JPH10261080A - 画像の輪郭発生を減らす方法 - Google Patents

画像の輪郭発生を減らす方法

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JPH10261080A
JPH10261080A JP10063148A JP6314898A JPH10261080A JP H10261080 A JPH10261080 A JP H10261080A JP 10063148 A JP10063148 A JP 10063148A JP 6314898 A JP6314898 A JP 6314898A JP H10261080 A JPH10261080 A JP H10261080A
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JP10063148A
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English (en)
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B Doherty Donald
ビー.ドハーティー ドナルド
S Petit Gregory
エス.ペティット グレゴリー
Vishal Markandey
マーカンディ ビシャル
J Morgan Daniel
ジェイ.モーガン ダニエル
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Texas Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示において輪郭発生アーティファクト
を減らす。 【解決手段】 空間光変調器のような線形表示デバイス
による画像の表示で輪郭発生を減らす方法を説明した。
この方法は、画素値のストリームを表す高解像度信号に
作用する。この信号の画素あたりの解像度は、画素あた
りの表示解像度より高く、その下位ビットは誤差成分と
して扱われる。ランダム値が、誤差拡散値(図1)と共
に誤差成分に加算されるか、誤差に直接的に比例するデ
ィザを持つように加算され(図4)又は空間的及び時間
的な両方の寄与を持つディザとなる(図5)ように加算
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は全体的にディジタ
ル表示システム、更に具体的に言えば、空間光変調器表
示デバイスを使う表示システムに於る輪郭発生アーティ
ファクト(contouring artifacts)を減らす方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び課題】表示システムの1つの目標は、
輪郭発生アーティファクトを減らす形で、表示される画
像を提示することである。所定数の強度レベルが、最大
強度から最小強度まで均一に分布していれば、人間の目
は、低い方のレベルでの強度の変化に一層敏感になる。
目は、輝度の約2%の変化を知覚することができる。表
示デバイスを駆動する信号が画素あたりの十分高い解像
度を持っていれば、この変化は2%未満になる。しか
し、十分に高い解像度を持っていないと、変化は、低い
方のレベルでは2%より大きくなり、その結果、輪郭発
生として知られている可視的なアーティファクトが生ず
る。
【0003】或る表示システムは、陰極線管のような非
線形表示デバイスを使う。こういうシステムでは、表示
が非直線性を持つ性質であることと、表示装置を駆動す
るアナログ信号に加えられたガンマ補正との組合せによ
り、輪郭発生が減少する。
【0004】空間光変調器(SLM)のような線形表示
デバイスを使う表示システムは、画素あたり所定の解像
度を持つディジタル信号でSLMを駆動する。この表示
解像度がSLMの帯域幅の制約によって制限される。例
えば、典型的なSLMは画素あたり8ビットの信号によ
って駆動されることがある。しかし、この表示解像度は
輪郭発生を避けるには不十分である。SLMが線形デバ
イスである為、非線形デバイスのガンマ補正の利点が得
られないし、実際に、表示の前に、ガンマ補正が取り消
される。
【0005】SLMの場合、表示解像度を高くすること
なく、輪郭発生を減らす為の種々のディジタル処理方式
が工夫されている。この1つの方法は、誤差拡散回路を
使うことである。誤差拡散回路が高解像度のガンマ補正
除去信号、即ち、信号に前もって加えられたガンマ補正
が全部又は部分的に取り消された信号に作用する。ガン
マ補正除去過程により、表示解像度よりも一層高い解像
度を持つ信号が得られる。下位ビットは「誤差」ビット
と考えられる。各々の画素値に対し、回路が誤差を成分
に分割し、これらの成分を隣りの画素に分配する。しか
し、誤差成分を垂直方向に隣り合う画素に分配するに
は、行メモリを使うことを必要とし、これがシステムの
コストを高くする。
【0006】
【課題を解決する為の手段及び作用】この発明の一面は
輪郭発生を減らす誤差拡散方法である。この方法が、空
間光変調器(SLM)のような線形表示デバイスを持
ち、SLMが画素あたりの所定の解像度(表示解像度)
を持つ表示システムに使われる。この方法は、発生しよ
うとする画素のストリームを伝える高解像度信号に作用
する。高解像度信号が誤差成分及び非誤差(表示解像
度)成分を持っている。誤差成分は、各々の画素値の下
位ビット、即ち、表示解像度の一部分ではないビットで
構成される。各々の画素値に対し、前に処理された画素
値の誤差成分をフィードバックし、ランダム値に加算す
る。その和を高解像度の値に加算し、その結果得られた
値を表示解像度に切捨てる。切捨てた値がSLMを駆動
する信号を構成する。
【0007】この発明の別の面は輪郭発生を減らすディ
ザ方法である。前段に述べた誤差拡散方法と同じよう
に、ディザ方法は、誤差成分を持つ高解像度信号に作用
する。1つ又は更に多くのディザ信号を高解像度信号に
加算し、フィードバックを使わない。1実施例では、デ
ィザ信号はランダム値のストリームである。高解像度信
号の画素値に加算された時、ランダム信号からのランダ
ム値により、各々の画素値の非誤差成分は1ビットだけ
桁上げしたりしなかったりする。この桁上げ動作の平均
周波数が誤差に比例する。別の実施例は、ランダム値デ
ィザの結果として現れることがあるパターンを減らすも
のであるが、ランダム値信号が空間‐時間ディザ信号に
加算され、その和が高解像度信号に加算される。両方の
場合、信号を切捨てて、SLMに対する駆動信号を作
る。
【0008】この発明の利点は、SLMに対する帯域幅
条件を高めることなく、輪郭発生が減らされることであ
る。誤差拡散方法は、従来の誤差拡散回路で必要であっ
た行メモリをなくする。その結果、表示システムのコス
トが切下げられる。更にディザ方法は、ディザ回路が誤
差拡散回路よりも論理回路が一層少ないので、更にコス
トを切下げる。
【0009】
【実施例】ここで説明する発明は、表示される画像に於
る輪郭発生を減らす種々の方法である。これらの方法
は、線形表示デバイスを使う表示システムに使われるよ
うに設計されている。各々の方法は、高解像度の画素値
信号によって表される画素値に作用する。この高解像度
信号の解像度は表示デバイスの表示解像度より大きく、
下位ビットは誤差成分であると見なすことができる。こ
れから説明するように、1つの方法は誤差成分がフィー
ドバックされ、各々の新しい画素値を発生する為に使わ
れるという意味で「誤差拡散」方法である。このフィー
ドバックがランダム雑音値と共に、各々の次の画素を発
生する為に使われる。もう1つの方法は、誤差成分にラ
ンダム雑音値を加算したものを使うディザ方法である。
3番目の方法もディザ方法であり、これは誤差成分に対
してランダム雑音値及び追加のディザ値を用いる。各々
の場合、誤差成分がバイアスになり、ランダム値によ
り、信号の非誤差成分が次に高い値まで桁上げされるか
あるいはされない。
【0010】この発明を用いる表示システムは、線形応
答を持つ表示デバイスを用いる任意の形式のディジタル
表示システムであってよい。線形表示デバイスの例は、
ディジタル微小機械装置(DMD)及び液晶表示装置
(LCD)のような空間光変調器(SLM)である。そ
の各々が1つ又は更に多くのDMDを使う種々の表示シ
ステムが、米国特許第5,079,544号、発明の名
称「標準的な独立ディジタル化ビデオ・システム」、同
第5,526,051号、発明の名称「ディジタル・テ
レビジョン・システム」及び米国特許出願通し番号第0
8/146,385号、発明の名称「DMD表示システ
ム」に記載されている。これらのシステムは、SLMの
1形式であるDMD(ディジタル・マイクロミラー・デ
バイス)用に特に設計されている。これらの特許並びに
特許出願はテキサス・インスツルメンツ・インコーポレ
イテッド社に譲渡されており、ここで引用する。
【0011】図1はこの発明の誤差拡散回路10を示
す。回路10はSLMを基本とする表示システムの一部
分であって、SLMに対するデータを送出すフレーム・
バッファに対する画像データを送出す前の画像データ通
路にある。これから説明するが、誤差拡散回路10は、
普通の誤差拡散装置のように、垂直誤差信号を使わな
い。その代りに、垂直誤差信号がランダム雑音信号に置
き換えられている。その結果、各々の画素値に対し、そ
の誤差成分が、前の画素からの水平誤差値及びランダム
雑音値から導出される。
【0012】誤差拡散回路10に対する入力信号はMビ
ットの「高解像度」信号であり、これは画像を発生する
為に使われる画素値のストリームを表す。Mビットの解
像度は、SLM表示装置を駆動するNビット信号の解像
度より高い。2つの解像度の間の差、即ち信号のM−N
部分をこの明細書では誤差成分と呼ぶ。
【0013】ここで説明する例で、Mビット信号は、C
RTのような非線形表示デバイスを予想して、伝送の前
に信号に加えられたガンマ補正を解くガンマ補正除去過
程の出力である。SLMを基本とする表示システムに使
われるガンマ補正除去過程が、前に引用し、テキサス・
インスツルメンツ・インコーポレイテッド社に譲渡され
た米国特許第5,526,051号に記載されている。
ガンマ補正除去過程以外の手段により、誤差成分を持つ
高解像度信号を発生することが可能であるが、重要な特
性は、Mビット信号が、表示の為に切捨てられ(又は分
割され)、従って表示される画素値よりも画素あたりの
一層高い解像度を持つ画素値のストリームであることで
ある。
【0014】Mビット信号が加算装置12に送られる。
各々のMビット画素値に対し、加算装置12は誤差値を
も受取る。この誤差値は、同じ行にある前の画素の誤差
値(現在の画素の水平方向の隣りからの誤差成分)及び
ランダム値から導出される。これらの2つの値は、夫々
水平遅延メモリ13及びランダム雑音源14から求めら
れる。2つの値が加算装置15で加算され、除算装置1
6で2で除算されてから、加算装置12に送り出され
る。2の除算により、誤差成分と同じビット数が保たれ
る。除算装置16の代りに、モジュロ加算を使うことが
できる。
【0015】加算装置12の出力はMビット信号であ
る。この後、この信号が分割されて、最も上位のNビッ
トがSLMに送出される。残りのビット(M−Nビッ
ト)が水平遅延メモリ13に送られ、次の画素値を発生
するのに使われる。
【0016】上に述べた過程の結果として、Mビット信
号によって表される各々の画素値に対し、誤差成分は、
1つのビットをNビット成分に持込むことによって、N
ビット成分に影響を与えることも与えないこともある。
誤差成分がNビット成分を桁上げしたりしなかったりす
るという目的に作用した後、誤差成分がMビット信号か
ら切捨てられる。その結果得られるNビット信号は、S
LMに送出する為の適正な解像度を持っている。ランダ
ム値の源14は既知の種々の乱数発生装置を用いて構成
することができる。このような1つの装置が線形フィー
ドバック・シフトレジスタである。
【0017】図2は、線形フィードバック・シフトレジ
スタとして構成された図1のランダム値の源14を示
す。シフトレジスタの或るビットをXORして、シフト
レジスタの入力を形成する。この図の例では、シフトレ
ジスタは20ビットのシフトレジスタであって、ビット
19、6、3、1及び0がXORされる。レジスタから
の選ばれたビットの出力を使って、出力ワードが形成さ
れる。図3の例では、ビット6、4、2、1及び0を使
って、5ビットの出力ワードが形成される。
【0018】図2のシフトレジスタは各フィールドでシ
ードし直すことができる。こうすると画像の雑音が減少
するが、空間的に固定のランダム・パターンになること
がある。後で図5について説明するが、この影響を避け
る為に、時間ディザをMビット信号に導入することがで
きる。輪郭発生の問題に対する別の解決策は、誤差拡散
に代るディジタル信号ディザ作用である。これから説明
するが、低レベル雑音信号がビデオ信号に加算される。
その後、新しい信号を、SLM表示装置を駆動するNビ
ット信号に切捨てる。
【0019】図3はこの発明によるディジタル信号ディ
ザ作用の原理を示している。図3の左半分の水平の線
は、Mビット画素値信号のレベルを表す。例としていえ
ば、この解像度は10ビットであって良い。図3の右半
分の水平の線は、SLM装置を駆動する解像度が一層低
いNビット信号のレベルを表す。例えば、この解像度は
8ビットであって良い。
【0020】丸は所望の信号値を表しており、これはM
ビット値によって表すことができるが、Nビット値によ
っては表すことができない。図3の例では、所望の信号
値は、SLM駆動信号の低い方のレベルから次に高いレ
ベルまでの3/4のところにある。言い換えると誤差は
0.75である。
【0021】一様なランダム雑音として印加されるディ
ジタル・ディザが、DMD駆動信号の強度レベルの間で
Mビット信号を上下にシフトさせる。ランダム値に応じ
て、各々の画素値のNビット成分は1つのレベルだけ上
向きにシフトしたりしなかったりする。平均すると、こ
のシフト動作の頻度は、所望の信号レベルの誤差に比例
する。図3の例では、この結果得られるDMD駆動信号
は、75%の時間の間、高い方の量子化レベルにあり、
25%の時間の間、低い方の量子化レベルにある。
【0022】図4はこの発明のディジタル・ディザ装置
40を示す。Mビットの高解像度信号が加算装置41に
送られ、そこでランダム雑音信号がこのMビット信号に
加算される。出力は、表示の為にNビット信号に切捨て
られる。ランダム雑音信号が一様な乱数源42で発生さ
れる。図2について前に述べた線形フィードバック・シ
フトレジスタを乱数源42を構成する為に使うことがで
きる。この他の乱数発生装置を使うことができる。
【0023】Mビット信号の誤差成分によるバイアスの
為、ランダム値によって、バイアスに直接的に関係する
頻度で、次に高いレベルになる。この為、再び図3の例
について説明すると、Mビット信号の内のNビット(非
誤差)成分の次のレベルまでの0.75である誤差成分
がバイアスになり、この結果、Nビット成分は75%の
時間の間、次に高いレベルになる。ディジタル・ディザ
作用の別の方式は、ランダム雑音値及び「時間ディザ」
値の両方をMビット信号の誤差成分に加算する。これに
よって、表示される画像の知覚パターンを避けるよう
に、時間ディザ値を加算することにより、上に述べたデ
ィザ方式が改善される。
【0024】一例として、フレーム毎に変化し、4フレ
ーム毎に繰返される4×4の空間パターン・ブロックを
定めることにより、時間ディザを達成することができ
る。下の表はこのようなパターンの例を示す。値A、
B、C及びDは、夫々0.0、0.25、0.5及び
0.75のディザ値を表す。フリッカを除く為、このパ
ターンは空間的な変動を持っている。各々のフレーム
は、4つのディザ値全部を含み、画素は4つのフレーム
の間に、4つのディザ値の全てに出会う。
【表1】
【0025】この表は、列が、矢印で示すように回転す
るが、良い結果が得られるように実験的に決定された。
この表は、状態マシーンを用いて容易に実現することが
でき、ライン・ダブリングを使う表示装置では変更する
のも容易である。この他の多くの空間‐時間ディザ・パ
ターンを使うことができる。例えば、ディザ値の数、ブ
ロックの寸法と形、時間的な頻度及び各々のブロック内
のパターンは可変である。
【0026】図5は空間‐時間ディザ装置50を示す。
Mビット・ビデオ信号が加算装置52に送られ、そこで
空間‐時間ディザ信号がMビット信号に加算される。空
間‐時間ディザ信号は、ランダム値の源53及び時間デ
ィザ表54からの信号の和である。各々の画素値に対
し、源53がランダム値を供給し、表54が、行、列及
びフィールド識別子によって表の中で配置された時間デ
ィザ値を供給する。例えば、行1、列1及びフレーム2
では、時間ディザ値はB=0.5になる。源53は、前
に図2について述べたような線形フィードバック・シフ
トレジスタを用いて構成することができる。表54はメ
モリの中に構成される。この代りに、表54は状態マシ
ーンとして構成しても良い。
【0027】各々の画素に対し、ランダム値及び時間デ
ィザ値が加算される。所望のビット数を残す為に、モジ
ュロ加算が使われると仮定する。その結果得られるM−
Nビット・ワードがディザ信号を形成し、それがMビッ
ト入力信号に加算される。和を最も上位のNビットに切
捨て、この結果Nビットの表示信号が得られる。上に例
示したディザ・パターンは輪郭発生を減らす為のランダ
ム値ディザなしに使うことができるが、その結果得られ
る画像は若干の反復的なパターンを持つ傾向がある。こ
れは、ディザ信号にランダム値を導入することによって
減少する。ランダム値ディザが、空間パターンを分裂さ
せるが、時間成分には寄与せず、この為、各々の画素は
時間と共に解像度が一層高い信号に収斂する傾向を持つ
ことができる。
【0028】
【他の実施例】この発明を特定の実施例について説明し
たが、この説明はこの発明を制約するものと解してはな
らない。当業者には、ここに開示した実施例の種々の変
更並びにその他の実施例が容易に考えられよう。従っ
て、特許請求の範囲は、この発明の範囲内に属する全て
の変更を包括するものと承知されたい。
【0029】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示
する。 (1) 画素あたり所定の表示解像度を持つ線形表示デ
バイスによって発生される画像の輪郭発生を減らす方法
に於て、前記画像の画素値を表す高解像度信号を発生
し、該高解像度信号は画素あたりの解像度が、前記表示
解像度より高くて、前記高解像度信号の下位ビットが前
記高解像度信号の誤差成分を表すようになっており、前
記高解像度信号の各々の画素値に対し、隣りの画素値の
前記誤差成分をランダム値に加算して、新しい誤差成分
を作り、前記新しい誤差成分を前記高解像度信号に加算
し、前記新しい誤差成分を加算する前記工程の結果を切
捨てて、前記表示解像度を持つ信号を発生する工程を含
む方法。 (2) 項1記載の方法に於て、前記線形表示デバイス
が空間光変調器である方法。 (3) 項1記載の方法に於て、前記高解像度信号がガ
ンマ補正除去過程の出力である方法。 (4) 項1記載の方法に於て、前記隣りの画素が、前
記画素値と同じ行にある前の画素値である方法。 (5) 項1記載の方法に於て、隣りの画素値の誤差成
分をランダム値に加算する工程が、水平遅延メモリ及び
ランダム値の源の出力を加算することによって行われる
方法。 (6) 項1記載の方法に於て、隣りの画素値の誤差成
分をランダム値に加算する工程が、モジュロ加算によっ
て行われる方法。 (7) 項1記載の方法に於て、隣りの画素値の誤差成
分をランダム値に加算する工程の後、所望のビット数を
残すようにその結果を除算する方法。
【0030】(8) 画素あたり所定の表示解像度を持
つ線形表示デバイスによって発生される画像の輪郭発生
を減らす方法に於て、前記画像の画素値を表す高解像度
信号を発生し、該高解像度信号は画素あたりの解像度が
前記表示解像度より高くて、前記高解像度信号の下位ビ
ットが前記高解像度信号の誤差成分を表すようになって
おり、前記高解像度信号の各々の画素値をランダム値に
加算して、ディザ形高解像度信号を作り、前記ディザ形
高解像度信号を切捨てて、前記表示解像度を持つ信号を
作る工程を含む方法。 (9) 項8記載の方法に於て、前記線形表示デバイス
が空間光変調器である方法。 (10) 項8記載の方法に於て、前記高解像度信号が
ガンマ補正除去過程の出力である方法。 (11) 項8記載の方法に於て、前記ランダム値が前
記誤差成分と同じビット数を持つ方法。
【0031】(12) 画素あたり所定の表示解像度を
持つ線形表示デバイスによって発生される画像の輪郭発
生を減らす方法に於て、前記画像の画素値を表す高解像
度信号を発生し、該高解像度信号は画素あたりの解像度
が前記表示解像度より大きく、前記高解像度信号の下位
ビットが前記高解像度信号の誤差成分を表すようになっ
ており、前記高解像度信号の各々の画素値に対し、前記
画素値を空間‐時間ディザ値に加算し、該空間‐時間デ
ィザ値は、ランダム値及び時間ディザ値の和であって、
こうしてディザ形高解像度信号を作り、前記ディザ形高
解像度信号を切捨てて、前記表示解像度を持つ信号を作
る工程を含む方法。 (13) 項12記載の方法に於て、前記線形表示デバ
イスが空間光変調器である方法。 (14) 項12記載の方法に於て、前記高解像度信号
がガンマ補正除去過程の出力である方法。 (15) 項12記載の方法に於て、前記時間ディザ値
がルックアップ・テーブルから検索される方法。 (16) 項12記載の方法に於て、前記時間ディザ値
が状態マシーンを用いて発生される方法。 (17) 項12記載の方法に於て、前記表示デバイス
がデータ・フレームを表示し、前記時間ディザ値が、或
る数のフレームの後に繰返される時間ディザ・パターン
から求められる方法。
【0032】(18) 表示解像度を持つ線形表示デバ
イスを用いて画像を発生する表示システムに対するディ
ザ装置に於て、ランダム値の源と、時間ディザ値の源
と、前記ランダム値の源及び前記時間ディザ値の源から
の値を加算して空間‐時間ディザ値を作る第1の論理回
路と、前記画像の画素値を表し、前記表示解像度より大
きい画素あたりの解像度を持つ高解像度信号を受け取っ
て、該高解像度信号の下位ビットが該高解像度信号の誤
差成分を表すようにすると共に、前記高解像度信号の各
々の画素値を空間‐時間ディザ値に加算して、ディザ形
高解像度信号を作る第2の論理回路と、前記ディザ形高
解像度信号を切捨てて、前記表示解像度を持つ信号を作
るように作用し得る切捨て回路とを有するディザ装置。 (19) 項18記載のディザ装置に於て、前記ランダ
ム値の源がシフトレジスタであるディザ装置。 (20) 項18記載のディザ装置に於て、前記時間デ
ィザ値の源がルックアップ・テーブルであるディザ装
置。
【0033】(21) 空間光変調器のような線形表示
デバイスによる画像の表示で輪郭発生を減らす方法を説
明した。この方法は、画素値のストリームを表す高解像
度信号に作用する。この信号の画素あたりの解像度は、
画素あたりの表示解像度より高く、その下位ビットは誤
差成分として扱われる。ランダム値が、誤差拡散値(図
1)と共に誤差成分に加算されるか、誤差に直接的に比
例するディザを持つように加算され(図4)又は空間的
及び時間的な両方の寄与を持つディザとなる(図5)よ
うに加算される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による誤差拡散装置の図。
【図2】図1のランダム信号源の一構成例を示す図。
【図3】この発明によるディザ作用の原理、即ち高解像
度の画素値信号の誤差成分にランダム値を加算すること
を例示する図。
【図4】この発明のディザ装置の図。
【図5】図4のディザ装置の別の実施例を示す図。
【符号の説明】
10 誤差拡散回路 12 加算装置 13 水平遅延メモリ 14 ランダム値の源 15 加算装置 16 除算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/40 C (72)発明者 ビシャル マーカンディ アメリカ合衆国 テキサス州ダラス,ロー リング ドライブ 5630,アパートメント ナンバー 157 (72)発明者 ダニエル ジェイ.モーガン アメリカ合衆国 テキサス州デントン,ウ ッドヘイブン 2621

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素あたり所定の表示解像度を持つ線形
    表示デバイスによって発生される画像の輪郭発生を減ら
    す方法に於て、 前記画像の画素値を表す高解像度信号を発生し、該高解
    像度信号は画素あたりの解像度が、前記表示解像度より
    高くて、前記高解像度信号の下位ビットが前記高解像度
    信号の誤差成分を表すようになっており、 前記高解像度信号の各々の画素値に対し、隣りの画素値
    の前記誤差成分をランダム値に加算して、新しい誤差成
    分を作り、 前記新しい誤差成分を前記高解像度信号に加算し、 前記新しい誤差成分を加算する前記工程の結果を切捨て
    て、前記表示解像度を持つ信号を発生する工程を含む方
    法。
  2. 【請求項2】 表示解像度を持つ線形表示デバイスを用
    いて画像を発生する表示システムに対するディザ装置に
    於て、 ランダム値の源と、 時間ディザ値の源と、 前記ランダム値の源及び前記時間ディザ値の源からの値
    を加算して空間‐時間ディザ値を作る第1の論理回路
    と、 前記画像の画素値を表し、前記表示解像度より大きい画
    素あたりの解像度を持つ高解像度信号を受け取って、該
    高解像度信号の下位ビットが該高解像度信号の誤差成分
    を表すようにすると共に、前記高解像度信号の各々の画
    素値を空間‐時間ディザ値に加算して、ディザ形高解像
    度信号を作る第2の論理回路と、 前記ディザ形高解像度信号を切捨てて、前記表示解像度
    を持つ信号を作るように作用し得る切捨て回路とを有す
    るディザ装置。
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