JPS62297948A - デ−タベ−スの障害回復方式 - Google Patents

デ−タベ−スの障害回復方式

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JPS62297948A
JPS62297948A JP61140028A JP14002886A JPS62297948A JP S62297948 A JPS62297948 A JP S62297948A JP 61140028 A JP61140028 A JP 61140028A JP 14002886 A JP14002886 A JP 14002886A JP S62297948 A JPS62297948 A JP S62297948A
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JP61140028A
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Teizaburo Kanai
金居 貞三郎
Toru Nishigaki
西垣 通
Akira Yamamoto
彰 山本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔発明の利用分野〕 本発明はデータベースの障害回復方式に係り、特に回復
に用いるジャーナル・データ量が少なく、かつ回復に要
する時間が短い障害回復方式に関する。
〔従来の技術〕
データベース・システムにおいては、電源断等のシステ
ム障害や、プログラム誤り等によるトランザクション障
害が発生してもデータベースの論理的一貫性を保つため
、トランザクションによるデータベース更新実行に先立
ってその更新内容を履歴情報として磁気テープや磁気デ
ィスク等の不揮発性媒体に記録することが広く行われて
いる( (C,JディトDate) :アン イントロ
ダクション トウ データベース システムズ(AnI
ntroduction to Database 5
ysteaIS、)第2巻 アデイスンーウエズリー(
AddisonJesley)社1983) 。
この方式によれば、システム障害発生後のシステム再開
始時にデータベース更新履歴情報を逐次解析することに
より、システム障害発生時に実行未完了であったトラン
ザクションのデータベース更新結果は無効とし、実行完
了トランザクションの更新結果は全てデータベースに反
映させることができる。また、トランザクション障害時
には、そのトランザクションによるデータベース更新結
果を全て無効にすることができる。しかし、このデータ
ベース更新履歴情報解析に基づくデータベースの回復処
理が、障害回復を遅れさせる一因となっている。解析す
るデータベース更新履歴情報の量を減らすためにはチェ
ックポイント・ダンプ(定期的にデータベース更新結果
を書き出すこと)を取得することが有効だが、この場合
、チェックポイント、ダンプ取得時にシステ11の処理
能力が甚だ低下するという欠点がある。また、この方式
では、トランザクション実行完了時点において、またデ
ータベースに反映されていないそのトランザクションに
よる更新結果は全てデータベース更新履歴情報として一
括取得する必要があるが、このシーケンシャル書き出し
処理がシステム処理能力のボトルネックとなる恐れがあ
る。
上記のデータベース更新履歴情報を取得するをγ害回復
方式の他に、トランザクションによるデータベース更新
時、更新前の情報を保存するために更新前の情報の格納
箇所とは異なる新しい箇所に更新結果を書き出す方式が
ある〔ローリ−(R,A。
Loria)著:フィジカル イソテグリテイ イン7
 ラージ セグメンテツド データベース(Phys、
1cal T、ntegrity in a Larg
e Segmented1’)atXIbase) 、
エイシーエム トランス データベース システA (
^CM Trans、Database 5yst、)
第2巻第1号(1977) pp、91−104 )。
この方式はシャドウ・ページ方式と呼ばれ、トランザク
ション実行完了までにその全てのデータベース更新内容
を新たな格納箇所に書き出し、トランザクション実行完
了時点で更新前情報を無効、更新後情報を有効とする。
すなわち、シャドウ・ページ方式では、 (1)データベースは論理的な領呟の単位であるページ
から植成され、ページとページのデータベース媒体上の
格納箇所であるページ・スロットとの対応を表わすペー
ジ・テーブルをカレント版とバックアップ版の2つもつ
(2)トランザクションによってデータベースが更新さ
れる場合、更新ページの更新後の内容を格納する新たな
ページ・スロットをカレント・ページ・スロットと呼び
、ページとの対応はカレント版ページ・テーブルに保持
する。一方、更新前のページの内容を格納しているペー
ジ・スロットをシャドウ・ページ・スロットと呼び、ペ
ージとの対応はバックアップ版ページ・テーブルに保持
する。
(3)トランザクションの実行完了時、カレント版ペー
ジ・テーブルを有効とすることにより、カレント版ペー
ジ・スロットに格納された更新後情報を有効とする。
(4)システム/トランザクション障害発生時は、バッ
クアップ版ページ・テーブルを有効とすることにより、
シャドウ・ページ・スロットに格納された更新前情報を
有効とする。
したがって、システム/トランザクション障害が発生し
てもデータベースの論理的一貫性を保つことが可能であ
り、しかもデータベース更新履歴情報の取得は不要であ
る。しかし、この方式では複数トランザクションが同時
にデータベースを更新する場合に完了したトランザクシ
ョンによるデータベース更新のみを有効化することが固
壁であり、実用システムにそのまま適用することは鴛し
い。このため、従来の実現例ではシャドウ・ページ方式
に前述のデータベース更新履歴情報を取得する方式を組
み合わせた障害回復方式を採用している〔グレイ(J、
 N 、Gray)他著:ザ リカバリマネージャ オ
ブ ザ システム アール データベース マネージャ
(The Recovery Manager oft
he 5ysteIIIRDatabase Mana
ger) 、エイ シーエ11  コンピユーテイング
 サーベイズ(ACMComputing 5urve
ys)、第13巻第2号(1981) pp。
223−242)。すなわち、トランザクション実行完
了/チェックポイントの直前にデータベース更新履歴情
報をジャーナルに取得し、チェックポイント時にカレン
ト版ページ・テーブルを有効とする。そして、トランザ
クション障害発生時にはデータベース更新履歴情報を用
いて当該トランザクシコンによって更新された部分を更
新前の状態に戻し、システム障害発生時には、バックア
ップ版ページ・テーブルを有効とすることによりデータ
ベースを最新のチェックポイント時の状態に戻してから
、データベース更新履歴情報を用いて、システム障害発
生時に実行未完了であったトランザクションによって更
新された部分を更新前の状態に戻し、実行完了トランザ
クションによる更新結果は全てデータベースに反映させ
る。しかし、この方式ではシャドウ・ページ方式の利点
を十分に活かしておらず、前述のデータベース更新履歴
情報を取得する方式における問題点があまり解決されて
いない。
〔発明が解決しようとする間頂点〕
本発明の目的は、システム/トランザクション障害が発
生してもデータベースの論理時な一貫性を保証すること
が必要なデータベース・システムにおいて、システム/
トランザクション障害からの回復のためのジャーナル・
データ取得量が少なく、かつ回復に要する時間が短いデ
ータベースの障害回復方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
シャドウ・ページ方式のように、トランザクションによ
るデータベース更新時に更新前の情報を保存するために
更新前の情報の格納箇所とは異なる新して箇所に更新結
果を杏き出す方式では、トランザクション実行完了毎に
データベースに当該トランザクションによる更新結果を
反映させていれば、データベース更新H歴情報がなくて
もデータベースの障害回復は可能なはずである。すなわ
ち、トランザクション障害を起こしたトランザクション
およびシステム障害発生時に実行完了していなかったト
ランザクションによって更新されたページを更新前の状
態に戻すためには当該更新ページのシャドウ・ページ・
スロットを有効とし、トランザクション実行完了時には
当該トランザクションによって更新されたページのカレ
ント・ページ・スロットを有効とすればよい。ただし、
データベースが大きくなればページ・テーブルのサイズ
も大きくなり、ページ・テーブルを更新するためには一
般に複数回の入出力動作が必要となるので、この一連の
入出力動作実行中にシステム障害が発生する危険を考慮
しなければならない。このため、本発明では、トランザ
クション実行完了時にページ・テーブル更新に先立ち、
その更新情報をトランザクション内部処理完了を表わす
データと一緒とジャーナルに取得し、しかる後にページ
・テーブルを更新する。
〔作用〕
本方式によれば、データベースの更新履歴情報そのもの
ではなく、ページ・テーブルの更新履歴情報をジャーナ
ルとして取得するため、ジャーナル・データ取得量が少
ない。また、データベースの障害回復は主メモリ内の管
理情報の回復の他に、基本的には、システム障害時に実
行完了していたが、更新結果がデータベースに反映され
ていなかったトランザクションに対し、ページ・テーブ
ル更新履歴情報を用いてページ・テーブルを更新するだ
けでよく、回復に要する時間が少ない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
最初にシステム構成を述べる。第1図はシステ11の全
体構成を示す図であり、磁気ディスク等のデータベース
蓄積媒体20と、磁気ディスクや磁気テープ等のジャー
ナル媒体30とが、CPV/メモリ]0に接続されてい
る。データベース蓄積媒体20は、第2図に示したよう
に、制御情報領域40およびデータベース領域50から
なる。制御情報領域40には、後述するページ・テーブ
ル60やページ・スロット使用マツプ70等、データベ
ースの参照、更新1回復に必要な制御テーブルが格納さ
れる。また、データベース領@50はページ・スロット
とよばれる固定長のブロックに分割されている。トラン
ザクションが参照/更新するデータベースの空間はペー
ジとよばれる固定区画に分割されている。ページ・スロ
ットはページを格納するためのものであり、両者のサイ
ズは一致する(例えば4にバイト)。各ページ・スロッ
トは1回の入出力動作で参照/更新ができる。
第3図はページ・テーブル60を説明する図であり、各
ページに対して、それがデータベース蓄積媒体20上で
格納される位置を示す。alはページiが格納されるペ
ージ・スロットのアドレスである。
また、第4図はページ・スロット使用マツプ70を示す
図である。ページ・スロット使用マツプ70は、データ
ベース領域50内の各ページ・スロットが使用中か否か
を示すビット・マツプである。ページ・テーブル60お
よびページ・スロット使用マツプ70はデータベースの
サイズに比例して大きくなるため、一般には1回の入出
力動作で参照/更新を行うことはできず、固定長(例え
ば512バイト)のブロックに分割されており、各ブロ
ックは1回の入出力動作で参照/更新ができる。また、
ジャーナル媒体30には、後述するプロセス完了ジャー
ナルやトランザクション完了ジャーナル等のシステム履
歴情報が取得される。
上記の他に、システム動作中にはメモリ内に、ページ・
テーブル60のコピー、実行中のトランザクションが更
新中のページの更新後の内容の格納場所を示すカレント
・ページ・テーブル80、システム動作中のデータベー
ス領+1i50の各ページ・スロットが使用中か否かを
示すカレント・ページ・スロット使用マツプ90が存在
する。
第5図はカレント・ページ・テーブル80を示す図であ
り、blはページiの更新後の内容を格納するページ・
スロットのアドレスである。カレント・ページ・スロッ
ト使用マツプ90の内容は、データベース蓄積媒体20
上のページ・スロット使用マツプ90の内容と少し異な
っている。すなわち、後者がページ・テーブル60で示
されるページ・スロットのみ使用中とするのに対し、前
者はこれに加えてカレント・ページ・テーブル80で示
されろページ・スロットをも使用中とする。
なお、メモリ内にページ・テーブル60のコピー、カレ
ント・ページ、テーブル8o、および、カレント・ペー
ジ・スロット使用マツプ90が入りきらない場合、トラ
ンザクションによ′つて更新中のページに関するエント
リを含むブロック以外のブロックは、LRVアルゴリズ
ム等によりメモリ上へのロードを制御する。
次にシステム動作について説明する。システム動作を通
常時動作、システム障害時動作、トランザクション障害
時動作に分けて述べる。
(1)通常時動作 トランザクションの実行開始から終了までの本発明にか
かわる処理は(a)〜(f)の順序で行われる。
(a)実行中のページi読み込み: カレント・ページ・テーブル80の当該ページのエント
リb181をサーチする。b。
= n u 11なら、ページ・テーブル60上の当該
ページのエントリat61の示すページ・スロット・ア
ドレスを求め、ページを読み込む、これは当該ページを
該トランザクションにおいて初めて読み込む場合である
。そしてb 1= 81とする。bI:#nullなら
、当該ページは既に該トランザクションにおいて1回以
上読み込まれた筈であり、bs の示すページ・スロッ
トからページiを読み込む。
後述するように、この場合一般にす、とalは一致しな
い。
(b)実行中のページi書き出し: bi とacが一致するかどうか調べる。
b i =a 1なら、ページiを該トランザクション
において初めてデータベースに書き出す場合である。こ
のとき、メモリ内のカレント・ページ・スロット使用マ
ツプ90で未使用ページ・スロットを見つけ、そのペー
ジ・スロット・アドレスをblに設定し、さらにそのペ
ージ・スロットにページiを書き出す、この結果bi≠
81となる。そして、メモリ内のカレント・ページ・ス
ロット使用マツプ90の、新しく使用中となったページ
・スロットに対応するビットをオンにする。なお、ペー
ジを新しく書き出すページ・スロットのため、データベ
ース領域はある程度余裕を持たせて確保する必要がある
b、≠a、なら、ページiは該トランザクションにおい
て既に1回以上データベースに書き出されている。故に
、blの示すページ・スロットにページiを書き出す。
(c)コミット命令発行時の更新ページ書き出し:前項
(b)は、メモリ内のデータベース・ページ格納領域が
あふれた場合などに実行される処理である。本項は、ト
ランザクションで実行中のプログラムから処理完了を表
わすコミット命令が発行された時、該トランザクション
で更新した全てのページをデータベースに書き出す処理
である。内容は、前項(b)の処理を各ページについて
実行することに他ならない。なお、本処理実行中にシス
テム障害やトランザクション障害(入出力エラー等)が
生じた時、該トランザクションは実行未完了とみなし、
データベース更新結果は保証しない。
(d)プロセス完了ジャーナル取得: 前項(c)が終了すると、トランザクションの内部処理
が完了した旨を告げるプロセス完了ジャーナルをジャー
ナル媒体30に取得する。すなわち、プロセス完了ジャ
ーナルであることを示すコートとトランザクション番号
の他に、該トランザクションによって更新された全ての
ページについて、そのページ番号とカレント・ページ・
テーブル80に設定されている対応するページ・スロッ
ト・アドレスを記録する。本処理が完了した時点で、該
トランザクションは実行完了とみなし、以後そのデータ
ベース更新結果は保証される。
(e)ページ・テーブルとページ・スロット使用マツプ
の更新: 前項(d)が終了すると、該トランザクションによる更
新ページの全てについて、カレント・ページ・テーブル
80の内容をメモリ内のページ・テーブルにコピーする
。すなわち、at=b+(iは該トランザクションの更
新ページ)。そして、コピー後のページ・テーブルをデ
ータベース蓄積媒体2o上の制御情報領域4Qに書き出
し、これを更新する。
さらにbt=null(iは該トランザクションの更新
ページ)とし、カレント・ページ・テーブル80のコピ
ー済エントリを無効とする。
また、メモリ内のカレント・ページ・スロット使用マツ
プ90を制御情報領域40に書き出し、ページ・スロッ
ト使用マツプ70を更新する。なお、カレント・ページ
・スロット使用マツプ90は、上記のメモリ内ページ、
テーブル変更に先立ち、該トランザクションによる更新
ページの全てについて、変更以前のページ・テーブルに
設定されたページ・スロット・アドレスに対応するビッ
トをオフにしておく。
本処理により、該トランザクションによる更新結果は有
効となる。なお、本処理実行中にシステム障害あるいは
トランザクション障害(入出力エラー等)が生じても、
後述のようにプロセス完了ジャーナルを用いて、ページ
・テーブル60およびページ・スロット使用マツプ8o
の修復が行われる。
(f)トランザクション完了ジャーナル取得:前項(e
)が終了すると、該トランザクションの全ての処理が完
了した旨を告げるトランザクション完了ジャーナルをジ
ャーナル媒体30に取得する。具体的にはトランザクシ
ョン完了ジャーナルであることを示すコードおよびトラ
ンザクション番号を記録する。
(2)システム障害時動作 電源断等のシステム障害が発生した時のデータベース回
復動作の処理フローを第7図に示す。
これらの処理実行後、システムはメモリ内のページ・テ
ーブルにもとづいて必要なページを読み込み、通常処理
を開始する。
(a)データベース制御情報の読み込み:データベース
蓄積媒体20の制御情報領域4oからページ・テーブル
60ならびにページ・スロット使用マツプ80をメモリ
内に読み込む、ページ・スロット使用マツプ80はメモ
リ内ではカレント・ページ・スロット使用マツプ90と
して展開する。
(b)トランザクションの状態解析: ジャーナル媒体30からシステ11履歴情報を読み、シ
ステム障害発生時の各トランザクションの状態を解析す
る。トランザクションの状態として次の3つの場合があ
る。
■ 処理途中の状態 当該トランザクションに対するプロセス完了ジャーナル
が取得されていない状態であり、該トランザクションに
よる更新は無効となる。この場合、該トランザクション
による更新ページがデータベース領域50内のページ・
スロットに書き出されている可能性があるが、データベ
ース蓄積媒体20上のページ・テーブル60およびペー
ジ・スロット使用マツプ80(したがって、メモリ内の
ページ・テーブルおよびカレント・ページ・スロット使
用テーブル90)には更新結果は反映されていないため
、データベース回復処理は不要である。
■ 内部処理完了状態 当該トランザクションに対するプロセス完了ジャーナル
は取得されているが、トランザクション完了ジャーナル
が取得されていない状態である。確率的には可能性が少
ない状態である。この場合、該トランザクションによる
更新は有効であるが、ページ・テーブル60等に更新結
果が反映されていない可能性があるため、次項(c)の
処理を行う。
■ 完了状態 当該トランザクションに対するプロセス完了ジャーナル
およびトランザクション完了ジャーナルがともに取得さ
れている状態である。この場合、該トランザクションに
関する全ての処理は完了しており、データベース回復処
理は不要である。
(c)データベース制御情報の更新: 前項(b)のトランザクション状態解析の結果、内部処
理完了状態のトランザクションに対して、その更新結果
をデータベースに反映させる。このため、該トランザク
ションのプロセス完了ジャーナル内のページ・テーブル
更新情報を用いてメモリ内のページ・テーブル60のコ
ピーおよびカレント・ページ・スロット使用マツプ90
を修正し、これらをデータベース蓄積媒体20上のペー
ジ・テーブル60およびページ・スロット使用マツプ8
0に書き出す。
(3)トランザクション障害時動作 トランザクション障害としては、プロセス完了ジャーナ
ル取得以前にプログラム・エラー等により発生する障害
と、プロセス完了ジャーナル取得後にページ・テーブル
やページ・スロット使用マツプ書き出し中に入出力エラ
ー等により発生する障害とがある。後者の場合、当該ト
ランザクションを内部処理完了トランザクションとして
、前述のシステム障害時動作の(c)に準じて回復処理
を行う。したがって、ここでは前者の場合の回復処理に
ついて述べる。
(a)メモリ内データベース制御情報の回復二当該トラ
ンザクションの全更新ページiについて、以下の処理を
行う。
■ メモリ内のページ・テーブル60のコピーおよびカ
レント・ページ・テーブル80のページiに対応するエ
ントリal 、 biを比較し、a□≠b、ならば、b
iに対応するスロットのカレント・ページ・スロット使
用マツプの該当ビットをオフにする。
■ ba=nullとする。
(b)メモリ上のページ内容の回復: 相異なるトランザクションでメモリ内にロードされたデ
ータベース・ページの引き継ぎを行わず、各トランザク
ションが必要なページを常にデータベース蓄積媒体20
のデータベース領域50からページ・テーブル60にし
たがって新しく読み込む場合、本処理は不要である。そ
うでない場合は、障害が発生してトランザクションによ
る更新前の情報をメモリ内に記録しておき、それを用い
て更新ページiの内容を該トランザクションの実行開始
時点の内容に戻し、b 1 = a sとする。
以上述べた通り、本実施例によればシステム/トランザ
クション障害が発生しても保証すべきページ内容は常に
データベース蓄積媒体20上のページ・テーブル60で
示されるページ・スロットに格納されている。システム
障害が発生した場合、データベース蓄積媒体20上の制
御情報領域40からページ・テーブル60およびページ
・スロット使用マツプ70をメモリ内に読み込むことに
より、データベースの論理的一貫性を高速に回復するこ
とができる。なお、たまたまページ・テーブルをデータ
ベース蓄積媒体20に出力中あるいは出力直前にシステ
ム障害が発生しても、ジャーナル媒体30に取得したプ
ロセス完了ジューナル中のページ・テーブル更新情報を
用いてページ・テーブルを回復することができる。また
、トランザクシュン障害に対しては、ページ・テーブル
をデータベース蓄積媒体20に出力中に障害が発生した
場合は上述のシステム障害と同様に回復でき、プロセス
完了ジャーナル取得以前に障害が発生した場合は、メモ
リ内のデータベース制御情報およびデータベース・ペー
ジ内容の修正のみで回復できる。よって、システム/ト
ランザクション障害に対して高速にデータベースを回復
することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、システム/トランザクション障害から
回復するためのデータベース更新履歴情報が不要なため
、ジャーナル・データ取得量が少なく、正常動作時のジ
ャーナル取得オーバヘッドが少ない。すなわち、データ
ベース更新履歴情報のかわりにページ・テーブルの更新
履歴情報をジャーナルとして取得するため、更新データ
量が多くなっても1ページ当たりのジャーナル取得量は
増加しない。例えば、ページ・サイズを4にバイト・ペ
ージ番号およびページ・スロット・アドレスを4バイト
すると、1ページ当たりの平均更新データ量が40バイ
トならば115.80バイトならば1/10にジャーナ
ル取得量が減少する(ただし、更新履歴情報のみの比較
)。特定のページに更新が集中した場合には、ページ・
テーブル更新R歴情報は更新のたびに取得されるのでは
なく、ページ単位に取得するため、さらにジャーナル取
fit減少効果が大きい。
また、システム障害からの回復に要する時間も、回復に
用いるジャーナルの量が少ないこと、回復処理の多くが
メモリ内のデータベース制御情報の回復であること、デ
ータベース蓄積媒体上の修正がページの修復でなくペー
ジ・テーブルおよびページ・スロット使用マツプの修復
であること、等の理由により従来方式よりも短い。すな
わち、従来方式ではシステム障害時に完了していないト
ランザクションによって更新されたページを更新前の状
態に戻し、完了したトランザクションによる更新が反映
されていないページを更新後の状態にするため、データ
ベース更新履歴情報をジャーナルから順次読み込み、更
新情報をページにかぶせていく必要があった。これに対
して本発明の方式では完了していないトランザクション
による更新はデータベース蓄積媒体上には反映されてい
ないため、システム障害時には、ページ・テーブルおよ
びページ・スロット使用マツプをメモリ内に読み込むこ
と、ページ・テーブルおよびページ・スロット使用マツ
プの更新が未完の内部処理完了トランザクションに対し
て、ジャーナルに取得されたページ、テーブル更新履歴
情報を用いてページ・テーブルおよびページ・スロット
使用マツプを修復すること、によりデータベースを回復
することができる。また、トランザクション障害につい
ては、内部処理が完了していないトランザクシュンに対
してはメモリ内のデータベース制御情報およびデータベ
ース・ページ内容を修復するのみで障害を回復でき、内
部処理完了トランザクシュンに対しては、システム障害
の場合と同様にジャーナ゛ルに取得されたページ、テー
ブル更新履歴情報を用いてページ・テーブルおよびペー
ジ・スロット使用マツプを修復することにより障害を回
復することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例になるシステムの全体構成図、
第2図はデータベース蓄積媒体の構成図、第3図はペー
ジ・テーブル、第4図はページ・スロット使用マツプ、
第5図はカレント・ページ・テーブル、第6図はカレン
ト・ページ・スロット使用マツプのそれぞれテーブル構
成図、第7図はシステム障害時動作の処理フロー図であ
る。 10・・・CPU/メモリ、20・・・データベース制
御情報、30・・・ジャーナル媒体、40・・・データ
ベース制御情報領域、50・・・データベース領域、6
0・・・ページ・テーブル、70・・・ページ・スロッ
ト使用マツプ、80・・・カレント・ページ・テーブル
、90・・・カレント・ページ・スロット使用マツプ。 代理人 弁理士 小川勝男、イ、l ・、二 冨 j  図 %z  図 冨3 国        冨52 不40       凋6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、データが格納される複数のページから構成されるデ
    ータベース、該データベースの各ページと各ページのデ
    ータベース蓄積媒体上の格納箇所であるページ・スロッ
    トとの対応を表わすページ・テーブル・ページ・スロッ
    トの使用有無を示すページ・スロット使用マップ、およ
    び上記データベースに対する更新履歴を記録するジャー
    ナル・ファイルを備えるデータ処理装置のデータベース
    ・システムにおいて、トランザクションがデータベース
    を更新する場合、その実行完了以前に上記ページ・スロ
    ット使用マップで未使用とされているページ・スロット
    に該トランザクションが更新した全てのページの更新後
    の内容を格納し、該トランザクションの実行完了時、ト
    ランザクションの内部処理完了を表わすレコードをジャ
    ーナル・ファイルに取得した後、ページ・テーブルおよ
    びページ・スロット使用マップを更新し、さらにその後
    、トランザクション処理完了を表わすレコードをジャー
    ナル・ファイルに取得すること、上記のトランザクショ
    ンの内部処理完了を表わすレコードには該トランザクシ
    ョンによるページ・テーブルの更新情報が付加されてい
    ること、システム障害の場合には、ジャーナル・ファイ
    ルを読み、トランザクションの内部処理完了を表わすジ
    ャーナル・レコードが取得されており、かつトランザク
    ション処理完了を表わすジャーナル・レコードが取得さ
    れていないトランザクションに対して、ジャーナル・フ
    ァイル中のページ・テーブル更新情報を用いてページ・
    テーブルおよびページ・スロット使用マップを更新し、
    障害の回復を行うこと、を特徴とするデータベースの障
    害回復方式。
JP61140028A 1986-06-18 1986-06-18 デ−タベ−スの障害回復方式 Pending JPS62297948A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04242842A (ja) * 1990-12-29 1992-08-31 Nec Corp データベースバッファ制御装置
JPH04284548A (ja) * 1991-03-14 1992-10-09 Nec Corp データベース排他制御方式
JP2007207063A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Hitachi Ltd データベースを有するストレージシステムの記憶制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04242842A (ja) * 1990-12-29 1992-08-31 Nec Corp データベースバッファ制御装置
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