JPH11506571A - 仮想着信ノードを使用して動的に制御される経路指定 - Google Patents

仮想着信ノードを使用して動的に制御される経路指定

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JPH11506571A JP8514203A JP51420396A JPH11506571A JP H11506571 A JPH11506571 A JP H11506571A JP 8514203 A JP8514203 A JP 8514203A JP 51420396 A JP51420396 A JP 51420396A JP H11506571 A JPH11506571 A JP H11506571A
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Abstract

(57)【要約】 呼の伝送のため、回線グループ(a-b,o-a,o-b,o-c)で相互接続された複数のネットワーク交換機構成要素(a,b,c,o,t)、そのネットワーク構成要素と通信を行うネットワークプロセッサ(25A)を備え、動的に制御された経路指定(DCR)を行う通信ネットワーク(31A)に関する。少なくとも1つのノードは、ネットワーク構成要素である2以上のコンポーネントのグループに対応する、論理的構成要素としての仮想着信ノード(V)である。この仮想着信ノードへのリンクは回線グループに対応する必要はないが、仮想着信ノードのコンポーネントに接続される1組の回線グループである。DCRネットワーク外の最終着信先は、仲介着信ノードとして仮想着信ノードと関連づけることが可能であり、それにより、唯一の出ゲートウェイを介するよりも、仮想着信ノードのコンポーネントのいずれかを介して、呼がDCRネットワークから出るようにする。仮想着信ノードへのリンクが複数の回線グループからなる場合、関連する交換機構成要素の格納には、それらの回線グループに対する比率を含める。そして、仮想着信ノードへのリンクを介して呼の経路指定を試みる際には、交換機構成要素は、この比率をもとに回線グループに経路指定を試みる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 仮想着信ノードを使用して動的に制御される経路指定 発明の属する技術分野 本発明は通信ネットワーク、特に動的に制御される呼の経路指定を使用する電 話網に関するものである。 従来の技術 長年にわたり北米の多くの電話会社で、固定ハイアラーキ経路指定(FHR) が標準的な呼の経路指定方法として利用されてきた。FHRを利用したネットワ ークにおいて呼は、連続したノード間の回線グループ(トランクグループ)を使 った、接続経路についての所定シーケンスからなる経路に沿って、発呼側ネット ワークノードから宛先側ネットワークノードへ送られる。発呼側ノードにおいて 、呼は最初にダイレクト回線グループに送られ、すべてのダイレクト回路が使用 中であれば、通過ノードを介した経路指定がなされる。この代替経路も使用中で あると判明したならば、ネットワークは、最上位のダイレクト経路(most-direct route)から最下位のダイレクト経路(least-direct route)へ、所定の固定的な シーケンスによって経路選択を続行する。最終的に接続経路が1つも見つからな い場合には、ネットワークはその呼を阻止する。この代替経路のための所定シー ケンスは、ネットワーク装置内にプログラムされており、いかなる変更も人間の 介在を必要とするという意味において「固定」されている。 北米においてFHRが最も普及した経路指定方法として存続している一方にお いて、新しいサービスや規制緩和といったものの開発により、電話サービスの供 給者は、より柔軟性のある代替サービスを探し求めることになる。その結果、最 近では、動的なトラヒック管理を採用したネットワーク、特に、いわゆる動的制 御による経路指定(DCR)ネットワークが導入された。それは、高度の有用性 、リアルタイムなデータ処理能力、そして、ネットワークプロセッサ(NP)と 呼 ばれるコンピュータの「知能」を備えた最新の蓄積プログラム制御交換機を使用 して、リアルタイムに近い形でネットワークを監視し、経路指定のパターンを定 期的に変更するネットワークである。FHR及びDCRネットワークについての 一般的な議論は、ハフ・キャメロン(Hugh Cameron)とサージ・ハーツビス(Serge Hurtubise)による「動的に制御される経路指定」と題する論文(Telesis 第1 巻、1986年、ベルノーザン研究所発行)に掲載されている。動的に制御され た経路指定についての初期のものは、1981年8月に特許された米国特許第4 ,284,852号に開示されている。 DCRは、ネットワークに多大な便宜をもたらす。DCRは、交換装置に過大 なトラフィックが到達しないようにすることによって、交換装置を効率化できる ようにし、また、交換機能の輻輳の拡大を抑えており、設備に輻輳が発生したと きには、呼ごとのリンク数を減らすことで回線グループの効率を維持したり、利 用可能な空き設備を全面的に使用している。DCRについての特筆すべき利点は 、DCRシステムの有する交換機の故障に対処する能力である。DCRネットワ ークプロセッサは、隣接交換機に対して経路指定の命令をダウンロードでき、こ れにより、隣接交換機は、停止した交換機周辺の通過トラヒックを運ぶため、利 用可能なリンクを使用できる。DCRのこれらの機能により、ネットワークを経 由して何ら問題なく経路指定される呼の割合が大幅に改善する。そうであっても 、電話サービスの供給者間の競争が激しくなったことにより、これらの供給者が 、コストの軽減及びネットワークで扱われるトラヒックの完了率の向上のため、 ネットワーク装置の効率的な使用方法を模索しなければならないことになる。 改善の余地があるものの1つに、DCRネットワーク外の最終宛先、可能なら ばもう1つのネットワーク内の最終宛先を求めて、呼がDCRネットワークを出 る方法を管理するときの手順がある。公知のDCRネットワークは、独特の出ゲ ートウェイ(Unique Exit Gateway)として知られるFHRから受け継いだ手順を 使用している。多数の異なる宛先があり、それらの内のほとんどがDCRネット ワーク外にあるから、各々の最終的な宛先は、DCRネットフーク内の中間着信 ノードに関連する。そこで、DCRネットワーク内の、特定の最終宛先行きの呼 は、上記の関連する中間着信ノードへ経路指定される。この中間着信ノードか らは、可能ならばDCRネットワーク以外のネットワークを使用して、呼が最終 宛先に経路指定される。中間着信ノードが輻輳あるいは故障の影響を受けた場合 、その中間着信ノードに関連するすべての呼が、その影響を受けることになる。 そのネットワークが、他のネットワークの要素に対して、最終宛先に呼を経路指 定させるよう再構築できたとしても、現在の経路指定案では、その要素を代替可 能な出ポイントとして効率的に使用できない。このことは、装置の故障の際、D CRネットワークで達成できる存続性が損なわれることになる。 発明の概要 本発明の態様の1つは、通信ネットワークにおいて、 複数のネットワークノードとリンクであって、 前記ネットワークノードは発信ノードと着信ノードで構成され、該発信ノード の各々は、該ネットワーク内で呼の経路指定を行うことができる交換機構成要素 からなり、前記着信ノードは、このような呼に対する宛先としての役割をし、前 記ネットワークノードのいくつかは通過ノードで、各通過ノードは着信及び発信 ノードであり、各リンクは、発信ノードと着信ノードを直接、相互接続するとと もに、1以上の回線グループからなり、前記交換機構成要素の各々は、経路指定 情報を格納するための格納手段を有し、この経路指定情報は、 (i) 着信ノードの一覧 (ii) そのようなリンクが存在する場合、各着信ノードに関連した対応リンク (iii)各リンクに対して、前記交換機構成要素から出る1以上の回線グループ の対応グループ (iv) 各着信ノードに関連した、0以上の通過ノードのリスト、 からなり、 各交換機構成要素は、呼のアドレスデータを読み替えて、その呼の着信ノード を決定する手段を備え、 (i)着信ノードへのリンクが存在する場合、その呼を、そのリンク内の回線グ ループを介して着信ノードへ経路指定するようにし、 (ii)着信ノードへのリンクが利用できない場合には、通過ノードを選択するた めにその経路指定情報をアクセスし、その通過ノードへのリンク内にある回線グ ループを介して、その呼の経路指定をする 手段を備え、 前記交換機構成要素の1つが前記発信ノードに位置しながら、少なくとも1つ の前記交換機構成要素についての前記着信ノードの一覧が仮想着信ノードを備え 、この仮想着信ノードは、各々が明確に区別できる物理的なネットワーク要素で ある、2以上のグループのコンポーネントを表わし、また、各コンポーネントに 関連する1以上の別個の回線グループが存在し、そして、前記発信ノードの1つ から前記仮想着信ノードへのリンクは、この発信ノードの1つにおける交換機構 成要素から前記仮想着信ノードの2以上のコンポーネントへの回線グループの組 であることを特徴とする。 このネットワークはさらに、データ通信システムを介して前記交換機構成要素 と通信を行うネットワークプロセッサ手段を備え、このようなネットワークプロ セッサ手段は、交換機構成要素によって通信された情報をもとに代替経路指定情 報を算出し、定期的に、通過ノードを識別するこの情報を更新する。 このネットワークプロセッサ手段は、前記データ通信システムによってすべて の前記交換機構成要素に接続された共通のネットワークプロセッサを備える。前 記交換機構成要素の各々は、定期的に、このような共通のネットワークプロセッ サ手段に対して、その交換機構成要素に特有のネットワーク状態についての情報 を通信し、ネットワークプロセッサ手段から、推奨された通過ノードを含む代替 経路指定の情報を受信する。このネットワークプロセッサ手段は、すべての交換 機構成要素によって通信された前記情報に基づいて、各交換機構成要素に対する 代替経路指定情報を算出し、交換機構成要素によってネットワークプロセッサに 通信された情報をもとに、推奨する通過ノードの更新を行う。 好適には、推奨する代替経路を算出する際には、ネットワークプロセッサは、 複数の回線グループからなるリンクを含む、各リンクの完全な利用可能性を考慮 に入れる。 その代わりに、ネットワークプロセッサ手段は、交換機構成要素の各々が、少 なくとも1つのネットワークプロセッサに接続されるような、複数のネットワー クプロセッサで構成されるようにしてもよい。 リンクは必ずしも単一の回線グループを表さない。前記発信ノードの1つから 仮想着信ノードへのリンクが複数の回線グループを備える場合、この発信ノード の1つにおける交換機構成要素の格納手段は、これらの回線グループに対する比 率を含み、このリンクを介して仮想着信ノードへ呼の経路指定を試みる際には、 交換機構成要素は、複数の回線グループから、重み付けされたランダム選択を行 う。このような選択で使用される重み付けは、特定の比率に基づくものである。 これらの比率は固定であり、例えば、オフラインで算出され、人間のオペレー タで制御されて上記格納手段に格納される。 比率が自動的に更新される一実施の形態では、仮想着信ノードの1以上のコン ポーネントが、中央プロセッサ、便宜的にはネットワークプロセッサに対して、 その仮想着信ノードのコンポーネントの能力に関連する情報を通信し、仮想着信 ノードによって提供される最終着信先への呼を完了させる。中央プロセッサはこ の情報、及び他の情報、例えば、すべてのネットワーク内の空き回線グループ数 を使用して比率を算出し、新規に算出された比率を、適切な交換機構成要素に供 給する。後者では、呼の次の経路指定に対して、すなわち次の更新まで、新規に 受信した比率を使用する。 仮想着信ノードの各コンポーネントは、それ自身ノードとして動作する。この 場合、個々のノード及び仮想着信ノードのコンポーネントの両方を表わす交換機 構成要素は、前記中央プロセッサとの通信の際、個々のノードの代わりにステー タス情報、また、仮想着信ノードの代わりにそれとは異なる情報を通信する。 これに代わって、比率が自動的に更新される実施の形態では、上記の発信ノー ドの1つにおける交換機構成要素が、仮想着信ノードへの呼に対する完了率、特 にDCRネットワークによる直接的あるいは間接的な制御を理由とする呼の完了 損、及びDCRによって修復可能な呼を監視する手段と、これらに基づいてこの 比率を更新する手段とを有する。 このようにして、交換機構成要素がオーバフローとなる呼と、既存の信号メッ セージ(標準的なCCS7メッセージ)を監視し、このデータそのものを処理す る。この目的のため、交換機で監視される信号メッセージは、便宜的には、いわ ゆる理由付き解放(RWC)メッセージであり、このようなメッセージは、呼を 完了できないときはいつでも送信される。 本発明の他の態様によれば、通信ネットワークでの呼の経路指定方法において 、 複数のネットワークノードとリンクであって、 前記ネットワークノードは発信ノードと着信ノードで構成され、前記発信ノー ドの各々は、前記ネットワーク内で呼の経路指定を行うことができる交換機構成 要素からなり、前記着信ノードは、このような呼に対する宛先としての役割をし 、前記ネットワークノードのいくつかは通過ノードで、各通過ノードは着信及び 発信ノードであり、各リンクは、発信ノードと着信ノードを直接、相互接続する とともに、1以上の回線グループからなり、前記交換機構成要素の各々は、経路 指定情報を格納するための格納手段を有し、この経路指定情報は、 (i)着信ノードの一覧 (ii)そのようなリンクが存在する場合、各着信ノードに関連した対応リンク (iii)各リンクに対して、前記交換機構成要素から出る1以上の回線グループ の対応グループ (iv)各着信ノードに関連した、0以上の通過ノードのリスト、 からなり、 各交換機構成要素は、呼のアドレスデータを読み替えて、その呼の着信ノード を決定する手段を備え、 当前記方法は、発信ノードでの各交換機構成要素において、 (i)着信ノードへのリンクが存在する場合、その呼を、そのリンク内の回線グ ループを介して着信ノードへ経路指定するようにし、 (ii)着信ノードへのリンクが利用できない場合には、通過ノードを選択するた めにその経路指定情報をアクセスし、その通過ノードへのリンク内にある回線グ ループを介して、その呼の経路指定をする ステップを備え、 前記交換機構成要素の1つが前記発信ノードに位置しながら、1つの前記交換 機構成要素についての前記着信ノードの一覧に仮想着信ノードを含めるステップ と、この仮想着信ノードは、各々が明確に区別できる物理的なネットワーク要素 である、2以上のグループのコンポーネントを表わしており、また、各コンポー ネントに関連する1以上の別個の回線グループが存在し、前記発信ノードの1つ から前記仮想着信ノードへのリンクを介して、この仮想着信ノードに呼の経路指 定を行う場合、前記発信ノードの1つにおける前記交換機構成要素から前記仮想 着信ノードの2以上のコンポーネントへの回線グループの組の1つを介して、こ の呼の経路指定を試みるステップとを備える。 図面の簡単な説明 本発明に係る、以下の好適な実施の形態の説明により、添付の図面を参照する ことによってことで、本発明の種々の目的、特徴、態様、そして、効果が明瞭に なる。 図1は、従来技術に係る、動的に制御された経路指定(DCR)ネットワーク 及び第2の(終端)ネットワークを示す簡略化された回路図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る仮想着信ノードを使用したDCRネット ワークの交換機及び回線グループを示す。 図3は、図2に示すDCRネットワークのノード及びリンクを示す図である。 図4は、仮想着信ノードへのリンク内において呼の分配を実行するアルゴリズ ムについての簡略化したフローチャートである。 図5は、ネットワークプロセッサが仮想着信ノードのコンポーネント間におい てトラヒックの割当てを制御する、本発明の第2の実施の形態を示す。 図6は、仮想着信ノードのコンポーネント間におけるトラヒックの割当て制御 を交換機構成要素で行う、本発明に係る第3の実施の形態を示す。 発明の詳細な説明 1.DCRネットワーク(仮想着信ノードがない場合) 本発明に係る好適な実施の形態を説明する前に、本発明の仮想着信ノードがど のようにして、またどこで実施、提供されるのかについての理解を容易にするた め、図1を参照して、単純化したDCRネットワーク及びその動作を簡単に説明 する。図1に示したDCRネットワーク31は、単に図の都合上、回線グループ の組で相互に接続された5つの回線交換機で構成されるよう図示されている。小 文字o,t,a,b,cは、交換機を示すために使用されており、回線グループは、 文字の対o-t,o-a,o-b,o-c,t-a,t-b,t-c,a-bで識別され、それ ら2つの交換機が接続されていることを示している。 なお、回線グループは双方向性である。DCRネットワーク31において、す べての回線グループが双方向性であり、例えば、回線グループo-tは、oから t、及びtからoに使用される。 データ通信ネットワーク24は、データライン26,27,28,29,30それ ぞれを介して、ネットワークプロセッサ25を交換機o,t,c,a,bに接続し ている。このデータ通信ネットワークは、ここでは詳述しないが、パケット交換 ネットワークあるいは公知の専用線で構成される。 各DCR交換機o,t,a,b,cは、テーブル形式で情報を格納するためのメ モリを有している。このテーブルには、後述するように、交換機が呼の経路指定 の際に使用する翻訳及び経路指定テーブルが含まれる。経路指定情報は、各交換 機のユーザインタフェースを介して、あるいはセンタの位置において手動で更新 できる。また、後述するように、自動的に更新することも可能である。 DCRの代替経路選択のプロセスが集中化されていても、経路指定は、依然と して交換機でローカルに行われる。従って、交換機でローカルに、また、NP2 5で全域的に使用できるネットワークを表わす手段を定義する必要がある。この ためDCRシステムは、ネットワークを1組のノード、リンク、発信元・着信先 (O-D)の組として表現するネットワークモデルを使用する。 ノードは、DCRネットワークの構成要素とNP25とに通知された発信元及 び着信先を表す。経路指定は、常に発信ノードから着信ノードへ行われ、一般的 には、すべての着信ノードがすべての発信ノードに知らされている。これは、D CRがネットワークを全域的に見ることができるからである。 リンクとは、あるノードから他のノードへのDCR回線グループの組である。 リンクには方向性があり、リンクA-B(ノードAからノードBへ)、リンクB- A(ノードBからノードAへ)は、これらが物理的に同一の回線グループを使用 していても、互いに異なるリンクである。図1に示すDCRネットワーク31に おいて、各交換機o,t,a,b,cはネットワークノードとして動作し、2方向 の回線グループo-t,o-a,o-b,o-c,t-a,t-b,t-c,a-bの各々は 、2つのリンクの一部(各方向に対して1つ)となっている。なお、このような 対応は、必ずしも本発明のすべての実施の形態において言えることではない。 DCRネットワーク31内の加入交換機o,t,a,b,cは、ネットワークプ ロセッサ25に対して定期的(例えば、10秒ごと)に、関連する回線グループ のステータスやトラヒック量についての情報を報告する。代表的な例として各交 換機は、その出回線グループの占有状態、及び、前の10秒間に処理された呼の 詳細(例えば、いくつの呼がダイレクトリンクに対してオーバフローとなったか )を監視し、報告する。 ネットフークプロセッサ25は、すべての通信交換機o,t,a,b,cからの 情報を処理し、追加される呼に対してサポート可能な容量を明らかにし、また、 各ノード対について、ダイレクト経路を介した経路指定ができない呼に対する最 良の代替経路を決定する。これらの代替経路は、個々の交換機に推奨経路として 通知される。交換機o,t,a,b,cは、それに応じて経路テーブルを更新する。 この更新は、10秒ごとに繰り返される。 これらの動的な代替経路は、一般的には、1つの通過ノードが介在する、単に 2リンク長の長さを有する経路である。NP25による推奨は、実際には、その 交換機に表記載された各着信ノードに対する通過ノードを識別するものである。 通過ノードは、結果として得られた経路の2つのリンクの空き状態に基づいて選 択される。NP25は、可能性のあるすべての経路の空き容量を評価し、最大の 空き容量を有する経路を推奨経路として選択する。代替経路の空き容量は、その 2つのリンク容量の最小値と考えられ、この評価はまた、そのダイレクトトラフ ィックによる各リンクの使用を考慮に入れている。この空き容量の評価では、ダ イレクトトラフィックに対する保護許容誤差も考慮されている。これにより、 代替経路を指定された呼は、ダイレクトに経路指定された呼をサポートするよう になっている経路からは、はずれるようになる。従ってリンクに、利用できる空 き回線がわずかしかない場合には、その回線は、他のノードからのあふれ呼を運 ぶためには使用されない。これは、あふれ呼がネットワークを介して押し寄せた り、次々とリンクでダイレクトトラフィックが阻止されるのを防止するためであ る。 ネットワークプロセッサ25への計測結果の通知から推奨内容の実行に至るま での全プロセスが、上記の更新サイクル内に発生し、それが更新サイクルごとに 繰り返されることによって、現在のネットワーク状態に適合した代替経路が維持 される。 DCRネットワークにおいて、経路指定は、交換機及び回線グループに依存す るというよりも、ノード・リンクに基づくものである。交換機における経路指定 の決定は、発信ノードと着信ノードに基づいて行われる。呼の経路指定を行う場 合には、各交換機o,t,a,b,cは、翻訳及び経路指定テーブルを含む様々なテ ーブルを使用して、その呼の処理のため、その呼から対応する着信ノード及び出 回線グループを決定する。このようにして交換機が呼を受信した場合、最初に、 ダイレクト経路があれば、それによって呼を着信ノードへ送信しようと試みる。 しかし、その呼に対してダイレクト経路をとることができなければ、交換機は、 最新の更新による通過ノードと2つのリンクを使用した最良の代替経路をとるた めに、経路指定テーブルを参照する。一般的に代替経路は、単に2つのリンクで 構成され、3つのリンクからなる代替経路は、通常、認められない。しかし、そ の呼を扱うノードと着信ノードとの間にダイレクト経路も2リンク経路もない場 合には、その呼は、リンクを介して着信ノードに近い通過ノードに送られる。 例えば、DCRネットワーク31内で交換機oで呼が生起し、それが交換機b に送られる場合、交換機oは、その翻訳及び経路指定テーブルを使用して、回線 グループo-bを経由する経路がダイレクト経路であることを決定し、この決定 した回線グループにその呼の経路指定をしようと試みる。この試みが失敗した場 合、交換機oは、その経路指定テーブルより推奨代替経路を選択し、その経路指 定を試みる。(ダイレクトリンクが存在しなかった場合にも、この代替経路が選 択される)。DCRネットワーク31が交換機oと交換機bとの間に、このよう な代替経路を2つ有していても、ネットワークプロセッサ25で推奨された経路 のみ、例えば、回線グループo-t、交換機t、回線グループt-aを介した経路 に対してその試みがなされる。 実際は、最終的な着信先がDCRネットワーク31外にあり、図1において、 DCRネットワーク31の境界は楕円31’で示されている。分離したネットワ ーク32の境界は、鎖状リンクの楕円32’で表されている。この分離したネッ トワークはDCRネットワークである必要はないが、例えば、FHRネットワー クになりうる。交換機a,b,cは、それぞれ線34,35,36によって、514 の番号計画領域内の最終着信先と関連させて示されている。同様に、819の番 号計画領域内の最終着信先は、交換機tと関連させて示してある。これらの最終 着信先は、DCRネットワーク31外にある。このような最終着信先は、各々が DCRネットワーク31内の仲介着信ノードに関連している。そして、呼は、そ の仲介着信ノードではないノードを介してDCRネットワークから出ることは許 されない。ネットワークで扱われる他のすべての着信先もまた、ある特定の着信 ノードに割り当てられなければならない。 このように図1では、最終着信先として514 254 1111を有し、交換 機oでDCRネットワークで生起された呼は、このDCRネットワークで交換機 aに経路指定される。そこからは、現在の着信ネットワークであるネットワーク 32が、その呼に対して、その最終宛先に経路指定を試みる。仮に再構築がなさ れて、ネットワーク32が呼を交換機bから最終宛先まで経路指定できるとして も、最終着信先が514 254 1111への呼は、交換機bを介してDCR ネットワーク外へ出ることは許されないので、このような経路指定はできない。 DCRネットワーク31は、交換機bを通過用(例えば、o→b→a)の交換機 として使用できるが、呼は、その指定された仲介着信ノード(ここでは、交換機 a)を介してネットワークを出ることができるだけである。 仲介着信ノードはクリテイカルであり、その交換機での輻輳あるいは故障は、 結果として呼の完了の失敗となる。このことは明らかに、DCRネットワーク3 1で達成できる呼の完了率及び存続性の向上を損なわせることになる。本発明で は、仮想着信ノードという手段でこの問題を解決する。 2.仮想着信ノードを有するDCRネットワーク 本発明に特有の実施の形態について、図2,図3、及び図4のフローチャート を参照して説明する。DCRネットワークは、交換機や相互に接続された回線グ ループ、ノードの論理ネットワーク及び相互に接続されたネットワークリンクで 構成され、物理的な交換機とネットワークノード間、あるいは回線グループとネ ットワークリンク間には、必ずしも1対1の対応があるわけではない。このこと が分かれば、本発明の理解は容易になる。本発明に係る仮想着信ノードVを使用 するDCRネットワーク31Aを模式的に示す図2及び図3により、その違いが 分かる。すなわち、図2は、交換機及び相互に接続された回線グループの物理的 なネットワークを示しており、図3は、ネットワークノードとリンクを示してい る。添字Aを使用することによって、DCRネットワーク31Aは、同一ではな いが、図1のDCRネットワーク31に対応することを示している。他方、図2 及び図3のDCRネットワークは、図1に示すものと物理的には似ているが、情 報□湾換機の構成要素とNPに格納され、また、それらの間において伝送される ので、その動作は異なる。 2.1 仮想着信ノード 本発明を具体化するDCRネットワークにおいてノードは、DCRネットワー クの構成要素とNP25Aに通知された発信元及び着信先である。ネットワーク においてノードは、2つの異なる役割を果たす。 発信ノード:ネットワーク内で呼に経路指定できる交換機を示す物理的な構成 要素である。各発信ノードは異なる交換機を示すものでなければならない。 着信ノード:着信先あるいはDCR通信を示す論理的な構成要素である。ほと んどの場合、着信ノードは単一の交換機を示すが、2つあるいはそれ以上の交換 機をも示す。 いくつかのノードは、発信ノードでもあり着信ノードでもある通過ノードであ るが、仮想着信ノードは、着信ノードにのみなれる。仮想着信ノードは、1つあ るいはそれ以上の物理的なネットワーク構成要素のどのグループをも表しており 、グループの構成要素は「コンポーネント」と呼ばれている。仮想着信ノードへ の経路指定は、単一のコンポーネントよりも、コンポーネントのグループ全体に 基づくものである。 発信ノードXから着信ノードYへのリンクは、XからYへの回線グループで構 成される。従って、仮にYが仮想着信ノードであれば、DCRリンクX-Yは、 Xから仮想着信ノードYの各コンポーネントへの回線グループで構成されること になる。しかし、例外が1つある。すなわち、どの回線グループをも使用せずに XからYへ呼び出しができるならば、換言すれば、XとYが、少なくとも1つの 共通の物理的な構成要素で扱われるならば、XからYへはリンクがない。 また、仮想着信ノードは発信ノードではなく、出リンクを有しない。仮想着信 ノードはNP25Aと通信を行う必要がなく、着信ノードとしてのみ使用される 。 図2において仮想着信ノードVは、交換機a,b,c周囲の楕円Vで示され、こ れらの交換機が仮想着信ノードのコンポーネントである。交換機a,b,c各々は 、それ自身の能力においてノードであり続け、ノード及びリンクとして表された DCRネットワーク31Aは、図3に示すようになっている。そこでは、ノード は大文字で示され、リンクは、大文字の組で表されている。仮想着信ノードは、 仮想着信ノードに対応するコンポーネント、及び、それにリンクを張る回線グル ープの各組に関する情報でネットワークプロセッサ25Aをプログラムすること によって生成される。さらに、DCRネットワーク内の他の交換機、すなわち、 仮想着信ノードのコンポーネントと関連のない発信ノード交換機には、仮想着信 ノードの存在とその定義、つまり、交換機の経路指定テーブルには、他ノードの ものの他に仮想着信ノードの詳細が含まれる、ということが通知される。これら は、その呼が仮想着信ノード向けの呼であれば、グループ内のどのコンポーネン トに対しても、その呼の経路指定を行うようにプログラムされている。 図2,図3において、DCRネットワーク31Aは、6つのノードA,B,C,O ,T,Vで構成され、ノードA,B,C,O,Tは、各々が1つの交換機(それぞれa ,b簿痺,o,t)を示している。ノードVは仮想着信ノードであり、3つのコン ポーネント(交換機a,b,c)で構成される。これらの交換機は、市外局番5 14内の加入者に対して呼処理を行う。交換機a,b,cは、他の機能に使用され るようにしてもよい。 同一の物理的要素が1つ以上のノードに属することが可能である。従って、仮 想着信ノードの生成が、他のノードを排除し、変更し、あるいはそれが生成され るように働くわけではない。従って、交換機aは、ノードA及びノードVの両方 に属し、交換機bはノードB及びノードVに、また、交換機cは、ノードC及び ノードVに属する。逆に交換機は、仮想着信ノードに含まれるようなノードとし て動作する必要はない。 DCRネットワーク31Aには、図3に示すように18個のリンクがある。そ れらの内、16個のリンクは、1つの回線グループのみから構成されている。リ ンクO-Vは、3つの回線グループo-a,o-b,o-cで構成され、リンクT-V は、3つの回線グループt-a,t-b,t-cで構成されている。交換機a,b,c がノードVのコンポーネントに関係しているので、A-V,B-VあるいはC-Vの リンクはない。また、Vからのリンクもない。これは、ノードVが仮想着信ノー ドだからである。 同一の回線グループは、1つ以上のリンクに属することができる。例えば、回 線グループo-aは、3つのリンクA-O,O-A,O-Vに属する。 各呼には、通常のDCRアルゴリズムによって論理的に経路指定が行われる。 すなわち、ダイレクトリンクがあれば、最初にそのリンクが張られ、また、必要 かつ可能であれば、1つの、2リンク構成の代替経路が張られる。 例えば、OからVへの呼がリンクO-Vを試みると、2リンク構成の代替経路 O-T-Vが張られる。BからTへの呼がリンクB-Tを試みると、B-A-Tある いはB-O-Tの2リンク構成の代替経路が張られる。 上述のように、図1のDCRネットワーク31では、市外局番514内での呼 の最終的な着信先は、その仲介着信ノードとしての交換機a,b,cにそれぞれ関 連する3つのグループ内にあったのに対して、図2,図3のネットワーク31A は、仮想着信ノードVに関連する市外局番514へのすべての呼を有する。従っ て、仮想着信ノードVは、単一の交換機よりも、交換機a,b,cのグループを仲 介着信ノードとして使用できるようにする。そこで、そのグループ内の交換機は 、 最終的な着信先の出口点として交互に使用できる。 2.2 「固定」比率を使用した、内部リンクトラフィック分配アルゴリズム DCRネットワークでは、すでに述べたように経路指定は、交換機や回線グル ープに基礎を置くというよりも、ノード及びリンクに基づく。仮想着信ノードV へのリンクO-V及びT-Vは、各々が1つ以上の回線グループで構成されている ので、場合によって交換機oあるいはtが、対応するリンクが張られるときに、 これらの回線グループがリンクを張る順序を決定しなければならない。 この内部リンクトラフィック分配アルゴリズムは交換機のプロセッサで使用さ れ、このアルゴリズムによって、仮想着信ノードのリンク内の回線グループに対 する個々の最新の比率をパラメータとして取り出し、指定された比率に従って、 これらの回線グループに呼をランダムに分配する。このアルゴリズムは、図4に 示すフローチャートに示されている。簡単に説明すると、ステップ41及び判断 ステップ42において交換機は、ゼロ(0)ではない比率を有するリンク内の全 回線グループの組であるSが空であるか否かを判定する。(例えば、一時的なネ ットワーク管理制御により、回線グループの最新比率がゼロであれば、考慮に入 れない)。また、ゼロ(0)ではない比率を有する回線グループにおいて回線が 1つも使用できないために、組Sが空であれば、その呼は、あふれ呼(オーバフ ロー)として扱われる。組が空きでなければ、交換機は、テーブルに配列された 比率に従ってランダムに回線グループを選択し(ステップ43)、その回線グル ープを介して、その呼に対して経路指定を試みる(ステップ44)。そこで、空 き回線が見つかれば(判断ステップ45)、呼の伝送が行われる。空き回線が見 つからなければ、交換機は、組Sから選択された回線グループを除去し、ループ 47を介して、判断ステップ42に戻る。これは、呼が伝送されるまで、あるい は、組S内のすべての回線グループが使い果たされ、呼がオーバフローとなるま で繰り返される。 ランダムに回線グループを選択する場合には、与えられた回線グループが選択 される確率は、常にその特定の比率に比例する。例えば、3つの異なる回線グル ープo-a,o-b,o-cからなるリンクを考え、これらo-a,o-b,o-c各々 に50%,30%,20%の比率を指定したとする。そこで、リンクを張る試みが なされると、その最初の回線グループは、その各々が確率1/2,3/10,1/5 を有するo-a,o-b、あるいはo-cとなる((この場合は等しいが)50%, 30%,20%に比例する)。最初にo-aが選択され、さらにもう1つの回線グ ループが要求された場合、次に選択される回線グループは、それぞれ確率3/5, 2/5を有するo-bあるいはo-cとなる。そこでo-bが選択され、さらにもう 1つの回線グループが要求された場合には、選択される回線グループは、確率1 を有するo-cとなる。そして、さらにもう1つの回線グループが必要であれば 、それ以上の選択ができないので、呼はリンクをオーバフローさせる。 以下の表1は、上記の例において呼がどのように分配されるかの概要を示すも のである。 この内部リンクトラフィック分配アルゴリズムには、メモリが不要である。リ ンクを張る試みが行われる度に、すべての回線グループ(ゼロ(0)ではない比 率を有する)についてその試みが可能であり、このアルゴリズムは、その前に行 われたリンクを張る試みにおいて選択された回線グループを考慮に入れない。こ の比率に従って、この呼を分配するための他のトラフィック分配アルゴリズムも 、考え出すことができる。例えば、「ラウンドロビン(round robin)」技術を用 いることが可能である。 2.3 呼の経路指定 どのようにして呼の経路指定を行うかの具体例について、図2,図3、及び以 下の表2を参照して説明する。上述のように、発信ノードとして機能する各交換 機は、DCRを実行するのに必要な特別なテーブルに、DCRネットワーク31 Aのノード及びリンクについての情報を保持している。仮想着信ノードVの生成 には、着信ノードVの識別のため、交換機にその呼のアドレスデータを正しく読 み替えさせるための翻訳及び経路指定テーブルの変更、及び、対応する出リンク を有するすべてのノードとあふれ呼のための、最新の推奨代替経路、特に通過ノ ードとして使用される直結ノードの識別が記載された主DCRテーブルの変更が 必要である。表2は、このようなテーブルであり、ノードOにおける交換機用の テーブルである。 ノードOで生起し、最終着信先が514-555-5490である呼について考 える。交換機oは、この番号を関連する仲介着信ノード(仮想着信ノードV)に 変換し、DCRを使用して、その呼を仮想着信ノードVへ経路指定する。最初の ステップでは、Vへダイレクトリンクを張ろうとする。このために交換機oは、 経路指定テーブル(表2)をアクセスして、ノードVを検索し、上述の内部リン クトラフィック分配アルゴリズムを実行することによって、関連するリンクO- Vに呼を送信する試みを行う。このリンクO-Vは、回線グループo-a,o-b, o-cを含んでいる。この呼がダイレクトリンクO-Vをオーバフローさせた(す なわち、その回線グループのいずれも使用できない)場合、交換機は、ノードV 用の最新推奨NP(この例では、ノードT)のために経路指定テーブルを参照し 、推奨通過ノードTにリンクを張る試みをする。このため交換機oは、再度、経 路指定テーブル(表2)をアクセスし、ノードTを検索してから、前記の内部リ ンク分配アルゴリズムを実行することによって、回線グループo-tを使用して 、それに関連するリンクO-Tに呼を送信する試みを行う。呼がこのリンクをオ ーバフローさせた場合、これによりDCRネットワーク31Aがオーバフローし 、しかるべき処理がなされる。 呼が通過交換機tに到達した場合、着信先に関連する番号は、再び通過交換機 tで同一の仲介着信ノード、すなわちノードVに読み替えられる。その呼がDC R交換機からの着信であるから、交換機tは、通過ノードあるいはタンデムノー ドとして使用されていることを認識する(これは、他のDCRテーブルをアクセ スすることによって行われる)。結果として、交換機tは、仮想着信ノードVに ダイレクトリンクを張る試みを行うだけである。この試みを行うため、交換機t は主テーブルをアクセスしてノードVを探し、そして、上記の内部リンク分配ア ルゴリズムを実行することによって、関連するリンクT-V上に呼を送信する。 このリンクT-Vは、回線グループt-a,t-b,t-cを含むが、Tにおける比率 は、Oにおける比率と同じである必要はない。この呼によりリンクがオーバフロ ーした場合、これによりDCRネットワークがオーバフローし、しかるべき処理 がなされる。 呼がa,bあるいはcに到着した場合、その仲介着信ノード、すなわち、仮想 着信ノードVに達したということが、読み替え処理の間、a,bあるいはcで認 識され、その呼はDCRネットワーク31Aを出ていく。仮想着信ノードVへの 呼に対しては、a,bあるいはcでDCR経路指定は行われない。実際、ノード A,B,Cは、ノードVの存在を認識していない。これは、交換機a,b,c各々の 主DCRテーブルにノードVが入力されていないからである。 2.4 ステータス報告 上述のように、各DCR交換機a,b,c,o,tは、それに関連する回線グルー プの占有状態を監視する。NP25Aへ報告する場合、交換機は、その回線グル ープ上の空き回線の数を含む出リンクのステータスと、最後の更新以降の期間に おいてリンクをオーバフローさせたダイレクト呼の総数を報告する。リンクをオ ーバフローさせたダイレクト呼は、図4で説明した内部リンクトラフィック分配 アルゴリズムに示すように、そのリンクのすべての回線グループをオーバフロー させた呼のみを含む。 2.5 保護許容誤差と安全空き回線 DCRネットワークにおいて、回線グループは、ダイレクト経路指定されたト ラフィック及び代替経路指定されたトラフィックの両方の伝送を行うことができ る。リンクが飽和状態に近いとき、トラフィックを直ちに完了させるため、代替 経路指定のトラフィックがリンク上の余剰空き回線を捕捉しないようにするのが 好ましい。DCRアルゴリズムは、この目的を達成するためのメカニズムを具体 化するものである。このメカニズムは、保護許容誤差(PA)に基づくものであ り、PAは各リンクに関連しており、ダイレクトトラフィックのための容量を確 保する。このことは、そのダイレクトリンク上の回線に対してトラフィックが必 要とするものを反映していることになる。 保護許容誤差は静的なものであり、その場合、その値は、リンクサイズの与え られた割合に等しい。(リンクサイズは、リンク内のすべての回線グループの回 線数の総数である)。このような目的のための適正な値は、リンクサイズの3% である。これに代えて、保護許容誤差を動的なものとしてもよい。動的な保護許 容誤差の詳細については、W.H キャメロンによる「ダイナミック経路指定のシ ミュレーション:サービス及び経済のためのクリティカル経路選択機能」(IC C会議,1998年)、及びジーン レグニア(Jean Regnier)とW.H キャメロン による「電話網のための状態依存ダイナミックトラヒック管理」(IEEE通信 、1991年11月)を参照されたい。本願では、これら両方とも含む。 DCRアルゴリズムでは、ダイレクトリンクをオーバフローするトラフィック による代替経路へのアクセスは、その代替経路のリンクがサポートするダイレク トトラフィックによって影響される。このため各リンクには、いくつかの安全空 き回線(SIC)を算定する。これは、リンク上の空き回線(IC)の数と、リ ンクの回線グループがサポートするすべてのダイレクトトラフィックのPAとの 差として定義づけられる。そこで、直接接続された組に対する代替経路の容量は 、それらのリンクのSIC値に基づくことになる。これらの算定数値は、ダイレ クトリンクからオーバフローしているトラフィックのために代替経路を決定する ことにのみ適用される。ダイレクトリンクのないトラフィックに対する代替経路 は、PAを考慮に入れない、空き回線(IC)の総数に基づくものである。 仮想着信ノードのないDCRにおいて、2つの交換機、例えば(ノードOに関 連する)交換機o、及び(ノードAに関連する)交換機aの間の回線グループは 、最大2つのリンク、すなわち、O-AとA-Oリンクに属することができる。こ れに関連して、O-AとA-Oリンクに対するSICは、単にO-AとA-Oのダイ ダイレクトトラフィック対するPAを考慮に入れることによって決定できる。 仮想着信ノードを導入することによって、回線グループとリンクとの関連は、 より複雑になる。仮想着信ノードへのリンクは、他のリンクへも属することがで きる回線グループで構成される。例えば、前述のパラグラフにおける例において 、交換機aが仮想着信ノードVの構成要素に関連するならば、回線グループo- aは、リンクO-AとA-Oに加えて、リンクO-Vにも属することができる。 仮想着信ノードへのリンクは、ちょうど非仮想着信ノードへのリンクのように 、経路指定や代替経路選択を目的とした単一の完全利用可能な構成要素と考えら れる。このリンクは、それ自身のダイレクトかつオーバフローとなるトラフィッ ク、 及びリンク計測を有する。経路指定のため、仮想着信ノードへのリンクに提供さ れた呼は、リンク上のすべての空き回線へアクセスする。また、代替経路選択を 目的として、仮想着信ノードへのリンクは、その空き回線の総数及び回線グルー プに適用する総PAのような、全域的なリンク計測に基づくものと考えられる。 仮想着信ノードは、それ自身のリンクやダイレクトトラフィックを導入してお り、また、これらのリンクは、他のリンクと同じ回線グループについて定義でき るので、回線グループとダイレクトトラフィックの保護との関係は、上記のDC Rネットワークよりも複雑になる。この新たな関連において、ダイレクトトラフ ィックをサポートするすべての回線グループ上にダイレクトトラフィックを予約 するために、ICとSICに新たな算定方法を採用することが可能となり、また 、それが実際上望ましい。従って、これにより、同一の回線グループを含むリン ク間におけるリソースをめぐる競合をより良く管理できる。 新規の2つのアルゴリズムについて説明する。最初のアルゴリズムは、その実 行のため以下の情報が必要である。すなわち、 Gl リンクlの回線グループの組、 ICg 報告された、回線グループg上の空き回線の数、 Lg 回線グループgを含むリンクの組、 Pl,g リンクlの回線グループgに対して、内部リンクトラフィック分配 に使用される比率(これらの比率はユーザより供給され、上記の内部リンクトラ フィック分配アルゴリズムで使用される比率)、 PA1 現在のDCRが生成し、また上述した、リンクl用に算定した保護許 容誤差である。 新規のアルゴリズムは最初に、各リンクlに対して空き回線の数IClを算出 する。これは、その回線グループの各々における空き回線数の和である。 そして、各リンクに対して、そのリンクの回線グループにPA値を分配する。そ の結果、回線グループg上の予約RSVgは、 に等しくなる。これにより、 に等しい、リンクlに対する総予約レベルRSVlが生成される。そして最後に 、各リンクlに対して、安全空き回線の数SIClは、 SICl=ICl−RSVl に等しくなる。 これらの式により、ネットワークプロセッサがノードの組O-D(ここで、D は仮想着信ノードであり、現在のDCRアルゴリズムを使用している)に対する 推奨経路を算定できる。このアルゴリズムは、基本的に2リンク経路O-T-Dを 選択するものであり、リンクO-TとT-Dが最も利用される。 Dが仮想着信ノードであれば、リンクT-Dが複数の回線グループで構成され るようにしてもよい。新規の推奨アルゴリズムは、それがリンクのすべての回線 グループ上の空き容量を考慮に入れるので、この状況に適合している。さらに、 すべての代替経路指定された呼に対して、回線グループ上の予約レベルが考慮に 入れられる。これにより、ネットワークプロセッサからの「啓蒙的な」経路指定 の推奨が確実なものとなる。 2番目の新規の呼分配アルゴリズムは、好適には比率Pl,gを使用しない。そ の代わり、この分配アルゴリズムは、上記の式を使用して空き回線の数IClを 算出し、PA値をリンクの回線グループに分配するときに、以下のステップに従 って、回線グループg上における予約RSVgを算出する。 ステップ1.すべてのリンクlと回線グループgに対して、現在のRSVl,g が0であれば、以下のステップに進む前にその値が調整される。よって、RSVl,g は、 となる。ここで#Lgは、回線グループgを含むリンク数であり、#Glは、リン クl中の回線グループ数である。 ステップ2.リンクlに対する回線グループg上の要求予約RRSVl,gは、 以下の式に従ってリンクのPAを回線グループに分配することによって算出され る。 ここで#Glは、リンクl中の回線グループ数である。 ステップ3.リンクlに対する回線グループg上の新規の予約RSVl,gは、 で算出される。 ステップ4 回線グループg上の予約RSVgは、 として求めることができる。 安全空き回線の数SIClは、上記のようにして算出することができる。 Pl,gを使用しないので、この2番目の分配アルゴリズムの方が好ましい。そ して、3.2項で示すように、このアルゴリズムは、ネットワークプロセッサ手 段が関知しなくても、頻繁に更新できる。 3.0 動的に更新された比率を使用した仮想着信ノードの内部リンクトラフィ ック管理 図2から図4を参照して説明した実施の形態では、表2に掲げた比率は「固定 」、すなわち「オフライン」として算定されたものであり、手動制御によって交 換機の格納手段に格納される。これらは自動的には変更されず、また、格納され た代替経路指定データのように「リアルタイムに近い形」で変更されない。しか し、比率を動的に更新できるようにそのシステムを変更することによって、とり わけ逼迫時においてサービス品位の改善を図ることを期待できる。便宜上、以降 の説明では、その比率が動的に「動的仮想着信ノード」として更新され、それら のノードが、実際にそれらのコンポーネントで実行される様々な機能に対応する ような仮想着信ノードを参照する。従って、図5,図6において、ノードU,Wは 「動的仮想着信ノード」である。 比率を動的に更新することは、集中化あるいは分散化できる。それを集中化し た場合、共通の中央プロセッサ、便宜的にはネットワークプロセッサ25Aが、 交換機より送信された情報を使用して比率を算出し、その後、新規の比率を適切 な交換機へ送る。また、分散化した場合には、個々の交換機は、自らが呼の完了 率について収集した情報をもとにその比率を更新する。 図5,図6を参照して、集中化、分散化して比率を算出する方法について説明 する。図5,図6は、各々が四角で表された5つの交換機e,f,h,j,kで構成 されるDCRネットワーク41を示している。このDCRネットワーク41は、 各々が楕円で表された6つのノードE,F,H,J,U,Wを有する。なお、図5に おいて、四角の中のラベルは、交換機が果たす役割、すなわち、個別のノードと して、あるいは仮想着信ノードのコンポーネントとしての役割を示している。 動的な仮想着信ノードUは、DCRネットワーク41からローカルエリアネッ トワーク42へ呼を転送するのに使用され、このノードUは、回線グループh- r,h-s,h-t,j-s,j-tによって交換機h,jに接続される3つの交換機r, s,tで構成される。動的な仮想着信ノードUは、それぞれが、交換機h,j内に ある2つのコンポーネントUh,Ujを有する。 動的な仮想着信ノードWは、例えば、回線グループh-q,k-qによって交換 機h,kにそれぞれ接続されたTOPSオペレータ端末43,44でオペレータサ ービスを受けるために使用される。動的な仮想着信ノードWは、交換機h,k それぞれの中にある2つのコンポーネントを有する。 なお、データ通信ネットワーク46は、図2,図3のデータ通信ネットワーク 24Aと比較して、新規の通信エンティティをサポートするため、また、各コン ポーネントUg,Uh,Wg,Wjから完了能力を集めるために、拡張される必要 がある。 3.1 集中化された比率算出 ネットワークプロセッサで比率を算出するため、仮想着信ノードのコンポーネ ントについての情報、例えば、それらに関連する回線グループやトラヒック量の 状態を受信する必要がある。仮想着信ノードは論理的な存在であり、ネットワー クプロセッサ45と物理的に通信することはできない、ということを認識しなけ ればならない。そこで、動的な仮想着信ノードの各コンポーネントは、仮想着信 ノードに代わって、要求された情報を通信する。ネットワークプロセッサは、各 仮想着信ノードのコンポーネントからの情報を集め、それを動的な仮想着信ノー ドからの情報として「ラベル付け」する。 同じ物理的構成要素が、いくつかの動的な仮想着信ノードに属することができ る。異なったコンポーネントがノード1つ1つに関連しているので、単一の物理 的構成要素は、いくつかの異なるコンポーネントとして動作する。そして、各コ ンポーネントは、異なる(できれば関連のない)情報を報告する。さらに、同じ 物理的構成要素は発信ノードとしても動作でき、(そのコンポーネントの役割に は関連しない)他の情報を報告する。報告の期間には、正常なノードを表わす交 換機の構成要素が、最初に自分自身のため通信を行い、その後、仮想着信ノード に代わって報告をする。このようにしてDCRネットワーク41では、交換機e ,fが単独で、それぞれノードE,Fとして動作し、交換機kは、仮想着信ノード Wのコンポーネントとして単独で動作する。しかし、交換機h,jは、多くの役 割を果たす。交換機jにはノードJとして、また、動的な仮想着信ノードUのコ ンポーネントとして動作する2つの役割がある。交換機hには、3つの役割があ る。すなわち、(i)ノードH、(ii)動的な仮想着信ノードWのコンポーネント、 そして、(iii)動的な仮想着信ノードUのコンポーネントとして動作する。従っ て、交換機jは、ネットワークプロセッサ45と通信する際、2度通信する。す なわち、1度はノードJとして通信し、次に再度、仮想着信ノードUの代わりに 通信する。また、交換機hは3度通信する。1度目はノードHとして、2度目は 仮想着信ノードWの代わりに、そして、3度目は、仮想着信ノードUの代わりに 通信を行う。これらのマルチ通信が論理的に異なるものであっても、実際には効 率を理由として、これらの通信はNP45に対する単一のメッセージとして凝集 される。 3.1.1 ノード及びコンポーネントの監視 上述のように、各発信ノード及びその回線グループの状態は、ネットワーク内 で発信ノードとして機能し、以下の情報を備える交換機で計測される。すなわち 、 ・各回線グループにおける空き回線数、 ・各回線グループにおける総回線数、 ・本発明の実施の形態に係る動的な仮想着信ノードでは直接使用されない、D CR及び仮想着信ノードに関連した他の情報、 である。 この情報は、上述のように一定間隔でネットワークプロセッサ45に通知され る。 上述のように、NP45の位置づけから、各ノード及び各コンポーネントは異 なる論理エンティティであり、NP45と各エンティティ間の通信は、NP45 からは独立しているものと考えられる。このように、図5に示す実施の形態では 、DCRネットワーク41に対するNP45は、ネットワークの8つのエンティ ティと8つの通信セッションを維持する。すなわち、発信ノードE,F,H,J、 動的な仮想着信ノードUのコンポーネントUgとUh、そして、動的な仮想着信 ノードWのコンポーネントWg,Wjである。 仮想着信ノードU,Wへのリンクに係る回線グループ間における、動的な内部 リンクトラフィック割当てに対する制御工程は、以下の6つの主たるサブ工程か らなる。これらの内のいくつかは、本発明の第1の実施の形態と共通である。 1.コンポーネントに呼が到着した際に呼を完了させるための、仮想着信ノー ドの各コンポーネントのリアルタイム性能の計測。これは動的な仮想着信ノード のコンポーネントによってなされ、その動的な仮想着信ノードに関連する呼のみ が考慮に入れられる。 2.ノード及び回線グループのリアルタイム状態の計測。これは、発信ノード として動作する交換機、すなわち、e,f,h,jでなされる。 3.交換機とネットワークプロセッサ45との間において、通信ネットワーク 46を介してネットワークプロセッサ45で行う上記情報の収集。 4.動的な仮想着信ノードへの各リンクに対する内部リンク通信の分配に使用 される比率の、ネットワークプロセッサ45による算出。 5.ネットワークプロセッサ45と発信ノードの交換機との間における、通信 ネットワーク(46)を介した、発信ノードへのこれらの比率の通信。 6.内部リンクトラフィック分配のための、これらの比率の適用。これは、古 い比率を新しい比率で置き換えることで各々のテーブル(表2)の更新をする、 発信ノードとして動作する交換機、すなわち、e,f,h,jでなされる。 これらのサブ工程は、一定間隔で、便宜上は通常の経路指定情報の転送と同時 に繰り返される。 3.1.2 コンポーネント状態の監視 動的な仮想着信ノードの各コンポーネントUh,Uj,Wh,Wkの状態、すな わち、呼を完了するための能力は、「完了能力」と呼ばれる評価尺度を使用して 、コンポーネント自身で算出される。これは、コンポーネントから、DCRネッ トワーク(ローカルネットワーク42、あるいは特定の実施の形態におけるTO PS端末43,44において)外の対応する最終着信先までの空き容量に基づく 計測であり、コンポーネントに呼が到着した際にコンポーネントが呼を完了する 能力を反映するものである。この計測は、対応する動的な仮想着信ノードに関連 する呼のみを考慮する。 特殊な形態の動的な仮想着信ノード(そのネットワークの「意味」)をもとに した場合、コンポーネントの完了能力の正確な定義は異なってくる。そこで、 ローカルネットワーク42における最終着信先に対するコンポーネントUg,U hの完了能力は、オペレータ端末43,44に対するコンポーネントWg,Wjの 完了能力と同様には定義できない。これは、呼が同じ着信先に送られるわけでは ないし、トラヒック及び呼の特性が異なるからである。動的な仮想着信ノードの 個々の特定アプリケーションは、特定の完了能力の計測が定義されていることを 要求する。報告されるデータがアプリケーションにより違ったとしても、完了能 力を定義するためには、以下の規則に従う。 ・ 各コンポーネントは、0以上の単一の整数で表現される計測を報告しなけ ればならない。 ・ 計測は、コンポーネントの絶対的な完了能力を示すものでなければならな い。相対的な完了能力(全能力に対する空き容量の割合)は避けるべきである。 ・ 計測は、厳密に単調増加する(空き容量が多い程、数値が大きくなる)も のでなければならない。さらに計測は、できる限り線形に近いものでなければな らない。 ・ それ以上の空き容量がない場合に限り、つまり(現在の状態において)コ ンポーネントによってすべての呼が拒絶される場合、ゼロ(0)を報告しなけれ ばならない。 ・ 与えられた動的な仮想着信ノードのコンポーネントによって報告された計 測は、互いに直接、比較できるものでなければならない。これは、異なる動的な 仮想着信ノードのコンポーネント間では必要ない。 このように、仮想着信ノードUのコンポーネントにとって、完了能力の計測は 、コンポーネントUg,Uhからローカルネットワーク42までの空き回線の総 数として定義される。それ故、交換機hにあるノードUのコンポーネントUhの 完了能力は18(5+3+10、回線グループh-r,h-s,h-t内の回線数) である。交換機jにあるノードUのコンポーネントUjの完了能力は25(10 +15、回線グループj-s,j−t内の回線数)である。 仮想着信ノードWの各コンポーネントWh,Wkに対して、完了能力の計測は 、サービス待ちの呼の待ち行列についての余剰容量の組み合わせ、及び、手の空 いているオペレータ数の組み合わせとして定義可能である。この場合、待ち時間 を 少なくするため、手の空いているオペレータ数にさらに重み付けをする。計測結 果は、手の空いているオペレータ数の10倍に待ち行列の余剰容量を加えたもの となる。例えば、端末44が一人の空きオペレータと、10の呼に対する待ち行 列の余剰容量がある場合、交換機kにあるコンポーネントWkの完了能力は、2 0(10・1+10)となる。同様に、端末43に空きオペレータがなく、8個 の呼に対して待ち行列の余剰容量がある場合、交換機hにあるノードWのコンポ ーネントWhの完了能力は、8(10・0+8)となる。 3.1.3 中央プロセッサによる比率の算出 動的な仮想着信ノードへの各リンクに対して、ネットワークプロセッサ45が 、そのリンクの各回線グループの比率を算出する、ということを認識しなければ ならない。発信元ノード、及び動的な仮想着信ノードのコンポーネント(上記の ステップを参照)から供給される以下の情報が、これらの算出を行うのに必要と なる。 CCc コンポーネントcが報告する完了能力, Cl,g その方向にリンクl内の回線グループgが進む、動的な仮想着信ノー ドのコンポーネント, Gl リンクlの回線グループの組, ICg 回線グループg上の報告された空き回線数, Lg 回線グループgを含むリンクの組, Pl,g リンクl内の回線グループgに現在使用されている比率, PWF 比率の算出に使用される重み付け係数, この重み付け係数PWFは、システムの反応性を制御するためユーザが設定す る。PWFの適切な値は、0.45である。 この算出は、以下の3.1.3.1節から3.1.3.5節で説明するように、5つ のステップにおいて行う。 3.1.3.1 回線グループの空きに基づく重み 最初のステップでは、動的な仮想着信ノードそれぞれへの各リンクへの各々の 回線グループに対して、その空き回線数に基づく重みを算出する。回線グループ gに対する第1の重みW1gは、 で算出される。ここで#Lgは、回線グループgを含むリンク数である。図5に 示す例では、以下の値が算出される。 3.1.3.2 コンポーネントの完了能力に基づく重み 第2のステップは、動的な仮想着信ノードそれぞれへの各リンクの各々の回線 グループに対して、動的な仮想着信ノードのコンポーネントの完了能力に基づく 重みの算出に関係する。リンクlの回線グループgに対する第2の重みW2l,g は、 として算出される。 上記の式において分母が0のとき、その代わりに以下の式が使用できる。 ここで、#{i|Cl,i=Cl,g}は、回線グループgとして同じコンポーネント に接続する、リンクl内の回線グループの数である。図5に示す例では、以下の 値が算出される。 3.1.3.3 結合された重み 第3のステップは、上記で得られた第1及び第2の重みを結合する。リンクl の回線グループgに対する、結合された重みWl,gは、 として算出される。図5に示す例では、以下の値が算出される。 3.1.3.4 比率 第4のステップでは、結合された重みを比率に変換する。リンクlの回線グル ープgに対する比率WPl,gは、 として算出される。 上記の式において分母が0のとき、その代わりに以下の式が使用できる。 ここで#Glは、リンクl内の回線グループ数である。図5に示す例では、以下 の値が算出される。 3.1.3.5 更新され、発信ノードへ送られる比率 最後に、上記のステップで得られた比率は、発信ノードへ送る比率を得るため 、その前のサイクルで使用される比率と結合される。リンクlの回線グループg に対する比率Pl,gは、 Pl,g=WPl,g・PWF+P’l,g・(1−PWF) として算出される。ここでP’l,gは、更新前、すなわち前回のサイクルにおけ るリンクl内の回線グループに対する比率である。 図5に示す例では、PWFが0.45であり、すべてのP’l,gが50%(10 0%であるP’E-U,e-hを除いて)であるとして、以下の値が算出される。 3.1.4 発信ノードへの比率の通信 ネットワークプロセッサは、周期的に、便宜上は周期的な代替経路指定の更新 が行われると同時に、データ通信ネットワーク46を介して、比率を発信ノード へ送る。 3.1.5 比率の適用 発信ノードがNPから、リンクに対する新規の比率を受信した場合、そのノー ドは、それらを実行しなければならない。これは、主DCRテーブル内の比率を 、受信した新規の値に更新することによって行われる。このテーブルは、図2乃 至図4にでて説明した実施の形態において使用した比率テーブル(表1)と同じ であるが、その実施の形態では、比率は静的であった。 ネットワークプロセッサにとって、比率を算出し、それらを通常の経路指定情 報とともに交換機の構成要素に送信する方が便利であっても、比率には個別のプ ロセッサが使用でき、それがネットワークプロセッサ手段の一部となり得る。 3.2 分散して行う比率の算出 比率を最適なものに維持するために、それらを自動的に更新することは、必ず しも、中央プロセッサとネットワークの交換機と仮想ノードのコンポーネントと の間における付加情報の通信が必要となるわけではない。もちろん、中央プロセ ッサの介在なしに、同じ目的を達成できる他の方法を規定することも可能である 。以降に説明する別の手順では、オーバーフローとなる呼と、既存の信号メッセ ージ(標準的なCCS7メッセージ)を監視することによって、比率を動的に更 新するための付加情報を得ることができ、この情報は交換機で直接処理される。 この目的のために交換機で監視される信号メッセージは、理由付き解放(RWC )メッセージと呼ばれている。このようなメッセージは、呼を完了できないとき にはいつでも送信される。このメッセージ内の特定フィールドは、未完了の理由 を示している。従って、交換機の構成要素が、リンク内の回線グループについて の試みが成功したか否かを決定できる。以下の場合を除いて、その試みは成功し たと考えられる。すなわち、 ・ 呼が回線グループをオーバフローさせた(すべての回線が塞がっていた) 場合、あるいは、 ・ 呼がその回線グループで伝送されたが、それが阻止されたことを示す、理 由付き解放メッセージを伴って返送されてきた場合、 である。 このようなことが起きた場合、呼の経路指定の処理能力を最適化するために、 交換機の構成要素は、そのリンクに対する比率を更新することが可能である。以 下の3.2.1節に、この構成の詳細を説明する。 図6は、図5と異なっている。これは、個別の交換機構成要素で比率を自動的 に更新することが、DCRネットワークに変化をもたらすという理由による。従 って、図6のネットワークでは、データ通信ネットワーク46Aと交換機kとの 間にデータリンクがない。これは交換機kが、仮想着信ノードWに代わって通信 をしないからである。また、交換機jから交換機fへの破線RWCは、交換機f が、理由付き解放メッセージを監視し、その交換機が仮想着信ノードU(そこで の交換機jはコンポーネントである)への経路指定を試みた呼に対してオーバフ ローさせていることを示している。図6のネットワークプロセッサ45Aもまた 、図5のそれとは異なる。これは、プロセッサ45Aは比率の算出を行わず、仮 想着信ノードU,WのコンポーネントUh,Uj,Wh,Wkとは、もはや通信セッ ションを持たないからである。このようにネットワークプロセッサ45Aは、交 換機hとの間で、3個ではなく、たった1つの通信セッションを維持し、交換機 jとの間で、2つではなく単に1つの通信セッションを有し、交換機kとの間で 、1ではなく、全く通信セッションを持たない。 3.2.1 比率の自動更新 比率を動的に更新するため、各交換機は、そのマルチ回線グループのリンクの 各々に対して、以下の変数を保持する。 N: リンク内の回線グループ数(2以上)、 LASTCG: オーバフローあるいは理由付き解放メッセージを有して いた最後の回線グループのリンク中のインデックス(1からN)、 LASTOVF:回線グループLASTCGに対するオーバフロー及び/ま たは連続する理由付き解放メッセージの数(1あるいはそ れ以上)、 CGCTR:その比率を更新した最後の回線グループのリンク中の インデックス(1からN)、 動的な仮想着信ノードへのリンク中の回線グループCGを使用して呼の経路指 定を試みた結果が、オーバフロー、あるいは所定の理由の組の1つを指定する理 由付き解放(RWC)メッセージとなった場合、交換機は、比率に対して以下の 変更を施す。 1.回線グループCGのインデックスがLASTCGであれば、LASTOV Fに1を足す。そうでなければ、LASTCGを回線グループCGのインデック スに設定し、LASTOVを1に設定する。 2.更新がオーバフローによるものである場合、 (a) MAXDECをLASTOVF%の最小値、及び回線グループCGの 現在の比率に設定する。 そうでない場合(更新は、理由付き解放メッセージによる)は、 (b) MAXDECを、N倍したLASTOVF%の最小値、及び回線グル ープCGの現在の比率に設定する。 3.回線グループCGの現在の比率からMAXDECを引く。 4.MAXDEC回、繰り返す。 (a) CGCTRに1を足す。すなわち、CGCTR>Nであれば、CGC TRを1に設定する。 (b) CGCTR=LASTCGであれば、ステップ4の(a)へ戻る。 (c) インデックスCGCTRを有する回線グループの現在の比率に1%を 付加する。 このアルゴリズムにより、そのリンク中の回線グループの比率の合計は、常に 100%となる。 そこで、図6を参照して一例を説明する。この例においてリンクF-Uは、2 つの回線グループf-h(インデックス1)とf-j(インデックス2)とからな る。ここで、現在のリンクF-Uの比率は、回線グループf-hに対しては40% 、回線グループf-jに対しては60%とする。また、リンクF-Uに対しては、 LASTCGの現在の値は2、LASTOVFの現在の値が2、そして、CGC TRの現在の値は1であるとする。 交換機fから発信され、ローカルネットワーク42へ向かう呼を考え、このよ うな呼が、交換機fで着信ノードUに関連するよう変換されたとした場合、経路 指定はノードUに対して進められる。交換機fでの第1のステップは、Uにダイ レクトリンクを張るよう試みることであり、これは、2.2節で説明した分配ア ルゴリズムを使用して行う。 リンクF-U内において、回線グループf-jが、この呼に対してリンクを試み る第1の回線グループとして選択された(これは、60%の確率で起こる)とし た場合、交換機fは、回線グループf-jを使用して、その呼を交換機jに送信 する。しかし、交換機jにおいて1度、交換機jからの適切な出回線がすべて塞 がっているため、その呼を完了できないとした場合、この時点において交換機j は、その呼が阻止された理由を示す理由付き解放メッセージを生成し、それを交 換機fに送る。 このRWCメッセージが交換機fで受信されたならば、このメッセージが上記 のアルゴリズムの実行を起動する。この呼はノードUに送られるので、交換機f は、リンクF-U用のデータを使用する。「障害のある」回線グループf-jのイ ンデックス(ここでは2)がLASTCGに等しいので、第1のステップではL ASTOVFを1インクリメントし、これによりLASTOVFが3になる。 理由付き解放メッセージによって更新がなされるので、ステップ2では、MA XDECを3%×2と60%の内、最小のもの、すなわち6%に設定する。 ステップ3では、回線グループf-jの現在の比率を6%減らして、54%に する。 最後にステップ4で、そのリンクの他のすべての回線グループに、この6%を 再配分する。この場合、他の回線グループとして、ただ1つの回線グループがあ るだけなので、その回線グループが6%全体の増加を受ける。従って、回線グル ープf-hの比率は46%となる。 上記のアルゴリズムは、オーバフローに対するよりもRWCメッセージに対し て、より大きな重み付けをする(ステップ2を介して)。そこで、上記のステッ プ2全体を、以下のように変えることができる。 2.MAXDECをLASTOVF%の最小値、及び回線グループCGの現在 の比率に設定する。 3.2節で説明した、分散して算出した比率を使用する代替手順は、3.1節に 述べた手順より簡単であり、コストの節約となる。それは、交換機が、比率の更 新と関連させてネットワークプロセッサと通信をする必要がないからである。 産業上の応用 本発明の実施の形態では、呼が単一の交換機を介してネットワーク外へ出なけ ればならないとするネットワークに比べて、DCRネットワークからの改良され た出口を提供する仮想着信ノードを採用している。仮想着信ノードは、他の方法 や他の目的にも使用でき得るものである。また、本発明は、動的な経路指定を使 用しない通信ネットワークでも用いることができる。 以上、本発明の実施の形態について詳述したが、それらは説明及び例であって 、発明を限定するものとして働かないことは明らかであり、本発明の精神及び範 囲は、添付の請求項のみで限定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レグニエル・ジャーン カナダ国,エイチ7エヌ 3ジェイ9,ケ ベック,ラバル,ル デュサルト 11 (72)発明者 キャロン・フランス カナダ国,エイチ3イー 1ケイ7,ケベ ック,バーダン,ル コロット 254 【要約の続き】 ドへのリンクを介して呼の経路指定を試みる際には、交 換機構成要素は、この比率をもとに回線グループに経路 指定を試みる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 通信ネットワーク(31A)において、 複数のネットワークノード(A,B,C,O,T,V)とリンク(A-B,A-O,A- T,B-A,B-O,B-T,…)であって、 前記ネットワークノードは発信ノード(A,B,C,O,T)と着信ノード(A, B,C,O,T,V)で構成され、前記発信ノードの各々は、前記ネットワーク内で 呼の経路指定を行うことができる交換機構成要素(a,b,c,o,t)からなり、 前記着信ノードは、このような呼に対する宛先としての役割をし、前記ネットワ ークノードのいくつかは通過ノード(A,B,C,O,T)で、各通過ノードは着信 及び発信ノードであり、各リンクは、発信ノードと着信ノードを直接、相互接続 するとともに、1以上の回線グループ(a-b,o-a,o-b,o-c,…)からなり 、前記交換機構成要素の各々は、経路指定情報を格納するための格納手段を有し 、この経路指定情報は、 (i) 着信ノードの一覧 (ii) そのようなリンクが存在する場合、各着信ノードに関連した対応リンク (iii)各リンクに対する、前記交換機構成要素から出る1以上の回線グループの 対応グループ (iv) 各着信ノードに関連した、0以上の通過ノードのリスト、 からなり、 各交換機構成要素は、呼のアドレスデータを読み替えて、その呼の着信ノード を決定する手段を備え、 (i) 着信ノードへのリンクが存在する場合、その呼を、そのリンク内の回線 グループを介して着信ノードへ経路指定するようにし、 (ii)着信ノードへのリンクが利用できない場合には、通過ノードを選択する ためにその経路指定情報をアクセスし、その通過ノードへのリンク内にある回線 グループを介して、その呼の経路指定をする 手段を備え、 前記交換機構成要素の1つが前記発信ノードに位置しながら、少なくとも1つ の前記交換機構成要素についての前記着信ノードの一覧が仮想着信ノード(V) を備え、この仮想着信ノードは、各々が明確に区別できる物理的なネットワーク 要素である、2以上のグループのコンポーネント(a,b,c)を表わし、また、 各コンポーネントに関連する1以上の別個の回線グループが存在し、そして、前 記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへのリンクは、この発信ノードの1 つにおける交換機構成要素から前記仮想着信ノードの2以上のコンポーネントへ の回線グループの組であることを特徴とする通信ネットワーク。 2. さらに、前記経路指定情報を更新するネットワークプロセッサ手段(25 A)を備え、このネットワークプロセッサ手段は、データ通信ネットワーク(2 4A)によって、すべての前記交換機構成要素と接続され、これによって定期的 に、前記交換機構成要素の各々がネットワークプロセッサ手段に対して、その交 換機構成要素に特有のネットワーク状態についての情報を通信し、ネットワーク プロセッサ手段から、推奨通過ノードを含む代替経路指定の情報を受信し、この ネットワークプロセッサ手段は、すべての交換機構成要素によって通信された前 記情報に基づいて代替経路指定情報を算出し、通過ノードを識別する情報を定期 的に更新することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワーク。 3. 代替経路指定の推奨の算出を行う際、前記ネットワークプロセッサ手段は 、すべてのリンクの全利用度を考慮に入れ、リンクが複数の回線グループで構成 されるときには、そのリンクの全回線グループを考慮に入れることを特徴とする 請求項2記載の通信ネットワーク。 4. 前記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへのリンクは複数の回線グ ループを備え、前記交換機構成要素の1つの前記格納手段は、これらの回線グル ープの各々に対する特定の比率を含んでおり、この発信ノードの1つから仮想着 信ノードへのリンクを介して、呼の経路指定を試みる際には、前記交換機構成要 素の1つが、この特定の比率に基づいて回線グループの経路指定を試みること を特徴とする請求項1記載の通信ネットワーク。 5. 前記交換機構成要素の1つは、前記リンクを介して前記仮想着信ノードへ 呼の経路指定を試みる際、 (i) 前記複数の回線グループにおいて、ゼロ(0)ではない比率を有するす べての回線グループの組Sを決定し; (ii) 組Sが空か否かを決定し; (iii)前記組Sが空であれば、前記呼をオーバフローさせ; (iv) 組が空ではない場合、組Sの回線グループの1つについての重み付けを したランダム選択を行い、そのような回線グループを介して、前記呼の経路指定 を試み; (v) 前記選択された回線グループが空き回線を有していない場合、組Sから 、その選択された回線グループを除去し; (vi) 呼が送信されるまで、あるいは、前記組内のすべての回線グループがな くなり、呼がオーバフローとなるまで、ステップ(ii)から(v)を繰り返す、 ことを特徴とする請求項4記載の通信ネットワーク。 6. 前記ネットワークプロセッサ手段は、 (i) 各リンクに対して、前もって算出した保護許容誤差を格納し、この保護 許容誤差は、ダイレクトトラフィックのためにリンク内に処理能力を確保してお り; (ii) これらの保護許容誤差及び現在のリンク利用度から、各リンクの各回線 グループに対する予約値を算出し; (iii)これらの予約値及び発信ノードの交換機構成要素から通知された空き回 線数より、各リンク上の非予約(保護)空き回線の数を算出する、 ことで前記リンクに対する安全空き回線を決定するよう構成され、 さらに、前記発信ノードから着信ノードへのリンクによって直接接続される発 信ノードと着信ノードの各組に対する通過ノードの推奨を、これらの安全空き回 線の数をもとに算出するよう構成されたことを特徴とする請求項3記載の通信 ネットワーク。 7. 前記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへのリンクは複数の回線グ ループを備え、前記交換機構成要素の各格納手段は、その各々が、各リンク内の 前記回線グループ各々に対する特定比率を含み、そのようなリンクを介して、呼 の経路指定を行う際、前記交換機構成要素はこの特定比率に基づいて、そのリン クの回線グループに経路指定の試みを行い、さらに、ネットワークプロセッサ手 段は、 Glをリンクlの回線グループの組、 ICgを、報告された、回線グループg上の空き回線の数、 Lgを、回線グループgを含むリンクの組、 Pl,gを、リンクlの回線グループgに対して、内部リンクトラフィック分配 に使用される前記比率、 PA1を、ダイレクトトラフィックのための処理能力を確保するよう機能する 、リンクl用の保護許容誤差値、 とした場合、 (i) 回線グループgを含むリンクの保護許容誤差を回線グループ間に配分して 、この回線グループg上の予約RSVgが、 に等しくなるようにし、リンクlに対する総予約レベルRSVlが、 となるよう生成し、そして、 (ii) 空き回線の数IClを、 によって、また、リンクlに対する安全空き回線の数SIClを、 SICl=ICl−RSVl によって算出することを特徴とする請求項6記載の通信ネットワーク。 8. 前記ネットワークプロセッサは、 (i) 各リンクの各回線グループに対する現在の予約RSVl,gを格納し、 (ii) 安全空き回線の算出の際、 Glをリンクlの回線グループの組、 #Glをリンクl中の回線グループ数、 ICgを、報告された、回線グループg上の空き回線の数、 Lgを、回線グループgを含むリンクの組、 PAlを、ダイレクトトラフィックのための処理能力を確保するよう機能する 、リンクl用の保護許容誤差値、 とした場合、 (A)現在のRSVl,gが0のとき、このRSVl,gが、 となるよう調整し、 (B)式 を使用して、要求予約RRSVl,gを算出し、 (C)リンクlに対して、回線グループg上の新規の予約RSVl,gを、 によって算出し、 (D)回線グループg上の予約RSVgを、 によって算出し、 (E)各リンクlに対する空き回線数IClを、 によって算出し、 (F)リンクlに対する安全空き回線の数SIClが、 SICl=ICl−RSVl に等しくなるよう算出する、 ように構成されていることを特徴とする請求項6記載の通信ネットワーク。 9. さらに、前記仮想着信ノードのコンポーネントによる現在のリンク利用度 及び現在の能力を考慮に入れて前記比率を自動的に更新し、その仮想着信ノード によって供される最終着信先に対して呼を完了する更新手段を備えることを特徴 とする請求項4記載の通信ネットワーク。 10.前記経路指定情報を更新する手段は、データ通信ネットフーク(24A) により前記交換機構成要素のすべてに接続されたネットワークプロセッサ手段( 25A)を備え、これにより定期的に、前記交換機構成要素の各々がネットワー クプロセッサ手段に、この交換機構成要素に特有のネットワーク状態についての 情報を通信し、このネットワークプロセッサ手段から推奨通過ノードを含む 代替経路指定情報を受信し、前記ネットワークプロセッサ手段は、すべての交換 機構成要素によって通信された前記情報に基づいて代替経路指定情報を算出し、 また、通過ノードを識別する情報を定期的に更新し、さらに、前記仮想着信ノー ドの各々のコンポーネントは、前記ネットワークプロセッサ手段に、その仮想着 信ノードによって供される最終着信先に対して呼を完了する能力に関連した呼完 了能力情報を通知するよう構成され、このネットワークプロセッサ手段は、この ような呼完了情報及び前記交換機構成要素より通知された前記ネットワーク状態 をもとに、前記仮想着信ノードへのリンクの各回線グループに対する比率を算出 するよう構成され、また、前記リンクによって前記仮想着信ノードに接続された 前記発信ノードにおいて、前記交換機構成要素へこれらの比率を供給するよう構 成されることを特徴とする請求項9記載の通信ネットワーク。 11.前記ネットワークプロセッサ手段へ通信された前記呼完了能力情報は、コ ンポーネントと処理された呼の特性と、これらのコンポーネントで供される最終 宛先との相違とは無関係に、前記ネットワークプロセッサ手段によって同様の形 式で表現され、同様の方法で扱われることを特徴とする請求項10記載の通信ネ ットワーク。 12.前記ネットワークプロセッサは、前記リンクの回線グループの空き容量及 び前記仮想着信ノードのコンポーネントの呼完了能力に従って、その仮想着信ノ ードへの前記リンクが有する複数の回線グループにトラヒックが分配され、前記 比率を決定するように構成されることを特徴とする請求項10記載の通信ネット ワーク。 13.前記ネットワークプロセッサは、前記仮想着信ノードへの前記リンクの回 線グループ各々に対して、その空き回線数に基づく第1の重み、及び前記動的な 仮想着信ノードのコンポーネントの完了能力に基づく第2の重みを算出し、これ ら第1及び第2の重みを結合し、結合された重みを比率に変換し、このような変 換による前記比率を、以前使用された対応する比率と結合し、そして、このよ うな結合で得られた前記比率を、前記発信ノードの1つにおいて前記交換機構成 要素へ送信するように構成され、この交換機構成要素は、前記仮想着信ノードへ の前記リンクが有する回線グループに呼を分配する際に、連続して使用できるよ う、新規に算出された比率を用いてその格納手段を更新するように構成されてい ることを特徴とする請求項12記載の通信ネットワーク。 14.前記ネットワークプロセッサ手段は、 CCcをコンポーネントcが報告する完了能力、 Cl,gを、その方向にリンクl内の回線グループgが進む、動的な仮想着信ノ ードのコンポーネント、 Glをリンクlの回線グループの組、 #Glをリンクl内の回線グループ数、 ICgを回線グループg上の報告された空き回線数、 #Lgを、回線グループgを含むリンク数、 P’l,gを、リンクl内の回線グループgに対する前回の比率、 PWFを、比率の算出に使用される重みづけ係数、 とした場合、 回線グループgに対する第1の重みW1gを、 で算出し、 リンクlの回線グループgに対する第2の重みW2l,gを、 で算出し、 リンクlの回線グループgに対する結合された重みWl,gを、 で算出し、 リンクlの回線グループgに対する比率WPl,gを、 で算出し、 今現在の比率と前回の比率を結合する式、 Pl,g=WPl,g・PWF+P’l,g・(1−PWF) によって、リンクlの回線グループgに対する結合比率Pl,gを算出する、よう に構成されたことを特徴とする請求項13記載の通信ネットワーク。 15.各交換機構成要素は、前記仮想着信ノードへの呼に対する呼完了率情報を 発生し、それに従って、その比率を更新することを特徴とする請求項9記載の通 信ネットワーク。 16.前記交換機構成要素は、前記仮想着信ノードへのリンクを使用して呼の経 路指定を試みる際、回線グループのオーバフローと、ネットワークで修復可能な 要素に属する理由付き解放信号メッセージとを監視することによって、前記呼完 了情報を発生することを特徴とする請求項15記載の通信ネットワーク。 17.前記交換機構成要素の1つは、前記仮想着信ノードへのリンクに対して、 変数、 N:リンク内の回線グループ数(2以上)、 LASTCG:オーバフローあるいは理由付き解放メッセージを有していた最 後の回線グループのリンク中のインデックス(1からN)、 LASTOVF:回線グループLASTCGに対するオーバフロー及び/また は連続する理由付き解放メッセージの数(1以上)、 CGCTR:その比率を更新した最後の回線グループのリンク中のインデック ス(1からN)、 を保持し、また、 前記仮想着信ノードへのリンク内の回線グループCGを使用して呼の経路指定 を試みた結果、オーバフロー、あるいは所定の理由の組の1つを指定する理由付 き解放メッセージとなった場合、交換機構成要素は、そのリンクに対する比率を 、 1.回線グループCGのインデックスがLASTCGであれば、LASTOV Fに1を足す。そうでなければ、LASTCGを回線グループCGのインデック スに設定し、LASTOVを1に設定する。 2.更新がオーバフローによるものである場合、 (a) MAXDECをLASTOVF%の最小値、及び回線グループCG の現在の比率に設定する。 そうでない場合(更新は、理由付き解放メッセージによる)は、 (b) MAXDECを、N倍したLASTOVF%の最小値、及び回線グ ループCGの現在の比率に設定する。 3.回線グループCGの現在の比率からMAXDECを引く。 4.(a) CGCTRに1を足す、すなわち、CGCTR>Nであれば、CG CTRを1に設定する、 (b) CGCTR=LASTCGであれば、ステップ4の(a)へ戻る、 (c) インデックスCGCTRを有する回線グループの現在の比率に1% を付加する、ステップをMAXDEC回、繰り返す、 ことで変更することを特徴とする請求項16記載の通信ネットワーク。 18.通信ネットワーク(31A)での呼の経路指定方法において、 複数のネットワークノード(A,B,C,O,T,V)とリンク(A-B,A-O,A- T,B-A,B-O,B-T,…)であって、 前記ネットワークノードは発信ノード(A,B,C,O,T)と着信ノード(A, B,C,O,T,V)で構成され、前記発信ノードの各々は、前記ネットワーク内で 呼の経路指定を行うことができる交換機構成要素(a,b,c,o,t)からなり、 前記着信ノードは、このような呼に対する宛先としての役割をし、前記ネットワ ークノードのいくつかは通過ノード(A,B,C,O,T)で、各通過ノードは着信 及び発信ノードであり、各リンクは、発信ノードと着信ノードを直接、相互接続 するとともに、1以上の回線グループ(a-b,o-a,o-b,o-c,…)からなり 、前記交換機構成要素の各々は、経路指定情報を格納するための格納手段を有し 、この経路指定情報は、 (i) 着信ノードの一覧、 (ii) そのようなリンクが存在する場合、各着信ノードに関連した対応リンク 、 (iii)各リンクに対する、前記交換機構成要素から出る1以上の回線グループ の対応グループ、 (iv) 各着信ノードに関連した、0以上の通過ノードのリスト、 からなり、 各交換機構成要素は、呼のアドレスデータを翻訳して、その呼の着信ノードを 決定する手段を備え、 当該方法は、発信ノードでの各交換機構成要素において、 (i) 着信ノードへのリンクが存在する場合、その呼を、そのリンク内の回線グ ループを介して着信ノードへ経路指定するようにし、 (ii)着信ノードへのリンクが利用できない場合には、通過ノードを選択するた めにその経路指定情報をアクセスし、その通過ノードへのリンク内にある回線グ ループを介して、その呼の経路指定をする ステップを備え、 前記交換機構成要素の1つが前記発信ノードに位置しながら、少なくとも1つ の前記交換機構成要素についての前記着信ノードの一覧に仮想着信ノード(V) を含めるステップと、この仮想着信ノードは、各々が明確に区別できる物理的な ネットワーク要素である、2以上のグループのコンポーネント(a,b,c)を表 わしており、また、各コンポーネントに関連する1以上の別個の回線グループが 存在し、そして、前記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへのリンクは、 前記交換機構成要素の1つから前記仮想着信ノードの2以上のコンポーネントへ の回線グループの組であって、前記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへ 前記リンクを介して、この仮想着信ノードに呼の経路指定を行う場合は、前記回 線グループの組の1つを使用してこの呼の経路指定を行うステップとを備えるこ とを特徴とする呼の経路指定方法。 19.前記着信ノードは、さらに、前記経路指定情報を更新するネットワークプ ロセッサ手段(25A)を備え、このネットワークプロセッサ手段は、データ通 信ネットワーク(24A)によって、すべての前記交換機構成要素と接続され、 当該方法は、前記データ通信ネットワークを介して定期的に、前記交換機構成要 素の各々がネットワークプロセッサ手段に対して、その交換機構成要素に特有の ネットワーク状態についての情報を通信し、ネットワークプロセッサ手段から、 推奨通過ノードを含む代替経路指定の情報を受信し、このネットワークプロセッ サ手段は、すべての交換機構成要素によって通信された前記情報に基づいて代替 経路指定情報を算出し、通過ノードを識別する情報を定期的に更新することを特 徴とする請求項18記載の呼の経路指定方法。 20.前記代替経路指定の推奨を算出するステップは、前記ネットワークプロセ ッサ手段によって、すべてのリンクの全利用度を考慮に入れ、リンクが複数の回 線グループで構成されるときには、そのリンクの全回線グループを考慮に入れる ことを特徴とする請求項19記載の呼の経路指定方法。 21.前記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへのリンクは複数の回線グ ループを備え、前記交換機構成要素の1つの前記格納手段は、これらの回線グル ープの各々に対する特定の比率を含む前記ネットワークにおいて、当該方法は、 この発信ノードの1つから仮想着信ノードへのリンクを介して、呼の経路指定を 試みる際、前記交換機構成要素の1つが、この特定の比率に基づいて回線グルー プの経路指定を試みることを特徴とする請求項18記載の呼の経路指定方法。 22.前記交換機構成要素の1つは、前記リンクを介して前記仮想着信ノードへ 呼の経路指定を試みる際、 (i) 前記複数の回線グループにおいて、ゼロ(0)ではない比率を有するす べての回線グループの組Sを決定し; (ii) 組Sが空か否かを決定し; (iii)前記組Sが空であれば、前記呼をオーバフローさせ; (iv) 組が空ではない場合、組Sの回線グループの1つについての重み付けを したランダム選択を行い、そのような回線グループを介して、前記呼の経路指定 を試み; (v) 前記選択された回線グループが空き回線を有していない場合、組Sから 、その選択された回線グループを除去し; (vi) 呼が送信されるまで、あるいは、前記組内のすべての回線グループがな くなり、呼がオーバフローとなるまで、ステップ(ii)から(v)を繰り返す、 ことを特徴とする請求項21記載の呼の経路指定方法。 23.前記ネットワークプロセッサ手段において、前記リンクに対する安全空き 回線は、 (i) 各リンクに対して、前もって算出した保護許容誤差を格納し、この保護 許容誤差は、ダイレクトトラフィックのためにリンク内に処理能力を確保してお り; (ii) これらの保護許容誤差及び現在のリンク利用度から、各リンクの各回線 グループに対する予約値を算出し; (iii)これらの予約値及び発信ノードの交換機構成要素から通知された空き回 線数より、各リンク上の非予約(安全)空き回線の数を算出する、 ことで決定され、 さらに、前記発信ノードから着信ノードへのリンクによって直接接続される発 信ノードと着信ノードの各組に対する通過ノードの推奨を、これらの安全空き回 線の数をもとに算出することを特徴とする請求項20記載の呼の経路指定方法。 24.前記発信ノードの1つから前記仮想着信ノードへのリンクは複数の回線グ ループを備え、前記交換機構成要素の格納手段は、各リンク内の前記回線グルー プ各々に対する特定の比率を含む前記ネットワークにおいて、当該方法はさらに 、そのようなリンクを介して、前記交換機構成要素において呼の経路指定を行う 際、この特定の比率に基づいて、そのリンクの回線グループに経路指定の試みを 行うステップを備え、さらに、ネットワークプロセッサ手段において、 Glをリンクlの回線グループの組、 ICgを、報告された、回線グループg上の空き回線の数、 Lgを、回線グループgを含むリンクの組、 Pl,gを、リンクlの回線グループgに対して、内部リンクトラフィック分配 に使用される前記比率、 PAlを、ダイレクトトラフィックのための処理能力を確保するよう機能する 、リンクl用の保護許容誤差値、 とした場合、 (i) 回線グループgを含むリンクの保護許容誤差を回線グループ間に配分して 、この回線グループg上の予約RSVgが、 に等しくなるようにし、リンクlに対する総予約レベルRSVlが、 となるよう生成し、そして、 (ii) 空き回線の数IClを、 によって、また、リンクlに対する安全空き回線の数SIClを、 SICl=ICl−RSVl によって算出するステップを備えることを特徴とする請求項23記載の呼の経路 指定方法。 25.前記ネットワークプロセッサにおいて、 (i) 各リンクの各回線グループに対する現在の予約RSVl,gを格納し、 (ii) 安全空き回線の算出の際、 Glをリンクlの回線グループの組、 #Glをリンクl中の回線グループ数、 ICgを、報告された、回線グループg上の空き回線の数、 Lgを、回線グループgを含むリンクの組、 PAlを、ダイレクトトラフィックのための処理能力を確保するよう機能 する、リンクl用の保護許容誤差値、 とした場合、 (A)現在のRSVl,g0のとき、このRSVl,gとなるよう調整し、 (B)式 を使用して、要求予約RRSVl,g算出し、 (C)リンクlに対して、回線グループg上の新規の予約RSVl,gによって算出し、 (D)回線グループg上の予約RSVgを、 によって算出し、 (E)各リンクlに対する空き回線数IClを、 によって算出し、 (F)リンクlに対する安全空き回線の数SIClが、 SICl=ICl−RSVl に等しくなるよう算出する、 ステップを備えることを特徴とする請求項23記載の呼の経路指定方法。 26.さらに、前記仮想着信ノードのコンポーネントによる現在のリンク利用度 及び現在の能力を考慮に入れて前記比率を自動的に更新し、その仮想着信ノード によって供される最終着信先に対して呼を完了する更新ステップを備えることを 特徴とする請求項21記載の呼の経路指定方法。 27.前記ネットワークはさらに、前記経路指定情報を更新するネットワークプ ロセッサ手段(25A)を備え、このネットワークプロセッサ手段は、データ通 信ネットワーク(24A)により前記交換機構成要素のすべてに接続されており 、当該方法は定期的に、前記交換機構成要素の各々がネットワークプロセッサ手 段に、この交換機構成要素に特有のネットワーク状態についての情報を通信し、 こ のネットワークプロセッサ手段から推奨通過ノードを含む代替経路指定情報を受 信し、前記ネットワークプロセッサ手段は、すべての交換機構成要素によって通 信された前記情報に基づいて代替経路指定情報を算出し、また、通過ノードを識 別する情報を定期的に更新し、さらに、前記仮想着信ノードの各々のコンポーネ ントは、前記ネットワークプロセッサ手段に、その仮想着信ノードによって供さ れる最終着信先に対して呼を完了する能力に関連した呼完了能力情報を通知し、 このネットワークプロセッサ手段は、このような呼完了情報及び前記交換機構成 要素より通知された前記ネットワーク状態をもとに、前記仮想着信ノードへのリ ンクの各回線グループに対する比率を算出し、また、前記リンクによって前記仮 想着信ノードに接続された前記発信ノードにおいて、前記交換機構成要素へこれ らの比率を供給することを特徴とする請求項26記載の呼の経路指定方法。 28.前記ネットワークプロセッサ手段へ通信された前記呼完了能力情報は、コ ンポーネントと処理された呼の特性と、これらのコンポーネントで供される最終 宛先との相違とは無関係に、前記ネットワークプロセッサ手段によって同様の形 式で表現され、同様の方法で扱われることを特徴とする請求項27記載の呼の経 路指定方法。 29.前記ネットワークプロセッサが前記比率を決定することによって、前記リ ンクの回線グループの空き容量及び前記仮想着信ノードのコンポーネントの呼完 了能力に従って、その仮想着信ノードへの前記リンクが有する複数の回線グルー プにトラヒックが分配されることを特徴とする請求項27記載の呼の経路指定方 法。 30.前記ネットワークプロセッサは、前記仮想着信ノードへの前記リンクの回 線グループ各々に対して、その空き回線数に基づく第1の重み、及び前記動的な 仮想着信ノードのコンポーネントの完了能力に基づく第2の重みを算出し、これ ら第1及び第2の重みを結合し、結合された重みを比率に変換し、このような変 換による前記比率を、以前使用された対応する比率と結合し、そして、このよ うな結合で得られた前記比率を、前記発信ノードの1つにおいて前記交換機構成 要素へ送信し、この交換機構成要素は、前記仮想着信ノードへの前記リンクが有 する回線グループに呼を分配する際に、連続して使用できるよう、新規に算出さ れた比率を用いてその格納手段を更新することを特徴とする請求項29記載の呼 の経路指定方法。 31.前記ネットワークプロセッサ手段は、 CCcをコンポーネントcが報告する完了能力、 Cl,gを、その方向にリンクl内の回線グループgが進む、動的な仮想着信ノ ードのコンポーネント、 Glをリンクlの回線グループの組、 #Glをリンクl内の回線グループ数、 ICgを回線グループg上の報告された空き回線数、 #Lgを、回線グループgを含むリンク数、 P’l,gを、リンクl内の回線グループgに対する先の比率、 PWFを、比率の算出に使用される重み付け係数、 とした場合、 回線グループgに対する第1の重みW1gを、 で算出し、 リンクlの回線グループgに対する第2の重みW2l,gを、 で算出し、 リンクlの回線グループgに対する結合された重みWl,gを、 で算出し、 リンクlの回線グループgに対する比率WPl,gを、 で算出し、 今現在の比率と先の比率を結合する式、 Pl,g=WPl,g・PWF+P’l,g・(1−PWF) によって、リンクlの回線グループgに対する結合比率Pl,gを算出する、こと を特徴とする請求項30記載の呼の経路指定方法。 32.前記交換機構成要素の1つは、前記仮想着信ノードへの呼に対する呼完了 率情報を発生し、それに従って、その比率を更新することを特徴とする請求項2 6記載の呼の経路指定方法。 33.前記交換機構成要素は、前記仮想着信ノードへのリンクを使用して呼の経 路指定を試みる際、回線グループのオーバフローと、ネットワークで修復可能な 要素に属する理由付き解放信号メッセージとを監視することによって、前記呼完 了情報を発生することを特徴とする請求項32記載の呼の経路指定方法。 34.前記交換機構成要素の1つは、前記仮想着信ノードへのリンクに対して、 変数、 N:リンク内の回線グループ数(2以上)、 LASTCG:オーバフローあるいは理由付き解放メッセージを有していた最 後の回線グループのリンク中のインデックス(1からN)、 LASTOVF:回線グループLASTCGに対するオーバフロー及び/また は連続する理由付き解放メッセージの数(1以上)、 CGCTR:その比率を更新した最後の回線グループのリンク中のインデック ス(1からN)、 を保持し、また、 前記仮想着信ノードへのリンク内の回線グループCGを使用して呼の経路指定 を試みた結果、オーバフロー、あるいは所定の理由の組の1つを指定する理由付 き解放メッセージとなった場合、交換機構成要素は、そのリンクに対する比率を 、 1.回線グループCGのインデックスがLASTCGであれば、LASTOVF に1を足す。そうでなければ、LASTCGを回線グループCGのインデックス に設定し、LASTOVを1に設定する。 2.更新がオーバフローによるものである場合、 (a) MAXDECをLASTOVF%の最小値、及び回線グループCGの現 在の比率に設定する。 そうでない場合(更新は、理由付き解放メッセージによる)は、 (b) MAXDECを、N倍したLASTOVF%の最小値、及び回線グルー プCGの現在の比率に設定する。 3.回線グループCGの現在の比率からMAXDECを引く。 4.(a) CGCTRに1を足す、すなわち、CGCTR>Nであれば、CGC TRを1に設定し、 (b) CGCTR=LASTCGであれば、ステップ4の(a)へ戻り、 (c) インデックスCGCTRを有する回線グループの現在の比率に1%を付 加するステップ、 をMAXDEC回、繰り返す、 ことで変更することを特徴とする請求項33記載の呼の経路指定方法。
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