JPS63284734A - 陰極線管の製造方法 - Google Patents

陰極線管の製造方法

Info

Publication number
JPS63284734A
JPS63284734A JP11991887A JP11991887A JPS63284734A JP S63284734 A JPS63284734 A JP S63284734A JP 11991887 A JP11991887 A JP 11991887A JP 11991887 A JP11991887 A JP 11991887A JP S63284734 A JPS63284734 A JP S63284734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
stem
annealing
sealing
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11991887A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Matsui
文彦 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11991887A priority Critical patent/JPS63284734A/ja
Publication of JPS63284734A publication Critical patent/JPS63284734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に大型の陰極線管のようにいわゆる単頭封
着機で作製される陰極線管の製造方法に関するものであ
り、詳細には封着後のアニール方法の改良に関するもの
である。
〔発明の概要〕
本発明は、電子銃に取り付けられたステム部とガラスバ
ルブのネック部とを封着する際に、予熱。
封着した後、そのままの位置で加熱ヒータにより封着部
近傍を加熱しながらアニールすることにより、ステムピ
ンのストレスを抑制し、陰極線管の破損を防止しようと
するものである。
〔従来の技術〕
一般に陰極線管を製造する場合の一工程として、ガラス
バルブのネック部に電子銃を配設したステム部を封着し
、上記電子銃をガラスバルブ内に封入するという工程が
行われている。
そして、この封着工程においては、電子銃からパネル面
に照射されるビーム方向のずれによる画像の劣化を防止
するため、ガラスバルブとステム部との軸心を高精度に
一致させる必要があり、通常はステム部を位置決め用支
持台に装着した状態でネック部内に配置せしめ、バーナ
ー等の加熱手段によりこれらを融着している。
ところで、上記バーナーによる封着の後に封着部が急激
に冷却されると、当該封着部、特にステパ   ム部に
設けられたステムビンに大きなストレスが加わることと
なり、不用意な破損の原因となることから、アニール工
程によりある程度の温度まで徐々に温度を下げるように
している。この場合、特に大型の陰極線管を製造するた
めの、いわゆる単頭型封着機では、封着後の歪みを取る
ためのアニール装置が別にあり、封着後に直ちにこのア
ニール装置へ陰極線管を移送して前記アニール工程を行
っているのが現状である。
しかしながら、前述のアニールのために陰極線管を移送
する手段としては、従来フリーバランサと称される人為
的な移送手段に鯨っており、操作に熟練を要するととも
に、円滑に操作したとしてもおよそ2分間程度はどうし
ても移送時間を要し、この間の封着部周辺の温度の急激
な低下が封着部やステムピンのストレスが高くなる原因
となっている。
さらには、前記のフリーバランサを用いて移送する場合
、V!練した作業者であっても急いで操作しようとする
と、陰極線管の落下環の事故につながり、陰極線管の破
損を招くことになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来の手法では、封着部にストレスが加わ
る可能性が高く品質のばらつきが問題となるとともに、
移送時の落下による破tJl!事故が問題となっている
。特に、連続的に処理することの難しい大型の陰極線管
の場合にこの傾向が大きく、作業性の低下を招来してい
る。
そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑みて提案された
ものであって、封着部やステムビンにおけるストレスを
確実に解消することが可能で、しかも破損事故を防止す
ることが可能な陰極線管の製造方法を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するために、ステム部を取
り付けた電子銃を位置決め用支持台に装着した後、ガラ
スバルブのネック部内に配!せしめ、これらステム部と
ネック部とを加熱ヒータを設けた封着装置を用いて予熱
、封着し、その後前記加熱ヒータにより封着部近傍を加
熱しながらアニールすることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明においては、ガラスバルブにステム部を封着した
後、そのままの位置で封着機に設けられた加熱ヒータを
利用し七アニール処理しているので、移送による温度の
急激な低下を防止することができ、確実に封着部のス゛
トレスが解消される。
また、封着かもアニールまで一貫してステム部が位置決
め用支持台に装着された状態で処理されるので、位置精
度は格段に向上する。
さらに、封着機からアニール装置へ移送する必要がない
こふから、移送作業が減り、これに伴う破損事故が抑制
される。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ガラスバルブ(L)と電子銃を取り付けたステム部(2
)とを封着するには、まず第1図に示すように、ガラス
バルブ(1)を所定の載置台(3)に載せ位置決めを行
った状態でネック部(1a)を下方に垂下する如く臨ま
せる一方、電子銃(4)や複数のステムピン(5)が植
立配設されるステム部(2)を前記載置台の下方に配置
される位置決め用支持台(6)に装着し、前記!1装置
(3)を下げるか前記位置決め用支持一台(6)を上げ
ることにより、上記ガラスバルブ(1)のネック部(l
a)内に電子銃(4)を挿入する。
このとき、陰極線管のスクリーン面に照射されるビーム
方向のずれによる画質の劣化を防止するために、ビーム
方向をスクリーン面と正確に直行方向とする必要があり
、上記載置台(3)と位置決め用支持台(6) とによ
りネック部(la)とステム部(2)の軸心を高精度に
一致させる。
次いで、第2図に示すように、上記位置決め用支持台(
6)の両側から加熱ヒータ(7)をセットし、上記ネッ
ク部(1a)及びステム部(2)を予め加熱(予熱)す
る。
上記予熱は、封着の際の急激な温度の上昇による破損を
防止するために行うもので、したがって電気ヒータ等の
加熱手段により徐々に加熱するものとする。また、上記
予熱によりステム部(2)に取り付けられた電子銃(4
)が酸化される虞れがあるので、上記加熱ヒータ(7)
の上端は上記ステム部(2)のステムガラス(2a)が
隠れる程度に設置することが好ましい。
加熱ヒータ(7)の形状としては、上記位置決め用支持
台(6)やネック部(1a)の形状に合わせてそれぞれ
半円筒状とし、これら位置決め用支持台(6)やネック
部(1a)を両側から包み込むようにして配置する。
このようにステム部(2)近傍を予熱した後、第3図に
示すように、加熱ヒータ(7)を開放するとともに、バ
ーナー(8)を上記ステム部(2)の周囲に複数配列し
、当該バーナー(8)により650〜?00℃に加熱す
ることで上記ステム部(2)のステムガラス(2a)と
ガラスバルブ(1)のネック部(1a)とを封着する。
なお、上記バーナー(8)には、回転式バーナー等が採
用され、封着部を均一に加熱するようになっている。
バーナー(8)による封着の後、封止目が安定した段階
で、第4図に示すように、再び加熱ヒータ(7)を位置
決め用支持台(6)の周囲に配置し、スイッチをオンし
て】、5〜2分間加熱を行う。加熱が終了したらヒータ
をオフし、加熱ヒータ(7)は閉じたままの状態でアニ
ールを続ければ、バーナー(8)オフから6分後には完
全にアニールでき、ガラスバルブ(1)を取り出すこと
が可能となる。
この加熱ヒータ(7)による加熱は、前記バーナー(8
)による封着から急激に温度が低・下するのを防止する
ために行われるものであって、特にステムガラス(2a
)やネック部(1a)を構成するガラスの徐冷点から歪
点に至る時間を長くすることを目的とするものである。
一般に、ガラスを冷却する場合には前記徐冷点から歪点
に至る時間が重要で、この間の時間が短過ぎるとストレ
スの原因となる。
たとえば、前述のように加熱ヒータ(7)により加熱を
行いながらアニールを行うと、第5図に示すように、封
着時(図中3分近傍のピーク)をピークに、封着部の温
度は徐々に下がって行き、徐冷点を435℃、歪点を3
85℃とすると、この間の時間t1はおよそ2分30秒
程度になる。これに対して、従来通リアニール装置に移
送してアニールを行った場合には、第6図に示すように
、封着直後に移送に伴う急激な温度の低下が見られ、徐
冷点から歪点に至る時間t2も20秒足らずとなってい
る。したがって、ストレスの観点から本実施例方法が大
幅に有利であることがわかる。
なお、上記加熱ヒータ(7)によりアニール時に加熱す
る場合、封着部でのストレスは特にネック部(1a)の
第1グリッド位置までに加わりやすいので、この部分を
確実にアニールすることが好ましく、したがって前記加
熱ヒータ(7)の上にこの部分が隠れるようなカバー(
9)を載せ、加熱ヒータ(7)の熱を伝えるようにして
もよい、この場合、カバー(9)の材賞としては、陶器
や磁器等、熱伝導率の高いものが使用される。あるいは
、カバー(9)を載せる代わりに、上記加熱ヒータ(7
)を上下動可能となし、前記アニールを必要とする部分
を加熱するようにしてもよい。
また、加熱ヒータ(7)による加熱のタイミングは、前
記徐冷点から歪点に至る時間をできるだけ拡大するよう
に設定すればよく、特に徐冷点前および歪点以降は速や
かに温度が下がるように設定すれば製造時間を短縮する
上で有利である。
上述の手法に従い、以下に示す条件で加熱ヒータ(7)
による加熱タイミングや加熱時間を変えて実験を行った
アニール条件 A・・・バーナー停止30秒後より加熱ヒータにより1
分間加熱、(カバーなし) B・・・バーナー停止30秒後より加熱ヒータにより2
分間加熱、(カバーなし) C・・・バーナー停止後直ちに加熱ヒータにより1分間
加熱、(カバーなし) D・・・バーナー停止後直ちに加熱ヒータにより2分間
加熱、(カバーなし) E・・・バーナー停止後直ちに加熱ヒータにより1分間
加熱、(カバーあり) F・・・バーナー停止後直ちに加熱ヒータにより2分間
加熱、(カバーあり) G・・・バーナー停止後直ちに加熱ヒータにより3分間
加熱、(カバーあり) H・・・バーナー停止後直ちにアニール装置へ移送し1
分30秒間加熱。
■・・・バーナー停止後直ちにアニール装置へ移送し2
分間加熱。
J・・・バーナー停止後直ちにアニール装置へ移送し2
分30秒間加熱。
なお、条件H,I、  Jは従来法であり、比較例に相
当する。
これら各条件で7ニールを行った陰極線管について、封
止目およびステムピンのストレスを測定した。測定に際
してはボラリメータを使用し、ステムピンのストレスは
半径方向と円周方向の両者を測定した。結果を次表に示
す。
表 この表からも明らかなように、本発明を適用した条件A
〜条件Gでは、ビンストレスが小さいものとなっており
、特にカバーを設けた場合(条件E〜条件G)に効果が
大きい。
(発明の効果〕 以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
ガラスバルブとステム部とを封着した後にその場で加熱
ヒータにより加熱しながらアニールするようにしている
ので、温度が急激に低下することはなく、ストレスの発
生が抑えられる。また、本発明によれば移送作業を減ら
すことができるので、破損事故も低減することができ、
安全面での効果も大きい。
さらに、封着からアニールに至るまでステム部を位置決
め用支持台に装着した状態で処理することができるので
、位置精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明を適用した製造方法の一例
を工程順に示す概略的な斜視図であり、第1図はガラス
バルブへのステム部取り付は工程、ヰ 第2図は予熱工程、第3図は封着工程、第骨図はアニー
ル工程をそれぞれ示す。 第5図は加熱ヒータで加熱した場合の温度変化を示す特
性図、第6図は封着後に移送した場合の温度変化を示す
特性図である。 1・・・ガラスバルブ la・・・ネック部 2・・・ステム部 6・・・位置決め用支持台 7・・・加熱ヒータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ステム部を取り付けた電子銃を位置決め用支持台に装着
    した後、ガラスバルブのネック部内に配置せしめ、 これらステム部とネック部とを加熱ヒータを設けた封着
    装置を用いて予熱、封着し、 その後前記加熱ヒータにより封着部近傍を加熱しながら
    アニールすることを特徴とする陰極線管の製造方法。
JP11991887A 1987-05-16 1987-05-16 陰極線管の製造方法 Pending JPS63284734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11991887A JPS63284734A (ja) 1987-05-16 1987-05-16 陰極線管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11991887A JPS63284734A (ja) 1987-05-16 1987-05-16 陰極線管の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63284734A true JPS63284734A (ja) 1988-11-22

Family

ID=14773401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11991887A Pending JPS63284734A (ja) 1987-05-16 1987-05-16 陰極線管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63284734A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4147506A (en) Method and apparatus for heating coils of strip
JPH01157425A (ja) ガラス成形体の製造装置
JPH0482215A (ja) ランプアニール装置
JPS63284734A (ja) 陰極線管の製造方法
JPS6172659A (ja) 加熱封着法及び装置
JPH0826760A (ja) 板ガラスの曲げ及び焼戻し方法
US4618355A (en) Method and apparatus for sealing a mount in a cathode ray tube
JP3507624B2 (ja) 熱処理用ボ−ト及び熱処理装置
KR920010364B1 (ko) 단두식 전자총 봉입장치
JP2773150B2 (ja) 半導体装置の製造装置
JPH023910A (ja) 加熱装置及び加熱処理装置及び加熱処理方法
US2693054A (en) Method for the removal of glass strains on automatic sealing machines
JPH03176937A (ja) ブラウン管の封止方法およびその装置
US5968389A (en) Method and machine for hybridization by refusion
JPH1098048A (ja) ウエハー熱処理装置
JP2559627B2 (ja) ウエーハ保持装置、該装置を用いたウエーハ搬出入方法、主として該搬出入方法に使用する縦形ウエーハボート
US4589902A (en) Apparatus for sealing a mount in a cathode-ray tube
KR100218049B1 (ko) 브라운관에 나팔관을 융착시키는 방법 및 그 장치
JP3290250B2 (ja) ブラウン管用ファンネルガラス
JPH0534821B2 (ja)
KR900002594B1 (ko) 브라운관의 밀봉장치
JPH06181182A (ja) 半導体基板の熱処理装置
JPS6244847B2 (ja)
KR0152541B1 (ko) 음극선관의 밴딩방법 및 장치
KR20030014842A (ko) 반도체 제조 장비의 베이크 장치