JPH07285218A - インクジェット記録方法、記録装置および情報処理システム - Google Patents

インクジェット記録方法、記録装置および情報処理システム

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JPH07285218A
JPH07285218A JP6082046A JP8204694A JPH07285218A JP H07285218 A JPH07285218 A JP H07285218A JP 6082046 A JP6082046 A JP 6082046A JP 8204694 A JP8204694 A JP 8204694A JP H07285218 A JPH07285218 A JP H07285218A
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Hiroyuki Tawaraya
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字品位が優れ、かつ高速印字可能なインク
ジェット記録方法、該方法が適用されるインクジェット
記録装置、および該装置を出力手段とした情報処理シス
テムに関する。 【構成】 記録方法は、画像を構成するすべての画素に
おいて要求される階調を出すのに必要なインク滴の数よ
りも少ない数でもって画素の形成を行うとともに、画像
を構成するすべての画素を間引きすることなく全部記録
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュ
ータ等の情報処理システムにおいて、文字、画像等の情
報を被記録媒体上に出力するためのインクジェット方式
の記録方法、記録装置および情報処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、布、プラスチックシート、O
HP用シート等の被記録媒体(以下単に記録紙ともい
う)に対して記録を行なう記録装置は、種々の記録方
式、例えばワイヤードット方式、感熱方式、熱転写方
式、インクジェット方式による記録ヘッドを搭載可能な
形態として提案されている。
【0003】これらの方式のなかで、インクジェット方
式はインクを吐出して記録紙に直接付着させる低騒音な
ノンインパクト方式の一つで、インク滴の形成方法およ
び噴射エネルギの発生方法により、コンテイニアス方式
(電荷粒子制御方式およびスプレー方式が含まれる)と
オンデマンド方式(ピエゾ方式、スパーク方式およびバ
ブルジェット方式が含まれる)とに大きく分類される。
【0004】コンテイニアス方式は、インクを連続的に
吐出し、必要な液滴だけ電荷を与える。帯電した液滴が
記録紙に付着し、残りは無駄になる。これに対して、オ
ンデマンド方式は、印字に必要な時だけインクを吐出す
るために、インクの無駄がなく装置内部が汚れない。ま
た、オンデマンド方式はインクの吐出を開始したり停止
したりするため、コンテイニアス方式に比べて応答周波
数は低い。このため、ノズル数を増やすことで高速化を
実現している。したがって、現在市販されている記録装
置の多くはオンデマンド方式のものであり、このような
インクジェット方式の記録ヘッドを具備した記録装置
は、高密度かつ高速な記録動作が可能であることから、
情報処理システムの出力手段、例えば複写機、ファクシ
ミリ、電子タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークス
テーション等の出力端末としてのプリンタ、あるいはパ
ーソナルコンピュータ、ホストコンピュータ、光ディス
ク装置、ビデオ装置等に具備されるハンディまたはポー
タブルプリンタとして利用され、かつ商品化されてい
る。この場合、インクジェット記録装置は、これら装置
固有の機能、使用形態等に対応した構成をとる。
【0005】一般にインクジェット記録装置は、記録手
段(記録ヘッド)およびインクタンクと搭載するキャリ
ッジと、記録紙を搬送する搬送手段と、これらを制御す
るための制御手段とを具備する。そして、複数の吐出口
からインク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方
向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリ
アルスキャンさせ、一方で非記録時に記録紙を記録幅に
等しい量で間欠搬送するものである。この記録方法は、
記録信号に応じてインクを記録用紙上に吐出させて記録
を行うものであり、ランニングコストが安く、静かな記
録方式として広く用いられている。また、インクを吐出
する多数のノズルが副走査方向に直線上に配置された記
録ヘッドを用いることにより、記録ヘッドが記録用紙上
を一回走査することでノズル数に対応した幅の記録がな
される。そのため、記録動作の高速化を達成することが
可能である。
【0006】さらに、カラー対応のインクジェット記録
装置の場合、複数色の記録ヘッドにより吐出されるイン
ク液滴の重ね合わせることによりカラー画像を形成す
る。一般に、カラー記録を行う場合、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)およびシアン(C)の3原色またはこれ
ら3原色にブラック(B)を含めた4色に対応する4種
類の記録ヘッドおよびインクカートリッジが必要とされ
る。昨今ではこのような3〜4色の記録ヘッドを搭載
し、フルカラーで画像形成が可能な装置が実用化されて
いる。
【0007】さらにまた、上記インクジェット記録装置
は比較的容易にA1等の大判記録が可能な構成を取るこ
ともできる。すなわち、画像を読み取るリーダーを接続
し原稿を複写するA1版カラー記録対応の記録装置、例
えばCAD出力用プリンター等のプロッターも製品化さ
れている。また、一方で多様な使い方が要求されるよう
になり、会議、講義等におけるプレゼンテーション用に
投影可能なOHPフィルムへの記録の需要が高まってい
る。こうした需要に応えるため、インクの吸収特性が異
なる被記録媒体を必要に応じて選択した際に被記録媒体
の種類に係わりなく最良の記録が可能な記録装置の開発
および製品化も行われている。
【0008】このようにインクジェット記録装置は、優
れた記録手段として幅広い産業分野(例えばアパレル産
業等)で需要が高まっており、またより一層高品位な画
像の提供も求められている。
【0009】つぎに、上記インクジェット記録装置にお
いて階調を出す方法について説明する。この方法につい
ては、いくつかの異なる方法がある。例えば画像信号の
一画素を2値記録の一画素に対応させ、これをあらかじ
め決められたしきい値によって2値化することによって
階調を表現する方法(デイザ法)や、複数の液滴の合体
液滴を形成し、これを被記録媒体上に着弾させることで
ドットの大きさを変える方法(液滴変調法、例えば特開
昭59−207265号および特開昭57−16065
4号参照)や、複数の液滴を被記録材上の同一箇所に着
弾させて1つのドットを形成し、着弾液滴個数の多少に
よって階調を得る方法(マルチドロップレット方式)が
知られている。これらの方法のうち、デイザ法は画像解
像度の低下をともない、また液滴変調法では記録装置の
紙間距離等の実用的な範囲において、広い階調幅がとり
にくいという欠点がある。これに対し、マルチドロプレ
ット方式は、比較的小さな液滴を吐出することが可能な
インクジェット記録ヘッドを選択することによって高解
像かつ高階調な印字が行える方式である。
【0010】ここで、マルチドロプレット方式による画
素形成を簡単に説明する。すでに述べたように、マルチ
ドロプレット方式は、複数の液滴を実質同一箇所に重ね
て着弾させ、1つの画素を形成するものであるが、1個
の液滴により形成されるものも1つの画素と考えてよ
い。
【0011】一般に液滴が被記録媒体上に着弾してもイ
ンクが浸透するまでに数百ミリ秒以上の時間が必要であ
る。このため、被記録材上に先行液滴が着弾すると被記
録媒体上には半円状の液滴が形成される。そこで、この
被記録材上の先行液滴に後続液滴を重ねて着弾させるこ
とにより、より大きな半球上の液滴を被記録媒体上に形
成することができ、重ね合わせる液滴数を変えることで
画素の大きさを制御することが可能である。
【0012】また、より広い階調幅を得るために重ね合
わせる液滴の個数を増加させることで記録速度が低下す
ることも考えられるが、すでに述べた液滴変調法や、特
公昭63−502261号に記載のインクジェットヘッ
ドを用いる異なるノズルから吐出された体積の異なる液
滴を極めて短い時間内に被記録媒体上で重ねて着弾させ
る方法等を組み合わせて採用することでこの問題を解決
することができる。
【0013】以下、従来のマルチドロップ方式による記
録方法を図を参照しながら説明する。
【0014】図3は、従来のインクジェット記録装置の
記録ヘッドおよびその周辺の概略的構成を説明するため
の斜視図である。
【0015】記録ヘッド1は、2本のガイド軸5Aおよ
び5Bに摺動自在にして係合したキャリッジ4に搭載さ
れている。このキャリッジ4はガイド軸5Aおよび5B
に案内されながら不図示の駆動手段によって矢印A方向
(主走査方向)に沿って往復する。したがって、記録ヘ
ッド1はキャリッジ4とともに往復移動し、入力画像情
報を被記録媒体2に記録することができる。
【0016】記録ヘッド1は、複数のインク吐出口を有
する。この実施例では、これらの吐出口の数は32個で
あり、また400dpiの密度(オリフィス間の距離は
63.5μm)で被記録媒体2の搬送方向(上記A方向
と直交する副走査方向B)に沿って配列する。
【0017】各吐出口に対応してこれに連通するインク
路には吐出のために利用される熱エネルギを発生するた
めのヒータを備える。ヒータは駆動データに応じて印加
される電気パルスに応じて熱を発生し、これにより、イ
ンク中に膜沸騰を生じ、この膜沸騰による気泡の生成に
ともなって上記吐出口からインクドロプレットが吐出さ
れる。なお、ヒータの駆動周波数、すなわち吐出周波数
は10kHzである。また、上記記録ヘッドの各吐出口
から吐出されるインクドロプレットの大きさは、63.
5μm四方の画素に3つのインクドロプレットを着弾さ
せた場合に本来望まれる濃度(O.D 1.4)が発現
するように設定されていて、0,1,2,3発のそれぞ
れのインクドロプレットにより画像が形成され、すなわ
ち4値の階調が表現される。ここで、吐出周波数が10
kHzであり、1画素に最高3発のインクドロプレット
を吐出させるということは、実質的に画素が形成される
画素周波数は10/3kHzになることである。
【0018】キャリッジ4は記録ヘッド1を搭載し、そ
の一部において摺動可能に係合する2本のガイド軸5
A,5Bに案内されながら移動する。なお、このキャリ
ッジ4の移動は、例えば、キャリッジ4の一部にプーリ
によって張設されたベルトが取付けられ、このベルトが
プーリを介したモータの回転によって移動することによ
り行われるが、その図示は省略する。インクチューブ6
は記録ヘッド1に接続し、これによりインクタンク(不
図示)から記録ヘッド1にインクを供給することができ
る。フレキシブルケーブル7は記録ヘッド1に接続し、
これにより、その一部に設けられるヘッド駆動回路(ヘ
ッドドライバ)へホスト装置あるいは本装置制御部から
の記録データに基づいた駆動信号や制御信号を送信する
ことができる。インク供給チューブ6およびフレキシブ
ルケーブル7は、ともにキャリッジ4の移動に追随でき
るように可撓性の部材によって構成されている。
【0019】プラテンローラ3は、その長手方向がガイ
ド軸5A,5Bと平行に延在し不図示の紙送りモータに
よって回転し被記録媒体としての記録紙2を搬送すると
ともに記録紙2における記録面を規制する。以上の構成
において、記録ヘッド1は、キャリッジ4の移動にとも
ない、記録紙2の記録面、すなわち上記吐出口に対向す
る部分にインクを吐出して記録を行う。
【0020】図4は図3に示したインクジェット記録装
置の制御構成を示すブロック図である。
【0021】メインコントローラ112はCPU等から
なり、ホストコンピュータ111から送られてくる画像
データ(1画素に付き8bit、256階調)を、フレ
ームメモリ113に格納する。また、メインコントロー
ラ112はフレームメモリ113に格納された画素毎の
階調データを所定のタイミングで擬似中間調処理部11
4を経由して駆動データを4値(1画素に付き2bi
t、0〜3)のデータに変換する。擬似中間調処理部1
14は、たとえばディザ法や誤差拡散法などで知られて
いるアルゴリズムを電気回路で実現したものである。ド
ライバコントローラ116は、メインコントローラ11
2からの制御信号に応じ、駆動データRAM115に格
納されている駆動データを記録ヘッド1の吐出口番号に
対応して読み出し、これをヘッドドライバ117に供給
すると共にその駆動タイミングを制御する。
【0022】以上の構成において、メインコントローラ
112は、記録ヘッド1によるインク吐出、キャリッジ
送りモータ121の回転および紙送りモータ122の回
転をそれぞれドライバコントローラ116、キャリッジ
モータドライバ119および紙送りモータドライバ12
0を介して制御する。これにより、記録紙2上に画像デ
ータに応じた文字、画像等が記録されていく。
【0023】ところで、上記マルチドロプレット方式に
限らず一般に、記録装置の印字モードの中には、印字結
果の確認のため等に使用し、正規の印字結果が得られな
い高速の印字モードいわゆるドラフトモードがある。こ
のドラフトモードの使用方法としては、正規の印字結果
を出力するには時間が多く掛かりすぐに出力が必要な場
合や、時には重要でない出力が必要な場合にはこのドラ
フトモードを使用して印字することがある。このドラフ
トモードでは、図5に示すごとく、記録画素を格子状に
間引いたりして印字することにより印字速度を向上させ
て実現されている。図5では、上記で説明したマルチド
ロプレットの印字ではなく、2値のデータの画像形成で
あり、1画素について吐出を行うか否かで画素を構成す
る。
【0024】ここで、2値データに対して間引き印字を
行うと、なぜ印字速度が向上するかを図5を参照しなが
ら説明する。
【0025】図5の記録ヘッド1は、図中矢印の方向に
走査され、各吐出口#1〜#32は対応する各画素列の
各画素において、駆動データがある場合と、記録紙上の
格子点画素(図中網の掛かった画素)において吐出が行
われる。すなわち、格子点画素の片一方の画素において
は吐出のあるなしにかかわらず吐出は行われない。これ
を、吐出口#1について見てみると、#1の吐出口は画
素#501においては、駆動データがあれば吐出が行わ
れ、駆動データがないときには吐出が行われない。次
に、画素#502においては、駆動データのあるなしに
かかわらず、吐出は行われない。以下同様に、画素#5
03では、駆動データがあれば吐出が行われ、駆動デー
タがないときには吐出が行われず、画素#504では、
駆動データのあるなしにかかわらず、吐出は行われな
い。このように、吐出口#1が形成する画素列に関し
て、1つおきの画素は、駆動データのあるなしにかかわ
らず吐出は行われない。また、他の吐出口に関しても同
様であり、各吐出口が形成する画素列に関して、1つお
きの画素は、駆動のデータのあるなしにかかわらず吐出
は行われない。ところで、本記録ヘッドにおけるヒータ
の駆動周波数、すなわち吐出周波数は10kHzである
が、上記説明した2値画像のドラフトモードでは、各吐
出口は2画素に対して、吐出周波数が10kHzであれ
ばよいことは言うまでもなく、すなわち、記録ヘッド1
は、2倍の速度で移動して印字することが可能であり、
印字速度は向上する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5のように
格子状に間引いていると、印字されるべき画素が1/2
であり、文字等が判読不可能になり、実際には記録媒体
上でのレイアウトの確認程度にしか使用できず、いずれ
は無駄になる印字をしていることになる。また、マルチ
ドロプレット方式の印字方法においては図5のように格
子状に間引いても、1画素について複数の吐出を行わな
ければならないために、各ノズルの吐出周波数は上げる
ことができず印字速度は実際には向上しない。
【0027】したがって、本発明の目的は上記問題点を
解決し、印字品位が優れ、かつ高速印字可能なインクジ
ェット記録方法、該方法が適用されるインクジェット記
録装置、および該装置を出力手段とした情報処理システ
ムに関する。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明にもとづく記録方
法は、被記録媒体上に複数の画素から構成される画像を
形成する記録手段を用い、該記録手段によって被記録媒
体上の同一箇所に複数のインク滴を着弾させて1つの画
素を形成し、かつ該画素形成の際にインク滴の着弾数の
多少によって任意の階調を得るマルチドロップ方式にも
とづくインクジェット記録方法において、任意の階調を
得る際に、該階調を得るのに必要な着弾滴数よりも少な
い数でもって画素の形成を行う画素記録工程を含むこと
を特徴とする。
【0029】好ましくは、画素において要求される階調
を出すのに必要なインク滴着弾数よりも1少ない数から
なるインク滴着弾数でもって画素の形成を行う。
【0030】上記記録方法は、好ましくは、画像を構成
するすべての画素が画素記録工程によって被記録媒体上
に記録される。
【0031】また、好ましくは、画素記録工程はドラフ
トモード印字の際に実行される。
【0032】さらに、好ましくは、上記記録手段は、イ
ンクを吐出するためのエネルギーを発生させる手段とし
て、インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換体を用いた
インクジェット記録ヘッドである。
【0033】本発明にもとづくインクジェット記録装置
は、被記録手段を搬送するための搬送手段と、被記録媒
体上に複数の画素から構成される画像を形成する記録手
段とを有し、また記録手段によって被記録媒体上の同一
箇所に複数のインク滴を着弾させて1つの画素を形成
し、かつ該画素形成の際にインク滴の着弾数の多少によ
って任意の階調を得るマルチドロップ方式を採用するイ
ンクジェット記録装置において、任意の階調を得る際
に、該階調を得るのに必要な着弾滴数よりも少ない数で
もって画素の形成を行うための動作制御命令を記録手段
および搬送手段へ送る制御手段が設けられたことを特徴
とする。本発明にもとづくインクジェット記録装置は、
好ましくは、画素において要求される階調を出すのに必
要なインク滴着弾数よりも1少ない数からなるインク滴
着弾数でもって画素の形成を行う。また、好ましくは、
画像を構成するすべての画素が被記録媒体上に記録され
る。さらに、好ましくは、制御手段は、階調を得るのに
必要な着弾滴数よりも少ない数でもって画素の形成を行
うための動作制御命令をドラフトモード印字の際に記録
手段および搬送手段へ送る。そして、より好ましくは、
記録手段は、インクを吐出するためのエネルギーを発生
させる手段として、インクに膜沸騰を生じさせる電気熱
変換体を用いたインクジェット記録ヘッドである。
【0034】本発明にもとづくインクジェット記録装置
は、被記録手段を搬送するための搬送手段と、被記録媒
体上に複数の画素から構成される画像を形成する記録手
段とを有し、また記録手段によって被記録媒体上の同一
箇所に複数のインク滴を着弾させて1つの画素を形成
し、かつ該画素形成の際にインク滴の着弾数の多少によ
って任意の階調を得るマルチドロップ方式を採用するイ
ンクジェット記録装置を出力手段とする情報処理システ
ムにおいて、任意の階調を得る際に、該階調を得るのに
必要な着弾滴数よりも少ない数でもって画素の形成を行
うための動作制御命令を記録手段および搬送手段へ送る
制御手段がインクジェット記録装置に設けられたことを
特徴とする。好ましくは、画素において要求される階調
を出すのに必要なインク滴着弾数よりも1少ない数から
なるインク滴着弾数でもって画素の形成を行う。また、
好ましくは、画像を構成するすべての画素が被記録媒体
上に記録される。さらに、好ましくは、制御手段は、階
調を得るのに必要な着弾滴数よりも少ない数でもって画
素の形成を行うための動作制御命令をドラフトモード印
字の際に記録手段および搬送手段へ送る。そして、より
好ましくは、記録手段は、インクを吐出するためのエネ
ルギーを発生させる手段として、インクに膜沸騰を生じ
させる電気熱変換体を用いたインクジェット記録ヘッド
である。
【0035】なお、上記情報処理システムは、複写機、
ファクシミリ、プリンタ、ワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータ等であるが、もちろんこれらに限定され
ず、上記インクジェット記録方法が適用された記録手段
を出力手段として利用するものであればよい。
【0036】
【作用】任意の階調を得る際に、該階調を得るのに必要
な着弾滴数よりも少ない数(好ましくは1少ない数)で
もって画素の形成を行う。また、画像を構成するすべて
の画素が被記録媒体上に記録される。具体的には、例え
ば、インクジェット記録装置に接続されたホストコンピ
ュータからのドラフト印字指令を、上記記録装置のメイ
ンコントローラが受けて、その指令にもとづいて記録手
段の駆動制御を行うドライバコントローラおよびモータ
ドライバに対してそれぞれドラフト印字のための初期設
定を行う。初期設定の内容は、疑似中間調処理部に対し
ては2値の疑似中間調処理、ドライバコントローラに対
しては1画素につき1ドロプレットの印字動作、および
キャリッジモータドライバに対してはドラフトモードの
内容によりそれに見合ったキャリッジスピードを設定す
る。したがって、本発明が適用されたインクジェット記
録装置のドラフト印字モードでは、画像を構成する各画
素はすべて被記録媒体上に記録される。そのため、従来
のものよりも鮮明に文字等からなる画像の判別が容易と
なる。印字品位が向上し、かつ高速印字が達成される。
また、画像全体のレイアウト確認程度の印字目的であれ
ば、上記着段適数をより一層少なくすることによって印
字速度を大幅に高速化することが可能となる。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、同一符号は同一構成要素を示す。
【0038】<実施例1>図1は、本発明のインクジェ
ット記録装置におけるマルチドロップ方式にもとづく記
録方法制御系の一例を説明するためのブロック図であ
る。
【0039】図1において、メインコントローラ112
はCPU等からなり、ホストコンピュータ111から送
られてくる画像データ(1画素に付き8bit、256
階調)を、フレームメモリ113に格納する。また、メ
インコントローラ112はフレームメモリ113に格納
された画素毎の階調データを所定のタイミングで擬似中
間調処理部114を経由して駆動データRAM115に
格納する。擬似中間調処理部114は各画素の256階
調のデータをメインコントローラ112からの指令によ
り4値(1画素に付き0〜3)、3値(1画素に付き0
〜2)、2値(1画素に付き0〜1)のいずれかのデー
タに変換する。擬似中間調処理部114は、たとえばデ
ィザ法や誤差拡散法などで知られているアルゴリズムを
電気回路で実現したものである。ドライバコントローラ
116は、メインコントローラ112からの制御信号に
応じ、駆動データRAM115に格納されている駆動デ
ータを記録ヘッド1の吐出口番号に対応して読み出し、
これをヘッドドライバ117に供給すると共にその駆動
タイミングを制御する。
【0040】以上の構成において、メインコントローラ
112は、記録ヘッド1によるインク吐出、キャリッジ
モータ121の回転、および紙送りモータ122の回転
をそれぞれドライバコントローラ116、キャリッジモ
ータドライバ119および紙送りモータドライバ120
を介して制御する。これにより、記録紙2上に画像デー
タに応じた文字、画像等が記録されていく。
【0041】ここで、たとえば、ホストコンピュータ1
11から高速印字(ドラフト)モードで印字するべき指
令がメインコントローラ112に送信されたとする。こ
の高速印字モードで印字するべき指令には、ドラフトモ
ード#1とドラフトモード#2との2種類があり、印字
速度としては、ドラフトモード#1が最高速度で印字を
行うものである。本実施例ではドラフトモード#1が送
信されているものとする。メインコントローラ112は
このドラフトモード#1の指令により、初期設定として
それぞれ、擬似中間調処理部114に対しては2値(1
画素に付き0〜1)の擬似中間調処理を行うように、ド
ライバコントローラ116には1画素につき1ドロップ
レットでの印字を行うように、キャリッジモータドライ
バ119にはキャリッジ送りを通常印字のスピードの3
倍のスピード(通常時400dpiに3ドロップレット
で各ドロップレット10kHzであるためにキャリッジ
スピードは約211.7mm/secとなり、3倍のス
ピードとは635mm/secである)でキャリッジ送
りを行うように、指令を出す。この初期設定は制御線1
23によってメインコントローラ112から行われる。
【0042】以下に、上記ドラフトモード#1における
印字モード時のデータの処理方法および印字方法につい
て説明する。始めに、ホストコンピュータ111からド
ラフトモード#1で印字するべき指令がメインコントロ
ーラ112に送信される。メインコントローラ112は
このドラフトモード#1の指令により、初期設定が終了
後に、ホストコンピュータ111に対して、印字データ
の要求を行う。この印字データは、画像データで各画素
の個別データの場合もあるし、文字等のコードデータの
場合もある。また、印字に係わるコマンドであることも
ある。ここでは、画像データで各画素の個別データの場
合を考え、1画素に付き8bit(256階調)のデー
タが画像ラスタ方向に順次転送されてくるものとする。
この各画素のデータは、とりあえずフレームメモリ11
3にラスタ単位に蓄積される。メインコントローラ11
2はフレームメモリ113に蓄積されたデータを、各画
素毎に擬似中間調処理部114に転送する。擬似中間調
処理部114では、各画素について、初期設定に従い2
値の擬似中間調処理を行い、各画素につき1bitのデ
ータとして駆動データRAM115に転送する。メイン
コントローラ112は記録ヘッドのノズル数分(本実施
例では32)の印字データが駆動データRAM115に
蓄えられると、印字可能と判断し、印字命令を各デバイ
スに出力する、この印字命令では、キャリッジモータド
ライバ119に635mm/secで移動するように設
定し、また、ドライバコントローラ116には駆動デー
タRAM115から1画素について1bitのデータを
読み出し、1画素について1bitのデータを記録ヘッ
ドに転送し、1画素について1回のヒートパルスを各吐
出口に与えるように設定する。すなわち本実施例での印
字では、本来1画素について、3ドロップレット必要で
あるところに、1ドロップレットしか吐出せず画像を形
成する。もちろん形成された画像は、全体的に濃度の低
い画像になる。しかし、印字が必要な画素に対してはす
べての画素で吐出を行っているために画像としては問題
がない。特に、文字については文字を構成するすべての
画素でドロップレットが打たれるために、判読可能なも
のである。
【0043】以上説明したように、本発明では、印字が
必要な画素に対してすべて吐出を行っている印字方法で
あるために、出力画像は十分に利用可能なものであり、
かつ印字のスピードでは、約3倍の速度が達成される。
【0044】ところで、本実施例においては、擬似中間
調処理部114にて、2値化処理を行ったデータに対し
て駆動データを設定したが、CPU等が、駆動データR
AM115に対してフォントなどの印字データを描画し
てもよいことは言うまでもない。また、本実施例では、
1画素について、1つのドロップレットを吐出するよう
に設定したが、これは、3より少ないドロップレットを
吐出するように設定していればよいことは言うまでもな
いことで(2つのドロップレットを吐出するように設定
するモードをドラフトモード#2としている、その場合
擬似中間調処理部114では3値の擬似中間調処理が行
われるように設定しておき、キャリッジスピードは31
7.5mm/secに設定しておく)、それぞれの吐出
するドロップレットの数によって印字速度が決定され
る。
【0045】<実施例2>図2は本発明の第2の実施例
に関するインクジェット記録装置のマルチドロップレッ
ト方式の印字方法についての制御構成を示すブロック図
である。図2において、第1の実施例で示した図1の制
御構成を示すブロック図と同一機能のものには、同一番
号を付けてある。図2において、211は駆動データR
AM115からドライバコントローラ116を介して記
録ヘッドにデータを転送する際に、駆動データにマスク
をかけるための、マスクパターン部と、駆動データとマ
スクパターンとの各データにおいて論理積を出力するロ
ジック回路部とからなるものであり、通常印字の場合の
駆動データはこの回路をバイパスする。
【0046】上記構成において、たとえば、ホストコン
ピュータ111から高速印字(ドラフト)モードで印字
するべき指令がメインコントローラ112に送信された
とする。この高速印字モードで印字するべき指令は、ド
ラフトモードであり、印字速度としては最高速度で印字
を行うものである。メインコントローラ112はこのド
ラフトモードの指令により、初期設定としてそれぞれ、
擬似中間調処理部114に対しては2値(1画素に付き
0〜1)の擬似中間調処理を行うように、ドライバコン
トローラ116には1画素1ドロップレットでの印字を
行うように、キャリッジモータドライバ119にはキャ
リッジ送りを通常印字のスピードの6倍のスピード(通
常時400dpiに3ドロップレットで各ドロップレッ
ト10kHzであるためにキャリッジスピードは約21
1.7mm/secとなり、6倍のスピードとは127
0mm/secである)でキャリッジ送りを行うよう
に、マスクパターン部およびロジック回路部211には
駆動データにマスクをかけるように、指令を出す。この
マスクパターンは従来例で示した記録媒体上で格子状の
印字が行われるように設定されており、記録ヘッドが印
字を行う縦の画素列(32画素)において、各吐出口が
各画素に対して交互に吐出を行うように設定される。こ
の初期設定は制御線123によってメインコントローラ
112から行われる。
【0047】以下に、上記ドラフトモードにおける印字
モード時のデータの処理方法および印字方法について説
明する。始めに、ホストコンピュータ111からドラフ
トモードで印字するべき指令がメインコントローラ11
2に送信される。メインコントローラ112はこのドラ
フトモードの指令により、初期設定が終了後に、ホスト
コンピュータ111に対して、印字データの要求を行
う。この印字データは、画像データで各画素の個別デー
タの場合もあるし、文字等のコードデータの場合もあ
る。また、印字に係わるコマンドであることもある。こ
こでは、画像データで各画素の個別データの場合を考
え、1画素に付き8bit(256階調)のデータが画
像ラスタ方向に順次転送されてくるものとする。この各
画素のデータは、とりあえずフレームメモリ113にラ
スタ単位に蓄積される。メインコントローラ112はフ
レームメモリ113に蓄積されたデータを、各画素毎に
擬似中間調処理部114に転送する。擬似中間調処理部
114では、各画素について、初期設定に従い2値の擬
似中間調処理を行い、各画素につき1bitのデータと
して駆動データRAM115に転送する。メインコント
ローラ112は記録ヘッドのノズル数分(本実施例では
32)の印字データが駆動データRAM115に蓄えら
れると、印字可能と判断し、印字命令を各デバイスに出
力する。この印字命令では、キャリッジモータドライバ
119に1270mm/secで移動するように設定
し、また、ドライバコントローラ116には駆動データ
RAM115から1画素について1bitのデータを読
み出し、1画素について1bitのデータを記録ヘッド
に転送し、1画素について1回のヒートパルスを各吐出
口に与えるように設定する。次に、記録ヘッドに転送さ
れる駆動データはマスクパターン部およびロジック回路
部211においてマスクを各データ転送時にかけられ
る。すなわち本実施例での印字では、本来1画素につい
て、3ドロップレット必要であるところに、1ドロップ
レットしか吐出せずかつ記録媒体上においての各画素に
ついてその各格子点上の1/2の画素については、駆動
データのあるなしに係わらず吐出は行われないように画
像を形成する。すなわち、記録ヘッド内各吐出口の吐出
周波数は、1画素に付き1ドロップレットであることを
含め2画素で10kHzになり1270mm/secの
キャリッジスピードが実現できる。もちろん形成された
画像は、全体的に濃度の低い画像になり、細かい画像は
判読不可能な場合もある。しかし、この印字においては
レイアウトの確認が主な目的であり、この画像で十分で
ある。
【0048】以上説明したように、本発明では、画像全
体の出力結果の確認は十分可能であり、かつ印字のスピ
ードでは、約6倍の速度が達成される。
【0049】ところで、本実施例においては、擬似中間
調処理部114にて、2値化処理を行ったデータに対し
て駆動データを設定したが、CPU等が、駆動データR
AM115に対してフォントなどの印字データを描画し
てもよいことは言うまでもない。
【0050】上記2つの実施例では記録ヘッドは説明の
簡略化のために1ヘッドでの構成で記載したが、カラー
の画像を記録する場合についてもカラー画像を構成する
複数のヘッドについても同様の手段が可能なことは言う
までもない。また、上記2つの実施例では各ドラフトモ
ードにおいて擬似中間調処理をそのモードに合わせてそ
の処理を変更していたが、特に1画素に付き1ドロップ
レットを印字する場合には、通常と同じ処理方法で各画
素のデータを駆動メモリRAMに転送しても構わない。
その場合には駆動メモリRAMからデータを記録ヘッド
に転送する際にその画素についてデータがあるかないか
の判断をすればよくある場合だけ吐出が行われるような
データを1画素に付き1回の転送を行えばよい。
【0051】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0052】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0053】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0054】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0055】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0056】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0057】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0058】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0059】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればマ
ルチドロップレットの印字方法を適用した際に、複数の
印字モードで通常印字よりも高速な印字が可能となり、
従来のものと比較して格段とすぐれた印字品位と印字速
度の上昇が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづくインクジェット記録方法が適
用された記録装置の制御系構成の一例を説明するための
ブロック図である。
【図2】本発明にもとづくインクジェット記録方法が適
用された記録装置の制御系構成の他の例を説明するため
のブロック図である。
【図3】従来のインクジェット記録装置の概略的構成を
説明するための斜視図である。
【図4】従来のインクジェット記録方法が適用された記
録装置の制御系構成の一例を説明するためのブロック図
である。
【図5】従来のインクジェット記録方法による画像記録
を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 記録媒体 112 メインコントローラ 113 フレームメモリ 114 擬似中間調処理部 115 駆動データRAM 116 ドライバコントローラ 117 ヘッドドライバ 118 記録ヘッド 119 キャリッジモータドライバ 211 マスクパターン論理積回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 A B41J 3/12 M

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体上に複数の画素から構成され
    る画像を形成する記録手段を用い、該記録手段によって
    前記被記録媒体上の同一箇所に複数のインク滴を着弾さ
    せて1つの画素を形成し、かつ該画素形成の際に前記イ
    ンク滴の着弾数の多少によって任意の階調を得るマルチ
    ドロップ方式にもとづくインクジェット記録方法におい
    て、 前記任意の階調を得る際に、該階調を得るのに必要な前
    記着弾滴数よりも少ない数でもって前記画素の形成を行
    う画素記録工程を含むことを特徴とするインクジェット
    記録方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録方法において、 前記画素において要求される前記階調を出すのに必要な
    前記インク滴着弾数よりも1少ない数からなるインク滴
    着弾数でもって前記画素の形成を行うことを特徴とする
    インクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の記録方法におい
    て、 前記画像を構成するすべての画素が前記画素記録工程に
    よって前記被記録媒体上に記録されることを特徴とする
    インクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項記載の
    記録方法において、 前記画素記録工程はドラフトモード印字の際に実行され
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項記載の
    記録方法において、前記記録手段は、前記インクを吐出
    するためのエネルギーを発生させる手段として、前記イ
    ンクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換体を用いたインク
    ジェット記録ヘッドであることを特徴とするインクジェ
    ト記録方法。
  6. 【請求項6】 被記録手段を搬送するための搬送手段
    と、前記被記録媒体上に複数の画素から構成される画像
    を形成する記録手段とを有し、また前記記録手段によっ
    て前記被記録媒体上の同一箇所に複数のインク滴を着弾
    させて1つの画素を形成し、かつ該画素形成の際に前記
    インク滴の着弾数の多少によって任意の階調を得るマル
    チドロップ方式を採用するインクジェット記録装置にお
    いて、 前記任意の階調を得る際に、該階調を得るのに必要な前
    記着弾滴数よりも少ない数でもって前記画素の形成を行
    うための動作制御命令を前記記録手段および前記搬送手
    段へ送る制御手段が設けられたことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の記録装置において、 前記画素において要求される前記階調を出すのに必要な
    前記インク滴着弾数よりも1少ない数からなるインク滴
    着弾数でもって前記画素の形成を行うことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の記録装置におい
    て、 前記画像を構成するすべての画素が前記被記録媒体上に
    記録されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれか一項記載の
    記録装置において、 前記制御手段は、前記階調を得るのに必要な前記着弾滴
    数よりも少ない数でもって前記画素の形成を行うための
    動作制御命令をドラフトモード印字の際に前記記録手段
    および前記搬送手段へ送ることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれか一項記載
    の記録装置において、前記記録手段は、前記インクを吐
    出するためのエネルギーを発生させる手段として、前記
    インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換体を用いたイン
    クジェット記録ヘッドであることを特徴とするインクジ
    ェト記録装置。
  11. 【請求項11】 被記録手段を搬送するための搬送手段
    と、前記被記録媒体上に複数の画素から構成される画像
    を形成する記録手段とを有し、また前記記録手段によっ
    て前記被記録媒体上の同一箇所に複数のインク滴を着弾
    させて1つの画素を形成し、かつ該画素形成の際に前記
    インク滴の着弾数の多少によって任意の階調を得るマル
    チドロップ方式を採用するインクジェット記録装置を出
    力手段とする情報処理システムにおいて、 前記任意の階調を得る際に、該階調を得るのに必要な前
    記着弾滴数よりも少ない数でもって前記画素の形成を行
    うための動作制御命令を前記記録手段および前記搬送手
    段へ送る制御手段が前記インクジェット記録装置に設け
    られたことを特徴とする情報処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の情報処理システムに
    おいて、 前記画素において要求される前記階調を出すのに必要な
    前記インク滴着弾数よりも1少ない数からなるインク滴
    着弾数でもって前記画素の形成を行うことを特徴とする
    情報処理システム。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の情報処理
    システムにおいて、 前記画像を構成するすべての画素が前記被記録媒体上に
    記録されることを特徴とする情報処理システム。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれか一項
    記載の情報処理システムにおいて、 前記制御手段は、前記階調を得るのに必要な前記着弾滴
    数よりも少ない数でもって前記画素の形成を行うための
    動作制御命令をドラフトモード印字の際に前記記録手段
    および前記搬送手段へ送ることを特徴とする情報処理シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし14のいずれか一項
    記載の情報処理システムにおいて、前記記録手段は、前
    記インクを吐出するためのエネルギーを発生させる手段
    として、前記インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換体
    を用いたインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する情報処理システム。
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