JPH06164761A - メッセージ機能付電話装置 - Google Patents

メッセージ機能付電話装置

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Publication number
JPH06164761A
JPH06164761A JP31879992A JP31879992A JPH06164761A JP H06164761 A JPH06164761 A JP H06164761A JP 31879992 A JP31879992 A JP 31879992A JP 31879992 A JP31879992 A JP 31879992A JP H06164761 A JPH06164761 A JP H06164761A
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JP
Japan
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message
call
transmission
time
transmission message
Prior art date
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Pending
Application number
JP31879992A
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English (en)
Inventor
Michiaki Okano
道商 岡野
Kunihiko Sekiya
邦彦 関谷
Katsuhiko Kuma
勝彦 熊
Kimiyo Hirai
貴美代 平井
Hamami Yuuki
浜美 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発信または着信に際し、通話中である等の理
由で即時に通話できない場合、相手に対する当該状況に
応じた適切な意志伝達を可能ならしめる。 【構成】 予想される呼状態に応じた種々のメッセージ
を送信メッセージメモリ2に予め登録しておく。ISD
Nの呼制御実行中、キー制御部5からの送信要求によ
り、主制御部1がその時の呼状態に対応する送信メッセ
ージをメモリ2から読み出し、表示制御部4に表示す
る。表示中に、メッセージの選択要求があれば、選択指
示された送信メッセージをメモリ2から読み出し、これ
を信号チャネルにより当該時点の該当する呼制御情報に
のせ、ISDNインタフェース6を通じて相手先に送信
する。相手先では、信号チャネルにより受信したメッセ
ージを受信メッセージメモリ2に格納し、かつ表示制御
部4にも表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続した通信網の通信
サービスを利用して文字情報等からなるメッセージを送
受信する機能を有するメッセージ機能付電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電話機は誰もが手軽に利
用できる通信端末として幅広く普及しているが、電話発
信した際に、相手が留守であったり、話し中で通話がで
きない場合が少なくない。この様な状況に際し、発信者
はしばらく待って再度電話をかけるのが一般的である
が、依然として相手が同じ状態であることも多く、何度
も何度も電話をかけ直す不都合を強いられることにな
る。
【0003】係る不都合を解消するための対策として、
従来では、留守中の電話着信に自動応答して、留守中で
ある旨の伝言が録音されたテープ等を再生して、発信者
に聴取させ、必要に応じ発信者の伝言を録音することが
できる留守番電話機を用いる方法や、網の通信サービス
として通話中に割り込みをかける通話中着信サービスを
利用する方法があった。
【0004】ところが、留守番電話機を用いる場合、相
手先で伝言を録音する等の留守番機能を設定するための
煩雑な手間が必要であり、しかも相手先における留守番
機能の設定に依存して伝言通知の確実性が低かった。ま
た、発信者の中には留守番電話機に伝言を録音するのに
抵抗を感ずる人も少なくなく、その伝言の内容は「電話
を下さい」といった定形的な文句が大半となり、伝言の
多様性に乏しかった。更に、この方法では、発信者は相
手が不在である旨の伝言を聴取できるといった面では便
利であるが、それを聴取するだけで通話料金が必要であ
った。
【0005】また、網による通話中着信サービスを利用
して伝言を伝える従来の方法によれば、通話中の着信が
誰からのものか分らないため、あまり急を要しない着信
に対しても通話中の相手との会話を中断させられる機会
も多かった。従って、この方法では、上述の如く通話中
断した相手を長く待たせることでその相手に与える不快
感をできるだけ軽減すべく、通話中に着信してきた相手
に対しては「後でこちらから電話します」という程度の
簡単な内容の通話で済ませてしまう場合が多く、伝言の
多様性が無く、必ずしも効果的な意志の伝達が行えない
という点においては留守番電話機を用いる方法と大差は
なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
電話をかけた際に相手が留守や話し中の場合に、発信者
が何度も電話をかけ直したりする不便な面を改善するた
めに、着信者側で留守番機能を設定しておく方法や、通
話中着信サービスを利用する方法があった。
【0007】しかしながら、前者の方法では、相手先で
留守番機能の設定が必要であり、かつ当該機能の設定に
依存して伝言通知の確実性が低かった。また、発信者か
ら伝言する場合もその内容は定形的な文句に留まり、意
志伝達の効果は低かった。
【0008】また、後者の方法では、通話の中断を前提
としているため、通話者の不快感が増し、しかもこの不
快感に配慮して割り込み通話が極めて簡単な通話で済ま
されることが多く、必ずしも効果的な意志伝達ができな
いという問題点があった。
【0009】更に、上記いずれの方法にも共通して、伝
言を伝えるためにはたとえその内容が「電話を下さい」
程度の簡単な内容であっても課金を強いられ、通信コス
トの負担が大きいという問題点もあった。
【0010】本発明はこの問題点を除去し、電話発信に
際して相手が留守中や通話中であった場合あるいは留守
中や通話中に相手先から電話着信があった場合の再三に
渡るアクセス操作の手間を軽減すべく、発信側または着
信側の端末間で、その時の利用者の意志を十分に反映し
た伝言をその通信を中断させること無くタイムリーに相
手先へ伝えることができ、しかもその伝言通知に係る通
信コストの低減に寄与するメッセージ機能付電話装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末と端末間
で音声等を伝達するための情報チャネルと、端末と網間
で発着信を制御するための呼制御情報を伝達するための
信号チャネルとを有し、前記信号チャネルにより端末と
端末間で文字等のメッセージの伝送が可能な通信網に接
続される通信端末装置であって、情報を表示する表示手
段と、装置の呼状態と対応付けられた複数の送信メッセ
ージを記憶させた送信メッセージ記憶手段と、利用者の
読み出し要求に基づいて、その時点の装置の呼状態に対
応する送信メッセージを前記送信メッセージ記憶手段か
ら優先的に読み出して前記表示手段に表示する送信メッ
セージ表示制御手段と、表示された送信メッセージを選
択する送信メッセージ選択手段と、選択された送信メッ
セージを前記信号チャネルにより送信するメッセージ送
信手段と、信号チャネルによる受信メッセージを記憶す
る受信メッセージ記憶手段と、信号チャネルによる受信
メッセージを、受信時若しくは随時表示要求に基づき前
記表示手段に表示する受信メッセージ表示制御手段とを
具備すること特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のメッセージ機能付電話装置は、端末間
で音声等を伝達するための情報チャネルと、端末と網間
で発着信を制御するための呼制御情報を伝達するための
信号チャネルとを有し、端末からの文字等のメッセージ
を前記信号チャネルによりその付加情報として相手端末
に伝送可能な通信網に接続して運用される。
【0013】本発明装置においては、上記通信網に接続
される端末の呼状態、例えば発信相手呼出し状態、発信
相手話中状態、着信被呼出状態、通話中着信状態などの
様々な呼状態に対応させ、当該状態で相手先に伝達する
最適な送信メッセージを予め分類して蓄積しておく。
【0014】この蓄積された送信メッセージは、送信が
必要な時に利用者からの必要な操作により表示し、かつ
選択可能である。例えば、利用者により送信要求が発せ
られた場合、前記送信メッセージの中の当該時点での電
話装置の呼状態に対応したメッセージを優先的に表示す
る。
【0015】次いで、この表示を基に利用者が所望の送
信メッセージを例えばワンタッチ操作により選択する
と、この選択要求に合致した送信メッセージが選択さ
れ、信号チャネルにより例えばその呼制御情報に付加し
て相手端末へと送信される。
【0016】ここで、相手端末にも本発明装置を配置し
ておけば、上記信号チャネルにより相手端末から送られ
てくるメッセージを受信メッセージとして表示手段に表
示することで、利用者がその確認を行うことができる。
【0017】なお、本発明では、着信時における相手端
末へのメッセージ送信に際しては、予め「留守中です」
等のメッセージを選択して登録しておき、これを着信に
応じて信号チャネルにより発信端末へと送信するように
しても良い。
【0018】このように、本発明では、種々のメッセー
ジを呼状態に応じて予め登録しておき、その中の所望の
メッセージを必要に応じて選択して送出するか、若しく
は予め選択しておいて着信に応じて送出する構成とした
ため、各呼状態に応じた適切な意志伝達が可能となる。
また、本発明では、メッセージの送信に際し、通信網に
おける音声情報を伝送する情報チャネルに干渉しない信
号チャネルを用い、受信メッセージは表示手段に表示す
るようにしたため、メッセージの伝送及び確認が通話を
中断することなく実施できる。しかも、信号チャネルを
用いて伝送する情報は文字情報としたため、例えば、
「電話を下さい」等のメッセージを伝える場合は、音声
情報と比較して情報量が極めて少なくて済み、必然的に
通信コストも安く抑えられる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係るメッセージ機能付
電話装置の外観図である。このメッセージ機能付電話装
置100は、音声通話のためのハンドセット101,電
話の発着信制御,送信メッセージの表示,選択など、本
装置を操作するためのテンキー102,各種ファンクシ
ョンキー103,各種ソフトキー104,カーソルキー
105,実行キー106などのキー群、送信または受信
メッセージ等を文字として表示するLCD(液晶表示
器)107等を備えて構成される。
【0020】この本発明のメッセージ機能付電話装置1
00が接続する通信網としては、近年その整備が勧めら
れているISDN(総合ディジタルサービス網)が想定
されている。周知のように、ISDNでは、64Kbpsの
容量を有し、端末−端末間の音声等の情報を転送するた
めの情報(B)チャネルと、端末−網(交換機)間で発
着信を制御するための信号情報を転送するための信号
(D)チャネルとを独立に有し、これを多重化して同一
回線上で伝送する。上記の信号チャネルでは、信号情報
以外に端末−端末間で文字やデータ等の任意情報を「ユ
ーザ・ユーザ情報」により転送できることもこのISD
Nの特徴の1つである。
【0021】本発明は、上記ISDN等の通信網におけ
る信号チャネルを用いた「ユーザ・ユーザ情報」により
文字情報等の簡単なメッセージを相手に伝達する機能を
有する電話装置を前提とし、当該基本機能に、更に、電
話装置の予想される呼状態に応じて予め登録した複数の
メッセージの中から、その時点での電話装置の呼状態に
合致する最適なメッセージを利用者が容易に選択し、か
つ送信することのできる機能を付加するための実施策を
提案するものである。
【0022】この要望機能を備えるべく、本発明のメッ
セージ機能付電話装置100は、図1に示した外観構造
に対して図2に示す如くの回路構造を有し、主制御部
1、送信メッセージメモリ2、受信メッセージメモリ
3、表示制御部4、キー制御部5、ISDNインタフェ
ースS6、音声部7を少なくとも具備して構成される。
【0023】主制御部1は、本装置全体の動作を制御す
るもので、CPU(マイクロプロセッサ)11、制御プ
ログラムメモリ12、時計回路13から構成される。C
PU11は、制御プログラムメモリ12を読み出して、
システムバス上に接続された各種入出力機能を制御し
て、電話の発着信から、メッセージの選択,送受信,メ
ッセージの表示など、本装置の機能全体を制御する。
【0024】制御プログラムメモリ12は、本装置全体
の制御を行うプログラムが書き込まれたROM(リード
オンリメモリ)、プログラムを実行する上で一時的にデ
ータを記憶しておくためのRAM(ランダムアクセスメ
モリ)から成る。このうち、ROMにはOS(リアルタ
イムマルチタスクオペレーティングシステム)と、以下
に示すプログラムモジュールがタスクとして登録されて
おり、各プログラムモジュールがタイムシェアリングで
実行される。
【0025】そのプログラムモジュールの1つであるI
SDN発着信制御モジュールは、キー制御部5で入力さ
れたフックキー,ダイヤルキーなどのキー入力データを
基に、電話の発信あるいは着信のための呼制御信号を網
と授受して、電話の呼状態の制御と管理を行なう。この
ISDN発着信制御モジュールによる基本発着信シーケ
ンスの一例を示したものが図3である。すなわち、IS
DN発着信制御モジュールは、ISDNでの発着信制御
を規定するCCITT勧告Q.931に基づいて、電話
の通話のために、「呼設定」,「呼設定受付」,「呼
出」,「応答」,「応答確認」、次いで「切断」,「解
放」,「解放確認」に至る一連の呼制御信号シーケンス
を制御する。
【0026】ISDNインタフェース6は、信号チャネ
ルを用いて、前記ISDN発着信制御モジュールとの間
で、各種信号情報を授受し、CCITT勧告Q.931
で規定された信号情報を信号チャネルで転送するための
レイヤ3プロトコル制御を実行するレイヤ3、信号チャ
ネル上でCCITT勧告Q.921で規定されたフロー
制御,伝送誤り再送などデータリンク制御を実行するレ
イヤ2、及びCCITT勧告I.430で規定された2
つの情報チャネル(B1,B2)と信号チャネル(D)
を多重/分離するとともに、伝送路上で電気信号として
伝送するレイヤ1から構成されている。
【0027】送信・受信メッセージ表示制御モジュール
を含む表示制御モジュールは、各モジュールからの文字
表示要求を受けて、表示制御部4のLCDに文字を表示
する制御機能を有する。各モジュールからは、表示すべ
き情報が文字列と表示位置として引き渡される。
【0028】キーデータ分析モジュールは、キー制御部
5で入力されたキー情報の種別を分析し、例えばダイヤ
ルキー入力はISDN発着信制御モジュールへ、メッセ
ージ送信・受信関連のファンクションキー入力は送信・
受信メッセージ表示制御モジュールへ、送信メッセージ
選択関連のファンクションキー入力は送信メッセージ選
択制御モジュールへと、それぞれのキー入力情報を通知
する。
【0029】通話制御モジュールは、ISDN発着信制
御モジュールにおける発着信制御に基づいて、音声部7
を制御して、トーンジェネレータによりベルを鳴動させ
てスピーカから流したり、通話中の状態では、ハンドセ
ットからの音声をPCM CODECを介してディジタ
ル化して、情報チャネルを介して相手端末との通話を制
御する機能を実行する。
【0030】メッセージ送受信制御モジュールは、本装
置と相手装置間で、送信メッセージメモリ2に格納され
ている送信メッセージの中の後述する送信メッセージ選
択制御モジュールから指定されたメッセージを送信した
り、受信したメッセージを受信メッセージメモリ3に格
納する制御を実行する。メッセージの送信または受信に
際しては、各種呼制御信号に含めることができるユーザ
・ユーザ情報要素、あるいはメッセージを独立して送・
受信できるユーザ・ユーザ信号を利用する。前者は、各
種呼制御信号に情報要素として含められるので、送・受
信メッセージは、ISDN発着信制御モジュールを経由
することになるが、後者は、本メッセージ送受信制御モ
ジュールから直接、ISDNインタフェース6との間で
送・受信メッセージとして授受されることになる。
【0031】次に、本発明装置100のメッセージ送受
信に係る特徴的機能として、送信・受信メッセージ選択
モジュールの機能について説明する。本モジュールは、
キー制御部5における指定キー操作に対して、ISDN
発着信制御モジュールの呼状態を参照し、その呼状態に
対応する適切な送信メッセージを送信メッセージメモリ
2から読み出し、表示制御モジュールを介してLCDに
表示させる機能を担うものである。
【0032】この機能に対応して、送信メッセージメモ
リ2には、例えば下記の表1に示す如くの各呼状態に応
じて分類された送信メッセージが格納されている。
【0033】 この送信メッセージメモリ2の内容は、キー制御部5の
ファンクションキーの1つを用いた「送信読出し」キー
の投入に応じて読み出され、表示制御部4のLCD上に
表示される。すなわち、上記「送信読出し」キーが投入
されると、キーデータ分析モジュールがその旨を認識
し、次いで送信メッセージ選択制御モジュールがキーデ
ータ分析モジュールからその旨の通知を受け、この通知
に基づきその時点の電話装置100の呼状態を参照しな
がら、その呼状態に合致する分類の送信メッセージの優
先度を高くして送信メッセージメモリ2から該当メッセ
ージを読み出してLCDに表示する。
【0034】このLCDが、上記送信メッセージを1行
単位で表示するとして、4行表示のLCDの場合には4
種の送信メッセージを表示できる。もし、希望の送信メ
ッセージが表示されなかった時は、キー制御部5のカー
ソルキーを操作して、送信メッセージを上下にスクロー
ルさせながら、希望の送信メッセージを検索することが
できる。
【0035】利用者は、希望の送信メッセージが見つか
ったら、キー制御部5における「実行」キーを投入す
る。この旨をキーデータ分析モジュールから通知された
送信メッセージ選択制御モジュールは、直ちにその通知
に対応する送信メッセージを送信メッセージメモリ2内
より選択する。そして、この選択された送信メッセージ
の送信メッセージメモリ2におけるアドレス情報及び送
信要求を、メッセージ送受信制御モジュールに引き渡
す。次いで、メッセージ送受信制御モジュールは上記送
信要求及びアドレス情報に基づき、その選択された送信
メッセージを送信メッセージメモリ2から読み出し、当
該選択時点における呼制御信号が送信される際、上記読
み出したメッセージを、この呼制御信号のユーザ・ユー
ザ情報要素に含めて、あるいはユーザ・ユーザ信号とし
て単独に相手端末に送信する。
【0036】以上の如く、本発明装置100において
は、発信または着信に際し、例えば、相手装置と通話に
至らなかった場合に、必要な操作に基づく上記メッセー
ジ表示及び選択手順を経て、所望のメッセージを相手端
末に送信できる。
【0037】この種のメッセージ送信が可能な呼状態の
分類としては、上記の表1に示す如く、発信に際して
は、(a)発信開始、(b)相手呼出し中、(c)相手
話中等の各状態が、また着信に際しては、(d)着信拒
否、(e)着信呼出中、(f)通話中着信等の各状態が
考えられる。このうち、(a),(b),(c)の各状
態で上述したメッセージ送信要求が発せられた時、その
時の選択送信メッセージは、それぞれ「呼設定メッセー
ジ」,「切断メッセージ」,「切断メッセージ」の「ユ
ーザ・ユーザ情報」として送信される。また、(e)の
状態での着信に際しては、例えば、予め選択されていた
送信メッセージが、「切断メッセージ」の「ユーザ・ユ
ーザ情報」として送信される。これにより、例えば、発
信時の相手呼出し中に、着信先に対して「もどられらた
ら電話下さい」等の伝言ができ、また着信時の着信呼出
し中に、発信元に対して「外出しています」等の伝言が
可能となる。
【0038】また、本発明では、(c),(f)の各状
態において選択された送信メッセージは上述した呼制御
メッセージの「ユーザ・ユーザ情報」としてではなく、
ユーザ・ユーザ信号として独立に送信される。これによ
り、発信元から通話中の着信先に対し、あるいは通話中
の着信先から発信元に対して、例えば、「いますぐ話を
したいのですが」や、「すぐ終わるので待って下さい」
等の伝言ができる。
【0039】更に、本発明では、(d)の状態における
メッセージ送信に関しては、着信時点で所望のメッセー
ジを選ぶのではなく、予め、所望の送信メッセージを選
んで登録しておく。そして、その後に着信があった時、
その登録されている送信メッセージを「解放完了メッセ
ージ」の「ユーザ・ユーザ情報」として直ちに送信し、
かつこの時の着信鳴動は禁止すべく制御するものであ
る。これにより、最初から着信拒否を行うことを前提に
待機し、着信と同時に「会議中です」等の伝言を、発信
元を待たせること無く即座に通知することができる。
【0040】次に、その中の、代表的な呼状態における
メッセージ送信動作について説明する。図4は、電話を
かけたら相手が留守で応答が無かったような場合に、相
手に対しメッセージを送信する場合の動作シーケンスを
示したものである。
【0041】図4において、発信端末で相手ダイヤル操
作が終了すると、信号チャネルを介して、「呼設定」信
号が網に送信され、網から着信端末に対し、着信を通知
する「呼設定」信号が通知され、着信端末からの「呼設
定受付」,「呼出」信号が網に転送されて、ベル鳴動が
行われる。この時、着信側が留守などにより応答しなけ
れば、一定時間経過後、切断(オンフック)の前に、
「送信読出し」キーを投入する。この時、発信側の呼状
態は、「発信時;相手呼出し中」の状態にあり、上記の
表1に示した分類の対応する送信メッセージがLCDに
表示される。
【0042】そこで、例えば、「戻られたら電話下さ
い」を選択し、「実行」キーを投入して、オンフックす
ると、発信端末からの切断メッセージのユーザ・ユーザ
情報要素に選択された送信メッセージが含まれて網を介
して着信端末に通知される。着信側では、受信した各種
呼制御信号にユーザ・ユーザ情報が含まれていた場合に
は、これを受信メッセージメモリ3に格納し、同時にL
CDに受信メッセージとして表示する。複数のメッセー
ジを受信した場合には、同様にメッセージを受信メッセ
ージメモリ3に記憶して、その後に、利用者の要求に従
い、例えば「受信読出し」キーが投入された時、受信メ
ッセージメモリ3の内容をLCDに表示し、スクロール
キーにより、受信メッセージを順次上下させながらその
内容の確認ができる。
【0043】次に、図5は、受信側が留守等の時に、そ
の着信に対し予め選択しておいたメッセージを自動的に
送信し、発信者を待たせずしかもベル鳴動も行わずにメ
ッセージ送信するいわゆる着信拒否の場合の動作シーケ
ンスを示したものである。このシーケンスにおいて、着
信側で予め送信メッセージを選択する場合には、非通話
中の空状態で「送信選択」キーを投入すると、着信時の
着信拒否、又は着信呼出中に分類される送信メッセージ
が選択されてLCDに表示される。
【0044】この表示を基に、利用者は、「会議中」な
ど、これから留守にする理由を示唆する送信メッセージ
の選択を行う。送信メッセージを選択して、「実行」キ
ーを投入すると、これが着信に対する送信人からの送信
メッセージとして登録される。次に「着信拒否」キーを
投入することで、着信拒否モードが設定され、以後、本
装置は相手からの着信通知である「呼設定」を受信した
時にも、直ちに「解放完了」を送信し、着信を受付けな
い。ここで、上述の手順で予め選択された送信メッセー
ジがあれば、この送信メッセージがこの時に送出する
「解放完了」信号に含められて送信される。これによ
り、発信元では、その受信メッセージの表示によって、
着信先が「会議中」であることを認識できる。なお、特
定のメッセージが特に選択されていない場合には、「外
出しています」等の一般的な送信メッセージが自動的に
選択されて、送信される。
【0045】次に、図6は、着信側が通話中着信サービ
スが利用できるユーザの場合の動作シーケンスを示して
いる。図6において、着信側が既に第三者と通話中の状
態において、第二の着信を示す「呼設定」を受信した場
合、一般的には通話中の受話機から小さな割込み音が呼
出し音として鳴動される。これにより、着信者は、第二
の着信を知ることができ、その時、通話中の話が終りつ
つある時には、送信メッセージとして「すぐ終るので待
って下さい」を選択して、「実行」キーを投入する。こ
れにより、その選択されたメッセージは、「ユーザ・ユ
ーザ信号」として発信者に通知される。
【0046】上記各動作シーケンスにおいては、発信者
が識別できないと不都合が生じるが、これはISDN等
における基本機能である発信者番号通知サービスを利用
することで容易に対応可能である。すなわち、着信側で
はメッセージを受信した場合には、その受信メッセージ
を受信メッセージメモリ3に格納する時に着信の呼設定
で通知された発信者番号を同時に格納して、受信メッセ
ージの表示に際して一緒に表示すれば良い。勿論、送信
メッセージに固定情報として、発信側で自分の名前や、
電話番号を予め入れて送信することもできる。
【0047】このように、本発明では、複数の送信メッ
セージの中から、その時点の電話装置の呼状態に対応し
て最適なメッセージを利用者の指示により選択し、ある
いは留守等の場合には適切なメッセージを自動的に選択
して送信するようにしている。従って、従来、電話をか
けて相手が留守や話し中の場合に何度も電話をかけ直す
必要であったが、本発明によれば、この不便さを解消で
きる。また、本発明では、留守番電話装置に対する「電
話を下さい」などの伝言を録音する手間が不要であり、
通話中着信サービスにおける通話の中断もない。更に、
情報チャネルを用いて音声通話によりメッセージを伝え
る従来装置では、「後で電話します」程度の簡単な通話
のためにも一通話分の料金が必要になることに対し、本
発明では、「ユーザ・ユーザ情報」による文字情報通信
を利用するため、情報量が非常に少なく、その通信料金
も殆どかからないというメリットもある。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声等を伝達するための情報チャネルと、呼制御情報を
伝達するための信号チャネルとにより通信を実施する網
に接続された端末において、予想される端末の呼状態に
応じた種々のメッセージを予め登録しておき、その中か
ら必要に応じてその時点の呼状態に合致したメッセージ
を優先的に選択するか、若しくは予め登録しておいたメ
ッセージを着信に応じて自動的に選出し、これを通話に
干渉しない信号チャネルを用いて相手端末に送信しかつ
表示させるようにしたため、端末の各呼状態に応じた適
切な意志伝達を通話を中断することなく実現でき、しか
も、メッセージとして情報量の少ない文字情報を用いる
ことで、この種のメッセージを音声情報として伝える場
合に比べて通信コストの節約にも貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメッセージ機能付電話装置の外観
図。
【図2】本発明に係るメッセージ機能付電話装置の一実
施例を示すブロック図。
【図3】本発明に係るメッセージ機能付電話装置の基本
発着信動作シーケンス。
【図4】本発明に係るメッセージ機能付電話装置の相手
端末が留守の場合における発信動作シーケンス。
【図5】本発明に係るメッセージ機能付電話装置の着信
拒否設定に対応した着信動作シーケンス。
【図6】本発明に係るメッセージ機能付電話装置の通話
中における着信動作シーケンス。
【符号の説明】
100 メッセージ機能付話装置 1 主制御部 11 CPU 12 制御プログラムメモリ 13 時計回路 2 送信メッセージメモリ 3 受信メッセージメモリ 4 表示制御部 5 キー制御部 6 ISDNインタフェース 7 音声部 101 ハンドセット 102 テンキー 103 ファンクションキー 104 ソフトキー 105 カーソルキー 106 実行キー 107 LCD(液晶表示器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 貴美代 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 柳町工場内 (72)発明者 結城 浜美 神奈川県川崎市幸区柳町70 株式会社東芝 柳町工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末と端末間で音声等を伝達するための
    情報チャネルと、端末と網間で発着信を制御するための
    呼制御情報を伝達するための信号チャネルとを有し、前
    記信号チャネルにより端末と端末間で文字等のメッセー
    ジの伝送が可能な通信網に接続される通信端末装置であ
    って、 情報を表示する表示手段と、 装置の呼状態と対応付けられた複数の送信メッセージを
    記憶させた送信メッセージ記憶手段と、 利用者の読み出し要求に基づいて、その時点の装置の呼
    状態に対応する送信メッセージを前記送信メッセージ記
    憶手段から優先的に読み出して前記表示手段に表示する
    送信メッセージ表示制御手段と、 表示された送信メッセージを選択する送信メッセージ選
    択手段と、 選択された送信メッセージを前記信号チャネルにより送
    信するメッセージ送信手段と、 信号チャネルによる受信メッセージを記憶する受信メッ
    セージ記憶手段と、 信号チャネルによる受信メッセージを、受信時若しくは
    随時表示要求に基づき前記表示手段に表示する受信メッ
    セージ表示制御手段とを具備することを特徴とするメッ
    セージ機能付電話装置。
  2. 【請求項2】 メッセージ送信手段は、選択された送信
    メッセージを、当該送信時の呼制御情報の付加情報に含
    めて送信するか若しくは当該送信時の呼制御情報とは無
    関係に前記送信メッセージ単独での送信を行うことを特
    徴とする請求項1記載のメッセージ機能付電話装置。
  3. 【請求項3】 送信メッセージを含める呼制御情報とし
    ては、発信時における呼設定メッセージ及び切断メッセ
    ージまたは着信時における解放完了メッセージ及び切断
    メッセージのうちのいずれかを用いることを特徴とする
    請求項2記載のメッセージ機能付電話装置。
  4. 【請求項4】 着信時の解放完了メッセージに送信メッ
    セージを付加して送信する場合、予めその送信メッセー
    ジを送信メッセージ選択手段により選択して登録してお
    き、着信に際して当該送信メッセージを前記解放完了メ
    ッセージに付加して送信するとともに、この時の着信鳴
    動は禁止する着信拒否モードが選択できることを特徴と
    する請求項3記載のメッセージ機能付電話装置。
JP31879992A 1992-11-27 1992-11-27 メッセージ機能付電話装置 Pending JPH06164761A (ja)

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