JPH11308135A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH11308135A
JPH11308135A JP10114942A JP11494298A JPH11308135A JP H11308135 A JPH11308135 A JP H11308135A JP 10114942 A JP10114942 A JP 10114942A JP 11494298 A JP11494298 A JP 11494298A JP H11308135 A JPH11308135 A JP H11308135A
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JP10114942A
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English (en)
Inventor
Sachiko Eguchi
祥子 江口
Makoto Sasaki
信 佐々木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信可能な放送チャンネルを的確に選局する
ことができる使い勝手の良い受信機を提供する。 【解決手段】 ROM102に記憶されている選局に関
する情報のうち、ユーザにより選択された地域において
受信可能な放送チャンネルの選局に関する情報を、ユー
ザに操作されるキー操作部10の各選局操作キーに対応
させてプリセットメモリ21に記憶する。この場合、制
御回路100において、同じ放送番組を放送していると
認識された複数の放送チャンネルについての選局に関す
る情報を、選局操作キーの選局変更操作方向に沿って近
接するようにして記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車載用
のラジオ受信機として好適な受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車載用のラジオ受信機には、ラ
ジオ受信機を使用する地域を指定することにより、その
地域において受信可能な放送信号の通信路(放送チャン
ネル)を選局するための選局に関する情報を、プリセッ
トメモリに自動的に記憶するようにするいわゆるエリア
コール機能(以下、この明細書においては、地域別選局
情報設定機能という)とよばれる機能が搭載されるよう
になってきている。
【0003】この機能を実現するため、ラジオ受信機の
メモリには、例えば、予め決められた地域毎に、受信が
可能な放送を行っている放送局の放送局名や、その放送
局の基幹周波数、その放送局のサテライト周波数などか
らなる選局に関する情報が記憶されて提供される。
【0004】そして、ラジオ受信機において、当該機能
が実行され、操作者により、ラジオ受信機を使用する地
域の選択が行われると、選択された地域の選局に関する
情報に基づいて、その地域で受信可能な放送を行ってい
る各放送局毎に、基幹周波数およびサテライト周波数の
放送チャンネルを順次に自動選局し、各放送局毎に受信
状態の最も良好な周波数の放送チャンネルを検出する。
【0005】そして、この検出結果に基づいて、各放送
局毎に受信状態の最も良好な放送チャンネルを選局する
ための選局に関する情報が、選局操作キーに対応してプ
リセットメモリに記憶される。この場合、例えば、図1
2に示すように、A放送局については1番目の選局操作
キー、B放送局については2番目の選局操作キーという
ように、選局に関する情報が対応付けられる選択操作キ
ーは、放送局毎に予め決められている。
【0006】そして、図12の場合には、1番目の選局
操作キーを操作することにより、A放送局の放送チャン
ネルが選局され、2番目の選局操作キーを操作すると、
B放送局の放送チャンネルが選局されるというように、
選局操作キーを操作するだけで、その選局操作キーに対
応付けられた目的とする放送局の放送チャンネルの選局
が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の地域
別選局情報設定機能の場合、操作者により指定された地
域において受信可能な放送を行っているとされた放送局
については、受信状態が良好な放送チャンネルがなくて
も、その放送局の放送チャンネルを選局するための情報
が必ず1つは選局操作キーに対応してプリセットメモリ
に記憶される。また、前述したように、その地域で受信
可能な放送を行っているとされた放送局の放送チャンネ
ルを選局するための情報が対応付けられる選局操作キー
は、各放送局毎に予め決められている。
【0008】このため、地域別選局情報設定機能によ
り、例えば、図12に示したように、その地域で受信可
能な放送局の放送チャンネルを選局するための情報が選
局操作キーに対応してプリセットメモリに記憶された場
合であっても、実際には、A放送局と、D放送局の放送
チャンネルしか受信できず、B放送局と、C放送局の放
送チャンネルは受信できないという場合がある。
【0009】このように、地域別選局情報設定機能を用
いて、選局に関する情報をプリセットメモリに自動的に
記憶するようにしても、実際に受信可能な放送チャンネ
ルの選局に関する情報がプリセットされている選局操作
キーが分かりにくい場合がある。このため、良好に受信
可能な放送チャンネルを選局するために、実際には受信
できない放送チャンネルを選局してしまうなど、即座に
受信可能な放送チャンネルを選局できず、使い勝手が良
くないという問題がある。
【0010】また、操作者により指定された地域におい
て、例えば、サテライト周波数が異なる複数の放送チャ
ンネルを有する放送局であっても、その放送局について
は、受信状態が最も良好とされた放送チャンネルの選局
に関する情報のみがプリセットメモリに記憶される。
【0011】しかしながら、当該車載用のラジオ受信機
が搭載された自動車が走行することにより移動した場合
には、同じ放送局の放送チャンネルであっても、周波数
の異なる他の放送チャンネルの方の受信状態が良好にな
ることもある。このような場合には、再度、地域別選局
情報設定機能を実行し、受信可能な放送チャンネルを選
局するための情報をプリセットメモリにプリセットし直
さなければならず、面倒である。
【0012】特に、車載用のラジオ受信機の場合、前述
のように、即座に受信可能な放送チャンネルを選局でき
なかったり、頻繁に受信可能な放送チャンネルを選局す
るための情報をプリセットし直す操作をしなければなら
ない場合には、使い勝手が良くないばかりか、ラジオ受
信機に対する操作が増え、安全性の点からも問題があ
る。
【0013】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
問題点を一掃し、受信可能な放送チャンネルを的確に選
局することができる使い勝手の良い受信機を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の受信機は、操作者により操
作される選局操作キーと、予め決められた地域毎に、受
信可能な複数の放送チャンネルの選局に関する情報が記
憶されている第1の記憶部と、操作者が前記地域を選択
指示入力するための地域選択手段と、前記放送チャンネ
ルの選局に関する情報を、前記選局操作キーに対応させ
て記憶保持する第2の記憶部と、前記地域選択手段を通
じて操作者により選択された地域において同じ放送番組
を放送している放送チャンネルを認識する認識手段と、
前記地域選択手段により選択指示された地域において、
受信可能な前記複数の放送チャンネルの選局に関する情
報を、前記第2の記憶部に記憶させるものであって、前
記認識手段の認識結果に基づいて、同じ放送番組を放送
している放送チャンネルの選局に関する情報は、前記選
局操作キーの選局変更操作方向に沿って近接するように
して、前記第2の記憶部に記憶させる記憶制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0015】この請求項1に記載の発明の受信機によれ
ば、記憶制御手段により、第1の記憶部に記憶されてい
る選局に関する情報のうち、操作者により選択された地
域において受信可能な放送チャンネルの選局に関する情
報が、操作者に操作される選局操作キーに対応させて第
2の記憶部に記憶される。
【0016】この場合、認識手段においての認識結果に
基づいて、同じ放送番組を放送していると認識された複
数の放送チャンネルの選局に関する情報が、選局操作キ
ーの選局変更操作方向に沿って近接するようにして記憶
される。
【0017】これにより、同じ放送番組を放送している
複数の放送チャンネルの選局に関する情報を、第2の記
憶部に記憶させることができ、かつ、それらの選局に関
する情報は、選局変更操作方向に沿って近接する選局操
作キーに対応するようにされるので、同じ放送番組を放
送している放送チャンネルを、簡単かつ迅速に選局する
ことができるようにされる。
【0018】したがって、例えば、受信機を使用する場
所が変わるなどして、受信中の放送チャンネルの受信状
態が悪くなった場合などにおいて、同じ放送番組を放送
している他の放送チャンネルのうち、受信状態の良好な
放送チャンネルを迅速かつ簡単に選局することができる
ようにされる。
【0019】また、請求項2に記載の発明の受信機は、
請求項1に記載の受信機であって、前記地域選択手段を
通じて操作者により選択された地域において受信可能な
複数の放送チャンネルのそれぞれについての受信状態の
良否を検出する検出手段を備え、前記記憶制御手段は、
前記検出手段の検出結果に基づいて、異なる放送番組を
放送している前記放送チャンネルの選局に関する情報
を、受信状態の良好な順に前記第2の記憶部に記憶させ
ることを特徴とする。
【0020】この請求項2に記載の発明の受信機によれ
ば、検出手段により、操作者により選択された地域にお
いて受信可能な複数の放送チャンネルのそれぞれの受信
状態が検出される。この検出結果に基づいて、記憶制御
手段により、異なる放送番組を放送している放送チャン
ネルの選局に関する情報が、受信状態の良好な順に、選
局操作キーに対応するようにされて、第2の記憶部に記
憶される。
【0021】これにより、受信状態の良好な放送チャン
ネルを有する放送局についての選局に関する情報から順
に選局操作キーに対応するようにされて第2の記憶部に
記憶されるので、受信状態の良好な放送を行っている放
送局の放送チャンネルを迅速に選局することができるよ
うにされる。したがって、受信状態の良好な放送チャン
ネルを探し出すのに、手間や時間をかけることがないよ
うにされる。
【0022】また、請求項3に記載の発明の受信機は、
請求項2に記載の受信機であって、前記記憶制御手段
は、前記検出手段の検出結果に基づいて、同じ放送番組
を放送している放送チャンネルの前記選局に関する情報
を、受信状態の良好な順に、前記第2の記憶部に記憶さ
せることを特徴とする。
【0023】この請求項3に記載の発明の受信機によれ
ば、検出手段の検出結果に基づいて、記憶制御手段によ
り、同じ放送番組を放送している放送チャンネルの選局
に関する情報が、受信状態の良好な順に、選局操作キー
に対応するようにされて、第2の記憶部に記憶される。
【0024】これにより、受信状態が最も良好な放送チ
ャンネルを迅速かつ簡単に選局することができるように
される。また、各放送局の放送チャンネルについても、
受信状態の良好な放送チャンネルから順に選局すること
ができるようにされる。
【0025】また、請求項4に記載の発明の受信機は、
請求項1に記載の受信機であって、前記地域選択手段を
通じて操作者により選択された地域において受信可能な
複数の放送チャンネルのそれぞれについての受信状態の
良否を検出する検出手段を備え、前記記憶制御手段は、
前記検出手段の検出結果に基づいて、同じ放送番組を放
送している前記放送チャンネルの選局に関する情報を、
受信状態の良好な順に、前記第2の記憶部に記憶させる
ことを特徴とする。
【0026】この請求項4に記載の発明の受信機によれ
ば、記憶制御手段により、認識手段においての認識結果
に基づいて、同じ放送番組を放送していると認識された
複数の放送チャンネルの選局に関する情報が、検出手段
の検出結果に基づいて、受信状態の良好な順に、選局操
作キーの選局変更操作方向に沿って近接するようにして
記憶される。
【0027】これにより、同じ放送番組を放送している
複数の放送チャンネルを選局するための選局に関する情
報が、受信状態の良好な放送チャンネルから順に選局操
作キーに対応するようにされる。したがって、各放送局
の放送チャンネルについて、受信状態の最も良好な放送
チャンネルを即座に選局することができるとともに、受
信状態の良好な順に順次にその放送局の放送チャンネル
を選局することができるようにされる。
【0028】また、請求項5に記載の発明の受信機は、
請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の
受信機であって、前記記憶制御手段は、同じ放送番組を
放送している放送チャンネルの前記選局に関する情報
を、同じ選局操作キーを操作することにより、呼び出す
ことができるように前記第2の記憶部に記憶させること
を特徴とする。
【0029】この請求項5に記載の発明の受信機によれ
ば、同じ放送番組を放送している複数の放送チャンネル
についての選局に関する情報は、1つの選局操作キーに
割り当てられて、第2の記憶部に記憶される。
【0030】これにより、1つの選局操作キーを、例え
ば、繰り返し押下操作することにより、その選択操作キ
ーに割り当てられた、同じ放送番組を放送している放送
チャンネルを順次に選局することができるようにされ
る。このように、1つの選局操作キーに複数の放送チャ
ンネルの選局に関する情報を割り当てることができるの
で、数が限られる選局操作キーを有効に活用することが
できるようにされる。
【0031】また、請求項6に記載の発明の受信機は、
操作者により操作される選局操作キーと、予め決められ
た地域毎に、受信可能な複数の放送チャンネルの選局に
関する情報が記憶されている第1の記憶部と、操作者が
前記地域を選択指示入力するための地域選択手段と、前
記放送チャンネルの選局に関する情報を、前記選局操作
キーに対応させて記憶保持する第2の記憶部と、前記地
域選択手段を通じて操作者により選択された地域におい
て受信可能な前記複数の放送チャンネルのそれぞれにつ
いての受信状態の良否を検出する検出手段と、前記地域
選択手段により選択指示された地域において受信可能な
前記複数の放送チャンネルの選局に関する情報を、前記
第2の記憶部に記憶させるものであって、前記検出手段
の検出結果に基づいて、前記複数の放送チャンネルの選
局に関する情報は、受信状態の良好な順に、前記選局操
作キーの選局変更操作方向に沿って並べるようにして前
記第2の記憶部に記憶させる記憶制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0032】この請求項6に記載の発明の受信機によれ
ば、第1の記憶部に記憶されている選局に関する情報の
うち、地域選択手段を通じて操作者により選択された地
域において受信可能な放送チャンネルの選局に関する情
報が、操作者に操作される選局操作キーに対応させて第
2の記憶部に記憶される。
【0033】この場合、検出手段により、操作者により
選択された地域の複数の放送チャンネルのそれぞれの受
信状態が検出される。そして、記憶制御手段により、受
信状態の良好な順に、放送チャンネルの選局に関する情
報が、選局操作キーの選局変更操作方向に沿って並べる
ようにして第2の記憶部に記憶される。
【0034】これにより、受信状態の良好な放送チャン
ネルから順に選局することができるようにされる。すな
わち、実際に受信可能な放送チャンネルを確実かつ迅速
に選局することができるようにされる。
【0035】また、請求項7に記載の発明の受信機は、
請求項6に記載の受信機であって、前記選局操作キー
は、順次に並べられた複数の操作キーからなり、前記記
憶制御手段は、前記地域選択手段を通じて操作者により
選択された地域において受信可能な前記複数の放送チャ
ンネルの選局に関する情報のそれぞれを、受信状態の良
好な順に、前記複数の操作キーの並び方向に割り当てる
ように前記第2の記憶部に記憶させることを特徴とす
る。
【0036】この請求項7に記載の発明の受信機によれ
ば、地域選択手段を通じて操作者により選択された地域
の選局に関する情報は、受信状態の良好な順に、順次に
並べられた複数の選局操作キーの並び方向に、そのそれ
ぞれに対応させて第2の記憶部に記憶するようにされ
る。
【0037】これにより、順次に並べられた複数の操作
キーを、その並び方向に変更するようにして操作するこ
とにより、受信状態の良好な放送チャンネルから順に簡
単かつ正確に選局するようにすることができるようにさ
れる。
【0038】また、請求項8に記載の発明の受信機は、
請求項6または請求項7に記載の受信機であって、前記
地域選択手段を通じて操作者により選択された地域にお
いて同じ放送番組を放送している放送チャンネルを認識
する認識手段を備え、前記記憶制御手段は、前記認識手
段においての認識結果に基づいて、同じ放送番組を放送
している放送チャンネルの選局に関する情報は、前記選
局操作キーの選局変更操作方向に沿って近接するように
して、前記第2の記憶部に記憶させることを特徴とす
る。
【0039】この請求項8に記載の発明の受信機によれ
ば、記憶制御手段により、検出手段からの受信状態の良
否と、認識手段からの認識結果とに基づいて、選局に関
する情報は、受信状態の良い順であって、同じ放送番組
を放送している放送チャンネル順に、選択操作キーの選
局変更操作方向に沿って近接するように、選択操作キー
に対応付けられて第2の記憶部に記憶される。
【0040】これにより、受信状態の良い放送チャンネ
ルから順に、その放送チャンネルと同じ放送番組を放送
している放送局の放送チャンネルを簡単かつ迅速に選局
することができるようにされる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による受信機の一実施の形態について説明する。以下に
説明する実施の形態においては、この発明による受信機
を、車載用のラジオ受信機に適用した場合を例にして説
明する。また、以下に説明する車載用のラジオ受信機
は、ユーザ(操作者)により選択された地域において、
受信可能な放送チャンネルの選局に関する情報を選局操
作キーに対応させて自動的にプリセットメモリに記憶す
るようにする、地域別選局情報設定機能を備えたもので
ある。
【0042】図1は、この実施の形態の車載用のラジオ
受信機(以下、単にラジオ受信機という)を説明するた
めのブロック図であり、図2は、この実施の形態のラジ
オ受信機の外観を示す図であり、各種の操作キー、およ
び、LCD(液晶ディスプレイ)が配置された前面パネ
ル側からこの実施の形態のラジオ受信機を見た場合の外
観を示すものである。
【0043】図1に示すように、この実施の形態のラジ
オ受信機は、アンテナ1と、チューナ部2と、中間周波
増幅回路(図1においてはIFと記載)3と、復調部3
と、電界強度検出部5と、増幅回路6と、スピーカ7
と、LCDコントローラ8と、LCD9と、キー操作部
10、プリセットメモリ21と、制御回路100とを備
えている。
【0044】図1に示すように、チューナ部2、電界強
度検出部5、LCDコントローラ8、キー操作部10の
各部と、制御回路100との間には、I/Oポート11
1、112、113、114が設けられている。このI
/Oポート111〜114を通じて、各部は、制御回路
100からデータの供給を受けたり、制御回路100に
データを供給することができるようにされている。
【0045】制御回路100は、この実施の形態のラジ
オ受信機の各部を制御するものであり、CPU101、
ROM102、RAM103が、システムバス104を
通じて接続されたマイクロコンピュータである。この実
施の形態において、ROM102には、制御回路100
において実行される各種のプログラムや、各種の処理に
おいて必要なデータが記憶されている。また、RAM1
03は、この実施の形態のラジオ受信機において実行さ
れる各種の処理の作業領域として用いられる。
【0046】また、この実施の形態において、ROM1
02には、地域別選局情報設定機能を提供するため、予
め決められた地域毎に、受信可能な複数の放送チャンネ
ルの選局に関する情報が記憶されている。
【0047】そして、地域別選局情報設定機能を用いる
ことによって、詳しくは後述するように、ROM102
に記憶されている選局に関する情報のうち、ユーザによ
って選択された地域において受信可能な放送チャンネル
の選局に関する情報が、キー操作部10の選局操作キー
に対応するようにして、自動的にプリセットメモリ21
に記憶することができるようにされている。
【0048】キー操作部10は、図2に示すように、音
量調整用のボリューム調整ダイヤル11、実行可能な処
理が登録されたメニューをLCD8に表示させるための
リストキー12、10個の選局操作キーを有する選局操
作キー群13などを有するとともに、図示しないが、制
御回路100から、チューナ部2に供給する選局情報を
順次に変えて、選局して復調し聴取可能な放送信号を探
し出すようにするいわゆるスキャニングを実行させるス
キャニング実行キーなどをも備えている。
【0049】プリセットメモリ21は、システムバス1
04を通じて制御回路100に接続されている。このプ
リセットメモリ21には、前述もしたように、地域別選
局情報設定機能を用いることによって、ユーザにより選
択された地域において受信可能とされた放送チャンネル
の選局に関する情報が、選局操作キー群13を構成する
それぞれの選局操作キーに対応するようにして記憶され
る。
【0050】また、このプリセットメモリ21には、地
域別選局情報設定機能を用いることなく、ユーザにより
選択された個々の選局に関する情報を選局操作キー群1
3の各選局操作キーに対応させて記憶することもでき
る。なお、この実施の形態において、プリセットメモリ
21は、地域別選局情報設定機能を用いることによっ
て、あるいは、ユーザの設定操作に応じて、選局操作キ
ー群13の10個の選局操作キーに対応させて、10個
の選局に関する情報を記憶することができるものであ
る。
【0051】このように、この実施の形態において、R
OM102が、選局に関する情報が記憶された第1の記
憶部であり、プリセットメモリ21が、選局に関する情
報を選局操作キーに対応させて記憶保持する第2の記憶
部としての機能を有するものである。
【0052】また、この実施の形態において、電界強度
検出部5は、いわゆるRSSI(Radio Sign
al Strength Indicator)回路で
あり、選局された放送信号の受信電界強度を検出する。
この電界強度検出部5において検出された選局された放
送信号の電界強度は、制御回路100に供給される。こ
れにより、制御回路100は、選局された放送信号の受
信状態の良否を検知することができるようにされてい
る。このように、電界強度検出部5は、各放送チャンネ
ルの受信状態の良否を検出する検出手段としての機能を
有する。
【0053】また、LCD9は、例えば、プリセットメ
モリ21に記憶された選局に関する情報に基づいて、放
送チャンネルの放送局名を選局操作キーに対応させて表
示したり、あるいは、選局されている放送チャンネルを
示す情報や警告メッセージなどの各種のガイダンスメッ
セージを表示する。これらの表示は、I/Oポート11
3を通じて制御回路100の制御を受けるLCDコント
ローラ8を通じてLCD9に表示するようにされる。
【0054】そして、アンテナ1により受信された放送
信号は、チューナ部2に供給される。チューナ部2は、
ユーザによる例えば選局操作キーの操作に応じた制御回
路100からの選局情報に基づいて、目的とする放送チ
ャンネルの放送信号を選局し、選局した放送信号を中間
周波信号に変換する。この中間周波信号は、中間周波増
幅回路3を通じて、復調部4と、電界強度検出部5に供
給される。
【0055】この実施の形態において、チューナ部2
は、いわゆるシンセサイザ方式のチューナの構成とさ
れ、制御回路100から、選局情報としてPLLデー
タ、すなわち、PLLループの可変分周回路の分周比の
データの供給を受け、目的とする放送チャンネルの放送
信号を選局するものである。
【0056】したがって、制御回路100は、例えば選
局操作キーの操作に応じた放送チャンネルを選局するよ
うにする場合には、操作された選局操作キーに対応付け
られてプリセットメモリ21に記憶されている選局に関
する情報、例えば、その放送チャンネルの周波数情報に
基づいて、当該放送チャンネルを選局するための分周比
のデータを形成し、これをチューナ部2に供給すること
ができるものである。
【0057】復調部4は、選局された放送信号の変調方
式に応じた復調処理を行って信号Au1を形成し、これ
を増幅回路6に供給する。増幅回路6は、信号Au1を
増幅し、これをスピーカ8に供給する。これによりスピ
ーカ8からは、信号Au1に応じた音声が放音される。
【0058】一方、電界強度検出部5は、供給された中
間周波信号に基づいて、チューナ部2において選局され
たた放送信号の受信電界強度を検出し、検出結果をデジ
タル信号としてI/Oポート112を通じて制御回路1
00に供給する。このように、この実施の形態のラジオ
受信機の電界強度検出部5は、受信電界強度の検出結果
をデジタル信号に変換して出力するA/D変換機能をも
備えたものである。
【0059】この電界強度検出部5において検出された
受信電界強度は、この実施の形態においては、後述もす
るように、地域別選局情報設定機能を用いて、ユーザに
より選択された地域において受信可能な放送チャンネル
の選局に関する情報を選局操作キーに対応させてプリセ
ットメモリ21に記憶する場合に、選局に関する情報の
並び順を決める情報として用いられる。
【0060】[地域別選局情報設定機能について]そし
て、この実施の形態のラジオ受信機は、前述したよう
に、予め決められた地域毎に、受信可能な複数の放送チ
ャンネルの選局に関する情報がROM102に予め記憶
されて提供される。そして、地域別選局情報設定機能を
用いることにより、ROM102に記憶されている選局
に関する情報のうち、ユーザにより選択された地域にお
いて受信可能な放送チャンネルの選局に関する情報を、
自動的に、選局操作キー群13の各選局操作キーに対応
させて、プリセットメモリ21に記憶することができる
ようにされている。
【0061】このようにすることによって、この実施の
形態のラジオ受信機のユーザは、受信可能な放送チャン
ネルを一々探し出すようにする操作を行うことなく、選
局操作キーを押下するだけで、当該ラジオ受信機を使用
する地域において受信可能な目的とする放送チャンネル
を選局することができるようにしている。
【0062】図3は、この実施の形態のラジオ受信機に
おいて、ROM102に予め記憶されて提供される選局
に関する情報の例を説明するための図であり、ユーザに
より選択可能な複数の地域の内の1つの地域の選局に関
する情報の例を示している。したがって、ROM102
には、予め決められた地域毎に、図3に示すような選局
に関する情報が記憶されている。
【0063】この実施の形態において、各地域毎の選局
に関する情報は、その地域において受信可能な放送を行
っている放送局の基幹周波数やサテライト周波数、およ
び、それらの周波数を用いて放送を行っている放送局名
からなる情報である。
【0064】ここで、サテライト周波数は、例えば、そ
の放送局の放送を比較的に広いエリアで聴取可能にする
ために、その放送局(親局)の放送信号を中継局におい
て受信し、それを増幅するとともに、親局の放送信号と
は異なる周波数を用いて再放射する場合に用いる周波数
をいう。なお、親局から送出される放送信号の周波数が
基幹周波数である。
【0065】したがって、同じ放送局の放送番組が、そ
の放送局の基幹周波数の放送チャンネルと、サテライト
周波数の放送チャンネルとにより同時に放送される。ま
た、1つの放送局が複数の中継局を用いる場合もあり、
1つの放送局が複数のサテライト周波数を有する場合も
ある。このように、複数の中継局を介して放送を行うこ
とによって、広い範囲でその放送局の放送を聴取可能に
している。
【0066】このため、同じ放送局からの放送を、周波
数の異なる複数の放送チャンネルで受信できる場合もあ
るし、また、同じ放送局の放送であっても、ラジオ受信
機の使用位置によっては、良好に受信できる放送チャン
ネルの周波数が異なる場合もある。
【0067】このように、ROM102に記憶されてい
る、基幹周波数、サテライト周波数の放送チャンネル
が、その地域において受信可能な放送チャンネルであ
る。そして、この実施の形態においては、図3に示すよ
うに、基幹周波数およびサテライト周波数は、その地域
において受信可能な放送を行っている放送局毎にまとめ
られて、ROM102に記憶されている。このようにす
ることにより、各周波数毎に、その周波数の放送チャン
ネルの放送局名を記憶しておかなくても済むので、選局
に関する情報を効率よくROM102に記憶することが
できるようにしている。
【0068】そして、図3に示す例の場合、この地域に
おいては、A放送局、B放送局、C放送局、D放送局の
4つの放送局の放送を受信することが可能であるとされ
ており、各放送局の基幹周波数は、それぞれ、A0、B
0、C0、D0である。また、図3に示すように、A放
送局は、A1、A2、A3、B放送局は、B1、B2、
C放送局は、C1、C2、C3、D放送局は、D1、D
2というように、複数のサテライト周波数を有してい
る。
【0069】したがって、この図3に示す選局に関する
情報を有する地域は、基幹周波数、サテライト周波数と
を合わせて、14個の放送チャンネルの受信が可能であ
るとされている。しかし、実際には、当該地域の全域に
おいて、これら14個の放送チャンネルすべてを受信で
きるものではない。例えば、当該地域の南側と、北側と
では、受信可能な放送チャンネルが異なる場合もある。
【0070】また、前述もしたように、受信場所がこと
なれば、同じ放送局の放送チャンネルであっても、良好
に受信可能な放送チャンネルが変わることもある。この
ように、ROM102に記憶されている予め決められた
地域毎に受信可能とされた複数の放送チャンネルの選局
に関する情報は、その地域内であればどこでも受信可能
な放送チャンネルだけでなく、その地域内の一部分でし
か受信できない放送チャンネル、さらには、当該地域に
おいて、将来受信が可能になる放送チャンネルの選局に
関する情報も含まれるものである。
【0071】そして、この実施の形態のラジオ受信機の
場合には、地域別選局情報設定機能は、以下のようにし
て実行される。つまり、この実施の形態においては、図
2に示したようにラジオ受信機の前面パネルに設けられ
ているリストキー12を押下することにより、LCD9
に当該ラジオ受信機において実行可能な機能に対応する
機能一覧リストが表示される。この実施の形態において
は、機能一覧リストが表示されている場合など、ユーザ
からの情報の入力を受け付ける場合には、選局操作キー
群13の各選局操作キーが、ユーザからの情報の入力を
受け付ける入力操作キーとして用いることができるよう
にされる。
【0072】そして、ユーザは、LCDに表示された機
能一覧リストから、入力操作キーとしての選局操作キー
を通じて、地域別選局情報設定機能を選択して実行す
る。地域別選局情報設定機能が選択されると、制御回路
100は、ROM102に記憶されている情報に基づい
て、選択可能な地域の一覧リストを表示するので、ユー
ザは、機能選択の場合と同様にして、入力操作キーとし
て用いられるようにされた選局操作キーを通じて、目的
とする地域の選択入力を行う。このように、この実施の
形態においては、入力操作キーとして用いられるように
された選局操作キーが地域選択手段として用いられる。
【0073】この後、制御回路100によりROM10
2に記憶されている選局に関する情報の中から、ユーザ
により選択された地域において受信可能とされた放送チ
ャンネルの選局に関する情報が読み出され、選局操作キ
ー群13の各選局操作キーに対応させてプリセットメモ
リ21に記憶される。
【0074】この場合、制御回路100は、ROM10
2から読み出した選局に関する情報に基づいて、ユーザ
により選択された地域において、受信可能な放送を行っ
ている放送局の基幹周波数の放送チャンネル、および、
サテライト周波数の放送チャンネルのすべてについて選
局を行うようにして、電界強度検出部5により、各放送
チャンネルにより提供される放送信号の受信電界強度を
検出するようにする。
【0075】そして、制御回路100は、電界強度検出
部5からの各放送チャンネルの受信電界強度に基づい
て、これらの放送チャンネルが受信可能な放送チャンネ
ルか否かを検出し、同じ放送局の基幹周波数の放送チャ
ンネルおよびサテライト周波数の放送チャンネルの中
に、受信可能な放送チャンネルが複数あるときには、こ
れら受信可能な複数の放送チャンネルの選局に関する情
報をプリセットメモリ21に記憶する。この場合、プリ
セットメモリ21の記憶容量が許す範囲内において、受
信可能な複数の放送チャンネルの選局に関する情報がプ
リセットメモリ21に記憶される。
【0076】また、この実施の形態のラジオ受信機にお
いて、制御回路100は、後述もするように、検出した
各放送チャンネルの受信電界強度に基づいて、選局に関
する情報を、同じ放送番組を放送している同じ放送局の
放送チャンネルをまとめ、かつ、受信状態の良好な放送
チャンネルを有する放送局から順に、選局に関する情報
を選局操作キーの選局変更操作方向に沿って近接するよ
うにしてプリセットメモリ21に記憶するようにする。
つまり、選局に関する情報は、受信状態の良好な順であ
って、かつ、放送局順に並べられ、選局操作キーの選局
変更操作方向に沿って近接するようにしてプリセットメ
モリ21に記憶するようにする。このように、この実施
の形態において、制御回路100は、記憶制御手段とし
ての機能を有している。
【0077】つまり、この実施の形態においては、後述
もするが、図6に示すように、受信状態の最も良好な放
送チャンネルを有するC放送局の放送チャンネル、次に
受信状態の良好な放送チャンネルを有するA放送局の放
送チャンネルというように、受信状態の良好な放送チャ
ンネルを有する放送局の選局に関する情報が、放送局毎
に、選選局変更操作方向に沿って近接する選局操作キー
に対応付けられて、プリセットメモリ21に記憶され
る。また、各放送局毎の放送チャンネルの選局に関する
情報も、受信状態の良好な順に並べられる。
【0078】なお、この実施の形態のラジオ受信機の場
合には、選局操作キー群の各選局操作キーは、図2に示
したように、ラジオ受信機の前面パネルの横方向に並べ
られており、選局を変更する場合には、横方向に操作す
る選局操作キーを順次に変える。このような場合におい
ては、選局変更操作方向は、この選局操作キーの並び方
向(横方向)と同じであり、選局に関する情報は、選局
変更操作方向に沿って近接する選局操作キーに対応付け
られてプリセットメモリ21に記憶される。
【0079】図4は、この実施の形態のラジオ受信機の
プリセットメモリ21に記憶される情報について説明す
るための図である。この実施の形態においては、前述し
たように、各放送チャンネルの受信電界強度を検出し、
この受信電界強度を用いて、選局操作キーに対応させて
プリセットメモリ21に記憶する選局に関する情報の並
び順を決める。
【0080】このため、図4に示すように、プリセット
メモリ21には、受信可能な放送チャンネルの周波数情
報と、その放送チャンネルの放送局名、および、各放送
チャンネルの受信電界強度が記憶され、受信電界強度
や、放送局名などを用いて並べ換えることができるよう
にされている。
【0081】この場合、周波数情報は、ROM102に
記憶されて提供された基幹周波数あるいはサテライト周
波数であり、また、放送局名もROM102に記憶され
て提供された情報である。また、受信電界強度は、前述
もしたように、各放送チャンネル毎に受信電界強度検出
部5により検出されたものである。
【0082】次に、図3を用いて前述したROM102
に記憶されている選局に関する情報を用いて、ユーザに
より選択された地域において受信可能な放送チャンネル
の選局に関する情報を、前述したように所定の順序で、
選局操作キー群13の各選局操作キーに対応させて、プ
リセットメモリ21に記憶する場合のこの実施の形態の
ラジオ受信機において行われる処理について説明する。
【0083】以下においては、ユーザにより、図3に示
した選局に関する情報を有する地域が選択された場合を
例にして、図5のプリセットメモリ21に記憶される選
局に関する情報の状態を示す図を参照しながら説明す
る。なお、プリセットメモリ21には、図4に示したよ
うに、選局に関する情報として、放送チャンネルの周波
数情報、放送局名、および、受信電界強度が記憶される
が、説明を簡単にするため、図5においては、放送局名
および受信電界強度の記憶欄については省略した。
【0084】この実施の形態においては、前述のよう
に、ユーザにより地域別選局情報設定機能が実行され、
目的とする地域が選択されると、制御回路100は、R
OM102から、ユーザにより選択された地域において
受信可能とされた放送チャンネルの選局に関する情報
(図3)を読み出し、RAM103に一時記憶する。
【0085】そして、制御回路100は、プリセットメ
モリ21の記憶領域を初期化し、図5(A)に示すよう
に、当該地域において受信可能とされた各放送局の基幹
周波数A0、B0、C0、D0を有する選局に関する情
報をプリセットメモリ21に転送して記憶する。この場
合、各基幹周波数A0、B0、C0、D0を有する選局
に関する情報は、プリセットメモリ21に選局操作キー
群13の各選局操作キーに対応するように設けられてい
る第1〜第10の記憶領域の先頭から順に記憶するよう
にされる。
【0086】なお、以下においては、プリセットメモリ
21に各選局操作キーに対応するように設けられている
1番目〜10番目の記憶領域のそれぞれを、プリセット
1、プリセット2、…、というように記載する。したが
って、プリセット1は、1番目の選局操作キーに対応す
る情報が記憶されるプリセットメモリ21の1番目の記
憶領域であり、プリセット2は、2番目の選局操作キー
に対応する情報が記憶されるプリセットメモリ21の2
番目の記憶領域である。以下、プリセット3〜プリセッ
ト10についても同様である。
【0087】そして、この実施の形態において、ROM
102には、図3を用いて前述したように、各放送局毎
にその放送局のサテライト周波数も記憶されているの
で、制馭回路100は、ROM102に記憶されていた
選局に関する情報に基づいて、当該地域において、同じ
放送番組を放送している同じ放送局の放送チャンネルは
どれかを正確に知ることができる。このように、この実
施の形態において、制御回路100は、ROM102に
記憶されている選局に関する情報に基づいて、同じ放送
番組を放送している同じ放送局の放送チャンネルを認識
する認識手段としての機能をも有するものである。
【0088】そして、制御回路100は、プリセット1
に記憶されたA放送局の基幹周波数A0の放送チャンネ
ルとA放送局の複数のサテライト周波数A1〜A3の各
放送チャンネルを順番に選局し、それぞれの放送チャン
ネルの受信電界強度検出する。そして、図5(A)に示
すように、プリセットメモリ21のプリセット1に記憶
されているA放送局の基幹周波数A0の放送チャンネル
と、A放送局のサテライト周波数A1の放送チャンネル
との受信電界強度を比較し、いづれの受信電界強度が大
きく受信状態が良好かを検出する。
【0089】そして、比較の対象となった2つの放送チ
ャンネルのうち、受信状態の良好な放送チャンネルにつ
いての周波数情報、放送局名、受信電界強度とからなる
選局に関する情報をプリセットメモリ21のプリセット
1に記憶する。
【0090】また、他方の放送チャンネルについても、
プリセット1に周波数情報が記憶された放送チャンネル
よりも受信状態は良くないが、復調した場合に聴取する
ことができる程度に受信状態が良好である場合には、当
該他方の放送チャンネルの選局に関する情報について
も、プリセットメモリ21のあいている記憶領域に記憶
する。
【0091】この場合には、当該他方の放送チャンネル
の選局に関する情報は、各放送局の基幹周波数が記録さ
れたプリセット4より後の記憶領域、つまりプリセット
5以降のあいている記憶領域に記憶する。ここで、プリ
セット10まで選局に関する情報が記録され、空き領域
がない場合には、当該他方の放送チャンネルの受信電界
強度と、プリセット5〜プリセット10に記憶されてい
る選局に関する情報の受信電界強度とを比較する。
【0092】そして、当該他方の放送チャンネルの受信
電界強度よりも受信電界強度の弱い、つまり受信状態の
悪い放送チャンネルがあれば、その選局に関する情報が
記憶されている記憶領域に、当該他方の放送チャンネル
の選局に関する情報を上書きする。なお、当該他方の放
送チャンネルの受信電界強度よりも受信電界強度の弱い
放送チャンネルの情報がプリセットメモリ21に記憶さ
れていなかった場合には、当該他方の選局に関する情報
は、プリセットメモリ21には記憶しない。
【0093】また、プリセット1に情報が記憶されてい
る放送チャンネルよりも、比較の対象となった放送チャ
ンネルの受信状態は良くなく、かつ、復調しても聴取す
ることができないほど受信状態が悪い場合にも、その放
送チャンネルの選局に関する情報はプリセットメモリ2
1に記憶しない。
【0094】このように、プリセット1に記憶された情
報と、A放送局のサテライト周波数の放送チャンネルと
の間での比較およびプリセットメモリ21への記憶処理
の終了後、B放送局からD放送局についても同様の処理
を行う。
【0095】すなわち、B放送局の場合には、プリセッ
ト2に情報が記憶された放送チャンネルの受信電界強度
と、B放送局のサテライト周波数B1、B2の放送チャ
ンネルの受信電界強度との間で比較を行うようにし、C
放送局の場合には、プリセット3に情報が記憶された放
送チャンネルの受信電界強度と、C放送局のサテライト
周波数C1、C2、C3の放送チャンネルの受信電界強
度との間で比較を行う。また、D放送局の場合には、プ
リセット4に情報が記憶された放送チャンネルの受信電
界強度と、D放送局のサテライト周波数D1、D2の放
送チャンネルの受信電界強度との間で比較を行う。
【0096】これにより、図5(B)に示すように、ユ
ーザにより選択された当該地域において、受信可能とさ
れた4つの放送局のそれぞれが有する複数の放送チャン
ネルのうち、各放送局の受信状態が最も良好とされた放
送チャンネルの選局に関する情報が、プリセットメモリ
21のプリセット1からプリセット4に記憶されるとと
もに、各放送局に複数の放送チャンネルのうち、受信状
態の比較的良好な放送チャンネルの選局に関する情報
が、プリセットメモリ21のプリセット5からプリセッ
ト10に記憶される。
【0097】図4(B)に示すように、この例は、各放
送局の複数の放送チャンネルのうち、基幹周波数の放送
チャンネルの受信状態が、サテライト周波数の放送チャ
ンネルの受信状態より良好な場合である。
【0098】そして、図4(B)に示したように、プリ
セットメモリ21に記憶された各放送局の放送チャンネ
ルのうち、受信電界強度の強さが、例えば、C0>A0
>B0>D0あるとすると、この実施の形態のラジオ受
信機の制御回路100は、プリセットメモリ21にプリ
セットされた選局に関する情報を、図5(C)に示すよ
うに、受信電界強度と、放送局名とに基づいて、受信状
態の良好な順であって、かつ、放送局順に並べ換える。
このようにして並べ変えられたプリセットメモリ21に
記憶された情報が、選局操作キーに対応するようにし
て、この実施の形態のラジオ受信機のLCDに表示され
る。
【0099】図6は、図5(C)に示したようにプリセ
ットメモリ21にプリセットされた選局に関する情報に
応じて、この実施の形態のラジオ受信機のLCD8に表
示される受信可能な放送チャネルの一覧表である選局リ
ストの表示例を示している。図6において、1〜10の
各数字は、図2に示したように、選局操作キー群13の
1〜10の番号が付された各選局操作キーに対応してい
る。ここで、図5(C)に示したプリセットメモリ21
の記憶内容からも分かるように、1〜3のC放送局、4
〜7のA放送局、8、9のB放送局の同じ放送局の複数
の放送チャネルは、それぞれ周波数が異なる放送チャネ
ルである。
【0100】このように、この実施の形態のラジオ受信
機の場合には、前述もしたように、受信電界強度に応じ
て決められる受信状態の良好な放送チャンネルを有する
放送局の選局に関する情報がまとめられ、これらが、選
局変更操作方向に沿って近接する選局操作キーに対応付
けられて、プリセットメモリ21に記憶される。この場
合、各放送局毎の選局に関する情報も、受信状態の良好
な順に並べられる。
【0101】そして、図6の場合には、図2に示した1
〜10の番号が付された1番目から10番目の選局操作
キーのうち、1の番号が付された1番目の選局操作キー
を押下すると、制御回路100は、1番目の選局操作キ
ーに対応付けられてプリセットメモリ21に記憶されて
いるC放送局の基幹周波数C0に基づいて、選局のため
の分周比のデータを形成し、これをチューナ部2に供給
する。これにより、チューナ部2により、1番目の選局
操作キーに対応付けられたC放送局の基幹周波数C0の
放送チャンネルが選局される。
【0102】同様にして、2番目の選局操作キーを押下
すると、2番目の選局操作キーに対応付けられたC放送
局のサテライト周波数C1の放送チャンネルを選局する
ことができ、3番目の選局操作キーを押下すると、3番
目の選局操作キーに対応付けられたC放送局のサテライ
ト周波数C2の放送チャンネルを選局することができ
る。このように、1〜10の番号が付された選曲操作キ
ーを操作することにより、その選局操作キーに対応付け
られた放送チャンネルを選局することができる。
【0103】このように、この実施の形態のラジオ受信
機は、当該ラジオ受信機を使用する地域であって、ユー
ザにより選択された地域において、受信可能とされた複
数の放送チャンネルのそれぞれを選局するための選局に
関する情報を受信状態の良好な順であって、放送局順
に、選局操作キーに対応付けてプリセットメモリ21に
記憶させることができる。
【0104】これにより、ユーザは、受信状態の良好な
放送チャンネルを即座に認識することができるので、受
信状態の良好な放送チャンネルの選局がしやすくなり、
ラジオ受信機の使い勝手を良くすることができる。
【0105】また、1つの放送局に対して、受信状態の
比較的良好な複数の放送チャンネルの選局に関する情報
をプリセットメモリ21に記憶することができる。これ
により、当該ラジオ受信機が搭載された自動車が移動す
ることにより、同じ放送局の放送チャンネルの中で、受
信状態の良好な放送チャンネルが変わった場合にも、現
在選局中の放送チャンネルの選局に関する情報が割り当
てられている選局操作キーに近接する、同じ放送局の放
送チャンネルが割り当てられた選局操作キーを押下する
ことにより、受信状態の良好な放送チャンネルを選局す
ることができるようにされる。
【0106】なお、地域別選局情報設定機能が実行され
ている途中で、例えば当該ラジオ受信機の電源がオフに
されるなどして、地域別選局情報設定機能がキャンセル
された場合には、キャンセルされた時点までにプリセッ
トメモリ21に記憶された選局に関する情報が有効にさ
れる。
【0107】図7は、上述のように、地域別選局情報設
定機能が途中でキャンセルされた場合のプリセットメモ
リ21の状態の例を示す図である。すなわち、図7に示
すように、地域別選局情報設定機能により、プリセット
メモリ21の8番目の記録領域(プリセット8)にま
で、選局に関する情報が記憶されたところで、当該地域
別選局情報設定機能がキャンセルされた場合には、プリ
セットメモリ21の9番目、10番目の記憶領域(プリ
セット9、プリセット10)は、元の状態のままとされ
る。
【0108】この実施の形態においては、前述したよう
に、地域別選局情報設定機能が実行されたときに、プリ
セットメモリ21の記憶領域は初期化されるので、この
例の場合には、プリセットメモリ21の9番目、10番
目の記憶領域には、何の情報も記憶されていないことに
なる。
【0109】また、地域別選局情報設定機能を用いて、
ユーザにより選択された地域の選局に関する情報をプリ
セットメモリ21に記憶するようにした場合であって、
当該地域に応じて受信可能とされた放送チャンネルの選
局に関する情報をすべてプリセットメモリ21に記憶し
終えたときに、プリセットメモリ21のすべての記憶領
域を使いきらなかった場合にも、未使用領域は、元の状
態のままとされる。
【0110】なお、地域別選局情報設定機能が実行され
たときに、プリセットメモリ21の記憶領域を初期化し
ないようにすることもできるが、この場合には、プリセ
ットメモリ21の使用されなかった記憶領域には、前に
記憶された選局に関する情報がそのまま残ることにな
る。
【0111】次に、図8〜図11のフローチャートを用
いて、この実施の形態のラジオ受信機の地域別選局情報
設定機が実行された場合の処理について説明する。
【0112】図8は、前述したように、LCD8に表示
された機能一覧リストから地域別選局情報設定機が選択
され、ユーザにより当該ラジオ受信機を使用する地域が
選択された後に、この実施の形態のラジオ受信機の制御
回路100により実行される処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0113】また、図9、図10は、図8に示すフロー
チャートのステップS102において実行される処理を
説明するためのフローチャートであり、図11は、図1
0に示しすフローチャートのステップS209において
実行される処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0114】前述したように、ユーザにより地域別選局
情報設定機が選択されて、当該ラジオ受信機を使用する
地域が選択されると、制御回路100は、図8に示す処
理を実行する。そして、制御回路100は、まず、プリ
セットメモリ21の記憶領域を初期化し、ROM102
に記憶されているユーザにより選択さた当該地域におい
て受信可能とされた放送チャンネルの選局に関する情報
から、当該地域において受信可能とされた放送を行って
いる放送局の基幹周波数の放送チャンネルの選局に関す
る情報を抽出し、これらをプリセットメモリ21にプリ
セットメモリ21の1番目の記憶領域であるプリセット
1から順に記憶する(ステップS101)。
【0115】そして、制御回路100は、プリセット1
から順にプリセットメモリ21に記憶されたすべての基
幹周波数の放送チャンネルに対して、図9、図10に示
す処理Aを実行する。図9、図10において、プリセッ
トXは、基幹周波数の放送チャンネルの選局に関する情
報が記憶されたプリセットメモリ21の記憶領域を示し
ており、プリセット1、プリセット2というように変化
するものである。
【0116】図9、図10に示す処理Aにおいては、制
御回路100は、プリセットX、最初においては、プリ
セット1に選局に関する情報が記憶された放送チャンネ
ル、この場合には、基幹周波数の放送チャンネルを受信
し、電界強度検出部5を通じて当該基幹周波数の放送チ
ャンネルの受信電界強度を検出し、当該基幹周波数の放
送チャンネルの受信状態をチェックする(ステップS2
01)。
【0117】そして、制御回路100は、ROM102
の選局に関する情報に基づいて、プリセット1の放送チ
ャンネルと同じ放送局のサテライト周波数の放送チャン
ネルを認識して、認識したサテライト周波数の放送チャ
ンネルを1つ受信し、この受信した当該サテライト周波
数の放送チャンネルの受信状態をチェックする(ステッ
プS202)。このステップS202の受信状態のチェ
ックは、ステップS201の受信状態のチェックと同様
に行われるものである。
【0118】次に、制御回路100は、ステップS20
1においてチエックしたプリセット1の放送チャンネル
の受信状態と、テップS202においてチェックしたサ
テライト周波数の放送チャンネルの受信状態とを比較
し、サテライト周波数の放送チャンネルの方が受信状態
が良好か否かを判断する(ステップS203)。
【0119】ステップS203の判断処理において、サ
テライト周波数の放送チャンネルの方が受信状態が良好
でないと判断したときには、当該サテライト周波数の放
送チャンネルは、選局して復調した場合に聴取すること
ができる程度に受信状態が良好か否かを判断する(ステ
ップS204)。このステップS204の判断処理は、
当該サテライト周波数の放送チャンネルの選局に関する
情報を、プリセットメモリ21に記憶するか否かを判断
する処理である。
【0120】ステップS204の判断処理において、当
該サテライト周波数の放送チャンネルの受信状態が比較
的良好であると判断したときには、制御回路100は、
プリセットメモリ21の記憶領域一杯に周波数情報など
の選局に関する情報が記憶済みか否かを判断する(ステ
ップS205)。
【0121】ステップS205の判断処理において、プ
リセットメモリ21の記憶領域一杯に情報は記憶されて
おらず、未使用領域があると判断したときには、プリセ
ットメモリ21の未使用領域に、当該サテライト周波数
の放送チャンネルの選局に関する情報を記憶する(ステ
ップS206)。
【0122】そして、制御回路100は、プリセット
X、この場合にはプリセット1に選局に関する情報が記
憶された放送チャンネルの放送局について、その放送局
のすべてのサテライト周波数の放送チャンネルに対し
て、図9、図10に示す処理が終了したか否かを判断す
る(ステップS207)。
【0123】ステップS20の判断処理において、当該
放送局のすべてのサテライト周波数の放送チャンネルに
対して、処理を行ったと判断したときには、図9、図1
0に示す処理を終了し、また、当該放送局のすべてのサ
テライト周波数の放送チャンネルに対して、処理を行っ
ていないと判断したときには、チェック対象のサテライ
ト周波数の放送チャンネルを次のサテライト周波数の放
送チャンネルに変更して(ステップS208)、ステッ
プS202からの処理を繰り返す。
【0124】また、ステップS203の判断処理におい
て、サテライト周波数の放送チャンネルの方が受信状態
が良好である判断したときには、図10に示すように、
当該サテライト周波数の放送チャンネルの選局に関する
情報をプリセットX、この場合にはプリセット1に記憶
し、図11に示す処理Bを実行する(ステップS20
9)。このとき、プリセットXに記憶されていた、選局
に関する情報は、例えば、RAM103に一時記憶され
て保持される。
【0125】図11に示す処理Bにおいては、制御回路
100は、プリセット1に選局に関する情報が記憶され
ていた放送チャンネルの受信状態は、選局して復調した
場合に聴取することができる程度に受信状態が良好か否
かを判断する(ステップS301)。このステップS3
01の判断処理は、プリセット1に記憶されていた選局
に関する情報をプリセットメモリ21に記憶するか否か
を判断する処理である。
【0126】ステップS301の判断処理において、プ
リセット1に選局に関する情報が記憶されていた放送チ
ャンネルの受信状態が良好であると判断したときには、
制御回路100は、プリセットメモリ21の記憶領域一
杯に周波数情報などの選局に関する情報が記憶済みか否
かを判断する(ステップS302)。
【0127】ステップS302の判断処理において、プ
リセットメモリ21の記憶領域一杯に情報は記憶されて
おらず、未使用領域があると判断したときには、プリセ
ットメモリ21の未使用領域に、プリセット1に記憶さ
れていた選局に関する情報を記憶し(ステップS30
3)、この図11に示す処理Bを終了する。
【0128】ステップS302の判断処理において、プ
リセットメモリ21の記憶領域一杯に情報が記憶されて
おり、未使用領域がない判断したときには、制御回路1
00は、基幹周波数の放送チャンネルの選局に関する情
報が記憶されたプリセットメモリ21の記憶領域より後
の記憶領域に、プリセット1に情報が記憶されていた放
送チャンネルよりも、受信状態の悪い放送チャンネルの
選局に関する情報が記憶されているか否かを判断する
(ステップS304)。
【0129】例えば、当該地域において、図3に示した
ように、4つの放送局の放送が受信可能とされている場
合には、図5(A)に示したように、当該4つの放送局
の基幹周波数の放送チャンネルの選局に関する情報が、
プリセット1〜プリセット4に記憶されるので、この場
合には、プリセット5〜プリセット10に、プリセット
Xに情報が記憶されていた放送チャンネルよりも、受信
状態の悪い放送チャンネルが存在するか否かを判断する
ことになる。
【0130】そして、ステップS304の判断処理にお
いて、プリセット1に情報が記憶されていた放送チャン
ネルよりも、受信状態の悪い放送チャンネルの選局に関
する情報が記憶されていると判断したときには、受信状
態の一番悪い放送チャンネルの選局に関する情報が記憶
されている記憶領域に、当該プリセット1に記憶されて
いた選局に関する情報を上書きし(ステップS30
5)、この図11に示す処理Bを終了する。
【0131】そして、ステップS301の判断処理にお
いて、プリセット1に選局に関する情報が記憶されてい
た放送チャンネルの受信状態が良好でないと判断した場
合、および、ステップS304の判断処理において、プ
リセット1に情報が記憶されていた放送チャンネルより
も、受信状態の悪い放送チャンネルの選局に関する情報
が記憶されていないと判断した場合、さらには、ステッ
プS303、ステップS305の処理を終了した後にお
いては、図11に示す処理Bを終了して、この処理Bが
呼び出された、図10に示すテップS209に戻る。そ
して、図9に示す処理のステップS207からの処理が
行われる。
【0132】また、ステップS204の判断処理におい
て、当該サテライト周波数の放送チャンネルの受信状態
が良好でないと判断したときには、すなわち、当該サテ
ライト周波数の放送チャンネルの選局に関する情報を、
プリセットメモリ21に記憶する必要なしと判断したと
きには、当該サテライト周波数の放送チャンネルの選局
に関する情報については、プリセットメモリ21に記憶
することなく、ステップS207からの処理を行う。
【0133】ステップS205の判断処理において、プ
リセットメモリ21の記憶領域一杯に情報が記憶されて
おり、未使用領域がないと判断したときには、図10に
示すように、制御回路100は、基幹周波数の放送チャ
ンネルの選局に関する情報が記憶されたプリセットメモ
リ21の記憶領域より後の記憶領域に、比較の対象とな
った当該サテライト周波数の放送チャンネルよりも、受
信状態の悪い放送チャンネルの選局に関する情報が記憶
されているか否かを判断する(ステップS210)。
【0134】ステップS210の判断処理において、比
較の対象となった当該サテライト周波数の放送チャンネ
ルよりも、受信状態の悪い放送チャンネルの選局に関す
る情報が記憶されていると判断したときには、受信状態
の一番悪い放送チャンネルの選局に関する情報が記憶さ
れている記憶領域に、当該サテライト周波数の放送チャ
ンネルの選局に関する情報を上書きし、図9に示すステ
ップS207からの処理を行う。
【0135】ステップS210の判断処理において、比
較の対象となった当該サテライト周波数の放送チャンネ
ルよりも、受信状態の悪い放送チャンネルの選局に関す
る情報が記憶されていないと判断したときには、当該サ
テライト周波数の放送チャンネルの選局に関する情報
は、プリセットメモリ21に記憶せずに、図9に示すス
テップS207からの処理を行う。
【0136】そして、プリセット1に記憶された基幹周
波数の放送チャンネルと同じ放送局のすべてのサテライ
ト周波数に対して、図9〜図11に示した処理が終了す
ると、図8のステップS102に示したように、次の基
幹周波数の放送チャンネルであるプリセット2に記憶さ
れた放送チャンネルを基準にして、前述した図9〜図1
1に示した処理を行う。つまり、プリセットXをプリセ
ット1、2、3、4のように順に変更していき、その地
域の次の放送局について、図9〜図11に示した処理を
行う。
【0137】このようにして、ユーザにより選択された
地域において、受信可能な放送局について、図9〜図1
1に示す処理を終了すると、図5(B)に示したよう
に、当該地域において、受信可能な放送を行っている放
送局の複数の放送チャンネルのうちから、受信状態の良
好な放送チャンネルの選局に関する情報が、プリセット
メモリ21に記憶される。
【0138】この後、図8に示すステップS102に戻
り、プリセットメモリ21に記憶されている選局に関す
る情報を、受信状態の良好な順であって、放送局順に並
べ換える(ステップS103)。
【0139】これにより、プリセットメモリ21に記憶
された選局に関する情報が、図5(B)に示したように
並べ換えられる。すなわち、プリセットメモリ21に記
憶された選局に関する情報が、受信状態の良好な順であ
って、放送局順に並べ換えられ、選局操作キーの選局変
更操作方向に沿って近接するようにして記憶することが
できる。
【0140】これにより、前述もしたように、ユーザ
は、受信状態の良好な放送チャンネルを即座に認識する
ことができるようにされる。また、1つの放送局に対し
て、受信状態の比較的良好な複数の放送チャンネルの選
局に関する情報をプリセットメモリ21に記憶すること
ができるので、当該ラジオ受信機が搭載された自動車が
移動するなどして、同じ放送局の放送チャンネルの中
で、受信状態の良好な放送チャンネルが変わった場合に
も、目的の放送局が割り当てられた近接する複数の選局
操作キーを操作することにより、受信状態の良好な目的
とする放送局の放送チャンネルを選局することができ
る。
【0141】また、この実施の形態のラジオ受信機が搭
載された自動車が、受信可能な放送チャンネルが異なる
複数の地域に渡って移動を行うような場合には、地域別
選局情報設定機によりプリセットメモリ21に記憶され
た情報を、その土地(場所)において受信できる局を知
るためのインデックスとして利用することができる。
【0142】この場合、予め決められた地域が広すぎ
て、地域別選局情報設定機を用いてプリセットメモリ2
1に記憶された情報の応じてLCD8に表示される情報
の中に、実際には受信できない放送チャンネルが混じる
と、本当に受信できる放送チャンネルがどれだか分から
ない。
【0143】しかし、この実施の形態のラジオ受信機の
場合には、実際に受信可能な放送チャンネルの選局に関
する情報が、選局操作キーの若い番号に対応させてプリ
セットメモリ21に登録され、この順で表示も行われる
ので、受信できる放送局が分かりやすく、受信可能な放
送チャンネルの選局がしやすくなる。
【0144】また、受信可能な放送を行っている放送局
が少ない場合には、各放送局について、1つの選局に関
する情報しかプリセットしない場合には、プリセットメ
モリの記憶領域が余ってしまう。しかし、この実施の形
態のラジオ受信機のように、同じ放送局の放送チャンネ
ルであっても、受信可能な放送チャンネルの選局に関す
る情報は複数個記憶することができるようにされている
ので、プリセットメモリを効率良く有効に活用すること
ができる。
【0145】[変形例]前述の実施の形態においては、
ユーザにより選択された地域において受信可能な放送チ
ャンネルの選局に関する情報を、受信状態の良好な順で
あって、放送局順に並べて、選局変更操作方向に沿って
近接する選局操作キーに対応させるようにしてプリセッ
トメモリ21に記憶した。しかし、プリセットメモリ2
1においての選局に関する情報の並び順は、以下のよう
にすることもできる。
【0146】例えば、選局に関する情報を単に放送局順
に並べるようにしただけでも良い。前述したように受信
状態の良好な放送チャンネルの選局に関する情報が、プ
リセットメモリ21に記憶されるが、これらの選局に関
する情報を受信状態の良否にかかわりなく、単に同じ放
送局の選局に関する情報をまとめるようにする。
【0147】この場合には、少なくとも同じ放送局の放
送チャンネルの情報はまとめられ、選局変更操作方向に
近接する選局操作キーに対応させることができるので、
目的とする放送局に放送チャンネルが対応付けられた選
局操作キーはどれかを即座に認識して、目的とする放送
局の放送チャンネルを選局することができる。また、そ
の選局した放送チャンネルの受信状態があまりよくなか
った場合には、近接する同じ放送局の放送チャンネルが
対応するようにされた選局操作キーを操作することによ
り、その目的とする放送局の放送チャンネルの中で、受
信状態の良好な放送チャンネルを選局することができ
る。
【0148】また、目的とする放送局の放送チャンネル
の受信状態がよくなかった場合や、受信できなかった場
合にも、選局に関する情報は、各放送局ごとにまとめら
れているので、他の放送局の放送チャンネルの選局をス
ムースに行うことができる。
【0149】また、前述のように、選局に関する情報を
放送局順に並べるとともに、その放送局の放送チャンネ
ルの選局に関する情報を受信状態の良好な順に並べるよ
うにしても良い。この場合には、目的とする放送局の放
送チャンネルを受信状態の良好な順に選局することが可
能になる。
【0150】したがって、この場合には、目的とする放
送局に受信状態に最も良好とされた放送チャンネルを選
局し、その選局した放送チャンネルの受信状態があまり
良くなかったときには、さらに受信状態の悪いその放送
局の他の放送チャンネルを選局することなく、他の放送
局の放送チャンネルを選局することができるなど、無駄
な選局操作をしないようにすることができる。
【0151】また、前述の実施の形態においては、1つ
の放送局について、必ず1つの放送チャンネルの選局に
関する情報をプリセットメモリに記憶するようにした
が、実際には、受信できない放送チャンネルの場合もあ
る。そこで、受信状態良好な放送チャンネルがない場合
には、プリセットメモリに記憶しないようにする。つま
り、すべての基幹周波数とサテライト周波数の中で受信
状態が良好な放送チャンネルの選局に関する情報をプリ
セットメモリに記憶するようにしてもよい。
【0152】また、同じ放送局の放送チャンネルについ
てまとめずに、受信可能な放送を行っているとされたそ
れぞれの放送局の放送チャンネルの中で、1番受信状態
の良い放送チャンネルの選局に関する情報をまずプリセ
ットメモリの先頭領域から記憶し、この後に次候補とな
る他の放送チャンネルの選局に関する情報を記憶するよ
うにしてもよい。
【0153】この場合、それぞれの放送局の放送チャン
ネルの中で、最も受信状態が良好とされた放送チャンネ
ルの選局に関する情報を、受信状態の良好な順に記憶す
るようにしてもよい。また、次候補となる他の放送チャ
ンネルの選局に関する情報についても、受信状態の良好
な順に記憶するようにしたり、放送局順に並べたり、さ
らに、受信状態の良好な順に選局に関する情報を並べる
ようにすることもできる。
【0154】このように、それぞれの放送局の放送チャ
ンネルの中で、最も受信状態の良い放送チャンネルであ
るとされた放送チャンネルの選局に関する情報をまずプ
リセットメモリに記憶するようにした場合には、プリセ
ットメモリに記憶された情報に基づいて表示される選局
リストを、受信可能な放送局の一覧リストとして用いる
ことができる。
【0155】また、単に受信状態の良好な順に、基幹周
波数、サテライト周波数の区別をすることなく選局操作
キーに対応するように、プリセットメモリの記憶容量一
杯に選局に関する情報を記憶させるようにしてもよい。
この場合には、受信状態の良好な放送チャンネルから順
に選局することが可能になり、受信状態の良好な放送チ
ャンネルを確実に選局することができる。
【0156】また、前述の実施の形態においては、1つ
の選局操作キーに対して、1つの放送チャンネルの選局
に関する情報を対応させるようにしたが、これに限るも
のではない。例えば、同じ放送局の複数の放送チャンネ
ルの選局に関する情報を、すべて1つの選局操作キーに
対応させるようにしてもよい。この場合には、プリセッ
トメモリに記憶される選局に関する情報を階層的に記憶
するようにすればよい。そして、この場合おいても、各
選局に関する情報は、例えば、受信状態の良好な順に記
憶する。
【0157】このようにすることにより、例えば、1番
目の選局操作キーを操作し、ある放送局の放送チャンネ
ルを選局し、数秒以内(例えば2秒以内)に再度、1番
目の選局操作キーを操作した場合には、同じ放送局の他
の放送チャンネルを選局するようにすることができる。
【0158】この場合、同じ放送局の放送チャンネルで
あり、同じ放送番組が放送されているので、選局チャン
ネルが変わったことをユーザに明確に通知するため、選
局変更操作を行った時に、放音される音声を短くミュー
トするようにしたり、また、選局変更操作が行われ、元
の放送チャンネルに戻る前に音声を短くミュートするよ
うにしてもよい。
【0159】この場合、同じ放送局の放送チャンネルに
ついて、選局変更操作方向は、選局操作キーの押下方向
となる。したがって、選局に関する情報を選局操作キー
の選局変更操作方向に沿って近接するようにしてプリセ
ットメモリ21に記憶することには、このように、1つ
の選局操作キーに複数の放送チャンネルを対応させ、同
じ選局操作キーを押下することにより、異なる放送チャ
ンネルの選局に関する情報を読み出すことができるよう
に選局に関する情報をプリセットメモリに記憶する場合
をも含むものである。
【0160】また、放送局毎に選局操作キーを別にする
ことなく、1つの選局操作キーを操作することにより、
受信状態の良好な順であって、放送局順に放送チャンネ
ルを選局するようにすることもできる。
【0161】なお、前述の実施の形態において、選局に
関する情報は、周波数情報、放送局名、受信電界強度か
らなるものとして説明したが、これに限るものではな
い。例えば、周波数情報に換えて、その周波数に応じた
分周比のデータを持つようにしてもよい。この場合に
は、プリセットメモリに記憶された分周比のデータをそ
のまま選局情報としてチューナ部2に供給するようにす
ることができる。
【0162】また、放送局名も必ずしも必要ではなく、
放送局を識別するための各放送局で固有の放送局IDを
選局に関する情報の1つとして持つようにし、別に用意
される放送局名データから放送局IDに基づいて、放送
局名を取得し、選局リストに表示するなどして用いるよ
うにすることもできる。
【0163】また、選局に関する情報として、例えば、
放送チャンネルを識別することができる放送チャンネル
IDと、受信電界強度とを持つようにし、選局情報とし
ての分周比のデータ、放送局名などは、別に用意される
放送チャンネルデータから取得するようにすることもで
きる。
【0164】したがって、ROM102に予め用意され
る選局に関する情報としては、最低限、ユーザにより指
定された地域において、受信可能とされた放送チャンネ
ルを特定することができる放送チャンネルIDがあれば
よく、プリセットメモリに記憶される選局に関する情報
は、この放送チャンネルIDと、受信電界強度があれば
よい。
【0165】この場合には、放送チャンネルIDに基づ
いて、選局に用いる分周比のデータや放送局名を取得す
ることができるようにしておけばよい。
【0166】また、前述の実施の形態においては、同じ
放送局が複数の放送チャンネルを有する場合に、制御回
路100は、ROM102に記憶されている予め決めら
れた地域毎の選局に関する情報に基づいて、同じ放送番
組を放送している同じ放送局の放送チャンネルを認識す
るものとして説明した。しかし、例えば放送信号中にい
わゆる親局の情報が付加されて放送されていれば、この
放送信号に付加されている親局の情報に基づいて、同じ
放送番組を放送している同じ放送局の放送チャンネルを
認識することができる。
【0167】そこで、放送信号中にいわゆる親局の情報
が付加されて放送されている場合には、例えば、受信し
て復調した放送信号から、親局の情報を抽出する付加情
報抽出回路を設け、この付加情報抽出回路により抽出さ
れた親局の情報を制御回路100に供給することによ
り、制御回路100は、同じ放送番組を放送している同
じ放送局の放送チャンネルを認識することができる。こ
のように、制御回路100は、選局した放送信号に付加
された情報に基づいて、同じ放送番組を放送している同
じ放送局の放送チャンネルを認識するようにすることも
できる。
【0168】また、前述の実施の形態においては、RO
M102に、予め決められた地域毎に、受信可能な複数
の放送チャンネルの選局に関する情報が記憶されて提供
されるものとして説明したが、これに限るものではな
く、選局に関する情報専用のメモリを搭載するようにし
てもよいし、また、メモリカードインターフェースをラ
ジオ受信機に設けて、メモリカードに選局に関する情報
記憶しておき、ラジオ受信機で利用可能にするようにし
てもよい。
【0169】また、選局操作キーは、前述した実施の形
態のように、横1列に並べられたものに限るものではな
く、例えば、いわゆる電卓などのテンキーや、携帯電話
のダイヤルキーのように複数行、複数列の選局操作キー
であってももちろんよい。またその数についても10個
に限るものではなく、配置スペースなどを考慮して、多
くすることもできるし、少なくすることもできる。
【0170】また、地域選択手段として、独立した操作
キーをラジオ受信機に設けるようにすることももちろん
できる。また、LCD8にタッチパネルを貼付し、この
タッチパネルとLCD8の表示情報とにより、いわゆる
ソフトウエアキーとして、選局操作キー、地域選択手段
を構成することもできる。
【0171】また、ラジオ受信機をいわゆるリモートコ
マンダ(リモコン)を用いて操作可能にし、このリモコ
ンに選局操作キーや、地域選択手段としての操作キーを
設けるようにすることももちろんできる。
【0172】また、の発明の受信機は、例えば、カセッ
トテープやCD(コンパクトディスク)、あるいは、M
D(ミニディスク)などの再生機、あるいは、カーナビ
ゲーションシステムと組み合わされた、あるいは、一体
にされた車載用のラジオ受信機部に適用することももち
ろんできる。
【0173】また、車載用のラジオ受信機だけでなく、
例えば携帯用の各種の受信機や、設置型の各種の受信機
に適用することができる。また、テレビジョン受信機に
もこの発明を適用することができる。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の受信機によれば、同じ放送番組を放送している複
数の放送チャンネルの選局に関する情報を、第2の記憶
部に記憶させることができ、かつ、それらの選局に関す
る情報は、選局変更操作方向に沿って近接する選局操作
キーに対応するようにされるので、同じ放送番組を放送
している放送チャンネルを、簡単かつ迅速に選局するこ
とができる。これにより、当該受信機を使用する場所が
変わるなどして、受信中の放送チャンネルの受信状態が
悪くなった場合などにおいて、同じ放送番組を放送して
いる他の放送チャンネルのうち、受信状態の良好な放送
チャンネルを迅速かつ簡単に選局することができる。
【0175】また、請求項2に記載の発明の受信機によ
れば、受信状態の良好な放送チャンネルを有する放送局
についての選局に関する情報から順に選局操作キーに対
応するようにされて第2の記憶部に記憶されるので、受
信状態の良好な放送を行っている放送局の放送チャンネ
ルを迅速に選局することができる。これにより、受信状
態の良好な放送チャンネルを探し出すのに、手間や時間
をかけることがなく、迅速に、受信状態の良好な放送チ
ャンネルを選局することができる。
【0176】また、請求項3に記載の発明の受信機によ
れば、受信状態が最も良好な放送チャンネルを迅速かつ
簡単に選局することができる。また、各放送局の放送チ
ャンネルについても、受信状態の良好な放送チャンネル
から順に選局することができる。
【0177】また、請求項4に記載の発明の受信機によ
れば、同じ放送番組を放送している複数の放送チャンネ
ルを選局するための選局に関する情報が、受信状態の良
好な放送チャンネルから順に選局操作キーに対応するよ
うにされる。これにより、各放送局の放送チャンネルに
ついて、受信状態の最も良好な放送チャンネルを即座に
選局することができる。また、受信状態の良好な順に順
次にその放送局の放送チャンネルを選局することができ
る。
【0178】また、請求項5に記載の発明の受信機によ
れば、1つの選局操作キーを、操作することにより、そ
の選択操作キーに割り当てられた、同じ放送番組を放送
している同じ放送局の放送チャンネルを順次に選局する
ことができる。また、1つの選局操作キーに複数の選局
に関する情報を割り当てることができるので、数が限ら
れる選局操作キーを有効に活用することができる。
【0179】また、請求項6に記載の発明の受信機によ
れば、受信状態の良好な放送チャンネルから順に選局す
ることができる。したがって、実際に受信可能な放送チ
ャンネルを確実かつ迅速に選局することができる。
【0180】また、請求項7に記載の発明の受信機によ
れば、順次に並べられた複数の操作キーを、その並び方
向に変更するようにして操作することにより、受信状態
の良好な放送チャンネルから順に簡単かつ正確に選局す
るようにすることができる。
【0181】また、請求項8に記載の発明の受信機によ
れば、受信状態の良い放送チャンネルから順に、その放
送チャンネルと同じ放送番組を放送している放送局の放
送チャンネルを簡単かつ迅速に選局することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による受信機が適用されたラジオ受信
機の一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示したラジオ受信機の外観を説明するた
めの外観図である。
【図3】予め決められた地域毎に提供される選局に関す
る情報を説明するための図である。
【図4】プリセットメモリに記憶される選局に関する情
報を説明するための図である。
【図5】この実施の形態のラジオ受信機において実行さ
れる地域別選局情報設定機を説明するため図である。
【図6】プリセットメモリに記憶された情報に基づいて
表示される選局リストの表示例を説明するための図であ
る。
【図7】この実施の形態のラジオ受信機において実行さ
れる地域別選局情報設定機を説明するため図である。
【図8】この実施の形態のラジオ受信機において実行さ
れる地域別選局情報設定機を説明するためフローチャー
トである。
【図9】この実施の形態のラジオ受信機において実行さ
れる地域別選局情報設定機を説明するためフローチャー
トである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】この実施の形態のラジオ受信機において実行
される地域別選局情報設定機を説明するためフローチャ
ートである。
【図12】従来の地域別選局情報設定機を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…チューナ部、3…中間周波増幅回
路、4…復調部、5…電界強度検出部、6…増幅回路、
7…スピーカ、8…LCDコントローラ、9…LCD、
10…キー操作部、11…ボリューム調整ダイヤル、1
2…リストキー、13…選局操作キー群、21…プリセ
ットメモリ、100…制御回路、101…CPU、10
2…ROM、103…RAM、104…システムバス、
111、112…I/Oポート、113、114…I/
Oポート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作者により操作される選局操作キーと、 予め決められた地域毎に、受信可能な複数の放送チャン
    ネルの選局に関する情報が記憶されている第1の記憶部
    と、 操作者が前記地域を選択指示入力するための地域選択手
    段と、 前記放送チャンネルの選局に関する情報を、前記選局操
    作キーに対応させて記憶保持する第2の記憶部と、 前記地域選択手段を通じて操作者により選択された地域
    において、同じ放送番組を放送している放送チャンネル
    を認識する認識手段と、 前記地域選択手段により選択指示された地域において受
    信可能な前記複数の放送チャンネルの選局に関する情報
    を、前記第2の記憶部に記憶させるものであって、前記
    認識手段の認識結果に基づいて、同じ放送番組を放送し
    ている放送チャンネルの選局に関する情報は、前記選局
    操作キーの選局変更操作方向に沿って近接するようにし
    て、前記第2の記憶部に記憶させる記憶制御手段とを備
    えることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】前記地域選択手段を通じて操作者により選
    択された地域において受信可能な複数の放送チャンネル
    のそれぞれについての受信状態の良否を検出する検出手
    段を備え、 前記記憶制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づい
    て、異なる放送番組を放送している前記放送チャンネル
    の選局に関する情報を、受信状態の良好な順に前記第2
    の記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載
    の受信機。
  3. 【請求項3】前記記憶制御手段は、前記検出手段の検出
    結果に基づいて、同じ放送番組を放送している放送チャ
    ンネルの前記選局に関する情報を、受信状態の良好な順
    に、前記第2の記憶部に記憶させることを特徴とする請
    求項2に記載の受信機。
  4. 【請求項4】前記地域選択手段を通じて操作者により選
    択された地域において受信可能な複数の放送チャンネル
    のそれぞれについての受信状態の良否を検出する検出手
    段を備え、 前記記憶制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づい
    て、同じ放送番組を放送している前記放送チャンネルの
    選局に関する情報を、受信状態の良好な順に、前記第2
    の記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載
    の受信機。
  5. 【請求項5】前記記憶制御手段は、同じ放送番組を放送
    している放送チャンネルの前記選局に関する情報を、同
    じ選局操作キーを操作することにより、呼び出すことが
    できるように前記第2の記憶部に記憶させることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に
    記載の受信機。
  6. 【請求項6】操作者により操作される選局操作キーと、 予め決められた地域毎に、受信可能な複数の放送チャン
    ネルの選局に関する情報が記憶されている第1の記憶部
    と、 操作者が前記地域を選択指示入力するための地域選択手
    段と、 前記放送チャンネルの選局に関する情報を、前記選局操
    作キーに対応させて記憶保持する第2の記憶部と、 前記地域選択手段を通じて操作者により選択された地域
    において受信可能な前記複数の放送チャンネルのそれぞ
    れについての受信状態の良否を検出する検出手段と、 前記地域選択手段により選択指示された地域において受
    信可能な前記複数の放送チャンネルの選局に関する情報
    を、前記第2の記憶部に記憶させるものであって、前記
    検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の放送チャン
    ネルの選局に関する情報は、受信状態の良好な順に、前
    記選局操作キーの選局変更操作方向に沿って並べるよう
    にして前記第2の記憶部に記憶させる記憶制御手段とを
    備えることを特徴とする受信機。
  7. 【請求項7】前記選局操作キーは、順次に並べられた複
    数の操作キーからなり、 前記記憶制御手段は、前記地域選択手段を通じて操作者
    により選択された地域において受信可能な前記複数の放
    送チャンネルの選局に関する情報のそれぞれを、受信状
    態の良好な順に、前記複数の操作キーの並び方向に割り
    当てるように前記第2の記憶部に記憶させることを特徴
    とする請求項6に記載の受信機。
  8. 【請求項8】前記地域選択手段を通じて操作者により選
    択された地域において同じ放送番組を放送している放送
    チャンネルを認識する認識手段を備え、 前記記憶制御手段は、前記認識手段においての認識結果
    に基づいて、同じ放送番組を放送している放送チャンネ
    ルの選局に関する情報は、前記選局操作キーの選局変更
    操作方向に沿って近接するようにして、前記第2の記憶
    部に記憶させることを特徴とする請求項6または請求項
    7に記載の受信機。
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