅器との間の前記連続光の光路に配置された光位相変調器と、
     前記光位相変調器に与える変調信号を出力する変調信号生成器と、
     前記変調信号生成器を制御するプロセッサ と、
     前記第1の増幅器から出力された第1のパルスレーザ光の波長を変換して第2のパルスレーザ光を出力する波長変換システムと、を備え、
     前記プロセッサは、前記発光トリガ信号と同期した同一パターンの前記変調信号を前記変調信号生成器に生成させ、前記同一パターンの前記変調信号を前記光位相変調器に与えることにより、前記パルス光の1パルスに相当する時間
    内に前記連続光の波長を変調し、前記パルス光のスペクトル線幅を調整するレーザ装置によって紫外線波長のレーザ光を生成し、
     前記レーザ光を露光装置に出力し、
     電子デバイスを製造するために、前記露光装置内で感光基板に前記レーザ光を露光することを含む電子デバイスの製造方法。
PCT/JP2022/034458 2022-09-14 2022-09-14 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法 WO2024057458A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/034458 WO2024057458A1 (ja) 2022-09-14 2022-09-14 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法
PCT/JP2023/024268 WO2024057673A1 (ja) 2022-09-14 2023-06-29 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/034458 WO2024057458A1 (ja) 2022-09-14 2022-09-14 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2024057458A1 true WO2024057458A1 (ja) 2024-03-21

Family

ID=90274543

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2022/034458 WO2024057458A1 (ja) 2022-09-14 2022-09-14 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法
PCT/JP2023/024268 WO2024057673A1 (ja) 2022-09-14 2023-06-29 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2023/024268 WO2024057673A1 (ja) 2022-09-14 2023-06-29 レーザ装置及び電子デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
WO (2) WO2024057458A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086193A (ja) * 2002-07-05 2004-03-18 Nikon Corp 光源装置及び光照射装置
US20120002688A1 (en) * 2009-10-30 2012-01-05 Deep Photonics Corporation Method and system using phase modulation to reduce spectral broadening
JP2019529881A (ja) * 2016-09-20 2019-10-17 ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティThe Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University 光学系およびホワイトノイズ変調を用いてレーザ駆動光源を利用する方法
US20200335928A1 (en) * 2019-04-17 2020-10-22 Nufern Fiber polarisation scrambler

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086193A (ja) * 2002-07-05 2004-03-18 Nikon Corp 光源装置及び光照射装置
US20120002688A1 (en) * 2009-10-30 2012-01-05 Deep Photonics Corporation Method and system using phase modulation to reduce spectral broadening
JP2019529881A (ja) * 2016-09-20 2019-10-17 ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティThe Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University 光学系およびホワイトノイズ変調を用いてレーザ駆動光源を利用する方法
US20200335928A1 (en) * 2019-04-17 2020-10-22 Nufern Fiber polarisation scrambler

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024057673A1 (ja) 2024-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100484457B1 (ko) 반도체노광장치및노광방법,회로패턴제조방법,마이크로장치제조방법및노광장치제조방법
US6901090B1 (en) Exposure apparatus with laser device
US10942417B2 (en) Periodic optical filter stabilized tunable comb generator
US20210226411A1 (en) Laser system and electronic device manufacturing method
JP2010054547A (ja) 紫外レーザ装置
JPWO2020095418A1 (ja) レーザシステム、及び電子デバイスの製造方法
TWI525398B (zh) Light generating device, light source device and its adjustment method, light irradiation device, exposure device, and element manufacturing method
WO2015140901A1 (ja) レーザシステム
US5561676A (en) Compound-cavity, high-power, modelocked semiconductor laser
JP5359461B2 (ja) レーザ装置、光源装置、これらの調整方法、光照射装置、露光装置、並びにデバイス製造方法
US7280568B2 (en) Laser coherence control using homogeneous linewidth broadening
JP2010217365A (ja) 光周波数コム発生装置および光周波数コム発生方法
WO2024057458A1 (ja) レーザ装置及び電子デバイスの製造方法
WO2023112308A1 (ja) レーザシステム、パルスレーザ光の生成方法、及び電子デバイスの製造方法
JP7170055B2 (ja) レーザシステム、及び電子デバイスの製造方法
EP3559737B1 (fr) Source laser térahertz et procédé d'émission de radiations térahertz
WO2019186767A1 (ja) 波長変換システム及び加工方法
US20220131335A1 (en) Laser apparatus, laser processing system, and method for manufacturing electronic device
US10879663B2 (en) Solid-state laser system and wavelength conversion system
JP3504592B2 (ja) パルスレーザ発生装置及びそれを利用したx線発生装置
WO2023199514A1 (ja) レーザ装置及び電子デバイスの製造方法
WO2023199513A1 (ja) レーザ装置、レーザ装置の波長制御方法、及び電子デバイスの製造方法
WO2023013025A1 (ja) レーザ装置、及び電子デバイスの製造方法
WO2023157268A1 (ja) レーザシステム及び電子デバイスの製造方法
JP2011053314A (ja) 光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 22958785

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1