JPWO2018079015A1 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018079015A1
JPWO2018079015A1 JP2018547143A JP2018547143A JPWO2018079015A1 JP WO2018079015 A1 JPWO2018079015 A1 JP WO2018079015A1 JP 2018547143 A JP2018547143 A JP 2018547143A JP 2018547143 A JP2018547143 A JP 2018547143A JP WO2018079015 A1 JPWO2018079015 A1 JP WO2018079015A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identifier
ess
network group
color
bss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018547143A
Other languages
English (en)
Inventor
悠介 田中
悠介 田中
菅谷 茂
茂 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2018079015A1 publication Critical patent/JPWO2018079015A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/06Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Abstract

拡張サービスセットに所属する基本サービスセットで動作する通信装置及び通信方法を提供する。無線端末は、自己が所属するBSS及びESSの各々を識別するBSS−colorとESS−colorも記載してフレームを送信する。また、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの格納領域に転用して、重複しないだけの十分な数のBSS−colorを確保する。STAは、受信フレームに関する統計情報をBSS−color並びにESS−colorと紐付けして記憶し、STAは、ESS内又はESS間で協調動作する。

Description

本明細書で開示する技術は、拡張サービスセットに所属する基本サービスセットで動作する通信装置及び通信方法に関する。
IEEE802.11などに代表される無線LANのインフラストラクチャ・モードでは、1つのアクセスポイント(AP)とその配下の1以上のクライアント端末(STA)でBSS(Basic Service Set)が構成され、さらに複数のBSSでESS(Extended Service Set)が構成される。BSSは、BSSIDと呼ばれる48ビットのネットワーク識別子で識別され、通常はAPのMACアドレスと同じである。また、ESSを識別するネットワーク識別子ESSIDは、最大で32文字までの英数字を設定可能であるが、ESSを構成する各機器(AP並びにSTA)に同じESSIDを設定する必要がある。
無線端末装置は、自身が所属する第1のネットワーク・グループとして例えばBSSに関する情報を、識別子としてフレームに付加して送信することが想定される。また、他のグループに属する無線端末がフレームの受信処理判定を早期に行なうことができるように、フレーム先頭の物理ヘッダにBSSの識別子が格納されることが想定される(例えば、特許文献1を参照のこと)。
特開2014−207693号公報 特開2011−44894号公報
本明細書で開示する技術の目的は、拡張サービスセットに所属する基本サービスセットで好適に動作することができる、優れた通信装置及び通信方法を提供することにある。
本明細書で開示する技術は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、自己が所属する第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と、前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子を格納したフレームを送信する、通信装置である。
本明細書で開示する技術の第2の側面によれば、第1の側面に係る通信装置は、前記第1の識別子及び前記第2の識別子を前記フレームの物理ヘッダに格納して送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第3の側面によれば、第2の側面に係る通信装置は、前記物理ヘッダ内の前記第1の識別子を格納するシグナル領域内に前記第2の識別子も格納して送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第4の側面によれば、第3の側面に係る通信装置は、前記シグナル領域内に新たに追加された領域に前記第2の識別子を格納して送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第5の側面によれば、第3の側面に係る通信装置は、前記シグナル領域内の他の情報を格納するための既存の領域に前記第2の識別子を格納して送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第6の側面によれば、第5の側面に係る通信装置は、前記既存の領域に前記第2の識別子が格納されているか否かを前記シグナル領域内で示すように構成されている。
本明細書で開示する技術の第7の側面によれば、第5の側面に係る通信装置は、前記第2の識別子を通知する必要があるときに、前記シグナル領域内の他の情報を格納するための既存の領域に前記第2の識別子を格納して送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第8の側面によれば、第2の側面に係る通信装置は、前記物理ヘッダ内の前記第1の識別子を格納するシグナル領域とは別の新たに追加された第2のシグナル領域に前記第2の識別子を格納して送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第9の側面によれば、第1の側面に係る通信装置は、前記フレームの物理ヘッダに前記第1の識別子を格納するとともに、前記物理ヘッダよりも後ろで且つペイロード領域とは独立して解読可能な領域に前記第2の識別子を格納して、送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第10の側面によれば、第1の側面に係る通信装置は、前記フレームの物理ヘッダに前記第1の識別子を格納するとともに、ペイロード領域に前記第2の識別子を格納して、送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第11の側面によれば、第1の側面に係る通信装置は、前記第2の識別子の格納領域の一部に前記第1の識別子の一部を格納して、前記第1の識別子を拡張することができるように構成されている。
本明細書で開示する技術の第12の側面によれば、第11の側面に係る通信装置は、前記拡張を行なったことを通知する情報を併せて送信するように構成されている。
本明細書で開示する技術の第13の側面によれば、第11の側面に係る通信装置は、周囲の第1のネットワーク・グループの数に基づいて前記拡張を行なうように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第14の側面は、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて記憶する、通信装置である。
本明細書で開示する技術の第15の側面によれば、第14の側面に係る通信装置は、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて、記憶した前記情報を送信するように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第16の側面は、配下の無線端末から、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて受信する、通信装置である。
本明細書で開示する技術の第17の側面によれば、第16の側面に係る通信装置は、前記無線端末から受信した情報に基づいて、自己が所属する第2のネットワーク・グループに含まれる他の第1のネットワーク・グループ内の通信装置、又は、自己が所属しない第2のネットワーク・グループ内の通信装置の少なくとも一方と、協調動作するように構成されている。
また、本明細書で開示する技術の第18の側面は、自己が所属する第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と、前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子を格納したフレームを送信するステップを有する、通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第19の側面は、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて記憶するステップを有する、通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第20の側面は、配下の無線端末から、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて受信するステップを有する、通信方法である。
本明細書で開示する技術によれば、拡張サービスセットに所属する基本サービスセットで好適に動作することができる、優れた通信装置及び通信方法を提供することができる。
なお、本明細書に記載された効果は、あくまでも例示であり、本発明の効果はこれに限定されるものではない。また、本発明が、上記の効果以外に、さらに付加的な効果を奏する場合もある。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、無線システムの構成例を示した図である。 図2は、通信装置200の構成例を示した図である。 図3は、ESS識別子を含まないフレーム構成例を示した図である。 図4は、ESS識別子を付加した高効率のシグナルの構成例を示した図である。 図5は、ESS識別子を付加した高効率のシグナルの他の構成例を示した図である。 図6は、ESS識別子を付加したPhy Headerの構成例を示した図である。 図7は、ESS識別子を含むESS Headerを新たに追加したフレーム構成例を示した図である。 図8は、ESS識別子をData部分に付加したフレーム構成例を示した図である。 図9は、Phy Header内の既存の他の情報を格納するためのフィールドをESS識別子の格納フィールドに切り替えて使用するため処理手順を示したフローチャートである。 図10は、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの一部を格納する領域として転用してBSS−colorを拡張するフレーム構成例を示した図である。 図11は、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの一部を格納する領域として転用してBSS−colorを拡張する他のフレーム構成例を示した図である。 図12は、ESS識別子の一部をBSS識別子の一部として扱う設定を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図13は、ESS識別子を用いてESS内外から到来したフレームに関する統計情報を収集する通信シーケンス例を示した図である。 図14は、STAとして動作する通信装置が、到来したフレームに関する統計情報を記憶して報告するための処理手順を示したフローチャートである。 図15は、APとして動作する通信装置が、配下のSTAから統計情報を収集して他のAPと協調動作するための処理手順を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
無線端末装置は、自身が所属する第1のネットワーク・グループとして例えばBSSに関する情報を、識別子としてフレームに付加して送信することが想定される。最新のIEEE802.11axの無線LAN規格化作業では、BSSの識別子としてBSS−colorと呼ばれるフィールドをフレームに付加して送信することが想定されている。また、他のグループに属する無線端末からのフレームの受信処理判定を早期に行なうことができるように、フレーム先頭の物理ヘッダにこの種のBSSの識別子が格納されることが想定される(例えば、特許文献1を参照のこと)。また、基地局が他のグループから到来したフレームに関する統計情報を収集して基地局に通知し、その情報に基づいて基地局が上位の第2のネットワーク・グループ(例えば、ESS)を介して他の基地局と協調して動作することが想定される。
ここで、BSS−colorは、自己の所属するBSSを含む上位のESS内で個々のBSSを識別するための情報である。BSSの識別子としては、MACヘッダ内に格納されるBSSIDもある。BSSIDは、通常はAPのMACアドレスと同じで48ビット長の識別子である(前述)。これに対し、BSS−color情報は、BSSIDよりもさらに簡略化した形で、例えば6ビット長の短い情報である。すなわち、BSS−colorは簡略化された形式である点で、従来からのBSSIDとは相違する情報である。
BSS−colorを物理ヘッダに格納することで、フレームを受信した無線端末は、自己のBSSの信号とオーバーラップする他のBSS(Overlapping BSS:OBSS)からの信号を早期に判定することができる。ところが、物理ヘッダは情報量に制約があり、重複しないだけの十分な数の識別子を確保できない可能性がある。例えば6ビット長のBSS−colorを使用する場合、最大でも64個までしかネットワーク・グループを識別できない。
また、他のグループから到来したフレームに関する統計情報に基づいて基地局が他の基地局と協調動作を行なう場合、異なるさらに上位の第2のネットワーク・グループに属する基地局間では協調動作を行なうことができない可能性がある。例えば、同じESSに含まれる複数のBSS間で協調動作を行ないたい場合には、無線端末は、受信フレームが自己のBSSの信号とOBSSからの信号を識別できるだけでなく、同じESSの信号と他のESSからの信号を識別できることが好ましい。
例えば、基地局の識別子を含む物理ヘッダを備えるフレームを送信する無線端末装置について提案されている(例えば、特許文献1を参照のこと)。この無線端末装置は、受信したフレーム内で示される基地局識別子が自身の所属するBSSの基地局とは異なる場合に、アクセス手順を終了するように構成されている。しかしながら、基地局の識別子はその割り当て可能数に制約があり、2つ以上の基地局に同一の識別子が割り当てられてしまう可能性があるため、本来受信すべきフレームに対してアクセス手順を終了してしまう危険性がある。
また、あるネットワーク・グループとそれに隣接する他のネットワーク・グループの間でスループットが最大となるように、すべてのネットワーク・グループの送信電力を調整する電力制御装置についても提案されている(例えば、特許文献2を参照のこと)。ここで、スループットを最大化するためには、各無線端末における到来フレームの統計情報を用いることが想定される。しかしながら、BSS−colorのような基地局の識別子だけに基づいて到来フレームの統計情報を収集すると、例えば基地局が協調動作をできないような他の上位の第2のネットワーク・グループに属する無線端末からのフレームの情報であることを識別できない場合には、その統計情報を基地局に報告しても基地局は有効に利用することができない。
そこで、本明細書では、無線端末が所属する第1のネットワーク・グループを含む上位の第2のネットワーク・グループに関する情報を、識別子としてフレームに付加して送信する方法、その識別子を付加する上で効果的なフレームの場所、第2のネットワーク・グループの識別子を用いて第1のネットワーク・グループの識別子の割り当て数を拡張する方法、並びに、上位の第2のネットワーク・グループの識別子を用いた際の効果的に統計情報を処理する方法について、以下に提案する。
図1には、本明細書で開示する技術が適用される無線システムの構成例を示している。同図において、基地局(AP)と基地局に接続した複数の端末局(STA)で1つの第1のネットワーク・グループ(BSS)を構成し、さらに複数の第1のネットワーク・グループによって無線システムが構成されている。図示の例では、AP1とこれに接続したSTA1、STA2でBSS1を構成し、AP2とこれに接続したSTA3、STA4でBSS2を構成し、AP3とこれに接続したSTA5、STA6でBSS3を構成している。
また、複数のBSSは、それらの一部が有線又は無線によって互いに接続して、上位の第2のネットワーク・グループ(ESS)を構成している。図示の例では、2つの基地局AP1とAP2が、例えばイーサネット(登録商標)のケーブルなどを介して接続され、上位の第2のネットワーク・グループESS1を構成している。一方、AP3とこれに接続したSTA5、STA6からなるBSS3でESS2を構成している。
また、無線システムには、互いに独立した複数のESSが存在することが想定される。図示の例では、ESS2は、上記のESS1とは独立して存在している。
なお、本明細書で開示する技術を実現する上で、AP、STA、BSS、ESSの数は図1に示した例に限定されない、という点を十分理解されたい。
図2には、図1に示したような(言い換えれば、複数のBSSと、BSSの一部が互いに接続した複数のESSを含む)無線通信システムにおいてAP又はSTAとして通信動作を行なう通信装置200の機能的構成例を示している。基本的な構成は、APでもSTAでも同様であると理解されたい。
通信装置200は、データ処理部201、制御部202、通信部203、電源部204から構成される。また、通信部201は、さらに変復調部211、空間信号処理部212、チャネル推定部213、無線インターフェース(IF)部214、アンプ部215、アンテナ216を備えている。但し、無線インターフェース部214、アンプ部215及びアンテナ216はこれらを1組として1つの送受信ブランチを構成し、2以上の送受信ブランチで通信部201が構成されてもよい。また、アンプ部215は無線インターフェース部214にその機能が内包される場合もある。
データ処理部201は、プロトコル上位層(図示しない)よりデータが入力される送信時において、そのデータから無線送信のためのパケットを生成し、メディア・アクセス制御(Media Access Control:MAC)のためのヘッダの付加や誤り検出符号の付加などの処理を実施し、処理後のデータを変復調部211へ提供する。また、データ処理部201は、変復調部211からの入力がある受信時において、MAC Headerの解析、パケット誤りの検出、リオーダー処理などを実施して、処理後のデータを自身のプロトコル上位層へ提供する。
制御部202は、通信装置200内の各部間の情報の受け渡しを行なう。また、制御部202は、変復調部211及び空間信号処理部212におけるパラメータ設定、データ処理部201におけるパケットのスケジューリングを行なう。また、制御部202は、無線インターフェース部214及びアンプ部215のパラメータ設定及び送信電力制御を行なう。
特に本実施形態では、制御部202は、自身が属する第1のネットワーク・グループ(BSS)に関する情報、並びに第1のネットワーク・グループが属する上位の第2のネットワーク・グループ(ESS)に関する情報を各識別子としてフレームに付加して送信するよう各部を制御する。また、制御部202は、フレームに付加されたESS並びにBSSに関する情報に基づいて、ESSの識別、BSSの識別、アクセス手順の終了判定、到来フレームの統計処理を行なうよう各部を制御する。
変復調部211は、送信時には、データ処理部201からの入力データに対し、制御部201によって設定されたコーディング及び変調方式に基づいて、エンコード、インターリーブ及び変調の処理を行ない、データ・シンボル・ストリームを生成して空間信号処理部212へ提供する。また、変復調部211は、受信時には、制御部201によって設定されたコーディング及び変調方式に基づいて、空間信号処理部212からの入力に対して復調及びデインターリーブ、デコードという送信時とは反対の処理を行ない、データ処理部201若しくは制御部202へデータを提供する。
空間信号処理部212は、送信時には、必要に応じて変復調部211からの入力に対して空間分離に供される信号処理を行ない、得られた1つ以上の送信シンボル・ストリームをそれぞれの無線インターフェース部214へ提供する。一方、受信時には、空間信号処理部212は、それぞれの無線インターフェース214部から入力された受信シンボル・ストリームに対して信号処理を行ない、必要に応じてストリームの空間分解を行なって変復調部211へ提供する。
チャネル推定部213は、それぞれの無線インターフェース部214からの入力信号のうち、プリアンブル部分及びトレーニング信号部分から伝搬路の複素チャネル利得情報を算出する。そして、算出された複素チャネル利得情報は制御部202を介して変復調部211での復調処理及び空間信号処理部212での空間処理に利用される。
無線インターフェース部214は、送信時には空間信号処理部212からの入力をアナログ信号へ変換し、フィルタリング、及び搬送波周波数へのアップコンバートを実施し、アンテナ216又はアンプ部215へ送出する。一方、受信時には、無線インターフェース部214は、アンテナ216又はアンプ部215からの入力(搬送波周波数の受信信号)に対してダウンコンバートやディジタル信号への変換といった、送信時とは反対の処理を実施し、空間信号処理部212及びチャネル推定部213へデータを提供する。
アンプ部215は、送信時には無線インターフェース部214から入力されたアナログ信号を所定の電力まで増幅してからアンテナ216へと送出する。また、アンプ部215は、受信時にはアンテナ216から入力された受信信号を所定の電力まで低雑音増幅してから無線インターフェース部214に出力する。このアンプ部215の送信時の機能と受信時の機能の少なくともどちらか一方が無線インターフェース部214に内包される場合がある。
電源部204は、バッテリー電源又は商用電源などの固定電源で構成され、通信装置200内の各部に対し駆動用の電力を供給する。
なお、通信装置200は、図示した以外の機能モジュールをさらに備えることもできるが、本明細書で開示する技術に直接関連しないので、ここでは図示並びに説明を省略する。
以下では、本明細書で開示する技術を適用した通信システムの実施例(1)〜(3)について説明する。
(1)無線端末が所属するネットワーク・グループ(BSS)を含む上位のネットワーク・グループ(ESS)に関する情報を識別子としてフレームに付加して送信する。
(2)無線端末が所属するネットワーク・グループ(BSS)の識別子の割り当て数を、上位のネットワーク・グループ(ESS)の識別子を用いて拡張する。
(3)上位のネットワーク(ESS)の識別子を用いて統計情報を収集する。
実施例1では、STAとして動作する通信装置が、自己が所属する第1のネットワーク・グループ(BSS)を含む上位の第2のネットワーク・グループ(ESS)に関する情報を識別子としてフレーム(フレーム内のヘッダ情報)に付加して送信する。以下では、BSSに関する識別子を「BSS識別子」とも呼び、ESSに関する識別子を「ESS識別子」とも呼ぶ。
図3には、ESS識別子を含まない従来のフレーム構成例を示している。図示のフレームは、IEEE802.11axにおいて現在規格化作業中の無線LANシステムのフレーム構成に相当するが、Phy HeaderとData(MAC)部分から構成される。
Phy Headerは、レガシーのショート・トレーニング(Legacy−Short Training Field:L−STF)、レガシーのロング・トレーニング(Legacy−LongTraining Field:L−LTF)、レガシーのシグナル(Legacy−Signal Field:L−SIG)、及び、高効率のシグナル(High Efficiency−Signal−A Field:HE−SIG−A)から構成される。また、Data部分、には送信元や送信先のMACアドレスやデータ本体が格納される。
ここで、HE−SIG−Aには、BSS識別子としてBSS−colorが格納されるが、ESS識別子は格納されない。BSS−colorは、自己の所属するBSSを含む上位のESS内で個々のBSSを識別するための6ビット長程度の短い情報であり、ESS内の他のBSSと重ならないような値に設定されている(前述)。図3に示すフレームを受信した無線端末は、物理ヘッダに格納された情報を読み取ることで、早期にこの受信フレームは自身が所属するBSSから送信されたものであるかどうかを判断することができる。
図4には、ESS識別子としてESS−colorを付加したHE−SIG−Aの構成例を示している。このフレーム構成は、図3に示したHE−SIG−Aに対し、新たにESS−colorを格納するための領域を拡張している。
ここで、ESS−colorは、本実施形態において、自己のESSを識別するために使用される識別子である。ESS−colorは、例えば9ビット長程度の短い情報であり、簡略化された形式である点で、従来からの最大32文字の英数字からなるESSIDとは相違する。
図4に示す格納方法を用いることにより、フレームを受信した無線端末は、物理ヘッダに格納された情報を読み取ることで、早期にこの受信フレームは自身が所属するBSSを含む上位のESSから送信されたものであるかどうかを判断することができる。
なお、図4に示す例では、ESS−colorを格納するための新たな領域はHE−SIG−Aの末尾に設けているが、この場所に限らず、HE−SIG−Aの先頭や途中に新たな領域を設けてもよい。またESS−colorを格納するための新たな領域は2つ以上に分かれていてもよい。
また、図5には、ESS識別子としてESS−colorを付加したHE−SIG−Aの他の構成例を示している。このフレーム構成は、図3に示したHE−SIG−Aに対し、既存の他の情報を格納するためのフィールドをESS−colorを格納する場合と切り替えて使用している。また、このフィールドが従来の他の情報又はESS−colorのいずれを通知しているかを示すための切り替え通知(Switching)ビットをさらに格納している。
図5に示す例では、ESS−colorと切り替えて使用する既存の他の情報として、チャネル使用期間に関する情報を記載するTXOPフィールドを利用している。また、切り替え通知ビットは、HE−SIG−A内に新たに追加したビットであってもよく、既存のReserveビットを用いてもよい。なお、図5に示した例では、ESS−colorを格納する領域の後方に切り替え(Switching)ビットが存在しているが、当該ビットの配置場所はこれに限定されない。
図5に示したESS識別子の格納方法を用いることにより、このようなフレームを受信した無線端末は、Phy Headerに格納された情報を読み取ることで、早期に受信フレームは自身が所属するBSSを含む上位のESSから送信されたものであるかどうかを判断することができる。
また、図5に示したフレーム構成は、新たな領域を追加するなどPhy Headerを拡張又は変更する必要がないので、同様の通信規格(例えば、図3に示したフレーム構成を採用する通信規格)を持つ無線端末に対し後方互換性を維持することができる。
また、図5に示したフレーム構成によれば、無線端末は、必要なときだけTXOPなどの既存のフィールドを使ってESS−colorを送信することができ、それ以外の大部分の期間は通常通りTXOPなど規定のパラメータを格納して送信することができる。ESS−colorを送信する必要があるときとは、例えばSTAがBSSにアソシエートしてきたときや、BSS−colorの重複が発生したときなどである。
図6には、ESS識別子としてESS−colorを含むESS−SIGを新たにPhy Headerに付加したフレーム構成例を示している。このフレーム構成は、従来の(例えば図3に示した)Phy Headerに対し、ESS−colorを格納するための新たなESS−SIGフィールド領域を拡張している。
図6に示すESS識別子の格納方法を用いることにより、ESS−colorを含むフレームを受信した無線端末は、Phy Headerに格納された情報を読み取ることで、早期に受信フレームは自身が所属するBSSを含む上位のESSから送信されたものであるかどうかを判断することができる。
なお、図6に示した例では、ESS−colorを格納するための新たなESS−SIG領域はHE−SIG−Aの直後に配置されているが、この場所に限らず、HE−SIG−Aの直前に配置されてもよく、あるいはPhy Header内の他の既存の領域に隣接する場所に配置されてもよい。
図7には、ESS識別子としてESS−colorを含むESS Headerを新たに追加したフレーム構成例を示している。従来のフレームはPhy HeaderとData(MAC)部分から構成されるが(例えば、図3を参照のこと)、図7に示すフレーム構成例では、Phy Headerの後ろで且つData部分の前にESS Headerが挿入されている。従来のフレーム構成に対し、ESS−colorを格納するための新たなESS Header領域を拡張している、と言うこともできる。
また、図示のESS Headerは、後続のData部分とは独立したFCS(Frame Check Sequence)を格納しており、Data部分をすべて受信することなく、ESS−colorを含むESS Headerの内容を確認することができる。すなわち、ESS Headerは、Date部とは独立して解読可能な領域である。
図7に示すESS識別子の格納方法を用いることにより、フレームを受信した無線端末は、Phy Header及びESS Headerを受信した後、すべてのData部分を受信することなく、早期に受信フレームは自身が所属するBSSを含む上位のESSから送信されたものであるかどうかを判断することができる。
また、図7に示すようにESS Headerを新たに追加する場合、Phy Header内にESS−colorを格納する場合のような情報量の制約はなくなるので、フレーム送信元の無線端末が属するBSSを含む上位のESSに関するより多くの情報を格納することができる。したがって、受信側は、ESS−colorに限らず、ESSに関するより多くの情報を受け取ることができるようになる。
図8には、ESS識別子としてESS−colorをData(MAC)部分に付加したフレーム構成例を示している。ESS−colorを付加する場所は、Data部内であれば、MAC Header又はデータ本体のいずれであってもよい。また、データ本体にESS−colorを付加する場合は、複数のMPDU(MAC Protocol Data Unit)が連結されて構成されるA−MPDU(Aggregated MPDU)の一部のMPDUをESS−colorの格納のために用いてもよい。
図8に示すように、Data部内にESS識別子を格納する方法を用いることにより、Phy Headerを用いる場合のような情報量の制約はなくなるので、フレーム送信元の無線端末が属するBSSを含む上位のESSに関するより多くの情報を格納することができる。したがって、受信側は、ESS−colorに限らず、ESSに関するより多くの情報を受け取ることができるようになる。
但し、図8に示すESS識別子の格納方法を用いると、フレームを受信した無線端末は、すべてのData部分を復号しなければ、受信フレームは自身が所属するBSSを含む上位のESSから送信されたものであるかどうかを判断することができない。このため、同じESSからの受信フレームの統計情報の処理を行なう場合などは、Phy Headerを受信した時点で自己のBSSの信号でないことが分かったとしても、他のESSからの信号もすべて受信処理しなければならなくなるという無駄が生じる。
図9には、図5に示したような、Phy Header内の既存の他の情報(TXOP)を格納するためのフィールドをESS−colorを格納するフィールドに切り替えて使用するための、無線端末が実行する処理手順をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、例えば図2に示した通信装置200内のデータ処理部201で主に実行されるものとする。
まず、無線端末は、ESS識別子を通知するか否かを判断する(ステップS901)。例えば、STAがBSSにアソシエートしてきたときや、BSS−colorの重複が発生したときなどに、無線端末は、ESS−colorを送信する必要があると判断する。
そして、ESS識別子を通知すると判断した場合には(ステップS901のYes)、無線端末は、TXOPなどのHE−SIG−A内の既存の他の情報を格納するためのフィールドに、ESS識別子としてのESS−colorを格納するとともに、当該フィールドをESS識別子の格納フィールドに切り替えたことを示す値を切り替え(Switching)ビットに設定して(ステップS902)、本処理ルーチンを終了する。受信側では、ESS−colorが通知されると、BSS−colorが重複してもESS−colorが一致しなければ、OBSSからの信号として受信処理することができる。
一方、ESS識別子を通知しないと判断した場合には(ステップS901のNo)、無線端末は、TXOPなどの既存の他の情報を格納するためにフィールドにそのままその既存の他の情報を格納するとともに、当該フィールドにそのまま既存の他の情報を格納したことを示す値を切り替えビットに設定して(ステップS903)、本処理ルーチンを終了する。
図9に示した処理手順によれば、無線端末は、必要なときだけTXOPなどの既存のフィールドを使ってESS−colorを送信することができ、それ以外の大部分の期間は通常通りTXOPなど規定のパラメータを格納して送信することができる。
実施例1によれば、フレームにBSS−colorとESS−colorが併せて格納されているので、受信側では、自己のBSSの信号と他のBSSからの信号を識別できるだけでなく、同じESS内の他のBSSからの信号と同じESSに属さない他のBSSからの信号のいずれであるかを容易に識別することができる。この結果、同じESS内の他のBSSからの信号も自己のBSSの信号に準じた扱いとすることにより、ESS内ではBSS間で協調して動作するというネットワークの運用を実現し易くなる。
実施例2では、通信装置が所属する第1のネットワーク・グループ(BSS)の識別子を、上位の第2のネットワーク・グループ(ESS)の識別子を用いて拡張する。例えば、ESS識別子であるESS−colorを格納する領域の一部をBSS識別子であるBSS−colorの一部を格納する領域として扱う。なお、以下では、実施例1として示した図4に示したフレーム構成例を基にした本実施例における具体的にフレーム構成例について説明するが、実施例1として図5〜図8にそれぞれ示した他のフレーム構成例にも同様に本実施例を応用することはできる。
図10並びに図11には、ESS識別子であるESS−colorの格納領域の一部をBSS識別子であるBSS−colorの一部を格納する領域として転用してBSS−colorの格納領域を拡張するためのフレーム構成例をそれぞれ示している。図10並びに図11はいずれも、BSS識別子としてBSS−colorが格納されるHE−SIG−Aに対し、新たにESS−colorを格納するための領域を追加しているフレーム構成において、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの一部を格納する領域として使用することができるものである。
例えば、BSS−colorの格納領域がXビットであり、ESS−colorの格納領域がYビットであるとして(但し、XとYは正の整数とする)、ESS−colorの格納領域のうちZビットがBSS−colorを格納する領域として用いることができる(但し、Zは正の整数で、Y≧Zとする)。その結果として、BSS−colorの格納領域はX+Zビットに拡張されるとともに、ESS−colorの格納領域はY−Zビットに縮退する。すなわち、BSS−colorがXビット長からX+Zビット長に拡張することができ、同じESS内で重複しないだけの十分な数の識別子を確保することができるようになる。
具体的には、元々のフレーム構成ではBSS−colorの格納領域として6ビットが割り当てられ、ESS−colorの格納領域として9ビットが割り当てられていたとする。ここで、ESS−colorの格納領域の3ビットをBSS−colorの一部を格納する領域として利用する場合には、BSS−colorを9ビット長に拡張することができ、同じESS内で重複しないだけの十分な数の識別子を確保することができるようになる。
また、図10並びに図11に示すフレーム構成例はいずれも、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの一部を格納する領域として使用しているか否かを通知する拡張ビット(Extension bit)を含んでいる。図10に示す例では、拡張ビットは、ESS−colorの格納領域とは異なる場所に配置されている。拡張ビットは、BSS−colorの格納領域とESS−colorの格納領域の間に配置されているが、これら格納領域及びビットの配置の順番はこれに限定されない。また、図11に示す例では、拡張ビットは、ESS−colorの格納領域内のいずれの場所に配置されている。但し、この拡張ビットは、例えばHE−SIG−A内のBSS−colorの格納領域又はESS−colorの格納領域とは異なるReserve領域に格納されてもよく、当該ビットを格納するための新たに領域が追加されてもよい。
例えば、この拡張ビットは、ESS−colorの格納領域の一部がBSS−colorの一部を格納する領域として用いられる場合に1に設定され、そうでない場合には0に設定される。上述したように、BSS−colorの格納領域がXビットでESS−colorの格納領域がYビットであるとして、拡張ビットが1に設定されているときはESS−colorの格納領域のうちZビットがBSS−colorの格納領域に転用される。その結果として、BSS−colorの実際の格納領域はX+Zビットとなるとともに、ESS−colorの実際の格納領域はY−Zビットとなる。
ここで、ESS−colorの格納領域をBSS−colorの格納領域に転用するビット数Zは、事前に決められた特定の値でもよく、事前に決められた特定の複数の値のいずれかであってもよい。どのような値を用いるかは、さらに新たに追加されるフィールドで通知されてもよく、複数ビットで構成される拡張ビットによって通知されてもよい。
図10並びに図11に示したように、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの一部を格納する領域として転用して扱う場合、あるBSSを構成する基地局は、同一のESSに所属する他の基地局と同一のESSとするために、同一の拡張設定を行なうことが好ましい。この設定は、基地局間で自発的に情報交換をすることにより実施されてもよい。例えば、ある基地局が周囲に多数のBSSを検知し、BSS−colorが重複してしまう可能性が高いことを検知した場合に、同一のESSに接続する基地局にESS−colorの一部をBSS−colorの一部として拡張するよう要求してもよい。
図12には、基地局として動作する通信装置が、ESS識別子であるESS−colorの格納領域の一部をBSS識別子であるBSS−colorの一部を格納する領域として扱う設定を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。
基地局は、周囲に多数のBSSを検知し、BSS−colorが重複してしまう可能性が高いと判断したときには(ステップS1201のYes)、同一のESSに接続する他の基地局に対して、ESS−colorの格納領域の一部にBSS−colorの一部を格納して、BSS−colorの格納領域を拡張するよう要求する(ステップS1202)。
ここで、他の基地局から、ESS−colorの格納領域の一部にBSS−colorの一部を格納して、BSS−colorの格納領域を拡張することを許可する旨の応答を受信することができたときには(ステップS1203のYes)、当該基地局は、縮退した新たなESS−colorを他の基地局と併せて設定する(ステップS1204)。次いで、基地局は、ESS−colorの格納領域の一部をBSS−colorの一部を格納する領域としてBSS−colorの格納領域を拡張し、新たなBSS−colorを設定して(ステップS1205)、本処理ルーチンを終了する。
他方、ESS−colorの格納領域の一部にBSS−colorの一部を格納してBSS−colorの格納領域を拡張することについて、他の基地局から許可が得られなかったときには(ステップS1203のNo)、当該基地局は、後続の処理ステップをスキップして、本処理ルーチンを終了する。
なお、BSS−colorの格納領域を拡張するための設定は、ESSを制御するアプリケーション又はオペレータによって事前に行なわれてもよい。この場合、基地局は例えば端末局とのAssociation時にESS−colorの一部をBSS−colorの一部として拡張して扱うか否かを、配下の端末局に通知してもよい。また、基地局は、例えばこの設定状況を記載したビーコンによって定期的に配下の端末局に通知するようにしてもよい。
実施例3では、実施例1又は実施例2が適用されて、フレーム毎にBSS−colorとESS−colorが通知されることを前提とする。そして、実施例3では、上位のネットワーク・グループ(ESS)の識別子を用いて、他のグループから到来したフレームに関する統計情報を収集する。
図13には、上位のネットワーク・グループ(ESS)の識別子を用いて、他のグループから到来したフレームに関する統計情報を収集する通信シーケンス例を示している。但し、図13では、図1に示した無線システムを想定しており、AP1とこれに接続したSTA1でBSS1を構成し、AP2とこれに接続したSTA3でBSS2を構成するとともに、BSS1とBSS2を含む上位のネットワーク・グループESS1を構成し、AP3とこれに接続したSTA5でBSS3を構成するとともに、BSS3を含む上位のネットワーク・グループESS2を構成している。
また、図13の横軸は時間軸であり、各軸上の四角は横軸上の位置に対応する時刻に該当する通信装置から送信されるフレームを示すとともに、フレームから縦方向に伸びる実線の矢印の先がフレームの送信先を示している。さらに、フレームから縦方向に伸びる点線の矢印の先は、フレームの送信先ではないが、フレームが到来していることを示している。また、各フレームは、上記の実施例1及び実施例2の方法、又は他の方法に基づいて、ESS識別子としてのESS−colorとBSS識別子としてのBSS−colorを格納しているものとする。
ESS2に含まれるBSS3内では、時刻T1において、AP3からSTA5へフレームが送信されるとともに、時刻T2において、STA5からAP3へフレームが送信されている。AP3が時刻T1に送信したフレームは、ESS2とは異なるESS1に含まれるBSS2に属するSTA3にも到来している。
このとき、STA3は、時刻T1にAP3から到来したフレームに関する統計情報を、そのフレームから読み取ったESS−color及びBSS−colorとともに記憶する。ここで言う統計情報として、フレーム種別、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号の強度を示す指標)、SINR(Signal−to−Interference Noise Ratio:信号対干渉雑音比)、Duration(メディアを使用する予定時間)、MCS(Modulation and Coding Scheme:Dataの変調方式や符号化率のスキーム情報)などを挙げることができる。Duration並びにMCSは、それぞれMAC Header、Phy Headerから読み取ることができる。
また、ESS1に含まれるBSS1内では、時刻T3において、AP1からSTA1へフレームが送信されるとともに、時刻T4において、STA1からAP1へフレームが送信されている。それらの中で、AP1が時刻T3に送信したフレームは、同一のESS1に含まれる他のBSS2に属するSTA3にも到来している。
このとき、STA3は、時刻T3にAP1から到来したフレームに関する統計情報を、そのフレームから読み取ったESS−color及びBSS−colorとともに記憶する。
その後、AP2は、配下の(すなわち、自己のBSS2に属する)STA3に対して、統計情報の報告(Statistics Report)を要求する。STA3は、時刻T5において、AP2からの要求に対して、この時点までに記憶した統計情報をAP2に送信する。あるいは、STA3は、AP2からの要求を待たずに、時刻T5において、自発的にAP2に統計情報を送信するようにしてもよい。このとき、STA3は、各統計情報をESS−color及びBSS−colorと紐付けられたデータとして送信する。また、STA3は、自身が属するESS1から受信したフレームに関する統計情報のみをAP2に送信し、他のESS2から受信したフレームに関する統計情報は送信しないようにしてもよい。
AP2は、STA3から統計情報を受信すると、その情報に基づいてシステム特性の向上を目的として他のAPと協調動作を行なうようにしてもよい。このとき、AP2は、自身が属するESS1からの統計情報に基づき、同一ESS1上のAP1に対して、ESSを構成する有線通信又は無線通信を介して、又はIEEE802.11で規定されるPublic Action Frame(公開アクション・フレーム)などのAP間で無線通信できるフレームや通信方式を介して、協調動作(Inter−AP coordination via wireline/wireless)を行なうようにしてもよい。
また、AP2は、自身が属さないESS2からの統計情報に基づいて他のESS2上のAP3に対して、AP間で無線通信できるフレームや通信方式を介して、協調動作(Inter−AP coordination via wireless)を行なうようにしてもよい。あるいは、AP2は、自身が属するESS1上のAP1のみと協調動作を行なうようにしてもよい。
なお、上記では、STA3が自己の所属外であるBSS1並びにBSS3からのフレームを受信した場合についての動作について説明したが、STA3ではなくAP2自身が同様にESS−colorと紐付けて到来フレームの統計情報を記憶して、配下のSTA3から受信した統計情報とともに収計するようにしてもよい。
実施例3によれば、通常は協調動作が困難である異なるESSに属する無線端末に関する統計情報を削減し、統計情報のやり取りを効率化することができる。また、実施例3によれば、基地局が異なるESSに属する基地局との協調動作の実施判定をサポートすることができる。
図14には、STAとして動作する通信装置が、到来したフレームに関する統計情報を記憶して、自分が所属するBSSのAPに報告するための処理手順をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、例えば図2に示した通信装置200内のデータ処理部201で主に実行されるものとする。
STAは、他の無線端末から送信されたフレームが到来すると(ステップS1401のYes)、自分が所属するBSSを含むESS以外のESSからの統計情報も記憶する設定になっているかどうかをチェックする(ステップS1402)。
STAは、自分が所属するBSSを含むESS以外のESSからの統計情報も記憶する設定になっている場合には(ステップS1402のYes)、すべての到来フレームに関する統計情報を、ESS−color及びBSS−colorと対応付けて記憶する(ステップS1403)。一方、自分が所属するBSSを含むESSからの到来フレームに関する統計情報のみ記憶する設定になっている場合には(ステップS1402のNo)、STAは、当該ESSからの到来フレームのみに関する統計情報を、BSS−colorのみと対応付けて記憶する(ステップS1407)。
そして、STAは、自分が所属するBSSのAPに統計情報を送信するタイミングが到来するまで(ステップS1404のNo)、到来フレームに関する統計情報を記憶する処理を繰り返し実行する。ここで言う、APに統計情報を送信するタイミングは、例えばAPから統計情報の報告要求(Statistics Report)を受信したときや、STA自身が自発的にAPに統計情報を送信するときなどである。
APに統計情報を送信するタイミングが到来すると(ステップS1404のYes)、STAは、自分が所属するBSSを含むESS以外のESSからの統計情報も送信する設定になっているかどうかをチェックする(ステップS1405)。
STAは、自分が所属するBSSを含むESS以外のESSからの統計情報も送信する設定になっている場合には(ステップS1405のYes)、すべての到来フレームに関する統計情報をAPに送信して(ステップS1406)、本処理ルーチンを終了する。
また、自分が所属するBSSを含むESSからの統計情報のみ送信する設定になっている場合には(ステップS1405のNo)、STAは、当該ESSからの到来フレームのみに関する統計情報を送信して(ステップS1408)、本処理ルーチンを終了する。
図15には、APとして動作する通信装置が、配下の(自分のBSSに所属する)STAから統計情報を収集して、ESS内外の他のAPと協調動作するための処理手順をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、例えば図2に示した通信装置200内のデータ処理部201で主に実行されるものとする。
APは、配下のSTAから統計情報を受信しないときには(ステップS1501のNo)、配下のSTAに対して統計情報の送信(Statistics Report)を要求するかどうかをチェックする(ステップS1506)。
また、APは、配下のSTAに対して統計情報の送信(Statistics Report)を要求するときには(ステップS1506のYes)、自己のBSSを含むESS以外のESSからの統計情報を要求するかどうかをさらにチェックする(ステップS1507)。
そして、APは、自己のBSSを含むESS以外のESSからの統計情報を要求するときには(ステップS1507のYes)、配下のSTAに対して、すべての到来フレームに関する統計情報を要求し受信する(ステップS1508)。また、自己のBSSを含むESS以外のESSからの統計情報を要求しないときには(ステップS1507のNo)、APは、配下のSTAに対して、自己のBSSを含むESSからの到来フレームのみに関する統計情報を要求し受信する(ステップS1509)。
このようにして、APは、配下のSTAから統計情報を収集することができる。そして、APは、自己のBSSを含むESS内のAP同士で協調動作を実施する場合には(ステップS1502のYes)、自身が属するESSからの統計情報に基づいて、同一ESS上の他のAPとの間で、ESSを構成する有線通信を介して、又はPublic Action Frameなどの無線通信できるフレームや通信方式を介して、協調動作を実施する(ステップS1503)。
また、APは、自己のBSSを含むESS以外のAPと協調動作を実施する場合には(ステップS1504のYes)、自身が属するESSからの統計情報に基づいて、他のESS上のAPとの間で、AP間で無線通信できるフレームや通信方式を介して、協調動作を行なう(ステップS1505)。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書で開示する技術は、例えばIEEE801.11ax規格に従う無線LANシステムに好適に適用することができる。また、本明細書で開示する技術は、複数のBSSで上位のESSを構成し、BSSを識別する情報を含んだ信号を送受信する、さまざまな無線規格に基づくネットワークにも適用することができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)自己が所属する第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と、前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子を格納したフレームを送信する、通信装置。
(2)前記第1の識別子及び前記第2の識別子を前記フレームの物理ヘッダに格納して送信する、
上記(1)に記載の通信装置。
(3)前記物理ヘッダ内の前記第1の識別子を格納するシグナル領域内に前記第2の識別子も格納して送信する、
上記(2)に記載の通信装置。
(4)前記シグナル領域内に新たに追加された領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
上記(3)に記載の通信装置。
(5)前記シグナル領域内の他の情報を格納するための既存の領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
上記(3)に記載の通信装置。
(6)前記既存の領域に前記第2の識別子が格納されているか否かを前記シグナル領域内で示す、
上記(5)に記載の通信装置。
(7)前記第2の識別子を通知する必要があるときに、前記シグナル領域内の他の情報を格納するための既存の領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
上記(5)又は(6)のいずれかに記載の通信装置。
(8)前記物理ヘッダ内の前記第1の識別子を格納するシグナル領域とは別の新たに追加された第2のシグナル領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
上記(2)に記載の通信装置。
(9)前記フレームの物理ヘッダに前記第1の識別子を格納するとともに、前記物理ヘッダよりも後ろで且つペイロード領域とは独立して解読可能な領域に前記第2の識別子を格納して、送信する、
上記(1)に記載の通信装置。
(10)前記フレームの物理ヘッダに前記第1の識別子を格納するとともに、ペイロード領域に前記第2の識別子を格納して、送信する、
上記(1)に記載の通信装置。
(11)前記第2の識別子の格納領域の一部に前記第1の識別子の一部を格納して、前記第1の識別子を拡張することができる、
上記(1)乃至(10)のいずれかに記載の通信装置。
(12)前記拡張を行なったことを通知する情報を併せて送信する、
上記(11)に記載の通信装置。
(13)前記第1の識別子の格納領域及び前記第2の識別子の格納領域のいずれとも異なる領域で前記通知を行なう、
上記(12)に記載の通信装置。
(14)前記第2の識別子を格納する領域内で前記通知を行なう、
上記(12)に記載の通信装置。
(15)周囲の第1のネットワーク・グループの数に基づいて前記拡張を行なう、
上記(11)乃至(14)のいずれかに記載の通信装置。
(16)前記第2のネットワーク・グループに所属する他の第1のネットワーク・グループに所属する通信装置に対して、前記拡張の是非を確認する、
上記(11)乃至(15)のいずれかに記載の通信装置。
(17)第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて記憶する、通信装置。
(18)前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて、記憶した前記情報を送信する、
上記(17)に記載の通信装置。
(19)配下の無線端末から、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて受信する、通信装置。
(20)自己が所属する第2のネットワーク・グループに含まれる第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子に対応付けられた前記情報、又は、自己が所属しない第2のネットワーク・グループに対応付けられた前記情報も含めて、前記無線端末から受信する、
上記(19)に記載の通信装置。
(21)前記無線端末から受信した情報に基づいて、自己が所属する第2のネットワーク・グループに含まれる他の第1のネットワーク・グループ内の通信装置、又は、自己が所属しない第2のネットワーク・グループ内の通信装置の少なくとも一方と、協調動作する、
上記(19)又は(20)のいずれかに記載の通信装置。
(22)自己が所属する第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と、前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子を格納したフレームを送信するステップを有する、通信方法。
(23)第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて記憶するステップを有する、通信方法。
(24)配下の無線端末から、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて受信するステップを有する、通信方法。
200…通信装置、201…データ処理部、202…制御部
203…通信部、204…電源部
211…変復調部、212…空間信号処理部
213…チャネル推定部、214…無線インターフェース部
215…アンプ部、216…アンテナ

Claims (20)

  1. 自己が所属する第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と、前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子を格納したフレームを送信する、通信装置。
  2. 前記第1の識別子及び前記第2の識別子を前記フレームの物理ヘッダに格納して送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記物理ヘッダ内の前記第1の識別子を格納するシグナル領域内に前記第2の識別子も格納して送信する、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記シグナル領域内に新たに追加された領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記シグナル領域内の他の情報を格納するための既存の領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
    請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記既存の領域に前記第2の識別子が格納されているか否かを前記シグナル領域内で示す、
    請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第2の識別子を通知する必要があるときに、前記シグナル領域内の他の情報を格納するための既存の領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
    請求項5に記載の通信装置。
  8. 前記物理ヘッダ内の前記第1の識別子を格納するシグナル領域とは別の新たに追加された第2のシグナル領域に前記第2の識別子を格納して送信する、
    請求項2に記載の通信装置。
  9. 前記フレームの物理ヘッダに前記第1の識別子を格納するとともに、前記物理ヘッダよりも後ろで且つペイロード領域とは独立して解読可能な領域に前記第2の識別子を格納して、送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記フレームの物理ヘッダに前記第1の識別子を格納するとともに、ペイロード領域に前記第2の識別子を格納して、送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記第2の識別子の格納領域の一部に前記第1の識別子の一部を格納して、前記第1の識別子を拡張することができる、
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記拡張を行なったことを通知する情報を併せて送信する、
    請求項11に記載の通信装置。
  13. 周囲の第1のネットワーク・グループの数に基づいて前記拡張を行なう、
    請求項11に記載の通信装置。
  14. 第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて記憶する、通信装置。
  15. 前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて、記憶した前記情報を送信する、
    請求項14に記載の通信装置。
  16. 配下の無線端末から、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて受信する、通信装置。
  17. 前記無線端末から受信した情報に基づいて、自己が所属する第2のネットワーク・グループに含まれる他の第1のネットワーク・グループ内の通信装置、又は、自己が所属しない第2のネットワーク・グループ内の通信装置の少なくとも一方と、協調動作する、
    請求項16に記載の通信装置。
  18. 自己が所属する第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と、前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子を格納したフレームを送信するステップを有する、通信方法。
  19. 第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて記憶するステップを有する、通信方法。
  20. 配下の無線端末から、第1のネットワーク・グループに関する第1の識別子と前記第1のネットワーク・グループが所属する第2のネットワーク・グループに関する第2の識別子が記載された受信フレームに関する情報を、前記第1の識別子又は前記第2の識別子に応じて受信するステップを有する、通信方法。
JP2018547143A 2016-10-24 2017-08-16 通信装置及び通信方法 Pending JPWO2018079015A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016208179 2016-10-24
JP2016208179 2016-10-24
PCT/JP2017/029480 WO2018079015A1 (ja) 2016-10-24 2017-08-16 通信装置及び通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2018079015A1 true JPWO2018079015A1 (ja) 2019-09-12

Family

ID=62023395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018547143A Pending JPWO2018079015A1 (ja) 2016-10-24 2017-08-16 通信装置及び通信方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US10849015B2 (ja)
EP (1) EP3531742A4 (ja)
JP (1) JPWO2018079015A1 (ja)
AU (1) AU2017349963A1 (ja)
BR (1) BR112019007825A2 (ja)
WO (1) WO2018079015A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019194856A1 (en) * 2018-04-02 2019-10-10 Marvell World Trade Ltd. Basic service set (bss) color in null data packet (ndp) ranging
JP7252786B2 (ja) * 2019-02-28 2023-04-05 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法、及び、プログラム
JP7249171B2 (ja) * 2019-02-28 2023-03-30 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及び、プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529730A (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線ランにおけるスキャン手順、これを支援するステーション、及びこのためのフレームフォーマット
WO2016136116A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 ソニー株式会社 情報処理装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602005012692D1 (de) 2005-08-25 2009-03-26 Research In Motion Ltd Erkennung und Einschränkung eines nichtauthorisierten Zugangspunktes
JP4754964B2 (ja) * 2005-12-28 2011-08-24 富士通株式会社 無線網制御装置及び無線網制御システム
WO2008140325A2 (en) 2007-05-11 2008-11-20 Telenor Asa Methods and devices for initiating handover, discovering candidates access points and initiating authentication of a wireless terminal in a wireless network
US8438389B2 (en) 2009-08-17 2013-05-07 Intel Corporation Method and system for dynamic service negotiation with a uniform security control plane in a wireless network
JP5360653B2 (ja) 2009-08-20 2013-12-04 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 電力制御装置およびそれを備えた通信ネットワークシステム
US8989213B2 (en) 2010-09-15 2015-03-24 Qualcomm Incorporated Physical layer header with access point identifier
JP6321283B2 (ja) * 2014-05-01 2018-05-09 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線lanシステムにおける空間再使用率を高めるための方法及びそのための装置
EP3281456B1 (en) 2015-04-10 2019-04-24 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Autonomous lte-wlan interface setup and information exchange
US10244543B2 (en) * 2016-05-10 2019-03-26 Intel IP Corporation Station (STA), access point (AP) and method of spatial reuse
US20180184285A1 (en) * 2016-06-13 2018-06-28 Qualcomm Incorporated Techniques for basic service set attribute detection and resolution
US10390230B2 (en) * 2016-08-31 2019-08-20 Avago Technologies International Sales Pte. Limited MAC delimiter enhancement for spatial reuse

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529730A (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線ランにおけるスキャン手順、これを支援するステーション、及びこのためのフレームフォーマット
WO2016136116A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 ソニー株式会社 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
BR112019007825A2 (pt) 2019-07-16
AU2017349963A1 (en) 2019-04-04
US20190246314A1 (en) 2019-08-08
US20210029583A1 (en) 2021-01-28
EP3531742A4 (en) 2019-09-25
WO2018079015A1 (ja) 2018-05-03
EP3531742A1 (en) 2019-08-28
US10849015B2 (en) 2020-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11218845B2 (en) Method and apparatus of transmitting a spatial stream for MU-MIMO in a wireless local area network system
JP5990305B2 (ja) 無線lanシステムにおけるフレーム送信方法及び装置
EP3209078B1 (en) Method and device for allocating uplink transmission resource on basis of buffer status information in wireless lan
JP5531118B2 (ja) 無線lanシステムにおけるフレーム送信方法及び装置
US10342045B2 (en) Method and apparatus for transmitting downlink in wireless communication system
KR101686374B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 상향링크 전송 방법 및 장치
US9143223B2 (en) Relay station, base station, and radio communication method
US20210029583A1 (en) Communication apparatus and communication method
JP2013512613A (ja) マルチユーザベースの無線通信システムにおける送信失敗フレームの修復方法
WO2019009099A1 (ja) 無線通信装置および方法
CN105406948B (zh) 一种实现并行多用户数据传输的方法及主节点
US11337085B2 (en) Wireless communication apparatus and method, and program
US20170230136A1 (en) Method, base station, and terminal for fusing baseband resources between networks of different standards
CN107040332B (zh) 不同制式网络之间的基带资源融合方法、基站和终端
WO2023033184A1 (ja) 通信装置および通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200625

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221018