JPH1066696A - 医療機器及びトルク伝達装置 - Google Patents

医療機器及びトルク伝達装置

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JPH1066696A
JPH1066696A JP22688096A JP22688096A JPH1066696A JP H1066696 A JPH1066696 A JP H1066696A JP 22688096 A JP22688096 A JP 22688096A JP 22688096 A JP22688096 A JP 22688096A JP H1066696 A JPH1066696 A JP H1066696A
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JP
Japan
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torque
contact
plug
coupler
unit
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Application number
JP22688096A
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English (en)
Inventor
Nobuzo Ishizuka
宣三 石塚
Kazuhiro Hirota
和弘 広田
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波振動子を内蔵したカテーテルにおいて、
外装シャフトが破損した際の駆動シャフトや超音波振動
子による体腔内組織の破損を防止する。 【解決手段】回転駆動源の回転軸に結合されたカプラ2
01と、駆動シャフト側に結合され永久磁石210が埋
め込まれたプラグ202と、カプラ201のA点を軸に
回動可能に軸支されたアーム203と、アーム203の
先端に設けられた強磁性体からなる接触子204とを備
える。負荷トルクが所定値以内である場合には、永久磁
石210の吸引力により接触子204を介してカプラ2
01とプラグ202とが機械的に結合され、負荷トルク
が所定値を超えた場合には、接触子204がプラグ外周
面を滑り、接触子4とプラグ202との結合が断たれ、
接触子204は、遠心力によりC点に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機器及びトル
ク伝達装置に係り、特に、回動部を内蔵したカテーテル
を制御する医療機器及び回動部に駆動トルクを伝達する
トルク伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、血管及び脈管等の体腔内に超
音波振動子を内蔵したカテーテルを挿入して、体腔の断
面の超音波画像を表示する体腔内超音波診断装置が医療
用に広く用いられている。この超音波診断装置は、カテ
ーテルの先端に内蔵された超音波振動子を高速で回転さ
せながら、所定間隔で超音波を送信してその反射波を随
時画像情報に変換することにより体腔の断面の超音波画
像を得るものである。この超音波振動子は、回転駆動源
の回転力を伝達する駆動シャフトの先端に固定されてお
り、この駆動シャフトが1回転することにより、超音波
振動子も1回転する。駆動シャフトは、カテーテルの手
元部分のトルク伝達用のコネクタを介して回転駆動源と
結合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の体腔内超音波診
断装置においては、カテーテルを血管や脈管等の体腔内
に挿入中に駆動シャフトを覆っている外装シャフトが破
損し、超音波振動子または駆動シャフトが体腔内に露出
した状態で、超音波振動子を回転させると、露出した超
音波振動子または駆動シャフトが体腔の壁を損傷させる
可能性がある。なお、外装シャフトは、カテーテルを体
腔内に挿入する際の湾曲や、その湾曲部分における外装
シャフトの内壁と駆動シャフトとの摩擦などにより破損
することが考えられる。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、回動部を内蔵したカテー
テルを制御する医療機器において、安全性を向上させる
ことにある。
【0005】また、本発明の第2の目的は、医療機器の
安全性を向上させる上で好適なトルク伝達装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る医療機器
は、回動部を内蔵したカテーテルを制御する医療機器で
あって、前記回動部を回動するための駆動トルクを発生
する駆動トルク発生手段と、前記回動部を回動する際の
負荷トルクに応じて前記回動部に対する駆動トルクの伝
達を制御するトルク制御手段とを備える。
【0007】本発明に係る医療機器において、前記トル
ク制御手段は、負荷トルクが所定値以内である場合に
は、前記回動部に対して駆動トルクを伝達し、負荷トル
クが所定値を超えた場合には、前記回動部に対する駆動
トルクの伝達を遮断することが好ましい。
【0008】本発明に係る医療機器において、前記トル
ク制御手段は、前記駆動トルク発生手段の軸と結合され
た第1のトルク伝達部と、前記回動部と結合される第2
のトルク伝達部と、負荷トルクが所定値以内である場合
には、前記第1及び第2のトルク伝達部を磁力により結
合し、負荷トルクが所定値を越えた場合には、該磁力に
よる結合を遮断する第3のトルク伝達部とを有すること
が好ましい。
【0009】本発明に係る医療機器において、前記第3
のトルク伝達部は、前記第2のトルク伝達部の外周面と
の距離が可変な状態で前記第1のトルク伝達部に結合さ
れた接触子を有し、前記接触子は、前記第2のトルク伝
達部の外周面の所定位置と磁力により引き合う構成であ
ることが好ましい。。
【0010】本発明に係る医療機器において、前記第2
のトルク伝達部は、その外周面の所定位置に前記接触子
を安定に保持するための溝を有することが好ましい。
【0011】本発明に係る医療機器において、前記第1
のトルク伝達部は円筒状のカプラを有し、前記第2のト
ルク伝達部は円柱状のプラグを有し、前記プラグは前記
カプラの内側に前記カプラと接触しないように配され、
前記第3のトルク伝達部は前記カプラの内側に回動可能
に軸支された接触子を有し、前記接触子と前記プラグと
が磁力により結合することにより前記カプラから前記プ
ラグに駆動トルクが伝達され、負荷トルクによって前記
接触子が遠心力により前記プラグから切り離されること
により前記カプラから前記プラグへの駆動トルクの伝達
が遮断されることが好ましい。
【0012】本発明に係る医療機器において、前記回動
部は、超音波を送波または受波するための超音波振動子
を含むことが好ましい。
【0013】本発明に係るトルク伝達装置は、回動部に
駆動トルクを伝達するトルク伝達装置であって、駆動ト
ルクの供給源に結合される第1のトルク伝達部と、前記
回動部と結合される第2のトルク伝達部と、前記第2の
トルク伝達部を回動する際の負荷トルクが所定値以内で
ある場合には、前記第1及び第2のトルク伝達部を磁力
により結合し、負荷トルクが所定値を超えた場合には、
該磁力による結合を分離する第3のトルク伝達部とを備
える。
【0014】本発明に係るトルク伝達装置において、前
記第3のトルク伝達部は、前記第2のトルク伝達部の外
周面との距離が可変な状態で前記第1のトルク伝達部に
結合された接触子を有し、前記接触子は、前記第2のト
ルク伝達部の所定位置と磁力により引き合う構成である
ことが好ましい。
【0015】本発明に係るトルク伝達装置において、前
記第2のトルク伝達部は、その外周面の所定位置に前記
接触子を安定に保持するための溝を有することが好まし
い。
【0016】本発明に係るトルク伝達装置において、前
記第1のトルク伝達部は円筒状のカプラを有し、前記第
2のトルク伝達部は円柱状のプラグを有し、前記プラグ
は前記カプラの内側に前記カプラと接触しないように配
され、前記第3のトルク伝達部は前記カプラの内側に回
動可能に軸支された接触子を有し、前記接触子と前記プ
ラグとが磁力により結合することにより前記カプラから
前記プラグに駆動トルクが伝達され、負荷トルクによっ
て前記接触子が遠心力により前記プラグから切り離され
ることにより前記カプラから前記プラグへの駆動トルク
の伝達が遮断されることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態に係る超音波
診断装置におけるカテーテル及びヘッダの概略構成を示
す断面図である。カテーテル100とヘッダ110と
は、カテーテル側コネクタ105及びヘッダ側コネクタ
111により電気的及び機械的に結合される。
【0019】カテーテル100は、外装シャフト102
内に超音波振動子101及び駆動シャフト103を備え
ている。ヘッダ110は、カテーテル100内の超音波
振動子101を回転駆動するための回転駆動源112を
備えている。
【0020】超音波振動子101は、信号伝送線104
を介して送受信部から供給される駆動信号に基づいて超
音波を発生・送波し、被検体内の組織からの反射波を電
気信号に変換して信号伝送線104を介して送受信部に
出力する。回転駆動源107が発生する回転駆動力は、
ヘッダ側コネクタ111及びカテーテル側コネクタ10
5により駆動シャフト103に伝達され、駆動シャフト
103を介して超音波振動子101に伝達される。
【0021】ヘッダ側コネクタ111は、回転駆動源1
12の負荷トルク、すなわち、伝達シャフト103(超
音波振動子101)を回動する際に要する負荷トルクが
所定値を越えると、回転駆動源112が発生するトルク
を駆動シャフト103に伝達しない機能を有する。
【0022】図2は、ヘッダ110の構成例を示す断面
図である。カプラ201とプラグ202とは、負荷トル
クが所定値以内の場合には機械的に結合され、負荷トル
クが所定値を越えた場合には機械的な結合が断たれる。
図示のように、カプラ201とプラグ202は、回転軸
が一致し、また、互いに接触しないように配置されてい
る。
【0023】カプラ201は、回転駆動源112の回転
軸208に直結され、回転駆動源112が発生するトル
クが直接的に伝達される。カプラ201には、強磁性体
(磁石からの牽引力が大きいもの)を材料とする接触子
204を先端に有する対のアーム203が回動可能に支
持されている。プラグ202は、永久磁石を内蔵してい
る。従って、負荷トルクが所定値を超えない範囲では、
プラグ202は、永久磁石の磁力により接触子204を
引き付けてカプラ201と機械的に結合し、これにより
カプラ201の回転がプラグ202に伝達される。一
方、負荷トルクが所定値を越えると、接触子204は、
永久磁石から離れ、遠心力によりカプラ201の内壁側
に移動するため、カプラ201とプラグ202との機械
的な結合が断たれ、これによりカプラ201の回転はプ
ラグ202に伝達されなくなる。接触子204が一旦永
久磁石から離れると、カプラ201の回転速度が低下す
ることにより接触子204に働く遠心力が小さくならな
い限り、再び接触子204が永久磁石と結合することは
なく、プラグ202の回転は停止する。
【0024】プラグ202の回転は、第1コネクタ軸2
05、スリップリング206を介して、第2コネクタ軸
207に伝達される。第2コネクタ軸207は、駆動シ
ャフト103と結合され、第2コネクタ軸207の回転
により駆動シャフト103が回転する。
【0025】第2コネクタ軸207の内部には、2本の
信号伝送線104’が通されている。信号伝送線10
4’の一端は、コネクタ軸207の先端に設けられた不
図示の電気的コネクタにより信号伝送線104と接続さ
れている。また、信号伝送線104’の他端は、スリッ
プリング206の表面に配された金属リング206aに
接続されている。金属リング206aには、ブラシ20
9が当接され、これにより、信号伝送線104から信号
伝送線104’、金属リング206aを介してブラシ2
09に電気信号が伝送される。ブラシ209は、送受信
部に接続されている。
【0026】図3は、図2のa−a’における断面図で
ある。図7は、カプラ201及びプラグ202を分離し
て示した斜視図である。アーム203は、A点を中心に
B点〜C点の範囲で回動可能に支持されている。接触子
204は、強磁性体であり、且つ加工も容易な軟鉄によ
り構成することが好ましいが、他の材料により構成して
も良い。
【0027】プラグ202には、永久磁石210が固定
されており、負荷トルクが所定値以下(正常動作)の場
合には、接触子203が永久磁石210に吸着された状
態となる。この状態では、カプラ201とプラグ202
とは、機械的に結合しており、カプラ201の回転がプ
ラグ202に伝達される。従って、プラグ202と第1
コネクタ205、スリップリング206、第2コネクタ
207を介して結合された駆動シャフト103に回転駆
動源112の回転軸208の回転が伝達され、超音波振
動子101が回転する。
【0028】一方、外装シャフト102、超音波振動子
101、駆動シャフト103等が破損し、正常動作時に
比べて負荷トルクが増大して所定値を越えると、接触子
204は、磁石210の表面を滑り、接触子204と永
久磁石210との結合が断たれる。この状態に至ると、
磁力により接触子204をプラグ202側に引き付ける
力よりも接触子204に対する遠心力の方が大きくなる
ため、接触子204は、外側、すなわちカプラ201の
内壁側のCの位置に引き付けられ、カプラ201の回転
がプラグ202に伝達されなくなる。換言すると、負荷
トルクが所定値を越えると、駆動シャフト103と回転
駆動源112との結合が断たれ、駆動シャフト103の
回転が即座に停止する。従って、カテーテル100が挿
入された体腔の壁を損傷させることがなく、また、カテ
ーテル100が駆動シャフト103との摩擦により破損
するような状態になる以前に駆動シャフト103の回転
が停止する。
【0029】図4は、カプラ201の回転をプラグ20
2に対して伝達するための永久磁石の磁力に関する条件
を説明するための図である。無負荷状態において、接触
子204には、垂直抗力N、遠心力F及び磁力Mが働
き、これらの関係は、(1)式により表わされる。
【0030】M=F+N ・・・(1) 従って、プラグ202が回転し続けるためには、M>F
の関係を満たす必要がある。すなわち、回転駆動源11
2の回転軸208(カプラ201)が規定の回転数の時
に遠心力に対して十分な磁力を有する永久磁石210を
用いる必要がある。
【0031】図5は、永久磁石210と接触子204と
の結合が断たれる時の条件を説明するための図である。
回転中にプラグ202に負荷が加わった状態において、
接触子204に関する運動方程式は、(2)式により表
わされる。
【0032】 mα=fx−R =fx−μ(M+fy−F) ・・・(2) 但し、fは、回転力、fxは、回転力fのx成分、fy
は、回転力fのy成分、Rは、負荷、mは、接触子20
4の質量、αは、x方向の加速度、μは、静止摩擦係数
である。
【0033】ここで、α>0となる時に、接触子304
は、永久磁石210の表面から滑り、接触子204に作
用する磁力が弱まる。これにより、接触子204は、遠
心力によりカプラ201の内壁まで移動し、接触子20
4と永久磁石210との結合が断たれる。接触子204
と永久磁石210との結合が断たれる際の負荷R、すな
わち負荷トルクは、磁力Mにより調整することができ
る。
【0034】次に、カプラ201を静止状態から回転さ
せる場合の動作を説明する。カプラ201が静止した状
態において、例えば、図6に示すように、接触子204
が永久磁石210に吸着されていない場合もある。従っ
て、回転駆動源112が始動しカプラ201が回転を開
始した直後、好ましくは、最初の反回転の間に接触子2
04が永久磁石210に吸着される必要がある。すなわ
ち、永久磁石210が接触子204に作用する牽引力
は、接触子204がカプラ201の内壁に接している場
合においても、カプラ201の回転により永久磁石21
0が接触子204に対向する位置に到達した時に、接触
子204を吸着可能な大きさである必要がある。また、
始動直後の回転軸208の回転速度は、接触子204を
永久磁石210に安定に吸着させることができるよう
に、十分に小さくする必要がある。回転速度が高速にな
った後は、永久磁石210により接触子204を安定に
吸着することは困難だからである。
【0035】上記のプラグ202の構成においては、プ
ラグ202の外周面に吸着された接触子203は、永久
磁石210の幅W(図6参照)の範囲で容易に動き得る
ため、例えば、カテーテル100を湾曲させた場合に生
じる負荷トルクの変動により、回転むらが発生する可能
性がある。そこで、接触子203をプラグ202(永久
磁石210)の特定位置に保持可能な構成とすることが
好ましい。
【0036】図8は、プラグ202の他の構成例を示す
断面図である。この構成例に係るプラグ202は、永久
磁石210が露出した部分(接触子204と接する部
分)に溝211を有し、この溝211により、接触子2
04を保持する位置を固定することができ、駆動シャフ
ト103を回転むらなく安定的に回転させることができ
る。
【0037】なお、上記の構成例は、接触子204側に
強磁性体を用い、プラグ202側に永久磁石を用いたも
のであるが、他の構成例においては、接触子204側に
永久磁石を用い、プラグ202側に強磁性体を用いても
良い。また、磁石は、永久磁石に限らず、電磁石であっ
ても良い。
【0038】図9は、上記のヘッダ110を備えた体腔
内超音波診断装置の構成例を示すブロック図である。回
転駆動源制御部180は、ヘッダ110内の回転駆動源
112を制御する。具体的には、回転駆動制御部180
は、始動直後は、接触子204がプラグ202の永久磁
石210に安定に吸着されるような速度でカップラ20
1が回転するように、接触子204がプラグ202の永
久磁石210に吸着された後は、所定の回転速度(例え
ば、1800rpm)まで回転速度を上げ、その後、そ
の回転速度を維持するように回転駆動源112を制御す
る。
【0039】送受信部120は、超音波振動子101の
回転が所定の回転速度に到達した後に、一定の間隔で超
音波振動子101の駆動信号を発して超音波振動子10
1から超音波を送波させ、超音波振動子101において
検知した反射波を電気信号として受信する。受信された
反射波(電気信号)は、対数増幅部130、検波部14
0、A/D変換部150により、対数増幅、検波、A/
D変換され、その後、DSC(Digital Scan Converte
r)160に入力され、CRT170に表示される。
【0040】以上のように、カテーテル100の駆動シ
ャフト103を駆動する際の負荷トルクが所定値を超え
た場合に、回転駆動源112から駆動シャフト103へ
の回転の伝達を遮断し、駆動シャフト103及び超音波
振動子101の回転を停止させることにより、例えば、
体腔内でカテーテル100が破損した場合に、駆動シャ
フト103及び超音波振動子101の露出部分により、
被検体の組織が損傷されることを防止することができ
る。また、駆動シャフト103ヘの回転の伝達の機構で
あるカプラ201とプラグ202との結合が断たれた状
態においても、回転駆動源112の始動時において、カ
プラ201とプラグ202とは自動的に結合されるた
め、操作が容易である。
【0041】本発明は、上記の特定の実施の形態に限定
されるものではなく、その技術的思想の範囲を逸脱しな
い範囲で様々な変形が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る医療機器に拠れば、カテー
テル内の回動部に対する駆動トルクの伝達を負荷トルク
に応じて制御することにより、安全性を向上させること
ができる。
【0043】また、本発明に係るトルク伝達装置に拠れ
ば、負荷トルクが所定値を超えた場合に回動部への駆動
トルクの伝達を遮断することができる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る超音波診断装置にお
けるカテーテル及びヘッダの概略構成を示す断面図であ
る。
【図2】ヘッダの構成例を示す断面図である。
【図3】図2のa−a’における断面図である。
【図4】カプラの回転をプラグに対して伝達するための
永久磁石の磁力に関する条件を説明するための図であ
る。
【図5】永久磁石と接触子との結合が断たれる時の条件
を説明するための図である。
【図6】静止状態における接触子と永久磁石との位置関
係の一例を示す図である。
【図7】カプラ及びプラグを分離して示した斜視図であ
る。
【図8】溝を有するプラグの構成例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態に係る体腔内超音波診断装
置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 カテーテル 101 超音波振動子 102 外装シャフト 103 駆動シャフト 104,104’ 信号伝送線 105 カテーテル側コネクタ 110 ヘッダ 111 ヘッダ側コネクタ 112 回転駆動源 201 カプラ 202 プラグ 203 アーム 204 接触子 205 第1コネクタ軸 206 スリップリング 206a 金属リング 207 第2コネクタ軸 208 回転軸 209 ブラシ 210 永久磁石

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動部を内蔵したカテーテルを制御する
    医療機器であって、 前記回動部を回動するための駆動トルクを発生する駆動
    トルク発生手段と、 前記回動部を回動する際の負荷トルクに応じて前記回動
    部に対する駆動トルクの伝達を制御するトルク制御手段
    と、 を備えることを特徴とする医療機器。
  2. 【請求項2】 前記トルク制御手段は、負荷トルクが所
    定値以内である場合には、前記回動部に対して駆動トル
    クを伝達し、負荷トルクが所定値を超えた場合には、前
    記回動部に対する駆動トルクの伝達を遮断することを特
    徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 【請求項3】 前記トルク制御手段は、 前記駆動トルク発生手段の軸と結合された第1のトルク
    伝達部と、 前記回動部と結合される第2のトルク伝達部と、 負荷トルクが所定値以内である場合には、前記第1及び
    第2のトルク伝達部を磁力により結合し、負荷トルクが
    所定値を越えた場合には、該磁力による結合を遮断する
    第3のトルク伝達部と、 を有することを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  4. 【請求項4】 前記第3のトルク伝達部は、前記第2の
    トルク伝達部の外周面との距離が可変な状態で前記第1
    のトルク伝達部に結合された接触子を有し、前記接触子
    は、前記第2のトルク伝達部の外周面の所定位置と磁力
    により引き合うことを特徴とする請求項3に記載の医療
    機器。
  5. 【請求項5】 前記第2のトルク伝達部は、その外周面
    の所定位置に前記接触子を安定に保持するための溝を有
    することを特徴とする請求項4に記載の医療機器。
  6. 【請求項6】 前記第1のトルク伝達部は円筒状のカプ
    ラを有し、前記第2のトルク伝達部は円柱状のプラグを
    有し、前記プラグは前記カプラの内側に前記カプラと接
    触しないように配され、前記第3のトルク伝達部は前記
    カプラの内側に回動可能に軸支された接触子を有し、前
    記接触子と前記プラグとが磁力により結合することによ
    り前記カプラから前記プラグに駆動トルクが伝達され、
    負荷トルクによって前記接触子が遠心力により前記プラ
    グから切り離されることにより前記カプラから前記プラ
    グへの駆動トルクの伝達が遮断されることを特徴とする
    請求項3に記載の医療機器。
  7. 【請求項7】 前記回動部は、超音波を送波または受波
    するための超音波振動子を含むことを特徴とする請求項
    1乃至請求項6のいずれか1項に記載の医療機器。
  8. 【請求項8】 回動部に駆動トルクを伝達するトルク伝
    達装置であって、 駆動トルクの供給源に結合される第1のトルク伝達部
    と、 前記回動部と結合される第2のトルク伝達部と、 前記第2のトルク伝達部を回動する際の負荷トルクが所
    定値以内である場合には、前記第1及び第2のトルク伝
    達部を磁力により結合し、負荷トルクが所定値を超えた
    場合には、該磁力による結合を分離する第3のトルク伝
    達部と、 を備えることを特徴とするトルク伝達装置。
  9. 【請求項9】 前記第3のトルク伝達部は、前記第2の
    トルク伝達部の外周面との距離が可変な状態で前記第1
    のトルク伝達部に結合された接触子を有し、前記接触子
    は、前記第2のトルク伝達部の所定位置と磁力により引
    き合うことを特徴とする請求項8に記載のトルク伝達装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第2のトルク伝達部は、その外周
    面の所定位置に前記接触子を安定に保持するための溝を
    有することを特徴とする請求項9に記載のトルク伝達装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1のトルク伝達部は円筒状のカ
    プラを有し、前記第2のトルク伝達部は円柱状のプラグ
    を有し、前記プラグは前記カプラの内側に前記カプラと
    接触しないように配され、前記第3のトルク伝達部は前
    記カプラの内側に回動可能に軸支された接触子を有し、
    前記接触子と前記プラグとが磁力により結合することに
    より前記カプラから前記プラグに駆動トルクが伝達さ
    れ、負荷トルクによって前記接触子が遠心力により前記
    プラグから切り離されることにより前記カプラから前記
    プラグへの駆動トルクの伝達が遮断されることを特徴と
    する請求項8に記載のトルク伝達装置。
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