JPH10143573A - 遠隔医療システム - Google Patents

遠隔医療システム

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JPH10143573A
JPH10143573A JP29403696A JP29403696A JPH10143573A JP H10143573 A JPH10143573 A JP H10143573A JP 29403696 A JP29403696 A JP 29403696A JP 29403696 A JP29403696 A JP 29403696A JP H10143573 A JPH10143573 A JP H10143573A
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JP
Japan
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biological information
diagnosis
central processing
processing unit
unit
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JP29403696A
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Fumiaki Tejima
文彰 手島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は通信ネットワークに対し多大な負荷を
かけることなく、遠隔地に居る被検体の生体情報を長時
間にわたって計測して診断することが可能な遠隔医療シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】生体情報診断装置1により計測された生体
情報に基づく診断が、端末装置2による第1の診断と、
生体情報診断装置5による第2の診断とに段階化され、
その大半は第1の診断に費やされるので、通信ネットワ
ーク3に対し多大な負荷をかけることなく、被検体の生
体情報を長時間にわたって計測し遠隔地においてこれを
診断することが可能となる。また、生体情報計測機器1
の機種又はOSの変更等に応じた最新のプログラムが通
信ネットワーク3を介してダウンロードされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭等の遠
隔地における生体情報計測に応じて医療サービスを提供
するいわゆるオンデマンド型の遠隔医療システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような遠隔医療システムの従来例と
しては、特開平7−287733号公報記載の生体情報
取得可能電子カルテシステム、特開平8−38435号
公報記載の在宅健康管理システムがある。
【0003】生体情報取得可能電子カルテシステムは、
生体情報取得手段を備えた電子カルテに関し、電子カル
テと血圧計等の生体情報取得手段及び画像情報取得手段
を公衆電話回線等を用いて接続することで、遠隔地にい
る患者の血圧等の生体情報及び患者の画像情報を直接電
子カルテに取り込み、生体情報をグラフ化することで患
者の状態を一目で把握するものである。また、在宅健康
管理システムは、診断結果を任意の場所で迅速に得るこ
とができるとともに、各患者のデータを集中管理し、診
断の合理化を図っている。
【0004】このような生体情報取得可能電子カルテシ
ステム及び在宅健康管理システムには次のような問題点
がある。まず、生体情報取得可能電子カルテシステムに
おいては、公衆電話回線、CATV回線、ISDN回
線、無線、移動無線等を利用して生体情報をリアルタイ
ムに伝送しているが、生体情報等の時系列データをリア
ルタイムに伝送する場合、送信したデータと、受信側に
おいて実際に受信されるデータとが異なる場合があり、
これにより時間軸方向が正しく再生できないという問題
がある。これは、データ量や回線の使用状況、あるいは
転送経路によっては、通信速度が一定に保たれる保証が
得られないからである。このような問題は、例えば音声
伝送のためにリアルタイム性を必要とするインターネッ
トフォンやインターネット会議システムなどにおいても
発生しており、通信速度に応じて圧縮率を変えてデータ
を転送したり、データのみをUDPを使って転送するな
どして問題の影響を少なくしている。UDP伝送の場
合、TCP/IPを利用した場合に比べてデータの信頼
性が劣るが、高い伝送速度を期待できる。音声伝送など
の場合には多少データ量が落ちても実用上問題にはなら
ない。しかしながら、生体情報を連続して転送する場合
には、UDP伝送時のデー夕損失や圧縮によるデータ損
失は、誤診につながる可能性がある。データをバッファ
リングして再生することにより、このような問題の影響
を少なくする方式もあるが、問題を完全に解決するもの
ではない。
【0005】次に、在宅健康管理システムにおいては、
あらかじめ一定時間だけ生体情報を記録し、その記録し
たデータを送信するようにしている。これにより、上記
問題を解決することが可能であるが、長時間の計測には
向かない。例えば無呼吸症などの場合、就寝中のデータ
を計測する必要があり、その間のデータを全て記憶する
ことはコストの観点からも現実的はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は下記の遠隔医
療システムを提供することを目的とする。 (1) 通信ネットワークに対し多大な負荷をかけることな
く、遠隔地に居る被検体の生体情報を長時間にわたって
計測して診断することが可能な遠隔医療システム。 (2) 端末装置のシステム更新及び保守作業が容易且つ低
コストで実現可能な遠隔医療システム。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の遠隔医療システムは、医療施設外の遠隔
地に設置可能であって、被検体の生体情報を計測する生
体情報計測装置が接続される端末装置と、複数の生体情
報診断装置と、中央処理装置とが通信ネットワークを介
して相互に接続された遠隔医療システムにおいて、前記
端末装置に設けられ、前記生体情報計測装置により得ら
れた生体情報データに基づいて第1の診断を行ない、そ
の診断結果を前記中央処理装置に送信する第1の診断手
段と、前記中央処理装置に設けられ、前記第1の診断手
段から送られてきた第1の診断結果を受信して処理する
ことにより、該第1の診断結果を診断可能な生体情報診
断装置を前記複数の生体情報診断装置のなかから選択す
るとともに、選択された生体情報診断装置に対して該第
1の診断結果を送信する第1の診断結果処理手段と、前
記生体情報診断装置に設けられ、前記中央処理装置から
送られてきた第1の診断結果に基づいて第2の診断を行
ない、その診断結果を前記中央処理装置に送信する第2
の診断手段と、前記中央処理装置に設けられ、前記第2
の診断手段から送られてきた第2の診断結果を受信して
処理することにより、該第2の診断結果を前記端末装置
に送信する第2の診断結果処理手段と、を具備すること
を特徴とする。 (2)本発明の遠隔医療システムは、上記(1)に記載
の遠隔医療システムであって、且つ前記端末装置は、緊
急連絡先を設定する設定手段をさらに具備し、前記中央
処理装置は、前記端末装置において設定された緊急連絡
先に対し、前記通信ネットワークを介して緊急連絡を行
なう緊急連絡手段をさらに具備することを特徴とする。 (3)本発明の遠隔医療システムは、上記(1)に記載
の遠隔医療システムであって、且つ前記端末装置は、前
記第1の診断手段による第1の診断結果又は前記中央処
理装置から送信された第2の診断結果に基づいて前記被
検体に対する警告を発する警告発生手段をさらに具備す
ることを特徴とする。 (4)本発明の遠隔医療システムは、上記(1)に記載
の遠隔医療システムであって、且つ前記通信ネットワー
クは、公衆電話回線、又はISDN回線、又は有線若し
くは無線のローカルエリアネットワーク回線、又は衛星
通信回線、又はCATV回線から構成されることを特徴
とする。 (5)本発明の遠隔医療システムは、上記(1)に記載
の遠隔医療システムであって、且つ前記生体情報計測装
置は、血圧計又は心電計又は血中酸素濃度計からなるこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に
係る遠隔医療システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示される本実施形態の遠隔医療システムは、
生体情報計測装置1が接続される端末装置2と、複数の
生体情報診断装置5〜7と、中央処理装置4とが通信ネ
ットワーク3を介して相互に接続されて構成されてい
る。
【0009】端末装置2は医療施設外の遠隔地、例えば
家庭内に設置される。図1においては、通信ネットワー
ク3に対して1台の端末装置が接続される場合が示され
ているが、より具体的なシステムにおいては、被検体数
に応じて複数台接続される。この端末装置2は、生体情
報計測装置1により得られた生体情報データに基づいて
第1の診断を行ない、その診断結果を中央処理装置4に
送信する第1の診断手段を有している。生体情報計測装
置1は被検体(図示しない)の生体情報を計測し、その
計測結果を生体情報データとして端末装置2に対して出
力する例えば血圧計、又は心電計、又は血中酸素濃度計
である。また、ここでいう第1の診断とは、例えば生体
情報データの値が所定の閾値を超えたか否かを自動判定
することを含む。
【0010】中央処理装置4は、端末装置2の第1の診
断手段から送られてきた第1の診断結果を受信して処理
することにより、該第1の診断結果を診断可能な生体情
報診断装置を複数の生体情報診断装置5〜7のなかから
選択するとともに、選択された生体情報診断装置に対し
て該第1の診断結果を送信する第1の診断結果処理手段
を有している。
【0011】生体情報診断装置は、例えば医療施設内に
おいて担当医師毎に複数台設置される。同図では生体情
報診断装置5,6,7の3台が担当医師A,B,Cのた
めに設置される場合が示されている。生体情報診断装置
5〜7は、それぞれ、中央処理装置4から送られてきた
第1の診断結果に基づいて第2の診断を行ない、その診
断結果を中央処理装置4に送信する第2の診断手段を有
している。ここでいう第2の診断とは、より具体的に
は、第1の診断結果に基づき担当医が医学的な判断を下
すために、第1の診断結果を例えば読影モニタ画面等に
出力する処理を含む。
【0012】また、中央処理装置4は、第1の診断結果
処理手段に加えて、生体情報診断装置5〜7の第2の診
断手段から送られてきた第2の診断結果を受信して処理
することにより、該第2の診断結果を診断元の端末装置
2に送信する第2の診断結果処理手段を有している。
【0013】図1に示される生体情報計測機器1、端末
装置2、中央処理装置4、生体情報診断装置5〜7は、
いずれもコンピュータ及びコンピュータ制御の電子機器
から構成されている。コンピュータとしては種々のもの
が知られているが、タワー型若しくはデスクトップ型若
しくはノート型のパーソナルコンピュータ、ワークステ
ーション、大型コンピュータなどが挙げられる。ちなみ
に端末装置2はインターネット端末と同等の機能を有す
る小型の家庭用ゲーム機器により構成しても良い。
【0014】本実施形態の通信ネットワーク3は、公衆
電話回線、ISDN回線、有線又は無線のローカルエリ
アネットワーク(LAN)回線、衛星通信回線、CAT
V回線等、種々の通信回線から構成される。例えば本実
施形態においては、公衆電話回線を経由して接続される
インターネットを利用して通信ネットワーク3が構成さ
れている。さらに本実施形態は、WWW(World Wide W
eb)を用いてインターネット上に構築される分散データ
ベースシステムを有している。WWWはクライアント/
サーバー型の応用ソフトウェアであって、マルチメディ
アに対応し、インターネット上の情報を統一的に扱うこ
とができる。
【0015】図2は端末装置2の概略構成を示すブロッ
ク図である。端末装置2は、プログラム(クライアント
側)200によって生体情報計測機器1を制御する機器
制御部200を有している。プログラム200は、デー
タ取得部202、データ検査部203、異常データ送信
部204、診断結果受信部205、診断結果表示部20
6、データ記録部207、状態通知部208、警告発信
部209から成る。
【0016】このプログラム200は、生体情報計測機
器1を制御することにより被検体からの生体情報を収集
し、これにより得られた被検体の生体情報データに基づ
いて自動診断(第1の診断)を行い、この診断により異
常が発見された場合は、その生体情報データ及び異常で
ある旨が記載された診断結果を中央処理装置4に送信す
る。また、生体情報計測機器1による計測終了の後、上
記自動診断の結果又は中央処理装置4を介して送られて
きた生体情報診断装置5〜7からの診断結果及び指示内
容を受信して表示する。またプログラム200は、イン
ターネット上に構築されるアプリケーションとしてのH
TML(HyperText Markup Language )若しくはJAV
Aアプレット又はOCX(拡張カスタムコントロール)
が適宜組み合わされたクライアント側のプログラムとし
て記述され、そのプログラムファイルは、中央処理装置
4のWWWサーバーのホームページから検索可能である
とともに、通信ネットワーク3を経由して通信部214
およびプログラム受信部217によりダウンロードされ
る。このプログラム200は、中央処理装置4に設けら
れるサーバー側プログラム、すなわち生体情報管理デー
モンとの間でリアルタイム通信、より具体的にはソケッ
ト・インターフェースを介したソケット通信を行なう。
【0017】プログラム受信部217は、中央処理装置
4のWWWサーバーのホームページから端末装置2及び
生体情報計測機器1の構成に応じた所要のプログラム2
00を選択的に受信するためのWWWブラウザからな
る。
【0018】また端末装置2には、生体情報計測機器1
から取得した生体情報データを記憶するデータ記憶部2
10、診断情報や医師からの指示内容等、被検体に対し
て発せられるテキスト又はグラフィック情報を表示する
表示部211、診断結果に応じて被検体に対し警告を発
する警告発生部212、データ入力部215から制御部
216を介して入力された被検体からの指示等により、
プログラム受信部217により受信されたプログラム2
00を実行するプログラム実行部213、被検体からの
当該システムに対して与えられるテキスト情報等を入力
するための例えばキーボード又はマウスからなるデータ
入力部215、通信ネットワーク(ここでは公衆電話回
線からダイヤルアップ等で接続するインターネット)3
を介してプログラムやデータ等の送受信を行うための例
えばモデムからなる通信部214が設けられている。
【0019】図3は中央処理装置4の概略構成を示すブ
ロック図である。中央処理装置4は、生体情報計測機器
1及び端末装置2の機種又はOS(オペレーティング・
システム)毎に用意された上述のプログラム200を記
憶するプログラム記憶部400と、端末装置2のWWW
ブラウザ(プログラム受信部217)からの要求に応じ
て所要のプログラム200を送信するプログラム送信部
401とを有している。プログラム記憶部200は、例
えば磁気ディスク装置(HDD)又は光磁気ディスク装
置(MO)などの補助記憶装置からなる。プログラム送
信部401は、例えばHTTPに係る処理を担うサーバ
側プログラム(HTTPデーモン)からなる。
【0020】また、端末装置2から送信された生体情報
データ及び異常内容が記載された第1の診断結果を受信
する第1データ受信部403と、生体情報診断装置5〜
7の何れかの装置から通信ネットワーク3を経由して送
信された診断結果(第2の診断結果)及び指示内容を通
信部402を介して受信する第2データ受信部405
と、第1及び第2データ受信部403及び405により
受信した生体情報データ及び診断結果(第1及び第2の
診断結果)を記憶するデータ記憶部404とを有してい
る。上記第1データ受信部403は、より具体的には端
末装置2のプログラム200との間でリアルタイム通信
(ソケット通信)を実現するサーバー側プログラム(生
体管理デーモン)である。
【0021】また、端末装置2からの計測終了通知を受
けた時点までに同装置2から異常内容が記載された第1
の診断結果が報告されたか否かを、データ記憶部404
の記憶内容を処理することにより判定し、異常が報告さ
れた場合には、当該第1の診断結果(及びこれに関連す
る生体情報データ)を診断可能な生体情報診断装置を複
数の生体情報診断装置5〜7のなかから選択するととも
に、選択された生体情報診断装置に対して上記診断結果
を即時に送信する第1の診断結果処理手段としての第1
データ送信部406を有している。
【0022】また、データ記憶部404の記憶内容(第
2データ受信部405による受信内容)に基づき、生体
情報診断装置5〜7から異常が報告されていなければ、
その旨を生体情報データの送信元である端末装置2に対
し通信ネットワーク3を介して送信し、異常が報告され
ている場合にはデータ記憶部404に記憶されている第
2の診断結果及び指示内容を、同様に送信元の端末装置
2に送信する第2の診断結果処理手段としての第2デー
タ送信部407を有している。
【0023】また、上記データ記憶部404に格納され
た第2の診断結果(端末装置2からの第1の診断結果で
も良い)に基づき、図示しない緊急連絡先に対して通信
ネットワーク3を経由して緊急連絡を行なう緊急連絡部
408を有している。データ記憶部404は、端末装置
2から事前にアップロードされた例えば電話番号などの
緊急連絡先情報を記憶保持するものとなっている。緊急
連絡部408は、より具体的には、電子メールシステム
を利用して構成される。
【0024】図4は生体情報診断装置5(〜7)の概略
構成を示すブロック図である。生体情報診断装置5は、
中央処理装置4の第1データ送信部406から送信され
た生体情報データ及び異常内容を示す第1の診断結果を
受信するデータ受信部501と、受信したデータを担当
医師等の診断(第2の診断)に供するための例えば読影
モニタ等及び診断結果入力手段等からなる診断部502
と、この診断部502における第2の診断結果及び医師
から被検体に対して与えられる指示内容を通信ネットワ
ーク3を介して中央処理装置4に送信するデータ送信部
503と、通信ネットワーク3に対して接続される例え
ばモデムからなる通信部500とを有している。
【0025】以上のように構成された本実施形態に係る
遠隔医療システムの動作を説明する。図5は当該システ
ムの概略的な動作を説明するためのシーケンスチャート
である。
【0026】まず、端末装置2においてWWWブラウザ
が起動され、このブラウザを介して、WWWサーバーで
ある中央処理装置4に対して検査開始要求がなされる。
開始要求がなされると、生体情報計測機器1による計測
が実際に行われる前に、端末装置2において実行される
生体情報計測プログラムのダウンロードが行われる。こ
れは、中央処理装置4から送られてきた生体情報機器リ
ストのなかから所要の生体情報計測機器を選択するとと
もに、端末装置2のマシン情報、OSなどを指定して行
われる。これにより、HTMLファイル及びJavaア
プレット等からなる生体情報計測プログラムが中央処理
装置4から端末装置2にダウンロードされる。当該プロ
グラムがダウンロードされた後、端末装置2から中央処
置装置4に対して通信回線確立要求がなされ、計測が開
始される。なお、ここで確立された通信回線は、計測が
終了された後に開放される。
【0027】ここで、端末装置2の具体的な動作を説明
する。図6は、端末装置2にダウンロードされた生体情
報計測プログラムのフローチャートである。まずステッ
プS1において、データ収集開始の判定が行われる。収
集が開始されると、ステップS2において、計測開始通
知が中央処理装置4に対して送出されると共に、生体情
報計測機器1の制御に基づく計測が開始される。続いて
ステップS3において、生体情報計測機器1から生体情
報が読み出される。ステップS4においては、ステップ
S3で読み出された生体情報に基づいて異常パターンの
チェックが行われる。次にステップS5において、異常
パターンのチェック結果がYES、すなわち生体情報に
異常パターンが検出された場合には、ステップS6の処
理を実行した後にステップS7に移行する。また、チェ
ック結果がNOの場合は直ちにステップS7に移行す
る。ステップS6においては、異常パターンが検出され
た生体情報データ及び当該チェック結果(タイムスタン
プを含む)が、中央処理装置4に対して送られる。
【0028】図5に示したように、端末装置2における
生体情報の計測に並行して中央処理装置4及び生体情報
診断装置により第2次診断が行われる。第2次診断の結
果次第では、緊急連絡装置による緊急連絡が行われる。
【0029】図6のフローチャートに説明を戻す。ステ
ップS7において、データ収集終了の判定が行われる。
操作者により計測終了の指示が与えられた場合又は中央
処理装置4により先に送出した異常データの診断結果に
基づく指示等が与えられた場合には、ステップS8に移
行して計測が終了される(計測終了通知)。一方、これ
らの指示が与えられない場合は、ステップS3に移行
し、ステップS3〜ステップS7の処理が繰り返され、
遠隔地における長時間の継続的な診断が実現される。
【0030】以上説明したように本実施形態の遠隔医療
システムによれば、生体情報診断装置1により計測され
た生体情報に基づく診断が、端末装置2による第1の診
断と、生体情報診断装置5による第2の診断とに段階化
され、その大半は第1の診断に費やされるので、通信ネ
ットワーク3に対し多大な負荷をかけることなく、被検
体の生体情報を長時間にわたって計測し遠隔地において
これを診断することが可能となる。
【0031】また、生体情報計測機器1の機種又はOS
の変更等に応じた最新のプログラムが通信ネットワーク
3を介してダウンロードされる構成となっており、端末
装置2においてプログラムを再インストールする作業が
不要となるので、端末装置2のシステム更新及び保守作
業が容易且つ低コストで実現可能になる。なお、本発明
は上述した実施形態に限定されず、種々変形して実施可
能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の遠隔医療システムを提供できる。 (1) 通信ネットワークに対し多大な負荷をかけることな
く、遠隔地に居る被検体の生体情報を長時間にわたって
計測して診断することが可能な遠隔医療システム。 (2) 端末装置のシステム更新及び保守作業が容易且つ低
コストで実現可能な遠隔医療システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る遠隔医療システム
の概略構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態の遠隔医療システムの端末装置2
の概略構成を示すブロック図。
【図3】第1実施形態の遠隔医療システムの中央処理装
置4の概略構成を示すブロック図。
【図4】第1実施形態の遠隔医療システムの生体情報診
断装置5の概略構成を示すブロック図。
【図5】第1実施形態の遠隔医療システム全体の概略的
な動作を説明するためのシーケンスチャート。
【図6】第1実施形態の遠隔医療システムの端末装置2
にダウンロードされたプログラムのフローチャート。
【符号の説明】
1…生体情報計測機器 2…端末装置 3…通信ネットワーク 4…中央処理装置 5〜7…生体情報診断装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の生体情報を計測するための生体
    情報計測装置が接続されるとともに医療施設外の遠隔地
    に設置可能な端末装置と、複数の生体情報診断装置と、
    中央処理装置とが通信ネットワークを介して相互に接続
    された遠隔医療システムにおいて、 前記端末装置に設けられ、前記生体情報計測装置により
    得られた生体情報データに基づいて第1の診断を行な
    い、その診断結果を前記中央処理装置に送信する第1の
    診断手段と、 前記中央処理装置に設けられ、前記第1の診断手段から
    送られてきた第1の診断結果を受信して処理することに
    より、該第1の診断結果を診断可能な生体情報診断装置
    を前記複数の生体情報診断装置のなかから選択するとと
    もに、選択された生体情報診断装置に対して該第1の診
    断結果を送信する第1の診断結果処理手段と、 前記生体情報診断装置に設けられ、前記中央処理装置か
    ら送られてきた第1の診断結果に基づいて第2の診断を
    行ない、その診断結果を前記中央処理装置に送信する第
    2の診断手段と、 前記中央処理装置に設けられ、前記第2の診断手段から
    送られてきた第2の診断結果を受信して処理することに
    より、該第2の診断結果を前記端末装置に送信する第2
    の診断結果処理手段と、 を具備することを特徴とする遠隔医療システム。
  2. 【請求項2】 前記端末装置は、緊急連絡先を設定する
    設定手段をさらに具備し、 前記中央処理装置は、前記端末装置において設定された
    緊急連絡先に対し、前記通信ネットワークを介して緊急
    連絡を行なう緊急連絡手段をさらに具備することを特徴
    とする請求項1に記載の遠隔医療システム。
  3. 【請求項3】 前記端末装置は、前記第1の診断手段に
    よる第1の診断結果又は前記中央処理装置から送信され
    た第2の診断結果に基づいて前記被検体に対する警告を
    発する警告発生手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項1に記載の遠隔医療システム。
  4. 【請求項4】 前記通信ネットワークは、公衆電話回
    線、又はISDN回線、又は有線若しくは無線のローカ
    ルエリアネットワーク回線、又は衛星通信回線、又はC
    ATV回線から構成されることを特徴とする請求項1に
    記載の遠隔医療システム。
  5. 【請求項5】 前記生体情報計測装置は、血圧計又は心
    電計又は血中酸素濃度計からなることを特徴とする請求
    項1に記載の遠隔医療システム。
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Cited By (21)

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