JPS59105882A - 粉塵等の硬化材 - Google Patents

粉塵等の硬化材

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JPS59105882A
JPS59105882A JP57216297A JP21629782A JPS59105882A JP S59105882 A JPS59105882 A JP S59105882A JP 57216297 A JP57216297 A JP 57216297A JP 21629782 A JP21629782 A JP 21629782A JP S59105882 A JPS59105882 A JP S59105882A
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cement
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hour
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Hiroo Yokouchi
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は集塵ダストあ・るいは煤塵など、そのままでは
容積重量が小さく、嵩ばって軽く、飛散性のある粉塵を
容積重量の大きい形態に固形化して容量を小さく非飛散
性にするとともに、極めて短い時間内に硬化させて水に
つけても崩壊しない安定な形に固化するための粉塵硬化
材に関する。
粉塵とは物の破砕、選別その他の機械的処理または堆積
に伴い発生し、または飛散する物質を言い、煤塵とはボ
イラー、ガス発生炉、燃焼炉および各種加熱炉で加熱に
伴う燃焼、分解、合成その他の処理で発生し、または飛
散する物質を言い、これらを総称して以下に粉塵等と略
称する。
都市ゴミ焼却場においてゴミ1トンを焼却すると16K
g以上の煤塵が発生し、石炭専焼のボイラーでは排出ガ
ス(廃煙) I Nm’当り62以上の煤塵が発生する
乾式法で採石している骨材生産事業所では破砕選別機か
ら発生する粉塵は大気に拡散して大気中における量の1
時間値が1立方ツートルにつき1(li?を超える状態
が3時間以上も継続することがある。
このように異常に多く発生ずる粉塵等はカドミウム、鉛
などの有害物質のほかに、ぶつ化けい素、二酸化セレン
などの特殊な物勿を含んでいるので大気汚染防止法で大
気への排出がきひしく規制されている。そのために毎日
溜る粉塵等は極めて多く、飛散しゃすくあるいは有害物
質を含んでいるのでその処理に苦慮しているのが現状で
ある。
本発明はこのような現状に鑑み、その対策について研究
した結果、硫酸マグネシウムと酸化マグネシウムにポル
トランドセメント アルミナセメントを配合した混合物をそのような乾粉に
加え、水を補って練って放置すると、1時間以内に硬化
し、硬化したものは1時間の放置後、直ちに水の中に入
れても崩壊しないという知見に基いて完成させた特殊な
機能を有する硬化材である。
従来このような粉体を固形化するには、しめりを与えて
飛散性をなくした後セメントのような水硬性の硬化材を
加えて練9固める方法が採用されているが、その方法で
は銅、亜鉛、鉛などを多く含む粉体の場合は硬化が遅く
、場合によっては例えば酸化亜鉛の水和錯化合物である
ヒドロキアクオ亜鉛酸カルシウムCa[Zn(OH)2
・2H20)2が生ずる場合はセメントの硬化物は浅漬
し、また粉体がプラスチック焼却炉や都市コ゛ミ焼却炉
のKP灰(電気集塵回収粉塵)のように塩化すトリウム
を多く含む場合はセメントで固形化しても水浸させると
崩壊し泥状化してし捷う。
都市ゴミ焼却場、下水汚泥焼却場などのように1日に大
量に粉塵等の発生するところでは場所の関係、人手の関
係などがあって、発生した粉塵等はできるだけ減容化し
、短時日のストックで場外に搬出することが行なわれて
いる。そのために七メンI・を加えて練った後、ブリケ
ラI・マシンで圧縮固化させているが、この方法では減
容化は果されても少なくとも1日は放置して養生させな
いと搬出後埋立てて水につけた場合崩壊する。
最近粉塵等の処理において処理量の大,1\に拘らず一
般に固形化後の放置、すなわち養生期間が節約でき、固
形化の処理工程を経て少なくとも1時間以内に硬化が進
んで水浸しても崩壊せず、有害物質を溶出しない処理が
果せるような粉塵の硬化材が望寸れるようになった。
粉体に30%程度の添加率で加えて1時間で10暫前後
の強度に硬化する硬化材料としてば、アルミナセメント
と普通ポルトランドセメントの1:1混合物ジェットセ
メント ント)などの速硬性のセメントのほかに、半水せつこう
と−を通ポルI・ランドセメントの混合物などがあるが
、いずれも30%程度の添加率では1時間に10′¥I
前後に硬化できるが、その時点で水浸させると浅漬、あ
るいは崩壊してもとの粉状(泥状)になってしまう、1
時間の養生期間で水浸して崩壊しないこととなると単に
圧縮強度が大きいたけでは不可で、水のしみ込みが少な
い面1水性(逃水係数が少ないこと)と硬化時にエトリ
ンガイト を招くほど多く生じない、あるいは生長しないことが必
要である。ジェットセメントあるいはそれ以外の速硬性
を有する水硬性セメントはこのような条件に欠けるので
強度のある硬化物は得られるが養生期間を1時間以内と
限定すると水浸して崩壊する。
本発明はこのような従来法の欠点を解消すると同時に、
50%以下の添加率で粉塵等に加え水を補って練った後
、1時間後に水浸させても全く亀裂、浅漬を生じて崩壊
することのない、硬化目的を果す粉体の硬化材を提供す
るもの.である。
その硬化機構は従来のセメントにないマグネンウムオキ
シサルファイトとカルシウムシリケートおよびカルシウ
ムシリケートの複合した水和物による特殊セメントであ
る。粉塵等の粉体に30%以下の添加率で加え成形しや
すい程度に水を加えて練りまぜ、成形機を通すか、ある
いは練り放して取出しヤードにストックするが、ストッ
クする時間は1時間を限度として搬出する。搬出したも
のは直ちに水浸させても安定を保ち崩壊することがない
本発明の硬化材は例えば次の方法で製造される。
酸化マグネシウム(MgO)25〜75重量%(以下係
はすべて重1%)と硫酸マグネシウム(MgSO4)4
〜30%にポルトランドセメント メントなどのセメント4〜60チを配合する。例えば使
用するセメントが普通ポルトランドセメントの場合につ
いて具体的な製造法を説明する。
MgOとして815チの酸化マグネシウムを含む軽焼酸
化マグネシウムを56敷MgSO4として82チの硫酸
マグネシウムを含む硫酸マグネシウム鉱石(キーゼリツ
l−)の粉末を18%、そして普通ポルトランド れぞれ計量し、混合して均一な粉体とする。これが本発
明の硬化材である。
この硬化材の使用例として都市ゴミ焼却場において煙道
の電気集塵機から取出した粉塵(EP灰)に30%の割
合で上記硬化材を添加し水をEP灰と硬化材の合計量に
対して28%加え、ホイール方式の混練機(例えばアイ
リッヒミキサー)で4分間練り混ぜる。練シ混ぜたもの
を押出し成形機に圧送しダイスからはレット状に押出す
押出されたベレット状の成形物はヤードに1時間おいて
おくと圧縮強度が6〜10驚になり水の中に入れても崩
壊しなくなる。
硬化させようとする粉塵等は性質によって非常に硬化性
を異にする。例えば岩粉やそれに類するけい酸微粉末は
硬化しやすい。従ってこの場合′はセメントの配合割合
を大きくしてもよい。
例えば普通ポルトランド七メントロ0%、酸化マグネシ
ウムをMgOとして35俸、硫酸マグネシウムはMgS
O4として5%の配合割合程度がこの場合の使用に適し
た硬化材である。
銅、亜鉛の化合物を多く含み塩化物、特に塩化すトリウ
ムを多く含むプラスチック焼却炉のEP灰の場合には普
通ポルトランドセメント6%、酸化マグネシウム( M
gOとして)56%、硫酸マグネシウム(MgSO,1
として)12%の配合割合が使用に適する。
また煤塵としてカーボンの含まれる割合が非常に大きい
粉体を1時間以内に硬化させ、水浸しても安定な状態を
得るのに適した配合割合はアルミナセメント5%、酸化
マグネシウム(MgOとして)70%、硫酸マグネシウ
ム(Mgso4として)25%である。
本発明の硬化材を使用すれば、いかなる性質の粉体に対
しても比較的少ない使用量で、速かに硬化し、何故水浸
しても安定で亀裂崩壊を生じないかについて、その理由
は詳かではないが、硬化がマグネシウムオキシサルファ
イドおよびマグネシウムオキシサルファイドとカルシウ
ムシリケート、あるいはマグネシウムオキシサルファイ
ドとけい酸アルミニウムの複合水和物によってなされ、
それにカルシウム7リケート( CSH化合物)やマグ
ネシウムゲルの糊付は作用が加わるために強度のある、
しかも緻密で透水性の低い硬化体が速やかにできるもの
と推定される。本発明においては酸化マグネシウムと硫
酸マグネシウムとは相互に反応してマグネシウムオキシ
サルファイドをつくって速やかに硬化するが、いくらか
でも(例えば3%)セメントを配合しないと硬化物は水
に溶ける。またセメントは水和してカルシウムアルミネ
ート、カルシウムシリケートをつくって硬化するが、硬
化がポルトランドセメントの場合は遅く、また硬化後の
透水係数も比較的低い、そしてカルシウムアルミネート
かつくるエトリンガイトは膨張性があって半硬化の状態
でエトリンカイトの結晶が生長すると硬化物は亀裂を生
じ、硬化物が水浸状態にある場合には法肩し崩壊に至る
以上の理由から本発明においては必ず酸化マグネシウム
と硫酸マグネシウムとにセメントを配合しなければなら
ない。しかしセメントの配合割合は60%を越えること
はない。セメントが60裂を越えない範囲において酸化
マグネシウムと硫酸マグネシウムの配合物にセメントを
加えるが、この範囲内でもセメントが加わるにつれて強
度(グ大きくなるが硬化速度は比較的遅くなる傾向を示
す。
本発明において採用する酸化マグネシウムと硫酸マグネ
シウムの配合割合はモル比でCD.02〜1:0.4で
、この配合割合を越えて酸化マグネシウムの量が多くな
ると未反応の酸化マグネシウムが残シ、配合割合を越え
て硫酸マグネシウムが多くなると未反応の硫酸マグネシ
ウムが残る。いずれも硬化はするが、練シ混ぜて1時間
後、10倍容の水に水浸させて振幅4〜5m、振動数1
分間200回で6時間振盪した場合、硬化物の形がくず
れ崩壊する。
本発明において使用するセメントハポルトランドセメン
トで、その中でも普通ポルトランドセメントが最もよく
利用される。そしてポルトランドセメントに類するフラ
イアッシュセメント、高炉セメントも利用できるが、硬
化速度の点で工夫を要することがある。ジェットセメン
ト、アルミナセメントも使用できるが透水性を考慮しな
ければならぬことがある。
本発明において使用する酸化マグネシウムは水酸化−グ
ネシウムあるいは炭酸マグネシウムを1200℃以下の
温度、例えば800〜1000℃で■焼した軽焼物であ
る。ドロマイトを1000℃以下の温度、例えば600
〜800℃で焼成した半焼ドロマイトも使用することが
できる。
本発明において使用する硫酸マグネシウムは硫酸マグネ
シウムの配合割合が20%以丁の場合はMg504・6
H20あるいはMgSO4・7H20を主成分とする高
結晶硫酸マグネシウムが主として使用され5、MgE1
04・2H20あるいはMgSO4・H2Oの低結晶硫
酸マグネシウム(一般には無水硫酸マグネシウムとして
市販されている)およびMgSO4の完全無水の硫酸マ
グネシウムも使用される。硫酸マグネシウムの配合割合
の如何に拘らず、天然のニブツマイト(Epsomit
e) 、キーゼリソト(Ki、eSerite) 、ポ
リハリツl゛(Polyialite )および人工の
MgSO4・2H20〜H20を主成分とする硫酸マグ
ネシウムも使用される。
本発明の硬化材の使用上の要照id微粒・子の集合体で
、しかも飛散性の大きい乾いた状態の粉塵等に同じく比
表面積の大きい乾いた微粉状の酸化マグネシウムを主成
分とする硬化材を添加し、水を補って均一な固練9のに
一ストをつくる操作にあるので混練機の選択が重要であ
り、均一にまざり、しかも押しつぶすように練りまぜる
型式のものがよく、ロール方式のアイリッヒミキサー、
すりこぎ方式の抽潰機などが使用に適する。これらの機
械を採用すると、混練機の回転を適当に調整すると混練
機だけでもある程度の造粒が可能である。造粒型式、例
えばベレット状で取出される押出し成形機あるいはブリ
ケット状に取出されるロール加圧型枠連続成形機(ブリ
ケットマシン)を採用する場合にはロール方式、すシこ
ぎ方式のほかにブレード方式、スネーク方式を含むスク
リュ一方式の混合混線機が有効である。
本発明の硬化材は、粉塵等のようなそのま1では飛散し
、容積重量が小さいため嵩はって取扱うのに人手を要し
運搬効率の悪い粉体を、固形化して飛散性をなくし減容
して強度を与え埋立効果をよくする。しかし以上のこと
は従来のセメントでもある程度果すことができるが、本
発明の硬化材は従来のいずれのセメントと異なシ、次の
諸点においてさらに効果が大きい。
(1)30%程度の使用量では従来のいずれの、セメン
トを使用しても1時間と限られた養生期間(大気中で放
置)ではその時点で水浸すると崩壊してしまうが、本発
明硬化材では30%の使用量の場合、添加し練りまぜた
後の大気中の放置時間を1時間に限定して水浸しても形
がくずれることがなく水も濁らない。
(2)  従来のセメントはいずれの種類のもの全使用
してもカーボンを含む煤塵などを固めて硬化させること
は不可能であるが、本発明の硬化材の場合にはそれが可
能であるだけてなく、硬化したものは水につけても崩壊
することがない。
(3)  従来のセメント、特にポルトランドセメント
なり時日が経過しないと透水係数の低い硬化物にならな
いが、本発明の硬化材を使用する場合はpH12以下で
硬化し、1時間を経過するとかなシ酋水係数の低い硬化
物が得られ1日を過きると非常に耐水性のある硬化物と
なる。このようなセメントより低いpHで硬化し、硬化
抜水のしみ込みが少ない点が有効に作用するためにポル
トランドセメントでは硬化させた場合、鉛やクロムある
いは水銀が再溶出するのに対して本発明の硬化材の場合
には鉛、クロムあるいは水銀の再浴出することがほとん
どない。
さらに本発明の硬化材の最大の特徴は30%程度の使用
量(けい散機粉末の場合は15%の使用量)で造粒し造
粒したものを1時間経過後に10倍容の水に浸して振幅
4〜5crn、1分間200回の振動数で6時間振盪を
与えても全く形がくずれないことである。この点は従来
の如何なるセメントもなし得ないことである。このよう
な特質があるから本発明の硬化材を使用するとおよそ次
の利点がある。
(1)  固形化工程を経ておよそ1時間で荷扱いでき
るから場内貯留の手間とスR−スの節約が可能である。
(2)減容が果されてしかも造粒物の強度が大きいから
搬出上積載効率がよく1台の車で従来よシ余計に運び出
すことができる。
(3)場内ヤードあるいは埋立地に水が溜っていても一
向に差し支えなく使用することができる。
本発明の硬化材を使用すると以上のような効果が期待で
きるほかに、製造上の利点も挙げることができる。
(1)固形化しようとする粉体の性質に合せて原料(6
成分)の配合割合を任意に変えて硬化月を製造すること
ができる。
(2)計量機と混合機とがあれば製造することができる
(3)配合原料である硫酸マグネシウム、酸化マグネシ
ウムのいずれも水酸化マグネシウムを片材と−して製造
できるが、水酸化マグネシウムは海水を採取源とする。
従って安価に大量供給が可能である。
次に実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 火力発電所でコットレル系の捕集装置で回収したフライ
アッシュは表1に示すような性ダ1の粉塵でカーボンを
含み、はとんどが88ミクロンをパスする微細な乾粉で
風篩残分でわかるようにかなシ飛散性が大きい。
ζ   例 ゝ   、、、。
ト      0  壜   史 ω         0 \− 薔iII1g、  : (洒   ド Φ 嗣 ゝ  0 このような性質を持ったフライアッシュを本発明の硬化
材を使用して次の方法で処理してその成績を普通ポルト
ランドセメントを使用シた場合と比較した。
(1)  本発明の硬化材の製造 天然鉱石キーゼリット(MgSO4含有82%)の1胴
パス細粉5%とMg0分81.35条の軽焼酸化マグネ
シウム50%および普通ポルトランドセメント しV型混合機に入れ均一になるまで混合したものを取出
して製品とした。
(2)  フライアッシュの固形化処理フライアッシュ
500?を採9上記(1)で製造した硬化材15%を加
える。フライアッシュと硬化材の合計量に対し14%の
水を加え、卓上水バートミキサ・−で7分間練りまぜる
。ねりまぜたものを5CrnφX10Crnhの型わく
に6層にわけてつめ、一層毎につきかためる。つきかた
めは土質試験法に従って仕事量を5. 6 1 crn
,Kpf/caと定めた(おもさI Kgの落下錘を落
下高20mで18回落下させて型わく内のフライアッシ
ュと硬化材の混線物をつきかためる)。1時間室内に放
置した後脱型し、−軸圧縮強度を測定すると共に脱型し
た成形体を10倍容の水に水浸させ、水浸後の状態を観
察した。
(3)処理成績 (1)  強度(本発明硬化材を使用した場合)表  
2 註室内に1時間放置したものを10倍容の水に水浸(1
1)  水浸状況(本発明硬化相を使用した場合)表 
 6 比較例1 実施例1に使用したものと同一のフライアッシュを50
02採り、普通ポルトランドセメント15%を加える。
フライアッシュと普通ポルトランドセメントの合計量に
対し14%の水を加え卓上ホバートミキサーで7分間練
りまぜる。
以下実施例1と同じ方法で5mφX 1QcMhの型わ
くにつめつきかためた後1時間室内に放置した後脱型し
一軸圧縮強度を測定すると共に脱型した成形体を10倍
容の水に水浸させ水浸後の状態を観察した。
処理成績は表4、表5の通りで1時間の放置で水浸させ
ると瞬時に崩壊した。
表4 強度(普通ポルトランドセメント使用の場合)註
 室内に1時間放置したものを10倍容の水に水浸させ
たが瞬時に崩壊したので水浸後の強度は測定できなかっ
た 表5 水浸状況(普通ポルトランドセメント使用の場合
)実施例2 S市ゴミ焼却場のEP灰は表6、表7に示す性質を持っ
た粉体で軽くて飛散しやすく塩化ナトリウムおよび亜鉛
の含有が多く、鉛、カドミウムおよび水銀の溶出が僅か
ではあるが認められる。
このよう々性質をもったゴミ焼却場のEP灰を本発明の
硬化材を使用して次の方法で処理してその成績を求めた
(1)本発明硬化材の製造 硫酸マグネシウム(MgS04含有79%)の1mmパ
スの細粉16%と実施例1で使用したMg0分81.3
5%の軽焼酸化マグネシウム57%および普通ポルトラ
ンドセメント60%を、それぞれの配合率に従って計量
し、V型混合機に入れ、均一になるまで混合したものを
取出して製品とした。
(2)  Ep灰の固形化処理 EP灰2002を採り上記(1)で製造した硬化材30
襲を加えた。EP灰と硬化材の合計量に対して20%の
水を加え、手で十分に練91ぜた(およそ5分間)、、
練りまぜたものを少量宛手のひらにとり、手で丸めて5
〜10咽径の九粒に造粒した。
これを1時間室内に放置した。1時間放置後環境庁告1
示第16号に従って試料1tに対し水1〇−の割合、す
なわち試料1[](1(有姿のまま)に対して1tの水
を加えた。振盪幅4〜5α、振盪回数毎分200回で6
時間連続振盪した。
(3)処理成績 表8 実施例の処理成績 振盪により粒子の表面が互にこす9合うため水は濁るが
粒子自体は衝撃と水浸(透水)に耐え、全く異常を認め
ない。
比較例2 実施例2に使用したものと同−HP灰を2002宛2試
料大型ステンレス製のポールにとる。1個のポールには
アルミナセメント60%を加え、別の1個のポールには
アルミナセメントより更に速硬性のアルミナセメン65
5%普通ポルトランドセメント45%の配合になる混合
セメントを50%加えた。
それぞれEp灰とセメントの合装置に対して20−の水
を加え手で十分に練シー!ぜた(およそ5分間)。練り
まぜたものを少量宛手のひらにと9、手で丸めて5〜1
0陥径の九粒に造粒した、造粒したものを1時間室内に
放置した。1時間放置後、実施例2と全く同じ方法で水
浸し、6時間の振盪を行なった。表9に処理成績を示す
表9 比較例2の処理成績 アルミナセメントもアルミナセメントと普通ポルトラン
ドセメントの混合セメントもいずれも造粒して1時間後
には硬化して4′Vi以上の強度は出るが、その時点、
すなわち造粒後1時間の放置時間では水浸しても崩壊す
る。従って当初EP灰が有していた有害物質(鉛、カド
ミウムなど)は溶出する。
実施例6 油泥焼却炉の煤塵は例えば表10にその性質を示すよう
に、カーボンの含有が多く見掛比重が小さく、しめかた
め(圧縮率)も悪い。そしてカドミウムと鉛を多く含み
溶出値が高い。
このような性質を持った油泥焼却の煤塵を本発明の硬化
材を使用して次の方法で処理してその成績を普通ポルト
ランドセメントで処理した場合と比較した。
(1)本発明硬化材の製造 実施例1で使用した硫酸マグネシウム(キーゼリット)
25φ、同じく害施例1で使用した酸化マグネシウム7
1チおよびアルミナセメント4%をそれぞれその配合歪
に従って計量しV型混合機に入れ均一になるまで混合し
たものを取出して製品とした。
、(2)  固形化処理 表10に性質を示す煤塵5002を採り上記(1)の硬
化材を30%加える。煤塵と硬化材の合計量に対して2
6%の水を加え卓上ホバートミキザーで7分間練りまぜ
た。練り1せ後一部を取って内径4crnφX4crn
hの型わくにつめ、湿空中に1時間おいて容積と重相を
求め、−軸圧縮強度を測定した。練シまぜたものを少量
宛手のひらにと9、手で丸めて5〜10rrr!n径の
九粒として1時間室内に放置した。1時間放置した後実
施例2と同じ要領で振盪試験を行なった。
(3)処理成績 表11に処理成績を示す。
表11 処理成績(その1)型わく 1時間放置註減容
率= 固形化しない場合の煤塵の容積重03 内径4ctnφX 4 Qnhの型わくに手でつめ1時
間後に取出したものの容積は50.27CCで重量92
.8F表12 処理成績(その2)造粒1時間後水浸振
盪(1)本発明の硬化材60%を使用すると型わくに手
で詰めて成形したものは1時間の放置で8、7 ′Mの
かたさまで硬化する。また煤塵は本発明の硬化材30%
に水26%(煤塵」−硬化材の総]、に対して)を加え
練シませて手詰°め(加圧なしに)成形すると容積が約
μになり、およそ70%の減容が果される。
(11)  手で丸めて造粒し1時間後に水浸し、水浸
して6時間振盪を継続しても本発明の硬化相を30%使
用する場合は全く安定で粒がこわれて崩壊することがな
い。また水浸水のpHは9以下で煤塵中の鉛、カドばラ
ムなどの有害物質が溶出することもない。
比較例6 実施例6に使用したものと同一煤塵5oorを採9、普
通ポルトランドセメントを加え、煤塵とセメントの合計
量に対して26%の水を加え卓上ホバートミキサーで7
分間練りまぜた。練りまぜた後一部をとって内径4αφ
×4αhの型わくに詰め、湿空中に1時間おいて一軸圧
縮強度を測定したところ、普通ポルトランドセメントの
使用量が実施例2の場合の本発明硬化材と同一量の30
%の場合は0.3ででほとんど硬化しなかった。普通ポ
ルトランドセメントの代りに半水石8′70%、普通ポ
ルトランドセメント30チの混合セメントを60係使用
したところ、1時間後に4.2瞥の強度迄硬化したが、
その時点で実施例3と同じ要領で振盪試験を行なったと
ころ、振盪開始後1時間v内に水浸させた全個数(78
個)全部が崩壊し安定率は0%であった。
特許出願人 日本セメント株式会社 代理人弁理士 伊 東  彰

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポルトランドセメント類あるいはアルミナセメント類の
    セメントに硫酸マグネシウムと酸化マグネシウムとを配
    合した粉塵等の速硬耐水性硬化材
JP57216297A 1982-12-11 1982-12-11 粉塵等の硬化材 Granted JPS59105882A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57216297A JPS59105882A (ja) 1982-12-11 1982-12-11 粉塵等の硬化材

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JP57216297A JPS59105882A (ja) 1982-12-11 1982-12-11 粉塵等の硬化材

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