JPH0540298U - ハンドリング装置のクランプ力調整機構 - Google Patents

ハンドリング装置のクランプ力調整機構

Info

Publication number
JPH0540298U
JPH0540298U JP9676591U JP9676591U JPH0540298U JP H0540298 U JPH0540298 U JP H0540298U JP 9676591 U JP9676591 U JP 9676591U JP 9676591 U JP9676591 U JP 9676591U JP H0540298 U JPH0540298 U JP H0540298U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
handling device
hydraulic cylinder
clamping force
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9676591U
Other languages
English (en)
Inventor
俊正 勘田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP9676591U priority Critical patent/JPH0540298U/ja
Publication of JPH0540298U publication Critical patent/JPH0540298U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧シリンダによってハンドリング装置のア
ームを揺動させ、本体とアームとの間にワークを挟持す
るクランプ機構において、ワークの圧縮強度に応じてク
ランプ油圧を容易に調整できるクランプ力調整機構を提
供する。 【構成】 ハンドリング装置のアームを揺動させる油圧
シリンダ6と、この油圧シリンダ6を駆動する方向切換
弁3とを結ぶ2本の油圧回路7,8に連通回路11を設
け、この連通回路11上にリリーフ弁12を設ける。リ
リーフ弁12のセット圧は遠隔操作によって調整可能で
あり、油圧式作業車の運転席から容易に調整することが
できる。従って、本調整機構を用いると、ワークの圧縮
強度に適応したクランプ力でワークを挟持することがで
き、過大なクランプ力によるワークの圧壊や、クランプ
力不足によるワークの落下を完全に防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧駆動のハンドリング装置に用いられるクランプ力調整機構に関 する。
【0002】
【従来の技術】
油圧力によって駆動されるハンドリング装置は、従来から油圧式作業車の作業 機アタッチメントとして開発され、実用化されている。図4はその一例を示した ものであるが、本体13の上端に軸着されたアーム14が油圧シリンダ6によっ て揺動し、アーム14の先端に軸着された押え金具15と本体13との間にワー クを挟持する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ハンドリング装置には、対象とするワークを重力や振動等による外力に抗して 挟持し続けるクランプ力が要求されるが、クランプ力がワークの圧縮強度を超え る程大きいと、ワークを圧壊してしまう。従って、対象ワークの圧縮強度が一定 の範囲に限定できる場合は、油圧ポンプから油圧シリンダ用方向切換弁に至る油 圧回路に設けたリリーフ弁のリリーフ圧を調整することによって、油圧シリンダ に作用する油圧を調整し、ワークの圧壊を防止することができる。しかし対象ワ ークの圧縮強度のばらつきが大きい場合、そのつど前記リリーフ弁を調整するこ とは極めて煩雑であり、実行不可能である。そこで応急策として、ワーク接触面 にゴム等の摩擦係数の高い材料を当てて、ワークの滑り落下と圧壊とを防止して いる。
【0004】 本考案は上記従来の問題点に着目し、圧縮強度の異なる各種ワークを、それぞ れのワークに適したクランプ力で挟持することができるような、ハンドリング装 置のクランプ力調整機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係るハンドリング装置のクランプ力調整機 構は、ハンドリング装置本体と、前記本体に軸着したアームとに連結した油圧シ リンダの伸縮によってアームを揺動させ、本体とアームとの間にワークを挟持す るハンドリング装置において、 前記油圧シリンダを駆動する方向切換弁と油圧シリンダのボトム側およびヘッ ド側とを結ぶ油圧回路を連通する回路を設け、この連通回路上にリリーフ弁を設 けるとともに、前記リリーフ弁のリリーフ圧を遠隔操作によって調整可能とする 手段を設けた。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、ハンドリング装置のアームを揺動させる油圧シリンダと、 この油圧シリンダを駆動する方向切換弁とを結ぶ2本の油圧回路に連通回路を設 け、この連通回路上にリリーフ弁を設け、リリーフ圧を遠隔操作によって調整可 能としたので、対象ワークの圧縮強度に応じてクランプ圧を随時、容易に調整す ることができる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案に係るハンドリング装置のクランプ力調整機構の実施例につい て、図面を参照して説明する。 図1は油圧式作業車に搭載されたハンドリング装置のクランプ用油圧シリンダ を駆動する油圧回路図である。エンジン1を動力源とする油圧ポンプ2と方向切 換弁3との間に圧力回路4と戻り回路5とが設けられ、方向切換弁3とクランプ 用油圧シリンダ6との間に回路7,8が設けられている。前記圧力回路4と戻り 回路5とを結ぶ回路9上にメインリリーフ弁10が設けられ、回路7,8を連通 する回路11上に電磁式比例リリーフ弁12が設けられている。この電磁式比例 リリーフ弁12は、油圧式作業車の運転席近傍に配設されたボリューム調整つま みを回すことによって、ソレノイドの励磁によるプッシュロッドのストロークが 変化し、プッシュロッドに当接する電磁式比例リリーフ弁12のばねの圧縮量を 変えるので、リリーフ圧を調整することができる。
【0008】 たとえば図2に示すように、長尺のH形鋼をハンドリング装置で挟持する場合 は、励磁電流が大きくなるようにボリューム調整つまみを調整し、電磁式比例リ リーフ弁12のばねを十分に圧縮して油圧シリンダ6のリリーフ圧を上げる。し かしコンクリート柱のように、圧縮強度が鉄鋼に比べて低いワークをハンドリン グする場合は、励磁電流が小さくなるようにボリューム調整つまみを調整し、電 磁式比例リリーフ弁12のばねの圧縮量を小さくして油圧シリンダ6のリリーフ 圧を下げる。このような調整操作は、油圧式作業車の運転者がワークを確認した 後、直ちに、かつ容易に行うことができ、圧縮強度の異なるワークを交互にハン ドリングする場合であっても、作業能率を低下させずにそれぞれのワークに適し たクランプ圧で、ワークを挟持することができる。また、電磁式比例リリーフ弁 12に代えて、回路11にリリーフ弁を設け、運転席近傍に前記リリーフ弁の圧 力設定部と同一構造のリモートコントロール弁を設け、リリーフ弁とリモートコ ントロール弁とを回路で接続してもよく、あるいは回路11に手動式比例リリー フ弁を設け、油圧式作業車の運転席近傍に配設された調整レバーの操作によって リンク機構を介して手動式比例リリーフ弁のばねの圧縮量を調整してもよい。
【0009】 ハンドリング装置は、本体13と、油圧シリンダ6の伸縮によって揺動するア ーム14の先端に軸着された押え金具15とによってワークを挟持するが、図2 に示すように、本体13は先端部13aがボルト16によって締結されていて、 着脱可能となっている。H形鋼のように挟持される面が平面のワークである場合 は、先端部13aと、アーム14の先端に軸着された押え金具15の挟持面はと もに平面となっている。
【0010】 図3はハンドリング装置の第2実施例を示し、本体13に締結された先端部1 3bと、アーム14の先端に軸着された押え金具15aの挟持面はともにV字形 である。コンクリート柱のように断面が円形のワークに対しては、平面よりもV 字形の方が確実に挟持することができる。なお、押え金具15aはピン17を取 り外すことにより、容易に交換が可能である。
【0011】 このように、クランプ圧の調整により対象ワークの圧縮強度に見合ったクラン プ力を用いるとともに、対象ワークの形状に見合ったワーク挟持面を用いること によって、ハンドリング作業におけるワークの圧壊やハンドリング装置からの落 下を確実に防止することができる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ハンドリング装置のアームを揺動させる 油圧シリンダと、この油圧シリンダを駆動する方向切換弁との間にリリーフ弁を 設け、このリリーフ弁の作動圧をハンドリング対象ワークの圧縮強度に応じて、 油圧式作業車の運転席近傍で調整可能としたので、圧縮強度の異なる複数種類の ワークを取り扱う場合においても、そのつど極めて容易にクランプ圧を調整する ことができ、クランプ圧の過不足によるワークの圧壊や落下を未然に防止するこ とができる。更に、ハンドリング装置のワーク挟持面形状をワークの形状に合わ せて交換可能としたので、より確実にワークを挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧式作業車に搭載されたハンドリング装置の
油圧シリンダ駆動用油圧回路図である。
【図2】ハンドリング装置の第1実施例を示す側面図で
ある。
【図3】ハンドリング装置の第2実施例を示す側面図で
ある。
【図4】従来の技術によるハンドリング装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
3 方向切換弁 6 油圧シリンダ 7,8,9,11 回路 12 電磁式比例リリーフ弁 13 本体 14 アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドリング装置本体と、前記本体に軸
    着したアームとに連結した油圧シリンダの伸縮によって
    アームを揺動させ、本体とアームとの間にワークを挟持
    するハンドリング装置において、 前記油圧シリンダを駆動する方向切換弁と油圧シリンダ
    のボトム側およびヘッド側とを結ぶ油圧回路を連通する
    回路を設け、この連通回路上にリリーフ弁を設けるとと
    もに、前記リリーフ弁のリリーフ圧を遠隔操作によって
    調整可能とする手段を設けたことを特徴とするハンドリ
    ング装置のクランプ力調整機構。
JP9676591U 1991-10-30 1991-10-30 ハンドリング装置のクランプ力調整機構 Pending JPH0540298U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9676591U JPH0540298U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 ハンドリング装置のクランプ力調整機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9676591U JPH0540298U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 ハンドリング装置のクランプ力調整機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0540298U true JPH0540298U (ja) 1993-05-28

Family

ID=14173734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9676591U Pending JPH0540298U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 ハンドリング装置のクランプ力調整機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0540298U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0682099U (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 東洋運搬機株式会社 荷役作業用アタッチメント装置
CN112591666A (zh) * 2020-12-14 2021-04-02 西安创力源工业科技有限公司 一种旋转抱夹机构及旋转抱夹小车

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05508603A (ja) * 1990-07-11 1993-12-02 コラリ,ペッカ 把持部材に作用する油圧を設定するための方法及びシステム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05508603A (ja) * 1990-07-11 1993-12-02 コラリ,ペッカ 把持部材に作用する油圧を設定するための方法及びシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0682099U (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 東洋運搬機株式会社 荷役作業用アタッチメント装置
CN112591666A (zh) * 2020-12-14 2021-04-02 西安创力源工业科技有限公司 一种旋转抱夹机构及旋转抱夹小车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8074340B2 (en) Increased and variable force and multi-speed clamps
US6095498A (en) Device for pulling objects
CA2074629A1 (en) Device for automatically clamping on the pole of a shaft trolley, a grasped element to which a shaft is suspended
US5676357A (en) Clamp including resilient internal link
JPH0540298U (ja) ハンドリング装置のクランプ力調整機構
RU99100054A (ru) Способ и устройство для соединения посредством взаимной высадки деталей из листового металла
CA1042472A (en) Spring box assembly for use in clamping mechanisms of the over-center type
GB2024098A (en) Log splitter
CN100467308C (zh) 将负荷承载器夹紧在车辆挂钩上的装置
US4486937A (en) Tool for removing automobile parking brake cable
US4293012A (en) Log splitter with overload protection
US6336264B1 (en) Method and apparatus for loosening and removing connection bolts
GB2141053A (en) Toggle lever clamping device
JPS6012348A (ja) 調節可能な車両用座席の棒締付け装置
JP2554937Y2 (ja) クランプ装置の揺動機構
CN216502158U (zh) 一种铸造工件用翻转装置
US3902244A (en) Lever action nut cracker
JPH0619638Y2 (ja) 鋼管杭の内面支持装置
DE19837305A1 (de) Spannvorrichtung
JPH0717438U (ja) ボルト取付装置
AU735484B2 (en) Improvements in crimping/cutting tools
JP3670411B2 (ja) 絞り吊り用ハッカー
JPH0715741Y2 (ja) リンク式電磁石付位置決め装置
JPH08303197A (ja) 簡易トンネル支保鋼組立用把持装置
JP2000308919A (ja) 金属ストラップの屈曲切断装置