JPH0755340Y2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JPH0755340Y2
JPH0755340Y2 JP1988142054U JP14205488U JPH0755340Y2 JP H0755340 Y2 JPH0755340 Y2 JP H0755340Y2 JP 1988142054 U JP1988142054 U JP 1988142054U JP 14205488 U JP14205488 U JP 14205488U JP H0755340 Y2 JPH0755340 Y2 JP H0755340Y2
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JP
Japan
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cylinder
partition plate
compression
compression mechanism
bearing
Prior art date
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Application number
JP1988142054U
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JPH0263093U (ja
Inventor
文孝 竹村
泉 小野田
政敏 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は密閉ケース内に2組の圧縮機構が設けられる
圧縮機に関する。
(従来の技術) 圧縮機には種々のタイプのものがあり、その1つとして
密閉ケース内に2組のロータリ型の圧縮機構を組込ん
だ、いわゆる2シリンダタイプの圧縮機が知られてい
る。このような圧縮機の2組の圧縮機構を構成する一対
のシリンダは、一方の端面が仕切板を介して接合されて
いるとともに、他方の端面にはそれぞれクランクシャフ
トを回転自在に支持するための軸受が接合固定されてい
る。
ところで、このような構成の圧縮機においては、組立て
時に一対の圧縮機を上記仕切板に対して精度よく位置決
めしなければならない。そこで、従来は上記仕切板に複
数のスプリングピンを設けるとともに、この仕切板に接
合する各シリンダの端面には係合孔を形成し、これらを
係合させることによって仕切板と一対のシリンダとの位
置決めを行なうようにしていた。
しかしながら、このような手段で位置決めを行なうよう
にすると、仕切板に複数のスプリングピンを設けなけれ
ばならないため、部品点数の増加を招いたり、加工工数
が増大するということがあった。
(考案が解決しようとする課題) このように、2組の圧縮機構を有する従来の圧縮機にお
いては、各圧縮機構のシリンダとこれらのシリンダ間に
設けられる仕切板との位置決めをするのに、上記仕切板
にスプリングピンを設けて行なうようにしていたので、
部品点数の増加や加工工数の増加などを招くということ
があった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、仕切板にスプリングピンを設けず
に、仕切板とシリンダとの位置決めを行なえるようにし
た圧縮機を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、密閉ケース内に
2組の圧縮機構が仕切板を介して設けられた圧縮機にお
いて、一方の圧縮機構のシリンダに一方の端面に接合さ
れた軸受は、先端部が上記シリンダの他方の端面に接合
される上記仕切板から突出する長さに設定された締付け
ボルトによって固定され、上記仕切板と他方の圧縮機構
のシリンダとには、上記締付けボルトの先端部が非結合
状態で入り込む位置決め孔がそれぞれ形成されている。
それによって、上記締付けボルトを利用して上記シリン
ダを上記仕切板に対して位置決めできるようにした。
(実施例) 第3図に示す圧縮機は密閉ケース1を備えている。この
密閉ケース1内には圧縮部2と、この圧縮部2のクラン
クシャフト3を回転駆動するモータ部4とが収容されて
いる。
上記圧縮部2は、第3図において下側に配置された第1
の圧縮機構5と上側に配置された第2の圧縮機構6とか
らなる。各圧縮機構5、6は内部にローラ7、8が回転
自在に収容されたシリンダ9、11を有する。各シリンダ
9、11は仕切板12の両側面にそれぞれ一方の端面を接合
させている。この仕切板12には上記クランクシャフト3
を挿通するための通孔12bが穿設されている。下側に位
置する第1の圧縮機構5のシリンダ9の他方の端面には
副軸受13が接合され、第2の圧縮機構6のシリンダ11の
他方の端面には主軸受14が接合されていて、これらは後
述するごとく固定されている。
上記副軸受13には上記クランクシャフト3の下端部が回
転自在に支持され、上記主軸受14には中途部が同じく回
転自在に支持されている。このクランクシャフト3の副
軸受13と主軸受14との間の部分には上記各ロータ7、8
に回転自在に嵌合した第1のクランク軸部15と第2のク
ランク軸部16とが形成されている。
上記副軸受13と主軸受14とはそれぞれバルブカバー17、
18で覆われている。上記各軸受13、14のバルブカバー1
7、18で覆われた部分には吐出弁19、21が設けられてい
る。各吐出弁19、21からは各圧縮機構5、6のローラ
7、8によって圧縮された流体、たとえばガス冷媒がそ
れぞれバルブカバー17、18内に吐出される。
下側のバルブカバー17内に吐出された冷媒は副軸受13と
主軸受14とにわたって貫通した第1の通路22を通って密
閉ケース1内に流出し、上側のバルブカバー18内に吐出
された冷媒は主軸受14の外周面との間に形成された第2
の通路23を通って密閉ケース1内に流出するようになっ
ている。そして、密閉ケース1内に流出した冷媒はこの
ケース1の上部に接続された吐出管24から吐出される。
なお、上記一対のシリンダ9、11にはサクションカップ
25を介してそれぞれ吸引管26が接続されている。
上記クランクシャフト3の主軸受14から突出した上端部
は上記モータ部4の回転子27に嵌合固定されている。こ
の回転子27は固定子28内に回転自在に挿通されている。
したがって、上記回転子27が回転駆動されれば、それに
クランクシャフト3が連動し、そのクランク軸部15、16
によってロータ7、8が偏心回転させられるから、上述
したように圧縮されたガス冷媒が上記吐出管24から吐出
されることになる。
なお、第3図中29は上記圧縮部2を第2の圧縮機構6を
介して密閉ケース1に固定するための取付板である。
一方、上記圧縮部2の各圧縮機構5、6は第1図と第2
図に示すように組立てられる。すなわち、第1の圧縮機
構5のシリンダ9の一方の端面に接合された副軸受13を
固定するための締付けボルト31は、その長さ寸法が上記
シリンダ9とこのシリンダ9の他端の端面に接合される
仕切板12との厚さ寸法の和よりも長く設定されていると
ともに、先端部はねじが切られていない係合軸部32に形
成されている。
上記シリンダ9には、厚さ方向に貫通する複数のねじ孔
9aが周方向に所定間隔で穿設され、上記副軸受13には上
記ねじ孔9aと対応して複数の通孔13aが穿設されてい
る。また、上記仕切板12には上記シリンダ9のねじ孔9a
と対応して厚さ方向に貫通した第1の位置決め孔12aが
穿設され、さらに第2の圧縮機構6のシリンダ11には上
記仕切板12に接合した一方の端面に開口した第2の位置
決め孔11aが形成されている。この第2の位置決め孔11a
は、この実施例においては上記シリンダ11と主軸受14と
を結合するためのねじ孔11bの一端部を利用している
が、ねじ孔11bとは別にねじが切られていない孔を専用
に形成するようにしてもよい。なお、上記係合軸部32の
外径寸法は、上記第1、第2の位置決め孔12a、11aの内
径寸法よりもわずかに小さく設置されている。
また、上記クランクシャフト3の第1、第2のクランク
軸部15、16の間の部分の軸部3aは、第4図に示すように
第2のクランク軸部16の軸芯O1を中心とする半周が上記
第2のクランク軸部16の半径以下の曲率の第1の円弧面
aに形成され、残りの半周はクランクシャフト3の軸芯
O2を中心としてこのクランクシャフト3の半径以下の曲
率の円弧面bに形成されている。それによって、上記軸
部3aの断面積が楕円状となって従来の円形に比べて増大
するから、この軸部3aの剛性が向上し、曲りや異常摩耗
などの発生をなくすことができる。
このような構成の圧縮部2を組立てるには、第2図に示
すように上記締付けボルト31を副軸受13の通孔13aから
第1の圧縮機構5のシリンダ9のねじ孔9aに螺合させ
る。すると、この締付けボルト31は上記シリンダ9と仕
切板12との厚さ寸法の和よりも長く設定されているか
ら、その先端部の係合軸部32が上記シリンダ9の他方の
端面から大きく突出することになる。
つぎに、上記締結軸部32に仕切板12の第1の位置決め孔
12aを係合させたなら、この仕切板12からさらに突出し
た上記係合軸部32に第2の圧縮機構6のシリンダ11に形
成された第2の位置決め孔11aを係合させる。それによ
って、上記仕切板12と第2の圧縮機構6のシリンダ11と
は上記第1の圧縮機構5のシリンダ9に上記係合軸部32
によって位置決めされることになる。つまり、一対のシ
リンダ9、11と仕切板12とは位置決め専用の部品を用い
ることなく、副軸受13をシリンダ9に固定するための締
付けボルト31を利用して位置決めすることができる。
このようにして位置決めをしたならば、第2の圧縮機構
6のシリンダ11の他方の端面に主軸受14を接合し、この
主軸受14に穿設された通孔14aから上記シリンダ11のね
じ孔11bへ締付けボルト33を螺合させて上記主軸受14を
シリンダ11に固定するとともに、一対のシリンダ9、1
を図示しない締結ボルトで結合すればよい。
なお、各バルブカバー17、18は詳細は図示しないが、周
方向の複数箇所が上記各締付けボルト31、33を利用して
各軸受13、14に固定されるようになっている。また、組
立て手順としては、主軸受14をシリンダ11に結合してか
ら、このシリンダ11を上記係合軸部32に位置決めするよ
うにしてもよい。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、一対の圧縮機構のシリン
ダと仕切板との位置決めを、一方のシリンダに軸受を固
定する締付けボルトを利用して行なうようにした。した
がって、従来のように仕切板に位置決め専用のスプリン
グピンを設けるということをせずにすむから、部品点数
の減少や製作の容易化によりコストダウンを計ることが
でき、また一方のシリンダにはスプリングピンを嵌合さ
せるための下穴を形成せずにすむから、それによってそ
のシリンダの剛性の低下を招くようなこともない。
さらに、一方のシリンダに軸受を固定する上記締付けボ
ルトの先端部は、仕切板および他方のシリンダにそれぞ
れ形成された位置決め孔に非結合状態で入り込み、それ
によって仕切板および他方のシリンダを上記一方のシリ
ンダに対して位置決めしている。そのため、他方のシリ
ンダを上記締付けボルトによって一方のシリンダに結合
固定することなく位置決めできるから、一対のシリンダ
の位置決め作業とこれら一対のシリンダの組立作業を別
作業で行える。
位置決め作業と組立作業とを別作業で行えれば、一対の
シリンダを地位決めした状態で保持しながら組立てると
いうことをせずにすむから、組立作業がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す圧縮部の断面図、第
2図は圧縮部の組立て手順の説明図、第3図は圧縮機全
体の断面図、第4図はクランクシャフトの側面図であ
る。 1…密閉ケース、5、6…第1、第2の圧縮機構、9、
11…シリンダ、12…仕切板、11a、12a…第1、第2の位
置決め孔、13…副軸受、14…主軸受、31…締付けボル
ト、32…係合軸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉ケース内に2組の圧縮機構が仕切板を
    介して設けられた圧縮機において、 一方の圧縮機構のシリンダの一方の端面に接合された軸
    受は、先端部が上記シリンダの他方の端面に接合される
    上記仕切板から突出する長さに設定された締付けボルト
    によって固定され、上記仕切板と他方の圧縮機構のシリ
    ンダとには、上記締付けボルトの先端部が非結合状態で
    入り込む位置決め孔がそれぞれ形成されていることを特
    徴とする圧縮機。
JP1988142054U 1988-10-31 1988-10-31 圧縮機 Expired - Lifetime JPH0755340Y2 (ja)

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JPH0263093U JPH0263093U (ja) 1990-05-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016125368A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ダイキン工業株式会社 回転式圧縮機

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