JPH11328293A - 媒体取引システム - Google Patents

媒体取引システム

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JPH11328293A
JPH11328293A JP15522298A JP15522298A JPH11328293A JP H11328293 A JPH11328293 A JP H11328293A JP 15522298 A JP15522298 A JP 15522298A JP 15522298 A JP15522298 A JP 15522298A JP H11328293 A JPH11328293 A JP H11328293A
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JP
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terminal device
medium
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transaction
center
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JP15522298A
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English (en)
Inventor
Takeshi Mori
健 森
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 端末装置3にICカード1を装着する
と、ICカード1のIDと端末装置3のIDがセンタコ
ンピュータ4に送られる。センタコンピュータ4は、予
めセンタデータベース6から抽出した有効性情報を有効
性情報格納部8に格納している。ICカードと端末装置
の有効性は、センタコンピュータ4により判断され、共
に有効であれば取引が開始される。 【効果】 予め媒体有効性情報13や端末有効性情報1
4がセンタコンピュータ4側に抽出されているので、有
効性判断が速やかにでき、取引時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子マネーを内蔵
する利用者のICカードを、金融機関のコンピュータに
接続された端末装置に装着して、実際の通貨と電子マネ
ーの交換を行うような入出金処理に適する、媒体取引シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子マネーをICカードに内蔵させて、
店舗での買い物やインターネット取引に使用する、IC
カード型電子マネーシステムが開発されている。このシ
ステムでは、利用者は、買い物や取引に先立って、端末
装置を使用して金融機関の電子マネー管理センタにある
コンピュータにアクセスする。電子マネー管理センタで
は、利用者の口座から実際の通貨を電子マネーにしてI
Cカードに移したり、ICカードから電子マネーを利用
者の口座に戻したりする。即ち、電子マネー管理センタ
は、金融機関にある利用者の口座と電子マネー管理口座
との間で実際の通貨の振り替えを行う。ICカードは財
布の役割をし、電子マネーが買い物等に使用される。
【0003】このようなICカード型電子マネーシステ
ムは、特に小口決裁の分野での利用が期待されており、
例えば「ECの技術動向:要素技術全般(pp.772-777)
情報処理学会誌Vol.38,No.9」に内容が紹介されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。ICカード型電子マネーシステムでは、端末装置と
電子マネー管理センタにあるコンピュータとは、電話回
線やインターネット、あるいはケーブルテレビ等のネッ
トワークを介して接続される。端末装置は、ATM(自
動現金入出金装置)のように金融機関に配置されたり、
商品を取り扱う店舗に配置されたり、あるいは、利用者
宅に配置される。電子マネー管理センタによる通貨の振
り替えを開始する際には、接続された端末装置が有効な
端末装置かどうかの認証処理と、ICカードが有効なI
Cカードかどうかの認証処理とを実行し、その後振り替
え要求情報の転送と電子マネーの転送を行う。この処理
に要する時間が長いと、利用者を長時間待たせるだけで
なく、通信費もかさんでしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉媒体に記録された情報を読み取る端末装置
と、この端末装置の読み取った情報を受信して取引処理
を実行するセンタコンピュータと、このセンタコンピュ
ータが取引処理を実行する際に参照する取引データを格
納したセンタデータベースとを備え、上記センタデータ
ベースに格納された取引データは、上記媒体の有効性を
判断するための媒体有効性情報と、上記端末装置の有効
性を判断するための端末有効性情報とを含み、上記セン
タコンピュータには、端末装置から取引要求がある以前
に、予めセンタデータベースをアクセスして、媒体有効
性情報と端末有効性情報とを抽出して格納しておく、有
効性情報格納部を設け、上記センタコンピュータは、端
末装置から取引要求があると、端末装置から媒体と端末
装置の識別データを受け入れて、上記有効性情報格納部
を参照して、当該媒体と端末装置とがともに有効と判定
されると、要求された取引処理を実行することを特徴と
する媒体取引システム。
【0006】〈構成2〉媒体に記録された情報を読み取
る端末装置と、この端末装置の読み取った情報を受信し
て取引処理を実行するセンタコンピュータと、このセン
タコンピュータが取引処理を実行する際に参照する取引
データを格納したセンタデータベースとを備え、上記セ
ンタデータベースに格納された取引データは、上記媒体
の有効性を判断するための媒体有効性情報と、上記端末
装置の有効性を判断するための端末有効性情報とを含
み、上記センタコンピュータには、端末装置から取引要
求がある以前に、予めセンタデータベースをアクセスし
て、媒体有効性情報を抽出して格納しておく、有効性情
報格納部を設け、上記センタコンピュータは、端末装置
から取引要求があると、端末装置から媒体と端末装置の
識別データを受け入れて、上記有効性情報格納部を参照
して当該媒体の有効性を判定し、媒体が有効と判定され
た場合には、肯定応答を端末装置に送ると共に、センタ
データベースをアクセスして当該端末装置の有効性情報
を参照し、端末装置が有効と判定されると、要求された
取引処理を実行することを特徴とする媒体取引システ
ム。
【0007】〈構成3〉媒体に記録された情報を読み取
る端末装置と、この端末装置の読み取った情報を受信し
て取引処理を実行するセンタコンピュータと、このセン
タコンピュータが取引処理を実行する際に参照する取引
データを格納したセンタデータベースとを備え、上記セ
ンタデータベースに格納された取引データは、上記媒体
の有効性を判断するための媒体有効性情報と、上記端末
装置の有効性を判断するための端末有効性情報とを含
み、上記センタコンピュータには、端末装置から取引要
求がある以前に、予めセンタデータベースをアクセスし
て、端末有効性情報を抽出して格納しておく、有効性情
報格納部を設け、上記センタコンピュータは、端末装置
から取引要求があると、端末装置から媒体と端末装置の
識別データを受け入れて、上記有効性情報格納部を参照
して当該端末装置の有効性を判定し、端末装置が有効と
判定された場合には、肯定応答を端末装置に送ると共
に、センタデータベースをアクセスして媒体の有効性情
報を参照し、媒体が有効と判定されると、要求された取
引処理を実行することを特徴とする媒体取引システム。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉この発明では、電子マネー管理センタによ
る通貨の振り替えを開始する際に、接続された端末装置
が有効な端末装置かどうかの認証処理と、ICカードが
有効なICカードかどうかの認証処理とを高速化して、
通信時間を短縮する。なお、この発明は、ICカードに
よる電子マネーの取引以外に、様々な信用取引のために
媒体を使用するものに広く利用できるが、以下の具体例
はICカードの場合で説明する。
【0009】図1は、具体例1のシステムブロック図を
示す。この図には、ICカード1を装着する端末装置3
と、この端末装置3に通信回線2を介して接続されたセ
ンタコンピュータ4と、LAN(ローカルエリアネット
ワーク)5等を介してセンタコンピュータ4と接続され
たセンタデータベース6を示した。
【0010】ICカード1は、電子マネーやその他の取
引情報を記憶し、そのICカード1を識別するための識
別データ(ID)を記憶する機能を持ち、例えばメモリ
や、演算処理装置を含む集積回路を搭載したキャッシュ
カード等により構成される。端末装置3は、電子マネー
管理センタにあるコンピュータと、電話回線やインター
ネット、あるいはケーブルテレビ等のネットワークを介
して接続されている。
【0011】この端末装置3は、ICカード1を装着し
て、利用者の口座と電子マネー管理口座との間で実際の
通貨の振り替えを行うような取引に利用される装置であ
る。端末装置3は、リードライト部3Aと通信部3Bと
を備える。これらによって、この端末装置3は、ICカ
ード1に記録された情報の読み取り機能と、読み取った
内容をネットワークを通じて送信したり、ネットワーク
から受信されたデータをICカード1に書き込む機能を
持ち、例えばパーソナルコンピュータや、ICカード1
処理専用の通信端末により構成される。
【0012】センタコンピュータ4には、有効性情報格
納部8と、有効性情報判定部9と、取引処理部11とが
設けられている。有効性情報格納部8は、後で説明する
ように、ICカード1や端末装置3の有効性を判断する
ための情報を格納しておく記憶装置により構成される。
有効性情報判定部9は、後で説明するように、有効性情
報格納部8を参照して、ICカード1や端末装置3の有
効性を判定する機能を持つ部分である。取引処理部11
は、上記有効性情報判定部9がICカード1や端末装置
3の有効性判定を行った後、端末装置3の要求する取引
処理を実行する機能を持つ部分である。なお、有効性情
報判定部9と、取引処理部11とはいずれも、センタコ
ンピュータ4にインストールされたプログラムモジュー
ルにより構成される。
【0013】センタデータベース6は、通貨の振り替え
取引等のために必要な全ての取引データ12を記憶した
記憶装置により構成される。センタコンピュータ4とセ
ンタデータベース6とはLAN5等により相互に接続さ
れて、各種の取引データ12のアクセスを可能にしてい
る。このセンタデータベース6の取引データ12中に
は、ICカード1や端末装置3の有効性を判断するため
の媒体有効性情報13と端末有効性情報14が含まれ
る。これらの情報は、センタコンピュータ4による認証
処理に利用される。
【0014】ICカード1が有効なICカード1かどう
かの認証処理では、例えばカードが盗難されたものだっ
たり、期限切れのものだった場合に、カードが無効とい
う判定がされる。こうした情報は、全ての利用者の、カ
ードごとの取引データファイルに記録される。この取引
データファイルが、センタデータベース6中に保存され
ている。この取引データファイル中のICカード1の有
効性を判断するための情報のことを、媒体有効性情報1
3と呼ぶ。
【0015】端末装置3が有効な端末装置3かどうかの
認証処理では、予め登録された店舗や登録された利用者
のものでない場合に、端末装置3が無効という判定がさ
れる。こうした情報は、登録端末装置リスト等に記録さ
れる。この登録端末装置リストが、センタデータベース
6中に保存されている。端末装置3を登録しておくの
は、利用者を明確にして不正使用を防止するためであ
る。この登録端末装置リスト中の端末装置3の有効性を
判断するための情報のことを、端末有効性情報14と呼
ぶ。
【0016】次に、上記のシステムの動作を説明する。
図2に、具体例1のシステムの動作フローチャートを示
す。まず、ステップS1において、上記端末装置3にI
Cカード1を装着する。次に、ステップS2において、
センタコンピュータ4は、媒体IDと端末装置IDとを
端末装置3から受信する。次に、ステップS3におい
て、センタコンピュータ4は、有効性情報格納部8を参
照して、媒体有効性情報と端末有効性情報を取り出し、
媒体IDと端末装置IDの照合を行う。
【0017】ステップS4において、媒体が有効かどう
かを判断し、ステップS5において、端末装置が有効か
どうかを判断する。いずれも有効と判断されると、ステ
ップS6に進む。そして、端末装置3に対し肯定応答を
送信する。そして、ステップS7において、端末装置3
から取引内容を受信する。その後、ステップS8におい
て、取引を開始する。
【0018】一方、ステップS4とステップS5におい
て、媒体あるいは端末装置のいずれかが無効と判断され
ると、ステップS9に進み、端末装置3に対し否定応答
を送信する。そして、端末とセンタコンピュータとの接
続を終了する。
【0019】利用者は、自分のICカード1を端末装置
3に装着して、例えば電話番号をダイヤルし、端末装置
3をセンタコンピュータ4に接続する。そして、始め
に、端末装置3からセンタコンピュータ4に対して、I
Cカード1の識別データ(ID)と端末装置3の識別デ
ータ(ID)とを送る。
【0020】従来は、このとき、センタコンピュータ4
がセンタデータベース6にアクセスし、媒体有効性情報
13と端末有効性情報14とを参照して、ICカード1
の有効性と端末装置3の有効性とを判定していた。これ
に対して、本発明では、センタコンピュータ4が、シス
テム起動時に、予めセンタデータベース6をアクセスし
て、媒体有効性情報13と端末有効性情報14とを抽出
し、センタコンピュータ4側に設けられた有効性情報格
納部8に格納して、準備しておく。
【0021】従って、端末装置3からセンタコンピュー
タ4に対して、ICカード1の識別データと端末装置3
の識別データとが送信されると、センタコンピュータ4
の有効性情報判定部9は、有効性情報格納部8を参照し
て、ICカード1の有効性と端末装置3の有効性とを判
定する。このとき、センタデータベース6をアクセスす
ることがないので、速やかに有効性の判定処理ができ
る。
【0022】この判定の結果、ICカード1と端末装置
3とがともに有効と判定されると、センタコンピュータ
4から端末装置3に対して、肯定応答を送信する。ま
た、ICカード1か端末装置3のいずれか一方が無効と
判定されると、センタコンピュータ4から端末装置3に
対して否定応答が送信される。肯定応答を受信した端末
装置3は、続いて所定の取引要求をセンタコンピュータ
4に送信する。センタコンピュータ4の取引処理部11
は、端末装置3の要求に応じて、通貨の振り替え等の処
理を開始する。
【0023】なお、センタコンピュータ4が、有効性情
報格納部8に、媒体有効性情報13と端末有効性情報1
4とを前もって格納しておくのは、ICカード1を端末
装置3に装着してから、センタコンピュータ4において
ICカード1と端末装置3の有効性を判定する時間を短
縮するためである。従って、有効性情報格納部8に、媒
体有効性情報13と端末有効性情報14とを格納したり
更新したりするタイミングは、端末装置3から取引要求
がある以前であればいつでもよい。例えば、毎日業務を
開始するためにシステムを立ち上げるときでもよいし、
システム起動後、一定時間おきに内容を更新するように
してもよい。センタデータベース6側からの要求により
随時更新するようにしてもよい。
【0024】〈具体例1の効果〉以上のように、端末装
置3から取引要求があったとき、センタコンピュータが
予めセンタデータベースから抽出してある媒体有効性情
報と端末有効性情報を利用して媒体や端末の有効性を判
定するので、センタコンピュータがセンタデータベース
にアクセスしながら有効性を判断する場合に比べ、処理
時間が十分に短縮される。これによって、取引等の処理
を高速化できる。
【0025】〈具体例2〉具体例1では、取引処理の高
速化のために、媒体有効性情報13と端末有効性情報1
4とを、端末装置3から取引要求がある以前にセンタコ
ンピュータ4側に抽出して記憶させるようにした。IC
カード1の有効性情報は、例えば無効となったICカー
ド1の識別データをリストアップしたデータ群により構
成される。また、端末装置3の有効性情報は、有効な端
末の識別データをリストアップしたデータ群により構成
される。従って、管理対象となるICカード1や端末装
置3の数が増加すると、次第に媒体有効性情報13や端
末有効性情報14のデータ量が増える。
【0026】このため、媒体有効性情報13と端末有効
性情報14全てをセンタデータベース6から抽出してセ
ンタコンピュータ4に保存しておこうとすると、データ
記憶のための資源量が膨大になるおそれもある。そこ
で、この具体例では、媒体有効性情報13と端末有効性
情報14のいずれか一方のみをセンタコンピュータ4側
に抽出して記憶させるようにし、処理の高速化という利
点を維持しながら、データ記憶のための資源量を抑える
ようにした。具体例2は、媒体有効性情報13をセンタ
コンピュータ4の有効性情報格納部8に記憶しておく。
以下その具体例について説明する。
【0027】図3には、各具体例の有効性情報格納部を
比較した説明図を示す。図3(a)は具体例1の場合
で、有効性情報格納部8に媒体有効性情報13Aと端末
有効性情報14Aとが格納されている。一方、(b)は
具体例2の例で、有効性情報格納部8には媒体有効性情
報13Aのみが格納されている。また、(c)は後から
説明する具体例3の例で、有効性情報格納部8に端末有
効性情報14Aが格納されている。データ量としては、
媒体有効性情報13Aの方が端末有効性情報14Aより
も多いと言える。
【0028】一方、端末はほとんどの場合有効と判断さ
れるのに対し、媒体は比較的無効と判断されるケースが
多い。これらの点から、媒体有効性情報13Aと端末有
効性情報14Aのいずれか一方を有効性情報格納部8に
格納しておくと、記憶容量の問題と処理の高速性の問題
で、それぞれの利点が生じる。
【0029】図4には、具体例2の動作シーケンスチャ
ートを示す。なお、具体例2のシステム自身は、図1に
示したものとその構成は同一である。具体例1と相違す
るのは、有効性情報格納部8に予め媒体有効性情報13
のみを抽出し格納しておく点である。また、取引開始後
のおおよその処理も、具体例1と具体例2は変わるとこ
ろはない。図4のシーケンスチャートには、具体例1と
異なる処理を、特にその処理の時間経過がわかるように
図示した。
【0030】まず、ステップS1において、端末装置3
から媒体IDと端末IDとがセンタコンピュータ4に送
信されると、センタコンピュータ4では有効性情報格納
部を参照し、媒体IDの有効性を判断する(ステップS
2)。そして、媒体が有効であれば肯定応答を、無効で
あれば否定応答を端末装置3に送信する(ステップS
3)。
【0031】なお、この肯定応答を端末装置3に送出す
ると同時に、センタデータベース6にアクセスし、端末
IDについての必要な情報を得る。即ち、センタデータ
ベース6に対し端末有効性情報の参照を行い(ステップ
S4)、必要な応答を得る(ステップS5)。ここで、
端末IDに対する有効あるいは無効の判定が行われる。
一方、端末装置3は、肯定応答をステップS3において
受信し、必要な取引内容をセンタコンピュータ4に送信
する(ステップS6)。このとき、センタコンピュータ
4は、端末IDが有効であると判断すると、そのままス
テップS7に進み、取引処理を実行する。
【0032】一方、端末が無効であるという判定をした
ときは、端末装置3に対し否定応答を送信し、処理を中
止する(ステップS7*)。この処理において、例えば
端末IDが有効であるという結果が得られたときは、端
末装置3から媒体IDや端末IDをセンタコンピュータ
4に送信してから、取引処理が開始されるまでの時間
は、具体例1とほとんど変わらない。即ち、肯定応答を
端末装置3に送信し、端末装置3が取引内容をセンタコ
ンピュータ4に送るまでの間に端末IDの有効性を判定
してしまえば、端末IDの有効性判断の時間は、取引処
理の開始を遅らせることはない。
【0033】なお、この端末ID有効性判断の時間が多
少長くなっても実質的に取引処理開始までの時間は従来
に比べ十分に短縮される。更に、端末IDの有効性情報
を判定する処理が省略された形で端末装置3に肯定応答
が送信されるため、具体例1よりもかえって処理時間が
短縮される可能性もある。
【0034】〈具体例2の効果〉媒体有効性情報13を
センタコンピュータ4の有効性情報格納部8に予め記憶
しておくことにより、処理の高速化という利点を維持し
ながら、データ記憶のための資源量を抑えることができ
る。また、端末装置3が無効であるケースはきわめてま
れなので、実質的に具体例1と同様の高速処理が可能に
なる。
【0035】〈具体例3〉具体例3は、媒体有効性情報
13をセンタコンピュータ4の有効性情報格納部8に記
憶しておく。以下その具体例について説明する。
【0036】図5には、具体例3の動作シーケンスチャ
ートを示す。このシーケンスチャートの構成は、図4に
示したものとほぼ同様である。端末装置3から始めのス
テップS1において、媒体IDと端末IDとを受信する
と、センタコンピュータ4は、有効性情報格納部を参照
し、まず端末IDの有効性を判断する(ステップS
2)。そして、媒体IDの有効性判断を省略して、端末
装置3に対し肯定応答あるいは否定応答を送信する(ス
テップS3)。
【0037】そして、同時に、センタコンピュータ4
は、センタデータベース6の媒体有効性情報を参照する
(ステップS4)。なお、ここでは、媒体有効性情報の
データ量が比較的多いと仮定し、媒体有効性情報に対す
る応答をステップS5で得るまでの時間が、端末装置3
から取引内容を受信するステップS6までの時間より長
くしてある。例えば、このようなケースであっても、セ
ンタコンピュータ4はセンタデータベース6からの応答
を待って、取引処理を開始する(ステップS7)。この
具体例3も具体例2とほぼ同様の効果が得られる。
【0038】なお、端末IDの有効性チェックは、媒体
IDの有効性チェックよりも短時間で行えることから、
ステップS3において、端末装置3に対し肯定応答ある
いは否定応答を送信するタイミングは、具体例2よりも
速くなる可能性が高い。無効なICカードは比較的多く
発生するため、無効なICカードの場合には、端末装置
3に対する否定応答が遅くなることもある。しかしなが
ら、有効なICカードに対する処理が高速化されれば、
正当な顧客に対するサービスは低下しないから問題な
い。
【0039】また、さらに、無効なICカードと判断を
した場合には、端末装置に取り込んだまま返却をせずに
速やかに回収してしまうような方法を採用することもで
きる。これによって、その無効なICカードが再び端末
に装着されるケースを減少させ、媒体無効情報もその都
度更新するようにすれば、この具体例の実用性が高ま
る。
【0040】〈具体例3の効果〉端末有効性情報14を
センタコンピュータ4の有効性情報格納部8に予め記憶
しておくことにより、処理の高速化という利点を維持し
ながら、データ記憶のための資源量を抑えることができ
る。また、端末装置数よりも媒体数の方が圧倒的に多
い。従って、端末有効性情報14は、媒体有効性情報1
3に比べてデータ量が少なく、センタコンピュータ4の
記憶容量を経済的に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1のシステムを示すブロック図である。
【図2】具体例1のシステムの動作フローチャートであ
る。
【図3】各具体例の有効性情報格納部の比較説明図であ
る。
【図4】具体例2の動作シーケンスチャートである。
【図5】具体例3の動作シーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 ICカード 3 端末装置 4 センタコンピュータ 5 LAN 6 センタデータベース 8 有効性情報格納部 9 有効性情報判定部 11 取引処理部 12 取引データ 13 媒体有効性情報 14 端末有効性情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体に記録された情報を読み取る端末装
    置と、 この端末装置の読み取った情報を受信して取引処理を実
    行するセンタコンピュータと、 このセンタコンピュータが取引処理を実行する際に参照
    する取引データを格納したセンタデータベースとを備
    え、 前記センタデータベースに格納された取引データは、前
    記媒体の有効性を判断するための媒体有効性情報と、前
    記端末装置の有効性を判断するための端末有効性情報と
    を含み、 前記センタコンピュータには、端末装置から取引要求が
    ある以前に、予めセンタデータベースをアクセスして、
    媒体有効性情報と端末有効性情報とを抽出して格納して
    おく、有効性情報格納部を設け、 前記センタコンピュータは、 端末装置から取引要求があると、端末装置から媒体と端
    末装置の識別データを受け入れて、前記有効性情報格納
    部を参照して、当該媒体と端末装置とがともに有効と判
    定されると、要求された取引処理を実行することを特徴
    とする媒体取引システム。
  2. 【請求項2】 媒体に記録された情報を読み取る端末装
    置と、 この端末装置の読み取った情報を受信して取引処理を実
    行するセンタコンピュータと、 このセンタコンピュータが取引処理を実行する際に参照
    する取引データを格納したセンタデータベースとを備
    え、 前記センタデータベースに格納された取引データは、前
    記媒体の有効性を判断するための媒体有効性情報と、前
    記端末装置の有効性を判断するための端末有効性情報と
    を含み、 前記センタコンピュータには、端末装置から取引要求が
    ある以前に、予めセンタデータベースをアクセスして、
    媒体有効性情報を抽出して格納しておく、有効性情報格
    納部を設け、 前記センタコンピュータは、 端末装置から取引要求があると、端末装置から媒体と端
    末装置の識別データを受け入れて、前記有効性情報格納
    部を参照して当該媒体の有効性を判定し、媒体が有効と
    判定された場合には、肯定応答を端末装置に送ると共
    に、センタデータベースをアクセスして当該端末装置の
    有効性情報を参照し、端末装置が有効と判定されると、
    要求された取引処理を実行することを特徴とする媒体取
    引システム。
  3. 【請求項3】 媒体に記録された情報を読み取る端末装
    置と、 この端末装置の読み取った情報を受信して取引処理を実
    行するセンタコンピュータと、 このセンタコンピュータが取引処理を実行する際に参照
    する取引データを格納したセンタデータベースとを備
    え、 前記センタデータベースに格納された取引データは、前
    記媒体の有効性を判断するための媒体有効性情報と、前
    記端末装置の有効性を判断するための端末有効性情報と
    を含み、 前記センタコンピュータには、端末装置から取引要求が
    ある以前に、予めセンタデータベースをアクセスして、
    端末有効性情報を抽出して格納しておく、有効性情報格
    納部を設け、 前記センタコンピュータは、 端末装置から取引要求があると、端末装置から媒体と端
    末装置の識別データを受け入れて、前記有効性情報格納
    部を参照して当該端末装置の有効性を判定し、端末装置
    が有効と判定された場合には、肯定応答を端末装置に送
    ると共に、センタデータベースをアクセスして媒体の有
    効性情報を参照し、媒体が有効と判定されると、要求さ
    れた取引処理を実行することを特徴とする媒体取引シス
    テム。
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