JPH09274660A - 画像認識方法及び装置並びにそれを搭載した複写機及びスキャナ - Google Patents

画像認識方法及び装置並びにそれを搭載した複写機及びスキャナ

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JPH09274660A
JPH09274660A JP8108637A JP10863796A JPH09274660A JP H09274660 A JPH09274660 A JP H09274660A JP 8108637 A JP8108637 A JP 8108637A JP 10863796 A JP10863796 A JP 10863796A JP H09274660 A JPH09274660 A JP H09274660A
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JP8108637A
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English (en)
Inventor
Koichi Omae
浩一 大前
Shinya Sonoda
真也 園田
Ikuro Kinoshita
郁朗 木下
Hitoshi Nakamura
仁 中村
Yoritsugu Hiraishi
順嗣 平石
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/0084Determining the necessity for prevention
    • H04N1/00843Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote
    • H04N1/00846Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote based on detection of a dedicated indication, e.g. marks or the like
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
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    • GPHYSICS
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    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
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    • H04N1/00875Inhibiting reproduction, e.g. by disabling reading or reproduction apparatus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーク部分を異なる色に着色して改ざんされ
た場合でも、確実に検出できる画像認識装置を提供する
こと 【構成】 RGB信号が色抽出部10に与えられ、マー
ク特有色抽出ブロック17にて検出対象のマークを構成
する色を抽出した2値画像を生成し、記憶装置11に格
納する。マーク検出部12を用いて格納されたデータ中
のマーク存在位置を検出し、画像切出部13でマークの
領域を抽出するとともに特徴量を求め、マッチング部1
4でその特徴量と基準パターンとを比較して適合度を求
める。制御部16は適合度をしきい値処理して複写禁止
物か否かを判断する。この時、マークが黒色等で着色さ
れてても、改ざん容易色抽出ブロック18にてマークを
構成する画素が抽出されて2値画像が生成され、記憶装
置11に格納されるので、以下、正規のマークと同様の
認識処理により、特定のマークありと認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣、有価証券、秘密
書類等の複写等が禁止されている原稿の読取り,プリン
トアウト等を防止するために適した画像認識方法及び装
置並びにそれを搭載した複写機及びスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のフルカラー複写機等の複写装置の
開発により、複写画像の画質は原画像(原稿)と肉眼で
は見分けがつかないレベルにまで達し、係る忠実な複写
物が手軽に得られるようになった。しかし、それにとも
ない紙幣、有価証券等の本来複写が社会的に禁止されて
いるものの偽造や、秘密書類のコピーによる持ち出し等
に悪用される危険性が増大すると考える必要があり、係
る危険性を未然に防止するための偽造防止装置が種々開
発されている。
【0003】その中の一つとして、例えば特開平2−2
10591号公報等に開示された画像処理装置がある。
係る装置の構成を説明すると、紙幣等の複写禁止物中に
存在する特徴的な部分(公報の発明では朱印)の位置を
特定するとともに、特定した領域の画像データと予め登
録した特徴(基準パターン)とを照合し、その適合度
(類似度)からその処理中の原稿が複写禁止物か否かを
判断し、複写禁止物と判断した場合には、複写処理を停
止したり、全面を黒に印刷した紙をプリントアウトした
り、原画像に「コピー」などの文字を重ねて印刷した紙
をプリントアウトするなどの所定の複写禁止処理を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の複写
禁止物を検出し複写禁止処理を行う機能を備えた画像処
理装置では、偽造等を確実に防止するために検出漏れを
なくすようにすると、判定のためのしきい値が低くなり
複写禁止物でないのに複写ができなくなるという問題を
生じる。すると、原稿台上に載置された原稿を忠実に原
寸通りあるいは所定の倍率で複写するという複写機の本
来の機能が実行されず、善良な一般ユーザーに多大な被
害を及ぼすことになる。
【0005】一方、係る事態を回避するために、認識判
定する際のしきい値を高くすると、登録した特徴(基準
パターン)と同一または極めて類似するもののみを検出
し、比較的似ている程度の原稿(複写禁止物ではない)
に対しての複写処理を許容することができる。しかし、
積極的或いは偶発的に基準マークに改ざんを施し基準マ
ークとの類似度を低下させた場合には、高いしきい値で
は検出できず複写を許容してしまう。一例を示すと、例
えば原稿の模様全体を黒色等の他の色で塗り潰すと、色
も判断基準にしている場合には、色が異なるという理由
で検出対象と認識できずに複写を許容してしまうことに
なる。
【0006】係る事態は、複写機に限らず、スキャナ等
の各種の画像読み取りを行う処理装置にも共通して存在
する。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、複写等禁止物を確実に検出することができるととも
に改ざん(特に部分的或いは全体的に異なる色にする)
に強い画像認識方法及び装置並びにそれを搭載した複写
機及びスキャナを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る画像認識方法では、処理対象の画
像データに対して所定の画像処理を行い、前記処理対象
の画像データ中に検出対象の特定マークの存在を認識す
る画像認識方法において、前記特定マークに対し、所定
の基準を満たす色違いマークを認識した場合には、前記
処理対象の画像データは検出対象物であると認識するよ
うにした(請求項1)。
【0009】一方、上記した各方法を実施するために適
した装置としては、処理対象の画像データに対して所定
の画像処理を行い、前記処理対象の画像データ中に検出
対象の特定マークの存在を認識する画像認識装置におい
て、前記特定マークを検出する検出手段と、前記特定マ
ークに対し、所定の基準を満たす色違いマークを検出す
る色違いマーク検出手段とを備える。そして、前記検出
手段により前記特定マークを検出した場合に加え、前記
色違い検出手段により前記色違いマークを検出した場合
にも、前記処理対象の画像データは検出対象物であると
認識するようにした(請求項5)。
【0010】そして、好ましくは、前記所定の基準が、
RGBの色成分のうちいずれか1色のみの成分が異なる
ものであったり(請求項2,6)、或いはRGBの色成
分のうち、いずれか2色の成分が異なるものとすること
である(請求項3,7)。また、前記所定の基準を満た
す色違いマークが、黒色の色違いマークとしてもよい
(請求項4,8)。
【0011】ここで、色違いマークは、全体が異なる色
の場合にはもちろんのこと部分的に色が異なっているも
のも含む。なお、特定マークを認識する手法としては、
マークと同一の基準パターンを持ち、その基準パターン
とのマッチングを取り類似度(適合度)を求めるものは
もちろんのこと、特定マークをぼかした基準パターンを
持ち、読み取った画像等を平均化(ぼかし処理)して得
られた画像データと上記基準パターンとのマッチングを
取るようにしたり、さらには、実施の形態で示したよう
に、形状(パターン)同士の比較ではなく、適宜の特徴
量抽出を行い、抽出した特徴量に基づいて認識するもの
など、種々の方式を取ることができ、その認識手法は問
わない。
【0012】また、色違いのマークを構成するための所
定の基準の色は、実施の形態では、改ざん容易色に対応
している。すなわち、改ざん容易色により一部または全
部が着色されたマークが、本発明でいう色違いマークに
相当する。
【0013】また、正規の特定のマークを検出するため
の検出手段と、色違いマーク検出手段とは、それらを独
立に形成してもよいが、具体的な認識処理等の共通処理
可能な部分は、共通化してもよい。そして、実施の形態
では、共通化している。
【0014】すなわち、検出手段は、色抽出部10の中
のマーク特有色抽出ブロック17と記憶装置11,マー
ク検出部12,画像切出部13,マッチング部14,辞
書15並び制御部16に対応する。また、色違いマーク
検出手段は、色抽出部10の中の改ざん容易色抽出ブロ
ック18と、記憶装置11,マーク検出部12,画像切
出部13,マッチング部14,辞書15並び制御部16
に対応する。つまり、記憶装置11以降の部分が共通化
している。
【0015】また、いずれの検出手段によって検出され
た場合も特定のマークが存在すると認識する機能が、色
抽出部10中のオア素子19である。
【0016】さらに、本発明に係る複写機及びスキャナ
では、上記に示すいずれかの画像認識装置を搭載すると
ともに、複写機が有する画像読取り手段から出力される
画像データを画像変換手段と並列に前記画像認識装置に
入力させるようにしたり、スキャナやプリンターが有す
る制御手段への入力・出力信号を画像認識装置に並列に
入力されるようにした(請求項9,10)。
【0017】そして、所定のスキャンで得られた画像デ
ータに基づいてその画像データが複写禁止物等の検出対
象物であるか否かを判定し、検出対象物と判定した時に
は前記処理手段に対し制御信号を送り、複写,画像読み
取り,出力(プリントアウト)の所定の処理をコントロ
ールするようにした。
【0018】さらに、本発明の画像処理装置を実装した
複写機を用いて紙幣等を複写しようとしたり、スキャナ
を用いて原稿の読み取りをしようとした場合、その処理
対象の原稿中に存在する特定のマークを検出すると、複
写停止命令等を発し、同一物の複写・読み取り・プリン
トアウトがされなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る画像認識装置
が実装されるカラー複写機の一例を示している。同図に
示すように、カラー複写機は、CCD等の撮像手段やそ
のCCDの出力を増幅するアンプ及び検出された電気信
号からなる画像情報をRGBのデジタル信号に変換する
A/D変換器等からなる原稿読取り部1を備え、その画
像読取り部1により生成されたRGB信号が、次段の画
像変換部2に与えられるようになっている。
【0020】この画像変換部2では、与えられたRGB
信号からインクの色であるマゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y)並びにブラック(Bk)の各成
分に分解し、得られたYMC信号を画像形成部3に出力
する。そして、画像形成部3では、与えられるYMC信
号に基づいて、レーザ光を感光ドラムの所定位置に照射
し、コピー紙に対して複写処理を行いプリントアウトす
るようになっている。そして、係る一連の処理(信号の
流れ)を、PPC制御部4が制御する。なお、具体的な
複写処理をする機構については従来のものと同様である
ため、その説明は省略する。
【0021】そして、上記画像読取り部1からの出力信
号(RGB)を複写機本体側の画像変換部2とともに、
本発明に係る画像処理装置5に平行に与えるようにして
いる。この画像処理装置5は、与えられた画像データの
中に、複写禁止原稿を示すマークが含まれているか否か
の判定基準となる適合度(複写禁止判定用のマークとの
類似度)を求めそれを複写機本体側のPPC制御部4に
出力したり、さらに求めた適合度に基づいて処理中の画
像が検出対象物たる複写禁止物であるか否かの判定を
し、その判定結果をPPC制御部4に送るようになって
いる。そして、複写禁止原稿が含まれている場合には、
PPC制御部4は画像変換部2または画像形成部3に対
し複写禁止命令を送り、画像データの印刷を中断するな
どの所定の処理を行うようになっている。
【0022】すなわち、画像処理装置5が適合度を出力
し、PPC制御部4で複写禁止物か否かの判定を行う場
合には、係る画像処理装置5と制御4にて本発明に係る
画像認識装置を構成し、画像処理装置5にて最終的な複
写禁止物か否かの判定まで行う場合には、係る画像処理
装置5が本発明に係る画像認識装置を構成する。
【0023】そして、上記画像処理装置5の一例を示す
と、図2に示すようになっている。同図に示すように、
画像処理装置5は、まず、複写機本体(画像読取り部
1)から与えられた画像データ(RGB)から所定の色
の画素を抽出する色抽出部10を備える。さらに、その
色抽出部10で抽出された画素からなる画像(2値画
像)を格納する記憶装置11と、その記憶装置11に格
納された2値画像を読出して、その画像中に存在する所
定のマークの存在位置を検出するマーク検出部12を有
する。そしてマーク検出部12にて検出されたマーク存
在位置に基づいて記憶装置11に格納された2値画像の
所定領域を切り出すとともに、次段のマッチング部14
に与える特徴量抽出手段たる画像切出部13を有する。
さらに、その画像切出部13から与えられた画像データ
に対し、辞書15に格納された知識に基づいて所定の認
識処理(マッチング処理)を行うマッチング部14と、
そのマッチング部14における処理結果(抽出した特徴
量)に基づいて所定の処理を行う制御部16とを備えて
いる。
【0024】次に、各部について詳述する。色抽出部1
0は、検出対象の正規の基準マークを構成する色(マー
ク特有色)を抽出する部分に加え、改ざん容易色を抽出
する部分を備えている。そして、いずれに該当するもの
も抽出するようになっている。
【0025】より具体的には、基準マークを構成する特
有の色を抽出するマーク特有色抽出ブロック17と並列
的に、前記特有な色に対して改ざん容易な色(容易色)
を抽出する改ざん容易色抽出ブロック18を設け、両ブ
ロック17,18に対してRGBデータを与えるように
なっている。このように、並列に配置された2つの色抽
出ブロック17,18と、その2つの色抽出ブロック1
7,18の出力の論理和をとるOR素子19とから構成
される。
【0026】マーク特有色抽出ブロック17,改ざん容
易色抽出ブロック18の内部構造は、基本的にはともに
共通のものを用いることができる。具体的には、図3に
示すように、RGB用の3つのウインドウコンパレータ
17a(18a)と、各ウインドウコンパレータ17a
(18a)の出力が与えられる3入力のAND素子17
b(18b)とから構成され、各ウインドウコンパレー
タ17a(18a)には、R,G,B各信号の濃度値
(8ビット)が与えられる。
【0027】そして、各ウインドウコンパレータ17a
(18a)には、検出する色に応じたRGB信号の各濃
度に対し上下に所定のマージンをとった上限・下限しき
い値が設定されている。これにより、RGB信号のそれ
ぞれに対して一定の幅(上限しきい値〜下限しきい値)
の範囲内に存在する濃度を有する画素が抽出される。す
なわち、ある一定の幅内の濃度をもつ画素があると、す
べてのウインドウコンパレータ17a(18a)の出力
が1となるので、AND素子17bの出力が1となり、
マークを構成する画素の候補として抽出される。
【0028】そして、本例では基準マークを青で構成し
たため、マーク特有色抽出ブロック17では、与えられ
た画素の色データ(RGB256階調)が青を示す所定
の色濃度にあるものを抽出するようにしている。また、
容易色として、本例では黒色としたため、改ざん容易色
抽出ブロック18は、与えられた画素の色データ(RG
B256階調)が黒を示す所定の色濃度にあるものを抽
出するようにしている。
【0029】つまり、青色と黒色のR,G,B各色成分
の濃度の関係が、図4(A),(B)になっているとす
ると、マーク特有色抽出ブロック17における各ウイン
ドウコンパレータ17aに設定するしきい値は下記のよ
うになる。 R下限しきい値:R0 R上限しきい値:R1 G下限しきい値:G0 G上限しきい値:G1 B下限しきい値:B2 B上限しきい値:B3 同様に、改ざん容易色抽出ブロック18における各ウイ
ンドウコンパレータ18aに設定するしきい値は下記の
ようになる。 R下限しきい値:R0 R上限しきい値:R1 G下限しきい値:G0 G上限しきい値:G1 B下限しきい値:B0 B上限しきい値:B1 つまり、換言すると、マーク特有色抽出ブロック17か
らは、 R0≦R≦R1 G0≦G≦G1 B2≦B≦B3 のすべての条件を具備する画素が「1」になり、その範
囲外の画素が「0」になるような2値画像が出力され
る。
【0030】また、改ざん容易色抽出ブロック18から
は、 R0≦R≦R1 G0≦G≦G1 B0≦B≦B1 のすべての条件を具備する画素が「1」になり、その範
囲外の画素が「0」になるような2値画像が出力され
る。
【0031】その結果、何ら改ざんされていない複写禁
止物の画像を読み取ったデータが、この色抽出部10に
与えられると、マーク特有色抽出ブロック17にて基準
マークを構成する青色部分の画素を抽出し「1」になる
ので、色抽出部10からは、少なくともマーク部分が
「1」となる2値画像が出力される。なお、当然のこと
ながら特定色である青と同等のRGBデータを有する画
素が、画像中に存在する場合には、その部分も「1」と
して出力される。
【0032】また、原稿中の基準マーク部分を黒で着色
する改ざんが行われた場合であっても、その改ざんされ
た部分は、改ざん容易色抽出ブロック18で抽出され
る。したがって、やはり、基準マーク部分が「1」とな
る2値画像が出力される。
【0033】一例を示すと、例えば複写禁止判定用であ
る検出対象のマークMの形状が、図5中黒塗りで示すよ
うに、四角形の枠M1の中にヨットを模式化した図柄か
らなるマーク要素M2とにより構成されているとする。
そして、係る枠M1及びマーク要素M2が、青色で着色
されているものとする。なお、枠M1の内側及び外側の
1画素はそれ以外の色(濃度が小さい方が好ましい)に
よってパターンが形成されている。
【0034】係る場合において、図5に示すようなカラ
ー画像(RGB)が入力されたとする(黒塗り部分が青
色で、白塗り部分及びハッチング部分は青色と黒色以外
の色)。すると、改ざんされていない青色で構成された
部分(図中黒塗り部分)がマーク特有色抽出ブロック1
7で検出されて「1」が出力され、それ以外の色(白抜
きの部分及びハッチングの部分)は、マーク特有色抽出
ブロック17,改ざん容易色抽出ブロック18でも抽出
されず「0」が出力される。
【0035】その結果、図6のような出力画像(2値画
像)が出力され、これが記憶装置11に格納される。な
お、図6に示した例では、印刷ムラや検出誤差等により
本来「1」となるべきところが「0」となったり、その
逆に「0」となるべきところが「1」となった具体的な
検出結果の例を示している。
【0036】また、仮に枠M1及びまたはマーク要素M
2の部分の全体或いは一部を黒で着色された原稿を読み
取って得られた画像が与えられた場合は、黒画素部分は
改ざん容易色抽出ブロック18で検出されて「1」が出
力される。従って、たとえ黒色に着色するような改ざん
処理が行われたとしても、色抽出部10から出力される
2値画像は、図6に示すように基準マークのものと同等
のものとなる。
【0037】記憶装置11は、所定数のラインバッファ
から構成される。すなわち、上記した2値画像に基づい
てマーク検出部12でマークを検出するとともに、画像
切出部13で該当部分の画像を切り出して特徴量抽出が
できれば良いので、読取った原稿の全画像データを蓄え
る必要はなく、後段の処理に必要な数十ラインとしてい
る。
【0038】マーク検出部12は、マークの存在位置を
検出するもので、図7に示すように16×16のフリッ
プフロップ群12aと、そのフリップフロップ群12a
を構成する各フリップフロップのうちの所定のフリップ
フロップからの出力を受け、その出力が所望のデータ
(1/0)になっているか否かを判断するデコード回路
12bとから構成される。
【0039】すなわち、記憶装置11を構成するライン
バッファの各ラインに格納された2値画像データ(1/
0)を対応するフリップフロップの列に、1画素目から
順に先頭のフリップフロップに入力する。そして、各フ
リップフロップは、同時にクロックが与えられ、同期し
て次段のフリップフロップにデータを転送する。これに
より、クロックが1つずつ入力される都度、主走査方向
に1画素ずつ走査したのと同様になり、また、各ライン
の最後の画素データ(1/0)を入力したならば、最初
に戻り1ライン下にずらして先頭から画素データを入力
する。これにより副走査方向に1画素ずらしたのと同等
となる。よって先頭から16画素分が入力されると、す
べてのフリップフロップにデータが格納され、そのとき
のフリップフロップ群12aの出力が、記憶装置11内
に格納された2値画像データと等価となる。
【0040】また、デコード回路12bは、画像データ
中にマークMのうち枠M1部分が存在しているのを検出
するもので、入力画像に対して図8(A)に示すような
テンプレートとのマッチングをとり、一致する場合に検
出信号を出力するようになっている。ここで使用するテ
ンプレートは、枠M1に相当する部分が黒画素で、その
内周及び外周側の1画素分の領域(図中ハッチングで示
す)が白画素となる3画素幅の正方形の枠(辺)からな
り、その他の領域に存在する画素については見ないよう
にしている。
【0041】よってデコード回路12bは、上記3画素
幅のテンプレート部分に対応するフリップフロップ(1
32個)の出力を受けるAND素子からなり、白画素と
なるべき領域(図8(A))中ハッチング部分)に対応
するフリップフロップの出力が与えられる入力端子が反
転入力されるようになっている。これにより、テンプレ
ートに一致するように黒画素「1」が所定の形にならん
でいる場合はデコード回路12bを構成するアンド素子
のすべての入力が1になり、デコード回路12bの出力
は「1」になる。そして、いずれか1つの画素の値が違
っていてもAND素子への入力は「0」を含むものとな
り、デコード回路12bの出力は「0」となる。
【0042】これにより、例えばある時点でフリップフ
ロップ群12aに格納されている2値画像が図8(B)
に示すようになっているとすると、その画像がテンプレ
ートと比較され、この図示の例ではテンプレートと一致
するので、検出信号(一致信号)が出力される。この
時、図8(B)中右下の画素Gの記憶装置11内の座標
(アドレス)も合わせて出力するようにしている。
【0043】画像切出部13は、図9に示すように12
×12のフリップフロップ群13aと、エリア濃度抽出
ブロック13bとから構成される。すなわち、マーク検
出部12にて四角形の枠M1が検出された場合に、その
枠M1を含む内側に存在するすべての画素データを切り
出すとともに、それを所定の複数(本例では4個)のエ
リア(6×6画素)に分割し、各エリアごとに特徴量を
抽出し、出力するようになっている。
【0044】そして、本例では抽出する特徴量は、各エ
リアに存在する黒画素の数(濃度)を計数するようにし
ている。そのため、マークMを構成する画素領域(12
×12)に相当する12×12のフリップフロップ群1
3aを用い、マーク検出部12から出力された座標デー
タに基づいて、記憶装置11に格納された所定の画素デ
ータが、当該フリップフロップ群13aに転送されるよ
うになっている。
【0045】そして、上記処理を行うために16×16
のフリップフロップ群13aのうち6×6画素に対応す
る各エリアを構成するフリップフロップの出力を対応す
るエリア濃度算出ブロック13bに与えるようになって
いる。そして、このエリア濃度算出部13bは、対応す
るエリアのフリップフロップの出力が「1」になってい
る数を計数するもので、例えば図10に示すような36
段(エリアを構成するフリップフロップの個数に対応)
の並列入力直列出力のシフトレジスタSRと、そのシフ
トレジスタSRの出力を受け、「1」の時にカウントア
ップするカウンタCとにより構成することができる。な
お、カウンタCは、1回の計測ごとにそのカウント値が
リセットされる。
【0046】これにより、あるタイミングでフリップフ
ロップ群13aに格納された2値画像データが、シフト
レジスタSRに格納されてラッチされる。次いで、クロ
ックCLKに伴いシフトレジスタSRの出力(1/0)
がカウンタCに入力されるので、クロックCLKが36
回入力された後のカウンタCのカウント値が、エリア内
に存在する出力が「1」のフリップフロップの数にな
る。
【0047】したがって、例えばマーク検出部12で検
出され座標値Gに基づいて切り出された画像が図11に
示すようになっているとすると、12×12画素の領域
を同図中破線で示す位置で分割して得られる6×6画素
の4つのエリア中に存在する黒画素の数をカウンタCで
計数する。これにより、各エリア(エリア1〜エリア
4)の特徴量である濃度は、図12に示すように、エリ
ア1が「17」,エリア2が「13」,エリア3が「2
0」,エリア4が「22」となる。そして、係る各特徴
量(濃度)が、次段のマッチング部14に与えられる。
【0048】マッチング部14は、切り出されたエリア
1〜エリア4の濃度を、予め登録された複写禁止判定用
のマーク(基準パターン)の各エリア濃度をメンバシッ
プ関数の形で辞書15に登録しておき、その辞書15に
格納された知識に基づいて各エリアごとの適合度を求
め、各エリアの適合度の平均を求めそれを最終的な適合
度とし、出力するようにしている。
【0049】すなわち、図13に示すように各エリアの
メンバシップ関数が辞書15に格納されており、その辞
書15にリンクして接続され、与えられたエリア濃度を
メンバシップ関数に基づいて適合度を求めるファジィ推
論ブロック14aを4個(エリア数に対応)設け、各フ
ァジィ推論ブロック14aの出力を適合度算出ブロック
14bに与えるようにしている。そして、その適合度算
出ブロック14bは、与えられた4つの入力データの平
均を求めるようにしている。
【0050】一例を示すと、辞書15に、各エリアに対
応してそれぞれ図14(A)〜(D)に示すようなメン
バシップ関数が登録されているとする。すると、図1
1,図12に示すように、各エリアの濃度が「17,1
3,20,22」である場合に、各ファジィ推論ブロッ
ク14aにて適合度を求めると、エリア1の適合度が
1.0,エリア2の適合度が0.8,エリア3の適合度
が1.0,エリア4の適合度が0.9となる。そして、
そのようにして求めた各エリアの適合度が適合度算出ブ
ロック14bに与えられ、そこで平均が求められ最終的
な適合度は0.925となり、その値が制御部16に出
力される。
【0051】なお、この図13に示したメンバシップ関
数は、撮像した画像中のマークの存在角度が0度の場合
のものであるが、一般にある原稿を複写する場合には、
原稿台に対して原稿を平行においた状態で処理するた
め、その置いた時の原稿の向き(姿勢)は、上下及び左
右の少なくとも一方が反転しているおそれがあり、原稿
の置いた向きによって4通り(0度,90度,180
度,270度)ある。
【0052】そこで、少なくとも係る角度に対応すべ
く、回転したメンバシップ関数も用意し、そのメンバシ
ップ関数とマッチングし適合度を求めるようにする。も
ちろん上記のように4通りではなく、それ以上に細かく
回転させたときのメンバシップ関数を用意し、それらと
マッチングを取るようにしても良い。そのようにする
と、原稿を斜めに置かれた場合であっても確実に検出す
ることができる。
【0053】制御部16は、上記したようにマッチング
部14にて求められた適合度をそのまま出力したり、或
いは得られた適合度にしたがって複写禁止物か否かを判
定し、複写機本体に対して複写禁止信号を出力するよう
にしている。そして、最終的に得られた適合度が、制御
部16或いはPPC制御部4のいずれかにてしきい値処
理し、しきい値以上の場合には特定の基準マークを含む
複写禁止物であると認定し、画像形成部3に対して複写
停止信号を出力するようなる。
【0054】なお、上記した実施の形態では、マッチン
グ部14では、エリア中に存在する画素を求め、その画
素数に基づいて適合度を抽出するようにした(画素数が
特徴量)が、本発明では、マッチングの手法は任意であ
り、画素数以外の特徴量を抽出してもよく、或いは基準
マークとのテンプレートマッチングなどのパターン認識
を行うようにしてもよく、その手法は任意である。
【0055】なお、上記した実施の形態では、改ざん容
易色として、黒色を選択し、RGB色成分の変更も特定
色のRGB色成分のうち1つの色成分(B)のみを変更
する例を示したが、本発明はこれに限ることはなく、改
ざん容易色として黒色以外のものにしてもよく、また、
変更する色成分も2つにしたり或いは3つ全部としても
もちろん良い。さらにまた、改ざん容易色として検出す
る色の種類も、1種類に限ることはなく2種類以上とし
てももちろんよい。そして、その一例を示すと以下のよ
うになる。
【0056】すなわち、正規のマークを構成する特定色
をマゼンダとする。すると、そのマゼンダのRGB成分
は、図15に示すように、 R2′≦R≦R3′ G0′≦G≦G1′ B2′≦B≦B3′ となっている。
【0057】そして、このマゼンダの色成分に対し、1
つの色成分のみを異ならせた色として、例えば赤色や青
色がある。すなわち、図16(A)に示すように、マゼ
ンダの色成分のうち、B成分をB0′≦B≦B1′に変
更すると赤色となる。また、マゼンダの色成分のうち、
R成分をR0′≦R≦R1′に変更すると青色となる。
【0058】さらに、黒色のRGB色成分は、図17に
示すように、 R0′≦R≦R1′ G0′≦G≦G1′ B0′≦B≦B1′ となっている。したがって、これはマゼンダの色成分に
比較すると、R,Bの2つの色成分が異なるものとな
る。
【0059】そして、係る赤色,青色,黒色の3色を改
ざん容易色とした場合に、それに対応するための画像処
理装置としては、図2に示す装置の色抽出部10に替え
て、図18に示すような色抽出部10′に置き換えると
良い。
【0060】すなわち、特有色抽出ブロック17′とし
ては、RGBのすべての色成分が、図示するような濃度
範囲に該当する画素(マゼンダ)を「1」と出力するよ
うにする。なお、この特有色抽出ブロック17′の内部
構成は、図3に示すものを適用することができ、各ウイ
ンドウコンパレータに与える上下限しきい値が、それぞ
れR,G,Bの範囲を決定する各値となる。
【0061】また、改ざん容易色抽出ブロック18′
は、抽出する3色に対応して、並列に3つ設けている。
そして、図中一番上の改ざん容易色抽出ブロック18′
が赤色に着色(改ざん)された画素を「1」と出力する
ためのものである。同様に、真ん中の改ざん容易色抽出
ブロック18′は、青色に着色(改ざん)された画素を
「1」と出力するためのものである。さらに、一番下の
改ざん容易色抽出ブロック18′は、黒色に着色(改ざ
ん)された画素を「1」と出力するためのものである。
【0062】そして、上記した各色抽出ブロック1
7′,18′の出力が4入力のOR素子19′に入力さ
れるようにしている。
【0063】係る構成にした場合には、正規のマゼンダ
で構成されるマークを構成する画素は、特有色抽出ブロ
ック17′で抽出され、該当する画素が「1」と出力さ
れる。また、検出対象のマークに対して赤色,青色,黒
色のいずれかの色に着色した改ざんを行った場合には、
3つの改ざん容易色抽出ブロック18′のいずれかのブ
ロックで抽出され、該当する画素が「1」と出力され
る。したがって、OR素子19の出力、すなわち、色抽
出部10′の出力は、正規のマークを構成する画素はも
ちろんのこと、所定の条件に合致する改ざん容易色に着
色されて改ざんされた画像データであっても、検出対象
のマークを構成する画素は、「1」と出力することがで
きる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した
実施の形態と同様であるので、その詳細な説明を省略す
る。
【0064】なお、具体的な図示は省略するが、改ざん
容易色の種類は、上記の3種類に限ることはなく、2ま
たは4つ以上としても良いのはもちろんである。
【0065】なお、上記した各実施例ではいずれも複写
機に適用するものについて説明したが、本発明はこれに
限ることはなく、例えばカラースキャナ,FAX,通信
伝送装置その他の種々の装置に適用できるのはもちろん
である。
【0066】その一例を示すと、スキャナとしては、図
19に示すような構成をとることができる。すなわち、
スキャナは、大別すると入力部30とスキャナ制御部3
1と出力部32とにより構成されている。そして入力部
30では、原稿を光源からの光で走査し、そこから得ら
れる反射(透過光)をCCD,フォトマル,フォトダイ
オード等の光電変換素子にて検出し、電気信号に変換し
てスキャナ制御部31に送るようになっている。そして
スキャナ制御部31では、入力部からの電気信号を増減
し、所定の階調補正,輪郭強調などの画像処理を行い、
その補正後の信号を出力部32へ送るようになってい
る。
【0067】さらに、出力部32では、スキャナ制御部
31から与えられた信号を元に、必要に応じてデータ変
換をして所定の出力装置へ出力するようになっている。
すなわち、スキャナとプリンタとが分離されている(純
粋な読取りのみ行う)場合には、別途形成されたプリン
タ等へ情報を送るため、一時的に読み取った画像データ
を記憶装置(出力装置)に格納する必要があるので、係
る書き込み処理に必要な所定の処理を行うことになる。
【0068】また、出力装置がプリンタ等(一体の装置
内に配置されている)の場合には、所定の電気−光変換
を行い、紙媒体(感光材料)上に書き込むための所定の
信号変換処理を行う。なお、各部の具体的な構成は、従
来の公知の一般のものを用いることができるので、その
詳細な説明を省略する。
【0069】ここで本発明では、画像処理装置33を設
け、上記入力部30から得られた画像データに関する信
号をスキャナ制御部31とともに画像処理装置33にも
入力するようにする。この画像処理装置33は、上記し
た各実施例に示した最終的に読取り禁止かの判定まで行
う各種の処理装置を用いることができる。
【0070】そして、画像処理装置33では、与えられ
た画像データに基づいて所定の処理を行い適合度等を求
め、スキャナ制御部31に対して適合度(出力禁止信
号)を送るようになる。そして、これによりスキャナ制
御部31ではその適合度に基づいて複写禁止物か否か最
終判断を行い、検出対象のマーク(複写禁止物)と判定
した場合には、出力部32への信号出力を停止する(画
像処理装置33が禁止信号を受けた場合にはそれに基づ
いて出力停止をする)。なお、係る画像処理装置33が
禁止信号を出力する場合には、その禁止信号を入力部3
0や出力部32に対して与えるようにしても良い。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像認識方
法及び装置では、検出対象のマークと色が異なるマーク
であっても、その異なる色が所定の条件を満たす場合に
は、その色違いマークを認識することにより、処理対象
の画像データが検出対象物であると認識できる。その結
果、特定のマークの一部または全部を着色し、他の色に
改ざんした場合であっても、それを検出し、複写処理や
データ読み込み並びにそれに基づくデータ出力を禁止す
ることができる。その結果、より確実に偽造防止を行う
ことができる。特に、黒色に着色・改ざんすることは、
比較的容易に行えるが、係る場合であっても、確実に検
出することができる。
【0072】そして、係る画像処理装置を複写機及びス
キャナに実装することにより、紙幣,有価証券等の複写
等禁止物に対し、確実にその複写物の出力を禁止(複写
自体を行わない,原稿(複写禁止物)と異なる画像を複
写・出力する等)し、また、係る原稿の読み取りや印刷
を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の好適な一実施例の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】それに用いる画像処理装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】色抽出部の内部構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】マーク特有色と改ざん容易色についてのRGB
色成分の一例を示す図である。
【図5】色抽出部への入力画像の一例を示す図である。
【図6】図4に示す画像データを入力した時の色抽出部
からの出力画像の一例を示す図である。
【図7】マーク検出部の内部構成の一例一例を示すであ
る。
【図8】(A)はマーク検出部で用いられるテンプレー
トを示す図である。(B)はマーク検出部に入力する画
像データの一例を示す図である。
【図9】画像切出部の内部構成の内部構成の一例を示す
図である。
【図10】エリア濃度抽出ブロックの内部構成の一例を
示す図である。
【図11】画像切出部の作用を説明する図である。
【図12】画像切出部の作用を説明する図である。
【図13】マッチング部の内部構成の一例を示す図であ
る。
【図14】マッチング部で使用するメンバシップ関数の
一例を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における特定色で
あるマゼンダのRGB色成分の一例を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における改ざん容
易色である赤色,青色のRGB色成分の一例を示す図で
ある。
【図17】本発明の第2の実施の形態における改ざん容
易色である黒色のRGB色成分の一例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態で用いられる色抽
出部の一例を示す図である。
【図19】本発明に係るスキャナの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像読取り部 2 画像変換部 3 画像形成部 4 PPC制御部 5 画像処理装置 10 色抽出部 11 記憶装置 12 マーク検出部 13 画像切出部(特徴量抽出手段) 14 マッチング部 15 辞書 16 制御部 30 入力部 31 スキャナ制御部 32 出力部 33 画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 仁 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 平石 順嗣 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象の画像データに対して所定の画
    像処理を行い、前記処理対象の画像データ中に検出対象
    の特定マークの存在を認識する画像認識方法において、 前記特定マークに対し、所定の基準を満たす色違いマー
    クを認識した場合には、前記処理対象の画像データは検
    出対象物であると認識するようにしたことを特徴とする
    画像認識方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の基準が、RGBの色成分のう
    ちいずれか1色のみの成分が異なるものであることを特
    徴とする請求項1に記載の画像認識方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の基準が、RGBの色成分のう
    ち、いずれか2色の成分が異なるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の画像認識方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の基準を満たす色違いマーク
    が、黒色の色違いマークであることを特徴とする請求項
    1に記載の画像認識方法。
  5. 【請求項5】 処理対象の画像データに対して所定の画
    像処理を行い、前記処理対象の画像データ中に検出対象
    の特定マークの存在を認識する画像認識装置において、 前記特定マークを検出する検出手段と、 前記特定マークに対し、所定の基準を満たす色違いマー
    クを検出する色違いマーク検出手段とを備え、 前記検出手段により前記特定マークを検出した場合に加
    え、前記色違い検出手段により前記色違いマークを検出
    した場合にも、前記処理対象の画像データは検出対象物
    であると認識するようにしたことを特徴とする画像認識
    装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の基準が、RGBの色成分のう
    ちいずれか1色のみの成分が異なるものであることを特
    徴とする請求項5に記載の画像認識装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の基準が、RGBの色成分のう
    ち、いずれか2色の成分が異なるものであることを特徴
    とする請求項5に記載の画像認識装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の基準を満たす色違いマーク
    が、黒色の色違いマークであることを特徴とする請求項
    5に記載の画像認識装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも原稿を読み取る画像読取り手
    段と、その画像読取り手段に接続され、その読み取った
    画像データを印刷するための信号に変換する画像変換手
    段と、その画像変換手段からの出力を受け、所定の印刷
    処理を行う画像形成手段とを備えた複写機において、 前記請求項5〜8のいずれか1項に示す画像認識装置を
    搭載するとともに、前記画像読取り手段から出力される
    画像データを前記画像変換手段と並列に前記画像認識装
    置に入力させ、 かつ、前記画像認識装置は、所定のスキャンで得られた
    画像データに基づいて複写処理中の原稿が検出対象物で
    あるか否かを判断し、検出対象物と判定した時には前記
    複写機の所定の処理手段に対し制御信号を送り、複写を
    コントロールするようにした複写機。
  10. 【請求項10】 原稿を読み取る入力手段と、その入力
    手段に接続され、その読み取った画像データに対し所定
    の画像変換処理を行う制御手段と、その制御手段の出力
    を受け、接続された出力装置に対してデータを出力する
    出力手段とを備えたスキャナにおいて、 前記請求項5〜8のいずれか1項に示す画像認識装置を
    搭載するとともに、前記入力手段から出力される画像デ
    ータを前記制御手段と並列に前記画像認識装置に入力さ
    せ、 かつ、前記画像認識装置は、所定のスキャンで得られた
    画像データに基づいて複写処理中の原稿が検出対象物で
    あるか否かを判断し、検出対象物と判定した時には前記
    スキャナの所定の処理手段に対し制御信号を送り、読み
    取り処理をコントロールするようにしたスキャナ。
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