JPS6042965B2 - 複数法形高速乗算装置 - Google Patents

複数法形高速乗算装置

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JPS6042965B2
JPS6042965B2 JP54067495A JP6749579A JPS6042965B2 JP S6042965 B2 JPS6042965 B2 JP S6042965B2 JP 54067495 A JP54067495 A JP 54067495A JP 6749579 A JP6749579 A JP 6749579A JP S6042965 B2 JPS6042965 B2 JP S6042965B2
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    • G06F7/72Methods or arrangements for performing computations using a digital non-denominational number representation, i.e. number representation without radix; Computing devices using combinations of denominational and non-denominational quantity representations, e.g. using difunction pulse trains, STEELE computers, phase computers using residue arithmetic
    • G06F7/729Methods or arrangements for performing computations using a digital non-denominational number representation, i.e. number representation without radix; Computing devices using combinations of denominational and non-denominational quantity representations, e.g. using difunction pulse trains, STEELE computers, phase computers using residue arithmetic using representation by a residue number system

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に乗算方式に関し、特に乗算を桁数の少な
い加算動作に変換して行なう非同期式の高速乗算装置に
関する。
電子計算機の算術論理演算装置において、演算速度の向
上を阻害する主な要因は乗算、除算の速度の高速化に限
界があるからである。
これはシフトや加算の多数回の繰り返えしによるもので
ある。とくにシフト動作は電子計算機のクロック周一期
に支配されるが、電子回路を構成する集積回路の構造に
よりクロックの高速化には自ら限界があり、シフトレジ
スタのビット移行時においてしばしばビット落ちを生じ
誤動作を生ずる。いつぽう対数読取専用記憶回路(以下
、ROM.と略称する。
)方式のような対数変換形高速乗算装置では乗数、被乗
数が整数であつても対応対数は極めてビット長が長い数
で、語長が長くなり、とくに対数の和を真の積に変換す
るROMすなわち逆対数変掠ROMの容量は厖大となり
、かつ誤一差を必ず供なう。本発明は従来の技術の上記
欠点を改善するもので、誤差を供なわない高速乗算を小
容量のROMと加算器により非同期に実施する高速乗算
装置を提供することを目的とし、その特徴は整数論の法
演算、原始根の指数原理の二進数乗算への応用にある。
はじめに本発明に適用される数学的原理を説明する。
正整数A,b,mの間に の関係があつて、kは0,1,2,・・のように0と正
整数よりなるとき、法をmとして、a(5bは“合同で
あるといい、のように記し、Bf!−aの法mの剰余と
いい、bは法mより小さい。
正整数aがmより小さいとき、a=bであつて、a<m
のときにはaは法mの剰余あるいは剰余数と考えること
ができる。たとえば8桁(8ビット)の2進数があつて
、正整数とし、これをaとすると、m=23(=256
)のとき、aが1〜255のときは二進数では8ビット
で表わされ、7より小さいから、aはbに等しく、aは
剰余数rと考えることができる。a<mならば 法mより小さい正整数に法mを加えた集合を完全代表系
という。
したがつて法mの剰余はすべて完全代表系に含まれる。
法m=4の場合の完全代表系は(1,2,3,4)のよ
うな集合である。つぎに完全代表系の元からmと素なも
のをとつて集合をつくると既約代表系がえられる。m=
4の場合の既約代表系は(1,3)である。一般に法m
について、既約代表系の元の数をオイラー関数p(m)
という。p(4)=2である。mが素数のとき、例えば
m=7とすると、完全代表系は(1,2,3,4,5,
6,7)であつて、集合の内の元の順は任意でよいが一
応上のようにかくと、m=7の既約代表系は(1,2,
3,4,6,5)のように、mより1つ少い元の数であ
る。したがつて一般に法mが素数のときには、p(m)
=m−1となるのである。本発明は主として二進数の乗
算に関するので、2のh乗すなわち2hを考えると、2
hは素数ではない(h〉1とする)が、2h+1はh=
4,8,16に対して素数となり、2h+1のような形
の整数をフエルマー数という。
本発明においてはフエルマー数で素数となるものを法と
して、発明方式を展関している。また十進数の乗算にお
いては11+1が素数となる場合を法として取りあつか
う。二進数でh=8のフエルマー数7+1(素数)を法
mとすると、既約代表系の元の数は上述のことから、p
(m)=m−1=7=256であつて、既約代表系の元
はいずれもmより小さく、256個ある。
すなわちm=257のときの既約代表系は(1,10,
7,2,107,・・・256)のような25帽の元の
集合で、二進数で考えると8ビットの数のすべて(イ)
をのぞいた)と256(100000000)とである
。すなわち256は8ビット数には含まれないので、計
算機において利用しうるように素数法mの既約代表系に
0をダミーとして加え、256をのぞいた集合をR″と
すると、R″は二進数の8ビット数をすべて含むことに
なり、この内の任意整数をX,Yとすると、任意の8ビ
ツトニ進数を表わしている。
ただR″の中の0は0000000α2)で、9ビット
数256のダミー数と考えられる。以上のように、2h
+1が素数のときは、これを法mとすると、mの剰余の
すべては2hをのぞいて、hビットの二進数を含んでい
て乗算におけるh桁Xh桁二進乗算器のh桁被乗数、乗
数(二進)は法mの剰余数と考えることができる。さて
法mが素数のときには原始根が存在し、その数はp(m
−1)であることが数学上で古くから知られている。
m=7(素数)のときp(6)個の原始根がある。m=
7のとき、6の既約代表系は(1,5)である。したが
つて原始根は2個存在していることがわかる。いま素数
法mの一つの原始根をgとすると、次のフエルマー・オ
イラーの定理が成立する。mがフエルマー数で素のもの
とすると、 のような合同式が成立し、剰余1は原始根指数20に対
応している。
いまgの指数(正整数)として、2hより小さいαを考
えると、剰余aが対応して次の関係を満足する。gα…
a(MOd2h+1) (7)一方、f=1
で1く2h+1から、は当i成笠する。
vた力?て、指数のOふE56は剰余の1に対応する。
しかし指数として0,1,・・・2h−1までをとれば
、指数と剰余は一対一で対応する。すなわち(6)のオ
イラーの式は指数和に対してのみ用いる。h=8の例で
考えれば、指数の集合(0,1,2,・・,α,β,・
・・255)に対して、剰余の集合(1,10,100
,・・,A,b,・・・,256(0))が一対一で対
応し、順は不同である。指数の集合と剰余の集合は指数
、剰余の256(=23)をのぞいて8ビットの二進数
のすべてを代表している。この集合の間の一対一の対応
は変換の関係にあり、剰余を指数に変換することを指数
変換、逆に指数を剰余に変換することを逆指数変換とい
う。法2h+1,h=8の場合、原始根の一つは10で
、剰余256に対応する指数は原始根のいずれでも12
8(10000000)に対応する。
乗算装置としてハードウェア化するとき、指数変換では
剰余はhビットのh本の番地線の番地として入力し、剰
余を番地と考え、当該番地に対応指数を書込んでつくる
ROMを指数変換ROMとする。この場合剰余の最大数
は255(h=8本)であるから、剰余256(100
000000)は番地線上に現われないので、指数変換
ROM上の指数としては128は書込まない。0番地に
対応する剰余0は対応指数がないので、指数変控?0M
上のO番地には指数として8ビットのOを書込んでおく
一方逆指数変控侭0Mは指数を番地として、当該番地に
対応剰余を書込んでつくられるが、この場合は0番地に
は1を記憶させ12幡地に8ビットの0を書込んでおく
。以上のようにして、剰余数を指数に、逆に指数を剰余
にROMを用いることによつて一対一の変換ができる。
表3、表4は十進数で上記対応を示しているが、ROM
に書込むときにはすべて8ビットの二進数を用いて行な
う。いまaと異なる剰余bに対応する指数をβとすると
、整数論において、同じ法については合同式の乗算が成
立するので、すなわち しかし(6)が成立しているので、 で与えられる法2hの指数和sと法2h+1の積の剰余
Rpについて、次の合同式が成立し、法指数和Sと剰余
Rpが対応する。
(12)はともかけるので、sは第1のh桁の二進加算
器によつて求められることを意味している。
sが求まればRpは逆指数変換によつて一意的に決定す
る。Rpがh桁までの二進数ならば、AXb=RpでR
pは真の積を与える。例えばh=8について、a=10
,b=7のとき、表3からα=1,β=227で、α+
β=228く256したがつてα+β(MOd256)
=228=s1表4から指数228の剰余は70で25
7より小さいので正解となる。しかし積が257より大
きくなる楊合の方が多い。
例えば、70×220は7+1=257をこえる。この
ときの指数変換による積剰余を求めよう。a=70,b
=220で、表3よりα=228,β=237でα+β
=465,465(MOd256)=465−256=
209。ゆえにs=209でsを逆指数変換によつて、
R,l=237、これは真の積と異なつている。しかし
70×220…237(MOd257)であるのである
。したがつて積と関連性をもつた正整数をRPlは与え
ていて、上記の法と別の法の積剰余との組み合わせるこ
とによつて、真の積は自動的に算出できるのである。偶
数、奇数にかかわらず、2個の法の積剰余を求める複数
法形乗算装置は本発明の中心をなす。
先願の1指数変換形高速乗算方式ョ特願昭53一050
747号においては、2つの法乗算の両方に指数変換乗
算法を用いたので、取扱数は奇数に限定される。しかる
に本発明装置では一方の素数法については上述した指数
変換法を用いた指数変換形乗算回路により、高速に真の
積の積剰余を求めるが、他方の底のべき乗の法について
の乗算は後述するような被乗数、乗数を分解してえられ
る3個の数を用いる準部分積の低位法加算を行う準部分
積法加算回路によつて求めることを特徴とする。明細を
説明する前に、取扱数の底のべき乗を法とするときの整
数論の基本特性を説明する。十進数は一般に汎用されて
いる。
十進数Xがn桁ならば、整数のとき、のように10を底
として表わされ、D,は0から9までの数で、Xをのよ
うに表現される。
(16)の基本多次式をみると、もし でn>hとすると、X″は10hより小さい数である。
X′はDh−1″。0d0で表わされ、Dh−19dh
−29・・,(IOのあらゆる組合せで作られる数はす
べて1(y′より小さいすべての数の集合をつくり、こ
れは10′を法とした次の式のrで示され、rはその集
合の内の一つの数である。
X,Yがh桁の十進数とすると、のように表わされるの
はX,Yが10hより小さいからである。
同じ法の2個の合同式の積の公式からRpをh桁の正整
数として、となる。
積XYは?桁の十進数で、この各桁の数字をP2l.−
1,P2h−2,・・・POとするならば、(1),(
2)より、(23)は法mを10′にとると、k=P2
h−110h−1+・・・+Phm=1σ とおくと、積XYの剰余項Rpは(19)あるいは(2
2)より明らかにであるから、h桁数の積の下位h桁は
、法をICPとすると、剰余項に等しいことがわかる。
同様なことが底が2である二進数についても云える。X
,Yをh桁の二進正整数とすると、XY=Rp。
(MOd2h) (25)に対応する、積XYに対応す
る積剰余Rp。
は、真の積の下位hビットに等しい二進数を表示してい
る。X,Yをh桁の二進数として、それぞれhビット線
上にビットデータとして与えられるとする,と、ビット
線を区分することによつて、X,Yの上位、下位桁のビ
ットを分けることは容易である。
X,YのビットパターンはX=XHXL(26) Y=YHYL のようにh/2桁の表示ビットXH,XL:YH,YL
に分けられる。
しかし実際の数値としてはo二ol:’二÷o: ](
・・)であつて、X,Yの積は XY=XH−YH2゛十(XH−YLfXし ・YH)
2与≦+XL−YL(28)ここでXHIYHはh桁の
数であり、2hがかかつているので2゛以上の数であり
、右辺第一項はXYの法2hの剰余数には入らない。
また積XH・YL,XLIYHはhビット数で、その上
位h/2桁は(28)から2hビット位置以上にくる。
なぜなら2yが乗ぜられるからである。したがつて、X
H−YL=P1を上位、下位h/2ビットずつに分けて
、XH−YL=P1=PIHPIし (29)XL−Y
H=P2=PlP2L(30)またXLとYLの積XL
−YL=P3を同様にXL−ーYし=P3=P3HP3
L(31)のように記すと、真の積のh桁以下をRp。
とすると、R,2は(25)から法2hの積剰余で、R
P2は(28),(29),(30),(31)より次
式により求められることがわかる。,.ェニP。
.(32)RP2H= (PlLfp2L+P3H)M
Od(2雇(33)すなわち本分割法によつて部分積の
2yの法の加算を実施し、Rp。
を求めるときは、X,Yの偶、奇、0に関わらず、すべ
ての場合に正しいRP2を求められる。したがつて、h
桁の整数二進数(0を含む)X,Yの積の法2hの積剰
余RP2はX,Yの上位h/2ビット、下位h/2ビッ
トずつをそれぞれビット線のならびを変更するように配
線すれば、XHYL,XLYH,XLYLで表わされる
3個のhビット数を容易につくることができるので、こ
れらそれぞれhビット番地線と考えられる。
これらを番地入力として、hビット数の上位、下位h/
2ビットの積の下位h/2ビットのみを記憶させて作つ
た2個のROMは全く同じ内容記憶のもので、h=8の
8ビット乗算器の場合を考えると、たとえばX=AF(
H),Y=BC(H)とする。ここで(H)は十六進表
示数を示す。十六進表示数は4ビット数表示で0000
=0(H),0001=1(H),0010=2(H)
,0011=3(H),・・・,1000=8 (H)
,1001=9 (H),1010=A(H),101
1=B(H),1100=C(H),1101=D(H
),1110=E(H),1111=F(H)であり、
(H)は省略することもある。10001101は叩で
示される。
さてXH=A,XL=F,YH=B,YL=Cである。
したがつてビット線のならべかえで生じた新しい数XH
YLはACで10101100で上記2個のROMのこ
の番地には表1からA(!:.Cの積は78=P1=P
IHPILでP1しの8のみが記憶される。二進数で1
000が記憶される。このようにしてROMを作成して
おくと、X,Yを入力するとき、XHYL,XLYHは
番地入力されて、それぞれの下位積P,,,P2LをR
OMの出力にうる。XLYLを番地線とするROMはX
しとYLの積P3を当該番地に記憶させてつくると、X
LYLの入力によつて、積が出力し、上位積P3H(5
P3Lは出力線のビット位置でわけられ、X,Yを入力
するとき、最後のROM出力の下位積は(32)よりR
P2Lに等しく、前記h=8のX,Yの例では、XLY
L=FCで表1よりXL−YL=P3=P3HP3し=
B4で、RP2L=4で真の積の最下位は4(H)であ
ることがわかる。二進で0010である。RP2Hを求
めるには上記3個のROM出力をh/2ビットの加算器
に加えるが、MOd2いで法和をもとめることは加算に
よつて生じる桁上りをすべて省略することであるから、
桁上りを無視して加算を実行する。
h=8の場合、前記の乗算例で、P1し=8,P2=X
LIYH=F −ーB =A5であるから、P2L=5
となつている。(表1).PI=B(前記).ゆえに次
の加算を2個の加算器で自動的に実施し和ビットのみを
算出する。T=160rP2H=PlLfp2L+P3
H=8+5+B(MOdl6)=D+B(MOdl6)
表2より、Rp2H=18(MOdl6)=8したがつ
て真の積の下位8ビットはRP2L=4であつたから、
Rp2=84(H)=10000100。
上記被乗数、乗数の変形分割法和法によつて、被乗数、
乗数が二進数で桁数hが2分割できる場合には法2hの
真の積の剰余Rp。が求められ、これは真の積の下位h
ビットを直ちに与えている。第1図の実施例で1は下位
桁分割新数XLYLの積を記憶したROMで2hXhビ
ットである。下位桁は直ちにRP2ムを与えている。2
,3は同一構成のROMで番地入力の上下位ビット積の
下位ビットのみを記憶するもので、XHYL,XLYH
を番地入力するとき、それぞれの上下位ビット積の下位
P,L,P。
Lを出力する。h/2ビット加算器4の被加数、加数端
子に上記P,L,P。Lが加えられ、和ビットは次のh
/2ビット加算器5の被加数端子に加えられ、加数端子
にROMIの出力P。Hが加えられると、和ビットに2
h法の積剰余がえられ、必要とする動作が完了する。積
剰余を求める時間はROMのアクセス時間の和であるが
、加算時間は桁数が少ないと加算時間は桁上りを考慮し
ないでもよいので無視できる。2,3のROM.の容量
は2hXh/2ビットである。
本方式により法2hの積剰余をX,Yの奇偶、0にかか
わらず算出できる。法2h+1が素数のとき、二進の正
整数X,Yがhビットとするときの法2h+1の真の積
の剰.余Rp,は、2h+1の法の原始根gの指数の関
係式(7)(9)を用いて、GXΞX(MOd2h+1
) (34) GyΞY(MOd2h+1) (35) によつて、X,Yを同じ桁の二進数の対応指数:X,y
にそれぞれ変換し、法2hで指数加算が動**作するこ
とから、Xfyミs(MOd2h) (36) によりsを求め、(14)の基本関係から真の積の法2
h+1の積剰余Rp,を求めるものであつて、前例の真
の積を求める場合のRp,を求めておく。
X=AF(H)とY=BC(H)の乗算は、X,Y(7
)W進数でX =175,Y=188であるから、表3
から、x=69,y=91,x+y=160(MOdt
)s =160。法指数和sの剰余は法257の積剰余
Rp,iで表4から、Rpl=4となる。十六進数でR
p,=04(H)。以上のように、本発明装置は複数の
法によつて、乗算の中間結果としてのそれぞれの法の積
剰余Rp,,rp。
をもとめ、Rp,は真の積の下位を直ちに与えることに
よつて下位桁は中間結果の段階で決定され、次に上記中
間結果をもとにして、真の積の上位桁を算出する装置に
関する。真の積の上位桁を決定する数学上の理論をのべ
る。
二進h桁の被乗数、乗数をX,Yとし、XYを積とする
とXYは沙桁で、法2h+1,2hについて、積剰余と
次の合同式が成立する。
XY三Rpl(MOd2h+1) (37) XY三Rp2(MOd2h) 上記合同式は次の等式と等価である。
HM:X2h(!2″r二1)+RPl](38)Aは
Bより大きいので、A−Bは正整数である。
(38)より、A2h+Rp2=B7+B+Rpl よつて、 B=Rp2−Rpl+(A−B)2h すなわち次の合同式をうる。
BミRp2−Rp,(MOd2h) (39)しかるに
(38)からXYは沙桁二進数で22hより小さいから
Bは2hより小さい。
したがつてRp2−RP,に相当数する二進数からh桁
以上のビットをとつたものをRp。−Rp,(MOd2
゛)とすれば、BはRp。−Rp,(MOd2h)に二
進数としては等しいと考えられるので、(38)からX
Y=(Rp2−Rp,)(MOd2h)2h+(Rp2
−Rpl)MOd2hfrpl(40)の基本関係をう
る。
真の積XYの下位h桁二進数はRP2ですでに求まつて
いるので(40)を用いて上位h桁二進数を自動的に求
められる。上式をみると、右辺第一項は2hがかかつて
いるから、真積の上位桁は(Rp9−Rpl)(MOd
2h)で表わされるように一見みえるが、第二項と第三
項との加算による桁上りも考慮しなければならない。B
が2hより小さい正の整数で、剰余項に等しいから、合
同式(39)は実際には次のことを示している。数値上
は 、真の積の上位h桁二進
数部をH(XY)とすると、次の2つの場合がある。桁
入れの1を必要とする下の場合はつぎの加算Rp2−R
pl(MOd2h)+Rplから桁上げを生ずる場合で
ある。
実際の上記演算は本発明の結合回路で実施される。減算
はRPlの−否定(補数)をとり、〒P1とし、1を加
えて実施される。第2のh桁二進加算器でRP2−RP
lの減算はRP2+L1+1の形の加算で実行される。
すなわち桁入れ端子を1に保つて、上記加算器の被加数
端子に第1図に示した準部分積法加算回路から出力され
るR,2を加え、法2h+1の積剰余Rplは前記指数
変換形乗算回路の出力にえられ、補数器にてL1を求め
、これを加数端子に加えると、和出力にRp2−Rpl
(MOd2h)がえられる。第2の加算器出力のRp2
−Rpl(MOd2h)とRPlとを加える第3の加算
器をもうけ、その桁上り端子を第4の加算器の桁入れ端
子に印加し、前記第4の加算器の被加数端子をすべて0
に保ち、加数端子に前記第2の加算器の出力を印加すれ
ば、(42)の式を満足するhビツトニ進数が第4の加
算器の出力にえられ、真の積の上位桁が算出される。前
記乗算の例、X=AF(H),Y=BC(H)について
積の上位桁を手計算してみると、RPl=04(H),
R,2=84(H)が既に求められている。
RPlの補数L1=FB(H),L1+Rp2+1(M
Od23)=84+FB+1 (MOd7)=84+F
C(MOd23)=180(MOd7)=80(H)ま
た80+Rpl=84(H)であるから桁上りはない。
ゆえにH(XY)=80(H)、したがつて真積の+六
進表示は8084(H)で二進数では10000000
10000100である。十六進十進変換で8×1σ+
132=32768+132=32900(10)であ
り、X=175,Y=188;XY=32900と一致
している。すなわち結合回路が正しく動作することがわ
かる。
第2図は本発明装置の実施例を示す。
指数変換形乗算回路は図の上部に示され、被乗数X,Y
を入力するとき素数法2h+1の指数変換乗算によつて
積剰余RPlを生ずる部分で、1,2は同じ構成の指数
変控?0Mで指数変換を行ない、上記X,Yをそれぞれ
同じ桁の整数の指数X,yに変換し、3の第1のh桁2
進加算器に加えると、法2hのxとyの指数和が出力さ
れ、4の逆指数変換ROMに加えられると、出力にRP
lをうる。
準部分積法加算回路は法2hの積剰余RP2を求める部
分で、修正部分積の2×の法加算によりR2。
を求め偶数、奇数にかかわらす動作することを特徴とし
、ROM5,6,7は被乗数の分割によつて生ずる3個
のh桁二進数を番地入力すると、ROM5,6は当該数
の上下分割の積の下位h/2桁二進数PlL,P2L,
を出力するROMで、ROM7は上下分割数の積已のh
桁数を出力するROMで、PlL,P2L,P3Hの法
2騒の加算を行なうh/2桁の二進加算器8,9は互に
連結され、ROM7の下位積h/72ビット数はRP2
の下位ビットを与え、上記加算器9の出力はh/2ビッ
トE数でRP2の上位ビットを与え、以上指数変換形乗
算回路、準部分積法加算回路でえられる真の積の中間量
である積剰余Rpl,rP2は結合回路に加えられて、
真の積の上位桁は自動的に計算される。結合回路は補数
器10によつて指数変換形乗算回・路出力RPlの補数
7P1を出力し第2のh桁二進加算器11は桁入端を1
に保たれて、上記7P1とRP2を入力し、当該第2の
加算器和出力を第3の加算器14の一方の被加数人力端
に他方の加数人力にRPlを加え、その桁上り出力のみ
用い、これをフ第4の加算器13の桁入れ入力に連結し
、13の加数端子に第2の加算器11の和出力端子を連
結し、被加数端子をOに保つとき、第4の加算器13の
和出力端子に真積の上位桁を出力する。なおNORl5
と0R16は指数和が128(80(H))となつたと
きの補正に追加される。〔逆指数変換ROMの当該番地
に00が入つているが、実際の剰余は256で桁上げが
必要である。
〕前記本発明装置はh桁二進数乗算を被乗数、乗数の偶
数、奇数のいずれでも実施するものであり、非同期、高
速で誤差のない乗算を実施することを特徴とする。零乗
算を含む高速非同期二進乗算装置 上記発明装置はしかし、被乗数、乗数の一方あるいは両
方が0であるときは正しい乗算を実施しない欠点がある
が、法2hの準部分積法加算回路出力の積剰余RP8は
被乗数、乗数に0を含む場合に常に0となることを用い
て簡単な補正回路を付加して、被乗数、乗数にOが含ま
れていても乗算を実施するように補正できる。
すなわち指数変換形乗算回路に入る被乗数、乗数X,Y
のビット線に並列にそれぞれNORを接続する。その出
力をNORl,NOR2とすると、X,Yの0か否かに
応じて、となる。そこで、NORl,NOR2の出力線
を0Rに加えると、0R出力としてはX,Yのいずれか
、または両方が0となる場合にのみ1となり、X〜0,
Y半0のときはOとなる1本の出力線をうる。指数変換
形乗算回路の指数変援侭0Mの0番地には指数の0を記
録してつくるようにすると、X,Yに0となるものがあ
るとき準部分積法加算回路の出力RP2=oだから、第
2図のh桁2進加算器の出力はたとえばY半0とすると
、RPl=Yで、7p1=Yが出力されるので、マルチ
プレクサを配し、その選択端子を前記0Rの出力につな
ぎ、0R出力が1のとき、RPlを出力し、0R出力が
0のとき、0を出力するようにして、第4の,h桁二進
加算器の被加数端子に接続し、第2のh桁二進加算器の
桁入れ端子は前記0R出力線に補数器を介して接続し、
第3のh桁二進加算器の桁入れ端子は前記0R出力線に
接続される。前記3個の加算器の他の接続は補正前と同
じである。0乗算の場合には第4の加算器において、い
つもRPl+L1+1の演算が実施され、和出力は0と
なり、積の高位桁が0となり正しい演算が行なわれる。
詳細に述べると、上記演算は第2の加算器の桁入れ入力
端を0R出力線に補数器も通して結線して、0乗算のと
きは0R出力線が1となるので上記加算器の桁入れ入力
はOとなり、和出力には〒APlが考えられ、第3の加
算器の桁入れ入力端を0R出力線に接続しておくので、
0乗算時には第3の加算器は〒P1+RPl+1の演算
を行なう。
第3の加算器の加数端には前記第2の加算器の和出力が
印加され、被加数端子にはRPlが接続されているから
である。上記演算によつて、桁上り出力は1となり、こ
れは第4の加算器の桁入れ入力端に接続される。いつぽ
うマルチプレクサは0乗算時にはRPlを出力するよう
に0R出力線で制御されているので、上記第4の加算器
の被加数端子にはRPlが、加数端子には第2の加算器
の和出力端子が接続されているので、第4の加算器では
0乗算のときにはRPl+′RP,+1の演算が行行な
われh桁の和出力端にはh桁の0が出力される。すなわ
ち0乗算もできる本発明装置においては、積の下位桁R
P2が0乗算時において常にOであることを利用し本発
明装置の結合回路を非零、零乗算の2個のモードで共通
に用いることを特徴とするものである。0乗算でない、
偶数、奇数乗算時においては、基本関係(40)を満足
するように、真の積の高位桁をまず第2の加算器の桁入
れを1に保つて、この加算器の和出力を(RP2−RP
l)MOd2hとし、第3の加算器の桁入れをOに保つ
て、(RP2一Rpl)MOd2h+Rplが桁上げを
生ずるか否を検出して、第4の加算器に加え、当該加算
器の被加数人力端はOに保つて、加数端子に(RP2−
Rpl)MOd2hを加え、和出力としてえられる積の
高位桁は、桁上のないときは(Rp2−Rpl)MOd
2hで、桁のあるときは(R,2−Rpl)MOd2h
+1で(40)で与える演算を自動的に非同期に実施す
る。
0乗算のときには上記のように、第2の加算器の桁入れ
をOとし、第3の加算器の桁入れを1とし、前記RP2
は0であることから、第3の加算器は必らず桁上げを生
じることを利用して、RPl+〒P1+1の演算が第4
の加算器で行なわれるようにするので、和出力は常に0
となり、上位積は0となる。
演算は自動、非同期に実施される。以下h=8の例を示
す。0乗算例;0×0の場合は、RP8の方は当然0で
ある。
RPlはX=0,Y=0で、対応する指数x=0,y=
0となるように指数変槙?0Mの0番地には0データが
おかれている。第1の加算器の和は0で、逆指数変換R
OMでは0番地に1(0000001)が記録されてい
るから、RPl=o1(H)が出力する。X,Y=0だ
から、補正回路の0R出力は1になつている。結合回路
の第2の加算器の桁入CI=0で、和出力はB1=FE
(H)である。第3の加算器CI=1だからRPl+7
p1+1=O1+FE+O1=100(H)となる。桁
上りCO=1マルチプレクサは0Rの1が入り、RPl
が第4の加算器に加わるので、第4の加算器はFE+R
pl+01=FE+01+O1=1001和出力00で
積上位00,0×1,1×0も同様な演算となる。指数
変換ROMの1番地には指数“0゛が、逆指数変換RO
Mの1番地にぱ゜1゛すなわち01(H)が記録されて
いるからである。1×1乗算例;このときはRP2=o
1で、補正0R出力は0となる。
X=1,Y=1で指数変換はいずれも0で、指数和は0
で、RPl=1が出力され、〒p1=FE(H)第2の
加算器のCI=1となるから、7p1+1=FF(H)
が出力され、第3の加算器のCI=0であるがRpl+
FF=O1+FF=100(H)でオバフローがあり、
第4の加算器のCI=1で、0R出力ニ0で、マルチプ
レクサは00(H)を出力し、第4の加算器の演算はO
+FF+01=100で和出力は00で、真積0001
(H)が決まる。以上補正を施した本装置はとくに、結
合回路を0乗算、非0乗算によつて動作モードを自動的
に変更されるので、零乗算をふくむ偶奇のh桁整数乗算
をすべて高速非同期に実施することを特徴とする。
第3図は上記補正回路を付加した複数法形高速非同期乗
算器の明細図で、図の番号は第2図と同じであるが、追
加変更部は15,16のNORで、NORはX,Yビッ
ト線にそれぞれ接続され、17の0Rに接続される。
X,Yの両方あるいはいずれかが0のとき0R出力は1
となり、それ以外0に保たれる。0R出力は14の第3
の加算器の桁入れ端了CIと18のマルチプレクサの制
御端子に接続され、補数器19を通して、第2の加算器
11の桁入れ端了CIに接続される。
マルチプレクサ18は制御入力が1のときRPlを出力
し、0のときは0を出力するように2組の入力線をそれ
ぞれ接続してつくられる。なおNOR2Oと0R21は
指数和が128(80(H))となつたときの補正に追
加される。〔逆指数変換ROMの当該番地に00が入つ
ているが、実際の剰余は256で桁上げが必要である。
〕以上のように構成された第3図の乗算装置は偶数、奇
数の零を含むh桁被乗数、乗数に対して、高速、非同期
乗算を実施し、高位桁と下位桁を別々に出力することを
特徴とする2h桁の加算器を必要としない発明装置であ
る。
本装置のさらに重大な特徴は桁上げ動作は1箇所で生じ
るのみである。多数回の桁上げ動作を必要とする従来装
置に比較して著しい利点である。とくにh=8の場合は
極めて小容量のROMにて実施できる。この場合、25
晒8ビットROMが4個と、25幅4ビットROMが2
個、4ビット加算器が2個、8ビット加算器が4個、8
ビット2入力マルチプレクサ1個、NOR2個、0R1
個、インバータ8ビット1個、インバータ1ビット1個
となる。■1高速乗算装置 十進数をBCDコードにより表現し、二進数に対して存
在している二進数の論理装置、読取専用a装置を用いて
なる十進2桁の高速乗算装置であつて、二進数の場合と
同様に複数の法を求めて、二個の中間積を求めて、これ
をもとに最終の積を求める装置である。
十進数であるから、底は10で1つの法m1が素数であ
る必要がある。
m1=1σ+1=101 は素数である。
これは100より大きい数で、その剰余数として、2桁
の十進数のすべてを含ませることができる。法が素数の
ときには原始根gがあノることが知られており、g=2
である。g=2の場合の指数XはGXの形て剰余数X(
十進2桁のO以外の数)との間にGX…X(MOdlO
l)の関係があつて、前述のようにXI:.xとは一対
一で対応すること、別のYについて、Gy…Y(MOd
lOl)となる。
GX+y=XY(MOdlOl)となるので、指数X<
5yの和はxとYの積に対応しているがx+yが法10
0をこえると、x+y(MOdlOO)の指数の法和が
X,Yの積に対応し、XYの値も法101をこえるとX
Y=Rpl(MOdlOl)のRPlが対応することに
なる。すなわち s=x+y(MOdlOO)BrP
lのような対応を生じている。
すなわち法和(法100について)sとRPlが対応し
ている。剰余数から指数への十進数での変換を表5に与
えている。2桁の場合だけ上記の変換ができるので、本
発明では上記の場合のみに適される。
指数から剰余数への変換は表6に与えている。たとえば
、X=5,Y=7とすると、表5からx=24,y=9
である。x+y=24+9=33は100をこえないの
で、そのまま和指数となつて、33の剰余数を表6から
求めると、35となつていて正解である。このように積
が2桁にある間はいつも正解を与えるが、これが2桁を
こえると、積そのものではなく、積の法101に対する
剰余数を与える。いまm1より小さいM2を考えて、と
すると、法M2は1σで、十進数の底は10で底の2乗
を与えている。
これは(24)で、h=2の場合に相当するので、法M
2の積の剰余数は真の積の下位の桁を与えているので、
のRP9が求まれば、あるいは真の積の下位2桁を求め
れば、これはRP2となる。
上記の法101の積剰余RPlは真積の上位2桁を求め
るのに使われる。さて、RP2は、X,Yを一般に2桁
の数として表現されているとき、すなわち3は03と表
現する。このとき、X,Yはのように表現される。
XH,XL,YH,YLは0から9までの記号をとつて
いる。となる。
したがつて1桁の数の積を考えてとなるので、(46)
に代人して となる。
積の上位2桁は右辺第1項と第2項からの桁上りである
。積の下2桁RP9の下の桁RP2LはP,.に他なら
ず、上の桁RP2Hは(P1し+P2L+P3H)の桁
上りをのぞいたものすなわち、MOdlOで求めた和で
これは2段のKD加算器で和ビットをとればよいのでと
なる。
すなわち上記加算では桁上りを考えないで1桁Kつ加算
器を2接続すればよい。ここでPlL,P2しはXHX
YLのような一桁十進数の積の下1桁であるから、XH
YLを番地とするROMをもうけ、当該番地に九九の表
の下1桁を記憶させておけばよい。たとえばXH=9,
YL=3ならば93番地すなわち、BCDコードの番地
表示では10010011番地に9×3=27の下1桁
すなわち7をK刀コードで0111の形で記憶させてお
く。すなわち表の下4桁のみを記憶させてつくる。この
ようなことをすべての番地で行つておけば、積の下位桁
を与えるROMがつくられ、これを構成部品とする。し
かしP3)(P3l.はXLXYLの2桁の積であるか
ら、XLYL(7)BCDコードストリングを番地とし
たROMの当該番地に九九の表をそのまま■1コード表
示で記憶させてつくる。たとえばXL=5,YL=8な
らば、XLXYL=40で、XLYL=5Qa)8(1
a)=01011000の番地に01000000を記
憶させる。このことをすべてのXし,YLについて実施
し、Xし,YLを入力すると、その2桁積を出力するR
OMがつくれて、その上位桁はP3Hであり、下位桁は
P3L.に他ならない。いまの例ではP銅=4=010
0,P3L=0=0000である。以上のようにして、
3個のROMを番地呼出しすることによつて、(47)
の乗算結果の必要部分がROMの出力バスに出力される
ので、これを加″算器に入力することによつてRP2が
決定される。なおRPlについては表5と表6を上述の
ように前者では被乗数、乗数を番地入力とし、当該指数
を記憶させ、後者では指数を番地入力して、当該番地に
剰余数を記憶させたROMをもうけて、中間に第1の2
桁Kつ加算器をもうけてえられる。積を与える中間の積
剰余RPl,rP2が求まつた後には、前述の二進数の
場合と同様にして、(40)の基本式を法101,10
0にかきかえると、となる。法1σの積剰余R,2は真
の積XXYの下位2桁を与えているので、(50)は真
の積の上位2桁を求めるのに用いられる。X,Yが0で
ないときには(R,2−R,l)MOdlσの値は第2
の2桁BCD加算器の桁入れを1として、RPlを補数
器に加えて、7P1を求め、RP2+R,l+1の加算
を実行すると、加算器の和出力として、(Rp9−Rp
l)MOdlσがえられる。
これとRPlとの和を求めるためにさらに第3の2桁■
D加算器をもうけて(Rp2−Rpl)MOdlσ+R
Plの加算を実行させる。(50)をみると積上位の上
位桁は〔(Rp2−Rpl)MOdlσ〕1Cf2であ
つて、〔 〕の中は前記第1の加算器の和出力である。
これを第4の2桁BCD加算器の被加数人力端を0に保
つた加数人力端に入力し、上記第3の加算器からの桁上
け端子と第4の加算器の桁入れ端子を接続することによ
つて、低位桁からの桁上けを考慮した真の積の上位桁は
第4の加算器の和出力端にえられる。X,Yの両方ある
いは一方がOである0乗算も同じ3個の加算器を用いる
ことによつて前記二進数乗算器の場合と同様に実施でき
る。
0乗算のときは前記二進数乗算器の場合と同様に、被乗
数、乗数の入力側においてNORゲートと0Rを追加し
、0乗算のときは0R出力ニ1、非0乗算のときは0R
出力ニ0となるように設定し、0乗算においては結合回
路では次の演算を実行させる。
すなわち −たとえばRPl,7′P1がw進2桁
とすると、100となり、下位2桁はつねにOとなる。
このときはRP9は常にOとなつている。たとえばRP
l=8のとき、L1=99−8に91で、R2l+L1
+1=8+91+1=100となるので、100を法と
する和はOとなる。指数変換形乗算回路の指数変換RO
Mは0番地には指数のO(00)が入つていて、逆指数
変換ROMではO番地に1(01)が入つている。X=
0,Y=0の場合には、RPl=1が出力し、〒p1=
98となるので、RPl+〒p1+1=100となる。
X=0,Y半0とすると、R,l=Yで、Y+Y+1=
100となる。結合回路を第4図のようにほぼ第3図と
同様に接続すれば、非0乗算、0乗算の両方に適用され
るようにできる。第4図は2桁BCD乗算器で、0乗算
も可能なものを示す。1,2は被乗数、乗数を印加する
入力バスで、3,4は法101の場合の指数を当該番地
に記憶して作つたROMで全く同じ構造のもので、0番
地には0を記録させ、5は第1の2桁■刀加算器、6は
逆指数変撲?0Mで指数を番地とし、その番地に剰余を
記憶させる。
0番地に1を記憶させる。
7,8は入力番地の上位桁、下位桁の積の下1桁を記憶
したROMで同じ構造、9は入力番地の上下桁積を記憶
したROMである。
10,11は1桁■1加算器で、11の出力はRP2の
上位桁を、9の下位桁出力はRP2の下位桁を与えて、
真積の下位2桁は決定する。
6の出力は一方の積剰余RPlで、12の補数器で7P
1となつて、13の第2の2桁Km加算器の被加数端子
に接続され、RP9は加数端子に接続される。
いつぽうO乗算検出のNORは16,17で示され、そ
の0R18の出力はO乗算の生じたときのみ1となり、
それ以外はOに保たれる。
0R線は22の補数器と19のマルチプレクサに接続さ
れる。
したがつて非0乗算のときには13の桁入れは1に保た
れ、Rp2+L,+1の加算が実行さ)れ、和出力には
(Rp2−Rpl)MOdlσがられ、第4の2桁BC
D加算器15の加数端子、第3の2桁■1加算器の被加
数端子に同時に加えられ、14の桁入れ端子はOに保た
れ、加数端子にRPlが接続されることから、加算(R
P2−RPl)MOdlσ+RPlが行なわれ、桁上り
端子COと15の桁入れ端子CIが接続されることから
、桁上りがあれぱ15の加算器に加わり、非0乗算時に
はマルチプレクサ19の出力が0となるので、出力が被
加数端子に接続され15の和出力は真積の)上位2桁を
与え、H(XY)は桁上りのないときRp2−Rpl(
MOdlO2)で桁上りのあるときRP9−Rpl(M
Odlσ)+1となる。0乗算時には0R出力が1とな
るので、13のCIは0に14のCIは1となり、RP
2=oであるから、13の和出力はL1で、14での加
算は7P1+RPl+1となるので、必らず桁上りがあ
り、かつマルチプレクサ19の出力はRPlとなるので
、上位積は15の和出力として、RPl+7P1+1を
出力し、和ビットは常に0である。
20は真積の高位2桁出力バスを示し、21は下位桁R
P9の出力バスを示す。
なおNOR23と0R24は指数和が50のときの補正
に追加される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図はそれぞれ本発明
の実施例を示す構成図である。 符号の説明、第1図、1,2,3;読取専用記憶装置、
4,5;加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底bで表わされるh桁の正整数の被乗数X、乗数Y
    を入力して法b^h+1(素数)の法乗算により第1の
    積剰余r_P_1を出力する指数変換形乗算回路と、上
    記被乗数X、乗数Yを入力して法b^hの法乗算により
    真の積の下位h桁に等しい第2の積剰余r_P_2を出
    力する準部分積法加算回路と、上記第1及び第2の積剰
    余r_P_1,r_P_2を入力して真の積の上位h桁
    をうる結合回路とを備えた正整数高速乗算装置であつて
    、上記指数変換形乗算回路は、上記被乗数Xを番地とし
    て入力してそれと一対一に対応するh桁の整数である第
    1の指数xに変換する第1の指数変換読取専用記憶回路
    と、上記乗数Yを番地として入力してそれと一対一に対
    応するh桁の整数である第2の指数yに変換する第2の
    指数変換読取専用記憶回路と、上記第1及び第2の指数
    x,yからh桁の指数和をえる第1のh桁加算器と、上
    記指数和を番地として入力し、それを対応剰余数に変換
    して上記第1の積剰余r_P_1を得る逆指数変換読取
    専用記憶回路とより構成され、上記準部分積法加算回路
    は、上記被乗数X、乗数Yを上位、下位桁の数に分割し
    てそれぞれX_H,X_L;Y_H,Y_L、としたと
    き、X_HY_Lに対応する番地入力に対してX_Hと
    Y_Lの積の下位h/2桁P_1_Lを出力する第1の
    変形部分積読取専用記憶回路と、X_LY_Hに対応す
    る番地入力に対してX_LとY_Hの積の下位h/2桁
    P_2_Lを出力する第2の変形部分積読取専用記憶回
    路と、X_LY_Lに対応する番地入力に対してX_L
    とY_Lの積P_3を出力し、該積P_3は上位桁P_
    3_Hと上記第2の積剰余r_P_2の下位h/2桁に
    等しい下位桁P_3_Lからなる部分積読取専用記憶回
    路と、これら3個の読取専用記憶回路の出力P_1_L
    ,P_2_L,P_3_Hを順に入力して上記第2の積
    剰余r_P_2の上位h/2桁をえる2個のh/2桁加
    算器とより構成され、上記結合回路は、上記第1の積剰
    余r_P_1の補数@r@P_1を求める補数器と、上
    記補数@r@_P_1が被加数入力端子に印加され、上
    記第2の積剰余が加数入力端子に印加され、桁入れ入力
    端子が“1”に保たれた第2のh桁加算器と、該第2の
    h桁加算器の和出力が被加数端子に印加され、上記第1
    の積剰余r_P_1が加数端子に印加される第3のh桁
    加算器と、上記第2のh桁加算器の和出力が加数端子に
    印加され、被加数入力端子が“0”に保たれ、上記第3
    のh桁加算器の桁上げ出力が桁入れ入力端子に印加され
    て、和出力端子より真の積の上位桁をえる第4のh桁加
    算器とより構成され、上記被乗数X及びYが偶数、奇数
    であるかにかかわらず、その乗算を非同期に、誤差なく
    、高速に実施することを特徴とする複数法形高速乗算装
    置。 2 上記底bが2で、上記hが4,8或いは16である
    特許請求の範囲第1項記載の複数法形高速乗算装置。 3 上記底bが10で、上記hが2である十進2桁の乗
    算を行う特許請求の範囲第1項記載の複数法形高速乗算
    装置。 4 底bで表わされるh桁の正整数の被乗数X、乗数Y
    を入力して法b^h+1(素数)の法乗算により第1の
    積剰余r_P_1を出力する指数変換形乗算回路と、上
    記被乗数X、乗数Yを入力して法b^hの法乗算により
    真の積の下位h桁に等しい第2の積剰余r_P_2を出
    力する準部分積法加算回路と、上記第1及び第2の積剰
    余r_P_1,r_P_2を入力して真の積の上位h桁
    をうる結合回路とを備え、上記指数変換形乗算回路が2
    個の指数変換読取専用記憶回路、h桁加算器及び逆指数
    変換読取専用記憶回路を有し、上記準部分積法加算回路
    が3個の読取専用記憶回路と2個のh/2桁加算器とを
    有している正整数高速乗算装置において、上記被乗数X
    及び乗数Yのいずれか一方が“0”か両方が“0”であ
    つても正規の積が得られるように、前記正整数高速乗算
    装置に補正回路を付加したことを特徴とする複数法形高
    速乗算装置。 5 上記底bが2で、上記hが4,8或いは16である
    特許請求の範囲第4項記載の複数法形高速乗算装置。 6 上記底bが10で、上記hが2である十進2桁の乗
    算を行う特許請求の範囲第4項記載の複数法形高速乗算
    装置。
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