JPH10190724A - メールサーバー装置 - Google Patents

メールサーバー装置

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JPH10190724A
JPH10190724A JP8349723A JP34972396A JPH10190724A JP H10190724 A JPH10190724 A JP H10190724A JP 8349723 A JP8349723 A JP 8349723A JP 34972396 A JP34972396 A JP 34972396A JP H10190724 A JPH10190724 A JP H10190724A
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emergency
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address
communication
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JP8349723A
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Takashi Akutsu
隆 阿久津
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インターネットや専用通信回線網で利用されて
いる電子メールを、従来は送信できなかった公衆通信回
線網に接続された通信端末に簡単な手続きのみで転送で
きるようにする。 【解決手段】メールサーバー装置4内に、通常の電子メ
ールアドレスの他に緊急用の電子メールアドレスを判定
する即時転送判定部7を設け、この即時転送判定部7に
より緊急用メールアドレスと判定したら、データ通信制
御部8により、公衆通信回線網11の他端にある常時待
機状態にある公衆通信回線網用端末12へデータ記憶部
6に記憶されている該端末11宛の緊急用電子メールを
転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを転送
するメールサーバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールでは、一つの回線網の
ユーザーには一つのメールアドレスが各ユーザー毎に割
り当てられ、電子メールを使う場合には、電子メールの
送信者側のユーザーが、電子メールの宛先に送信先の受
信ユーザーのメールアドレスを記入して電子メールをメ
ールサーバー宛に送信する。これにより、該電子メール
はメールサーバー内の記憶部にあるユーザー毎に設けら
れたメールボックス中の送信先の受信ユーザーのメール
ボックスに記憶されて送信が終わる。
【0003】一方、受信ユーザーが自分宛の電子メール
を受信する場合には、受信ユーザーは任意の時間にメー
ルサーバー中の自分のメールボックスにアクセスして、
自分宛の電子メールを受信する。
【0004】上記のように従来の電子メールシステムに
おいては送信者は、任意の時間にメールサーバーに電子
メールを送信し、受信者はやはり任意の時間にメールサ
ーバーにアクセスして自分のメールボックスから自分宛
の電子メールを取り出し開封することで、電子メールの
授受が行われる。
【0005】この電子メールを使用するには、一般的に
は、その電子メールの送信者と受信者が共通の通信回線
網を利用しており、共通のメールサーバーに送信者と受
信者が共に登録されてその共通のメールサーバーを介す
ることが前提であるが、最近のインターネットでは、専
用通信回線網同士が接続され、メールアドレスの記載ル
ールを決め、接続されたメールサーバー名が重複しない
ように国際的に管理する事で、自分の登録したメールサ
ーバーのメールボックスに相手が電子メールを送信で
き、逆に相手の登録しているメールサーバーのメールボ
ックスにこちらからも電子メールを送信できるようにな
ってきたので、異なるメールサーバーに登録されたメー
ルアドレスの者同士であっても、電子メールのやりとり
をする事が可能となっている。
【0006】また、従来の電子メールでは、送信者が電
子メールを送信したことは受信者がメールサーバーにア
クセスしない限りは判らず、さらに、送信者の電子メー
ルの内容が緊急であったとしても、受信者は一旦メール
サーバーに接続して内容を確認するまではその内容が緊
急であることはわからないので、このような場合には送
信者は電話やファックスで受信者に連絡して電子メール
を至急で見てもらうという事が行われている。
【0007】これは、従来のように緊急の場合は電話や
ファックスで直接に連絡や確認をとる方法に比べて連絡
や確認する手間だけとして考えれば工数としては増えて
いるが、電話だけでは記録に残らないので経過があいま
いになる点、文章の草案の確認等は電話では難しい点、
及び、他の処理が電子メールで行われているのに一部だ
けを電話で行うと業務の履歴上のデータの連続性が無く
なる点、電子メールの場合には変更する場合のデータの
加工が容易である点等の理由から、業務のトータルな流
れの中での工数削減や業務に使用された連絡やデータの
標準化の観点から、最近では電話やファックスで直接連
絡することが用いられず、上記のように緊急の場合には
電子メールで送信したことを電話やファックスで連絡す
ることが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、専用通
信回線同士で有れば、インターネットに接続し、メール
アドレスの決め方を国際的なルールに従わせることで、
異なる専用通信回線のメールサーバーに登録された者同
士でも電子メールのやりとりが可能になっているが、従
来からの電話線を用いた公衆通信回線用のパソコン通信
の電子メールと、インターネットに接続された専用回線
を用いた電子メールの場合では、一般的に公衆通信回線
側からインターネット側に電子メールを送信して相手の
メールサーバーに電子メールを記憶させることは可能と
なっているが、逆にインターネット側から公衆通信回線
側に電子メールを送る場合は、相手のメールアドレスが
判っているだけでは送信できない。
【0009】すなわち、まず、個人で常時パソコン等を
待機状態にして電話回線に繋ぎメールサーバーとして設
置している場合には、電話番号と共にそのメールサーバ
ーの接続手順や接続条件が判っていて通信手順や通信内
容をそれに合わせる必要があり、民間のパソコン通信サ
ービス会社のメールサーバーを利用する場合では、上記
同様にその接続手順や接続条件等の設定が判っている他
に、そのパソコン通信サービスに送信者側も加入してい
て、パソコン通信のIDやパスワードを所有していない
と不可能である。
【0010】上記のような状況において、通常は専用通
信回線を利用している電子メールを受信するべき人が、
外出・出張や帰宅等で公衆通信回線には接続しているが
インターネットには接続していない通信端末の場所に行
ってしまった場合、当該する個人のパソコン通信の接続
条件等を知らないか当該する民間のパソコン通信サービ
スに加入していない電子メールの送信者は、電子メール
の送信ができなくなるという事態が発生している。
【0011】そして、そのような事態は送信者が困るば
かりでなく、必要な連絡が受けられない受信者にとって
も不都合な事態と考えられる。本発明の課題は、そのよ
うなインターネットや専用通信回線網で利用されている
電子メールを、従来は送信できなかった公衆通信回線網
に接続された通信端末に簡単な手続きのみで転送できる
メールサーバーを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体を専
用通信回線網に接続する第1の接続手段と、装置本体を
公衆通信回線網に接続する第2の接続手段と、上記第1
の接続手段によって前記専用通信回線網に接続された第
1の通信端末より送信されてきた電子メールを受信する
受信手段と、該受信手段により受信された電子メールに
付属する宛先メールアドレスに応じて各電子メールを登
録ユーザー毎のメールボックスに記憶させるデータ記憶
手段と、前記登録ユーザー毎に通常の電子メール受信用
に割り当てられる通常メールアドレスと、前記ユーザー
毎に前記通常メールアドレスとは別に設定される緊急用
メールアドレスと、前記公衆回線網に接続された該緊急
用メールアドレス宛のメールが送信される常時待機状態
の第2の通信端末の電話番号が少なくとも記憶されたユ
ーザーデータ記憶手段と、前記受信手段により受信され
た電子メールの宛先メールアドレスが、通常メールアド
レスか、緊急用メールアドレスかを、前記ユーザーデー
タ記憶手段に記憶した内容を参照することにより判定す
る即時転送判定手段と、前記受信手段により受信された
電子メールの宛先メールアドレスが、緊急用メールアド
レスであると前記即時転送判定手段により判定された場
合には、前記第2の接続手段を介して前記公衆通信回線
網に接続された前記第2の通信端末の電話番号をダイア
ルして装置本体と該第2の通信端末を通信接続し、前記
専用通信回線網から前記データ記憶手段に記憶されてい
る前記電子メールを、該第2の通信端末へ転送するデー
タ通信制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、電子メールの送信者は、
受信者が通常の電子メールを受け取れる状況ではないこ
とを確認した場合に、受信者の宛先メールアドレスを通
常メールアドレスから緊急用メールアドレスに変更する
ことだけで、公衆通信回線網を介して第2の通信端末を
有する受信者へ電子メールを転送することが可能とな
る。
【0014】第1の通信端末から電子メールを受け取っ
た本発明のメールサーバー装置では、宛先メールアドレ
スが緊急用メールアドレスであるかどうかを、ユーザー
データ記憶手段の記憶内容を参照することにより即時転
送判定手段で判定する。
【0015】即時転送判定手段で即時転送という判定結
果が出ると、ユーザーデータ記憶手段に記憶された電話
番号等を用いて、データ通信制御手段が公衆通信回線網
に接続された第2の通信端末へ電子メールを転送するの
で、公衆通信回線網を介しての電子メールしか受けられ
ない場所にいる人への専用通信回線網の第1の通信端末
からの電子メールの送信が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施例を説明する。図1は本発明の実施例の全体構成
を示す図である。
【0017】尚、同図は、本実施例のメールサーバー装
置の機能を説明するためのものであり、必ずしも実際の
ハードウエア構成要素を示すものとは限らない。例え
ば、即時転送判定部7は、データ記憶部6に記憶された
電子メールの宛先メールアドレスから該電子メールが即
時転送を行うべき電子メールであるか否かを判定する機
能を示すものであり、ソフトウエアにより実現されてい
てもよい。後述する図2、図4、図7、図9についても
同様である。
【0018】専用通信回線網用通信端末1は、例えばパ
ーソナルコンピュータやワークステーションあるいは入
出力装置を持つ専用の通信端末であり、専用通信回線網
2に接続され、そのユーザーはキーボード等を用いて電
子メールの内容と宛先を入力することができる。さら
に、この通信端末1から、そのユーザー宛の電子メール
が、メールサーバー装置4の中のデータ記憶部6に記憶
されているかどうかの確認ができ、電子メールが記憶さ
れている場合、その電子メールをメールサーバー装置4
からダウンロードすることができる。
【0019】専用通信回線網2は、回線サービス業者か
ら購入するISDN等のデジタル回線からなる回線網で
あり、メインコンピュータのデータ等のデジタルデータ
の伝送や、電子メールの送受信に用いられる。
【0020】ルーター3は、専用通信回線網2の中の信
号から必要な信号を選んで後述するメールサーバー装置
4に送り込むことができ、逆にメールサーバー装置4か
らの信号を専用通信回線網2に乗せることができる。
【0021】メールサーバー装置4は、専用通信回線網
用データ通信部5、データ記憶部6、即時転送判定部
7、データ通信制御部8、及び、公衆通信回線網用デー
タ通信部9を有し、専用通信回線網2からルーター3を
介して受信した電子メールをその宛先の登録されたユー
ザー毎に分類して、後述するデータ記憶部6内のユーザ
ー毎に定められたメールボックスに格納する。格納され
た電子メールの宛先が緊急メールアドレスの場合には、
後述するデータ通信制御部8によりメールボックスに格
納された新着メールを公衆通信回線網11を介して常時
待機状態にある公衆通信回線網用端末12へ転送する。
【0022】専用通信回線網用データ通信部5は、ルー
ター3から送り込まれたデータを受信する場合や、後述
するデータ記憶部6に記憶されたデータをルーター3を
介して専用通信回線網2へ送信する場合等の送受信を行
う。
【0023】データ記憶部6は、各登録ユーザー毎にメ
ールボックスが設けられ、メールサーバー装置4の専用
通信回線網用データ通信部5で受信した電子メールは宛
先により該当する各メールボックスに分配されて記憶さ
れる。即時転送判定部7は、データ記憶部6に記憶され
た電子メールの宛先欄から、宛先が緊急用のメールアド
レスかどうかを確認し、もし、緊急メールアドレスであ
った場合には、その旨をデータ通信制御部8に通知す
る。
【0024】データ通信制御部8は、即時転送判定部7
より緊急のメールアドレスである旨の連絡を受けたら、
データ記憶部6内に記憶された相手の電話番号を読み出
して電話をかけ、後述する相手の公衆通信回線網用通信
端末12に繋がったら、データ記憶部6より前記緊急メ
ールアドレスが付与された電子メールを読み出して、そ
れを、該公衆通信回線網用通信端末12へ送信する。
【0025】公衆通信回線網用データ通信部9は、モデ
ム10から送り込まれたデータを受信する場合や、デー
タ記憶部6に記憶されたデータをモデム10を介して公
衆通信回線網11へ送信する場合等の送受信を行う。
【0026】モデム10は、データ記憶部6から読み出
した電子メールのデジタルデータをアナログ信号に変調
して後述する公衆通信回線網11に送出したり、逆に、
公衆通信回線網11から受信したアナログ信号をデジタ
ルデータに復調してメールサーバー装置4に送り込む。
【0027】公衆通信回線網11は、いわゆる電話回線
網であり、音声のアナログ信号の伝送を主目的とした回
線網である。常時待機状態にある公衆通信回線網用通信
端末12は、前述したモデム10と同様なモデム装置を
内蔵した専用の通信端末や、コンピュータとモデム装置
の組み合わせからなる。公衆通信回線網用通信端末12
は、公衆通信回線網11に接続されており、その通信ポ
ートのうち少なくとも1個のポートは常時公衆通信回線
網11からの信号を待ち受けるようになっている。
【0028】上記の機能を持つシステム構成において、
電子メールを緊急で送信する必要が生じた送信者(メー
ルサーバー装置4のユーザー)は、受信者宛に作成した
電子メールの文章を、専用通信回線網用端末1から送信
する際に、メールアドレスの宛先の欄に相手の緊急用の
メールアドレスを記入する。
【0029】緊急用のメールアドレスを付与された電子
メールは、通常用のメールアドレスを付与された電子メ
ールと同様に専用通信回線網2とルーター3を通ってメ
ールサーバー装置4に到着し、メールサーバー装置4の
中の専用通信回線網用データ通信部5を経てデータ記憶
部6の中に一旦蓄積される。
【0030】データ記憶部6の中に蓄積された緊急用の
電子メールの宛先のメールアドレスは、即時転送判定部
7により緊急用のメールアドレスであるかどうかが判定
される。
【0031】電子メールの宛先のメールアドレスが緊急
用のメールアドレスであることが判定されると、データ
通信制御部8に緊急用であることが通知されて、データ
通信制御部8は、データ記憶部6に記憶された該電子メ
ールの転送処理を行う。
【0032】転送される電子メールは、メールサーバー
装置4の公衆通信回線網用データ通信部9から送出さ
れ、モデム10で変調されて公衆通信回線網11に送出
されて、常時待機状態にある公衆通信回線網用通信端末
12に送られて転送が終了する。
【0033】上記のようにして、緊急の電子メールの受
信者が出張先や自宅等の公衆通信回線網11しかないと
ころに行ってしまっている場合でも、電子メールの送信
者側では、宛先を緊急用のメールアドレスに変更するの
みで送信でき、受信者側では、通常使用している専用回
線用の電子メールを即時に受け取れることになる。
【0034】図2は、図1におけるメールサーバー装置
4の実施形態を示す図である。専用通信回線網2、専用
通信回線網用データ通信部5、メールサーバー装置4、
公衆通信回線網用データ通信部9、公衆通信回線網11
については、図1の説明中に前述したとおりである。
【0035】データ記憶部6では、図1でも説明したよ
うに登録ユーザー毎にメールボックスに分けられて記憶
されている。さらに、メールボックス内では、新たなメ
ールが記憶されると新着フラグのデータが付加されて、
その電子メールが新規のもので、ユーザーにとって未読
であることがわかるようになっている。
【0036】データ管理部13は、受信した電子メール
の宛先メールアドレスから、後述するユーザーデータ記
憶部14の各ユーザー毎の通常メールアドレスと比較し
て登録ユーザー名を確認し、その登録ユーザーのメール
ボックスへ電子メールを記憶させる。その際には、新着
フラグのデータが付加される。
【0037】ユーザーデータ記憶部14は、各登録ユー
ザーの個別データを記憶し、各登録ユーザーのユーザー
名、ID記号、パスワード、通常メールアドレス、緊急
用メールアドレス、緊急用メールに使用される電話番
号、通信パラメータ、通信手順等を記憶している。尚、
登録ユーザー名をメールサーバー装置4のドメイン名と
組み合わせて通常メールアドレスとする場合には、登録
ユーザー名が登録されていれば、別途に通常メールアド
レスを記憶させる必要は無い。
【0038】即時転送判定部7は、データ管理部13と
同様に、データ記憶部6に記憶された電子メールの宛先
メールアドレスとユーザーデータ記憶部14のデータと
の比較を行うが、比較に使われるデータは緊急用メール
アドレスであり、その結果、緊急用メールアドレスであ
ると判定した場合には、データ通信制御部8に通知す
る。この即時転送判定部7は、データ管理部13と比較
対象が代わるのみであるので、実際の構成上はデータ管
理部13に含まれるように構成しても良い。
【0039】データ通信制御部8は、即時転送判定部7
から緊急用メールアドレスである通知を受けたら、ユー
ザーデータ記憶部14から緊急用メールに使用される電
話番号、通信パラメータ、通信手順等を読み出して、公
衆通信回線網11を経由して相手の通信端末12を呼び
出して該通信端末12へ電子メールを転送する。
【0040】上記のような構成で、送信側からの電子メ
ールが専用通信回線網2から、メールサーバー4内の専
用通信回線網用データ通信部5へ入るところまでは図1
と同様であり、受信した電子メールのデータはデータ記
憶部6の中の登録ユーザー毎のメールボックスに記憶さ
れる前に、データ管理部13により、受信した電子メー
ルの宛先のメールサーバー装置4のドメイン名が確認さ
れると、次に宛先がユーザーデータ記憶部14に登録さ
れているかどうかが確認され、もし、宛先が登録されて
いないユーザーのメールアドレスである場合は、専用通
信回線網2を経由して電子メールの送信者にエラーメッ
セージを返す。
【0041】データ管理部13により、電子メールの宛
先がユーザーデータ記憶部14に登録されているユーザ
ーのメールアドレスであると確認された場合、その登録
ユーザーのメールボックスに新着フラグを付加して電子
メールを格納し、その情報は即時転送判定部7に伝えら
れ、即時転送判定部7は、ユーザーデータ記憶部14内
のデータを参照することによりその新着電子メールの宛
先メールアドレスが通常メールアドレスか緊急用メール
アドレスかを判定する。
【0042】尚、ユーザーデータ記憶部14には、少な
くとも電子メールの送信者ユーザーと受信者ユーザーの
メールサーバー装置4における登録ID、パスワード、
通常メールアドレス(ユーザー名)、緊急用メールアド
レス(緊急用ユーザー名)、緊急メール用電話番号と通
信パラメータ、通信手順等のデータ通信制御用データが
格納されているが、受信側が民間のパソコン通信サービ
スに加入している場合には、さらにその民間パソコン通
信サービスのメールサーバー装置用のIDとパスワード
が格納される。
【0043】メールサーバー装置4における登録IDと
パスワードは、送信者ユーザーや受信者ユーザーが、こ
のメールサーバー装置4にアクセスしてメールボックス
を開く際に参照され、正規のユーザーであるか否かの判
定が行われる。
【0044】もし、即時転送判定部7が、受信した電子
メールのメールアドレスが通常メールアドレスであると
判定された場合には何も行われないが、緊急用メールア
ドレスであると判定した場合には、即時転送判定部7
は、データ通信制御部8を介して公衆通信回線網用デー
タ通信部9にユーザーデータ記憶部14にある緊急用メ
ールアドレスに対応した電話番号を公衆通信回線網11
に対しダイアルさせる。
【0045】該ダイアルにより公衆通信回線網11に接
続され、受信相手の通信端末12が応答して電子メール
の受信が可能である事が確認されたら、データ通信制御
部8は、データ記憶部6に記憶された、今回の緊急用メ
ールアドレスに対応するユーザーのメールボックスから
新着フラグの付いた電子メールを読み出して受信相手に
送信し、送信処理の終了後に回線を切断する。
【0046】データ通信制御部8は、転送する電子メー
ルの送信が終了したら、データ管理部13にも転送の終
了を通知し、データ管理部13では、データ記憶部14
に記憶された該当する電子メールの新着フラグを解除す
る。
【0047】また、電子メールの受信者は、通常の電子
メールと同様に、電子メールの受信後に電子メールの削
除の指示(即時又は一定時間後)をデータ管理部13に
与えることができる。
【0048】図3は、図2の第1の実施例における、デ
ータ管理部13と即時転送判定部7とデータ通信制御部
8の処理を説明するフローチャートである。新着の電子
メールが到着した場合には(ステップS1)、データ管
理部13と即時転送判定部7で、その新着電子メールの
宛先メールアドレスがユーザーデータ記憶部14に登録
された通常メールアドレスであるかを判別し(ステップ
S2)、通常メールアドレスでない場合には(ステップ
S2、NO)、次に緊急用メールアドレスであるかを識
別する(ステップS3)。そして、通常メールアドレス
である場合には、通常通りデータ記憶部6内の登録ユー
ザー毎のメールボックスに新着フラグを付けて記憶され
るのみであり、緊急用メールアドレスである場合には、
上記記憶に加え、その旨がデータ通信制御部8に伝えら
れる。
【0049】受信したメールの宛先が緊急用メールアド
レスである指示を受けたデータ制御部8では、公衆通信
回線網11へ接続し、ユーザーデータ記憶部14から今
回の緊急用メールアドレスに対応した電話番号を読み出
してダイアルし(ステップS4)、相手の通信端末12
を呼び出して、相手が電子メールの受信状態にある事を
確認したら、データ記憶部6に記憶された今回の緊急の
電子メールを送信する(ステップS5)。
【0050】電子メールの送信が終了したら相手の通信
端末との接続を解放して、公衆通信回線網11への接続
も断つ(ステップS6)。上記の処理の終了が確認した
ら、データ通信制御部8は、データ管理部13に対して
当該するメールボックスに記憶された緊急の電子メール
の新着フラグをクリアするように指示を出す(ステップ
S7)。
【0051】以上の処理が終了すると通常の電子メール
の処理と同様に次の指示を待ち受けるための次の処理に
移るが(ステップS8)、宛先のメールアドレスが通常
メールアドレスでも、緊急用メールアドレスでも無かっ
た場合には、送信者にエラーメッセージを返してから待
ち受け処理に入ることになる。
【0052】図4は、本発明の第2の実施例のメールサ
ーバー装置4の構成図である。図2との違いは、ユーザ
ーデータ記憶部15に記憶される参照用のメールアドレ
スは、通常メールアドレスのみで緊急用メールアドレス
は記憶されないが、その代わりに、緊急用文字列記憶部
16が即時転送判定部7に接続されている点である。
【0053】専用通信回線網2、専用通信回線網用デー
タ通信部5、メールサーバー装置4、データ記憶部6、
データ管理部13、公衆通信回線網用データ通信部9、
公衆通信回線網11については、図2の説明中に前述し
たとおりである。
【0054】ユーザーデータ記憶部15は、各登録ユー
ザーの個別データが記憶され、各登録ユーザーのユーザ
ー名、ID記号、パスワード、通常メールアドレス、緊
急用メールに使用される電話番号、通信パラメータ、通
信手順等が記憶されている。尚、図2の場合と同様に、
登録ユーザー名をメールサーバー装置のドメイン名と組
み合わせて通常メールアドレスとする場合には、登録ユ
ーザー名が登録されていれば、別途に通常メールアドレ
スを記憶させる必要は無い。
【0055】即時転送判定部7は、電子メールの宛先メ
ールアドレスと、後述する緊急用文字列記憶部16に記
憶された文字列データとの比較を行い、緊急用文字列が
宛先メールアドレスにあるかどうかの判定を行う。その
結果、宛先メールアドレスが緊急用メールアドレスであ
ると判定した場合には、データ通信制御部8に通知す
る。図2の場合と同様に、この即時転送判定部7は、デ
ータ管理部13と比較対象が代わるのみであるので、実
際の構成上はデータ管理部13に含まれるように構成し
ても良い。
【0056】緊急用文字列記憶部16は、電子メールの
宛先に記入された内容が緊急のメールアドレスであるこ
とを示すための文字列を記憶させておく記憶部で、実際
の構成上はユーザーデータ記憶部15に含ませるように
構成しても良い。
【0057】データ通信制御部8は、即時転送判定部7
から緊急用メールアドレスである通知を受けたら、ユー
ザーデータ記憶部15から緊急用メールに使用される電
話番号、通信パラメータ、通信手順等を読み出して、公
衆通信回線網11を経由して相手の通信端末12を呼び
出して該通信端末12へ電子メールを転送する。
【0058】上記のような構成で、この実施例の場合に
は、緊急の電子メールの送信者は、受信者へ緊急の電子
メールを送る必要が生じた場合、電子メールの通常メー
ルアドレスに緊急用の文字列を加えて電子メールを送信
し、その電子メールを受け取ったメールサーバー装置4
側では、即時転送判定部7で緊急用文字列が有るか無い
かの判定を行い、緊急用文字列が有ったら図2に記載し
た第1の実施例と同様な転送処理を行い、緊急用文字列
が無かったら転送処理は行わない事になる。
【0059】図5は、図4の第2の実施例における緊急
用文字列を通常メールアドレスに付加して緊急メールア
ドレスとする例を示す図で、通常メールアドレスのユー
ザー名の後ろに「 (スペース)rapid」を付加し
てあり、即時転送判定部7では、この「 (スペース)
rapid」の有無で、通常メールアドレスか緊急用メ
ールアドレスかを判定する。
【0060】この緊急用文字列は、通常メールアドレス
のユーザー名の前に付加することも可能で、その場合の
例としては「rapid (スペース)」の後にユーザ
ー名という順になり、この「rapid (スペー
ス)」の有無で緊急用メールアドレスかを判定する。
【0061】図6は、図4の第2の実施例におけるデー
タ管理部13と即時転送判定部7とデータ通信制御部8
における処理を説明するフローチャートである。第1の
実施例のフローチャートである図3の第1の実施例との
違いは、宛先メールアドレスが通常メールアドレスであ
るか(ステップS12)、あるいは緊急用文字列の入っ
た緊急用のメールアドレスであるかの判定の部分であり
(ステップS13)、他のフローで実施される内容は図
3の第1の実施例と同一である。
【0062】新着の電子メールが来た場合には(ステッ
プS11)、データ管理部13と即時転送判定部7で
は、その新着電子メールの宛先メールアドレスがユーザ
ーデータ記憶部15に登録された通常メールアドレスの
みであるか(ステップS12)、通常メールアドレスの
みでない場合には(ステップS12,NO)、次に緊急
用文字列記憶部16に記憶された緊急用文字列が付加さ
れているかを識別する(ステップS13)。通常メール
アドレスのみである場合には、通常通りデータ記憶部6
内の登録ユーザー毎のメールボックスに新着フラグを付
けて記憶されるのみで、緊急用文字列が付加されている
場合には、上記記憶に加え、その旨がデータ通信制御部
8に伝えられる。
【0063】受信したメールの宛先に緊急用文字列が付
加されている指示を受けたデータ制御部8では、公衆通
信回線網11へ接続し、ユーザーデータ記憶部15から
今回の緊急用メールアドレスに対応した電話番号を読み
出してダイアルし(ステップS14)、相手の通信端末
12を呼び出して、該通信端末12が電子メールの受信
状態にある事を確認したら、データ記憶部6に記憶され
た今回の緊急の電子メールを送信する(ステップS1
5)。
【0064】電子メールの送信が終了したら相手の通信
端末12との接続を解放して、公衆通信回線網11への
接続も断つ(ステップS16)。上記の処理の終了が確
認したら、データ通信制御部8は、データ管理部13に
対して当該するメールボックスに記憶された緊急の電子
メールの新着フラグをクリアするように指示を出す(ス
テップS17)。
【0065】以上の処理が終了すると通常の電子メール
の処理と同様に次の指示を待ち受けるための次の処理に
移るが(ステップS18)、宛先のメールアドレスが通
常メールアドレスでなく、緊急用文字列も無かった場合
には、送信者にエラーメッセージを返してから待ち受け
処理に入ることになる。
【0066】図7は、本発明の第3の実施例のメールサ
ーバー装置4の構成図であり、この第3実施例において
は、図2における第1の実施例のユーザーデータ記憶部
14とは異なり、緊急用メールアドレスとそれに対応す
る電話番号の組を複数にしてユーザーデータ記憶部17
に記憶させる。
【0067】専用通信回線網2、専用通信回線網用デー
タ通信部5、メールサーバー装置4、データ記憶部6、
データ管理部13、公衆通信回線網用データ通信部9、
公衆通信回線網11については、図2の説明中に前述し
たとおりである。
【0068】ユーザーデータ記憶部17は、各登録ユー
ザーの個別データが記憶され、各登録ユーザーのユーザ
ー名、ID記号、パスワード、通常メールアドレス、複
数の緊急用メールアドレス、該複数の緊急用メールに使
用される電話番号、複数の通信パラメータ、通信手順等
が記憶されている。複数の緊急用メールアドレスとそれ
に使用される電話番号や通信パラメータ、通信手順等は
それぞれ個別に対応する組み合わせとなっている。尚、
図2の場合と同様に、登録ユーザー名をメールサーバー
装置のドメイン名と組み合わせて通常メールアドレスと
する場合には、登録ユーザー名が登録されていれば、別
途に通常メールアドレスを記憶させる必要は無い。
【0069】即時転送判定部7は、電子メールの宛先メ
ールアドレスと、ユーザーデータ記憶部に記憶された複
数の緊急用メールアドレスのそれぞれとの比較を行い、
緊急用メールアドレスであるかどうかの判定を行う。そ
の結果、宛先メールアドレスが緊急用メールアドレスで
あると判定した場合には、データ通信制御部8に通知す
る。図2の場合と同様に、この即時転送判定部7は、デ
ータ管理部13と比較対象が代わるのみであるので、実
際の構成上はデータ管理部13に含まれるように構成し
ても良い。
【0070】データ通信制御部8は、即時転送判定部7
から緊急用メールアドレスである通知を受けたら、ユー
ザーデータ記憶部17から緊急用メールに使用される電
話番号、通信パラメータ、通信手順等を読み出して、公
衆通信回線網11を経由して相手の通信端末12を呼び
出して、該通信端末12へ電子メールを転送する。
【0071】上記のような構成で、緊急の電子メールの
送信者は、受信者の行き先に応じた緊急用メールアドレ
スを選択して、それを電子メールのメールアドレスの宛
先欄に記入することにより、緊急の電子メールを受信者
に送信することができる。
【0072】また、メール・ヘッダに宛先の受信人へ配
信する際に同時に参考として配信される受信人を指定で
きる「Cc」の欄を持つ電子メールシステムのように、
複数の宛先に電子メールを送信できるシステムでは、受
信者の行き先が2〜3カ所の中から曖昧な場合にもその
全ての場所の端末に対して電子メールを送信しておくこ
とができる。
【0073】この図7中の「n」は自然数(正の整数)
で、1、2、3…等の数字が入り、各ユーザーの行き先
の登録順に割り振られる。図8は、図7の第3の実施例
におけるデータ管理部13と即時転送判定部7とデータ
通信制御部8の処理を説明するフローチャートである。
第1の実施例のフローチャートである図3の第1の実施
例との違いは、緊急用メールアドレスが複数の中のどの
緊急用メールアドレスであるかの判定の部分(ステップ
S23)とその緊急用メールアドレスに対応した電話番
号にダイアルするの部分であり(ステップS24)、他
のフローで実施される内容は図3の第1の実施例の場合
と同一である。
【0074】新着の電子メールが来た場合には(ステッ
プS21)、データ管理部13と即時転送判定部7で
は、その新着電子メールの宛先メールアドレスがユーザ
ーデータ記憶部17に登録された通常メールアドレスで
あるか(ステップS22)、複数の緊急用メールアドレ
スのどれかであるかが確認されて(ステップS23)、
通常メールアドレスである場合には、通常通りデータ記
憶部6内の登録ユーザー毎のメールボックスに新着フラ
グを付けて記憶されるのみで、緊急用メールアドレスの
どれかである場合には、上記記憶に加え、その旨がデー
タ通信制御部8に伝えられる。
【0075】受信したメールの宛先が緊急用メールアド
レスのどれかである指示を受けたデータ制御部8では、
公衆通信回線網11へ接続し、ユーザーデータ記憶部1
7から今回の選択された緊急用メールアドレスに対応し
た電話番号を読み出してダイアルし(ステップS2
4)、相手の通信端末12を呼び出して、相手が電子メ
ールの受信状態にある事を確認したら、データ記憶部6
に記憶された今回の緊急の電子メールを送信する(ステ
ップS25)。
【0076】電子メールの送信が終了したら相手の通信
端末12との接続を解放して、公衆通信回線網11への
接続も断つ(ステップS26)。上記の処理の終了が確
認したら、データ通信制御部8は、データ管理部13に
対して当該するメールボックスに記憶された緊急の電子
メールの新着フラグをクリアするように指示を出す(ス
テップS27)。以上の処理が終了すると通常の電子メ
ールの処理と同様に次の指示を待ち受けるための次の処
理に移るが(ステップS28)、宛先のメールアドレス
が通常メールアドレスでなく、緊急用メールアドレスの
どれかでも無かった場合には、送信者にエラーメッセー
ジを返してから待ち受け処理に入ることになる。
【0077】図9は、本発明の第4の実施例のメールサ
ーバー装置4のシステム構成図である。この第4の実施
例においては、図4における第2の実施例の緊急用文字
列記憶部16の緊急用文字列を複数にして緊急用文字列
記憶部19に記憶させ、その緊急用文字列に対応するユ
ーザーデータ記憶部15の電話番号を複数にしてユーザ
ーデータ記憶部18に記憶させている。
【0078】専用通信回線網2、専用通信回線網用デー
タ通信部5、メールサーバー装置4、データ記憶部6、
データ管理部13、公衆通信回線網用データ通信部9、
公衆通信回線網11については、図2の説明中に前述し
たとおりである。
【0079】ユーザーデータ記憶部18は、各登録ユー
ザーの個別データが記憶され、各登録ユーザーのユーザ
ー名、ID記号、パスワード、通常メールアドレス、複
数の緊急用メールに使用される電話番号、通信パラメー
タ、通信手順等が記憶されている。複数の緊急用メール
に使用される電話番号、通信パラメータ、通信手順等
は、後述する緊急用文字列記憶部19に記憶された緊急
用文字列とそれぞれ対応する組み合わせになっている。
尚、図2の場合と同様に、登録ユーザー名をメールサー
バー装置のドメイン名と組み合わせて通常メールアドレ
スとする場合には、登録ユーザー名が登録されていれ
ば、別途に通常メールアドレスを記憶させる必要は無
い。
【0080】即時転送判定部7は、電子メールの宛先メ
ールアドレスと、後述する緊急用文字列記憶部19に記
憶された複数の緊急用文字列データのそれぞれとの比較
を行い緊急用文字列が宛先メールアドレスにあるかどう
かの判定を行う。その結果、宛先メールアドレスが緊急
用メールアドレスであると判定した場合には、データ通
信制御部8に通知する。図2の場合と同様に、この即時
転送判定部7は、データ管理部13と比較対象が代わる
のみであるので、実際の構成上はデータ管理部13に含
まれるように構成しても良い。
【0081】緊急用文字列記憶部19は、電子メールの
宛先に記入された内容が緊急のメールアドレスであるこ
とを示すための複数の文字列(緊急用文字列)を記憶さ
せておく記憶部で、実際の構成上はユーザーデータ記憶
部18に含ませるように構成しても良い。
【0082】データ通信制御部8は、即時転送判定部7
から緊急用メールアドレスである通知を受けたら、ユー
ザーデータ記憶部18から緊急用メールに使用される電
話番号、通信パラメータ、通信手順等を読み出して、公
衆通信回線網11を経由して相手の通信端末12を呼び
出して、該通信端末12へ電子メールを転送する。
【0083】上記のような構成で、緊急の電子メールの
送信者は、受信者の行き先に応じた緊急用文字列を選択
して、それを緊急の電子メールの宛先メールアドレス欄
に通常メールアドレスと共に記入することにより、緊急
の電子メールを受信者に送信することができる。
【0084】また、メール・ヘッダに宛先の受信人へ配
信する際に同時に参考として配信される受信人を指定で
きる「Cc」の欄を持つ電子メールシステムのように、
複数の宛先に電子メールを送信できるシステムでは、受
信者の行き先が2〜3カ所の中から曖昧な場合にもその
全ての場所の端末に対して電子メールを送信しておくこ
とができる。
【0085】この図9中の「n」は自然数(正の整数)
で、1、2、3…等の数字が入り、各ユーザーの行き先
の登録順に割り振られ、緊急用文字列記憶部19に記憶
された緊急用文字列の「n」とユーザーデータ記憶部1
8に記憶された電話番号の「n」とは対応して記憶され
る。
【0086】図10は、第4の実施例における緊急メー
ルアドレスの例を示す図であり、この緊急メールアドレ
スにおいては、通常メールアドレスのユーザー名の後ろ
に「(スペース)rapid(n)」を付加してあり、
即時転送判定部7では、この「 (スペース)rapi
d(n)」が有るか無いかで、通常メールアドレスか緊
急用メールアドレスかを判定する。
【0087】この緊急用文字列は、通常メールアドレス
のユーザー名の前に付加することも可能で、その場合の
例としては「rapid(n) (スペース)」の後に
ユーザー名という順になり、この「rapid(n)
(スペース)」の有無で判定する。
【0088】この図10中の「n」も自然数(正の整
数)で、1、2、3…等の数字が入り、図9の各ユーザ
ーの行き先の登録順に割り振られ、緊急用文字列記憶部
19に記憶された緊急用文字列の「n」とユーザーデー
タ記憶部18に記憶された電話番号の「n」とは対応す
る数字である。
【0089】図11は、図9の第4の実施例におけるデ
ータ管理部13と即時転送判定部7とデータ通信制御部
8の処理を説明するフローチャートである。第2の実施
例のフローチャートである図6との違いは、緊急用文字
列が複数の中のどの緊急用文字列であるかの判定の部分
(ステップS33)とその緊急用文字列に対応した電話
番号にダイアルするの部分であり(ステップS34)、
他のフローで実施される内容は図6の場合と同一であ
る。
【0090】新着の電子メールが来た場合には(ステッ
プS31)、データ管理部13と即時転送判定部7で
は、その新着電子メールの宛先メールアドレスがユーザ
ーデータ記憶部18に登録された通常メールアドレスの
みであるか(ステップS32)、複数の緊急用文字列の
どれかが付加されているかが確認される(ステップS3
3)。そして、通常メールアドレスのみである場合に
は、通常通りデータ記憶部6内の登録ユーザー毎のメー
ルボックスに新着フラグを付けて記憶されるのみであ
り、緊急用文字列のどれかが付加されている場合には、
上記記憶に加え、その旨がデータ通信制御部8に伝えら
れる。
【0091】受信したメールの宛先に緊急用文字列のど
れかが付加されている指示を受けたデータ制御部8で
は、公衆通信回線網11へ接続し、ユーザーデータ記憶
部18から今回の選択された緊急用文字列に対応した電
話番号を読み出してダイアルし(ステップS34)、相
手の通信端末12を呼び出して、相手が電子メールの受
信状態にある事を確認したら、データ記憶部6に記憶さ
れた今回の緊急の電子メールを送信する(ステップS3
5)。
【0092】電子メールの送信が終了したら相手の通信
端末12との接続を解放して、公衆通信回線網11への
接続も断つ(ステップS36)。上記の処理の終了が確
認したら、データ通信制御部8は、データ管理部13に
対して当該するメールボックスに記憶された緊急の電子
メールの新着フラグをクリアするように指示を出す(ス
テップS37)。
【0093】以上の処理が終了すると通常の電子メール
の処理と同様に次の指示を待ち受けるための次の処理に
移るが(ステップS38)、宛先のメールアドレスが通
常メールアドレスのみでなく、緊急用文字列のどれかも
付加されていなかった場合には、送信者にエラーメッセ
ージを返してから待ち受け処理に入ることになる。
【0094】このように、電子メールに緊急用の電子メ
ールアドレスを設定し、メールサーバー装置4内にその
緊急用電子メールアドレスを用いた即時転送判定部7を
設けて、データ通信制御部8により公衆通信回線網11
の他端にある常時待機状態にある公衆通信回線網用通信
端末12へ電子メールを転送することで、電子メールの
受信者が専用回線網用通信端末が無く、公衆通信回線網
用通信端末しか設置されていない場所へ移動してしまっ
た場合にも電子メールを送ることができる。
【0095】上記実施形態では、専用通信回線網2に設
置された通信端末4から、公衆通信回線網11に設置さ
れた通信端末12へメールサーバー装置4を経由して、
電子メールを転送する構成を示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、送信者が公衆通信回
線網の通信端末から専用回線網2へ入ってメールサーバ
ー装置4にアクセスする場合や、受信相手が送信者とは
別の専用通信回線網の通信端末しかなく、その専用回線
用通信端末がインターネットのメールアドレスで管理さ
れない電子メールシステムのみ使用している場合の電子
メールを送受信する時にも適用される。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、通常はインタ
ーネットや専用通信回線網の通信端末で電子メールを受
け取っている人が、出張や帰宅等で公衆通信回線網に接
続した端末しかない場所へ移動した場合にも、その人に
緊急の電子メールを送信することができ、行き先が2〜
3カ所以上の中から特定できない場合にもその全てに電
子メールを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例の緊急用メールアドレス
の構成部を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図7】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図8】本発明の第3の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図9】本発明の第4の実施例の構成図である。
【図10】本発明の第4の実施例の緊急用メールアドレ
スの構成部を説明する図である。
【図11】本発明の第4の実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 専用通信回線網用通信端末 2 専用通信回線網 3 ルーター 4 メールサーバー装置 5 専用通信回線網用データ通信部 6 データ記憶部 7 即時転送判定部 8 データ通信制御部 9 公衆通信回線網用データ通信部 10 モデム 11 公衆通信回線網 12 常時待機状態にある公衆通信回線網用通信端末 13 データ管理部 14、15、17、18 ユーザーデータ記憶部 16、19 緊急用文字列記憶部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 3/54 H04M 11/00 303 11/00 303

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体を専用通信回線網に接続する第
    1の接続手段と、 装置本体を公衆通信回線網に接続する第2の接続手段
    と、 上記第1の接続手段によって前記専用通信回線網に接続
    された第1の通信端末より送信されてきた電子メールを
    受信する受信手段と、 該受信手段により受信された電子メールに付属する宛先
    メールアドレスに応じて各電子メールを登録ユーザー毎
    のメールボックスに記憶させるデータ記憶手段と、 前記登録ユーザー毎に通常の電子メール受信用に割り当
    てられる通常メールアドレスと、前記ユーザー毎に前記
    通常メールアドレスとは別に設定される緊急用メールア
    ドレスと、前記公衆回線網に接続された該緊急用メール
    アドレス宛のメールが送信される常時待機状態の第2の
    通信端末の電話番号が少なくとも記憶されたユーザーデ
    ータ記憶手段と、 前記受信手段により受信された電子メールの宛先メール
    アドレスが、通常メールアドレスか、緊急用メールアド
    レスかを、前記ユーザーデータ記憶手段に記憶した内容
    を参照することにより判定する即時転送判定手段と、 前記受信手段により受信された電子メールの宛先メール
    アドレスが、緊急用メールアドレスであると前記即時転
    送判定手段により判定された場合には、前記第2の接続
    手段を介して前記公衆通信回線網に接続された前記第2
    の通信端末の電話番号をダイアルして装置本体と該第2
    の通信端末を通信接続し、前記専用通信回線網から前記
    データ記憶手段に記憶されている前記電子メールを、該
    第2の通信端末へ転送するデータ通信制御手段とを備え
    ることを特徴とするメールサーバー装置。
  2. 【請求項2】 前記緊急用メールアドレスは、前記通常
    メールアドレスに緊急用文字列が付加された構成となっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のメールサーバ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 前記緊急用メールアドレスが、前記各ユ
    ーザー毎に複数個設定でき、前記データ通信制御手段は
    該複数の緊急用メールアドレスの中からメール送信者が
    選択した任意の緊急用メールアドレスに対応する電話番
    号を有する第2の通信端末を転送先に選んで当該電子メ
    ールを転送することを特徴とする請求項1に記載のメー
    ルサーバー装置。
  4. 【請求項4】 前記緊急用文字列を、前記各ユーザー毎
    に複数個設定でき、前記データ通信制御手段は該複数の
    緊急用文字列の中からメール送信者の選択した任意の緊
    急用文字列に対応する電話番号を有する第2の通信端末
    を転送先に選んで当該電子メールを転送することを特徴
    とする請求項2に記載のメールサーバー装置。
  5. 【請求項5】 電子メールの各ユーザー毎に緊急用メー
    ルアドレスとそれに対応する緊急用通信端末の電話番号
    等を記憶し、 受信した電子メールの宛先メールアドレスが、前記緊急
    用メールアドレスと一致するかを判別して、一致する場
    合に前記電子メールが緊急であると判別し、 該電子メールを各ユーザー毎のメールボックスに記憶さ
    せると共に、 前記緊急用通信端末の電話番号等を用いて通信接続し、
    前記電子メールを該緊急用通信端末へ転送することを特
    徴とする電子メールの管理方法。
  6. 【請求項6】 前記緊急用メールアドレスは、前記通常
    メールアドレスに緊急用文字列が付加された構成となっ
    ており、前記電子メールが緊急であることを判別する際
    には、前記受信した電子メールの宛先アドレスに前記緊
    急用文字列が付加されているか否かを基に判別すること
    を特徴とする請求項5に記載の電子メールの管理方法。
JP8349723A 1996-12-27 1996-12-27 メールサーバー装置 Pending JPH10190724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359640A (en) * 2000-02-23 2001-08-29 Battlemail Com Ltd A game using electronic mail

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359640A (en) * 2000-02-23 2001-08-29 Battlemail Com Ltd A game using electronic mail

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