JPH06260384A - 露光量制御方法 - Google Patents

露光量制御方法

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JPH06260384A
JPH06260384A JP5046373A JP4637393A JPH06260384A JP H06260384 A JPH06260384 A JP H06260384A JP 5046373 A JP5046373 A JP 5046373A JP 4637393 A JP4637393 A JP 4637393A JP H06260384 A JPH06260384 A JP H06260384A
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exposure amount
amount
pulse
light
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JP5046373A
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Ken Ozawa
謙 小澤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 修正露光前のエネルギー調整過程に要する時
間を短縮してスループットを向上させ、露光装置毎に複
雑な制御マップを作る必要性を無くす。 【構成】 ウエハに対する適正露光量を平均パルスエネ
ルギーで除算して平均粗露光パルス数Nを求める。平均
粗露光パルス数Nが最小パルス数Nmin 以上の条件下
で、ウエハへの実際の積算露光量を適正露光量で除算す
ることにより達成精度Rを求め、達成精度Rが粗露光終
了判定レベルRc に達するまで粗露光を行う。その後、
パルス光に対する減光率を所定の状態に設定して、達成
精度Rが修正露光終了判定レベルRccに達するまでカッ
トオフ制御方式で露光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光物体に対する照射
エネルギー量の制御を行う露光量制御方法に関し、特
に、例えば露光光としてエキシマレーザー等のパルスレ
ーザを使用する露光装置の露光量制御を行う場合に適用
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パルスレーザー光源を露光用の光
源とした露光装置が開発されているが、パルスレーザー
光は一般にパルス毎に±10%程度のばらつきを有して
いる上に、短期的及び長期的にレーザーパワーが低下す
る現象がある。そのため、そのような露光装置における
露光量制御は、パルス毎の光量を検出して積算し、この
積算結果が所望の値となるまで発光を続けるという方法
で行われていた。斯かる従来の露光量制御の方式は大き
く分けると、例えば特開平1−257327号公報に開
示されているような修正露光方式と、1ショットの露光
に必要なパルス光の全てに亘って露光エネルギーを所定
の平均光量値にほぼ一致させる方式とがある。以下では
修正露光方式を例にとって説明する。
【0003】図8(a)に示すように、複数のパルス光
で1ショットの露光を修正露光方式で行う場合の感光体
(フォトレジストが塗布されたウエハ等)への露光は、
大きなエネルギーのパルス光REにより適正露光量より
僅かに少ない露光エネルギーを与える粗露光と、エネル
ギー量を少なくしたパルス光CEにより残りの必要とさ
れる露光エネルギーを与える修正露光との2段階に分け
て行われる。即ち、図8(b)に示すように、適正露光
量をEGとすると、パルス光REの粗露光により適正露
光量EGよりもΔEだけ少ない積算露光量(露光エネル
ギー)が与えられ、この残りの露光エネルギーΔEは例
えば粗露光の期間の1パルス分の露光エネルギーよりも
少ない。そこで、パルス光CEを用いる修正露光では、
減光フィルター板によりレーザー光の1パルス当りの露
光エネルギーを減衰させ、この減衰後のレーザー光をそ
の残りの露光エネルギーΔEに相当するパルス数分だけ
照射する。この場合、適正露光量EGよりも僅かに低い
レベルまでは粗露光を行っているので、スループットは
低下しないと共に、その修正露光における1パルス当り
の露光エネルギーを小さく設定することにより、最終的
な積算露光量の適正露光量EGからのばらつきを容易に
許容誤差範囲内に抑制することができる。
【0004】なお、この場合の1ショットとは、一括露
光方式の場合はフォトマスク又はレチクル(以下、まと
めて「レチクル」という)を介してウエハ全体に露光エ
ネルギーを照射する工程を指し、ステップ・アンド・リ
ピート方式の場合はウエハ上の部分的な1つのショット
領域に露光エネルギーを照射する工程を指す。また、修
正露光を行う場合、従来は例えば図9(a)に示す減光
フィルター板1を用いてレーザー光のパワーを減衰させ
ている。この図9(a)において、減光フィルター板1
の周縁部には60°間隔でそれぞれ減衰率(透過率)の
異なる6個のメッシュフィルター板2A〜2Fが組み込
まれ、これらメッシュフィルター板2A〜2Fの透過率
は図9(b)のように設定されている。例えばメッシュ
フィルター板2Aの透過率は100%であり、メッシュ
フィルター板2Bの透過率は50%程度である。そし
て、減光フィルター板1を軸1aを中心として回動し
て、パルスレーザー光LBをフィルター板2A〜2F中
の所望のメッシュフィルター板の中心部を通過させるこ
とにより、そのパルスレーザー光LBのパワーを所望の
レベルに設定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く特開平1−
257327号公報に開示されたような露光量制御方法
では、粗露光が終了した後、修正露光の際に必要とされ
るエネルギー調整量を得るために、図9のようにレボル
バー状に種々の透過率のフィルター板が配置された減光
フィルター板1を駆動している。しかしながら、その減
光フィルター板1の透過率の切り替えに要する時間が長
く、スループットが低下するという不都合があった。更
に、従来は粗露光終了時にエネルギー調整量と修正露光
パルス数との組み合わせを決めていたが、この組合せは
露光量制御装置中の記憶装置に記憶されている制御マッ
プに基づいて決められていた。この制御マップは、減光
フィルター板1の周縁部にレボルバー状に配置されてい
るフィルタの各々の透過率によって決まるので、露光装
置毎に作成する必要があった。
【0006】本発明は斯かる点に鑑み、修正露光前のエ
ネルギー調整過程に要する時間を短縮することによりス
ループットを向上させ、露光装置毎に複雑な制御マップ
を作る必要のない露光量制御方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による露光量制御
方法は、発振の度に所定の範囲内での光量変動を伴うパ
ルス光を射出するパルス光源(3)からのパルス光で転
写用のパターンが形成された第1物体(R)を照明し、
複数のそのパルス光のもとで第1物体(R)のパターン
を感光性の第2物体(W)上に転写する際に、第2物体
(W)への積算露光量を所定の目標制御精度の範囲内で
適正露光量に制御する方法において、その適正露光量を
そのパルス光の平均パルスエネルギーで除算して得られ
る第1の平均露光パルス数が、第2物体(W)への積算
露光量をその所定の目標制御精度の範囲内でその適正露
光量に収めると共に第2物体(W)上の干渉縞パターン
が十分に平均化されるのに必要な第1の最小露光パルス
数以上になるように、パルス光源(3)から射出される
パルス光の減光率を第1の減光率に設定する第1工程
(ステップ105〜107)と、その第1の平均露光パ
ルス数、その所定の目標制御精度及びそのパルス光のパ
ルスエネルギーのばらつきの割合より第1の設定露光量
を定める第2工程(ステップ108)とを有する。
【0008】更に本発明は、その第1の減光率のもと
で、第2物体(W)に対する積算露光量がその第1の設
定露光量以上になるまでパルス光源(3)を発振させて
露光を行う第3工程(ステップ109〜111)と、第
2物体(W)に対する積算露光量がその適正露光量に対
してその所定の目標制御精度の範囲に含まれる値より小
さいときに、その所定の目標制御精度、そのパルス光の
パルスエネルギーのばらつき及びその第1の設定露光量
とその適正露光量との間の第2の設定露光量より定まる
最小減光率と、露光に要する時間の制限により定まる最
大減光率との間で、パルス光源(3)から射出されるそ
のパルス光の減光率を第2の減光率に設定する第4工程
(ステップ114)と、その第3工程での露光パルス数
及びその第2の減光率よりその第2の設定露光量の実際
の値を定める第5工程(ステップ115)と、その第2
の減光率のもとで、第2物体(W)に対する積算露光量
がその第2の設定露光量以上になるまでパルス光源
(3)を発振させて露光を行う第6工程(ステップ11
6〜118)とを有するものである。
【0009】この場合、そのパルス光の平均パルスエネ
ルギーを〈P〉、その第1の平均露光パルス数をN、そ
の第2の減光率をその第1の減光率で除算して得られる
減光率をaとしたとき、その第2の設定露光量E2を次
のように設定することが望ましい。 E2=N〈P〉−(a/2)〈P〉
【0010】また、その適正露光量をそのパルス光の平
均パルスエネルギーで除算して得られるその第1の平均
露光パルス数が、そのパルス光の減光率が一定の条件下
で第2物体(W)への積算露光量をその所定の目標制御
精度の範囲内でその適正露光量に収めるために必要な第
2の最小露光パルス数以上になるように、そのパルス光
の減光率を一定にして第2物体(W)への積算露光量が
その適正露光量に対してその所定の目標制御精度の範囲
内の下限以上となるまで、パルス光源(3)を発光させ
て第2物体(W)への露光を行う単純積算方式の露光モ
ードを有し、その第1工程以下の2段階切り換え方式の
露光モードとその単純積算方式の露光モードとの内で、
第2物体(W)への1回の露光をより短い時間で行える
露光モードで第2物体(W)への露光を行うことが望ま
しい。
【0011】
【作用】斯かる本発明によれば、第1の減光率のもとで
第2物体(W)への積算露光量がその第1の設定露光量
以上になるまで露光(粗露光)が行われ、次に第2の減
光率のもとで第2物体(W)への積算露光量が第2の設
定露光量以上になるまで露光(修正露光)が行われる。
即ち、本発明においては、修正露光も所謂カットオフ制
御により露光が行われる。従って、従来の修正露光方式
のように、予め修正露光のパルス数と減光率との組合せ
を計算により求めて露光を行う場合に比べて、制御が単
純であり、且つスループットが向上する。また、修正露
光時に必要となるパラメータは、修正露光時のエネルギ
ー調整量(第2の減光率)のみであるので、これを記憶
させておけばよく、修正露光時に露光終了用判定レベル
(第2の設定露光量)は第1の平均露光パルス数による
ので、修正露光を始める前にその都度演算して決めてや
ればよい。そのため、従来のように露光装置毎に複雑な
制御マップを作る必要がなくなる。
【0012】また、パルス光の平均パルスエネルギーを
〈P〉、第1の平均露光パルス数をN、第2の減光率を
aとしたとき、第2の設定露光量E2を{N〈P〉−
(a/2)〈P〉}に設定した場合には、その適正露光
量はN〈P〉であり、1パルス当りの平均露光エネルギ
ーはa〈P〉である。従って、その第2の設定露光量E
2で露光を停止したときの第2物体(W)への積算露光
量と、その第2の設定露光量から更に1パルス分の露光
を行ったときの積算露光量との中間の値が適正露光量N
〈P〉になる。従って、この第2の設定露光量E2より
最終パルスを打ったときと打たないときとの、第2物体
(W)上の各露光領域への積算露光量の平均値が適正露
光量になる。
【0013】また、パルス光の減光率を一定にして第2
物体(W)への積算露光量が適正露光量に対して所定の
目標制御精度の範囲内の下限以上となるまで、パルス光
源(3)を発光させてその第2物体(W)への露光を行
う単純積算方式の露光モードを有し、2段階切り換え方
式の露光モードと単純積算方式の露光モードとの内で、
その第2物体(W)への1回の露光をより短い時間で行
える露光モードでその第2物体への露光を行うことによ
り、第2物体(W)の各露光領域への露光のスループッ
トを改善できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による露光制御装置の一実施例
につき図1〜図7を参照して説明する。本実施例は、パ
ルスレーザー光源を用いてステップ・アンド・リピート
方式でレチクルのパターンをウエハ上に投影する縮小投
影型露光装置(ステッパー)での露光量制御方法に本発
明を適用したものである。
【0015】図1は本例のステッパーの全体の構成を示
し、この図1において、3はエキシマレーザー等のパル
スレーザー光源である。パルスレーザー光源3は、レー
ザーチューブを挟んで両端の間に配置される2枚の共振
ミラーの間の一部に、エタロン又は分散素子等より構成
される狭帯化波長安定化機構を有し、安定共振器を持つ
レーザー光源として構成されている。また、パルスレー
ザー光源3において、レーザー光の光軸に沿って平行に
設けられた2枚の電極間に高電圧の放電を起こすことに
よって、後述のウエハのレジスト層を感光させるような
紫外のパルスレーザー光、例えば波長248nmの遠紫
外域のKrFエキシマレーザー光が射出される。
【0016】パルスレーザー光源3より射出されたレー
ザービームLB0の断面形状は、2枚の電極の配置状態
に応じて縦横比が1/2〜1/5程度の矩形となってい
る。このレーザービームLB0は、例えば2枚の凹凸の
シリンドリカルレンズを組み合わせて構成されるビーム
エクスパンダー4に入射し、このビームエクスパンダー
4からは断面形状の短辺方向の幅が拡大されて断面形状
が略正方形に変換されたレーザービームLB1が射出さ
れる。
【0017】このレーザービームLB1は、例えば従来
の図9(a)の減光フィルター板1よりなる粗露光用減
光部5に入射し、この粗露光用減光部5からはビーム光
量(エネルギー)が100%(完全透過)から段階的に
所定の割合まで減衰したレーザービームLB2が射出さ
れる。また、1枚のウエハの各ショット領域に順次露光
を行う場合、その粗露光用減光部5における透過率の設
定はその1枚のウエハの全てのショット領域に対して同
一である。従って、粗露光用減光部5に、位置決めに時
間がかかる図9(a)の減光フィルター板1が使用され
ても、この動作をウエハステージの移動中に行えば、全
体の露光のスループットには効いてこない。
【0018】粗露光用減光部5から射出されるレーザー
ビームLB2は、修正露光用減光部6に入射する。本例
の修正露光用減光部6は、レーザービームLB2の光軸
上に楔状に配置された2枚のスライド式の減光フィルタ
ー板23及び24より構成されている。その前者の減光
フィルター板23は、図2(a)に示すように、レーザ
ービームLB2に対する透過率が100%のフィルター
板25Aと透過率がa 1 ×100%(a1 は例えば0.
25)のフィルター板25BとをR方向に平行に配置し
て構成されている。フィルター板25Bは、メッシュフ
ィルター板又は所定の透過率の誘電体等より構成され
る。同様に、後者の減光フィルター板24は、レーザー
ビームLB2に対する透過率が100%のフィルター板
と透過率がa2 ×100%(a2 は例えば0.3)のフ
ィルター板とをR方向に平行に配置して構成されてい
る。また、それら減光フィルター板23及び24におけ
るR方向は、図1の紙面に垂直な方向に一致しており、
それらスライド式の減光フィルター板23及び24を図
1の紙面に垂直な方向に出し入れすることにより、レー
ザービームLB2に対する透過率を変化させることがで
きる。
【0019】図1において、修正露光用減光部6からは
入射するレーザービームLB2にその透過率を乗じて得
られる露光エネルギーを有するレーザービームLB3が
射出される。この場合、2枚の減光フィルター板23及
び24の各フィルター板の屈折率及び厚さは共通であ
り、且つ2枚の減光フィルター板23及び24が楔状に
配置されているので、レーザービームLB3の光軸はレ
ーザービームLB2の光軸に合致している。また、2枚
の減光フィルター板23及び24はスライド式であり且
つそれぞれ選択できる透過率が2種類であるため、レー
ザビームLB2に対して各減光フィルター板のサイズを
ある程度余裕のもったものとすることができる。従っ
て、位置決め精度は粗くてよく、透過率を高速に切り換
えることができる。
【0020】なお、減光フィルター板としては、図2
(b)に示すように、透過率が100%のフィルター板
27Aを中心として左右(R方向)に透過率が異なるフ
ィルター板27B及び27Cが配置されたスライド式の
減光フィルター板26を使用してもよい。この場合、粗
露光の段階では中央の透過率が100%のフィルター板
27Aが使用され、修正露光時には最もスライド量が多
い場合でも左右のフィルター板27B又は27Cの何れ
かが選択されるので、スライド量は少なくて済む。ま
た、各フィルター板27A〜27Cの形状をレーザービ
ームLB2の断面形状に比べて大きくすることができ、
位置決め精度を粗くすることができる。従って、修正露
光用減光部における透過率の切り替えをきわめて高速に
行うことができる。
【0021】更に、減光フィルター板としては、図3
(a)に示すように、左右の半円部にそれぞれ透過率が
異なるフィルター部29A及び29Bが形成された回転
式の減光フィルター板28を使用することもできる。例
えばフィルター部29Aの透過率は100%であり、フ
ィルター部29Bの透過率はa×100%(aは例えば
0.25)である。そして、粗露光の段階では透過率が
100%のフィルター部29Aが使用され、修正露光時
に透過率を変更する場合には、軸28aを中心として減
光フィルター板28を180°回転してフィルター部2
9Bを選択するので、回転角は少なくて済む。また、各
フィルター部29A,29Bの形状をレーザービームL
B2の断面形状に比べて大きくすることができ、位置決
め精度を粗くすることができ、修正露光用減光部におけ
る透過率の切り替えをきわめて高速に行うことができ
る。
【0022】また、減光フィルター板としては、図3
(b)に示すように、周縁部に3個の透過率がそれぞれ
異なるフィルター板31A〜31Cが等角度間隔で配置
された回転式の減光フィルター板30を使用することも
できる。この例でも、例えばフィルター板31A,31
B及び31Cの透過率はそれぞれ100%、a1 ×10
0%及びa2 ×100%である。そして、粗露光の段階
では透過率が100%のフィルター板31Aが使用さ
れ、修正露光時には最も回転角が多い場合でも、軸30
aを中心として減光フィルター板30を120°回転し
て左右のフィルター板31B又は31Cの何れかが選択
されるので、回転角は少なくて済む。また、各フィルタ
ー板31A〜31Cの形状をレーザービームLB2の断
面形状に比べて大きくすることができ、位置決め精度を
粗くすることができ、修正露光用減光部における透過率
の切り替えをきわめて高速に行うことができる。
【0023】図1に戻り、修正露光用減光部6から射出
されたレーザービームLB3は、振動ミラー7に反射さ
れてオプティカルインテグレータとしてのフライアイレ
ンズ8に入射し、フライアイレンズ8の後側(レチクル
側)焦点面には多数の2次光源が形成される。それら2
次光源からのレーザー光は、光軸に対して45°の傾斜
角で斜設された反射率の小さなビームスプリッター9を
透過した後に、コンデンサーレンズ12により適度に集
光されて、レチクルR上を重畳的に照明する。これによ
りレチクルR上の回路パターンの像が投影光学系PLを
介してウエハステージ13上に保持されたウエハWのレ
ジスト層に転写される。この際に、振動ミラー7を振動
させることにより、レーザービームLB3の可干渉性に
よりレチクルR上又はウエハW上に形成される固有の周
期を持つスペックルパターンを移動させる。これにより
レーザービームの干渉縞の影響が低減するが、この詳細
な動作原理は特開平1−257327号公報に開示され
ている。
【0024】また、ビームスプリッター9で分割された
レーザー光の一部は集光光学系10により、レチクルR
と共役な位置に配置された受光素子11の受光面上に集
光される。受光素子11は、レーザー光の各パルス毎の
光量(光強度)に応じた光電変換信号を正確に出力する
もので、紫外域において十分な感度を有し、且つ応答速
度が十分に速いPINフォトダイオード等より構成され
る。受光素子11の光電変換信号を増幅器21を介して
光量モニター部22に供給し、光量モニター部22は1
ショットの露光中で受光素子11からパルス的に供給さ
れる信号を順次積算し、これにより得られた積算信号を
主制御系14に供給する。また、受光素子11からの光
電変換信号とウエハW上での露光エネルギー量との変換
比は予め実測により求められ、この変換比がメモリ15
に記憶されているので、露光を行いながら主制御系14
はウエハW上での実際の積算露光量をモニターすること
ができる。これによりウエハWへの積算露光量が適正露
光量に制御される。
【0025】主制御系14は装置全体の動作を制御する
ものであり、この主制御系14には、露光動作及び各種
演算等に必要なパラメータ(定数)や制御式等を記憶し
たメモリー15、及びオペレータからのコマンドを受け
付けると共にオペレータに対する情報を出力するための
入出力装置16が接続されている。また、主制御系14
は、トリガー制御部17を介してパルスレーザー光源3
の発振(発光パルス数、発振間隔等)を制御し、第1光
量制御部18を介してパルスレーザー光源1のパルスエ
ネルギーを制御する。第1光量制御部18は、光源1の
高圧放電電圧を制御することにより、パルスレーザ光の
エネルギーを調整するものである。
【0026】また、第2光量制御部19は、は粗露光用
減光部5の内部の減光フィルター板の回転を制御し、第
3光量制御部20は、修正露光用減光部6の内部の2枚
のスライド式の減光フィルター板23及び24の透過率
の切り替えを行うものである。主制御系14は、光量制
御部19及び20を介してそれぞれ粗露光用減光部5及
び修正露光用減光部6の透過率を後述の手順で算出した
値に設定する。更に、主制御系14は、パルスレーザー
光源3のパルス発光と振動ミラー7の振れ角とが同期す
るように、振動ミラー7の駆動部(図示省略)に対して
駆動信号を出力する。
【0027】次に、本実施例において、ウエハWの各シ
ョット領域への積算露光量を適正露光量に対して目標制
御精度の範囲内に制御するための露光量制御方法につい
て説明する。本実施例では、ウエハWへの1ショットの
露光に当り、図1中の光量モニター部22によって検知
されるウエハWへの積算露光量の値を制御目標値、即ち
適正露光量(S0)と所定の精度範囲内で正確に一致させ
るために、従来例の図8(a)と同様に、1パルスのエ
ネルギー量(露光量)が大きい粗露光期間と、例えば1
〜5パルス程度の小さな露光量を照射する修正露光期間
とを設定する。
【0028】そのため、ウエハW上の露光位置でのパル
ス光毎の露光量(パルスエネルギー)の平均値(例えば
100パルスの各露光量の平均値)を〈P〉、そのばら
つき量をδPとおく。ウエハWの1ショット当りの適正
露光量S0 は、レジストの感光特性等に応じてオペレー
タにより予め与えられ、その適正露光量S0 をパルスエ
ネルギーの平均値〈P〉で除して得られる値Nを平均粗
露光パルス数とする。即ち、次式が成立する。
【0029】
【数1】
【0030】また、修正露光パルス数をn、ウエハWへ
の1ショット当りの積算露光量の目標制御精度をA(例
えば制御精度が1%なら、A=0.01)とおく。特開
平1−257327号公報に開示されているように、ウ
エハWへの最終的な積算露光量を制御精度A以内に抑え
るために必要となる平均粗露光パルス数Nは、次のよう
な整数Na より大きい必要がある。
【0031】
【数2】
【0032】パルスレーザー光源3がエキシマレーザー
光源の場合、修正露光パルス数nを1として、δP/
〈P〉は0.10程度であり、目標制御精度を1%(A
が0.01)とすると、(数2)より整数部Na は11
以上となる。ところで、図1の振動ミラー7等で行われ
るウエハW上のスペックルパターンの平均化が十分にな
されるのに必要なパルス数が、使用するウエハW上のフ
ォトレジストの諸特性に応じて定められる。これは、予
め実験等で求められるものであり、そのようにスペック
ルパターンの平均化を十分に行うのに必要なパルス数を
b とおく。よって、露光量自体を目標精度以内に収
め、且つスペックルパターンを十分平均化するための露
光に必要となる最小露光パルス数Nmin は、次のように
なる。但し、max(x,y)は、x及びyの内の大き
い方の数を示す。
【0033】
【数3】
【0034】さて、粗露光の終了判定に際しては、粗露
光終了判定レベルRc を導入する。適正露光量S0(=N
〈P〉)に対して、粗露光終了判定レベルRc とは、粗
露光での実測された積算露光量がN〈P〉Rc に達した
ら、粗露光を終了することを意味する。また、その判定
レベルRc は、特開平1−257327号公報に示され
ているように、その判定レベルRc から更に1パルス分
の粗露光を行ったときに、積算露光量が許容範囲の上限
であるN〈P〉(1+A)に達するものとして定義され
る。また、パルスエネルギーのばらつきを考慮すると、
その1パルス分の露光量の最大値は(〈P〉+δP)で
ある。即ち、次の関係が成り立つ。
【0035】
【数4】
【0036】この(数4)より、その粗露光終了判定レ
ベルRc は次のようになる。
【0037】
【数5】
【0038】図4は、平均粗露光パルス数Nに対する粗
露光終了判定レベルRc の関係を曲線32で示す。ま
た、実際の積算露光量を適正露光量N〈P〉で除算して
得られる値を達成精度Rと呼ぶ。粗露光の段階では積算
露光量がN〈P〉Rc を越えるまで露光を行うようにす
る。この場合、次式が成立する領域、即ち図4の修正露
光不要エリア34では粗露光だけで、積算露光量は適正
露光量に対して目標制御精度内に入ることになり、この
ときに修正露光は不要となる。
【0039】
【数6】
【0040】(数6)に(数5)を代入することによ
り、修正露光が不要となる場合の平均粗露光パルス数N
の条件が次のように表される。
【0041】
【数7】
【0042】例えばパルスエネルギーのばらつきδP/
〈P〉が0.10、制御精度Aが0.01とすると、
(数7)の整数NR は55以上となる。即ち、N≧NR
であるならば修正露光は行わない。次に、修正露光の終
了判定に関して述べる。粗露光終了時の実際の積算露光
量をN〈P〉で除算して得られる既達成精度Rが、Rc
≦R≦(1−A)を満たす場合に修正露光が行われる。
これは図4の領域35である。この修正露光の際に図1
の修正露光用減光部6で用いられる減光フィルタの透過
率をaとすれば、修正露光終了判定レベルから最終パル
スが打たれる場合と打たれない場合との積算露光量が適
正露光量に対して対称になるように、修正露光終了判定
レベルRccを決める。この場合、修正露光は、積算露光
量がN〈P〉Rccに達するまで行われる。
【0043】図5は、修正露光終了判定レベルRccを平
均粗露光パルス数Nの関数として曲線33で表す。この
図5において、曲線33上の位置37Aに最終パルスが
ある場合と、その曲線33の位置37Aを超える位置3
8Aに最終パルスがある場合とを想定し、位置37Aと
位置38Aとの中点が適正露光量(達成精度で1)にな
るようにその修正露光終了判定レベルRccを定める。従
って、次式が成立する。
【0044】
【数8】
【0045】この(数8)より、修正露光終了判定レベ
ルRccは、次のように透過率a及び平均粗露光パルス数
Nの関数で表される。
【0046】
【数9】
【0047】図4に示すように、Nmin ≦N<NR で、
且つ粗露光終了判定レベルRc を示す曲線32と修正露
光終了判定レベルRccを示す曲線35とで挟まれた領域
35が、修正露光が行われる領域(修正露光エリア)で
ある。また、曲線33と達成精度Rが(1+A)の直線
との間の領域36と、NR ≦Nで且つ曲線35と達成精
度Rが(1+A)の直線との間の領域36とが、積算露
光量が適正露光量に対して制御精度A内に収まった領域
(露光終了エリア)である。
【0048】即ち、粗露光が終了した段階で達成精度R
が、Rc ≦R<(1−A)であるならば修正露光モード
に移行し、図1の修正露光用減光部6により減光がなさ
れ、達成精度RがRccを越えるまでパルス光の露光が繰
り返される。この際に、修正露光用減光部6の透過率a
が最適化されていなければならない。先ず、修正露光時
の1パルスの露光エネルギーの最大値は、ほぼ(〈P〉
+δP)aであり、修正露光終了判定レベルRcc上より
最終パルスが露光された場合でも、その積算露光量が目
標精度以内になければいけない為、次式が成立する。
【0049】
【数10】
【0050】この式より透過率aの条件は次のようにな
る。
【0051】
【数11】
【0052】今、平均粗露光パルス数NとしてはNmin
を考えればよく、仮にNmin=20、A=0.01、δP
/P=0.10、とするとき、透過率aは次のようにな
る。 a≦0.33 更に、透過率aを小さくすればする程、適正露光量に対
する精度は向上するが、それでは修正露光パルス数nが
多くなってスループットの悪化を招く。そこで、最大修
正露光パルス数nmax を適宜決めてやることにより、透
過率aの下限が決まる。修正露光パルス数nは平均粗露
光パルス数NがNmin のときに最大となるので、透過率
a及び最大修正露光パルス数nmax について次式が成立
する。
【0053】
【数12】
【0054】例えば(数12)に、A=0.01、δP
/〈P〉=0.10、Nmin=20、nmax(最大修正露光
パルス数)=5を代入すると、透過率aの下限が次のよ
うに求められる。 a≧0.18 故に、修正露光パルス数nを5以内にし、且つ目標制御
精度Aを0.01にするためには、透過率aの範囲は次
のようになる。
【0055】
【数13】
【0056】この場合には、透過率aを例えば0.25
等に設定すればよい。即ち、図1の修正露光用減光部6
は、(数11)及び(数12)より定まる透過率aを有
する減光フィルタから構成されることになる。その透過
率aの種類は、切り換えに要する時間を考慮すると単数
であることが望ましいが、2種類又は3種類であっても
よい。
【0057】次に、図6及び図7のフローチャートを参
照して、上述の露光方法を適用して本実施例でウエハW
上に露光を行う場合の具体的なシーケンスの一例につい
て説明する。先ず、図6のステップ101において、オ
ペレータが図1の主制御系14に適正露光量S0(単位は
mJ/cm2 )に対応した値をセットする。この適正露
光量S0 の決定に当たっては、例えば予め試し焼き等を
行い、ウエハのフォトレジスト層に対して所望の積算露
光量を与えたときの光量モニター部22の積算値を基準
にしてもよい。ここで、フォトレジストに対する積算露
光量をS、このときの光量モニター部22の積算値をI
とすると、その比例係数kは予め求められているものと
する。また図1中の粗露光用減光部5、修正露光用減光
部6は共に透過率100%にプリセットされているもの
とする。
【0058】次にステップ102において、受光素子1
1、増幅器21及び光量モニター部22を使って、ウエ
ハWの露光面上での1パルス光当りの平均露光エネルギ
ー(平均パルスエネルギー)〈P〉(単位はmJ/(c
2・パルス))の測定を行う。ここでは複数パルスの平
均により、1パルス当りのエネルギーのばらつきの影響
を除去する。測定するパルス数をNmaとすると、光量モ
ニター部22の出力Iを知ることにより、平均パルスエ
ネルギー〈P〉は、係数kを用いて次のように算出され
る。
【0059】
【数14】
【0060】次にステップ103において、主制御系1
4は計測された1パルスの平均パルスエネルギー〈P〉
と適正露光量S0 とより、次式から平均粗露光パルス数
Nを算出する。
【0061】
【数15】
【0062】そして、ステップ104において、平均粗
露光パルス数Nが予め求められている整数NR ((数
7)で表されている)以上であるならば、修正露光は行
われることなく、動作は図7のステップ131へ移行し
て、所謂カットオフ制御での露光(積算露光)が行われ
る。この場合は、N≧NR が成立しているので、露光終
了判定レベルRc を以下の式で決定する(ステップ13
4)。
【0063】
【数16】
【0064】その後、粗露光用減光部5、修正露光用減
光部6による減光を行なうことなく、図7のステップ1
35において、主制御系14はトリガー制御部17を介
してパルスレーザー光源3に発光トリガを与え、ウエハ
Wに対して1パルス分の露光を行う。そして、ステップ
136において主制御系14は、光量モニター部22の
積算出力Iと適正露光量S0 とより、それまでの露光に
より得られた積算露光量の達成精度R(=I/(k
0))を算出する。そして、達成精度Rが次式を満たす
ようになるまで、ステップ135及び136を繰り返
す。
【0065】
【数17】
【0066】その後、ステップ138において、達成精
度Rが適正露光量に対して目標制御精度の上限(1+
A)以下の場合には、ステップ139へ移行して、ウエ
ハW上で次に露光すべきショット領域があるかどうかを
調べる。そして、次に露光すべきショット領域があると
きには、ステップ135に移行して1段階のカットオフ
制御による露光を繰り返し、ステップ139で露光すべ
きショット領域が無くなった時点でそのウエハWへの露
光を終了する。一方、ステップ138において、達成精
度Rが適正露光量に対して目標制御精度の上限(1+
A)より大きい場合には、ステップ140で当該ショッ
ト領域に対して積算露光量が目標制御精度の範囲を超え
た旨のエラー表示を行ってからステップ139へ移行す
る。
【0067】次に、図6のステップ104において、平
均粗露光パルス数Nについて、N<NR が成立するとき
には、動作はステップ105に移行して修正露光方式の
露光が行われる。ステップ105において、平均粗露光
パルス数Nが、図1のメモリー15に予め制御データと
して入っている最小露光パルス数Nmin ((数3)で表
される)より小さい場合は、ステップ106に移行して
粗露光に対しても減光が行われる。即ち、主制御系14
は、図1の粗露光用減光部5に対して、N≧N min にな
るような減光フィルタが光路中に入るように指令を出し
た後、その減光フィルタを用いた場合の平均粗露光パル
ス数Nを新たに算出する。これにより、再びステップ1
05に戻っても、N≧Nmin が成立する。
【0068】このようにN≧Nmin が成立する場合に
は、ステップ108において、(数5)に基づいて粗露
光終了判定レベルRc が設定された後、ステップ109
において、主制御系14よりトリガー制御部17を介し
てパルスレーザー光源3に発光トリガーが出力され、粗
露光が開始される。そして、光量モニター部22の積算
出力Iより達成精度R(=I/(kS0))を求め(ステ
ップ110)、達成精度Rが粗露光終了判定レベルRc
に達したかどうかを調べる(ステップ111)。
【0069】そして、達成精度Rが粗露光終了判定レベ
ルRc 以上になるまで露光が続けられ、R≧Rc となっ
た後にステップ112において、積算露光量が適正露光
量に対して目標制御精度の範囲内かどうか、即ち(1−
A)≦R≦(1+A)であるかどうかが調べられる。積
算露光量が適正露光量に対して目標制御精度の範囲内で
ある場合は、ステップ120へ移行して修正露光が行な
われることなく露光が終了する。そして、ウエハW上に
未露光のショット領域がある場合は、ステップ109へ
移行してそのショット領域への露光が行われ、未露光の
ショット領域が無い場合には、ウエハWへの露光は終了
する。
【0070】一方、ステップ112において、Rc ≦R
<(1−A)又はR>(1+A)である場合には、ステ
ップ113に移行する。ここで、R>(1+A)である
場合には、ステップ121で当該ショット領域の積算露
光量が適正露光量に対して目標制御精度を超えたことを
示すエラー表示を行った後にステップ120へ移行す
る。また、ステップ113において、Rc ≦R<(1−
A)である場合には、ステップ114以降で修正露光が
行われる。即ち、主制御部14は修正露光用減光部6に
対して、(数11)及び(数12)から予め決められて
いる透過率aを有する減光フィルタを光路中に入れるよ
うに指令を出す。修正露光のための減光動作が完了する
と、ステップ115で、次式より修正露光終了判定レベ
ルRccを決定する。
【0071】
【数18】
【0072】この(数18)において、aは(数11)
及び(数12)から予め決められている透過率、N*
実際に粗露光において露光されたパルス数である。その
後ステップ116において、主制御系14よりトリガー
制御部17を介してパルスレーザー光源3に発光トリガ
ーが出力され、修正露光が開始される。そして、光量モ
ニター部22の積算出力Iより達成精度R(=I/(k
0))を求め(ステップ117)、達成精度Rが修正露
光終了判定レベルRccに達したかどうかを調べる(ステ
ップ118)。
【0073】即ち、達成精度RがRcc以上になるまで修
正露光が行われ、修正露光が終了した時点での修正露光
パルス数nは所望の最大値nmax 以内になる。その後、
ステップ119において、R≦(1+A)である場合に
はそのままステップ120へ移行し、R>(1+A)で
ある場合には、ステップ122で当該ショット領域の積
算露光量が適正露光量に対して目標制御精度を超えたこ
とを示すエラー表示を行った後にステップ120へ移行
する。
【0074】ステップ120においては、ウエハW上の
次のショット領域について引き続き露光を行うか否かを
判断する。引き続き露光を行う場合には、図1のウエハ
ステージ13をステッピングさせると共に、修正露光用
減光部6の透過率の初期化(透過率が100%の状態)
を行った後、ステップ109へ移行する。ウエハW上の
全てのショット領域が露光されたときは、その1枚のウ
エハWに対する露光シーケンスが終了することになる。
なお、今まで説明したシーケンスでは干渉縞による照度
むら除去のための振動ミラー7の動作方式についての説
明を省略してきたが、この動作方式は特開平1−257
327号公報に示されている。
【0075】さて、上述実施例では修正露光を用いて目
標制御精度を達成している。しかしながら、使用するフ
ォトレジストの感度によっては、平均粗露光パルス数N
が(数8)の整数NR 以下であっても、平均粗露光パル
ス数Nがその整数NR に近い場合には、修正露光用の減
光率の切り換えによって1回のショット露光に要する露
光時間が1段階のカットオフ制御で露光を行う場合より
も長くなることがある。即ち、修正露光を行う方がスル
ープットが低下することがある。
【0076】そこで、修正露光を行う方がスループット
が低下する場合には、図6のステップ104から図7の
ステップ131へ移行して、積算露光を行うようにして
もよい。この場合には、N<NR が成立し、図4に示す
ように1段階のカットオフ制御(積算露光)では目標制
御精度を達成できないので、ステップ132へ移行し
て、N≧NR となるように図1の粗露光用減光部5に対
して減光率を変更させる。そして、その減光率に応じて
平均粗露光パルス数Nを新たに算出して、ステップ13
1へ移行する。これにより、N≧NR となっているた
め、ステップ134へ移行して積算露光が行われる。
【0077】本例の修正露光をどのような条件下で使用
するかは使用するフォトレジストの感度及びスループッ
ト(1ショットあたりの露光時間)との兼ね合いにて決
められる。従って、以上のことを勘案し、スループット
がより改善されるようなシーケンスに改良しておくこと
は有効である。そのような改良されたシーケンスの一例
について述べるため、図1のパルスレーザー光源3の発
振周波数をf(pps)、修正露光用の減光に要する切
り換え時間をt1(sec)、粗露光用の減光に要する時
間をt0(sec)、修正露光パルス数nの最大値をn
max とする。最大値nmax は、ステップ103にて求め
られる平均粗露光パルス数Nの関数であり、予め既知で
ある。そして、1枚のウエハ上の全ショット領域(u個
のショット領域とする)を同じ露光量にて露光するもの
として、ステップ103において、平均粗露光パルス数
Nを算出する。
【0078】この際に、Nmin ≦N<NR である場合、
修正露光モードで露光するか、減光してN≧NR として
積算露光モードで露光するかの判断は以下の式にて行
う。
【0079】
【数19】
【0080】この(数19)の左辺は、積算露光モード
で1ウエハの全ショット領域に対する露光を行う際の露
光に要する時間を示し、所有する離散的フィルタにより
減光する場合、平均粗露光パルス数NをNR 以上で且つ
R に一番近い値にした場合のNをNR ´で示す。ま
た、(数19)の右辺は、修正露光モードで1ウエハの
全ショット領域に対する露光を行う際の露光に要する時
間を示し、且つその右辺は、修正露光モードの際には全
て修正露光が行われる、即ち、図6のステップ112か
らステップ113を経てステップ114へ移行する場合
のスループットにとっては最悪の場合を考えたものであ
る。(数19)が成立するときには、修正露光モードで
露光が行われ、(数19)が成立しないときには積算露
光モードで露光が行われる。なお、(数19)の右辺に
おいて、修正露光についてもカットオフ制御であり、修
正露光パルスは何パルス露光されるか分からないため
(1≦n≦nmax )、修正露光パルス数nとして期待値
であるnmax /2を用いている。
【0081】このように、常にスループットの良い露光
方法を選択するシーケンスを作っておくことにより、全
体の露光時間を短縮することができる。なお、本発明は
上述実施例に限定されず本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、第1の減光率のもとで
第1の設定露光量以上になるまで露光(粗露光)が行わ
れ、次に第2の減光率のもとで第2の設定露光量以上に
なるまで露光(修正露光)が行われる。これは修正露光
も所謂カットオフ制御により露光が行われることを意味
する。従って、従来の修正露光方式のように、予め修正
露光のパルス数と減光率との組合せを計算により求めて
露光を行う場合に比べて、制御が単純で、かつ修正露光
用減光部の機構を簡略化できる。従って、修正露光前の
エネルギー調整過程に要する時間が短縮されることによ
りスループットが向上すると共に、露光装置毎に複雑な
制御マップを作る必要がない利点がある。
【0083】また、パルス光の平均パルスエネルギーを
〈P〉、第1の平均露光パルス数をN、第2の減光率を
aとしたとき、第2の設定露光量E2を{N〈P〉−
(a/2)〈P〉}に設定した場合には、この第2の設
定露光量E2で露光を停止したときの積算露光量と、そ
の第2の設定露光量から更に1パルス分の露光を行った
ときの積算露光量との中間の値が適正露光量になる。従
って、第2の設定露光量E2から最終パルスが打たれた
ときと打たれないときとの、感光性の第2物体上の各露
光領域への積算露光量の平均値が適正露光量になり、そ
の積算露光量の平均値が適正露光量からずれることが無
くなる。
【0084】また、パルス光の減光率を一定にして第2
物体への積算露光量が適正露光量に対して所定の目標制
御精度の範囲内の下限以上となるまで、パルス光源を発
光させてその第2物体への露光を行う単純積算方式の露
光モードを有し、2段階切り換え方式の露光モードと単
純積算方式の露光モードとの内で、その第2物体への1
回の露光をより短い時間で行える露光モードでその第2
物体への露光を行うことにより、露光のスループットを
改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の露光量制御方法が実施され
る投影露光装置を示す構成図である。
【図2】(a)は図1の高速駆動の修正露光用減光部6
を示す構成図、(b)は修正露光用減光部6の他の例を
示す構成図である。
【図3】(a)は修正露光用減光部6を回転式の減光フ
ィルター板で構成した場合の一例を示す構成図、(b)
は修正露光用減光部6を回転式の減光フィルター板で構
成した場合の他の例を示す構成図
【図4】本発明の実施例における修正露光モードと積算
露光モードとの分布を示す図である。
【図5】修正露光終了判定レベルRccの決定方法の説明
図である。
【図6】本発明の実施例の露光方法の具体的なシーケン
スの一部を示すフローチャートである。
【図7】その実施例の露光方法の具体的なシーケンスの
残りの部分を示すフローチャートである。
【図8】修正露光方式の露光方法の基本的な概念の説明
に供する図である。
【図9】(a)は従来の修正露光用の減光部及び本発明
の実施例の粗露光用の減光部の構成を示す正面図、
(b)は図6(a)の各減光フィルター板の透過率を示
す図である。
【符号の説明】
3 パルスレーザー光源 5 粗露光用減光部 6 修正露光用減光部 7 振動ミラー 9 ビームスプリッター R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ 11 受光素子 13 ウエハステージ 14 主制御系 17 トリガー制御部 22 光量モニター部 23,24 減光フィルター板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振の度に所定の範囲内での光量変動を
    伴うパルス光を射出するパルス光源からの前記パルス光
    で転写用のパターンが形成された第1物体を照明し、複
    数の前記パルス光のもとで前記第1物体のパターンを感
    光性の第2物体上に転写する際に、前記第2物体への積
    算露光量を所定の目標制御精度の範囲内で適正露光量に
    制御する方法において、 前記適正露光量を前記パルス光の平均パルスエネルギー
    で除算して得られる第1の平均露光パルス数が、前記第
    2物体への積算露光量を前記所定の目標制御精度の範囲
    内で前記適正露光量に収めると共に、前記第2物体上の
    干渉縞パターンが十分に平均化されるのに必要な第1の
    最小露光パルス数以上になるように、前記パルス光源か
    ら射出される前記パルス光の減光率を第1の減光率に設
    定する第1工程と、 前記第1の平均露光パルス数、前記所定の目標制御精度
    及び前記パルス光のパルスエネルギーのばらつきの割合
    より第1の設定露光量を定める第2工程と、 前記第1の減光率のもとで、前記第2物体に対する積算
    露光量が前記第1の設定露光量以上になるまで前記パル
    ス光源を発振させて露光を行う第3工程と、 前記第2物体に対する積算露光量が前記適正露光量に対
    して前記所定の目標制御精度の範囲に含まれる値より小
    さいときに、前記所定の目標制御精度、前記パルス光の
    パルスエネルギーのばらつき及び前記第1の設定露光量
    と前記適正露光量との間の第2の設定露光量より定まる
    最小減光率と、露光に要する時間の制限により定まる最
    大減光率との間で、前記パルス光源から射出される前記
    パルス光の減光率を第2の減光率に設定する第4工程
    と、 前記第3工程での露光パルス数及び前記第2の減光率よ
    り前記第2の設定露光量の実際の値を定める第5工程
    と、 前記第2の減光率のもとで、前記第2物体に対する積算
    露光量が前記第2の設定露光量以上になるまで前記パル
    ス光源を発振させて露光を行う第6工程とを有すること
    を特徴とする露光量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス光の平均パルスエネルギーを
    〈P〉、前記第1の平均露光パルス数をN、前記第2の
    減光率をaとしたとき、前記第2の設定露光量E2を E2=N〈P〉−(a/2)〈P〉 に設定することを特徴とする請求項1記載の露光量制御
    方法。
  3. 【請求項3】 前記適正露光量を前記パルス光の平均パ
    ルスエネルギーで除算して得られる前記第1の平均露光
    パルス数が、前記パルス光の減光率が一定の条件下で前
    記第2物体への積算露光量を前記所定の目標制御精度の
    範囲内で前記適正露光量に収めるために必要な第2の最
    小露光パルス数以上になるように、前記パルス光の減光
    率を一定にして前記第2物体への積算露光量が前記適正
    露光量に対して前記所定の目標制御精度の範囲内の下限
    以上となるまで、前記パルス光源を発光させて前記第2
    物体への露光を行う単純積算方式の露光モードを有し、 前記第1工程以下の2段階切り換え方式の露光モードと
    前記単純積算方式の露光モードとの内で、前記第2物体
    への1回の露光をより短い時間で行える露光モードで前
    記第2物体への露光を行うことを特徴とする請求項1又
    は2記載の露光量制御方法。
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