JPH11355494A - 画像入出力装置と画像データの出力方法、及び情報処理システム - Google Patents

画像入出力装置と画像データの出力方法、及び情報処理システム

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JPH11355494A
JPH11355494A JP10170558A JP17055898A JPH11355494A JP H11355494 A JPH11355494 A JP H11355494A JP 10170558 A JP10170558 A JP 10170558A JP 17055898 A JP17055898 A JP 17055898A JP H11355494 A JPH11355494 A JP H11355494A
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image data
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JP10170558A
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Hideaki Shimizu
秀昭 清水
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量部数の複写物を効率良く得ることにより
作業効率の向上を図ることができるようにした。 【解決手段】 コピー条件を設定した後、スタートキー
が押下されると、コピー部数が所定部数以下か否かを判
断し(S1)、コピー部数が所定部数以上の場合は、L
ANに接続されている出力動作可能なプリンタを検索し
た後(S2)、出力部数を算出する(S3)。スキャナ
部を動作させて原稿画像を読み取り(S4)、出力動作
可能なプリンタにも画像データを転送し、出力動作が可
能なデバイスを使用してプリント動作を開始する(S
5)。そして、プリント動作が正常に行なわれていない
場合は再度LANに接続されている動作可能なプリンタ
を検索し(S7)、各プリンタの出力部数を算出して
(S8)、プリント動作を続行し、全てのコピー処理が
終了するとコピー動作を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像入出力装置と画
像データの出力方法、及び情報処理システムに関し、よ
り詳しくは、少なくともスキャナ機能とプリンタ機能と
を備えたデジタル複合機等の画像入出力装置と該画像入
出力装置で読み取られた画像データの出力方法、及び前
記画像入出力装置をネットワーク接続して画像データを
処理する情報処理システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、複数の複写
機が並設されているオフィス環境下で原稿画像の複写作
業を行なう場合、これら夫々の複写機は別個単独に動作
するため、これら複数の複写機の中から1台の複写機を
選択し、該選択された複写機を使用して原稿画像を複写
している。
【0003】すなわち、従来においては、稼働可能な複
数の複写機が所定スペース内に隣接して配設されている
場合であっても、選択された複写機のみが稼働し、他の
複写機は何ら複写作業に寄与していないのが実状であ
る。
【0004】このため、例えば、100部以上の大量部
数の複写物を短時間で得たい場合、従来では、同一の原
稿画像を予め複数部数作成して用意すると共に、ユーザ
が複数の複写機を同時に使用して複写処理をしなければ
ならず、大量部数の複写物を迅速且つ効率良く得ること
ができないという問題点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、大量部数の複写物を効率良く得ることに
より作業効率の向上を図ることができる画像入出力装置
と画像データの出力方法、及び情報処理システムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る画像入出力装置は、画像データを入力す
る画像入力手段と画像データを出力する画像出力手段と
を備えた画像入出力装置であって、所定通信網を介して
複数の出力装置に接続されると共に、出力枚数を設定す
る出力枚数設定手段と、該出力枚数設定手段により設定
された出力枚数が所定値を超えるか否かを判断する判断
手段と、前記複数の出力装置のうちの少なくとも1つ以
上の出力装置に画像データを転送する転送手段とを備
え、前記判断手段により前記出力枚数が所定値を超える
ときは、前記画像出力手段及び前記複数の出力装置とで
構成される複数のデバイスのうちの少なくとも2つ以上
のデバイスに対し出力動作の実行を指令する出力動作指
令手段を有していることを特徴としている。
【0007】また、本発明に係る画像データの出力方法
は、画像データを入力する画像入力手段と画像データを
出力する画像出力手段とを備えた画像入出力装置と複数
の出力装置とを所定通信網を介して接続し、前記画像入
力手段に入力された画像データの出力枚数が所定値を超
えるときは、前記複数の出力装置のうちの少なくとも1
つ以上の出力装置に前記画像データを転送し、前記画像
出力手段及び前記複数の出力装置とで構成される複数の
デバイスのうちの少なくとも2つ以上のデバイスを使用
して前記画像データを出力することを特徴としている。
【0008】さらに、本発明に係る情報処理システム
は、画像データを入力する画像入力手段と画像データを
出力する画像出力手段とを備えた画像入出力装置と、複
数の出力装置とが所定通信網を介してに接続され、前記
画像入出力装置が、出力枚数を設定する出力枚数設定手
段と、該出力枚数設定手段により設定された出力枚数が
所定値を超えるか否かを判断する判断手段と、前記複数
の出力装置のうちの少なくとも1つ以上の出力装置に画
像データを転送する転送手段とを備え、前記判断手段に
より前記出力枚数が所定値を超えるときは、前記画像出
力手段及び前記複数の出力装置とで構成される複数のデ
バイスのうちの少なくとも2つ以上のデバイスに対し出
力動作の実行を指令する出力動作指令手段を有している
ことを特徴としている。
【0009】尚、本発明の他の特徴は、下記の発明の実
施の形態の記載から明かとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳説する。
【0011】図1は本発明に係る情報処理システムの一
実施の形態を示すシステム構成図であって、該情報処理
システムは、WWW(World Wide Web)サーバ機能を備
えた画像入出力装置としての第1のデジタル複合機1
と、該第1のデジタル複合機1で読み取られた画像デー
タを必要に応じて分配転送して出力する複数のプリンタ
(第1及び第2のプリンタ2、3)と、クライアント/
サーバ型の情報処理装置としてのコンピュータ群4とが
LAN(Local Area Network)5を介して接続され、さ
らに前記第1のデジタル複合機1はPSTN(Public S
witced TelephoneNetwork;公衆交換電話網)やISD
N(Integrated Services Digital Network ;統合サー
ビスデジタル網)等のWAN(Wide Area Network ;広
域ネットワーク)6を介してファクシミリ装置7に接続
されている。
【0012】第1のデータベースサーバ8aは第1のデ
ジタル複合機1で読み取られた二値の画像データをデー
タベースとして保存管理し、第1のデータベースクライ
アント8bは前記第1のデータベースサーバ8aに保存
されている画像データの閲覧・検索等を行う。第2のデ
ータベースサーバ9aは第1のデジタル複合機1で読み
取られた多値の画像データをデータベースとして保存管
理し、第2のデータベースクライアント9bは前記第2
のデータベースサーバ9aに保存されている画像データ
の閲覧・検索等を行う。
【0013】電子メールサーバ10aは第1のデジタル
複合機1で読み取った画像データをメールとして受け取
り、電子メールクライアント10bは前記電子メールサ
ーバ10aで受け取ったメールを受信して閲覧したり電
子メールの送信を前記電子メールサーバ10aに要求す
る。ノーツサーバ11aはグループウェアとしてのノー
ツ(米ロータス社製)を格納し前記デジタル複合機1で
読み取った画像データを受信して保存管理し、ノーツク
ライアント11bは前記ノーツサーバ11aに保存され
ている画像データの閲覧・検索等を行う。
【0014】WWWサーバ12aは、広域情報ネットワ
ークとしてのWWW(World Wide Web)環境下で構築さ
れるマークアップ言語としてのHTML(Hypertext Ma
rkuplanguage)で作成されたHTML文書を保存管理
し、またWWWクライアント12bは、前記HTML文
書の内容を解析するWWWブラウザを内蔵し、WWWブ
ラウザを介してHTML文書を閲覧したり、第1のデジ
タル複合機1からHTML文書を印刷出力する。すなわ
ち、第1のデジタル複合機1は、内蔵される後述のWW
Wサーバモジュールからの要求の他、WWWクライアン
ト12bからの要求に基づいてWWWサーバ12aから
LAN5に提供されるHTML文書を印刷出力すること
ができる。
【0015】DNS(Domain Name System)サーバ10
0は、ホストコンピュータ名とIP(Internet Protoco
l)アドレスとの対応テーブルが内蔵され、ユーザは通信
先ホストコンピュータのIPアドレスが分からない場合
に該DNSサーバ100に問い合わせることにより前記
通信先ホストコンピュータのIPアドレスを取得するこ
とができる。
【0016】また、LAN5にはルータ13が接続さ
れ、さらに該ルータ13はインターネット/イントラネ
ット14に接続されている。そして、該インターネット
/イントラネット14には、上述した第1のデジタル複
合機1a、第1又は第2のデータベースサーバ8a、9
a、電子メールサーバ10a、WWWサーバ12aと同
様の機能を有する第2のデジタル複合機15、データベ
ースサーバ16、電子メールサーバ17、WWWサーバ
18が接続されている。
【0017】図2はデジタル複合機(第1及び第2のデ
ジタル複合機1、15)の外観を示す正面図であって、
デジタル複合機1、15は、画像データの読取動作を行
うスキャナ部19と、該スキャナ部19により読み取ら
れた画像データを電子写真方式で印刷処理するプリンタ
部20と、スキャナ部19やプリンタ部20に対し動作
モード等の指示を発する操作部21とから構成されてい
る。
【0018】そして、スキャナ部19は、原稿用紙を載
置する原稿フィーダ22と、該原稿フィーダ22に載置
された原稿用紙を供給する原稿トレイ23とを備え、ま
た、プリンタ部20は、記録用紙を収容した複数段の給
紙カセット24…と、画像データが記録された記録用紙
を排紙する排紙トレイ25を備えている。
【0019】このように構成されたデジタル複合機1、
15においては、原稿用紙を原稿フィーダ22に載置
し、操作部21で読み取り動作の指示を行うと、原稿用
紙は原稿トレイ23に供給される。そして、不図示の光
源により原稿用紙が照明されて不図示のCCDラインセ
ンサにより前記原稿用紙を走査し、光信号を電気信号に
変換することにより、原稿用紙上の画像データ(原稿画
像)を読み取る。そして、スキャナ部19で読み取られ
た画像データは不図示の感光体ドラムを介して給紙カセ
ット24…からの記録用紙に転写され、不図示の定着器
で定着されて記録用紙を排紙トレイ25に排紙する。
【0020】尚、本実施の形態におけるデジタル複合機
1、15は、プリンタ部20が上述したように電子写真
方式で構成されているが、微小ノズルアレイからインク
を吐出して記録用紙上に直接印字するインクジェット方
式等その他の印刷方式を採用してもよいことはいうまで
もない。
【0021】図3は操作部3の平面図であって、該操作
部3は、タッチパネルシートが貼着された液晶表示パネ
ル26と、原稿画像に対する読取動作開始を指示するス
タートキー27と、前記原稿画像の読取動作等、稼働中
の動作に対し停止を指示するストップキー28と、ユー
ザに固有の識別子(ID)情報を入力するIDキー29
と、設定モードを初期化するリセットキー30とを備え
ている。また、スタートキー27の中央部には赤色又は
緑色に点灯する発光ダイオード(LED)31が設けら
れており、LED31が緑色に点灯しているときはスタ
ートキー27の使用可能状態を示し、LED31が赤色
に点灯しているときはスタートキー27の使用不可状態
を示している。
【0022】図4は液晶表示パネル26の詳細を示す拡
大図であって、液晶表示パネル26の上部には各種機能
を提供するためのメインタブ群32が設けられている。
そして、メインタブ群32のうちの一のメインタブを押
下することにより操作画面が切り換わるように構成され
ており、また、他のメインタブへの変更が不可能な状態
にあるときは当該メインタブの表示色を変更させること
により、当該メインタブを押下しても操作画面の切換え
が行なわれないように構成されている。
【0023】次に、メインタブ群32の各メインタブに
ついて説明する。
【0024】複写(copy)タブ33は、スキャナ部19
とプリンタ部20とを使用してスキャナ部19に載置さ
れた原稿画像を複写したり、LAN5を介して第1のデ
ジタル複合機1に接続された第1及び第2のプリンタ
2、3に画像データを転送し、該第1及び第2のプリン
タ2、3で原稿画像を複写するときに操作する(このよ
うに第1のデジタル複合機1で読み取られた原稿画像を
第1及び第2のプリンタ2、3で複写することを、以
下、「リモートコピー」という)。
【0025】送信(send)タブ34は、スキャナ部19
で読み取られた画像データをファイル転送プロトコル
(FTP)にしたがってデータベースサーバ8a、電子
メールサーバ10a、或いはファクシミリ装置7に転送
するときに操作し、複数の送信先を指定して同報配信す
ることができる。
【0026】リトリーブ(retrieve)タブ35は、LA
N5を介してWWWサーバ12aや電子メールサーバ1
0a、データベースサーバ8a、或いはファクシミリ装
置7から送信されてきた画像データを取得し、プリンタ
部20で印刷出力するときに操作する。
【0027】タスク(tasks)タブ36は、ファクシミリ
装置7やインターネット/イントラネット14から送信
されてくる画像データを自動的に処理して画像データを
定期的に印刷出力するためのタスクの生成・管理を行う
場合に操作する。
【0028】管理(management) タブ37は、ジョブの
アドレス帳、ブックマーク、画像データのアカウント情
報を管理する場合に操作する。コンフィグレーション
(cofiguration)タブ38は、当該デジタル複合機1に
固有の設定(ネットワーク、時計等)を行うときに操作
する。
【0029】そして、この図4はコピータブ33が押下
され、コピー操作画面39が表示されている場合を示し
ている。
【0030】該コピー操作画面39は、LAN5に接続
されているプリンタ(本実施の形態の場合は第1及び第
2のプリンタ2、3)の一覧表示を指令するプリンタ選
択ボタン40と、該プリンタ選択ボタン40の操作によ
り使用可能なプリンタの一覧を表示するプリンタ一覧表
示部41と、画像品質の一覧を表示する画像品質一覧表
示部42と、該画像品質一覧表示部42への画像品質の
表示を指示する画像品質選択ボタン43と、画像濃度の
設定を行う濃度設定部44と、画像データに対するの拡
大縮小の設定を行う拡大縮小設定ボタン45と、記録用
紙のサイズ選択を行う記録用紙選択ボタン46と、ソー
タ設定等記録用紙の排紙モードの設定を行う排紙モード
設定ボタン47と、両面コピー等のコピーモードの設定
を行うコピーモード設定ボタン48と、これら各種コピ
ーパラメータを表示するパラメータ表示部49と、画像
データの特殊印刷を指令する特殊印刷設定部50と、コ
ピー枚数等の所定の数値入力などを行なうテンキー51
とを有している。
【0031】そして、該コピー操作画面39において
は、プリンタ選択ボタン41が押下されると使用可能な
プリンタがプリンタ一覧表示部40にプルダウン表示さ
れる。そして、該プリンタ一覧表示部40に表示された
プリンタ一覧の中から所望のプリンタが選択されると該
プリンタ一覧表示部40の表示内容が消去されてパラメ
ータ表示部49に表示される。また、画像品質設定ボタ
ン43が押下されると画像品質一覧表示部42に画像表
示がプルダウン表示され、該表示された画像品質の中か
ら所望の画像品質が表示されるとその内容がパラメータ
表示部49に表示される。また、拡大縮小設定ボタン4
5、記録用紙選択ボタン46、排紙モードボタン47及
びコピーモード設定ボタン48を操作するとこれらの押
下ボタンに対応した所定のサブ画面が表示され、該サブ
画面上の操作を介して各種コピーパラメータがパラメー
タ表示部49に表示される。
【0032】図5は第1のデジタル複合機1のコントロ
ールユニットのブロック構成図である。尚、本実施の形
態では、第1のデジタル複合機1について、以下にその
構成を説明するが、第2のデジタル複合機15も同様の
構成を有している。
【0033】図5において、コントロールユニット52
は、操作部21との間でインターフェース動作を司る操
作部インターフェース(I/F)53と、LAN5との
間で網制御を行う網制御部54と、デジタル信号をアナ
ログ信号に変調してWAN6に画像データを送出したり
WAN6からのアナログ信号をデジタル信号に復調する
モデム55と、ブートプログラムが格納されたROM5
6と、システムを制御する制御プログラムや画像データ
を保存するハードディスクドライブ(HDD)57と、
画像データの高速転送を司る画像バス・インターフェー
ス(I/F)58と、演算結果を一時的に記憶したり、
ワークエリアとして使用されるRAM59と、システム
バス60を介して上記各構成要素に接続され装置全体を
制御するCPU61とを主要部として構成されている。
【0034】さらに、コイトロールユニット52は、ペ
ージ単位で印刷処理するためのPDL(Page Descripti
on Language;ページ記述言語)コードをビットマップ
イメージに展開するRIP(Raster Image Processor)
処理部62と、スキャナ部19からの入力画像データに
対して所定の補正、加工、編集等を行うスキャナ画像処
理部63と、プリンタ部20に出力すべき出力画像デー
タに対して補正や解像度変換を行うプリンタ画像処理部
64と、多値画像データに対しJPEG(Joint Photog
raphic Coding Experts Group)方式で圧縮伸長処理を行
ったり、二値画像データに対しJBIG(Joint Bi-lev
el Imagic Experts Group)方式、MMR(Modified mod
ified READ(Relative Element Address Designate)) 方
式、又はMH(Modified Huffman) 方式で圧縮処理を行
う画像圧縮処理部65と、画像データの回転を行う画像
回転処理部66と、スキャナ部19及びプリンタ部20
との間で同期系と非同期系との変換動作等インターフェ
ース動作を司るデバイスインターフェース(I/F)6
7とを有している。そして、これら各処理部62〜67
は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス
やIEEE(米国電気電子技術者協会)1394に準拠
した画像バス68を介して画像バスI/F58に接続さ
れ、これら各処理部62〜67の動作はCPU61によ
り制御される。
【0035】次に、上述したスキャナ画像処理部63、
プリンタ画像処理部64、画像圧縮処理部65、画像回
転処理部66及びデバイスI/F67について説明す
る。
【0036】図6はスキャナ画像処理部63のブロック
構成図であって、スキャナ画像バスI/Fコントローラ
69が画像バス68に接続されている。そして、スキャ
ナ部19で読み取られた画像データは必要に応じてフィ
ルタ処理部70に入力され、該フィルタ処理部70で空
間フィルタによりコンボリューション演算が行われる。
【0037】そして、編集部71では、例えば原稿画像
がマーカペンで囲まれている閉領域を有している場合は
該閉領域を認識し、該閉領域内の画像データに対して影
付け、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
さらに、該編集部71では画像データのサンプリングを
行い、自動濃度調整のための原稿平均濃度の算出や、モ
ノクロ/カラーを識別するための彩度の高い色成分の抽
出を行う。
【0038】次いで、変倍処理部72では、補間演算を
行ってラスタイメージの主走査方向の拡大・縮小を行っ
たり、CCDラインセンサの走査速度を可変にして必要
に応じ読取画像の解像度を変更する。
【0039】そして、テーブル73には輝度−濃度変換
テーブルが格納されており、変倍処理部72から出力さ
れた画像データとしての輝度データを濃度データに変換
する。
【0040】次に、二値化処理部74では、テーブル7
3で濃度変換された多値のグレースケール画像データを
誤差拡散処理やスクリーン処理により二値データに変換
して二値化画像データを作成し、該二値化画像データは
スキャナ画像バスコントローラI/F69を介して画像
バス68に転送される。
【0041】尚、これらスキャナ画像処理部63内の上
記各処理の実行タイミングは上述したスキャナ画像バス
I/Fコントローラ69により制御される。
【0042】図7はプリンタ画像処理部64のブロック
構成図であって、プリンタ画像バスI/Fコントローラ
75が画像バス68に接続されている。そして、解像度
変換部76ではLAN5又はWAN6から送信されてき
た画像データをプリンタ部20に対応した解像度に変換
し、スムージング処理部77では解像度変換後の画像デ
ータのジャギー(斜め線等の白黒境界部に生じ得る所謂
「画像データのがさつき」)を円滑にし、該円滑化され
た画像データはプリンタ画像バスI/Fコントローラ7
5を介して画像バス68に転送される。尚、これら解像
度変換部76及びスムージング処理部77の処理タイミ
ングは上述したプリンタ画像バスI/Fコントローラ7
5により制御される。
【0043】図8は画像圧縮処理部65のブロック構成
図であって、圧縮画像バスI/Fコントローラ78が画
像バス68に接続され、入力バッファ79及び出力バッ
ファ80との間で行うデータの授受を行うためのタイミ
ングや画像圧縮処理部65に対するモード設定を行う。
【0044】以下、画像圧縮処理部65における処理手
順を説明する。
【0045】CPU61から画像バス68を介して圧縮
画像バスI/Fコントローラ78に画像圧縮信号が入力
されると、圧縮画像バスI/Fコントローラ78は画像
圧縮部81に対して必要な設定(例えば、MMR方式、
JBIG方式等)を行い、次いで、CPU61は圧縮画
像バスI/Fコントローラ78に対して画像データ転送
の許可を行う。これにより、圧縮画像バスI/Fコント
ローラ78はRAM59やスキャナ部19等からの画像
データの転送を受け取り、該受け取った画像データを入
力バッファ79に一時格納する。
【0046】そして、該入力バッファ79は、圧縮画像
バスI/Fコントローラ78と画像圧縮部81との間で
画像データの転送が可能か否かを判断し、画像バス68
からの画像データの読み込み及び画像圧縮部81への書
き込みが不可能である場合にはデータ転送を行わないよ
うに制御する。
【0047】一方、画像データが入力バッファ79から
画像圧縮部81に転送されると該画像圧縮部81は画像
データをRAM82に一旦格納する。すなわち、画像圧
縮を行う場合は画像圧縮処理の方式によって最初の1ラ
イン分の画像圧縮を行うためには数ライン分のデータを
要するため、数ライン分の画像データを蓄積した後最初
の1ライン分の画像圧縮を行う。
【0048】そして、画像圧縮部81で圧縮された画像
データは出力バッファ80に転送され、該出力バッファ
80では圧縮画像バスI/Fコントローラ78と画像圧
縮部81との間で画像データの転送が可能か否かを判断
し、画像データを圧縮画像バスI/Fコントローラ78
に転送する。
【0049】次いで、圧縮画像バスI/Fコントローラ
78では、画像圧縮部81から転送されてきた画像デー
タを画像バス68を介してRAM59又は画像バス68
に接続されている各処理部62〜67に転送する。そし
て、これら画像圧縮処理は、所望の画像データの処理が
全て終了するか、或いは圧縮伸長処理でエラーが生じる
まで続行される。
【0050】図9は画像回転処理部66のブロック構成
図であって、回転画像バスI/Fコントローラ83が画
像バス68に接続され、画像回転処理部66に対するモ
ード設定や画像回転処理部66に画像データを転送する
ためのタイミング制御を行う。
【0051】以下、画像回転処理部66における処理手
順を説明する。
【0052】CPU61から画像バス68を介して回転
画像バスI/Fコントローラ83に画像回転信号が入力
されると、回転画像バスI/Fコントローラ83は画像
回転部84に対して必要な設定(画像サイズ、回転方
向、回転角度)を行う。具体的には、例えば、回転を行
う(二値の)画像データの画像サイズが32×32ビッ
ト、回転方向が反時計方向、回転角度が90°に設定さ
れている場合は、CPU61が回転画像バスI/Fコン
トローラ83に対して画像データ転送の許可を行うこと
により、回転画像バスI/Fコントローラ83がRAM
59やスキャナ部19等からの不連続アドレッシングに
より送られてきた画像データを画像回転部84に転送
し、該画像データがRAM85に書き込まれる。すなわ
ち、32×32ビットの画像データを得るためには、図
10に示すように、32ビットを単位とする32回のデ
ータ転送を行い、且つ不連続なアドレスから画像データ
を転送する必要がある。そして、不連続アドレッシング
により転送された画像データについては、原稿画像に対
して反時計方向に90°回転させて出力させる必要があ
るため、図11に示すように、画像データが順次Y方向
にRAM85に書き込まれる。次いで、該RAM85に
書き込まれた画像データは順次X方向に読み出され、画
像データの回転がなされる。回転処理された画像データ
は画像回転部84から回転画像バスI/Fコントローラ
83に転送され、回転画像バスI/Fコントローラ83
は、連続アドレッシングでもってRAM59又は画像バ
ス68に接続されている各処理部62〜67に転送す
る。そして、これら画像回転処理は、CPU61からの
処理要求信号が途絶するまで、すなわち所望ページ数の
画像回転処理が終了するまで続行される。
【0053】図12はデバイスI/F67のブロック構
成図であって、デバイス画像バスI/Fコントローラ8
6が画像バス68に接続されている。
【0054】スキャンバッファ87は、スキャナ部19
から送信されてくる画像データを一時的に保存し所定の
タイミング信号に同期させて画像データを出力する。第
1のシリアル/パラレル変換部88は、スキャンバッフ
ァ87に保存された画像データを順番に並べたり分解
し、画像データを画像バス68に転送可能なデータ幅に
変換する。プリントバッファ89は、画像バス68から
送られてくる画像データを一時的に保存しプリンタ部2
0に画像データを出力する。第2のシリアル/パラレル
変換部90は画像バス68から送られてきた画像データ
を分解したり順番に並べて画像データをプリントバッフ
ァ89に保存可能なデータ幅に変換する。尚、デバイス
画像バスI/Fコントローラ86は、上述の各構成要素
87〜90やスキャナ部19及びプリンタ部20にタイ
ミング信号を発生し、これら各構成要素87〜90やス
キャナ部19及びプリンタ部20を制御する。
【0055】このように構成されたデバイスI/F67
においては、画像データのスキャン時は、スキャナ部1
9から送られてくる画像データを所定のタイミング信号
に同期させてスキャンバッファ87に一時保存する。
【0056】そして、画像バス68がPCIバスで構成
されている場合は、32ビット以上の画像データがスキ
ャンバッファ87に保存されているときは32ビット分
の画像データを第1のシリアル/パラレル変換部88に
FIFO(First-In First-Out)により順次転送して該
第1のシリアル/パラレル変換部88で32ビットの画
像データに変換し、デバイス画像バスI/F86を介し
て画像バス68に転送する。
【0057】また、画像バス68がIEEE1394に
準拠したバスの場合は、スキャンバッファ87に保存さ
れている画像データを第1のシリアル/パラレル変換部
88にFIFOにより順次転送して該第1のシリアル/
パラレル変換部88でパラレル画像データをシリアル画
像データに変換し、デバイス画像バスI/F86を介し
て画像バス68に転送する。
【0058】一方、画像データのプリント時は、画像バ
ス68がPCIバスで構成されている場合は、画像バス
68から送られてくる32ビットの画像データがデバイ
ス画像I/Fコントローラ86を介して第2のシリアル
/パラレル変換部90に転送され、プリンタ部20に対
応した入力ビット数の画像データに分解されてプリント
バッファ89に一時的に保存する。
【0059】また、画像バス68がIEEE1394に
準拠したバスの場合は、画像バス68から送られてくる
シリアル画像データがデバイス画像I/Fコントローラ
86を介して第2のシリアル/パラレル変換部90に転
送され、プリンタ部20に対応した入力ビット数の画像
データに分解されてプリントバッファ89に一時的に保
存する。そして、プリンタ部20から送られてくるタイ
ミング信号に同期してプリントバッファ89に保存され
ている画像データをFIFOにより順次プリンタ部20
に転送する。
【0060】図13はCPU61の内部構成を模式的に
示したブロック図であって、該CPU61は、主として
データ配信に関する処理を行なう第1のモジュール群9
1と、通信伝送手順を司る第2のモジュール群92と、
スキャナ部19に読み取られる画像データやプリンタ部
20から出力される画像データの管理・制御を司る第3
のモジュール群93とから構成されている。
【0061】第1のモジュール群91は、具体的には、
画像データの送付先や通信先等を管理するアドレス帳9
4aを有し操作部21を操作するユーザとの間でインタ
ーフェース動作を司るユーザインターフェース(UI)
モジュール94と、WWWクライアント12bからの要
求により管理情報を取得して前記WWWクライアント1
2bへの通知動作を司るWWWサーバモジュール95
と、データの配信を司るデータ配信部96と、LAN5
やインターネット/イントラネット14を介して接続さ
れている他のデジタル複合機(例えば、第2のデジタル
複合機15)にスキャナ部19で入力された画像データ
を出力させるリモートコピースキャンモジュール97
と、前記他のデジタル複合機(例えば、第2のデジタル
複合機15)で入力された画像データをプリンタ部19
で出力するためのリモートコピープリントモジュール9
8と、インターネット/イントラネット14上の各種ホ
ームページ情報を読み出して印刷処理を行なうためのW
WWプルプリントモジュール99とからなる。
【0062】また、データ配信部96は、出力先として
プリンタ部19が指定された場合に実行されるプリンタ
モジュール101と、出力先として電子メールのアドレ
スが指定されたときに実行される電子メールモジュール
102と、出力先としてデータベースサーバ8a、9a
が指定されたときに実行されるDBモジュール103
と、出力先として本デジタル複合機1と同様の構成を有
する他のデジタル複合機(例えば、第2のデジタル複合
機15)が指定されたときに実行される複合機モジュー
ル104とを有し、さらにUIモジュール94を介して
ユーザがスキャナ部19によるデータ生成を指示したと
きは後述するAPI(Application Pogramming Interfa
ce)等を介してスキャナ動作の指令を発する。
【0063】また、第2のモジュール群92は、LAN
5やインターネット/イントラネット14等に対するデ
ータ伝送手順を司るTCP/IP(Transmission Contr
ol Protocol/Internet Protocol)モジュール105と、
TCP/IPによりWWWサーバモジュール95やWW
Wプルプリントモジュール99に通信を提供するHTT
P(Hypertext Transfer Protocol)モジュール106
と、TCP/IPによりプリンタモジュール101に通
信を提供するIprモジュール107と、TCP/IP
により電子メールモジュール102に通信を提供するS
MTP(Simple Mail Transfer Protocol)モジュール1
08と、TCP/IPによりDBモジュール103や後
述する機器制御情報を取得して複合機モジュール104
に通信を提供したり、或いはリモートコピースキャンモ
ジュール97及びリモートコピープリントモジュール9
8に通信を提供するSLM(Satulation Manager、又は
Smart Link Manager)モジュール109と、LAN5と
物理的に接続された各構成要素の制御を司る網制御ドラ
イバ110とを有している。
【0064】また、第3のモジュール群93は、データ
配信部96、リモートコピースキャンモジュール97、
リモートコピープリントモジュール98及びWWWプル
プリントモジュール99との間でインターフェース動作
を司るAPIモジュール111と、該APIモジュール
111を介して前記各モジュール96〜99からの処理
内容を解釈すると共にハード的な処理を一元管理するジ
ョブ管理部112と、ジョブ管理部112が指示する画
像データの圧縮・伸長を管理・制御するコーデック管理
部113と、ジョブ管理部112が指示するスキャン処
理を管理・制御するスキャナ管理部114と、ジョブ管
理部112が指示する印刷処理を管理・制御するプリン
タ管理部115とを有し、さらに、前記コーデック管理
部113は、スキャン処理により読み込まれた画像デー
タをFBEフォーマットに圧縮するFBEエンコーダ1
16と、スキャン処理や印刷処理で夫々読み込まれた画
像データをJPEG方式で圧縮・展開処理を行なうJP
EGコーデック117と、スキャン処理や印刷処理で夫
々読み込まれた画像データをMMR方式で圧縮・展開処
理を行なうMMRコーデック118とを有している。ま
た、スキャナ管理部114にはSCSI(Small Comput
er Systems Interface) ドライバ119が接続され、該
SCSIドライバ119によりスキャナ部19との通信
が行なわれる。また、プリンタ管理管理部115はプリ
ンタエンジンインターフェース120に接続され、物理
的な印刷動作を司るプリンタエンジンとの間でインター
フェース動作を司る。また、WWWプルプリントモジュ
ール99はパラレルポートドライバ121に接続され、
不図示の出力機器へのデータ出力が可能とされている。
【0065】図14は本第1のデジタル複合機1におけ
る配信状態を示すブロック図である。
【0066】UIモジュール94は、上述したように操
作部21を操作するユーザとの間のインターフェース動
作を司るものであって、ユーザが各種操作・設定を行な
う場合にネットワーク上の各機器との仲介を行なう。す
なわち、UIモジュール94は、ユーザの操作に従って
各種モジュールに入力情報を転送し処理依頼やデータ設
定等を行なう。
【0067】また、UIモジュール94に含まれるアド
レス帳94aには、ネットワークに接続された接続機器
の正式名称やエイリアス名、接続機器のネットワークア
ドレス、接続機器の処理可能なネットワークプロトコ
ル、接続機器の処理可能なドキュメントフォーマット、
接続機器の処理可能な画像圧縮形式、接続機器の処理可
能な画像解像度が格納されている。
【0068】さらに、該アドレス帳94aには、接続機
器がプリンタの場合における給紙可能な用紙サイズ及び
給紙段情報や、接続機器がサーバの場合におけるドキュ
メントの格納可能なフォルダ名が記憶されており、アド
レス帳94aを検索することにより送付先や通信先を判
別することができるようにされている。
【0069】また、アドレス帳94aは、操作部21か
らの操作を介してデータの追加、削除等の編集が可能と
されると共に、各種サーバ8a〜12a等に保存されて
いるデータ類をダウンロードして操作部21の液晶表示
パネル26に表示させることができる。
【0070】リモートスキャンコピーモジュール97
は、アドレス帳94を検索し、例えば、配信先デバイス
として第1のプリンタ2が指定された場合は、該第1の
プリンンタ2が処理可能な解像度情報を読み出し、次い
でスキャナ部19により読み取られた二値画像データを
前記解像度情報に基づいてMMR方式で圧縮処理した
後、TIFF(Tag Image File Format)に変換し、SL
Mモジュール109等を介してLAN5上の第1のプリ
ンタ2にページ単位で画像データを送出する。
【0071】また、データ配信部96は、プリンタ部2
0、電子メールサーバ10a、第1及び第2のDBサー
バ8a、9a及びノーツサーバ11aへの同報配信が可
能とされている。すなわち、スキャナ部19により読み
取られた画像データは必要に応じてLIPSによりIp
rモジュール107を介して第2のプリンタ3に出力す
る。また、前記画像データは、必要に応じてMMR圧縮
によりSLMモジュール109を介し、本デジタル複合
機1と同様の機能を有する他のデジタル複合機(例え
ば、第2のデジタル複合機15)のプリンタ部122や
ノーツサーバ11a、第1のDBサーバ8aに出力した
り、SMTPモジュール108を介して電子メールサー
バ10aに出力する。さらにはスキャナ部19により読
み取られた画像データはJPEG圧縮によりSLMモジ
ュール109を介して第2のDBサーバ9aに同報配信
する。
【0072】また、画像データは、WWWプルプリント
モジュール99により自機のプリンタ部20に印字出力
したり、MMR方式で圧縮処理した後HTTPモジュー
ル106を介してLAN5上のWWWサーバ12aに送
出され、HTML文書として前記WWWサーバ12aに
格納される。
【0073】さらに、本デジタル複合機1のCPU61
に内蔵されているWWWサーバモジュール95内の管理
情報は、HTTPモジュール106を介してLAN5上
のWWWクライアント12bに送出され、該WWWクラ
イアント12bに内蔵されたWWWブラウザにより管理
情報の閲覧・検索をすることができる。
【0074】図15は、ジョブ管理部112と、スキャ
ナ管理部114及びプリンタ管理部115との関係を示
すブロック図であって、ジョブ管理部112と、スキャ
ナ管理部114及びプリンタ管理部115とはデータベ
ースとしてのDIS(DeviceInformation Service)1
23を介してデータ授受が行なわれる。すなわち、DI
S123は、スキャナ部19及びプリンタ部20の機
能、ステータス、課金情報等をAPIモジュール111
に準拠したデータ形態で保持し、ジョブの開始命令等の
動的情報はジョブ管理部112からスキャナ管理部11
4及びプリンタ管理部115に直接供給され、スキャナ
部19やプリンタ部20の機能やジョブ内容等の静的情
報はDIS123を参照してスキャナ管理部114やプ
リンタ管理部115に供給される。
【0075】さらに、スキャナ管理部114やプリンタ
管理部115からの静的情報や動的情報、イベント情報
等はDIS123を介してジョブ管理部112に供給さ
れる。尚、スキャナ管理部114やプリンタ管理部11
5からDIS123に対してデータの設定、取得を行な
う場合は、DIS123のデータ形式がAPIモジュー
ル111に準拠しているため、スキャナ管理部114又
はプリンタ管理部115とジョブ管理部112とが相互
に理解できようになデータ変換を行なう。例えば、スキ
ャナ管理部114又はプリンタ管理部115からステー
タスデータの設定を行なう場合、デバイスに固有のデー
タを解釈してAPIモジュール111で定義される対応
データに変換し、DIS123のデータベースに書き込
む。
【0076】図16はDIS123に書き込まれるデー
タベース(DB)の内容を示すブロック図である。
【0077】スーパーバイザ124は、装置全体のステ
ータスやユーザ情報が格納されている。尚、ユーザ識別
子(ID)やパスワード等のバックアップが必要な情報
は不図示のハードディスク装置や不揮発性記憶装置に保
存される。125はスキャンコンポーネント、126は
プリントコンポーネントであり、スキャナ管理部114
又はプリンタ管理部115が、初期化時にコンポーネン
トの機能やステータスを設定する。127はスキャンジ
ョブサービス、128はプリントジョブサービスであ
り、上記各コンポーネント125、126と同様、スキ
ャナ管理部114又はプリンタ管理部115が、初期化
時に使用できる機能やサポート状況を設定する。
【0078】また、129はスキャンジョブ、130は
プリントジョブであり、131はスキャンドキュメン
ト、132はプリントドキュメントである。これら各ジ
ョブ129、130及び各ドキュメント131、132
は、ドキュメントの生成される毎にジョブ管理部112
により動的に確保されて初期化され、必要な設定が行な
われる。そして、スキャナ管理部114及びプリンタ管
理部115はジョブ処理の開始前にこれら各ジョブ12
9、130及び各ドキュメント131、132から処理
に必要な項目を読み出してジョブを開始する。そしてそ
の後、ジョブが終了すると各ジョブ129、130及び
該ジョブ129、130に対応する各ドキュメント13
1、132が開放される。尚、ジョブが1つ以上のドキ
ュメントを有しており、したがって1個のジョブに対し
て複数ドキュメントが確保される場合がある。
【0079】133はスキャナ管理部114及びプリン
タ管理部115から通知されるイベント情報を格納した
イベントテーブル、134はスキャナ部19におけるス
キャン回数やプリンタ部20におけるプリント回数を記
録するソフトカウンタである。
【0080】スキャナ管理部114やプリンタ管理部1
15から通知されるイベント情報には、スキャンドキュ
メント131からのコンポーネントの遷移状態やスキャ
ン処理動作の完了、及び各種エラー、更にはプリントド
キュメント132からのコンポーネントの遷移状態やプ
リント処理動作の完了、紙詰まり、給紙カセットのオー
プン状態等があり、これら各イベント情報を識別するた
めのイベント識別子(ID)が予め定められている。
【0081】そして、DIS123は、スキャナ管理部
114やプリンタ管理部115からイベント情報が発行
された場合には前記イベントID及び必要に応じて所望
のデータ類をイベントテーブル133に登録し、前記イ
ベント情報が解除された場合には該解除されたイベント
情報をイベントテーブル133から削除する。
【0082】また、DIS123は、ジョブ管理部11
2がイベント情報のポーリングを行なった場合にはイベ
ントテーブル133を参照し、現在発生しているイベン
トID及び必要に応じて所望のデータ類をジョブ管理部
112に返送し、イベントが発生していない場合はその
旨をジョブ管理部112に返送する。
【0083】また、DIS123は、スキャン処理動作
完了や印刷処理動作完了のイベント情報が通知された場
合にはソフトカウンタ134のカウント値を更新する。
尚、該ソフトカウンタ134は、電源遮断等によりカウ
ンタ値が消去されないように、カウンタ値が更新される
毎に新たなカウンタ値がパックアップメモリや不揮発性
記憶装置に書き込まれる。
【0084】次に、本第1のデジタル複合機1で実行さ
れるスキャン動作について説明する。
【0085】図17はスキャン動作に関連する部分を抽
出したコントローラユニット52の要部ブロック構成図
であって、RAM59、CPU61、ROM56、画像
圧縮部65、HDD57がバス135(システムバス6
0及び画像バス68)に接続されている。また、CPU
61に内蔵されているSCSIドライバ119がSCS
Iケーブル136を介してスキャナ部19に接続されて
いる。
【0086】図18はスキャン動作の動作手順を示すブ
ロック図である。
【0087】まず、ジョブ管理部112は、UIモジュ
ール94を介して操作部I/F53から送られてくるア
プリケーションレベルの要求を図19に示すようにジョ
ブ番号137とドキュメント番号138に分類して保持
する。
【0088】さらに、DIS123は、アプリケーショ
ン要求に基づいてスキャン動作に必要なスキャンパラメ
ータを保存する。具体的には、図20に示すように、ス
キャンパラメータ139は、画像ファイル形式140
と、スキャン画像属性141と、スキャン画像圧縮形式
142とからなり、本実施の形態では、1つのジョブ番
号137に対して3つのドキュメント番号138a、1
38b、138cを有し、これら各ドキュメント番号1
38a、138b、138cに対応して画像ファイル形
式140a、140b、140c、スキャン画像属性1
41a、141b、141c、スキャン画像圧縮形式1
42a、142b、142cを有している。このように
DIS123においては、スキャンパラメータ139が
ドキュメント番号138と共にスキャンドキュメント1
31として格納されている。
【0089】そして、スキャナ管理部114はジョブ管
理部112及びDIS123からのアプリケーション情
報を受け取ることによりスキャナ部19にスキャナ動作
の指示を行う。
【0090】すなわち、スキャナ管理部114は、ジョ
ブ管理部112及びDIS123からスキャンパラメー
タ139を含むアプリケーション情報を受け取ると、該
スキャンパラメータ139をドキュメント番号の順番に
従って、例えば、ドキュメント番号138a、ドキュメ
ント番号138b、ドキュメント番号138cの順で順
次スキャンシーケンス制御部143に渡す。そして、ス
キャンパラメータ139を受け取ったスキャンシーケン
ス制御部143はスキャン画像属性141の内容に従っ
てSCSIドライバ119を制御して動作させ、SCS
Iケーブル136を介して制御コマンドをスキャナ部1
9に送信し、スキャナ動作を実行する。
【0091】次いで、スキャンされた画像データは,S
CSIドライバ119を介してCPU61に転送され、
バス135を介してCPU61からRAM59に転送さ
れ、画像データは該RAM59に格納される。
【0092】一方、スキャンシーケンス制御部143
は、画像データがRAM59に格納されると、コーデッ
ク管理部113にスキャン画像圧縮形式142に基づく
画像圧縮を要求する。そして、コーデック管理部113
はバス135上の画像圧縮部65に対し画像圧縮を指令
し、該画像圧縮部65はコーデック管理部113からの
画像圧縮要求に応じてスキャン画像圧縮形式142にし
たがった画像データを圧縮を行い、圧縮画像データをR
AM59に格納する。
【0093】このようにして圧縮画像データがRAM5
9に格納されると、スキャンシーケンス制御部143
は、ファイルシステム144に対し、画像ファイルタイ
プ140に基づく圧縮画像データのファイル化を要求す
る。そして、ファイルシステム144はスキャンシーケ
ンス制御部143からの要求に応じて圧縮画像データを
ファイル化し、バス135上のHDD57に転送するこ
とによりファイル化した圧縮画像データをHDD57に
格納する。そしてこのようにファイル化された圧縮画像
データがHDD57に格納されるとスキャンシーケンス
制御部143は1頁分のスキャナ処理が終了したとして
スキャナ管理部114にスキャン終了を通知する。
【0094】尚、上述した1頁分のスキャナ処理終了の
通知がスキャンシーケンス制御部143からスキャナ管
理部114になされた時点で未だ読み取られていない原
稿画像が存在するときは、再度DIS123に格納され
ているスキャンパラメータ139を使用して上述したス
キャン動作を繰り返し、全ての原稿画像を読み取った場
合、或いはジョブ管理部112からのスキャン要求が存
在しない場合にはスキャン動作が終了したものとしてジ
ョブ管理部112にスキャン動作終了の通知を行う。
【0095】次に、本第1のデジタル複合機1で実行さ
れるプリント動作について説明する。
【0096】図21はプリント動作に関連する部分を抽
出したコントローラユニット52の要部ブロック構成図
であって、RAM59、CPU61、ROM56、画像
圧縮部65がバス135(システムバス60及び画像バ
ス68)に接続されている。また、CPU61に内蔵さ
れているプリンタエンジンI/F120がエンジンI/
Fケーブル145を介してプリンタ部20に接続されて
いる。
【0097】プリンタエンジンI/F120はI/Fボ
ード及びDPRAMを有し、該DPRAMを介してプリ
ンタ部20へのパラメータ設定及びプリンタ状態の読み
出しを行い、プリンタ部20との間でデータの授受を行
う。すなわち、上述したように、プリントジョブが第1
のモジュール群91(図13参照)からAPIモジュー
ル111に指示されると該APIモジュール111はジ
ョブ管理部112にプリントジョブを渡す。そして、ジ
ョブ管理部112はDIS123にジョブ設定を格納
し、プリンタ管理部115にジョブの開始を指示する。
そして、プリンタ管理部112はジョブを受け付けると
DIS123からジョブ実行に必要なプリントパラメー
タを読み出し、I/Fボード及びDPRAMを介してプ
リンタ部20に設定する。
【0098】図22はI/Fボードの設定項目を示すフ
ォーマット図であって、該I/Fボードには画像データ
の幅情報(WIDTH)146、ライン情報(LINES)147、
画像データが格納されているRAM59上のアドレス情
報(SOURCE) 148が設定される。例えば、プリントジ
ョブが非圧縮であって二値画像データの場合、画像サイ
ズの幅をW、画像サイズのライン数をL、プリンタの解
像度をX dpiとすると、画像データの幅の画像バイト数
は数式(1)、ライン数は数式(2)で算出される。
【0099】画像データの幅=W×X/8 …(1) 画像データのライン数=L×X…(2) 例えば、画像サイズの幅Wを8.5インチ、画像サイズ
のラインLを11インチ、プリンタの解像度Xを600
dpiとすると、数式(1)より画像データの幅は630
バイトとなり、画像データのライン数は6600とな
る。そして、当該画像データの格納されているRAM5
9上のアドレスを読み出し、これら画像データの幅、ラ
イン数、及びアドレスを幅情報146、ライン情報14
7及びアドレス情報148の各領域に設定する。
【0100】また、プリンタエンジンI/F120はビ
デオコントローラを有し、プリンタ部20からプリンタ
エンジンI/F120を経て付与されるビデオクロック
と水平同期信号(HSYNC)に同期し、画像データが
プリンタエンジンI/F120を介してプリンタ部20
に送信される。
【0101】図23はビデオ信号のプリンタ部20への
送信タイミングを示すタイミングチャートである。
【0102】すなわち、図23(a)に示すように、ビ
デオコントローラからはビデオクロックが常時出力さ
れ、水平同期信号がプリンタ部の出力動作と同期して付
与される。そして、ビデオコントローラは画像データの
幅(WIDTH)に相当するデータをRAM59から読み出
し、ビデオ信号としてプリンタエンジンI/F120に
出力する。そして、図23(b)に示すように、画像デ
ータのライン数(LINES)に相当する分だけ繰り返す。
【0103】図24はDPRAMの設定項目及びコマン
ド状態等を示すフォーマット図である。
【0104】すなわち、上述の如く幅情報146、ライ
ン情報147及びアドレス情報148が設定されると、
プリント管理部115は所定アドレス領域(Book No)に
出力部数n(例えば、1)を書き込む。そして、その後
第1ページ目に対応する記録用紙の給紙要求コマンド1
50(FEED REQ) をプリンタ部20に出力し、プリンタ
部20から画像要求コマンド151(IMAGE REQ)が送ら
れてくるのを待機する。
【0105】そして、プリンタエンジンI/F120が
画像要求コマンド151を受信すると画像出力コマンド
(IMAGE START)152をプリンタ部120に出力する。
該画像出力コマンド151を受信したプリンタ部20は
水平同期信号をビデオクロック信号に同期させて出力
し、該水平同期信号を受信したプリンタエンジンI/F
120は画像データをプリンタ部20に送信する。これ
により、プリンタ部20は画像データの出力処理を行
う。そして、プリンタ部20が記録用紙の所定後端部を
検出し、或いは所定のライン分の画像データを出力する
と画像出力終了コマンド(IMAGE END)153を出力し、
次いで記録用紙が出力されると排紙コマンド154(SE
EK OUT) を出力する。
【0106】プリンタ管理部115は、第1ページ目の
画像出力終了コマンドを受信すると次ページ、すなわち
第2ページ目の画像データの幅、画像データのライン数
及びアドレスを幅情報146、ライン情報147及びア
ドレス情報148に設定し、上述と同様、給紙要求コマ
ンド150を出力した後、プリンタ部20からの画像要
求コマンドの受信を待って画像データの出力処理を行
う。
【0107】次に、本発明に係る画像データの出力方法
としてのコピー動作について説明する。
【0108】図25は図1のシステム構成図の要部を拡
大した図であって、第1のデジタル複合機1の電源を投
入すると第1のデジタル複合機1と第1及び第2のプリ
ンタ2、3とがLAN5を介してネットワーク接続さ
れ、第1のデジタル複合機1のCPU61は該第1のデ
ジタル複合機と第1及び第2のプリンタ2、3の機器情
報を獲得する。すなわち、機器情報としては、図26に
示すように、IPアドレス、カラー/モノクロ情報、両
面プリント可否情報、フィニッシャ情報、ステープル情
報、処理能力情報があり、CPU61はこれら機器情報
を獲得して該機器情報をRAM59に記憶する。本実施
の形態では、カラー/モノクロ情報については、第1の
デジタル複合機1及び第2のプリンタ3がモノクロ設定
とされ、第2のプリンタ2がカラー設定とされている。
また、両面プリント可否情報としては、第1のデジタル
複合機1が両面プリント可能とされ、第1及び第2のプ
リンタ2、3は両面プリント不可とされている。また、
フィニッシャ情報及びステープル情報としては第1のデ
ジタル複合機1及び第2のプリンタ3はフィニッシャ接
続有りで且つステープル出力有りとされ、第2のプリン
タ2はフィニッシャ接続無しで且つステープル出力無し
とされている。また、処理能力情報としては第1のデジ
タル複合機1は40ページ/min、第1のプリンタ2は6
ページ/min、第2のプリンタ3は20ページ/minとされ
ている。
【0109】このようにCPU61が機器情報を取得す
ると、ユーザはスキャナ部19の原稿フィーダ22に原
稿を載置した後、操作部21を操作してコピー条件を設
定する。
【0110】図27は操作部21上でコピー条件が設定
されている状態を示す図であり、テンキー51を操作す
ることによりコピー枚数は30部に設定され、図4の拡
大縮小設定ボタン45の操作により等倍設定(100
%)とされ、記録用紙選択ボタン46の操作により用紙
サイズが「A4」に設定され、また、排紙モードボタン
47の操作によりステープルソート設定とされ、これら
設定情報が液晶表示パネル26に表示されている。
【0111】図28はコピー動作処理の処理手順を示す
フローチャートであって、本プログラムはCPU61で
実行される。
【0112】すなわち、これらコピー条件を設定し、ス
タートキー27が押下されると、コピー部数が所定部数
(例えば、20部)以下か否かを判断する(ステップS
1)。すなわち、コピー部数が少数部数の場合は短時間
でコピー処理を実行することができるため、本第1のデ
ジタル複合機1のみでプリント処理すれば足りると判断
し、ステップS4に進む。
【0113】一方、コピー部数が所定部数以上の場合
は、ステップS2に進み、LAN5に接続されている動
作可能なプリンタを検索する。ここで動作可能か否か
は、例えば、以下の要件を充足しているか否かにより判
断する。すなわち、 (1)現在プリント中ではないこと (2)用紙切れやジャム等のエラーが発生していないこ
と (3)RAM59に格納されている機器情報がコピー条
件に適合していることにより動作可能なプリンタか否か
を判断する。
【0114】そして、これらの要件(1)〜(3)を充
足したプリンタの検索をした後、各プリンタの出力部数
を算出し(ステップS3)、ステップS4に進む。例え
ば、コピー部数がY部数、第1のデジタル複合機1の処
理能力、第1のプリンタ2、及び第2のプリンタ3の処
理能力を夫々Aページ/min、Bページ/min、Cページ/m
inとすると各機器からの出力部数は数式(3)〜(5)
のようになる。
【0115】 第1のデジタル複合機1の出力部数=Y×A/(A+B+C)…(3) 第1のプリンタ2の出力部数==Y×B/(A+B+C)…(4) 第2のプリンタ3の出力部数==Y×C/(A+B+C)…(5) したがって、ステップS1で所定部数が20部とされて
いる場合は、機器情報(図26参照)から動作可能なプ
リンタとして第1のデジタル複合機1及び第2のプリン
タ3が検索される。そして、数式(3)から第1のデジ
タル複合機1の出力部数が20部に設定され、数式
(5)から第2のプリンタ3の出力部数が10部に設定
されることとなる。
【0116】次いで、ステップS4ではスキャナ部19
を動作させて原稿画像を読み取り、その後、第1のデジ
タル複合機1のプリンタ部20の他、LAN5を介して
第2のプリンタ3にも原稿画像を転送し、前記プリンタ
部20及び第2のプリンタ3でプリント動作を開始する
(ステップS5)。
【0117】このようにプリンタ部20及び第2のプリ
ンタ3でのプリント動作が開始されると、図29に示す
ように、操作部21の液晶表示パネル26には「プリン
タ部、第2のプリンタへ出力中」というメッセージが表
示される。
【0118】続くステップS6ではプリント動作が正常
に行われているか否かを判断し、正常に行なわれていな
い場合はステップS9に進む。
【0119】一方、プリント動作が正常に行われていな
い場合、すなわち用紙切れやジャム等のエラーが発生し
た場合は再びLAN5に接続されている動作可能なプリ
ンタを検索し(ステップS7)、上述と同様にして各プ
リンタの出力部数を算出した後(ステップS8)、ステ
ップS9に進む。尚、この場合、動作可能なプリンタが
新たに見つけ出すことができなかった場合は、本ジョブ
を実行しているプリンタ(即ち、第1のデジタル複合機
1又は第2のプリンタ3)に対して再度出力部数を割り
振る。
【0120】そして、ステップS9では所定のコピー部
数のプリントが全て終了したか否かを判断し、終了して
いない場合はステップS5に戻り、上述の処理を繰り返
し、全てのコピー処理が終了するとコピー動作を終了す
る。
【0121】このように本実施の形態によれば、スキャ
ナ部19とプリンタ部20を備えた第1のデジタル複合
機1と、第1及び第2のプリンタ2、3とをLAN5に
接続し、第1のデジタル複合機1のコピー部数が大量に
存在する場合は、第1及び第2のプリンタ2、3に振り
分けることにより、大量部数のコピー処理を短時間で行
うことができる。
【0122】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、画
像入力手段と画像出力手段とをを有する画像入出力装置
と出力装置とを所定通信網上で接続し、画像入出力装置
に入力された画像データを所定通信網上の出力装置に転
送して複写処理することにより、大量部数の複写を行う
場合であっても所望の複写物を短時間で得ることが可能
となり、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムの一実施の形態
を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係る画像入力装置としてのデジタル複
合機の一実施の形態を示す正面図である。
【図3】デジタル複合機の操作部の平面図である。
【図4】コピー動作時における操作画面の詳細を示す平
面図である。
【図5】デジタル複合機の制御系を示すブロック構成図
である。
【図6】スキャナ画像処理部のブロック構成図である。
【図7】プリンタ画像処理部のブロック構成図である。
【図8】画像圧縮処理部のブロック構成図である。
【図9】画像回転処理部のブロック構成図である。
【図10】画像回転処理部における画像データの読込方
法を説明するための説明図である。
【図11】画像回転処理部における画像データの書込方
向と読出方向を説明するための説明図である。
【図12】デバイスI/Fのブロック構成図である。
【図13】CPUの内部構成を模式的に示したブロック
図である。
【図14】上記デジタル複合機における配信状態を示す
ブロック図である。
【図15】ジョブ管理部と、スキャナ管理部及びプリン
タ管理部との関係を示すブロック図である。
【図16】DISに書き込まれるデータベースの内容を
示すブロック図である。
【図17】スキャン動作に関連する部分を抽出したコン
トローラユニットの要部ブロック構成図である。
【図18】スキャン動作の動作手順を示すブロック図で
ある。
【図19】ジョブ管理部に保持されるスキャン時のアプ
リケーションフォーマットを示す図である。
【図20】DISに保持されるスキャン時のアプリケー
ションフォーマットを示す図である。
【図21】プリント動作に関連する部分を抽出したコン
トローラユニットの要部ブロック構成図である。
【図22】プリンタエンジンI/FにおけるI/Fボー
ドの設定項目を示すフォーマット図である。
【図23】ビデオ信号のプリンタ部20への送信タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図24】DPRAMの設定項目及びコマンド状態等を
示すフォーマット図である。
【図25】本発明に係る情報処理システムの要部拡大図
である。
【図26】機器情報テーブルである。
【図27】リモートコピーのコピー条件が設定された場
合の操作部の平面図である。
【図28】本発明に係る画像データの出力方法としての
コピー動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】コピー実行中における操作部の平面図であ
る。
【符号の説明】 1 第1のデジタル複合機(画像入出力装置) 2 第1のプリンタ(出力装置) 3 第2のプリンタ(出力装置) 15 第2のデジタル複合機(画像入出力装置) 19 スキャナ部(画像入力手段) 20 プリンタ部(画像出力手段) 21 操作部(出力枚数設定手段) 61 CPU(判断手段、転送手段、出力動作指令手
段、出力枚数分配手段、出力動作検出手段、監視手段)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と画
    像データを出力する画像出力手段とを備えた画像入出力
    装置であって、 所定通信網を介して複数の出力装置に接続されると共
    に、 出力枚数を設定する出力枚数設定手段と、該出力枚数設
    定手段により設定された出力枚数が所定値を超えるか否
    かを判断する判断手段と、前記複数の出力装置のうちの
    少なくとも1つ以上の出力装置に画像データを転送する
    転送手段とを備え、 前記判断手段により前記出力枚数が所定値を超えるとき
    は、前記画像出力手段及び前記複数の出力装置とで構成
    される複数のデバイスのうちの少なくとも2つ以上のデ
    バイスに対し出力動作の実行を指令する出力動作指令手
    段を有していることを特徴とする画像入出力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像出力手段及び前記複数の出力装
    置に対して出力動作が可能か否かを検出する出力動作検
    出手段と、該出力動作検出手段の検出状態に応じて出力
    動作が可能な前記複数のデバイスに対して各出力枚数を
    分配する出力枚数分配手段とを有していることを特徴と
    する請求項1記載の画像入出力装置。
  3. 【請求項3】 前記出力動作検出手段は、少なくとも各
    デバイスが出力実行中か否か、各デバイスに障害が発生
    しているか否か、各デバイスの処理能力が所定条件を充
    足しているか否かを検出し、 前記出力枚数分配手段は、前記出力実行中でなく、前記
    障害の発生中でなく、かつ前記所定条件を充足したデバ
    イスに各出力枚数を分配することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の画像入出力装置。
  4. 【請求項4】 前記出力枚数分配手段により出力枚数が
    分配されて出力処理が実行されている各デバイスの出力
    動作状態を監視する監視手段を有していることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像入出
    力装置。
  5. 【請求項5】 前記出力枚数には出力部数を含むことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画
    像入出力装置。
  6. 【請求項6】 画像データを入力する画像入力手段と画
    像データを出力する画像出力手段とを備えた画像入出力
    装置と複数の出力装置とを所定通信網を介して接続し、
    前記画像入力手段に入力された画像データの出力枚数が
    所定値を超えるときは、前記複数の出力装置のうちの少
    なくとも1つ以上の出力装置に前記画像データを転送
    し、前記画像出力手段及び前記複数の出力装置とで構成
    される複数のデバイスのうちの少なくとも2つ以上のデ
    バイスを使用して前記画像データを出力することを特徴
    とする画像データの出力方法。
  7. 【請求項7】 前記画像出力手段及び前記複数の出力装
    置に対して出力動作が可能か否かを検出し、該検出状態
    に応じて出力動作が可能な前記複数のデバイスに対し各
    出力枚数を分配することを特徴とする請求項6記載の画
    像データの出力方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも各デバイスが出力実行中か否
    か、各デバイスに障害が発生しているか否か、各デバイ
    スの処理能力が所定条件を充足しているか否かを検出
    し、 前記出力実行中でなく、前記障害の発生中でなく、かつ
    前記所定条件を充足したデバイスに各出力枚数を分配し
    て該デバイスで出力処理を実行することを特徴とする請
    求項6又は請求項7記載の画像データの出力方法。
  9. 【請求項9】 前記出力枚数が分配されて出力処理が実
    行されている各デバイスの出力動作状態を監視すること
    を特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の
    画像データの出力方法。
  10. 【請求項10】 前記出力枚数には出力部数を含むこと
    を特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の
    画像データの出力方法。
  11. 【請求項11】 画像データを入力する画像入力手段と
    画像データを出力する画像出力手段とを備えた画像入出
    力装置と、複数の出力装置とが所定通信網を介してに接
    続され、 前記画像入出力装置が、出力枚数を設定する出力枚数設
    定手段と、該出力枚数設定手段により設定された出力枚
    数が所定値を超えるか否かを判断する判断手段と、前記
    複数の出力装置のうちの少なくとも1つ以上の出力装置
    に画像データを転送する転送手段とを備え、 前記判断手段により前記出力枚数が所定値を超えるとき
    は、前記画像出力手段及び前記複数の出力装置とで構成
    される複数のデバイスのうちの少なくとも2つ以上のデ
    バイスに対し出力動作の実行を指令する出力動作指令手
    段を有していることを特徴とする情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記画像入出力装置は、前記画像出力
    手段及び前記複数の出力装置に対して出力動作が可能か
    否かを検出する出力動作検出手段と、該出力動作検出手
    段の検出状態に応じて出力動作が可能な前記複数のデバ
    イスに対して各出力枚数を分配する出力枚数分配手段と
    を備えていることを特徴とする請求項11記載の情報処
    理システム。
  13. 【請求項13】 前記出力動作検出手段は、少なくとも
    各デバイスが出力実行中か否か、各デバイスに障害が発
    生しているか否か、各デバイスの処理能力が所定条件を
    充足しているか否かを検出し、 前記出力枚数分配手段は、前記出力実行中でなく、前記
    障害の発生中でなく、かつ前記所定条件を充足したデバ
    イスに各出力枚数を分配することを特徴とする請求項1
    1又は請求項12記載の情報処理システム。
  14. 【請求項14】 前記画像入出力装置は、前記出力枚数
    分配手段により出力枚数が分配されて出力処理が実行さ
    れている各デバイスの出力動作状態を監視する監視手段
    を有してことを特徴とする請求項11乃至請求項13の
    いずれかに記載の情報処理システム。
  15. 【請求項15】 前記出力枚数には出力部数を含むこと
    を特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記
    載の情報処理システム。
  16. 【請求項16】 複数の情報処理装置が前記所定通信網
    に接続され、 前記画像入出力装置が、前記画像入力手段に入力された
    画像データを前記情報処理装置に送信する送信手段を有
    すると共に、前記情報処理装置は前記画像入出力装置か
    ら送信されてきた画像データを保存する保存手段とを備
    えていることを特徴とする請求項11乃至請求項15の
    いずれかに記載の情報処理システム。
  17. 【請求項17】 前記複数の情報処理装置は、少なくと
    も電子メール処理用情報処理装置と、データベース処理
    用情報処理装置と、グループウェア処理用情報処理装置
    と、広域情報ネットワーク処理用情報処理装置とを含む
    ことを特徴とする請求項16記載の情報処理システム。
  18. 【請求項18】 ファクシミリ装置が前記所定通信網に
    接続されていることを特徴とする請求項11乃至請求項
    17のいずれかに記載の情報処理システム。
JP10170558A 1998-06-04 1998-06-04 画像入出力装置と画像データの出力方法、及び情報処理システム Pending JPH11355494A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001217983A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Nec Corp ネットワークスキャナ装置及びプログラムを記録した記録媒体
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