JPH0962555A - ファイル復旧方法 - Google Patents

ファイル復旧方法

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JPH0962555A
JPH0962555A JP7212080A JP21208095A JPH0962555A JP H0962555 A JPH0962555 A JP H0962555A JP 7212080 A JP7212080 A JP 7212080A JP 21208095 A JP21208095 A JP 21208095A JP H0962555 A JPH0962555 A JP H0962555A
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JP
Japan
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file
medium
journal
backup
checkpoint
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JP7212080A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Hiroshige
一仁 広重
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0962555A publication Critical patent/JPH0962555A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】媒体に障害が発生した場合に、その媒体に保存
されているファイルを復旧させるまでに要する時間を短
縮できるようにする。 【解決手段】ジャーナルファイルdに一定時間毎にチェ
ックポイントCKを記録する。このCKには、その時点
において媒体A中のファイルaに反映されていない更新
内容のうち、最も古い更新内容のファイルd上の記録位
置が設定される。一方、媒体A中のファイルaを別の媒
体B中のバックアップファイルbにバックアップする時
刻(T1,T2)では、その際のファイルd上の最新の
チェックポイントの内容をファイルbに付加するCK記
録23を行い、媒体Aの障害発生時刻(T3)では、フ
ァイルbに付加されているCKの示すファイルd上の記
録位置以降の更新内容をファイルdから順に取り出して
ファイルbを更新するロールフォワード処理24を行
い、ファイルaを媒体D中に復旧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるファイル(データベースもファイルとして位置付
けられるものとする)の管理方法に係り、特に媒体に障
害が発生した場合に当該媒体に保存されているファイル
を復旧するのに好適なファイル復旧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムにおいては、媒体に障害
が起きた場合に、その媒体に保存されているファイルま
たはデータベース(以下、データベースも含めてファイ
ルと総称する)の復旧を可能とするために、ファイル
(データファイル)のバックアップを別の媒体にとると
共に、当該ファイルの更新内容をジャーナルファイルに
記録するようになっているのが一般的である。
【0003】このバックアップしたファイル(バックア
ップファイル)とジャーナルファイルに基づく従来のフ
ァイル復旧方法について説明する。図8は、ファイルの
更新処理とジャーナルファイルの対応関係を示す。
【0004】同図に示すように、(トランザクションか
ら)ファイルaの更新処理が要求されると(ステップS
61)、まず外部記憶装置、例えばディスク装置の媒体
Aからメモリ上(のバッファ)にロードされたファイル
a(の一部のファイルイメージ)に対し、要求された更
新処理(i番目の更新処理であるとする)が行われる
(ステップS62)。
【0005】次に、トランザクションがコミットする
と、メモリ上へのi番目の更新処理の内容を、アフター
イメージジャーナル(AIJ i)32としてジャーナ
ルファイル31に記録する(ステップS63)。続い
て、このi番目の更新処理の内容を媒体A内のファイル
aに書き出す実更新要求が、データライタ(図示せず)
に発行される(ステップS64)。
【0006】以上のステップS62〜S64の動作は、
トランザクションがスタートとして当該トランザクショ
ンからファイルaの更新処理が要求される毎に行われ
る。さて、データライタは、実更新要求を受けると、そ
の要求が実行可能となった時点で(ステップS71)、
要求されたi番目の更新処理の結果を、媒体Aに保存さ
れているファイルaに反映する書き込み動作を行う(ス
テップS72)。したがって、このデータライタによる
書き込み動作が完了する以前に、次のトランザクション
からの更新要求に対する更新処理(i+1番目の更新処
理)がメモリ上のファイルa(のファイルイメージ)に
対して行われて、対応するアフターイメージジャーナル
(AIJ i+1)がジャーナルファイル31に記録さ
れることもあり得る。
【0007】ステップS72の実行により、メモリ上で
のi番目の更新処理の結果が媒体A内のファイルaに書
き込まれると(反映されると)、当該メモリ上でのi番
目の更新処理の結果を媒体(ここではディスク)Aに書
き出したことを示すクリーンポイント(CL i)33
をジャーナルファイル31に記録する(ステップS7
3)。
【0008】以上の説明から明らかなように、例えばi
番目のアフターイメージジャーナル“AIJ i”及び
対応するi番目のクリーンポイント“CL i”がジャ
ーナルファイル31に記録される時点にはずれがある。
このため、ジャーナルファイル31上では、“AIJ
i”と、対応する“CL i”の記録位置には相関関係
はなく、例えば“CL i”がジャーナルファイル31
に記録される前に、次のi+1番目のアフターイメージ
ジャーナル“AIJ i+1”がジャーナルファイル3
1に記録されることもあり得る。
【0009】なお、ジャーナルファイル31に“AIJ
i”を記録した後は、対応する“CL i”を記録す
るまでは、メモリ上での後続の更新処理を行わないよう
にするならば、ジャーナルファイル31上で“AIJ
i”と“CL i”の記録位置を連続させることができ
る。しかし、これでは、トランザクション処理が遅れ、
メモリ上でのファイルイメージの更新処理の利点を生か
すことができない。
【0010】一方、以上の動作とは別に、磁気ディスク
装置内の媒体A上のファイルaを別の磁気ディスク装置
内の媒体B上のファイル(バックアップファイル)bに
バックアップする動作が、例えば1日に数回、ほぼ一定
時間間隔で行われる(ステップS81,S82)。
【0011】このファイルaのバックアップ動作は、メ
モリ上でのファイルaの更新処理結果のうち媒体A上の
ファイルaに書き出されていない(反映されていない)
更新処理結果(即ちアフターイメージジャーナル)がジ
ャーナルファイル31に残っている状態で行われること
がある。このため、バックアップが行われた際のファイ
ルaには、ジャーナルファイル31に記録されている更
新処理結果(アフターイメージジャーナル)の全てが反
映されているとは限らない。しかも、ジャーナルファイ
ル31上では、前記したようにi番目のアフターイメー
ジジャーナル“AIJ i”と、対応するi番目のクリ
ーンポイント“CL i”の位置関係は一定しない。
【0012】したがって、ファイルのバックアップ時
に、どの更新処理まで媒体Bに書き込まれたか簡単には
分からない。このため従来は、媒体Aに障害が発生した
結果、ジャーナルファイル31とバックアップファイル
bをもとに媒体A上のファイルaを復旧(リカバリ)し
ようとする場合、ジャーナルファイル31の先頭位置か
らファイルの更新内容を調べなければ、ロールフォワー
ド処理、即ち最も最近に行われたバックアップ時点以降
に更新された内容をその時点のバックアップファイルb
に反映させることでファイルaを復旧するためのロール
フォワード処理を開始することができなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ファイル復旧方法では、障害が起きた媒体に保存されて
いるファイルを、そのファイルのバックアップ内容(バ
ックアップファイル)とジャーナルファイルをもとに復
旧する場合に、ジャーナルファイルの先頭位置からファ
イルの更新内容を調べなければ、ロールフォワード処理
を開始することができず、ファイルの復旧に時間がかか
るという問題があった。
【0014】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、媒体に障害が発生した場合に、その媒体
に保存されているファイルを復旧させるのに必要なロー
ルフォワード処理の開始位置を、ジャーナルファイルの
先頭から検索することなしに簡単に検出でき、もって媒
体に障害が発生した後、その媒体に保存されているファ
イルを復旧させるまでに要する時間を短縮できるファイ
ル復旧方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の媒体に
保存されているファイルへの更新処理をメモリ上で行っ
て、その更新内容をジャーナルファイルに記録し、しか
る後にその更新内容を上記第1の媒体中のファイルに反
映するための手続きを行う一方、上記第1の媒体中のフ
ァイルを別の第2の媒体中のバックアップファイルにバ
ックアップしておくことにより、上記第1の媒体に障害
が発生した場合には、最新のバックアップ時以降に上記
ジャーナルファイルに記録された更新内容と上記バック
アップファイルとをもとに、上記第1の媒体中のファイ
ルを復旧するためのロールフォワード処理を行うファイ
ル復旧方法において、上記ジャーナルファイルに、当該
ジャーナルファイル上のロールフォワード処理を開始す
べき位置が設定されたチェックポイントをほぼ一定時間
毎に記録する一方、上記第1の媒体中のファイルを上記
第2の媒体中のバックアップファイルにバックアップす
る際には、上記ジャーナルファイル上の最新のチェック
ポイントの内容を当該バックアップファイルに付加し、
上記第1の媒体の障害発生に伴うロールフォワード処理
に際しては、その開始位置を上記バックアップファイル
に付加された最新のチェックポイントの内容から決定し
て、上記第1の媒体中のファイルを復旧するようにした
ことを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、上記ジャーナルファイルに
一定時間毎に記録するチェックポイントに設定されるロ
ールフォワード処理開始位置として、そのチェックポイ
ント記録時点において上記第1の媒体中のファイルに反
映されていない更新内容のうち、最も古い更新内容のジ
ャーナルファイル上の記録位置を用いるようにしたこと
を特徴とする。
【0017】また本発明は、上記チェックポイントにロ
ールフォワード処理開始位置として設定すべき更新内容
の記録位置が簡単に取得できるようにするために、ジャ
ーナルファイルにおける各更新内容の記録位置を、その
記録順に、対応する更新内容がバックアップファイルに
反映されるまで例えばチェーン構造(キュー構造)の形
で保持しておくようにしたことをも特徴とし、ジャーナ
ルファイルにチェックポイントを記録する際には、その
時点において保持されている記録位置のうち最も以前に
保持されている記録位置(例えばチェーンの先頭に保持
されている記録位置)を当該チェックポイントに設定す
るようにしたことを特徴とする。
【0018】また本発明は、バックアップ時にバックア
ップファイルに付加するチェックポイントのジャーナル
内の記録位置が簡単に取得できるように、ジャーナルフ
ァイルに記録されたチェックポイントの当該ジャーナル
ファイル上の記録位置を当該ジャーナルファイルへの次
のチェックポイント記録時まで保持しておき、バックア
ップ時には、その時点において保持されているチェック
ポイントの内容を最新のチェックポイントの内容として
バックアップファイルに付加するようにしたことをも特
徴とする。
【0019】このように本発明においては、ジャーナル
ファイルに対して一定時間毎にチェックポイントが記録
され、且つそのチェックポイントには、ロールフォワー
ド処理を開始すべき位置、即ちそのチェックポイントの
記録時点においてジャーナルファイルに記録されている
メモリ上での更新内容のうち、第1の媒体中のファイル
に反映されていない最も古い更新内容のジャーナルファ
イル上の記録位置が記録され、しかも第1の媒体中のフ
ァイルを第2の媒体にバックアップする際には、ジャー
ナルファイル上の最新のチェックポイントの内容が第2
の媒体中のバックアップファイルに付加される。
【0020】このため、第1の媒体に障害が発生して
も、その時点におけるバックアップファイルがジャーナ
ルファイル上のどの更新内容まで反映しているか、言い
換えればジャーナルファイル上のどの更新内容からロー
ルフォワード処理を開始するかを、バックアップファイ
ルに付加された最新のチェックポイントの内容から直ち
に判断できる。このように、ロールフォワード処理の開
始位置を調べるのに、従来のようにジャーナルファイル
の先頭から検索する必要がないため、障害発生からロー
ルフォワード処理を開始するまでに要する時間を短縮で
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
計算機システムにおけるファイル復旧方法の全体の処理
の流れを説明するための図である。図1において、aは
更新するファイル(データファイル)、bはファイルa
のバックアップファイル、dはジャーナルファイルであ
る。ファイルaは外部記憶装置における媒体Aに保存さ
れ、ファイルbは例えば当該外部記憶装置とは異なる別
の外部記憶装置における媒体Bに保存されている。ここ
では、媒体A,Bはそれぞれ異なるディスク装置に装着
されているディスクである。またジャーナルファイルd
は、外部記憶装置、例えば媒体(ディスク)Bが装着さ
れている磁気ディスク装置(の別のディスク)に保存さ
れる。このジャーナルファイルdは、磁気テープ装置に
装着されている磁気テープに保存されることもある。
【0022】T0はファイルaの更新を伴う業務開始時
刻である。この時刻T0において計算機システムでのフ
ァイルaの更新を伴う業務が開始されると、更新処理カ
ウンタi及びCKカウンタj(いずれも図示せず)が初
期値“1”に初期化される。更新処理カウンタjは、何
番目の更新処理であるかをカウントするものであり、C
Kカウンタjは、何番目のチェックポイントCKj であ
るかをカウントするものである。このチェックポイント
については後述する。
【0023】さて計算機システムでは、更新処理カウン
タi及びCKカウンタjが初期化された後は、トランザ
クションからファイルaの更新処理が要求される毎に、
図2のフローチャートに示す更新時処理が以下に述べる
ように行われる。
【0024】まず、トランザクションから要求された更
新処理が、更新処理の高速化のために、ディスク装置の
媒体(ディスク)A上のファイルaに対してではなく
て、ディスク装置の媒体Aからメモリ上(のバッファ)
にロードされたファイルa(の一部のファイルイメー
ジ)に対して、更新処理カウンタiの示すi番目(最初
は1番目)の更新処理として行われる(ステップS1
1)。なお、更新の対象となるファイルaのファイルイ
メージ(ファイルデータ)を含むブロックがメモリ上
(のバッファ)に存在しない場合(ミスヒット時)に
は、当該ブロックのファイルイメージが媒体Aのファイ
ルaからメモリ上(のバッファ)にロードされる。
【0025】次に、更新処理を要求したトランザクショ
ンがコミットすると、メモリ上でのi番目の更新処理の
内容が、i番目のアフターイメージジャーナル“AIJ
i”としてライトポインタWPの指すジャーナルファ
イルdの位置に記録される(ステップS12)。
【0026】続いて、“AIJ i”のID(識別
子)、例えば更新処理カウンタiの示す値“i”と、ジ
ャーナルファイルdにおける“AIJ i”の記録位置
を指すポインタPAIJi の値との対(ID−PAIJ
対)が、PAIJチェーン11の終端につながれる(ス
テップS13)。このPAIJチェーン11は、ジャー
ナルファイルdにおける各アフターイメージジャーナル
(AIJ)に対応するID−PAIJ対を、そのアフタ
ーイメージジャーナルの記録順に、そのアフターイメー
ジジャーナルがバックアップファイルbに反映されるま
で保持しておくものである。
【0027】そして、i番目の更新処理の内容をディス
ク装置の媒体A上のファイルaに書き出す実更新要求
が、データライタ(図示せず)に発行される(ステップ
S14)。
【0028】続いて、ライトポインタWPが次の記録位
置を指すように更新されると共に(ステップS15)、
更新処理カウンタiが+1され(ステップS16)、し
かる後に次の更新処理の要求待ち状態となる。この状態
でファイルaを対象とする更新処理の要求が発生すれ
ば、図2のフローチャートに従う更新時処理が再び実行
される。
【0029】さて、実更新要求を受けたデータライタで
は、図3のフローチャートに示すように、その要求が実
行可能となった時点で(ステップS21)、要求された
i番目の更新処理の結果を、ディスク装置の媒体Aに保
存されているファイルaに反映する書き込み動作が行わ
れる(ステップS22)。これにより、媒体Aのファイ
ルaが図1において符号21で示すように更新される。
【0030】このように本実施形態では、トランザクシ
ョンからの要求に従うファイルaに対する更新処理の高
速化のために、メモリ上のファイルa(のファイルイメ
ージ)に対する更新処理と、媒体A上のファイルaに対
する更新処理とが非同期で行われることから、データラ
イタによる媒体A上のファイルaに対する書き込み動作
が完了する以前に、次のトランザクションからの更新要
求に従う更新処理がメモリ上のファイルa(のファイル
イメージ)に対して行われて、対応するアフターイメー
ジジャーナル(AIJ)がジャーナルファイルdに記録
されることもあり得る。
【0031】さて、ステップS22の実行により、要求
されたi番目の更新処理の結果がディスク装置の媒体A
上のファイルaに書き込まれると、メモリ上でのi番目
の更新処理の結果を媒体Aに書き出したことを示すクリ
ーンポイント“CL i”がジャーナルファイルdのラ
イトポインタWPの指す位置に記録され(ステップS2
3)、当該ポインタWPが次の記録位置を指すように更
新される(ステップS24)。
【0032】そして、PAIJチェーン11から、要求
されたi番目(ID=i)の更新処理(即ち最も最近に
媒体A上のファイルaに書き出された更新処理)のアフ
ターイメージジャーナル“AIJ i”までのID−P
AIJ対が全て削除される(ステップS25)。
【0033】このとき、未だ媒体A上のファイルaに書
き出されていない更新処理の内容が残っているならば、
PAIJチェーン11には、このファイルaに書き出さ
れていない更新処理についてのID−PAIJ対、即ち
クリーンポイント(CL)が未発行のアフターイメージ
ジャーナル(AIJ)に関するID−PAIJ対が残さ
れることになる。この残されているID−PAIJ対
は、PAIJチェーン11に古いものから順につながれ
ている。
【0034】次に、本実施形態における、チェックポイ
ントの記録処理(CK記録処理)及びファイルaのバッ
クアップ処理について説明する。まず本実施形態では、
ジャーナルファイルd上のロールフォワード処理を開始
すべき位置が設定されたチェックポイントCKj (j=
1,2,3…)をほぼ一定時間毎に当該ジャーナルファ
イルdに記録するチェックポイント記録処理(CK記録
処理)が行われるようになっている。この時間間隔は、
ファイルaをバックアップする間隔より十分短く、例え
ば1/10〜1/100程度である。以下、CK記録処
理につき、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0035】本実施形態では、チェックポイントCKj
の記録時期が到来すると(ステップS31)、PAIJ
チェーン11の先頭のID−PAIJ対から、ポインタ
PAIJ(の値)が求められる(ステップS32)。こ
のポインタPAIJ(の値)は、その時点においてクリ
ーンポイントCLが未発行のアフターイメージジャーナ
ルAIJの中で最も古いAIJのジャーナルファイルd
内記録位置を指す。
【0036】次に、求めたポインタPAIJ(の値)が
設定されたチェックポイントCKjが、その時点におけ
るライトポインタWPの指すジャーナルファイルd内位
置に記録される(ステップS33)。
【0037】そして、最新のチェックポイントCKj の
ジャーナルファイルd内記録位置を指すためのポインタ
(チェックポイントポインタ)PCKが、ステップS3
3での記録位置を指すように更新されると共に、ライト
ポインタWPが次の記録位置を指すように更新され(ス
テップS34)、更にCKカウンタjが+1される(ス
テップS35)。そして、次のチェックポイントCKj
を記録すべき時期が到来するまで待ち状態となる(ステ
ップS31)。
【0038】次に、本実施形態におけるファイルaのバ
ックアップ処理について、図5のフローチャートを参照
して説明する。まず、図1中のT1,T2はファイルa
のバックアップ時刻を示している。
【0039】本実施形態においては、このようなバック
アップ時刻(バックアップ時期)が到来すると(ステッ
プS41)、ディスク装置の媒体Aに保存されているフ
ァイルaが、別のディスク装置上の媒体Bのバックアッ
プファイルbに、図1において符号22で示されるよう
にバックアップされると共に、その時点におけるポイン
タPCKの指すジャーナルファイルd内位置に記録され
ているチェックポイントCKの内容、即ち最新のチェッ
クポイントCKの内容が、当該バックアップファイルb
の所定位置(例えばヘッダ部)に、図1において符号2
3で示されるように記録される(ステップS42)。そ
して、次のバックアップ時期が到来するまで待ち状態と
なる(ステップS41)。
【0040】次に、図1に示す時刻T3において媒体A
に障害が発生し、当該媒体Aが使用不能になったものと
する。この場合、媒体aに保存されていたファイルa
を、最新(時刻T2)のバックアップファイルbと、ジ
ャーナルファイルdの更新内容をもとに復旧するための
処理が行われる。ここで、使用不能になった媒体Aを、
正常時の媒体Aと区別するために、使用不能媒体Cと表
現する。
【0041】さて、ファイルaを復旧するためには、図
1において符号24で示すように、バックアップファイ
ルbを、ジャーナルファイルdの更新内容を利用して更
新するロールフォワード処理が必要となる。このロール
フォワード処理でのファイルbの更新は、当該ファイル
bに最も最近(時刻T2)に記録されたチェックポイン
ト(CK)の示すジャーナルファイルd内位置をロール
フォワード処理開始位置として、当該位置から始めれば
よい。
【0042】このロールフォワード処理後のバックアッ
プファイルbは、時刻T3までの更新を反映している。
したがって、このロールフォワード処理後のバックアッ
プファイルbを、図1において符号25で示すように例
えば時刻T4に媒体Dに保存することでファイルaが当
該媒体D上で復旧される。
【0043】このファイルaの復旧処理の詳細につき、
図6の動作説明図及び図7のフローチャートを参照して
説明する。まず、時刻T3において媒体Aに障害が発生
した結果、当該媒体Aが使用不能媒体Cとなったものと
する。このとき、ジャーナルファイルdの内容は、図6
に示すような状態になっているものとする。即ち、ジャ
ーナルファイルdには、アフターイメージジャーナルA
IJについては、“AIJ 1”〜“AIJ 120”
までの120個が、クリーンポイントCLについては、
“CL 1”〜“CL 103”までの103個が、そ
してチェックポイントCKについては、CK1 〜CK15
の15個がそれぞれ記録されている。
【0044】図6の例では、バックアップ時刻T1にお
いてジャーナルファイルdに記録されている最新のチェ
ックポイントはCK4 、次のバックアップ時刻T2にお
いてジャーナルファイルdに記録されている最新のチェ
ックポイントはCK10であるものとする。前記したよう
に、バックアップ時には、その時点において最新のチェ
ックポイントCKの内容がバックアップファイルbの所
定位置に記録(付加)される。したがって、媒体B上の
バックアップファイルbに記録(付加)されているチェ
ックポイントは、バックアップ時刻T1においてはCK
4 であり、次のバックアップ時刻T2においてはCK10
である。
【0045】ここで、チェックポイントCK10には、前
記したように、当該CK10が記録される時点においてク
リーンポイントCLが未発行のアフターイメージジャー
ナルAIJの中で最も古いAIJのジャーナルファイル
d内記録位置を指すポインタPAIJ(の値)が設定さ
れている。図6の例では、CK10が記録される時点にお
いてクリーンポイントCLが未発行のアフターイメージ
ジャーナルAIJは、“AIJ 103”〜“AIJ
120”の18個であり、その中で最も古いAIJは
“AIJ 103”である。したがって、チェックポイ
ントCK10の内容は、図6において符号26で示すよう
に、“AIJ 103”のジャーナルファイルd内記録
位置を指す。
【0046】さて、図6の例のように、バックアップ時
刻T2と媒体Aに障害が発生した時刻T3の間では、フ
ァイルaのバックアップが行われないものとすると、時
刻T3におけるバックアップファイルbの状態は、時刻
T2におけるバックアップファイルbの状態に一致す
る。
【0047】時刻T3で媒体Aに障害が発生すると、計
算機システムでは、当該媒体Aに保存されていたファイ
ルaを復旧するためのファイル復旧処理が、図7のフロ
ーチャートに従って以下に述べるように行われる。
【0048】まず、現時点におけるバックアップファイ
ルb、即ち時刻T2においてバックアップされたバック
アップファイルbの所定位置に付加されているチェック
ポイントCK10(の内容)が取り出される(ステップS
51)。
【0049】次に、バックアップファイルbから取り出
されたチェックポイントCK10(に設定されているPA
IJ)の示すジャーナルファイルd内位置がロールフォ
ワード処理の開始位置と決定される(ステップS5
2)。
【0050】そして、ステップS52で決定されたロー
ルフォワード処理開始位置以降のアフターイメージジャ
ーナルAIJ(図6の例では、“AIJ 103”〜
“AIJ 120”)を古いもの(図6の例では、“A
IJ 103”)から順に取り出し、その取り出したA
IJの内容(メモリ上で行われたファイルaのファイル
イメージに対する更新処理の結果)を利用して、バック
アップファイルbを更新する更新処理(ロールフォワー
ド処理)を行い、バックアップファイルbに対してロー
ルフォワード処理開始位置以降の“AIJ 103”〜
“AIJ 120”の示す更新内容が反映されたファイ
ルaを媒体D上に復元する(ステップS53)。
【0051】なお、前記実施形態例では、説明を簡単に
するために、トランザクションがスタートしてからコミ
ットするまでの間に更新処理要求が1回だけ出され、し
たがって、更新処理要求とジャーナルファイルdへのA
IJ記録とが1対1で対応するものとして説明したが、
これに限るものではない。
【0052】例えば、トランザクションがスタートして
からがコミットするまでの間に更新処理要求が複数回出
される場合には、要求された更新処理をメモリ上で行う
都度その更新処理結果を保持しておき、当該トランザク
ションがコミットした際に、それまで保持しておいた各
更新処理結果を1つのAIJとしてまとめてジャーナル
ファイルdに記録すればよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、一
定時間毎にジャーナルファイルに記録されるチェックポ
イントの内容として、当該ジャーナルファイル上のロー
ルフォワード処理を開始すべき位置、即ちチェックポイ
ントの記録時点においてジャーナルファイルに記録され
ている更新内容のうち、媒体中のファイルに反映されて
いない最も古い更新内容のジャーナルファイル上の記録
位置が用いられ、ファイルのバックアップ時には、ジャ
ーナルファイル上の最新のチェックポイントの内容がバ
ックアップファイルに付加(記録)されるようにしたた
め、媒体に障害が発生した場合には、その時点において
バックアップファイルに付加されているチェックポイン
トの内容から、ロールフォワード処理の開始位置をジャ
ーナルファイルの先頭から検索することなく高速に決定
でき、障害が発生した媒体に保存されていたファイルの
復旧までに要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る計算機システムにお
けるファイル復旧方法の全体の処理の流れを説明するた
めの図。
【図2】同実施形態においてトランザクションからファ
イルの更新処理が要求された場合の更新時処理を説明す
るためのフローチャート。
【図3】同実施形態における実更新処理を説明するため
のフローチャート。
【図4】同実施形態におけるチェックポイント(CK)
記録処理を説明するためのフローチャート。
【図5】同実施形態におけるバックアップ処理を説明す
るためのフローチャート。
【図6】同実施形態におけるファイルaの復旧時の動作
説明図。
【図7】同実施形態におけるファイル復旧処理を説明す
るためのフローチャート。
【図8】従来のファイル復旧方法を説明するのに適用し
たファイルの更新処理とジャーナルファイルの対応関係
を示す図。
【符号の説明】
a…ファイル、 b…バックアップファイル、 d…ジャーナルファイル、 A…媒体(第1の媒体)、 B…媒体(第2の媒体)、 C…使用不能媒体、 D…媒体、 WP…ライトポインタ、 PCK…チェックポイントポインタ、 11…PAIJチェーン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の媒体に保存されているファイルへ
    の更新処理をメモリ上で行って、その更新内容をジャー
    ナルファイルに記録し、しかる後にその更新内容を前記
    第1の媒体中のファイルに反映するための手続きを行う
    一方、前記第1の媒体中のファイルを別の第2の媒体中
    のバックアップファイルにバックアップしておくことに
    より、前記第1の媒体に障害が発生した場合には、最新
    のバックアップ時以降に前記ジャーナルファイルに記録
    された更新内容と前記バックアップファイルとをもと
    に、前記第1の媒体中のファイルを復旧するためのロー
    ルフォワード処理を行うファイル復旧方法において、 前記ジャーナルファイルに、当該ジャーナルファイル上
    のロールフォワード処理を開始すべき位置が設定された
    チェックポイントをほぼ一定時間毎に記録する一方、 前記第1の媒体中のファイルを前記第2の媒体中のバッ
    クアップファイルにバックアップする際には、前記ジャ
    ーナルファイル上の最新のチェックポイントの内容を当
    該バックアップファイルに付加し、 前記第1の媒体の障害発生に伴う前記ロールフォワード
    処理に際しては、その開始位置を前記バックアップファ
    イルに付加された最新のチェックポイントの内容から決
    定して、前記第1の媒体中のファイルを復旧するように
    したことを特徴とするファイル復旧方法。
  2. 【請求項2】 前記ジャーナルファイルに一定時間毎に
    記録するチェックポイントには、その時点において前記
    第1の媒体中のファイルに反映されていない更新内容の
    うち、最も古い更新内容の前記ジャーナルファイル上の
    記録位置が、前記ロールフォワード処理開始位置として
    設定されることを特徴とする請求項1記載のファイル復
    旧方法。
  3. 【請求項3】 前記ジャーナルファイルにおける前記各
    更新内容の記録位置を、その記録順に、対応する更新内
    容が前記バックアップファイルに反映されるまで保持し
    ておき、前記ジャーナルファイルにチェックポイントを
    記録する際には、その時点において保持されている記録
    位置のうち最も以前に保持されている記録位置を当該チ
    ェックポイントに設定することを特徴とする請求項2記
    載のファイル復旧方法。
  4. 【請求項4】 前記ジャーナルファイルに記録されたチ
    ェックポイントの当該ジャーナルファイル上の記録位置
    を当該ジャーナルファイルへの次のチェックポイント記
    録時まで保持しておき、前記バックアップ時には、その
    時点において保持されている記録位置の指す当該ジャー
    ナルファイル上のチェックポイントの内容を最新のチェ
    ックポイントの内容として前記バックアップファイルに
    付加することを特徴とする請求項1記載のファイル復旧
    方法。
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