JPH0745039U - 映像信号と文字図形信号の重畳表示装置 - Google Patents

映像信号と文字図形信号の重畳表示装置

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JPH0745039U
JPH0745039U JP1588392U JP1588392U JPH0745039U JP H0745039 U JPH0745039 U JP H0745039U JP 1588392 U JP1588392 U JP 1588392U JP 1588392 U JP1588392 U JP 1588392U JP H0745039 U JPH0745039 U JP H0745039U
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尚武 斎藤
健勇 山田
賀寿郎 鷲
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株式会社日立製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質の画像でもって映像信号と文字図形信
号を同一画面上に重畳して表示することのできる重畳表
示装置を提供する。 【構成】 表示すべき映像信号のA/D変換器5と、Y
−C分離回路6と、文字図形信号(パソコン)をYとC
に変換する装置15と、重畳手段14と、2倍速化回路
7と、D/A変換器8と、マトリクス回路9と、を表示
装置に備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、映像信号と文字図形信号を同一図面上に重畳して表示する重畳表示 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報化社会の発展に伴い、通常の映像信号によって構成される画面上に 、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する。)などから出力される 文字図形信号を重畳して表示する機能(以下、スーパーインポーズと称すことも ある。)を有する装置に対してのニーズが高まってきている。
【0003】 例えば、この様な装置は教育用として用いることが考えられる。ビデオカメラ で写した映像やビデオディスクプレーヤから読み出された映像など、教育用に制 作された映像を見せながら、同時にパソコンでコントロールして、文字を表示し 説明文を加えるといった様な形式で進めていけば、効果的に教育が行えるであろ う。
【0004】 図2は従来の重畳表示装置を示すブロック図である。図2において、1はNT SC→RGB変換器、2は混合器、3はパソコン、4はエンコーダ、である。
【0005】 一般に、パソコン3から出力される文字図形信号は3原色信号R(赤),G( 緑),B(青)(以下、R,G,B信号と称すこともある。)で出力されるので 、スーパーインポーズするためには通常の映像信号をR,G,B信号に変換する 必要がある。また、後述の如く、パソコンからの文字図形信号としては、さらに i(明るさ)信号を付加して、R,G,B,i信号を用いることもある。この場 合、i信号が出力されないとR,G,B信号全てが1/2の明るさになるように 定めておく。
【0006】 図2に示す様に、NTSC方式の映像信号V1は、NTSC→RGB変換器1 によってR,G,B信号に変換され、混合器2に入力される。一方、パソコン3 から出力されたR,G,B信号も混合器2に入力される。混合器2の出力は、エ ンコーダ4に入力され、合成されて映像信号V2として出力され、ディスプレイ 装置(図2には図示されていない)に供給され、表示される。ディスプレイ装置 がRGB入力の場合は、混合器2から出力されたR,G,B信号がそのまま供給 され、表示される。
【0007】 しかしながら、図2に示した装置では、ディスプレイ装置の画面上に現れる映 像(以下、画像と称す。)は、一般のテレビ放送によるテレビ受信機の画像など と同様に、525本インタレース走査(1回目のフィールド走査で262.5本 の走査線を走査し、2回目のフィールド走査でその間を埋めるようにして262 .5本の走査線を走査し、計525本の走査線を走査すること。)によって表示 される為、映像ないようによってフリツカと称するちらつきを生ずることがあり 、見る人の目に疲労を与えるといった問題がある。特に、この様な装置を前述し た様な教育用として用いる場合、利用者は画面を長時間見つづけることになるた め、目の疲労は一層著しいものとなる。
【0008】 そこで、この様な目の疲労の原因となるフリツカを軽減するため、525本イ ンタレース走査を525本ノンインタレース走査に変換する技術が最近開発され つつある。この技術は画像の高精細化と呼ばれる技術のうちのひとつであり、以 下にその画像の高精細化技術についての説明を行う。
【0009】 一般のテレビ放送によるテレビ受信機の画像などでは、前述した様に525本 インタレース走査のためにフリツカを生じるほか、輝度信号Yと色信号Cとの分 離が不完全であるため、輝度と色の相互干渉によりクロスカラーあるいはドット 妨害と称する画質劣化が発生する。
【0010】 この様なフリツカやクロスカラーあるいはドット妨害等を軽減するためには、 525本インタレース走査を525本ノンインタレース走査に変換するほか、輝 度信号Y(以下、単にY信号と称すこともある。)と色信号Cを完全に分離する ことが必要である。この様なことを行う装置をここでは高精細化信号変換装置と 称することにする。
【0011】 図3は一般的な高精細化信号変換装置を示すブロック図である。図3を説明す る前に、色信号Cについて少し説明を加えておく。色信号Cには、次の様な2通 りの形態がある。
【0012】 a.二つの色差信号R−Y,B−Y(それぞれ帯域幅0.5MHz)で、周波数 が同じで位相が90゜異なる色副搬送波を平衡変調したもの b.I信号(色視覚の強いオレンジとシアン方向の色に対応する信号:帯域幅 1.5MHz)とQ信号(色視覚の弱い緑とマゼンタ方向の色に対応する信号:帯 域幅0.5MHz)で、周波数が同じでそれぞれ位相がaの場合の色副搬送波より 33゜進んだ色副搬送波を平衡変調したもの
【0013】 尚、色差信号R−Y,B−YとI,Q信号との間には次の関係がある。 I=(cos33゜/1.14)(R−Y)−(sin33゜/2.03)(B−Y) Q=(sin33゜/1.14)(R−Y)+(cos33゜/2.03)(B−Y) ………(1)
【0014】 人間の視覚は、オレンジとシアン方向の色相に対しては色に対する解像度がす ぐれ、緑とマゼンタ方向に対しては劣っている。従って、bの様にオレンジとシ アン系に対しては広い伝送帯域をもたせ、緑とマゼンタ系の色に対しては狭い帯 域幅で伝送した方が、よりきれいなより細かい色まで伝送できる利点がある。 そこで、図3では色信号Cがbの形態であるとして話を進めるものとする。
【0015】 図3において、5はA/D変換器、6はY−C分離回路、7は2倍速化回路、 8はD/A変換器、9はマトリクス回路、である。
【0016】 図3に示す様に、NTSC方式複合映像信号Vは、A/D変換器5でディジタ ル信号に変換された後、Y−C分離回路6で輝度信号Yと色信号Cとに分離され 更に、色信号CからはI,Q信号が復調される。Y−C分離回路6から出力した Y,I,Q信号は各々2倍速化回路7によって水平周波数がNTSC方式の水平 周波数の2倍の約31.5kHzに変換され、同時にインタレース走査方式からノ ンインタレース方式に変換される。2倍速化回路7の出力は、D/A変換器8に よってアナログ信号に変換され、マトリクス回路9によって更にR,G,B信号 に変換されてディスプレイ装置(図示せず)に供給される。
【0017】 ここで、Y−C分離回路6と2倍速化回路7の動作についてもう少し詳しく説 明してみる。Y−C分離は以下のようにして行われる。静止画を例にとると、輝 度信号Yと色信号Cは第1フレームでは式(2)、第2フレームでは式(3)の 関係がある。
【0018】 第1フレーム Y+C ………(2) 第2フレーム Y−C ………(3) これは、色信号Cの極性がフレームごとに反転することを示している。
【0019】 従って、式(2)、(3)より {(Y+C)+(Y−C)}×(1/2)=Y ………(4) {(Y+C)−(Y−C)}×(1/2)=C ………(5)
【0020】 すなわち、第1フレームと第2フレームの情報を加算して1/2すると輝度信 号Yが得られ、減算して1/2すると色信号Cが得られる。また、色信号Cは更 に回路内にある復調回路にて復調されI,Q信号となる。上記により、Y−C分 離のためには、2フレームメモリを必要とする。
【0021】 つぎに、図4の(A)および(B)を用いて、2倍速化回路7の動作を説明す る。図4の(A)は、通常の525本インタレース走査による画面の構成を示す 模式図である。Y−C分離回路6から2倍速化回路7に入力されるY,I,Q信 号の情報内容は、第1フィールドでは、図4の(A)に実線で示した走査線に対 応する走査線情報,,,……が入力され、第2フィールドでは点線で示し た走査線に対応する走査線情報,,,……が入力される。
【0022】 図4の(B)は図3の2倍速化回路の回路構成を示す回路図である。尚、2倍 速化回路7に入力される信号はY,I,Q信号の3つの信号であるが、回路構成 としては同じであるので、本図ではY信号についてのみ示すものとする。
【0023】 図4の(B)において、10,11はそれぞれフィールドメモリ、12a,1 2b,13a,13bはそれぞれラインメモリ、SW1,SW2,SW3,S1,S 2 ,S3,S4,S5はそれぞれスイッチ、である。
【0024】 図4の(B)に示す様に、Y−C分離回路6から出力された輝度信号Yはスイ ッチSW1に入力される。輝度信号Yが第1フィールドに属するときは、スイッ チSW1はA1側、SW2はB2側、SW3はA3側にそれぞれ接続され、第2フィー ルドに属するときは、スイッチSW1はB1側、SW2はA2側、SW3はB3側にそ れぞれ接続される。
【0025】 従って、第1フィールドでは、第1フィールドに属する輝度信号Y1F(すなわ ち、走査線情報,,,…)がフィールドメモリ10に書き込まれるととも に、スイッチSW2からも出力される。そして、次の第2フィールドでは、フィ ールドメモリ10に書き込まれた第1フィールドに属する輝度信号Y1Fが読み出 されスイッチSW2より出力される。
【0026】 この様にしてスイッチSW2からは第1フィールドであろうと第2フィールド であろうと、常に、第1フィールドに属する輝度信号Y1Fが出力されることにな る。また、上記の動作を参考にして容易に推定できるように、スイッチSW3か らは第2フィールドに属する輝度信号Y2F(すなわち、走査線情報,,, …)が常に出力されている。
【0027】 以上、2倍速化の動作の前半部分をわかりやすく説明したのであるが、実際の 装置では必ずしも図4の(B)に示したようなフィールドメモリで構成する必要 はない。すなわち、例えば、4つのフィールドメモリを用いて、式(4),(5 )に示したように第1フレームの第1フィールドと第2フレームの第1フィール ドを加算して1/2することによりYに関する走査線情報,,,……が得 られ、第1フレームの第2フィールドと第2フレームの第2フィールドを加算し て1/2することにより、Yに関する走査線情報,,,……が得られる。 Cに関しても同様である(前述の加算が減算になる)。
【0028】 そこで、はじめにスイッチS1をa1側、S2をa2側にそれぞれ接続し、ライン メモリ12aに走査線情報を、またラインメモリ13aに走査線情報を1H (Hは525本インタレース走査における水平走査時間:63.5μS)の時間 でそれぞれ同時に書き込む。つぎに、スイッチS1をb1側、S2をb2側にそれぞ れ切り換えて走査線情報をラインメモリ12bに、走査線情報をラインメモ リ13bにそれぞれ同時に次の1Hの時間で書き込む。
【0029】 このとき、スイッチS3をa3側、S4をa4側にそれぞれ接続して、はじめの1 /2H(約31.7μS)ではスイッチS5をa5側に接続してラインメモリ12 aの内容(この場合、走査線情報)を読み出し、つぎの1/2Hではスイッチ S5をb5側に接続してラインメモリ13aの内容(この場合、走査線情報)を 読み出す。以上の操作により1Hの時間で2本の走査線情報を出力させることが できる。
【0030】 この様にして各スイッチを所定のタイミングで切り換えていけば、0.5Hの 時間間隔で走査線情報を,,,,……と順次スイッチS5から出力させ ることができるので、画面上での525本ノンインタレース走査が可能となる。
【0031】 尚、図3に示すA/D変換器5のクロックパルスとしては通常副搬送波周波数 fsc(3.58MHz)の4倍の周波数4fsc(約14.3MHz)が使用される 。一方、2倍速化回路7が2倍速化するために各ラインメモリから情報を読み出 すためのクロックパルスの周波数は原理的には8fsc(約28MHz)が必要で ある。また、D/A変換器8のクロックパルスも8fsc(約28MHz)が必要 である。
【0032】 以上、説明したように高精細信号変換装置を用いれば、フリッカやクロスカラ ーあるいはドット妨害を軽減した高品質の画像を利用者に提供することができる 。
【0033】 従って、前述した様な従来の重畳表示装置の問題点は、高精細化信号変換装置 にスーパーインポーズ機能を付加したような重畳表示装置を作り出すことにより 解決される。
【0034】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、従来技術の問題点を解決し、高品質の画像でもって映像信号と 文字図形信号を同一画面上に重畳して表示することができる重畳表示装置を提供 することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】
図3に示した様な高精細化信号変換装置にスーパーインポーズ機能を付加する ためには、D/A変換器8の前でディジタルスイッチを用いて重畳する方法と、 D/A変換器8の後でアナログスイッチを用いて重畳する方法が考えられる。ア ナログスイッチを用いる方がコスト的には有利であるが、クロック周波数は前述 したように約28MHz(周期約35ns)であり、このような高速で動作するア ナログスイッチ素子は存在しない。従って、本考案では前者の方法をとることに した。
【0036】
【作用】
即ち、本考案では、入来した映像信号をA/D変換した後、輝度信号と色信号 に分離する手段と、文字図形信号発生源から3原色信号および明るさ指定情報と して入来する文字図形信号を輝度信号と色信号に変換する手段と、前記二つの輝 度信号および二つの色信号をそれぞれ相互に重畳する手段と、該重畳出力から成 るテレビジョン信号の水平走査方式をインタレース走査方式からノンインタレー ス走査方式に変換して出力する手段と、走査方式を変換された該出力信号をD/ A変換する手段とを有し、映像信号と文字図形信号を同一画面上に重畳してノン インタレース走査方式によって表示するようにした。
【0037】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示すブロック図である。図1において、3はパソコ ン、5はA/D変換器、6はY−C分離回路、7は2倍速化回路、8はD/A変 換器、9はマトリクス回路、14はスーパーインポーズ回路、15はRGBi→ YIQ変換装置、VはNTSC方式複合映像信号、である。
【0038】 本実施例の動作は、スーパーインポーズ回路14とRGBi→YIQ変換装置 15を除けば、図3に示した装置の動作と同じである。従って、以下は、スーパ ーインポーズ回路14及びRGBi→YIQ変換装置15の動作を主として説明 するものとする。
【0039】 図1に示す様に、パソコン3から出力されたR,G,B,i信号は、RGBi →YIQ変換装置15によってY,I,Q信号に変換された後、スーパーインポ ーズ回路14に入力され、そこで、NTSC方式複合映像信号Vから得たY,I ,Q信号と重畳されて出力する。
【0040】 図1に示すRGBi→YIQ変換装置15の入力信号であるR,G,B,i信 号はそれぞれ1ビット(すなわち、2値信号)で合計4ビットである。また、出 力信号であるY,I,Q信号はそれぞれnYビット、nIビット、nQビットであ るとすると、出力は(nY+nI+nQ)ビットとなる。以下、nY,nI,nQはそ れぞれ8ビットであるとして説明する。従って図1に示すRGBi→YIQ変換 装置15は、4入力のR,G,B,i信号に対して、24出力のY,I,Q信号 となる。
【0041】 次に、RGBi→YIQ変換装置15において、R,G,B,i信号とY,I ,Q信号に変換するための式を下記に示す。
【0042】 Y=0.30R+0.59G+0.11B I=0.60R−0.28G−0.32B Q=0.21R−0.52G+0.31B ……(6)
【0043】 式(6)にはi信号について示されていないが、i信号が入力されないと、前 述した様にR,G,B信号は全て1/2になるので、Y,I,Q信号も全て1/ 2になる。
【0044】 また、式(6)により導いたRGBi→YIQ変換の各数値を表1に示す。ただ し、わかりやすくするため表1では10進数ととして示したが、RGBi→YI Q変換にあたっては2進数に変換する。
【0045】
【表1】
【0046】 図5は図1のRGBi→YIQ変換装置の具体例を示す回路図である。図5に おいて、21,22,23はそれぞれPROM(プログラマブル ランダム ア クセス メモリ)である。また、A0〜A4はアドレスであり、A4,A3,A2, A1にはR,G,B,i信号がそれぞれ入力され、A0は0としておく。各PRO M21,22,23には、予め、表1に示した数値が2進数で書き込まれている 。
【0047】 そこで、たとえば、(RGBi)=(1100)が入力されたとすると、表1 からY=0.445,I=0.16,Q=−0.155であるから、これらに対 応した8ビットの2進数としてPROM21からY信号が、PROM22からI 信号が、PROM23からQ信号がそれぞれ出力される。尚、Gは、クロック入 力である。
【0048】 次に、図6は図1のスーパーインポーズ回路の具体例を示す回路図である。図 6において、24〜29はそれぞれAND回路、30〜33はそれぞれOR回路 、34はインバータ、である。また、YT,IT,QTはそれぞれNTSC方式複 合映像信号VによるY,I,Q信号(即ち、Y−C分離回路6からの出力信号) 、YP,IP,QPはそれぞれ文字図形信号によるY,I,Q信号(即ち、RGB i→YIQ変換装置15からの出力信号)、R,G,B,iはそれぞれパソコン 3から出力されたR,G,B,i信号を示す。
【0049】 では、図6において、動作を説明する。(RGBi)=(0000)ならばO R回路33の出力は0であるからインバータ34の出力は1となり、YT,IT, QTはAND回路24,26,28をそれぞれ通過するので、OR回路30,3 1,32の出力としてはYT,IT,QTが得られる。また、R,G,B,i信号 のうち少なくとも1つが1の場合は、OR回路33の出力は1となるのでインバ ータ34の出力は0となり、YP,IP,QPがAND回路25,27,29を通 過するので、OR回路30,31,32の出力としてYP,IP,QPが得られる 。
【0050】 表1において、(RGB)=(000)であるということは、パソコン3から の出力信号による色は黒であることを意味している。しかし、この場合、i=1 ,i=0の2通りの場合があり、図6においては、i=0の場合OR回路33の 出力は0となるので、前述したようにOR回路30〜32からはNTSC方式複 合映像信号によるY,I,Q信号が出力されることになり、i=1の場合にだけ パソコン信号の黒が出力されることになる。
【0051】 尚、図6では、YT,IT,QT,YP,IP,QPはそれぞれ1ビットとして説明 したが、複数ビット、例えば8ビットであっても原理は同じである。また、図6 では、AND回路、OR回路およびインバータを用いて構成したが、(RGBi )=(0000)のとき、YT,IT,QTが選択され、上記以外ではYP,IP, QPが選択されるように、他の回路にて論理回路を構成することは可能であるこ とはいうまでもない。以上説明した様に、パソコンから出力されたR,G,B, i信号をY,I,Q信号に変換することにより、スーパーインポーズが可能とな る。
【0052】 次に、本考案の他の実施例について説明する。前述したように、色信号Cは2 通りの形態があり、前実施例では、色信号CがI,Q信号に復調される場合につ いてであったが、本実施例では、色差信号R−Y,B−Y(以下、R−Y,B− Y信号と称すこともある。)に復調されるものとして説明する。
【0053】 しかしながら、本実施例の場合も回路構成は、前実施例と全く同じであり、即 ち、図1,図5,図6においてI,Q信号をR−Y,B−Y信号に置き換えて考 えれば良いわけである。また、回路構成が同じである為、回路動作もほとんどが 同じであり、従って、回路動作が前実施例と異なる点だけ以下に説明する。
【0054】 図1において、RGBi→YIQ変換装置15の名称は、本実施例では当然の ことながらRGBi→Y(R−Y)(B−Y)変換装置となる。そこで、RGB i→Y(R−Y)(B−Y)変換装置において、R,G,B,i信号をY,R− Y,B−Y信号に変換するための式を下記に示す。
【0055】 Y=0.30R+0359G+0.11B R−Y=0.70R−0.59G−0.11B B−Y=−0.30R−0.59G+0.89B ……(7)
【0056】 式(7)にiは示されていないが、前実施例と同様にiが入力されないとY, R−Y,B−Y信号は全て1/2になる。また、式(7)により導いたRGBi →Y(R−Y)(B−Y)変換の各数値を表2に示す。但し、わかりやすくする ため、表1と同様に表2でも10進数として表現したが、実際にはRGBi→Y (R−Y)(B−Y)変換にあたっては2進数に変換する。
【0057】
【表2】
【0058】 従って、本実施例では、RGBi→Y(R−Y)(B−Y)変換装置内の各P ROMには表2に示された数値が予め2進数で書き込まれていることになる。
【0059】 以上、本実施例の動作について、前実施例と異なる点についてのみ説明した。 そこで、最後に、前実施例と本実施例との効果の違いについて説明する。前実施 例の如く、I,Q信号を用いた場合は、前述したようにI信号の帯域幅が広いの で、よりきれいなより細かい色まで伝送出来、良質の画像を得ることができると いった効果がある。また、テレビカメラ等では、I,Q信号にて撮像して出力し ているので、このようなテレビカメラ等を用いる場合には都合がよい。
【0060】 一方、本実施例の如く、R−Y,B−Y信号を用いた場合は、現在普及してい るテレビ受信機の動作がすべてR−Y,B−Y信号で行われているという点にお いて、テレビ受信機との共通性がある。
【0061】
【考案の効果】
本考案によれば、文字図形信号であるR,G,B,i信号を容易に輝度信号と 色信号に変換することができ、高精細化信号変換装置におけるスーパーインポー ズが可能となるので、フリッカやクロスカラーあるいはドット妨害等が軽減され た高品質の画像でもって、映像信号と文字図形信号を同一画面上に重畳して表示 することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の重畳表示装置を示すブロック図である。
【図3】一般的な高精細化信号変換装置を示すブロック
図である。
【図4】通常の525本インタレース走査による画面の
構成を示す模式図と図3の2倍速化回路の回路構成を示
す回路図である。
【図5】図1のRGBi→YIQ変換装置の具体例を示
す回路図である。
【図6】図1のスーパーインポーズ回路の具体例を示す
回路図である。
【符号の説明】
5…A/D変換器、6…Y−C分離回路、7…2倍速化
回路、8…D/A変換器、9…マトリクス回路、14…
スーパーインポーズ回路、15…RGBi→YIQ変換
装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入来した映像信号と、コンピュータから
    3原色信号、または3原色信号ならびに明るさ指定信号
    として入来した文字図形信号と、を重畳して表示する重
    畳表示装置において、 入来した前記映像信号をA/D変換した後、メモリ等を
    用いて輝度信号と色信号にほぼ完全に分離する手段と、
    入来した前記文字図形信号を輝度信号と色信号に変換す
    る手段と、前記二つの輝度信号および二つの色信号をそ
    れぞれ相互に重畳する手段と、重畳して得られた該信号
    の水平走査方式をインタレース走査方式からノンインタ
    レース走査方式に変換する手段と、走査方式の変換され
    た該信号をD/A変換する手段とを有し、映像信号と文
    字図形信号を同一画面上に重畳してノンインタレース走
    査方式によって表示するようにしたことを特徴とする映
    像信号と文字図形信号の重畳表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の重畳表示装置におい
    て、前記色信号が色差信号R−YおよびB−Yから成る
    ことを特徴とする重畳表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の重畳表示装置におい
    て、前記色信号がI、Q信号から成ることを特徴とする
    重畳表示装置。
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