JPH0619544B2 - 製版用マスクフィルム作成装置 - Google Patents

製版用マスクフィルム作成装置

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JPH0619544B2
JPH0619544B2 JP2168688A JP2168688A JPH0619544B2 JP H0619544 B2 JPH0619544 B2 JP H0619544B2 JP 2168688 A JP2168688 A JP 2168688A JP 2168688 A JP2168688 A JP 2168688A JP H0619544 B2 JPH0619544 B2 JP H0619544B2
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大樹 栗原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/90Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof prepared by montage processes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、製版用マスクフィルム作成装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に製版作業の途中工程においては、指定された文
字、写真が指定された位置に指定された大きさで配置さ
れたポジフィルムを得ることを目的としている。手作業
による製版の工程の概要を第9図に基づいて説明する
が、これは目的物のポジフィルム3を得るための工程を
示している。
回転型のスキャナで露光作成した複数枚のネガフィルム
画像a,bを透明ポリエステルフィルム等の透明フィル
ム1a上において所望の配置に従ってテープ貼りする
(貼り込み)。同様に透明フィルム1b上にネガフィル
ム画像cをテープ貼りする。図例の場合は、画像bと画
像cとがポジ仕上がり時にいわゆる毛抜き合わせの関係
で(中間に空白なしの関係で)隣接配置されることが要
求されているため、ネガ段階では別々に貼り込みされ
る。
まず、製版用マスクフィルム作成装置(自動作図機のヘ
ッドに描画用カッタを取り付けたもの)を用いて、無色
透明フィルムと赤色透明フィルムとを重ね合わせてなる
マスクフィルム(ピールオフフィルム)2a,2bにお
いて、それぞれ画像a,bと画像cのトリミング枠の内
部に対応して赤色透明フィルム部分のみをカッティング
して剥離し、無色透明部r,s,tを形成する。この場
合、無色透明部r,s,tに対してネガフィルム画像
a,b,cは少し大きいサイズとなるように形成されて
いる。
そして、ネガフィルム画像a,b,cに対して無色透明
部r,s,tが一致する状態になるように(無色透明フ
ィルムとマスクフィルムとの見当が合うようにあけられ
た見当孔を利用して)、透明フィルム1aにマスクフィ
ルム2aを、さらに透明フィルム1bにマスクフィルム
2bをそれぞれ重ね合わせたものに基づいて、感光フィ
ルムに2回の多重露光を行い、画像aO,bO,cOが所
望配置通りに形成されたポジフィルム3を作成する。実
際には、以上の作業はY,M,C,Kの4版について同
じように行われる。
ポジフィルム3を修正する場合、例えば、3つの画像の
うちのbOを別の画像bO′(図示せず)に変更する場
合、ネガフィルム画像bを透明フィルム1aから外し、
ネガフィルム画像bと同じ位置に別の新たなネガフィル
ム画像b′(図示せず)を貼り付けるだけでよく、マス
クフィルムとしては元のマスクフィルム2aをそのまま
利用することができる。
それは、マスクフィルムにおける無色透明部に対してネ
ガフィルム画像が少し大きいサイズで形成されているか
らである。
近年では、手作業による製版に代わって、レイアウトシ
ステムを使用した製版が行われている。その概要を第7
図に基づいて説明する。
第7図(A)に示すように、写真A,B,Cの各画像を
カラースキャナ4で読み取り、その画像データをレイア
ウトシステム5に入力する。レイアウトシステム5で
は、予め、デジタイザ等によって各写真A,B,Cの画
像AO,BO,COのトリミング枠を決めるための座標デ
ータを入力しておく。レイアウトシステム5において
は、その座標データに従って、スキャナ4から読み込ん
だ写真A,B,Cの各画像AO,BO,COを所望配置通
りに編集してスキャナ出力部5aを介して、各版ごとに
1枚のネガフィルム6上に焼き付ける。このネガフィル
ム6の作成に際しては、マスクフィルムは使用しない。
ネガフィルム6を修正する場合、例えば、3つの写真の
うち写真Bの画像BOを別の写真B′の画像BO′に変更
する場合、スキャナ4で読み取るべき写真として写真B
に代えて写真B′をセットし、上記と同様にしてスキャ
ナ4とレイアウトシステム5とを用いて、修正されたネ
ガフィルムを作成してもよい。
しかし、それでは時間がかかりすぎたり、レイアウトシ
ステム5の効率的使用を損なったりするので、製版用マ
スクフィルム作成装置または手作業で作成したマスクフ
ィルムを使用して、作成済みのネガフィルム6とスキャ
ナ4で直接色分解出力した差し替え用のネガフィルム画
像Bn′とを合成する手法をとるのが一般的である。
すなわち、製版用マスクフィルム作成装置を用いて修正
作業を行う場合、第7図(B)に示すように、ネガフィ
ルム6上の画像BOのトリミング枠の位置および形状に
対応して第1のマスクフィルム7の赤色透明フィルム部
分をカッティングしてマスク部Mを残し、その他の部分
は剥離除去する。
一方、合成後のポジフィルム9上において差し替えよう
とする写真B′の画像BO′のトリミング枠(普通は画
像BOのそれに同じ)の位置および形状に対応して、第
2のマスクフィルム8の赤色透明フィルム部分をカッテ
ィングし、剥離して無色透明部Rを作成する。
そして、修正前のネガフィルム6と第1のマスクフィル
ム7とを、差し替えられるべき画像BOとマスク部Mと
が一致する状態で重ね合わせる一方、差し替えようとす
る写真B′のネガフィルム画像Bn′と第2のマスクフ
ィルム8とを、画像Bn′と無色透明部Rとが一致する
状態で重ね合わせる。
次いで、このような2組を多重露光によって合成し、1
枚のポジフィルム9を作成する。このポジフィルム9に
おいては、写真Bの画像BOに代わって丁度その位置に
写真B′の画像BO′が置き換えられる。この場合も、
4版共通に同じことを行う。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、通常の回転型のスキャナとレイアウトシステ
ムとを用いる場合、スキャナの原稿走査部とフィルム露
光部とはともに、原稿またはフィルムを巻き付けたドラ
ムを回転させると同時に、走査ヘッドまたは露光ヘッド
をドラムの軸線方向に沿って移動させるものであるた
め、レイアウトシステムを経由せずに原稿走査と同時に
フィルム露光を行う場合は問題ないが、走査によって得
た画像データをレイアウトシステムで編集し、それから
その編集済みデータにより出力露光を行うと、主走査方
向(ドラム回転方向)と副走査方向(露光ヘッド移動方
向)との直交性がごくわずかではあるが崩れる。
すなわち、ネガフィルム6上の画像AO,BO,COのト
リミング枠が本来は直四角形となるべきであるのに対し
て、実際には平行四辺形となる。その一例を第8図
(A)に示す。
ネガフィルム6上の画像BOのトリミング辺m1、m2
副走査方向Xと平行であるが、トリミング辺m3、m4
主走査方向Yとの平行性が崩れ、副走査方向Xに沿って
わずかに偏倚し、主走査方向Yに対して微小角度θだけ
傾いている。第8図(A)では、判りやすくするため
に、θを実際よりもかなり大きく表現している。実際に
は、寸法Lxと寸法Lyとの比が例えば50μm:0.5m=
1:10,000程度に相当する微小な角度である。(それゆ
え、ここに述べているような修正をしない限り、通常こ
の微小な傾きはなんら問題とはされない。) 一方、従来の製版用マスクフィルム作成装置では、四角
形のトリミング領域をマスク部Mや無色透明部Rとして
マスクフィルム7,8に形成する場合、通常トリミング
枠は直四角形として指定されることから第8図(B)に
示すように、直四角形の状態でマスク部Mや無色透明部
Rを形成するようになっている。すなわち、マスク部M
あるいは無色透明部Rの辺n1、n2と辺n3,n4とが高
い直交性を有している。
このように、回転型のスキャナによって走査されレイア
ウトシステムで編集された画像ではわずかではあるが直
交性が崩れるのに対し、製版用マスクフィルム作成装置
によって作成されたマスクフィルムにおけるマスク部あ
るいは無色透明部では高い直交性が保たれているという
不一致があるために、修正後のポジフィルム9におい
て、差し替えられた画像CO′と隣接する辺n4に対応す
る辺に沿って毛髪状に細い部分に画像が焼き付けられず
に透明部が残ったり、両画像が二重に焼き付けられて両
画像間に毛髪状に細い境界線が生じたりして、最終印刷
物の品質不良を招くという問題があった。
そこで、従来では、製版用マスクフィルム作成装置によ
るマスクフィルムの自動作成をやむなくあきらめ、手作
業によって画像に一致するマスク部あるいは無色透明部
を形成していた場合もあるが、高精度な一致性を達成す
るのは熟練者であっても非常にむずかしく、作業性が著
しく低下していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、回転型のスキャナによって作成され直交性がわずか
ながら崩れた画像に対して高精度に一致するマスク部あ
るいは無色透明部を自動的に作成できる製版用マスクフ
ィルム作成装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 画像とマスク部あるいは無色透明部とを一致させるの
に、画像の方ですなわち回転型のスキャナの方で補正を
行おうとするのは、スキャナの構造に複雑化を招くため
現実的な得策とはならない。そこで、本発明では、製版
用マスクフィルム作成装置の方において補正を行うよう
にしたものである。
すなわち、本発明の製版用マスクフィルム作成装置は、 x,y直交座標系で記述された描画データの記録媒体か
らその描画データを入力する描画データ入力手段と、 前記描画データを、スキャナによってその副走査方向に
偏倚して焼き付けられた画像のトリミング枠の形状に一
致する傾斜描画データに変換するチルト補正手段と、 前記傾斜描画データを入力し、その傾斜描画データに基
づいて描画用カッタのx方向,y方向の移動量を制御す
るカッタ制御手段 とを備えたものである。
〈作用〉 描画データ入力手段によって入力された描画データに対
して上記のチルト(傾斜)補正を与えて傾斜描画データ
に変換し、その傾斜描画データに基づいてカッタ制御手
段を動作させるので、画像トリミング枠がスキャナによ
ってその副走査方向に偏倚して作成され直交性が崩れた
ものであっても、そのトリミング枠に対して高精度に一
致するマスク部あるいは無色透明部が自動的に作成され
る。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1実施例 製版用マスクフィルム作成装置の概略的なブロック構成
を示す第1図において、符号11はマイクロコンピュータ
におけるCPU、12はROM、13はRAM、14はEEP
ROMである。CPU11につながるバスライン15には、
描画データ入力手段としてのフロッピーディスクドライ
バ16,入力バッファメモリ17,出力バッファメモリ18,
ダイレクトメモリアクセスコントローラ19,カッタ制御
手段としての数値制御部(NC)20がそれぞれ図示しな
いインターフェイスを介して接続されている。
フロッピーディスクドライバ16にセットされるフロッピ
ーディスク(図示せず)は、マスクフィルム(ピールオ
フフィルム)7,8にカッティングによってマスク部M
あるいは無色透明部Rを形成する(以下、このことを
「描画」と記載する)ためのx,y直交座標系で記述さ
れた座標データ(描画データ)を記憶している。
例えば、第2図に示すような折線を描画するための座標
データとしては、マスクフィルム7,8の赤色透明フィ
ルム部分に切り目を入れる描画用カッタ(図示せず)の
初期位置Q0を決める座標データ(xO,yO),カッタ
が初期位置Q0から直線的に移動して到達すべき第1位
置Q1を決める座標データ(x1,y1),同様にしてカ
ッタが到達すべき第2,第3…の位置Q2,Q3…を決め
る座標データ(x2,y2),(x3,y3)…があり、第
3図に示すように、初期位置Q0,線分L1,L2,L
3…に対応した形でフロッピーディスクに記憶されてい
る。そして、CPU11の動作によってフロッピーディス
クドライバ16にフロッピーディスクから座標データを読
み取らせ、その座標データを入力バッファメモリ17にス
トアするように構成してある。
描画用カッタは、周知のとおり主走査方向Yの移動と副
走査方向Xの移動とが同時かつ独立的に制御されるヘッ
ドに、Z方向まわりの角度φが可変となるように取り付
けられている。描画用カッタを取り付けたヘッドは、第
1図に示すx方向パルスモータ21,y方向パルスモータ
22によって独立的に移動制御されるように構成され、x
方向パルスモータ21,y方向パルスモータ22は、それぞ
れ数値制御部20からのパルス指令信号によって制御され
るように構成されている。
入力バッファメモリ17にストアされた座標データはその
単位が〔長さ〕であるのに対し、数値制御部20から出力
されるデータの単位が〔パルス数〕であることから、入
力バッファメモリ17の座標データをそのまま数値制御部
20に入力することはできない。そこで、長さのデータを
パルス数のデータに変換するための演算処理がCPU11
において行われ、変換されたパルス数データが出力バッ
ファメモリ18にストアされるように構成してある。CP
U11は、パルス数データだけではなく、入力バッファメ
モリ17から読み込んだ座標データに基づいて、各線分に
ついての描画角度φ,移動長さl,描画用カッタの線分
に沿った方向での移動速度V,加速度αその他の制御情
報を演算によって求め、これらの情報出力バッファメモ
リ18にストアするように構成してある。
例えば、第2図に示す第1線分L1についてフロッピー
ディスクに記憶されている座標データは、(x0
0),(x1,y1)であるが、CPU11は、この座標
データから第4図に示すように、x方向パルス数P
1,y方向パルス数Py1,カッタ歯のx軸に対する角
度(描画角度)φ1,移動長さl1,移動速度V,加速度
α1等の出力データを演算によって求め、出力バッファ
メモリ18にストアする。第2線分L2,第3線分L3等
についても同様である。
ダイレクトメモリアクセスコントローラ19は、出力バッ
ファメモリ18にストアされているパルス数データをCP
U11の動作の助けを借りずにダイレクトに数値制御部20
に送出するものである。
ところで、先に、従来の製版用マスクフィルム作成装置
においては、形が四角形であるトリミング枠に従ってマ
スク部Mや無色透明部Rを形成する場合、それらを直四
角形の状態で形成するようになっていたと説明したが、
このことを具体的にここで説明しておく。
第5図に示す直四角形(x0,y0),(x1,y1),
(x2,y2),(x3,y3)のトリミング枠についてフ
ロッピーディスクに記憶されている座標データは、第3
図に示したのと同様の形態であるが、その座標データが
入力バッファメモリ17にストアされ、CPU11の演算に
よって求められ出力バッファメモリ18にストアされる出
力データのうちx方向パルス数Px,y方向パルス数P
yおよび描画角度φに着目すると、従来の場合は、〔長
さ〕から〔パルス数〕への変換の定数をkとして、 であるから、 である。
上記のような出力データによって数値制御部20がx方向
パルスモータ21、y方向パルスモータ22を駆動制御して
作成したマスク部Mあるいは無色透明部Rは、第5図ま
たは第8図(B)に示すように直四角形となる。なお、
描画角度φのデータは、描画用カッタに方向性があるた
め、カッタの方向をその移動方向に沿わせるためにカッ
タをヘッドに対してZ方向まわりに回転させるために使
用する。
これに対して、本発明の第1実施例の場合には、入力バ
ッファメモリ17にストアされた座標データに対して次の
ような座標値変換を施している。
第5図に示すように、レイアウトシステム5がネガフィ
ルム6を作成するときのスキャニングの開始点を原点
O′としたX,Y直交座標系と、製版用マスクフィルム
作成装置における原点をOとするx,y直交座標系とを
考える。
点線で表した大きな平行四辺形が、レイアウトシステム
からスキャナによってネガフィルム6上に形成された編
集済み画像全体6Aを示し、点線で表した小さな平行四
辺形がその中の1つの個別画像BOである。また、実線
で表した大きな直四角形がネガフィルム6の編集済み画
像全体6Aに対応したマスクフィルム7,8の部分7
A,8Aを示し、実線で表した小さな直四角形が従来の
手法でマスクフィルム7,8上に形成された1つの個別
画像のためのマスク部Mあるいは無色透明部Rである。
X,Y直交座標系において、直四角形のマスクフィルム
7,8の部分7A,8A上の任意の点QNの座標値を
(XN,YN)、この部分7A,8Aの直四角形をY方向
の高さを変えずにX方向に沿って微小角度θだけ傾けて
ネガフィルム6上の画像全体6Aの平行四辺形としたと
き、これに伴って点QNが移動する点QNCの座標値を
(XNC,YNC)とすると、 XNC=XN+ΔXNC…………………………… tanθ=ΔXNC/YN………………………… ,式から、 XNC=XN+YNtanθ……………………… また、 YNC=YN……………………………………… となる。
X,Y直交座標系からx,y直交座標系への変換式は、 であるから、,式は、 となる。これがチルト補正(傾斜描画)のための座標値
変換式である。
各座標値(x0,y0),(x1,y1),(x2,y2),
(x3,y3)に上記の座標値変換を施した座標値をぞれ
ぞれ(x0C,y0C),(x1C,y1C),(x2C
2C),(x3C,y3C)とすると、これらの座標点を結
ぶ平行四辺形は、画像BOの平行四辺形と丁度一致す
る。
点(x0C,y0C)から点(x1C,y1C)に向かう描画の
x方向パルス数Px1,y方向パルス数Py1,描画角度
φ1を求めると、DYが消去されて次のようになる。
Px1=k(x1C−x0C) =k{(x1−x0) −(y1−y0)tanθ} =k(y1−y0)tanθ Py1=k(y1C−y0C) =k(y1−y0) φ1=θ+π/2 まとめると、 同様にして、 次に、この第1実施例の製版用マスクフィルム作成装置
の動作を説明する。
キーボード(図示せず)のテンキー操作により、ずれ量
X,DYのデータをバスライン15を介してCPU11に送
出する。CPU11は、ずれ量をDX,DYからずれ角度θ
を算出し、EEPROM14にストアする。ずれ角度θ
は、 θ=tan-1(DX/DY)…………………… によって求められる。また、回転型のスキャナのドラム
の周長をdY、ドラムが1回転する間に露光ヘッドがド
ラム軸線方向に沿って移動する長さをdXとすると、 θ=tan-1(dX/dY)…………………… によっても求めることができる。なお、例えば、dY
0.5mに対してdXは50μm程度である。ずれ角度θをC
PU11の演算によって算出することに代えて、予め人為
的に計算して求めたずれ角度θを直接キーボードから入
力してもよい。
次ぎに、キーボードのスタートキーの操作により、フロ
ッピーディスクドライバ16を駆動してフロッピーディス
クに記憶されている座標データを読み込み、それを入力
バッファメモリ17にストアする。
その1線分を描画するためのデータのストアが完了する
と、CPU11は、EEPROM14からずれ角度θを読み
込んでレジスタにストアするとともに、入力バッファメ
モリ17から第1線分の座標データ(x0,y0),
(x1,y1)を読み込み、座標値変換式に基づいて座
標値変換の処理を実行し、傾斜描画用座標データ
(x0C,y0C),(x1C,y1C)を求め、それをRAM
13にストアする。このROM12に格納されたプログラム
に基づいてCPU11が実行する座標値変換の機能が発明
の構成にいう「チルト補正手段」に相当する。
次いで、その傾斜描画用座標データ(x0C,y0C),
(x1C,y1C)に基づいてx方向パルス数Px1,y方
向パルス数Py1を、 に基づいて算出し、出力バッファメモリ18にストアす
る。
またCPU11は、傾斜描画用座標データ(x0C
0C),(x1C,y1C)に基づいて第1線分の描画角度
φ1,線分長さl1,線分長さl1に応じた描画用カッタ
の移動速度V1,加速度α1等を求め、これらを出力バッ
ファメモリ18にストアする(第4図参照)。さらにCP
U11は、そのストアが完了すると、ダイレクトメモリア
クセスコントローラ19にスタート指令を与えた後、第1
線分に代わって第2線分の座標データ(x1,y1),
(x2,y2)を読み込み、前記と同様の動作を繰り返し
実行する。
CPU11からスタート指令を与えられたダイレクトメモ
リアクセスコントローラ19は、第1線分について出力バ
ッファメモリ18にストアされている出力データをダイレ
クトに読み出し、数値制御部20に転送する。
数値制御部20は、まず、描画角度φ1に基づいて描画用
カッタのZ方向まわりの角度を調整し、次いでx方向パ
ルスモータ21,y方向パルスモータ22に各々x方向パル
ス数Px1,y方向パルス数Py1のデータを出力する。
なお、線分長さl1に対応して時々刻々の移動速度が最
大速度V1になるように制御される。
x方向パルスモータ21,y方向パルスモータ22の駆動制
御により、カッタヘッドがx方向,y方向に互いに独立
して所要の相対速度で移動され、マスクフィルム7,8
においてマスク部Mあるいは無色透明部Rの第1線分が
描画用カッタによってカッティングされる。
この間、CPU11は入力バッファメモリ17から読み出し
た第2線分のデータに基づいて、座標値変換を行った傾
斜描画用座標データその他のデータを出力データとして
出力バッファメモリ18にストアしている。
出力バッファメモリ18に対する第2線分の出力データの
ストアが完了し、かつ、第1線分のカッティングの完了
信号が数値制御部20からバスライン15を介してCPU11
に伝達されたとき、CPU11は、再びダイレクトメモリ
アクセスコントーラ19にスタート指令を与える。
ダイレクトメモリアクセスコントローラ19は、第2線分
について前記と同様に数値制御部20に出力データを転送
し、数値制御部20は第2線分について前記と同様にカッ
ティングの制御を行う。第3,第4線分についても同様
の動作が行われる。
座標値変換された傾斜描画用座標データに基づいて求め
られたx方向パルス数Px,y方向パルス数Pyによっ
て描画用カッタを制御すると、そのカッタによってマス
クフィルム7,8上にカッティングされて形成されるマ
スク部Mあるいは無色透明部Rは、差し替えられるべき
写真Bの画像BOと同一形状かつ同一位置に形成される
ことになる。
この実施例では、座標値変換式が、直四角形をx方向
に沿ってのみ平行移動させて平行四辺形に変換するもの
であるから、第7図(B)のように、修正前のネガフィ
ルム6と第1のマスクフィルム7とを重ね合わせると
き、ネガフィルム6の辺6a,6bと第1のマスクフィ
ルム7の辺7a,7bとを重ねることにより、差し替え
られるべき画像BOとマスク部Mとが丁度一致すること
になる。したがって、例えば、ネガフィルム6の画像B
Oとマスクフィルム7のマスク部Mとの位置合わせを行
うことができる。
なお、ずれ角度θはきわめて微小であるから、 tanθ
=θと近似することができ、座標値変換式は、 としてもよい。この場合、,式の tanθもθで置
き換える。
第2実施例 第1実施例では、座標値変換式が、直四角形をx方向
に沿ってのみ平行移動させて平行四辺形に変換するもの
であるのに対し、第2実施例は、直四角形をy方向に沿
って移動させるような形態にしたものである。
そのため、第1実施例において直四角形のマスク部Mを
平行四辺形の画像BOに一致するように座標値変換して
得られた平行四辺形を、点(x0C,y0C)を中心として
時計方向に角度θだけ回転させればよい。
第6図に示すように、点(x0C,y0C)を原点とする
x′,y′直交標系を考え、その座標系における座標値
(xNC,yNC)の点QNCを角度θ回転させた点QNSの座
標値を(xNS,yNS)とする。
cosβ=xNS/lr…………………………… sinβ=yNS/lr…………………………… xNC=xN−yN tanθ =lrcos(β+θ) =lr(cosβ cosθ−sinβ sinθ) =lr(xNS cosθ/lr −yNSsinθ/lr =xNScosθ−yNSsinθ すなわち、 xN−yN tanθ=xNS cosθ−yNS sinθ …………… yNC=yN =lr sin(β+θ) =lr(sinβ cosθ+cosβ sinθ) =lr(yNS cosθ/lr +xNS sinθ/1r) =yNScosθ+xNSsinθ すなわち、 yN=yNScosθ+xNSsinθ……………… 式を式に代入すると、 xN=(yNScosθ+xNSsinθ tanθ =xNScosθ−yNSsinθ xN−yNSsinθ xNSsin2θ/cosθ =xNScosθ−yNSsinθ xN=xNS(sin2θ+cos2θ)/cosθ =xNS/cosθ xNS=xNcosθ……………………………… 式を式に代入すると、 yN=yNScosθ+xNcosθ sinθ yNS=xNsinθ+yN/cosθ………… そして、x′,y′直交座標系からx,y直交座標系に
戻すと、チルト補正(傾斜描画)のための座標値変換式
は、 となる。
この実施例では、画像BOの辺m1,m2がx方向に平行
であるのに対し、変換後のマスク部Mの辺n1′,n2
がx方向から角度θだけ傾斜しているため、差し替えら
れるべき画像BOとマスク部Mとが丁度一致するように
修正前のネガフィルム6と第1のマスクフィルム7とを
重ね合わせるとき、ネガフィルム6の辺6a,6bの位
置と第1のマスクフィルム7の辺7a,7bの位置とが
食い違うことになり、目視によって画像BOとマスク部
Mとを正確に合わせる必要がある。
しかし、それでも、従来の場合とは異なり、注意して合
わせさえすれば、画像BOとマスク部Mとを高精度に一
致した状態で合わせることができる。
なお、ずれ角度θはきわめて微小であるから、cos=
1,sin=θと近似することができ、座標値変換式
は、 としてもよい。
その他の構成および動作は第1実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
なお、上記各実施例では、直四角形を平行四辺形に座標
値変換するものを扱ったが、本発明はこれに限定される
ものではなく、円,楕円など任意の図形について同様に
座標値変換するものも実施例として含む。
本発明は、副走査方向に一定速度に記録ヘッドとドラム
が相対的に送られるドラム型スキャナの記録画像に適用
できるほか、平面型スキャナの記録画像に対しても適用
することができる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、描画データ入力手段によって入力され
た描画データに対して所要のチルト補正を与えて傾斜描
画データに変換し、その傾斜描画データに基づいてカッ
タ制御手段を動作させるように構成してあるため、スキ
ャナによって作成され直交性が崩れた画像トリミング枠
に対して高精度に一致するマスク部あるいは無色透明部
を自動的に作成することができ、製版特に修正の作業性
を大幅に向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は製版用マスクフィルム作成装置の概略的なブロック
構成図、第2図は描画の一例として折線を示す図、第3
図は折線についての描画データのフォーマット、第4図
は第1線分の出力データのフォーマット、第5図は座標
値変換の説明図である。第6図は第2実施例に係る座標
値変換の説明図である。 第7図は従来の製版用マスクフィルム作成装置の概要説
明図、第8図はその問題点の説明図、第9図は手作業に
よる製版の工程の概要説明図である。 11…CPU(チルト補正手段) 12…ROM(チルト補正手段) 16…フロッピーディスクドライバ(描画データ入力手
段) 17…入力バッファメモリ 18…出力バッファメモリ 19…ダイレクトメモリアクセスコントローラ 20…数値制御部(カッタ制御手段) 21…x方向パルスモータ 22…y方向パルスモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−77064(JP,A) 特開 昭51−92378(JP,A) 特公 昭50−26369(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】x,y直交座標系で記述された描画データ
    の記録媒体からその描画データを入力する描画データ入
    力手段と、 前記描画データを、スキャナによってその副走査方向に
    偏倚して焼き付けられた画像のトリミング枠の形状に一
    致する傾斜描画データに変換するチルト補正手段と、 前記傾斜描画データを入力し、その傾斜描画データに基
    づいて描画用カッタのx方向,y方向の移動量を制御す
    るカッタ制御手段 とを備えた製版用マスクフィルム作成装置。
JP2168688A 1988-02-01 1988-02-01 製版用マスクフィルム作成装置 Expired - Lifetime JPH0619544B2 (ja)

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US07/304,720 US5027225A (en) 1988-02-01 1989-01-31 Apparatus for fabricating pre-press masking film
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