JPH07297855A - メモリ・アドレス回路を備えた逆トランスポート・プロセッサ - Google Patents

メモリ・アドレス回路を備えた逆トランスポート・プロセッサ

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JPH07297855A
JPH07297855A JP9722095A JP9722095A JPH07297855A JP H07297855 A JPH07297855 A JP H07297855A JP 9722095 A JP9722095 A JP 9722095A JP 9722095 A JP9722095 A JP 9722095A JP H07297855 A JPH07297855 A JP H07297855A
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    • H04N7/163Authorising the user terminal, e.g. by paying; Registering the use of a subscription channel, e.g. billing by receiver means only

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMパケット信号TV受信装置用の逆トラ
ンスポート・プロセッサ・システムを提供することを目
的としている。 【構成】 それぞれのコンポーネント・ペイロードとマ
イクロプロセッサによって生成されたデータは、関連の
メモリ・アドレスがアドレス・マルチプレクサ(17)
によってメモリ・アドレス入力ポートに入力されると、
共通バッファ・メモリのそれぞれのブロックにストアさ
れる。暗号解読デバイス(16)を含んでいて、パケッ
ト固有の暗号解読キーに従ってペイロード・データを暗
号解読する。検出器(15)で資格データを含んでいる
ペイロードを検出する。メモリ・データ出力ポートは、
それぞれのプログラム・コンポーネント・プロセッサ
(21〜24)と相互接続されたバスに結合されてい
る。到来プログラム・データの紛失が防止され、すべて
のコンポーネント・プロセッサがサービスを受けること
が保証される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット・ビデオ信号
からのプログラム・コンポーネント・データのパケット
を処理し、異なるプログラム信号コンポーネントの対応
するペイロードを抽出する装置に関する。本発明は、ト
ランスポート・バッファ・メモリをアドレシングする装
置を含むと共に、共通トランスポート・バッファ・メモ
リを利用するという考え方を取り入れている。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第08/232,787号(1
994年4月22日出願)および第08/232,78
9号(1994年4月22日出願)の明細書の記載に基
づくものであって、当該米国特許出願の番号を参照する
ことによって当該米国特許出願の明細書の記載内容が本
明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【背景技術】圧縮ビデオ信号をパケットで送信し、それ
ぞれのパケットにエラー保護/訂正の機能をもたせると
よいことは、例えば、米国特許第5,168,356号
および米国特許第5,289,276号から公知であ
る。これらの特許におけるシステムでは、複数のプログ
ラム・コンポーネントからなるとしても、単一のテレビ
ジョン・プログラム(番組)がそれぞれの伝送チャネル
から送信され、処理されている。これらのシステムで
は、逆トランスポート・プロセッサ(inverse transport
processor) を利用して、それぞれのプログラムのビデ
オ信号コンポーネントを抽出し、別の処理を受けてから
ビデオ・コンポーネントが再生されるようになってい
る。第5,289,276号特許では、ビデオ信号コン
ポーネントを処理することだけが開示されている。ま
た、第5,168,356号特許では、他のプログラム
・コンポーネントを分離する逆トランスポート・プロセ
ッサが説明されており、単純なデマルチプレクサ(demul
tiplexer) がパケット・ヘッダ・データに応じてそれぞ
れの信号コンポーネントを区別するようになっている。
分離されたビデオ・コンポーネントはバッファ・メモリ
と結合され、残りの信号コンポーネントはそれぞれの処
理回路と直接に結合されていることが示されている。
【0004】コードをテレビション信号と一緒に送信す
ると、対話式プログラミング(interactive programmin
g) を実現できることは、米国特許第5,233,65
4号から公知である。このコードは、テレビジョン受信
機(television receiver) に関連するコンピュータによ
って操作されるか、あるいは実行されているのが代表的
である。
【0005】プログラム・コンポーネントの大部分が圧
縮されているようなアプリケーションでは、伝送チャネ
ルとそれぞれのコンポーネント処理(圧縮解除-decompr
ession) 装置の大部分との間に、ある種のバッファリン
グ(buffering) が必要である。従って、すべてのコンポ
ーネントではないとしても、その大部分をバッファ・メ
モリと結合しておくことが望ましい。異なるプログラム
・コンポーネントのデータ・レート(data rate) は、そ
れぞれのコンポーネント間でも、それぞれのコンポーネ
ント内でも大幅に変化する場合がある。従って、各コン
ポーネントを別々にバッファリングすると有利である。
圧縮されたプログラム・コンポーネント・データをバッ
ファリングしたり、対話式プログラム一般を処理したり
するためのバッファ・メモリは重要である。実際、バッ
ファ・メモリは受信システムのコストに顕著に貢献して
いる。
【0006】逆トランスポート・プロセッサが、例え
ば、セット・トップ・ボックス(set top box:テレビの
上に置くすえ置き型の受信装置)に内蔵されている場合
は、メモリ・サイズとメモリ管理回路は、利用者のコス
トをできる限り低く抑えるために最小限にしておく必要
がある。従って、経済的に望ましいことは、プログラム
・コンポーネントのバッファリング、プロセッサのハウ
スキーピング(house keeping) 、および対話式機能用に
同一のメモリとメモリ管理回路を使用することである。
【0007】
【発明の概要】本発明は、TDMパケット信号受信装置
用の逆トランスポート・プロセッサ・システムである。
このシステムは、プログラム・コンポーネント・データ
の必要とするペイロードを選択的に抽出し、そのデータ
を共通バッファ・メモリのデータ入力ポートと結合する
ための装置を備えている。マイクロプロセッサはデータ
を生成し、このデータも共通バッファ・メモリのデータ
入力ポートに入力される。それぞれのコンポーネント・
ペイロードとマイクロプロセッサによって生成されたデ
ータは、アドレス・マルチプレクサによってメモリ・ア
ドレス入力ポートに入力される関連のメモリ・アドレス
に応じて共通バッファ・メモリのそれぞれのブロックに
ストアされる。
【0008】特定の実施例では、それぞれのプログラム
・コンポーネントのプログラム・コンポーネント・パケ
ット・ペイロードは多重化されてメモリ・データ入力ポ
ートに入力され、複数の開始ポインタ(start pointer)
と終了ポインタ (end pointer)に従って、ランダム・ア
クセス・メモリ(RAM) の選択エリア(select area) へ送
られる。開始ポインタと終了ポインタは、各プログラム
・コンポーネント用に1つあて設けられており、第1の
複数のレジスタにストアされる。アドレスはその一部
が、加算器(adder) と多重化された複数の読取りポイン
タ・レジスタ(read pointer register) によって生成さ
れ、それぞれのプログラム・コンポーネントのポインタ
を連続的にインクリメントしていくようになっている。
開始ポインタはメモリ・アドレスの読取りポインタと関
連づけられ、読取りポインタは、それぞれのプログラム
・コンポーネントに選択的に割り当てられた指定のメモ
リ・ブロック全体をスクロール(scroll)していく。
【0009】別の実施例では、暗号解読(decryption)デ
バイスを含んでいて、パケット固有(packet specific)
の暗号解読キーに従ってペイロード・データを暗号解読
するようにしている。
【0010】さらに別の実施例では、検出器(detector)
を含んでいて、資格データ(entitlement data)を含むペ
イロードを検出するようにしている。資格データを含ん
でいるペイロードは共通バッファ・メモリを経由してス
マート・カード(smart card)に送られ、スマート・カー
ドはパケット固有の暗号解読キーを生成する。
【0011】メモリからのデータ出力は、それぞれのプ
ログラム・コンポーネント・プロセッサと相互接続され
たバスと結合されている。それぞれのプログラム・コン
ポーネント・プロセッサからのデータ要求と、コンポー
ネント・ペイロード・ソース(component payload sourc
e)からのデータ書込み要求を受けると、読取り機能と書
込み機能のメモリ・アクセスが仲裁(arbitrate) され
て、到来するプログラム・データの紛失を防止し、すべ
てのコンポーネント・プロセッサがサービスを受けるよ
うにしている。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明について説
明する。
【0013】図1は、複数の異なるテレビジョンまたは
対話式テレビジョン・プログラム(interactive televis
ion programs) のコンポーネントである信号パケットを
表している、一連のボックスからなる信号ストリームを
示す図である。以下の説明では、これらのプログラム・
コンポーネントは圧縮データから形成されているものと
想定しているので、それぞれのイメージ(画像、映像な
ど)のビデオ・データ量は可変になっている。パケット
は固定長になっている。類似の添字付きの英字が付いた
パケットは、単一プログラムのコンポーネントを表して
いる。例えば、Vi ,Ai ,Di はビデオ、オーディオ
およびデータ・パケットを表し、V1 ,A1 ,D1 と名
づけたパケットは、プログラム1のビデオ、オーディオ
およびデータ・コンポーネントを表し、V3 ,A31,A
32,D3 は、プログラム3のビデオ、オーディオ1、オ
ーディオ2およびデータ・コンポーネント3を表してい
る。データ・パケットDi には、例えば、受信装置内の
ある種のアクションを開始させるコントロール・データ
(control data)を収めておくことが可能であり、また、
例えば、受信装置内に置かれた、あるいは受信装置と関
連づけられたマイクロプロセッサに実行させる実行可能
コード(アプリケーションを構成している)を含めてお
くことも可能である。
【0014】一連のパケットの上段に示すように、特定
のプログラムのそれぞれのコンポーネントは1つにグル
ープ化されている。しかし、同一プログラムからのパケ
ットは、一連のパケット全体に示すように、グループ化
する必要はない。また、それぞれのコンポーネントが現
れるシーケンスにも、特定の順序はない。
【0015】それぞれのパケットは、図2に示すように
プレフィックス(prefix)とペイロードを含むように配列
されている。この例のプレフィックスは、5つのフィー
ルドを構成する2個の8ビット・バイトからなり、その
うちの4フィールド(P,BB,CF,CF)は1ビッ
ト・フィールドであり、1フィールド(SCID)は1
2ビット・フィールドになっている。フィールドCF
は、パケットのペイロードがスクランブル(scramble)さ
れているかどうかを示すフラグを収めており、フィール
ドCSは、2つの代替アンスクランブル(unscrambling)
キーのどちらを使用して、スクランブルされたパケット
をアンスクランブルするかを示すフラグを収めている。
すべてのパケットのプレフィックスは、パケット単位で
境界合わせ(packet aligned)されているので、それぞれ
のフィールドのロケーションは容易に識別可能になって
いる。
【0016】すべてのペイロード内にはヘッダがあり、
ヘッダはモジュロ16の連続性カウント(continuity co
unt)CCと、プログラム・コンポーネント固有(program
component specific)になっているTOGGLEフラグ
・ビットを収めている。連続性カウントは、同一プログ
ラム・コンポーネントの連続するパケットに連続番号を
付けたものにすぎない。TOGGLEフラグ・ビットは
1ビット信号であり、これは、ビデオ・コンポーネント
では、ロジック・レベル(logic level) を変更するか、
あるいはパケット内でトグルし、新しいピクチャ(フレ
ーム)の始まりつまり、ピクチャ層ヘッダを収めている
パケットを定義している。
【0017】図3は、テレビジョン信号受信装置のう
ち、逆トランスポート・プロセッサのエレメント(構成
要素)を含んでいる部分を、ブロック形式で示す図であ
る。信号はアンテナ10によって検出され、チューナ検
出器11に入力され、そこで受信信号の特定周波数帯域
(frequency band)が抽出され、ベースバンド圧縮信号が
2進形式で得られる。周波数帯域はマイクロプロセッサ
19を通して利用者によって選択されるが、その方法は
従来と同じである。通常、ブロードキャスト・ディジタ
ル信号は、例えば、Reed-Solomon・フォワード・エラー
訂正(forward error correcting - FEC)符号化を用いて
すでにエラー符号化(error encoded) されている。従っ
て、ベースバンド信号はFECデコーダ12に入力され
る。FECデコーダ12は受信ビデオを同期化し、図1
に示すタイプの信号パケット・ストリームを出力する。
FEC12はパケットを定期的間隔で出力することも、
例えば、メモリ・コントローラ17からの要求を受けて
出力することもできる。どちらの場合も、パケット・フ
レーミング(framing) または同期化信号がFEC回路か
ら出力され、その信号はパケット情報がFEC12から
転送されるタイミングを示している。
【0018】検出された周波数帯域は、複数の時分割多
重化(time division multiplexed)プログラムをパケッ
ト形式で収めていることがある。有用なものにするため
に、単一プログラムからのパケットだけを別の回路エレ
メントへ受け渡すようにすると好都合である。この実施
例では、どのパケットが選択されるかが利用者に分かっ
ていないものと想定している。この情報はプログラム・
ガイド(program guide) に収められており、このガイド
自身も、SCIDを通してプログラム信号コンポーネン
ト間を関係づけるデータからなるプログラムであり、例
えば、加入者の資格に関する情報を含んでいることもあ
る。このプログラム・ガイドは、それぞれのプログラム
のオーディオ、ビデオ、およびデータ・コンポーネント
のSCIDを、各プログラム別にリストしたものであ
る。プログラム・ガイド(図1のパケットD4)には一
定のSCIDが割り当てられている。電力が受信装置に
供給されたとき、マイクロプロセッサ19は、プログラ
ム・ガイドに関連するSCIDを、同種のプログラマブ
ルSCIDレジスタ・バンク13のうちの1つにロード
するようにプログラムされている。FEC12からの信
号のそれぞれの検出パケットのプレフィックス部分のS
CIDフィールドは、別のSCIDレジスタ14に連続
的にロードされる。プログラマブル・レジスタと受信S
CIDレジスタは比較(comparator)回路15のそれぞれ
の入力ポートに結合されており、受信したSCIDはプ
ログラム・ガイドSCIDと比較される。あるパケット
のSCIDがプログラム・ガイドSCIDと一致してい
ると、コンパレータ15は、メモリ・コントローラ17
がそのパケットをメモリ18内のあらかじめ決めたロケ
ーションへ送って、マイクロプロセッサが使用できるよ
うにする。受信したSCIDがプログラム・ガイドSC
IDと一致していなければ、対応するパケットが破棄(d
ump)されるだけである。
【0019】マイクロプロセッサは、インタフェース2
0を経由してユーザからプログラミング・コマンドが送
られてくるのを待っている。なお、インタフェースとし
てコンピュータのキーボードが示されているが、従来の
リモート・コントロールにすることも、受信装置のフロ
ントパネル・スイッチにすることも可能である。ユーザ
はチャネル4(アナログTVシステムの用語を用いると
すれば)で提供されるプログラムを見ることを要求する
ことができる。マイクロプロセッサ19は、メモリ18
にロードされているプログラム・ガイド・リストを走査
して、チャネル4のプログラム・コンポーネントのそれ
ぞれのSCIDを探し出し、これらのSCIDを、対応
するコンポーネント信号処理経路(path)に関連づけられ
たレジスタ・バンク13のプログラマブル・レジスタの
他のそれぞれにロードすようにプログラムされている。
【0020】オーディオ、ビデオまたはデータ・プログ
ラム・コンポーネントの受信パケットが、望みのプログ
ラムのものであるときは、最終的に、それぞれのオーデ
ィオ23、ビデオ22、または補助データ21(24)
信号プロセッサへ送らなければならない。データは相対
的に一定レートで受信されるが、信号プロセッサは、通
常、バースト(burst) 形式(例えば、それぞれの圧縮解
除タイプに応じた)の入力データを要求している。図3
のシステム例では、まず、それぞれのパケットはメモリ
18内のあらかじめ決めたメモリ・ロケーションへ送ら
れる。そのあと、それぞれのプロセッサ21〜24はコ
ンポーネント・パケットをメモリ18に要求する。コン
ポーネントをメモリ経由で送ることにより、望ましい信
号データ・レート・バッファリングまたはスロットリン
グ(throttling)の方法が得られる。
【0021】オーディオ、ビデオおよびデータ・コンポ
ーネントはあらかじめ決めたそれぞれのメモリ・ロケー
ションにロードされるので、信号プロセッサは、コンポ
ーネント・データを都合よくバッファ・アクセス(buffe
red access) することができる。それぞれのコンポーネ
ント・パケットのペイロードが該当のメモリ・エリアに
ロードされるようにするために、それぞれのSCIDコ
ンパレータはこれらのメモリ・エリアに関連づけられて
いる。この関連づけはメモリ・コントローラ17に布線
論理で行う(hardwired) ことができるが、関連づけをプ
ログラマブルにすることも可能である。前者の場合は、
特定の1つのプログラマブル・レジスタ13は、それぞ
れオーディオ、ビデオおよびデータSCIDに常に割り
当てられることになる。後者の場合は、オーディオ、ビ
デオおよびデータSCIDは、プログラマブル・レジス
タ13のどれにでもロードできるので、該当する関連づ
けは、それぞれのSCIDがプログラマブル・レジスタ
にロードされるときメモリ・コントローラ17によりプ
ログラムされることになる。
【0022】定常状態では、プログラムSCIDがプロ
グラマブル・レジスタ13にストアされると、受信信号
パケットのSCIDは、プログラマブルSCIDレジス
タに入っているSCIDのすべてと比較される。ストア
されたオーディオ、ビデオまたはデータSCIDと一致
するものが見つかると、対応するパケット・ペイロード
は、それぞれオーディオ、ビデオまたはデータ・メモリ
・エリアまたはブロックにストアされる。
【0023】それぞれの信号パケットはFEC12から
信号暗号解読器(signal decryptor)16を経由してメモ
リ・コントローラ17へ渡される。信号ペイロードだけ
がスクランブルされ、パケット・ヘッダは、未変更のま
ま暗号解読器から渡される。パケットをデスクランブル
(descramble- 暗号解読)するかどうかは、パケット・
プレフィックスに入っているCFフラグから判断され、
パケットをどのようにデスクランブルするかはCFフラ
グから判断される。それぞれのパケットでSCIDが一
致していないと、暗号解読器はデータを受け渡すことを
禁止されるだけである。別の方法として、パケットでS
CIDが一致していないとき、暗号解除器がその最後の
設定状態(setting) に応じて暗号解読するのを許可し、
メモリ書込みコントロールがそれぞれのパケットをダン
プするのを禁止することも可能である。
【0024】暗号解読デバイスは、スマート・カード装
置(smart card apparatus)31から与えられる暗号解読
キーでプログラムされている。スマート・カードは、プ
ログラム・ガイドの特定パケットに入っている資格情報
(entitlement information)に応じて該当の暗号解読キ
ーを生成する。この例のシステムでは、2レベルの暗号
化またはプログラム・アクセス、資格コントロール・メ
ッセージECM、および資格管理メッセージEMMが採
用されている。プログラム資格コントロールおよび管理
情報は、プログラム・ガイドを構成するパケット・スト
リームに含まれる特定SCIDで識別可能なパケットに
入っており定期的に送信される。これらのパケットに入
っているECM情報は、暗号解読器で使用される暗号解
読キーを生成するためにスマート・カードによって使用
される。また、これらのパケットに入っているEMM情
報は、加入者が資格のあるプログラム内容を判断するた
めに加入者固有(subscriber specific) のスマート・カ
ードによって使用される。これらのパケット内のEMM
視覚情報は地域固有(geographically specific) にする
ことも、グループ固有(group specific)にすることも、
加入者固有(subscriber specific) にすることも可能で
ある。例えば、この例のシステムは、料金請求(billin
g) 情報をスマート・カードからプログラム提供者、例
えば、衛星放送会社へ伝達するためのモデム(図示せ
ず)を含んでいる。スマート・カードは、例えば、受信
側ロケーションのエリア・コードと電話交換局(telepho
ne exchange)をもつようにプログラムすることが可能で
ある。EMMには、スマート・カードによって処理され
たとき、特定のプログラムを特定のエリア・コードで受
信する資格を与えるか、あるいは拒否するデータを含め
ることができる。
【0025】プログラム提供者は、特定のエリアまたは
グループを非常に短時間のリードタイム(lead time) で
ブラックアウト(black out−放送停止)する能力を望ん
でいる場合がある。例えば、放送会社は、フットボール
・ゲームのチケットが売り切れていないとき、スタジア
ムにあるローカルのエリアでフットボール・ゲームをブ
ラックアウトする必要が起こる場合がある。この情報
は、ゲーム時間の直前までは得られない。このような短
時間のリードタイムでは、ローカル・エリアをブラック
アウトするようにEMMをプログラムすることは不可能
である場合がある。瞬時のブラックアウトを可能にする
ために、資格情報をさらに符号化したものが資格データ
のペイロード内に含まれている。
【0026】資格データを収めているパケットは、特別
に符号化された4つの32ビット群に配置された128
ビットのペイロード・ヘッダを含んでいる。整合フィル
タ(matched filter)またはEコード・デコーダ30は、
128ビット・ヘッダ内のビット・パターンのある種の
組合せを検出するように構成されている。一致したもの
が見つかると、デコーダはメモリ・コントローラ17お
よびスマート・カード31と連絡をとって、資格ペイロ
ードの残余部分をスマート・カードが利用できるように
する(メモリ18を経由して)。一致するものが見つか
らなければ、ペイロードは特定の受信装置によって受け
取られない。特殊コードは、整合フィルタ30がプログ
ラマブルになっていれば、定期的に変更することが可能
である。これらのコードはスマート・カードから定期的
に与えられるようにすることができる。視聴者の資格に
係わりをもつ、スマート・カードのオペレーションに関
する詳細説明については、THE SATELLITE BOOK, A COMP
LETE GUIDE TO SATELLITETV THEORY AND PRACTICEのセ
クション25 (Swift Television Publications, 17 Pi
ttsfield, Cricklade, Wilts, England)を参照された
い。
【0027】整合フィルタまたはEコード・デコーダは
第2の機能を実行するように構成されている。第2の機
能とは、特定のMPEGビデオ・ヘッダを検出することであ
る。これらのヘッダまたはスタート・コードは32ビッ
ト長である(この長さにしたのは、資格ペイロードのヘ
ッダが32ビット群に符号化されるためである)。ビデ
オ・データが紛失したとき、MPEGビデオ検出器はビ
デオ・データの復元(圧縮解除)を、特定のデータ・エ
ントリ・ポイント(entry point) だけからリスタートす
ることができる。これらのエントリ・ポイントはMPE
Gスタート・コードと一致している。デコーダは、ビデ
オ・パケットが紛失したあと、メモリ・コントローラ1
7と連絡をとってビデオ・データがメモリへ流れるのを
禁止し、次のMPEGスタート・コードがデコーダ30
によって検出された後にのみ、ビデオ・ペイロードをメ
モリへ書くことを再開するように構成することもでき
る。
【0028】図4は、図3に示すメモリ・コントローラ
17の装置例を示す図である。各プログラム・コンポー
ネントは、メモリ18の異なる連続ブロックにストアさ
れる。さらに、マイクロプロセッサ19やスマート・カ
ードによって生成されたデータなどの、他のデータもメ
モリ18にストアしておくことが可能である。
【0029】アドレスはマルチプレクサ105によって
メモリ18に入力され、入力データはマルチプレクサ9
9によってメモリ18に入力される。メモリ管理回路か
らの出力データは、別のマルチプレクサ104によって
信号プロセッサに渡される。マルチプレクサ104から
得られる出力データは、マイクロプロセッサ19からの
ものと、メモリ18からのものと、直接的にはマルチプ
レクサ99からのものとがある。プログラム・データは
標準的ピクチャ解像度と品質になっていて、特定のデー
タ・レートで現れるものと想定している。他方、高精細
テレビジョン(high definition television)信号HDT
Vは、この受信装置から得ることができるものである
が、はるかに高いデータ・レートで現れる。FECから
得られる、ほとんどすべてのデータはマルチプレクサ9
9とメモリ入出力回路102を経由してメモリ18を通
って送られるが、高レートのHDTV信号は例外で、マ
ルチプレクサ99からマルチプレクサ104へ直接に送
ることが可能である。データは、暗号解読デバイス1
6、スマート・カード回路、マイクロプロセッサ19、
およびメディア・エラー・コード(media error code)の
ソース(発生源)100からマルチプレクサ99へ送ら
れる。ここで「メディア・エラー・コード」という用語
が用いられているが、これは、それぞれの信号プロセッ
サ(デコンプレッサ)がスタート・コードなどの、あら
かじめ決めたコードワード(codeword)を検出するまで処
理を一時中止(suspend) し、そのあとで、例えばスター
ト・コードに従って処理を再開するように条件づけるた
めに、データ・ストリームに挿入される特殊なコードワ
ードのことである。
【0030】メモリ・アドレスは、プログラム・アドレ
シング回路(program addressing circuitry)79〜97
からと、マイクロプロセッサ19からと、スマート・カ
ード装置31からと、そして、補助パケット・アドレス
・カウンタ(auxiliary packet address counter)78か
ら、マルチプレクサ105へ渡される。任意の特定時期
で特定のアドレスを選択することは、ダイレクト・メモ
リ・アクセス(directmemory access - DMA)回路98に
よって制御される。コンパレータ15からのSCIDコ
ントロール信号とそれぞれの信号プロセッサからの「デ
ータ必要(dataneeded) 」信号はDMA98に入力さ
れ、これらの信号に応じてメモリ・アクセス競合(memor
y access contention)が仲裁(arbitrate) される。DM
A98はサービス・ポインタ・コントローラ(Service P
ointer Controller)93と協力し合って、それぞれのプ
ログラム信号コンポーネントの該当する読取りまたは書
込みアドレスを出力する。
【0031】種々の信号コンポーネントのメモリ・ブロ
ックのそれぞれのアドレスは、プログラム・コンポーネ
ントまたはサービス・ポインタ・レジスタ83,87,
88,92の4つのグループによって生成される。それ
ぞれの信号コンポーネントがストアされる、それぞれの
メモリ・ブロックの開始ポインタ(starting pointer)
は、それぞれの信号コンポーネントのレジスタ87に収
められている。開始ポインタは固定値にすることも、従
来のメモリ管理手法によってマイクロプロセッサ19で
計算することも可能である。
【0032】それぞれのブロックの最終アドレス・ポイ
ンタは、起こり得る各プログラム・コンポーネントごと
に1つあて設けられている、サービス・レジスタのバン
ク(bank of service register)88にストアされる。開
始アドレスと同様に、終了アドレスは固定値にすること
も、マイクロプロセッサ19から得られる計算値にする
ことも可能である。開始ポインタと終了ポインタに計算
値を使用すると、より汎用的なシステムが得られ、メモ
リが低減化されるので、計算値を使用した方が好まし
い。
【0033】メモリ書込みポインタまたはヘッド・ポイ
ンタは、加算器(adder) 80とサービス・ヘッド・レジ
スタ(service head register) 83によって生成され
る。サービス・ヘッド・レジスタは起こり得る各プログ
ラム・コンポーネントごとに設けられている。書込みま
たはヘッド・ポインタ値はレジスタ83にストアされ、
メモリ書込みサイクル期間にアドレス・マルチプレクサ
105へ渡される。ヘッド・ポインタも加算器80に結
合されており、そこで1単位ずつインクリメントされ、
インクリメントされたポインタは次の書込みサイクル期
間に該当のレジスタ83にストアされる。レジスタ83
は、現在サービスを受けている該当のプログラム・コン
ポーネントのためのものが、サービス・ポインタ・コン
トローラ93によって選択される。
【0034】この例では、開始ポインタと終了ポインタ
が16ビット・ポインタであるものと想定している。レ
ジスタ83は16ビット書込みまたはヘッド・ポインタ
を収めている。16ビット・ポインタを選択したのは、
開始ポインタと終了ポインタをレジスタ87と88にロ
ードするとき、16ビットまたは8ビット・バスが使用
できるためである。他方、メモリ18は18ビット・ア
ドレスになっている。18ビット書込みアドレスは、開
始ポインタの最上位の2ビットを16ビット・ヘッド・
ポインタと連結することにより作られ、開始ポインタ・
ビットは連結された18ビット書込みアドレスの最上位
ビット位置に置かれている。開始ポインタはそれぞれの
レジスタ87からサービス・ポインタ・コントローラ93
へ渡される。サービス・ポインタ・コントローラは、レ
ジスタ87に入っている開始ポインタからの上位開始ポ
インタ・ビットを解析(parse) し、これらのビットを1
6ビット・ヘッド・ポインタ・バスと関連づける。これ
を具体的に示すと、バス96はマルチプレクサ85から
出たヘッド・ポインタ・バスと結合され、図5には、太
線の矢印で示されている。
【0035】図5に示すように、上段、中段および下段
のボックスは、それぞれ開始ポインタ、アドレスおよび
ヘッドまたはテイル(tail)ポインタのビットを表してい
る。大きい番号のボックスは上位ビット位置を表してい
る。矢印は、開始またはヘッド/テイル・ポインタのど
のビット位置からアドレスが求められたかを示してい
る。このアドレス計算では、太字の矢印は定常状態のオ
ペレーションを表している。
【0036】同様に、メモリ読取りポインタまたはテイ
ル・ポインタは加算器79とサービス・テイル・レジス
タ(service tail register) 92によって生成される。
サービス・テイル・ポインタは起こり得る各プログラム
・コンポーネントごとに設けられている。読取りまたは
テイル・ポインタ値はレジスタ92にストアされ、メモ
リ読取りサイクル期間にアドレス・マルチプレクサ10
5へ渡される。テイル・ポインタも加算器79に結合さ
れており、そこで1単位ずつインクリメントされ、イン
クリメントされたポインタは次の読取りサイクル期間に
該当のレジスタ92にストアされる。レジスタ92は、
現在サービスを受けているプログラム・コンポーネント
のためのものが、サービス・ポインタ・コントローラ9
3によって選択される。
【0037】レジスタ92は16ビット・テイル・ポイ
ンタを収めている。18ビット読取りアドレスは、開始
ポインタの最上位の2ビットを16ビット・テイル・ポ
インタに連結することにより作られ、開始ポインタ・ビ
ットは連結された18ビット読取りアドレスの最上位ビ
ット位置に置かれている。サービス・ポインタ・コント
ローラはレジスタ87に入っている開始ポインタからの
上位開始ポインタ・ビットを解析(parse) し、これらの
ビットを16ビット・テイル・ポインタ・バスと関連づ
ける。これを具体的に示すと、バス94はマルチプレク
サ90から出たテイル・ポインタ・バスと結合される。
【0038】データは、計算で求めたアドレスからメモ
リ18にストアされる。データ・バイトをストアする
と、ヘッド・ポインタは1だけインクリメントされ、そ
のプログラム・コンポーネントの終了ポインタと比較さ
れる。これらが一致していれば、ヘッド・ポインタの上
位ビットは開始ポインタの下位14ビットで置き換えら
れ、アドレスのヘッダ・ポインタ部分の下位2ビット位
置にゼロが入れられる。これは、図5に開始ポインタと
アドレス間の線影矢印で示されている。このオペレーシ
ョンはサービス・ポインタ・コントローラ93から出
て、マルチプレクサ85からのヘッド・ポインタ・バス
に向かう矢印97で示されている。ここでは、下位14
開始ポインタ・ビットが入力されると、ヘッド・ポイン
タ・ビットがオーバライドされることを想定している。
この1書込みサイクル期間にヘッド・ポインタ・ビット
をアドレスの下位開始ポインタ・ビットで置き換える
と、メモリは上位2開始ポインタ・ビットで指定された
メモリ・ブロックをスクロールしていくので、各パケッ
トの先頭にある書込みアドレスを、ブロック内の固有の
メモリ・ロケーションにプログラミングし直す必要がな
くなる。
【0039】ヘッド・ポインタがテイル・ポインタ(メ
モリ18のどこからデータを読み取るかを示すために使
用される)と一致しているようなことがあると、ヘッド
とテイルのクラッシュが起こったことを知らせるため
に、信号がマイクロプロセッサの割込みセクションに送
られる。このプログラム・チャネルからメモリ18への
書込みを続けることは、マイクロプロセッサがチャネル
を再び使用可能にするまで禁止される。このケースは非
常にまれであり、通常のオペレーションでは起こること
がないはずである。
【0040】データは、それぞれの信号プロセッサの要
求を受けてメモリ18から取り出されるが、その取出し
は加算器79とレジスタ92によって計算されたアドレ
スから行われる。ストアされたデータのバイトが読み取
られると、テイル・ポインタは1単位だけインクリメン
トされ、サービス・ポインタ・コントローラ93でこの
論理チャネルの終了ポインタと比較される。テール・ポ
インタと終了ポインタが一致していれば、テイル・ポイ
ンタの上位ビットは開始ポインタの下位14ビットで置
き換えられ、アドレスのテイル・ポインタ部分の下位2
ビット位置にゼロが入れられる。これは、コントローラ
93から出て、マルチプレクサ90からのテイル・ポイ
ンタ・バスに向かう矢印95で示されている。そのと
き、テイル・ポインタがヘッド・ポインタと一致してい
れば、それぞれのメモリ・ブロックは空であると定義さ
れるので、このプログラム・チャネルのFECから追加
データが送られてくるまでは、これ以上バイトは関連の
信号プロセッサへ送られない。それぞれの書込みまたは
読取りアドレスのヘッドまたはテイル・ポインタ部分
を、開始ポインタの下位14ビットで実際に置き換える
ことは、適当な多重化(multiplexing)によって、あるい
は3ステート・インターコネクト(three state interco
nnects) の使用によって行われる。
【0041】補助パケットに入れて送信されるデータ
は、ディレクトリ(directory) 、ヘッダまたはコントロ
ール情報であるのが通常であるので、その処理の仕方は
プログラム・コンポーネント・データと若干異なってい
る。補助パケットに入るデータは、それぞれのプログラ
ム・コンポーネントと、含まれているアプリケーション
のために必須のメモリ・ストーレッジ・エリアを設定す
るの必要な情報を含んでいる。従って、補助パケットに
は所定の優先権(preference)が与えられている。2つの
サービス・ブロックが各コンポーネントのために用意さ
れている。各ブロックは8ビット連続アドレスまたは2
56バイトのデータ用の記憶ロケーションをもってい
る。各ブロックは、図6に示すように、総計で18ビッ
トのアドレスをもっている。アドレスの最下位(LS
B)8ビットは順次カウンタ(sequential counter)から
与えられる。9番目のビットは、トランスポート・プレ
フィックス(transport prefix)からのCSまたはスクラ
ンブル・キー・ビットによって与えられる。10番目か
ら12番目までのビットは、プログラム検出のために割
り当てられた特定のSCIDに応じて生成される。この
実施例では、システムは5つのプログラム・コンポーネ
ント(プログラム・ガイドを含む)またはサービスを処
理し、検出する機能を備えているものと想定している。
それぞれのプログラマブルSCIDレジスタ13にプロ
グラムされたSCIDが5つあり、SCIDコンパレー
タが5つある(15)のはそのためである。5つのコン
パレータの各々は出力端子をもち、その端子にプログラ
ム・コンポーネントが割り当てられている。5つのコン
パレータ出力端子に関連づけられる、5つまで可能なプ
ログラムには3ビット・コードが割り当てられるが、こ
れは、3ビットが5つのステートを表すことができる最
小数のビットであるためである。3ビット・コードは、
補助パケット・アドレスの10番目から12番目までの
ビットとして挿入される。そこで、5つのそれぞれのプ
ログラム・コンポーネントのSCIDが1−5の任意の
番号を付けたプログラマブル・レジスタに割り当てられ
ていると想定する。プログラマブル・レジスタ1〜5に
割り当てられたコンポーネントに割り当てられた3ビッ
ト・コードは、それぞれ000,001,010,01
1,100である。どのプログラム・コンポーネントが
現在検出されているかに応じて、現在のプログラム・コ
ンポーネントSCIDを収めているプログラマブル・レ
ジスタに関連する3ビット・コードは、メモリ書込みア
ドレスの10番目から12番目までのビット位置に挿入
される。
【0042】18ビット補助アドレスの最上位6ビット
は、従来のメモリ管理手法に従ってマイクロプロセッサ
から与えられる。
【0043】図7は、補助メモリ・アドレス生成回路の
例を示す図である。図7には、マイクロプロセッサ19
に渡すプレフィックス・ビットCSを取り込むために使
用されるプレフィックス・レジスタ125が含まれてい
る。SCID検出器15からの5つのコントロール・ラ
イン(control line)は、5コントロール・ラインから3
ビットに変換するコンバータ126に入力されるが、こ
のコンバータは単純なブール論理演算器(Boolean logic
operator)である。コンバータ126から生成された3
ビットはマイクロプロセッサ19に入力され、そこで補
助アドレスのそれぞれの最上位10ビット(MSB)部
分が構成される。補助パケットが検出されると、10−
MSBアドレス部分は、レジスタ・バンク128のうち
の1つのMSB部分に入力される。それぞれのレジスタ
128の8−LSB部分は、各補助パケットの始まりで
あらかじめ決めた値(ゼロが代表的である)にセットさ
れる。8−LSB部分は10−MSB部分に付加され
て、10:1マルチプレクサ129の入力ポートに入力
される。マルチプレクサ129から得られた、それぞれ
のアドレスの8−LSB部分は加算器130に渡され、
そこで8−LSBアドレス値は1単位だけインクリメン
トされ、別のマルチプレクサ127を経由して戻され
て、レジスタ128の8−LSB部分に入れられる。イ
ンクリメントされたLSB部分(そのMSB部分と共
に)は、それぞれの補助パケットの次の連続アドレスと
して使用される。マルチプレクサ127と129はDM
Aコントローラ98によって制御され、アドレスされる
現メモリ・ブロックが選択される。なお、別の構成とし
て、μPC(マイクロプロセッサ)19は、補助アドレ
スの少なくとも一部を設定するように構成することも可
能である。
【0044】補助パケットは典型的には独立に処理さ
れ、補助パケット・ペイロード全体がメモリにロードさ
れてから利用可能になるのが典型的である。そのため
に、現補助パケットをそこに書き込むためにアドレスさ
れるメモリ・ブロックは読取り目的と書込み目的のため
に同時にアドレスされないのが通常である。そのため、
読取りと書込みのアドレシングのために同一レジスタが
使用可能である。補助パケットがそれぞれのメモリ・ブ
ロックにストアされると、8−LSB部分はデータ読出
しに備えて、あらかじめ決めた開始アドレスにリセット
される。別の構成として、エレメント127〜130に
類似するレジスタ、マルチプレクサおよび加算器からな
る並列バンクで構成して、読取りアドレスを生成するこ
とも可能である。これらの読取りアドレスは、マルチプ
レクサ129とカスケード接続された別のマルチプレク
サを使用して、時分割多重化することができる。
【0045】メモリの読取り/書込み制御は、サービス
・ポインタ・コントローラと直接メモリ・アクセスDM
Aエレメント93,94によって行われる。DMAは、
読取りと書込みサイクルをスケジュールするようにプロ
グラムされている。スケジューリングは、FEC12が
メモリに書き込むべきデータを渡そうとしているのかど
うかによって決まる。FECデータ書込みオペレーショ
ンは、到来する信号コンポーネント・データが紛失しな
いように優先して行われる。図4に示す装置の例では、
4種類の装置がメモリをアクセスできるようになってい
る。それはスマート・カード、FEC12(正確には、
暗号解読デバイス16)、マイクロプロセッサ19およ
びオーディオ・プロセッサやビデオ・プロセッサなどの
アプリケーション・デバイス(application device)であ
る。メモリの競合は次のように処理される。DMAは、
上に列挙した種々処理エレメントからデータ要求を受け
ると、それぞれのプログラム・コンポーネント用にメモ
リ・ブロックを割り振る。メモリへのアクセスは95n
Sタイムスロット(time slot) で行われ、その期間にデ
ータ・バイトがメモリ18から読み取られ、あるいはメ
モリ18へ書き込まれる。主要なアクセス割振りモード
は2つあり、これらは「FECはデータを提供する」(F
EC Providing Data)および「FECはデータを提供しな
い」(FEC NotProviding Data)と定義されている。この
2モードのどちらの場合も、タイムスロットは、最大F
ECデータ・レートが5MB/秒であるとして、つま
り、各200nSごとに1バイトであるとして、次のよ
うに割り振られ、優先順位付けされる。これらのモード
は次のとおりである。
【0046】FECはデータを提供する 1)FECデータ書込み 2)アプリケーション・デバイス読取り/マクロプロセ
ッサ読取り/書込み 3)FECデータ書込み 4)マイクロプロセッサ読取り/書込みFECはデータを提供しない 1)スマート・カード読取り/書込み 2)アプリケーション・デバイス読取り/マイクロプロ
セッサ読取り/書込み 3)スマート・カード読取り/書込み 4)マイクロプロセッサ読取り/書込み FECデータ書込みは先延ばしできないので、FEC
(正確には、暗号解読デバイス)は、データを提供する
とき、各200nSインターバル期間の間、メモリ・ア
クセスが保証されていなければならない。交互のタイム
スロットはアプリケーション・デバイスとマイクロプロ
セッサによって共有される。要求側デバイスに送るべき
データがないときは、マイクロプロセッサにアプリケー
ション・タイムスロットの使用権が与えられる。
【0047】コントローラ93はSCID検出器と連絡
をとって、メモリ書込みオペレーションのとき、それぞ
れの開始、ヘッドおよび終了ポインタ・レジスタのどれ
をアクセスすべきかを判断する。コントローラ93はD
MAと連絡をとって、メモリ読取りオペレーションのと
き、開始、終了およびテイル・レジスタのどれをアクセ
スすべきかを判断する。DMA98は、マルチプレクサ
99,104および105による対応するアドレスおよ
びデータの選択を制御する。
【0048】メモリ・アドレスをインクリメントすると
きの、好ましい代替回路を示したのが図8であり、この
回路は図4または図7の装置全体の中で利用することが
可能である。図8は、図4に示すテイル・ポインタがイ
ンクリメントするのと同じように実現された回路を示し
ている。パケットの始まりで、関連レジスタ92Aに入
っているポインタは加算器79Aに渡され、そこで1だ
けインクリメントされる。インクリメントされた中間テ
イル・ポインタを図8のレジスタ92A(図4の92)
にストアするのではなく、インクリメントされた中間ポ
インタ値は連続的に作業レジスタ107にストアされ
る。最後のポインタ値が信号パケットに対して生成され
ると、レジスタ107内の更新されたポインタは、パケ
ットSCIDに関連するレジスタ92Aへ転送される。
【0049】メモリ・バッファ内のデータを省く必要が
起こっても、これは異常なことではない。例えば、シス
テム・エラーやデータ割込みが起こったとき、不完全な
パケット(partial packet)がストアされていることがあ
る。メモリ・スペースを節減するために、データを省く
ことは不完全なデータ・パケットをオーバライト(overw
rite) することだけで行われる。このデータのオーバラ
イトは該当するポインタを、パケットの始まりで示され
ていた値にリセットすることで行われる。このリセット
は、レジスタ107内の値をポインタ・レジスタへ転送
することなく行われる。つまり、なにも行われない。
【0050】パケットが紛失したとき、メディア・エラ
ー・コードをビデオ・コンポーネント信号ストリームに
挿入しておくと、特定の信号エントリ・ポイントがデー
タ・ストリーム中に現れるまで、ビデオ信号デコンプレ
ッサ(video signal decompressor) が圧縮解除(復元)
を一時中止するという利点が得られる。次のエントリ・
ポイントがどこに現れ、どのビデオ・パケットに現れる
かを予測することは実用的でない。次のエントリ・ポイ
ントをできる限り早く見つけるためには、パケット紛失
を検出したあとの最初のビデオ・パケットの始まりにメ
ディア・エラー・コードを挿入しておく必要がある。図
4に示す回路では、すべてのビデオ・パケットの始まり
にメディア・エラー・コードを挿入しておき、先行する
パケットが紛失していなければ、それぞれのパケットに
入っているメディア・エラー・コードを抜き出すように
なっている。メディア・エラー・コードは、現ビデオ・
パケット・ペイロード用に予約されていた最初のMメモ
リ・アドレス・ロケーションに挿入されるが、これは、
ビデオ・ペイロードが暗号解読デバイスから送られてく
る前のM個の書込みサイクル期間にメモリ18に書き込
むことによって行われる。これと同時に、マルチプレク
サ99は、ソース100からのメディア・エラー・コー
ドをメモリ18 I/Oに入力するようにDMA98に
よって条件づけられる。Mは、メディア・エラー・コー
ドをストアするために必要な整数個のメモリ・ロケーシ
ョンである。メモリに8ビット・バイトをストアし、メ
ディア・エラー・コードが32ビットであるとすると、
Mは4になる。
【0051】メディア・エラー・コードをメモリにロー
ドするためのアドレスは、マルチプレクサ82とマルチプ
レクサ85を通してそれぞれのビデオ・コンポーネント
・サービス・レジスタ83から与えられる。このことか
ら理解されるように、他の場合には、ビデオ・コンポー
ネント・データと一緒にロードされるメディア・エラー
・コードを、メモリ・ロケーションにロードするために
ポインタ・レジスタ83から与えられる最初のM個のア
ドレスは、単純に次のM個の連続アドレスであり、これ
は、通常は、ビデオ・ヘッド・ポインタから与えられる
ものである。これらの同じアドレスはMステージ・ディ
レイ・エレメント(delay element) 84に入力されるの
で、メディア・エラー・コードの最後のバイトがメモリ
18にストアされた直後に、M個のアドレスの最初のア
ドレスがディレイ・エレメント84の出力から得られるよ
うになる。
【0052】メディア・エラー・コードをメモリにロー
ドするときのタイミングは、パケット紛失の判断と符合
している。パケット紛失の判断と同時にメディア・エラ
ー・コードをロードすると、付加的な時間的制約を受け
ることなく信号フロー処理を行うことができる。
【0053】パケット紛失が検出されると、現パケット
のビデオ・コンポーネントは、そのコンポーネント用に
設定されたメモリ・ブロックの次の、つまり、(M+
1)番目のアドレス・ロケーションからメモリ18にス
トアされていく。これは、該当のレジスタ83からの非
遅延(undelayed) ヘッド・ポインタを渡し続けるように
マルチプレクサ85を条件づけることにより行われる。
これとは逆に、パケット紛失が検出されていなければ、
現パケットに入っているビデオ・コンポーネントの最初
のMバイトは、メディア・エラー・コードが直前にスト
アされていたメモリ・ロケーションにストアされる。こ
れは、サービス・ポインタ・コントローラが、ディレイ
・エレメント84からの遅延ヘッド・ポインタを、M書
込みサイクル期間に渡し続けるようにマルチプレクサ8
5を条件づけることにより行われる。M書込みサイクル
の終了時に、サービス・ポインタ・コントローラ93
は、非遅延ヘッド・ポインタを渡すように再度マルチプ
レクサを条件づけることになる。マルチプレクサがスイ
ッチして非遅延(non delayed) ポインタに戻ると、次の
非遅延ポインタはM+1番目のアドレスに一致すること
になる。
【0054】パケット・エラーまたは紛失の検出は、現
パケットのCCおよびDDデータを受けてエラー検出器
101によって行われる。検出器101は現パケット内
の連続性カウント(continuity count)CCを調べて、そ
れが前のパケットのCCと1単位だけ異なっているかど
うかを判断する。さらに、現パケット内のTOGGLE
ビットが調べられ、それが前のパケットから変更を受け
ていたかどうかが判断される。CC値が正しくなけれ
ば、TOGGLEビットのステートが検査される。CC
ビットにエラーがあるか、TOGGLEビットが変更さ
れているか、あるいはCCビットにエラーがあり、かつ
TOGGLEビットが変更されているかに応じて、エラ
ー回復(error remediation) の第1モードまたは第2モ
ードが開始される。CCにエラーがあり、かつTOGG
LEビットが変更されていると開始される第2モードで
は、システムは、ピクチャ層ヘッダを収めているパケッ
トにリセットするように条件づけられる。CCだけにエ
ラーがある場合の第1モードでは、システムは、スライ
ス・スタート・コードを収めているパケットにリセット
するように条件づけられる(スライス層(slice layer)
とは、フレーム内の圧縮データのサブセットである)。
第1モードと第2モードの両方では、メモリに書かれた
メディア・エラー・コードは、回復アクションを開始す
るようにデコンプレッサに警告するために、それぞれの
ペイロードに残されている。
【0055】ある受信装置がどのように設計されている
かに応じて、それぞれのコンポーネント・トランスポー
ト・パケットが紛失したとき、信号コンポーネントのい
くつか異なるコンポーネントにメディア・エラー・コー
ドを挿入しておくと、好都合な場合と好都合でない場合
とがある。さらに、信号コンポーネント形式や圧縮プロ
セスが異なるごとに異なるメディア・エラー・コードを
利用すると、好都合な場合がある。従って、必要になる
メディア・エラー・コード・ソースは1つの場合と複数
の場合とがある。
【0056】図9は、DMA98のメモリ・アクセス・
プロセスのフローチャート例である。DMAは、受信パ
ケットが検出されたか、検出されなかったかをSCID
の検出を通して判断する{200}。SCIDが検出さ
れ、メモリに書くべき暗号解読デバイス16からのデー
タが存在することを示していれば、暗号解読デバイスか
らのプログラム・データの1バイトがバッファ・メモリ
18に書かれる{201}。そのバイトがどのメモリ・
ブロックに書かれるかは、現在のSCIDに応じてプロ
セッサ93により判断される。次に、DMAは、スマー
ト・カードとμPCを含めて、プログラム・コンポーネ
ント・プロセッサのいずれかがデータを要求している
か、あるいはメモリ18へのデータ読み書き(R/W)
アクセスを要求しているかを判断する。DMAに対しデ
ータ要求を行っていなければ、プロセスはステップ{2
00}へ戻る。データR/W要求が行われていれば、D
MAはその要求のプライオリティ(優先度)を判断する
{203}。これは、データを要求しているプログラム
・プロセッサの任意の順序で、従来の割込みルーチンに
より、あるいは別の方法として、連続1バイト・サービ
ス(sequential one byte service) により行われる。例
えば、アクセス・プライオリティの任意の順序は、ビデ
オ、オーディオI、オーディオII、スマート・カード、
およびμPCになっているとする。また、ビデオ、オー
ディオIIおよびμPCだけがメモリ・アクセスを要求し
ているとする。ステップ{203}の現オペレーション
では、ビデオのバイトがメモリから読み取られる。ステ
ップ{203}の次のオペレーションでは、オーディオ
IIのバイトがメモリから読み取られ、ステップ{20
3}のそのあとに続く次のオペレーションでは、μPC
データのバイトがメモリ18へ書かれるか、メモリから
読み取られる。以下、同様である。なお、スマート・カ
ードとμPCがアクセスするときのアドレスは、それぞ
れスマート・カードとμPCから得られるが、ビデオ、
オーディオおよびプログラム・ガイドの場合のアドレス
は、アドレス・ポインタ構成(80〜93)から得られ
る。
【0057】プライオリティ・アクセスが判断されると
{203}、要求側プログラム・プロセッサがサービス
を受け{204}、データの1バイトがメモリ18に書
かれるか、メモリから読み取られる。次に、暗号解読デ
バイス16からのデータの1バイトがメモリに書かれる
{205}。μPCがアクセスを要求しているかを判断
する検査が行われる{206}。μPCがアクセスを要
求していれば、μPCがサービスを受け{207}、デ
ータの1バイトが読み書きされる。μPCがアクセスを
要求していなければ、プロセスはステップ{202}へ
ジャンプし、プログラム・プロセッサのいずれかがアク
セスを要求しているかどうかが判断される。このように
して、到来するデータは、1つ置きのメモリ・アクセス
期間へのアクセスが常に保証され、その間のメモリ・ア
クセス期間はプログラム・プロセッサ間に分散されてい
る。
【0058】暗号解読デバイス16から送られてきたデ
ータが現在なければ、つまり、SCIDが現在検出され
ていなければ、プロセス{208〜216}が実行され
る。まず{208}で、スマート・カードが検査され、
メモリ・アクセスを要求しているかどうかが判断され
る。要求していれば、1バイトのメモリ・アクセスが許
可され{209}、そうでなければ、プログラム・プロ
セッサのいずれかがメモリ・アクセスを要求しているか
どうかを判断する検査が行われる{210}。データR
/W要求が行われていれば、DMAはその要求のプライ
オリティを判断する{211}。該当するプロセッサが
サービスを受け{212}、1バイトのメモリ読取りま
たは書込みアクセスが行われる。プログラム・プロセッ
サがデータR/W要求を行っていなければ、プロセスは
ステップ{213}へジャンプし、そこでスマート・カ
ードがメモリ・アクセスを要求しているかどうかを判断
するテストが行われる。そうであれば、サービスを受け
{216}、1バイトのメモリ・アクセスが行われれ、
そうでなければ、プロセスはステップ{200}へジャ
ンプする。
【0059】以上から理解されるように、現在説明して
いる実施例では、「FECはデータを提供していない」
モードにあるときは、スマート・カードには他のすべて
のプログラム・プロセッサに対して2対1のアクセス優
先権(two-to-one access precedence)が与えられてい
る。このプライオリティはDMA装置内のプログラマブ
ル・ステート・マシン(programmable state machine)に
プログラムされており、μPCによる変更の対象になっ
ている。前述したように、システムの目的は対話式サー
ビスを提供することであるので、μPCは対話式データ
を受けると、それに応じて対話式オペレーションを少な
くとも部分的に実行するようになっている。この役割で
は、μPC19はアプリケーション・ストアと作業メモ
リの両目的のためにメモリ18を使用する。このような
場合には、システム・オペレータは、より頻度の大きい
メモリ・アクセス権をμPC19に与えるためにメモリ
・アクセス・プライオリティを変更することが可能であ
る。メモリ・アクセス・プライオリティの再プログラミ
ングは、対話式アプリケーション命令のサブセットとし
て組み入れておくことが可能である。
【0060】ある受信装置がどのように設計されている
かに応じて、それぞれのコンポーネント・トランスポー
ト・パケットが紛失したとき、信号コンポーネントのい
くつか異なるコンポーネントにメディア・エラー・コー
ドを挿入しておくと、好都合な場合と好都合でない場合
とがある。さらに、信号コンポーネント形式や圧縮プロ
セスが異なるごとに異なるメディア・エラー・コードを
利用すると、好都合な場合がある。従って、必要になる
メディア・エラー・コード・ソースは1つの場合と複数
の場合とがある。
【0061】図10は、条件付きアクセス情報またはM
PEGスタート・コードを含んでいるパケットを検出す
る装置の例を示す図である(図3のデコーダ30)。デ
コーダ30が資格ペイロードまたはMPEGスタート・
コードを検出するように条件づけられるかどうかは、現
在受信されているSCIDによって決まる。図10で
は、暗号解読デバイス16から得られるデータは8ビッ
ト・バイトであり、パケット境界合わせされているもの
と想定されている。すなわち、資格ペイロードの第1バ
イトまたはMPEGスタート・コードの第1バイトはパ
ケット・ペイロードの先頭と正確に境界合わせされてい
るので、特定のヘッダまたはスタート・コードワードを
検出するときは、ビット/バイト・ストリーム内のその
位置は正確に分かっている。暗号解読デバイス16から
のデータは8ビット・レジスタ250に入力される。こ
のレジスタは8ビット並列出力ポートがコンパレータ2
54のそれぞれの第1入力接続端に結合されており、コ
ンパレータは、例えば、それぞれの出力接続端がAND
ゲートおよびラッチに結合されている8個の排他的NO
R(XNOR)回路からなるバンクで構成することが可
能である。ラッチは、各バイト・インターバルでAND
ゲートの結果をラッチするように構成されたデータ・ラ
ッチにすることができる。
【0062】32ビットMPEGスタート・コードは4
バイトとして8ビット・レジスタ・バンク265にスト
アされる。資格ヘッダ・コードは8ビット・バイトとし
て16個のレジスタからなるバンク257にストアされ
る。レジスタ・バンク251と265のローディングは
マイクロプロセッサ19および/またはスマート・カー
ドによって制御される。スタート・コード・レジスタ2
65は4:1マルチプレクサ266に結合され、資格ヘ
ッダ・レジスタは16:1マルチプレクサ257に結合
されている。マルチプレクサ257と266の出力ポー
トは2:1マルチプレクサ249に結合されている。マ
ルチプレクサ249のそれぞれの出力接続端は、コンパ
レータ254の対応する、それぞれの第2入力端子に結
合されている。なお、マルチプレクサ249,257お
よび266の入力接続端と出力接続端は8ビット・バス
になっている。レジスタ250のそれぞれの出力接続端
に現れたそれぞれの値が、マルチプレクサ249のそれ
ぞれの出力接続端に現れたそれぞれの出力値と同じであ
れば、真(true)信号が対応するデータ・バイトに対して
コンパレータ254回路によって生成される。
【0063】スタート・コードが検出されたときは、マ
ルチプレクサ266はカウンタ258によってスキャン
され、暗号解読デバイス16からの最初の4データ・バ
イトの出現と同期して4つの異なるレジスタを順次にX
NORと結合していく。また、資格ペイロード・ヘッダ
が検出されたときは、マルチプレクサ257はカウンタ
258によってスキャンされ、レジスタ265の1つひ
とつを連続的にコンパレータ回路に結合していく。
【0064】コンパレータ回路の出力は累算およびテス
ト回路(accumulate and test circuit)255に入力され
る。この回路はあらかじめ決めた数のバイト一致条件(b
yte matching conditions)が現れたかどうかを判断し、
もし現れていれば、検査している特定ペイロードの一部
に入っている資格データに対して書込み許可信号(write
enabel signal) を生成する。本システムでは、資格ペ
イロード・ヘッダは、4個の32ビット・セグメントに
配列された128ビットからなっている。異なる加入者
は128ビットの異なるバイト組合せを探すように構成
されている。例えば、ある加入者装置は、資格ペイロー
ド・ヘッダの最初の4バイトに一致するように構成する
ことが可能である。また、別の加入者装置は、資格ペイ
ロード・ヘッダの2番目の4バイトに一致するように構
成することが可能である。以下、同様である。これらの
例のどちらの場合も、回路255は、該当する4連続バ
イトで一致するものが見つかったかどうかを判断する。
【0065】図10の装置も、すべてゼロの資格ペイロ
ード・ヘッダ条件を検出する回路(エレメント261〜
263)を含んでいる。それぞれの到着したデータ・バ
イトのビットは、8ビットORゲート263のそれぞれ
の端子に結合されている。これらのビットのいずれかが
論理1であると、ORゲート263は論理1の出力を生
成する。ORゲート263の出力は2入力ORゲート2
62の一方の入力端に結合され、ゲートの出力端と第2
入力端はそれぞれDタイプ・ラッチ261のデータ入力
端とQ出力端に結合されている。Dタイプ・ラッチは、
到来データ・バイトの到着と同期してタイミング回路2
59によってクロックがとられる。ラッチがリセットさ
れたあとに現れたデータ・バイトのいずれかに論理1で
あるビットがあると、ラッチ261は、次のリセット・
パルスが現れるまでそのQ出力端から論理1を出力す
る。ラッチ261のQ出力端はインバータに結合され、
インバータはラッチが1の出力レベルを出力すると、ゼ
ロの出力レベルを出力する。従って、ヘッダの128ビ
ット(16バイト)がレジスタ250を通過していれ
ば、インバータの出力はハイ(高)になり、128ビッ
トはゼロの値であると評価される。資格ペイロード・ヘ
ッダが通過したあと、インバータからのハイ(高)出力
レベルが検出されると、回路255はデータ書込み許可
信号を生成する。
【0066】システムを分割して、SCID検出器、暗
号解読デバイス、アドレシング回路、条件付きアクセス
・フィルタ、およびスマート・カード・インタフェース
をすべて単一の集積回路上に実装すると、特に効率的で
あることが判明している。このようにすると、タイミン
グに重大な制約がある外部経路の数が制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】時分割多重化パケット・テレビジョン信号を示
す図である。
【図2】それぞれの信号パケットを示す図である。
【図3】本発明を実現する多重化コンポーネント信号の
パケットを選択し、処理する受信装置を示すブロック図
である。
【図4】図3のエレメント17用として実現することが
できるメモリ管理回路の例を示すブロック図である。
【図5】サービス・チャネル・データのメモリ・アドレ
スがどのように作られるかを示す図である。
【図6】補助パケット・データのメモリ・アドレスがど
のように作られるかを示す図である。
【図7】補助パケットのメモリ・アドレスを生成する回
路例を示すブロック図である。
【図8】メモリ・アドレスをインクリメントする代替レ
ジスタ回路を示すブロック図である。
【図9】メモリ・アドレス制御のオペレーションを示す
フローチャートである。
【図10】条件付きアクセス・フィルタ/スタート・コ
ード検出器を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 時分割多重化パケット化信号のソース 12 時分割多重化パケットのソース 13 SCID検出器 14 SCID検出器 15 SCID検出器 17 メモリ・コントローラ(メモリ制御) 18 共通バッファ・メモリ 19 マイクロプロセッサ(制御装置) 21 プログラム・コンポーネント処理装置 22 プログラム・コンポーネント処理装置 23 プログラム・コンポーネント処理装置 24 プログラム・コンポーネント処理装置 78 アドレス生成回路 82 書込みアドレス入力手段 83 レジスタ 86 書込みアドレス入力手段 87 レジスタ 88 レジスタ 89 書込みアドレス入力手段 90 書込みアドレス入力手段 93 連結回路 96 連結回路 99 第1マルチプレクサ 104 第3マルチプレクサ 105 第2マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/167 A (72)発明者 ケビン エリオット ブリッジウォーター アメリカ合衆国 46229 インディアナ州 インディアナポリス サウス ミューズ ィング ロード 290 (72)発明者 マイケル スコット ディース アメリカ合衆国 46077 インディアナ州 ザイアンズビル インディアン パイプ レーン 1103

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重化パケット化信号プログラム
    ・コンポーネントであって、それぞれのパケットがプロ
    グラム・コンポーネント・ペイロードと、識別子である
    SCIDを収めているヘッダとを含んでいるものを処理
    する装置であり、該装置は、 前記時分割多重化パケット化信号のソースと、 共通バッファ・メモリと、 それぞれの入力ポートが前記共通バッファ・メモリのデ
    ータ出力ポートに結合されている複数のプログラム・コ
    ンポーネント処理装置と、 前記ソースに結合されていて、あらかじめ決めた複数の
    SCIDの1つによってそれぞれが識別されているパケ
    ットを検出するSCID検出器と、 前記あらかじめ決めた複数のSCIDによって識別され
    たパケットのそれぞれのペイロードを、該共通バッファ
    ・メモリのデータ入力ポートに入力する手段と、 該あらかじめ決めた複数のSCIDのそれぞれが検出さ
    れると、それに応答してそれぞれのプログラム・コンポ
    ーネント・ペイロードを該共通バッファ・メモリのそれ
    ぞれのブロックにストアするための書込みアドレスを生
    成し、前記複数のプログラム・コンポーネント処理装置
    からデータ要求を受けると、それに応答して対応するプ
    ログラム・コンポーネント・ペイロードを該共通バッフ
    ァ・メモリの前記それぞれのブロックから読み取って要
    求側処理装置へ送るアドレシング回路とを備えているこ
    とを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記ア
    ドレシング回路は、連続するメモリ・アクセス・オペレ
    ーションにおいて、パケット・ペイロード・データの書
    込みと、前記複数のプログラム・コンポーネント処理装
    置から要求された読み/書き機能とを交互に実行するよ
    うに構成されていることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、それぞ
    れのペイロードはSCID固有の暗号化キーを使用して
    暗号化され、パケットのそれぞれのペイロードを前記共
    通バッファ・メモリのデータ入力ポートに入力する手段
    は、 あらかじめ決めた受信パケットに入っている資格データ
    に応答してSCID固有の暗号解読キーを生成するよう
    に設計されたスマート・カードとのインタフェースとな
    るスマート・カード・インタフェースと、 該共通バッファ・メモリの前記データ入力ポートに結合
    された出力ポートをもち、対応するSCID固有の暗号
    解読キーに従ってそれぞれのペイロードを暗号解読する
    信号暗号解読器とを備えていることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、資格デ
    ータを収めているパケットは、ペイロード固有のヘッダ
    をもつペイロードを含んでおり、該装置はさらに、 前記ペイロード固有のヘッダを認識して、前記共通バッ
    ファ・メモリのスマート・カード・ブロックに前記資格
    データをローディングすることを実行する制御信号を生
    成するデコーダを含んでいることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、さら
    に、 少なくともシステム制御機能を実行するマイクロプロセ
    ッサを含んでおり、該マイクロプロセッサはアプリケー
    ション・ストーレッジと作業メモリ用に前記共通バッフ
    ァ・メモリを使用するように構成されていることを特徴
    とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置において、さら
    に、 少なくともシステム制御機能を実行するマイクロプロセ
    ッサを含んでおり、該マイクロプロセッサはアプリケー
    ション・ストーレッジと作業メモリ用に前記共通バッフ
    ァ・メモリを使用するように構成されていることを特徴
    とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、さら
    に、 プログラム・コンポーネントの紛失パケットが現れたこ
    とを検出するデコーダと、 紛失パケットが検出されると、それを受けて回復アクシ
    ョンを実行する装置とを含んでいることを特徴とする装
    置。
  8. 【請求項8】 時分割多重化パケット化信号プログラム
    ・コンポーネントであって、それぞれのパケットがプロ
    グラム・コンポーネント・ペイロードと、識別子である
    SCIDを収めているヘッダとを含んでいるものを処理
    する装置あり、該装置は、 前記時分割多重化パケット化信号のソースと、 少なくともシステム制御機能を実行するマイクロプロセ
    ッサと、 共通バッファ・メモリと、 それぞれの入力ポートが前記共通バッファ・メモリのデ
    ータ出力ポートに結合されている複数のプログラム・コ
    ンポーネント処理装置と、 ペイロード・データ、前記マイクロプロッサによって生
    成されたデータ、および前記複数のプログラム・コンポ
    ーネント処理装置のそれぞれによって生成されたデータ
    を、該共通バッファ・メモリのデータ入力ポートに選択
    的に結合する第1マルチプロセッサと、 少なくともそれぞれのプログラム・コンポーネント・ペ
    イロードのための読取りアドレスと書込みアドレスを生
    成するアドレス生成回路と、 前記アドレス生成回路によって生成され、該マイクロプ
    ロセッサによって生成され、および該複数のプログラム
    ・コンポーネント処理装置のそれぞれによって生成され
    たメモリ・アドレスを、該共通バッファ・メモリのメモ
    リ・アドレス・ポートに選択的に入力する第2マルチプ
    レクサとを備えていることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、それぞ
    れのペイロードは、前記マイクロプロセッサによって実
    行されるアプリケーションに関連する実行可能コードを
    収めており、前記共通バッファ・メモリは、前記実行可
    能コードを、該マイクロプロセッサによって生成された
    データと一緒にストアするように条件づけられているこ
    とを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の装置において、さら
    に、 それぞれの入力ポートが前記第1マルチプレクサの出力
    ポートと前記時分割多重化パケット化信号のソースに結
    合されている第3マルチプレクサであって、該第3マル
    チプレクサは前記ソースからのペイロードを、前記共通
    バッファ・メモリを経由しないで前記処理装置の1つに
    渡すように選択的に条件づけられているものを含んでい
    ることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、そ
    れぞれのペイロードはSCID固有の暗号化キーで暗号
    化され、ペイロードは、 あらかじめ決めた受信パケットに入っている資格データ
    に応答してSCID固有の暗号解読キーを生成するよう
    に設計されたスマート・カードとのインタフェースとな
    るスマート・カード・インタフェースと、 該共通バッファ・メモリの前記データ入力ポートに結合
    された出力ポートをもち、対応するSCID固有の暗号
    解読キーに従ってそれぞれのペイロードを暗号解読する
    信号暗号解読器とを備えている装置によって前記第1マ
    ルチプレクサの入力ポートに結合されることを特徴とす
    る装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置において、そ
    れぞれのパケットに入っているSCIDに応じて、対応
    するパケット・ペイロードを前記共通バッファ・メモリ
    内の指定のエリアへ送る装置をさらに含んでいることを
    特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 プログラム・コンポーネントの時分割
    多重化パケットを含む信号を処理するオーディオ/ビデ
    オ信号トランスポート・プロセッサ内の装置において、
    それぞれのパケットはプログラム・コンポーネント・デ
    ータのペイロードと、プログラム・コンポーネント識別
    子であるSCIDを収めているヘッダとを含んでおり、
    それぞれのペイロードはバッファ・メモリにストアされ
    ており、該バッファ・メモリをアドレスする回路は、 時分割多重化パケットのソースと、 それぞれのヘッダに応答して、あらかじめ決めた識別子
    をもつパケットを検出する検出器と、 複数のNビット開始および終了ポインタを生成して(N
    は整数)、複数のプログラム・コンポーネントのパケッ
    ト・ペイロードをストアするために前記バッファ・メモ
    リの複数のブロックを割り振るようにプログラムされた
    制御装置と、 前記複数のNビット開始ポインタとNビット終了ポイン
    タをそれぞれストアするための類似した第1および第2
    の複数のレジスタと、 Nビット・ヘッダ(書込み)ポインタをストアするため
    の第3の複数のレジスタであって、前記第1、第2およ
    び第3の複数のレジスタの各々から1つあてのレジスタ
    ・セットがそれぞれの各プログラム・コンポーネントに
    割り当てられているものと、 それぞれのレジスタ・セットごとに、 前記開始ポインタのMビット(MはNより小さい整数)
    を前記Nビット・ヘッド・ポインタと結合してN+Mビ
    ット書込みアドレスを形成する回路と、 それぞれの前記書込みアドレスを該バッファ・メモリの
    アドレス入力ポートに入力する手段とを備えていること
    を特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の装置において、さ
    らに、 それぞれのヘッド・ポインタが対応する終了ポインタと
    一致したときそれを検出するコンパレータと、 ヘッド・ポインタと終了ポインタが一致していることが
    検出されると、前記Nビット開始ポインタが前記M+N
    ビット書込みアドレスの最上位ビット位置に置かれ、ゼ
    ロがM最下位ビット位置に置かれている次の書込みアド
    レスを生成する手段とを含んでいることを特徴とする装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の装置において、さ
    らに、 それぞれのヘッド・ポインタが書込みアドレスを作るた
    めに使用されるたびにヘッド・ポインタを1単位だけイ
    ンクリメントする加算器を含んでいることを特徴とする
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の装置において、前
    記パケットは、基本と補助の2種類からなり、補助パケ
    ット・ペイロードのためのバッファ・メモリ・アドレス
    を生成する回路は、 それぞれの各プログラム・コンポーネント用に2つあて
    からなり、補助ペイロードのためのN+Mビット(読取
    り/書込み)補助アドレス・ポインタをストアする第4
    の複数のレジスタと、 補助ペイロードが現れたことを判断する手段と、 前記補助アドレス・ポインタから生成されたメモリ・ア
    ドレスを多重化して前記バッファ・メモリへ送るための
    手段とを備えていることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置において、そ
    れぞれの補助パケット・ヘッダはスクランブル・キーC
    Sを含んでおり、補助パケット・ペイロードのためのバ
    ッファ・メモリ・アドレスを生成する回路は、 それぞれの補助パケットに入っている前記スクランブル
    ・キーCSを検出する検出器と、 それぞれの補助パケットが関連づけられているプログラ
    ム・コンポーネントのタイプに関するWビット・コード
    を生成するトランスレータと、 前記Wビット・コードおよび前記スクランブル・キーC
    Sと連結されたZビット・ポインタを生成するように構
    成された制御装置と、 各メモリ・アドレス・サイクルごとにLビット値を1単
    位だけインクリメントする累算回路と、 連結されたZビット・ポインタ、Wビット・コード、お
    よび該スクランブル・キーCSにLビット値を付加して
    N+Mビット補助パケット・メモリ・アドレスを形成
    し、それぞれのN+Mアドレスを前記第4の複数のレジ
    スタにロードする手段とを備えていることを特徴とする
    装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、さ
    らに、 あるコンポーネントの前記Lビット値を、該コンポーネ
    ントの補助ペイロードを収めているそれぞれのパケット
    の始まりで、あらかじめ決めた値にリセットする手段を
    含んでいることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 基本と補助の第1と第2タイプの信号
    パケットであって、それぞれのパケットが対応するパケ
    ット・ペイロードに入っているプログラム・コンポーネ
    ントを示す識別子をもっているものを処理するパケット
    信号トランスポート・プロセッサにおいて、 パケット・ペイロードをストアするためのメモリと、 基本パケットのペイロードを前記メモリにストアするた
    めのメモリ・アドレスを生成する第1のダイレクト・メ
    モリ・アクセス手段と、 補助パケットのペイロードを該メモリにストアするため
    のアドレスを生成する第2のダイレクト・メモリ・アク
    セス手段とを備えていて、該第2のダイレクト・メモリ
    ・アクセス手段は現補助パケットに関連する識別子の関
    数としてアドレスを少なくとも部分的に生成することを
    特徴とする装置。
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