JPS6026256B2 - 陰極線管の製造方法 - Google Patents

陰極線管の製造方法

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JPS6026256B2
JPS6026256B2 JP13831276A JP13831276A JPS6026256B2 JP S6026256 B2 JPS6026256 B2 JP S6026256B2 JP 13831276 A JP13831276 A JP 13831276A JP 13831276 A JP13831276 A JP 13831276A JP S6026256 B2 JPS6026256 B2 JP S6026256B2
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JP
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cathode ray
ray tube
voltage
tube
electrode
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JP13831276A
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勝寿 成田
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Hitachi Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陰極線管の製造方法、特に耐電圧特性を向上さ
せたスポットノッキング処理方法に関するものである。
通常、陰極線管、特にカラー受像管にはそのネック都内
に電子銃が配設されている。そして、この電子銃は受像
管の製造工程において、管内からの異物が付着したり、
電子銃を構成している電極表面にバリなどの突起がある
ものがある。その結果、受像管の動作中にこの突起の部
分から冷電子を放出したり、管内放電をしたりして陰極
線管の特性を著しく劣化させる。特に電子銃を構成して
いる電極のうち高電界を形成する主レンズの電極間での
影響は大きい。したがって、従来上記電子銃を構成する
主レンズ電極間に直流高電圧を印加し、上記突起を強制
破壊するという、いわゆるスポットノッキングを行なっ
ている。第1図は、従来一般に用いられているカラー陰
極線管の一部切欠側面図である。
同図において、カラーブラウン管1は、パネル部2とフ
ァンネル部3のガラス容器からなり、ファンネル部3に
ネック管4が溶着されている。そして、ネック管4には
電子銃5が封入され、ファンネル部3には図示してない
が蟹光膜、シャドウマスクなどが設けられており、電子
銃5の主電子レンズ構成電極の高圧側電極に電圧を供V
給するためのアノード端子6が植設されている。また、
ファンネル部3の内壁には電子銃の高圧側電極に高電圧
を供繋舎するための導電膜7が形成されている。一方、
ネック管4は、第2図に切欠図、断面図で示したように
、その内壁面4aの一部にファンネル部3の内壁面より
導電膜7が延在されている。
そして、この導電膜4の一部にはバルブスベーサコンタ
クト8が接触されてシールドカップ9に溶接保持されて
いる。さらに、このシールドカップ9には主レンズを構
成する高圧側電極の第4グリット(G4)電極10が溶
接されてアノード端子6に印加した電圧が導電膜3、バ
ルブスベーサコンタクト8、シールドカップ9を介して
○4電極10に供給される構成となっている。また、G
4電極10および主レンズを構成する低電圧側電極の第
3グリット(G3)電極11などはビードガラス12に
よって支持固定されるとともに、Q電極11以下の電極
は例えばリード13を介してアウターリード14に接続
されている。このように構成されたカラー受像管におい
て、第3図にその概略図を示したように、ファンネル部
3に楯設されたアノード端子6にリード線15を介して
高電圧発生電源16の正極側を接続し、アウターリード
14の低電圧側にソケット17を挿入接続するとともに
、リード線18を介して高電圧発生電源16の負極側に
接続してアース電位とし、この両者間に使用条件の1.
5倍〜3倍の高電圧を印加し、強制的に管内放電を発生
させることによってスポットノッキング処理を行なって
いる。このようなノッキング処理方法によると、高電圧
発生電源16の正の電圧はアノード端子6一導電膜7−
バルフスベーサコンタクト8ーシールドカップ9を介し
てG4電極1 川こ印加され、一方、負の電圧はソケッ
ト17の低電圧側アウタ−IJ−ド1 4−リード1
3を介してG3電極1 1に印加されるために、このG
4電極10とG3電極11との間で放電されることにな
る。
この時に、ネック管4内に導電膜7が塗布していない内
壁面4aあるいはビードガラス12の表面に正の電荷が
帯電し、この正電荷帯電部分と○3電極1 1以下の低
電圧電極との間でさらに放電することになる。このため
、管内の異物が正または負に帯電してそれぞれ内壁面4
a、ビードガラス12、導軍膜7、シールドカップ9お
よびG4電極1 0‘こ付着してしまう。したがって電
子衝撃によって管内の異物を消滅させる効果が著しく低
下してしまうことになる。また、管内および異物が帯電
した部分は短時間では電荷がなくならず、スポットノッ
キングが終了しても帯電した異物は付着されたままの状
態になる。したがって、初期の検査工程では管内に異物
があっても検出できず、検査合格となって通過して完成
球となってしまう。ところが、このように完成されたカ
ラー受像管は長時間、つまり約1週間位未使用の状態で
放置しておくと、管内の帯電および異物自身の帯電が序
々に減少するとともに移動し易くなり、出荷時の完成球
を使用する時点で管内放電を起してしまうなどの耐電圧
特性の劣化として検出され、カラー受像管の品質を著し
く低下させてしまうなどの欠点を有している。したがっ
て、本発明の目的は上記の欠点を除去するためになされ
たものであり、スポットノッキングの効果を著しく向上
させて耐電圧特性を大幅に向上させた陰極線管の製造方
法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明による陰極線
管の製造方法は、陰極線管のスポットノッキング処理工
程において、上記陰極線管の陽極側に直流の前処理電圧
を印加した後、この前処理亀技と逆樋性のスポットノッ
キング電圧を前記陽極側に印加したものである。
以下図面を用いて本発明による陰極線管の製造方法につ
いて詳細に説明する。第4図は本発明による陰極線管の
製造方法の一例を示す要割欧概略図であり、第1図〜第
3図と同記号は同一要素となるのでその説明は省略する
同図において、アノード端子6に接続されたりード線1
5の他端には切替スイッチ19の可動接点19aが接続
されている。そして、その固定接点19bには前記高電
圧発生電源16の正極側に接続され、他方の固定接点1
9cには前記高電圧発生電源16と同一タイプの高電圧
発生電源20の負極側が接続されている。また、ソケッ
ト17に接続されたりード線18の他騰には上記切替ス
イッチ19と同一タイプの切替スイッチ21の可動接点
21aが接続されている。そして、その固定接点21b
には前記高電圧発生電源16の負極側に接続され、他方
の固定接点21cには上記高電圧発生電源20の正極側
が接続されている。このように構成されたスポットノッ
キング装置において、先ず、切替スイッチ19,21の
可動接点19a,21aを固定接点19b,21b側に
切替えて従来行なっていた正の高電圧発生電源16を用
いてスポットノッキングを行った後に、切替スイッチ1
9,21の可動接点19a,21aを固定接点19c,
21c側に切替えて負の高電圧発生電源20を用いてカ
ラーブラウン管1内.の陽極側に負の前処理電圧を供給
する。この結果、前述したように、ネック管4の内壁面
4a、ビートガラス12、導電膜7、シールドカップ9
および○4電極101こ帯電して付着された異物が遊離
されて放電しやすい状態となる。次に、再度功替スイッ
チ19,21の可動接点19a,21aを固定接点19
b,21b側に切替えてカラーブラウン管1の陽極側に
正のスポットノッキング電圧が印加されると、管内放電
が発生し易くなり、管内の異物は電子衝撃によって完全
に消滅されることになる。したがって、前述したように
、完成球を長時間放置しても遊離してくる異物もなくな
り、耐電圧特性を大幅に向上させた優れたカラーブラウ
ン管が得られる。なお、上記実施例においては、第4図
に示したように切替スイッチを用いて正、負の高電圧を
切替えたスポットノッキング方法について説明したが本
発明はこれに限定されるものではなく、コンベア上に正
の高電圧電源、負の前処理用高電圧電源、正のスポット
ノッキング用高電圧電源を順次配設しておけば連続的に
スポットノッキング処理を行なうことができる。
また、上記実施例においては、負の高電圧発生電源20
の他方をアースに接続されているが、このアースライン
を外して正の電圧をリード線18を介してソケット17
側に供給しても前述と同様の効果が得られる。
また、上記実施例においては、バイポテンシャル形フオ
ーカスレンズを用いたカラーブラウン管を用いた場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ュニポテンシヤル形フオーカスレンズを用いたカ
ラーブラウン管に適用しても前述と同様の効果が得られ
る。
さらに、印加する電圧および時間は陰極線管の構造によ
って異なるので陰極(カソード)への影響およびスポッ
トノッキング効果を見ながら適宜決定すれば良い。以上
、説明したように、本発明による陰極線管の製造方法は
、陰極線管のスポットノッキング処理工程において、上
記陰極線管の陽極側に直流の前処理電圧を印加した後、
この前処理電圧と逆極性のスポットノッキング電圧を上
記陽極側に印加するようにしたために、管内に帯電した
異物は電子衝撃によって完全に消滅除去させることがで
き、これによって耐電圧特性が大幅に向上された陰極線
管が得られるなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来一般に用いられているカラー陰極線管の一
例を示す−部切欠側面図、第2図は第1図の電子銃の一
例を示す要部切欠断面図、第3図は従来のカラーブラウ
ン管のスポットノッキング処理方法の一例を示す概略図
、第4図は本発明による陰極線管の製造方法の一例を示
す概略図である。 1……カラーブラウン管、2……パネル部、3……ファ
ンネル部、4……ネック管、4a……内壁面、5・・・
・・・電子銃、6・・・…アノード端子、7・・・…導
電膜、8・・・・・・バルブスベーサコンタクト、9…
…シールドカップ、10……第4グリツト(04)電極
、11・・・・・・第3グリット(G3)電極、12…
…ビートガラス、13……リード、14……アウターリ
ード、15……リード線、16……高電圧発生電源、1
7・・・・・・ソケット、18・・・・・・リード線、
19・・・・・・切替スイッチ、19a・・・・・・可
動接点、19b,19c心・・・固定接点、20……高
電圧発生電源、21…・・・切替スイッチ、21a・・
・・・・可動接点、21b,21c・・・・・・固定接
点。 第1図第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 陰極線管のスポツトノツキング処理工程において、
    前記陰極線管の陽極側に直流の前処理電圧を印加した後
    、この前処理電圧と逆極性のスポツトノツキング電圧を
    前記陽陰極側に印加することを特徴とした陰極線管の製
    造方法。
JP13831276A 1976-11-19 1976-11-19 陰極線管の製造方法 Expired JPS6026256B2 (ja)

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JPS5363861A JPS5363861A (en) 1978-06-07
JPS6026256B2 true JPS6026256B2 (ja) 1985-06-22

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