JPH0535661Y2 - - Google Patents

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JPH0535661Y2
JPH0535661Y2 JP1983016109U JP1610983U JPH0535661Y2 JP H0535661 Y2 JPH0535661 Y2 JP H0535661Y2 JP 1983016109 U JP1983016109 U JP 1983016109U JP 1610983 U JP1610983 U JP 1610983U JP H0535661 Y2 JPH0535661 Y2 JP H0535661Y2
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code
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framing
bits
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、文字放送用などのデータパケツトを
受信し、そのデータパケツトを参照フレーミング
コードと比較して8ビツト構成のフレーミングコ
ードを検出するフレーミングコード検出回路に関
し、特に、8ビツト構成のフレーミングコードの
検出に2ビツトまでの誤りを許してその検出を安
定化するとともに、他の信号を誤つてフレーミン
グコードとして検出する確率を最小限度に抑え得
るようにしたものである。
従来技術 一般に、テレビジヨン放送電波を利用して文字
情報のデイジタルデータを放送する文字放送にお
いては、そのデイジタルデータを単位区間毎に分
割し、各区間のデイジタルデータをデータパケツ
トの形態にして送出する。そのデータパケツト
は、通例、第1図に示すように構成して、テレビ
ジヨン映像信号の垂直帰線消去期間中の特定の水
平走査期間に時分割多重する。すなわち、特定の
水平走査期間毎に多重伝送する文字情報データか
らなるデータ部DDに先行する制御用ヘツダ部
HDには、16ビツトの“1,0”からなるクロツ
クランインCR,8ビツトのフレーミングコード
FCおよび各種の制御符号、すなわち、サービス
識別/割込み符号SI/IN,データ識別符号DI1
およびDI2が含まれている。かかる構成のデー
タパケツトDPを受信して復号する文字放送受信
機においては、クロツクランインCRによつて適
正なクロツク位相となるように制御した復号用サ
ンプルクロツクを再生するとともに、フレーミン
グコードFCを検出してそのフレーミングコード
FCが表わすバケツト同期を再生し、ついで、再
生したバケツト同期に従つてデータパケツトDP
の復号を行ない、文字情報の画面を再生表示す
る。
したがつて、データパケツト中のフレーミング
コードの検出は、良質の文字放送受信を行なうう
えで極めて重要であり、フレーミングコードの検
出に誤りが生ずると、文字情報を文字パターンの
形態にて伝送している場合には再生表示した文字
パターンにライン抜けが生じ、また、文字情報を
文字コードの形態にて伝送している場合には、再
生表示の制御コードの復号にも誤りが生ずるの
で、文字情報の表示自体に乱れが生ずるという重
大な障害が現われることになる。
しかして、文字放送受信機において受信したデ
ータパケツトからフレーミングコードを検出する
にあたつては、既知のビツトパターンを有する参
照信号としてのフレーミングコードと受信したデ
ータパケツトの順次のビツト列とをその到来の順
に従つて順次に比較し、順次のサンプルクロツク
毎に、そのときに入来しているデータパケツト中
の8ビツト列と8ビツト構成の参照フレーミング
コードとを対照して比較し、刻々の一致ビツト数
を検出する。その検出した一致ビツト数が所定の
閾値を超えたときには、そのとき対照比較した8
ビツト列を受信データパケツト中のフレーミング
コードとして取出すようにする。かかる態様のフ
レーミングコード検出動作における順次のサンプ
ルクロツク毎の一致ビツト数の変化の態様を第2
図に示す。
すなわち、第2図には、データパケツトDPの
先頭に配置した16ビツトの“1,0”からなるク
ロツクランインCRの最先の8ビツトが参照フレ
ーミングコードと対照し得る状態に入来したとき
からデータパケツトDP中のフレーミングコード
FCが参照フレーミングコードと対照し得る状態
に入来したときまでの順次のサンプルクロツク1
〜17における対照比較の状態と一致ビツト数と
を示してある。図から明らかなように、参照フレ
ーミングコードに対して、クロツクランインCR
のみもしくは少なくとも一部にクロツクランイン
CRが含まれた8ビツトのコードを対照して比較
する状態にあるサンプルクロツク1〜16におけ
る一致ビツト数は最大で5であり、また、データ
パケツトDP中のフレーミングコードFCを対照比
較する状態にあるサンプルクロツク17における
一致ビツト数は勿論8である。
一方、データパケツト等のデイジタル信号の伝
送には、伝送による波形ひずみやノイズの混入に
よるビツト誤りが不可避であり、上述のようにし
て参照フレーミングコードと対照比較すべきデー
タパケツト中の順次の8ビツトにも1〜2ビツト
のビツト誤りが生じた場合における一致ビツト数
を考慮に入れる必要がある。しかして、従来のフ
レーミングコード検出回路においては、データパ
ケツトDP中のフレーミングコードFCに生ずるビ
ツト誤りに対して酷しく、1ビツトの誤りしか認
めておらず、フレーミングコードFCの正常検出
時における一致ビツト数8に対して、フレーミン
グコード検出に対する一致ビツト数の閾値を7と
していた。すなわち、データパケツトDP中のフ
レーミングコードFCにビツト誤り率εにて1ビ
ツトのビツト誤りが生じサンプルクロツク17に
て一致ビツト数が7であつてもフレーミングコー
ドを検出したものとしていた。かかる場合にサン
プルクロツク1〜16において生じたビツト誤り
により誤つてフレーミングコードを検出したとす
るフレーミングコードの誤り検出率はつぎのよう
になる。
すなわち、正常なフレーミングコード検出前の
サンプルクロツク1〜16においては、一致ビツ
ト数が最大の5となる例えばサンプルクロツク2
において、2ビツトの不一致ビツトにビツト誤り
が生じ、一致ビツト数が7となつたがために、誤
ってフレーミングコードを検出したとするフレー
ミングコード誤り検出率はε2のオーダとなる。し
たがつて、従来のフレーミングコード検出回路に
おいては、データパケツト中のフレーミングコー
ドFCに2ビツトのビツト誤りが生ずれば、その
フレーミングコードFCを見落すことになり、再
生文字パターンにライン抜けが生じたり、文字符
号列の欠落となつたり、制御信号が誤検出されて
文字情報の再生表示の制御が乱れたりする障害が
発生し易かつた反面、クロツクランイン等の入来
時に2ビツトの誤りが生じ、誤つてフレーミング
コードを検出したとする誤検出の確率がフレーミ
ングコード見落しの確率より格段に低く、両者の
誤り確率がバランスを欠く、という欠点があつ
た。
考案の要点 本考案の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、データパケツト中のフレーミングコードに生
ずるビツト誤りに対する許容限度を緩和して2ビ
ツトまでのビツト誤りを認め、フレーミングコー
ド検出に対する一致ビツト数の閾値を6として、
正規のフレーミングコードのビツト誤りに起因し
た見落しによる文字放送受信時等に生ずる上述し
たような障害の発生を防止するとともに、フレー
ミングコード検出のための一致ビツト数の閾値の
低下に伴い、クロツクランイン等を誤つてフレー
ミングコードとして検出する誤検出の発生をも十
分に防止し得るようにしたフレーミングコード検
出回路を提供することにある。
すなわち、本考案フレーミングコード検出回路
は、データパケツトを参照フレーミングコードと
順次に比較してそのデータパケツト中の8ビツト
構成のフレーミングコードを検出するフレーミン
グコード検出回路において、前記データパケツト
中にて前記フレーミングコードに先行する“1”
と“0”との交互反復よりなる16ビツト構成のク
ロツクランインについて2ビツトまでのビツト誤
りを認めて計数した少なくとも5個のクロツクパ
ルス“1”をそれぞれに引続く“0”とともにゲ
ートして除去するゲート回路と、ゲートした前記
データパケツトを前記参照フレーミングコードと
順次に比較して2ビツトまでのビツト誤りを認め
ることにより少なくとも6ビツトが一致した8ビ
ツトのコードを検出する一致検出回路と、その一
致検出回路により前記データパケツトから最先に
検出した前記8ビツトのコードのみを前記フレー
ミングコードとして取出すイニシヤルフレーミン
グコード検出回路とを具えたことを特徴とするも
のである。
実施例 以下に図面を参照して実施例につき本考案を詳
細に説明する。
しかして、文字放送受信時等に生ずるフレーミ
ングコードの誤検出に基づく障害の発生を防止す
る上述した目的を達成するには、フレーミングコ
ードに生ずるビツト誤りの許容限度を緩和して参
照フレーミングコードとの一致ビツト数の閾値を
6にするとともに、かかる措置に伴い、データパ
ケツトDP中にてフレーミングコードFCに先行す
るクロツクランインCR等における不一致ビツト
に生ずるビツト誤りにより、クロツクランイン
CR等を誤つてフレーミングコードとして検出す
るフレーミングコードの誤検出の増加を効果的に
抑制するように考慮すれば足りることになる。
ここで、フレーミングコードの検出に際して、
参照フレーミングコードとの一致ビツト数の閾値
を7とした従来のフレーミングコード検出回路に
おけるフレーミングコード誤検出率について検討
するに、8ビツト構成のフレーミングコードFC
の検出に際し、データパケツトDPを順次に1ビ
ツトずつずらして8ビツトずつ参照フレーミング
コードと対照比較する場合に、正規のフレーミン
グコード検出の直前におけるサンプルクロツク1
〜16にて一致ビツト数が最大の5となる、例え
ばサンプルクロツク2においては、残余の3ビツ
トの不一致ビツトのうちの2ビツトにビツト誤り
が生ずれば、そのときの8ビツトのコードをフレ
ーミングコードとして検出することになる。しか
して、例えば、3不一致ビツトa,b,cのうち
の2ビツトにビツト誤りが生ずる場合における誤
りビツトの組合わせはa,b;b,c;c,aの
3通りあり、かかる場合の数は3であるから、か
かる場合におけるフレーミングコード誤検出率
は、前述したところに基づき、 3×ε2×(1−ε)5×1≒3ε3 となる。
上述と同様にして、正常なフレーミングコード
検出前に一致ビツト数が4となる例えばサンプル
クロツク11においては、残余の4ビツトの不一
致ビツトのうち3ビツトにビツト誤りが生ずれ
ば、そのときの8ビツトのコードをフレーミング
コードとして検出することになるが、かかる場合
の数は、4ビツト中における3ビツトの組合わせ
により、4であるから、かかる場合におけるフレ
ーミングコード誤検出率は、 4×ε3×(1−ε)4×1≒4ε3 となる。さらに、同様にして、正常なフレーミン
グコード検出前に一致ビツト数が3となる例えば
サンプルクロツク1においては、残余の5ビツト
の不一致のうち4ビツトにビツト誤りが生ずれ
ば、そのときの8ビツトのコードをフレーミング
コードとして検出することになるが、かかる場合
の数は、5ビツト中における4ビツトの組合わせ
により、5であるから、かかる場合におけるフレ
ーミングコード誤検出率は、 5×ε4×(1−ε)3×1≒5ε4 となる。
一方、正常なフレーミングコード検出時である
サンプルクロツク17において受信したデータパ
ケツトDP中のフレーミングコードFCに1ビツト
を超えてビツト誤りが生ずるとフレーミングコー
ドFCの検出が不可能となり、見落すことになる
ので、かかる場合におけるフレーミングコード誤
検出率は、8ビツト誤りなしの確率と8ビツト中
1ビツト誤りの確率とを差引いて、 1−(1−ε)8−8ε(1−ε)7≒28ε2 となる。しかして、第2図から判るように、受信
データパケツトの入来の当初から正規のフレーミ
ングコード検出の直前までのサンプルクロツク1
〜16においては、一致ビツト数5が5回、一致
ビツト数4が4回、一致ビツト数3が7回、それ
ぞれ生ずるのであるから、かかるフレーミングコ
ード判別期間1〜16における総合のフレーミン
グコード誤検出率は、ビツト誤り率εが1より極
めて小さいことを考慮すると、上述した各場合の
誤検出率の総和として、 5×3ε2+4×4ε3+7×ε4≒15ε2 となり、正規のフレーミングコード検出までのサ
ンプルクロツク1〜17における総合のフレーミ
ングコード誤検出率は、 15ε2+28ε2=43ε2 となる。
したがつて、8ビツト構成のフレーミングコー
ドに対して1ビツトのビツト誤りのみを認め、検
出時における参照フレーミングコードとの一致ビ
ツト数の閾値を7とした従来のフレーミングコー
ド検出回路においては、その総合のフレーミング
コード誤検出率が43ε2となり、従来、コード信号
の検出誤りを軽減するために誤り検出・訂正用ビ
ツトを付加した、例えば、いわゆる(8,4)拡
大ハミングコードH(8,4)を用いて、4ビツ
トの情報ビツトに4ビツトの誤り検出・訂正用ビ
ツトを付加した1ブロツク8ビツトのコード信号
におけるブロツク誤り率28ε2の約2倍の誤検出率
となり、正規のフレーミングコードを見落す場合
のフレーミングコード誤検出率が28ε2にもなるが
故に、文字パターンまたは文字符号をデイジタル
伝送する方式の文字放送においては、フレーミン
グコードの誤検出に起因して、受信再生画面に生
ずる文字パターンのライン抜け等のライン誤り
が、文字パターンの単なるビツト誤りに比して著
しく目立つ傾向にあつた。また、文字情報を再生
表示する際における表示色、表示形態、あるい
は、文字放送の番組名、サービス形態等の識別情
報や制御情報をコード化して伝送する方式の文字
放送においては、文字情報の表示自体が乱れると
いう重大な障害を生じていたこと、前述したとお
りである。
これに対し、本考案フレーミングコード検出回
路においては、データパケツトDP中のフレーミ
ングコードFCの検出時における参照フレーミン
グコードとの一致ビツト数の閾値を6に低減し
て、正規のフレーミングコードの検出に対して2
ビツトまでのビツト誤りを認めることにより、そ
の検出条件を緩和して正規のフレーミングコード
の検出漏れを防ぐとともに、データパケツトDP
中にてフレーミングコードFCに先行するクロツ
クランインCRの部分を参照フレーミングコード
との対照比較の対象から外すことにより、一致ビ
ツト数の閾値の低減に伴い、フレーミングコード
として誤検出することを防ぎ、かかる信号処理に
より当然に、参照フレーミングコードと対照比較
して最先に閾値6を超えた一致ビツト数が得られ
る正規のフレーミングコードFCのみをデータパ
ケツトDP中から得るようにしている。
上述のような検出機能を有する本考案フレーミ
ングコード検出回路の構成例を第3図に示し、そ
の各部信号波形a〜gを第4図に示す。図示の構
成例においては、フレーミングコードゲートパル
ス発生回路1により、文字情報データパケツト
DPを多重伝送するテレビジヨン映像信号の水平
走査期間の始端に付加して送出する多重走査線パ
ルスbを検出してデータパケツトDPの信号波形
aにおけるクロツクランインCR中のクロツクパ
ルス“1”の計数を開始するとともにゲートパル
スcを生起させ、クロツクランインCRにおける
8個中7個目のクロツクパルス“1”の計数を終
了した時点においてそのゲートパルスcを終息さ
せる。そのゲートパルスcをフレーミングコード
ゲート回路2に供給して入力データパケツトa中
の多重走査線期間におけるクロツクランインCR
の大部分を含む先頭部分のデイジタル信号をゲー
トオフし、信号波形aにてフレーミングコード
FCをほぼ先頭とする残余のゲート出力信号dを
8ビツト構成のシフトレジスタ3に順次に供給
し、文字放送受信機等において受信データパケツ
ト等より別途再生したサンプルクロツクeを印加
して、そのゲート出力信号dを順次にシフトさせ
る。その結果、入力データパケツト信号波形a中
のフレーミングコードFCを構成する8ビツトの
コードがシフトレジスタ3に収容された時点にお
いて、その8ビツトのコードd′を並列に読出して
フレーミングコードFC一致検出回路4に供給し、
文字放送受信機等に予め記憶させてある参照フレ
ーミングコードとの対照比較を行なつて相互間の
一致ビツト数を検出する。このFC一致検出回路
4においては、8ビツト構成のフレーミングコー
ドFCに対して2ビツト誤りまでの検出を可能に
してあり、したがつて、入力8ビツトコードと参
照フレーミングコードとの一致ビツト数が前述し
た閾値6に達する度毎にFC一致検出出力パルス
fを発生させる。すなわち、正常時に一致ビツト
数8が得られるフレーミングコードFCを参照フ
レーミングコードと対照比較したときに最先の
FC一致検出出力パルスfが発生するのは勿論の
こと、フレーミングコードFCに引続くデータ部
DDにおける情報データコード中の8ビツトにつ
いても参照フレーミングコードとの一致ビツト数
が閾値6に達したときには同様にFC一致検出出
力パルスfが発生する。かかる順次のFC一致検
出出力パルスfをイニシヤルFC検出回路5に供
給して、別途供給した多重走査線パルスbの入来
後最先に入来したFC一致検出出力パルスfのみ
をイニシヤルFC検出出力パルスgとして取出し、
本考案フレーミングコード検出回路により検出し
たフレーム同期信号として、データパケツト中の
データコードの復号に使用する。
以上のような本考案フレーミングコード検出回
路の動作により、データパケツトDP中の正規の
フレーミングコードFCを、2ビツトまでのビツ
ト誤りを認めて、ほぼ漏れなく検出し得るととも
に、その前後のデイジタル信号から誤つて類似の
フレーミングコードを検出するおそれを全くなく
すことができる。
上述のような検出動作を行なう本考案フレーミ
ングコード検出回路におけるフレーミングコード
誤検出率については、データパケツトDP中にて
フレーミングコードFCに先行するクロツクラン
インCRをゲートオフする際に、ゲートタイミン
グの起点とする多重走査線パルスbのタイミング
誤差を考慮して、16ビツト構成のクロツクランイ
ンCR中7個のクロツクパルス“1”を含む13ビ
ツト目までを3ビツトを残してゲートオフするよ
うにしているので、第2図に示したサンプルクロ
ツク14,すなわち、クロツクランインCR中、
ゲートオフしなかつた最終3ビツトを先頭とする
ゲート出力信号dがFC一致検出回路4に入来す
る時点以降のサンプルクロツク14〜17におけ
るフレーミングコード誤検出率を考慮すれば足り
ることになる。
すなわち、従来のフレーミングコード検出回路
につき前述したと同様にして、本考案フレーミン
グコード検出回路において正規のフレーミングコ
ード検出前に一致ビツト数が最大の5の場合に、
残余の3ビツトの不一致ビツトのうち1ビツトに
ビツト誤りが生じて一致ビツト数が閾値6に達
し、そのときの8ビツトのコードをフレーミング
コードとして検出する誤検出率は3εとなり、一致
ビツト数が4の場合に残余の4不一致ビツトに2
ビツトのビツト誤りが生じて一致ビツト数が閾値
6に達するフレーミングコード誤検出率は6ε2
なり、一致ビツト数が3の場合に残余の5ビツト
に3ビツトのビツト誤りが生じて一致ビツト数が
閾値6に達するフレーミングコード誤検出率は
10ε3となる。また、正常なフレーミングコード検
出時にデータパケツトDP中のフレーミングコー
ドFCに2ビツトを超えてビツト誤りが生ずると
フレーミングコードFCの検出が不可能となり、
見落すことになるので、かかる場合におけるフレ
ーミングコード誤検出率は、8ビツト誤りなしの
確率と8ビツト中1ビツト誤りおよび2ビツト誤
りの各確率とを差引いて、 1−(1−ε)2−8ε(1−ε)7−28ε2(1−ε)
6
≒56ε3 と、著しく低減することができる。
一方、上述した正規のフレーミングコード検出
の直前のサンプルクロツク14〜16において
は、一致ビツト数が5の場合は0回であり、一致
ビツト数が4の場合は1回であり、一致ビツト数
が3の場合は2回であるから、本考案フレーミン
グコード検出回路においては、サンプルクロツク
14〜16における総合のフレーミングコード誤
検出率は、 1×6ε2+2×10ε3≒6ε2 となり、その結果、正規のフレーミングコード検
出までを含めたサンプルクロツク14〜17にお
ける総合のフレーミングコード誤検出率も、 6ε2+56ε3≒6ε2 となる。したがつて、本考案フレーミングコード
検出回路におけるフレーミングコード誤検出率
は、前述した従来回路と比較して、6ε2/43ε2
0.14倍と、著しく低減していることが判る。
なお、第3図示の構成例におけるフレーミング
コードゲートパルス発生回路1により発生させる
ゲートパルスの終息の時点は、そのゲートパルス
により、クロツクランインCR中の8ビツトにつ
いて最大一致ビツト数5が生じて、1ビツト誤り
を許せばフレーミングコードとして検出する誤検
出が生ずる場合をゲートオフすれば足りるのであ
るから、前述したように、クロツクランインCR
中の7個目のクロツクパルス“1”および引続く
“0”にて終息させる必要はなく、5個目のクロ
ツクパルス“1”の計数が終了した時点にてゲー
トパルスを終息させるようにしてゲート幅を短縮
することもできる。
また、ゲートパルス発生のタイミングについて
充分な安定性が得られる場合には、ゲートパルス
形成のための計数をクロツクランインCR中の8
個目のクロツクパルス“1”にて終息させること
ができるので、サンプルクロツク16,17のみ
について上述のような考慮をなせば足りることに
なり、かかる場合における総合のフレーミングコ
ード誤検出率は、56ε3と、極めて小さくすること
ができる。
効 果 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、文字放送等に用いるデータパケツト中のフレ
ーミングコードの誤検出率が、従来の誤検出率に
比してその約0.14倍にまで格段に低減され、文字
パターン方式による文字放送受信時に生ずるライ
ン抜けの障害の発生を大幅に抑圧することがで
き、また、文字情報の再生表示の制御コードとと
もに文字コードを送出する方式の文字放送受信時
に文字情報の再生表示に致命的な障害を生ずるデ
ータパケツトの誤検出を大幅に改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は文字放送用データパケツトの構成例を
示す信号波形図、第2図は8ビツト構成のフレー
ミングコード検出時における参照フレーミングコ
ードとデータパケツトとの一致ビツト数の変化の
態様を示す線図、第3図は本考案フレーミングコ
ード検出回路の構成例を示すブロツク線図、第4
図は同じくその構成例における各部信号波形図で
ある。 DP……データパケツト、HD……ヘツダ部、
DD……データ部、CR……クロツクランイン、
FC……フレーミングコード、SI/IN……サービ
ス識別/割込み符号、DI1,DI2……データ識
別符号、1……フレーミングコードゲートパルス
発生回路、2……フレーミングコードゲート回
路、3……8ビツト・シフトレジスタ、4……フ
レーミングコード一致検出回路、5……イニシヤ
ルフレーミングコード検出回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. データパケツトを参照フレーミングコードと順
    次に比較してそのデータパケツト中の8ビツト構
    成のフレーミングコードを検出するフレーミング
    コード検出回路において、前記データパケツト中
    にて前記フレーミングコードに先行する“1”と
    “0”との交互反復よりなる16ビツト構成のクロ
    ツクランインについて2ビツトまでのビツト誤り
    を認めて計数した少なくとも5個のクロツクパル
    ス“1”をそれぞれに引続く“0”とともにゲー
    トして除去するゲート回路と、ゲートした前記デ
    ータパケツトを前記参照フレーミングコードと順
    次に比較して2ビツトまでのビツト誤りを認める
    ことにより少なくとも6ビツトが一致した8ビツ
    トのコードを検出する一致検出回路と、その一致
    検出回路により前記データパケツトから最先に検
    出した前記8ビツトのコードのみを前記フレーミ
    ングコードとして取出すイニシヤルフレーミング
    コード検出回路とを具えたことを特徴とするフレ
    ーミングコード検出回路。
JP1983016109U 1983-02-08 1983-02-08 フレ−ミングコ−ド検出回路 Granted JPS59125177U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983016109U JPS59125177U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 フレ−ミングコ−ド検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983016109U JPS59125177U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 フレ−ミングコ−ド検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59125177U JPS59125177U (ja) 1984-08-23
JPH0535661Y2 true JPH0535661Y2 (ja) 1993-09-09

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ID=30147412

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983016109U Granted JPS59125177U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 フレ−ミングコ−ド検出回路

Country Status (1)

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JP (1) JPS59125177U (ja)

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JPS5456719A (en) * 1977-10-14 1979-05-08 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> Detection system for code signal featuring specified pattern

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JPS59125177U (ja) 1984-08-23

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