JPH07200378A - ライブラリファイル管理装置 - Google Patents

ライブラリファイル管理装置

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JPH07200378A
JPH07200378A JP5351949A JP35194993A JPH07200378A JP H07200378 A JPH07200378 A JP H07200378A JP 5351949 A JP5351949 A JP 5351949A JP 35194993 A JP35194993 A JP 35194993A JP H07200378 A JPH07200378 A JP H07200378A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムダウン等による障害が発生した場合
でも、データ領域とBAM領域の設定の矛盾あるいはデ
ィレクトリ領域の矛盾を復旧することができるライブラ
リファイル管理装置を提供する。 【構成】 サブファイルのデータを格納するデータ領域
15と、データ領域の開始アドレスと終了アドレスを格
納するディレクトリ領域13と、データ領域の使用の有
無を示す情報を格納する割当マップ領域14とからなる
ライブラリファイル12の管理を行なうライブラリファ
イル管理装置であり、データ領域15及びディレクトリ
領域13が、サブファイル毎のタイムスタンプ情報を備
え、データ領域とディレクトリ領域のタイムスタンプ情
報に基づいて、ディレクトリ領域または割当マップ領域
に格納された情報の矛盾を復旧する復旧手段4を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライブラリファイル管理
装置に関し、特に、システムダウン等で発生した障害の
検知と復旧に特徴を有するライブラリファイル管理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに独立したデータ群は、一般に別々
なファイルに格納される。しかし、それたのデータ群が
同一の属性を持つ場合、一つのファイルとして集中的に
管理するのが、ファイルのアサイン、スペース管理及び
アクセスの面で効率的であることが多い。このような集
中管理を可能にするのが、ライブラリファイル管理装置
であり、個々のデータ群は、サブファイルとして管理さ
れる。
【0003】ライブラリファイルは、一般にディレクト
リ領域、ブロック割当マップ(BAM)領域、データ領
域の3つの領域によって構成される。ディレクトリ領域
は、ディレクトリブロックと呼ばれるブロックから構成
され、サブファイルの記述情報を管理する。BAM領域
は、BAMブロックと呼ばれるブロックから構成され、
データ領域の空きスペースを管理する。また、データ領
域は、データブロックと呼ばれるブロックから構成さ
れ、各サブファイルのデータが格納される。
【0004】ライブラリファイルでは、サブファイルが
使用するブロックの割当を論理トラック単位(ブロック
の集まり)として管理している。論理トラックの割当方
式としての1論理トラック単位に領域を取り出す方式で
は、1論理トラックが1ブロックから構成される場合、
1ブロックを取り出す度にBAMブロックの入出力が発
生して処理効率が大幅に低下する。
【0005】そこで、ライブラリファイルのアクセスで
は、空き論理トラックが必要となった時、一度のいくつ
かの空き論理トラックをBAM領域から取り出し、メモ
リ上の制御テーブルでプール化し、プール中の空き論理
トラックがなくなった時に再度いくつかの論理トラック
をBAM領域から取り出す。また、不要となった論理ト
ラックの開放時には、プールへ返却し、プールが一杯に
なった時には、残りの不要な論理トラックのリストを作
成し、そのリストを元にしてBAM領域への返却を行な
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のライブ
ラリファイル管理装置では、システムダウンやジョブア
ボート等の時に、データ領域とBAM領域との間で不一
致が生じるおそれがあった。例えば、BAM領域より空
きスペースを確保して使用中とした場合、その時点でま
だデータ領域へのデータ出力が行なわれる前にシステム
ダウン等が発生すると、データ領域上は無効なデータで
あるにも関らず、BAM領域にはデータ領域の論理トラ
ックが使用中である旨の情報が設定されることになり、
不一致が生じ、また、ディレクトリ領域の内容に矛盾が
発生し、正確なアクセスが行なわれなくなる問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記従来の欠点を解決し、シス
テムダウン等による障害が発生した場合でも、障害復旧
機能によって、データ領域とBAM領域の設定の矛盾あ
るいはディレクトリ領域の矛盾を復旧することができる
ライブラリファイル管理装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、サブファイルのデータを格納するデータ
領域と、該データ領域の開始アドレスと終了アドレスを
格納するディレクトリ領域と、前記データ領域の使用の
有無を示す情報を格納する割当マップ領域とからなるラ
イブラリファイルの管理を行なうライブラリファイル管
理装置において、前記データ領域及びディレクトリ領域
が、サブファイル毎のタイムスタンプ情報を備え、前記
データ領域とディレクトリ領域の前記タイムスタンプ情
報に基づいて、前記ディレクトリ領域または割当マップ
領域に格納された情報の矛盾を復旧する復旧手段を備え
る構成としている。
【0009】他の好ましい態様によれば、前記データ領
域に格納されたサブファイルのアクセスに際して、前記
データ領域とディレクトリ領域のタイムスタンプ情報を
比較し、不一致の場合に障害が発生したことを検知する
障害検知手段を備える構成としている。
【0010】また、他の好ましい態様によれば、前記復
旧手段は、前記割当マップ領域の情報で使用中とされて
いる前記データ領域のタイムスタンプ情報が、前記ディ
レクトリ領域に存在するか否かを判定し、存在しない場
合に当該データ領域を無効として、前記割当マップ領域
の情報を未使用に変更して前記割当マップ領域の矛盾を
復旧し、前記ディレクトリ領域の開始アドレスで示され
る前記データ領域から順次検索を行ない、前記タイムス
タンプ情報が前記ディレクトリ領域と異なる前記データ
領域を検出した場合、当該データ領域の1つ前のデータ
領域までを有効とし、該1つ前のデータ領域のアドレス
を前記ディレクトリ領域の最終アドレスとして前記ディ
レクトリ領域の矛盾を復旧する構成としている。
【0011】
【実施例】次に本発明の好適な実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明のライブラリファイル管
理装置の全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、本ライブラリファイル管理装置は、サブファイルア
クセス処理部2、障害検出処理部3、障害復旧処理部
4、メモリテーブル5、ライブラリファイル12を格納
する記憶装置11から構成される。
【0012】サブファイルアクセス処理部2は、ライブ
ラリファイル12に対するサブファイルの作成、追加、
削除等の処理を行なう。また、障害検知処理部3は、ラ
イブラリファイル12に障害が発生したことを検知す
る。さらに、障害復旧処理部4は、障害が発生したライ
ブラリファイル12の内容を復旧する処理を行なう。メ
モリテーブル5は、障害復旧処理に際してディレクトリ
ブロックのタイムスタンプデータを格納する。
【0013】ライブラリファイル12を格納する記憶装
置11としては、ランダムアクセスが可能な装置が使用
され、例えば、磁気ディスクや光ディスクが使用され
る。記憶装置11には、1または複数のライブラリファ
イル12が格納される。また、1つのライブラリファイ
ル12には、1つあるいは複数のサブファイルが含まれ
る。
【0014】図2にディスク装置11に格納されるライ
ブラリファイル12の構成を示す。ライブラリファイル
12は、ディレクトリ領域13、BAM領域14、デー
タ領域15により構成される。ディレクトリ領域13
は、ディレクトリブロック21の集合により構成され、
BAM領域14は、BAMブロック22の集合により構
成され、データ領域15は、データブロック23の集合
により構成される。
【0015】図3に上記ライブラリファイル12の各領
域の構成例を示す。ディレクトリ領域13を構成するデ
ィレクトリブロック21は、管理情報21aと複数のデ
ィレクトリエントリ21bで構成される。管理情報21
aには、使用バイト数を書き込む。また、ディレクトリ
エントリ21bは、サブファイル名25a、開始ブロッ
クアドレス25b、終了ブロックアドレス25c、タイ
ムスタンプ25d、その他の情報25eを有する。
【0016】サブファイル名25には、サブファイル毎
に付けた名称を書き込む。開始ブロックアドレス25b
及び終了ブロックアドレス25cには、サブファイルの
データを書き込んだ最初のデータブロック23のアドレ
ス及び最後のデータブロック23のアドレスを設定す
る。タイムスタンプ25dには、サブファイル作成時の
年月日及び時間を設定する。また、その他の情報25e
には、サブファイルの識別子等を設定する。
【0017】BAM領域14を構成するBAMブロック
22は、NEXTポインタ22a、PRIORポインタ
22b、BAM記述22Cで構成される。NEXTポイ
ンタ22a及びPRIORポインタ22bには、次のB
AMブロック22の位置及び一つ前のBAMブロック2
2の位置を設定する。また、BAM記述22Cには、フ
ォーマット済みの論理トラック数24a、未使用の論理
トラック数24b、各データブロック23の使用の有無
を示す割当マップ24cが含まれる。割当マップ24c
については、データブロック23が使用中の場合に
「1」が、未使用の場合に「0」が設定される。
【0018】データ領域15を構成するデータブロック
23は、NEXTポインタ23a、PRIORポインタ
23b、その他の情報23c、タイムスタンプ23d、
複数のレコード1〜nで構成される。NEXTポインタ
23a及びPRIORポインタ23bには、次のデータ
ブロック23の位置及び一つ前のデータブロック23の
位置が設定する。その他の情報23cには、ブロック内
に含まれているレコード数、ブロック中のバイト数など
を設定する。タイムスタンプ23dには、ディレクトリ
エントリのタイムスタンプ25dと同様、サブファイル
作成時の年月日及び時間を設定する。また、各レコード
には、データを書き込む。
【0019】ここで、ライブラリフィル12にサブファ
イルを作成する際の処理内容を図4から図6を用いて説
明する。図4は、ライブラリファイル12にサブファイ
ルをオープンするときの状態を示す。まず、ディレクト
リブロック21に新規のサブファイルに対応するディレ
クトリエントリ21bを作成する。
【0020】そのディレクトリエントリ21bのサブフ
ァイル名25aには、ファイル名を設定し、開始ブロッ
クアドレス25bには、最初に確保したデータブロック
23のアドレスを設定し、終了ブロックアドレス25c
には、「0」を設定する。また、タイムスタンプ25d
には、その作成時の年月日及び時間を取得して設定す
る。図4では、1論理トラックに2つのデータブロック
23が格納される場合を示している。
【0021】図5は、確保したデータブロック23にデ
ータを出力する状態を示す。データは、確保したデータ
ブロック23に順次書き込む。データブロックが不足し
た場合には、論理トラック単位でデータブロック23を
確保して追加する。各データブロック23間について
は、NEXTポインタ23a、PRIORポインタ23
bによって接続する。また、ディレクトリエントリ21
bに設定したタイムスタンプ25dと同一の値を、デー
タブロック23のタイムスタンプ23dに設定する。
【0022】図6は、サブファイルをクローズする時の
状態を示す。全てのデータの書き込みが終了した場合、
ディレクトリエントリ21bの最終ブロックアドレス2
5cに、最後のデータブロック23のアドレスを書き込
む。
【0023】サブファイル作成時のシステムダウンによ
る障害では、BAMブロック22の設定上使用中になっ
ているデータブロックにデータが未更新である場合、デ
ィレクトリエントリ21bの最終ブロックアドレス25
bの値と、最終データブロック23のアドレスとが一致
していない場合が発生する。このような障害の復旧を障
害復旧処理部4が行なう。
【0024】ここで、障害復旧機能を実行せずにサブフ
ァイルをアクセスした場合の、障害検知処理部3による
障害検知と、障害を検知した場合の障害復旧処理部4に
よる復旧処理について説明する。ここでは、図5のデー
タ出力において、データブロック23(5)にデータを
書き込んだ後にシステムダウンが起こった場合を例にと
って説明する。
【0025】まず、障害検知処理部3では、ディレクト
リエントリ21bの終了ブロックアドレス25cが
「0」か否かを判定する。「0」であれば、サブファイ
ルクローズ前の障害と判定し、ディレクトリエントリ2
1bの開始ブロックアドレス25bを元に、先頭のデー
タブロック23(1)を検索し、NEXTポインタ23
aを参照して順次データブロック23を検索する。その
際、データブロック23のタイムスタンプとディレクト
リエントリ21bのタイムスタンプとの比較を行なう。
両者のタイムスタンプが不一致であれば、そのデータブ
ロック23のでデータ書き込み前にシステムダウンした
ことが検知される。
【0026】図5の例では、データブロック23(5)
のデータ書き込みが終了して、そのNEXTポインタ2
3aは、データブロック23(6)を示している。しか
し、データブロック23(6)は、データ書き込みが終
了しておらず、このため、データブロック23(6)と
のタイムスタンプの比較により不一致が検出されること
になる。
【0027】上記のような不一致が障害検知処理部3で
検知された場合、障害復旧処理部4は、一つ前のデータ
ブロック23(5)までを有効とし、ディレクトリエン
トリ21bの最終ブロックアドレス25cに、データブ
ロック23(5)のアドレスを設定し、かつデータブロ
ック23(5)のNEXTポインタ23aには、最終ブ
ロックであることを示す値(NUL)を設定する。
【0028】併せて、使用者に対して、BAMブロック
22上は使用中であるが、データブロック23上使用さ
れていないデータブロックが存在する可能性があるた
め、障害復旧機能実行の警告を行なう。
【0029】サブファイルの終わりへのレコードの追加
を行なう場合は、追加処理モードで該当するサブファイ
ルをオープンし、ディレクトリエントリ21bよりタイ
ムスタンプ25dを取得する。ディレクトリエントリ2
1bで示される最終のデータブロック23に空きが存在
すれば、そこにレコードを追加する。空が存在しなけれ
ば、新たにデータブロック23を確保する。そして、確
保した追加データブロック23には、ディレクトリエン
トリ21bより取得したタイムスタンプを設定する。レ
コードの追加が全て終了した場合、サブファイルをクロ
ーズし、ディレクトリエントリ21bの終了ブロックア
ドレス25Cに追加した最後のデータブロック23のア
ドレスを設定して更新する。
【0030】サブファイルへのレコード追加時にシステ
ムダウンが発生した場合、上記したサブファイル作成時
と同様な不一致状態が発生し得る。復旧については、上
述と同様に行なう。なお、障害復旧機能を実行せずに、
該当するサブファイルをアクセスした場合の障害検出に
おいては、ディレクトリエントリ21bの最終ブロック
アドレス25cにより最終のデータブロックを検索し、
そのデータブロック23のNEXTポインタ23aが最
終ブロックであることを示す値(NUL)以外の値であ
れば、追加中にシステムダウンが発生したことを検知で
きる。
【0031】この状態を検知した場合、NEXTポイン
タ23aに基づいて順次データブロックを検索し、タイ
ムスタンプの不一致を検出する。タイムスタンプの不一
致を検知した後は、上述したサブファイル作成時の処理
と同様の復旧処理を行なうものである。
【0032】サブファイルの削除処理の時は、ディレク
トリエントリ21bより削除対象となるサブファイルの
情報をまず削除する。次に、BAMブロック22よりそ
のサブファイルの使用していた、全ての論理トラックを
開放する。データブロック23については、I/Oの削
減によりオーバーヘッドを軽減するため、ブロックの初
期化は行なわない。
【0033】このサブファイル削除時のシステムダウン
では、BAMブロック22上は使用中であるが、該当す
るサブファイルが存在しない状態が発生する。復旧につ
いては、上述したサブファイル作成時の処理と同様の復
旧処理を行なう。
【0034】次に、障害復旧処理部4による障害復旧機
能について、図7から図9を用いて詳細に説明する。最
初に、データ領域15とBAM領域14との矛盾検査に
よるBAMブロック22の障害復旧を説明する。図7に
示すように、ディレクトリ領域13上の全てのディレク
トリブロック21を読み込む。読み込んだ内容を、タイ
ムスタンプをキーとしてソートし、メモリテーブル5に
格納する。次に、BAM領域14より先頭のBAMブロ
ック22を読み込む。そして、BAMブロック22上で
割当マップ24cに使用中として設定されているデータ
ブロック23の内容を読み込む。BAMブロック22上
で未使用のデータブロックであれば、特に読み込みを行
なわない。
【0035】読み込んだデータブロック23のタイムス
タンプ23dが、メモリテーブル5上に存在するかどう
かを調べる。存在しない場合は、システムダウン等によ
る無効なデータブロックであると判定し、BAMブロッ
ク22の割当マップ24cが使用中「1」となっている
場合は、未使用状態「0」に設定する。順次以上の処理
を、全てのデータブロック23に対して実行する。図8
においては、BAMブロック22のBAM記述22cの
中の割当マップ24cの値のみを取り出して示してい
る。
【0036】図7から図9で示す例では、図8に示すよ
うに、ブロック番号1の第1のデータブロック、ブロッ
ク番号2の第2のデータブロック23はBAMブロック
22上使用中となっているので、読み込みが行なわれ
る。タイムスタンプは、図7におけるファイルCの値と
一致するので、正しいデータブロックとして判定され
る。第3及び第4のデータブロックは、BAMブロック
22上未使用「0」となっているので、読み込まれな
い。
【0037】使用中となっている第5のデータブロック
23は、タイムスタンプがファイルDと一致する。ま
た、第6のデータブロック23のタイムスタンプは、メ
モリテーブル5上に対応する値が存在しない。このた
め、未使用のデータブロック23と判定され、BAMブ
ロック22上の割当マップ24cの状態を未使用に変更
する。
【0038】次に、第2の復旧処理として、ディレクト
リエントリ21bの矛盾修正処理を説明する。まず、先
頭のディレクトリエントリ21bを読み込む。読み込ん
だディレクトリエントリ21bの、開始ブロックアドレ
ス25bから該当するサブファイルの先頭データブロッ
ク23を検索する。
【0039】次に、検索したデータブロック23のNE
XTポインタ23aを参照して順次データブロック23
を検索し、NEXTポインタ23aが最終データブロッ
クを示すまで検索を実施する。検索した最終データブロ
ック23について、そのタイムスタンプの値とディレク
トリブロックのタイムスタンプを比較する。比較の結
果、異なれば、1つ前のデータブロック23までを有効
とし、ディレクトリエントリ21bの最終ブロックアド
レス25cをその1つ前のデータブロック23のアドレ
スを設定して更新する。この処理を全てのディレクトリ
エントリ21bについて実行する。以上の障害復旧処理
によってライブラリファイルの復旧が完了することにな
る。以上好ましい実施例をあげて本発明を説明したが、
本発明は必ずしも上記実施例に限定されるものではな
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明のライブラリ
ファイル管理装置によれば、システムダウン等による障
害が発生した場合でも、障害復旧機能によって、データ
領域とBAM領域の設定の矛盾あるいはディレクトリ領
域の矛盾を復旧することができるので、障害が発生して
もサブファイルを正確にアクセスすることができる。ま
た、障害の復旧前でも、アクセスすることで障害が発生
したことを検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のライブラリファイル管理装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明で管理するライブラリファイルの構成
を示す図である。
【図3】 ライブラリファイルに含まれる各領域を構成
するブロックの構成を示す図である。
【図4】 サブファイルの作成時のオープン状態を示す
図である。
【図5】 サブファイルの作成時のデータ書き込み状態
を示す図である。
【図6】 サブファイルの作成時のクローズ状態を示す
図である。
【図7】 ディレクトリブロックの内容の例を示す図で
ある。
【図8】 BAMブロックの内容例を示す図である。
【図9】 データブロックの内容例を示す図である。
【符号の説明】
1 ライブラリファイル管理装置 2 サブファイルアクセス処理部 3 障害検知処理部 4 障害復旧処理部 5 メモリテーブル 11 記憶装置 12 ライブラリファイル 13 ディレクトリ領域 14 BAM領域 15 データ領域 21 ディレクトリブロック 22 BAMブロック 23 データブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブファイルのデータを格納するデータ
    領域と、該データ領域の開始アドレスと終了アドレスを
    格納するディレクトリ領域と、前記データ領域の使用の
    有無を示す情報を格納する割当マップ領域とからなるラ
    イブラリファイルの管理を行なうライブラリファイル管
    理装置において、 前記データ領域及びディレクトリ領域が、サブファイル
    毎のタイムスタンプ情報を備え、 前記データ領域とディレクトリ領域の前記タイムスタン
    プ情報に基づいて、前記ディレクトリ領域または割当マ
    ップ領域に格納された情報の矛盾を復旧する復旧手段を
    備えることを特徴とするライブラリファイル管理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ領域に格納されたサブファイ
    ルのアクセスに際して、前記データ領域とディレクトリ
    領域のタイムスタンプ情報を比較し、不一致の場合に障
    害が発生したことを検知する障害検知手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のライブラリファイル管理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記復旧手段は、前記割当マップ領域の
    情報で使用中とされている前記データ領域のタイムスタ
    ンプ情報が、前記ディレクトリ領域に存在するか否かを
    判定し、存在しない場合に当該データ領域を無効とし
    て、前記割当マップ領域の情報を未使用に変更して前記
    割当マップ領域の矛盾を復旧し、 前記ディレクトリ領域の開始アドレスで示される前記デ
    ータ領域から順次検索を行ない、前記タイムスタンプ情
    報が前記ディレクトリ領域と異なる前記データ領域を検
    出した場合、当該データ領域の1つ前のデータ領域まで
    を有効とし、該1つ前のデータ領域のアドレスを前記デ
    ィレクトリ領域の最終アドレスとして前記ディレクトリ
    領域の矛盾を復旧することを特徴とする請求項1に記載
    のライブラリファイル管理装置。
JP5351949A 1993-12-31 1993-12-31 ライブラリファイル管理装置 Expired - Lifetime JP2822869B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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