JPH09160482A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH09160482A
JPH09160482A JP33812595A JP33812595A JPH09160482A JP H09160482 A JPH09160482 A JP H09160482A JP 33812595 A JP33812595 A JP 33812595A JP 33812595 A JP33812595 A JP 33812595A JP H09160482 A JPH09160482 A JP H09160482A
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JP
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Application number
JP33812595A
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English (en)
Inventor
Yukio Yamamoto
幸夫 山本
Toshio Takaichi
敏雄 高市
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Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション装置において、高所から撮影
した現実感のある画像を提供すると同時に、その必要な
画像データをできるだけ減少させる。 【解決手段】 圧縮画像データ記憶部に、経路案内のた
めに高所から撮影した写真の画像データが圧縮され、そ
の圧縮画像データファイル51が格納されている。従っ
て、記憶部に格納する画像データを減少できる。現在位
置測定部で現在位置が測定されると、データファイル5
1から表示に必要な単位ファイルが選択されて、デコン
プレス部52でブロック成分に逆変換されてバッファ5
3a〜53dに格納される。ブロックデコード部54
は、バッファ53a〜53dの内容がYUVピクセルデ
ータに逆変換し、表示用VRAM55に格納する。表示
用VRAM55の内容がディスプレイ11aに表示され
る。この表示に併せて探索された経路が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ナビゲーション
装置に係り、例えば、現在位置周辺を画像表示すること
により目的地までの経路を案内するナビゲーション装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車を運転しながら、車両の現
在位置から目的地までの経路を案内するナビゲーション
装置が広く実用化されている。このナビゲーション装置
では、車両の現在位置をGPS等から検出し、検出した
現在位置及び現在位置周辺の道路地図をディスプレイに
表示するようになっている。また、目的地を入力するこ
とで、現在位置から目的地までの推奨経路を探索し、デ
ィスプレイに表示された道路地図上に探索経路を表示す
ることで目的地までの経路を案内する装置も多く実用化
されている。このようなナビゲーション装置において、
ディスプレイに表示される道路地図は、従来の地図帳に
相当する道路図面をディジタル画像化した地図データが
使用され、細街路を除く主要道路や川や鉄道路線が表示
されると共に、ガソリンスタンドや学校等の建造物の位
置と名称、交差点の名称、地名等が合わせて表示される
ようになっている。運転者は、このようなナビゲーショ
ン装置を利用することでディスプレイに表示された道路
地図により、現在位置やその後の進路を容易に確認しな
がら走行することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のナビゲ
ーション装置のディスプレイに表示される道路地図は、
地図帳に近いものであるため、走行している場所の周囲
に展開される現実感のある画像とはかけ離れたものであ
った。ところで、自動車が高速道路を走行する場合や、
市街地であっても頻繁に進路変更をすることなく同一の
道路を継続的に走行している間などでは、詳細な道路地
図の表示は不要であり、目的地までの案内経路の概略が
表示される程度で良いと考えられる。このような場合
に、運転者が走行している現在地を中心とする実際の風
景を高所から撮影した衛星写真や航空写真を表示画面に
表示し、車両の走行に応じてその写真を連続的に表示で
きれば、運転者に走行中に係る現実感のある画像を提供
でき、望ましいと考えられる。一方、この衛星写真や航
空写真を表示させるために大量の画像データが必要にな
るが、この画像データを出来るだけ減少させて、しかも
その再現に際しては効率よく画像データを処理できるこ
とが望まれる。
【0004】そこで、本発明は、以上のような背景の下
になされたもので、高速道路の走行中や、同一の道路を
継続的に走行する間は、現在地を中心とする風景を高所
から撮影した現実感のある画像を表示できるナビゲーシ
ョン装置を提供することを第1の目的とする。また、本
発明は、その画像を表示するための画像データを出来る
だけ減少可能なナビゲーション装置を提供することを第
2の目的とする。さらに、本発明は、その画像の表示の
際に、効率良く画像データを処理できるナビゲーション
装置を提供することを第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
では、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
道路データを含む地図情報を記憶する地図情報記憶手段
と、地表を上空から撮影した写真の画像データを圧縮し
て作成された圧縮画像データを記憶する圧縮画像データ
記憶手段と、前記現在位置検出手段で検出された現在位
置周辺の写真の画像データを、前記圧縮画像データ記憶
手段から再生する写真画像データ再生手段と、この再生
手段で再生された写真画像データと、前記地図情報記憶
手段に格納された地図情報を合わせて表示する表示手段
と、をナビゲーション装置に具備させて前記第1の目的
を達成する。
【0006】請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載したナビゲーション装置において、前記圧縮画像デ
ータ記憶手段に記憶される圧縮画像データは、各ピクセ
ルが輝度信号と色差信号で構成された写真の画像データ
から、n×mからなるブロックデータを生成し、この生
成されたブロックデータから、そのブロックを表す、複
数の輝度信号、色差信号、輝度信号の成分の分布を示す
n×mのビットマップとからなるブロック成分を生成す
ることにより得られたものであること、により前記第2
の目的を達成する。請求項3に記載した発明では、請求
項2に記載したナビゲーション装置において、前記圧縮
画像データ記憶手段に記憶される圧縮画像データは、前
記生成されたブロック成分について、さらに、そのブロ
ック成分と、ブロック成分が一致または最も類似してい
る類似ブロックを選択し、この類似ブロックを示すコー
ドデータと、類似ブロックのブロック成分に対する差分
データとから符号化することにより得られたものである
こと、により前記第2の目的を達成する。請求項4に記
載した発明では、請求項3に記載したナビゲーション装
置において、前記生成されたブロック成分の全部の中か
ら最も多く存在するブロック成分を検出し、この検出し
たブロック成分を含めて一致または類似するブロックを
選択する、ことで前記第2の目的を達成する。
【0007】請求項5に記載した発明では、請求項1、
請求項2、請求項3、または請求項4に記載したナビゲ
ーション装置において、前記圧縮画像データ記憶手段に
記憶された圧縮画像データをP×Qの単位ファイルに分
割しておき、前記現在位置検出手段で検出された現在位
置の変化に応じて、前記分割された単位ファイル中から
連続表示に必要なものを選択する選択手段を備え、前記
再生手段は、この選択手段が選択した単位ファイルの圧
縮画像データから写真画像データを再生し、前記表示手
段はその再生した写真画像データを連続表示する、こと
で前記第3の目的を達成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明のナビゲーション装置
における好適な実施形態について、図1から図16を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係
るナビゲーション装置のシステム構成を表したものであ
る。このナビゲーション装置は、演算部10を備えてい
る。この演算部10には、タッチパネルとして機能する
ディスプレイ11aとこのディスプレイ11aの周囲に
設けられた操作用のスイッチ11bとを含む表示部11
と、この表示部11のタッチパネルやスイッチ11bか
らの入力を管理するスイッチ入力類管理部12が接続さ
れている。
【0009】スイッチ11bには、ナビゲーションのメ
ニュー画面を指定するスイッチ、エアコンの調整用のス
イッチ、オーディオの操作を行うためのスイッチ等の各
種スイッチがある。これらのスイッチを押すと、対応す
るメニュー画面がディスプレイ11aに表示されるよう
になっている。ディスプレイ11aに表示される画面
は、階層構造になっており、最上位層にメニュー画面が
ある。そして、ナビゲーション用のメニュー画面には、
例えば、目的地設定や、地名検索等を指定する指定キー
が表示され、目的地設定キーが指定されると、更にその
下位層の画面としてスキー場、ゴルフ場等を指定する指
定キーが表示されるようになっており、各指定キーの指
定によって最下層の画面まで順次表示されるようになっ
ている。
【0010】また、演算部10には、現在位置測定部1
3と、速度センサ14と、地図情報記憶部15と、音声
認識部16と、音声出力部17と、プリンタ18とが接
続されている。現在位置測定部13は、緯度と経度によ
る座標データを検出することで、車両が現在走行または
停止している現在位置を検出する。この現在位置測定部
13には、人工衛星を利用して車両の位置を測定するG
PS(Global Position System)レシーバ21と、路上に
配置されたビーコンからの位置情報を受信するビーコン
受信装置20と、方位センサ22と、距離センサ23と
が接続され、現在位置測定部13はこれらからの情報を
用いて車両の現在位置を測定するようになっている。
【0011】方位センサ22は、例えば、地磁気を検出
して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角速
度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガ
スレートジャイロや光ファイバジャイロ等のジャイロ、
左右の車輪センサを配置しその出力パルス差(移動距離
の差)により車両の旋回を検出することで方位の変位量
を算出するようにした車輪センサ、等が使用される。距
離センサ23は、例えば、車輪の回転数を検出して計数
し、または加速度を検出して2回積分するもの等の各種
の方法が使用される。なお、GPSレシーバ21とビー
コン受信装置20は単独で位置測定が可能であるが、G
PSレシーバ21やビーコン受信装置20による受信が
不可能な場所では、方位センサ22と距離センサ23の
双方を用いた推測航法によって現在位置を検出するよう
になっている。
【0012】本実施形態における地図情報記憶部15
は、例えばCDROM等の大容量記憶装置で構成されて
いる。この地図情報記憶部15は、主要道路記憶部15
1と、圧縮画像データ記憶部152とを備えている。主
要道路記憶部151には、目的地までの経路探索に必要
な、高速道路、幹線道路、等の幅の広い主要道(例えば
5.0mよりも幅広の道路)についての道路データや、
探索した経路をディスプレイ11aに表示するための地
図データ、経路探索および経路案内に必要な各種データ
等が格納されている。道路データは、各交差点に付され
た交差点番号、交差点名、交差点の東経と北緯、その交
差点が始点となっている道路のうち一番番号の小さい道
路番号、その交差点が終点となっている道路のうち一番
番号の小さい道路番号、信号の有無等の交差点に関する
データを有している。また、道路データは、各道路に付
された道路番号、道路の始点となる交差点番号、終点の
交差点番号、同じ始点を持つ道路のうち番号が次のも
の、同じ終点を持つ道路のうち番号が次のもの、道路の
太さ、禁止情報、案内不要情報、ノード数、ノード列デ
ータの先頭アドレス、道路の長さ等の道路に関するデー
タ、その他各種の詳細なデータを有している。
【0013】圧縮画像データ記憶部152には、車両の
走行中に必要に応じてディスプレイ11aに表示させる
ために、写真の画像を圧縮させた圧縮画像データが予め
格納されている。この写真としては、高所から撮影した
衛星写真や航空写真などが利用され、日本全域単位、関
東地方等の各地方単位、都道府県単位、市区町村単位、
さらに狭い小単位等の各種範囲の写真が使用される。航
空写真の場合には、撮影された複数枚の写真を合成する
ことで、前記各単位の写真が用意される。この写真の画
像圧縮については、図2に示す画像圧縮装置で行うが、
これについては後述する。
【0014】音声認識部16には、人間の音声や、電話
番号に対応した発信音が入力されるマイク24が接続さ
れている。音声出力部17は、音声を電気信号として出
力する音声出力用IC26と、この音声出力用IC26
の出力をディジタル−アナログ変換するD/Aコンバー
タ27と、変換されたアナログ信号を増幅するアンプ2
8とを備えている。アンプ28の出力端にはスピーカ2
9が接続されている。プリンタ18は、必要に応じて着
脱可能に構成され、主としてディスプレイ11aに表示
された画像データをプリントアウトするようになってい
る。現在地周辺の詳細な地図データをプリントアウトす
ることで、自動車を下りて歩行で移動する場合などに観
光地図等として使用できる、有用である。プリンタ18
としては、例えば熱転写プリンタ、インクジェット式プ
リンタ、ドットプリンタ、レーザプリンタ等の各種プリ
ンタが使用される。
【0015】演算部10は、CPU(中央処理装置)、
ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム
・アクセス・メモリ)等を備え、CPUがRAMをワー
キングエリアとしてROMに格納されたプログラムを実
行することによって、上記の各構成を実現するようにな
っている。すなわち、演算部10は、地図データ読込部
31、地図描画部32、地図管理部33、画像出力管理
部34、入力管理部35、音声出力管理部36、通信管
理部38、およびこれらの各部を管理する全体管理部3
7を備えている。そして、演算部10は、これら各部を
管理することで、従来のナビゲーション装置と同様に現
在地から目的地までの経路探索や、探索した経路に従い
目的地までの音声と画像による案内を行う。また、演算
部10は、圧縮画像データ記憶部152に格納される画
像データを用いることにより、高所から撮影した衛星写
真や航空写真を現実感のある画像として、必要に応じて
表示部11のディスプレイ11aに表示させる。
【0016】地図データ読込部31には、速度センサ1
4および地図情報記憶部15が接続されている。地図描
画部32は、従来同様に地図、道路、建物、案内記号等
の各種画像データを描画するようになっている。地図管
理部33は、地図データ読込部31および地図描画部3
2を管理するようになっている。画像出力管理部34に
は、表示部11およびプリンタ18が接続されており、
地図描画部32を管理して、描画した画像データを表示
部11およびプリンタ18に出力するようになってい
る。入力管理部35は、スイッチ入力類管理部12およ
び音声認識部16が接続されており、入力データを管理
するようになっている。
【0017】音声出力管理部36は、音声出力部17の
音声出力用IC26に接続されており、全体管理部37
で探索された目的地までの経路を走行する間、音声によ
る経路案内を出力するようになっている。通信管理部3
8は、自動車電話等による通常の電話通信の他、ファク
シミリ通信やパソコン通信等のマルチメディヤ通信、道
路交通情報を得るためのATISによる通信、電子手帳
等の携帯用電子機器との赤外線を利用した通信、その他
各種の通信により、外部機器との間で、現在地から目的
地までの探索経路データの送受信、目的地データの送受
信、地図、道路(生活道路等の細街路を含む)、案内情
報等による画像データの送受信、そのデータの送受信が
行われるようになっている。
【0018】次に、上述した圧縮画像データ記憶部15
2に格納する画像データを圧縮するための画像圧縮装置
について、図2を参照して説明する。なお、画像圧縮装
置による画像データの圧縮方式については後述するもの
とする。この画像圧縮装置は、画像データを簡単な構成
で効率良く圧縮・符号化するものであり、図2に示すよ
うに、各ピクセルデータが輝度信号Yと、色差信号U、
Vを有する画像データを獲得するYUV獲得部61と、
ブロックエンコード部62と、変換されたブロック成分
のフレーム内一致を判断し符号化するコンプレス部63
と、および符号化されたデータを大容量記憶装置である
CDROMに記録する記録部64から構成されている。
【0019】ブロックエンコード部62は、YUV獲得
部61で獲得した画像データを所定のn×mサイズのブ
ロックに分割する分割部621と、ブロックを構成する
各ピクセルのYUVデータからそのブロックのブロック
成分を生成するエンコード部622を備えている。コン
プレス部63は、符号化処理の対象となっている現フレ
ームについてのブロック成分が1フレーム分格納される
現フレームバッファ631と、1フレーム分のブロック
成分が格納された現フレームバッファ631の中から、
最も多く存在するブロック成分を検出する比較ブロック
検出部632と、この検出したブロック成分を比較ブロ
ックとして格納する比較ブロックバッファ633と、ブ
ロック成分の一致または不一致に応じた符号化によって
データ符号化を行う符号化部634を備えている。
【0020】このように画像圧縮装置により圧縮された
画像データを格納するCDROMは、図1に示す圧縮画
像データ記憶部152として使用される。そして、演算
部10は、圧縮画像データ記憶部152に格納される圧
縮画像データを複合化及び伸長することで、必要に応じ
て現実感のある画像(衛星写真や航空写真の画像)を表
示部11のディスプレイ11aに表示する。この写真画
像が表示されたディスプレイ11aには、案内経路や案
内経路と同等の主要道路(高速道路が案内道路の場合に
は、他の高速道路や国道等)や地名等を主要道路記憶部
151から読み込み、重ねてディスプレイ11aに表示
する。
【0021】この表示の機能を実現するために、図1で
示す演算部10は、図3に示すような構成要素を備えて
いる。すなわち、演算部10は、圧縮画像データ記憶部
152に格納される圧縮画像データファイル51の符号
化されたブロックデータを、ブロック成分に逆変換(復
号化)するデコンプレス部52を備えている。なお、圧
縮画像データ記憶部152には、日本全域単位、関東地
方等の各地方単位、都道府県単位、市区町村単位、さら
に狭い小単位等の各種範囲毎に各圧縮画像データファイ
ル51が格納される。そして、各画像データファイル5
1は、P×Q個の各フレーム(例えば404ピクセル×
404ピクセル)毎に分割して格納されている。
【0022】演算部10は、更に、デコンプレス部52
で逆変換されたブロック成分を一時格納する複数(この
例では4個)のバッファ53a〜53dと、これらバッ
ファ53a〜53dに格納されるブロック成分をYUV
ピクセルデータに逆変換するブロックデコード部54
と、この逆変換されたYUVピクセルデータを格納する
表示用VRAM55とを備えている。 なお、図3に示
すこれらの各部は、機能ブロック図で表した図1におい
ては省略されている。デコンプレス部52は、図4に示
すように、符号化されたデータを元のブロック成分に復
号化する復号化部521と、現在復号化処理が行われて
いるファイルについての復号化後のブロック成分が格納
される現ファイルバッファ522と、比較ブロックRb
を格納する比較ブロックバッファ523とを備えてい
る。
【0023】次に、このように構成された実施形態の動
作について説明する。この実施形態では、幹線道路など
を走行するときのように詳細な地図による道路案内が必
要なときの第1表示モードと、高速道路などを走行する
ときのように、現実感のある写真表示による経路案内を
行う第2表示モードとをスイッチにより選択できるよう
になっている。一方、この実施形態では、図2で説明し
た画像圧縮装置により圧縮された画像データが、圧縮画
像データ記憶部152に予め格納されている。従って、
先ず、この画像圧縮装置による画像データの圧縮方式に
ついて説明する。
【0024】この画像圧縮装置の画像圧縮は、以下のよ
うな考え方に基づいて行うものである。すなわち、画像
圧縮に当たって、人間の目は輝度変化には敏感である
が色変化には鈍感であるという性質、画像を構成する
ピクセルを適当にブロック化したときに多くの自然画像
で概ね成立する1ブロック内には1色しか存在しないと
いう仮定、等の前提に基づいて画像圧縮を行うものであ
る。
【0025】画像圧縮装置は、YUV獲得部61で、各
ピクセルが輝度信号Yと、色差信号U、Vで表された各
フレームの画像データを、例えば高所から撮影した衛星
写真や航空写真に基づいて得られる画像データから獲得
する。ここでは、1フレームのピクセル数を404ピク
セル×404ピクセルとする。YUV獲得部61に、色
を表す情報としてR(赤)、G(緑)、B(青)からな
る色情報が入力された場合には、この色情報から次の数
式1に従って、YUVデータを算出する。なお、RGB
の各色情報は一般に8ビットで表現され、28×28 ×
8 =16,777,216色が表現される。このRG
Bに対して、変換後のY、U、Vの各データも8ビット
で表される。このようにして、YUV獲得部11で獲得
したY、U、Vのデータは、フレーム単位で順次ブロッ
クエンコード部62に供給される。
【0026】
【数1】 Y=0.299R+0.587G+0.114B U=0.564(B−Y) V=0.713(R−Y)
【0027】画像データがブロックエンコード部62に
供給されると、分割部621は、画像データを各フレー
ム毎に、4×2、2×4、8×4、8×8等の任意のサ
イズに分割する。本実施形態では、図5に示すように、
4ピクセル×4ピクセルの各ブロックに分割する。そし
て、原画1フレーム当たりの解像度は分割サイズの整数
倍であれば任意であるが、本実施形態では、1フレーム
当たり404ピクセル×404ピクセル=163,21
6ピクセルの解像度で構成されている。従って、原画1
フレームは分割部621によって101ブロック×10
1ブロック=10,201ブロックに分割される。
【0028】そして、エンコード部622は、図6に示
すように、分割された各ブロックに含まれる16ピクセ
ルについてのYUVデータから、ブロック輝度成分y
a、yb、ブロック色成分u、vおよび、bm(ビット
マップ)で構成されるブロック成分を生成する。このブ
ロック成分は、ya、yb、u、vが8ビット、bmが
16ビットで構成される。これによって、分割部621
で分割された段階で1ブロックあたり、8ビット×3成
分(YUV)×16ピクセル=384ビットで構成され
ていたデータが、ブロック成分によって、8ビット×4
種類(ya、yb、u、v)+16ビット(ビットマッ
プ)=48ビットに圧縮される。すなわち、エンコード
部622によって48/384=1/8にデータが圧縮
される。
【0029】ここで、各ブロック成分の算出について説
明する。すなわち、ブロック色成分u、vは、ブロック
内ピクセル色成分U1〜U16、V1〜V16の平均値
により生成する。すなわち、u=(ΣUi)/16、v
=(ΣVi)/16により算出する。ここで、Σの範囲
iは1〜16である。また、ブロック輝度成分ya、y
bは、ブロック内ピクセル輝度成分Y1〜Y16から閾
値Hを算出し、その閾値Hよりも大きな輝度成分Yhを
有するピクセルの平均値をya、閾値hよりも小さい輝
度成分Ylを有するピクセルの平均値をybとする。
【0030】閾値Hの選定は、任意であり種々の方法で
決めることが可能であるが、本実施例では、輝度成分Y
の内最も大きな値のYmaxと、最も小さな値のYmi
nを除いた14個の輝度成分Yの平均値を閾値Hとして
採用している。従って、閾値H、ブロック輝度成分y
a、ybは次の数式2によって算出される。なお、数式
2において、pはYhの数、qはYlの数で、p+q=
16である。
【0031】
【数2】 H=〔(ΣYi)−Ymax−Ymin〕/14 ya=(ΣYh)/p yb=(ΣYl)/q
【0032】図7は、閾値Hと輝度成分ya、ybの具
体的算出について表したものである。この図に示すよう
に、ブロック内ピクセル輝度成分Y1〜16が、図7
(a)に示すような値であったとする。この場合、輝度
成分の最大値YmaxはY9の値“10”で、最小値Y
minはY16の値“1”である。従って、Y9とY1
6を除く他の輝度成分の平均値を算出すると、(83−
10−1)/14=5.14となる。従って、閾値H=
5.14となる。
【0033】この閾値H以上の値を持つ輝度成分Yhに
は、図7(b)の斜線部で示すように、Y1、Y5、Y
6、Y9、Y10、Y13、Y14の7個が該当し、そ
の平均値から、ya=77.1となる。また、閾値Hよ
り小さい輝度成分Ylには、点々部で示すように、Y
2、Y3、Y4、Y7、Y8、Y11、Y12、Y1
5、Y16の9個が該当し、その平均値から、yb=
3.22となる。そして、図7(c)に示すように、7
個のYhの値を一律にブッロク輝度成分yaとみなし符
号“1”で表し、一方、9個のYlの値を一律にブロッ
ク輝度成分ybとみなして符号“0”で表すことで、2
値化されたbmを作成する。すなわち、bm=(“10
00110011001100”)となる。
【0034】ブロックエンコード部62は、エンコード
部622で生成した、各ブロックについてのブロック成
分(ya、yb、u、v、bm)をコンプレス部63に
供給する。コンプレス部63では、現フレームバッファ
631に1フレーム分格納されると、比較ブロック検出
部632は、この1フレーム分のブロック成分が格納さ
れた現フレームバッファ631の中から、最も多く存在
するブロック成分を検出する。この検出されたブロック
成分を比較ブロックRbとして、比較ブロックバッファ
633に格納する。そして、符号化部634において、
符号化対象となるブロック(最新のブロック)のブロッ
ク成分について、比較ブロック(Rb)および現フレー
ムの周辺ブロックとの間で、ブロック成分一致条件によ
り、データ符号化を行う。
【0035】図8はブロック成分一致条件によるデータ
符号化の概念を説明するためのものである。この図にお
いて、現フレームの斜線で示す3行3列目のブロックを
処理ブロックCbとして符号化する場合について説明す
る。この処理ブロックCbに対して、1フレーム分のブ
ロック成分が格納された現フレームバッファ631の中
から、最も多く存在するブロック成分を比較ブロック検
出部632が予め検出し、この検出したブロック成分を
比較ブロックRbとして比較ブロックバッファ633に
格納しておく。また、現フレームバッファ631におい
て、処理ブロックの1つ前に符号化処理をした2行3列
目のブロックをPbとする。さらに、1列前の2列につ
いて、処理ブロックCbの左上(2行2列目)をPr
l、真上(3行2列)をPr、右上(4行2列)をPr
rとする。
【0036】そして、符号化部634は、処理ブロック
Cbのブロック成分と、これら比較ブロックRb、P
b、Prl、Pr、Prrのブロック成分とを比較し、
一致しているブロックを探し、図9(a)に示す符号化
規則に従って、一致したブロックによるコード化を行
う。すなわち、処理ブロックCbが、例えば、直前ブロ
ックPbと一致している場合には、Cbのブロック成分
ya、yb、u、v、bm(総計48ビット)が、“1
00”の3ビットに圧縮される。
【0037】一方、比較ブロックの中に一致するブロッ
クがない場合、符号化部634は、、処理ブロックCb
のブロック成分が、比較ブロックバッファ633に格納
される比較ブロックRbと直前ブロックPbのいずれの
ブロック成分に類似しているかを判断し、図9(b)に
従って、類似ブロックによるコード化を行う。すなわ
ち、類似しているブロックを示す3桁のヘッダと、各ブ
ロック成分ya、yb、u、v、bmの一致・不一致を
表す5ビットのマップ(“●●●●●”)と、一致して
いないCbの成分(★★…)で表す。ここで、“●●●
●●”は0または1によるビット列である。また、★
は、Cbの実際の成分値を示す数値であり、各成分値は
8ビットの2進数で表現される。
【0038】例えば、処理ブロックCbと類似する直前
ブロックPbの両成分の値が次の通りであったものとす
る。 Cb;ya=200、yb=100、u=128、v=120、bm=x Pb;ya=200、yb=120、u=110、v=120、bm=x この場合、処理ブロックCbのコードは次のようにな
る。すなわち、ヘッダは、類似ブロックである直前ブロ
ックを示すビット列“111”で表される。一致・不一
致ビットマップは、ya、v、bmが一致して、ybと
uが不一致であるから、ya、yb、u、v、bmの順
に、ビット列“01100”で表される。Cbの不一致
成分値は、数値yb=100と数値u=128で表され
る。従って、処理ブロックCbのコードは、ヘッダ
(“111”)3ビット+一致・不一致ビットマップ
(“01100”)5ビット+不一致成分値(100、
128)となる。なお、不一致成分値である100と1
28は、それぞれ8ビットで表現される。
【0039】コンプレス部63で符号化された処理ブロ
ックCbのブロック成分の符号化データは、比較ブロッ
クRbと一致している場合に最小のデータ量になる。こ
の場合、分割部121で分割された時点での1ブロック
のデータ量が、8×3×16=384ビットなので、1
/384に圧縮されたことになる。一方、コンプレス部
63による符号化データが最大となるのは、比較ブロッ
クRbとの一致がなく、かつ処理ブロックCbの全成分
が、Rb、Pbの全成分と不一致である場合である。こ
の場合、コンプレス部63の符号化データの量は、3+
5+48=56ビットとなり、この場合の圧縮率は56
/384=1/6.8となる。
【0040】以上の処理によって、符号化部634で符
号化されたブロック成分の符号化データは、各フレーム
毎にコンプレス部63から出力され、この出力された符
号化データは、記録部64に供給される。記録部64で
は、その符号化データを後述のようなファイル形式でC
DROMに記録する。これにより、高所から撮影した航
空写真や衛星写真の画像を圧縮した画像データを所定の
ファイル形式で格納するCDROMが出来上がる。
【0041】次に、このように出来上がったCDROM
を図1に示す画像圧縮データ記憶部152として使用す
る場合について、以下に説明する。まず、上述した第1
表示モードが選択されているときには、制御部10の全
体管理部37は、スイッチ類管理部12又は音声認識部
16から目的地が入力管理部35に入力されると、現在
位置から目的地までの経路探索を行う。この経路探索
は、従来のナビゲーション装置と同様に、主要道路を中
心とした経路探索であり、地図情報記憶部15の主要道
路記憶部151に記憶された道路データが使用されるこ
とになる。
【0042】そして、運転者が走行を開始すると、現在
位置測定部13で測定された現在位置を中心にした所定
縮尺の地図を画面管理部34の管理のもとで表示部11
に表示する。そして、経路探索による走行経路の色を他
の道路と異なる色で表示すると共に、現在の車両位置と
走行方向を矢印で地図画面上に表示することで、画面に
よる走行経路案内が行われる。表示部11に表示される
地図および走行経路は、車両の移動に伴ってスクロール
され、車両位置が画面の中心に位置するように表示され
る。さらに、表示装置の表示はヘディングアップ表示さ
れるようになっており、車両の進行方向の変化に伴って
画面に表示された地図等の画像が回転し、車両の進行方
向(走行方向を示す矢印の方向)が常時上向きに表示さ
れる。
【0043】また音声出力管理部36は、音声出力部1
7を介してスピーカ29から探索された目的地までの経
路を音声により案内する。すなわち、現在位置測定部1
9で測定された車両の現在位置に応じて、進路変更等の
音声案内を行う。例えば、右折すべき交差点から300
m手前に到達すると、「およそ300mを右方向です」
といった音声により経路案内がなされる。
【0044】次に、上述した第2表示モードが選択され
た場合の動作について、図10から図14を参照して説
明する。図10は、圧縮画像データファイル51の圧縮
画像データを再生して表示するための概念を説明するも
のである。図10では、圧縮画像データ記憶部152に
格納される圧縮画像データファイル51の一例が示され
ている。この圧縮画像データファイル51は、一単位が
404ピクセル×404ピクセルから構成されるP×Q
個の単位ファイル511からなり、例えばX方向および
Y方向にそれぞれP=Q=25個ずつで、全体で25×
25=625個の単位ファイル511から構成される。
また、この圧縮画像データファイル51は、例えば関東
地方の全域を撮影した衛星写真の画像データが格納され
ているものとする。また、表示部11のディスプレイ1
1aに表示するために使用する表示用VRAM55の大
きさは、320ピクセル×240ピクセルとする。
【0045】ここで、現在位置測定部13で測定した経
度と緯度のデータである経緯度データに基づいて、圧縮
画像データファイル51上の圧縮画像データを表示する
にあたり、その考え方を説明する。まず、圧縮画像デー
タファイル51の上側左端を原点(0、0)とし、1ピ
クセルを座標の一単位とするグローバル座標を考え、こ
の原点に対応する実際の東経と北緯の各値を求め、その
各値を単位を秒に換算して、その各値をX1、Y1とす
る。また、圧縮画像データファイル51のX方向の長さ
を経度値(秒単位)で表し、Y方向の長さを緯度値(秒
単位)で表す。例えば、圧縮画像データファイル51の
X方向に格納されるデータが、東経137.8°〜14
1.0°であれば、この長さを秒に換算すると、115
20秒となる。同様に、圧縮画像データファイル51の
Y方向に格納されるデータが北緯34.6°〜37.2
°であれば、この長さを秒に換算すると、9360秒と
なる。
【0046】これらにより、現在位置測定部13で測定
した経緯度データと圧縮画像データのX方向の倍率Xb
とY方向の倍率Ybは次の式により求まる。 Xb=圧縮画像データファイル51のX方向の長さを経
度値で表した値/(単位ファイルのX方向のピクセル数
×単位ファイルのX方向の個数) Yb=圧縮画像データファイル51のY方向の長さを経
度値で表した値/(単位ファイルのY方向のピクセル数
×単位ファイルのY方向の個数) 従って、現在位置測定部13で測定した経緯度データに
基づき、圧縮画像データファイル51の画像の表示は、
次のようにして行う。
【0047】いま、現在位置測定部13が現在位置にか
かる経度と緯度のデータが測定されると、このデータが
秒に換算されてその換算された現在値Xn、Ynが得ら
れる。次に、圧縮画像データファイル51のグローバル
座標での位置Xpの位置と、位置Ypが次の式からピク
セル単位で求まる。 Xp=(圧縮画像データファイル51の原点に対応する
東経値X1−現在値Xn)/X方向の倍率Xb Yp=(圧縮画像データファイル51の原点に対応する
北緯値Y1−現在値Yn)/Y方向の倍率Yb
【0048】このようにして圧縮画像データファイル5
1のグローバル座標での位置Xp、Ypが求まると、そ
の位置Xp、Ypを中心にして、320ピクセル×24
0ピクセルの画像を表示部11のディスプレイ11aに
表示させるのに必要な単位ファイル511を選択する。
いま、表示部11のディスプレイ(表示画面)11aの
左上を画面原点と定義すると、グローバル座標での車両
の現在位置が(Xp,Yp)である場合、この画面原点
は(Xp−160,Yp−120)となる。そして、こ
の画面原点がグローバル座標(1004,1004)で
あったものとし、図10の斜線部で示す圧縮画像データ
を表示させる場合について説明する。
【0049】この場合に、表示に必要な単位ファイル5
11は、図10に示すように、「511A」、「511
B」、「511C」、「511D」となる。この単位フ
ァイル511Aの位置は、圧縮画像データファイル51
のX方向のグローバル座標(X=1004)を単位ファ
イル511のX方向のサイズ“404”で割ることによ
って求め、圧縮画像データファイル51のY方向のグロ
ーバル座標(Y=1004)を単位ファイル511のY
方向のサイズ“404”で割ることによって求める。従
って、単位ファイル511Aの格納位置のテーブルを計
算すると、X=2、Y=2というインデックスで表され
る。同様にして、単位ファイル511B、511C、5
11Dの各インデックスを求めると、単位ファイル51
1BはX=2、Y=3、単位ファイル511CはX=
3、Y=2、単位ファイル511DX=3、Y=3にな
る。
【0050】このようにして特定された単位ファイル5
11A〜511Dの各データは、単位ファイル毎に読み
出され、その読み出された各データは、デコンプレス部
52に供給される。デコンプレス部52では、符号化デ
ータを、図9(a)(b)の符号化コード割当に従っ
て、比較ブロックRb、直前ブロックPb、左上ブロッ
クPrl、真上ブロックPr、右上ブロックPrrの中
から参照すべきブロックを選択する。そして、符号化デ
ータがブロック間一致を示すコードであれば、該当位置
に格納されている(既に復号化されている)ブロック成
分ya、yb、u、v、bmを、現在処理対象となって
いる処理ブロックDbのブロック成分として、現ファイ
ルバッファ522に格納する。また、符号化データがブ
ロック間不一致を示すコードであれば、図9(b)の符
号化規則に従って、符号化データのヘッダ部で指定され
る類似ブロックのブロック成分と符号化データとから、
処理ブロックDbのブロック成分を生成し、現フレーム
バッファ522に格納する。
【0051】このようにして、復号化部521で、処理
ブロックDbについて符号前のブロック成分ya、y
b、u、v、bmが生成されると、単位ファイル511
Aの複号化されたデータはバッファ53aに、単位ファ
イル511Bの復号化されたデータはバッファ53b
に、単位ファイル511Cの複号化されたデータはバッ
ファ53cに、単位ファイル511Dの複号化されたデ
ータはバッファ53dにそれぞれ格納される。各バッフ
ァ53a〜53dへの単位ファイル511A〜511D
の各データの格納が終了すると、各バッファ53a〜5
3dの表示に必要なデータは図11に示す斜線部のもの
となる。そこで、斜線部の画像データをアクセスする為
には、グローバル座標で表現された座標を、同図に示す
ように、各バッファ53a〜53d毎のローカル座標で
表現する必要があり、そのローカル座標の値を図中にそ
れぞれ示す。さらに、このローカル座標を4ピクセル×
4ピクセルのブロックを一単位とする座標に変換する
と、例えば変換したバッファ53aの座標は、図12に
示すようになる。この変換した座標に基づいて、バッフ
ァ53a上の画像データの位置を検出する。
【0052】ここで、バッファ53a内のデータを読み
出す際に、その先頭のアドレスを求める必要があるが、
その先頭のアドレスは、次の式により求める。 101×6×(Yブロックの数−1)+(101−(X
ブロック数−1))×6 なお、式中の「101」はバッファ53aのX方向とY
方向の各ブロック数であり、「6」は上述のようにブロ
ック成分ya、yb、u、v、bmが全体で6バイトで
形成され、一つのアドレスに1バイト単位で格納されて
いるからである。
【0053】このようにしてバッファ53a〜53dに
格納されるデータの中から一画面の表示に必要なデータ
の格納位置が特定されると、バッファのポインタを用い
て必要なデータを各バッファ53aK〜53dから読み
出してブロックデコード部54に転送する(図3参
照)。ブロックデコード部54では、ブロック成分y
a、yb、u、v、bmから、図13に示すように、4
×4ピクセルのYUVデータを生成する。すなわち、ブ
ロック成分のbmが図13(a)に示すビットマップで
あったとすると、図13(b)に示すように、ビットマ
ップのデータが“1”であるピクセルは、Y=ya、U
=u、V=vとなり、“0”であるピクセルは、Y=y
b、U=u、V=vとなる。このように、デコードされ
た後のブロックデータは、全体として色差データU、V
からなる1色で、その輝度データYがyaとybの2種
類に分かれる。
【0054】ブロックデコード部54は、デコード後の
各ピクセルのY、U、Vデータを表示用VRAM55に
転送させる。その後、各バッファ53a〜53dから一
画面の表示に必要なデータが読み出されて、ブロックコ
ード部54でコード変換されて表示用VRAM55への
転送が終了すると、表示用VRAM55の内容が表示部
11のディスプレイ11aに表示される。また、この表
示の際には、その写真画像の表示に重ねて探索経路等が
が表示される。
【0055】このようにして再現された画像データは、
前述したように、分割されたブロック内には自然画像の
場合1色しか存在せず、人間の目は色変化には鈍感であ
るため、1ブロック内に4×4=16種類存在するU
1、V1〜U16、V16の色をu、vの1色にして
も、画像の劣化は充分目立たない程度であった。また、
人間の目は色変化よりも輝度変化に対して敏感であるた
め、輝度成分Yをyaとybの2種類としたので、輝度
変化に対しても劣化は目立たなかった。
【0056】なお、表示用のデータとして、表示部11
がY、U、Vデータを要求している場合には、ブロック
デコード部54の出力をそのまま使用出来るが、RGB
データを要求している場合には、次の数式3に従って、
Y、U、VデータからR、G、Bデータを算出する必要
がある。
【0057】
【数3】 B=1.773U+Y R=1.403V+Y G=Y−(0.564/0.587)U+(0.713
/0.587)V
【0058】なお、以上の例では、単位ファイル511
A〜511Dの内容を対応する4個のバッファ53a〜
53dにそれぞれ格納して処理する場合について説明し
たが、車両の現在位置に対応して表示に使用されるバッ
ファの数が異なる。例えば、図14(a)のように、単
位ファイル511A中の斜線部の内容のみを表示すると
きには1つのバッファのみが使用される。また、同図
(b)のように、横に並んだ2つの単位ファイル511
A、511C中の斜線部の内容を表示する場合、及び、
同図(c)のように、縦に並んだ2つの単位ファイル5
11A、511B中の斜線部の内容を表示する場合に
は、2つのバッファのみが使用される。
【0059】次に、このようにして表示部11のディス
プレイ11aに表示される表示内容が、車両の走行に伴
ってスクロールされる場合のバッファ53a〜53dの
使用法について、図15および図18を参照して説明す
る。なお、以下の説明では、図11に示すようにバッフ
ァ53a〜53dのそれぞれに単位ファイル511A〜
511Dの各画像データA、B、C、Dが格納され、各
バッファの内容の一部がディスプレイ11aの表示に使
用されている状態に車両があり、その後所定の方向に移
動するものとする。また、図15、図16では、グロー
バル座標上での画面の範囲を、移動前の状態では点線の
四角で表し、移動後の状態では内部に斜線を引いた実線
の四角で表している。
【0060】図15(a)は、車両が右側(グローバル
座標で+X方向)に移動することに伴って、圧縮画像デ
ータファイル51の表示部分を右へ連続的に変える場合
である。この場合、変更前(車両の移動前)は、表示に
必要な単位ファイル511A〜511Dの各画像データ
A、B、C、Dがそれぞれバッファ53a〜53dに格
納された状態にあり、これらの各画像データA、B、
C、Dが表示に使用される。そして、車両が右側(+X
方向)に移動すると、バッファ53c、53dに格納さ
れている画像データC、Dのみが表示に使用されること
になる。なお、他のバッファ53a、53bに格納され
ている画像データA、Bは、表示には使用されないが、
車両が再びグローバル座標−X方向に移動した場合のた
めに、消去することなくそのまま格納しておく。そし
て、さらに表示部分が右に変更され、単位ファイル51
1E、511Fの画像データE、Fが画面表示に必要と
なった時点で、この各画像データE、Fを空いている
(表示に使用されていない)バッファ53a、53bに
格納する。従って、変更後には、各バッファ53a〜5
3dに格納される画像データE、F、C、Dを表示する
ことができる。
【0061】図15(b)は、圧縮画像データファイル
51の表示部分を左に連続的に変える場合である。この
場合には、車両が左側(グローバル座標−X方向)に移
動することにより、バッファ53a、53bに格納され
る画像データA、Bのみが表示に使用されるようにな
る。さらに左側に移動して、単位ファイル511E、5
11Fの画像データG、Hが必要となった時点で、この
各画像データG、Hを、表示に使用されていないバッフ
ァ53c、53dに格納する。
【0062】図15(c)は、圧縮画像データファイル
51の表示部分を上に連続的に変える場合である。この
場合には、車両が上側(グローバル座標−Y方向)に移
動することにより、バッファ53a、53cに格納され
る画像データA、Cのみが表示に使用される。さらに上
側に移動して、単位ファイル511J、511Kの画像
データJ、Kが必要となった時点で、この各画像データ
J、Kを表示に使用されていないバッファ53b、53
dに格納する。図15(d)は、圧縮画像データファイ
ル51の表示部分を下へ連続的に変える場合である。こ
の場合には、車両が下側(グローバル座標+Y方向)に
移動することにより、バッファ53b、53dに格納さ
れる画像データB、Dのみが表示に使用される。さらに
下に移動して、単位ファイル511L、511Mの画像
データL、Mが必要となった時点で、この各画像データ
L、Mを表示に使用されていないバッファ53a、53
cに格納する。
【0063】図16(e)は、圧縮画像データファイル
51の表示部分を右上へ連続的に変える場合である。こ
の場合には、車両が右上(グローバル座標+X、−Y方
向)に移動することにより、バッファ53cに格納され
る画像データCのみが表示に使用される。さらに右上に
移動して、単位ファイル511E、511N、511K
の画像データE、N、Kが必要となった時点で、この画
像データEを表示に使用されていないバッファ53a、
画像データNをバッファ53b、画像データKをバッフ
ァ53dにそれぞれ格納する。図16(f)は、圧縮画
像データファイル51の表示部分を右下へ連続的に変え
る場合である。この場合には、車両が右下(グローバル
座標+X、+Y)方向に移動することにより、バッファ
53dに格納される画像データDのみが表示に使用され
る。さらに右下に移動して、単位ファイル511P、5
11F、511Mの画像データP、F、Mが必要となっ
た時点で、この画像データPをバッファ53a、画像デ
ータFをバッファ53b、画像データMをバッファ53
cにそれぞれ格納する。
【0064】図16(g)は、圧縮画像データファイル
51の表示部分を左上へ連続的に変える場合である。こ
の場合には、車両が左上(グローバル座標−X、−Y)
方向に移動することにより、バッファ53aに格納され
る画像データAのみが表示に使用される。さらに左上に
移動して、単位ファイル511G、511J、511Q
の画像データG、J、Qが必要となった時点で、その画
像データGをバッファ53b、画像データJをバッファ
53c、画像データQをバッファ53dにそれぞれ格納
する。図16(h)は、圧縮画像データファイル51の
表示部分を左下に連続的に変える場合である。この場合
には、車両が左下(グローバル座標−X、+Y)方向に
移動することにより、バッファ53bに格納される画像
データBのみが表示に使用される。さらに左下に移動し
て、単位ファイル511L、511R、511Hの画像
データL、R、Hが必要となった時点で、その画像デー
タLをバッファ53a、画像データRをバッファ53
c、画像データHをバッファ53dにそれぞれ格納す
る。
【0065】以上の各関係を纏めると、各バッファ53
a〜53dに格納される画像データ(ファイル)の位置
関係は、図17のケース1からケース4の4通りに限ら
れる。従って、各バッファの位置関係を管理するフラグ
を設けることで、現在バッファ53a〜53dに格納さ
れている画像データの位置関係を特定することができ
る。そして、移動方向に応じて次に発生するケースを特
定することができる。例えば、ケース4の状態から下方
向に移動した場合、図17の関係から、次に発生するの
はケース1の状態と特定することができる。そして特定
されたケースに対応して新たな画像データをどのバッフ
ァに格納すべきかを特定することができる。すなわち、
図15、16に示されるように、右方向の移動ではバッ
ファ53a、53bに新たなデータが格納され、左方向
の移動ではバッファ53c、53dに新たなデータが格
納される。また、上方向の移動ではバッファ53b、5
3dに新たなデータが格納され、下方向の移動ではバッ
ファ53a、53cに新たなデータが格納される。更
に、右上方向の移動ではバッファ53a、53b、53
dに、右下方向の移動ではバッファバッファ53a、5
3b、53cに、左上方向の移動ではバッファ53b、
53c、53dに、左下方向の移動ではバッファ53
a、53c、53dに、それぞれ新たなデータが格納さ
れる。以上の関係に基づいて図18(a)に示すように
画面が移動した場合、各バッファ53a〜53dには、
同図(b)に示す各画像データが格納されるようにな
る。
【0066】以上説明したように、本実施形態では、高
速道路などの走行中には、現在地を中心とする風景を高
所から撮影した衛星写真や航空写真などの現実感のある
画像を表示できる同時に、その画像に探索された経路を
重ねて表示できるようにしたので、運転者に現実感のあ
る画像を提供でき、かつ現実感のある画像による経路案
内が実現できる。また、本実施形態では、その表示に使
用する画像データを圧縮した状態で圧縮画像データ記憶
部152に格納しておき、その格納したデータを使用す
るようにしたので、圧縮画像データ記憶部152の記憶
容量を小さくできる。さらに、本実施形態では、圧縮画
像データファイルをn×m個の単位ファイルに分割して
おき、車両の現在位置の変化に応じて、分割された単位
ファイル中から連続表示に必要なものを選択し、その選
択した単位ファイルの圧縮画像データを再生して画像デ
ータを連続表示するようにしたので、静止画のスクロー
ル処理を少ないメモリで効率的に行うことができる。
【0067】本実施形態によれば、高所から撮影した衛
星写真や航空写真などの静止画像を圧縮する際に、最も
多く存在するブロック成分を検出して比較ブロックRb
としているので、符号化部634で処理ブロックCbを
符号化する場合に、Rbとブロック間一致する回数が最
も多くなり、従って“0”の最も短いコード長で符号化
することができ(図9(a))、圧縮効率がよくなる。
また、本発明の実施形態によれば、コンプレス部63で
符号化する前に、既にブロックエンコード部62で各ブ
ロック毎に1/8にデータが圧縮されているので、現フ
レームバッファ631のバッファサイズを小さくするこ
とができる。さらに、符号化部634によるブロック成
分のコード化処理と、復号化部521による符号化デー
タのデコード化処理は、ブロック間一致の検出と図9の
符号化規則による変換だけなので、データ符号化や復号
化を高速処理する特別なハードウェアがなくても、ソフ
トウェアにより充分に対応することができる。
【0068】本実施形態では、ブロック成分のbmにつ
いて、16ビットの内容のまま周辺ブロック等の一致、
不一致を調べていたが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、全部“1”、全部“0”、上半分が
“1”、右半分が“1”、1コラム置きに“1”…、と
いうように、64の代表的なビットマップのテーブルを
予め作成しておき、各テーブルを6ビットのコードで指
定するようにしてもよい。このように、6ビットで表さ
れた64の各テーブルにより、ブロック成分のbmを比
較するので、ブロック間一致度が高くなり、一層データ
圧縮される。また、不一致の場合でも、16ビットのビ
ットマップを6ビットの符号列で表現しているため、1
0ビットのデータが圧縮されることになる。また、本実
施形態では、各ブロック成分ya、yb、u、vのそれ
ぞれを8ビットで表したが、本発明ではこれに限定され
ず、例えば、各ブロック成分を6ビットで表し、また、
5ビット、4ビット等の他のビット数であらわしてもよ
い。さらに、ya、ybを8ビットまたは6ビット、
u、vを6ビットまたは5ビット、というように、輝度
信号と色差信号とを異なるビット数で表すようにしても
よい。
【0069】さらに、色成分U、Vからブロック色成分
u、vを算出する場合、上記説明の実施例では、U、V
の平均値を使用したが、他に、処理ブロックのなかで一
番頻度の高い色成分U、Vの値をブロック色成分u、v
としてもよい。また、2つのブロック輝度成分ya、y
bを区別するための閾値Hとして、輝度成分Ymaxと
Yminを除いた値の平均値を使用したが、他に、全輝
度成分Yの単純平均値を閾値Hとしてもよく、さらに、
圧縮する画像データの種類に応じて任意の値を設定する
ようにしてもよい。
【0070】また、本実施形態では、処理ブロックCb
の全ブロック成分が、Rb、Pb、Prl、Pr、Pr
rのいずれとも一致していない場合、類似ブロックの選
択対象として図9(b)に示すように、RbとPbを使
用したが、これに限定されず、任意のブロックを予め決
めておき、それとの間で類似ブロックを選択するように
してもよい。例えば、選択対象として、RbとPrの2
つの場合、Rb、Pr、Pbの3つの場合等を使用して
よもい。さらに、本実施形態では、処理ブロックCbと
の全ブロック成分が一致しているか否かを判断する対象
として、Rb、Pb、Prl、Pr、Prrを使用した
が、本発明では、他に、一致する頻度が高いRb、P
b、Prの3つ対象としてもよい。比較対象を少なくす
ることで、ソフトウェアによる処理を一層容易にするこ
とができる。
【0071】また、本実施形態では、処理ブロックCb
との全ブロック成分が一致しているか否かを判断する対
象として、Rb、Pb、Prl、Pr、Prrを使用し
たが、本発明では、比較対象をRbのみに限定してもよ
い。この場合のRbは、各単位ファイル511毎に、そ
の単位ファイル511の圧縮率が高くなるブロックを調
べてRbとし、各ファイルの最初に格納しておく。な
お、Rbは1つである必要はなく、複数(Rb1、Rb
2、…)選択するようにしてもよい。このように、比較
対象をRbのみに限定することで全体の圧縮率は低下す
るが、図3におけるバッファ53a〜53dが不要にな
る。すなわち、特定されたRbのみで圧縮しているた
め、各単位ファイル511の各ブロックは、それぞれ他
のブロックと独立しており、他のブロックに関係なくR
bから直ちにピクセルデータYUVを生成することがで
きるため、バッファが不要になる。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載したナビゲーション装置
によれば、地表を上空から撮影した写真の画像データを
圧縮して作成された圧縮画像データを記憶する圧縮画像
データ記憶しておき、この圧縮画像データから写真画像
データを再生して表示すると共に、地図情報を合わせて
表示するようにしたので、運転者に現実感のある画像を
提供することができる。請求項2記載のナビゲーション
装置によれば、圧縮画像データを、各ピクセルが輝度信
号と色差信号で構成された写真の画像データから、n×
mからなるブロックデータを生成し、この生成されたブ
ロックデータから、そのブロックを表す、複数の輝度信
号、色差信号、輝度信号の成分の分布を示すn×mのビ
ットマップとからなるブロック成分を生成することによ
り得るようにしたので、圧縮画像データを記憶する記憶
手段の記憶容量を小さくできる。請求項3のナビゲーシ
ョン装置によれば、圧縮して生成されたブロック成分に
ついて、さらに、そのブロック成分と、ブロック成分が
一致または最も類似している類似ブロックを選択し、こ
の類似ブロックを示すコードデータと、類似ブロックの
ブロック成分に対する差分データとから符号化すること
により得られたデータを圧縮画像データとして使用する
ようにしたので、圧縮画像データを記憶する記憶手段の
記憶容量を請求項2の発明よりもさらに小さくできる。
請求項4記載のナビゲーション装置によれば、生成され
たブロック成分の全部の中から最も多く存在するブロッ
ク成分を検出し、この検出したブロック成分を含めて一
致または類似するブロックを選択するようにしたので、
さらにデータが圧縮されて、圧縮画像データを記憶する
記憶手段の記憶容量を請求項3の発明よりもさらに小さ
くできる。請求項5記載のナビゲーション装置によれ
ば、圧縮画像データをP×Q個の単位ファイルに分割し
ておき、車両の現在位置の変化に応じて、分割された単
位ファイル中から連続表示に必要なものを選択し、その
選択した単位ファイルの圧縮画像データを再生して画像
データを連続表示するようにしたので、静止画のスクロ
ール処理を少ないメモリで効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるナビゲーション装
置のシステム構成図である。
【図2】同上、ナビゲーション装置に使用する静止画の
圧縮画像データファイルを作成するための画像圧縮装置
のブロック図である。
【図3】同上、ナビゲーション装置の演算部における圧
縮画像データを再生表示するための機能を示すブロック
図である。
【図4】図3で示すデコンプレス部の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図5】画像データを4ピクセル×4ピクセルのブロッ
クに分割する場合の説明図である。
【図6】エンコード部における、YUVデータから、ブ
ロック成分ya、yb、u、v、bmを生成する場合の
説明図である。
【図7】エンコード部における、輝度成分ya、ybお
よびビットマップbmの生成についての説明図である。
【図8】符号化部における、ブロック成分一致条件によ
るデータ符号化の概念説明図である。
【図9】符号化部におけるブロック成分の符号化規則を
表す図である。
【図10】圧縮画像データファイルのデータを再生表示
する場合の概念を説明する図である。
【図11】圧縮画像データファイルのグローバル座標と
各バッファのローカル座標との関係を説明する図であ
る。
【図12】バッファのローカル座標を4×4のピクセル
のブロックを一単位とする座標に変換する場合の説明図
である。
【図13】ブロックデコード部における、ブロック成分
ya、yb、u、v、bmから4×4ピクセルのYUV
データを生成する場合の説明図である。
【図14】バッファの他の使用例を説明する図である。
【図15】圧縮画像データファイルの内容をスクロール
表示する際のバッファの使用法を説明する図である。
【図16】同上、圧縮画像データファイルの内容をスク
ロール表示する際のバッファの使用法を説明する図であ
る。
【図17】同上、各バッファに格納される画像データと
画面との位置関係を説明する図である。
【図18】同上、圧縮画像データファイルの内容を連続
的にスクロールした場合の各バッファに格納される画像
データの関係を説明した図である。
【符号の説明】
10 演算部 11 表示部 11a ディスプレイ 15 地図情報記憶部 151 主要道路記憶部 152 圧縮画像データ記憶部 16 音声認識部 17 音声出力部 18 プリンタ 24 マイク 32 地図描画部 33 地図管理部 34 画像出力管理部 35 入力管理部 37 全体管理部 38 通信管理部 61 YUV獲得部 62 ブロックエンコード部 621 分割部 622 エンコード部 63 コンプレス部 631 現フレームバッファ 632 比較ブロック検出部 633 比較ブロックバッファ 634 符号化部 64 記録部 51 圧縮画像データファイル 511 単位ファイル 52 デコンプレス部 521 復号化部 522 現ファイルバッファ 523 比較ブロックバッファ 53a〜53d バッファ 54 ブロックデコード部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、 道路データを含む地図情報を記憶する地図情報記憶手段
    と、 地表を上空から撮影した写真の画像データを圧縮して作
    成された圧縮画像データを記憶する圧縮画像データ記憶
    手段と、 前記現在位置検出手段で検出された現在位置周辺の写真
    の画像データを、前記圧縮画像データ記憶手段から再生
    する写真画像データ再生手段と、 この再生手段で再生された写真画像データと、前記地図
    情報記憶手段に格納された地図情報を合わせて表示する
    表示手段と、を具備することを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮画像データ記憶手段に記憶され
    る圧縮画像データは、各ピクセルが輝度信号と色差信号
    で構成された写真の画像データから、n×mからなるブ
    ロックデータを生成し、この生成されたブロックデータ
    から、そのブロックを表す、複数の輝度信号、色差信
    号、輝度信号の成分の分布を示すn×mのビットマップ
    とからなるブロック成分を生成することにより得られた
    ものであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーシ
    ョン装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮画像データ記憶手段に記憶され
    る圧縮画像データは、前記生成されたブロック成分につ
    いて、さらに、そのブロック成分と、ブロック成分が一
    致または最も類似している類似ブロックを選択し、この
    類似ブロックを示すコードデータと、類似ブロックのブ
    ロック成分に対する差分データとから符号化することに
    より得られたものであることを特徴とする請求項2記載
    のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記生成されたブロック成分の全部の中
    から最も多く存在するブロック成分を検出し、この検出
    したブロック成分を含めて一致または類似するブロック
    を選択するようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮画像データ記憶手段に記憶され
    た圧縮画像データをP×Qの単位ファイルに分割してお
    き、 前記現在位置検出手段で検出された現在位置の変化に応
    じて、前記分割された単位ファイル中から連続表示に必
    要なものを選択する選択手段を備え、 前記再生手段は、この選択手段が選択した単位ファイル
    の圧縮画像データから写真画像データを再生し、前記表
    示手段はその再生した写真画像データを連続表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、または請求項4に記載のナビゲーション装置。
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