JPH10221102A - 移動経路案内システム - Google Patents

移動経路案内システム

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JPH10221102A
JPH10221102A JP2751997A JP2751997A JPH10221102A JP H10221102 A JPH10221102 A JP H10221102A JP 2751997 A JP2751997 A JP 2751997A JP 2751997 A JP2751997 A JP 2751997A JP H10221102 A JPH10221102 A JP H10221102A
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JP2751997A
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Hiroji Toda
田 広 二 戸
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動経路案内1の、移動中における経路探索
の為の使用者の入力作業を簡単にする。 【解決手段】 スケジューリング装置500がキーボー
ドまたはマウスにより入力された目的地と出発地を、公
衆電話回線を通して固定局100に送信。固定局100
は、出発地から目的地に至るル−トを検索し、これを公
衆通信回線を通してスケジューリング装置500に送
信。スケジューリング装置500はこれをメモリに記
憶。移動経路案内1が、メモリに記憶されているル−ト
を読み込み、読み込んだルートに沿って移動するための
案内情報を生成し、音声で報知しかつキャラクタディス
プレイLCDに表示。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人に対して現在地
の確認あるいは移動ル−ト案内を行なうナビゲーション
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両搭載のナビゲ−ション装置
は、車両に搭載したジャイロ,コンパス等で車両の移動
方向を監視し、車両走行距離を計数して、車両の現在位
置を知り、および又は、GPS(Global Positioning S
ystem)により複数個の衛星が発信する情報を受信して自
己の現在位置(緯度,経度および必要に応じて高度)を
算出し、これを実質上定周期で繰返して自己の移動速度
および移動方向を算出して、オペレ−タが予め設定した
目的地の位置が、現在位置からどの方向でどれ程の距離
かを算出し、目的地までの距離と方向を表示する。GP
S受信機を用いる現在位置,移動速度および移動方向の
算出は公知であり、その精度は比較的に高い。
【0003】ところで、オペレ−タは目的地の位置情報
を、ナビゲ−ション装置に接続されているリモコンキー
等のスイッチにより、ナビゲ−ション装置に与えなけれ
ばならない。例えば、車両に搭載されるナビゲ−ション
装置は、現在の自己の位置(車両の位置)を算出し、現
在の自己の位置からオペレータにより入力された目的地
に到達するまでの移動経路(走行ルート)を探索する。
そして、探索した走行ルートの含まれる領域の地図を、
走行ルートに該当する道路の色を変えて2次元ディスプ
レイに表示する。ナビゲ−ション装置は、車両(自己装
置)の移動に伴って、地図上に現在の自己位置を更新表
示するとともに、自己位置を中心とするものに地図表示
を更新する。
【0004】しかし、地図メモリを用いる従来のナビゲ
−ション装置は、地図メモリが膨大になってナビゲ−シ
ョン装置がコスト高ならびに大きい容積となりしかも入
力操作性が低下するとか、地図メモリが少量であるの
で、極く限られた地域しか適合しえず汎用性(どこの地
域でも使用できる可能性)が低いとかの問題がある。ま
た、時間経過により地図デ−タと実際の道路網との差異
が生じるが、これを是正するのが難しい。このような問
題は、移動経路案内装置から、現在位置と目的地を通信
回線を介して固定局に送信し、固定局には膨大な地図デ
−タを保持しかつ広範囲な検索機能を備えて、現在位置
から目的地に至るル−トを検索し、これを通信回線を介
して移動経路案内装置に送信し、移動経路案内装置が、
受信したル−トに沿って移動するための案内情報を生成
して報知するシステム構成により、改善される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動経路の探
索をする作業において、ナビゲーション装置の4〜7in
ch程度のディスプレイと対面しつつ、リモコンキーで行
う目的地の入力操作は、住所を入力したり、地図をスク
ロールして目的地を検索する等複雑であり、移動中ある
いは車両内の狭い空間内で行うのは使用者の負担が大き
い。また、上述のように固定局を備えるシステムにおい
ては、固定局から受信したル−トに不同意で他のル−ト
の検索を固定局に指示する場合、あるいは固定局から受
信したル−トに変更又は修正を加えてル−トを確定する
場合、これらの処理を移動中あるいは車両内の狭い空間
内で行うのは使用者の負担が大きく、作業能率が低い。
【0006】本発明は、使用者が携帯する、あるいは車
両上に搭載する移動経路案内装置の、外出先あるいは車
両内における移動経路の設定操作を簡略化することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
(1)本発明の移動経路案内システムは、使用者が出発
地および目的地を与えるための入力手段(500a,500b);
使用者が与えた出発地および目的地を通信回線(300)に
送出する第1送信手段(500);通信回線(300)から前記送
出した出発地から目的地に至る経路情報を受信する第1
受信手段(500);および、受信した経路情報をメモリ手
段(500,502)に格納するメモリ書き込み手段(500,501);
を備えるスケジュ−リング装置(500)、多くの位置のそ
れぞれを特定するノ−ド情報およびそれらの位置の隣り
合うものを結ぶル−トを表わすリンク情報を格納したデ
−タベ−ス(DBm);第1送信手段(500)が送出した出発地
および目的地を通信回線(300)から受信する第2受信手
段(UM,UC);受信した出発地および目的地と、デ−タベ
−ス(DBm)の情報に基づき、該出発地から目的地に至る
ル−トを決定し該ル−トを表わす経路情報を生成する手
段(UE);および、該経路情報を通信回線(300)を介して
前記第1受信手段(500)に送信する第2送信手段(UC,U
M);を備える固定局(100)、および、使用者によって携
帯され又は移動体に搭載される移動経路案内装置であっ
て、前記スケジュ−リング装置(500)がメモリ手段(500,
502)に格納した経路情報を読み込む為の経路情報読み取
り手段(503,506,502a,13);該経路情報が示すル−トに
沿って移動するための案内情報を生成する手段(2);お
よび、案内情報を使用者に報知する手段(10,11,SP/LC
D);を備える移動経路案内装置、を含む。
【0008】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参
考までに付記した。
【0009】これによれば、スケジュ−リング装置(50
0)の第1送信手段(500)が、出発地および目的地を通信
回線(300)に送出すると、固定局(100)の第2受信手段(U
M,UC)がそれを受信し、固定局(100)において経路情報生
成手段(UE)が、受信した現在位置および目的地と、デ−
タベ−ス(DBm)の情報に基づき、該現在位置から目的地
に至るル−トを決定し該ル−トを表わす経路情報を生成
する。そして第2送信手段(UC,UM)が該経路情報を通信
回線(300)を介して、スケジュ−リング装置(500)の第1
受信手段(500)に送信する。第1受信手段(500)がこれを
受信すると、メモリ書き込み手段(500,501)が受信した
経路情報をメモリ手段(500,502)に格納する。
【0010】移動経路案内装置(1)において、経路情報
読み取り手段(503,506,502a,13)が、メモリ手段(500,50
2)に格納された経路情報を読み込み、案内情報生成手段
(2)が、読み込んだ経路情報が示すル−トに沿って移動
するための案内情報を生成し、報知手段(10,11,SP/LCD)
が該案内情報を使用者に報知する。
【0011】使用者は、予め固定局(100)間から経路情
報をスケジュ−リング装置(500)を介して受信し、メモ
リ手段(500,502)内に格納している。使用者が移動経路
案内装置(1)により経路探索を行う場合には、使用者
は、経路情報読み取り手段(503,506,502a,13)を介し
て、メモリ手段(500,502)内に格納されている経路情報
を読み取る作業を行うのみで移動経路案内装置(1)に経
路情報を与えることができる。携帯中あるいは車両に搭
載中における経路探索の操作が簡素化され、使用者の経
路探索操作における負担が軽減される。さらに、移動経
路案内装置(1)を携帯あるいは車両に搭載する以前に、
予め移動経路案内装置(1)に経路情報を読み込ませてお
くことで、携帯中あるいは車両に搭載中における経路探
索が不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(2)前記移動経路案内装置(1)は、該装置(1)の対地位
置を検出する手段(ANTg,5/12,2)を更に含み;該装置(1)
の案内情報生成手段(2)は、該対地位置検出手段が検出
した対地位置の、前記経路情報が示すル−ト上の位置を
判定し、前記報知手段(10,11,SP/LCD)を介して、判定し
たル−ト上の位置を報知する。これによれば、該装置
(1)の移動による対地位置の変化に伴って、該装置(1)の
前記ル−ト上の位置が報知されるので、使用者のル−ト
上の現在位置の認識が容易である。
【0013】(3)スケジュ−リング装置は、パーソナ
ルコンピュータであり、通信回線は電話回線である。こ
れによれば、使用者は、移動経路案内装置(1)のディス
プレイと比較すれば大画面のパーソナルコンピュータの
ディスプレイとキーボード、マウス等の操作性の良い入
力手段(500a,500b)により目的地入力をすることができ
る。また固定局と有線すなわち電話回線による通信を行
うことで経路情報を得るので、自動車電話回線等の無線
通信により経路情報を得る場合と比較すると、迅速かつ
正確に情報通信を行うことができる。つまり、使用者の
経路探索の作業効率が向上する。
【0014】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0015】
【実施例】図1に本発明の一実施例のシステム構成を示
す。車両に搭載された経路探索装置1は、内蔵されたセ
ルラー電話ユニット8(後述)及びセルラー電話アンテ
ナANTtを介して、中継局400,交換局300によ
り公衆回線を通じて経路案内支援センター100と通信
して、デ−タをやり取りする。
【0016】経路探索装置1は、衛星からの電波をGP
SアンテナANTgで受信し、内臓されたGPSユニッ
ト5(後述)により車両の位置を認識する。受信可衛星
が不足の場合あるいは衛星からの電波受信が不可の場合
には、ジャイロを用いる方向検出と走行速度の積算によ
る車両位置演算で不足の情報を補う。あるいは車両位置
認識を行なう。そして、運転者の入力コマンドに応じ
て、車両の位置や運転者のコマンド等のデータを、公衆
回線(自動車電話)を通じて支援センター100に送信
するとともに、支援センター100から送信されてくる
探索経路または車両や目的地の位置情報を受信して、運
転者に報知する。
【0017】また、支援センター100には、交換局3
00を介し、公衆回線(一般電話回線)を通じて経路探
索装置1の使用者が使用する端末(パーソナルコンピュ
ータ)500がモデム501を介して接続される。端末
500は、使用者(運転予定者)が例えば家庭(自宅)
において、端末500のキーボード500a(あるいは
マウス500b)を介して出発地情報(車両の現地位
置)及び目的地情報を入力すると、支援センター100
に出発地情報及び目的地情報を送信する。そして、送信
した出発地から目的地に到着するまでの探索経路情報を
支援センター100から公衆回線(一般電話回線)を通
じて受信し、ディスプレイに支援センター100から送
信されてきた探索経路情報を表示する。使用者が、端末
500のディスプレイに表示された探索経路情報を確認
し、OKコマンドを入力すると、端末500は内部のハ
ードディスクに該探索経路情報を書込み(ダウンロー
ド)する。
【0018】支援センター100には、後述する地図デ
ータベースDBm,イエローページデータベースDB
y,POIデータベースDBpを含むデータベースユニ
ットUD及び交通情報データベースDBTが備えられて
おり、経路探索装置1あるいは端末500が要求するデ
ータを検索および又は演算して、交信先が経路探索装置
1あるいは端末500であるかにより自動車電話か一般
電話回線かを選択する識別符号とともに、公衆回線(自
動車電話あるいは一般電話回線)を通じて経路探索装置
1あるいは端末500にデータを送信する。また、交通
管制センタ200から送られてくる交通情報を受信して
交通情報データベースDBTを更新する。この交通情報
デ−タベ−スDBTのデ−タを経路探索装置1あるいは
端末500が要求するデータの検索および演算に用い
る。コントロールユニットUCの制御動作は、端末PC
に出力表示される。端末PCは、コントロールユニット
UCおよびモデムUMを介して経路探索装置1あるいは
端末500と通信が可能である。
【0019】経路探索装置1は経路探索を行うにあた
り、大別して2通りの方法で探索経路情報を得ることが
できる。その1つは上述したように直接支援センター1
00と交信して探索経路情報を受信する方法であり、も
う1つは使用者が予め支援センター100から読み込ん
で端末500の内部メモリ(ハードディスク)に書き込
みした探索経路情報を読み込む方法である。この場合、
入力作業の複雑な経路探索作業はすべて、例えば自宅等
において端末500を介して端末500と支援センター
100の間で行われ、探索経路情報は一旦端末500の
ハードディスクに書き込まれる。この時使用者は、必要
に応じて端末500に格納された探索経路情報を、経路
探索装置1に読み込むだけでよい。
【0020】経路探索装置1が端末500のハードディ
スクに書き込まれた探索経路情報を読み込む方法にはさ
らに、端末500から直接読み込む方法,メモリカード
を介して読み込む方法,そして,端末500がハードデ
ィスクに探索経路情報を書き込む際に支援センター10
0に探索経路情報を記憶するよう指示しておき、必要に
応じて経路探索装置1が、支援センター100に記憶し
た探索経路情報を公衆回線(自動車電話回線)を介して
読み込む方法の3通りの方法がある。
【0021】第1の態様では、端末500は、ケーブル
(本実施例においてはRC232Cを使用)503によ
り経路探索装置1と接続される。経路探索装置1は、端
末500のハードディスクに記憶された探索経路情報
を、ケーブル503を介して直接読み込み、内部メモリ
に蓄積する。
【0022】第2の態様では、端末500にはメモリカ
ード書込み器があり、ハードディスクに記憶された探索
経路情報を、メモリカード(本実施例においてはPCM
CIAカードを使用)502に書込む(ダウンロー
ド)。経路探索装置1は、メモリカード502より探索
経路情報を読み込み、内部メモリに蓄積する。
【0023】第3の態様では、端末500は、内部のハ
ードディスクに該探索経路情報を書込み(ダウンロー
ド)、支援センター100に探索経路情報の記録を指示
(アップロード)する。支援センター100は前述のモ
デムUMの内部メモリに該探索経路情報を書き込み、経
路探索装置1からの要求に応じて公衆回線(自動車電
話)を通じて経路探索装置1に探索経路情報を送信す
る。経路探索装置1は、公衆回線(自動車電話)を通じ
て探索経路情報を受信し、内部メモリに蓄積する。
【0024】図2には、上述した端末500から支援セ
ンター100への探索経路要求の制御ルーチンを示す。
端末500はまず、探索条件を設定する(ステップ5
1)。以下のルーチンの説明において、カッコ内には図
面上に表記したステップ番号を、「ステップ」という語
を省略して示す。
【0025】図3には、図2に示した「探索条件設定」
の内容を示す。探索条件には、道のり優先,時間優先
(ハイウェイの使用),直進優先,混雑回避があり、端
末500は、これらの探索条件の項目をディスプレイに
表示し、使用者に該当項目の選択を要求する(51
a)。そして端末500は、キーボード500aによる
入力コマンドを読み取り、読み取った探索条件を内部メ
モリに格納する(51b)。再び図2を参照されたい。
探索条件を設定した端末500は、キーボード500a
を介して使用者が入力する車両の出発地を入力する(5
3)。
【0026】図4には、図2に示す「出発地入力」のサ
ブルーチンを示す。「出発地入力」にあたり、端末50
0は、まず使用者に入力方法の指定を要求する。ここ
で、入力方法にはa.「TEL No.(電話番号)入
力」および、b.「住所/POI入力」があり、入力方
法によりそれぞれステップ532,535に進む(53
1)。
【0027】a.「TEL No.入力」 ステップ531において、使用者の指定が「TEL N
o.入力」を示している場合、端末500はステップ5
32に進む。そして、キーボード500aの操作による
出発地の電話番号入力を読み込む(532)。そして、
読み込んだ出発地の電話番号を、支援センター100に
イエローページ検索指示とともに送信して、支援センタ
ー100からの検索結果が返されるまで待機する(53
3)。支援センター100は、イエローページの内容が
登録されているイエローページデータベースDByを検
索し、端末500から送信されてきた電話番号に該当す
る個人,団体,施設の名称及び位置情報を探し出して、
端末500に送信する。端末500は支援センター10
0からの検索結果を受信すると、ディスプレイに表示す
る(534)。
【0028】b.住所/名称入力 ステップ531において、使用者の指定が「住所/名称
入力」であった場合、端末500はステップ535に進
む。そして、キーボード500aによる住所/名称入力
を読み込む(535)。そして、読み込んだ住所/名称
を、支援センター100に住所/名称検索指示とともに
送信して、支援センター100からの検索結果が返され
るまで待機する(536)。支援センター100は、住
所/名称の内容が登録されている地図データベースDB
m又は、POIデータベースDBpを検索し、端末50
0から送信されてきた住所/名称に該当する位置情報
(図25)を地図データベースDBm又は、POIデ−
タベ−スDBpから探し出して、端末500に送信す
る。端末500は支援センター100から位置情報を受
信すると、ディスプレイに表示する(537)。
【0029】そして、使用者は、ディスプレイに表示さ
れた出発地が指定した所でなければ、再トライ指示をコ
マンド入力する。端末500は、再トライ指示が入力さ
れると、ステップ531に戻る(538)。再トライ指
示が入力されなければ、端末500は次に出発地と同様
に目的地を入力する。この「目的地入力」のサブルーチ
ンは、前述の「出発地入力」のサブルーチン(図4)と
同一であるので詳しい説明を省略するが、端末500の
キーボード500aを介して入力された「TEL.N
o」あるいは「住所/名称」に該当する目的地の位置情
報を支援センター100が検索して端末500に送信
し、端末500がこれをディスプレイに表示する。使用
者は「出発地入力」のときと同様に、ディスプレイに表
示された出発地が指定した所でなければ、再トライ指示
をコマンド入力する。端末500は、再トライ指示が入
力されると、再び「目的地入力」を行う。
【0030】再トライ指示が入力されなければ、端末5
00は図2に示すステップ55を実行し、確定した出発
地および目的地の位置情報を再び支援センター100に
送信する(55)。
【0031】さらに端末500は、確定した出発地から
目的地までの経路探索指示を支援センター100に探索
条件と共に公衆電話回線を通じて送信し、経路探索結果
が送信されてくるまで待機する(56)。そして、支援
センター100から経路探索結果が送信されてくると、
それを受信して(57)ディスプレイに表示する(5
8)。使用者は、ディスプレイに表示された経路探索結
果を確認し、出発地および目的地を変更することなく経
路のみを変更したい時には経路変更コマンドを入力す
る。端末500は、経路変更コマンドが入力されると、
支援センター100に今回探索した探索ルートを次回以
降の探索ルーチン実行において選択しない「非走行スト
リート」として送信し(59,60)、再びステップ5
6に戻って経路探索要求コマンドを出力する。支援セン
ター100は、端末500から受信した非走行ストリー
ト以外の道路により構成された出発地から目的地までの
経路を探索し、端末500に送信する。
【0032】端末500は、ステップ59における「出
発地及び目的地を変更しない経路変更」を行わない時
は、ステップ61に進む。そして、ステップ58におけ
る探索結果を了解する場合には「OK」コマンドをキー
ボード500aにより入力する。しかし、別の経路を望
む場合には、使用者は「再トライ」コマンドを入力し、
経路探索を中止する場合には「中止」コマンドを入力す
る(61)。端末500は、ステップ61において入力
されたコマンドが「再トライ」であればステップ53に
戻り、経路探索を再度、出発地及び目的地の設定から行
う。端末500は、ステップ61において入力されたコ
マンドが「中止」であればステップ66に進み、電話を
切る。しかし、ステップ61において入力されたコマン
ドが「OK」であれば、使用者に経路データの保存の必
要の有無を確認し(62)、経路データの保存が必要で
あればステップ63に進み、経路データの保存が必要で
なければ電話を切る(66)。
【0033】ステップ63で端末500は、支援センタ
ー100に該探索経路を送信する(63)。支援センタ
ー100は、該探索経路を受信し、使用公衆回線対応の
モデムUM(図21:後述)の内部メモリに格納する。
端末500はさらに、端末500にメモリカードの書き
込み器が接続されているかを確認し、該書き込み器にメ
モリカード502がセットされていれば決定した探索経
路をメモリカード502に書き込む(64)。そして、
該探索経路を端末500内部のハードディスクに書き込
む(65)。
【0034】図5には、経路探索装置1の外観及び外部
接続態様を示し、図6には経路探索装置1の構成を示
す。図5を参照すると、経路探索装置1の正面には、表
示ディスプレイLCDと、電源スイッチSWpと入力ス
イッチSWeが備えられている。ディスプレイLCDは
キャラクタディスプレーであり、20の文字を横並びに
2行で示す。電源スイッチSWpは経路探索装置1の主
電源の入/切を切り替える。経路探索装置1には、操作
キ−ボ−ドSW1,GPSアンテナANTg,スピーカ
SP,マイクMIC,自動車電話TEL,セルラー電話
アンテナ(自動車電話用送受信アンテナ)ANTtが接
続されている。尚、自動車電話TELは経路探索装置1
に内蔵でも外付けでもよい。
【0035】また、経路探索装置1の正面のディスプレ
イLCDの下には、メモリカード502をセットし、メ
モリカードの探索経路データを読み込むカードリーダ5
02aのカード挿入口及び、一端が端末(PC)500
に接続されたケーブル503のもう一端を接続する為の
ケーブル端子503aがある。
【0036】経路探索装置1の構成を示す図6を参照す
ると、経路探索装置1には、車両上の図示しない電源回
路から直流電圧+B,アクセサリ電圧(直流定電圧)A
ccおよび基準電位(機器ア−スレベル)が与えられる。
また、図示しない盗難検知回路,エアバッグドライバ,
車速センサ等から作動状態信号あるいは検知信号が与え
られ、ホーンドライバ,ヘッドライトドライバ等に制御
信号を出力する。前述の操作キ−ボ−ドSW1のスイッ
チ信号も与えられる。入力スイッチSWeは、操作キ−
ボ−ドSW1により運転者が入力し、ディスプレイLC
Dに表示されたデ−タあるいはコマンドの読み込みを、
運転者が指示するためのスイッチである。
【0037】図19の(a)には、コマンド入力時のデ
ィスプレイLCDの表示例を示し、(b)には操作キ−
ボ−ドSW1の操作面を示す。ディスプレイLCDの表
示は上段と下段の2行であり、上段はユ−ザ選択用のキ
ャラクタ(文字,数字,記号等)を表示し、下段はユ−
ザが選択したキャラクタを表示する。上段及び下段には
それぞれカーソル表示があり、運転者は、操作キ−ボ−
ドSW1の矢印キーSWaの上下矢印キーにより上段あ
るいは下段を選択する。選択された段のカ−ソルは点滅
する。運転者は、左右矢印キーにより選択した上段ある
いは下段のカーソル(点滅中のカ−ソル)を左右に移動
させる。上段のカーソルをLCDの最右端あるいは最左
端に寄せてさらに右方あるいは左方に左右矢印キーを押
しつづけることにより、0〜1,A〜Z等の数字,文
字,記号が上段で、右方あるいは左方にスクロール表示
される。
【0038】運転者は、上段に表示された0〜1,A〜
Z等の数字,文字,記号のうち、適切な数字,文字,記
号の下に、上段のカーソル(図19の(a)の「F」の
下の下線)を、操作キ−ボ−ドSW1上の矢印キーSW
aの左右矢印キーを押して移動させ、操作キ−ボ−ドS
W1のSETキーSWsを押す(決定)。すると、下段
のカーソル(図19bの「F」の右のぬりつぶし)部
に、決定された文字,数字,記号等が表示され、下段の
カーソルが1つ右に移動する。ここで、下矢印キーを押
せば、下段カーソルを左右矢印キーにより左右に移動す
ることができる。一度決定した文字等を訂正又は削除し
たい場合は、そこに下段カーソルを移してクリアキーS
Wcにより削除するか、あるいは下段カーソルを訂正し
たい文字等に移動させた後に上矢印キーを押して再び上
段カーソルを選択し、下段カーソルの位置に上段カーソ
ルで再選択した正しい文字等を上書きすればよい。
【0039】運転者は、このような操作によって下段に
入力コマンド又はデ−タを完成したら、ディスプレイL
CD横の入力スイッチSWeを押す。図6に示す経路探
索装置1のCPU2は、入力スイッチSWeがオンにな
ると、ディスプレイLCDの下段の表示情報を操作キ−
ボ−ドSW1による入力として読み込む。
【0040】再び図5,図6を参照されたい。図示しな
い盗難検知回路は、エンジンキー操作以外によるエンジ
ンの始動や、エンジン停止中の車内の物音あるいは衝撃
的振動等、車両が盗難に会うときの車両の物理的状態又
はその変化を検知して盗難検知信号をCPU2に出力す
る。盗難検知信号を検知したCPU2は、GPSユニッ
ト5により車両の現在位置(緯度,経度情報)を認識し
て、公衆回線を通じて支援センター100に送信する。
支援センター100のコントロールユニットUCは、該
情報を端末PCに出力する。これにより、支援センター
100の端末オペレータが、保安機関(代表的な場合、
警備会社)に通報する。保安機関がイルミネ−ションコ
マンドおよび又はホ−ンコマンドを公衆回線を介して経
路探索装置1に発信すると、経路探索装置1は、ヘッド
ライトドライバおよび又はホ−ンドライバに電源オンと
間欠付勢を指示する制御信号を与える。これにより、車
両のヘッドライトが点滅する。あるいはホ−ンが間断し
て鳴動する。
【0041】CPU2,RAM3およびROM4には、
電源スイッチSWpのオン,オフにかからわず動作電圧
が印加されている。CPU2は、電源スイッチSWpが
オフからオンに切換わると、あるいは盗難検知信号又は
エアバッグ作動信号が到来すると、経路探索装置1のす
べての要素(装置1全体)に電源を投入する。
【0042】装置1全体に電源を投入するとCPU2
は、GPSアンテナ,GPSユニット(GPS受信回
路)5及び他回路との接続インターフェース(LSI)
である拡張シリアル6を介して、車両の現在位置(緯
度,経度情報)を認識する。CPU2がGPSユニット
5からの受信情報により車両の現在位置(緯度,経度情
報)を認識する処理ならびに、ジャイロ12および車両
速度(車速)に基づいた、GPSユニット5による位置
認識が不完全又は不可のときの現在位置の補完処理も公
知であるので説明を省略する。
【0043】CPU2は、電話アンテナANTt,セル
ラー電話ユニット(自動車電話送受信回路)8及びモデ
ム7を介して公衆回線と接続され、各種情報を電話アン
テナANTtから送受信することがてきる。拡張シリア
ル入出力ポ−ト6は、デ−タのシリアル入出力およびシ
リアル/パラレル変換入出力を行なう。
【0044】マイクMICにより入力された運転者の声
は、音声認識ユニット9を介して、単語の文字を表すデ
ジタルデータに変換されてCPU2に入力される。さら
に、CPU2は、音声合成ユニット10及び切替SW1
1を介して、必要に応じて車載スピーカSPで、運転者
向けのメッセージ(出力情報)を報知(発声)する。切
替SW11は、CPU2から音声データが出力されてく
ると、車載オーディオとスピ−カSPとの接続を、音声
合成ユニット10とスピ−カSPとの接続に切換える。
この時CPU2は、車載スピーカSPより運転者に音声
で伝えるメッセージを、同時にディスプレイLCDに文
字で表示する。これにより運転者は、聴覚と視覚により
CPU2からのメッセージを確認することができる。図
20には、ディスプレイLCDに表示されたメッセ−ジ
の一例を示す。
【0045】カードリーダ502aは、PCMCIA
I/Fコントローラ13により制御され、CPU2から
の命令に応じてメモリカード502に書き込まれた探索
経路データを読み込み、CPU2に出力する。また、拡
張シリアル6は、CPU2からの命令に応じて端末50
0のハードディスクに書き込まれた探索経路データをケ
ーブル503を介して読み込み、CPU2に出力する。
【0046】図7には、CPU2の動作の大要(メイン
ル−チン)を示し、図8〜図16には、図7に示すメイ
ンルーチンのサブルーチンを示す。以下のルーチンの説
明において、カッコ内には図面上に表記したステップ番
号を、「ステップ」という語を省略して示す。
【0047】まず図7を参照すると、CPU2に電源が
投入されると、CPU2は初期化を行って、内部メモリ
および入出力ポ−トを待機状態に設定する(1)。な
お、この初期化(1)は、経路探索装置1が電源ライン
(+B,GND,Acc)に接続されたとき、または、盗
難検知信号の発生により、電源スイッチSWpのオン/
オフに無関係に行なわれる。
【0048】次にCPU2は、電源スイッチSWpのオ
ン/オフおよび操作キ−ボ−ドSW1によるキー入力な
らびに自動車電話TELまたはマイクによる音声入力の
読み取りを行う(2,3)。なお、ここで電源スイッチ
SWpがオフからオンに変化したことを認識すると、あ
るいは、盗難検知信号又はエアバッグ作動信号の発生を
認識すると、CPU2は、経路探索装置1全体の電源を
オンにする。電源スイッチSWpがオンからオフに変化
したことを認識すると、経路探索装置1の待機監視系
(CPU2,RAM3,ROM4)を除く他の要素の電
源回路を断とする。ただし、盗難検知信号又はエアバッ
グ作動信号を受信したことを示す状態情報を内部メモリ
(レジスタ)に保持しているときには、この電源オフは
行なわない。
【0049】入力読取(2,3)で入力があると、入力
を分析する(4)。そして分析結果に応じてステップ5
〜ステップ9のいずれかのルーチンに進む。ステップ5
〜ステップ9のルーチン実行後はステップ10に進み、
ステップ10では、レジスタフラグFo及びレジスタフ
ラグF1の内容をチェックして、レジスタフラグFo及
びレジスタフラグF1の両方の内容が1である場合に
は、ステップ11の経路誘導を実行し、レジスタフラグ
Fo及びレジスタフラグF1のどちらか一方の内容が1
でなければ、入力読取(2)に戻る。
【0050】以下に、入力があった場合の、入力に対応
したステップ5〜ステップ9の処理内容について説明す
る。
【0051】−ステップ5:「キーワード設定」− 図8には、図7に示した「キーワード設定」(5)の内
容を示す。「キーワード設定」とは、経路探索の指標と
なる目的地を固定のキーワードに対応させて予め登録し
ておくものである。ステップ4において、入力が「キー
ワード設定」を示していると、CPU2は、ステップ5
に進む。そして、ステップ5aにおいて入力方法を指定
するよう、ディスプレイLCDに出力する。「キーワー
ド設定」の入力方法には、a.「電話番号入力」,b.
「GPS現在位置入力」,c.「住所/POI入力」の
3通りがあり、運転者が音声または、操作キ−ボ−ドS
W1の操作により入力方法を指定(入力)すると、入力
方法に対応して、ステップ5g,5b又は5kに進む。
【0052】a.電話番号入力 ステップ5aにおいて、入力方法の指定が「電話番号入
力」であると、CPU2はまず公衆回線を通じて、自動
車電話TELを支援センター100に接続する(5
g)。次に、運転者に、目的地テ−ブルのキ−ワ−ド
(アドレス名)とそれに対応付ける電話番号入力を要求
し、運転者が音声または、操作キ−ボ−ドSW1の操作
により入力したキ−ワ−ド(アドレス名)および電話番
号を、支援センター100に送信する(5h)。目的地
テ−ブルの情報は次の通りである。
【0053】 目的地テ−ブル アドレスNo. キ−ワ−ド 位置指定情報 (アドレス名) 1 HOME 電話番号/対地位置/住所/POI 2 OFFICE 電話番号/対地位置/住所/POI 3 POINT 1 電話番号/対地位置/住所/POI 4 POINT 2 電話番号/対地位置/住所/POI 5 POINT 3 電話番号/対地位置/住所/POI 6 POINT 4 電話番号/対地位置/住所/POI 7 POINT 5 電話番号/対地位置/住所/POI 上述の「電話番号入力」のときには、位置指定情報の欄
に、運転者が入力した電話番号が宛てられる。支援セン
ター100は、自動車電話TELの番号に割り宛ててい
る目的地テ−ブル(デ−タベ−スの1領域)の、受信し
たキ−ワ−ド(アドレス名)のアドレスに、受信した電
話番号を書込み、書込んだデ−タ(電話番号)とそのキ
−ワ−ド(アドレス名)を公衆回線を通じて接続された
自動車電話TELを介して、経路探索装置1に送信す
る。経路探索装置1のCPU2は、これを受信するとそ
れら(キ−ワ−ドと電話番号)をディスプレイLCDに
表示する(5i)。運転者は、ディスプレイLCDに表
示されたデ−タをチェックして、それがエラ−である
と、再トライ指示をコマンド入力する。CPU2は、再
トライ指示が入力されると、ステップ5hに戻り、再び
運転者に目的地のキ−ワ−ド(アドレス名)と電話番号
入力を要求する(5j)。ディスプレイLCDの表示が
意図するものであると、運転者は「記憶」をCPU2に
入力する。CPU2は自動車電話TELの公衆回線との
接続を断にする(自動車電話を切る)(5e)。そして
内部メモリ又はRAM3の目的地テ−ブル(メモリ上の
一領域)の、ディスプレイLCDに表示しているキ−ワ
−ド(アドレス名)のアドレスに、同じく表示中のデ−
タ(電話番号)を書込み(5f)、ステップ10に進
む。
【0054】b.「GPS現在位置入力」 ステップ5aにおいて、入力方法のコマンド入力が「G
PS現在位置入力」であると、CPU2はまず支援セン
ター100に公衆回線を通じて、自動車電話TELを接
続する(5b)。次に、拡張シリアル入出力ポ−ト6を
介してGPSユニット5から車両の現在位置(対地位置)
を読み込み、目的地テ−ブルのそれを格納するキ−ワ−
ド(アドレス名)の入力を運転者に入力を要求し、運転
者が音声または、操作キ−ボ−ドSW1の操作により入
力したキ−ワ−ド(アドレス名)に対応付けて対地位置
を目的地テ−ブルに書込み、支援センター100に対地
位置を送信する(5c)。支援センター100は、地図
デ−タベ−スDBmを参照して対地位置が該当する位置
の住所情報を探索して、該住所情報を公衆回線を通じて
接続された自動車電話TELを介して、経路探索装置1
に送信する。経路探索装置1のCPU2は、これを受信
するとそれら(キ−ワ−ドと住所情報)をディスプレイ
LCDに表示する(5d)。そしてCPU2は自動車電
話TELの公衆回線との接続を断にする(自動車電話を
切る)(5e)。そしてステップ10に進む。
【0055】c.「住所/POI入力」 ステップ5aにおいて、入力方法のコマンド入力が住所
/POI入力であると、CPU2はまず支援センター1
00に公衆回線を通じて、自動車電話TELを接続する
(5k)。ここで、POIとは、Point Of Interestす
なわち対象地(目的地)又は指標地(通過地)の名称であ
る。CPU2は、運転者に、目的地テ−ブルのキ−ワ−
ド(アドレス名)とそれに対応付ける住所又はPOI
(名称)の入力を要求し、運転者が音声または、操作キ
−ボ−ドSW1の操作により入力したキ−ワ−ド(アド
レス名)および住所又はPOI(名称)を、目的地テ−
ブルに書込むと共に、支援センター100に送信する
(5m)。支援センター100は、地図データベースD
Bm、または、POIデ−タテ−ブルDBpを参照し
て、受信した住所又はPOI(名称)が該当する位置の
位置情報(リンクNo.,ノ−ドNo.&距離:図2
4)を探索して、該位置情報を公衆回線を通じて接続さ
れた自動車電話TELを介して、経路探索装置1に送信
する。経路探索装置1のCPU2は、これを受信すると
それら(キ−ワ−ドと位置情報)をディスプレイLCD
に表示し、それに表示したリンク上に現在位置を表示す
る。運転者は、ディスプレイLCDに表示されたデ−タ
をチェックして、それがエラ−であると、再トライ指示
をコマンド入力する。CPU2は、再トライ指示が入力
されると、ステップ5mに戻り、再び運転者に目的地の
キ−ワ−ド(アドレス名)と住所又はPOI(名称)を
要求する(5o)。ディスプレイLCDの表示が意図す
るものであると、運転者は「記憶」をCPU2に入力す
る。CPU2は自動車電話TELの公衆回線との接続を
断にする(自動車電話を切る)(5e)。そしてステッ
プ10に進む。
【0056】−ステップ6:「経路要求」− 図9,図10には、図7に示した「経路要求」の内容を
示す。「経路要求」とは、支援センター100に目的地
までの経路を要求するものである。CPU2はまず、経
路探索を支援センター100に新規に行わせるか、ある
いは、前述したように端末500により既に探索され、
登録されている経路データを、支援センター100,メ
モリカード502または端末500のハードディスクか
ら読み込むのかを指定する運転者のコマンド入力待ちに
なり、それを表す表示をディスプレイLCDに出力する
(6a)。
【0057】そして、ステップ6aにてコマンドが入力
されると、入力されたコマンドを分析する(6b)。ス
テップ6aにおける入力コマンドが、経路探索を支援セ
ンター100に新規に行わせる「新規探索」であると、
ステップ6cに進み、既に登録されている経路データ
を、支援センター100のモデムユニットMUから読み
込む「支援センター100からダウンロード」である
と、ステップ6r1に進み、既に登録されている経路デ
ータを、メモリカード502から読み込む「メモリカー
ド502からダウンロード」であると、ステップ6x1
に進み、既に登録されている経路データを、端末500
のハードディスクから読み込む「端末500からダウン
ロード」であると、ステップ6y1に進む。
【0058】ステップ6cに進むとCPU2は、探索条
件を設定する(6c)。図11には、図9に示した「探
索条件設定」の内容を示す。探索条件には、道のり優
先,時間優先(ハイウェイの使用),直進優先,混雑回
避があり、CPU2は、これらの探索条件の項目をディ
スプレイLCDに表示するとともに音声により、運転者
に該当項目の選択を要求する(6c1)。そしてCPU
2は、音声あるいは操作キーSW1による入力コマンド
を読み取り、読み取った探索条件は、内部メモリに格納
する(6c2)。
【0059】再び図9を参照されたい。探索条件を設定
したCPU2は、拡張シリアル入出力ポ−ト6を介して
GPSユニット5から車両の現在位置を読み込み(6
d)、支援センター100に公衆回線を通じて、自動車
電話TELを接続し(6e)、車両の現在位置を、支援
センター100に送信する(6f)。次にCPU2は運
転者に目的地の入力を要求する(6g)。
【0060】図12には、図9に示す「目的地入力」の
サブルーチンを示す。「目的地入力」にあたり、CPU
2は、まず運転者に入力方法の指定を要求する。ここ
で、入力方法にはa.「TEL No.(電話番号)入
力」,b.「キーワード入力」およびc.「住所/PO
I入力」があり、入力方法によりそれぞれステップ6g
2,6g5,6g8に進む(6g1)。
【0061】a.「TEL No.入力」 ステップ6g1において、運転者の指定が「TEL N
o.入力」を示している場合、CPU2はステップ6g
2に進む。そして、操作キーSW1の操作あるいは音声
による目的地の電話番号入力を読み込む(6g2)。そ
して、読み込んだ目的地の電話番号を、支援センター1
00にイエローページ検索指示とともに送信して、支援
センター100からの検索結果が返されるまで待機する
(6g3)。支援センター100は、イエローページの
内容が登録されているイエローページデータベースDB
yを検索し、経路探索装置1から送信されてきた電話番
号に該当する個人,団体,施設の名称及び位置情報を探
し出して、経路探索装置1に送信する。CPU2は支援
センター100からの検索結果を受信すると、ディスプ
レイLCDに表示するとともに、音声により報知する
(6g4)。
【0062】b.「キーワード入力」 ステップ6g1において、運転者の指定が「キーワード
入力」を示している場合、CPU2はステップ6g5に
進む。そして、運転者の操作キーSW1の操作あるいは
音声によるキーワード(アドレス名)入力を読み込む
(6g5)。そしてCPU2は、読み込んだキーワード
(アドレス名)に対応する位置指定情報(電話番号,対
地位置,住所又は名称)を、目的地テ−ブルから読み出
し、それを支援センター100に検索指示とともに送信
して、支援センター100からの検索結果が返されるま
で待機する(6g6)。支援センター100は、位置指
定情報(電話番号,対地位置,住所又は名称)に対応す
る位置情報(図20,図21)をイエロ−ペ−ジデ−タ
ベ−スDBy,地図デ−タベ−スDBm又はPOIデ−
タベ−スDBpから検索する。そして検索した位置情報
を経路探索装置1に送信する(6g6)。CPU2は支
援センター100から位置情報を受信すると、それをデ
ィスプレイLCDに表示するとともに、音声により報知
する(6g7)。
【0063】c.住所/名称入力 ステップ6g1において、運転者の指定が「住所/名称
入力」であった場合、CPU2はステップ6g8に進
む。そして、操作キーSW1の操作あるいは音声による
住所/名称入力を読み込む(6g8)。そして、読み込
んだ住所/名称を、支援センター100に住所/名称検
索指示とともに送信して、支援センター100からの検
索結果が返されるまで待機する(6g9)。支援センタ
ー100は、住所/名称の内容が登録されている地図デ
ータベースDBm又は、POIデータベースDBpを検
索し、経路探索装置1から送信されてきた住所/名称に
該当する位置情報(図25)を地図データベースDBm
又は、POIデ−タベ−スDBpから探し出して、経路
探索装置1に送信する。CPU2は支援センター100
から位置情報を受信すると、ディスプレイLCDに表示
するとともに、音声により報知する(6g10)。
【0064】そして、運転者は、ディスプレイLCDに
表示された目的地が指定した所でなければ、再トライ指
示をコマンド入力する。CPU2は、再トライ指示が入
力されると、ステップ6g1に戻る(6g11)。再ト
ライ指示が入力されなければ、CPU2は図9に示すス
テップ6hを実行し、確定した目的地の位置情報を再び
支援センター100に送信する(6h)。
【0065】さらにCPU2は、支援センター100に
現在位置から確定した目的地までの経路探索指示を探索
条件と共に送信し、経路探索結果が送信されてくるまで
待機する(6i)。そして、支援センター100から経
路探索結果が送信されてくると、それを受信し、ディス
プレイLCDに表示するとともに音声により報知する
(6j,6k)。運転者は、ディスプレイLCDに表示
され、かつ音声により報知された経路探索結果を確認
し、その探索結果を了解する場合には「OK」コマンド
を音声あるいは操作キーSW1により入力する。しか
し、別の経路を望む場合には、運転者は「再トライ」コ
マンドを入力し、経路探索を中止する場合には「中止」
コマンドを入力する。CPU2は、ステップ6mにおい
て入力されたコマンドが「再トライ」であればステップ
6gに戻り、経路探索を再度行う(6m)。再トライ以
降の経路探索(2回目以降のステップ6g〜6kのルー
チン実行)においては支援センター100は、2回目以
降のステップ6g〜6kのルーチン実行ごとに異る経路
を探索する。CPU2は、ステップ6mにおいて入力さ
れたコマンドが「中止」であればフラグF1に0を入力
する(6n)。しかし、ステップ6mにおいて入力され
たコマンドが「OK」であればフラグF1に1を入力す
る(6o)。フラグF1の入力が終了するとCPU2
は、自動車電話を切り(6p)、ステップ10(図7)
に進む。
【0066】図9のステップ6bにおけるコマンド分析
が、既に登録されている経路データを、支援センター1
00のモデムユニットMUから読み込む「支援センター
100からダウンロード」であると、CPU2は図10
のステップ6r1に進む。ステップ6r1においてCP
U2は、公衆回線を通じて自動車電話TELを支援セン
ター100に接続し(6r1)、経路選択コマンドを送
信し、探索経路データの受信待ちになる(6r2)。支
援センター100のモデムユニットMUの内部メモリに
は、前述のように既に端末500との交信にもとずいて
探索し、端末500からアップロードされた探索経路デ
ータが書き込まれており、支援センター100は、経路
探索装置1より送信されてくる経路選択コマンドに応じ
て該当する探索経路データを、経路探索装置1に出力す
る。経路探索装置1のCPU2は、支援センター100
から該探索経路データを受信し、読み込む(6r3)。
【0067】CPU2は、探索経路データの読み込みが
完了すると、該探索経路データをディスプレイLCDに
表示するとともに音声により報知する(6x4)。運転
者は、ディスプレイLCDに表示され、かつ音声により
報知された経路探索結果を確認し、その探索結果を了解
する場合には「OK」コマンドを音声あるいは操作キー
SW1により入力する。しかし、別の経路を望む場合に
は、運転者は「再トライ」コマンドを入力し、経路探索
を中止する場合には「中止」コマンドを入力する(6x
5)。CPU2は、ステップ6x5において入力された
コマンドが「再トライ」であればステップ6aに戻り、
経路探索を再度行う(6x5)。CPU2は、ステップ
6x5において入力されたコマンドが「中止」であれば
フラグF1に0を入力する(6x6)。しかし、ステッ
プ6mにおいて入力されたコマンドが「OK」であれば
フラグF1に1を入力する(6x7)。フラグF1の入
力が終了するとCPU2は、ステップ6p(図9)に戻
って自動車電話を切り(6p)、ステップ10(図7)
に進む。
【0068】図9のステップ6bにおけるコマンド分析
が、既に登録されている経路データを、メモリカード5
02から読み込む「メモリカード502からダウンロー
ド」であると、CPU2は図10のステップ6x1に進
む。ステップ6x1においてCPU2はまず、カードリ
ーダ502a(図6)にメモリカード502がセットさ
れているかを確認し、カードリーダ502aにメモリカ
ード502がセットされていると、コントローラ13
(図6)に経路選択コマンドを送信する(6x2)。こ
れに応じてコントローラ13がカードリーダ502aを
駆動し、メモリカード502に書き込まれている探索経
路データを読み出して、CPU2に出力する(6x
2)。CPU2は、該探索経路データを受信して読み込
み(6x3)、ステップ6x4に進む。
【0069】図9のステップ6bにおけるコマンド分析
が、既に登録されている経路データを、端末500のハ
ードディスクから読み込む「端末500からダウンロー
ド」であると、CPU2は図10のステップ6y1に進
む。ステップ6y1においてCPU2はまず、端末50
0と経路探索装置1がケーブル503により接続されて
いるかを確認する。そして、端末500と経路探索装置
1が接続されていることが確認されると、ケーブル50
3を通じて経路選択コマンドを端末500に送信する
(6y2)。これに応じて端末500がハードディスク
より探索経路データを読み出して、経路探索装置1に出
力する。経路探索装置1のCPU2は、該探索経路デー
タを受信して読み込み(6y3)、ステップ6x4に進
む。
【0070】経路探索を完了すると、CPU2は探索し
た情報(探索経路データ)をセ−ブ(メモリに保持)し
ている。
【0071】−ステップ7:「誘導スタート」/ステッ
プ8:「誘導停止」− 再び図7を参照されたい。ステップ4において、キーあ
るいは音声により運転者が入力したコマンド(指定)の
内容が「誘導スタート」を示していると、CPU2はス
テップ7に進み、フラグF0に1をセットする(フラグ
レジスタFOに1書込む)。また、コマンドの内容が
「誘導停止」を示していると、CPU2はステップ8に
進み、フラグF0を0に変更する。フラグF0の設定が
終了すると、CPU2はステップ10に進む。
【0072】−ステップ9:「現在位置確認」− ステップ4において、キーあるいは音声により運転者が
入力したコマンドの内容が「現在位置確認」を示してい
ると、CPU2はステップ9に進む。図13には、図7
に示した「現在位置確認」(9)の内容を示す。CPU
2はまず、GPSユニット5及び拡張シリアル入出力ポ
−ト6を介して、車両の現在位置(対地位置)を読み込
む(9a)。そして、セルラー電話ユニット8により自
動車電話を公衆回線に接続し、さらに支援センター10
0に接続する(9b)。支援センター100に接続が完
了すると、CPU2は、GPSより得た車両の対地位置
を支援センター100に送信する(9c)。支援センタ
ー100は、受信した対地位置を地図デ−タベ−スDB
m上で検索して、該対地位置の位置情報(図24,図2
5)を生成し、これを経路探索装置1に送信する。CP
U2は、セルラー電話ユニット8を介してこの住所情報
を受信する(9d)。そして、受信した住所情報を、音
声あるいはディスプレイLCD表示により運転者に知ら
せ(9e)、自動車電話の公衆回線との接続を断とす
る。つまり、自動車電話を切る(9f)。そして、図7
のステップ10へ進む。
【0073】前述したが、ステップ10では、レジスタ
フラグFo及びレジスタフラグF1の内容をチェックし
て、レジスタフラグFo及びレジスタフラグF1の両方
の内容が1である場合には、ステップ11の「経路誘
導」を実行し、レジスタフラグFo及びレジスタフラグ
F1のどちらか一方の内容が1でなければ、ステップ1
に戻って初期化を行う。
【0074】図14には、図7に示す「経路誘導」(1
1)の内容を示し、さらに、図15には、図14に示す
ステップ11b「誘導経路データとのマッチング処理」
の内容を示し、図16には、図14に示すステップ11
c「誘導情報の出力処理」の内容を示す。CPU2は、
まず、GPSユニット5及び拡張シリアル入出力ポ−ト
6を介して、車両の現在位置(対地位置)を読み込み
(11a)、ステップ11bに進む。そして、セ−ブし
ている探索経路データと照らし合わせて、経路探索デー
タ上の位置(ル−ト上の位置)を判定する(11b1:
図15)。CPU2は、車両の走行状況を図17に示す
〜の8通りに区分し、車両の現在の走行状況がどれ
に相当するかを判定する(11b2:図15)。そし
て、ステップ11cを実行し、ステップ11b2で判定
された現在の車両の〜の走行状況に応じて図18に
示すディスプレイLCDの表示データ及び、音声データ
を作成し(11c1)、そのデータをディスプレイLC
D表示及び、音声によりそれぞれ図18に示すタイミン
グで自動的に出力する。そして、車両が目的地に到着し
た事を知らせる図18のの到着案内を出力したことを
確認するまで図14〜図16のステップ11a〜11c
を繰り返す。そして、図18のの到着案内を出力する
と、再び図7に示すメインルーチンのステップ1に戻る
(11d)。
【0075】図21に、支援センター100のシステム
構成を示す。さらに、再び図1をも参照されたい。支援
センター100には、地図データベースDBm,イエロ
ーページデータベースDBy,POIデータベースDB
pからなるデータベースユニットUD及び交通情報デー
タベースDBTが備えられており、経路探索装置1およ
び端末500のコマンド(要求)に応じて必要なデータ
を検索エンジンユニットUEが各種データベースより検
索し、公衆回線を通じて経路探索装置1および端末50
0に送信する。検索エンジンユニットUEの各検索エン
ジンの制御、及び、モデムユニットUM内の各モデムを
介した公衆回線との接続制御は、コントロールユニット
UC内のコントローラC1が行い、交通管制センタ20
0から送られてくる交通情報の受信と、交通情報データ
ベースDBTへの蓄積管理は、コントロールユニットU
C内のコントローラC2が行う。コントロールユニット
UCの制御動作は、コントローラC2を介して端末PC
に出力表示される。また、コントローラC1,C2を通
じて、端末PCは、各車両(の電話TEL)および端末
500と通信が可能である。
【0076】データベースユニットUDは、地図データ
ベースDBm,イエローページデータベースDBy,P
OIデータベースDBpからなる。地図データベースD
Bmには、道路上の交差点,分岐点,右折点,左折点等
が「ノード」として記憶されており、さらにノードとノ
ードの間の道が「リンク」として記憶されている。各ノ
−ド情報は、ノ−ドNo.とその位置情報(緯度,経
度)と住所情報を含み、各リンクはリンクNo.と、そ
れが接続した両端のノ−ドNo.と、形状規定情報と、
道路名情報とを含む。
【0077】支援センター100が経路探索装置1ある
いは端末500に送信する経路情報(経路探索デ−タ)
は全てこの「ノード」No.と「リンク」No.の組み
合わせによりなる。現在位置は、特定のノ−ドの間のリ
ンク上の位置(ノ−ドからのリンクに沿った距離)で表
現することができる。支援センター100は経路探索装
置1から受信した現在位置に近いノ−ドNo.とそれに
接続したリンクNo.を検索して、現在位置が属するリ
ンクNo.およびその両端のノ−ドNo.を判定する。
目的地に関しても同様に、それが属するリンクNo.お
よびその両端のノ−ドNo.を判定する。そして、現在
位置に関して判定したリンクNo.およびノ−ドNo.
ならびにリンク上の現在位置と、目的地に関して判定し
たリンクNo.およびノ−ドNo.ならびにリンク上の
目的地位置を地図データベースDBmのデ−タを参照し
て、現在位置から目的地に至るル−ト(ノ−ドNo.&
リンクNo.)を、探索条件に従って選択する。すなわ
ち探索条件に従ってル−トを決定する。
【0078】図23には、地図データベースDBmに記
憶されたノード1からノード3に致るまでのリンクの例
を示す。例えば支援センター100は、ノード1からノ
ード3までの経路探索を行う場合、最も道のりの短い経
路は「ノード1→リンク1→ノード2→リンク2→ノー
ド3」であるので、通常の経路探索においては上記の経
路を選択するが、経路探索装置1の経路要求(図7:ス
テップ6)の探索条件設定(図9:ステップ6c)また
は,端末500の経路要求(図2)の探索条件設定(図
2:ステップ51)において、探索条件項目として渋滞
回避が指定されており、交通情報データベースDBTの
データがリンク2の渋滞を示している場合あるいは、経
路探索装置1の経路要求(図7:ステップ6)において
再トライ指示(図9:のステップ6m)または,端末5
00の経路要求(図2)の探索条件設定(図2:ステッ
プ51)において再トライ指示(図2:のステップ6
1)が到来した場合には、支援センター100は「ノー
ド1→リンク1→ノード2→リンク3→ノード4→リン
ク4→ノード3」を選択する。
【0079】図24には、イエローページデータベース
DByのデータ構成を示す。イエローページデータベー
スDByには、電話番号対応で、イエローページに掲載
された電話番号対応の個人,団体,施設等の名称及び位
置情報(それが存在するリンクNo.,その一端に接続
したノードNo.&このノ−ドからの、リンク(道)に
沿った距離)が記憶されている。支援センター100
は、端末500の経路要求(図2)または経路探索装置
1の経路要求(図7:ステップ6)において、送られて
きた電話番号に当てられている位置情報あるいは、経路
探索装置1のキーワード設定(図7:ステップ5)に当
てられている位置情報をイエロ−デ−タベ−スDByか
ら読み出す。
【0080】図25には、POIデータベースDBpの
データ構成を示す。POIデータベースDBpには、個
人,団体,施設等の住所および名称対応で、イエローペ
ージに(電話番号と共に)掲載された住所の位置情報
(それが存在するリンクNo.,その一端に接続したノ
ードNo.&このノ−ドからの、リンク(道)に沿った
距離)が記憶されている。支援センター100は、端末
500の経路要求(図2)または経路探索装置1の経路
要求(図7:ステップ6)において、送られてきた名称
に当てられている位置情報あるいは、経路探索装置1の
キーワード設定(図7:ステップ5)に当てられている
位置情報をPOIデ−タベ−スDBpから読み出す。
【0081】データベースUD内には、これら3つのデ
ータベースDBm,DBy,DBpを一組としたもの
が、m組だけある。そして、これらのデータベースDB
m,DBy,DBpを一組としたものには、それぞれ検
索エンジンユニットUE内の検索エンジンe1〜enの
うちの一つが割り当てられて接続されている。経路探索
は、コントローラC1の指示により、検索エンジンユニ
ットUE内の各検索エンジンe1〜enがそれに接続さ
れたデータベースDBm,DBy,DBp内のデータを
もとに行う。
【0082】モデムユニットUM内には、接続される回
線の数(経路探索装置1と端末500を使用するユーザ
ーの数)Nだけのモデムm1〜mnがある。モデムm1
〜mnは、コントローラC1の指示に従い、接続されて
いる公衆回線からのデータをコントローラC1に出力あ
るいは、コントローラC1から転送出力されるデータ
を、接続されている公衆回線に出力する。
【0083】コントローラ2Cは、道路交通管制センタ
ーと接続されており、所定の周期で交通情報(交通渋
滞,道路工事等)を読み込み、交通情報データベースD
Bt上のデータを更新する。さらに、コントローラC1
とも接続されており、支援センター100内のシステム
の動作状況を端末PCに出力するとともに、端末PCか
らの入力に応じてコントローラC1と通信し、システム
の停止,各経路探索装置1(各車両)との交信を行う。
【0084】図22に、コントローラC1の制御動作の
概要(メインル−チン)を示す。コントローラC1は、
まず、初期化(ステップ101)の後、接続されたモデ
ム1〜Nのコマンドデータの読み込みを行い(10
2)、その内容すなわち要求を分析する(103)。そ
して、検索エンジンユニットUE内の各検索エンジンe
1〜enのうち、現在使用中でない検索エンジンがある
かチェックし(104)、各モデムからの要求を、空い
ている(現在使用中でない)検索エンジンに割り振る
(105)。
【0085】検索エンジンは、割り振られた要求をもと
にデータベースユニットUDからデータを検索する。例
えば、経路探索装置1が与えた現在位置(対地位置)を
位置情報(図24,図25)に変換する場合には、対地
位置に近いノ−ドNo.とそれに接続したリンクNo.
を地図デ−タベ−スDBmから検索して、現在位置が属
するリンクNo.およびその両端のノ−ドNo.を判定
する。目的地あるいは端末500が与える出発地の場合
には、与えられる電話番号,住所又は名称(POI)に
対応する位置情報(図24,図25)を地図デ−タベ−
スDBm又はPOIデ−タベ−スDBpから読み出す。
経路探索の場合は、現在位置(対地位置)または出発地
の上述の位置情報を起点とし、目的地の上述の位置情報
を終点とするル−トを、地図データベースDBmおよび
探索条件に基づいて探索する。すなわち、起点から終点
までの経由ノ−ドおよびリンクを探索してル−トを決定
する。コントローラC1は、各検索エンジンe1〜en
が決定したル−ト情報(ノ−ドNo.およびリンクN
o.の集合)を取り込み(106)、取り込んだデータ
を、割り当てたモデムに転送出力する(107)。各モ
デムは、公衆回線を通じて各経路探索装置1または端末
500にデータを出力する。
【0086】コントローラC1はさらに、コントローラ
C2に動作状況を出力し、逆にコントローラC2を通じ
て端末PCから特定のモデムに対する通信出力がある場
合には、該当するモデムと端末PCとの回線を、コント
ローラC2を通じて接続する(108)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 図1に示す端末500の「経路要求」(6)
の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図2に示す「探索条件設定」(51)の内容
を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図2に示す「出発地入力」(53)の内容を
示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図1に示す経路探索装置1の外観を示す斜視
図である。
【図6】 図5に示す経路探索装置1の構成概要を示す
ブロック図である。
【図7】 図6に示すCPU2の制御動作の概要を表す
フロ−チャ−トである。
【図8】 図7に示す「キーワード設定」(5)の内容
を示すフロ−チャ−トである。
【図9】 図7に示す「経路要求」(6)の内容を示す
フロ−チャ−トの一部である。
【図10】 図7に示す「経路要求」(6)の内容を示
すフロ−チャ−トの一部である。
【図11】 図9に示す「探索条件設定」(6c)の内
容を示すフロ−チャ−トである。
【図12】 図9に示す「目的地入力」(6g)の内容
を示すフロ−チャ−トである。
【図13】 図7に示す「現在位置確認」(9)の内容
を示すフロ−チャ−トである。
【図14】 図7に示す「経路誘導」(11)の内容を
示すフロ−チャ−トである。
【図15】 図14に示す「誘導経路データとのマッチ
ング処理」(11b)の内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図16】 図14に示す「情報出力処理」(11c)
の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図17】 図14に示す「誘導経路誘導」(11)に
よってCPU2が運転者に誘導報知をするときの、道路
上の車両の位置の数例を示す平面図である。
【図18】 図14に示す「誘導経路誘導」(11)に
よってCPU2が運転者に報知する誘導情報(メッセ−
ジ)の数例を示す図表である。
【図19】 (a)は、運転者が図5に示す操作ボ−ド
SW1を使用して経路探索装置1に指示を与えるとき
の、経路探索装置1のディスプレイLCDの表示の一例
を示す平面図、(b)は、操作キーSW1の外観を示す
拡大平面図である。
【図20】 図14に示す「誘導経路誘導」(11)に
よってCPU2が運転者に誘導報知をするときの、ディ
スプレイLCDの表示の一例を示す平面図である。
【図21】 図1に示す支援センター100のシステム
構成を表すブロック図である。
【図22】 図21に示すコントローラC1の制御動作
の概要を示すフローチャートである。
【図23】 図21に示す地図データベースDBmに記
憶されたノードとリンクの組合せの一例を、平面分布の
形で表す平面図である。
【図24】 図21に示すイエローページデータベース
DByのデータ構成を示す図表である。
【図25】 図21に示すPOIデータベースDBpの
データ構成を示す図表である。
【符号の説明】
1:経路探索装置 2:CPU 3:RAM 4:ROM 5:GPSユ
ニット 6:拡張シリアル 7:モデム 8:セルラー電話ユニット 9:音声認識
ユニット 10:音声合成ユニット 11:SW切替 12:ジャイロセンサ LCD:表示ディ
スプレイ ANTt:セルラー電話アンテナ ANTg:GPS
アンテナ SWp:電源スイッチ SWe:入力スイ
ッチ SWa:矢印キー SWc:クリアキ
ー SWs:SETキー SP:スピーカ MIC:マイク TEL:自動
車電話 SW1:操作キー 100:経路案内支援センター UC:コントロールユニット C1,C2:コント
ローラ UE:検索エンジンユニット DBT:交通情報
データベース UM:モデムユニット UD:データベ
ースユニット DBm:地図データベース DBy:イエロー
ページデータベース DBp:POIデータベース 200:交通管制センタ 300:交換局 400:中継局 500:端末 500a:キ
ーボード 500b:マウス 501:モデ
ム 502:メモリーカード 502a:カ
ードリーダ 503:ケーブル 503a:ケ
ーブル端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者が出発地および目的地を与えるため
    の入力手段;使用者が与えた出発地および目的地を通信
    回線に送出する第1送信手段;通信回線から前記送出し
    た出発地から目的地に至る経路情報を受信する第1受信
    手段;および、受信した経路情報をメモリ手段に格納す
    るメモリ書き込み手段;を備えるスケジュ−リング装
    置、 多くの位置のそれぞれを特定するノ−ド情報およびそれ
    らの位置の隣り合うものを結ぶル−トを表わすリンク情
    報を格納したデ−タベ−ス;第1送信手段が送出した出
    発地および目的地を通信回線から受信する第2受信手
    段;受信した出発地および目的地と、デ−タベ−スの情
    報に基づき、該出発地から目的地に至るル−トを決定し
    該ル−トを表わす経路情報を生成する手段;および、該
    経路情報を通信回線を介して前記第1受信手段に送信す
    る第2送信手段;を備える固定局、および、 使用者によって携帯され又は移動体に搭載される移動経
    路案内装置であって、前記スケジュ−リング装置がメモ
    リ手段に格納した経路情報を読み込む為の経路情報読み
    取り手段;該経路情報が示すル−トに沿って移動するた
    めの案内情報を生成する手段;および、案内情報を使用
    者に報知する手段;を備える移動経路案内装置、を含む
    移動経路案内システム。
  2. 【請求項2】前記移動経路案内装置は、該装置の対地位
    置を検出する手段を更に含み;該装置の案内情報生成手
    段は、該対地位置検出手段が検出した対地位置の、前記
    経路情報が示すル−ト上の位置を判定し、前記報知手段
    を介して、判定したル−ト上の位置を報知する;請求項
    1記載の移動経路案内システム。
  3. 【請求項3】前記スケジュ−リング装置は、パーソナル
    コンピュータであり、通信回線は電話回線である請求項
    1又は請求項2記載の移動経路案内システム。
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