JPH066168B2 - 鎮痛治療具 - Google Patents

鎮痛治療具

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JPH066168B2
JPH066168B2 JP2103173A JP10317390A JPH066168B2 JP H066168 B2 JPH066168 B2 JP H066168B2 JP 2103173 A JP2103173 A JP 2103173A JP 10317390 A JP10317390 A JP 10317390A JP H066168 B2 JPH066168 B2 JP H066168B2
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JP
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metal
metal layer
metal foil
adhesive layer
analgesic
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藤一 竹間
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、肩こり,腰痛,肘痛,膝痛,筋肉痛などの人
体のこりや痛みなどのある患部に対して治療効果がある
鎮痛治療具に関する。
【従来の技術】
一般のプラスターやパップ剤は、基布に外用消炎鎮痛剤
を塗布したもので、患部に直接貼布して使用するが、外
用鎮痛消炎剤特有の臭いがあり、また皮膚の弱い体質で
あると外用消炎鎮痛剤のために痒みや炎症を起こす副作
用がある。 また、貼付式の磁気治療器は局部的な治療には適してい
るが、広範囲の治療には適さず、かつ比較的高価であ
り、また厚みがあるため肌着の着用の邪魔になるなどの
欠点がある。 一方、このような市販されている一般の外用鎮痛具とは
別に、最近、アルミ箔で患部を覆ってこりや痛みが治癒
したという治療例が報告されている(例えば株式会社マ
キノ出版発行の雑誌『安心』1990年2月号)。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来報告されている治療例は、アルミ箔をその
まま人体に巻き付けたり接着剤や接着テープ等で貼付す
るもので、保温性は良いものの、肌触りが非常に悪いば
かりでなく、通気性が悪いため汗をかき、長時間と使用
には適さず、また簡単に破れるため肘や膝などの関節部
位への使用には不向きである。 ところで、人体細胞は細胞外との間で約−90mVの静
止電位を発生し、その電位は痛み等の刺激を加えられた
とき短時間に約20mV程度まで変化し、これが第9図
のような生体電流の刺激波となって現れることは確認さ
れている。従って、この生体電流の刺激波を外部から緩
衝するような手段を講ずれば、痛みが和らぐことにな
る。 本発明の目的は、このような認識に立脚し、生体電流の
刺激波を電気的に緩和することにより、鎮痛治療を図る
ことができるとともに、磁気作用との相乗治療効果も期
待でき、また単純な構造で非常に安価に供することがで
きるとともに、簡便に使用できる鎮痛治療具を提供する
ことにある。
【課題を解決するための手段】
本発明による鎮痛治療具は、布,紙,プラスチック等の
可撓性シートの少なくとも片面に、生体電流の刺激波に
対して二次電流を誘導させるための、金属粉または金属
箔による金属層を形成し、この金属層を磁化させるとと
もに、この金属層を貫通する通気部を設けものである。
【作用】
本鎮痛治療具を人体の患部に当てると、第9図に示した
ような生体電流の刺激波が流れたとき、電磁誘導により
金属層に二次電流が流れるため、熱損失が生じて生体電
流の刺激波が減衰し、鎮痛治療効果を発揮する。金属粉
は磁化されているため、磁気作用による治療効果も期待
できる。通気部により通気性があり、またプラスターや
パップ剤のよう臭いや皮膚への副作用もなく、かつ人体
のあらゆる部位に対して簡便に使用できる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示す。この沈
痛治療具は、伸縮するまたは伸縮しない織布または不織
布等の繊維質の可撓性シート1の片面に、接着層2を介
してアルミ箔等の磁化された金属箔3を接着し、さらに
この金属箔3の外面にも接着層4を形成し、これら接着
層2,金属箔3及び接着層4を貫通する孔または溝によ
る多数の通気部5を設け、そして接着層4に剥離紙6を
剥離自在に接着したものである。 この沈痛治療具は、剥離紙6を剥離して接着層4により
人体の患部に直接貼付して使用する。金属箔3は接着層
4のため皮膚に密着し、人体に生体電流の刺激波が流れ
ると電磁誘導作用によって金属箔3に二次電流が生じ、
その熱損失によって生体電流の刺激波が減衰され、沈痛
治療効果を奏するとともに、磁化された金属箔3により
磁気作用との相乗治療効果も期待できる。基材である可
撓性シート1が繊維質でありしかも金属箔3に多数の通
気部5があるため、通気性が良く、また金属箔3は可撓
性シート1で保護されているため、容易に破れることは
なく、しかも可撓性シート1と金属箔3の二重構造によ
り保温効果も良い。 第3図は本発明の第2実施例を示す。この鎮痛治療具
は、第1実施例における金属箔3に代えて鉄粉等の無数
の金属粉による金属層7を形成し、この金属層7を磁化
したもので、この場合は、可撓性シート1が伸縮しても
その伸縮に金属層7が十分に追従できる。 なお、第2図及び第3図において剥離紙6に代えてガー
ゼや紙などの薄い繊維シートを接着層4に接着し、その
繊維シートを皮膚に当てるようにすれば肌触りが良い。
この場合、皮膚への貼付にあたっては別に接着テープや
包帯などを使用する。 第4図及び第5図は本発明の第3実施例を示す。この鎮
痛治療具は、伸縮するまたは伸縮しない織布または不織
布等の繊維質の可撓性シート1の表裏両面に接着層8,
9を形成し、表側の接着層8上に、孔または溝による多
数の通気部10を設けかつ磁化した金属箔11を接着する一
方、裏側の接着層9に剥離紙6を剥離自在に接着したも
ので、この剥離紙6を剥離して接着層9により皮膚に貼
付して使用する。 第6図の第4実施例は、上記第3実施例における金属箔
11に代えて無数の金属粉による金属層12を形成し、この
金属層12を磁化したものである。 第3実施例及び第4実施例の場合には、金属箔11の表面
及び金属層12の表面に、さらに布や紙等の表装シートを
接着しておくことができる。 第7図の第5実施例は、可撓性シート1の一面に、多数
の通気部13を有するアルミ箔等の磁化された金属箔14
を、接着層15を介して接着する一方、他面に、衣服へ取
り付けるための取付具として両面接着テープ16を接着
し、該両面接着テープ16の外表面に剥離テープ17を剥離
自在に接着したもので、剥離テープ17を剥離して両面接
着テープ16により肌着等の衣服に着脱自在に取り付けて
使用する。この第5実施例の鎮痛治療具は、接着層によ
り皮膚に貼付する上記の鎮痛治療具に比べ、皮膚への密
着性は劣るが、生体電流の刺激波の緩和作用や通気性や
取付けの簡便性の面では優れている。なお、衣服へ取り
付けるための取付具としては、両面接着テープに限られ
るものではなく、ベルベットファスナやスナップやボタ
ン等であっても良い。 第8図の第6実施例は、第7図における金属箔14に代え
て金属粉による金属層18を設け、この金属層18を磁化す
るとともに、多数の通気部19を設けたものである。 なお、可撓性シート1の材質は布に限られるものではな
く、紙やプラスチックシート等であっても良い。
【発明の効果】
本発明の鎮痛治療具によれば次のような効果がある。 生体電流の刺激波を緩和するため、プラスターやパ
ップ剤などの外用消炎鎮痛具のような皮膚に刺激を与え
るようなことはなく、従って副作用がなく、また通気性
があるので長時間使用できる。 可撓性シートの少なくとも片面に金属粉または金属
箔による金属層を形成した単純な構造であるため、非常
に安価に提供できる。 人体皮膚面に対して使用部位が限定されることはな
く、あらゆる部位に対して使用できる。 プラスターやパップ剤などのような外用消炎鎮痛剤
特有の臭いを生ずることがなく、また磁気治療器のよう
に衣服の着用に邪魔になることもない。 患部を広範囲に鎮痛治療できる。 金属層を磁化してあるため、上記のような生体電気
的な鎮痛治療効果に加えて磁気作用による治療効果も期
待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例の斜視図及び断
面図、第3図は第2実施例の断面図、第4図及び第5図
は第3実施例の斜視図及び断面図、第6図,第7図及び
第8図それぞれ第4,第5及び第6実施例の断面図、第
9図は生体電流の刺激波の波形図である。 1……可撓性シート、2……接着層、3……金属箔、4
……接着層、5……通気部、6……剥離紙、7……金属
層、8,9……接着層、10……通気部、11……金属箔、
12……金属層、13……通気部、14……金属箔、15……接
着層、16……両面接着テープ、17……剥離テープ、18…
…金属層、19……通気部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布,紙,プラスチック等の可撓性シートの
    少なくとも片面に、生体電流の刺激波に対して二次電流
    を誘導させるための、金属粉または金属箔による金属層
    を形成し、この金属層を磁化させるとともに、この金属
    層を貫通する通気部を設けたことを特徴とする鎮痛治療
    具。
JP2103173A 1990-04-20 1990-04-20 鎮痛治療具 Expired - Lifetime JPH066168B2 (ja)

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JP2103173A JPH066168B2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 鎮痛治療具

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JP2103173A JPH066168B2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 鎮痛治療具

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JPH042365A JPH042365A (ja) 1992-01-07
JPH066168B2 true JPH066168B2 (ja) 1994-01-26

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ID=14347118

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