JPH0742166Y2 - 前面保守型配電装置 - Google Patents

前面保守型配電装置

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JPH0742166Y2
JPH0742166Y2 JP1988074081U JP7408188U JPH0742166Y2 JP H0742166 Y2 JPH0742166 Y2 JP H0742166Y2 JP 1988074081 U JP1988074081 U JP 1988074081U JP 7408188 U JP7408188 U JP 7408188U JP H0742166 Y2 JPH0742166 Y2 JP H0742166Y2
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JP
Japan
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phase
transformer
phase transformer
wound
switch
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JP1988074081U
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JPH01180107U (ja
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正一 篠崎
豪 別府
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、電力を変動し負荷に配電する配電装置であっ
て、前面から保守点検が可能な前面保守型配電装置に関
する。
(従来の技術) 従来の前面保守型配電装置は、1つの変圧器とそれに接
続される1つの負荷開閉器とを1面の変圧器盤に配設
し、さらにその変圧器の二次巻線に接続された遮断器を
1面の遮断器盤に配設して左右に並設していた。従って
1つの三相変圧器と1つの単相変圧器とを有する場合に
は、2面の変圧器盤と、それぞれの変圧器盤と並設する
2面の遮断器盤とにより構成していたため、合計で4面
の金属盤を必要としていた。それに伴い配電装置を設置
するために広い面積を要していた。設置面積を減少させ
るには金属盤の面数を減らすことが有効であり、2つの
変圧器及びそれぞれに接続される開閉器を1面の変圧器
盤に効率よく配設する必要がある。
(考案が解決しようとする課題) 変圧器が小型である場合には、上下に積重ねて1面の変
圧器盤に配設することは可能である。しかし、例えば高
圧から低圧への降圧用として用いられる300KVAや200KVA
等の容量が大きい変圧器である場合は、下段に配置した
変圧器に多大の重量を負わせることになるため困難であ
った。
このような場合には、下段の変圧器に新たに補強材を付
加させることが必要であるが、スペースの有効活用を図
る上で支障となる。また前面保守型変圧器盤において、
容量の大きい変圧器を、スペース効率を高めるべく近接
させて配設した場合には、変圧器の発生する熱を自然換
気により十分に排出することは困難であった。また最近
はインテリジェントビル化に伴い、各フロアのOA機器の
電力消費量が増大しているため、容量の大きい変圧器を
有した前面保守型配電装置を、各フロアに設けられたス
ペースの狭いケーブルシャフト室に設置する必要があ
る。ところが以上のような理由により、これらの要求を
満たすことができないという問題があった。
本考案は上記事情に鑑み、容量が大きい三相及び単相の
変圧器を有するものであって、設置面積が小さく、かつ
変圧器の発生する熱を自然換気により十分排出すること
ができる前面保守型配電装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的は、最上段に左右に並設された単相用開閉器及
び三相開閉器と、前記単相用開閉器と接続されその下段
に配設された巻鉄心単相変圧器と、前記巻鉄心単相変圧
器の下段に直接積み重なるように配設され、前記巻鉄心
単相変圧器の側面を通過して前記三相用開閉器と接続さ
れた5脚巻鉄心三相変圧器と、前記単相用開閉器と前記
三相用開閉器と前記巻鉄心単相変圧器と前記5脚巻鉄心
三相変圧器とを支持する変圧器盤と、前記5脚巻鉄心三
相変圧器の二次巻線と前記巻鉄心単相変圧器の二次巻線
にそれぞれ接続された遮断器と、前記遮断器を支持し前
記変圧器盤に並設された遮断器盤とを備えたことを特徴
とする前面保守型配電装置によって達成される。
(作用) 三相変圧器として5脚巻鉄心三相変圧器を用いたことに
より、鉄心自体の高さが低く抑えられ、さらに5脚の鉄
心のうちの両端の部分が補強材の役割を果す。また、5
脚巻鉄心三相変圧器よりも横方向の寸法の小さい巻鉄心
単相変圧器の側面を通過して、5脚巻鉄心三相変圧器
と、最上段の三相用開閉器とを接続したことにより、奥
行き方向に配線用のスペースを設ける必要がない。さら
に変圧器として、鉄心がコイルの外側にある5脚巻鉄心
三相変圧器を用いたことにより、磁束のほとんどは鉄心
に還流して外部には漏れないため、熱の発生量を抑制す
ることが可能である。
(実施例) 本考案の一実施例による前面保守型配電装置について、
その正面図である第1図を参照して説明する。変圧器盤
1の最上段に単相用開閉器4aと三相用開閉器4bが左右に
配設されている。単相用開閉器4aの下段に、それとリー
ド線5aにより接続された150KVA用の巻鉄心単相変圧器2
が配設されている。巻鉄心単相変圧器2の下段に300KVA
用の5脚巻鉄心三相変圧器3が配設されており、この5
脚巻鉄心三相変圧器3と三相用開閉器4bとの接続は、巻
鉄心単相変圧器2の側面を通過するリード線5bにより行
う。
変圧器盤1の側面に遮断器盤8が並設されている。遮断
器盤8には単相用遮断器9aと三相用遮断器9bとがそれぞ
れ3個ずつ上下に配設されている。単相用遮断器9aは、
上下に3本配線されたモールド絶縁母線6aと奥行き方向
に3本配線された縦母線7aとにより、巻鉄心単相変圧器
2の二次巻線に接続され、同様に三相用遮断器9bは、モ
ールド絶縁母線6bと縦母線7bとにより5脚巻鉄心三相変
圧器3の二次巻線に接続されている。さらに単相用遮断
器9a及び三相用遮断器9bは、第1図のB−B線に沿う断
面を示した第3図にも表わされているように、それぞれ
図示されていない負荷側の装置と負荷側ケーブル10にり
接続されている。
また、三相変圧器として5脚巻鉄心三相変圧器を用いて
いる。5脚巻鉄心三相変圧器は、変圧器(第96〜99頁、
浅川、清水著、日刊工業新聞社、昭和41年4月30日発
行)にも記載されているように、3脚鉄心の場合よりも
82%高さを低くすることができる。さらにその上段に単
相変圧器を積重ねる際に、5脚の鉄心のうちの両端の部
分が補強材の役割を果すため、新たに補強材を付加させ
る必要がなく、積重ねられた変圧器の高さ方向の寸法を
小さくすることができる。これにより本実施例におい
て、 150KVA用の巻鉄心単相変圧器2及び300KVA用の5脚巻鉄
心三相変圧器3という容量の大きい変圧器を二段積みに
し、さらにその上段に単相用開閉器4aと三相用開閉器4b
とを配設しているが、変圧器盤1の高さ寸法を、ケーブ
ルシャフト室に設置するための規定寸法である2300mm以
下に十分納めることができる。
また5脚巻鉄心三相変圧器3よりも横方向の寸法が小さ
い巻鉄心単相変圧器2を上段に設置することにより、5
脚巻鉄心三相変圧器3と三相用開閉器4bとを、巻鉄心単
相変圧器2の側面を直線状に通過するリード線5bにより
接続することができるため、変圧器の背面側にリード線
を這わせる等の必要がない。このため第1図のA−A線
に沿う断面図である第2図に示されるように、変圧器盤
1の奥行き方向の寸法を小さく抑えることができる。
さらに、5脚巻鉄心三相変圧器は、鉄心がコイルの外側
にある構造を有しているため、磁束のほとんどは鉄心に
還流して外部へは漏れない。よって、この磁束の流れる
磁路の近傍の透磁率の高い物質から成るもの、例えば上
段に積まれた巻鉄心単相変圧器の珪素鋼板やクランプ等
の鉄材に流れる主磁束や漏洩磁束が少なく、漂遊損によ
る熱発生も少ない。従って、熱の発生を抑制することが
でき、局所的に温度が許容温度よりも上昇するローカル
ヒーティングという問題を解決することができる。この
ため変圧器が発生する熱を自然換気により十分に排熱す
ることができる。また、巻鉄心単相変圧器2及び5脚巻
鉄心三相変圧器3の二次巻線と、単相用遮断器9a及び三
相用遮断器9bとをそれぞれ接続するためにモールド絶縁
母線6a,6bを用いたことにより、母線同志の絶縁間隔を
縮めることができる。これにより、変圧器盤1の巻鉄心
単相変圧器が設置されている中間部分にモールド絶縁母
線6a,6bを配線し、その上下に単相用開閉器4a、三相用
開閉器4bと5脚巻鉄心三相変圧器3を配置することによ
って、スペースを効率よく活用して装置全体の小型化を
図ることができる。
本実施例の前面保守型配電装置は一例であって、本発明
を限定するものではない。例えば変圧器の二次巻線と遮
断器との接続用として、モールド絶縁母線や縦母線を用
いているが、他のケーブルを用いることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の前面保守型配電装置は、5
脚巻鉄心三相変圧器の上段に巻鉄心単相変圧器を配設
し、5脚巻鉄心三相変圧器と最上段に配設された三相用
遮断器とを巻鉄心単相変圧器の側面を通過して接続させ
て、一面の変圧器盤に三相変圧器、単相変圧器、遮断器
を配設したことにより、変圧器盤の高さ方向及び奥行き
方向の寸法が低く抑えられて配置面積を縮小することが
でき、さらに自然換気により排熱することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の前面保守型配電装置の正面
図、第2図は第1図におけるA−A線に沿う断面図、第
3図は第1図におけるB−B線に沿う断面図である。 1……変圧器盤、2……巻鉄心単相変圧器、3……5脚
巻鉄心三相変圧器、4a……単相用開閉器、4b……三相用
開閉器、5a,5b……リード線、6a,6b……モールド絶縁母
線、7a,7b……縦母線、8……遮断器盤、9a……単相用
遮断器、9b……三相用遮断器、10……負荷側ケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】最上段に左右に並設された単相用開閉器及
    び三相開閉器と、前記単相用開閉器と接続されその下段
    に配設された巻鉄心単相変圧器と、前記巻鉄心単相変圧
    器の下段に直接積み重なるように配設され、前記巻鉄心
    単相変圧器の側面を通過して前記三相用開閉器と接続さ
    れた5脚巻鉄心三相変圧器と、前記単相用開閉器と前記
    三相用開閉器と前記巻鉄心単相変圧器と前記5脚巻鉄心
    三相変圧器とを支持する変圧器盤と、前記5脚巻鉄心三
    相変圧器の二次巻線と前記巻鉄心単相変圧器の二次巻線
    にそれぞれ接続された遮断器と、前記遮断器を支持し前
    記変圧器盤に並設された遮断器盤とを備えたことを特徴
    とする前面保守型配電装置。
JP1988074081U 1988-06-03 1988-06-03 前面保守型配電装置 Expired - Lifetime JPH0742166Y2 (ja)

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JPH01180107U JPH01180107U (ja) 1989-12-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55100403U (ja) * 1978-12-29 1980-07-12
JPS6013208Y2 (ja) * 1979-12-29 1985-04-26 日新電機株式会社 閉鎖配電盤

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