JPH06233139A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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Publication number
JPH06233139A
JPH06233139A JP5017480A JP1748093A JPH06233139A JP H06233139 A JPH06233139 A JP H06233139A JP 5017480 A JP5017480 A JP 5017480A JP 1748093 A JP1748093 A JP 1748093A JP H06233139 A JPH06233139 A JP H06233139A
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JP
Japan
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transmission time
image
compression
transmission
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5017480A
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English (en)
Inventor
Masako Watanabe
雅子 渡辺
Tetsuji Sawai
哲二 澤井
Hideyuki Yamamoto
英幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ユーザーの意図する送信時間内で画像情報を送
信することを可能とし、また、通信コストの一定化を可
能とするマンマシンインタフェースの優れた画像伝送装
置を提供する。 【構成】画像符号の送信時間を算出する送信時間算出手
段と、送信時間算出手段により算出された所要送信時間
を表示する表示手段と、送信時間設定手段と、設定され
た送信時間と送信時間算出手段により算出された送信時
間を比較し、一致しないと判定された時に通信手段を制
御し画像符号の送信を中止し、画像符号の送信時間が設
定された送信時間に近づくように圧縮手段を制御し再度
画像情報を圧縮させる通信圧縮制御手段とを備える画像
伝送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザーが指定した時
間で画像を伝送する画像伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像伝送装置の一つであるファク
シミリ装置は、送信側においてスキャナー等で画像情報
を読み込み、読み込んだ画像情報を符号化して画像符号
として送信し、受信側において受信した画像符号を画像
情報に復号化してプリンタ、ディスプレイ等により表示
するものである。中間調及びカラー画像符号、復号化方
式としてCCITT及びISOの共同によるJPEG
(Joint Photographic Experts Group)のADCT(Ad
aptive Discrete Cosine Transform)が知られている。
このJPEG内部の処理機能ブロックは図4に示す如
く、離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform)
(以下、DCTと略記する)部401、スカラー量子化
(以下、SQと略記する)部402、ハフマン符号化な
どの可変長符号化部403の大きく3つの処理ブロック
から構成されている。そしてSQ部402には、SQ計
算を行うための量子化係数が記憶された量子化係数テー
ブル(以下SQ係数テーブルと略記する)404が、可
変長符号化部403にはハフマンコードテーブル405
が夫々設けられている。
【0003】このADCTの符号化について概略の説明
を行う。まず、スキャナー等で読み込みんだ画像情報を
所定の大きさ(例えば8×8画素)のブロックに分割
し、分割されたブロック毎にDCT部401においてD
CTを行う。DCTとは、ある波形をコサイン波の周波
数成分に分割し、これを入力サンプル数と同じ数だけの
コサイン波で表現する処理である。次に、SQ部402
においてDCT部401でコサイン波の周波数成分に分
割された画像情報について各周波数成分に応じたSQ係
数をテーブルにしたSQ係数テーブル404を用いてS
Qを行う。この時、SQ係数は任意に設定することがで
きる。そして、SQ後の値をジグザグスキャンと呼ばれ
る方式で低周波数の成分から順に並べ換え、SQ後の値
が0の場合には0の連続の個数を、その他の場合にはS
Q後の値に応じてハフマンコードテーブル405を用い
て可変長符号化部403でハフマンコード化する。SQ
はSQ係数が大きいほど画像情報の圧縮度を増すことが
できる。また、ハフマンコード化は発生頻度が高い符号
に短い符号を割り当て、発生頻度が低い符号に長い符号
を割り当てるというエントロピー符号化である。
【0004】以上のようにADCTが行われる。このA
DCTを用いた方法ではエントロピー符号化であるハフ
マン符号化を用いるため画像によって符号量が大きく変
わってしまう場合を生じる。この問題を解決するため
に、圧縮後の符号量を指定し、圧縮した後の符号量が指
定された符号量以下であることを確認した後データ圧縮
を終了する圧縮データ量制御方式が提案された(特開平
3−224362号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
式においては圧縮後の符号量を指定された量以下にする
ことは可能であるが、通信時におけるカラーファクシミ
リ装置等の画像伝送装置の通信能力等が加味されておら
ず送信時間の制御が不可能であり、送信時間は様々で、
通信コストも一定しないという問題点があった。
【0006】本発明は、この様な点に鑑みて為されたも
ので、送信する画像を符号化し、送信するのに必要な時
間を表示し、その時間が要求を満たすものでなければ、
送信時間をユーザーが指定することができるようにする
ことにより、ユーザーの意図する送信時間で画像情報を
送信することを可能とし、通信コストの一定化を可能と
したり、あらかじめユーザーが希望する送信時間を設定
しておき送信に必要な時間の表示を行うことなく設定さ
れた送信時間に応じて画像の符号化を行うことによりユ
ーザーが送信時間の監視を行わなくても済むマンマシン
インタフェースの優れた画像伝送装置を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】画像情報を読み込む読み
込み手段と、該読み込み手段により読み込んだ画像情報
を記憶する記憶手段と、前記読み込み手段で読み込み、
記憶手段に記憶した画像情報を画像符号に圧縮する圧縮
手段と、圧縮手段により圧縮された画像符号を送信する
通信手段とを有する画像伝送装置において、前記通信手
段において前記圧縮手段により圧縮された画像符号を送
信するのに要する送信時間を算出する送信時間算出手段
と、該送信時間算出手段により算出された所要送信時間
を表示する表示手段と、ユーザーが希望する送信時間を
設定する送信時間設定手段と、該送信時間設定手段によ
り設定された設定送信時間と前記送信時間算出手段によ
り算出された送信時間を比較する比較手段と、該比較手
段において前記送信時間算出手段により算出された送信
時間が前記送信時間設定手段により設定された設定送信
時間と一致しないと判定された時に前記通信手段を制御
し前記圧縮手段により圧縮された画像符号の送信を中止
し、画像符号の送信時間が設定された送信時間に近づく
ように前記圧縮手段を制御し再度画像情報を圧縮させ、
前記比較手段において前記送信時間算出手段により算出
された送信時間が前記送信時間設定手段により設定され
た設定送信時間と一致すると判定された時に前記通信手
段を制御し前記圧縮手段により圧縮された画像符号の送
信を行わせる通信圧縮制御手段とを備えるものである。
【0008】また、画像情報を読み込む読み込み手段
と、該読み込み手段により読み込んだ画像情報を記憶す
る記憶手段と、前記読み込み手段で読み込み、記憶手段
に記憶した画像情報を画像符号に圧縮する圧縮手段と、
圧縮手段により圧縮された画像符号を送信する通信手段
とを有する画像伝送装置において、前記通信手段におい
て前記圧縮手段により圧縮された画像符号を送信するの
に要する送信時間を算出する送信時間算出手段と、ユー
ザーが希望する送信時間を設定する送信時間設定手段
と、該送信時間設定手段により設定された設定送信時間
と前記送信時間算出手段により算出された送信時間を比
較する比較手段と、該比較手段において前記送信時間算
出手段により算出された送信時間が前記送信時間設定手
段により設定された設定送信時間と一致しないと判定さ
れた時に前記通信手段を制御し前記圧縮手段により圧縮
された画像符号の送信を中止し、画像符号の送信時間が
設定された送信時間に近づくように前記圧縮手段を制御
し再度画像情報を圧縮させ、前記比較手段において前記
送信時間算出手段により算出された送信時間が前記送信
時間設定手段により設定された設定送信時間と一致する
と判定された時に前記通信手段を制御し前記圧縮手段に
より圧縮された画像符号の送信を行わせる通信圧縮制御
手段とを備えるものである。
【0009】
【作用】本発明における画像伝送装置は上記のように構
成されており、読み込み手段は送信するための画像情報
を読み込み、記憶手段は読み込み手段で読み込まれた画
像情報を記憶しておき、圧縮手段は記憶手段に記憶され
た画像情報を圧縮して画像符号を生成し、通信手段は通
信の開始に際しては、自装置と通信している相手装置の
能力等により画像符号の送信速度を決め、また、圧縮手
段で生成された画像符号を送信する。その際に、送信時
間算出手段は、通信手段で自装置と通信している相手装
置の能力等から決めらた画像符号の送信速度に基づき前
記画像符号の送信に要する時間を算出し、表示手段は送
信時間算出手段により算出された画像符号の送信に要す
る時間を表示する。
【0010】送信時間設定手段によりユーザーの指定す
る送信時間が設定されると、比較手段は、送信時間算出
手段により算出された所要送信時間と、送信時間設定手
段により設定された設定送信時間を比較し、通信圧縮制
御手段は、比較手段において所要送信時間が設定送信時
間と一致しないと判定された場合には通信手段を制御し
て既に圧縮手段により圧縮された画像符号の送信を中止
し、画像符号の送信時間が設定された送信時間に近づく
ように圧縮手段を制御して再度記憶手段に記憶された画
像情報を圧縮させ、比較手段において所要送信時間が設
定送信時間と一致すると判定された場合には通信手段を
制御して既に圧縮手段により圧縮された画像符号の送信
を行わせる。
【0011】また、本発明における画像伝送装置は上記
のように構成されており、あらかじめユーザーの指定す
る送信時間を送信時間設定手段により設定しておくこと
で、表示手段において送信時間算出手段で算出された画
像符号の送信に要する時間の表示をすることなく送信時
間設定手段で設定された送信時間で画像符号の送信を行
う。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係わる一
実施例をカラーファクシミリ装置を例に詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わるカラー画像送信
のメニュー図である。カラー画像を送信する際に符号化
し、送信時間を表示し、ユーザーが送信時間の変更を行
い、その時間に基づきカラー画像を圧縮し、送信するメ
ニューの流れを示す。101は、送信画像を符号化しカ
ラー画像を送信する初期画面を示す。符号化されたカラ
ー画像の送信に要する送信時間が表示されている。10
2は、カラー画像送信メニューにおいて、送信時間変更
の入力中の画面を示す。103は、変更された時間に基
づきカラー画像を圧縮している画面を示す。104は、
カラー画像圧縮後の画面であり送信中を示す。
【0013】図2は、本発明の一実施例に係わるフロー
チャートであり、A4サイズ200dpi(dots
per inch)のカラー画像を送信する場合に、符
号化し、送信時間を表示し、送信時間をユーザーが意図
する時間に変更し、カラー画像を送信するまでのフロー
チャートを示す。図3は、本発明の一実施例に係わるカ
ラーファクシミリ装置の構成図である。
【0014】KはISDNなどの通信回線である。30
1は通信回線Kに接続し、カラーファクシミリ装置の扱
う画像符号等を送受信する制御を行う通信手段としての
通信部301bと後述する画像圧縮回路302の圧縮部
302aで圧縮された画像符号を記憶しておくメモリ部
301aから構成される通信制御回路である。通信制御
回路301の通信制御部301bは通信の開始に際し
て、自装置と通信している相手装置の能力等により画像
符号の送信速度を決める。302は画像情報の符号化を
行う圧縮手段としての画像圧縮回路であり、図4に示す
ようなDCT部401、SQ部402、可変長符号化部
403、SQ係数テーブル404、ハフマンコードテー
ブル405等から構成される圧縮部302aと圧縮部3
02aで生成された符号長をカウントするカウンター部
302bから構成される。303は後述のカラースキャ
ナ304から入力する画像情報を記憶しておく記憶手段
としての画像メモリである。304は白黒2値及びカラ
ー画像原稿の画像情報を読み込む読み込み手段としての
カラースキャナである。305は通信制御回路301の
通信制御部301bにおいて自装置と通信している相手
装置の能力等から決められた画像符号の伝送速度を基に
画像圧縮回路302の圧縮部302aで圧縮された画像
符号の送信にかかる時間を算出する送信時間算出手段と
しての送信時間算出回路である。306は送信時間算出
回路で算出された時間を表示する表示手段と、指定する
送信時間を設定する送信時間設定手段をかねた操作パネ
ルである。また、操作パネル306は電話番号の入力、
電源のON、OFF等本カラーファクシミリ装置の操作
機能も有する。307は後述する比較回路においてなさ
れる送信時間算出回路305により算出された所要送信
時間と、操作パネル306より設定された設定送信時間
を比較結果に基づき、所要送信時間が設定送信時間と一
致しないと判定された場合には通信制御回路301を制
御して既に画像圧縮回路302により圧縮された画像符
号の送信を中止し、画像圧縮回路302内のSQ係数テ
ーブル404を書き替えることにより圧縮率が上がるよ
うに画像圧縮回路302を制御して再度画像メモリ30
3に記憶された画像情報を圧縮させる通信圧縮制御手段
としての中央制御回路であり、カラーファクシミリ装置
を構成する各部の制御も行っている。308は送信時間
算出回路305により算出された所要送信時間と、操作
パネル306より設定された設定送信時間を比較する比
較手段としての比較回路である。
【0015】次に、斯様な構成であるカラーファクシミ
リ装置において、A4サイズ200dpiのカラー画像
を送信する場合に、符号化し、送信時間を表示し、送信
時間をユーザーが意図する時間に変更し、カラー画像を
送信するという動作を第2図のフローチャートに従って
以下に説明する。カラースキャナ304で、A4サイズ
200dpiのカラー画像情報を入力し、読み込んだカ
ラー画像情報を、画像メモリ303に記憶する(ステッ
プ201)。一方、通信制御回路301の通信制御部3
01bは操作パネル306で指定された電話番号等の相
手情報に基づき、発呼し、回線の接続後、自装置の能力
と接続された相手装置の能力等の情報交換を行い、画像
符号の伝送速度を決める。画像圧縮回路302の圧縮部
302aは、画像メモリ303に記憶してあるカラー画
像情報を呼び出し、デフォルト値に設定された量子化係
数テーブルを用いてカラー画像情報を符号化する(ステ
ップ202)。符号化された画像符号を通信制御回路3
01内のメモリ部301aに記憶する(ステップ20
3)。送信時間算出回路305は通信制御回路301の
通信制御部301bから画像符号の伝送速度の情報を受
け取るとともに、画像圧縮回路302のカウンター部3
02bから圧縮部302aで生成された符号数をカウン
トすることによって得られた画像符号量の情報を受け取
り、それを基に画像圧縮回路302で符号化された画像
符号の送信に要する送信時間を算出し、「送信時間は約
1分25秒です」と操作パネル306に図1の101の
ごとく表示する(ステップ205)。A4サイズ200
dpiの画像データは約12MB(Megabyte
s,1MB=8bits)である。例えば、デフォルト
値に設定された量子化係数テーブルで符号化した時(ス
テップ202)、約700KB(Kilobytes)
に圧縮されたとするとISDNの64Kbps(Kil
obits per second)での送信推定時間
は約1分25秒になる。ユーザーが送信時間を見て、そ
のままの送信時間で送信するか、ユーザーの意図する時
間に送信時間を変更するかを判断する(ステップ20
6)。
【0016】送信時間を変更しない場合には、操作パネ
ル306を介して送信を指示すると、中央制御回路30
7は通信制御回路301を制御して、通信制御回路30
1内のメモリ部301aに書き込まれた画像符号を通信
回線Kを介して送信する(ステップ213)、一方、操
作パネル306に図1の105のごとく表示させる。送
信時間を変更する場合、操作パネル306を介して図1
の102のごとく指定時間(20秒)を入力する(ステ
ップ207)。ISDNの64KbpsでA4サイズ2
00dpiの画像データを約20秒で送信するために
は、画像データを約163KBに圧縮する必要がある。
比較回路308では送信時間算出回路305で算出され
た時間(1分25秒)と操作パネル306で指定された
送信時間(20秒)を比較し、送信に要する時間が指定
された時間と一致しないと判断する。比較回路308に
おける送信時間算出回路305で算出された送信時間
と、操作パネル306で指定された送信時間の比較にお
いては、あらかじめ操作パネル306を通じて設定され
た範囲内の送信時間の違い(例えば10秒)があっても
一致したものとみなす。中央制御回路307は比較回路
308の判断に基づき操作パネル306を制御して、図
1の103のごとく表示させる。
【0017】次に、中央制御回路307は通信制御回路
301を制御して内部のメモリ部301aに書き込まれ
た画像符号の送信を中止し、20秒で送信可能にするた
めに、画像圧縮に用いる量子化係数テーブルの値を画像
符号が減少するように大きくするなどしてデフォルト値
から変更し、新しい値の量子化係数テーブルを画像圧縮
回路302の圧縮部302a内に作成し(ステップ20
8)、設定する。画像圧縮回路302の圧縮部302a
は画像メモリ303に記憶している画像情報を再度読み
出し、新しく設定された量子化係数テーブルを用いて符
号化を行う(ステップ209)。符号化された画像符号
を通信制御回路301内のメモリ部301aに記憶する
(ステップ210)。再度、送信時間算出回路305は
画像圧縮回路302で符号化された画像符号の送信に要
する送信時間を算出し(ステップ211)、比較回路3
08は送信時間算出回路305で算出された時間と操作
パネル306で指定された送信時間(20秒)を比較し
(ステップ212)、送信に要する時間が指定された時
間と一致しないと判断した場合には、中央制御回路30
7は、もう一度、通信制御回路301を制御して内部の
メモリ部301aに書き込まれた画像符号の送信を中止
し、20秒で送信可能にするために、指定時間(20
秒)に合った量子化係数テーブルの作成を行い(ステッ
プ208)、画像圧縮回路302の圧縮部302aで画
像情報を符号化し(ステップ209)、画像符号を通信
制御回路301内のメモリ部301aに記憶し(ステッ
プ210)、送信時間算出回路305において画像符号
の送信に要する送信時間を算出する(ステップ211)
という一連の動作を繰り返し、比較回路308によって
送信時間算出回路305において算出された画像符号の
送信に要する送信時間が指定時間(20秒)に一致する
と判断されるまで行う。
【0018】比較回路308によって送信時間算出回路
305において算出された画像符号の送信に要する送信
時間が25秒となり指定時間(20秒)に一致すると判
断された場合には、中央制御回路307は通信制御回路
301を制御して、通信制御回路301内のメモリ部3
01aに書き込まれた画像符号を通信回線Kを介して送
信する(ステップ213)、一方、操作パネル306に
図1の104のごとく表示させる。
【0019】以上の実施例においては、圧縮時にデフォ
ルト値に設定された量子化係数テーブルを用いて符号化
し、送信時間算出回路で所要の時間を算出し、算出した
送信時間を表示した後に指定送信時間を設定したがこれ
に限られるものでなく、あらかじめ操作パネルにおいて
送信時間を設定しておき、途中で算出された送信時間の
表示をすること無く、比較回路で指定された送信時間と
一致すると判定された最終的な送信に要する時間を表示
し、指定した送信時間で画像情報を送信してもよい。
【0020】また、以上の実施例では画像符号の送信中
に図1の104のごとく送信時間を表示したがこれに限
られるものでなく、送信に必要な残りの時間を表示して
もよい。以下、添付図面を参照して本発明に係わる他の
一実施例をカラーファクシミリ装置を例に詳細に説明す
る。
【0021】図6は、本発明の他の一実施例に係わるフ
ローチャートであり、A4サイズ200dpiのカラー
画像を送信する場合に、送信時間をユーザーが意図する
時間に設定し、符号化し、カラー画像を送信するまでの
フローチャートを示す。図5は、本発明の一実施例に係
わるカラーファクシミリ装置の構成図である。同図にお
いて、図3と同一部分には同一参照番号を付してある。
本実施例は図3に示す実施例を改良したものであり、画
像信号の符号化開始前にあらかじめ操作パネル306を
介して希望する送信時間を設定することにより、操作パ
ネル306における送信時間算出回路305で算出され
た画像符号の送信時間の表示を行わないというところが
図3の実施例との違いである。
【0022】次に、斯様な構成であるカラーファクシミ
リ装置において、A4サイズ200dpiのカラー画像
を送信する場合に、送信時間をユーザーが意図する時間
に設定し、符号化し、カラー画像を送信するという動作
を第6図のフローチャートに従って以下に説明する。操
作パネル306においてユーザーが指定する送信時間
(20秒)を設定する(ステップ601)。カラースキ
ャナ304で、A4サイズ200dpiのカラー画像情
報を入力し、読み込んだカラー画像情報を、画像メモリ
303に記憶する(ステップ602)。一方、通信制御
回路301の通信制御部301bは操作パネル306で
指定された電話番号等の相手情報に基づき、発呼し、回
線の接続後、自装置の能力と接続された相手装置の能力
等の情報交換を行い、画像符号の伝送速度を決める。な
お、操作パネル306における送信時間の設定は画像圧
縮回路302における符号化の開始前であれば任意のタ
イミングで設定することができる。
【0023】画像圧縮回路302の圧縮部302aは、
画像メモリ303に記憶してあるカラー画像情報を呼び
出し、デフォルト値に設定された量子化係数テーブルを
用いてカラー画像情報を符号化する(ステップ60
3)。符号化された画像符号を通信制御回路301内の
メモリ部301aに記憶する(ステップ604)。送信
時間算出回路305は通信制御回路301の通信制御部
301bから画像符号の伝送速度の情報を受け取るとと
もに、画像圧縮回路302のカウンター部302bから
圧縮部302aで生成された符号数をカウントすること
によって得られた画像符号量の情報を受け取り、それを
基に画像圧縮回路302で符号化された画像符号の送信
に要する送信時間を算出する(1分25秒と算出された
とする。)(ステップ605)。
【0024】比較回路308では送信時間算出回路30
5で算出された時間(1分25秒)と操作パネル306
で指定された送信時間(20秒)を比較し(ステップ6
06)、送信に要する時間が指定された時間と一致しな
いと判断する。比較回路308における送信時間算出回
路305で算出された送信時間と、操作パネル306で
指定された送信時間の比較においては、あらかじめ操作
パネル306を通じて設定された範囲内の送信時間の違
い(例えば10秒)があっても一致したものとみなす。
【0025】次に、中央制御回路307は通信制御回路
301を制御して内部のメモリ部301aに書き込まれ
た画像符号の送信を中止し、20秒で送信可能にするた
めに、画像圧縮に用いる量子化係数テーブルの値を画像
符号が減少するように大きくするなどしてデフォルト値
から変更し、新しい値の量子化係数テーブルを画像圧縮
回路302の圧縮部302a内に作成し(ステップ60
7)、設定する。画像圧縮回路302の圧縮部302a
は画像メモリ303に記憶している画像情報を再度読み
出し、新しく設定された量子化係数テーブルを用いて符
号化を行う(ステップ608)。符号化された画像符号
を通信制御回路301内のメモリ部301aに記憶する
(ステップ609)。再度、送信時間算出回路305は
画像圧縮回路302で符号化された画像符号の送信に要
する送信時間を算出し(ステップ610)、比較回路3
08は送信時間算出回路305で算出された時間と操作
パネル306で指定された送信時間(20秒)を比較し
(ステップ606)、送信に要する時間が指定された時
間と一致しないと判断した場合には、中央制御回路30
7は、もう一度、通信制御回路301を制御して内部の
メモリ部301aに書き込まれた画像符号の送信を中止
し、20秒で送信可能にするために、指定時間(20
秒)に合った量子化係数テーブルの作成を行い(ステッ
プ607)、画像圧縮回路302の圧縮部302aで画
像情報を符号化し(ステップ608)、画像符号を通信
制御回路301内のメモリ部301aに記憶し(ステッ
プ609)、送信時間算出回路305において画像符号
の送信に要する送信時間を算出する(ステップ610)
という一連の動作を繰り返し、比較回路308によって
送信時間算出回路305において算出された画像符号の
送信に要する送信時間が指定時間(20秒)に一致する
と判断されるまで行う。
【0026】比較回路308によって送信時間算出回路
305において算出された画像符号の送信に要する送信
時間が25秒となり指定時間(20秒)に一致すると判
断された場合には、中央制御回路307は通信制御回路
301を制御して、通信制御回路301内のメモリ部3
01aに書き込まれた画像符号を通信回線Kを介して送
信する(ステップ611)。
【0027】以上の実施例では画像情報の符号化の前に
希望する送信時間の設定を行っているが、例えば操作パ
ネルに前回の送信時に設定された送信時間を記憶させる
機能を付加することにより毎回送信時間の設定を行う必
要がなくなる。以上の2つの実施例ではカラーファクシ
ミリ装置について述べたがこれに限られるものではな
く、テレビ電話、テレビ会議等の画像を伝送する装置に
も用いることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の画像伝送装置においては、画像
情報を読み込む読み込み手段と、該読み込み手段により
読み込んだ画像情報を記憶する記憶手段と、前記読み込
み手段で読み込み、記憶手段に記憶した画像情報を画像
符号に圧縮する圧縮手段と、圧縮手段により圧縮された
画像符号を送信する通信手段と、前記通信手段において
前記圧縮手段により圧縮された画像符号を送信するのに
要する送信時間を算出する送信時間算出手段と、該送信
時間算出手段により算出された所要送信時間を表示する
表示手段とを備えるので画像情報を送信する際にあらか
じめ送信にかかる時間を知ることが可能となる。
【0029】さらに、ユーザーが希望する送信時間を設
定する送信時間設定手段と、該送信時間設定手段により
設定された設定送信時間と前記送信時間算出手段により
算出された送信時間を比較し、前記送信時間算出手段に
より算出された送信時間が前記送信時間設定手段により
設定された設定送信時間と一致しないと判定された時に
前記通信手段を制御し前記圧縮手段により圧縮された画
像符号の送信を中止し、該圧縮手段を圧縮率が上がるよ
うに制御し再度画像情報を圧縮させる通信圧縮制御手段
とを備えるのでユーザーが指定する時間で確実に画像情
報を送信することができ、通信コストも安定させること
ができる。
【0030】また、あらかじめユーザーが希望する送信
時間を送信時間設定手段で設定しておき、送信時間算出
手段で算出された送信時間を表示手段で表示することな
くユーザーが設定した送信時間で画像情報が送信できる
ように画像情報を符号化手段で画像符号に圧縮し、ユー
ザーが希望する送信時間で画像符号を通信手段を介して
送信することにより、ユーザーは画像伝送装置を監視し
ていなくても希望の時間で画像情報を送信することがで
きる。
【0031】従って、マンマシンインタフェースの優れ
た画像伝送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるカラー画像送信のメ
ニュー図。
【図2】本発明の一実施例に係わるフローチャート。
【図3】本発明の一実施例に係わるカラーファクシミリ
装置の構成図。
【図4】JPEG内部の処理機能ブロック図。
【図5】本発明の他の一実施例に係わるカラーファクシ
ミリ装置の構成図。
【図6】本発明の他の一実施例に係わるフローチャー
ト。
【符号の説明】
K 通信回線 301 通信制御回路 301a メモリ部 301b 通信制御部 302 画像圧縮回路 302a 圧縮部 302b カウンタ部 303 画像メモリ 304 カラースキャナ 305 送信時間算出回路 306 操作パネル 307 中央制御回路 308 比較回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を読み込む読み込み手段と、該読
    み込み手段により読み込んだ画像情報を記憶する記憶手
    段と、 前記読み込み手段で読み込み、記憶手段に記憶した画像
    情報を画像符号に圧縮する圧縮手段と、圧縮手段により
    圧縮された画像符号を送信する通信手段とを有する画像
    伝送装置において、 前記通信手段において前記圧縮手段により圧縮された画
    像符号を送信するのに要する送信時間を算出する送信時
    間算出手段と、該送信時間算出手段により算出された所
    要送信時間を表示する表示手段と、 ユーザーが希望する送信時間を設定する送信時間設定手
    段と、該送信時間設定手段により設定された設定送信時
    間と前記送信時間算出手段により算出された送信時間を
    比較する比較手段と、該比較手段において前記送信時間
    算出手段により算出された送信時間が前記送信時間設定
    手段により設定された設定送信時間と一致しないと判定
    された時に前記通信手段を制御し前記圧縮手段により圧
    縮された画像符号の送信を中止し、画像符号の送信時間
    が設定された送信時間に近づくように前記圧縮手段を制
    御し再度画像情報を圧縮させ、前記比較手段において前
    記送信時間算出手段により算出された送信時間が前記送
    信時間設定手段により設定された設定送信時間と一致す
    ると判定された時に前記通信手段を制御し前記圧縮手段
    により圧縮された画像符号の送信を行わせる通信圧縮制
    御手段とを備えることを特徴とする画像伝送装置。
  2. 【請求項2】画像情報を読み込む読み込み手段と、該読
    み込み手段により読み込んだ画像情報を記憶する記憶手
    段と、 前記読み込み手段で読み込み、記憶手段に記憶した画像
    情報を画像符号に圧縮する圧縮手段と、圧縮手段により
    圧縮された画像符号を送信する通信手段とを有する画像
    伝送装置において、 前記通信手段において前記圧縮手段により圧縮された画
    像符号を送信するのに要する送信時間を算出する送信時
    間算出手段と、 ユーザーが希望する送信時間を設定する送信時間設定手
    段と、該送信時間設定手段により設定された設定送信時
    間と前記送信時間算出手段により算出された送信時間を
    比較する比較手段と、該比較手段において前記送信時間
    算出手段により算出された送信時間が前記送信時間設定
    手段により設定された設定送信時間と一致しないと判定
    された時に前記通信手段を制御し前記圧縮手段により圧
    縮された画像符号の送信を中止し、画像符号の送信時間
    が設定された送信時間に近づくように前記圧縮手段を制
    御し再度画像情報を圧縮させ、前記比較手段において前
    記送信時間算出手段により算出された送信時間が前記送
    信時間設定手段により設定された設定送信時間と一致す
    ると判定された時に前記通信手段を制御し前記圧縮手段
    により圧縮された画像符号の送信を行わせる通信圧縮制
    御手段とを備えることを特徴とする画像伝送装置。
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