JPS6350200A - 音声信号減衰装置 - Google Patents

音声信号減衰装置

Info

Publication number
JPS6350200A
JPS6350200A JP61193339A JP19333986A JPS6350200A JP S6350200 A JPS6350200 A JP S6350200A JP 61193339 A JP61193339 A JP 61193339A JP 19333986 A JP19333986 A JP 19333986A JP S6350200 A JPS6350200 A JP S6350200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
signals
output signal
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61193339A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0744758B2 (ja
Inventor
Satoshi Endo
聰 遠藤
Takaaki Furuta
古田 敬明
Eiji Minami
南 暎二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP61193339A priority Critical patent/JPH0744758B2/ja
Publication of JPS6350200A publication Critical patent/JPS6350200A/ja
Publication of JPH0744758B2 publication Critical patent/JPH0744758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テープ、レコード、コンパクトディスク、ビ
デオディスク等の再生時あるいはラジオ。
テレビ等の受信時においてステレオ信号を処理してそれ
らに含まれる音声信号成分を伴奏信号レベルに対して減
衰し、歌唱練習を容易にする音声信号減衰装置に関する
ものである。
従来の技術 歌を聴いたり練習するには各種の記録媒体を再生したり
、テレビやラジオを受信して行なうことが多い。これら
の記録媒体にはプロ歌手の歌声と伴奏がミックスされて
記録されていることが多い。
また、ラジオ、テレビの放送においても同様で歌声と伴
奏が含まれている。これらの媒体を通じて歌の練習を行
なう際に、最初は慣れていないのでプロ歌手の歌声が入
っているのが練習しやすいが、慣れるにしたがって伴奏
だけで歌いたくなる。この場合にはプロ歌手の歌声がか
えって練習の妨げとなる。
これを実現する一つの方法として、俗称“カラオケ”と
呼ばれるテープも市販されている。これは、伴奏のみの
ものや、プロ歌手の歌声と伴奏が別々に記録されたもの
である。しかし、これらは新曲が発表されてから市場に
出るまでに長期間かかることや自分の好みに合わせるの
がむずかしいこともある。
以上のようなニーズを満すべく、従来はつぎのような音
声減衰装置があった。以下図面を参照しながら説明する
。第2図は従来の音声信号減衰装置の一例である。
1は一方の入力端子、2は他方の入力端子、3は第1の
遅延手段、4は第2の遅延手段、5は減算部、6は低音
検出部、7は混合手段、8は出力端子である。第1の遅
延手段3は例えば電子式遅延素子”パケットプリゲート
デバイス”(以下BBDと略称する〕などを用いた遅延
器301と、クロック信号を発生する発振器302で構
成している。第2の遅延手段4は遅延器401と発振器
402、発振周波数調整用の可変抵抗器403で構成し
ている。そして、遅延器401は上記遅延器301と同
種のBBDを用いている。減算部6は演算増幅器を用い
た減算器601で構成している。低音検出部6は演算増
幅器を用いた加算器601とローパスフィルタ602で
構成している。
このように構成された従来の音声減衰装置の動作につい
て説明する。記録媒体等を再生した際に得られる信号は
ステレオ信号で、かつその信号には歌声などの音声など
の音声と伴奏が混在しており、また音声信号はステレオ
信号のそれぞれに基本的に同位相、同振幅で記録されて
いるものと限定する。上記ステレオ信号の一方の信号を
一方の入力端子1に、他方の信号を他方の入力端子2に
供給する。一方の入力端子1の信号は第1の遅延手段3
で一定時間遅延される。その遅延時間tdは遅延器30
1を構成するBBDの段数Nと発振器302の発振周波
数f。によって決まり、その値は次式で算出できる。
t d=N/(2f o)       ・・・・−・
・−・・・・(1)他方の入力端子2の信号は第2の遅
延手段4で遅延され、その値td′は、遅延器401の
BBDの段数N79発振器402の発振周波数f。によ
って算出できる。
ta’=N’/(2fo’ )      −・・・・
・・・・・−<2)そして、遅延時間td′は可変抵抗
器403の調整によって発振周波数f0′が変化し、そ
の結果これも変化させることが可能になる。
このように遅延時間td′を調整するねらいは入力端子
1および入力端子2に加えられたステレオ信号の位相ま
たは時間ずれを補償することにある。
すなわち、記録媒体に記録されたステレオ信号は、音声
信号がそれぞれ同位置、同振幅で記録されていても再生
手段(図示せず)の不幸定要因や製品のバラツキによっ
て位相が元の状態と異なっている。特にカセットテープ
を再生した際には走行系の不安定要因やカセットテープ
を収納したノ1−フのバラツキ等により音声信号の位置
ずれが大きい。
そして記録周波数が高くなるほど位相ずれが大きくなる
。このため、後述の演算処理を行なっても音声信号を減
衰させることが難かしくなる。この状態を防ぐために、
第2の遅延手段4で遅延時間を調整し、ステレオ信号の
音声信号がそれぞれ同位相になるように補償する。
第1の遅延手段3の出力と第2の遅延手段4の出力とは
減算部6で減算される。今、第1の遅延手段3の出力と
第2の遅延手段4の出力とにおいて、音声信号が同位相
でレベルがほぼ等しいと仮定すると、減算器501の出
力には音声信号が出なくなる。ただし、伴奏信号につい
てはステレオ信号として位相、振幅とも異なっているの
で、減算器501の出力として発生する。なお、伴奏信
号のうちでも低い周波数成分の楽器、例えばドラムやベ
ースなどの信号はステレオ信号であってもそれぞれ同じ
程度の大きさ1位相になることが多くある(同波数が低
くなると指向性が少なくなシ記録時にステレオとして分
離記録できないことがある)。そのため、減算器601
の出力には伴奏の低域成分が少なくなる。
この低域成分の補償を行なうのが低音検出部6であ夛、
第1の遅延手段3の出力と第2の遅延手段4の出力とを
加算器601で加算演算し、音声周波数帯域よりも低い
周波数の伴奏音をローパスフィルタ602で抽出する。
つぎに、混合手段7で減算部6の出力と低音検出部6の
出力を混合し出力端子8へ出力する。したがって、ユー
ザーは出力端子8に接続した拡声装置(図示せずンで音
を聴きながら、可変抵抗器403を調整して、音声が最
も小さくなる状態に設定すれば伴奏音だけを聴くことが
可能である。
発°明が解決しようとする問題点 ところで、各種の記録媒体にはステレオ信号以外に、モ
ノラル信号と呼ばれる信号形式で出力されるものが多く
ある。モノラル信号とは、出力信号線はステレオ信号と
同じく2本以上であるが、これら複数の出力信号線に出
力される信号は音声信号及び伴奏信号を含めて同一のも
のであり、ステレオ信号のように各出力信号線に出力さ
れる信号は互いに関連はあるものの各々が独立している
もの、すなわち音声信号は各出力信号線において共通で
あるが伴奏信号は異なっているものとは大きな違いがあ
る。
このようなモノラル信号は各出力信号線とも信号レベル
がほぼ同一で位相的にもほぼ揃っているのが普通である
ので、従来の音声信号減衰装置では入力された信号が減
算部601で音声信号、伴奏信号ともに打ち消されてし
まうために、減算部501の出力は常にほぼ無信号とな
シ、出力端子8には低音検出部6により抽出された入力
信号の低域成分のみが混合手段7を経て出力され、ユー
ザーには低域成分のみしか聞えなくなり、歌の練習には
とても使えないものになってしまうという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み、入力信号がモノラル信号形
式であるかそれともステレオ信号形式であるかを検出し
て、ステレオ信号形式の際には従来例で挙げた方法で音
声信号を減衰させた信号を出力するが、モノラル信号の
際には従来例とは異なる方法で音声信号を減衰させた信
号を出力して、モノラル信号時でも音声信号が減衰して
伴奏音が主体となった信号が得られる音声信号減衰装置
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の音声信号減衰装置
は、入力信号がモノラル信号形式である場合にはその旨
を検出する検出手段と、モノラル信号時でも音声信号を
減衰して伴奏信号を主体とする信号を抽出するために従
来例とは異なる方式を用いた第2の減衰手段と、検出手
段の出力を受けてモノラル信号時には第2の減衰手段の
出力信号を出力する出力信号切換手段とを設けたもので
ある。
作  用 本発明の央声信号減衰装置では、検出手段を第1の遅延
手段の出力と第2の遅延手段の出力と加算手段の出力と
に結合し、この検出手段で入力信号がモノラル形式であ
るか否かを検出して音声信号減衰装置の出力として第1
の減衰手段の出力を用いるかそれとも第2の減衰手段の
出力を用いるかを決めてこの出力信号切換えを出力信号
切換手段で行なうよう構成している。したがって入力信
号がステレオ信号ならば出力信号は第1の減衰手段によ
り2つの遅延手段の出力信号を減算して音声信号が減衰
された信号であるが、入力信号がモノラル信号の場合に
は出力信号は第2の減衰手段の出力信号に自動的に切り
換えられるという新しい機能を実現することができるも
のである。
実施例 以下、本発明の一実施例の音声信号減衰装置について図
面とともに説明する。
第1図は本発明の実施例における音声信号減衰装置のブ
ロック図である。
1は伴奏や音声が合成されるとともに相互に関連のある
信号、たとえばステレオ信号の一方の信号が供給される
入力端子、2は他方の信号が供給される入力端子である
。3は第1の遅延手段で、遅延器301とそのクロック
を発生する発振器302で構成する。遅延器301には
一例として―バケットブリケートデバイス″(以下BB
Dと略称する)と呼ばれる電子遅延素子を用いる。4は
第2の遅延手段で、遅延器401.クロックを発生する
発振器402および発振器402の周波数を変える可変
抵抗器403から構成する。遅延器401には遅延器3
01と同じ(BBDを用いる。
9は第1の減衰手段であり、演算増幅器を用いた減算器
901で構成する。10は加算手段であり演算増幅器を
用いた加算器101で構成する。
11は低音抽出手段であジローパスフィルタ111で構
成する。12はミキシング手段であり演算増幅器を応用
して構成する。14は検出手段であり、演算増幅器AD
変換器マイクロコンピュータなどを応用して構成する。
16は第2の減衰手段であり演算増幅器を用いた帯域除
去フィルタ161で構成する。16は出力信号切換手段
であり、FETを応用したアナログ電子スイッチやリレ
ーなどを用いて構成する。17は出力端子で音声信号の
減衰された信号を拡声装置などの機器(図示せず〕に出
力するためのものである。
以上のように構成された音声信号増減装置の動作につい
て説明する。
まず、入力信号について述べる。プロ歌手の歌声などの
音声信号と楽器などの伴奏信号が合成されておシ、かつ
相互に関連のある信号、例えばステレオ信号を本装置の
入力信号とする。最近では立体音再現手段の一つとして
4チヤネルのような複数のチャネルの信号を用いること
もあるがこれらもステレオ信号に含めるものとする。
ところで、一般にステレオ方式では2つの信号間におい
て音声信号を同位相、同振幅で形成することが多い。こ
れは、2つの信号間において音声信号の位相や振幅が異
なったシ変化するとステレオ再生した場合に音声の音像
が中央に定位せず、いずれか一方へ移動したような位置
に再現され、また、その位置が不安定に変化するといっ
た問題を生ずる。また、ステレオ信号をモノ′ラル再生
した場合には音声信号が相殺されて元の大きさよりも小
さくなることもある。これに対して、伴奏信号は臨場感
を出すためにステレオ信号の2つの信号間に別々の楽器
信号が入るよう形成されることが多い。
このステレオ信号を記録媒体から再生したり放送電波を
受信したりする際に機器の性能差、バラツキ、不安定要
因などによって再現されたステレオ信号の2つの信号間
に元の状態と異なる時間差が生じたり位相差が生じると
ともに振幅レベルも変化することがある。例えば、カセ
ットテープをテープレコーダで再生したときにはステレ
オ信号の2つの信号間における音声信号の時間ずれが最
大で200マイクロ秒から300マイクロ秒生ずる。
これらの時間ずれがあるとステレオ信号から音声信号を
減衰させることが難かしくなる。これを補償するために
第1の遅延手段3と第2の遅延手段4で時間合わせ、す
なわち位置制御を行なう。
そして、その後の演算処理によって音声信号レベルの減
衰作用を行なう。
つぎに各部の詳細な動作説明を行なう。第1の遅延手段
3に供給されたステレオ信号のうち一方の信号は遅延器
301によって遅延される。その遅延時間tdは遅延器
301を構成するBBDの段数N9発振器302の発振
周波数fCにより次式で算出される。
td=N/(2fo)       ・・・・・・・・
・・・−0)また、ステレオ信号のうちの他方の信号は
入力端子2から第2の遅延手段4へ供給され、ここで遅
延される。その遅延秒間td“は遅延器401を構成す
るBBDの段数N“と発振器402の発振周波数f。′
とに↓り次式で算出できる。
td“=N“/C2fo”)     ・−−−−−−
・・−・−(4)なお、発振周波数と遅延時間との相対
関係はつぎのようになる。
ただし、N = N//とする。
すなわち、(5)式、(6)式、(7)式に示したよう
に第1の遅延手段3の遅延時間tdに対し第2の遅延手
段4の遅延手段td/′を変えることができる。そして
、前記再生手段や受信機器等で生じるステレオ信号のう
ちの2つの信号間の時間ずれ(以下チャネル時間差と略
称する)を、入力端子1に供給される信号を基準にto
とし、 t 0= t d−t d’       ・・・・・
・・・・・・−(E3)のような関係が成立するように
td“を調整すればステレオ信号の元の位相あるいは時
間関係にもどすことができる。
すなわち、記録媒体(例えばテープやディスク)を再生
する手段や放送電波を受信する手段(例えばラジオやテ
レビ)などにおいて、機器の性能。
不安定要因などによってその複数のチャネル出力(ステ
レオ出力)間に定常的な位相差もしくは時間差があって
も可変抵抗器403の調整によりそれを補正できる。し
たがって、第1の遅延手段3の出力と第2の遅延手段4
の出力とは記録媒体に記録する際と同じ位相あるいは時
間関係が再現されたことになり、音声信号成分はそれぞ
れ同位相になっている。
第1の減衰手段9は第1の遅延手段3および第2の遅延
手段4からそれぞれ出方を受け、これらの減算の演算処
理を行なう。例えば減算器901で減算を行なうことに
より、同相成分の信号は出力には出す、位相の異なった
成分は出方とじて出る。このため、同じ位相の音声信号
成分は減算器901で減衰もしくはゼロにまで削除され
、位相の異なっている伴奏信号成分は減算器901の出
力として生ずる。すなわち、音声信号の減衰作用を実現
している。
加算手段10は第1の遅延手段3および第2の遅延手段
4の出力を受けて加算の演算処理を加算器101にて行
なう。
低音抽出手段11はローパスフィルタ111で低い周波
数成分(例えば100ヘルツ以下)の伴奏信号を抽出す
る。この目的は、減衰手段9にて減算演算を行なうと同
位相の音声信号成分は減衰されるが、100ヘルツ以下
の低い周波数成分の伴奏成分も位相差が少なくなって減
衰されやすく、これの補償を行なわせることにある。す
なわち、加算手段10の出力の伴奏信号のうち周波数の
低い成分をローパスフィルタ111で抽出し、ミキシン
グ手段12にて減衰手段9の出力と混合する。
その結果、ミキシング手段12の出力には、音声信号成
分が減衰もしくは削除された伴奏信号が発生する。
検出手段14は加算手段10の出力信号と第1の遅延手
段3の出力信号と第2の遅延手段4の出力信号とをもと
にして入力端子1と入力端子2に入力される信号がステ
レオ信号であるがモノラル信号であるかを検出し、その
種類を検出した信号を出力信号切換手段1eに出力する
。本実施例では第1の遅延手段3の出力信号と第2の遅
延手段4の出力信号とが大きさがほぼ同じレベルであっ
て、かつ加算手段10の出力信号が2つの遅延手段3,
4の出力信号のほぼ2倍の大きさの信号レベルとなった
場合、入力信号がモノラル信号であると検出するものと
する。この検出手段14の詳細については後述する。
第2の減衰手段15は帯域除去フィルタ151を用い加
算手段10の出力信号の数百ヘルツから数キロヘルツの
周波数帯域を持つ音声信号成分を減衰させて伴奏信号成
分を主体とした信号を得ようとするものである。第3図
の第2の減衰手段の動作説明図とともにこの第2の減衰
手段15の動作についてよシ詳しい説明を行なう。
第2の減衰手段15の入力信号、すなわち帯域除去フィ
ルタ151の入力信号を第3図aのような周波数スペク
トラムを有するものとして説明する。
第3図aに示すように帯域除去フィルタ151の入力信
号を周波数が数百ヘルツ以下の低音域伴奏信号の領域2
周波数が数百ヘルツから数キロヘルツの音声信号と中音
域伴奏信号の混在した領域。
周波数が数キロヘルツ以上の高音域伴奏信号の領域とに
大きく分類しておく。このような入力信号のうち音声信
号成分のみ除去できればよい。しかしながら実際の帯域
除去フィルタの周波数特性は第3図すのようにある傾き
を有した周波数除去特性となるので、帯域除去フィルタ
161の出力信号は第3図Cのようになり、音声信号は
大きく減衰されるが中音域伴奏信号も大きく減衰され、
低音域伴奏信号や高音域伴奏信号も一部除去されて音質
がある程度劣下してしまう。
この帯域除去フィルタによる方式と異なり、第1の減衰
手段で用いている2つの遅延手段の減算を行なう方式で
は伴奏音の劣化が少ないのが大きな特長であるが入力信
号がモノラル信号である場合には伴奏信号も除去されて
しまうという欠点がある。このような第1の減衰手段の
有する欠点を、ある程度の音質劣化は生じるが入力信号
がモノラル信号でも使用できる第2の音声減衰手段で補
おうとするのが本発明の目的とするところである。
出力信号切換手段16は検出手段14の出力信号を受け
て、検出手段14で入力信号がステレオ信号であると判
断されていれば音声信号減衰装置としての出力端子17
にミキシング手段12の出力信号を送出するように切り
換え、又、検出手段14で入力信号がモノラル信号であ
ると判断されていれば出力端子1了に第2の減衰手段1
6の出力信号を送出するように切り換えるものである。
さて、ここで検出手段14について第4図、第5図とと
もに詳しく説明を行なう。
第4図は検出手段14の具体的回路構成図であシ、13
1は第1の遅延手段3の出力信号を入力する入力端子、
132は第2の遅延手段4の出力信号を入力する入力端
子、133は加算手段10の出力に結合する入力端子、
134〜136は演算増幅器、137〜139はダイオ
ード、140〜142は抵抗器、143〜145はコン
デンサ、146〜148はAD変換器、149はマイク
ロコンピュータ、150は出力信号切換手段14に結合
する出力端子である。
演算増幅器134.ダイオード137.抵抗器14o、
コンデンサ143は第1の遅延手段3の出力信号を整流
し、信号の大きさを直流電圧の大きさに変換するもので
あり、AD変換器146は信号の大きさを表わす直流電
圧をディジタル信号に変換して第1の遅延手段3の出力
信号のレベルをディジタル信号としてマイクロコンピュ
ータ149に出力するものである。同様に、演算増幅器
1351ダイオード138.抵抗器141.コンデンサ
144.AD変換器14了により、AD変換器147の
出力には第2の遅延手段4の出力信号のレベルをディジ
タル信号としたものが得られ、マイクロコンピュータ1
49に出力される。
又、演算増幅器136.ダイオード139.抵抗器14
2.コンデンサ145.AD変換器148により、AD
変換器148の出力には加算手段1゜の出力信号のレベ
ルをディジタル信号としたものが得られ、マイクロコン
ピュータ149に出力される。
マイクロコンピュータ149はAD変換器146〜14
8の出力信号であるディジタル信号を演算処理すること
により複数の入力信号がモノラル信号であるか否かを判
断し、その結果を出力端子150に出力するものである
以下ニ、マイクロコンピュータ150の動作を第6図に
示すマイクロコンピュータのフローチャートとともに説
明を行なう。
マイクロコンピュータ149は電源が投入され、処理に
必要なリセット動作やメモリ消去動作は完了しているも
のとする。まず、ステップ21で時間的な量を計数する
メモリTを0にしておく。次にステップ22でAD変換
器146の出力信号とAD変換器147の出力信号とを
比較してこれら2つのAD変換器の出力信号がほぼ同じ
であるか否か、すなわち第1の遅延手段3の出力信号と
第2の遅延手段4の出力信号とがほぼ同じ大きさの信号
レベルであるか否かを判断し、大きさが大きく異なれば
再びステップ22を繰り返し、はぼ同じならばステップ
23へと進む。
ステップ23ではAD変換器148の出力信号とAD変
換器146の出力信号又はAD変換器147の出力信号
とを比較して、加算手段1oの出力信号が第1の遅延手
段3の出力信号および第2の遅延手段4の出力信号のほ
ぼ2倍の大きさの信号レベルであるか否かを判断し、大
きさがほぼ2倍とならねば入力信号はステレオ信号だと
判断できるのでステップ24でメモリTを0とし、ステ
ップ26で出力端子17への出力信号としてミキシング
手段12の出力である音声減衰信号を選択する信号をマ
イクロコンピュータ149の出力端子160へ出力し、
ステップ22へと戻るようにする。逆にステップ23で
加算手段10の出力信号が第1の遅延手段3の出力信号
または第2の遅延手段4の出力信号のほぼ2倍の信号レ
ベルと判断した場合にはステップ26でメモリTの値を
1だけ加算し、ステップ27でこのメモリTの値がある
定数にの値以上となったか否かを判断する。
このステップ27での判断は、入力信号がモノラル信号
であってもモノラル信号であると検出してからすぐに出
力端子17への出力信号を切り換えないためのものであ
る。すなわち、このステップ27の判断がない場合、入
力信号の曲目によっては入力信号はステレオ信号である
のに、ある時点ではモノラル信号と判断され、次の時点
ではステレオ信号であると判断されてしまうというよう
に、同一曲中で出力端子17に出力される信号が何度も
繰シ返し切り換えられてしまう可能性があるためである
。その理由は入力信号がステレオ信号であっても一時的
に伴奏音がなくなって音声信号のみとなれば1時的にせ
よモノラル信号と同じ状態となってしまうためで=!1
1シ、このような状態は普通に生じ得る。
さてステップ27での判断は、入力信号がモノラル信号
となってから十分な時間、たとえば5秒間が経過したか
否かをメモリでの値と定数にとを比較することによシ行
なう。定数には上記のモノラル信号となってから十分な
時間とみなさせる値に設定しておく。ステップ27でモ
ノラル信号となって十分な時間が経過したと判断できれ
ばステップ28へと進み、出力端子17への出力信号と
して第2の減衰手段の出力信号を選択する信号をマイク
ロコンピュータ149の出力端子160へ出力し、ステ
ップ22へ戻るという処理を行なう。
つぎに、装置全体の動作について説明する。第1図にお
いてユーザーはステレオ信号を再生手段(図示せず)で
再生し入力端子1および2にそれらの信号を供給し、出
力端子17の信号を拡声装置(図示せず)で聴いている
ものとする。そして、ステレオ信号の音声信号成分はそ
れぞれのチャネル間で同位相、同振幅にて記録媒体(図
示せず)に記録されているものとする。この状態にて、
音声信号成分が最小の状態になるよう可変抵抗器403
を調整する。すなわち、再生手段の性能あるいはバラツ
キ等によって入力端子1および2に加えられるステレオ
信号の音声信号成分の位相が異なっていても第1の遅延
手段3の遅延作用と第2の遅延手段4の遅延作用によっ
て、第1の遅延手段3の出力と第2の遅延手段4の出力
とにおける音声信号成分は同位相とすることができる。
第1の減衰手段9は第1の遅延手段3の出力と第2の遅
延手段4の出力とを減算(または差)を減算器901で
行ない、その出力としては同位相関係にある音声信号成
分は大きく減衰され、位相関係の異なった伴奏信号成分
が生ずる。すなわち、音声信号の減衰作用が実現される
なお、第1の減衰手段9では低周波数成分の伴奏信号成
分が位相差が小さく同時に減衰されることもあるので、
低音抽出手段11で抽出された伴奏信号成分と第1の減
衰手段9の出力とをミキシング手段へ供給し、伴奏信号
をより元の状態に近づけるようにしている。
入力端子1および2へ入力される信号がステレオ信号の
場合、2つの入力信号はレベル及び位相が異なるのが普
通で、第1の遅延手段3の出力信号と第2の遅延手段4
の出力信号とは大きさが異なり、かつ加算手段1oの出
力信号が2つの遅延手段3,4の出力信号のほぼ2倍の
信号レベルと社ならないので検出手段14は1.ミキシ
ング手段12の出力信号が出力端子17より出力される
ように出力信号切換手段16に信号を送出する。
また、入力端子1および2へ入力される信号がモノラル
信号の場合には2つの入力信号のレベルと位相がほぼ同
じであるので、第1の遅延手段3の出力信号と第2の遅
延手段4の出力信号とは大きさがほぼ同じで、かつ加算
手段1oの出力信号が2つの遅延手段3.4の出力信号
のほぼ2倍の信号レベルとなるために検出手延14は、
第2の減衰手段15の出力信号が出力端子17よシ出力
されるように出力信号切換手段16に信号を送出するよ
うに動作する。
なお、第1図の実施例では遅延器301および401に
BBDを用いた説明をしたがデジタルメモリ(図示せず
)にても同じ作用を実現できる。
また、減算器9o1.加算器101およびミキシング手
段12には演算増幅器を応用し、低音抽出手段11には
ローパスフィルタ111を用いた例を説明したがタニ不
りローユノビュータ等を用いて同じ作用をデジタル的に
実現することも可能である。
また、本実施例では検出手段としてマイクロコンピュー
タを用いた例を示したが、このようなマイクロコンピュ
ータを使用せずに、アナログ回路と汎用のデジタル回路
の組み合わせで同じ作用を実現することも可能である。
また、本実施例では検出手段としてのマイクロコンピュ
ータの処理動作の中で、入力信号がモノラル信号となっ
てから十分な時間が経過したか否かを判断しているが、
この十分な時間というのは本実施例で挙げた5秒間に限
らず、もつと短時間でも、もっと長時間でもよく、場合
に応じて長さを変えられるようにしてもよい。
また、本実施例では検出手段としてのマイクロコンピュ
ータの処理動作は、入力信号が基本的にステレオ信号で
あっても一部に5秒間以上のモノラル信号となる部分が
あれば一時的にせよモノラル信号と判断し、音声信号減
衰装置としての出力を切り換えてしまう。この不都合を
避けるために、曲の開始部分のある時間内で、入力信号
がステレオ信号かモノラル信号かを判断し、その曲全部
の演奏が終了するまでは、この判断を変えないようにし
てもよい。
また、本実施例では第2の減衰手段の入力信号として加
算手段の出力信号を供給しているが、入力端子から入力
される入力信号そのものや第1の遅延手段の出力信号、
第2の遅延手段の出力信号のいずれかを供給するように
構成してもよい。
また本実施例では第1の遅延手段の出力信号レベル、第
2の遅延手段の出力信号レベルおよび加算手段の出力信
号レベルを検知するためにAD変換器を含む回路を3系
統設けているが、これを1系統のみとして時分割処理で
3つの信号レベルを検知するようにしてもよい。
また本実施例では第1の遅延手段の出力信号レベル、第
2の遅延手段の出力信号レベルおよび加算手段の出力信
号レベルを検知するためにAD変換器を用いているがこ
のように絶対的レベルを測定する回路を用いずに演算増
幅器や電圧比較器等を用いて互いの信号の相対的な信号
レベルの比を検出するような回路手段を用いてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、伴奏音楽信号や音声信号が混合
されておυ相互に関連のある複数チャネルの入力信号の
うち一方のチャネルの入力信号を遅延する第1の遅延手
段と、他方のチャネルの入力信号を遅延するとともにそ
の遅延時間を可変できる第2の遅延手段と、前記第1の
遅延手段の出力信号および前記第2の遅延手段の出力信
号を演算処理して音声信号成分を減衰もしくは削除する
第1の減衰手段と、前記第1の遅延手段の出力信号およ
び前記第2の遅延手段の出力信号を演算処理して加算信
号を出力する加算手段と、上記加算手段の出力信号に含
まれる低周波領域の伴奏信号成分を抽出する低音抽出手
段と、前記第1の減衰手段の出力信号と前記低音抽出手
段の出力信号とを混合するミキシング手段と、前記第1
の遅延手段の前記複数チャネル出力信号のレベルと前記
第2の遅延手段の出力信号のレベルとの入力信号を加算
する第2の加算手段と、前記加算手段の出力信号のレベ
ルとをもとにして前記入力信号がモノラル信号であるか
否かを検出し、その結果を出力する検出手段と前記加算
手段の出力信号をフィルタ回路で処理して音声信号成分
を減衰もしくは削除する第2の減衰手段と、前記検出手
段の出力信号により、前記ミキシング手段の出力信号又
は前記第2の減衰手段の出力信号のどちらかを自動的に
選択出力する出力信号切換手段とを備え、入力信号がス
テレオ信号である場合には出力として、音声信号が減衰
されて伴奏信号が主体となった音質劣化の少ない信号が
得られることはもちろん、入力信号がモノラル信号であ
る場合には装置の出力信号としてステレオ信号時の音声
減衰手段以外の方法で音声信号が減衰した信号が自動的
に選択されるものであり、これにより、ユーザーは使用
する記録媒体の出力信号がステレオ信号形式であろうと
モノラル信号形式であろうと気にせずに歌の練習ができ
るというすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の音声信号減衰装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図は従来の音声信号減衰装置のブロック
図、第3図は第2の減衰手段の動作説明図、第4図は検
出手段の具体的回路構成図、第6図はマイクロコンピュ
ータの主要な処理を示すフローチャートである。 3・・・・・・第1の遅延手段、4・・・・・・第2の
遅延手段、9・・・・・・第1の減衰手段、1o・・・
・・・加算手段、11・・・・・・低音抽出手段、12
・・・・・・ミキシング手段、14・・・・・・検出手
段、15・・・・・・第2の減衰手段、16・・・・・
・出力信号切換手段。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名菓 
1 図 第2図 第3図 −m沢歌 (力亨は戊賞暢℃lルりの入力椙乃 少>Vt域βN云スルタの周汲害q号)1−M2L数 (C) 帯瓢薄汰刀ルタの已力信号 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 伴奏音楽信号や音声信号が混合されており相互に関連の
    ある複数チャネルの入力信号のうち一方のチャネルの入
    力信号を遅延する第1の遅延手段と、他方のチャネルの
    入力信号を遅延するとともにその遅延時間を可変できる
    第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力信号およ
    び前記第2の遅延手段の出力信号を演算処理して音声信
    号成分を減衰もしくは削除する第1の減衰手段と、前記
    第1の遅延手段の出力信号および前記第2の遅延手段の
    出力信号を演算処理して加算信号を出力する加算手段と
    、上記加算手段の出力信号に含まれる低周波領域の伴奏
    信号成分を抽出する低音抽出手段と、前記第1の減衰手
    段の出力信号と前記低音抽出手段の出力信号とを混合す
    るミキシング手段と、前記第1の遅延手段の出力信号の
    レベルと前記第2の遅延手段の出力信号のレベルと前記
    加算手段の出力信号のレベルとをもとにして前記入力信
    号がモノラル信号であるか否かを検出してその結果を出
    力する検出手段と、前記加算手段の出力信号をフィルタ
    回路で処理して音声信号成分を減衰もしくは削除する第
    2の減衰手段と、前記検出手段の出力信号により、前記
    ミキシング手段の出力信号又は前記第2の減衰手段の出
    力信号のどちらかを自動的に選択出力する出力信号切換
    手段とを有することを特徴とする音声信号減衰装置。
JP61193339A 1986-08-19 1986-08-19 音声信号減衰装置 Expired - Lifetime JPH0744758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61193339A JPH0744758B2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19 音声信号減衰装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61193339A JPH0744758B2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19 音声信号減衰装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6350200A true JPS6350200A (ja) 1988-03-03
JPH0744758B2 JPH0744758B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=16306248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61193339A Expired - Lifetime JPH0744758B2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19 音声信号減衰装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744758B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126500U (ja) * 1991-05-07 1992-11-18 アテイン開発株式会社 ステレオ装置
AU2010299201B2 (en) * 2009-09-28 2013-07-25 Daikin Industries, Ltd. Control device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126500U (ja) * 1991-05-07 1992-11-18 アテイン開発株式会社 ステレオ装置
AU2010299201B2 (en) * 2009-09-28 2013-07-25 Daikin Industries, Ltd. Control device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0744758B2 (ja) 1995-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2522529B2 (ja) 音響効果装置
US5172358A (en) Loudness control circuit for an audio device
US7333863B1 (en) Recording and playback control system
US5241604A (en) Sound effect apparatus
JPS6350200A (ja) 音声信号減衰装置
KR20020062921A (ko) 기록 및 재생 제어 시스템
JPS6350199A (ja) 音声信号減衰装置
JP2629739B2 (ja) 音声信号減衰装置
JP2629203B2 (ja) 音声信号減衰装置
JPS61289576A (ja) 音声信号増減装置
US5343531A (en) Audio reproducing apparatus
JPS62125575A (ja) 音声信号減衰装置
JPS6159004B2 (ja)
JPS5927160B2 (ja) 擬似ステレオ音再生装置
JP2944225B2 (ja) ステレオ信号処理装置
JP2643349B2 (ja) オーディオ信号再生装置
JPH0575366A (ja) オーデイオ装置における信号処理回路
JPS62125576A (ja) 音声信号減衰装置
JPS61292266A (ja) 音声信号増減装置
JPH02211799A (ja) 音響再生装置
JP2629231B2 (ja) 音声信号減衰装置
JP3534572B2 (ja) 音場制御装置
JPS6020199Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPH06261387A (ja) 音響再生方法および装置
JPS62263800A (ja) 音声信号減衰装置