JPH11507783A

JPH11507783A - 電話回路網においてなされるメッセージ送出の送出確認を与える方法

Info

Publication number: JPH11507783A
Application number: JP9502666A
Authority: JP
Inventors: ティモヴィティカイネン
Original assignee: ノキアテレコミュニカシオンスオサケユキチュア
Priority date: 1995-06-08
Filing date: 1996-06-07
Publication date: 1999-07-06
Also published as: RU2173502C2; BR9609239A; WO1996042163A1; FI99072C; CA2222317A1; DE69630703T2; EP0872105A1; FI99072B; FI952832A0; AU6006396A; US6351522B1; DE69630703D1; FI952832A; AU709326B2; EP0872105B1

Abstract

(57)【要約】本発明は、電話回路網（１０）においてなされるメッセージ送出の送出確認を与える方法に関する。本方法は、次のステップを含む。(a)加入者Ａが加入者Ｂに宛てられたメッセージを与え、このメッセージは、回路網に配置された記憶装置（１４）に一時的に記憶される。(b)記憶されたメッセージを加入者Ｂへ送出する試みがなされる。(c)送出の試みの後、加入者Ａにメッセージ送出の結果の確認を送出する。加入者の観点からできるだけ簡単に確認が与えられるようにし且つ回路網に対するロードを最小とするために、回路網は、加入者特定メッセージの送出を許すメッセージ送出サービスを加入者が利用することができるかに関する加入者特定情報を前記回路網に維持し、それにより、確認の送出時に、必要な場合に、前記情報に基づいて前記メッセージ送出サービス（１５）へ加入者Ａに宛てられた確認をルーティングすることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】電話回路網においてなされるメッセージ送出の送出確認を与える方法発明の分野本発明は、電話回路網においてなされるメッセージ送出の送出確認を与える方法に関するものであり、この方法は、加入者Ａが、電話回路網に配置された記憶装置に一時的に記憶された加入者Ｂに宛てられるメッセージを与えるステップと、前記記憶されたメッセージを加入者Ｂへ送出する試みをなすステップと、該送出の試みの後に、加入者Ａに該メッセージ送出の結果の確認を送出するステップとを含む。原理的には、メッセージは、音声、データまたはテレファックスメッセージの如き、任意の型のメッセージでありうる。しかしながら、以下においては、送出されるべきメッセージの典型的な例として音声メッセージとして説明する。発明の背景電話回路網においては、いくつかの“メールボックス”を含む音声メールユニットが交換機に接続されているような集中コール応答サービスが実施されていた。電話回路網の加入者が集中コール応答サービスを使用するとき、音声メールユニットのメールボックスのうちの１つが加入者ラインに割り当てられる。その加入者ラインに対する入来呼があるとき、その加入者のホーム交換機は、その音声メールユニットに対する呼を、その加入者へ割り当てられたメールボックスへルーティングする。このような再ルーティングは、毎回行われるようにプログラミングされてもよいし、そのラインがビジーであるときのみに行われるようにプログラミングされてもよいし、その加入者ラインからの応答がないときに行われるようにプログラミングされてもよいし、その他の対応する状態時に行われるようにプログラミングされてもよい。再ルーティングされた呼がその音声メールユニットへ接続されるとき、そのユニットは、そのサービスの加入者またはオペレータによって話された通知を再生し、その発呼者に対して、そのサービスの加入者のメールボックスに音声メッセージを残す機会を与える。加入者は、その加入者の音声メールユニットのメールボックスに対して指定されたディレクトリ番号を呼び出すことにより、その加入者に宛てられた音声メッセージを聞くことができる。この種のシステムは、次のような欠点を有している。すなわち、加入者は、電話をしないと、交換機が音声メールユニットヘ呼を再ルーティングしたかを知ることができないし、また、なんらかのメッセージが入れられたかを知ることができない。このようなシステムの改良システムは、「メッセージ待ち指示」ＭＷＩサービスである。交換機が加入者ラインへ宛てられた呼を音声メールユニットへルーティングしたとき、このサービスは、その加入者がそのハンドセットを取り上げたとき、例えば、話されたメッセージ「音声メッセージが待ちあります」、または、通常のダイアルトーンの代わりに、それとは異なるダイアルトーンにて、その加入者に対して作動する。加入者Ａによって残された音声メッセージを、ビジーであったり、加入者Ａによってなされた呼び出し中に応答しなかった加入者Ｂに対して送出する（後で）ための試みがなされるような、さらに改良されたサービスが従来のシステムに与えられている。この種のサービスは、メッセージ送出サービスまたはコール送出サービスと称されている。この種のサービスは、加入者Ｂがビジーであること、または、加入者Ｂが特定の時間中に応答しなかったことに関する情報を、このサービスを提供している交換機が受け取るときに、作動される。その後、ビジートーンの代わりに、交換機に一体的に組み込まれた通知ユニットから、ある通知が加入者Ａへ切り換えられる。この通知は、その加入者が加入者Ｂへメッセージを残すことができることを知らせる。さらに、加入者Ａには、使用請求料金に関する付加的情報を与えることもできる。もし、加入者Ａがこのサービスを使用したい場合には、その加入者は、要求されたキー（例えば、＃）をダイアルする。この呼は、加入者にメッセージを残すことを指示するサービスノードへルーティングされる。メッセージを残すとき、加入者Ａは、送出に関する付加的命令、すなわち、何時メッセージが送出されるべきであるか、および／または、何回試みがなされるべきか、についての付加的命令を与えることもできる。メッセージが残されたとき、サーバは、加入者Ａによって与えられた命令に従ってそのメッセージを加入者Ｂへ送出するように試みる。この種のシステムは、例えば、ヨーロッパ特許出願３８５６７０に開示されている。しかしながら、この種のシステムは、次のような欠点を有している。すなわち、このサービスのユーザ（加入者Ａ）は、自分のメッセージの受け取りの確認を間接的にしか（例えば、受け取り側がその加入者へ連絡した後でしか）得ることができない。しかしながら、多くの場合において、メッセージの送出のほとんど直後に確認を受け取る必要がある。何故ならば、話されたメッセージは、ほとんど例外なしに、短時間で時間遅れのものとなるからである。例えば、米国特許第４９７２４６１号に開示されたシステムには、このような問題を解消するための試みがなされている。この米国特許には、加入者が望む場合には、完全にメッセージ送出が行われたことの確認、または、送出の試みの失敗の確認が音声／データメッセージのメッセージ送出サービスに関連した発呼者へ与えられるようにするシステムが開示されている。このシステムを使用するとき、発呼者は、確認が送出されるべき電話番号を与えうる。同時に、発呼者は、メッセージを残すとき、日時および持続時間を与えることもできる。この場合において、システムは、その日時によって決まる瞬時に確認を送出する試みを開始し、必要ならば、その持続時間が切れるまで、その試みを繰り返す。前述したような型のシステムは、次のような欠点を有している。すなわち、先ず、送出の成功確認が依然として確かでないということである。確認サービスは、限られた数の試み（送出の完了または送出の失敗に関する情報を与えるための）しかしない。すなわち、原理は、実際の音声メッセージを送出する場合と同じである。したがって、このサービスは、Ｎ回メッセージの送出を試み、すべて失敗に終わり、その後に、試みが失敗に終わったことに関する情報の送出をさらにＮ回試み、しかもすべて失敗に終わるということがあるかもしれないものである。そして、その後、メッセージの送出の完了または失敗に関する情報は、所定の時間（例えば、２４時間）の間、確認サービスに記憶される。この時間の間で、発呼者は、それについての問い合わせをすることができる。また、前述したような方法では、確認サービスのために、ネットワークに相当に多くの余計なトラヒックが生じてしまい、このようなトラヒックには、料金を掛けることはできないのである。また、このシステムは、使用のための操作が複雑である。なぜならば、多くの情報をプッシュボタンダイアルによってシステムに与えなければならないからである。発明の簡単な説明本発明の目的は、前述したような問題点を解消し、電話回路網においてなされるメッセージ送出の送出確認を与える方法を提供することである。本発明の目的は、加入者特定メッセージの送出を許すメッセージ送出サービスを加入者が利用しうるかに関する加入者特定情報を回路網に維持し、それにより、必要な場合に、確認を送出するときに、その情報に基づいて、加入者Ａに宛てられた確認をメッセージ送出サービスへルーティングすることができるようにしたことを特徴とする本発明の方法によって、達成される。本発明の概念は、回路網に加入者特定サービスプロファイルまたは確認プロファイルを維持することである。このような加入者特定サービスプロファイルまたは確認プロファイルを用いて、メッセージ送出サービスノードから加入者へ送信される確認は、（必要がある場合に）加入者の自由決定によりメッセージ送出サービスへ転送されうる。ここで、メッセージ送出サービスとは、加入者特定メッセージを残しうるような従来のサービスを指している。この種のメッセージ送出サービスとしては、例えば、音声メール／コール応答サービスまたはセルラーネットワークの短メッセージサービスがある。本発明の概念は、少なくとも、確認を加入者ラインへ直接的に切り換えることができないような場合において、既存のこの種のサービスに対して確認データを送出することによって、加入者に利用しうる他のサービスを利用することである。本発明によれば、１回の試みで確実に確認が受け取られるときのみにおいて、ユーザに送出確認サービスを受けられるようにする。本方法を利用する回路網は、また、加入者が別個にそのことを要求しなくとも、確認を与えることもできる。したがって、加入者特定確認サービスにおいては、送出確認の付与は、デフォルト値として設定されうる。このデフォルト値は、加入者メッセージ特定によって変更（キャンセル／ディスエーブル）されうる。したがって、従来に比べて、加入者は、より簡単に確認を得ることができる。本発明の好ましい実施例によれば、送出確認は、加入者のホーム交換機を通してルーティングされ、先ず最初に、確認を加入者自身の端末機へ直接的に送出することができる。図面の簡単な説明次に、添付図面の実施例に関し、本発明およびその好ましい実施例についてより詳細に説明する。第１図は、本発明の方法を使用している電話回路網を示している。第２図は、回路網に記憶された加入者特定確認プロファイルレコードを示している。第３図から第６図は、本方法の異なる段階で送信されるシグナリングメッセージを例示している。第７図は、セルラーネットワークによって与えられる短メッセージサービスが使用されているような本発明の実施例を例示している。好ましい実施例の説明第１図は、本発明の方法によって実施されるサービスが与えられる公衆電話回路網１０を例示している。この図に示された典型的な回路網においては、２つのサービスノード（これ自体は既知のものである）がある。１つのノード１４は、メッセージ（ここでは、音声メッセージ）送出サービスを与えるものであり、１つのノード１５は、コール応答サービスを与えるものである。さらに、この図は、２つの加入者の端末機（典型的には、電話セット）ＡおよびＢと、それぞれ加入者ＡおよびＢに関連したホーム交換機１１および１２とを示している。本発明のサービスを利用する加入者（加入者Ａ）の端末機は、二重トーン多重周波数ダイアリング（ＤＴＭＦ）を送信することができるものとする。メッセージ送出ノードおよびコール応答サービスノードの両者は、それ自体既知であるＳＳ７インターフェイスを用いて回路網１０に接続されている。すなわち、回路網におけるトラヒック制御および管理は、共通チャンネルシグナリング（ＣＣＳ）に基づいて行われる。第１図において、シグナリング接続は、点線で示し、音声接続は、実線で示している。音声メッセージ送出サービスおよびコール応答サービスの両者はそれ自体既知のものであるので、ここでは、詳述しない。音声メッセージ送出サービスは、例えば、前述した特許文献により詳細に開示されている。局部交換機の詳細構成は本発明の範囲外であるので、ここでは、本発明を理解する上で必要な部分についてのみ説明する。局部交換機は、例えば、本出願人によるＤＸ２００交換機であってよく、この交換機については、例えば、“Discovery”、vol.33、Fourth Qu arter 1993(ISSN 0780-393)に開示されている。次に、第１図に示す回路網における本発明によるサービスの動作について説明する。端末機Ａを有している加入者（加入者Ａ）が、端末機Ｂを有する加入者（加入者Ｂ）へ発呼しており、加入者Ｂがビジーであり、または応答しないと仮定する。コールセットアップが既知の仕方で行われ、加入者Ａの交換機１１が、加入者Ｂの交換機１２へシグナリング回路網を通して初期メッセージを送る。この初期メッセージは、ＩＳＵＰ（ＩＳＤＮユーザ部）がＣＣＳシステムにおけるユーザ部として使用されているときには、ＩＡＭメッセージ（初期アドレスメッセージ）であり、電話ユーザ部ＴＵＰがユーザ部として使用されている場合には、ＩＡＩメッセージ（付加的情報を有した初期アドレスメッセージ）でありうる。加入者Ｂがビジーであるという情報を加入者Ａの交換機１１が受け取るとき、または、加入者Ｂが特定の時間の間応答しなかったときには、加入者Ａが加入者Ｂへ送出されるべきメッセージを残しうることを指示する通知が、交換機１１に一体化された通知ユニットから加入者Ａへと切り換えられる。この通知は、例えば、次のようなものであり得る。「貴方が電話しようとしている番号はビジーであります。貴方はその電話番号へ送出すべきメッセージを入れることができます。メッセージを残すためには、トーンの後で“＃”キーを押して下さい。」このような通知の付与は、第１図において矢印１で示されている。（電話交換機と一体化された従来の音声通知装置は、例えば、１９９４年８月２日に出願され１９９６年２月２日に公告されたフィンランド特許出願第９４３５９８号により詳細に開示されている）。加入者Ａがこのサービスを使用したいときには、その加入者は、要求された文字（例えば、“＃”）をダイアルする。これは、第１図において、矢印２で示されている。加入者Ａが通知の後特定の時間内に要求された文字を入力しない場合には、その呼は解除される。交換機１１が要求された文字“＃”を受信するとき、交換機は、その呼をメッセージ送出サービスノード１４へ再ルーティングする。シグナリングに関連して、交換機は、アドレス番号に加えて、(1)コーズコードｘ、(2)加入者Ａの番号、および(3)オリジナルＢ−番号（加入者Ｂの番号）をノード１４へ送る。コーズコードｘは、その呼が、何故、送出サービスへ再ルーティングされたかの理由を示す（例えば、ｘ＝１は、加入者Ｂがビジーである状況に対応し、ｘ＝２は、加入者Ｂが応答しない状況に対応している）。本発明によれば、加入者特定確認プロファイルが、回路網に維持され、それにより、前述したような情報に加えて、加入者Ａの確認プロファイルから読み取られた情報がシグナリングと共に送出サービスノード１４へ送信される。この情報に基づいて、送出サービスノード１４は、送出確認を送信すかについて、また、その確認方法について決定をなす。このような実施例の場合には、確認プロファイルは、第１図にてＤＢを付して示す、Ａ加入者のホーム交換機１１の加入者データベースに記憶されている。加入者特定確認プロファイルは、例えば、第２図に示したものと類似のものであり得て、すなわち、フィールド“確認方法”および“ルーティング方法”を含む加入者データベースに記憶されたレコード２０であり得る。または、このフィールドは、加入者に関するすべての情報を含む加入者特定レコード２０の一部でありうる。フィールド“確認方法”は、確認がなされるかに関する情報を含み、そして、もしそうであるならば、すでに加入者に対して利用しうるどのサービスに確認がなされるかに関する情報を含む。フィールド“ルーティング方法”は、また、確認がどのようにしてルーティングされるかに関する情報、すなわち、その確認が、例えば、(a)加入者にすでに利用しうるその他のサービスに直接に送出されるか、または、(b)加入者のホーム交換機において実施される無条件ダイレクトコール送りを用いてその他のサービスへ直接に送出されるか、または、(c )確認が先ず最初に加入者の端末機に対してなす試みがなされるか（この場合においては、呼が加入者の番号へ切り換えられることができない後にのみ、呼が送られる）に関する情報を含む。確認方法は、実際には、例えば、次のようにしてコード化されうる。１−確認がなされない２−確認が、加入者の音声メールボックス（コール応答サービス）を使用して音声メール確認の形でなされる３−加入者の短メッセージサービスに対するＧＳＭ短メッセージ確認以下の説明においては、確認方法の値２を一例として使用する。これによれば、確認は、第１図に示したコール応答サービスノード１５に配置された加入者Ａの音声メールボックスに対してなされる。（ＧＳＭ短メッセージ確認については以下に説明する）。フィールド“ルーティング方法”は、すべての場合において必要とされるものではないが、確認方法の値が２であるときに、特に有効である。サービスの識別子およびコーズコード、並びに、確認方法の加入者特定値（１、２または３）は、例えば、アドレス番号の終わりで、メッセージ送出サービスノード１４へ送信されうる。交換機１１によって実施される再ルーティングは、例えば、番号Ｃｘｙに対して行われうる。ここで、Ｃは、送出サービスノードの番号であり、ｘは、コーズコードであり、ｙは、確認方法の値である。メッセージの記憶を開始させるシグナリングは、第１図において矢印３で示しており、第３図は、前述した情報が送信されうる初期アドレスメッセージＩＡＩのこれらのフィールドを例示している。初期アドレスメッセージは、行き先ポイントコードＤＰＣ、発信ポイントコードＯＰＣおよび回路識別コードＣＩＣを含む４０ビットアドレスフィールドＡＤＤＲで始まる。行き先ポイントコードＤＰＣは、メッセージが宛てられるシグナリングポイントを示しており、前述した情報は、その情報がノード１４に関連した番号の一部として送信される場合には、そのコードの一部として送信される。ＩＡＩメッセージのＣＬＩフィールド（発呼ラインアイデンティティ）において、発呼加入者ラインのアイデンティティ、ここでは、Ａが送信される。それから、ＯＣＡフィールド（発呼アドレス）が、発呼アドレス、ここでは、Ｂを送信するのに使用される。（問題のフィールドにおいて送信される前述したような情報のこれらの部分は、対応するフィールド識別子の下に括弧を付して示されている）。ある呼が前述したようにして、メッセージ送出サービスノード１４へルーティングされたとき、そのノードは、メッセージの残し方を加入者Ａに指示する。そのメッセージ（音声メッセージ）が残されたとき、それは、デジタルメールユニットへ変換され、そのノードに一体化されているか、接続されている音声メールのメモリに記憶される。メッセージを残すことに関連して、そのサービスノードは、加入者がデフォルトとしてセットされたメッセージ送出方法にしたがって送出を行いたいかについて（例えば、Ｘは、Ｙ分の間隔で試みる）、または、加入者がメッセージ送出に関する別の命令を与えたいか、について問い合わせすることもできる。これらの特徴は実際の本発明の範囲外であるので、これ以上詳述しない。命令の付与およびメッセージ送出は、前述した米国特許第４９７２４６１号に開示されたものと同じようにして実施されうる。それから、メッセージ送出サービスノードは、それが受け取った命令にしたがって加入者Ｂへのメッセージの送出の試みを開始させる。送出は、それ自体知られた方法に行われ、メッセージ送出サービスノード１４は、加入者Ｂに対する呼をセットアップする。これは、第４図にて矢印４で例示されている。それから、メッセージ送出サービスノードは、ＩＡＩメッセージの行き先サービスポイントコードにてアドレスＢを、ＣＬＩフィールドにてそれ自身のアドレス（Ｃ）を送る。このメッセージは、第４図に例示されている。もし、加入者Ｂがビジーであるか、または、その呼に応答しない場合には、その送出サービスノードは、所定の時間後（デフォルト送出方法、または、加入者によって与えられた命令にしたがって）新しい試みをする。メッセージの送出が完了するとき、または、すべての試みをなしたが、メッセージの送出に失敗したときには、サービスノードは、初期の段階でそのサービスノードによって受け取られていた確認方法の値が確認のなされるべきことを指示しているならば（値が２または３）、確認を発呼側（加入者Ａ）へ送出する。前述したように、この例では、加入者Ａの確認方法の値は、２であると仮定されている。この場合においては、サービスノードは、加入者Ａ（発呼者）の番号を呼び出し、ＣＬＩフィールドへ、メッセージ送出に対応する所定の識別子をセットする。そのメッセージは、例えば、サービスノードのアドレス（Ｃ）でありうる。これは、第１図において矢印５で例示されている。したがって、初期アドレスメッセージＩＡＩは、第５図に示したものと類似しており、すなわち、行き先ポイントコードは、このとき、加入者Ａのアドレスを含む。加入者Ａの交換機がノード１４によって送信されたシグナリングメッセージを受け取ったとき、その加入者のコール応答サービスへその呼を再ルーティングさせることができる。この再ルーティングは、メッセージ送出を識別する識別子（Ｃ）および被呼アドレス（Ａ）に基づいて行われる（シグナリングにおいて、加入者番号は、例えば、そのアドレス番号の終わりで、または、ＯＣＡフィールドにおいて送出され得る）。この送信は、グローバルまたは加入者特定セッティングにしたがって、即座に、または、その呼が加入者の番号へと切り換えられないようにして行われる（好ましい実施例）。もし、加入者特定セッティングが使用されるならば、交換機は、レコード２０のフィールド“ルーティング方法”に記憶された値を読み取り、それに応じて動作する。その呼は、切り換えのできなかった理由（加入者がビジーであるか、または、別の番号へ送られる呼である等）とは無関係に、コール応答サービスへ送られる。加入者のホーム交換機１１からコール応答サービスノード１５へと確認を送る場合が、矢印６で示されている。交換機１１によって送信される初期アドレスメッセージは、第６図に示したものと類似であり、すなわち、ＣＬＩフィールドは、メッセージ送出サービスノードのアドレス（Ｃ）を含み、ＯＣＡフィールドは、加入者Ａのアドレスを含み、コール応答サービスノード１５のアドレス（Ｄ）は、行き先ポイントコードＤＰＣにてコード化されている。メッセージ送出サービスノードは、どのような状況においても、加入者へ直接または加入者の音声メールボックスへ直接に確認を入れることができ、換言するならば、本発明の方法によれば、１回の試みで加入者への確認の送出が可能とされる。本発明の好ましい実施例によれば、確認は、メッセージ送出が成功したときにのみ、送出される。確認の内容は、例えば、次のようである。「サービスＸは、貴方のメッセージ “メッセージの主題”（メッセージを残したときに発呼者によって入れられたこと）を３月３０日の１３時３０分に番号９０５０６０３７６６へ送出した」その確認が送出されたとき、それは、コール応答サービスおよび回路網によって支援される従来の方法で加入者へ通信される。もし、使用されているコール応答サービスが、例えば、前述したＭＷＩ（メッセージ待ち指示）サービスを支援している場合には、加入者は、残されたメッセージの通常の指示（リンギングトーンの代わりに）を受け取る。この指示は、加入者自身によって残されたメッセージの送出確認でありうる。加入者のメールボックスにおける確認送出は、例えば、コール応答サービスが挨拶の言葉なしに直接的に、メッセージ送出サービスによって入れられた確認を、加入者の音声メールボックスへ録音するように、最適化されうる。ＣＬＩフィールドに含まれた情報は、シグナリングにおいて、メッセージ送出サービスプラットフォームからコール応答サービスプラットフォームへと転送される（ＣＬＩフィールドが転送されるＳＳ７ネットワークが使用されているならば）。本発明の好ましい実施例について前述してきたが、この実施例では、確認は、先ず加入者の番号へ確認を切り換える試みをなすことができるように、加入者自身の交換機を通してルーティングされていた。この実施例は、例えば、先ず最初に、加入者のルーティング方法に関する情報をメッセージ送出サービスノードへ転送することにより、そのノードがその確認の部分をコール応答サービスへ直接にルーティングしうるように、変形することができる。（コール応答サービスが分配され得て、この場合には、メッセージ送出サービスノードには、問題の加入者の音声メールボックスのアドレスが送信されなければならない）。第３の可能な実施例としては、ルーティング方法においては、ルーティング方法に関して加入者特定情報がネットワークにおいて使用されないが、確認が与えられるすべての加入者に対する確認がメッセージ送出サービスからコール応答サービスノードへ直接的にルーティングされる。これは、特に、ノードが各他のアドレスに関する情報を維持することができるときに、効果的である。（前述にしたがって、メッセージ送出サービスおよびコール応答サービスは、ネットワークの別々のサービスノードであってよく、この場合には、各他のアドレスに関する情報を必ずしも維持する必要はない）。前述したように、コール応答サービスの代わりに、例えば、確認を送出するために、ＧＳＭ短メッセージサービス（または、他の移動通信システムによって与えられる対応するサービス）を使用することができる。この場合において、メッセージ送出サービスノードは、ＧＳＭネットワークの短メッセージサービスセンターＳＭ−ＳＣへ直接に短メッセージの形にて与えられるべき確認を発生すると効果がある。これは、第７図において矢印５で例示されており、この第７図においては、互いに対応する部分については、第１図におけるのと同じ参照符号で示されている。短メッセージの発生は、標準ＰＳＴＮネットワークのユーザがＧＳＭネットワークのユーザへメッセージを残す場合と同じようにして行われ、すなわち、所定のコードを与えるか（それらコードの各々は、特定のテキストによって表される）、または、自由フォーマットテキスト（シグナリングにおいて）を供給することによって行われる。短メッセージサービスセンターは、短メッセージを移動交換センターＭＳＣへ送り、移動交換センターＭＳＣは、それを、適当なベースステーションＢＴＳを通して移動ステーションＭＳへルーティングする。ＧＳＭネットワークの短メッセージサービスセンターＳＭ−ＳＣ自体は知られているので、ここでは、これ以上詳述しない。例えば、Mouly、Pautet:“Ｔhe G SM System for Mobile Communications”、1992(ISBN 2-9507190-0-07)により詳細に記載されている。ここで注意すべきことは、ＧＳＭシステムによって与えられる短メッセージサービスは、音声の形にて確認メッセージを与えず、シグナリングを用いて確認メッセージを与えるという点で、コール応答サービスとは異なるということである。前述した実施例では、加入者特定確認プロファイルは、加入者のホーム移動交換センターに記憶されている。確認プロファイルは、インテリジェントネットワークに基づく方法を用いて維持され得られる。この場合においては、加入者の確認プロファイルの記憶は、例えば、サービス制御ポイントＳＣＰまたはサービス交換および制御ポイントＳＳＣＰに集中化される。この種の集中化記憶によれば、前述したような非集中化方法に比較して、データ管理を容易に行うことができる。インテリジェントネットワークに基づく方法においては、加入者のホーム移動交換センターに配置されたコール制御ファンクションＣＣＦは、サービス情報を有していないが、サービス要求を識別するようにプログラミングされている。ＣＣＦは、しばらくの間呼の確立を中断させ、ＳＳＦに呼の状態を通信する。ＳＳＦのタスクは、サービス要求および呼状態情報を解釈し、標準化されたサービス要求を発生し、その要求をＳＣＦへ送ることである。ＳＣＦは、その要求を受け取り、それをデコードする。その後、ＳＣＦは、標準化された応答を発生し、エンコードし、ＳＳＦへ送信する。この場合において、その応答は、加入者特定確認プロファイル情報を含む。前述した方法は、公衆電話網のみに関連しており、または、ＰＳＴＮネットワークとセルラーネットワークとの組合せたものに関連している。原理的には、この方法は、単一セルラーネットワーク内でも実施されうる。ここで理解すべきことは、用語「電話回路網」は、種々なネットワークおよびそれらの組合せを意味しているものであるということである。添付図面に示した例について本発明を説明してきたのであるが、本発明はこれらに限定されるものでなく、本請求の範囲内にて且つ前述した本発明の思想内にて種々な変形が可能であることは明らかである。実施のより細部については、従来の技術の範囲内および当業者の知識の範囲内において変形しうるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims

【特許請求の範囲】１．電話回路網（１０）においてなされるメッセージ送出の送出確認を与える方法であって、加入者Ａが加入者Ｂに宛てられたメッセージを与え、このメッセージは、前記回路網に配置された記憶装置（１４）に一時的に記憶され、前記記憶されたメッセージを加入者Ｂへ送出する試みをなし、前記送出の試みの後、加入者Ａにメッセージ送出の結果の確認を送出するような方法において、加入者特定メッセージの送出を許すメッセージ送出サービスを加入者が利用することができるかに関する加入者特定情報を前記回路網に維持し、それにより、確認の送出時に、必要な場合に、前記情報に基づいて前記メッセージ送出サービスへ加入者Ａに宛てられた確認をルーティングすることができるようにしたことを特徴とする方法。２．毎回加入者Ａに宛てられた確認を加入者Ａのホーム交換機を通してルーティングする請求項１記載の方法。３．加入者自身の加入者ラインへ先ず確認を切り換える試みをなす請求項２記載の方法。４．必要な場合に、ルーティングが行われうる、多くて１つのサービスに関する加入者特定情報を前記回路網に維持する請求項１記載の方法。５．(a)前記ルーティングが加入者のホーム交換機から直接に前記他のサービスへ無条件で行われるべきかに関する加入者特定情報、または、(b)加入者のホーム交換機における加入者Ａの端末機へ確認を切り換えることができない場合においてのみ、前記ルーティングが実施されるべきであるかに関する加入者特定情報を前記回路網に維持する請求項２記載の方法。６．各加入者のホーム交換機（１１、１２）に加入者特定情報を記憶する請求項１記載の方法。７．前記加入者特定情報の記憶を前記回路網の同じデータベースに集中化する請求項１記載の方法。８．問題の加入者がコール応答サービスを利用することができるときに、常にコール応答サービスへ確認を送出する請求項４記載の方法。９．音声メッセージの送出を実施したノードから直接に、移動通信ネットワークの短メッセージサービスセンターへ確認をルーティングする請求項１記載の方法。 10．メッセージ送出が成功した場合にのみ、確認を送出する請求項１記載の方法。