JPH11237931A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH11237931A
JPH11237931A JP10052715A JP5271598A JPH11237931A JP H11237931 A JPH11237931 A JP H11237931A JP 10052715 A JP10052715 A JP 10052715A JP 5271598 A JP5271598 A JP 5271598A JP H11237931 A JPH11237931 A JP H11237931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fan
cpu
control unit
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10052715A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Iizuka
利明 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10052715A priority Critical patent/JPH11237931A/ja
Publication of JPH11237931A publication Critical patent/JPH11237931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺のノイズレべルを考慮してファンの使用
の可否を決定し、ファンの回転音が騒音として意識され
ないようにした情報処理装置を提供する。 【解決手段】 CPU11等を冷却するCPU冷却用フ
ァン14、本体内の温度を検出する温度センサ15、周
辺の騒音を検出する内蔵マイク18、前記半導体部品に
供給するクロックを一時停止させる機能を持つチップセ
ット12等を備え、温度センサ15による検出温度値が
設定値を越えたことを条件にして、内蔵マイク18によ
る周辺音検出レベルが設定値以上であればCPU冷却用
ファン14をオンにし、周辺音検出レベルが設定値以下
であればクロックを一時停止させ、CPU冷却用ファン
14の回転音が騒音にならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
の情報処理装置に関し、詳しくは、CPUを冷却するた
めのファンを最適に制御し、ファン作動音を軽減させる
ことのできる情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報処理装置
においては、高機能化及び高速化の要求から、半導体部
品、特にCPUにおいては、トランジスタの搭載数が数
百万個という膨大な数になっている。このため、発熱も
著しく、何らかの熱対策を施さなければCPUを長時間
動作させることは難しい。
【0003】従来、コンピュータの熱制御には、大別し
て以下の2つの方法が採用されている。 (i)ファンモータ(以下、「ファン」という)を内蔵
させて情報処理装置内部に空気の流れを作り、この空気
の流れによってCPU及びICを冷却し、温度上昇を抑
制する。 (ii)発熱の顕著なCPU、ICなどの回路の一部に
対するクロックの供給を一時的に停止させる要求を行
い、CPU、ICなどの温度上昇を抑制する。
【0004】(i)の方法は、デスクトップ・タイプの
コンピュータにおいて、その内部の温度上昇を回避する
ために用いられる方法で、装置の動作速度に影響を与え
ることなく、温度上昇を回避することができる。しか
し、ファンの動作に伴って回転音が発生し、ユーザーに
は騒音として体感されてしまう。
【0005】また、(ii)の方法は、ノートブック・
タイプのコンピュータのように、内部にファンを設置す
るスペースが無い場合に適しており、回転音を発生しな
いという利点がある。しかし、クロックの一時停止によ
って、半導体部品の動作に制限が生じ、処理速度の低下
や停止を招くことがある。
【0006】なお、上記2つの方法を1つの装置に採用
し、これらを同時に或いは選択的に用いることも行われ
ている。この場合、ファンの使用は、その回転音がユー
ザーに許容されうる動作環境であるか否かにかかわら
ず、予め設定した条件にしたがって一義的に動作させて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ファンをCPU、ICなどの冷却に用いた場
合、単にCPU、ICなどの発熱状態のみを考慮してフ
ァンの動作を決めているため、ファンを止めたいような
静かな環境下でもファンが回転してしまい、周囲の状況
によっては、使用を断念しなければならないことがあっ
た。
【0008】コンピュータ内部の冷却のためにファンを
用いるか否かの決定に必要な要因として、最も重視すべ
きことは、周辺のノイズレべルに比べてファンの回転音
のレベルがどの値にあるかである。しかし、この点につ
いて、従来は全く考慮が払われていなかった。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑み、周辺のノイ
ズレべルを考慮してファンの使用の可否を決定し、ファ
ンの回転音が騒音として意識されないようにした情報処
理装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項1に記載のように、冷却対策
を必要とする半導体部品と、該半導体部品を内蔵した本
体と、前記半導体部品に冷却用空気を対流させるファン
モータと、前記本体内の温度を検出する温度検出手段
と、前記本体の周辺の音を検出する周辺音検出手段と、
前記半導体部品に供給するクロックを一時停止させるク
ロック制御部と、前記温度検出手段による検出温度が設
定値を越えたことを条件に前記周辺音検出手段による周
辺音検出レベルに応じて前記ファンモータをオンにし或
いは前記クロック制御部を動作させる制御手段を備える
ことを特徴とする情報処理装置にある。
【0011】この構成によれば、本体内部の温度値を検
出するほか、周辺音を収音して使用雰囲気の騒音状態を
検出し、2つの検出手段の結果を基にクロック制御とフ
ァンモータの制御が行われ、特に、ファンモータの制御
には周辺音検出手段による周辺音検出結果が反映され
る。これにより、ファンの回転音が騒音として意識され
難くできると共に、処理速度の低下や停止を低減するこ
とができる。
【0012】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、前記制御手段は、
前記周辺音検出手段による周辺音検出レベルが設定値を
越えた時に前記ファンモータを動作させ、前記周辺音検
出レベルが設定値以下の時には前記クロック制御部を動
作させることを特徴とする情報処理装置にある。
【0013】この構成によれば、検出した周辺音レベル
が小さい時には、ユーザーに不快感を与えないようにフ
ァンモータをオフにしたままクロックを一時停止させ、
周辺音レベルが設定値を越えた時にはファンモータの回
転音はユーザーに意識され難くなるのでファンモータを
オンにし、処理速度の低下や停止を低減する。これによ
り、ファンの回転音が騒音として意識され難くすること
ができると共に、処理速度の低下や停止を低減すること
ができる。
【0014】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項3に記載のように、前記制御手段は、
前記温度検出手段による検出温度の設定値との比較処理
の直前に前記周辺音検出手段からの検出値を取り込むこ
とを特徴とする情報処理装置にある。
【0015】この構成によれば、温度検出手段に対し周
辺音検出手段の結果を優先させた処理が可能になり、ユ
ーザーにファンモータ回転音による不快感を与える機会
を極力減らすようにすることが可能になる。
【0016】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項4に記載のように、前記制御手段は、
前記温度検出手段による検出温度が設定値以下の時、前
記クロック制御部及び前記ファンモータの動作を共に停
止させることを特徴とする情報処理装置にある。
【0017】この構成によれば、温度検出手段による検
出温度が設定値以下の場合、冷却手段を稼働させる必要
がないので、回転音の発生を無くし、かつクロック停止
に起因する処理速度の低下や停止を無くすため、クロッ
ク制御部及び前記ファンモータの動作を共に停止させ
る。これにより、情報処理装置を効率良く動作させるこ
とができると共に騒音の発生を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明に係る情報処理装置の回路
ブロック図である。以下においては、情報処理装置とし
てノートブック型パーソナルコンピュータを例に説明す
る。図1において、l1はCPU、12はCPU11と
周辺機器(周辺回路)やメモリの間を制御するチップセ
ットである。このチップセット12は、CPU11の熱
制御を行なうためにCPU11が用いる信号の一部を定
期的に一時停止させる機能と、定期的にカウントアップ
されるタイマ機能を備えている。
【0020】13はRAM(ランダム アクセス メモ
リ)、14はCPU冷却用ファン、15はCPU11の
周辺の温度を測定する温度センサ、16はCPU冷却用
ファン14を制御するモータコントローラ、17は内蔵
マイク18の出力を制御するサウンドコントローラ、1
8は周辺のノイズを収録する内蔵マイク、19はCPU
11とチップセット12の通信のためのローカルバス、
20はチップセット12とRAM13の通信のためのロ
ーカルバス、21はモータコントローラ16でCPU冷
却用ファン14を制御するための信号線、22は温度セ
ンサ15からモータコントローラ16へ温度測定信号を
伝送するための信号線、23はチップセット12とモー
タコントローラ16の通信のためのローカルバス、24
はチップセット12とサウンドコントローラ17との通
信のためのローカルバス、25は内蔵マイク18からの
収音情報をサウンドコントローラ17に取り込むための
信号線である。
【0021】ノートブック型パーソナルコンピュータに
おいては、図1では図示を省略しているが、この他に、
各種のソフトウェアやデータなどを記憶するためのハー
ドディスク、アプリケーションの入力に用いるCD−R
OM装置、液晶ディスプレィ、電源回路(バックライト
用を含む)、バッテリー、キーボード、マウスなどを内
蔵している。
【0022】図2は、図1の構成の電気系を内蔵したノ
ートブック型パーソナルコンピュータの外観を示す斜視
図である。
【0023】図中、21はプラスチック成形によるコン
ピュータ本体、22はキーボード、23はコンピュータ
本体21に蝶着された開閉自在な蓋、24は蓋23の内
側に装着されたカラー液晶ディスプレィである。内蔵マ
イク18は、蓋23の蝶着部に設けられ、外部の音を収
音しやすいようにしている。
【0024】次に、図1の情報処理装置の動作を示す処
理について、図3及び図4のフローチャートを参照して
説明する。図4は図3に続く処理を示している。図中、
“S”はステップを意味している。
【0025】図3に示す処理は、熱警告温度Kとファン
使用ノイズレベルNが与えられることにより処理が開始
する(S101)。熱警告温度Kとは、この値(K)よ
り高い温度でCPU11を動作させると動作が不安定に
なる可能性がある限界の温度である。また、ファン使用
ノイズレベルNとは、周辺のノイズレベルがN以下の場
合にユーザーがCPU冷却用ファン14の動作音を不快
に感じるという限界のノイズレベルである。熱警告温度
Kとファン使用ノイズレベルNは、RAM13上に保存
されている。処理が開始すると、まず、RAM13上に
温度用データエリアD1、平均ノイズレベル用データエ
リアD2、及びタイマ処理用データエリアD3,D4を
確保する(S102)。温度用データエリアD1にはC
PU周辺の現在の温度が格納され、平均ノイズレベル用
データエリアD2には過去数回の周辺のノイズレベルの
平均値が格納され、タイマ処理用データエリアD3には
過去の或る時刻が格納され、タイマ処理用データエリア
D4には現在の時刻が格納される。
【0026】次に、RAM13上のデータエリアD1〜
D4がクリアされ(S103)、RAM13上にノイズ
レベル保存用リングバッファB1が作成される(S10
4)。このノイズレベル保存用リングバッファB1に
は、データエリアD2に平均ノイズレベルを保存するた
めの元のデータが格納される。ついで、内蔵マイク18
による収音結果から現在のノイズレベルを測定し、ノイ
ズレベル保存用リングバッファBlの全ての領域に格納
する(S105)。この処理は、ノイズレベル保存用リ
ングバッファB1の初期化処理を兼ねている。リングバ
ッファB1内の平均値を取り、これを平均ノイズレベル
用データエリアD2に格納する(S106)。更に、チ
ップセット12のタイマから現在の時刻を読み出し、こ
れをタイマ処理用データエリアD3に保存する(S10
7)。次に、温度センサ15によりCPU11の周辺の
現在温度を測定し、この測定結果を温度用データエリア
D1に格納する(S108)。
【0027】ついで、現在のCPU11の周辺温度(温
度用データエリアD1の値)が、熱警告温度Kよりも高
いか否かが判別される。D1>Kであれば、CPUクロ
ック一時停止解除を行う(S110)と同時に、CPU
冷却用ファン14をオフにする。また、S109でK>
D1が判定されれば、D2>Nを満たすか否かを判定す
る(S112)。N>D2の場合には、CPU11がこ
れ以上温度が上昇しないように、CPUクロックを定期
的に一時停止させるような設定をチップセット12に行
い(S113)、D2>Nの場合にはCPU11がこれ
以上温度上昇しないようにCPU冷却用ファン14をオ
ンにして風冷を開始する(S114)。
【0028】S109,S112の処理が終了すると、
チップセット12のタイマから現在の時刻を読み出し、
これをタイマ処理用データエリアD4に保存する(S1
15)。次に、データエリアD4とD3の時間差(D4
−D3)を計算する(S116)。この差が、例えば5
分に満たない場合はS108に戻る。また、時間差が5
分であれば内蔵マイク18により現在のノイズレベルを
測定し、リングバッファB1のデータエリアに格納(S
117)した後、電源が切られるまで(S118)、S
106以降の処理を繰り返し再実行する。処理が停止す
るのは、コンピュータ本体21の電源が切られる時であ
る(S119)。
【0029】上記の処理により、5分毎に周辺のノイズ
レベルが測定され、過去数回のノイズレベルのデータの
平均がファン使用ノイズレベルN以下であればCPUク
ロックー時停止を行い、ファン使用ノイズレベルNより
大きければCPU冷却用ファン14をオンにしてCPU
11の温度を熱警告温度K以下に保ちつつ、コンピュー
タ本体21の動作を続行させる。また、ユーザーは、C
PU冷却用ファン14の発生する音を少なくしたい場
合、ファン使用ノイズレベルNを小さい値に設定し、ま
た、CPU11のクロック一時停止を避けたい場合には
Nを大きい値に設定するようにすればよい。これによ
り、周辺のノイズレベルに応じて、ノートブック型パー
ソナルコンピュータは温度上昇に起因して動作が不安定
になることはなく、使用し続けることができる。
【0030】(第2の実施の形態)図5及び図6は、図
1の構成の情報処理装置における他の処理例を示すフロ
ーチャートである。図6は図5に続く処理を示してい
る。
【0031】熱警告温度Kが与えられると、処理が開始
する(S201)。ついで、RAM13上に、温度用デ
ータエリアD11と平均ノイズレベル用データエリアD
12,D13、タイマ処理用データエリアD14,D1
5を作成する(S202)。温度用データエリアD11
には現在のCPU周辺の温度が格納され、ノイズレベル
用データエリアD12には過去数回の周辺のノイズレベ
ルの平均が格納され、ノイズレベル用データエリアD1
3には現在の周辺のノイズレベルが格納される。また、
タイマ処理用データエリアD15には現在の時刻が格納
され、タイマ処理用データエリアD14には過去の或る
時刻が格納される。次に、RAM13上のデータエリア
Dll〜D15をクリアし(S203)、RAM13上
にノイズレベル保存用リングバッファBllを作成する
(S204)。ノイズレベル保存用リングバッファBl
lは、ノイズレベル用データエリアD12に平均ノイズ
レベルを保存するための元のデータを格納するリングバ
ッファである。
【0032】次に、内蔵マイク18から現在のノイズレ
ベルを測定し、ノイズレベル保存用リングバッファB1
lの全ての領域に格納する(S205)。この処理は、
リングバッファB11の初期化処理を兼ねている。リン
グバッファBl1内のデータの平均値を取り、これをノ
イズレベル用データエリアD12に格納する(S20
6)。更に、チップセット12に内蔵されているタイマ
から現在の時刻を読み出し、これをタイマ処理用データ
エリアD14に保存する(S207)。次に、温度セン
サ15からCPU11の周辺の現在温度を測定し、温度
用データエリアD11に格納する(S208)。
【0033】図6の処理が図4と異なるところは、S2
09の処理ステップを設けたところにある。この処理
は、S208の処理後、内蔵マイク18から現在のノイ
ズレベルを測定し、この測定値を平均ノイズレベル用デ
ータエリアD13に保存する(S209)。ついで、現
在のCPU周辺温度(データエリアD11の値)と熱警
告温度Kを比較する(S210)。D11<Kが判定さ
れた場合、CPUクロック一時停止解除(S211)を
した後、CPU冷却用ファン14をオフにする(S21
2)。また、D11>Kが判定された場合、現在のノイ
ズレベル(データエリアD13の値)と平均ノイズレベ
ル(データエリアD12の値)を比較する(S21
3)。そして、D13>D12であれば、CPU11が
これ以上温度上昇しないように、CPUクロックを定期
的に一時停止するようにチップセット12の設定を行な
う(S214)。逆に、D12>D13の関係にあれ
ば、CPU11がこれ以上温度が上昇しないように、C
PU冷却用ファン14をオンにする(S215)。
【0034】S213,S214の分岐が終了すると、
チップセット12のタイマから現在の時刻を読み出し、
タイマ処理用データエリアD15に保存する(S21
6)。ついで、タイマ処理用データエリアD15とD1
4の時間差(=D15−D14)を計算し(S21
7)、時間差が5分に満たない場合はS208に戻り、
時間差が5分であれば現在のノイズレベル(データエリ
アD13の値)のデータをリングバッファB1lのデー
タエリアに格納(S218)した後、電源が切られるま
で(S219)、S206以降の処理を繰り返し実行す
る。この処理が停止するのは、コンピュータ本体21の
電源が切られる時である(S220)。
【0035】以上説明したように、図5及び図6の処理
により、5分毎に周辺のノイズレベルが測定され、現在
のノイズレベルが過去数回のノイズレベルのデータの平
均値以下であればCPUクロックのー時停止を実行し、
平均値よりも大きければCPU冷却用ファン14をオン
にし、CPU11の温度を熱警告温度K以下に保ちつつ
本体を継続動作させる。第2の実施の形態においては、
温度上昇の抑制にCPU冷却用ファン14を用いるか否
かを、ユーザーが意図することなく、周辺のノイズレベ
ルに応じて情報処理装置自身で自動的に決定するため、
CPU冷却用ファン14の動作音を低減できると共に、
温度上昇による動作不安定を無くすことができる。
【0036】上記各実施の形態においては、ノイズレベ
ルの測定は、5分単位の時間間隔で行うものとしたが、
情報処理装置の内部構造やCPUの仕様などに応じて任
意に設定できることは言うまでもない。
【0037】〔発明と実施の形態の対応〕以上の実施の
形態において、CPU11及びチップセット12が半導
体部品に、チップセット12がクロック制御部に、温度
センサ15及びモータコントローラ16が温度検出手段
に、CPU冷却用ファン14がファンモータに、内蔵マ
イク18及びサウンドコントローラ17が周辺音検出手
段に相当する。また、CPU11、チップセット12、
RAM13及びモータコントローラ16が制御手段に相
当する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る請求
項1記載の発明によれば、本体内の温度を検出する温度
検出手段と前記本体の周辺の音を検出する周辺音検出手
段を設け、前記温度検出手段による検出温度が設定値を
越えたことを条件に前記周辺音検出手段による周辺音検
出レベルに応じてファンモータをオンにし或いはクロッ
ク制御部を動作させるようにしたので、ファンの回転音
が騒音として意識され難くできると共に、処理速度の低
下や停止を低減することができる。
【0039】本出願に係る請求項2記載の発明によれ
ば、前記周辺音検出手段による周辺音検出レベルが設定
値を越えた時に前記ファンモータを動作させ、前記周辺
音検出レベルが設定値以下の時には前記クロック制御部
を動作させる制御手段にしたので、ファンの回転音が騒
音として意識され難くすることができると共に、処理速
度の低下や停止を低減することができる。
【0040】本出願に係る請求項3記載の発明によれ
ば、前記温度検出手段による検出温度の設定値との比較
処理の直前に前記周辺音検出手段からの検出値を取り込
む制御手段にしたので、温度検出手段に対し周辺音検出
手段の結果を優先させた処理が可能になり、ユーザーに
ファンモータ回転音による不快感を与える機会を極力減
らすようにすることが可能になる。
【0041】本出願に係る請求項4記載の発明によれ
ば、前記温度検出手段による検出温度が設定値以下の
時、前記クロック制御部及び前記ファンモータの動作を
共に停止させることのできる制御手段にしたので、情報
処理装置を効率良く動作させることができると共に騒音
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の回路ブロック図で
ある。
【図2】図1の構成の電気系を内蔵したノートブック型
パーソナルコンピュータの外観を示す斜視図である。
【図3】図1の情報処理装置の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図4】図3に続く処理を示すフローチャートである。
【図5】図1の情報処理装置の他の処理例を示すフロー
チャートである。
【図6】図6は図5に続く処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11 CPU 12 チップセット 13 RAM 14 CPU冷却用ファン 15 温度センサ 16 モータコントローラ 17 サウンドコントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却対策を必要とする半導体部品と、該
    半導体部品を内蔵した本体と、前記半導体部品に冷却用
    空気を対流させるファンモータと、前記本体内の温度を
    検出する温度検出手段と、前記本体の周辺の音を検出す
    る周辺音検出手段と、前記半導体部品に供給するクロッ
    クを一時停止させるクロック制御部と、前記温度検出手
    段による検出温度が設定値を越えたことを条件に前記周
    辺音検出手段による周辺音検出レベルに応じて前記ファ
    ンモータをオンにし或いは前記クロック制御部を動作さ
    せる制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記周辺音検出手段に
    よる周辺音検出レベルが設定値を越えた時に前記ファン
    モータを動作させ、前記周辺音検出レベルが設定値以下
    の時には前記クロック制御部を動作させることを特徴と
    する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記温度検出手段によ
    る検出温度の設定値との比較処理の直前に前記周辺音検
    出手段からの検出値を取り込むことを特徴とする請求項
    1又は2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記温度検出手段によ
    る検出温度が設定値以下の時、前記クロック制御部及び
    前記ファンモータの動作を共に停止させることを特徴と
    する請求項1記載の情報処理装置。
JP10052715A 1998-02-19 1998-02-19 情報処理装置 Pending JPH11237931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10052715A JPH11237931A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10052715A JPH11237931A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11237931A true JPH11237931A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12922618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10052715A Pending JPH11237931A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11237931A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021245A1 (fr) * 2000-09-08 2002-03-14 Fujitsu Limited Procede, dispositif et environnement de commande d'horloge
US6777900B2 (en) * 2002-04-30 2004-08-17 Mitac Technology Corp. Method for controlling hear dissipation of electronic device
WO2006070433A1 (ja) * 2004-12-27 2006-07-06 Fujitsu Limited 電子装置,制御装置,電子機器,制御方法,制御プログラム
EP2096518A2 (en) 2008-02-29 2009-09-02 Fujitsu Ltd. Temperature controlling apparatus, information processing apparatus, and recording medium
CN104154021A (zh) * 2014-08-14 2014-11-19 技嘉科技股份有限公司 风扇音量控制系统及应用所述控制系统的风扇音量自动控制方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021245A1 (fr) * 2000-09-08 2002-03-14 Fujitsu Limited Procede, dispositif et environnement de commande d'horloge
US7028211B2 (en) 2000-09-08 2006-04-11 Fujitsu Limited Method and apparatus for determining a system clock frequency by summing calculated CPU usage rates for each of a plurality applications
US6777900B2 (en) * 2002-04-30 2004-08-17 Mitac Technology Corp. Method for controlling hear dissipation of electronic device
WO2006070433A1 (ja) * 2004-12-27 2006-07-06 Fujitsu Limited 電子装置,制御装置,電子機器,制御方法,制御プログラム
EP2096518A2 (en) 2008-02-29 2009-09-02 Fujitsu Ltd. Temperature controlling apparatus, information processing apparatus, and recording medium
US7974743B2 (en) 2008-02-29 2011-07-05 Fujitsu Limited Temperature controlling apparatus, information processing apparatus, and recording medium
CN104154021A (zh) * 2014-08-14 2014-11-19 技嘉科技股份有限公司 风扇音量控制系统及应用所述控制系统的风扇音量自动控制方法
CN104154021B (zh) * 2014-08-14 2016-03-09 技嘉科技股份有限公司 风扇音量控制系统及应用所述控制系统的风扇音量自动控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6873883B2 (en) Adaptive fan controller for a computer system
JP3722939B2 (ja) マイクロプロセッサチップ用冷却ファンを備えたコンピュータシステム及びその冷却ファン制御方法
US6336080B1 (en) Thermal management of computers
JP3637181B2 (ja) コンピュータシステムおよびそのクーリング制御方法
US7076674B2 (en) Portable computer having dual clock mode
US6243656B1 (en) Cooling mode switching system for CPU
US7308587B2 (en) Method and apparatus for preventing the transitioning of computer system power modes while the system is in motion
US20060139326A1 (en) Managing laptop power based on display angle
US20070240003A1 (en) Method For Implementing Thermal Management In A Processor And/Or Apparatus And/Or System Employing The Same
US20030226047A1 (en) Portable terminal with enhanced power management function and method for managing power of the same
US20050268126A1 (en) Operating system for providing energy-conserving operating functions
EP1361501A2 (en) Power conservation and thermal management arrangements for computers
JP2002268775A (ja) 冷却ファンの制御方法および装置
JP2007065871A (ja) 情報処理装置およびファン制御方法
US6212644B1 (en) Controlling temperatures in computers
US6848054B1 (en) Real-time computer thermal management and power conservation
US6360185B1 (en) Information processing apparatus and control method of the same
CN109779939B (zh) 风扇转速控制方法和装置
JP2002175131A (ja) 情報処理装置
JPH11237931A (ja) 情報処理装置
JPH11184566A (ja) 電子装置の冷却制御方法
JP2004252531A (ja) 情報処理装置および情報処理装置の冷却方法
US7142995B2 (en) Method for reading battery status by operation system of portable computer
JPH1165712A (ja) 情報処理装置
CN116027865A (zh) 一种服务器散热调控方法、装置、电子设备及存储介质