JPH0637748A - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

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JPH0637748A
JPH0637748A JP4191001A JP19100192A JPH0637748A JP H0637748 A JPH0637748 A JP H0637748A JP 4191001 A JP4191001 A JP 4191001A JP 19100192 A JP19100192 A JP 19100192A JP H0637748 A JPH0637748 A JP H0637748A
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JP
Japan
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information
input
signal
communication device
circuit
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JP4191001A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Yoshida
俊彦 吉田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機密性を要する情報を安価にかつ確実に伝達
することができる情報通信装置を提供する。 【構成】 キーボード15T、スキャナ12T、外部記
憶回路11Tから送信すべき情報を入力し、キーボード
15Tから送信すべき情報の取得を許可する取得許可情
報を入力すると、暗号回路13Tによって入力された取
得許可情報に基づいて送信すべき情報の暗号化を行う。
また、相手先特定コードを入力すると、圧縮・復号回路
17Tによって送信すべき情報が圧縮処理されて、モデ
ム16Tによって伝送路9を介して情報通信装置8Rに
送出される。情報通信装置8Rでは、受信した暗号化情
報を、一旦、外部記憶回路11Rに記憶し、キーボード
15Rから前記取得許可情報が入力されると、暗号回路
13Rによって受信した暗号化情報の解読を行い、解読
した情報をプリンタ14Rに与えて記録紙に印字出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置間あ
るいはパーソナルコンピュータ間などのように、一般公
衆回線を介して情報の授受を行う情報通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の情報通信装置1T,1R
の構成を示すブロック図である。情報通信装置1T,1
Rは、同一の構成の装置であり、公衆電話回線2を介し
て接続され、相互に情報の授受を行う。ここでは、情報
通信装置1Tから情報通信装置1Rへの情報の伝送を行
う場合の動作について説明する。
【0003】情報通信装置1Tにおいて、操作者はキー
ボード6Tからスキャナ3Tからの画像情報、文字情報
およびその他の送信すべきデータの入力を指示するとと
もに、公衆電話回線2を使用するための相手先特定コー
ド(一般には電話番号)を入力し、自動発信機能が付さ
れたモデム5Tによって伝送路が確保された後に、情報
の伝送開始を指示する。スキャナ3Tから入力されたデ
ータは、情報の伝送効率を高めるために、圧縮・復号手
段4Tに入力されて圧縮される。圧縮されたデータは、
モデム5Tを介して前記伝送路に送出される。情報通信
装置1Tは、必要に応じて通信結果表などをプリンタ7
Tによって印字出力する。
【0004】情報通信装置1Rでは、公衆電話回線2を
介して情報通信装置1Tからの情報を受信する。モデム
5Rを介して入力された受信データは圧縮・復号手段4
Rに入力され、圧縮された情報が復号される。復号され
たデータはプリンタ7Rに入力されて印字出力される。
また、情報通信装置1Rは、スキャナ3Rおよびキーボ
ード6Rを備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術の典型であるファクシミリ装置などにおいては、一般
に発呼側から送信され、被呼側にて受信した情報が必ず
印刷装置によって受信した時点で記録紙に記録される方
式となっている。したがって、記録紙に出力された内容
は、ファクシミリ装置の設置場所に自由に出入りでき得
る公衆の目に容易に触れることが可能となっている。こ
のため、情報の送信者が目的とする受信対象者に情報が
伝達されるまでに情報が漏れる可能性がある。画像情報
を安価にかつ簡便に伝達する手段としての従来のファク
シミリ装置は、非常に有用であるが、高付加価値のある
機密を要する情報を伝達するにはあまりにも無防備と言
わざるをえない。
【0006】本発明の目的は、機密を要する情報を安価
にかつ確実に伝達することができる情報通信装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般公衆回線
に接続され、相手側端末装置との伝送路を形成し、情報
の送信および受信を行う通信手段と、送信すべき情報を
入力する送信情報入力手段と、送信すべき情報に関連す
る要旨情報を入力する要旨情報入力手段と、情報の取得
を許可する許可情報を入力する許可情報入力手段と、受
信した情報を印字または表示する受信情報出力手段と、
情報送信時に、入力される許可情報に基づいて、送信す
べき情報の暗号化処理を行い、暗号化情報を前記通信手
段に出力する暗号作成手段と、情報受信時に、入力され
る許可情報に基づいて、受信した暗号化情報の解読を行
い、解読した情報を前記受信情報出力手段に出力する暗
号解読手段と、送信時には、要旨情報を通信手段に与
え、送信情報を暗号作成手段に与え、受信時には要旨情
報を受信情報出力手段に与え、暗号化情報を暗号解読手
段に与える制御手段とを含む情報通信装置である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、一般公衆回線に接続されて相
手側端末装置との伝送路を形成し、情報の送信および受
信を行う通信手段において、送信情報入力手段によって
送信すべき情報が入力され、要旨情報入力手段によって
送信すべき情報に関連する要旨情報が入力される。ま
た、許可情報入力手段によって情報の取得を許可する許
可情報が入力される。情報送信時には、制御手段によっ
て入力された送信情報が暗号作成手段に与えられる。前
記暗号作成手段では、入力された許可情報に基づいて送
信情報の暗号化処理が行われて、暗号化情報が通信手段
に与えられる。また、入力された要旨情報は、制御手段
によって通信手段に与えられる。
【0009】情報受信時には、受信された要旨情報が制
御手段によって受信情報出力手段に与えられて情報が印
字または表示される。また、受信された暗号化情報は制
御手段によって暗号解読手段に与えられて、許可情報に
基づいて受信した暗号化情報の解読が行われる。解読さ
れた受信情報は、前記受信情報出力手段に出力されて、
印字または表示される。
【0010】このように情報の伝達を行う場合、一般公
衆回線を利用して、かつ情報を暗号化して送信するの
で、受信した情報をそのまま印字または表示したのでは
情報の内容を理解することはできず、機密性を要する情
報を安価にかつ安全、確実に送信することができる。ま
た、情報の暗号化処理に用いられた許可情報を用いなけ
れば暗号化情報を正確には解読することはできず、情報
の機密性をより向上することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を説明するための
ブロック図である。情報通信装置8T,8Rは、公衆電
話回線ならびに専用線などに代表される伝送路9を介し
て接続され、画像情報や文書データなどの種々の情報の
送信および受信を行う。情報通信装置8T,8Rは、同
一の構成であるので、情報通信装置8Tの構成を説明す
る。なお、本実施例では情報通信装置8Tから情報通信
装置8Rへ情報を伝送する場合を説明する。
【0012】情報通信装置8Tは、CPU(中央演算処
理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)などを含むマイクロコンピュー
タなどで実現される制御回路10Tを備え、制御回路1
0Tは、情報通信装置8T全体の動作を制御する。制御
回路10Tには、外部記憶回路11Tと、スキャナ12
Tと、暗号回路13Tと、プリンタ14Tと、キーボー
ド15Tと、モデム16Tと、圧縮・復号回路17Tと
が接続される。
【0013】外部記憶回路11Tは、磁気ディスク、磁
気テープなどの磁気記録媒体や、CD(コンパクトディ
スク)−ROMなどの光学的記録媒体などを含んで実現
され、画像情報や文書データなどを記憶する。スキャナ
12Tは、CCD(電荷結合素子)などを含んで構成さ
れ、送信すべき原稿の読取りを光学的に行う。暗号回路
13Tは、キーボード15Tから入力される取得許可情
報に基づいて与えられた情報の暗号化処理を行い、また
キーボード15Tから入力される許可情報に基づいて暗
号化情報の解読を行う。
【0014】プリンタ14Tは、サーマルプリンタ、ド
ットプリンタ、レーザプリンタなどで実現され、モデム
16Tを介して受信した情報、スキャナ12Tからの画
像情報などを、記録紙へ印字する。キーボード15T
は、置数キー、文字入力キー、複数の機能設定キーなど
を備え、送信すべき情報の入力や情報通信装置8Tの動
作の指示入力を行う。モデム16Tは、送信されるデー
タ信号、受信されたデータ信号などの変調、復調および
伝送路9の確保を行う。圧縮・復号回路17Tは、情報
の伝送効率を高めるために情報の圧縮を行い、また圧縮
した情報の復号(伸張)を行う。
【0015】続いて、情報通信装置8Tから情報通信装
置8Rへの情報の伝送を行う場合の動作を説明する。情
報通信装置8の操作者は、予め送信すべき宛先、発信先
などの情報の要旨と、実際に暗号化して送信したい画像
情報および文書データなどの機密情報とを準備する。こ
の情報の要旨および機密情報は、原稿として用意して、
スキャナ12Tから入力してもよいし、文字情報として
キーボード15Tから入力して外部記憶回路11Tに記
憶させておいてもよい。
【0016】まず、情報の要旨が情報通信装置8Tのス
キャナ12Tで読取られる、あるいは外部記憶回路11
Tから読出されることによって制御回路10Tに入力さ
れる。続いて、同様にしてスキャナ12Tあるいは外部
記憶回路11Tから機密情報が入力される。入力された
情報の要旨および機密情報は、一旦、制御回路10Tの
RAMに記憶される。
【0017】次に、情報通信装置8Tの操作者は、送信
すべき情報の取得を許可するための取得許可情報を、た
とえばキーボード15Tから制御回路10Tに入力す
る。制御回路10Tは、暗号化して送信する機密情報
と、キーボード15Tから入力された取得許可情報とを
暗号回路13Tに入力し、暗号回路13Tは入力された
取得許可情報に基づいて機密情報の暗号化処理を行う。
暗号化された機密情報は、再度、制御回路10TのRA
Mに記憶される。
【0018】また、操作者は伝送路9を使用するための
相手先特定コード(一般には電話番号)をキーボード1
5Tなどからモデム16Tに入力し、モデム16Tは情
報通信装置8Tと情報通信装置8Rとの伝送路9を確保
する。モデム16Tが伝送路9を確保すると、モデム1
6Tは制御回路10Tに伝送開始を指示し、制御回路1
0Tはモデム16Tを介して情報通信装置8Tと情報通
信装置8Rとの間で通信制御情報の交換を行い最適通信
条件の決定を行う。
【0019】最適通信条件が決定すると、制御回路10
TのRAMに記憶された情報の要旨および暗号化された
機密情報が、圧縮・復号回路17Tに入力されて、前記
最適通信条件に基づいて情報が圧縮される。圧縮された
情報は、モデム16Tに入力されて信号の変調あるいは
復調が行われて、モデム16Tから確保された伝送路9
を介して情報通信装置8Rに情報の要旨、暗号化された
機密情報の順に送信される。
【0020】情報通信装置8Rでは、伝送路9を介し
て、情報通信装置8Tから送信される通信制御情報、圧
縮された情報の要旨および暗号化されかつ圧縮された機
密情報を受信する。そのうち圧縮された情報の要旨は通
信制御情報に基づいて圧縮・復号回路17Rに与えられ
て復号化され、この復号化された情報の要旨に情報通信
装置8Rが管理する付加情報、案内情報などが付加され
て、プリンタ14Rに与えられて記録紙に印字出力され
る。受信した情報のうち、暗号化されて圧縮された機密
情報はそのままの状態で外部記憶回路11Rに記憶され
る。情報通信装置8Rが管理する付加情報には、受信し
たデータを読出す際の検索に必要な情報検索コードが含
まれている。
【0021】前述したように印字された情報の要旨によ
って情報通信装置8Rの操作者に情報の到着が伝達され
る。受信者は、情報の要旨の宛先などを確認の上、異な
る情報伝達手段、たとえば電話などを利用して送信者か
ら情報の取得を許可するための取得許可情報を得る。こ
の場合に使用される別の情報伝達手段としては、前記電
話の他に、操作者と直接面談する際に口頭で聞いたり、
あるいは乱数表などを用いたり、様々の方法を利用する
ことができる。
【0022】受信者は、前述の情報通信装置8Rが管理
する情報検索コードを情報通信装置8Rのキーボード1
5Rから入力すると、制御回路10Rは、外部記憶回路
11Rに記憶された受信データから、入力された情報検
索コードに対応する機密情報を読出し、圧縮・復号回路
17Rで復号化処理する。続いて、受信者によって送信
者から入手した情報の取得を許可するための取得許可情
報が情報通信装置8Rのキーボード15Rから入力され
ると、前記復号化処理された機密情報が暗号回路13R
で解読される。この解読された機密情報は、プリンタ1
4Rに与えられて記録紙に印字されて出力される。この
ようにして、受信者である情報通信装置8Rの操作者
は、送信者である情報通信装置8Tからの暗号化された
情報をより安全・確実にかつ安価な手段で取得すること
ができる。
【0023】ここで、暗号回路13T,13Rについて
説明する。データ通信の適用分野の拡大に伴い、情報の
機密保持が一層重要なものとなっている。医療情報、住
民情報を扱う場合はプライバシーの保護が大切であり、
企業情報、金融情報を扱う場合は情報の盗聴防止、改竄
防止によるデータ通信の信憑性の確保が大切である。ア
メリカ商務省は、データ通信に暗号を導入する必要性を
認め、1977年、データ通信用の暗号標準DES(Da
ta Encryption Standard)を制定している。前記DES
のアルゴリズムは、機密保持を行うために64ビットの
暗号鍵(Encryption Key)を用い、暗号化対象のデータ
を64ビット単位の暗号文に変え、暗号文を元のデータ
に復号する手順を規定した暗号規約からなる。暗号手順
は、1つの文字を他の文字と置換える「換字法」と、文
字の位置を変える「転字法」とを組合わせた手法からな
る。
【0024】暗号装置は、データ通信回線内のデータを
暗号によって保護するものである。暗号装置は、モデム
と端末装置、あるいはモデムと通信制御装置との間に設
置され、内蔵するDESアルゴリズム暗号処理部によっ
て暗号化する。暗号装置の暗号化速度は、通信速度と同
じく、ビット(bit)/秒(sec)で表現される
が、実用されているものは2.4〜56kb/s、衛星
通信用として112kb/sのものがある。暗号化対象
の情報は、回線の伝送制御手順によって異なるが、たと
えばハイレベルデータリンク制御(HDLC)手順の場
合、開始フラグの直後から終結フラグの直後までの範囲
である。なお、暗号装置は装置自体の安全性を確保する
ため、たとえば暗号装置のカバーを外すと、装置内の暗
号鍵に関する情報が自動的に消滅するなどの工夫が施さ
れている。
【0025】前記DES方式による暗号手順のみを専用
に処理する暗号LSI(大規模集積回路)も市販されて
いる。暗号装置は、通常、暗号LSIを用いた暗号処理
部と回線インタフェイス処理部とからなる。本実施例で
は、前記DES方式による暗号LSIを用いることがで
きる。なお、暗号装置は、DES方式のものに限らず種
々のものが利用可能である。
【0026】上述の説明では、一般的な情報通信装置に
ついて説明しており、したがって、パーソナルコンピュ
ータ間のデータ通信、テレックス装置間のデータ通信、
ファクシミリ装置間のデータ通信などに利用することが
できる。ここでは、情報通信装置8T,8Rがそれぞれ
ファクシミリ装置である場合を想定して動作を説明す
る。
【0027】図2は、送信側ファクシミリ装置である情
報通信装置8Tの動作を説明するフローチャートであ
る。送信側の操作者は、予め前述の情報の要旨として、
たとえば発信元や送信先を記入したいわゆる送り状と、
機密情報として前記送り状に続く原稿とを用意する。
【0028】ステップa1において、情報の要旨である
送り状が、スキャナ12Tで読取られて制御回路10T
に入力されるか、あるいはキーボード15Tから入力さ
れて外部記憶回路11Tに記憶された情報の要旨が読出
されて制御回路10Tに入力される。入力された情報の
要旨は制御回路10TのRAMに一旦記憶される。
【0029】ステップa2では、同様にして機密情報で
ある前記送り状に続く原稿がスキャナ12Tあるいは外
部記憶回路11Tから制御回路10Tに入力され、入力
された機密情報が制御回路10TのRAMに一旦記憶さ
れる。
【0030】なお入力された原稿がいわゆる送り状であ
るかあるいは送信すべき原稿であるかどうかの区別は、
送り状および原稿の原稿面にそれぞれ原稿の種類を表す
識別情報としてバーコードなどを表示するようにしても
よいし、1枚目に読取る原稿がいわゆる送り状であり、
その後の原稿が暗号化して送信すべき原稿であることを
予め設定しておき原稿の入力を行うようにしてもよい。
【0031】次に、ステップa3では操作者によって送
信すべき情報の取得を許可するための取得許可情報が、
キーボード15Tから制御回路10Tに入力される。ス
テップa4では暗号回路13Tで入力された取得許可情
報に基づく機密情報の暗号化処理が行われる。暗号化さ
れた機密情報は、再度、制御回路10TのRAMに記憶
される。
【0032】続いてステップa5では、操作者によって
伝送路9を使用するための相手先特定コードがキーボー
ド15Tなどからモデム16Tに入力される。相手先特
定コードが入力されたモデム16Tは発呼動作を行っ
て、情報通信装置8Tと情報通信装置8Rとの伝送路9
を確保して、制御回路10Tに伝送開始を指示し、制御
回路10Tは通信制御情報に基づいて最適通信条件の決
定を行う。最適通信条件が決定されるとステップa6に
おいて、情報の要旨および機密情報の通信データが圧縮
・復号回路17Tで圧縮され、ステップa7で圧縮され
た通信データがモデム16Tを介して伝送路9に送信さ
れる。
【0033】ここでは、原稿の読取り、暗号化などの処
理を実施した後に発呼動作を行い、データを圧縮して送
信する場合を説明したが、原稿セット後に発呼動作を行
い着信後において原稿の読取り、暗号化、圧縮などの処
理を実施して送信するようにしてもよいし、原稿を1枚
ずつ読取るたびに暗号化、圧縮などの処理を実施して送
信するようにしてもよい。
【0034】図3は、受信側ファクシミリ装置である情
報通信装置8Rの動作を説明するフローチャートであ
る。ステップb1において、情報通信装置8Rは、伝送
路9を介して情報通信装置8Tから、送信される通信制
御情報、情報の要旨および機密情報を受信する。続い
て、ステップb2にて受信したデータのうち、情報の要
旨を圧縮・復号回路17Rで復号化し、ステップb3で
復号化した情報の要旨に情報通信装置8Rが管理する付
加情報などを付加してプリンタ14Rから記録紙に印字
出力する。情報の要旨以外のデータは、受信された状態
のままで外部記憶回路11Rに記憶される。
【0035】ステップb4では、受信者が印字出力され
た情報の要旨を確認して、異なる情報伝達手段、たとえ
ば電話などで送信者から情報の取得を許可する取得許可
情報を得る間、機密情報が外部記憶回路11Rに記憶さ
れたまま待機される。
【0036】ステップb5で、受信者によって情報検索
コードがキーボード15Rから入力されると、制御回路
10Rは、外部記憶回路11Rに記憶されたデータの中
から、入力された情報検索コードに対応する機密情報を
読出し、圧縮・復号回路17Rで復号化処理を行う。続
いてステップb6で受信者によって取得許可情報がキー
ボード15Rから入力されると、ステップb7で圧縮・
復号回路17Rで復号化処理された機密情報が暗号回路
13Rで解読される。ステップb8で解読された機密情
報がプリンタ14Rによって印字されて出力される。
【0037】ここでは、受信したデータのうち情報の要
旨だけを復号化し、その他のデータは受信した状態のま
ま外部記憶回路11Rに記憶して、情報検索コードが入
力されると、記憶されたデータを復号化する場合につい
て説明したが、受信したデータのすべてを復号化し、復
号化したデータを外部記憶回路11Rに記憶してもよ
い。この場合、情報検索コードが入力されてからのデー
タの復号化処理は不必要となる。
【0038】図4は、情報通信装置8Rのプリンタ14
Rで情報の要旨および情報通信装置8Rが管理する付加
情報が印字されて出力された出力例を示す図である。情
報の要旨記録欄18には情報通信装置8Tから送信され
た情報の要旨が、たとえば図4に示すように、宛て先、
概要、発信元などが印字される。また、付加情報記録欄
19には、情報通信装置8Rが管理する付加情報や案内
文などが、たとえば図4に示すように印字される。この
付加情報の中には受信したデータに付される情報検索コ
ードが含まれている。受信データには、この情報検索コ
ードが付されて外部記憶回路11Rに記憶される。受信
者は情報検索コードを、たとえばキーボード15Rから
入力すると、データが記憶される外部記憶回路11Rか
ら入力された情報検索コードに対応する受信データが読
出される。
【0039】図5は、伝送路9を流れる通信信号を時系
列順に示す図である。情報通信装置8Tで相手先特定コ
ードがキーボード15Tなどから入力されて伝送路9が
確保されると、情報通信装置8Tから情報通信装置8R
に、まず通信制御情報信号20が送信され、両者間にお
ける最適通信条件が決定される。続いて、圧縮・復号回
路17Rで圧縮された情報要旨信号21が送信され、暗
号回路13Rおよび圧縮・復号回路17Rで暗号/圧縮
された機密情報信号22が送信される。
【0040】情報通信装置8Rでは、図5に示すように
通信制御情報信号20、圧縮された情報要旨信号21、
暗号/圧縮された機密情報信号22の順にデータを受信
し、受信した通信制御情報信号20に基づいて、圧縮さ
れた情報要旨信号21および暗号/圧縮された機密情報
信号22の処理を行う。
【0041】図6は、前述した情報通信装置8T,8R
間の信号シーケンスを示す図である。発呼側からの呼出
し信号を被呼側にて着信し、発呼側と被呼側との回線が
接続されると、発呼側は、非音声端末を表すCNG(C
alling Tone;コーリング・トーン)信号を
送出し、被呼側はCED信号(被呼端末識別信号)を送
出する。
【0042】続いて被呼側は、発呼側にNSF信号、C
SI信号およびDIS信号を送出する。NSF信号と
は、非標準機能識別信号であり、CCITT(国際電信
電話諮問委員会)のTシリーズ勧告の範囲外にある特定
の利用者の要求を識別するための信号である。本実施例
では、暗号化データの受信機能を持つことを表す信号が
含まれている。CSI信号とは、被呼端末識別信号であ
り、国際電話番号によって被呼端末を表示する信号であ
る。DIS信号とは、デジタル識別信号であり、被呼端
末がCCITT標準の受信機能を有することを示す信号
である。
【0043】発呼側は、前記NSF信号によって被呼側
が暗号化データの受信が可能であることを認識し、NS
S信号を被呼側に送出することによって、被呼側端末装
置の暗号化データの受信モードに設定する。NSS信号
とは、非標準機能設定信号であり、前記NSF信号で表
示される非標準機能の中から設定される機能を示す命令
信号である。
【0044】また、発呼側が通常のファクシミリ通信を
行う場合は、DCS信号を被呼側に送出する。DCS信
号とは、デジタル命令信号であり、前記DIS信号で表
示される標準機能の中から設定される機能を示す命令信
号である。
【0045】続いて発呼側からトレーニング信号が被呼
側に送出され、さらに続いてTCF信号が被呼側に送出
される。TCF信号とは、トレーニングチェック信号で
あり、画像データを受信するモデムのトレーニングを確
かめ、この伝送速度で使用できるかどうかをチェックす
る。
【0046】前述のトレーニングチェック後に、被呼側
はCFR信号を発呼側に送出する。CFR信号とは、受
信準備確認信号であり、画像データを送る前の手順が完
了し、データの送出を開始してもよいことを示す応答信
号である。
【0047】前記CFR信号に応答し、発呼側は、トレ
ーニング信号に続いて制御回路10TのRAMに記憶し
た情報の要旨を送出し、続けてMPS信号を送出する。
MPS信号とは、マルチページ信号であり、画像データ
のページの終了を示し、送信手順が最初に戻ることを示
す信号である。
【0048】被呼側は前記MPS信号に応答して、MC
F信号を発呼側に送出する。MCF信号とは、メッセー
ジ確認信号であり、前記MPS信号の肯定応答であり、
信号が完全に受信されたことを示す。
【0049】続いて発呼側は、トレーニング信号に引続
いて制御回路10TのRAMに記憶した暗号化されてか
つ圧縮された機密情報を被呼側に送信する。送信データ
終了後、発呼側はEOP信号を被呼側に送出する。EO
P信号とは、手順終了信号であり、画像データのページ
終了と、他に送信すべきデータのないこととを示す信号
である。
【0050】被呼側は、前記EOP信号に応答してMC
F信号を発呼側に送出する。発呼側は、前記MCF信号
の受信に応答し、DCN信号を被呼側に与えて回線の切
断を指示する。DCN信号とは、切断命令信号である。
【0051】以上のように本実施例によれば、情報通信
装置8T,8Rをファクシミリ装置に適用した場合、機
密性の高い情報を暗号化してかつ伝送路9を介して伝達
することができ、高付加価値を有する機密を要する情報
を安価にかつ簡便に伝達することができる。これによっ
て、情報通信装置8T,8Rの利便性が向上するととも
に利用範囲が拡大される。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、情報の伝
達を行う場合、一般公衆回線を利用して、かつ情報を暗
号化して送信するので、受信した情報をそのまま印字ま
たは表示したのでは情報の内容を理解することはでき
ず、機密性を要する情報を安価にかつ安全、確実に送信
することができる。また、情報の暗号化処理に用いられ
た許可情報を用いなければ暗号化情報を正確には解読す
ることができず、情報の機密性をより向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報通信装置8T,8
Rの構成を示すブロック図である。
【図2】情報通信装置8Tを送信側ファクシミリ装置と
したときの動作を説明するフローチャートである。
【図3】情報通信装置8Rを受信側ファクシミリ装置と
した場合の動作を説明するフローチャートである。
【図4】情報通信装置8Rのプリンタ14Rで出力され
た情報の要旨および付加情報の出力例を示す図である。
【図5】伝送路9を流れる通信信号を示す図である。
【図6】情報通信装置8T,8R間のファクシミリ通信
時における信号シーケンスを示す図である。
【図7】従来の情報通信装置1T,1Rの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
8T,8R 情報通信装置 9 伝送路 10T,10R 制御回路 11T,11R 外部記憶回路 12T,12R スキャナ 13T,13R 暗号回路 14T,14R プリンタ 15T,15R キーボード 16T,16R モデム 17T,17R 圧縮・復号回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/44 2109−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般公衆回線に接続され、相手側端末装
    置との伝送路を形成し、情報の送信および受信を行う通
    信手段と、 送信すべき情報を入力する送信情報入力手段と、 送信すべき情報に関連する要旨情報を入力する要旨情報
    入力手段と、 情報の取得を許可する許可情報を入力する許可情報入力
    手段と、 受信した情報を印字または表示する受信情報出力手段
    と、 情報送信時に、入力される許可情報に基づいて、送信す
    べき情報の暗号化処理を行い、暗号化情報を前記通信手
    段に出力する暗号作成手段と、 情報受信時に、入力される許可情報に基づいて、受信し
    た暗号化情報の解読を行い、解読した情報を前記受信情
    報出力手段に出力する暗号解読手段と、 送信時には、要旨情報を通信手段に与え、送信情報を暗
    号作成手段に与え、受信時には要旨情報を受信情報出力
    手段に与え、暗号化情報を暗号解読手段に与える制御手
    段とを含む情報通信装置。
JP4191001A 1992-07-17 1992-07-17 情報通信装置 Pending JPH0637748A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH099075A (ja) * 1995-06-22 1997-01-10 Murata Mach Ltd 暗号化画像通信装置
JP2003223305A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Kyocera Mita Corp 印刷システム
JP2008522279A (ja) * 2004-11-25 2008-06-26 ソフトキャンプ カンパニー リミテッド アクセスが制御される仮想ディスク間のオンラインによるデータのセキュリティ伝送システムおよび、これを通じたセキュリティ伝送方法
US8321131B2 (en) 2007-12-14 2012-11-27 Schlumberger Technology Corporation Radial density information from a Betatron density sonde

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