JPH07271654A - コントローラ - Google Patents

コントローラ

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JPH07271654A
JPH07271654A JP6087479A JP8747994A JPH07271654A JP H07271654 A JPH07271654 A JP H07271654A JP 6087479 A JP6087479 A JP 6087479A JP 8747994 A JP8747994 A JP 8747994A JP H07271654 A JPH07271654 A JP H07271654A
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arithmetic processing
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latch
units
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Withdrawn
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JP6087479A
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Koji Ito
幸治 伊藤
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シングルポートのメモリをデュアルポートの
メモリのイメージで使用できるコントローラを提供す
る。 【構成】 2つの演算処理装置CPU1,CPU2に対
して制御信号の送受を行う2つのインタフェース部6
A,6Bと、2つの演算処理装置と記憶装置4との間で
送受されるべきデータをラッチするための2つのデータ
ラッチ部8A,8Bと、2つのインタフェース部からの
アクティブ信号が競合した時に、いずれかの演算処理装
置を選択するアビトレーション部10と、2つのインタ
フェース部からのチップセレクト信号に基づいて、各デ
ータラッチ部へデータラッチ信号を送出する2つのタイ
ミング発生部12A,12Bとを備え、2つの演算処理
装置からのアクセス要求が競合した場合は、アビトレー
ション部の調停により先着ポート側のデータをデータラ
ッチ部にラッチしてアクセス権を他方に移す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの演算処理装置と
記憶装置との間に介在されるコントローラであって、例
えばシングルポートのRAMをデューアルポートのRA
Mのイメージで使用することができるコントローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種の情報を伝送するための通
信網におけるデジタル交換器やデジタル電送路において
は、例えばある片方の通信系からきたデータを一時的に
貯め込んでおき、これを方式の異なる他方の通信系に引
き渡すことが頻繁に行われている。この場合、各通信系
は、例えばクロック等の方式の全く異なるコンピュー
タ、すなわち演算処理装置によってそれぞれ制御されて
おり、これらの2つの演算処理装置間においてデータの
相互受け渡しを行う記憶装置として例えばデュアルポー
トRAM(Random Access Memor
y)が知られている。
【0003】この種のデュアルポートRAMにあって
は、例えば2つのポートはそれぞれ独立したアドレス、
CS(chip select)、WE(write
enable)、OE(output enable)
の制御系とI/O系を持っており、各ポートからメモリ
のどの番地に対しても独立、非同期に読出し、書込み動
作が可能となっている。例えば、2つのポートからメモ
リの同一番地が選択された場合を例にとると、両ポート
が読出しモードで動作している時は問題がないが、一方
のポートが書込みモードで動作する場合には、書込みに
よって読出し動作中の逆のポートの読出しデータが途中
で変化する可能性があり問題となる。また、両ポートと
も書込み動作の時には、互いに逆データを書き込んでメ
モリの内容が不定となる可能性もある。
【0004】そのために、このような問題を解決するた
めに、両ポートのアドレスが一致した場合の調整機能を
チップ上に搭載するようになっている。この調整は具体
的には2つのポートのアドレスのどちらが先に確定した
かを監視し、先着側ポートに優先権を与えて無条件にア
クセスを受け付けると共に、後着側ポートの動作に対し
ては必要に応じて制御を加えることによって達成するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した如き
ディアルポートRAMは、一般的に制御手段がかなり複
雑なことから回路構成も大規模になり、コスト高を招来
しているという問題点がある。また、回路構成も複雑な
ことから、その分消費電力も増加するという問題点もあ
る。
【0006】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これわ有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は、シングルポートRAMをデュアルポートRA
Mイメージで使用することができるコントローラを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、別個独立に動作する2つの演算処理装
置と記憶装置との間に介在されるコントローラにおい
て、前記2つの各演算処理装置に対して制御信号の送受
を行う2つのインタフェース部と、前記2つの各演算処
理装置と前記記憶装置との間で送受されるべきデータを
ラッチするための2つのデータラッチ部と、前記2つの
インタフェース部からのアクティブ信号が競合した時
に、いずれか一方の演算処理装置を選択するアビトレー
ション部と、前記2つのインタフェース部からのチップ
セレクト信号に基づいて、前記各2つのデータラッチ部
へデータラッチ信号を送出する2つのタイミング発生部
とを備えるように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、2つの
演算処理装置に対しては、制御信号の送受を対応するそ
れぞれのインタフェース部で行い、記憶装置と2つの演
算処理装置との間で送受されるデータは、対応するそれ
ぞれのデータラッチ部によりラッチされる。2つの演算
処理装置から同時にアクセス要求が出た時には、これを
受けた各インタフェース部からアビトレーション部にア
クティブ信号を出し、アビトレーション部は、まず先着
側のデータをラッチ用のタイミング発生部から出力され
るデータラッチ信号により、対応するデータラッチ部で
ラッチする。そして、ラッチが完了したら、アビトレー
ション部は直ちに先着側から開放され、後着側のデータ
を他方のラッチ用のタイミング発生部から出力されるデ
ータラッチ信号により他方のデータラッチ部でラッチす
る。これにより、各演算処理装置はそれぞれのデータラ
ッチ部にラッチされたデータを略同時に読むことができ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係るコントローラの一実施例
を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るコ
ントローラを示すブロック構成図、図2は本発明のコン
トローラの他の装置との接続状態を示す図、図3は図2
に示すブロックの主要部の構成を示す図である。
【0010】図2に示すようにこのコントローラ2に
は、2つの制御方式が同じ、或いは相互に異なる演算処
理装置CPU1、CPU2が接続され、また、記憶装置
としてはシングルポートのRAMの如きメモリ4が接続
されており、このようにシングルポートのメモリ4を外
付けすることによりデュアルポートイメージでメモリを
コントロールできるようにしたものである。図示例で
は、形式の異なる処理装置として86系のCPUと68
系のCPUを接続した場合が示されている。
【0011】上記コントローラ2のブロック構成図は図
1に示されており、次のようなものから構成されてい
る。図中左側の各端子は例えば一方の演算処理装置CP
U1側へ接続され、右側の各端子は他方の演算処理装置
CPU2側へ接続され、また、図中下側の各端子はメモ
リ4に接続される。
【0012】このコントローラ2(DPAC:Dual
Port Arbitrationとも称す)は、上
記各演算処理装置CPU1、CPU2に対して制御信号
の送受を行う2つのインタフェース部6A、6Bと、上
記各演算処理装置CPU1、CPU2と上記メモリ4と
の間で送受されるべきデータをラッチするための2つの
データラッチ部8A、8Bと、上記2つのインタフェー
ス部6A、6Bからのアクティブ信号AS1、AS2が
競合した時にいずれか一方の演算処理装置を選択するア
ビトレーション部10と、上記2つのインタフェース部
6A、6Bからのチップセレクト信号CS1、CS2に
基づいて、上記それぞれのデータラッチ部8A、8Bへ
データラッチ信号DLS1、DLS2を送出する2つの
タイミング発生部12A、12Bとにより主に構成され
ている。
【0013】その他に、このコントローラ2には、上記
各データラッチ部8A、8Bに接続されて、上記メモリ
2に対するデータバスを変換するためのバス変換部14
を有すと共に、上記2つの演算処理装置CPU1、CP
U2からのIOチップセレクト信号IOCS1、IOC
S2に応答して、一方の演算処理装置からのデータを他
方の演算処理装置により読み取られるまでの間、一時的
に記憶する割り込みレジスタ部16を有している。
【0014】更には、このコントローラ2には、演算処
理装置CPU1、CPU2からの各アドレス信号ADR
1、ADR2をそれぞれ保持する2つのアドレスラッチ
部18A、18Bと、上記各アドレス信号ADR1、A
DR2によりデータを選択するための多数のゲートより
なるセレクタ部20を有している。
【0015】上記各インタフェース部6A、6Bに対し
ては、チップセレクタ信号CS1、CS2、リード信号
RD1、RD2、ライト信号WR1、WR2、タイプ識
別信号MS1、MS2、割り込み信号INT1、INT
2、ビジー信号BUSY1、BUSY2等の制御信号が
入力或いは出力するようになっている。このインタフェ
ース部は、例えば図3(A)に示すように、リード信号
RD、ライト信号WRのレジスタ22A、22Bと、こ
れからの出力をタイプ識別信号MSによりセレクトする
セレクタ24と、この出力を登録するレジスタ26を有
している。ここではタイプ識別信号MSが例えばハイの
時は68系のCPUであることを、ローの時は86系の
CPUであることを示す。
【0016】上記アビトレーション部10は、例えば図
3(B)に示すように各アクティブ信号AS1、AS2
をクロックタイミングで登録するレジスタ28A、28
Bと、これらの出力をセレクトするセレクタ30と、こ
の出力をクロックタイミングで登録するレジスタ32を
有しており、原則的にアクセス権は先着ポートに対して
優先させるようになっている。
【0017】上記各タイミング発生部12A、12B
は、データラッチのタイミングを選定するものであり、
チップセレクタ信号CSがアクティブの時に、それぞれ
2本の信号よりなるタイミング選択信号CKSEL1、
CKSEL2の組合せによりシステムクロックSYSC
LK1、SYSCLK2を基準にしてデータラッチ信号
DLS1、DLS2を出力する。尚、図中、各信号の後
のカッコ内の数字は信号ラインの数を示す。タイミング
選択信号CKSEL1、CKSEL2は、必要に応じて
任意に設定でき、例えば表1のように組み合わせること
により、図4に示すように3つのデータラッチ信号DL
Sを選択することができる。
【0018】
【表1】
【0019】図示例にあってはシステムクロックが40
ns(25MHz)の場合を示し、図中▲印はCSのサ
ンプルポイントを示し、設定したタイミング(■)の時
のデータをデータラッチ部8A、8Bにラッチさせる。
尚、非同期モードの場合には、2つのポートからの独立
・非同期の読出し・書込み動作はできず、後着ポートか
らのアクセスは、原則的に先着ポートのアクセスが終了
した時点までBUSY信号によりウエイトされる。この
時の状態は図5に示される。また、このようなタイミン
グ発生部12A、12Bは、図3(C)に示すように例
えばシステムクロックをカウントするカウンタ34と、
この出力をデコードするデコーダ36を備えて構成され
る。
【0020】上記データラッチ8A、8Bは、例えばレ
ジスタを組み合わせた構成となっており、上述のように
各演算処理装置に対して1つずつ対応させて設けられ、
各処理装置から入力されるデータ信号DATA1、DA
TA2、或いはメモリ4からのデータをデータラッチ信
号DLSのラッチタイミングで一時的にラッチし、処理
装置及びメモリ4間のデータの受け渡しを行っている。
このデータラッチ部8A、8Bを上記したアビトレーシ
ョン部10とタイミング発生部12A、12Bに組み合
わせることによりメモリ4に対するアクセス権を迅速に
切替えることができ、疑似的な独立・非同期の読出し・
書込み動作が可能となる。
【0021】上記バス変換部14は、例えば図3(D)
に示すように演算処理装置CPU1、CPU2或いはメ
モリ4からのデータ0〜15を一時的に記憶するレジス
タ38A〜38Dと、この出力を組み替えて出力するセ
レクタ40とを備えて構成されており、図示例にあって
は、上位8ビットのデータと下位8ビットのデータをそ
っくり入れ替えて出力するようになっている。これによ
り、伝送方式等の異なる伝送装置間のインタフェースを
取り得るようになっている。この時のデータの変換態様
の一例は図6に具体的に示されており、8ビット単位
(バイト)にて16ビットデータの交換を行うようにな
っている。
【0022】このようなデータの変換態様は、任意に設
定でき、変換態様の選択は、例えばそれぞれ2本の信号
よりなる変換選択信号DHS1、DHS2の切替により
行う。例えば、DHS、DHSの2つの信号よりな
る変換選択信号DHSにより、表2に示すような4つの
データ変換態様を選択することができる。
【0023】
【表2】
【0024】ここでワード転送とは、ビットを何ら変換
することなく16ビット1ワードのまま転送するもので
あり、上位バイトの転送とは、上位8ビットのデータの
みを転送するものであり、下位バイトの転送とは下位8
ビットのデータのみを転送するものであり、バイトスワ
ップ転送とは、図6に示したように上位と下位の8ビッ
ト1バイト同士を変換して転送するものである。アドレ
スラッチ部18A、18Bは、レジスタよりなり、各演
算処理装置CPU1、CPU2からの各アドレス信号A
DR1、ADR2を対応するインタフェース部6A、6
Bからの指示により一時的にラッチし、記憶しておくも
のである。
【0025】上記割り込みレジスタ部16は、図7に示
すように2つの演算処理装置CPU1、CPU2間の直
接対話をサポートするものであり、両ポートに対応させ
て割り込みレジスタ42A、42Bと、ステータスレジ
スタ44A、44Bを有している。この割り込みレジス
タ42A、42Bとステータスレジスタ44A、44B
との関係は図8に示すように表され、各ポートに対して
7ワードの割り込みレジスタが用意されると共に各ワー
ドに対して1ビットのステータスレジスタが用意され
る。このステータスレジスタとしては16ビットが用意
されるが1ビット目と9ビット目は、ポート1側とポー
ト2側のインタラプト信号のINTの状態をそれぞれ示
す。
【0026】直接対話で受渡しされる識別子が、送信側
から割り込みレジスタに書き込まれると、ステータスビ
ットの該当ビットにフラグが立つ。図中◇印及び●印は
割り込みフラグが立っているビットを示す。同時に、イ
ンタフェース部側からは識別子の受信側に対してインタ
ラプト信号が立ち上げられる。CPUは、ステータスレ
ジストを読みに行くことにより、割り込みレジスタの何
番地のレジスタに識別子が書き込まれたのかを把握す
る。そして、CPUがステータスレジスタを読み出した
時点で、ステータスレジスタの全ビットはリセットされ
る。インタラプト信号INTは、相手側のCPUに対
し、割り込みレジスタに識別子が書き込まれたことを通
知し、インタラプト信号を受信した側のCPUが割り込
みレジスタの識別子を読みに行くまで出力され、読み出
した時点で立ち下げられる。
【0027】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、2つの演算処理装置CP
U1、CPU2は、それぞれの固有のクロックにより別
個独立に動作しており、例えば両CPUから共通のメモ
リ4に対してそれぞれリードのアクセス命令が出力され
たものとする。この時の各アドレスデータはアドレスラ
ッチ部18A、18Bにラッチされ、メモリ4の選択さ
れた番地のデータは読み出されて、このデータはデータ
ラッチ信号DLSにより選択された所定のラッチタイミ
ングで各データラッチ部8A、8Bによりラッチされ
る。そして、このラッチされた各データをそれぞれの演
算処理装置が読みにくることになる。すなわち、演算処
理装置CPUからメモリを読み込むために、リード信
号、チップセレクト信号がインタフェース部6に入る
と、アビトレーション部10が競合しているか判断し、
相手側からの要求が入っていない場合にはメモリ4側に
そのアドレスを指示する。この時メモリ4は対応するデ
ータを出力するのでデータをデータラッチ部8でラッチ
し、要求のあった演算処理装置がこのラッチデータを読
み出すことになる。
【0028】ここで両演算処理装置CPU1、CPU2
から略同時にメモリ4へのリードのアクセス要求が出さ
れたとすると、原則的にアクセス権は先着ポートが優先
となる。すなわちアクティブ信号AS1、AS2がイン
タフェース部6A、6Bより入ると先着ポート側を優先
するように動作し、後着ポート側のインタフェース部6
はBUSY信号を出力してそのCPUに対してウエイト
をかける。一方、アクセス権を有するCPUにより選択
されたメモリ4の所定の番地のデータは、アクセス権を
有するタイミング発生部12からのデータラッチ信号D
LSにより決まるラッチタイミングでデータラッチ部8
にラッチされる。
【0029】このように先着ポート側のCPUに対する
データラッチが完了したならばBUSY信号を落とし、
アクセス権を後着ポート側のCPUに渡し、メモリ4の
データを読み出すことになる。このように、先着ポート
側のリードデータをそのCPUのクロックに対応させた
ラッチタイミングによりデータラッチ部にてラッチさ
せ、その後は、直ちにアクセス権を後着ポート側に渡す
ようにしたので、シングルポートのメモリであるにもか
かわらず、デュアルポートのイメージでメモリを使用す
ることが可能となる。すなわち、疑似的な独立・非同期
の読出し・書き込み動作が可能となる。
【0030】ここで上記した動作を図9及び図10に基
づいて具体的に示す。図9は同期モードのリードタイミ
ングを示すタイミングチャートである。この場合の設定
は、システムクロック25MHz、設定されたデータラ
ッチ信号(ラッチクロック)は図4中のDLS、メモ
リアクセスタイム15nsであり、このコントローラは
DPACとして示されている。
【0031】図9(A)、(B)、(C)に示すように
演算処理装置CPUから発せられたリードのためのアド
レス信号とチップセレクタ信号がシステムクロックに同
期して確立され、確立したアドレスがメモリ4に対して
出力される(図9(D))。この時、図中*1はDPA
Cに対するCS立ち下がりのアドレスセットアップ時
間、*2はDPACに対するCS立ち下がりとシステム
クロックのセットアップ時間、*3はDPACからメモ
リに対するCS立ち下がりからのアドレス遅延時間をそ
れぞれ示す。
【0032】メモリに対してアドレスが出力されると対
応するデータがメモリ4から吐き出され(図9
(E))、このデータはデータラッチ信号DLS1であ
るラッチクロックによってデータラッチ部にラッチされ
る(図9(F))。このようにデータがラッチされた時
点で他の演算処理装置からのアクセスが可能となり、処
理の高速化も可能となる。
【0033】そして、ここでラッチされたデータはリー
ド信号(図9(H))に応じてメモリデータ(図9
(G))としてデータバスに出力されることになる。図
中、*4はメモリアクセス時間、*5はDPACに対す
るCS立ち下がりからDPAC内部のラッチクロック
(データラッチ信号)の立ち上がり、*6はシステムク
ロックの立ち上がりからDPACがメモリのデータを開
くまでの時間、*7はメモリ有効データ期間をそれぞれ
示す。
【0034】図10は同期モードのリード競合時のタイ
ミング(WAIT動作)を示すタイミングチャートであ
る。この場合の設定は、システムクロック25MHz、
CPU1・CPU2ともに設定されたデータラッチ信号
(ラッチクロック)は図4中のDLS、メモリアクセ
スタイム15nsである。2つの演算処理装置CPU
1、CPU2から略同時にアクセスが生じて競合した場
合を示し、詳しくはCPU1側のチップセレクト信号C
S1(図10(A))がアクティブになり、これより僅
かな時間だけ遅れて他方のCPU2側のチップセレクト
信号CS2(図10(H))がアクティブになった状態
を示す。
【0035】一方の、演算処理装置CPU1からのリー
ドアクセスに対してメモリ4のデータが一方のデータラ
ッチ部8にラッチされるまでは、図9に示した場合と同
様であり、例えば一方のデータラッチ部8Aにはデータ
“00”がラッチされる。最初の演算処理装置のアクセ
ス処理途中にて他方の演算処理装置CPU2からアクセ
ス要求が入ると(図10(G))、アビトレーション部
10はインタフェース部を介してBUSY信号をその演
算処理装置CPU2に対して出力し(図10(E))、
ウエイトをかける。ここでBUSY信号が出るタイミン
グは、チップセレクト信号により定まり、先着側のチッ
プセレクト信号が確定した後に後着側のチップセレクト
信号が入るとBUSY信号を終了する。
【0036】そして、先着側のデータのラッチ作業が終
了すると、すなわちラッチクロック(データラッチ信
号)DLS1が立ち上がってノンアクティブになると
(図10(D))、先に出力されていたBUSY信号を
落とし(図10(E))、相手の演算処理装置CPU2
に対してアクセス権を渡す。
【0037】このようにして相手の演算処理装置CPU
2にアクセス権が移ると、メモリ4のアドレスが切替え
られてメモリ4から例えばデータ“01”が出力され
(図10(C))、このデータがラッチクロック(デー
タラッチ信号)DLS2(図10(H))によりデータ
ラッチ部8Bにラッチされ(図10(I))、このラッ
チデータがその演算処理装置CPU2により読み出され
ることになる(図10(J))。
【0038】このように2つの演算処理装置からのアク
セス要求が競合した場合にあっても、先着側のメモリデ
ータをデータラッチ部にラッチして、直ちにそのアクセ
ス権を後着ポート側に移すようにしたので、各演算処理
装置から略同時にアクセスができ、シングルポートのメ
モリをデュアルポートのメモリのイメージで使用するこ
とができる。
【0039】尚、上記実施例にあってはリード時を例に
とって説明したが、ライト時の場合にも、競合した時に
は同様にしてウエイトをかけて処理する。また、メモリ
と各データラッチ部8との間でデータが転送される時に
はバス変換部14を介して転送され、前述したバイトス
ワップ等のビット変換操作が行われている。
【0040】次に、割り込みレジスタ部16を用いて2
つの演算処理装置CPU1、CPU2間で直接、データ
の送受を行う場合について図11に示すフローチャトを
基に説明する。まず、全体の動作としては、前述したよ
うに各割り込みレジスタは8ワード目にステータレジス
タを有しており(図8参照)、この中に対応するワード
の状態が示されている。例えば演算処理装置CPU1か
ら演算処理装置CPU2への直接対話を行う場合には、
演算処理装置CPU1から割り込みレジスタに書き込ま
れると対応する部分のステータスレジストにフラグが立
ち、他方の演算処理装置CPU2に対してインタラプト
(INT)信号が立つ。
【0041】すると、演算処理装置CPU2は、上記割
り込みレジスタに対して読み取りに行き、読み取りが終
了したらその旨を割り込みレジスタに書き込み、演算処
理装置CPU1に対してインタラプト信号を立てる。そ
して、読み取りが終了した旨の情報を演算処理装置CP
U1が読み取って直接対話が終了することになる。これ
を具体的に説明すると、まず、一方の演算処理装置CP
U1から直接対話のためのデータをメモリ4へ書き込み
(S1)、この書き込みが終了したら(S2)、このデ
ータの格納場所を示す識別子をデータとして割り込みレ
ジスタ42へ書き込む(S3)。
【0042】コントローラ、すなわちDPACは、上述
のように割り込みレジスタにデータが書き込まれると
(S4)、ステータスレジスタ44Aの対応する部分に
フラグを立て(S5)、更に他方の演算処理装置CPU
2に対してインタラプト信号(INT)を出力する。す
ると、この演算処理装置CPU2は、割り込みを受け付
け(S7)、ステータスレジスタへ読みに行く(S
8)。ここでリードの場合には、読み出しが終了したら
コントローラはステータスレジスタの全ビットをリセッ
トし(S9)、インタラプト信号をリセットして対話を
終了する(S10)。
【0043】また、ライトの場合には、ステータスレジ
スタへの読み出しに次いで対応する割り込みレジスタへ
読み出しに行き(S11)、このデータに基づいてメモ
リ4の直接対話データ領域へデータの読み出しに行く
(S12)。そして、メモリからのデータ読み出し操作
が終了すると(S13)、データ受渡し終了を示す識別
子を割り込みレジスタ42Bに書き込む(S14)。
【0044】コントローラは、割り込みレジスタにその
識別子が書き込まれると(S15、ステータスレジスタ
の対応する部分にフラグが立ち(S16)、他方の演算
処理装置CPU1に対してインタラプト信号(INT)
が出力される(S17)。この演算処理装置CPU1は
割り込みを受け付け(S18)、先のステータスレジス
タへ内容を読みに行き(S19)、これと共に対応する
割り込みレジスタのデータを読み出す(S20)。これ
により、演算処理装置CPU1は、データが相手に伝わ
ったことを確認し(S21)、2つの演算処理装置CP
U1、CPU2間の直接対話を終了することになる。
【0045】このように演算処理装置間の直接対話をサ
ポートする割り込み領域を内部に割り込みレジスタ部と
して設けたので、両演算処理装置間の対話を円滑に行う
ことができる。尚、上記実施例にあっては、一般的なデ
ジタル伝送系を例にとって説明したが、このコントロー
ラは例えば半導体製造装置においてホストコンピュータ
等によって駆動される各種の駆動系との間における伝送
系に対しても適用し得るのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコントロ
ーラによれば次のように優れた作用効果を発揮すること
ができる。2つの演算処理装置からのアクセス要求をア
ビトレーション部によって調整すると共に必要なデータ
はそれぞれのデータラッチ部にラッチさせて保持させる
ようにしたので、アクセス要求が競合した場合にも、略
同時にそれらのアクセス要求を満たすことができ、従っ
て、シングルポートのメモリをデュアルポートのメモリ
のイメージで使用することができる。従来のデュアルポ
ートのメモリと比較して全体の構成は簡単なので、コス
トを削減できるのみならず、消費電力も少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコントローラを示すブロック構成
図である。
【図2】本発明のコントローラの他の装置との接続状態
を示す図である。
【図3】図2に示すブロックの主要部の構成を示す図で
ある。
【図4】タイミング発生部より出力されるラッチクロッ
ク(データラッチ信号)を示す図である。
【図5】非同期モードの場合のウエイト時の状態を示す
タイミングチャートである。
【図6】バス変換部におけるデータバスの変換を示す図
である。
【図7】割り込みレジスタ部と演算処理装置との関係を
示す図である。
【図8】割り込みレジスタ部の内部構造を示すブロック
図である。
【図9】同期モードのリードタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図10】同期モードのリード競合時を示すタイミング
チャートである。
【図11】2つの演算処理装置が直接対話する場合を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
2 コントローラ 4 メモリ(記憶装置) 6A、6B インタフェース部 8A、8B データラッチ部 10 アビトレーション部 12A、12B タイミング発生部 14 バス変換部 16 割り込みレジスタ部 18A、18B アドレスラッチ部 20 セレクタ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別個独立に動作する2つの演算処理装置
    と記憶装置との間に介在されるコントローラにおいて、
    前記2つの各演算処理装置に対して制御信号の送受を行
    う2つのインタフェース部と、前記2つの各演算処理装
    置と前記記憶装置との間で送受されるべきデータをラッ
    チするための2つのデータラッチ部と、前記2つのイン
    タフェース部からのアクティブ信号が競合した時に、い
    ずれか一方の演算処理装置を選択するアビトレーション
    部と、前記2つのインタフェース部からのチップセレク
    ト信号に基づいて、前記各2つのデータラッチ部へデー
    タラッチ信号を送出する2つのタイミング発生部とを備
    えたことを特徴とするコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記2つの各データラッチ部は、前記記
    憶装置に対するデータバスを変換するためのバス変換部
    に接続されていることを特徴とする請求項1記載のコン
    トローラ。
  3. 【請求項3】 前記2つの演算処理装置からの割り込み
    信号に応答して、一方の演算処理装置からのデータを他
    方の演算処理装置により読み取られるまでの間、一時的
    に記憶する割り込みレジスタ部を有することを特徴とす
    る請求項1または2記載のコントローラ。
JP6087479A 1994-04-01 1994-04-01 コントローラ Withdrawn JPH07271654A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100333521B1 (ko) * 1999-03-25 2002-04-25 야스오 하라다 주소 및 데이터 전송회로
JP2005285037A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nec Corp データ処理装置およびその処理方法ならびにプログラムおよび携帯電話装置
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JP2007148748A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Seiko Epson Corp マルチプロセッサシステム
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