JPH1056449A - セキュリティ強化システム - Google Patents

セキュリティ強化システム

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JPH1056449A
JPH1056449A JP8211299A JP21129996A JPH1056449A JP H1056449 A JPH1056449 A JP H1056449A JP 8211299 A JP8211299 A JP 8211299A JP 21129996 A JP21129996 A JP 21129996A JP H1056449 A JPH1056449 A JP H1056449A
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JP8211299A
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Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正な利用者による「なり済まし」の危険性
を排除して、安全でない通信路を利用する場合において
もセキュリティ機能を強化するセキュリティ強化システ
ムを提供する。 【解決手段】 セキュリティ強化システムは、通信回線
を介して授受されるディジタル情報により端末利用者の
認証を行う認証方法において、端末「A」100が、端
末位置を検出する「端末位置検出手段」120と、取引
許可エリアを設定する「許可エリア設定手段」130と
を備え、サーバ「B」200が、「許可エリア設定手
段」130により設定された各ユーザの登録エリアを保
存する「セキュリティ機能サポート手段」220と、
「端末位置検出手段」120により検出された端末位置
が登録エリアにあることを判定する「利用者取引許可エ
リア判定手段」230とを備え、端末位置情報により、
利用者認証を補完する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークセキ
ュリティのセキュリティ強化システムに係り、特に、移
動端末における利用者認証におけるセキュリティ強化シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークを介しての電子商取
り引きが実現しつつあり、固定の閉じた公衆回線を用い
る場合は、ユーザΙDとパスワードあるいは口座番号と
暗証番号により取引の安全を確保しているが、特にイン
ターネットのようなオープンなネットワークを用いる場
合においては、情報セキュリティや利用者認証が重要な
課題となってきている。
【0003】更に移動体端末のようにどこからでもネッ
トワークを介しての商取り引きが可能となると、従来の
ように端末設置場所に不法な利用者が侵入できなければ
安全であるということはできず、安全なオンライン商取
り引きを実現するためには利用者認証が必須技術とな
る。
【0004】認証方法の代表的な例として、RSA暗号
系を利用したものがある。例えば、「ネットワークにお
ける情報セキュリティ技術とサービス」テレビジョン学
会誌Vol.49,No.12,pp.1567〜15
71(1995)に記載されたものがある。
【0005】上記文献には、RSA暗号方式の概要とR
SA暗号方式を用いた情報保護システムについて記載さ
れている。
【0006】暗号アルゴリズムは大きく分けて、共通鍵
暗号と公開鍵暗号の2方式があり、RSAは公開鍵暗号
の代表例である。共通鍵暗号が、暗号化鍵と復号鍵が同
じ鍵で、送り手、受け手がお互いに秘密に保持して暗号
化、復号を高速に実現するのに対して、RSAに代表さ
れる公開鍵暗号は、暗号化鍵と復号鍵が異なり、公開さ
れた受け手の暗号化鍵により誰でも通信文を暗号化で
き、正規の受け手のみが持つ秘密鍵により復号する。暗
号化と復号の順序を逆にすると、秘密鍵を保有する人の
みが秘密変換(ディジタル署名)でき、その人の公開鍵
を知っている誰もが公開変換(署名の検証)できる性質
がある。
【0007】この性質を利用して、通信相手の認証及び
通信事実の証明が安全・確実に実現されるのである。
【0008】このRSA公開暗号方式のRSAは、MΙ
Τにおける開発者Rivest,Shamir,Adl
emanの3名の頭文字より命名されている。RSA暗
号方式のアルゴリズムを図11に示す。
【0009】この方式においては2種類の暗号鍵を作
る。一方は秘密鍵と呼ばれ持ち主のみが保管する。もう
一方は公開鍵と呼ばれ、相手に渡す。
【0010】図11において、dは秘密鍵を表し、
(e,n)は公開鍵を表す。秘密鍵で暗号化して得られ
る暗号文は対応する公開鍵でしか復号できず、逆に公開
鍵で暗号化した暗号文は対応する秘密鍵でしか復号でき
ない。暗号化及び復号の関数において、「a mod
n」はaをnで割った時の余りを表す。
【0011】利用者Aが利用者Bにメッセージを送る場
合を例にとり具体的に説明する。
【0012】AとBはお互いに相手の公開鍵を持ってい
るとする。第1の方法は、AがBの公開鍵で暗号化する
方法、第2の方法はAが自分の秘密鍵で暗号化する方法
である。
【0013】第1の方法では、Aの送ったメッセージは
Bの秘密鍵でしか解読できないので情報の秘密性を第三
者に対して守ることができる。第2の方法では、AがB
に送ったメッセージは、Aの秘密鍵でしか作れないの
で、送り主がAであることが保証され、その内容も改ざ
んされていないと考えられる。
【0014】第2の方法によってAが本人である認証が
できるので、ディジタル署名として利用できるが、Aの
公開鍵を持っていれば解読できるので第1の方法と併用
することにより、同時にデータの保護も実現できるので
ある。
【0015】この方式の安全性は、nが大きい時の大き
な素因数分解の難しさに依存しており、鍵の総当たりに
よる方法以外の解読法が見つかっていないため、最も信
頼される公開鍵暗号方式の一つとされている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公開鍵
から秘密鍵を作成するアルゴリズムを発見したり、第三
者が秘密鍵を入手する危険性が全くないわけではなく、
鍵が短い程秘密鍵を解読しやすく、安全でない通信路を
介しての利用においては特に問題となる。また、理論的
に危険性を小さくしても、秘密鍵を含む利用者カードや
端末が不正利用者の手に渡った場合には「他人になり済
まし」による不正利用の危険性を防ぐことはできない。
【0017】特に、秘密鍵が利用者カードや携帯端末の
ように可搬性を有する場合には、ネットワークを介して
その情報が不正に盗まれる危険性を排除しても、利用者
カードや携帯端末が邪悪な第三者の手に渡る危険性は残
る。
【0018】本発明は、かかる不正な利用者による「な
り済まし」の危険性を排除して、安全でない通信路を利
用する場合においてもセキュリティ機能を強化するセキ
ュリティ強化システムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセキュリテ
ィ強化システムは、通信回線を介して授受されるディジ
タル情報により端末利用者の認証を行う認証方法のセキ
ュリティ強化システムであって、被認証者の装置は、端
末位置を検出する端末位置検出手段と、取引許可エリア
を設定する許可エリア設定手段とを備え、認証者の装置
は、許可エリア設定手段により設定された各ユーザの登
録エリアを保存する登録エリア保存手段と、端末位置検
出手段により検出された端末位置が登録エリアにあるこ
とを判定するエリア判定手段とを備え、端末位置情報に
より、利用者認証を補完する。
【0020】また、通信回線を介して授受されるディジ
タル情報は、端末位置情報を暗号化して認証者の装置に
送信するようにしてもよく、端末位置検出手段は、端末
本体の変位を検出する運動センサを備えたものであって
もよい。
【0021】また、端末位置検出手段は、移動体通信シ
ステムにより位置情報を獲得する位置情報獲得手段を備
えたものであってもよく、端末位置検出手段は、移動体
通信システムにより位置情報を獲得する位置情報獲得手
段と、端末本体の変位を検出する運動センサとを備え、
位置情報獲得手段による位置情報及び運動センサによる
変位データに基づいて端末位置を検出するものであって
もよい。
【0022】また、端末位置検出手段は、外部からの信
号により位置情報を検出する位置検出手段を備えたもの
であってもよく、端末位置検出手段により得られた端末
位置情報を、前記位置検出手段により校正する校正手段
を備えたものであってもよい。
【0023】また、端末位置検出手段は、外部からの信
号により位置情報を検出する位置検出手段と、運動セン
サによる変位検出手段と、外部からの信号の受信状況を
判定する判定手段とを備え、判定手段の判定に基づいて
変位検出手段の変位データにより端末位置情報を補正す
るようにしてもよく、外部からの信号は、GPSの衛星
航法電波信号であってもよい。
【0024】また、上記セキュリティ強化システムは、
登録エリア保存手段へのエリア登録の通信路を限定する
ようにしてもよい。
【0025】また、認証者の装置は、被認証者の認証要
求の再試行許可回数を登録する手段を備え、認証要求時
に授受するディジタル情報に付加された位置情報と予め
登録済のエリア情報によるエリア判定手段の判定結果が
不正となる回数が、再試行許可回数を超えた場合に取引
禁止処理を行うようにしてもよい。
【0026】また、被認証者の端末が車載用の端末であ
って、端末位置情報を車載用のナビゲーションシステム
から得るものであってもよい。
【0027】さらに、被認証者の装置又は認証者の装置
は、端末位置検出手段の検出位置を校正する検出位置校
正手段と、検出端末位置校正手段の設定、許可エリア設
定手段の設定、あるいは許可エリア設定手段の表示を許
可する端末の場所、のうち少なくとも何れか1つ以上を
限定する限定手段とを備えたものであってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係るセキュリティ強化シ
ステムは、インターネット等のオープンなネットワーク
を用いる電子商取引の利用者の認証機能強化に利用可能
なセキュリティ強化システムに適用することができる。
【0029】図1は本発明の第1の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの構成を示すブロック図である。
【0030】図1において、「A」は可搬の被認証者の
端末100(被認証者の装置)、「B」は「A」の利用
者及びその他の利用者を認証し、商取引サービスを提供
するサーバ200(認証者の装置)である。
【0031】まず、端末「A」100及びサーバ「B」
200は、上述した従来技術と同様のRSA暗号系「認
証手段」110及び210を備える。
【0032】更に、端末「A」100は、端末の方向、
姿勢及び3次元的な運動を検出するセンサ端末自身の位
置を検出して、端末の現在地を常に検出する「端末位置
検出手段」120と、立体的な地図上に端末位置及び取
引許可エリアを対応付けることを可能にするグラフィッ
ク・ユーザ・インタフェース機能を含む「取引許可エリ
ア設定手段」130とを備える。
【0033】ここでの立体的な地図とは、平面的な配置
に加えて、建物の上下方向のどのフロアであるかが区別
できる程度の地図をいう。
【0034】また、サーバ「B」200は各ユーザのパ
スワード及び取引許可エリアのデータを安全に保管し、
認証時に参照する「セキュリティ機能サポート手段」2
20(登録エリア保存手段)と、上記データに基づいて
取引許可の判定を行う「利用者取引許可エリア判定手
段」230(エリア判定手段)とを備える。
【0035】端末「A」100とサーバ「B」200と
の間は、ネットワークを介して通信を行うが、「特別な
場所」においては、安全性の保証された「安全な通信
路」300により通信することが可能で、その他の場所
では、利便性から「安全でない通信路」310を利用す
るものとする。
【0036】ここでいう「安全な通信路」300とは、
一般的に盗聴不可能で契約外の第三者が許可なく同一ア
ドレスあるいは電話番号を用いて通信できない回線、あ
るいはオープンな回線であっても、暗号技術等のセキュ
リティ技術により、前記と同等の安全性が保証された回
線をいう。これに対して、「安全でない通信路」310
とは、専門知識と設備を有する第三者が通信データを盗
むことが技術的に可能とされる回線をいう。
【0037】図1においては、利用者である「被認証者
a」10一人のみが示されているが、一般的な応用にお
いては複数の同様のユーザ及び複数の端末が存在し、
「被認証者a」はその内の一人を示すことになる。ま
た、物理的に同一の端末を複数の利用者が利用し、かつ
利用者毎に区別して認証することなども可能であり、複
数の利用者の構成によっては、別の暗号鍵を用いるよう
にすることも可能である。
【0038】この場合、図1では暗号鍵が端末内に備え
られているように構成されているが、端末と分離可能な
「ICカード」、「利用者カード」などに実装すること
も可能である。
【0039】次に、上述のように構成されたセキュリテ
ィ強化システムの動作を説明する。
【0040】図2は図1の構成におけるセキュリティ強
化システムの動作を説明するためのフローチャートであ
り、以下ステップ順に説明する。
【0041】<ステップ1>図1において、端末「A」
100の利用者である「被認証者a」10は、端末
「A」100の「端末位置検出手段」120の初期設定
を行う。この初期設定は、端末の現在地とその方向を、
システムが有する地図上の「特別な場所」の座標と方向
に校正することであり、「被認証者a」10が「特別な
場所」から「安全な通進路」300を用いてサーバ
「B」200による認証を受けてのみ「被認証者a」1
0による端末「A」100の「端末位置検出手段」12
0の初期設定を許可することにより、第三者が不正取引
を目的に不正な設定をするのを防止する。このような
「特別な場所」においては、サーバ「B」200との間
に「安全な通信路」300が確保されているものとす
る。
【0042】<ステップ2>端末「A」100の利用者
である「被認証者a」10は、端末「A」100を用い
ての商取引を許可するエリアを端末「A」100の「取
引許可エリア設定手段」130のグラフィック・ユーザ
・インタフェースを用いてサーバ「B」200の「セキ
ュリティ機能サポート手段」220に登録する。一般的
に、この登録作業は「特別な場所」において行う。この
「特別な場所」においても、サーバ「B」200との間
に「安全な通信路」300が確保されているものとす
る。
【0043】<ステップ3>以下、端末「A」100を
上記<ステップ2>で予め設定しておいた「特別な場
所」以外に持ち運んだ場合を例にとる。「安全な通信
路」300ではないため「安全でない通信路」310に
より取引を行うために、まずサーバ「B」200と通信
を開始する。
【0044】<ステップ4>被認証者「a」10はサー
バ「B」200の公開鍵を用いて、自分のユーザIDコ
ードを送信する。
【0045】<ステップ5>サーバ「B」200は、サ
ーバ「B」200の秘密鍵を用いて、送られてきたユー
ザIDコードを特定する。この時点では、ユーザIDコ
ードを送った利用者が本人であるかどうかは確認できな
いが、サーバ「B」200の秘密鍵はサーバ以外には知
られていないため、第三者にユーザIDコードが盗まれ
ることはない。
【0046】サーバ「B」200は、特定されたユーザ
に対して、パスワードと取引の種類等を質問する。
【0047】<ステップ6>被認証者「a」10は、自
分のパスワードと取引データを秘密鍵(この場合、端末
「A」100の秘密鍵)で暗号化して送信する。この
時、端末「A」100の位置情報も自動的に付加され、
同時に暗号化されて送信する。
【0048】秘密鍵(端末「A」100の秘密鍵)での
暗号化に加えて、更にサーバ「B」200の公開鍵で暗
号化することにより被認証者「a」10の公開鍵を入手
した第三者によりパスワード、取引データ、位置情報が
盗まれる危険性を排除することができる。
【0049】<ステップ7>サーバ「B」200は上記
<ステップ5>で特定したユーザの公開鍵(すなわち、
端末「A」100の公開鍵)で復号することで被認証者
「a」10が本人であると認証し、取引データも改ざん
されていないことを確信するが、更に「端末位置検出手
段」120によって自動的に付加された位置情報が、予
め登録されていた取引許可エリアにあることをチェック
して正当な取引者であるとの判定することにより、取引
者の認証の信頼性強化を実現する。
【0050】<ステップ8>認証の判定結果が正しけれ
ば、取引き受付けを行い取引を実行する。
【0051】<ステップ9>認証の判定で不正となった
場合には、不正使用処理として、予め設定した再試行許
可回数を超えた時点で、サーバ側は不正使用者の可能性
を防ぐために取引禁止の処理を行う。
【0052】この取引禁止の処理は、再度「特別な場
所」で「安全な通信路」300によってのみ解除可能な
ような方法を採用することも可能である。この方法にお
いては、正規の利用者が誤った操作等により不正の判定
を受けた場合には、再度前記の「特別な場所」で解除の
設定を行うまで取引不能となるが、安全性向上には効果
が大きい。
【0053】認証の判定で不正となった場合以外におい
ては、一旦終了した取引を再開することができ、その場
合は再度<ステップ3>からのフローに従う。
【0054】以上説明したように、第1の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、通信回線を介して授受
されるディジタル情報により端末利用者の認証を行う認
証方法において、端末「A」100が、端末位置を検出
する「端末位置検出手段」120と、取引許可エリアを
設定する「許可エリア設定手段」130とを備え、サー
バ「B」200が、「許可エリア設定手段」130によ
り設定された各ユーザの登録エリアを保存する「セキュ
リティ機能サポート手段」220と、「端末位置検出手
段」120により検出された端末位置が登録エリアにあ
ることを判定する「利用者取引許可エリア判定手段」2
30とを備え、端末位置情報により、利用者認証を補完
するようにしているので、端末「A」100本体に「端
末位置検出手段」120を備えたことにより、端末内で
その現在地の位置データを利用することができ、その位
置情報を取引時の認証及び取引データ送信時に付加して
サーバ「B」200に送信することにより、予め設定し
た「取引許可エリア」がサーバ「B」200のみに知ら
れているため、サーバ「B」200は取引端末の位置情
報より、その利用者が取引の権利のある人物かどうかの
判定が可能となり、可搬端末での利用者認証の信頼性を
強化することができる。
【0055】この方法においては、「安全でない通信
路」310を用いる取引において、暗号鍵技術によりセ
キュリティ機能が実現され、更に「暗号鍵」、「ユーザ
ID」及び「パスワード」等を含む端末本体あるいは利
用者カードと端末本体が不正利用者の手に渡った場合に
おいてさえも、前記端末位置情報による認証機能の効果
により不正取引を防止することができる。
【0056】前記、位置検出は上下方向の位置検出も含
むため、取り引き許可エリア設定として建物の何階で使
用するか、をも設定可能であり、不正使用者が取引許可
の設定の同一建物で不正使用を試みてもフロアが異なれ
ば失敗することとなり、偶然に許可エリア内で不正使用
される確率は非常に小さくなる。
【0057】更に、不正使用者が、真の利用者が予め設
定しておいた「再試行許可回数」を越えて試みた場合に
は、サーバ「B」200側で自動的に取引禁止処理を行
う設定が可能なため、端末「A」100が不正使用者の
手に渡ったことに気づかずに、利用禁止手続きを行って
いなくても、不正に利用される可能性を低減させること
ができるという優れた効果を奏する。
【0058】図3は本発明の第2の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの構成を示す図である。
【0059】第2の実施形態は、端末の位置検出手段と
して加速度センサ(運動センサ)を用いた実施形態であ
り、位置検出情報を用いて取引のセキュリティを強化す
るシステムは第1の実施形態と同様である。
【0060】図3において、「可搬型の通信端末本体」
400内部には「6軸の運動センサ」410と、その
「6軸の運動センサ」410の各センサ出力が入力され
る「端末位置検出手段」120とが設置される。
【0061】上記「6軸の運動センサ」410は、直行
する3軸の各方向の加速度成分を検出する加速度センサ
である。加速度を時間軸で積分すると速度成分が得ら
れ、更に速度を時間軸で積分すると変位量が得られるの
で、高精度でしかも広いダイナミックレンジの加速度の
検出がなされれば、その加速度信号をディジタル化して
演算することにより、3次元的な変位ベクトルを得るこ
とができる。
【0062】ところで、端末の向きを常に一定に保ちな
がら運搬するわけではないため、端末の向きや回転に応
じて、瞬時瞬時にその変位ベクトルを補正する必要があ
り、前記「6軸の運動センサ」の各軸の周りの回転を検
出して補正情報として用いるのである。この回転検出情
報を、後述する図4に示す「端末位置検出手段」120
の「3軸回転情報入力手段」122に与える。
【0063】図4は上記「端末位置検出手段」120の
構成を示すブロック図である。
【0064】図4において、「端末位置検出手段」12
0は、「変位データ入力手段」121、「変位ベクトル
計算手段」123、「初期値/校正値入力手段」12
4、「メモリ手段」125、「現在地座標計算手段」1
26及び「端末現在地3次元座標出力手段」127から
構成される。
【0065】図4に示す「端末位置検出手段」120に
おいて、「変位ベクトル計算手段」123は「変位デー
タ入力手段」121の情報と「3軸回転情報入力手段」
122の情報により端末の姿勢と方向の補償を行いなが
らシステムの備える立体地図との対応が可能な変移ベク
トルを計算し、計算した変移ベクトルを「現在地座標計
算手段」126に出力する。
【0066】「現在地座標計算手段」126では、変位
量の方向を含めたベクトルとして、「メモリ手段」12
5に格納されている直前の座標にベクトル的に加算し、
累積していくことにより、前記地図上の立体座標系にお
ける端末の現在位置座標を算出する。
【0067】このようにして得られた座標データは「端
末現在地3次元座標出力手段」127にディジタルデー
タとして出力される。このディジタルデータを出力する
回路は「可搬型端末内」に構造的に隠蔽されており、電
気信号として容易には測定できない構造とし、ソフトウ
エア的にもデータの読みだしを禁止するシステムとす
る。あるいは、不正なデータ修正を行うことを検出した
場合には被認証機能や取引にかかわる機能を破壊し、第
1の実施形態で記述した「特別な場所」においてのみ回
復させることができるようなシステムを実現することが
可能である。
【0068】こうして得られた、端末位置情報は利用者
が意識することなく、認証プロセスにおけるサーバとの
ディジタル情報授受に自動的に暗号化して送出され、認
証装置側で第1の実施形態で説明したように、認証の信
頼性を向上させる新たな情報として利用することができ
る。
【0069】以上説明したように、第2の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、「可搬型の通信端末本
体」400内部に、端末本体の変位を検出する「6軸の
運動センサ」410を備えているので、端末内に埋め込
んだ「6軸の運動センサ」410により、システムの有
する立体地図の座標系に対応した端末の位置座標を得る
ことができ、検出された位置情報は自動的に認証プロセ
スにおいて利用されるため、利用者の操作等の負担を増
加させることなく認証の信頼性向上を図ることができ
る。
【0070】図5は本発明の第3の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの構成を示す図である。
【0071】第3の実施形態は、端末の位置検出手段と
して、無線電話のサービスゾーンのセル位置情報を用い
た実施形態であり、位置情報を用いて取引のセキュリテ
ィを強化する方法は第1の実施形態と同様である。
【0072】この例では自動車電話の一方式を例に説明
するが、基本的な概念は他の方式の移動体無線システム
においても同様である。
【0073】まず、移動体無線システムにお付るシステ
ムの情報を用いた位置検出について説明する。
【0074】一般的に、移動体通信システムにおいて
は、移動機の着呼のために、移動機の着呼時において、
移動機に対する一斉呼出しエリアを決定する必要があ
り、移動機の現在位置を検出して、その位置情報が常に
登録されていることが必要である。更に発呼時において
は、在圏無線ゾーン検出がなされるので、より正確な位
置情報が得られる。
【0075】図5は自動車電話のサービスゾーンのセル
位置情報を用いた位置検出の概念説明図である。
【0076】図5において、「P」は着信制御チャネル
を、「A」は発信制御チャネルを表す。また、図中<s
1>,<s2>,…は以下に説明する各ステップの動作
<ステップ1>,<ステップ2>,…にそれぞれ対応す
る。
【0077】「自動車電話交換局」を構成する「M」は
「加入者メモリ」を、「PU」は「「中央演算処理装
置」を、「C」は「通話路装置」をそれぞれ示す。「ホ
ームメモリ局」も「自動車電話交換局」である。
【0078】次に、位置検出及び登録の動作について説
明する。
【0079】<ステップ1>移動機は、位置登録単位で
ある制御ゾーンの、どのゾーンに存在するかを着信制御
チャネルで知ることができる。例えば、「制御ゾーン
A」から「制御ゾーンB」に移行した場合、「制御ゾー
ンA」と「制御ゾーンB」では、それぞれの着信制御チ
ャネルで知らされている「地域識別コード」が異なるこ
とにより知ることができる。
【0080】<ステップ2>移動機は、「制御ゾーン
B」の着信制御チャネルで報知されている発信制御チャ
ネル情報を受信し、その発信制御チャネルで「位置登録
信号」を送出する。「位置登録信号」は同一内容の2フ
レーム構成である。
【0081】<ステップ3>上記「位置登録信号」は、
「無線基地局」を経て「無線回線制御局」まで中継され
る。「無線回線制御局」では、上記2フレーム構成の
「位置登録信号」の各ビットの照合を行い、「位置登録
信号」の信頼性を確認する。
【0082】<ステップ4>上記照合後、「位置登録信
号」を直属の「自動車電話交換局」に送出する。
【0083】<ステップ5>「自動車電話交換局」は
「無線回線制御局」に対して「位置登録確認信号」を送
り返すとともに、位置登録してきた移動機の番号から、
それが属する自動車電話交換局の「ホームメモリ局」を
割りだし、その「ホームメモリ局」に対して「位置登録
信号」を転送する。
【0084】<ステップ6>「ホームメモリ局」では、
該当移動機加入者のメモリのうち、位置情報部分を書き
換える。前記<ステップ5>において、自局がホームメ
モリ局である場合には時局のホームメモリを書き換え
る。
【0085】<ステップ7>「自動車交換局」から前記
「位置登録確認信号」を受信した「無線回線制御局」
は、「無線基地局」から「発信制御チャネル」を用いて
移動機に対して「位置登録受付信号」を送出し、位置登
録を受け付けたことを通知する。
【0086】<ステップ8>この時点で、移動機は初め
て、地域識別コードのメモリを書き換え、新しい「制御
ゾーン」の着信制御チャネルでの待受けに入る。
【0087】以上の説明から分かるように、まず、移動
機はどの「制御ゾーン」の着信制御チャネルでの待受け
に入るかを示す位置情報を移動機側より得ることができ
るのである。更に、発呼時または通話中の状態において
は、移動中の移動機の現在位置をより狭い領域に特定す
ることが可能となる。
【0088】次に、通話中の状態においての現在位置情
報検出について説明する。
【0089】図6は自動車電話の通話中チャネル切換え
制御を説明するための図である。
【0090】通話中チャネル切換えとは、移動機を搭載
している自動車が走行によって通話中に無線ゾーンを移
行した場合に、移行先ゾーンで使用している通話チャネ
ルに切換えて通話を継続させることをいう。具体的に
は、無線ゾーンには明確な境界線があるわけではなく、
電波の強度が変動しながら徐々に低下していき、ゾーン
の境界付近では両方の基地局の電波が変動しながら重な
りあっている。このような変動特性下において、複数ゾ
ーンの中から受信レベルの最も高いゾーンを選択して接
続するように動作する。
【0091】図6において、「移動機」は自動車搭載型
の通信装置であり、第1の実施形態で説明した「特別な
場所」へも取り外して移動させることができる取引端末
である。「移動機」を搭載した自動車は、「無線ゾーン
A」、「無線ゾーンB」、「無線ゾーンC」と複数の無
線ゾーンにわたって移動する。各無線ゾーンに対応して
「無線基地局」が設置されており、各「無線基地局」と
「無線回線制御局」、「自動車電話交換局」及び固定網
とが通信路で接続されている。
【0092】次に、通話中チャネル切換え制御の動作に
ついて、以下ステップ順に説明する。
【0093】<ステップ11>「無線ゾーンA」で通話
していた「移動機」が「無線ゾーンB」の方に移動す
る。
【0094】<ステップ12>移動機からの通話チャネ
ル受信レベルを常時監視している基地局通話チャネル受
信機は、受信レベルが規定値以下に低下したことで移動
機が自ゾーンから外へ移動しつつあることを知る。
【0095】<ステップ13>「無線基地局」は、その
通話チャネルのレベル劣化を「無線回線制御局」に通知
する。
【0096】<ステップ14>「無線回線制御局」は
「無線ゾーンA」及びその周辺の無線ゾーンの基地局に
対して、その通話チャネル受信レベル監視を指示する。
【0097】各基地局は、制御用及び通話用受信機の他
に、通話チャネル切換えのための受信レベルの監視を行
うS/N監視用受信機を備えており、前記2種類の受信
機の受信周波数が固定であるのに対して、S/N監視用
受信機は外部からの指令により自動車電話システム内の
チャネルのうちの任意のチャネルすなわち隣接セルのチ
ャネルにも切替えることができる。
【0098】<ステップ15>各基地局は指示に基づい
てS/N監視用受信機の受信チャネルをその通話チャネ
ルに切替えて移動機からの電波の受信レベルを測定し、
その結果を「無線回線制御局」に報告する。
【0099】<ステップ16>上記「無線回線制御局」
は、最も受信レベルが高かった無線ゾーンを移動機の移
動先ゾーンと判断する。他のゾーンヘ移動した場合には
移動先ゾーンのチャネルに切換えるように「自動車電話
交換局」に依頼し、元の基地局Aの通話チャネルを通し
て新しい通話チャネルに切替えるように通話中チャネル
切替え信号を送出する。
【0100】<ステップ17>移動機は、指示に従って
新しい通話チャネルに切換える。新しい「無線ゾーン
B」の無線基地局は、移動機との間で新しい通話チャネ
ルの動作を確認して、通話路を「無線ゾーンB」の新チ
ャネルへと切換える。
【0101】以上の動作における無線ゾーンあるいはチ
ャネルに対応する基地局の位置より、より狭い移動機の
位置が特定され、本システムの無線基地局の配置情報よ
り、移動機位置を推定することができる。
【0102】なお、詳細説明を省略したが、発呼時にお
いても「無線回線制御局」が、発呼信号に付加された受
信レベルを比較することにより、移動機からの信号を最
も高いレベルで受信した無線基地局を移動機の「在圏無
線ゾーン」と判定して、その無線ゾーンの通話チャネル
のうちの使われていないチャネルを選択して、そのチャ
ネルを基地局を介して移動機に指定するように動作す
る。
【0103】これらの位置検出方法は、方向探知技術等
による位置検出ではなく、電波の受信レベルによる方法
であるので、実際の位置を正確に検出することはできな
いものの、小さなセルあるいはゾーンを用いるシステム
においては、十分な検出位置精度を実現することができ
る。
【0104】次に、こうして得られた、端末すなわち移
動機の位置情報を第1、第2の実施形態の運動センサに
よる位置検出の代わりに用いることにより、予め真の利
用者が登録しておいたエリア以外での不正取引を禁止
し、第1、第2の実施形態と同様に従来の暗号技術のみ
に頼る場合よりもセキュリティ機能を強化することがで
きる。
【0105】以上説明したように、第3の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、端末の位置検出を移動
体無線通信システムが本来有している移動機位置情報を
利用して実現したため、新たに位置検出手段を別に内蔵
することなく、第1の実施形態同様のセキュリティ強化
機能を実現して不正利用を防止することができるという
優れた効果がある。
【0106】図7は本発明の第4の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの説明図である。
【0107】前記第2の実施形態は、端末の位置検出手
段として加速度センサを運動センサとして用いた実施形
態であり、前記第3の実施形態は移動体無線通信システ
ムの有する移動機位置情報を取り出して用いた例である
が、第4の実施形態においては、運動センサからの検出
位置情報と移動体無線通信システムの有する移動機位置
情報の両方を用いて取引のセキュリティを更に強化する
システムである。
【0108】図7に示す地図状の説明図において、81
〜84及び85の円状の領域は、前記第3の実施形態で
説明した移動体通信システムからの情報により端末位置
検出可能な各「無線ゾーン」を示す。
【0109】図7においては、86及び87を同一平面
上に記載しているが、86は移動先の「特定ゾーン」に
おいてのみ表示及び操作が可能なグラフィック・ユーザ
・インタフェースを表し、87は前記実施形態1で説明
した「特別な場所」においてのみ表示及び操作が可能な
グラフィック・ユーザ・インタフェースを表す。
【0110】例えば、87においては85として示され
ているゾーンの中の88に示す網掛け部分のエリアを取
引許可エリアとする。この図においては85の外側の領
城の図示を省略しているが、実際のユーザ・インタフェ
ースにおいてはサーバ側から周辺を含む地図的なデータ
が伝送されてきて表示されるので、目的のエリアを容易
に確認することができる。
【0111】この「特別な場所」で取引を許可する「目
的のエリア」を設定することにより、サーバ側に登録す
る。この登録したエリアの情報は、前記「特定ゾーン」
において表示可能なグラフィック・ユーザ・インタフェ
ースにおいては見られず、86内に示されているように
単なる地図表示である。
【0112】次に、この「特定ゾーン」と「詳細位置校
正」について説明する。
【0113】「特定ゾーン」は、前記「特別な場所」に
おいて設定した「目的のエリア」を含む無線ゾーンであ
る。移動体通信システムから得られる位置情報のみでは
このゾーンの中のどの位置に端末があるか分からず、ど
の位置に端末があるかまで検出するためには、前記「運
動検出センサからの検出位置情報」を利用する。
【0114】ここで、「運動検出センサからの検出位置
情報」が検出誤差累積により利用不可能と判断した場合
は、「詳細位置校正」を行う。
【0115】「詳細位置校正」は、前記「特定ゾーン」
においてのみ可能とする。これは、既に「ゾーン」精度
での位置検出は保証されていること、「目的のエリア」
がゾーン内に存在するため精度上有利なこと、真の利用
者の操作場所であること等の理由による。しかも、不正
な利用者が「詳細位置校正」を試みるゾーンと一致しな
い可能性があり、不正な「詳細位置校正」の危険性の低
減に有効である。
【0116】「詳細位置校正」は、前述のように「特定
ゾーン」内の、「目的のエリア」内の特定ポイントにお
いて、「詳細位置校正」用のグラフィック・ユーザ・イ
ンタフェースを起動し、真の利用者のみが知っている地
図上の特定ポイントと前記「運動検出センサからの検出
位置情報」に基づいて表示される端末現在地表示を一致
させることにより行う。
【0117】こうして、「特定ゾーン」内の「目的のエ
リア」を他のエリアから区別するのに十分な端末位置検
出精度が実現され、第1の実施形態で説明した検出端末
位置情報による取引のセキュリティ強化が実現できる。
【0118】以上説明したように、第4の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、端末位置検出手段とし
て、移動体通信システムからの位置情報獲得手段と端末
本体の運動センサの両方を備えて構成しているので、運
動センサのみでは検出誤差が累積して、正確な位置情報
が得られない程移動範囲が大きい場合であっても、移動
体無線通信システムによる位置情報より端末のおおまか
な位置が、無線ゾーンあるいはセルの大きさの精度で得
られ、その中の更に正確な位置検出を運動センサを用い
て検出するので、例えば、日本全国を移動したような場
合であっても、位置情報によるセキュリティ強化機能の
性能が低下することがない。
【0119】逆に、運動センサによる位置検出に要求さ
れる精度としては、比較的狭い無線ゾーンの範囲を、移
動範囲として限定することが可能となって、運動センサ
による位置検出手段のコスト低減あるいは検出方法の単
純化が可能となる。
【0120】更に、本実施形態では、端末のおおまかな
位置を移動体無線通信システムによる位置情報より得る
ようにしているが、必ずしも、実際の取引には移動体無
線通信システムの回線を使わなくてもよく、例えば、よ
り安全性が低いと考えられている無線あるいは有線のL
AN接続が利用可能な場合に、そのLAN接続において
も、位置情報による取引のセキュリティ機能強化が実現
される。
【0121】「特別な場所」で設定した取引を許可する
「目的のエリア」に関する情報は、前記「特定ゾーン」
における「詳細位置校正」時において、利用者には隠さ
れているため「真の利用者」以外の不正に校正を防止で
きるという優れた効果がある。
【0122】図8は本発明の第5の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの構成を示す図である。本実施形
態に係るセキュリティ強化システムの説明にあたり図1
に示すセキュリティ強化システムと同一構成部分には同
一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0123】第5の実施形態は、移動端末本体に外部か
らの位置検出システム用の電波を受信する手段を備え、
その受信電波を利用して端末位置を検出して得られた位
置情報を第1の実施形態と同様のセキュリティ強化に利
用する例である。
【0124】図8において、「A」は可搬の被認証者の
端末500、「B」は「A」の利用者及びその他の利用
者を認証し、商取引サービスを提供するサーバで200
ある。
【0125】上記端末「A」500は、RSA暗号系
「認証手段」110、「端末位置検出手段」510及び
「取引許可エリア設定手段」130を備えて構成され、
「端末位置検出手段」510は、「GPS受信機」51
1、「受信判定手段」512及び「補間手段」513を
備えている。
【0126】本実施形態は、「端末位置検出手段」51
0が、GPS(Global PositioningSystem)受信機51
1を備え、GPS受信機511からの位置情報により端
末の現在地を検出する他は第1の実施形態と全く同一で
ある。
【0127】衛星からの電波により位置を算出するGP
Sは広く用いられており、車載用のGPS受信機により
自車の位置とその進路を確認するものについては、例え
ば、特開昭60−15573号公報に開示されたものが
ある。
【0128】本実施形態においては、車載用の例のよう
な主に野外で使用する移動端末を想定しており、基本的
には「GPS受信機」511は常に衛星からの「衛星航
法電波信号」の受信が可能であるとするが、上記「補間
手段」513を備えているので、仮に電波受信が不可能
な時間的な間隙があっても、端末の移動速度が推定でき
るため、推定位置あるいは推定位置の範囲を推定して
「端末位置情報」として利用することができる。
【0129】また、不正利用者が不正な目的で「GPS
受信機」511に電波が到達しない状況をつくりだした
り、あるいは移動環境が原因で受信状況の悪い状態が継
続した場合には、上記「受信判定手段」512が受信不
可状況継続時間から判断して、正確な「端末位置情報」
を保持していないとの理由により「認証手段」110に
対して取引禁止の制御を行う。
【0130】「認証手段」110は、取引禁止の制御下
において、繰り返して取引行為が試みられた場合におい
ては、「認証装置B」において、第1の実施形態の<ス
テップ9>で述べた場合と同様に、「予め設定した再試
行許可回数を超えた時点で、サーバ側は不正使用者の可
能性を防ぐために取引禁止の処理を行う。」という設定
を行うことも可能である。
【0131】以上説明したように、第5の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、外部からの信号による
位置検出手段として、端末の位置検出にGPSシステム
を利用するようにしているので、端末の位置座標の検出
誤差が累積するという問題が全くなく、検出位置の「校
正」が不要となる。したがって、利用者にとっての設定
負担がなくなり、不正な目的での校正も不可能となるの
でセキュリティが強化される。
【0132】認証プロセスにおいて授受するディジタル
データに、こうして得られた端末位置情報を利用するこ
とにより、利用者認証のセキュリティが強化されること
は第1の実施形態同様であるが、「受信判定手段」51
2を設けることにより不正利用者が不正な目的で「GP
S受信機」511の動作不可状態をつくりだしても、不
正取引を禁止することができ、不正に繰り返して取引行
為が試みられた場合には、認証装置側でも取引禁止の処
理の設定ができるので、不正利用者の手に移動端末が渡
った場合でも、不正取引を防止できる可能性が大きくな
るという優れた効果がある。
【0133】図9は本発明の第6の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの構成を示す図である。本実施形
態に係るセキュリティ強化システムの説明にあたり図8
に示すセキュリティ強化システムと同一構成部分には同
一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0134】第6の実施形態は第5の実施形態とほぼ同
様の構成であるが、更に「運動センサ」を利用する方法
と組み合わせて、「運動センサ」により検出した移動ベ
クトルにより、「GPS受信機」の動作不可状態の移動
量を算出し、「補間手段」の補間処理の精度を向上させ
るようにしたものである。第6の実施形態は、「衛星航
法電波」の到達しない所に長時間存在した場合でも、精
度よく端末位置を検出することを可能にして、取引を可
能とするものである。
【0135】図9において、「A」は可搬の被認証者の
端末600、「B」は「A」の利用者及びその他の利用
者を認証し、商取引サービスを提供するサーバで200
ある。
【0136】上記端末「A」600は、RSA暗号系
「認証手段」110、「端末位置検出手段」610及び
「取引許可エリア設定手段」130を備えて構成され、
「端末位置検出手段」610は、「GPS受信機」51
1、「受信判定手段」512、「補間手段」513及び
「運動センサ」611を備えている。
【0137】すなわち、被認証端末「A」600の「端
末位置検出手段」610が「GPS受信機」511、
「受信判定手段」512、「補間手段」513及び「運
動センサ」611からなる「変位検出手段」610を備
える構成である他は、前記第1の実施形態と同一であ
る。
【0138】第6の実施形態においても、被認証端末が
「GPS受信機」511を備えているので、前記第5の
実施形態と同様に「衛星航法電波信号」により、端末の
絶対位置を知ることができる。
【0139】前記第5の実施形態は、「衛星航法電波信
号」の受信感度が不良な状態では、その受信状態を「受
信判定手段」512により判定し、「補間手段」513
において、推定端末移動速度から端末位置の範囲を推定
することにより、受信感度が不良な状態が短期間の場合
に限って、補間による位置推定により端末位置を知るこ
とができた。
【0140】第6の実施形態においては、更に、「運動
センサ」611による変位検出手段を備えているため、
受信感度が不良な状態下にあっても「運動センサ」61
1による変位検出手段により変位を検出することが可能
である。この位置検出については、第2の実施形態にお
いて、加速度センサ等による「6軸運動センサ」410
を用いた例により既に説明した。
【0141】第6の実施形態は、2種の位置検出手段を
備えているため、それらの検出手段の精度と利用可能条
件によって、組み合わせ使用の主と従の関係を変えるこ
とができる。
【0142】まず、「衛星航法電波信号」を常に受信で
きる環境での便用を重視する場合には、移動端末の位置
情報として、第5の実施形態同様、「GPS受信機」5
11からの位置情報を用い、受信感度が不良な状態が生
じる毎に、受信感度が不良な期間のみの変位を検出し、
受信感度が不良な状態が生じる直前の位置を基準とし
て、前記「受信感度が不良な期間のみの変位」をベクト
ル加算して現在地の座標を算出して用い、検出受信状況
が改善するれば直ちに「GPS受信機」511からの位
置情報に切り換えて用いる。
【0143】一方、一般的には屋内で使用するが、時々
屋外に持ち出して移動させるような場合で、屋内におい
ては受信感度が不良な状態が継続するような場合には、
第2の実施形態同様「運動センサ」611による変位検
出による位置情報を主に用いる。
【0144】この場合には、定期的あるいは「衛星航法
電波信号」が利用できる状況では積極的に「GPS受信
機」511からの位置情報を、第2の実施形態の説明に
おいて説明した図4の「端末位置検出手段」120の
「初期値/校正値入力手段」124への校正位置情報と
して与えることにより、「運動センサ」611による変
位検出誤差の累積を防ぐことができる。このようにし
て、「運動センサ」611による変位検出と「GPS受
信機」511からの位置情報を組み合わせることによ
り、より信頼性のある端末位置検出が可能になる。この
位置情報を第1の実施形態で説明した、認証時に授受す
るディジタルデータに付加するようにすれば、より利用
者認証の信頼性を高くすることができる。
【0145】以上説明したように、第6の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、端末の位置検出にGP
Sシステムを利用することにより、第5の実施形態同様
に検出位置「校正」が不要であり、しかも「運動セン
サ」611により「衛星航法電波」の到達しない所での
長時間位置検出を可能にしたことにより、利用場所の制
限が殆んどなくなり、精度のよい位置情報を得て、取引
者の認証における信頼度を強化することができる。
【0146】GPSシステムによる位置検出を主なる位
置情報として利用し、「運動センサ」611による位置
検出を補間的に用いる場合には、「衛星航法電波」の到
達しない短期間すなわち狭い移動範囲の変位の検出のた
めに十分な精度があればよく、「運動センサ」611に
よる位置検出において高い精度は不要となる。
【0147】また、「運動センサ」611による位置検
出を主なる位置情報として利用し、GPSシステムを利
用して得た位置情報を「運動センサ」611による位置
検出の絶対位置校正に利用する方法では、常時「GPS
受信機」を動作させる必要がなく、移動端末の省消費電
力化に有効である。
【0148】これらの方法を実際的に利用する状況で
は、例えば、端末を運搬するときは動きが激しいため
「運動センサ」611による位置検出誤差が生じやすい
けれど、運搬中は「衛星航法電波」が利用できるので問
題がなく、屋内に入って利用する環境では「衛星航法電
波」が利用できないので「運動センサ」611に頼るこ
とになるが、この場合は端末が静止している状態で利用
するので「運動センサ」611による位置検出誤差が累
積することがなく、非常に合理的な動作が期待できる。
【0149】図10は本発明の第7の実施形態に係るセ
キュリティ強化システムの構成を示す図である。本実施
形態に係るセキュリティ強化システムの説明にあたり図
1に示すセキュリティ強化システムと同一構成部分には
同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0150】第7の実施形態は、被認証者の端末が車載
用の端末であって、端末位置情報を自動車用のナビゲー
ションシステムから得ることを特徴とするセキュリティ
強化方法である。
【0151】図10において、被認証端末「A」700
は車載用の端末であり、第1の実施形態で説明した「特
別な場所」における設定時以外は主に車内で用いる。
【0152】被認証端末「A」700の「端末位置検出
手段」120は、データ出力ポート710を備えた「カ
ー・ナビゲーション・システム端末」720に接続され
る。
【0153】「カー・ナビゲーション・システム端末」
720は、汎用の車両用ナビゲーション装置であり、走
行経路や自車の位置と道路地図との対応表示ができる。
車両用ナビゲーション装置には、上記の「運動センサ」
や「GPS」受信機を備えたものや車輪の回転から走行
距離を算出するものなどあり、例えば、特開平4−29
7821号公報に開示されたものがある。
【0154】「カー・ナビゲーション・システム端末」
720には、車両位置を道路地図の座標に対応付ける
「自車の位置」情報を出力するデータ出力ポート710
を備え、このデータ出力ポート710は被認証端末
「A」700の「端末位置検出手段」120に接続され
ている。
【0155】以上の構成において、被認証端末「A」7
00の「端末位置検出手段」120は「カー・ナビゲー
ション・システム端末」720より「自車の位置」情報
を受けとるが、汎用のナビゲーション装置からのデータ
であるので、ナビゲーション装置における地図情報との
対応情報を、被認証装置あるいは認証装置における位置
情報を表現する座標系で理解することができるように、
「端末位置検出手段」120が座標対応付けを行う。す
なわち、「端末位置検出手段」120は自ら位置検出を
行う代わりにナビゲーション装置からの自車位置情報を
変換することにより端末位置座標を算出する。
【0156】こうして得られた端末位置座標を、認証時
に授受するディジタル情報に付加することにより、利用
者認証の信頼性を高めることができることは第1の実施
形態と同様である。
【0157】なお、自車位置情報が被認証装置の外から
入力できる構造であっても、真の利用者が認証装置に登
録している取引許可領域は、第三者には知られていない
ので不正目的で自車位置情報を入力しようとする試みが
成功する確率は非常に低い。
【0158】以上説明したように、第7の実施形態に係
るセキュリティ強化システムは、端末の位置検出を汎用
の「カー・ナビゲーション・システム端末」720から
の「自車の位置」情報を変換して得ているため、取引用
の端末本体に高度の位置検出手段を備える必要がなく、
端末単体のコスト低減が可能である。「カー・ナビゲー
ション・システム端末」720からの「自車の位置」情
報はその表示によって、自車位置を地図上で確認できる
ため、位置検出誤りによる誤動作の心配がないという効
果を得ることができる。
【0159】したがって、上記各実施形態で詳述したよ
うに、優れた特長を有する本セキュリティ強化システム
を移動体端末における認証方法に利用すれば、被認証端
末は、その端末位置を検出し、現在位置情報を利用する
ことができるので、この端末位置情報を、取引時の認証
プロセスで授受するディジタルデータに付加することに
より、秘密に登録してある取引許可エリア以外における
不正取引を防止することができ、暗号技術等を用いた認
証機能に加えてセキュリティ機能強化が実現できる。
【0160】また、安全でない通信路を用いることによ
り、認証に用いる秘密情報が第三者に盗まれた場合や、
認証に用いる秘密情報を含む端末やカード状のデバイス
そのものが第三者の手に渡ってしまった場合でも、位置
情報によるセキュリティ機能は有効に機能するため、イ
ンターネット等のオープンなネットワークを用いる電子
商取引の利用者の認証機能強化に利用することができ
る。
【0161】特に、可搬型の端末であって、デバイスそ
のものが第三者に渡った場合の不正取引を防ぐセキュリ
ティ機能が強化されているので、携帯型の取引端末に利
用することができる。
【0162】この端末位置情報による利用者認証確度の
強化方法は、身体的特徴を利用する、他の一般的な方法
よりも融通性があり、心情的な拒絶感を与えることがな
く好ましいと考えられる。
【0163】なお、上記各実施形態では、被認証端末内
に認証に用いる秘密情報を含む例で説明しているが、認
証に用いる秘密情報や位置検出手段をカード状のデバイ
スに実装して、端末と分離・結合できる構成としてもよ
く、同様なセキュリティ強化効果を得ることができる。
【0164】また、上記各実施形態では、ネットワーク
を介しての用いたセキュリティ強化システムに適用した
例について説明したが、通信回線を介して授受されるデ
ィジタル情報により端末利用者の認証を行う認証方法に
は全て適用することができる。
【0165】さらに、セキュリティ強化システムという
名称に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の
範囲内であれば認証方法等のように適宜変更することが
でき、通信システムの一部に組み込まれる態様であって
もよいことは言うまでもない。
【0166】
【発明の効果】本発明に係るセキュリティ強化システム
では、通信回線を介して授受されるディジタル情報によ
り端末利用者の認証を行う認証方法のセキュリティ強化
システムであって、被認証者の装置は、端末位置を検出
する端末位置検出手段と、取引許可エリアを設定する許
可エリア設定手段とを備え、認証者の装置は、許可エリ
ア設定手段により設定された各ユーザの登録エリアを保
存する登録エリア保存手段と、端末位置検出手段により
検出された端末位置が登録エリアにあることを判定する
エリア判定手段とを備え、端末位置情報により、利用者
認証を補完するように構成しているので、不正な利用者
による「なり済まし」の危険性を排除して、安全でない
通信路を利用する場合においてもセキュリティ機能を格
段に強化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るセキュ
リティ強化システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記セキュリティ強化システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図3】本発明を適用した第2の実施形態に係るセキュ
リティ強化システムの構成を示す図である。
【図4】上記セキュリティ強化システムの端末位置検出
手段の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した第3の実施形態に係るセキュ
リティ強化システムの位置検出を説明するための図であ
る。
【図6】上記セキュリティ強化システムの自動車電話の
通話中チャンネル切換え制御をを説明するための図であ
る。
【図7】本発明を適用した第4の実施形態に係るセキュ
リティ強化システムを説明するための図である。
【図8】本発明を適用した第5の実施形態に係るセキュ
リティ強化システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を適用した第6の実施形態に係るセキュ
リティ強化システムの構成を示すブロック図である。
【図10】本発明を適用した第7の実施形態に係るセキ
ュリティ強化システムの構成を示すブロック図である。
【図11】RSA暗号方式のアルゴリズムを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 認証者a、100,500,600,700 被
認証端末「A」(被認証者の装置)、110,210
「認証手段」、120,510,610 「端末位置検
出手段」、130 「取引許可エリア設定手段」、20
0 サーバ「B」(認証者の装置)、220 「セキュ
リティ機能サポート手段」(登録エリア保存手段)、2
30 「利用者取引許可エリア判定手段」(エリア判定
手段)、300 「安全な通信路」、310 「安全で
ない通信路」、400 「可搬型の通信端末本体」、4
10,611 「6軸の運動センサ」、511 「GP
S受信機」、512 「受信判定手段」、513 「補
間手段」、710 データ出力ポート、720 「カー
・ナビゲーション・システム端末」
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09C 1/00 660 G06F 15/30 340 H04Q 7/36 H04B 7/26 104Z 7/34 106A 7/38 109R H04L 9/00 673B 673E 675B

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して授受されるディジタル
    情報により端末利用者の認証を行う認証方法のセキュリ
    ティ強化システムであって、 被認証者の装置は、端末位置を検出する端末位置検出手
    段と、 取引許可エリアを設定する許可エリア設定手段とを備
    え、 認証者の装置は、上記許可エリア設定手段により設定さ
    れた各ユーザの登録エリアを保存する登録エリア保存手
    段と、 上記端末位置検出手段により検出された端末位置が上記
    登録エリアにあることを判定するエリア判定手段とを備
    え、 上記端末位置情報により、利用者認証を補完することを
    特徴とするセキュリティ強化システム。
  2. 【請求項2】 上記通信回線を介して授受されるディジ
    タル情報は、 上記端末位置情報を暗号化して上記認証者の装置に送信
    することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ強化
    システム。
  3. 【請求項3】 上記端末位置検出手段は、 端末本体の変位を検出する運動センサを備えたことを特
    徴とする請求項1又は2の何れかに記載のセキュリティ
    強化システム。
  4. 【請求項4】 上記端末位置検出手段は、 移動体通信システムにより位置情報を獲得する位置情報
    獲得手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2の何
    れかに記載のセキュリティ強化システム。
  5. 【請求項5】 上記端末位置検出手段は、 移動体通信システムにより位置情報を獲得する位置情報
    獲得手段と、 端末本体の変位を検出する運動センサとを備え、 上記位置情報獲得手段による位置情報及び上記運動セン
    サによる変位データに基づいて端末位置を検出すること
    を特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のセキュリ
    ティ強化システム。
  6. 【請求項6】 上記端末位置検出手段は、 外部からの信号により位置情報を検出する位置検出手段
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記
    載のセキュリティ強化システム。
  7. 【請求項7】 上記端末位置検出手段により得られた端
    末位置情報を、前記位置検出手段により校正する校正手
    段を備えたことを特徴とする請求項1、2又は6の何れ
    かに記載のセキュリティ強化システム。
  8. 【請求項8】 上記端末位置検出手段は、 外部からの信号により位置情報を検出する位置検出手段
    と、 運動センサによる変位検出手段と、 外部からの信号の受信状況を判定する判定手段とを備
    え、 上記判定手段の判定に基づいて上記変位検出手段の変位
    データにより上記端末位置情報を補正することを特徴と
    する請求項1又は2の何れかに記載のセキュリティ強化
    システム。
  9. 【請求項9】 上記外部からの信号は、GPSの衛星航
    法電波信号であることを特徴とする請求項6、7又は8
    の何れかに記載のセキュリティ強化システム。
  10. 【請求項10】 上記請求項1又は2の何れかに記載の
    セキュリティ強化システムにおいて、 上記登録エリア保存手段へのエリア登録の通信路を限定
    することを特徴とするセキュリティ強化システム。
  11. 【請求項11】 上記認証者の装置は、 被認証者の認証要求の再試行許可回数を登録する手段を
    備え、 認証要求時に授受するディジタル情報に付加された位置
    情報と予め登録済のエリア情報によるエリア判定手段の
    判定結果が不正となる回数が、上記再試行許可回数を超
    えた場合に取引禁止処理を行うことを特徴とする請求項
    1又は2の何れかに記載のセキュリティ強化システム。
  12. 【請求項12】 上記被認証者の端末が車載用の端末で
    あって、端末位置情報を車載用のナビゲーションシステ
    ムから得ることを特徴とする請求項1又は2の何れかに
    記載のセキュリティ強化システム。
  13. 【請求項13】 上記被認証者の装置又は上記認証者の
    装置は、 上記端末位置検出手段の検出位置を校正する検出位置校
    正手段と、 上記検出端末位置校正手段の設定、上記許可エリア設定
    手段の設定、あるいは上記許可エリア設定手段の表示を
    許可する端末の場所、のうち少なくとも何れか1つ以上
    を限定する限定手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1又は2の何れかに記載のセキュリティ強化システム。
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