JPH11232349A - 設備のサービス要求を管理するためのシステムおよび方法、ならびに、設備のサービス要求を管理するための命令シーケンスを記憶する、コンピュータ可読な媒体 - Google Patents

設備のサービス要求を管理するためのシステムおよび方法、ならびに、設備のサービス要求を管理するための命令シーケンスを記憶する、コンピュータ可読な媒体

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JPH11232349A
JPH11232349A JP32691998A JP32691998A JPH11232349A JP H11232349 A JPH11232349 A JP H11232349A JP 32691998 A JP32691998 A JP 32691998A JP 32691998 A JP32691998 A JP 32691998A JP H11232349 A JPH11232349 A JP H11232349A
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Rolando D Dimaandal
ローランド・ディ・ディマーンダル
Yan-Zhe Wang
ヤン−ツェ・ワン
Tomohiko Terada
トモヒコ・テラダ
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Sun Microsystems Inc
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理的設備のサービス要求を処理および管理
するための方法および装置を提供する。 【解決手段】 設備のサービス要求を管理するためのシ
ステムは、表示装置上に表示されるモニタウィンドウ
と、表示装置をプロセッサに接続するネットワークと、
プロセッサに結合されたメモリとを含む。メモリ内に
は、サービス要求のデータベース、および、そのデータ
ベースに結合されたプロセッサ命令とが記憶される。プ
ロセッサ命令は、プロセッサがデータベース内にサービ
ス要求を入力して、サービス要求がデータベース内に入
力されるとそのサービス要求をネットワークを通じてモ
ニタウィンドウに表示するよう、構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、物理的設備のサービス要求に
関するデータを受け取り、管理し、かつ報告するための
コンピュータシステムの使用に関する。
【0002】
【発明の背景】多くのオフィス、工場、および他の作業
環境においては、作業環境における建物、設備およびシ
ステムを維持する、常勤の設備技術者が雇用されてい
る。通常、作業環境で働く人々は、設備管理室または個
々の設備技術者もしくは管理者に電話をかけてサービス
を要求する。要求は記録され、技術者に割当てられて、
その後要求が満たされると、その要求が完了したことを
示すよう記録が更新される。
【0003】たとえば、もしオフィス内の勤務者がある
日、オフィスの温度が低すぎると気づいた場合、その勤
務者は設備管理室に電話をかけ、問題を報告して、妥当
な時間内に温度を直してもらうように要求する。設備管
理室の管理者は、その要求を書面で記録して、割当てら
れたサービス技術者に手渡す。サービス技術者は自身が
判断した時間に要求を発している勤務者のオフィスに出
掛けて、その問題に取り組む。問題が解決されると、サ
ービス技術者は報告がなされている次の問題に取りかか
る。解決がなされたことは、書面または口頭で設備管理
室に報告される場合もある。
【0004】ますます大きくなる作業環境または設備に
おいては、何らかのコンピュータ支援の要求管理が行な
われなければ、上述のような流れは非合理的となる。設
備技術者がどの程度忙しいのか、ある特定の要求の状態
はどうなっているのか、等を管理側が判断することは困
難である。要求が受け入れ可能な時間期間内に満たされ
かどうか、また、要求を行なった雇用者が提供されるサ
ービスに満足しているかどうか、等を判定することも、
管理側としては困難である。そこで、設備技術者を管理
する者が、個々のサービス要求、その状態および他の情
報に関する、首尾一貫した、整備された包括的かつ正確
なデータにアクセスすることができれば、そのような設
備技術者をより有効に使用することが可能となる。
【0005】さらに、サービス要求を行なっている個々
人が要求がどのような状態になっているか、またいつそ
の要求が満たされそうであるかを、自動システムに照会
することができれば、効率およびサービスの質が向上す
る。
【0006】設備維持プロセスを自動化する1つの取り
組みとして、関連のデータベース管理システムに直接連
結されたフロントエンド要求管理コンピュータプログラ
ムが提供されている。このフロントエンドプログラムに
ユーザはログインし、新しいサービス要求をその種類お
よび他のコメントも含めて入力し、その要求をデータベ
ースに提示する。フロントエンドプログラムは、要求を
行なっているユーザに対して電子メールメッセージを発
信し、そのコピーを設備技術者および技術管理者の電子
メール先のリストに載っている人々に発信する。このシ
ステムはすべてのユーザを平等に扱う。たとえば、実際
には設備技術者および技術管理者にのみ利用可能である
機能およびオプションも、ユーザは見ることができかつ
選択を試みることが可能である。しかし、利用可能とみ
える機能を選択しようとしても、その機能が実行される
ことはなく、ユーザ側には欲求不満が起こることとな
る。また、システムのこの2層構造のために、フロント
エンドプログラムを異なるコンピュータプラットフォー
ム上で使用するためには、そのプログラムを書き直しか
つ編集し直さなければならなかった。このことは、新し
いバージョンにエラーが含まれる危険性につながる。さ
らにこの先行システムでは、ユーザに報告なしにユーザ
のホームファイルディレクトリにパラメータファイルお
よび他のファイルを書込むことにより、ユーザのコンピ
ュータ環境に干渉する。また、このシステムは、設備技
術管理者によって構築されたデータベース照会を、管理
者のコンピュータシステムのホームディレクトリに記憶
するので、管理者が誤ってそのような照会データを削除
してしまうおそれがあるが、そうしたデータを再び調製
するには多大な時間がかかる。先行のシステムは、ユー
ザがシステムにログインしたときにのみ、新しく入力さ
れた要求記録を表示する。先行のシステムはまた、グラ
フィカルユーザインタフェースの設計がまずいため、照
会を入力するかまたは他の機能を行なうのに、多数の、
混乱させるウィンドウを使用しなくてはならない。結果
として、この先行システムは電子メ−ルに多大に依存し
ていた。すなわち、設備技術管理者は、先行システムに
よって表示される画面を見ているのではなく、新しいサ
ービス要求を告げるメッセージが彼らの電子メ−ルボッ
クスに現われるのを待つのである。このため、もし電子
メ−ルシステムが故障したり伝送遅延が生じた場合、新
しいサービス要求を見落としたり受信できなかったりす
るという、問題が発生した。
【0007】以上を考慮にいれると、サービス要求を受
け取り、整備されたフォーマットで記憶し、かつそれに
ついての報告を行なうことができる、サービス要求を処
理するための機構を開発することが明らかに所望され
る。さらに、サービス技術者がサービス要求を解決また
は完了するのに実際に要した時間を報告することのでき
る、システムまたは方法を提供することもまた所望され
る。
【0008】未解決または解決済みのサービス要求に関
する照会を実時間ベースで受け取りかつそれについて報
告することができ、それにより、サービス要求を満たす
責任のある管理者または技術者が、新しい要求がなされ
たら直ちにそれについて知らされるような、システムま
たは方法を提供することもまた望ましい。
【0009】要求に関する情報を容易に理解できかつわ
かりやすく表示することのできる、システムまたは方法
を提供することもまた所望される。現時点におけるユー
ザに対して利用可能でないオプションを表示することに
よってそのユーザインタフェースを複雑にするようなこ
とのない、サービス要求を処理するためのシステムまた
は方法を提供することもまた所望される。
【0010】
【発明の概要】本発明は、設備のサービス要求を管理す
るためのシステム、方法、コンピュータプログラム製
品、および搬送波信号を包含する。一実施例において、
設備のサービス要求を管理するためのシステムは、表示
装置上に表示されるモニタウィンドウと、表示装置をプ
ロセッサに接続するネットワークと、プロセッサに結合
されたメモリとを含む。サービス要求のデータベースお
よびデータベースに結合されたプロセッサ命令が、メモ
リ内に記憶される。プロセッサ命令は、サービス要求が
データベース内に入力された時点で、プロセッサがデー
タベースにサービス要求を入力しかつそのサービス要求
をネットワークを通じてモニタウィンドウ内に表示する
ように、構成される。
【0011】一局面において、この実施例はさらに、表
示装置に結合されたブラウザと、起動される表示装置の
テーブルを有する、ブラウザに結合されたブラウザレジ
ストリと、プロセッサにブラウザレジストリ内のブラウ
ザに関する記述を記憶させるよう構成されたプロセッサ
命令とを含む。
【0012】この実施例の特徴は、新しいサービス要求
がデータベース内に記憶された時点で、プロセッサがブ
ラウザに対して電子メールメッセージを発するようにす
るよう構成された、プロセッサ命令である。他の特徴
は、新しいサービス要求を実行するよう割当てられたサ
ービス者のホストを識別するAssigned To 値を含む新し
いサービス要求および、その新しい要求をデータベース
内に記憶して、その新しいサービス要求がデータベース
内に記憶された時点でホストに対して第2の電子メール
メッセージを発するよう構成された命令である。
【0013】別の特徴は、データベースとプロセッサと
の間に結合されたデータベースインタフェースである。
このデータベースインタフェースは、プロセッサのデー
タベース要求を、データベースと互換性のあるデータベ
ースコマンドへと翻訳するよう構成される。別の一局面
において、本発明は、データベースとプロセッサとの間
に結合されたサーブレットと、そのサーブレットが第2
の電子メールメッセージを表示装置へと通信するように
させるよう構成された命令とを含む。
【0014】さらに別の一局面において、それら命令
は、新しいサービス要求を閉じ、評価メッセージを生成
し、かつ、その評価メッセージを表示装置へと搬送する
よう構成される。本発明の他の特徴は、新しいサービス
要求をデータベース内に入力し、かつ、その新しいサー
ビス要求がデータベースに入力された時点で、かつ、そ
の新しいサービス要求に割当てられた技術者がブラウザ
レジストリ内に登録された表示装置を使用している場合
に、モニタウィンドウにその新しいサービス要求を表示
するよう構成された、命令である。
【0015】
【好ましい実施例の詳細な説明】本発明は、添付の図面
内の図中に例示の目的のために示されるが、これは限定
を加えるものではない。図中、同一の参照番号は同様の
構成要素を示す。
【0016】これより、サービス要求を処理するための
方法および装置を説明する。以下の説明において、説明
の目的のために種々の特定の詳細が示されるが、これら
は本発明を完全に理解できるように示されるものであ
る。しかし、同業者においては、これらの特定の詳細が
なくとも本発明を実行可能であることは明らかであろ
う。また、本発明を不必要に不明瞭とすることのないよ
うに、よく知られている構造および装置もまたブロック
図で示す。
【0017】ハードウェアの概観 図1を参照して、本発明の実施例を実装することが可能
な、コンピュータシステム100のブロック図を示す。
コンピュータシステム100は、情報を通信するための
バス102または他の通信機構と、情報を処理するため
の、バス102に結合されたプロセッサ104とを含
む。コンピュータシステム100はさらに、情報および
プロセッサ104によって実行されるべき命令を記憶す
るための、バス102に結合された、ランダムアクセス
メモリ(RAM)または他のダイナミック記憶装置10
6(メインメモリと称される)を含む。メインメモリ1
06はまた、プロセッサ104によって命令が実行され
ている間に生ずる、一時的な変数または他の中間情報を
記憶するよう使用される。コンピュータシステム100
はまた、プロセッサ104のための命令および静的情報
を記憶するための、バス102に結合された、リードオ
ンリメモリ(ROM)および/または他の静的記憶装置
108を含む。
【0018】データ記憶装置110は、バス102に結
合されて、情報および命令を記憶する。たとえば磁気デ
ィスクまたは光ディスク、およびそれに対応するディス
クドライブならびにインタフェースを、コンピュータシ
ステム100に結合することが可能である。コンピュー
タシステム100はまた、バス102を介して、陰極線
管(CRT)等の、情報をコンピュータユーザに表示す
るための表示装置112へと結合することも可能であ
る。コンピュータシステム100はさらに、キーボード
等の入力装置114と、マウス等のカーソル制御装置1
16とを含む。
【0019】コンピュータシステム100はまた、バス
102に結合された通信インタフェース118を含む。
通信インタフェース118は、ネットワークリンク12
0を通じてローカルネットワーク122へと結合する、
双方向データ通信を提供する。たとえば、通信インタフ
ェース118がサービス統合デジタル網(ISDN)カ
ードまたはモデムである場合、通信インタフェース11
8は対応する種類の電話線へのデータ通信接続を提供す
る。通信インタフェース118がローカルエリアネット
ワーク(LAN)カードである場合、通信インタフェー
ス118は互換性のあるLANに対するデータ通信接続
を提供する。無線リンクもまた可能である。どのような
実装の場合にも、通信インタフェース118は種々の情
報を表わすデジタルデータストリームを搬送する、電
気、電磁気または光信号を送受信する。
【0020】ネットワークリンク120は通常、1また
は複数のネットワークを通じて他のデータ装置へのデー
タ通信を提供する。たとえば、ネットワークリンク12
0は、ローカルネットワーク122を介して、ホストコ
ンピュータ124へ、または、インターネットサービス
プロバイダ(ISP)126によって運営されるデータ
機器への通信を提供することができる。さらに、ISP
126は、現在では通常「インターネット」と称される
世界的パケットデータ通信ネットワーク128を通じて
データ通信サービスを提供する。ローカルネットワーク
122およびインターネット128は双方とも、デジタ
ルデータストリームを搬送する電気、電磁気または光信
号を使用する。種々のネットワークを介する信号、およ
び、ネットワークリンク120上のかつ通信インタフェ
ース118を通じる信号は、コンピュータシステム10
0へのおよびそれからのデジタルデータを搬送するが、
これらは、情報を運ぶ搬送波の形の一例である。
【0021】コンピュータシステム100は、ネットワ
ーク、ネットワークリンク120および通信インタフェ
ース118を介して、メッセージを送りかつプログラム
コードを含むデータを受け取ることが可能である。イン
ターネットの例においては、サーバ130がアプリケー
ションプログラムに要求されるコードを、インターネッ
ト128、ISP126、ローカルネットワーク122
および通信インタフェース118を介して伝送すること
ができる。この発明に従えば、このようにダウンロード
されるアプリケーションの1つが、ここに説明する設備
のサービス要求を管理するためのシステムである。
【0022】受け取られたコードは、受け取られた状態
でプロセッサ104によって実行されてもよく、および
/またはデータ記憶装置110もしくは他の不揮発性記
憶装置内に、後に実行するために記憶される。このよう
にして、コンピュータシステム100は、搬送波の形の
アプリケーションコードを得ることができる。
【0023】本発明は、サービス要求を処理するコンピ
ュータシステム100の使用に関する。一実施例に従え
ば、サービス要求処理は、メモリ106内に含まれる命
令のシーケンスを実行するプロセッサ104に応答し
て、コンピュータシステム100によって行なわれる。
このような命令は、データ記憶装置110等の別のコン
ピュータ読出可能媒体から、メモリ106内に読出すこ
とができる。メモリ106内に含まれる命令のシーケン
スを実行することにより、プロセッサ104が、以下に
説明する処理ステップを行なうようになる。代替的な実
施例においては、本発明を実装するのに、ソフトウェア
命令の代わりにまたはそれと組合わせて、結線回路を使
用することもまた可能である。したがって、本発明はハ
ードウェア回路およびソフトウェアのいかなる特定の組
合せにも限定されるものではない。
【0024】システムの概観 図2は、サービス要求処理を実行することのできる、コ
ンピュータシステムの一実施例の構成の概観図である。
プレゼンテーション層200は、外部エンドユーザブラ
ウザプログラムまたはブラウザ214と通信する。デー
タは、コンピュータネットワークまたはインターネット
等の通信リンク216を通じて、プレゼンテーション層
200とブラウザ214との間で通信される。ブラウザ
214は、ハイパーテキストマークアップランゲージ
(HTML)を使用してフォーマット化された文書また
は「ページ」を要求、受信および表示するよう構成され
る。ブラウザの一例として、サンマイクロシステムズ社
(Sun Microsystems, Inc.)のHotJava ブラウザがあ
る。通信リンク216はハイパーテキスト転送プロトコ
ル(HTTP)を使用してプレゼンテーション層200
と通信する。したがって、プレゼンテーション層200
は、HTTPサーバまたはワールドワイドウェブサーバ
上で動作するアプリケーションプログラムであり得る。
【0025】プレゼンテーション層はまた、中間層20
2に結合される。一実施例においては、この中間層20
2または「ミドルウェア」は、サービス要求処理を構築
しかつ実行するための、コンピュータ命令のシーケン
ス、データおよび関連のソフトウェア構造を含む。プレ
ゼンテーション層は、データ表示、グラフィカルユーザ
インタフェースの提供、およびエンドユーザからの入力
の受信に関連する処理を実行するための、コンピュータ
命令のシーケンス、データおよび関連のソフトウェア構
造を含む。プレゼンテーション層は、特定のオペレーテ
ィングシステムおよびプロセッサ(または「プラットフ
ォーム」)に特に適合するように調整することが可能で
ある。代替的に、プレゼンテーション層は、HTML文
書を出力として生成し、かつ、HTML文書または入力
済みHTMLフォームの形の入力を受け取るように構成
されてもよい。中間層は、プラットフォーム独立型と表
現されるが、これは、そのプロセスがエンドユーザによ
って使用されるどの特定のグラフィック表示装置または
入力装置を特別に指定することなく、総称的に調整され
かつ動作することができるためである。
【0026】中間層202は、データベースインタフェ
ース(DBI)204を介してデータベース206と通
信する。好ましくは、中間層202はたとえば10個の
接続等の有限数の接続を使用して、データベース206
に結合される。この実施例においては、ユーザが以下に
述べるような方法でシステムを使用する場合、システム
はそのユーザに付与された識別番号を読取る。ユーザの
データベースセッションは、その識別番号の最下位ディ
ジットに合致するデータベース接続に割当てられる。た
とえば、もしユーザの識別番号が6で終わる場合、シス
テムは第6番目のデータベース接続を使用してデータベ
ースと通信する。このようにして、最大10個のデータ
ベース接続が開放され、有効なデータベース負荷分散を
提供し、かつ、過剰なデータベース接続に関連する先行
技術におけるボトルネックを防ぐことができる。
【0027】好ましい実施例においては、DBI204
は、サンマイクロシステムズ社のJavaデータベース
接続性(JDBC)規格と互換性のあるデータベースド
ライバである。JDBCの構造、意味論、および動作
は、http://splash.javasoft.com/jdbc/において入手で
きる参照文献内に記載されている。参照文献の一例に、
G.ハミルトン(G. Hamilton )等による、「Java
によるJDBCデータベースアクセス:チュートリアル
および注釈付き参照マニュアル(“JDBC Database Acce
ss with Java : A Tutorial and Annotated Reference
Manual”)」、ISBNO-201-92454-4 (JavaSoft Press,
Addison-Wesley, 1997)がある。好ましくは、DBI2
04は、サイベース・コーポレーション(Sybase Corpo
ration)から入手可能である、Sybase(登録商
標)関連のデータベースシステムのためのJconnect JDB
C ドライバであるか、または、Oracle(登録商
標)関連のデータベースシステムのためのIntersolv JD
BCドライバである。通常、DBI204は、総称的デー
タベース関数コールを受け取り、フォーマット化し、か
つ特定のデータベースに送る。アプリケーションプログ
ラムは、データベース内のデータをJDBC規格によっ
て規定される総称的な方法で読出、書込または操作す
る、アプリケーションプログラムの方法または関数コー
ルを含む。DBI204は、このような総称的なデータ
ベース関数コールを特定のデータベースによって理解さ
れるコマンドへと変換する。したがって、アプリケーシ
ョンプログラマは、特定の関数コール要件または特定の
データベース206のデータ記憶フォーマットおよび方
法を知らずとも、特定のアプリケーションプログラム
(中間層202等)を書くことが可能である。これによ
り、異なるデータベース206および異なるDBI20
4を、最小限の中間層202の変更により、システム内
で置換することができるようになる。
【0028】一実施例においては、プレゼンテーション
層200および中間層202を含む本発明のプロセス
は、サンマイクロシステムズ社によって規定されるJa
va言語によって書かれたコンピュータプログラムの形
で実装される。Java言語の構造、意味論および動作
は、アディソン・ウェズリー・パブリッシング(Addiso
n-Wesley Publishing Co. )およびサンマイクロシステ
ムズ社によって発行された、J.ゴズリング(J. Gosli
ng)による「Java言語仕様(“The Java Language
Specification ”)」に記載されている。プレゼンテー
ション層200は、ブラウザ214がシステムにアクセ
スしたときにブラウザ214内にロードされてブラウザ
214によって実行される、Javaアプレットの形で
実装することが可能である。プレゼンテーション層20
0と中間層202との間の通信は、好ましくは、サンマ
イクロシステムズ社から入手可能な、Java開発キッ
ト(JDK)、リリース1.1において提供される、リ
モートメソッド呼出(RMI)関数を使用して実行され
る。JDKは、公開されたアプリケーションプログラム
インタフェース(API)を介してアプリケーションプ
ログラマにアクセス可能な関数を含む、関数ライブラリ
である。JDK APIに関する資料は、サンマイクロ
システムズ社から入手可能である。この実施例において
は、ブラウザ214はまたRMIを実装せねばならな
い。サンマイクロシステムズ社のHotJavaブラウ
ザが、RMIと互換性のあるブラウザの一例である。本
発明のプロセスはまた、C、C++、その他の好適なコ
ンピュータプログラミング言語で実装することも可能で
ある。
【0029】図2にさらに示すように、サーブレット2
08は中間層202とデータベース206との間に結合
されて、中間層202とデータベース206の各々と双
方向の通信が可能である。サーブレットは、必要な場合
にのみ特定の関数を実行するよう起動される、専用ソフ
トウェアコンポーネントである。その関数を以下にさら
に説明する。
【0030】中間層202はまた、図2に示すように、
人事管理データベース(HR DB)210に結合され
る。HR DB210は、サービス要求をする可能性の
あるシステムの各エンドユーザに関する、場所(たとえ
ば、建物および部屋番号)、ホストコンピュータ名およ
び番号、職員番号、および関連の情報を記述するデータ
のテーブルを記憶する。たとえば、システムが企業の作
業環境内で使用される場合には、HR DB210は、
(ユーザに関連する特別なバッジ番号等の)特別なユー
ザ識別子、および、その作業環境における個々の職員の
所在地を示す電子メールアドレスを記憶することができ
る。HR DB210内のデータは、その企業のマスタ
ー人事管理データベースのサブセットとして表わすこと
が可能である。一実施例においては、HR DB210
のためのデータは、別個の、安全な場所に維持されるマ
スターHRデータベースから定期的にダウンロードされ
る。
【0031】中間層202はまた、認証データベース2
12と通信する。認証データベースは、地理的に遠隔地
にあってもよく、他のアプリケーションプログラムまた
はシステムによって使用することも可能であり、これは
共用資源である。以下に説明するように、ユーザが初め
てシステムにアクセスを試みる際に、中間層202は認
証データベース212にアクセスしてユーザのアイデン
ティティを確認する。
【0032】一実施例においては、データベース206
は地理的に離れた多数の場所で複製がとられ、中間層2
02およびDBI204は、データベース206の多数
のコピー間に同一性を維持するためのプロセスおよび命
令を含む。
【0033】システムはまた、中間層202に結合され
たブラウザレジストリ215を有する。ブラウザレジス
トリは、システムに知られている各ブラウザ214のユ
ーザを識別するローカルテーブルを、不揮発性メモリ内
に維持するプロセスである。ブラウザレジストリ215
の使用について以下に説明する。
【0034】サービス要求処理 起動および認証 このシステムは、図4および図5に示す方法ステップを
使用して、サービス要求を処理するよう動作することが
可能である。図4のSTARTステップ402は、ユー
ザがシステムを起動したことを示す。以下の説明におい
て、「ユーザ」または「通常のユーザ」という語は一般
に、企業の作業サイトの雇用者等の、システムのエンド
ユーザを示す。「FTA」の用語は、ユーザによってな
される要求を処理するよう割当てられる、設備技術管理
者または設備技術者を示す。ユーザは、ステップ404
において、HotJavaブラウザ等のブラウザ214
を実行することから開始する。ブラウザ214の実行中
に、ステップ406に示すように、ユーザはシステムの
最初のページを表わす、HTML文書のユニフォームリ
ソースロケータ(URL)を入力する。たとえば、ユー
ザはhttp://www.company.com/factool/index.html のU
RLを入力するが、ここで、www.company.com はその企
業のウェブサーバを示し、「factool 」は要求処理シス
テムの名前であり、「index.html」は要求処理システム
の最初のページすなわち「ホームページ」の名前であ
る。ウェブサーバは不揮発性記憶装置からそのホームペ
ージを検索して、そのコピーをブラウザ214に通信
し、ブラウザ214がそれを表示する。この最初のペー
ジは、ログイン画面を表示しかつ雇用者の識別番号およ
びパスワードを受け取るよう構成される、Javaアプ
レットを含む。LOGINステップ410に示すよう
に、この時点でエンドユーザは自身の識別番号およびパ
スワードを入力する。
【0035】ステップ412において、システムはその
エンドユーザのパスワードの認証を試みる。これを行な
うために、ブラウザログインアプレットは、そのユーザ
識別番号およびパスワードをプレゼンテーション層20
0に送る。プレゼンテーション層200は認証関数コー
ルを呼出すことによって、そのデータを中間層202に
手渡す。中間層202は、認証関数コールを実行して、
認証データベース212に対してそのパスワードが有効
でありかつユーザの識別子と合致するかどうかを確認す
るよう要求する。ステップ413に示すように、もし肯
定の答えが得られれば、パスワードは認証されたことに
なり、処理はステップ414に移る。もし答えが否定的
であれば、認証されなかったこととなり、制御はステッ
プ410に戻る。
【0036】役割特有のメニュー ステップ414において、システムはそのエンドユーザ
の役割に従った処理選択肢のトップレベルメニューを表
示する。役割特有のユーザインタフェースは、そのユー
ザの識別番号をHR DB210で調べて、対応する記
録を検索することによって生成される。現時点のユーザ
に対応するHR DB210の記録は、そのユーザが属
するカテゴリを示すジョブコードまたはフラグを含む。
一実施例に従えば、HR DB210はユーザを、設備
技術管理者(FTA)と、FTA以外の者との、2つの
カテゴリにマッピングする。
【0037】ユーザのカテゴリが決定されると、システ
ムはカテゴリに基づいてユーザインタフェースを生成し
てユーザに提示する。本発明の一局面に従えば、特定の
ユーザのグループのメンバーのために生成されるユーザ
インタフェースは、そのユーザのグループのためにカス
タマイズされ、これは、異なるユーザのグループのメン
バーのために生成されるユーザインタフェースとは異な
る。たとえば、ユーザは通常、要求を入力するためにの
みシステムを使用するよう制限されており、そのユーザ
に対して行なうことが認められていない措置を実行する
ためのユーザインタフェース制御が表示されることはな
い。一般的なユーザはシステムにあまり慣れていないた
め、簡素化されたユーザインタフェースの方が好都合で
ある。
【0038】これに対し、FTAに対しては、FTAの
みに許可された選択肢のコントロールを含む、より複雑
なユーザインタフェースが表示される。FTAはシステ
ムを使用して、未解決の要求または命令を調べたり、作
業が済めば要求を更新したり、他の誰かに要求を割当て
たり、要求を完了させたりすることができる。
【0039】要求が完了すると、システムはそのトラン
ザクションが完了したと考えられる旨を報告するため
に、要求を行なった部署に対してシステムからの電子メ
−ルを発信する。一実施例においては、この電子メ−ル
は顧客対応応答フォームを含む。ユーザは、この顧客対
応応答フォームに書込んで返送することによって、シス
テムおよびその管理者側に対して、要求が満足に達成さ
れたかどうかを知らせることが可能である。
【0040】上述のように、FTAに利用可能な特定の
オプションは、FTAではない通常のユーザには表示さ
れない。たとえば、通常のユーザは、要求を割当てたり
要求を閉じたり、または要求を更新したりすることは許
可されていない。これらのオプションは、ユーザがシス
テムにアクセスする際には表示されない。このように、
システムは許可されていないユーザが要求データを変更
することを防ぐことによって、機密保護ルールを行使す
る。通常のユーザは一般に、要求を入力、観察および更
新することができる。
【0041】役割特有のメニュー416が表示される
と、中間層202はブラウザレジストリ215のブラウ
ザテーブルに入力を行なう。各ブラウザテーブルのエン
トリは、ログイン名、機械のアドレス、およびそのブラ
ウザ214のブラウザの種類を含む。このように、ブラ
ウザテーブルの各エントリは、ブラウザのアクティブユ
ーザを名前およびロケーションによって識別する。この
レジスタテーブルを使用して、システムは以下に述べる
ように、システムをアクティブに利用するすべてのユー
ザに対して、メッセージを送ることができる。役割に特
有のメニューを表示した後、システムはステップ416
において、ユーザがメニューコマンドを入力するのを待
って、適切なメソッド、関数またはサブルーチンへと分
化して選択されたコマンドを処理する。
【0042】図6は、FTAであるユーザのための、役
割特有のメニューページ530の一例を示す。図6から
図14は、各々、HotJavaブラウザからのスクリ
ーンショットを示す。すなわち、図6から図14までは
各々、システムが動作中にブラウザ214またはその中
で動作するアプレットによって生成された、ウェブペー
ジまたはコンピュータ画面表示を表わす。動作中、ブラ
ウザ214は、上部ペイン520およびメニューページ
530を含む、ブラウザのメインウィンドウ500を表
示する。もしブラウザ214によって現時点において表
示されているページを規定するHTMLコードがタイト
ルコードを含む場合には、ブラウザは上部ペイン520
内にページタイトル502を表示する。図6において、
ページタイトル502は「FACTOOL」である。上
部ペイン520はまた、File、Edit、Vie
w、Places、およびHelpコマンドキーワード
を表示する、コマンドペイン504を含む。(たとえば
マウス等の指示装置を使用してカーソルをキーワードに
動かして、指示装置上のボタンをクリックすることで)
キーワードのいずれかが選択されると、ブラウザ214
は利用可能なコマンドのプルダウンメニューを表示す
る。ページコントロールボタン506によって、ユーザ
は先に表示されていたHTMLのページ間を移動するこ
とが可能である。現時点で表示されているページのファ
イル名またはURLは、Placeフィールド508内
に表示される。HotJavaブラウザの一般的な動作
は、サンマイクロシステムズ社から入手可能な出版物
に、広範囲にわたって説明されている。
【0043】メニューページ530内で、ユーザ情報領
域510は現時点のユーザのアイデンティティ、ロケー
ション、および関連のデータを表示する。これは、図4
に示すステップ414においてHR DB210から検
索される情報の一部分である。メニューペイン512
は、ユーザが利用可能な関数の説明が付されたボタンを
表示する。メニューペイン512は、New Task
ボタン513、Update User Infoボタ
ン522、Change Passwordボタン52
4、Helpボタン514およびExisting T
asksボタン516を含む。これらのボタンおよびそ
れに関連する関数は、すべてのユーザが利用可能であ
る。これらの関数に関連するシステムの動作を以下に説
明する。
【0044】サービス要求の入力および処理−NEW
TASKボタン ここで図6および図7を参照して、ユーザがNew T
askボタン513を選択すると、システムは図5のス
テップ420で始まるプロセスを開始する。ステップ4
22に示されるように、システムはタスクデータウィン
ドウ600を表示する。タスクデータウィンドウ600
は、システムに対して新しいサービス要求(「タスク」
とも呼ばれる)を知らせるのに使用される。ステップ4
24において、システムはユーザがタスクデータウィン
ドウ600内にデータを埋めるのを待つ。タスクデータ
ウィンドウ600は、ブラウザ214内で動作するアプ
レットによって生成されるポップアップウィンドウであ
る。タスクデータウィンドウ600は、ユーティリティ
ーペイン602、ロケーションペイン604、リクエス
トペイン606、およびコメントペイン608を含む。
【0045】ユーティリティーペイン602は、複数の
ファンクションボタン610、612、614および6
16を含む。Submitボタン610は、新しいタス
クをデータベース206にセーブするのに使用される。
ユーザがSubmitボタン610を選択すると、タス
クデータウィンドウ600を生成したアプレットが、そ
のフォーム内のすべてのデータを集めてそれをプレゼン
テーション層200に送る。一実施例においては、この
アプレットはタスクを示すデータオブジェクトのインス
タンスを生成し、そのオブジェクトのデータフィールド
にユーザによって入力されたデータ値をロードし、その
オブジェクトが処理されるよう準備ができたことを示す
メッセージをプレゼンテーション層200に送る、その
オブジェクトのメソッドを呼出す。好ましい実施例にお
いては、そのオブジェクト内の新しいタスク値はデータ
ベース206にコピーされる。システムはステップ42
6に移って、その新しいタスクの処理を以下に示すよう
に続行する。
【0046】ユーザがClearボタン612を選択す
ると、システムは入力されたデータをすべて削除して、
新しいブランクのタスクデータウィンドウ600を表示
する。ユーザがHelpボタン614を選択すると、シ
ステムはタスクデータウィンドウ600をいかに埋めか
つ使用するかについての情報を含む、ヘルプウィンドウ
を表示する。ユーザがDismissボタン616を選
択すると、システムはタスクデータウィンドウを閉じ
て、処理コントロールをステップ416に戻す。
【0047】ロケーションペイン604は、どこでサー
ビス要求が行なわれたかに関する情報を表示しかつ受け
取る。システムは、HR DB210から検索したデー
タを使用して、現時点におけるユーザの位置をLoca
tionフィールド618に表示する。システムは、2
つのオプション、すなわちSelfおよびOther
を、Request Forフィールド620に表示す
る。Selfは、デフォルトの選択肢であって、ユーザ
が自身でサービスを要求していることを示す。Othe
rの選択肢は、それが選択された場合には、ユーザが他
の誰かのためにサービスを要求していることを示す。ロ
ケーションペインはまた、Location Of S
erviceフィールド622を含む。これは、プルダ
ウンメニュー内に表示される有限の値の組を有する。デ
フォルトの値はPrimary Locationであ
る。これは、その要求を発しているユーザが作業するか
またはそこに存在する主要なロケーションを表わし、L
ocationフィールド618内に表示される。補助
的なロケーションを、HR DB210内で規定するこ
とが可能であり、これは、プルダウンメニューを引き下
げて、Secondary Location値をクリ
ックすることによって選択することができる。たとえ
ば、ユーザは、オフィス(ユーザの主要ロケーション)
で、また、実験室(ユーザの補助的なロケーション)で
働く、科学者であり得る。
【0048】ユーザはまた、Priorityフィール
ド624内にそのタスクの優先順位コードを入力するこ
とが可能である。Priorityフィールドは、プル
ダウンメニューで表示される有限のデータの組のうち1
つを受け入れる。たとえば、危機的、緊急および標準
の、3つの優先順位レベルを設けることができる。ユー
ザは、その新しい要求の重要性を示すために、Prio
rityメニューを引き下げて、適切な値を選択する。
各Priority値は、サービス要求を関連の優先順
位レベルで解決または完了するのに要すると考えられ
る、分、時間または日の数を表わす、別個の数値と関連
付けされている。たとえば、標準優先順位レベルは、3
〜5日の実行時間に関連付けされる。この実行時間値
は、Priority値と関連付けて、中間層202内
に定数値として記憶される。実行時間値は、システムが
以下のように、成績データを計算して管理報告を生成す
ることができるように、参照値として使用される。
【0049】リクエストペイン606は、要求されたサ
ービスに関連する情報を受け付けかつ表示する。Req
uestフィールド626は、継承的により特定的とな
るサブカテゴリの組として組織化された、要求の記述を
受け付けかつ表示する。これらサブカテゴリは、プルダ
ウンメニュー628を使用して選択される。ユーザが新
しい要求を入力すると、図7に示すように、システムは
Requestフィールド626をブランクで表示し
て、要求カテゴリのトップレベルリストをプルダウンメ
ニュー628として表示する。ユーザがそのトップレベ
ルカテゴリのうち1つを選択すると、システムは選択さ
れた項目をRequestフィールド626内に表示
し、その後、補助的なカテゴリのリストをプルダウンメ
ニュー628として表示する。たとえば、ユーザが図7
のプルダウンメニュー628内に示されるトップレベル
カテゴリリストから、「“Environmental, Health & Sa
fety”」を選択すると、システムは、この選択をReq
uestフィールド626内に表示して、その選択に関
連する補助的なカテゴリ、すなわち Circulation ; Odo
r ; Temperature--Common Area, Temperature--Lab, Se
rver, Phone ; and Temperature--Office を、プルダウ
ンメニュー628内に表示する。システムは、ユーザが
Up One Levelボタン632を押すと、トッ
プレベルカテゴリを再び表示する。好ましい実施例にお
いては、補助的なカテゴリのプルダウンメニューはま
た、ユーザがどのような所望の要求内容をもタイプ入力
することのできる、Otherフィールドを有する。
【0050】リクエストペイン606はまた、Top
Levelボタン630を含む。ユーザがこのボタン6
30をクリックすると、システムはコントロールをステ
ップ414に戻して、ユーザの役割特有のメニューを表
示する。
【0051】ユーザは、リクエストに関するコメント
を、コメントペイン608のCommentフィールド
640内に入力することができる。Commentフィ
ールド640は、タイプ入力された英数字データなら何
でも受け入れる、フリーフォームのテキストフィールド
である。
【0052】ユーザは、これらのフィールドを埋めて所
望のボタン選択を終えると、新しい要求をデータベース
にセーブするために、Submitボタン610をクリ
ックする。これに応答して、新しい記録のために入力さ
れた値が組立てられてデータベース206内に新しい記
録としてセーブされる。システムはその後、コントロー
ルを図6のステップ426に渡す。
【0053】ステップ426において、システムは入力
されたデータをリクエストオブジェクトのインスタンス
として組立てる。ステップ426は、いくつかのサブス
テップを含む。リクエストの順次番号またはタスクID
が、その要求に割当てられる。このリクエスト番号は、
データベース内のその要求に対するインデックスまたは
キーとしての役割を果たす。Statusコードもまた
その要求に割当てられる。有効なステータスコードは、
PENDING、IN−PROGRESS、CANCE
LEDおよびCLOSEDである。PENDINGコー
ドは、入力はなされたが技術者にまだ割当てられていな
い要求を識別する。IN−PROGRESSは、技術者
には割当てられたがまだ完了していない要求を示す。C
ANCELEDは、要求を最初に入力したユーザによっ
て中断された要求を識別する。CLOSEDは、サービ
ス技術者によって達成された要求を識別する。
【0054】システムは、要求をデフォルトの技術者に
割当てる。FTAテーブル207が、中間層202に結
合されている。一実施例においては、FTAテーブル2
07はユーザの設備の建物および要求のカテゴリへの技
術者またはFTAのマッピングを記憶する。したがっ
て、システムは、FTAテーブル207を調べることに
より、特定の建物から発せられる特定のカテゴリの要求
を担当するFTAを決定することができる。たとえば、
FTAテーブル207はタプル(John Smith, <jsmith@
ebay>,“Heat, Vent & AC ”, MIL07 )を含むエントリ
を有する。このエントリは、John Smithとい
う名前のFTAが、建物MIL07におけるユーザから
発せられる暖房、換気および空気調節に関する要求を担
当していることを示している。新しい要求が発せられる
と、システムはFTAテーブル207内のユーザの建物
および要求カテゴリを調べて、FTAテーブル207内
でその建物および要求カテゴリに関連するFTAの名前
および電子メ−ルアドレスを読出す。そのFTAの名前
は、要求記録のAssigned Toフィールド内に
書込まれる。
【0055】システムは、ログフィールドを生成して、
それを要求データに添付する。このログフィールドは、
要求の進捗状況に関するコメントを含む、可変長のテキ
ストフィールドである。たとえば、ログフィールドは、
要求に関して行なわれた各措置、いつその措置が行なわ
れたか、および誰がそれを行なったかを示す。(以下に
説明する)このログフィールドを見ることによって、管
理者または技術者はその要求の完全なヒストリを読むこ
とが可能となる。
【0056】ステップ428において、システムはDB
I204に対して、組立てられた要求オブジェクトをデ
ータベース206に書込むよう、中間層202を介して
要求する。これにより、データベースに新しいサービス
要求の記録が記憶される。
【0057】好ましい実施例においては、システムは、
電子メールシステム218と協働するよう構成される。
サービス要求処理システムのユーザは、HR DB21
0内に記憶される電子メ−ルアドレスを介してアドレス
指定が可能である、電子メ−ルシステム218内に個人
のメールボックスを有するよう求められる。ステップ4
30において、システムは、その新しい要求がうまくシ
ステムによって受け取られてデータベース206に確実
に入力されたことを確認する電子メ−ルメッセージを生
成する。確認のための電子メ−ルのテキストの一例を、
表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1に示すように、この確認のための電子
メ−ルは要求を要約して、その要求を発したユーザがそ
の新しい要求が正確に入力されたことを確認できるよう
にしている。見出し「“Action Taken By:”」、「“Ac
tion Taken”」、および「“Original Text ”」の後に
記載された情報は、Logフィールド内に含まれる。こ
の電子メ−ルは、この要求に割当てられた連続リクエス
ト番号もまた表示する。上の例においては、リクエスト
番号は55281である。この電子メ−ルはまた、この
要求に関して新しいかまたは補助的な情報を入力するの
に、サービス要求システムを使用するように、ユーザに
対して助言している。このプロセスについては以下に説
明する。
【0060】システムはまた、サービス要求を発したユ
ーザがブラウザレジストリ215内にまだ入っているか
どうかをチェックする。もしそうであれば、システムは
この確認用電子メ−ルのコピーをその登録されたユーザ
のブラウザ214に送る。このステップは、ユーザが実
際にこの確認用電子メ−ルを見る可能性を増す。
【0061】システムはさらに、その新しい要求のAs
signed Toフィールド内に名前が載せられたF
TAまたは管理者が現時点においてもブラウザレジスト
リ215によって知られているかどうかをチェックす
る。もしそうであれば、その新しい要求のコピーはその
FTAのブラウザ214に送られる。そのブラウザ内で
動作するアプレットが、このように入力される新しいサ
ービス要求を受け取る。アプレットは、図11に示すよ
うなTask Monitorウィンドウ790が現時
点において表示されているかどうかをテストする。もし
そうでなければ、Task Monitorウィンドウ
790がFTAのホストコンピュータのディスプレイに
開かれる。Task Monitorウィンドウ790
は、Task List798を有する。Task L
ist798は、別の人が最近何らかの措置を行なっ
た、そのFTAに割当てられたすべてのタスクを表示す
る、スクロール式のリアルタイムのリストを提供する。
アプレットは、Existing Tasksウィンド
ウ700のTask Listペイン718に、その新
しい要求を表示する行を表示する。このように、Tas
k Monitorウィンドウ790を開けておくこと
によって、FTAは、新しいサービス要求をリアルタイ
ムで受け取りかつ見ることができる。もし割当てられた
FTAがブラウザレジストリ215に登録されているブ
ラウザ214を使用していない場合には、新しい要求の
記録はデータベース206内に保存される。
【0062】好ましい実施例においては、Task L
ist798内の各タスク799のPriority値
は、その優先順位値の重要性を表わす色で表示される。
たとえば、Priority1は赤、Priority
2はオレンジ、3は黄色、および4は青で示される。
【0063】FTAは、Task List798内に
記載されるタスク799のうち1つをクリックし、その
後Remove From Listボタン792をク
リックすることによって、Task List798か
らタスクを取り除くことができる。これに応答して、シ
ステムは指定されたタスク799をTask List
798から削除するが、そのタスクはデータベース20
6から削除されることはない。このように、Task
List798は、最近何らかの措置がとられたタスク
を一時的に表示する役割を果たす。これは、そのタスク
が割当てられたFTAが現時点でTask Monit
orウィンドウ790を表示しているものと仮定すれ
ば、ユーザによってタスクが変更されるたびに更新され
るものである。
【0064】Task List798は、Print
ボタン794をクリックすることによって印刷すること
が可能である。Task Monitorウィンドウ7
90は、Dismissボタン796をクリックするこ
とによって閉じることができる。
【0065】ユーザがTask List798内のタ
スク799をダブルクリックすると、システムは図9の
Task Informationウィンドウ750を
表示する。その後、タスク情報は、図9に関連して以下
に示す方法で、そのウィンドウを使用して変更すること
が可能である。
【0066】既存のタスクの表示および作業;管理機能 新しい要求がデータベース内に入力された後に、ステッ
プ432に示すように、ユーザは必要に応じて、システ
ムを使用して管理機能を実行することが可能である。た
とえば、先に入力されたタスクを表示、更新または削除
するために、ユーザは図6に示すExisting T
asksボタン516をクリックすることができる。こ
れに応答して、システムは図8に示すようなExist
ingTasksウィンドウ700を表示する。一実施
例においては、Existing Tasksボタン5
16がクリックされたことに応答して、中間層202が
Existing Tasksアプレットを含むHTM
Lページをプレゼンテーション層200に送る。プレゼ
ンテーション層は、そのページをブラウザ214に通信
する。ブラウザがアプレットを表示すると、そのアプレ
ットがブラウザ内で実行され、Existing Ta
sksウィンドウ700を生成する。
【0067】このExisting Tasksウィン
ドウ700は、ExistingTasksウィンドウ
700がアクティブであるときにシステムによって実行
されることが可能なファンクションを表わすボタンを含
む、ファンクション選択ペイン702を有する。App
lyボタン704、Deleteボタン、Change
Query Nameボタン、およびそれらに関連す
るファンクションは、管理ユーザにのみ利用可能であ
る。図8に示す例示的なウィンドウは、管理権限を有さ
ない通常のユーザに対して表示される、Existin
g Tasksウィンドウを表わす。実施例によって
は、そのようなユーザが利用することができないボタン
は表示されないか、または代替的に、利用できないボタ
ンが1/2輝度で表示される。図8に示されるRefr
eshボタン704は、ユーザが管理権限を有している
場合には「Apply」の名称が付される。これらのフ
ァンクションについては以下に説明する。
【0068】Existing Tasksウィンドウ
700において、システムはまた、サービス要求または
タスクのTask IDをTask IDフィールド7
14内に、また、ユーザの職員識別子またはバッジ番号
をIDフィールド716内に表示する。Task Li
stペイン718は、スクロール式の行の表として構成
された、先に入力されたサービス要求またはタスクの記
録のリストを表示する。各行は、Task ID欄72
0、Request欄722、Status欄724、
および他の欄に値を有する。これらの欄は、各サービス
要求に関する、データベース206の記録内のフィール
ドに対応する。
【0069】既存のタスクの記録をそのリクエスト番号
またはTask ID番号によって探索するのに、ユー
ザは、Task IDフィールド714内にTask
IDをタイプ入力してENTERキーを押してもよい。
これに応答して、システムは特定されたTask ID
番号に合致するキーまたはリクエスト番号を含む記録
を、データベース206から探索する。もし合致する記
録が見つかれば、システムはTask Listペイン
718のための行を構築してその行をそのペイン内に表
示する。ユーザはまた、Task Listペイン71
8に隣接する垂直スクロールバー726をクリックする
ことによってそのペインに表示された記録内を移動する
ことによって、データベース内のサービス要求を探し当
てることも可能である。
【0070】Printボタン710およびDismi
ssボタン712は、図8に示すように、あらゆるユー
ザが利用可能である。Printボタン710を使用す
るには、ユーザはまずTask Listペイン718
内の1行をクリックすることによってその行を選択す
る。これに応答して、システムはその行を強調表示し
て、それに関連するサービス要求記録が選択されたこと
を示す。ユーザがPrintボタン710を押すかまた
はクリックすると、それに応答してシステムは、サービ
ス要求記録内のデータをフォーマット化して、そのコピ
ーをユーザのアカウントと関連付けされているかまたは
ユーザのホストコンピュータに取付けられたプリンタ上
に印刷する。
【0071】Dismissボタン712は、現時点に
おいてアクティブないかなるウィンドウにおける作業も
中断するのに使用される。ユーザがDismissボタ
ン712をクリックすると、それに応答して、システム
は現時点においてアクティブなウィンドウを閉じて、先
のファンクションにおける処理を続行する。
【0072】ユーザがTask Listペイン718
の1行をマウスで指定してダブルクリックすると、シス
テムはその行為を、指定されたサービス要求の記録を詳
細に表示するよう要求されたものと解釈する。システム
はこれに応じて、中間層202からプレゼンテーション
層200およびブラウザ214へと通信されるアプレッ
トを使用して、図9に示すようなTask Infor
mationウィンドウ750を表示する。このTas
k Informationウィンドウ750は、コン
トロールペイン730、情報ペイン740、Logペイ
ン742、およびCommentペイン744を有す
る。
【0073】情報ペイン740において、システムは、
選択されたサービス要求に関する、データベース206
内に記憶された情報を表示する。これは、Task I
D、それを要求したユーザに関する情報、およびその状
態を含む。情報ペイン740はまた、そのタスクが割当
てられるFTAの名前、要求の種類、優先順位コード、
およびその要求のコピー(「Cc」)が送られるべき人
の名前もまた表示する。Assigned、Reque
st、Priority、およびCcフィールドの各々
に隣接して、Changeボタン746a、746b、
746cおよび746dがある。Changeボタンが
全輝度で表示されている場合、そのユーザがそのボタン
を利用することが可能であり、ユーザはそのChang
eボタンを押して、そのボタンに隣接する情報を変更す
ることができる。図9に示す例においては、ユーザはF
TAまたは管理者ではない。このような通常のユーザ
は、FTA Assigned情報またはReques
t情報を変更することは許されない。したがって、Ch
angeボタン746a、746bは、1/2輝度で示
されている。なぜなら、それらは利用が不可能なファン
クションを表わすためである。通常のユーザは、先に入
力されたサービス要求のPriorityおよびCcを
変更することが可能である。したがって、Priori
tyおよびCcフィールドに隣接するChangeボタ
ン746c、746dは、全輝度で表示されている。
【0074】Changeボタンのうち1つが押される
と、システムは、そのChangeボタンに対応するフ
ィールド内に現時点において入力されている情報を示
す、ポップアップウィンドウを表示する。ユーザは新し
い情報を入力することができる。ユーザがENTERを
押すと、その新しい情報は選択されたサービス要求のた
めのデータベース記録内に入れられて、Task In
formationウィンドウが更新されかつ再び表示
される。
【0075】コントロールペイン730は、表示および
選択されたサービス要求記録を操作するファンクション
を選択するのに、ユーザが押すかまたはクリックするこ
とが可能なボタンを含む。コントロールペインは、Pr
intボタンおよびDismissボタンを有するが、
これらは図8を参照して上に記載したのと同様に動作す
る。すべてのユーザは、Updateボタン732およ
びCancel Taskボタン738にアクセスが可
能である。Close Taskボタン734およびR
eopen Taskボタン736に対しては、FTA
または管理者のみがアクセスすることができる。
【0076】既存のタスクがChangeボタンを使用
して修正されると、その修正されたデータはUpdat
eボタン732を使用してデータベースにセーブされ
る。ユーザがUpdateボタン732を指してそれを
クリックすると、それに応じてシステムは、ユーザが更
新を確認するよう促す、ダイアログボックスを表示す
る。このダイアログボックスにおいて、ユーザは「O
K」をクリックすることによって更新を承認するか、ま
たは、「CANCEL」を押すことによって更新をキャ
ンセルするかの選択肢が与えられる。もしユーザが「O
K」をクリックすると、更新された記録はデータベース
206内にセーブされる。
【0077】ユーザは、先に入力されたタスクをキャン
セルするのに、Cancel Taskボタン738を
押す。このCancel Taskボタン738は、そ
のサービス要求を最初に作成したユーザと同じ識別子を
有するユーザのみが使用することが可能である。ユーザ
がCancel Taskボタン738を押すかまたは
クリックすると、システムはデータベース206をチェ
ックして、そのユーザの識別子がそのサービス要求を作
成したユーザの識別子と合致するかどうかをテストす
る。もし2つの識別子が合致すれば、システムはそのサ
ービス要求記録のStatusフィールドをCANCE
LEDに変更して、その記録をデータベース内にセーブ
する。識別子が合致しなかった場合には、さらなる措置
がなされることはなく、記録は変更されないまま保存さ
れる。
【0078】タスクの完了 FTAまたは管理ユーザがClose Taskボタン
734を選択すると、それに応答して図5のステップ4
36に示すように、システムはそのサービス要求を完了
させる措置を行なう。現時点におけるサービス要求のS
tatus値は、PENDINGまたはIN−PROG
RESSでなければならない。もしそうであれば、シス
テムは図10に示すようなTask Close In
formationウィンドウ760を表示する。この
Task Close Informationウィン
ドウ760の目的は、FTAまたは管理者に対して、タ
スクがどのように完了したか、それがどの程度の時間が
かかったか、およびいつそれが完了したかを入力するよ
うに要求することである。この情報は、職員の成績を調
べるのに、またコストを評価するのに使用することがで
きるため、管理者側には価値のある情報である。Tas
k Close Informationウィンドウ7
60は、要求の種類およびそれがどのようにして解決さ
れたかを表示するResolutionペイン762を
有する。現時点におけるサービス要求記録の要求の種類
は、リクエストタイプフィールド764に表示される。
処理選択肢のリスト766は、そのリクエストタイプフ
ィールド764に隣接して表示される。処理選択肢のリ
ストは、文脈依存型である。すなわち、表示される特定
のリストはリクエストのタイプに依存する。図10に示
す例においては、選択肢は1つのみが利用可能である。
これを選択するのに、ユーザはマウスまたは他の指示装
置でそれを指し示す。この処理選択肢はその後、リクエ
ストタイプフィールドにアペンドされてその中に表示さ
れる。ユーザは、UP One Levelボタン76
8を押すことによって、多数の処理選択肢リストおよび
リクエストタイプ内を先に進むことが可能である。
【0079】Task Close Informat
ionウィンドウ760はまた、Minute、および
Hourフィールドを有する、Labor Hourペ
イン770を有する。MinuteフィールドおよびH
ourフィールドの各々は、プルダウンメニューであ
る。FTAユーザまたは管理者は、適切な選択肢を選択
して、フィールド技術者がその要求を解決するのに実際
に要した時間の量を識別する。システムは入力された値
をフォーマット化して、それを要求記録の一部としてデ
ータベース内に記憶する。Task Close In
formationウィンドウ760はまた、Date
およびTimeフィールドを含むFinish Dat
eペイン780を有する。Finish Dateペイ
ン780は、サービス要求が満たされた日時を示すのに
使用される。システムはユーザのホストコンピュータ内
に記憶されている現時点のシステム時間をデフォルト値
としてDateおよびTimeフィールドにロードす
る。ユーザは必要に応じてこれらの値を変更することが
できる。正しい値が入力されると、ユーザはOKボタン
782を押す。これにより、Date、Time、Mi
nuteおよびHourの値がフォーマット化されて、
要求記録の一部としてデータベース内に記憶される。シ
ステムはその後、現時点のサービス要求記録のStat
us値をCLOSEDに変更して、その記録をデータベ
ース206内にセーブする。
【0080】ステップ438に示すように、システムは
その後、その要求を最初に発信したユーザに対して電子
メ−ルを発信して、その要求が完了したこと、すなわ
ち、その要求に応答してさらなる物理的行為または人的
行為がこれ以上とられることはないことを、ユーザに知
らせる。この確認用の電子メ−ル220を図3に示す。
この確認用電子メ−ルは、表2に示すものと同様の形式
であってもよい。
【0081】
【表2】
【0082】この例において、<attachment
>は、この電子メ−ルに添付される顧客対応ファイルを
表わす。一実施例においては、このCustomer
Satisfactionファイル224は、図3に示
すように、いかにしてサービス要求が取り扱われたかに
ついてのコメントをユーザが報告することのできるフォ
ームを含む、HTMLページである。好ましくは、この
顧客対応ファイルは、フォームグラフィックスおよび質
問を含むHTMLテンプレートに基づいて、システムが
作成する。このHTMLテンプレートは好ましくは以下
のものを含む。
【0083】1.「顧客応答フォーム」等のラベル 2.「設備サービスに関する貴方よりの最近の要求につ
いて、提供されたサービスの質、応答の迅速性、および
問題の処理に関して、どの程度満足されましたでしょう
か?」等の、ユーザに対する質問 3.非常に満足している、満足している、不満である、
非常に不満である、等の、質問に対する応答の選択肢 4.ユーザが所望のコメントをタイプ入力することので
きるコメントフィールド 5.書込の済んだフォームを処理にかけるためのSub
mitボタン226。
【0084】システムはこのHTMLテンプレートを、
HTMLファイルまたはHTMLページ224にコピー
する。システムは終了したタスクのユーザ名およびTa
skIDをファイルにアペンドして、そのファイルを確
認用電子メ−ル220に添付する。このHTMLページ
224は、確認用電子メ−ル220内に、HTMLアイ
コン222によって表示される。好ましい実施例におい
ては、顧客対応応答報告を完成しかつ提示するために、
ユーザは確認用電子メ−ル内のHTMLアイコン222
をダブルクリックする。これにより、コンピュータシス
テム100上で動作しているオペレーティングシステム
が、そのHTMLページ224のコピーをブラウザ21
4に送る。ブラウザはHTMLページ224を表示す
る。ユーザはこのHTMLページのフィールドを埋め
て、Submitボタン226をクリックする。完成さ
れたフォームはブラウザからプレゼンテーション層20
0へ、中間層202へと送られる。中間層は、ユーザに
よって提供されたデータの要約を作成し、そのデータを
電子メ−ル内に入れて、電子メ−ルをシステム管理者ま
たは指定された管理者に送る。データはまた、不揮発性
記憶装置内に、管理報告のために使用される顧客対応応
答データベース内にも記憶される。これらのステップを
通じて、サービス要求システムの管理側は、サービスを
要求しかつサービスを受ける側のユーザの見解を知るこ
とができる。
【0085】表2に示す確認用電子メ−ルが構築された
時点でそのタスクの発信元であるユーザがブラウザレジ
ストリ215内に入力されている場合には、システムは
この電子メ−ルのコピーをそのユーザのブラウザ214
へと送る。
【0086】タスクの再開 FTAまたは管理ユーザがReopen Taskボタ
ン736を選択し、かつ、現時点におけるサービス要求
記録のStatus値がCLOSEDである場合には、
システムはその現時点のサービス要求記録のStatu
s値をPENDINGに変更して、その記録をデータベ
ースにセーブする。システムはその後、この要求を情報
ペイン740に再び表示して、ユーザが変更された状態
を見ることができるようにする。
【0087】記録がUpdateボタン732、Can
cel Taskボタン738、Close Task
ボタン734、またはReopen Taskボタン7
36を使用して修正されるたびに、システムはその記録
のLogフィールド内に新しいテキストエントリを作成
する。このテキストエントリは、行なわれた措置、誰が
それを行なったか、およびいつそれが行なわれたかを、
図9に示すTaskInformationウィンドウ
750のLogペイン742に示されるフォーマットで
表示する。
【0088】タスクに関する照会 本発明は、サービス要求記録のフィールドに基づいた照
会を利用することにより、データベース206からサー
ビス要求の記録を検索する、強力かつ柔軟な方法を提供
する。「照会」とは、システムに特定の規範またはフィ
ールドに基づいて記録を検索するよう求める、要求であ
る。
【0089】一実施例においては、この照会の特徴は、
FTAであるユーザがメインウィンドウ500のExi
sting Tasksボタン516をクリックする際
にアクセスされる。これに応答して、中間層202がプ
レゼンテーション層200に照会アプレットを送り、プ
レゼンテーション層200がそのアプレットを含むHT
MLページをブラウザ214に送るようにする。このア
プレットは、ブラウザ214内で実行される。照会アプ
レットは、現時点のユーザがFTAであるかどうかをテ
ストする。もしそうであれば、照会アプレットは図12
に示すQuery Taskウィンドウ(以下「Que
ryウィンドウ」と呼ぶ。)800を表示する。この照
会特徴はFTAおよび管理ユーザのみ利用が可能である
ため、もし現時点のユーザがFTAでない場合には、ア
プレットは図8に示すTaskWindowを表示す
る。
【0090】以下の説明は、現時点のユーザがFTAで
ある場合についてである。Queryウィンドウ800
は、図8に示すExisting Tasksウィンド
ウ700と同様のフォーマットを有する。Queryウ
ィンドウ800の上部ペインは、Applyボタン70
4、Printボタン710、およびDismissボ
タン712を表示する。これらは図8に関連して上に記
載したのと同様に動作する。
【0091】Queryウィンドウ800のファンクシ
ョン選択ペイン702はまた、Define New
Queryボタン708a、Existing Que
ryボタン708b、Change Query Na
meボタン708c、およびDelete Query
ボタン708dを有する。これらのボタン708aから
708dの各々は、アプレットの処理ファンクションに
関連している。
【0092】ユーザがDefine New Quer
yボタン708aをクリックすると、アプレットはこれ
に応答して、構築される照会の名前を入力するようユー
ザに求めるQuery Nameウィンドウを表示す
る。ユーザが名前を入力すると、アプレットはデータベ
ースの照会のテーブル内に、その名前でインデックスが
付された新しい記録を作成する。ユーザはその後、以下
に述べるように、その照会を規定する情報を入力するこ
とができる。
【0093】ユーザがExisting Queryボ
タン708bを押すと、アプレットはデータベース内の
既存の照会のテーブルをサーチして、その照会名が既存
の照会と合致するかどうかを判定する。好ましくは、こ
のデータベーステーブルは、FTAの識別番号によって
もインデックスが付され、それにより、アプレットはこ
のテーブルを、現時点においてログインしているFTA
の識別番号に基づいて照会することが可能となる。アプ
レットはその後、現時点のFTAユーザに関連して先に
規定された照会の各々を示すテーブルを、プルダウンメ
ニュー内に表示する。その後アプレットは、ユーザが先
に規定された照会のうち1つをダブルクリックして選択
するのを待つ。照会が選択されると、アプレットは図1
2に示すQueryウィンドウ800を表示する。
【0094】ユーザがChange Query Na
meボタン708cを押すかまたはクリックすると、シ
ステムは現時点の照会のための新しい名前を入力するよ
うユーザに求める、ダイアログボックスを表示する。シ
ステムはその後、ユーザが有効な照会名をタイプ入力す
るのを待つ。ユーザがEnterキーを押すと、システ
ムはその名前が有効であるかどうか、すなわちそれが英
数字の文字列であるかどうかをチェックする。もしその
照会名が有効であれば、システムは現時点の照会のデー
タベーステーブル内の名前を、ユーザによって入力され
た名前に変更する。
【0095】Delete Queryボタン708d
は、システムから照会を削除するのに使用される。ユー
ザがこのDelete Queryボタン708dを押
す、すなわちクリックすると、システムは現時点の照会
が削除されることを確認するようユーザに求める、ダイ
アログボックスを表示する。ユーザが肯定的な応答を入
力すると、システムは現時点の照会をメモリから削除す
る。
【0096】Applyボタン704は、完成された照
会を実行するのに使用される。これについては、以下の
セクションにおいてさらに説明する。
【0097】Queryウィンドウ800は、Task
Listボタン804およびFieldボタン806
を有する、照会ファンクション選択ペイン802を有す
る。ユーザがTask Listボタン804を押す
と、システムは図8のExisting Tasksウ
ィンドウ700を表示して、図8に関連して上に記載し
た処理ステップを実行する。これにより、ユーザは、既
存のタスクのリストから図12に示す照会画面へと迅速
に移動することができるようになる。
【0098】ユーザがFieldボタン806を押す
と、システムは図12に示すようなFieldペイン8
10を表示する。このFieldペイン810およびそ
れに関連するプロセスによって、ユーザは、照会内に含
まれるべきフィールド、およびそれらのフィールドのソ
ート順を選択することができる。Fieldペイン81
0は、よく使用されるフィールドの組合せのリストを提
供する、プルダウンメニュー812を有する。ユーザが
このプルダウンメニュー812上でクリックすると、シ
ステムはFieldペイン810内に、予め規定された
選択項目のリストを表示する。予め規定された選択項目
の各々は、照会を形成することが可能なフィールドの組
合せを表わす。たとえば、図12に示す画面において
は、予め規定された選択項目の1つ、すなわち“Com
monly Used Selections”が示さ
れている。この予め規定された選択項目を形成するフィ
ールドは、Selectionリスト814に記載され
ている。このように、Commonly Used S
electionsの項目を選択することによって、ユ
ーザは迅速に、サービス要求のTASK ID、REQ
UEST、STATUS、PRIORITY、BLD
G、SUBMIT DATE、およびASSIGNED
TOフィールドを含む照会を構築することができる。
【0099】Fieldペイン810はまた、ソート順
パネル818を有する。ソート順パネル818は、複数
行のテーブルであって、各行はサービス要求記録の照会
内の1フィールドに対応する。各行は、選択ランプ81
7、フィールド名816、昇順セレクタ820、および
降順セレクタ822を含む。照会内に特定のフィールド
を含めるように、すなわち、特定のフィールドを含む記
録を選択するデータベース照会を設定するために、ユー
ザはその所望のフィールドに関連する選択ランプ817
をクリックする。これに応答してシステムは、選択され
たフィールドを照会に付加して、そのフィールドの選択
ランプ817を点灯する。ユーザは昇順セレクタ820
または降順セレクタ822のいずれかをクリックして、
照会によって見出された記録を、選択されたフィールド
がそれぞれ昇順または降順のいずれかで示されるように
ソートするように、システムに指示することができる。
【0100】ユーザは、Siteボタン808a、St
atusボタン808b、Dateボタン808c、P
riorityボタン808d、Bldgボタン808
e、Assigned Toボタン808f、またはR
equestボタン808gをクリックすることによっ
て、照会を、特定の値に合致するフィールドを有する記
録のみに限定することができる。たとえば、照会を特定
の企業のサイトにおけるサービス要求の記録を検索する
ものと特定するためには、ユーザはSiteボタン80
8aをクリックすればよい。システムはこれに応答し
て、図13に示すようなSiteペイン830を表示す
る。Siteペインは、サービス要求が満たされ得るサ
イトを記載する、サイトリストウィンドウ832を有す
る。たとえば、システムが多数のキャンパス、建物また
は地理的位置を有する企業または施設で使用されている
場合には、サイトリストウィンドウ832内の各項目が
キャンパス名、都市名、または建物であり得る。図13
の例においては、サイトリストウィンドウ832はキャ
ンパスの位置834のリスト、すなわち「EBAY」、
「MPK」および「WBAY」を含む。現時点の照会を
限定するためにそれらの位置834のうち1つを選択す
るには、ユーザは選択される位置834をダブルクリッ
クすればよい。システムはこれに応答して、現時点の照
会にその位置834を加えて、後に照会が実行される際
に使用できるようにする。
【0101】同様に、ユーザはAssigned To
ボタン808fをクリックすることによって、照会を特
定のFTAに割当てられたサービス要求の記録に限定す
ることが可能である。図14に示すように、システムは
このコマンドに応答して、Queryウィンドウ800
内にAssigned Toペイン840を表示する。
このAssigned Toペイン840は、サービス
要求が割当てられ得るFTAまたは他の職員のリスト8
42を有する。ユーザは、図14に示される強調表示さ
れた名前844等の、特定の人名をダブルクリックする
ことが可能である。システムはその後、その選択された
名前を現時点の照会に加えて、後に照会が実行される際
に使用できるようにする。
【0102】同様に、照会は、ボタン808b、808
c、808d、808e、および808gのうち1つを
選択することによって、それぞれ、要求の状態、要求の
日付、優先順位、建物、または要求の種類に応じて限定
することも可能である。システムはこれに応答して、有
効な選択のペインを表示する。ユーザが所望の選択をダ
ブルクリックすると、それが現時点の照会に加えられ
る。継承的な各選択は、ブールAND演算の方法で照会
を限定する。照会に対してデータベースから選択される
べき記録については、特定されるすべての値がその記録
内に存在しなければならない。照会に変更が加えられる
たびに、システムは自動的に現時点の照会名の下に、完
成した形の照会をセーブする。一実施例においては、照
会名はQueryウィンドウ800のタイトルバー内に
表示される。
【0103】照会が完成すると、その照会をデータベー
ス206に対して実行してその結果を表示するために、
ユーザはApplyボタン704をクリックする。中間
層202は現時点の照会をデータベース206によって
理解されるフォーマットに、たとえば、構造化照会言語
(SQL)のステートメントとしてフォーマット化す
る。中間層はその後、そのSQLステートメントを、そ
のSQLステートメントを使用してデータベースを照会
するようにとの要求とともに、DBI204に送る。D
BIは、その時点で使用されている特定のデータベース
206に従って必要であればその要求のフォーマット変
更を行なって、その要求をデータベース206に送る。
データベース206は、指定された照会に従ってサーチ
を行なって、合致するデータ記録を提示することで応答
する。それらの合致する記録は、DBI204を介して
中間層202へと送り返される。中間層202は各合致
記録をフォーマット化して、そのフォーマット化された
合致記録を、その記録をブラウザ214に提示する際に
使用されるアプレットとともに、プレゼンテーション層
200に送る。プレゼンテーション層は、そのアプレッ
トをブラウザ214に送り、ブラウザ214がアプレッ
トを実行する。アプレットは図15に示すように、Qu
eryウィンドウ800内にTask Listペイン
850を表示する。このTask Listペインは合
致する記録のテーブルを含み、1記録当り1行が存在す
る。このテーブルの列は、合致する記録のフィールドに
対応する。たとえば、このテーブルは、Task ID
列852と、Request列854とを含む。他の列
は、テーブルの水平方向のスクロールバー856を動作
させることによって表示することが可能である。テーブ
ル内の記録は、照会によって特定された順に表示され
る。ユーザは、このテーブルの1行をダブルクリックす
ることによって、Task Listペイン850内の
いかなる記録の詳細も見ることが可能である。これによ
りシステムは、図9のTask Informatio
nウィンドウ750を表示する。
【0104】USER INFOファンクションの更新 ユーザがUpdate User Infoボタン52
2をクリックすると、システムはこれに応答して、図1
6に示すUpdate User Infoウィンドウ
900を表示する。このUpdate User In
foウィンドウ900は、HR DB210内に記憶さ
れているユーザに関連する情報のリスト902を表示す
る。HR DB210とマスター人事管理データベース
との間のデータベースの一貫性を維持するために、ユー
ザはリスト902に表示されるデータのうち、部屋の位
置以外のデータを修正することは許可されていない。ユ
ーザの部屋の位置は、リスト902のRoomライン9
04に表示されている。このユーザの部屋の位置の値を
修正するには、ユーザはロケーションテキストフィール
ド906内に新しい値を入力すればよい。
【0105】データベース206をこの新しい値で更新
するために、Applyボタン908を押す。システム
はこれに応答して、その新しい値をデータベースにコピ
ーする。Cancelボタン910が押されると、Up
date User Infoウィンドウ900が閉じ
る。
【0106】CHANGE PASSWORDファンク
ション 図6に示されるChange Passwordボタン
524が押されると、システムはユーザの現在のパスワ
ードを示すポップアップメニューを表示する。このポッ
プアップメニューは、新しいパスワードを受け付けるテ
キストエントリフィールドと、Apply、Rese
t、およびDismissのファンクションボタンとを
含む。Applyボタンが押されると、その新しいパス
ワードは、ユーザの識別情報と関連して、HR DB2
10およびデータベース206にコピーされる。Res
etボタンが押されると、テキストエントリフィールド
がクリアされる。Dismissボタンが押されると、
そのポップアップメニューは閉じる。
【0107】管理報告 中間層202は、FTAおよびシステム全般の性能を評
価するために管理側によって使用される、データベース
206内のデータの報告を作成するプロセスを含む。シ
ステムは、各報告の種類につき、予め規定されたデータ
ベース照会および予め規定された報告の印刷用テンプレ
ートを記憶している。システムは予め決定された照会を
DBI204を介してデータベース206に送り、その
照会に応答してデータベース206によって提供される
記録を印刷用テンプレートに従ってフォーマット化し、
かつ、ユーザの端末またはコンピュータに接続されてい
るプリンタでその記録を印刷することによって、報告を
作成する。
【0108】一実施例においては、以下の報告が入手可
能である。 1.顧客対応詳細報告−−この報告は、タスクが閉じら
れた際に確認用電子メ−ル内にシステムによって提供さ
れる顧客対応応答フォームに対する返事としてユーザに
よって提供される各応答を表示する。
【0109】2.顧客対応要約報告−−この報告は、タ
スクが閉じられた際に確認用電子メ−ルでシステムによ
って提供される顧客対応応答フォームへの回答としてユ
ーザから提供される応答の組の要約を表示する。
【0110】3.遅延報告−−この報告は、サービス要
求がそのPriorityに指定されている時間内に完
了しなかった、サービス要求記録のリストを表示する。
【0111】4.終了時間要約報告−−この報告は、任
意の優先順位が与えられた過去のすべての要求に関し
て、終了するのに実際に要した時間の要約を表示する。
【0112】5.作業命令完了報告−−この報告は、処
理が完了した要求の合計数の要約を表示する。
【0113】6.作業命令量報告−−この報告は、要求
の組を完了するのにかかった合計作業時間の要約を表示
する。
【0114】7.バックログ報告−−この報告は、現時
点において未解決の要求のリストを表示する。
【0115】ここに記載したシステムは、種々の重要な
利点を提供する。これは、ユーザが容易に理解すること
が可能な、便利なウィンドウ式のコンピュータ環境を使
用している。一実施例においては、同じミドルウェアお
よびデータベースが種々の異なるグラフィカルユーザイ
ンタフェースで実装されるフロントエンドと通信するの
に使用することができるという意味で、このシステムは
プラットフォーム独立型である。このシステムは、ユー
ザのホストマシンを妨害することはなく、たとえば、ホ
スト上のファイルに書込を試みることはない。FTAま
たは管理側は、無限数のデータベース照会を行なうこと
が可能である。このシステムは、層構造を使用してデー
タベース206への有限数の接続を構築する。これによ
り、多数のデータベース接続を維持するのに必要とされ
る、メモリおよび他の資源の消費を低減する。データベ
ース照会は、単一のウィンドウを使用して迅速に設定す
ることが可能である。
【0116】このシステムは、新しく入力された要求記
録を検出して、自動的に表示を更新することが可能であ
るため、FTAのブラウザが開いている際にはいつで
も、FTAは新しい記録を見ることができる。これによ
り、FTAはFTAに対して新しい要求を知らせる主要
手段として、電子メ−ルではなくシステムのディスプレ
イに依存できるようになる。これにより、FTAまたは
管理側は、入来するサービス要求をリアルタイムで監視
することができるようになる。
【0117】以上明細書中に、本発明をその特定の実施
例を参照して説明した。しかし、本発明のより広い精神
および範囲から離れることなく、本発明に種々の修正お
よび変更が加えられ得ることは明らかであろう。したが
って、この明細書および図面は、限定のためではなく例
示のためのものであると考えられたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実装することが可能な、コンピュータ
システムのブロック図である。
【図2】本発明の論理処理構成要素を示すブロック図で
ある。
【図3】顧客対応処理に使用される、本発明の一実施例
に従った論理処理構成要素を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の動作における主要ステップ
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例を使用して新しいタスクを処
理する際の主要ステップを示すフローチャートである。
【図6】トップレベルファンクション選択を実行するた
めの、本発明の一実施例によって生成される例示的な画
面表示を示す図である。
【図7】新しいタスク入力を実行するための、本発明の
一実施例によって生成される例示的な画面表示を示す図
である。
【図8】既存のタスクの表示および処理を実行するため
の、本発明の一実施例によって生成される画面表示の一
例を示す図である。
【図9】タスク情報の表示および処理を実行するため
の、本発明の一実施例によって生成される画面表示の一
例を示す図である。
【図10】タスクを完了させるための、本発明の一実施
例によって生成される画面表示の一例を示す図である。
【図11】タスクモニタ表示を実行するための、本発明
の一実施例によって生成される画面表示の一例を示す図
である。
【図12】照会の入力を実行するための、本発明の一実
施例によって生成される画面表示の一例を示す図であ
る。
【図13】照会のサイト選択を実行するための、本発明
の一実施例によって生成される画面表示の一例を示す図
である。
【図14】職員を照会に割当てるための、本発明の一実
施例によって生成される画面表示の一例を示す図であ
る。
【図15】照会の結果の表示を行なうための、本発明の
一実施例によって生成される画面表示の一例を示す図で
ある。
【図16】ユーザ情報の表示および修正を行なうため
の、本発明の一実施例によって生成される画面表示の一
例を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム 102 バス 104 プロセッサ 106 メインメモリ 108 ROM 110 データ記憶装置 112 ディスプレイ 114 入力装置 116 カーソル制御装置 120 ネットワークリンク 122 ローカルネットワーク 124 ホスト 126 ISP 128 インターネット 130 サーバ 200 プレゼンテーション層 202 中間層 208 サーブレット 214 ブラウザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン−ツェ・ワン アメリカ合衆国、94040 カリフォルニア 州、マウンテン・ビュー、クリサント・ア ベニュ、1929、ナンバー・802 (72)発明者 トモヒコ・テラダ アメリカ合衆国、95014 カリフォルニア 州、クパーティノ、スティーブンズ・クリ ーク・ブールバード、20350、ナンバー・ 301

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備のサービス要求を管理するためのシ
    ステムであって、 表示装置上に表示されるモニタウィンドウと、 前記表示装置をプロセッサに接続するネットワークと、 前記プロセッサに結合されたメモリとを含み、 前記メモリは、 サービス要求のデータベースと、 前記データベースに結合されるプロセッサ命令とを記憶
    し、 前記プロセッサ命令は前記プロセッサが、 前記サービス要求を前記データベース内に入力し、 前記サービス要求が前記データベース内に入力されると
    前記サービス要求を前記ネットワークを通じて前記モニ
    タウィンドウ内に表示するようにさせるよう構成され
    る、システム。
  2. 【請求項2】 前記表示装置に結合されたブラウザと、 前記ブラウザに結合されて、起動される前記表示装置の
    テーブルを含むブラウザレジストリとをさらに含み、 前記プロセッサ命令は前記プロセッサが前記ブラウザレ
    ジストリ内に前記ブラウザの記述を記憶するようにさせ
    るよう構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記プロセッサ命令は、前記プロセッサ
    が、新しいサービス要求が前記データベース内に記憶さ
    れると前記ブラウザに対して電子メールメッセージを生
    成するようにさせるよう構成される、請求項2に記載の
    システム。
  4. 【請求項4】 前記新しいサービス要求は、前記新しい
    サービス要求を実行するよう割当てられるサービス員の
    ホストを識別するAssigned To値を含み、前
    記命令は、 前記新しい要求を前記データベース内に記憶し、 前記新しいサービス要求が前記データベース内に記憶さ
    れると前記ホストに対して第2の電子メールメッセージ
    を生成するよう構成される、請求項3に記載のシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記メモリは前記データベースと前記プ
    ロセッサとの間に結合されたデータベースインタフェー
    スをさらに含み、前記データベースインタフェースは、
    前記プロセッサのデータベース要求を前記データベース
    と互換可能であるデータベースコマンドへと翻訳するよ
    う構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記データベースと前記プロセッサとの
    間に結合されたサーブレットをさらに含み、 前記命令は、前記サーブレットが前記第2の電子メール
    メッセージを前記表示装置へと通信するようにさせるよ
    う構成される、請求項4に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記命令は、 前記新しいサービス要求を完了させ、 評価メッセージを生成し、 前記評価メッセージを前記表示装置へと送るように構成
    される、請求項5に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記命令は、 新しいサービス要求を前記データベース内に入力し、 前記新しいサービス要求が前記データベース内に入力さ
    れ、かつ、前記新しいサービス要求に割当てられた技術
    者が前記ブラウザレジストリ内に登録されている前記表
    示装置を使用しているときに、前記新しいサービス要求
    を前記モニタウィンドウ内に表示するよう構成される、
    請求項2に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 設備のサービス要求を管理する方法であ
    って、 前記サービス要求をデータベースに入力するステップ
    と、 前記サービス要求が前記データベース内に入力された時
    点で前記サービス要求をネットワークを通じてモニタウ
    ィンドウに表示するステップとを含む、方法。
  10. 【請求項10】 表示装置および前記ネットワークに結
    合されたブラウザに結合されたブラウザレジストリ内
    に、前記ブラウザの記述を登録するステップをさらに含
    む、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 新しいサービス要求が前記データベー
    ス内に記憶されると、電子メールメッセージを前記ブラ
    ウザに対して生成するステップをさらに含む、請求項1
    0に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記新しいサービス要求を実行するよ
    う割当てられたサービス員のホストを識別するAssi
    gned To値を記憶するステップと、 前記新しいサービス要求を前記データベース内に記憶す
    るステップと、 前記新しいサービス要求が前記データベースに記憶され
    ると、第2の電子メールメッセージを前記ホストに対し
    て生成するステップとをさらに含む、請求項10に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記データベースとプロセッサとの間
    に結合されるデータベースインタフェースを構築するた
    めの構成要素を提供するステップと、 前記データベースインタフェースを使用して、前記プロ
    セッサのデータベース要求を前記データベースと互換可
    能なデータベースコマンドへと翻訳するステップとをさ
    らに含む、請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記データベースとプロセッサとの間
    に結合されるサーブレットを構築するための構成要素を
    提供するステップと、 前記サーブレットを使用して、前記第2の電子メールメ
    ッセージを前記表示装置へと通信するステップとをさら
    に含む、請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記新しいサービス要求を完了させる
    ステップと、 評価メッセージを生成するステップと、 前記評価メッセージを前記表示装置へと送るステップと
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記データベース内に新しいサービス
    要求を入力するステップと、 前記新しいサービス要求が前記データベースに入力され
    たときに、かつ、前記新しいサービス要求に割当てられ
    た技術者が前記ブラウザレジストリ内に登録された前記
    表示装置を使用しているときに、前記新しいサービス要
    求を前記モニタウィンドウに表示するステップとをさら
    に含む、請求項10に記載の方法。
  17. 【請求項17】 設備のサービス要求を管理するための
    命令のシーケンスを中に記憶する、コンピュータ可読な
    媒体であって、前記命令のシーケンスは、 前記サービス要求をデータベース内に入力するステップ
    と、 前記サービス要求が前記データベース内に入力された時
    点で前記サービス要求をネットワークを通じてモニタウ
    ィンドウに表示するステップとを行なうための命令を含
    む、コンピュータ可読な媒体。
  18. 【請求項18】 表示装置に結合されたブラウザに結合
    されて、起動される表示装置のテーブルを含む、ブラウ
    ザレジストリを構築するように、かつ、前記ブラウザレ
    ジストリ内に前記ブラウザの記述を記憶するようにする
    命令をさらに含む、請求項17に記載のコンピュータ可
    読な媒体。
  19. 【請求項19】 新しいサービス要求を前記データベー
    ス内に入力するように、かつ、前記新しいサービス要求
    が前記データベース内に入力されて、前記新しいサービ
    ス要求に割当てられた技術者が前記ブラウザレジストリ
    内に登録された前記表示装置を使用しているときに、前
    記新しいサービス要求を前記モニタウィンドウ内に表示
    するようにする命令をさらに含む、請求項18に記載の
    コンピュータ可読な媒体。
JP32691998A 1997-11-18 1998-11-17 設備のサービス要求を管理するためのシステムおよび方法、ならびに、設備のサービス要求を管理するための命令シーケンスを記憶する、コンピュータ可読な媒体 Withdrawn JPH11232349A (ja)

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